JP7043691B1 - 情報処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】環境負荷要因の排出量を容易に計算する情報処理装置を提供する。【解決手段】情報処理装置1において、排出量算出部212は、固定資産台帳記憶部231から会計年度に取得年月日の固定資産台帳データを抽出し、資本財のカテゴリーの資産区分及び資産名を種別設定情報記憶部232から特定、抽出した固定資産台帳データから特定資産区分及び資産名に対応するものを取得し、対応する排出係数を排出係数記憶部233から取得し、排出係数を固定資産台帳データの帳簿価格に乗じて固定資産の排出量を算出する。また、リース資産の資産区分及び資産名を、種別設定情報記憶部232から特定し、抽出した固定資産台帳データから特定資産区分及び資産名に対応するものを取得し、資産区分及び資産名に対応する排出係数を排出係数記憶部233から取得し、排出係数を取得した固定資産台帳データの帳簿価格に乗じてリース資産の排出量を算出する。【選択図】図2

Description

本発明は、情報処理装置に関する。
特許文献1には発電に係る二酸化炭素等の環境負荷要因の排出量を求めることが記載されている。
特開2006-004080号公報
しかしながら、事業者において保有している機材に係る環境負荷要因を計算するには手間がかかる。
本発明はこのような背景を鑑みてなされたものであり、環境負荷要因の排出量を容易に計算することのできる技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明の主たる発明は、情報処理装置であって、会計データを記憶する会計データ記憶部と、資産又は費用に係る項目ごとの環境負荷物質の排出係数を記憶する係数記憶部と、前記会計データ及び前記排出係数に基づいて、前記環境負荷物質の排出量を算出する排出量算出部と、を備えることを特徴とする。
その他本願が開示する課題やその解決方法については、発明の実施形態の欄及び図面により明らかにされる。
本発明によれば、環境負荷要因の排出量を容易に計算することができる。
情報処理装置1のハードウェア構成例を示す図である。 情報処理装置1のソフトウェア構成例を示す図である。 本実施形態の情報処理装置1の動作について説明する図である。
<発明の概要>
本発明の実施形態の内容を列記して説明する。本発明は、たとえば、以下のような構成を備える。
[項目1]
会計データを記憶する会計データ記憶部と、
資産又は費用に係る項目ごとの環境負荷物質の排出係数を記憶する係数記憶部と、
前記会計データ及び前記排出係数に基づいて、前記環境負荷物質の排出量を算出する排出量算出部と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。
[項目2]
項目1に記載の情報処理装置であって、
前記会計データは固定資産台帳データであること、
を備えることを特徴とする情報処理装置。
[項目3]
項目2に記載の情報処理装置であって、
前記排出量算出部は、前記固定資産台帳データから資本財に該当する前記資産のデータを抽出し、抽出した前記データ及び前記排出係数に基づいて前記排出量を算出すること、
を特徴とする情報処理装置。
[項目4]
項目2又は3に記載の情報処理装置であって、
前記排出量算出部は、前記固定資産台帳データからリース資産に該当する前記資産のデータを抽出し、抽出した前記データ及び前記排出係数に基づいて前記排出量を算出すること、
を特徴とする情報処理装置。
[項目5]
項目2乃至4のいずれか1項に記載の情報処理装置であって、
前記固定資産台帳データには、前記資産を特定する情報と、前記資産の価値とが対応付けて記憶されており、
前記排出量算出部は、前記資産ごとに、前記資産に対応する前記価値に前記係数を乗じて前記資産ごとの前記排出量を算出すること、
を特徴とする情報処理装置。
[項目6]
項目1乃至5のいずれか1項に記載の情報処理装置であって、
算出した前記排出量に応じて環境価値を購入する環境価値購入部を備えること、
を特徴とする情報処理装置。
以下、本発明の一実施形態に係る情報処理装置1について説明する。本実施形態の情報処理装置1は、事業者が取得した固定資産に係る二酸化炭素(CO2)の排出量を計算しようとするものである。情報処理装置1は、資産の全ての上流(cradle-to-gate)排出量を算出する。なお、二酸化炭素に限らず、メタン(CH4)、一酸化二窒素(N20)、フルオロカーボン類等の温室効果ガスや、それ以外の窒素酸化物(NOx)、硫化物(SOx)などの環境負荷物質について広く適用することができる。
<ハードウェア構成>
図1は、情報処理装置1のハードウェア構成例を示す図である。情報処理装置1は、例えばワークステーションやパーソナルコンピュータのような汎用コンピュータとしてもよいし、あるいはクラウド・コンピューティングによって論理的に実現されてもよい。なお、図示された構成は一例であり、これ以外の構成を有していてもよい。情報処理装置1は、CPU201、メモリ202、記憶装置203、通信インタフェース204、入力装置205、出力装置206を備える。記憶装置203は、各種のデータやプログラムを記憶する、例えばハードディスクドライブやソリッドステートドライブ、フラッシュメモリなどである。通信インタフェース204は、通信ネットワーク(不図示)に接続するためのインタフェースであり、例えばイーサネット(登録商標)に接続するためのアダプタ、公衆電話回線網に接続するためのモデム、無線通信を行うための無線通信機、シリアル通信のためのUSB(Universal Serial Bus)コネクタやRS232Cコネクタなどである。入力装置205は、データを入力する、例えばキーボードやマウス、タッチパネル、ボタン、マイクロフォンなどである。出力装置206は、データを出力する、例えばディスプレイやプリンタ、スピーカなどである。
<ソフトウェア構成>
図2は、情報処理装置1のソフトウェア構成例を示す図である。情報処理装置1は、会計データ取得部211、排出量算出部212、環境価値購入部213、固定資産台帳記憶部231、種別設定情報記憶部232、排出係数記憶部233を備える。
会計データ取得部211は、会計データを取得する。会計データ取得部211は、例えば、外部の会計システム(不図示)にアクセスして会計データを取得することができる。本実施形態では、会計データ取得部211は、会計データの中でも固定資産台帳に管理される固定資産に関するデータ(以下、固定資産台帳データという。)を取得するものとする。会計データ取得部211は、取得した固定資産台帳データを固定資産台帳記憶部231に登録することができる。
固定資産台帳記憶部231は、資産ごとの固定資産台帳データを記憶する。固定資産台帳データには、資産を特定する固定資産番号、資産名、資産区分、資産の取得年月日、資産の個数、耐用年数、償却方法、償却率又は償却額、及び現時点における資産の帳簿価格などを含むことができる。
種別設定情報記憶部232は、固定資産台帳データとして管理される資産のカテゴリを設定する。種別設定情報記憶部232は、資産区分及び資産名に対応付けてカテゴリを記憶する。本実施形態において、カテゴリは、温室効果ガス(GHG)プロトコルのスコープ3の基準に規定されるカテゴリであるものとする。なお、種別設定情報記憶部232は、資産区分又は資産名のみに対応付けてカテゴリを設定することもできる。また、種別設定情報記憶部232は、特定の固定資産番号に対応付けてカテゴリを設定するようにしてもよい。
排出係数記憶部233は、排出量を計算するための係数を記憶する。排出係数記憶部233は、資産区分及び資産名に対応付けて排出係数を記憶する。本実施形態では、GHGプロトコルに規定されている排出係数を記憶することを想定する。なお、排出係数記憶部233は、資産区分又は資産名のみに対応付けて排出係数を設定することもできる。また、排出係数記憶部233は、特定の固定資産番号に対応付けて排出係数を設定するようにしてもよい。
排出量算出部212は、固定資産台帳データと排出係数とに基づいて環境負荷物質の排出量を計算する。排出量算出部212は、固定資産台帳データのうち、資産名及び資産区分に対応するカテゴリごとに環境負荷物質の排出量を計算することができる。本実施形態では、排出量算出部212は、GHGプロトコルのスコープ3に規定される資本財(カテゴリー2)及びリース資産(カテゴリー8)に対応する資産について排出量を計算する。具体的には、排出量算出部212は、資本財(カテゴリー2)及びリース資産(カテゴリー8)に対応する固定資産データを抽出し、抽出した固定資産データの資産名及び資産区分に対応する排出係数と、帳簿価格とを乗じることにより、排出量を算出することができる。なお、排出量算出部212は、当該会計年度に取得された資産のみを計算対象とすることができる。
環境価値購入部213は、環境負荷物質の排出量をオフセットするための環境価値を購入する。環境価値購入部213は、外部サーバ(不図示)にアクセスして、J-クレジットなどの環境価値を購入することができる。環境価値購入部213は、排出量算出部212が算出した固定資産に係る排出量をオフセットするべく、環境価値を購入することができる。
<動作>
図3は、本実施形態の情報処理装置1の動作について説明する図である。
排出量算出部212は、固定資産台帳記憶部231から当該会計年度に取得年月日が含まれる固定資産台帳データを抽出し(S301)、資本財のカテゴリーに対応する資産区分及び資産名を種別設定情報記憶部232から特定し、抽出した固定資産台帳データのうち、特定した資産区分及び資産名に対応するものを取得し(S302)、当該資産区分及び資産名に対応する排出係数を排出係数記憶部233から取得し、取得した排出係数を、上記取得した固定資産台帳データの帳簿価格に乗じて、当該資産に係る排出量を算出することができる(S303)。
排出量算出部212は、リース資産のカテゴリーに対応する資産区分及び資産名を種別設定情報記憶部232から特定し、S301において抽出した固定資産台帳データのうち、特定した資産区分及び資産名に対応するものを取得し(S304)、当該資産区分及び資産名に対応する排出係数を排出係数記憶部233から取得し、取得した排出係数を、S304で取得した固定資産台帳データの帳簿価格に乗じて、当該資産に係る排出量を算出することができる(S305)。
排出量算出部212は、上記のようにして算出した排出量を合計するとともに(S306)、排出量を出力する(S307)。なお、カテゴリごとの排出量と、合計値との少なくともいずれかを出力することができる。
環境価値購入部213は、排出量の合計額に対応する環境価値を購入することにより(S308)、当該会計年度に取得された資本財及びリース資産について、全ての上流で排出された二酸化炭素の排出量をオフセットすることができる。
以上、本実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物も含まれる。
例えば、本実施形態では、固定資産台帳データに基づいて固定資産に関する環境負荷物質の排出量を算出するものとしたが、固定資産台帳データに限らず、広く会計データ全般を用いて環境負荷物質の排出量を算出するようにすることができる。会計データは、例えば、会計パッケージソフトウェアや会計クラウドサービスにより管理されるデータであってもよいし、表計算ソフトウェアなどにより、例えば、事業者の経理担当者が管理しているデータであってもよい。
また、本実施形態では、GHGプロトコルのスコープ3(事業者のバリューチェーン)に係る資本財(カテゴリー2)及びリース資産(カテゴリー8)に対応する固定資産台帳データに基づいて、当該固定資産に関する環境負荷物質の排出量を算出するものとしたが、これに限らず、GHGプロトコルのスコープ1及びスコープ2に関しての排出量を算出することもできる。また、スコープ3についても、カテゴリー2及び8以外のカテゴリーについも排出量を算出することができる。
==GHGプロトコル スコープ1について==
事業者が直接的に環境負荷物質を排出したことに係る排出量を、会計データに基づいて算出することができる。例えば、請求書データに化石燃料の購入に係る明細データが含まれていた場合や、領収書データや仕訳データ(交通費等)にガソリン等の化石燃料の購入に係る費目が含まれていた場合には、購入又は支払に係る化石燃料の量(例えば、事前に設定された単価で購入又は支払の金額を割って算出するようにしてもよい。)に、排出係数を乗じることにより環境負荷物質の排出量を算出することができる。当該排出係数は、事前に化石燃料の種類ごとに又は商品名ごとに設定しておくことができ、また事前設定のない商品に用いるデフォルトの排出係数を設定しておくこともできる。また、請求書データや仕訳データなどに、特定の化石燃料を販売している販売会社(予め情報処理装置1にマスタとして管理しておくことができる。)への支払が含まれている場合には、当該販売会社が販売した商品に対して排出係数を乗じることにより、環境負荷物質の排出量を算出することもできる。この場合、販売会社ごとに排出係数を事前に設定しておくことができる。
==GHGプロトコル スコープ2について==
事業者が利用した電力に関する排出量を、会計データに基づいて算出することもできる。例えば、請求書データに電気料金の費目が含まれていた場合や、領収書データや仕訳データ(光熱費等)に電力料金の支払いに係る費目が含まれていた場合には、請求書内のに記載されている電力使用量(kwh)、あるいは、電力使用量が会計データから取得できない場合には電力料金から電力使用量を推定し、電力使用量に排出係数を乗じることにより電力の使用に関する環境負荷物質の排出量を算出することができる。排出係数は、電力会社から提供されるものを利用してもよいし、独自に電力の調達元ごとに排出係数をマスタとして管理しておくようにしてもよい。また、事前に設定された特定の販売者ごとに排出係数を管理しておき、特定の販売者からの購入に係る会計データ(請求書データや仕訳データなど)が存在する場合には、当該販売者からの購入量に排出係数を乗じて排出量を算出数量にしてもよい。
==GHGプロトコル スコープ3について==
スコープ3のカテゴリーについて、以下のように排出量を算出することができる。
<カテゴリー1:購入した商品・サービス>
カテゴリー1は、事業者が購入した商品・サービスに係る排出量である。商品・サービスごとの排出係数を事前にデータベースに管理しておくことができる。請求書データなどの会計データから、カテゴリー1に関してデータベースに管理されている商品・サービスに係る取引明細データや仕訳データを取得できた場合には、当該明細又は仕訳に係る商品・サービスの購入量に、データベースに管理されている、対応する排出係数を乗じて排出量を算出することができる。
<カテゴリー2:資本材>
カテゴリー2は、本実施形態で説明したように、固定資産台帳における固定資産の昨年度との差分(増加分)に対して、資産に対応する排出係数を乗じることで排出量を算出することができる。
<カテゴリー4:輸送・配送(上流)>
カテゴリー4は、上流の輸送・配送に関する活動であり、調達に係る物流等の活動が該当する。請求書や領収書などの会計データに、支払い先が輸送・配送業者(業者ごとにカテゴリー4又はカテゴリー9のいずれに該当する物流を担当する業者であるかをマスタ管理することにより、カテゴリー9と区別することができる。)である項目が含まれている場合に、当該項目に含まれている輸送物の重さや輸送距離に排出係数を乗じることにより排出量を算出することができる。排出係数は、輸送・配送業者ごとに管理しておくことができる。
<カテゴリー5:廃棄物>
カテゴリー5は、廃棄物の処理等に関する活動である。請求書や領収書などの会計データに、支払い先が所定の廃棄物処理業者である項目が含まれている場合に、当該項目に含まれている廃棄物の量や金額などに排出係数を乗じることにより排出量を算出することができる。なお、廃棄物処理業者及びその排出係数は、マスタとしてデータベースに記録しておくことができる。データベースには、廃棄物処理業者が、カテゴリー5又は12のいずれに該当するかを管理することもできる。
<カテゴリー6:出張>
カテゴリー6は、事業者の従業員の出張である。会計データのうち出張旅費データに係る距離に対して移動手段ごとの排出係数(予め設定されているものとする。)を乗じて排出量を算出することができる。距離は、例えば、移動手段ごとに料金に基づいて計算するようにしてもよい。
<カテゴリー7:雇用者の通勤>
カテゴリ-7は、事業者の従業員の通勤である。会計データのうち通勤費データに基づいて算出することができる。通勤費データには、通勤に用いる移動手段と距離(例えば2つの駅により表されていても良い。)が含まれており、距離に対して移動手段ごとの排出係数(予め設定されているものとする。)を乗じて排出量を算出することができる。
<カテゴリー8:リース資産(上流)>
カテゴリー8は、本実施形態で説明したように、固定資産台帳におけるリース資産の昨年度との差分(増分)に対して、資産に対応する排出係数を乗じることで排出量を算出することができる。なお、貸し出し中のリース資産については、カテゴリー8については計算せず、カテゴリー13として計算するようにすることができる。
<カテゴリー9:輸送・配送(下流)>
カテゴリー9は、下流に向けた物流活動であり、例えば、出荷輸送に加えて、倉庫での保管、小売点での販売も含めることができる。請求書や領収証などの会計データに、支払い先が所定の輸送・配送業者である項目が含まれている場合に、当該項目に含まれている輸送物の重さや輸送距離に排出係数を乗じることにより排出量を算出することができる。輸送・配送業者は、マスタとして排出係数とともにデータベースに記録しておくことができる。マスタには、カテゴリー4又は9のいずれに該当する業者であるかも管理するようにすることができる。
<カテゴリー10:輸送・配送>
カテゴリー10は、販売した製品の加工である。請求書や領収書などの会計データのうち、支払い先が所定の加工委託業者である項目が含まれている場合に、当該項目に含まれている製品の数や金額に業者ごとの排出係数を乗じることにより排出量を算出することができる。
<カテゴリー11:販売した製品の使用>
カテゴリー11は、販売した製品の使用である。会計データのうち、売り上げ台帳から売り上げ品目と点数を抽出し、品目ごとの排出係数(データベースに管理することができる。)を乗じてカテゴリー11に係る排出量を算出することができる。
<カテゴリー12:販売した製品の廃棄>
カテゴリー12は、販売した製品の廃棄である。請求書や領収書などの会計データのうち、支払先が所定の廃棄処理業者である項目が含まれていた場合に、当該項目に含まれている廃棄物の量や金額などに排出係数を乗じることにより排出量を算出することができる。なお、廃棄処理業者及びその排出係数は、マスタとしてデータベースに記録しておくことができる。データベースには、廃棄処理業者が、カテゴリー5又は12のいずれに該当するかを管理することもできる。
<カテゴリー13:リース資産(下流)>
カテゴリー13は、下流のリース資産であり、例えば、他社に賃貸しているリース資産などである。固定資産台帳におけるリース資産のうち、貸し出し中のリース資産について、昨年度との差分(増分)に対して、資産に対応する排出係数を乗じることで排出量を算出することができる。
<カテゴリー15:フランチャイズ>
カテゴリー15は、フランチャイズの加盟者に係るスコープ1,2に該当する活動である。会計データに含まれている投資先の保有有価証券銘柄から加盟者を特定し、当該加盟者についてのスコープ1,2に係る排出量の算出を行うことができる。
211 会計データ取得部
212 排出量算出部
213 環境価値購入部
231 固定資産台帳記憶部
232 種別設定情報記憶部
233 排出係数記憶部

Claims (5)

  1. 資産を特定する情報及び前記資産の価値を対応付け会計データを記憶する会計データ記憶部と、
    前記資産ごとの環境負荷物質の排出係数を記憶する係数記憶部と、
    前記資産ごとに、前記資産に対応する前記価値に前記排出係数を乗じて、前記資産ごとの前記環境負荷物質の排出量を算出する排出量算出部と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 請求項1に記載の情報処理装置であって、
    前記会計データは、固定資産を特定する情報及び前記固定資産の価値を対応付ける固定資産台帳データであること、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  3. 請求項2に記載の情報処理装置であって、
    前記排出量算出部は、前記固定資産台帳データから資本財に該当する前記固定資産のデータを抽出し、抽出した前記データに含まれる前記価値に前記排出係数を乗じて前記排出量を算出すること、
    を特徴とする情報処理装置。
  4. 請求項2又は3に記載の情報処理装置であって、
    前記排出量算出部は、前記固定資産台帳データからリース資産に該当する前記固定資産のデータを抽出し、抽出した前記データに含まれる前記価値に前記排出係数を乗じて前記排出量を算出すること、
    を特徴とする情報処理装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の情報処理装置であって、
    算出した前記排出量に応じて環境価値を購入する処理を行う環境価値購入部を備えること、
    を特徴とする情報処理装置。
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