JP7397534B2 - 販売済み商品管理システム、販売済み商品管理方法、及びプログラム - Google Patents

販売済み商品管理システム、販売済み商品管理方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、販売済み商品管理システム、販売済み商品管理方法、及びプログラムに関する。
従来、フィギュアなどのリアルグッズの販売を行う販売システムが知られている。特許文献1には、そのような販売システムの例が開示されている。特許文献1の販売システムによれば、商品供給側が購入申込の状況をリアルタイムで把握でき、適正な商品在庫を確保することが可能になるとされている。
特開2002-163502号公報
ところで近年、フリマアプリの台頭によって個人間での商品の売買が盛んになり、それに伴って、競取り(いわゆる転売ヤー)や精巧な偽物(贋作)が社会問題化している。放置すればマーケットが破壊されかねない状況であり、解決が急務となっている。また、フリマアプリを含む従来の中古市場(二次市場)では製作者(メーカー)への還元がない点も、改善が求められていた。
したがって、本発明の目的の一つは、競取りや偽物によるマーケットの破壊を防止するとともに、中古市場からの製作者への還元を実現できる販売済み商品管理システム、販売済み商品管理方法、及びプログラムに関する。
本発明による販売済み商品管理システムは、商品のシリアルコードに対応付けて該商品を特定するNFTのトークンIDを記憶するNFT管理テーブルを記憶するNFTリレーションデータベースと、ユーザーから商品のシリアルコードの入力を受け付けるアプリケーションサーバと、前記アプリケーションサーバに入力された前記シリアルコードに対応付けて前記NFT管理テーブルに記憶されるNFTの、該シリアルコードを入力した前記ユーザーへの移転を示す移転トランザクションをブロックチェーンに記録するNFT管理サーバと、を含む販売済み商品管理システムである。
本発明による販売済み商品管理方法は、商品のシリアルコードに対応付けて該商品を特定するNFTのトークンIDを記憶するNFT管理テーブルを記憶するNFTリレーションデータベースに接続されるコンピュータによって実行される販売済み商品管理方法であって、前記コンピュータが、ユーザーから商品のシリアルコードの入力を受け付けるステップと、前記コンピュータが、受け付けた前記シリアルコードに対応付けて前記NFT管理テーブルに記憶されるNFTの、該シリアルコードを入力した前記ユーザーへの移転を示す移転トランザクションをブロックチェーンに記録するステップと、を含む販売済み商品管理方法である。
本発明によるプログラムは、商品のシリアルコードに対応付けて該商品を特定するNFTのトークンIDを記憶するNFT管理テーブルを記憶するNFTリレーションデータベースに接続されるコンピュータに、ユーザーから商品のシリアルコードの入力を受け付けるステップと、受け付けた前記シリアルコードに対応付けて前記NFT管理テーブルに記憶されるNFTの、該シリアルコードを入力した前記ユーザーへの移転を示す移転トランザクションをブロックチェーンに記録するステップと、を実行させるためのプログラムである。
本発明によれば、ブロックチェーンを参照することによって販売後の商品をトラッキングすることが可能になり、その結果として、消費者による商品の転売を心理的に抑制することが可能になるとともに、商品を長く保持することに対するインセンティブを消費者に与えることも可能になるので、競取りや偽物によるマーケットの破壊を防止することが可能になる。また、中古市場での売買をトラッキングできるので、売買の手数料等を中古市場から製作者に還元することも可能になる。
本実施の形態による販売済み商品管理システム1を含むシステムの構成を示す図である。 販売済み商品管理システム1、ユーザー端末2、及び、オペレーター端末3のハードウェア構成の一例を示す図である。 販売済み商品管理システム1の内部構成を示す図である。 アプリケーションデータベース11に記憶されるユーザーテーブルT1を示す図である。 (a)は、NFTリレーションデータベース13に記憶されるNFT管理テーブルT2を示す図であり、(b)は、NFTリレーションデータベース13に記憶されるNFT連携テーブルT3を示す図である。 (a)は、NFTリレーションデータベース13に記憶されるインセンティブテーブルT4を示す図であり、(b)は、NFTリレーションデータベース13に記憶される達成ミッションテーブルT5を示す図である。 オペレーター端末3及び販売済み商品管理システム1内の各サーバによって実行される処理を示すシーケンス図である。 オペレーター端末3及び販売済み商品管理システム1内の各サーバによって実行される処理を示すシーケンス図である。 図8に示す処理の中でオペレーター端末3に表示される画面の遷移を示す図である。 ユーザー端末2及び販売済み商品管理システム1内の各サーバによって実行される処理を示すシーケンス図である。 ユーザー端末2及び販売済み商品管理システム1内の各サーバによって実行される処理を示すシーケンス図である。 ユーザー端末2及び販売済み商品管理システム1内の各サーバによって実行される処理を示すシーケンス図である。 図10~図12に示す処理の中でユーザー端末2に表示される画面の遷移を示す図である。 ユーザー端末2及び販売済み商品管理システム1内の各サーバによって実行される処理を示すシーケンス図である。 ユーザー端末2及び販売済み商品管理システム1内の各サーバによって実行される処理を示すシーケンス図である。 図14及び図15に示す処理の中でユーザー端末2に表示される画面の遷移を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本実施の形態による販売済み商品管理システム1を含むシステムの構成を示す図である。販売済み商品管理システム1は、図示したフィギュアショップなどのリアルショップ、又は、ECサイトなどのオンラインショップで販売された商品(リアルグッズ)の管理を行うシステムであり、図1に示すように、例えばインターネットであるネットワーク5を介して、ユーザー端末2、オペレーター端末3、及びブロックチェーンネットワーク4に接続される。
販売済み商品管理システム1が行う処理の概要を説明すると、販売済み商品管理システム1はまず初めに、販売前の個々の商品にシリアルコードを割り当てるとともに、割り当てたシリアルコードを含むNFT(非代替性トークン)をブロックチェーンネットワーク4に記録しておく。ショップにおいて商品を購入したユーザーは、ユーザー端末2から販売済み商品管理システム1にアクセスし、商品に予め割り当てられたシリアルコードを入力する。この入力を受けた販売済み商品管理システム1は、入力されたシリアルコードと、入力したユーザーのユーザーIDとを対応付けて記憶するとともに、NFTの所有権の移転を示す移転トランザクションをブロックチェーンネットワーク4に記録する。これにより、ブロックチェーンネットワーク4を参照することによって販売後の商品をトラッキングすること(すなわち、商品の所持ユーザーの履歴を確認すること)が可能になり、その結果として、消費者による商品の転売を心理的に抑制することが可能になるとともに、商品を長く保持することに対するインセンティブを消費者に与えることも可能になるので、競取りや偽物によるマーケットの破壊を防止することが可能になる。また、中古市場での売買をトラッキングできるので、売買の手数料等を中古市場から製作者に還元することも可能になる。
図2は、販売済み商品管理システム1、ユーザー端末2、及びオペレーター端末3のハードウェア構成の一例を示す図である。販売済み商品管理システム1、ユーザー端末2、及びオペレーター端末3はそれぞれ、図示した構成を有するコンピュータ100によって構成され得る。典型的な例では、販売済み商品管理システム1を構成するコンピュータ100は、サーバとして機能する高性能コンピュータである。また、ユーザー端末2又はオペレーター端末3を構成するコンピュータ100は、パーソナルコンピュータ、タブレット端末、スマートフォンなどの個人用コンピュータである。なお、コンピュータ100は、複数のコンピュータの結合によって構成されるコンピュータであってもよい。
図2に示すように、コンピュータ100は、CPU(Central Processing Unit)101、記憶装置102、入力装置103、出力装置104、及び通信装置105を有して構成される。
CPU101は、コンピュータ100の各部を制御するとともに、記憶装置102に記憶される各種のプログラムを読み出して実行する装置である。後掲する図3に示す各サーバ10,12はそれぞれ、販売済み商品管理システム1のCPU101が、販売済み商品管理システム1の記憶装置102に記憶されるプログラムを実行することによって実現される仮想的なコンピュータである。ただし、上述したようにコンピュータ100を複数の複数のコンピュータの結合によって構成する場合には、図3に示した各サーバ10,12を複数のコンピュータに分散して実装することとしてもよく、この場合には、各コンピュータのCPU101がそれぞれの記憶装置102に記憶されるプログラムを実行することによって、各サーバ10,12の機能が実現される。また、ユーザー端末2又はオペレーター端末3のCPU101によって実行されるプログラムには、ネットワーク5を介して他の装置にアクセスする機能を有するブラウザソフト又はモバイルアプリが含まれる。
記憶装置102は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)などの主記憶装置と、ハードディスクなどの補助記憶装置とを含み、コンピュータ100のオペレーティングシステムや各種のアプリケーションを実行するための各種のプログラム、及び、これらのプログラムによって利用されるデータを記憶する役割を果たす装置である。後述する図3に示すデータベース11,13は、販売済み商品管理システム1の記憶装置102内に実装される。
入力装置103は、ユーザーの入力操作を受け付けてCPU101に供給する装置であり、例えばキーボード、マウス、タッチパネルを含んで構成される。出力装置104は、CPU101の処理結果をユーザーに対して出力する装置であり、例えばディスプレイ、スピーカーを含んで構成される。通信装置105は、外部の装置と通信するための装置であり、CPU101の指示にしたがってデータの送受信を行う。販売済み商品管理システム1、ユーザー端末2、及びオペレーター端末3はそれぞれ、この通信装置105を用いて、図1に示したブロックチェーンネットワーク4及びネットワーク5を含む他の装置との間で通信を行うよう構成される。
図1に戻る。ブロックチェーンネットワーク4は、ピアツーピアによって接続された複数のコンピュータのネットワークであり、各ユーザー(販売済み商品管理システム1を含む)に割り当てられるウォレットアドレス間でのNFTの所有権の移転(移転トランザクション)、及び、新たに生成されたNFTのいずれかのウォレットアドレスへの対応付け(発行トランザクション)をブロックチェーンに記録するように構成される。
一般に、ブロックチェーンには、特定の管理者がいないパブリックチェーン、単一の組織により管理されているプライベートチェーン、複数の組織により管理されているコンソーシアムチェーンの3種類があるが、ブロックチェーンネットワーク4はこれらのいずれであってもよい。典型的な例では、ブロックチェーンネットワーク4は、パブリックチェーンに分類されるイーサリアムネットワーク、及び、プライベートチェーンに分類されるLINEブロックチェーンのいずれかである。以下では、ブロックチェーンネットワーク4はイーサリアムネットワークであるとして説明を続ける。
トランザクションのブロックチェーンへの記録は、ブロックチェーンネットワーク4に接続されたいくつかのコンピュータ(以下、「マイナー」と称する)によって実行される。具体的に説明すると、ブロックチェーンを構成する各ブロックは、ブロックヘッダと、トランザクションの具体的な内容を示すデータ(取引データ)とを含んで構成される。このうちブロックヘッダには、取引データのサイズを圧縮してなるデータであるマークルルートと、1つ前のブロックのハッシュ値と、任意の文字列であるナンス値とが含まれる。ブロックチェーンネットワーク4においては、新たなブロックをブロックチェーンに接続するには、そのブロックのハッシュ値が所定の条件(例えば、「000」で始まる値である、という条件)を満たしていなければならないというルールが定められている。そこで、ブロックチェーンにあるブロックを記録しようとするマイナーは、そのブロックのブロックヘッダのハッシュ値が上記所定の条件を満たすこととなるよう、総当たり的にナンス値を見つける作業(マイニング)を行う。この作業の結果として、最も早くナンス値の発見に成功したマイナーがそのブロックをブロックチェーンに連結することによって、トランザクションのブロックチェーンへの記録が完了する。
ブロックチェーンネットワーク4がイーサリアムネットワークである場合、トランザクションをブロックチェーンに記録しようとする者は、「ガス」と呼ばれる手数料を仮想通貨によって支払う必要がある。ガスは、ブロックの連結に成功したマイナーに対し、報酬として支払われる。
図3は、販売済み商品管理システム1の内部構成を示す図である。同図に示すように、販売済み商品管理システム1は、アプリケーションサーバ10と、アプリケーションデータベース11と、NFT管理サーバ12と、NFTリレーションデータベース13とを含んで構成される。
アプリケーションサーバ10は、ユーザー端末2とのインターフェイスとして機能するサーバである。図1に示したフィギュアショップなどで商品を購入したユーザーは、自身のユーザー端末2から、上述したブラウザソフト又はモバイルアプリを用いてアプリケーションサーバ10のURL(Uniform Resource Locator)にアクセスし、購入した商品のシリアルコードを入力する。
ここで、ユーザーが商品のシリアルコードを入手する方法は、特に限定されない。例えば、ショップが商品とともにシリアルコードの記載された紙を渡すこととしてもよいし、シリアルコードの記載されたシールを商品に貼り付けておくこととしてもよい。また、商品内に埋め込まれたICチップ内にシリアルコードを書き込んでおくこととすれば、ユーザーは、ユーザー端末2を用いてICチップ内の情報を読み取ることによって、シリアルコードを入手することができる。なお、オンラインショップでの購入の場合には、購入画面からシリアルコードの入力画面に遷移するときに、サーバ側で自動入力することとしてもよい。
アプリケーションデータベース11は、アプリケーションサーバ10が行う処理のために利用される各種のデータを記憶するデータベースである。アプリケーションデータベース11に記憶されるデータには、ユーザーテーブルT1が含まれる。ユーザーテーブルT1の詳細については、後ほど図4を参照して詳しく説明する。
NFT管理サーバ12は、オペレーター端末3及びブロックチェーンネットワーク4とのインターフェイスとして機能するサーバである。具体的には、オペレーター端末3から販売前の商品の登録を受け付けてシリアルコードを発行し、割り当てたシリアルコードを含むNFTの発行トランザクションをブロックチェーンネットワーク4に記録するとともに、記録した発行トランザクションのトランザクションID(トークンID)とシリアルコードとを対応付けてNFTリレーションデータベース13に登録する処理を行う。また、NFT管理サーバ12は、アプリケーションデータベース11によって受け付けられたシリアルコードをユーザーIDに対応付けてNFTリレーションデータベース13に登録するとともに、対応するNFTの所有権の移転を示す移転トランザクションをブロックチェーンネットワーク4に記録する処理を行う。
NFTリレーションデータベース13は、NFT管理サーバ12が行う処理のために利用される各種のデータを記憶するデータベースである。NFTリレーションデータベース13に記憶されるデータには、NFT管理テーブルT2、NFT連携テーブルT3、インセンティブテーブルT4、及び、達成ミッションテーブルT5が含まれる。これらの詳細については、後ほど図5及び図6を参照して詳しく説明する。
図4は、アプリケーションデータベース11に記憶されるユーザーテーブルT1を示す図である。ユーザーテーブルT1は、販売済み商品管理システム1のユーザーの情報を記憶するためのテーブルであり、同図に示すように、ユーザーIDと、パスワードと、セッションIDとを対応付けて記憶するよう構成される。ユーザーIDは、販売済み商品管理システム1のユーザーに対して一意に割り当てられる識別情報である。パスワードは、ユーザーがアプリケーションサーバ10にログインする際の認証のために利用される。
セッションIDは、通信中のユーザーを識別するための識別情報である。図4には「ID1」「ID2」などと記載しているが、実際のセッションIDは、より長いランダムな文字列によって構成される。アプリケーションサーバ10は、ログイン時に新たなセッションIDを付与し、ログインしたユーザーのユーザーIDと対応付けてユーザーテーブルT1に格納し、ログアウト時に削除する。ユーザーがログインしている間、このセッションIDはユーザー端末2と販売済み商品管理システム1内の各サーバとの間で送受信されるメッセージの中に配置され、メッセージの送信元及び送信先を識別するために使用される。
図5(a)は、NFTリレーションデータベース13に記憶されるNFT管理テーブルT2を示す図である。NFT管理テーブルT2は個々の商品の詳細情報を記憶するためのテーブルであり、同図に示すように、シリアルコードと、商品種別IDと、商品名と、販売価格と、サムネイル情報と、NFTとを対応付けて記憶するよう構成される。シリアルコードは個々の商品を識別するためのコードであり、販売済み商品管理システム1で取り扱う商品に対して一意に割り当てられる。商品種別IDは商品の種別を識別するためのコードであり、販売済み商品管理システム1で取り扱う商品の種別に対して一意に割り当てられる。商品名は、対応する商品の種別を人間が識別しやすいようにするための文字列であり、販売済み商品管理システム1で取り扱う商品の種別に対して一意に割り当てられる。販売価格は、対応する商品の新品を販売するときの価格である。サムネイル情報は、対応する商品を表す画像ファイルを示す情報である。NFTは、対応するシリアルコードを含むNFTのトークンIDである。
図5(b)は、NFTリレーションデータベース13に記憶されるNFT連携テーブルT3を示す図である。NFT連携テーブルT3は個々のユーザーが所有している商品のシリアルコードを記憶するためのテーブルであり、同図に示すように、ユーザーIDと、シリアルコードとを対応付けて記憶するよう構成される。
図6(a)は、NFTリレーションデータベース13に記憶されるインセンティブテーブルT4を示す図である。インセンティブテーブルT4の個々のレコードはユーザーが達成すべきミッションを示しており、同図に示すように、ミッションIDと、ミッション名と、条件と、報酬を示す報酬情報とを含んで構成される。ミッションIDは個々のミッションを識別するためのコードであり、販売済み商品管理システム1で取り扱うミッションに対して一意に割り当てられる。ミッション名は各ミッションに付与された文字列であり、ユーザーによるミッション内容の理解を助ける役割を果たす。条件はミッション達成となる条件であり、1以上の商品種別IDを含んで構成される。報酬情報は、ミッションを達成したユーザーに対して与えられる報酬を示す情報である。具体的には、図6(a)に例示するように、画像ファイルや非売品の入手方法(を示す文字列)などを報酬情報として用いることが好適である。
図6(b)は、アプリケーションデータベース11に記憶される達成ミッションテーブルT5を示す図である。達成ミッションテーブルT5は個々のユーザーが達成したミッションを記憶するためのテーブルであり、同図に示すように、ユーザーIDと、達成済ミッションとを対応付けて記憶するよう構成される。達成済ミッションには、インセンティブテーブルT4内に記憶されるミッションIDが0個以上配置される。
以下、オペレーター端末3、ユーザー端末2、及び、販売済み商品管理システム1内の各サーバによって実行される処理のシーケンス図と、オペレーター端末3及びユーザー端末2に表示される画面の遷移を示す図を参照しながら、販売済み商品管理システム1が行う処理について、詳細に説明する。
図7及び図8は、オペレーター端末3及び販売済み商品管理システム1内の各サーバによって実行される処理を示すシーケンス図であり、図9は、図8に示す処理の中でオペレーター端末3に表示される画面の遷移を示す図である。
図7には、販売前の商品にシリアルコードを割り当てるための処理を示している。具体的に説明すると、まず初めにオペレーターによる操作に応じて、オペレーター端末3からNFT管理サーバ12に対し商品登録リクエストが送信される(ステップS1)。この商品登録リクエストには、図5(a)に示した商品種別ID、商品名、販売価格、及びサムネイル情報と、登録したい商品の個数を示す情報とが含まれる。
商品登録リクエストを受信したNFT管理サーバ12は、登録したい商品の個数に等しい数のシリアルコードを発行する(ステップS2)。そしてNFT管理サーバ12は、発行したシリアルコードを含むNFTを生成し、販売済み商品管理システム1のウォレットアドレスを所有者として、生成したNFTの発行トランザクションをブロックチェーンネットワーク4に記録する(ステップS3)。これにより、新たに生成されたNFTが販売済み商品管理システム1のウォレットアドレスに対応付けられ、ブロックチェーンネットワーク4からNFT管理サーバ12に対し、NFTのトークンID(NFTの発行トランザクションを示すトランザクションID)が返送される(ステップS4)。こうしてトークンIDを取得したNFT管理サーバ12は、発行したシリアルコードと、対応する商品種別ID、商品名、販売価格、サムネイル情報、及びトークンIDとを対応付けて、NFT管理テーブルT2に登録する(ステップS5)。
次に、NFT管理サーバ12は、発行したシリアルコードをオペレーター端末3に送信する(ステップS6)。オペレーターは、こうして取得したシリアルコードを商品に付加し(ステップS7)、商品の登録を終了する。シリアルコードの付加の具体的な方法としては、上述したように、商品に添付する紙にシリアルコードを記載すること、シリアルコードの記載されたシールを商品に貼り付けること、商品内に埋め込まれたICチップ内にシリアルコードを書き込んでおくことなどが挙げられる。
次に図8は、NFTリレーションデータベース13に登録済みの商品の情報をオペレーターが確認するための処理を示している。具体的に説明すると、まず初めにオペレーターによる操作に応じて、オペレーター端末3からNFT管理サーバ12に対し一覧表示リクエストが送信される(ステップS10)。この一覧表示リクエストを受信したNFT管理サーバ12は、NFTリレーションデータベース13内のNFT管理テーブルT2を参照し(ステップS11)、商品種別ID、商品名、販売価格、及びサムネイル情報を含む情報(以下「商品情報」という)を取り出す(ステップS12)。そして、取り出した商品情報に基づいて商品一覧画面を生成し、オペレーター端末3に返送する(ステップS13)。
図9(a)は、オペレーター端末3のディスプレイに表示される商品一覧画面W1を示す図である。同図に示すように、商品一覧画面W1は、それぞれ商品を示す複数のタイル20を一覧で表示する画面である。各タイル20には、対応する商品情報により示される商品の画像及び商品名が表示される。図示していないが、各タイル20に販売価格も表示することとしてもよい。この点は、後述するタイル23,28でも同様である。
図8に戻る。商品一覧画面W1においてオペレーターがいずれかのタイル20をタップすることによって商品を選択すると(ステップS14)、オペレーター端末3からNFT管理サーバ12に対し、選択された商品の商品種別IDが送信される(ステップS15)。この商品種別IDを受信したNFT管理サーバ12は、対応する1以上のシリアルコードをNFT管理テーブルT2から取り出し(ステップS16,S17)、続いて、取り出した1以上のシリアルコードに対応する1以上のユーザーIDをNFT連携テーブルT3から取り出す(ステップS18,S19)。そして、取り出したシリアルコード及びユーザーIDに基づいて商品詳細画面を生成し、オペレーター端末3に返送する(ステップS20)。
図9(b)は、オペレーター端末3のディスプレイに表示される商品詳細画面W2を示す図である。同図に示すように、商品詳細画面W2は、選択された商品のタイル20を拡大したものと、NFTリスト21とを含んで構成される。NFTリスト21は、ステップS17,S19で取り出されたシリアルコード及びユーザーIDのリストである。
図8に戻る。商品詳細画面W2のNFTリスト21においてオペレーターがいずれかの行をタップすることによってシリアルコードを選択すると(ステップS21)、オペレーター端末3からNFT管理サーバ12に対し、選択されたシリアルコードが送信される(ステップS22)。このシリアルコードを受信したNFT管理サーバ12は、まず初めに、対応するNFTのトークンIDをNFT管理テーブルT2から取り出す(ステップS23,S24)。続いてNFT管理サーバ12は、取り出したトークンIDに対応するNFTの所持ユーザー履歴をブロックチェーンネットワーク4に問い合わせる(ステップS25)。この処理は要するに、対応する移転トランザクション(詳細は後述する)をかき集めて参照することによって、対応するNFTを所持していたことのあるユーザーの履歴を取得する処理であり、問い合わせの結果として、NFT管理サーバ12は所持ユーザー履歴を取得する(ステップS26)。NFT管理サーバ12は、取得した所持ユーザー履歴に基づいてNFT詳細画面を生成し、オペレーター端末3に返送する(ステップS27)。
図9(c)は、オペレーター端末3のディスプレイに表示されるNFT詳細画面W3を示す図である。同図に示すように、NFT詳細画面W3は、対応する商品のタイル20を拡大したものと、所持ユーザー履歴22とを含んで構成される。所持ユーザー履歴22は、ステップS26で取得された所持ユーザー履歴の一覧である。所持ユーザー履歴22の各レコードは、移転の要因となったイベント(新品の販売、ユーザー間の譲渡など)と、移転に伴って移動した金銭の額(価格)と、移転元のユーザーと、移転先のユーザーと、移転が発生した日付とを含んで構成される。
図10~図12、図14、及び図15は、ユーザー端末2及び販売済み商品管理システム1内の各サーバによって実行される処理を示すシーケンス図である。また、図13は、図10~図12に示す処理の中でユーザー端末2に表示される画面の遷移を示す図であり、図16は、図14及び図15に示す処理の中でユーザー端末2に表示される画面の遷移を示す図である。
図10~図12には、ユーザー端末2のユーザーが販売済み商品管理システム1にログインするための処理、及び、購入した商品のシリアルコードを販売済み商品管理システム1に登録するための処理を示している。具体的に説明すると、販売済み商品管理システム1にログインしようとするユーザーは、ユーザー端末2を操作することにより、アプリケーションサーバ10に対してログイン要求を送信する(ステップS30)。このログイン要求には、図4に示したユーザーID及びパスワードの組み合わせが含まれる。
ログイン要求を受け付けたアプリケーションサーバ10は、その中に含まれるユーザーID及びパスワードの組み合わせがユーザーテーブルT1内に存在しているか否かを判定する。その結果、存在していないと判定したアプリケーションサーバ10は、ユーザー端末2にログインNGを返し、処理を終了する。一方、存在していると判定したアプリケーションサーバ10は、当該ユーザーに新たなセッションIDを付与してユーザーテーブルT1に保持する(ステップS31)とともに、ユーザー端末2に返送する(ステップS32)。このセッションIDは、この後、ユーザー端末2と販売済み商品管理システム1内の各サーバとの間で送受信されるメッセージの中に配置され、メッセージの送信元及び送信先を識別するために使用される。
ここで、図7及び図8を参照して説明した処理を実行するためにオペレーター端末3が販売済み商品管理システム1にアクセスする場合にも、ユーザー端末2の場合と同様のログイン処理を要することとしてもよい。この場合、ユーザーテーブルT1に権限情報の欄を設け、ユーザーがユーザー端末2としてログインしているのか、オペレーター端末3としてログインしているのかを識別できるようにすることが好ましい。そして、オペレーター端末3としてログインしている場合にのみ、図7及び図8を参照して説明した処理を実行可能とすることが好ましい。
販売済み商品管理システム1へのログインが完了し、購入した商品のシリアルコードを販売済み商品管理システム1に登録しようとするユーザーは、ユーザー端末2を操作することにより、アプリケーションサーバ10に対してNFT連携リクエストを送信する(ステップS40)。このNFT連携リクエストを受信したアプリケーションサーバ10は、NFT管理サーバ12に対し、登録対象となる全商品の情報を問い合わせるための商品情報問い合わせを送信する(ステップS41)。NFT管理サーバ12は、この商品情報問い合わせに応じてNFT管理テーブルを参照し、商品種別IDごとに上述した商品情報を取り出す(ステップS43)。そして、取り出した商品情報をアプリケーションサーバ10に返送する(ステップS44)。アプリケーションサーバ10は、こうして受信される商品情報に基づいて商品選択画面を生成し、ユーザー端末2に返送する(ステップS45)。
図13(a)は、ユーザー端末2のディスプレイに表示される商品選択画面W4を示す図である。同図に示すように、商品選択画面W4は、それぞれ商品を示す複数のタイル23を一覧で表示する画面である。各タイル23には、対応する商品情報により示される商品画像及び商品名が表示される。
図10に戻る。商品選択画面W4においてユーザーがいずれかのタイル23をタップすることによって商品を選択すると(ステップS46)、ユーザー端末2からアプリケーションサーバ10に対し、選択された商品の商品種別IDが送信される(ステップS47)。この商品種別IDを受信したアプリケーションサーバ10は、シリアルコードを入力するためのコード入力画面を生成し、ユーザー端末2に返送する(ステップS48)。
図13(b)は、ユーザー端末2のディスプレイに表示されるコード入力画面W5を示す図である。同図に示すように、コード入力画面W5は、選択された商品のタイル23を拡大したものと、シリアルコード入力欄24と、登録ボタン25とを含んで構成される。
図10に戻る。コード入力画面W5においてユーザーは、購入した商品のシリアルコードをシリアルコード入力欄24に入力し、登録ボタン25を押下することにより、シリアルコードをアプリケーションサーバ10に入力する(ステップS49,S50)。アプリケーションサーバ10は、こうして入力されたシリアルコードを、当該ユーザーのユーザーIDとともに、NFT管理サーバ12に送信する(ステップS51)。
シリアルコード及びユーザーIDの組み合わせを受信したNFT管理サーバ12はまず、対応するNFTのトークンIDをNFT管理テーブルT2から取り出し(ステップS52,S53)、その現在の所有者をブロックチェーンネットワーク4に問い合わせる(ステップS54)。この処理は要するに、対応する移転トランザクションをかき集めて参照することによって、対応するNFTを現時点で所持しているユーザーを取得する処理であり、問い合わせの結果としてNFT管理サーバ12は、現在の所有者を示すNFT所有権情報を取得する(ステップS55)。
NFT管理サーバ12は、ステップS55で取得したNFT所有権情報により示されるユーザーと、ステップS51で受信したシリアルコードに対応付けてNFT連携テーブルT3に記憶されるユーザーIDにより示されるユーザーとが一致するか否かを判定する(ステップS56~S58)。その結果、一致していないと判定した場合、NFT管理サーバ12は、アプリケーションサーバ10を介し、ユーザー端末2にエラー通知を送信する(ステップS59,S60)。この場合、ステップS49でユーザーが入力したシリアルコードは、ユーザーのものとしては販売済み商品管理システム1に登録されないことになる。この処理を行うことにより、販売済み商品管理システム1とは関係のないところでNFTの所有権が移転されていた場合などに、二重譲渡が発生することを防止できるようになる。
一方、ステップS58において一致していると判定した場合、NFT管理サーバ12は、ステップS51で受信したシリアルコードに対応付けてNFT連携テーブルT3に記憶されるユーザーIDを、ステップS51で受信したユーザーIDにより更新する(ステップS61)とともに、対応するNFTの所有権をユーザーIDにより示されるユーザーのウォレットアドレスに移転することを示す移転トランザクションを生成し、ブロックチェーンネットワーク4に記録する(ステップS62)。こうして生成及び記録される移転トランザクションには、移転の要因となったイベント(この場合には、新品の販売)と、NFT管理テーブルT2に記録されている販売価格と、移転元のユーザーとしての販売済み商品管理システム1を示す情報(図9(c)では「user0」と記載している)と、移転先のユーザー(ステップS51で受信したユーザーIDにより示されるユーザー)を示す情報と、移転が発生した日付とが含まれる。
次にNFT管理サーバ12は、ステップS51で受信したユーザーIDに対応付けて記憶される1以上のシリアルコードをNFT連携テーブルT3から取り出し(ステップS63,S64)、さらに、取り出したシリアルコードに対応する1以上の商品種別IDをNFT管理テーブルT2から取り出す(ステップS65,S66)。
続いてNFT管理サーバ12は、ステップS66で取得した商品種別IDを含むミッションのミッションIDをインセンティブテーブルT4から取り出す(ステップS67,S68)とともに、対応するユーザーにより達成済のミッションのミッションIDを達成ミッションテーブルT5から取り出す(ステップS69,S70)。そして、これらを比較することにより、今回新たに達成されたミッション(すなわち、ユーザーの所持商品がインセンティブテーブルT4内に記憶される条件を満たしており、かつ、該ユーザーによって未だ達成されていないミッション)があるか否かを判定する(ステップS71)。その結果、新たに達成されたミッションはないと判定したNFT管理サーバ12は、完了通知をアプリケーションサーバ10に返送し(ステップS72)、処理を終了する。一方、新たに達成されたミッションがあると判定したNFT管理サーバ12は、新たに達成されたミッション及びその報酬を示す情報(以下「新規達成ミッション情報」という)をインセンティブテーブルT4から取り出し(ステップS73,S74)、完了通知とともにアプリケーションサーバ10に返送する(ステップS75)。そしてNFT管理サーバ12は、新規達成ミッション情報により示されるミッションを対応するユーザーの達成済ミッションに追記することによって達成ミッションテーブルT5を更新し(ステップS76)、処理を終了する。
ステップS72又はステップS75で完了通知を受信したアプリケーションサーバ10は、コード入力完了画面を生成し、ユーザー端末2に送信する(ステップS77)。
図13(c)は、ユーザー端末2のディスプレイに表示されるコード入力完了画面W6を示す図である。同図に示すように、コード入力完了画面W6は、選択された商品の登録が完了したことを示す文章26と、ユーザーに与えられる報酬を示す新規達成ミッション情報27とを含んで構成される。新規達成ミッション情報27は、アプリケーションサーバ10が図12のステップS75で受信した新規達成ミッション情報であり、ミッション名、報酬としての画像(又は文章)などを含んで構成される。
図14及び図15には、ユーザー端末2のユーザーが自身の所有している商品の一覧とその詳細を確認するための処理を示している。具体的に説明すると、ユーザーはまず、ユーザー端末2を操作することにより、アプリケーションサーバ10に対してNFT確認リクエストを送信する(ステップS80)。このNFT確認リクエストを受信したアプリケーションサーバ10は、NFT管理サーバ12に対し、NFT確認リクエストを送信してきたユーザーのユーザーIDを送信する(ステップS81)。
ユーザーIDを受信したNFT管理サーバ12は、対応するシリアルコードをNFT連携テーブルT3から取り出す(ステップS82,S83)。次にNFT管理サーバ12は、取り出したシリアルコードに対応する商品の商品情報をNFT管理テーブルT2から取り出し(ステップS84,S85)、アプリケーションサーバ10に対して送信する(ステップS86)。アプリケーションサーバ10は、こうして受信される商品情報に基づいて所持商品一覧画面を生成し、ユーザー端末2に返送する(ステップS87)。
図16(a)は、ユーザー端末2のディスプレイに表示される所持商品一覧画面W7を示す図である。同図に示すように、商品選択画面W4は、ユーザーが所持している1以上の商品を示す複数のタイル28を一覧で表示する画面であり、各タイル28には、対応する商品情報により示される商品画像及び商品名が表示される。なお、ユーザーが同じ種類の商品(商品種別IDが同一である商品)を複数個所有している場合には、その数分だけ同じ内容のタイル28が表示されることになる。
図14に戻る。所持商品一覧画面W7においてユーザーがいずれかのタイル28をタップすることによって商品を選択すると(ステップS88)、ユーザー端末2からアプリケーションサーバ10を介してNFT管理サーバ12に対し、選択された商品のシリアルコードが送信される(ステップS89,S90)。
ステップS90でシリアルコードを受信したNFT管理サーバ12は、まずNFT管理テーブルT2を参照し、対応する商品種別IDを取り出す(ステップS91,S92)。続いてNFT管理サーバ12は、取り出した商品種別IDに関連するミッションID(対応する「条件」にその商品種別IDが含まれるミッションID)をインセンティブテーブルT4から取り出し(ステップS93,S94)、さらに、達成ミッションテーブルT5を参照することにより、ステップS94で取り出したミッションIDのうち、対応するユーザーが達成済みのもの(達成済ミッションID)を取得する(ステップS95,S96)。
次にNFT管理サーバ12は、再びNFT管理テーブルT2を参照し、ステップS90で受信したシリアルコードに対応するNFTのトークンIDを取り出す(ステップS97,S98)。そして、対応するNFTの所持ユーザー履歴をブロックチェーンネットワーク4に問い合わせる(ステップS99)。この処理の詳細は図8のステップS25と同様であり、問い合わせの結果として、NFT管理サーバ12は所持ユーザー履歴を取得する(ステップS100)。
その後、NFT管理サーバ12は、ステップS94で取得したミッションID(関連するミッションID)、ステップS96で取得したミッションID(達成済ミッションID)、及び、ステップS100で取得した所持ユーザー履歴をアプリケーションサーバ10に送信し(ステップS101)、処理を終了する。一方、ステップS101で各情報を取得したアプリケーションサーバ10は、取得した各情報に基づいて所持商品詳細画面を生成し、ユーザー端末2に返送する(ステップS102)。
図16(b)は、ユーザー端末2のディスプレイに表示される所持商品詳細画面W8を示す図である。同図に示すように、所持商品詳細画面W8は、対応する商品のタイル28を拡大したものと、ミッション欄29と、所持ユーザー履歴22とを含んで構成される。ミッション欄29は、対応する商品に関連する1以上のミッションIDそれぞれのミッション名の一覧を含み、それぞれについて「達成済」又は「未達成」の表示が付与されている。所持ユーザー履歴30は、図9(c)に示した所持ユーザー履歴22と同じものである。
以上説明したように、本実施の形態による販売済み商品管理システム1によれば、ブロックチェーンネットワーク4を参照することによって販売後の商品をトラッキングすることが可能になり、その結果として、消費者による商品の転売を心理的に抑制することが可能になるとともに、商品を長く保持することに対するインセンティブを消費者に与えることも可能になるので、競取りや偽物によるマーケットの破壊を防止することが可能になる。また、中古市場での売買をトラッキングできるので、売買の手数料等を中古市場から製作者に還元することも可能になる。
また、ユーザーIDと商品のシリアルコードとを対応付けて記憶するNFT連携テーブルT3を用意したので、ブロックチェーンネットワーク4を参照しなくても現在の所有者を確認することが可能になる。そしてさらに、移転トランザクションを発行する際には、アプリケーションサーバ10に入力されたシリアルコードに対応付けてNFT連携テーブルT3に記憶されるユーザーIDにより示されるユーザーと、NFTの現時点での所有者としてブロックチェーンネットワーク4に記録されるユーザーとが一致するか否かを判定し、一致すると判定した場合にのみ発行するようにしているので、二重譲渡の発生を防止することが可能になる。
また、アプリケーションサーバ10にシリアルコードを入力したユーザーのユーザーIDと対応付けてNFT連携テーブルT2内に記憶される1以上のシリアルコードにより示されるユーザーの1以上の所持商品がインセンティブテーブルT4内に記憶される各ミッションの条件を満たしているか否かを判定し、満たしていると判定したミッションに含まれる報酬情報をユーザーに対して送信するようにNFT管理サーバ12を構成したので、ユーザーに対して、商品を長く保持することに対するインセンティブを現実に与えることが可能になる。
なお、本実施の形態では説明しなかったが、販売済み商品管理システム1は、商品のユーザー間の移転(譲渡)についても移転トランザクションを登録できるように構成されることが好ましい。この場合、図13(b)に示したコード入力画面W5において、移転元ユーザーのユーザーIDと、移転価格とを入力できるようにすることが好ましい。こうすることでNFT管理サーバ12は、移転の要因となったイベント(この場合には、ユーザー間の譲渡)と、入力された移転価格と、移転元のユーザーを示す情報と、移転先のユーザーを示す情報と、移転が発生した日付とを含む移転トランザクションを生成し、図11のステップS62と同様に、ブロックチェーンネットワーク4に記録することが可能になる。
以上、本発明の好ましい実施の形態について説明したが、本発明はこうした実施の形態に何等限定されるものではなく、本発明が、その要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施され得ることは勿論である。
1 販売済み商品管理システム
2 ユーザー端末
3 オペレーター端末
4 ブロックチェーンネットワーク
5 ネットワーク
10 アプリケーションサーバ
11 アプリケーションデータベース
12 NFT管理サーバ
13 NFTリレーションデータベース
20,23,28 タイル
21 NFTリスト
22,30 所持ユーザー履歴
24 シリアルコード入力欄
25 登録ボタン
26 選択された商品の登録が完了したことを示す文章
27 新規達成ミッション情報
29 ミッション欄
100 コンピュータ
101 CPU
102 記憶装置
103 入力装置
104 出力装置
105 通信装置
T1 ユーザーテーブル
T2 NFT管理テーブル
T3 NFT連携テーブル
T4 インセンティブテーブル
T5 達成ミッションテーブル
W1 商品一覧画面
W2 商品詳細画面
W3 NFT詳細画面
W4 商品選択画面
W5 コード入力画面
W6 コード入力完了画面
W7 所持商品一覧画面
W8 所持商品詳細画面

Claims (7)

  1. 商品のシリアルコードに対応付けて該商品を特定するNFTのトークンIDを記憶するNFT管理テーブル、及び、商品のシリアルコードに対応付けてユーザーIDを記憶するNFT連携テーブルを記憶するNFTリレーションデータベースと、
    ユーザーから商品のシリアルコードの入力を受け付けるアプリケーションサーバと、
    前記アプリケーションサーバに入力された前記シリアルコードに対応付けて前記NFT管理テーブルに記憶されるNFTの、該シリアルコードを入力した前記ユーザーへの移転を示す移転トランザクションをブロックチェーンに記録するとともに、前記アプリケーションサーバに入力された前記シリアルコードに対応付けて前記NFT連携テーブルに記憶されるユーザーIDを、該シリアルコードを入力した前記ユーザーのユーザーIDにより更新するNFT管理サーバと、
    を含む販売済み商品管理システム。
  2. 前記NFT管理サーバは、商品を特定するNFTの発行トランザクションを前記ブロックチェーンに記録することによって該発行トランザクションのトランザクションIDを前記トークンIDとして取得し、前記商品のシリアルコードと対応付けて前記NFT管理テーブルに登録する処理を行う、
    請求項1に記載の販売済み商品管理システム。
  3. 前記NFT管理サーバは、前記アプリケーションサーバに入力された前記シリアルコードに対応付けて前記NFT連携テーブルに記憶されるユーザーIDにより示されるユーザーと、前記NFTの現時点での所有者として前記ブロックチェーンに記録されるユーザーとが一致するか否かを判定し、一致すると判定した場合に、前記移転トランザクションを前記ブロックチェーンに記録する処理を行う、
    請求項に記載の販売済み商品管理システム。
  4. 前記NFT管理テーブルは、前記シリアルコードに対応付けて商品の種類を特定する商品種別IDも記憶し、
    前記NFTリレーションデータベースは、前記商品種別IDに基づく条件、及び、該条件を満たしたユーザーに対して与える報酬を示す報酬情報をそれぞれ含む複数のミッションを記憶するインセンティブテーブルをさらに記憶し、
    前記NFT管理サーバは、前記インセンティブテーブル内に記憶される複数のミッションの中に、対応する条件が前記アプリケーションサーバに前記シリアルコードを入力した前記ユーザーのユーザーIDと対応付けて前記NFT連携テーブル内に記憶される1以上のシリアルコードにより示される前記ユーザーの1以上の所持商品によって満たされているミッションがあるか否かを判定し、あると判定した場合に、対応する条件が前記1以上の所持商品によって満たされた1以上のミッションのそれぞれに含まれる前記報酬情報を前記ユーザーに対して送信する、
    請求項に記載の販売済み商品管理システム。
  5. 前記NFTリレーションデータベースは、ユーザーIDと対応付けて達成済のミッションを記憶する達成ミッションテーブルをさらに記憶し、
    前記NFT管理サーバは、対応する条件が前記1以上の所持商品によって満たされた1以上のミッションのうち、前記ユーザーのユーザーIDと対応付けて前記達成ミッションテーブルに達成済のミッションとして記憶されるミッションについては、前記報酬情報を送信しない、
    請求項に記載の販売済み商品管理システム。
  6. 商品のシリアルコードに対応付けて該商品を特定するNFTのトークンIDを記憶するNFT管理テーブル、及び、商品のシリアルコードに対応付けてユーザーIDを記憶するNFT連携テーブルを記憶するNFTリレーションデータベースに接続されるコンピュータによって実行される販売済み商品管理方法であって、
    前記コンピュータが、ユーザーから商品のシリアルコードの入力を受け付けるステップと、
    前記コンピュータが、受け付けた前記シリアルコードに対応付けて前記NFT管理テーブルに記憶されるNFTの、該シリアルコードを入力した前記ユーザーへの移転を示す移転トランザクションをブロックチェーンに記録するステップと、
    前記コンピュータが、受け付けた前記シリアルコードに対応付けて前記NFT連携テーブルに記憶されるユーザーIDを、該シリアルコードを入力した前記ユーザーのユーザーIDにより更新するステップと、
    を含む販売済み商品管理方法。
  7. 商品のシリアルコードに対応付けて該商品を特定するNFTのトークンIDを記憶するNFT管理テーブル、及び、商品のシリアルコードに対応付けてユーザーIDを記憶するNFT連携テーブルを記憶するNFTリレーションデータベースに接続されるコンピュータに、
    ユーザーから商品のシリアルコードの入力を受け付けるステップと、
    受け付けた前記シリアルコードに対応付けて前記NFT管理テーブルに記憶されるNFTの、該シリアルコードを入力した前記ユーザーへの移転を示す移転トランザクションをブロックチェーンに記録するステップと、
    受け付けた前記シリアルコードに対応付けて前記NFT連携テーブルに記憶されるユーザーIDを、該シリアルコードを入力した前記ユーザーのユーザーIDにより更新するステップと、
    を実行させるためのプログラム。
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