JP4419623B2 - アフターサービス支援システム、その方法及びそのプログラム - Google Patents

アフターサービス支援システム、その方法及びそのプログラム Download PDF

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Description

本発明は、アフターサービス支援システム、その方法及びそのプログラムに関し、詳しくは、ユーザが指定した部品を含んで完成されたコンピュータ製品のアフターサービスを支援するアフターサービス支援システム、その方法及びそのプログラムに関する。
近年、ユーザがオンラインでコンピュータ製品を注文することができるウェブサイトが種々知られている。例えば特許文献1には、ウェブサイトにおいて、CPU、メモリ、HDDをはじめ各種部品を自由に選択できるBTO(build to order)と称するサービスを提供し、ユーザの希望する部品で構成されたパーソナルコンピュータ(以下パソコンという)を注文できるようにしたものが開示されている。
特開2003−296550号公報
しかしながら、このようなパソコンについてオンサイト保守(製品の設置された現場にサービスエンジニアが赴いて行う保守)を行う場合には、そのパソコンがどのような部品で構成されているのか不明なため、そのパソコンに含まれる可能性のあるすべての部品のアフターサービスに必要なソフトウェア類を準備して現場に向かう必要があった。
本発明は、このような課題に鑑みなされたものであり、ユーザが指定した部品を含んで完成されたコンピュータ製品のアフターサービスに必要なソフトウェアを容易に取得することができるアフターサービス支援システム、その方法及びそのプログラムを提供することを目的とする。
本発明は、上述の目的の少なくとも一つを達成するために以下の手段を採った。
本発明は、ユーザが指定した部品を含んで完成されたコンピュータ製品のアフターサービスを支援するアフターサービス支援システムであって、
前記ユーザが指定した部品を特定する部品特定情報と各部品特定情報を呼び出すための呼出情報とを対応づけて記憶した部品特定情報記憶手段と、
前記部品特定情報と各部品のアフターサービスに必要なソフトウェア類とを対応づけて記憶したソフトウェア類記憶手段と、
ユーザからアフターサービスの要求と共に前記呼出情報を取得したとき、該呼出情報に対応する部品特定情報を前記部品特定情報記憶手段から取得する部品特定情報取得手段と、
前記部品特定情報取得手段によって取得された部品特定情報に応じたソフトウェア類を前記ソフトウェア類記憶手段から所定のメモリデバイスに転送するソフトウェア転送手段と、
を備えたものである。
このアフターサービス支援システムでは、ユーザからアフターサービスの要求と共に呼出情報を取得したとき、その呼出情報に対応する部品特定情報を部品特定情報記憶手段から取得し、該取得した部品特定情報に応じたソフトウェア類をソフトウェア類記憶手段から所定のメモリデバイスに転送する。つまり、ユーザが指定した部品を含んで完成されたコンピュータ製品のアフターサービスを行う場合、そのコンピュータ製品に含まれる部品を特定する部品特定情報に応じたソフトウェア類が所定のメモリデバイスに格納される。したがって、サービスエンジニアは、そのコンピュータ製品のアフターサービスに必要なソフトウェアが格納されたメモリデバイスを容易に取得でき、そのメモリデバイスを携行してアフターサービスに向かうことができる。
本発明のアフターサービス支援システムにおいて、前記所定のメモリデバイスは、ブート可能なメモリデバイスとしてもよい。こうすれば、アフターサービスの対象となるコンピュータ製品が自ら起動できない状態であっても、このメモリデバイスをそのコンピュータ製品に接続することにより起動することができ、必要なソフトウェアを立ち上げることができる。
本発明のアフターサービス支援システムにおいて、前記ソフトウェア類記憶手段は、各部品を検査するための検査ツールを記憶していてもよい。部品検査用の検査ツール(検査ソフト)は部品ごとに異なったり部品の製造メーカごとに異なったりするため多種類存在するため、アフターサービスの対象となるコンピュータ製品に適した検査ツールをメモリデバイスに転送する。
本発明のアフターサービス支援システムにおいて、前記ソフトウェア類記憶手段は、出荷時状態に戻すためのソフトウェアを記憶していてもよい。こうすれば、アフターサービスの際にユーザから出荷時状態に戻してほしいという要望があったときに容易に対処することができる。
本発明のアフターサービス支援システムにおいて、前記ソフトウェア類記憶手段は、最新バージョンのソフトウェアを記憶していてもよい。こうすれば、アフターサービスの際に最新バージョンのソフトウェアをインストールすることができるため、後日ユーザがバージョンアップの作業を行う手間がかからない。
本発明のアフターサービス支援システムは、前記ユーザによる製品発注時に前記ユーザが指定した部品を特定する部品特定情報と部品特定情報を呼び出すための呼出情報とを対応づけて前記部品特定情報記憶手段に記憶する部品特定情報記憶制御手段、を備えていてもよい。製品発注時にユーザが部品を特定してコンピュータ製品を完成させることが多いため、その製品発注時に部品特定情報と呼出情報とを対応づけて部品特定情報記憶手段に記憶するのが好ましい。
本発明は、コンピュータ製品を構成する複数の部品につきユーザが指定した部品を特定する部品特定情報と各部品特定情報を呼び出すための呼出情報とを対応づけて記憶した部品特定情報記憶手段と、前記部品特定情報と各部品のアフターサービスに必要なソフトウェア類とを対応づけて記憶したソフトウェア類記憶手段と、を利用して、前記コンピュータ製品のアフターサービスを支援する、コンピュータソフトウェアによるアフターサービス支援方法であって、
ユーザからアフターサービスの要求と共に前記呼出情報を取得したとき、該呼出情報に対応する部品特定情報を前記部品特定情報記憶手段から取得し、該取得した部品特定情報に応じたソフトウェア類を前記ソフトウェア類記憶手段から所定のメモリデバイスに転送するステップ、を含むものとしてもよい。
このアフターサービス支援方法では、ユーザが指定した部品を含んで完成されたコンピュータ製品のアフターサービスを行う場合、そのコンピュータ製品に含まれる部品を特定する部品特定情報に応じたソフトウェア類を所定のメモリデバイスに格納する。したがって、サービスエンジニアは、そのコンピュータ製品のアフターサービスに必要なソフトウェアが格納されたメモリデバイスを容易に取得でき、そのメモリデバイスを携行してアフターサービスに向かうことができる。
本発明のアフターサービス支援方法において、前記所定のメモリデバイスは、ブート可能なメモリデバイスとしてもよい。また、前記ソフトウェア類記憶手段は、各部品を検査するための検査ツールを記憶していてもよいし、出荷時状態に戻すためのソフトウェアを記憶していてもよいし、最新バージョンのソフトウェアを記憶していてもよい。本発明のアフターサービス支援方法は、更に、前記ユーザによる製品発注時に前記ユーザが指定した部品を特定する部品特定情報と部品特定情報を呼び出すための呼出情報とを対応づけて前記部品特定情報記憶手段に記憶するステップを含むものとしてもよい。
本発明は、上述したアフターサービス支援方法のステップをコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムとしてもよい。このプログラムは、1台のコンピュータに実行させてもよいし複数台のコンピュータに分担して実行させてもよい。このプログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体(例えばハードディスク、ROM、FD、CD、DVDなど)に記録されていてもよいし、伝送媒体(インターネットやLANなどの通信網)を介してあるコンピュータから別のコンピュータへ配信されてもよいし、その他どのような形で授受されてもよい。このプログラムをコンピュータに実行させれば、ユーザが指定した部品を含んで完成されたコンピュータ製品に含まれる部品を特定する部品特定情報に応じたソフトウェア類を所定のメモリデバイスに格納する。したがって、サービスエンジニアは、そのコンピュータ製品のアフターサービスを行う際に適したソフトウェアが格納されたメモリデバイスを容易に取得でき、そのメモリデバイスを携行してアフターサービスに向かうことができる。
次に、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態であるサーバシステムの構成の概略を示す構成図である。本実施形態のサーバシステム10は、図1に示すように、パソコンを販売するウェブサイトを提供するウェブサーバ20と、このウェブサーバ20にLAN42で接続され種々の情報を管理する情報管理サーバ30とを備えている。
ウェブサーバ20は、種々の演算処理や制御を実行するCPU22、文書データやプログラムデータなどの各種データを記憶するメモリ24、同じく各種データを記憶するHDD26及びネットワークに接続するためのネットワークボード28などを搭載したウェブサーバ機能を有するサーバマシンであり、図示しないが無停電電源装置やデータストレージ装置を備えている。このウェブサーバ20は、ユーザがユーザコンピュータ50を利用してインターネット40を介してパソコンをオンラインで購入するにあたり、CPUの種類、メモリのメーカーと容量、ハードディスク装置のメーカーと容量、OSの種類、アプリケーションソフトの種類などの部品の種類を複数種類の中から任意に指定して注文できるBTO(Build To Order)販売方式のウェブサイトを提供する。また、ウェブサーバ20は、BTO販売方式で注文情報を受け付けると、注文情報毎に固有のシリアル番号(呼出情報)を付与してLAN42を介して情報管理サーバ30に送信する。注文情報には、パソコンについてユーザが指定したCPUの種類、メモリのメーカーや容量、ハードディスク装置のメーカーと容量、OSの種類、アプリケーションソフトの種類などの部品特定情報(コンフィグ情報ともいう)が含まれるほか、ユーザの氏名、住所、電話番号、電子メールアドレス等の個人特定情報や、料金の支払い方法に関する情報などが含まれる。
情報管理サーバ30は、種々の演算処理や制御を実行するCPU32、文書データやプログラムデータなどの各種データを記憶するメモリ34、同じく各種データを記憶するHDD36及びネットワークに接続するためのネットワークボード38などを搭載したサーバマシンであり、図示しないが無停電電源装置を備えている。この情報管理サーバ30は、ウェブサーバ20からシリアル番号とそのシリアル番号に関連づけられた注文情報とを受信すると、それらを通信線を介して接続された情報管理記憶装置39の注文DB39aに格納すると共に、今回受信した注文情報に基づいてパソコンの組立を製品組立工場に指示したり組立日程の管理をしたりする。また、情報管理サーバ30は、ユーザコンピュータ50から製品進捗情報の問い合わせがウェブサーバ20を経由してなされたとき、管理している組立日程に基づいて現在どの組立工程にあるのかをウェブサーバ20を経由してユーザコンピュータ50に送信する機能も有する。更に、情報管理サーバ30は、製品組立工場でパソコンが完成され出荷された後も、注文DB39aからそのシリアル番号と注文情報とを削除せずそのまま残す。
情報管理記憶装置39は、注文情報ごとに付与されたシリアル番号と、そのシリアル番号に関連づけられた注文情報(部品特定情報、個人特定情報など)とを対応づけてデータベース化した注文DB39aを記憶している。このため、シリアル番号に基づいて注文DB39aを検索すれば、そのシリアル番号に対応する注文情報を抽出することができる。図2に注文DB39aの一例を示す。また、情報管理記憶装置39は、パソコンを完成させるうえで指定可能な複数の部品と、各部品ごとに必要となるソフトウェアとを対応づけてデータベース化したソフトDB39bも記憶している。このため、部品に基づいてソフトDB39bを検索すれば、その部品に必要なソフトウェアを抽出することができる。図3にソフトDB39bの一例を示す。この図3に示すように、HDDやメモリはメーカーごとに異なる検査ツールが対応づけられている。このソフトDB39bには、各ソフトウェア名に対応してプログラム自体も記憶されている。
ユーザコンピュータ50は、周知のパーソナルコンピュータであり、インターネット40を介してウェブサーバ20が開設するBTO販売方式のウェブサイトに接続し、パソコンをオンラインで購入するにあたり部品の種類を複数種類の中から任意に指定して注文することができる。また、ユーザコンピュータ50は、ウェブサーバ20に対して、注文後に製品の進捗状況の問い合わせを行ったり、購入後に製品のアフターサービスの一種であるオンサイト保守の依頼を行ったりする。
サービス拠点端末60は、ウェブサーバ20が開設するウェブサイトで販売されたパソコンのオンサイト保守を行うためのサービス拠点ごとに設置されたコンピュータであり、図示しないUSB端子にフラッシュメモリ62が着脱自在に接続されている。このサービス拠点端末60は、ユーザコンピュータ50からのオンサイト保守の依頼をウェブサーバ20を経由して受けるものである。
次に、BTO販売方式のウェブサイトでユーザがパソコンを注文する際のサーバシステム10及びユーザコンピュータ50の動作について説明する。ユーザの操作によりユーザコンピュータ50がBTO販売方式のウェブサイトにアクセスすると、ウェブサーバ20は、パソコンを購入する際に必要な事項をユーザに入力させるための入力画面をユーザコンピュータ50に送信する。この入力画面の一例を図4に示す。図示するように、画面上には、「OS」や「CPU」「メモリ」「HDD」等の部品の指定が必須の必須項目についてプルダウンメニューを用いて指定するための「本体必須仕様」の欄と、「ディスプレイ」や「アプリケーション」等の部品の指定が任意の任意項目についてプルダウンメニューを用いて指定するための「オプション&サービス」の欄とが設けられている。各欄においてプルダウンメニューにより部品が指定されると、その指定された部品の価格が「小計」の欄と「消費税」の欄と「合計」の欄とに反映される。また、「数量」の欄にはデフォルト値として「1」が設定されているが、2台以上の購入を希望する際にはその台数を入力する。各項目の入力後に「次へ」ボタンをクリックすると、代金の支払い方法を指定するための入力画面(図示せず)に進む。代金の支払い方法が指定されると、さらに、ユーザの氏名や住所等の個人データを入力するための入力画面(図示せず)に進む。各情報の入力を完了させて注文ボタンをクリックすると、インターネット40を経由してユーザにより入力された注文情報がユーザコンピュータ50からウェブサーバ20に送信される。ウェブサーバ20は、注文情報を受信すると、その注文情報にシリアル番号を付与して、情報管理サーバ30にLAN42を通じて出力する。情報管理サーバ30は、注文情報を入力すると、この注文情報を付与されたシリアル番号に関連付けて情報管理記憶装置39の注文DB39a(図2参照)に登録する。また、情報管理サーバ30は、注文情報に基づいてコンピュータの組み立てを行なうよう組立工場に指示を出し、組立工場にて指示に応じた部品をピックアップして組み立て作業を行なうことにより商品としてのパソコンが完成する。
次に、ユーザが購入後のパソコンのオンサイト保守を依頼する際のサーバシステム10、ユーザコンピュータ50及びサービス拠点端末60の動作について説明する。ユーザは、購入後のパソコンに不具合が発生したとき、ユーザコンピュータ50を操作してオンサイト保守の依頼要求をそのパソコンに固有のシリアル番号を入力したうえでウェブサーバ20に対して行う。すると、ウェブサーバ20は、今回のシリアル番号に対応する個人特定情報を情報管理サーバ30へ要求する。情報管理サーバ30は、そのシリアル番号に基づいて注文DB39aを検索しそのシリアル番号に対応する個人特定情報を抽出し、その抽出結果をウェブサーバ20へ回答する。ウェブサーバ20は、その個人特定情報からユーザの住所を読み出し、その住所に最寄りのサービス拠点を図示しないサービス拠点DB(サービス拠点とその住所とが関連づけられたデータベース)から抽出し、そのサービス拠点に設置されているサービス拠点端末60にインターネット40を介してオンサイト保守を命ずる。このとき、ウェブサーバ20からサービス拠点端末60へユーザから受信したシリアル番号も送信する。すると、そのサービス拠点64に待機しているサービスエンジニアは、サービス拠点端末60を操作してサービス拠点端末60をインターネット40を介してウェブサーバ20に接続し、照合用データを入力する。この照合用データは、予めサービス拠点端末60ごとに認証のために配布されたサービス拠点名とパスワードからなり、ウェブサーバ20のHDD26に格納されている。
これ以降のウェブサーバ20の処理につき、図5のフローチャートに基づいて説明する。ウェブサーバ20は、サービス拠点端末60から照合用データを取得し(ステップS110)、その照合用データがHDD26に格納されている照合用データと一致するか否かによって適正か不適正かを判定する(ステップS120)。その照合用データが不適正なときには、サービス拠点端末60にエラーメッセージを表示し(ステップS150)、このプログラムを終了する。一方、その照合用データが適正なときには、サービス拠点端末60からシリアル番号が入力されるのを待って(ステップS130)、その入力されたシリアル番号に対応するパソコンを構成する各部品に関連づけられたソフトウェア類を、サービス拠点端末60のUSB端子に接続されたフラッシュメモリ62に転送し(ステップS140)、このプログラムを終了する。ここで、ステップS140を詳細に説明すると、ウェブサーバ20は、シリアル番号に対応するパソコンを構成する各部品に関連づけられたソフトウェア類を情報管理サーバ30に要求する。すると、情報管理サーバ30は、そのシリアル番号に基づいて情報管理記憶装置39の注文DB39aを検索し、抽出された部品特定情報に基づいてソフトDB39bを検索し、抽出されたソフトウェア類をウェブサーバ20を経由してサービス拠点端末60のフラッシュメモリ62に転送する。このとき、抽出されたソフトウェア類には、例えば今回のパソコンに組み込まれたHDDのメーカーに対応したHDD検査ツールや、メモリのメーカーに対応したメモリ検査ツールのほか、今回のパソコンにインストールされたOS及びアプリケーションソフトについてそのパソコンの出荷時におけるバージョンのOS及びアプリケーションソフトや、最新のバージョンに変更するためのバージョンアップ後のソフトなどが含まれる。なお、ソフトウェア類をフラッシュメモリ62に転送するには、ウェブサーバ20がソフトウェア類をフラッシュメモリ62にコピーしてもよいし、サービス拠点端末60からのダウンロードの要求に応じてソフトウェア類をフラッシュメモリ62に転送してもよい。
さて、サービスエンジニアは、今回オンサイト保守を依頼してきたユーザに予め電話、FAX又はメールで連絡して故障状況を聞き出したあと、故障箇所を推定し、必要となりそうなハードウェア(例えば各種ボードや部品ユニットなど)をフラッシュメモリ62と共に現場に携行する。そして、サービスエンジニアは、現場に着いた後、保守対象のパソコンのUSB端子にフラッシュメモリ62を差し込み、各種検査ツールを実行させて故障箇所を特定する。このとき、パソコンが自ら起動できない状態であったとしても、フラッシュメモリ62はブート可能であるからこのフラッシュメモリ62から起動することができる。そして、故障箇所のハードウェアを交換した後、ユーザが出荷時の状態に戻してほしいと要望したときには出荷時のアプリケーションソフトを再インストールして出荷時の状態に戻し、また、ユーザが最新のバージョンに変更してほしいと要望したときには最新バージョンに変更するためのアプリケーションソフトをインストールする。
ここで、本実施形態の構成要素と本発明の構成要素との対応関係を明らかにする。本実施形態のサーバシステム10が本発明のアフターサービス支援システムに相当し、情報管理記憶装置39の注文DB39aが部品特定情報記憶手段に相当し、シリアル番号が呼出情報に相当し、情報管理記憶装置39のソフトDB39bがソフトウェア類記憶手段に相当し、ウェブサーバ20及び情報管理サーバ30が部品特定情報取得手段、部品特定情報記憶制御手段及びソフトウェア転送手段に相当し、フラッシュメモリ62がメモリデバイスに相当する。なお、本実施形態では、サーバシステム10の動作を説明することにより本発明のアフターサービス支援方法の一例も明らかにしている。
以上詳述した本実施形態のサーバシステム10によれば、ユーザが指定した部品を含んで完成されたパソコンのアフターサービスを行う場合、そのパソコンに含まれる部品を特定する部品特定情報に応じたソフトウェア類をサービス拠点端末60のフラッシュメモリ62に転送するので、サービスエンジニアは、そのパソコンのオンサイト保守を行うのに必要なソフトウェアが格納されたフラッシュメモリ62を容易に取得でき、そのフラッシュメモリ62を携行してオンサイト保守に向かうことができる。
また、オンサイト保守の対象となるパソコンが自ら起動できない状態であっても、このフラッシュメモリ62をその製品に接続することにより起動することができ、必要なソフトウェアを立ち上げることができる。
更に、HDD検査ツールやメモリ検査ツールは、HDDやメモリの製造メーカーごとに異なることがあるが、オンサイト保守の対象となるパソコンのHDDやメモリに適した検査ツールをフラッシュメモリ62に転送するため、保守作業を適切に行うことができる。
更にまた、オンサイト保守の際にユーザから保守対象のパソコンを出荷時状態に戻してほしいという要望があったときでも、最新バージョンのソフトウェアをインストールしてほしいという要望があったときでも、適切に対処できる。特に後者の場合、後日ユーザがバージョンアップの作業を行う手間がかからないという利点がある。
そしてまた、ユーザがパソコンを発注する時に、ユーザが指定した部品を特定する部品特定情報と部品特定情報を呼び出すためのシリアル番号とを対応づけて注文DB39aに記憶するため、オンサイト保守の際に改めてユーザがパソコンに含まれる部品を特定する手間がかかることはない。
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
例えば、上述した実施形態では、サービス拠点端末60はインターネット40を介してウェブサーバ20にアクセスするようにしたが、サービス拠点端末60はLAN42を介してウェブサーバ20にアクセスするようにしてもよい。あるいは、サービス拠点端末60はインターネット40又はLAN42を介して情報管理サーバ30にアクセスしたり情報管理記憶装置39にアクセスするようにしてもよい。あるいは、サービス拠点端末60がインターネット40を介してウェブサーバ20、情報管理サーバ30又は情報管理記憶装置39にアクセスする場合、VPN(ヴァーチャル・プライベイト・ネットワーク)を利用してもよい。
また、上述した実施形態では、メモリデバイスとしてブート可能なフラッシュメモリ62を採用したが、特にフラッシュメモリである必要はなく、サービス拠点端末60のHDDなどであってもよいし、ブート可能でないものでもよい。
更に、上述した実施形態では、ユーザが指定した部品を含んで完成されたコンピュータ製品をパソコンとしたが、特にパソコンに限定されるものではなく、例えば、コンピュータを内蔵したAV機器、洗濯機、冷蔵庫、エアコンなどの家電製品であっても構わない。
本実施形態のサーバシステムの構成の概略を示す構成図である。 情報管理記憶装置の注文DBの内容を示す説明図である。 情報管理記憶装置のソフトDBの内容を示す説明図である。 BTO販売方式の入力画面の一例を示す説明図である。 ウェブサーバ20の動作を表すフローチャートである。
符号の説明
10…サーバシステム、20…ウェブサーバ、22…CPU、24…メモリ、26…HDD、28…ネットワークボード、30…情報管理サーバ、32…CPU、34…メモリ、36…HDD、38…ネットワークボード、39…情報管理記憶装置、39a…注文DB、39b…ソフトDB、40…インターネット、42…LAN、50…ユーザコンピュータ、60…サービス拠点端末、62…フラッシュメモリ、64…サービス拠点。

Claims (8)

  1. ユーザが指定した部品を含んで完成されたコンピュータ製品のアフターサービスを支援するアフターサービス支援システムであって、
    前記ユーザが指定した部品を特定する部品特定情報と該ユーザの住所を特定するユーザ住所情報と各部品特定情報及び該ユーザー住所情報を呼び出すための呼出情報とを対応づけて記憶した部品特定情報記憶手段と、
    前記部品特定情報と各部品のアフターサービスに必要なソフトウェア類とを対応づけて記憶したソフトウェア類記憶手段と、
    前記アフターサービスを行う複数のサービス拠点とその住所を特定するサービス拠点住所情報とを対応づけて記憶したサービス拠点住所情報記憶手段と、
    ユーザからアフターサービスの要求と共に前記呼出情報を取得する呼出情報取得手段と、
    前記呼出情報取得手段によって取得された呼出情報に対応するユーザ住所情報を前記部品特定情報記憶手段から取得するユーザ住所情報取得手段と、
    前記ユーザ住所情報取得手段によって取得されたユーザ住所情報に基づいて、該ユーザ住所情報で特定される前記ユーザの住所に最も近い住所を表すサービス拠点住所情報を前記サービス拠点住所記憶手段から取得するサービス拠点住所情報取得手段と、
    前記呼出情報取得手段によって取得された呼出情報に対応する部品特定情報を前記部品特定情報記憶手段から取得する部品特定情報取得手段と、
    前記部品特定情報取得手段によって取得された部品特定情報に応じたソフトウェア類を、前記サービス拠点住所情報取得手段によって取得されたサービス拠点住所情報で特定されるサービス拠点の所定のメモリデバイスに前記ソフトウェア類記憶手段から転送するソフトウェア転送手段と、
    を備えたアフターサービス支援システム。
  2. 前記所定のメモリデバイスは、ブート可能なメモリデバイスである、請求項1に記載のアフターサービス支援システム。
  3. 前記ソフトウェア類記憶手段は、各部品を検査するための検査ツールを記憶している、請求項1又は2に記載のアフターサービス支援システム。
  4. 前記ソフトウェア類記憶手段は、出荷時状態に戻すためのソフトウェアを記憶している、請求項1〜3のいずれかに記載のアフターサービス支援システム。
  5. 前記ソフトウェア類記憶手段は、最新バージョンのソフトウェアを記憶している、請求項1〜4のいずれかに記載のアフターサービス支援システム。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載のアフターサービス支援システムであって、
    前記ユーザによる製品発注時に前記ユーザが指定した部品を特定する部品特定情報と部品特定情報を呼び出すための呼出情報とを対応づけて前記部品特定情報記憶手段に記憶する部品特定情報記憶制御手段、
    を備えたアフターサービス支援システム。
  7. コンピュータ製品を構成する複数の部品につきユーザが指定した部品を特定する部品特定情報と該ユーザの住所を特定するユーザ住所情報と各部品特定情報及び該ユーザー住所情報を呼び出すための呼出情報とを対応づけて記憶した部品特定情報記憶手段と、前記部品特定情報と各部品のアフターサービスに必要なソフトウェア類とを対応づけて記憶したソフトウェア類記憶手段と、前記アフターサービスを行う複数のサービス拠点とその住所を特定するサービス拠点住所情報とを対応づけて記憶したサービス拠点住所情報記憶手段と、を利用して、前記コンピュータ製品のアフターサービスを支援する、コンピュータソフトウェアによるアフターサービス支援方法であって、
    (a)ユーザからアフターサービスの要求と共に前記呼出情報を取得するステップと、
    (b)前記ステップ(a)で取得された呼出情報に対応するユーザ住所情報を前記部品特定情報記憶手段から取得するステップと、
    (c)前記ステップ(b)で取得されたユーザ住所情報に基づいて、該ユーザ住所情報で特定される前記ユーザの住所に最も近い住所を表すサービス拠点住所情報を前記サービス拠点住所記憶手段から取得するステップと、
    (d)前記ステップ(a)で取得された呼出情報に対応する部品特定情報を前記部品特定情報記憶手段から取得するステップと、
    (e)前記ステップ(d)で取得された部品特定情報に応じたソフトウェア類を、前記ステップ(c)で取得されたサービス拠点住所情報で特定されるサービス拠点の所定のメモリデバイスに前記ソフトウェア類記憶手段から転送するステップと、
    を含むアフターサービス支援方法。
  8. 請求項7に記載のアフターサービス支援方法のステップをコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム。
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