JP7395905B2 - 情報処理装置、制御方法、及び、プログラム - Google Patents

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本明細書の開示は、情報処理装置、制御方法、及び、プログラムに関する。
情報処理装置の1つである電子辞書には、複数種類の辞書(辞典)を含む多数のコンテンツが格納されており、意味を調べたい言葉の言語や調べたい事項等に応じて使用する辞書を選択及び切り替えることができるものがある。この種の電子辞書には、あるコンテンツにおける検索結果等が表示された状態であるときに所定のボタンを押下することにより、ホーム画面、メニュー画面、又は予め設定された別のコンテンツのトップ画面に遷移することが可能なものがある。
また、上記の電子辞書には、例えば、ユーザが入力した検索語を、第1辞書を使用して第1の検索をした後、該検索結果に対して第2辞書を使用して第2の検索をすることが可能なものがある(例えば、特許文献1を参照)。
特開2007-34962号公報
電子辞書に格納されたコンテンツのうちのいくつかのコンテンツは、それぞれのコンテンツに対して割り当てられたボタン(ショートカットキー)を押すことにより、現在表示されている画面から他の画面を経由することなくコンテンツのトップ画面を表示させることができる。しかしながら、従来の電子辞書においてコンテンツを切り替える場合には、ホーム画面に切り替えるボタン、メニュー画面に切り替えるボタン、又は現在表示されている画面を1つ上の階層の画面に切り替えるボタンを操作して2つのコンテンツの切り替えの起点となるホーム画面又はメニュー画面を表示させなければならないことが多い。このため、従来の電子辞書では、第1のコンテンツを使用した第1の検索結果が表示された状態から第2のコンテンツを使用した第2の検索結果が表示された状態に遷移した後で、第1の検索結果が表示された状態に戻す場合に、多くの操作が必要となり手間がかかる。
以上のような実情を踏まえ、本発明の一側面に係る目的は、情報処理装置においてコンテンツを切り替えた後、簡単な操作により、表示画面を切り替える前のコンテンツを使用して表示させた画面に戻すことが可能な技術を提供することである。
本発明に係る情報処理装置は、コンテンツの選択対象として第1のコンテンツと第2のコンテンツとを含む選択画面を表示させるための第1の操作ボタンを備えている情報処理装置であって、前記第1の操作ボタンに対するユーザ操作に応じた選択画面の表示を経由することにより前記第1のコンテンツにおける第1の画面の表示から前記第2のコンテンツにおける第2の画面の表示に表示状態が間接的に切り替えられた場合に、前記第1の操作ボタンとは異なる第2の操作ボタンに対する所定のユーザ操作に応じて表示状態を前記第2の画面の表示から前記第1の操作ボタンに対してユーザ操作されるときに表示されていた表示状態として前記第1の画面の表示に直接的に切り替える制御手段を備え、前記制御手段は、前記第1の操作ボタンに対してユーザ操作された場合に前記第1の操作ボタンに対してユーザ操作されるときに表示されていた表示状態を履歴情報として予め所定の記憶手段に記憶させておくことにより、前記第2の操作ボタンに対して前記所定のユーザ操作が実行された場合に前記履歴情報に基づいて前記第2の画面の表示から前記第1の画面の表示に表示状態を直接的に切り替え可能に構成されている、ことを特徴とする。
本発明に係る制御方法は、コンテンツの選択対象として第1のコンテンツと第2のコンテンツとを含む選択画面を表示させるための第1の操作ボタンを備えている情報処理装置が実行する制御方法であって、前記第1の操作ボタンに対するユーザ操作に応じた選択画面の表示を経由することにより前記第1のコンテンツにおける第1の画面の表示から前記第2のコンテンツにおける第2の画面の表示に表示状態が間接的に切り替えられた場合に、前記第1の操作ボタンとは異なる第2の操作ボタンに対する所定のユーザ操作に応じて表示状態を前記第2の画面の表示から前記第1の操作ボタンに対してユーザ操作されるときに表示されていた表示状態として前記第1の画面の表示に直接的に切り替える制御処理を含み、前記制御処理は、前記第1の操作ボタンに対してユーザ操作された場合に前記第1の操作ボタンに対してユーザ操作されるときに表示されていた表示状態を履歴情報として予め所定の記憶手段に記憶させておくことにより、前記第2の操作ボタンに対して前記所定のユーザ操作が実行された場合に前記履歴情報に基づいて前記第2の画面の表示から前記第1の画面の表示に表示状態を直接的に切り替え可能に構成されている、ことを特徴とする。
本発明に係るプログラムは、コンテンツの選択対象として第1のコンテンツと第2のコンテンツとを含む選択画面を表示させるための第1の操作ボタンを備えている情報処理装置のコンピュータを、前記第1の操作ボタンに対するユーザ操作に応じた選択画面の表示を経由することにより前記第1のコンテンツにおける第1の画面の表示から前記第2のコンテンツにおける第2の画面の表示に表示状態が間接的に切り替えられた場合に、前記第1の操作ボタンとは異なる第2の操作ボタンに対する所定のユーザ操作に応じて表示状態を前記第2の画面の表示から前記第1の操作ボタンに対してユーザ操作されるときに表示されていた表示状態として前記第1の画面の表示に直接的に切り替える制御手段として機能させ、前記制御手段は、前記第1の操作ボタンに対してユーザ操作された場合に前記第1の操作ボタンに対してユーザ操作されるときに表示されていた表示状態を履歴情報として予め所定の記憶手段に記憶させておくことにより、前記第2の操作ボタンに対して前記所定のユーザ操作が実行された場合に前記履歴情報に基づいて前記第2の画面の表示から前記第1の画面の表示に表示状態を直接的に切り替え可能に構成されている、ことを特徴とする。
上記の態様によれば、情報処理装置においてコンテンツを切り替えた後、簡単な操作により、表示画面を切り替える前のコンテンツを使用して表示させた画面に戻すことができる。
電子辞書1の一例を説明する斜視図である。 一実施形態に係る電子辞書1のハードウェア構成を示すブロック図である。 階層及び系統を説明する図である。 一実施形態に係る電子辞書1の動作を説明するフローチャートである。 電子辞書1の動作の具体例を説明する図である。 電子辞書1の動作の変形例を説明する図である。
以下、図面を参照しながら、本発明に係る情報処理装置の実施形態を詳細に説明する。なお、以下の説明では、情報処理装置の一例として電子辞書を挙げる。また、以下の説明では、従来の電子辞書と同一又は同等の構成、機能、及び動作についての詳細な説明を省略する。
図1は、電子辞書1の一例を説明する斜視図である。図1に例示した電子辞書1は、複数のボタン(キー)2が配置された第1の筐体3と、タッチパネルディスプレイ(以下「タッチパネル」という)4が配置された第2の筐体5とを含む。第1の筐体3と第2の筐体5とは、第1の筐体3におけるボタン2が配置された面と第2の筐体5におけるタッチパネル4が配置された面との角度を変更可能であり、且つ所望の角度で保持可能な態様で、それぞれの筐体に設けられたヒンジ部(図示せず)同士が係合している。
第1の筐体3のボタン2は、電子辞書1に対するユーザ操作を受け付けるボタンであり、例えば、物理的なボタンスイッチである。ボタン2は、検索語等の文字列の入力に用いるボタン(キー)と、電子辞書1の操作や機能を実施するボタン(キー)とを含む。第1の筐体3の上面には、複数のボタン2が所定のレイアウトで配置されている。ボタン2は、カーソル位置の変更や画面のスクロール等の操作を受け付ける方向ボタン、及びタッチパネル4の表示を1つ上の階層の表示に切り替える「戻る」ボタン201を含む。また、ボタン2は、ホーム画面を表示するホームボタン202、メニュー画面を表示するメニューボタン203、及び予め定められたコンテンツのトップ画面を表示するコンテンツボタン204を含む。
第2の筐体5のタッチパネル4は、液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイ等のディスプレイの表示面にデジタイザが重ねて配置された入出力装置であり、電子辞書1に対するユーザ操作を受け付けることができる。タッチパネル4には、例えば、ホーム画面、メニュー画面、及び各コンテンツの画面等を表示する表示領域401と、予め定められた操作や機能を実施するボタンとして機能するボタン領域とが設けられている。ボタン領域は、例えば、ホームボタンとして機能するホームボタン領域402、「戻る」ボタンとして機能する「戻る」ボタン領域403、及びメニューボタンとして機能するメニューボタン領域404を含む。
図2は、一実施形態に係る電子辞書1のハードウェア構成を示すブロック図である。図2に例示するように、電子辞書1は、制御部601と、キーボード602と、タッチパネル603と、記憶部604とを含む。
制御部601は、ユーザ操作に応じた各種コンテンツの処理を含む、電子辞書1全体の動作を制御する。制御部601の機能は、例えば、MPU(Micro Processing Unit)等のプロセッサが所定の制御プログラムを実行することにより実現される。制御部601は、キーボード602及びタッチパネル603における入力装置としてのデジタイザ603bを操作することにより入力又は選択された検索語を検索する検索部601aを含む。
キーボード602は、上記の複数のボタン2を含む入力装置である。電子辞書1のユーザがボタン2を押下すると、キーボード602は、押下されたボタン2と対応する信号を制御部601に出力する。制御部601は、キーボード602が出力した信号と当該信号の継続時間とに基づいて、ユーザ操作の内容を判定し、該ユーザ操作の内容に応じた処理を実施する。本実施形態に係る電子辞書1の制御部601は、「戻る」ボタン201に対するユーザ操作が短押しであるか長押しであるかを判定する。制御部601は、例えば、信号の継続時間が1秒以上である場合に長押しであると判定し、信号の継続時間が1秒未満である場合には短押しであると判定する。「戻る」ボタン201を短押しした場合、制御部601は、ディスプレイ603aの表示を、その時点で表示されている画面と対応する階層よりも1つ上の階層の画面に切り替える。「戻る」ボタン201を長押しした場合、制御部601は、後述するように、ディスプレイ603aの表示を、その時点で表示されている画面と対応する系統(コンテンツ)に移動する前に表示した別の系統の画面に切り替える。
タッチパネル603は、表示装置(表示部)としてのディスプレイ603aと入力装置としてのデジタイザ603bとを含む。
記憶部604は、第1のコンテンツ(コンテンツA)のコンテンツデータ605a、第2のコンテンツ(コンテンツB)のコンテンツデータ605b、及び第3のコンテンツ(コンテンツX)のコンテンツデータ605xを含む複数のコンテンツデータと、履歴606とを記憶(格納)する。複数のコンテンツデータは、例えば、1つ以上の国語辞典のコンテンツデータ、1つ以上の英和辞典のコンテンツデータ、及び1つ以上の和英辞典のコンテンツデータを含む。これらの辞典のコンテンツデータは、それぞれ、見出し語、意味、関連語句、補足情報等のデータを含むデータベースである。また、複数のコンテンツデータは、例えば、ユーザが指定した語句と該語句の意味等の情報とを対応付けて登録した学習用のデータベース(図示せず)を含んでもよい。履歴606は、ユーザがコンテンツを使用して検索した検索語の履歴、及びコンテンツを変更した場合の変更前のコンテンツの表示に関する履歴を含む、電子辞書1において行った処理に関する各種履歴が格納される。記憶部604は、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)を含む。ROMには、例えば、上記のコンテンツデータ605a,605b,605x等が格納される。また、RAMには、履歴606や上記の学習用のデータベースが格納される。
本実施形態の電子辞書1の動作は、例えば、図3に示すような階層及び系統により管理される。図3は、階層及び系統を説明する図である。
電子辞書1は、電源投入時やユーザがホームボタン202を押下した時等に、ディスプレイ603aにホーム画面711を表示する。ホーム画面711は、各種コンテンツへの移動の起点となる最上位の画面である。本明細書では、ホーム画面711が表示される階層を第1階層という。ホーム画面711は、電子辞書1で実施可能な機能を示すメニューや予め定めたいくつかのコンテンツと対応する選択ボタンを含む。メニューは、例えば、複数のコンテンツのうちの同種のコンテンツのグループである。
ユーザがホーム画面711に含まれるメニューの選択ボタンを選択する操作をすると、ディスプレイ603aの表示は、例えば、第1のメニュー画面(メニューA)721又は第2のメニュー画面(メニューB)722に切り替わる。選択ボタンを選択する操作は、キーボード602のメニューボタン203を押下する操作、キーボード602の方向ボタンと決定ボタンとを押下する操作、及びタッチパネル603のメニューボタン領域403又は選択ボタンをタップ(短時間タッチ)する操作を含む。
メニュー画面721及び722は、ホーム画面711が表示されているときに選択又は入力操作を行うことにより展開され、かつ「戻る」ボタン201を短押しした場合にホーム画面711の表示に戻る、ホーム画面711の下層の画面である。また、メニュー画面は、ホーム画面711においてグループ化されている1つのグループ(メニュー)に含まれる複数のコンテンツへの移動の起点となる、コンテンツのトップ画面よりも上層の画面である。このため、本明細書では、メニュー画面721又は722が表示される階層を第2階層という。
第1のメニュー画面721は、例えば、複数のコンテンツのうちの国語辞典、英和辞典、及び和英辞典のコンテンツ、並びにこれらのコンテンツと関連した学習用のコンテンツを選択する複数の選択ボタンを含む。第2のメニュー画面722は、例えば、第1のメニュー画面721に含まれない他の辞典や事典等のコンテンツを選択する複数の選択ボタンを含む。
ユーザが第1のメニュー画面721に含まれる選択ボタンの1つを選択する操作をすると、ディスプレイ603aの表示は、第1のメニュー画面721に提示された複数のコンテンツのうちの選択されたボタンと対応するコンテンツのトップ画面に切り替わる。例えば、第1のメニュー画面721に含まれる第1のコンテンツ(コンテンツA)の選択ボタンを選択する操作がなされると、ディスプレイ603aの表示は、コンテンツAのトップ画面731に切り替わる。また、第1のメニュー画面721に含まれる第2のコンテンツ(コンテンツB)の選択ボタンを選択する操作がなされると、ディスプレイ603aの表示は、コンテンツBのトップ画面732に切り替わる。
同様に、ユーザが第2のメニュー画面722に含まれる選択ボタンの1つを選択する操作をすると、ディスプレイ603aの表示は、第2のメニュー画面722に提示された複数のコンテンツのうちの選択されたボタンと対応するコンテンツのトップ画面に切り替わる。例えば、第2のメニュー画面722に含まれる第3のコンテンツ(コンテンツX)の選択ボタンを選択する操作がなされると、ディスプレイ603aの表示は、コンテンツXのトップ画面733に切り替わる。
コンテンツのトップ画面731,732,733は、メニュー画面721又は722が表示されているときに選択又は入力操作を行うことにより展開され、かつ「戻る」ボタン201を短押しした場合に対応するメニュー画面721又は722に表示が戻る、メニュー画面721又は722の下層の画面である。また、コンテンツのトップ画面は、該コンテンツを使用した検索の検索結果への移動の起点となる画面である。このため、本明細書では、コンテンツのトップ画面が表示される階層を第3階層という。
ユーザがコンテンツのトップ画面に対して入力操作、例えば、検索語を入力する操作をすると、ディスプレイ603aの表示は、該コンテンツを使用した検索語の検索結果の画面741a,741b,742,743に切り替わる。このため、本明細書では、コンテンツのトップ画面に対する入力操作により該コンテンツの検索結果の画面が表示される階層を第4階層という。また、図3では省略しているが、第4階層の検索結果の画面が表示された状態で更に下層の画面に移動する何らかの入力操作をユーザが行った場合、ディスプレイ603aの表示は、入力操作に応じた画面に切り替わる。すなわち、コンテンツの種類によっては、第4階層の検索結果の画面の下層に、第5階層以降の階層が存在し得る。
上記のような階層構造における「系統」は、本明細書では、第3階層において1個のコンテンツとして識別される個々の辞典や機能を指す。すなわち、第1のコンテンツ(コンテンツA)のトップ画面731を使用した検索語の検索における第1の検索結果の画面741a及び第2の検索結果の画面741bは、第1のコンテンツと対応する1つの系統(第1系統)に含まれる。
また、本明細書では、系統をまたぐ操作は、あるコンテンツ(系統)から別のコンテンツ(系統)に移動する操作を指す。本実施形態の電子辞書1及び従来の電子辞書では、移動先のコンテンツがコンテンツボタン204と対応付けられたコンテンツである場合には、該コンテンツボタン204を押下することにより、ディスプレイ603aの表示が第1階層や第2階層を経由することなく移動先のコンテンツのトップ画面に切り替わる。しかしながら、従来の電子辞書では、移動先のコンテンツがコンテンツボタン204と対応付けられていないコンテンツである場合には、例えば、メニューボタン203を押下して第2階層(メニュー画面721又は722)に戻るか、又はホームボタン202を押下して第1階層(ホーム画面711)に戻ってから、移動先のコンテンツを選択する操作をすることになる。
電子辞書のユーザは、例えば、系統をまたぐ操作をして別の系統に移動した後で、移動前の系統の表示に戻ることを望むことがある。しかしながら、従来の電子辞書における「戻る」ボタン201は、1つ上の階層に移動するためのボタンである。このため、従来の電子辞書では、現在表示されている画面の系統(コンテンツ)から、該系統に移動する前の別の系統の画面に表示を戻す場合、上記のように、第2階層(メニュー画面721又は722)又は第1階層(ホーム画面711)に戻ってから、移動前の系統を選択する操作をすることになることが多い。例えば、第3のコンテンツ(コンテンツX)のトップ画面733又は検索結果の画面743が表示されている状態から、コンテンツボタン204と対応付けられていない第1のコンテンツ(コンテンツA)の第1の検索結果の画面741aに戻る場合、従来の電子辞書では、一度ホーム画面711に戻った後、第1のメニュー画面721を表示させ、続けて第1のコンテンツのトップ画面731を表示させて検索語を入力又は選択する必要がある。このため、従来の電子辞書では、系統(コンテンツ)をまたいで以前の表示に戻るための操作に手間がかかる。これに対し、本実施形態の電子辞書1では、「戻る」ボタン201に短押しした場合の機能と長押しした場合の機能との2つの機能を割り当てること、及び異なる系統に移動する際に移動前の系統の階層情報を履歴として保持することにより、系統をまたいで以前の系統の表示に戻るための操作を簡素化する。
図4は、一実施形態に係る電子辞書1の動作を説明するフローチャートである。本実施形態の電子辞書1は、電源が投入されホーム画面711等の所定の画面を表示した後、図4に例示したフローチャートに沿った処理を開始する。
電子辞書1は、まず、ユーザ操作を受け付けるまで待機する(ステップS1)。電子辞書1の制御部601は、キーボード602又はデジタイザ603bをユーザが操作することにより入力される情報を受け付けるまで待機する。ユーザ操作を受け付けると、制御部601は、まず、ユーザ操作が系統から上の階層又は他の系統に移動する操作であるか否かを判定する(ステップS2)。ここで、系統から上の階層に移動する操作は、ホーム画面に移動する操作及びメニュー画面に移動する操作を含む。ホーム画面に移動する操作は、例えば、ホームボタン202を押下する操作及びホームボタン領域402をタップする操作とする。また、メニュー画面に移動する操作は、メニューボタン203を押下する操作、メニューボタン領域403をタップする操作、及びコンテンツのトップ画面が表示された状態で行われた「戻る」ボタン201を短押しする操作又は「戻る」ボタン領域402をタップする操作とする。また、ステップS2の判定処理における系統から他の系統に移動する操作は、コンテンツボタン204を押下する操作を含み、かつ「戻る」ボタン201を長押しする操作及び「戻る」ボタン領域402を所定時間以上継続してタッチする操作は含まない。系統から上の階層又は他の系統に移動する操作である場合(ステップS2;YES)、制御部601は、現在の系統及び階層情報を履歴606に格納する(ステップS3)。ステップS3では、制御部601は、ステップS2の判定をした時点でディスプレイ603aに表示している画面を含む系統(コンテンツ)と、表示している画面の階層及び表示内容を示す情報とを対応付けて記憶部604の履歴606に格納する。なお、階層情報として履歴606に格納する情報は、ステップS2の判定をした時点で表示している画面の階層及び表示内容を示す情報に限らず、ステップS2の判定をするまでにその系統内で行われた一連の処理において表示させた画面のうちのトップ画面とは別の画面の階層及び表示内容を示す情報であってもよい。例えば、階層情報として履歴606に格納する情報は、1つの系統内で行われた一連の処理において表示させた画面のうちの最下層の画面の表示内容を示す情報であってもよい。ステップS3の処理の後、制御部601は、ユーザ操作に応じた移動先の画面をディスプレイ603aに表示させる(ステップS4)。ステップS4の処理の後、制御部601は、ステップS1の処理に戻る。
ステップS2において、ユーザ操作が系統から上の階層に移動する操作ではなく、かつ他の系統に移動する操作でもないと判定した場合(ステップS2;NO)、制御部601は、次に、ユーザ操作が下層に移動する操作であるか否かを判定する(ステップS5)。ここで、下層に移動する操作は、ホーム画面からメニュー画面に移動する操作、メニュー画面から系統(コンテンツ)のトップ画面に移動する操作、及び系統のトップ画面から検索結果に移動する操作を含む。下層に移動する操作である場合(ステップS5;YES)、制御部601は、操作に応じて下層に移動し(ステップS6)、該下層の画面をディスプレイ603aに表示させる。ステップS6の処理の後、制御部601は、ステップS1の処理に戻る。
ステップS5において、ユーザ操作が下層に移動する操作ではないと判定した場合(ステップS5;NO)、制御部601は、次に、ユーザ操作が「戻る」ボタンを短押しした操作であり、かつ現在の表示が系統のトップ画面よりも下層であるか否かを判定する(ステップS7)。「戻る」ボタンを短押しした操作は、「戻る」ボタン201を短押しする操作、及び「戻る」ボタン領域402をタップする操作を含む。「戻る」ボタンを短押しした操作であり、かつ現在の表示が系統のトップ画面よりも下層である場合(ステップS7;YES)、制御部601は、同一系統内で1つ上の階層に移動し(ステップS8)、該階層の画面をディスプレイ603aに表示させる。ステップS8の処理の後、制御部601は、ステップS1の処理に戻る。
ステップS7において、「戻る」ボタンを短押しした操作ではない、又は系統のトップ画面よりも下層ではないと判定した場合(ステップS7;NO)、制御部601は、次に、ユーザ操作が「戻る」ボタンを長押しした操作であるか否かを判定する(ステップS9)。「戻る」ボタンを長押しした操作は、「戻る」ボタン201を長押しした操作、及び「戻る」ボタン領域402を所定時間以上継続してタッチする操作を含む。「戻る」ボタンを長押しした操作である場合(ステップS9;YES)、制御部601は、履歴606に格納された系統及び階層情報に基づいて他の系統の階層に移動し(ステップS10)、該階層の画面をディスプレイ603a表示させる。すなわち、制御部601は、「戻る」ボタンを長押しした操作を受け付けると、履歴606を参照して、該操作を受け付けた時点で表示している系統に切り替わる前に表示されていた別の系統の画面を選択し、表示を選択した別の系統の画面に戻す。このとき、制御部601は、系統の切り替えの起点となるホーム画面又はメニュー画面等の、選択した別の系統の画面とは別の画面を経由することなく、ディスプレイ603aの表示を、「戻る」ボタンを長押しした操作を受け付けた時点で表示している系統の画面から、該系統に切り替わる前に表示されていた別の系統の画面に戻す。また、「戻る」ボタンを長押しした操作ではない場合(ステップS9;NO)、制御部601は、ステップS2で受け付けたユーザ操作に応じた処理を実行する(ステップS11)。ステップS10又はS11の処理の後、制御部601は、ステップS1の処理に戻る。
本実施形態の電子辞書1の制御部601は、例えば、電子辞書1の電源がオフになるまで、図4のフローチャートに沿った処理を繰り返す。
このように、本実施形態の電子辞書1は、ある系統(コンテンツ)から上の階層又は他の系統に移動する操作を受け付けた場合に、該操作を受け付けた時点でディスプレイ603aに表示されている画面についての系統及び階層情報を履歴606に格納する。そして、他の系統等に移動した後で「戻る」ボタン201を長押しした操作を受け付けると、電子辞書1は、履歴606を参照し、ディスプレイ603aの表示を、該操作を受け付けた時点で表示されている画面についての系統に移動する前の別の系統の階層の画面に戻す。このとき、電子辞書1の制御部601は、上記のように、系統の切り替えの起点となるホーム画面やメニュー画面等の、履歴606に基づいて選択した別の系統の階層の画面とは別の画面を経由することなく、別の系統の階層の画面に戻すことができる。更に、履歴606に格納された階層情報が系統のトップ画面よりも下層の画面についての情報である場合には、系統のトップ画面を経由することなく画面を戻すことができる。このため、本実施形態の電子装置1では、系統をまたぐ操作をして別のコンテンツに移動した後、「戻る」ボタンを長押しするという簡単な操作を行うだけで、ディスプレイ603aの表示を移動前の系統の表示に戻すことができる。
図5は、電子辞書1の動作の具体例を説明する図である。図5には、ホーム画面711、第1のメニュー画面721、第1のコンテンツのトップ画面731及び検索結果の画面741c、並びに第2のコンテンツのトップ画面732を示している。第1のコンテンツは国語辞典とし、第2のコンテンツは学習機能の1つである「暗記カード」とする。また、第1のコンテンツ及び第2のコンテンツは、第1のメニュー画面721から選択可能になっている。
本実施形態の電子辞書1では、ホーム画面711に含まれる第1のメニューの選択ボタンB1を選択する操作をすると、第1のメニュー画面721が表示される。そして、第1のメニュー画面721に含まれる第1のコンテンツ(国語辞典)の選択ボタンB2を選択すると、第1のコンテンツのトップ画面731が表示される。第1のコンテンツのトップ画面731において検索語を入力すると、該検索語に応じた検索結果の画面741cが表示される。図5では、「ななかまど」という検索語(文字列)を入力した例を示している。
第1のコンテンツの検索結果の画面741cが表示されている状態で、例えば、ユーザがメニューボタン203を押下すると(Q1)、制御部601は、図4のフローチャートにおけるステップS2の判定処理を行う。メニューボタン203を押下する操作は、系統から上の階層に移動する操作であるため、制御部601は、図4のフローチャートにおけるステップS3及びS4の処理を行う。すなわち、制御部601は、操作を受け付けた時点でディスプレイ603aに表示されている画面についての系統及び階層情報を記憶部604の履歴606に格納し(Q2)、ディスプレイ603aの表示を第1のメニュー画面721に切り替える。図5に示した例では、制御部601は、系統及び階層情報として、第1のコンテンツを示す情報、及び「ななかまど」という検索語に対する検索結果の画面741cを示す情報を履歴606に格納する。
第1のメニュー画面721に戻った後、ユーザが第2のコンテンツ(暗記カード)の選択ボタンB3を選択すると(Q3)、該操作は下層に移動する操作であるため、制御部601は、図4のフローチャートにおけるステップS4でYESと判定する。このため、制御部601は、ディスプレイ603aの表示を第2のコンテンツのトップ画面732に切り替える。第2のコンテンツのトップ画面732は複数の選択ボタンを含み、ユーザが選択ボタンのいずれかを選択すると、選択した選択ボタンと対応した機能が実行される。例えば、「暗記カードを見る」と表示されたボタンを選択すると、制御部601は、記憶部604の学習用のデータベースを参照し、ユーザが過去に登録した単語等の情報をディスプレイ603aに表示させる。
第2のコンテンツのトップ画面732が表示された状態で、ユーザが第1のコンテンツの検索結果の画面741cに戻ることを望んだ場合、従来の電子辞書では、例えば、点線の矢印で示したような経路で戻らなければならなかった。すなわち、「戻る」ボタン201を短押しして(Q4a)第1のメニュー画面721に戻り、第1のコンテンツの選択ボタンB2を押下して第1のコンテンツのトップ画面731を表示させた後、検索語を入力又は選択して検索結果の画面741cを表示させなければならなかった。
これに対し、本実施形態の電子辞書1では、第2のコンテンツのトップ画面732を表示する前に表示していた別のコンテンツ、すなわち第1のコンテンツの検索結果の画面741cを示す情報が履歴606に格納されている。このため、本実施形態の電子辞書1のユーザは、第2のコンテンツのトップ画面732が表示された状態で「戻る」ボタンを長押しする(Q4b)だけで、メニュー画面721及び第1のコンテンツのトップ画面731を経由することなく、ディスプレイ603aの表示を第1のコンテンツの検索結果の画面741cに戻すことができる。
このように、本実施形態の電子辞書1では、従来の電子辞書における1つ上の階層に移動する(戻る)ことと、異なる系統(コンテンツ)をまたいで過去に表示された別の系統の画面に表示を戻すこととの両方を、簡単な操作で行うことが可能である。このため、本実施形態の電子辞書1は、従来の電子辞書と比べて操作性がより一層向上する。また、上述した「戻る」ボタンを長押しする操作は、過去に表示された別の系統のトップ画面を経由することなく、該別の系統のトップ画面よりも下層の画面に表示を戻すことを可能にする。このため、例えば、過去に表示された別の系統がコンテンツボタン204と対応付けられた系統であっても、コンテンツボタン204を使用しトップ画面を経由して戻る場合と比べて、より簡単な操作で画面を戻すことができる。
なお、系統から上の階層又は他の系統に移動する際に履歴に格納する階層情報は、上述したように、ユーザ操作を受け付けた時点で表示されている画面についての階層及び表示内容を含む情報に限らず、他の画面についての階層及び表示内容を含む情報であってもよい。例えば、履歴に格納する階層情報は、ユーザ操作を受け付けた時点で表示されている系統に対して行われた一連の処理で移動した階層のうちの最下層の画面についての階層及び表示内容を含む情報であってもよい。
図6は、電子辞書1の動作の変形例を説明する図である。図6には、第1のコンテンツ(コンテンツA)で複数の操作をした後で、第2のコンテンツ(コンテンツB)に移動し、更に第1のコンテンツに戻る場合のユーザ操作の内容と電子辞書1の動作とを含む手順表10を示している。
ユーザがコンテンツAを選択する操作をすると、電子辞書1のディスプレイ603aには、コンテンツAのトップ画面が表示される。このときの階層は第3階層になる。
次に、ユーザがコンテンツAのトップ画面に単語Aを入力すると、ディスプレイ603aにはコンテンツAによる単語Aの検索結果が表示される。このときの階層は第4階層になる。
その後、ユーザが、例えば、単語Aの検索結果の画面に表示された選択可能な単語Bを選択すると、ディスプレイ603aには、単語Bの検索結果が表示される。このときの階層は第5階層になる。
単語Bの検索結果が表示された状態で、ユーザが「戻る」ボタン201を短押しすると、ディスプレイ603aの表示は、1つ上の階層である単語Aの検索結果の画面に戻る。このときの階層は第4階層になる。
次に、ユーザが、例えば、現在の系統(コンテンツA)から上の階層に移動する操作であるメニューボタン203を押下する操作を行うと、電子辞書1は、現在の系統及び階層情報を履歴606に格納する。ここでは、現在の系統としてコンテンツAを示す情報を格納し、階層情報として、最下層である第5階層の情報、すなわち単語Bの検索結果の画面を示す情報を格納する。その後、電子辞書1は、ディスプレイ603aの表示をメニュー画面に切り替える。このときの階層は第2階層になる。
メニュー画面が表示された状態で、ユーザが第2のコンテンツ(コンテンツB)の選択ボタンを押下すると、電子辞書1のディスプレイ603aには、コンテンツBのトップ画面が表示される。このときの階層は第3階層になる。
次に、ユーザがコンテンツBのトップ画面に単語Cを入力すると、ディスプレイ603aにはコンテンツBによる単語Cの検索結果が表示される。このときの階層は第4階層になる。
この後、ユーザが「戻る」ボタン201を長押しすると、電子辞書1は、履歴606に格納された系統及び階層情報に基づいて、ディスプレイ603aの表示を、コンテンツBの検索結果の画面から、コンテンツBに移動する前のコンテンツAの検索結果の画面に戻す。図6に示した例では、上述のように、コンテンツBに移動する前に行われたコンテンツAによる一連の処理において表示された3つの検索結果の画面のうちの、最後に表示した検索結果の画面ではなく、最下層の画面についての情報が履歴606に格納されている。このため、「戻る」ボタン201の長押し操作を受け付けた後、電子辞書1のディスプレイ603aに表示されるコンテンツAの検索結果の画面は、最後に表示した単語Aの検索結果の画面ではなく、最下層である単語Bの検索結果の画面となる。
履歴606に格納する階層情報を同一系統で行われた一連の処理で表示された複数の画面のうちの最下層の画面を示す情報にすると、例えば、系統(コンテンツ)のトップ画面が表示された状態で上の階層又は他の系統に移動する操作を受け付けた場合に、該トップ画面ではなく、該コンテンツによる検索結果の画面の階層情報を履歴606に格納することができる。したがって、例えば、「戻る」ボタン201を長押し操作した時に対象となる系統(コンテンツ)のトップ画面に戻り、該トップ画面から更に下層の画面に移動するための操作をする手間を省くことができる。
なお、上述した実施形態は、本発明の理解を容易にするための具体例を示したものであり、本発明に係る電子辞書1は、上述した実施形態に限定されるものではない。すなわち、本発明に係る電子辞書1は、実施形態で説明した本発明の要旨を逸脱しない範囲において、さまざまな変形、変更が可能である。
例えば、電子辞書1の制御部601は、階層を移動する毎に表示された画面についての系統及び階層情報をユーザの操作履歴として履歴606に格納してもよい。このような電子辞書1では、「戻る」ボタン201を長押しした場合に、戻り先の系統となる別の1つの系統で連続して行われた複数の処理によって表示された複数の画面のうちの1つの画面を選択して戻るようにしてもよい。例えば、図6の手順表10の操作順番に沿って電子辞書1を操作した場合、該電子辞書1の制御部601は、2番目から4番目までの各操作を行ったときにディスプレイ603aに表示させた画面についての系統及び階層情報のそれぞれを履歴606に格納してもよい。この場合、「戻る」ボタン201の長押し操作が行われると、制御部601は、履歴606に格納された3つの系統及び階層情報のうちのどの系統及び階層の画面に戻るかをユーザに選択させる画面をディスプレイ603aに表示させる。このようにすることで、系統をまたいで戻る場合の戻り先を選択することが可能となり、電子辞書1の操作性及び利便性が一層向上する。
また、ユーザの操作履歴を履歴606に格納する場合、「戻る」ボタン201の長押し操作に応じて戻る系統は、直前の別の系統に限らず、現時点で表示されている系統に移動する前に表示させた複数種類の系統のうちの1つを選択できるようにしてもよい。この種の電子辞書1では、例えば、履歴606に格納された複数種類の系統に、「戻る」ボタン201を長押しした時点で表示されている系統が含まれていてもよい。例えば、第1のコンテンツを使用した後、別の1つ以上のコンテンツを使用してから再び第1のコンテンツに移動し、「戻る」ボタンを長押しした場合、別の1つ以上のコンテンツよりも前の第1のコンテンツ使用時に表示させた画面に戻ることができるようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、1つのボタン(例えば「戻る」ボタン201)に対する操作方法を変えることで、1つ上の階層に移動する(戻る)操作と、過去に表示させた別のコンテンツの画面に戻る操作とを識別している。しかしながら、電子辞書1は、例えば、「戻る」ボタン201を短押しする操作等の、1つの特定の操作を受け付けた場合に、1つ上の階層に移動するか、過去に表示させた別のコンテンツの画面に戻るかを選択する画面をディスプレイ603aに表示させてもよい。このような電子辞書1は、例えば、操作に不慣れなユーザが誤った操作をすること等により、ディスプレイ603aの表示がユーザの意図しない階層の画面に戻ってしまうことを防ぐことができる。
更に、上述した実施形態で例示した電子辞書1は、本発明に係る情報処理装置の一例に過ぎない。すなわち、本発明に係る情報処理装置、制御方法、及び、プログラムは、上述した実施形態及びその変形例により開示された構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載を逸脱しない範囲において、さまざまな変形、変更が可能である。例えば、情報処理装置は、スマートフォンやタブレットコンピュータ等の汎用コンピュータに電子辞書としての機能を持たせたものであってもよい。また、この種の情報処理装置では、辞典のコンテンツ等の一部のコンテンツは、インターネット等のネットワークを介して情報処理装置と通信する外部装置に格納されていてもよい。
以下、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[付記1]
第2のコンテンツの画面が表示された状態から前記第2のコンテンツとは異なる第1のコンテンツに移動する場合の操作として、前記第2のコンテンツの画面から直接又は1つ以上の前記第2のコンテンツの別の画面を経由して前記第1のコンテンツを選択する画面に移動させる操作を含む情報処理装置であって、
前記第1のコンテンツ、及び前記第2のコンテンツのうちの選択されたコンテンツの画面を表示する表示部と、
前記表示部の表示を前記第1のコンテンツの画面から前記第2のコンテンツの画面に切り替える操作の履歴を記憶する記憶部と、
前記第1のコンテンツを選択する画面に移動させる操作とは異なる所定の操作を受け付けた場合に、前記操作の履歴に基づいて表示する前記第1のコンテンツの画面を選択し、前記表示部の表示を、選択した前記第1のコンテンツの画面とは別の画面を経由することなく、前記所定の操作を受け付けた時点で表示している前記第2のコンテンツの画面から選択した前記第1のコンテンツの画面に戻す制御部と
を備えることを特徴とする情報処理装置。
[付記2]
前記第1のコンテンツのコンテンツデータ及び前記第2のコンテンツのコンテンツデータは前記記憶部に格納されている
ことを特徴とする付記1に記載の情報処理装置。
[付記3]
前記制御部は、前記表示部に表示させる前記第1のコンテンツの画面及び前記第2のコンテンツの画面のそれぞれを階層的に切り替える
ことを特徴とする付記1又は2に記載の情報処理装置。
[付記4]
前記表示部の表示を前記第1のコンテンツの画面から前記第2のコンテンツの画面に切り替える操作を受け付けたときに、該操作を受け付けた時点で表示している前記第1のコンテンツの画面を示す情報、及び該操作を受け付けるまでに表示した前記第1のコンテンツの画面のうちの最下層の画面を示す情報の少なくとも一方の情報を前記操作の履歴に格納する
ことを特徴とする付記3に記載の情報処理装置。
[付記5]
前記制御部は、前記表示部に表示する画面を1つ上の階層の画面に戻す操作を受け付けた場合には、前記表示部の表示を、前記戻す操作を受け付けた時点で表示している前記第2のコンテンツの画面の1つ上の階層の画面に切り替え、前記戻す操作とは異なる前記所定の操作を受け付けた場合には、前記表示部の表示を、前記第1のコンテンツの画面に戻す
ことを特徴とする付記3又は4に記載の情報処理装置。
[付記6]
前記所定の操作は、前記第2のコンテンツの画面を該第2のコンテンツの1つの上の階層の画面と前記第1のコンテンツの画面のどちらに切り替えるかを選択する画面を表示する操作と、表示された画面に基づいてどちらの画面に切り替えるかを選択する操作とを含む
ことを特徴とする付記3~5のいずれか1つに記載の情報処理装置。
[付記7]
前記所定の操作は、前記操作の履歴に基づいて、前記第2のコンテンツの画面を表示する前に前記表示部に表示させた前記第1のコンテンツの画面を示す情報を、前記表示部に表示させる操作と、前記表示部に表示された前記情報に基づいて前記表示部に表示させる前記第1のコンテンツの画面を選択する操作とを含む
ことを特徴とする付記1~6のいずれか1つに記載の情報処理装置。
[付記8]
前記操作の履歴は、前記表示部に前記第1のコンテンツの画面及び前記第2のコンテンツの画面のそれぞれを表示させる操作の履歴を含み、
前記制御部は、前記操作の履歴のうちのコンテンツをまたぐ操作の履歴のみを抽出し、抽出した前記履歴に基づいて、前記第2のコンテンツの画面を前記第1のコンテンツの画面に切り替える
ことを特徴とする付記1~7のいずれか1つに記載の情報処理装置。
[付記9]
前記制御部は、前記操作の履歴に前記第1のコンテンツとは異なるコンテンツの画面から前記第1のコンテンツの画面に切り替える操作の履歴が含まれる場合には、前記第1のコンテンツの画面と、前記第1のコンテンツの画面に切り替える前の前記コンテンツの画面のどちらの画面に切り替えるかを選択させる画面を、前記表示部に表示させ、前記第1のコンテンツの画面への切り替えが選択された場合に、前記表示部の表示を前記第1のコンテンツの画面に切り替える
ことを特徴とする付記1~8のいずれか1つに記載の情報処理装置。
[付記10]
前記第1のコンテンツ及び前記第2のコンテンツの少なくとも一方は、辞典のコンテンツである
ことを特徴とする付記1~9のいずれか1つに記載の情報処理装置。
[付記11]
第2のコンテンツの画面が表示された状態から前記第2のコンテンツとは異なる第1のコンテンツに移動する場合の操作として、前記第2のコンテンツの画面から直接又は1つ以上の前記第2のコンテンツの別の画面を経由して前記第1のコンテンツを選択する画面に移動させる操作を含む情報処理装置が、
前記第1のコンテンツの画面が表示された状態から前記第2のコンテンツの画面に表示を切り替える操作の履歴を記憶し、
前記第1のコンテンツを選択する画面に移動させる操作とは異なる所定の操作を受け付けた場合に、前記操作の履歴に基づいて表示する前記第1のコンテンツの画面を選択し、前記表示を、選択した前記第1のコンテンツの画面とは別の画面を経由することなく、前記所定の操作を受け付けた時点で表示している前記第2のコンテンツの画面から選択した前記第1のコンテンツの画面に戻す
ことを特徴とする制御方法。
[付記12]
第2のコンテンツの画面が表示された状態から前記第2のコンテンツとは異なる第1のコンテンツに移動する場合の操作として、前記第2のコンテンツの画面から直接又は1つ以上の前記第2のコンテンツの別の画面を経由して前記第1のコンテンツを選択する画面に移動させる操作を含む情報処理装置に、
前記第1のコンテンツの画面が表示された状態から前記第2のコンテンツの画面に表示を切り替える操作の履歴を記憶し、
前記第1のコンテンツを選択する画面に移動させる操作とは異なる所定の操作を受け付けた場合に、前記操作の履歴に基づいて表示する前記第1のコンテンツの画面を選択し、前記表示を、選択した前記第1のコンテンツの画面とは別の画面を経由することなく、前記所定の操作を受け付けた時点で表示している前記第2のコンテンツの画面から選択した前記第1のコンテンツの画面に戻す
処理を実行させることを特徴とするプログラム。
1 電子辞書
2 押しボタン
201 「戻る」ボタン
202 ホームボタン
203 メニューボタン
204 コンテンツボタン
3,5 筐体
4 タッチパネル(タッチパネルディスプレイ)
401 表示領域
402 ホームボタン領域
403 「戻る」ボタン領域
404 メニューボタン領域
601 制御部
601a 検索部
602 キーボード
603 タッチパネル
603a ディスプレイ
603b デジタイザ
604 記憶部
605a,605b,605x コンテンツデータ
606 履歴
711 ホーム画面
721,722 メニュー画面
731,732,733 トップ画面
741a,741b,741c,742,743 検索結果の画面
10 手順表
B1,B2,B3 ボタン

Claims (5)

  1. コンテンツの選択対象として第1のコンテンツと第2のコンテンツとを含む選択画面を表示させるための第1の操作ボタンを備えている情報処理装置であって、
    前記第1の操作ボタンに対するユーザ操作に応じた選択画面の表示を経由することにより前記第1のコンテンツにおける第1の画面の表示から前記第2のコンテンツにおける第2の画面の表示に表示状態が間接的に切り替えられた場合に、前記第1の操作ボタンとは異なる第2の操作ボタンに対する所定のユーザ操作に応じて表示状態を前記第2の画面の表示から前記第1の操作ボタンに対してユーザ操作されるときに表示されていた表示状態として前記第1の画面の表示に直接的に切り替える制御手段を備え、
    前記制御手段は、前記第1の操作ボタンに対してユーザ操作された場合に前記第1の操作ボタンに対してユーザ操作されるときに表示されていた表示状態を履歴情報として予め所定の記憶手段に記憶させておくことにより、前記第2の操作ボタンに対して前記所定のユーザ操作が実行された場合に前記履歴情報に基づいて前記第2の画面の表示から前記第1の画面の表示に表示状態を直接的に切り替え可能に構成されている、
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記制御手段は、前記所定のユーザ操作として第1操作が前記第2の操作ボタンに対して実行された場合に表示状態を前記第2の画面の表示から前記第1の画面の表示に直接的に切り替えるとともに、前記所定のユーザ操作とは異なるユーザ操作として第2操作が前記第2の操作ボタンに対して実行された場合に表示状態を前記第2の画面の表示から前記第2の画面よりも1つ上の階層の画面の表示に切り替える、
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記制御手段は、前記所定のユーザ操作として前記第2の操作ボタンが長押しされた場合に表示状態を前記第2の画面の表示から前記第1の画面の表示に直接的に切り替えるとともに、前記所定のユーザ操作とは異なるユーザ操作として前記第2の操作ボタンが短押しされた場合に表示状態を前記第2の画面の表示から前記第2の画面よりも1つ上の階層の画面の表示に切り替える、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. コンテンツの選択対象として第1のコンテンツと第2のコンテンツとを含む選択画面を表示させるための第1の操作ボタンを備えている情報処理装置が実行する制御方法であって、
    前記第1の操作ボタンに対するユーザ操作に応じた選択画面の表示を経由することにより前記第1のコンテンツにおける第1の画面の表示から前記第2のコンテンツにおける第2の画面の表示に表示状態が間接的に切り替えられた場合に、前記第1の操作ボタンとは異なる第2の操作ボタンに対する所定のユーザ操作に応じて表示状態を前記第2の画面の表示から前記第1の操作ボタンに対してユーザ操作されるときに表示されていた表示状態として前記第1の画面の表示に直接的に切り替える制御処理を含み、
    前記制御処理は、前記第1の操作ボタンに対してユーザ操作された場合に前記第1の操作ボタンに対してユーザ操作されるときに表示されていた表示状態を履歴情報として予め所定の記憶手段に記憶させておくことにより、前記第2の操作ボタンに対して前記所定のユーザ操作が実行された場合に前記履歴情報に基づいて前記第2の画面の表示から前記第1の画面の表示に表示状態を直接的に切り替え可能に構成されている、
    ことを特徴とする制御方法。
  5. コンテンツの選択対象として第1のコンテンツと第2のコンテンツとを含む選択画面を表示させるための第1の操作ボタンを備えている情報処理装置のコンピュータを、
    前記第1の操作ボタンに対するユーザ操作に応じた選択画面の表示を経由することにより前記第1のコンテンツにおける第1の画面の表示から前記第2のコンテンツにおける第2の画面の表示に表示状態が間接的に切り替えられた場合に、前記第1の操作ボタンとは異なる第2の操作ボタンに対する所定のユーザ操作に応じて表示状態を前記第2の画面の表示から前記第1の操作ボタンに対してユーザ操作されるときに表示されていた表示状態として前記第1の画面の表示に直接的に切り替える制御手段として機能させ、
    前記制御手段は、前記第1の操作ボタンに対してユーザ操作された場合に前記第1の操作ボタンに対してユーザ操作されるときに表示されていた表示状態を履歴情報として予め所定の記憶手段に記憶させておくことにより、前記第2の操作ボタンに対して前記所定のユーザ操作が実行された場合に前記履歴情報に基づいて前記第2の画面の表示から前記第1の画面の表示に表示状態を直接的に切り替え可能に構成されている、
    ことを特徴とするプログラム。
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