JP7395023B2 - 衛星コンステレーション、飛翔体監視システム、傾斜軌道衛星システム、傾斜軌道衛星およびハイブリッドコンステレーション - Google Patents

衛星コンステレーション、飛翔体監視システム、傾斜軌道衛星システム、傾斜軌道衛星およびハイブリッドコンステレーション Download PDF

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Description

本開示は、データ通信を行う衛星コンステレーションに関するものである。
多数の監視衛星を有し、複数の監視衛星が飛翔する多数の軌道面を有し、特定領域を常時監視する衛星監視システムの構想が知られている。また、衛星監視システムで取得された監視情報を即座に任意の地点に伝送するための衛星情報伝送システムの構想が知られている。
衛星情報伝送システムは、多数の通信衛星を有し、複数の通信衛星が飛翔する多数の軌道面を有する。そして、各通信衛星が同一軌道面の通信衛星と隣接軌道面の通信衛星と通信クロスリンクを形成することによって、メッシュ通信網が構成される。
このように、監視衛星群と通信衛星群を別システムとして構成すると、総コストが膨大になってしまう。
また、任意の地点で取得された監視情報を時事刻々と飛翔位置が変化する監視衛星群と通信衛星群の間で授受するには、伝送計画が煩雑で労力を要してしまう。
そのため、最適な通信ルート探索をするアルゴリズムが複雑になり、解析時間を要してしまう。
さらに、1機の通信衛星が前後左右4式の通信装置で別々の通信衛星と同時に通信回線を確立して維持する必要があり、技術的に難度が高い。
特許文献1は、地球を周回する複数の観測衛星群を用いて観測目標地域を観測するシステムを開示している。
特開2008-126876号公報
本開示は、なるべく少ない人工衛星で任意の地点に情報を伝送できるようにすることを目的とする。
本開示の衛星コンステレーションは、軌道傾斜角が共通して法線ベクトルのアジマス成分が互いに東西方向にずれた6つ以上の軌道面でそれぞれに傾斜円軌道を飛翔する複数の人工衛星を備える。
前記複数の人工衛星は、軌道面ごとに8機以上の人工衛星を含む。
それぞれの人工衛星は、飛翔方向の前方と前記飛翔方向の後方とを指向して通信するための前後通信装置を備える。
軌道面ごとに、それぞれの人工衛星が前記飛翔方向の前方を飛翔する人工衛星と前記飛翔方向の後方を飛翔する人工衛星との通信網を前記前後通信装置によって形成する。
それぞれの軌道面の各人工衛星が、前記軌道面の北端と前記軌道面の南端とのそれぞれを他の軌道面の人工衛星と同期して通過し、前記軌道面の前記北端を通過するときに前記軌道面と隣り合う軌道面である隣接軌道面の北端を通過する人工衛星との通信網を前記前後通信装置によって形成し、前記軌道面の前記南端を通過するときに前記隣接軌道面の南端を通過する人工衛星との通信網を前記前後通信装置によって形成する。
本開示によれば、なるべく少ない人工衛星で任意の地点に情報を伝送することが可能となる。
実施の形態1における傾斜軌道衛星システム100の構成図。 実施の形態1における人工衛星200の構成図。 実施の形態1における衛星コンステレーション110の全体概要図。 実施の形態1における衛星コンステレーション110の部分概要図。 実施の形態1における衛星コンステレーション110の部分概要図。 実施の形態1における衛星コンステレーション110の部分概要図。 実施の形態2における傾斜軌道衛星システム100の構成図。 実施の形態2における傾斜軌道衛星システム100の全体概要図。 実施の形態3における飛翔体監視システム300の構成図。 実施の形態3における人工衛星200の構成図。 実施の形態4における人工衛星200の平面図。 実施の形態4における人工衛星200の側面図。 実施の形態4における人工衛星200の視野を表す平面図。 実施の形態4における人工衛星200の視野を表す側面図。
実施の形態および図面において、同じ要素または対応する要素には同じ符号を付している。説明した要素と同じ符号が付された要素の説明は適宜に省略または簡略化する。
実施の形態1.
傾斜軌道衛星システム100について、図1から図6に基づいて説明する。
***構成の説明***
図1に基づいて、傾斜軌道衛星システム100の構成を説明する。
傾斜軌道衛星システム100は、衛星コンステレーション110と、地上設備120と、を備える。
衛星コンステレーション110は、複数の人工衛星200を備える。
複数の人工衛星200は、6つ以上の軌道面でそれぞれに傾斜円軌道を飛翔する。
傾斜円軌道は傾斜軌道であり且つ円軌道である。傾斜軌道を飛翔する人工衛星200は「傾斜軌道衛星」ともいう。
6つ以上の軌道面は、軌道傾斜角が共通して、軌道面の法線ベクトルのアジマス成分が互いに東西方向にずれるように配置される。
各軌道面において、軌道傾斜角の角度は40度以上60度以下である。
軌道傾斜角は、軌道面の法線ベクトルのエレベーション成分である。
複数の人工衛星200は、軌道面ごとに8機以上の人工衛星200を含む。
例えば、6つの軌道面のそれぞれを8機の人工衛星200が飛翔する場合、衛星コンステレーション110は、48機の人工衛星200を備える。
図2に基づいて、人工衛星200の構成を説明する。
人工衛星200は、制御装置201と、推進装置202と、姿勢制御装置203と、電源装置204と、衛星間通信装置210と、対地通信装置220と、監視装置230と、を備える。
監視装置230を備える人工衛星200は「監視衛星」ともいう。
制御装置201は、人工衛星200の各装置を制御するためのコンピュータである。
制御装置201は、地上設備120からの各種指令信号に従って、推進装置202と衛星間通信装置210と対地通信装置220と監視装置230とのそれぞれを制御する。
推進装置202は、人工衛星200に推進力を与える装置であり、人工衛星200の速度を変化させる。
具体的には、推進装置202は、化学推進機または電気推進機である。例えば、推進装置202は、2液式スラスタ、イオンエンジンまたはホールスラスタである。
姿勢制御装置203は、人工衛星200の姿勢要素を制御するための装置である。
姿勢制御装置203は、人工衛星200の姿勢要素を所望の方向に変化させる。もしくは、姿勢制御装置203は、人工衛星200の姿勢要素を所望の方向に維持する。
具体的には、人工衛星200の姿勢要素は、人工衛星200の姿勢、人工衛星200の角速度、および、監視装置230の視線方向(Line Of Sight)である。
姿勢制御装置203は、姿勢センサとアクチュエータとコントローラとを備える。姿勢センサは、ジャイロスコープ、地球センサ、太陽センサ、スター・トラッカ、スラスタまたは磁気センサ等である。アクチュエータは、姿勢制御スラスタ、モーメンタムホイール、リアクションホイールまたはコントロール・モーメント・ジャイロ等である。コントローラは、姿勢センサによって得られる計測データに基づいて、または、地上設備120からの指令信号にしたがって、制御プログラムを実行することによって、アクチュエータを制御する。
電源装置204は、太陽電池、バッテリおよび電力制御装置などを備え、人工衛星200の各装置に電力を供給する。
衛星間通信装置210は、他の人工衛星200と通信するための装置であり、前後通信装置211を含む。
前後通信装置211は、人工衛星200の飛翔方向において飛翔方向の前方と飛翔方向の後方とを指向して通信するための装置である。
通信装置は、トランスミッタとレシーバとを含む。
対地通信装置220は、地上と通信するための装置である。具体的には、対地通信装置220は地上設備120と通信する。
監視装置230は、観測対象を監視するための装置である。具体的には、監視装置230は赤外監視装置である。赤外監視装置は赤外線を使用する監視装置である。
観測対象は、宇宙物体および地上から発射された飛翔体などである。宇宙物体は宇宙を飛翔する物体である。
制御装置201について補足する。
制御装置201は処理回路を備える。
処理回路は、専用のハードウェアであってもよいし、メモリに格納されるプログラムを実行するプロセッサであってもよい。
処理回路において、一部の機能が専用のハードウェアで実現されて、残りの機能がソフトウェアまたはファームウェアで実現されてもよい。つまり、処理回路は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェアまたはこれらの組み合わせで実現することができる。
専用のハードウェアは、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC、FPGAまたはこれらの組み合わせである。
ASICは、Application Specific Integrated C
ircuitの略称である。
FPGAは、Field Programmable Gate Arrayの略称で
ある。
人工衛星200について補足する。
人工衛星200は、監視方向を監視対象へ向けるためのポインティング機能を有する。
例えば、人工衛星200はリアクションホイールを備える。リアクションホイールは、人工衛星200の姿勢を制御するための装置である。リアクションホイールによって人工衛星200の姿勢が制御され、ボディポインティングが実現される。
例えば、監視装置230はポインティング機構を備える。ポインティング機構は、人工衛星200の視線方向を変えるための機構である。ポインティング機構には、例えば、駆動ミラー等が利用される。
図1に戻り、地上設備120について説明する。
地上設備120は、地上に設けられる設備である。具体的には、地上設備120は、北緯40度以上北緯60度以下の範囲内または南緯40度以上南緯60度以下の範囲内に設けられる。
地上設備120は、衛星通信装置121と、衛星管制装置122と、を備える。
衛星通信装置121は、それぞれの人工衛星200と通信するための装置である。
衛星管制装置122は、それぞれの人工衛星200を制御するための装置であり、各種指令信号を生成する。
各種指令信号には、通信を指示するための指令信号、監視を指示するための指令信号、および、軌道面内での位相の変化を指示するための指令信号などが含まれる。
衛星管制装置122は、人工衛星200の制御装置201と同じく、処理回路を備える。
***動作の説明***
図3から図5に基づいて、衛星コンステレーション110の動作を説明する。
地図上に記された各曲線は各軌道面の軌道を表している。
各軌道上の各物体は人工衛星200を表している。
人工衛星200間の矢印は人工衛星200間の通信を表している。
なお、一部の人工衛星200を記載し、人工衛星200の符号を省略する。
図3は、衛星コンステレーション110の全体の動作を表している。
以下に、衛星コンステレーション110の動作を、各軌道面における動作、軌道面の北端における動作および軌道面の南端における動作に分けて説明する。
図4に基づいて、各軌道面における動作を説明する。
各軌道面において、それぞれの人工衛星200は、前方の人工衛星200と後方の人工衛星200との通信網を前後通信装置211によって形成する。つまり、各軌道面において、それぞれの人工衛星200は、前方の人工衛星200と後方の人工衛星200とのそれぞれと通信することができる。
前方の人工衛星200は、同一の軌道面において飛翔方向の前方を飛翔する人工衛星200である。つまり、前方の人工衛星200は、同一の軌道面を飛翔する人工衛星200のうち飛翔方向の前方において隣接する人工衛星200である。
後方の人工衛星200は、同一の軌道面において飛翔方向の後方を飛翔する人工衛星200である。つまり、後方の人工衛星200は、同一の軌道面を飛翔する人工衛星200のうち飛翔方向の後方において隣接する人工衛星200である。
図5に基づいて、軌道面の北端における動作を説明する。
それぞれの軌道面の各人工衛星200は、軌道面の北端を他の軌道面の人工衛星200と同期して通過する。
そして、それぞれの軌道面の各人工衛星200は、軌道面の北端を通過するときに各隣接軌道面の北端を通過する人工衛星200との通信網を前後通信装置211によって形成する。つまり、それぞれの軌道面の各人工衛星200は、軌道面の北端を通過するときに各隣接軌道面の北端を通過する人工衛星200と通信することができる。
隣接軌道面は、東西方向において互いに隣り合う軌道面である。
図6に基づいて、軌道面の南端における動作を説明する。
それぞれの軌道面の各人工衛星200は、軌道面の南端を他の軌道面の人工衛星200と同期して通過する。
そして、それぞれの軌道面の各人工衛星200は、軌道面の南端を通過するときに各隣接軌道面の南端を通過する人工衛星200との通信網を前後通信装置211によって形成する。つまり、それぞれの軌道面の各人工衛星200は、軌道面の南端を通過するときに各隣接軌道面の南端を通過する人工衛星200と通信することができる。
***実施の形態1の特徴***
衛星コンステレーション110は、軌道傾斜角が50±10degの傾斜円軌道に8機以上の人工衛星200が飛翔する軌道面を6軌道面以上有する。各人工衛星200は監視装置230と通信装置とを具備する。各人工衛星200は、通信装置として、飛翔方向の前方と後方を指向する前後通信装置211を具備する。
同一軌道面内の人工衛星200は、互いに前後を飛翔する人工衛星200とクロスリンク通信を形成して円環状の通信網を形成する。
衛星コンステレーション110の人工衛星200は、軌道面の最北端において全ての軌道面の人工衛星200が同期して最北端を飛翔するよう同期する。
軌道面の最北端近傍において、人工衛星200は、前後通信装置211により、隣接軌道を飛翔する人工衛星200とクロスリンク通信を形成する。
各軌道面に形成される円環状通信網と、軌道面南北端における隣接軌道間の通信網と、により、全ての人工衛星200が通信網で接続される。
***実施の形態1の効果***
軌道傾斜角50±10degの傾斜円軌道では、軌道面の南北端において南北方向の飛翔方向が反転する。そのため、人工衛星200が一時的に西から東に飛翔する状況(南北のベクトルを含まない状況)となる。
全ての人工衛星200が軌道面の南北端通過時に西から東に飛翔しているので、隣接軌道面の人工衛星200が飛翔する軌道面内の位相が軌道面の最北端の通過時に同期していれば、前後通信装置211により、隣接軌道面の人工衛星200とも通信クロスリンクを形成することが可能となる。
実施の形態1によれば、監視と通信を1式の衛星コンステレーション110で実現できる。また、前後通信装置211だけで隣接軌道間の通信が可能である。そのため、トータル衛星数が少なく、低コストで特定領域の常時監視が可能なシステムが実現できる。
また、観測と通信で煩雑な情報授受をする必要がなく、最適な通信ルート探索が容易になり、短時間で通信を実施できる。
さらに、1機の人工衛星200が同時に4式の通信回線を確立して維持する必要もないので、煩雑で難度の高い技術が不要になる。
軌道傾斜角50±10degの傾斜円軌道では、軌道面の南北端において南北方向の飛翔方向が反転する。そのため、人工衛星200が一時的に西から東に飛翔する状況となる。そして、地表面の緯度50±10degの領域上空において、衛星群が西から東に飛翔する衛星密集ゾーンが形成される。つまり、北緯50±10degないし南緯50±10degにある地上設備120では、高頻度に衛星コンステレーション110と通信クロスリンクを形成できる。
***実施の形態1の補足***
軌道面の南北端の通過時において、衛星進行方向に対する横方向に相当するアジマスと衛星進行方向に対する縦方向に相当するエレベーションとの2軸周りに衛星相対位置の変化に応じた通信視野角を確保することは言うまでもない。
***実施例の説明***
傾斜軌道衛星システム100の実施例について説明する。
それぞれの軌道面において、8機以上の人工衛星200は等間隔で位相をずらして配置される。つまり、8機以上の人工衛星200が軌道面内に均等位相で配置される。
6つ以上の軌道面に含まれる軌道面の数は6の倍数である。
衛星コンステレーション110は、機数が6の倍数である複数の人工衛星200を備える。
複数の人工衛星200のそれぞれは、傾斜円軌道を1日に複数周回する。
複数の人工衛星200に対応する複数の軌道面は、互いの法線がアジマス方向において均等な角度ずつずらされる。
複数の軌道面は、6つの軌道面から成る1つ以上の軌道面組を構成する。
各軌道面組の6つの軌道面で6機の人工衛星200が周回するタイミングが同期される。
各軌道面組の1番目の軌道面で周回する人工衛星200が1番目の軌道面の最北端を通過するタイミングが(1)から(5)のタイミングと同期される。
(1)各軌道面組の3番目の軌道面で周回する人工衛星200が3番目の軌道面の最北端から面内位相がプラス120度ずれた地点を通過するタイミング。
(2)各軌道面組の5番目の軌道面で周回する人工衛星200が5番目の軌道面の最北端から面内位相がプラス240度ずれた地点を通過するタイミング。
(3)各軌道面組の4番目の軌道面で周回する人工衛星200が4番目の軌道面の最南端を通過するタイミング。
(4)各軌道面組の6番目の軌道面で周回する人工衛星200が6番目の軌道面の最南端から面内位相がプラス120度ずれた地点を通過するタイミング。
(5)各軌道面組の2番目の軌道面で周回する人工衛星200が2番目の軌道面の最南端から面内位相がプラス240度ずれた地点を通過するタイミング。
これにより、各軌道面に1機の人工衛星200しかなくても、軌道高度と監視装置230の視野範囲を適切に選択することで、中緯度帯を網羅的に監視することが可能となる。
また、6つの軌道面から成る1つ以上の軌道面組において、各軌道面組の6つの軌道面で6機の人工衛星200が周回するタイミングが同期され、複数の人工衛星200が各軌道面に飛翔する。これにより、複数の人工衛星200が中緯度帯を同時に監視でき、空間三角測量の原理に基づいて立体視が可能となる。
また、同時に複数の飛翔体が発射されても、それぞれの発射を探知することが可能となる。
また、赤道近傍の低緯度帯も網羅的に監視可能となり、中緯度帯で網羅できる緯度が高緯度側に広がるという効果がある。
6つ以上の軌道面に含まれる軌道面の数は12である。
また、8機以上の人工衛星200に含まれる人工衛星200の数は8機である。
つまり、衛星コンステレーション110は合計96機の人工衛星200を備える。
100機以下の人工衛星200で中緯度帯を網羅的に常時監視でき、監視された飛翔体の情報を地上設備120に伝送することできる。したがって、低コストで飛翔体監視システムを実現できる。
さらに、監視範囲の網羅性と複数の人工衛星200による同時監視に加えて、監視装置230の取得した情報を円環状通信網と南北端の隣接軌道間通信網を経由して即座に伝送できるという効果がある。
8機以上の人工衛星200に含まれる人工衛星200の数は奇数である。
軌道面の最北端と軌道面の最南端で衛星通過タイミングが異なることになるため、通信待ち時間を約半分に短縮できる。
6つ以上の軌道面に含まれる軌道面の数は18である。
また、8機以上の人工衛星200に含まれる人工衛星200の数は9機である。
つまり、衛星コンステレーション110は合計162機の人工衛星200を備える。
軌道面の南北端で隣接軌道間の通信ができる衛星数が多くなり、かつ、最北端と最南端で衛星通過タイミングが異なることになる。そのため、通信待ち時間を約半分に短縮でき、さらに、隣接軌道間の通信容量も増える。
前後通信装置211は光通信装置である。光通信装置は光波を使って通信を行う。
光通信装置には、伝送容量が大きいという効果、および、小型軽量に実現できるという効果がある。ただし、相互に通信する人工衛星同士が高精度で光通信ビームの指向制御を行う必要がある。
しかし、衛星コンステレーション110では、同一軌道面を飛翔する前後の人工衛星200の相対関係がほぼ維持される。そのため、前後の人工衛星200において、指向変動が小さいので、光通信を容易に実現できる。これにより、小型軽量で大容量の通信回線を実現できる。
前後通信装置211は電波通信装置である。電波通信装置は電波を使って通信を行う。
隣接軌道間の通信では人工衛星同士の相対位置と進行方向の相違が大きい。そのため、大角度の視野変動があっても通信回線を維持しやすい電波通信が有利となる。
前後通信装置211が電波通信装置であれば、軌道面の南北端における隣接軌道間の通信時間を長く確保し、大容量の通信を行うことができる。
軌道面の南北端の通過前後では軌道面の交差が発生するため、隣接軌道の人工衛星200との通信では通信方向が大角度で変化する。そのため、光通信では通信途絶が課題となる。これに対して、電波通信では通信途絶を起こさずに隣接軌道間の通信を継続できる。この結果、大容量の通信を衛星飛来の待ち時間なしで継続できる。
電波通信装置において、電波をスペクトル拡散して拡散符号を付与すれば、隣接軌道を超えて、更に隣の軌道の人工衛星200を識別して通信することもできる。
相対関係がほぼ維持される同一軌道面を飛翔する前後の人工衛星200では光通信装置を利用し、通信方向が大角度で変化する隣接軌道の人工衛星200との通信では電波通信装置を利用すれば、同一軌道面の通信を維持したままで、隣接軌道との通信も可能となる。
実施の形態2.
傾斜軌道衛星システム100について、主に実施の形態1と異なる点を図7および図8に基づいて説明する。
***構成の説明***
図7に基づいて、傾斜軌道衛星システム100の構成を説明する。
傾斜軌道衛星システム100において、それぞれの軌道面に通信衛星130が新たに投入される。通信衛星130は、人工衛星200の一種である。
通信衛星130の構成は、人工衛星200の構成と同様である。但し、通信衛星130は監視装置230を備えなくてもよい。
***動作の説明***
それぞれの通信衛星130の投入後に、軌道面ごとに、それぞれの人工衛星200(通信衛星130を含む)は前方の人工衛星200と後方の人工衛星200との通信網を前後通信装置211によって形成する。
それぞれの通信衛星130の投入後に、それぞれの軌道面の通信衛星130は、軌道面の北端と軌道面の南端とのそれぞれを他の軌道面の通信衛星130と同期して通過する。そして、それぞれの軌道面の通信衛星130は、軌道面の北端と軌道面の南端とのそれぞれを通過するときに隣接軌道面の通信衛星130との通信網を前後通信装置211によって形成する。
***実施の形態2の特徴***
衛星コンステレーション110は、軌道面内の人工衛星同士の相対位相と軌道面間の人工衛星同士の同期制御を維持する。
通信衛星130が軌道面の人工衛星間に追加され、軌道面内の円環状通信網が再構築される。
全軌道面に通信衛星130が追加され、全軌道面の最北端の通過タイミングが同期される。
***実施の形態2の効果***
同一軌道面において、人工衛星200が軌道面の最北端を通過してから後続の人工衛星200が最北端に飛来するまで、通信待ち時間が発生する。例えば、10機の人工衛星200が同一軌道面を飛翔し、各人工衛星200が約100分で地球を1周回する場合、人工衛星200が軌道面の最北端を通過してから後続の人工衛星200が最北端に飛来するまで10分の待ち時間が発生する。前後通信装置211の通信視野範囲を広く確保して南北端において2分程度の通信時間を確保するとしても、最大8分の通信待ち時間が発生する。
実施の形態2では、任意の数量の通信衛星130を投入することができるため、隣接軌道間の通信待ち時間を低減できる。また、前後の人工衛星200と通信する単機能の通信衛星130は低コストで実現できる。
***実施例の説明***
傾斜軌道衛星システム100の実施例について説明する。
それぞれの通信衛星130は、前後通信装置211と、左右通信装置と、を備える。左右通信装置は、飛翔方向の左方と飛翔方向の右方とを指向して通信するための装置である。
それぞれの通信衛星130の投入後に、軌道面ごとに、それぞれの人工衛星200(通信衛星130を含む)は、前方の人工衛星と後方の人工衛星200との通信網を前後通信装置211によって形成する。
それぞれの通信衛星130の投入後に、それぞれの軌道面の通信衛星130は、軌道面の北端と軌道面の南端とのそれぞれを他の軌道面の通信衛星130と同期して通過する。そして、それぞれの軌道面の通信衛星130は、軌道面の北端と軌道面の南端とのそれぞれを通過するときに隣接軌道面の通信衛星130との通信網を前後通信装置211によって形成し、軌道面の北端と軌道面の南端とのそれぞれを通過するとき以外で隣接軌道面の通信衛星130との通信網を左右通信装置によって形成する。
図8に基づいて、上記実施例の特徴を説明する。枠線の中の各物体は通信衛星130を表している。
衛星コンステレーション110は、軌道面内の人工衛星同士の相対位相と軌道面間の人工衛星同士の同期制御を維持する。
飛翔方向の前方と後方と左右の側方を指向する通信衛星130が軌道面の人工衛星間に追加され、軌道面内の円環状通信網が再構築される。
全軌道面に通信衛星130が追加され、全軌道面の最北端の通過タイミングが同期される。
通信衛星130は、隣接軌道の通信衛星130とは左右通信装置でクロスリンクを形成する。
これにより、円環状通信網同士が左右通信装置を経由してメッシュ状通信網を形成し、隣接軌道間の通信待ち時間を短縮することができる。
実施の形態3.
飛翔体監視システム300について、主に実施の形態1および実施の形態2と異なる点を図9および図10に基づいて説明する。
***構成の説明***
図9に基づいて、飛翔体監視システム300の構成を説明する。
飛翔体監視システム300は、飛翔体301を監視するための傾斜軌道衛星システム100である。
飛翔体監視システム300は、衛星コンステレーション110と、地上設備120と、を備える。
図10に基づいて、人工衛星200の構成を説明する。
人工衛星200は、監視装置230を備える。
監視装置230は、第一監視装置231と、第二監視装置232と、を含む。
第一監視装置231は、地心方向を指向して赤外線を使って飛翔体301の発射を探知するための監視装置である。
第二監視装置232は、地球周縁を指向して赤外線を使って飛翔体301の飛翔を監視するための監視装置である。
***動作の説明***
それぞれの人工衛星200は、第一監視装置231によって地心方向を指向して飛翔体301の発射を探知すると共に、第二監視装置232によって地球周縁を指向して宇宙背景で飛翔体301の飛翔を監視する。第一監視装置231および第二監視装置232によって飛翔体301に関して得られる情報およびデータを「飛翔体情報」と称する。
それぞれの人工衛星200は、前後通信装置211によって飛翔体情報を人工衛星間で伝送する。そして、伝送先の人工衛星200は、対地通信装置220によって飛翔体情報を地上設備120に伝送する。
伝送先の人工衛星200は、地上設備120と通信が可能な箇所を飛翔する人工衛星200である。
***実施の形態3の効果***
監視装置230は、飛翔体301の発射および飛翔途中の飛翔体301を監視する。
つまり、監視対象が飛翔体301である場合に発射探知と追跡との両方を行うことができる。
近年、極超音速滑空体(Hypersonic Glide Vehicle:HGV)と呼ばれる飛翔体が登場している。この飛翔体は、発射時の噴射終了後に飛翔途中で間欠的に噴射をして飛行経路を変更する。そのため、飛行経路と到着位置を予測するには、温度が上昇した飛翔体の本体を追跡する必要がある。しかし、地心方向を指向する監視装置による監視では、背景ノイズに飛翔体が埋もれてしまう。
一方、実施の形態3は、リム観測により、深宇宙背景で飛翔体301を監視できる。これにより、飛翔体301が背景ノイズに埋もれない。そのため、飛翔体301を追跡することができる。
実施の形態3により、中緯度帯から発射される飛翔体301の発射を複数の人工衛星200で探知して飛翔体301の位置座標を導出できる。
また、リム観測を行う第二監視装置232の飛翔体情報を統合することにより、飛翔途中の飛翔体301の位置座標を導出しながら、飛翔体301を追跡することができる。
このため、飛翔体301が飛翔途中で間欠的に噴射をして飛翔体301の飛翔方向が変化しても、飛翔体301を見失うことなく飛翔体301を追跡することができる。
***実施例の説明***
飛翔体監視システム300の実施例について説明する。
それぞれの軌道面において、8機以上の人工衛星200は等間隔で位相をずらして配置される。
衛星コンステレーション110は、各人工衛星200の第一監視装置231により、最小構成(例えば12軌道面)で中緯度帯を常時監視できる。
さらに、各軌道面に8機以上の人工衛星200が配備されるため、同時に複数の人工衛星200が飛翔体301を監視できる。そして、空中三角測量の原理で飛翔体301の位置座標を導出できる。
また、同一軌道面で8機以上の人工衛星200が前後の人工衛星200と通信リンクを確立できるため、軌道1周回の円環状通信網を構築できる。
実施の形態4.
人工衛星200について図11から図14に基づいて説明する。
***構成の説明***
図11および図12に基づいて、人工衛星200の構成を説明する。図11は平面図であり、図12は側面図である。
進行方向すなわち飛翔方向をプラスX軸(+X)で表す。
地球方向すなわち地心方向をプラスZ軸(+Y)で表す。
進行方向と地球方向とに直交する方向をプラスZ軸(+Z)で表す。
人工衛星200は、前後通信装置211と、第一監視装置231と、第二監視装置232と、を備える。
前後通信装置211は、前方を指向する通信装置と、後方を指向する通信装置と、で構成される。
第二監視装置232は、右前方を指向する監視装置と、左前方を指向する監視装置と、右後方を指向する監視装置と、左後方を指向する監視装置と、で構成される。
***機能の説明***
図13および図14に基づいて、通信視野および監視視野を説明する。
直線の網掛けは、前後通信装置211の通信視野を表す。
ドットの網掛けは、第一監視装置231の監視視野を表す。
破線は、第二監視装置232の監視視野を表す。
前後通信装置211は、+Xで表される方向(前方)と-Xで表される方向(後方)とのそれぞれを指向して通信を行う。
第一監視装置231は、+Zで表される方向(下方)を指向して監視を行う。
第二監視装置232は、+X+Yで表される方向(左前方)と+X-Yで表される方向(右前方)と-X+Yで表される方向(左後方)と-X-Yで表される方向(右後方)とのそれぞれを指向して監視を行う。
第二監視装置232は、プラスX軸からプラスY軸側に45度の方向(+X+Y)を中心にして120度の視野範囲を有する(図13を参照)。また、第二監視装置232は、プラスX軸からプラスZ軸側に20度から40度の範囲で視野範囲を有する(図14を参照)。
第二監視装置232は、プラスX軸からマイナスY軸側に45度の方向(+X-Y)を中心にして120度の視野範囲を有する。また、第二監視装置232は、プラスX軸からプラスZ軸側に20度から40度の範囲で視野範囲を有する。
第二監視装置232は、マイナスX軸からプラスY軸側に45度の方向(-X+Y)を中心にして120度の視野範囲を有する。また、第二監視装置232は、マイナスX軸からプラスZ軸側に20度から40度の範囲で視野範囲を有する。
第二監視装置232は、マイナスX軸からマイナスY軸側に45度の方向(-X-Y)を中心にして120度の視野範囲を有する。また、第二監視装置232は、マイナスX軸からプラスZ軸側に20度からプラス40度の範囲で視野範囲を有する。
実施の形態5.
応用例について説明する。各応用例は互いに組み合わせてもよい。
***応用例1の説明***
衛星コンステレーション110は、ハイブリッドコンステレーションであってもよい。
ハイブリッドコンステレーションは、通信コンステレーションと、ミッション衛星と、を備える。
通信コンステレーションは、同一軌道面を飛翔する複数の人工衛星200を備える。
ミッション衛星は、特定のミッションを行う人工衛星200であり、通信コンステレーションの人工衛星間に投入される。
複数の人工衛星200のそれぞれは、前後通信装置211を備える。
ミッション衛星は、前後通信装置211と、ミッション装置と、を備える。ミッション装置は、特定のミッションを行うための装置である。
複数の人工衛星200において、それぞれの人工衛星200が飛翔方向の前方の人工衛星200と飛翔方向の後方の人工衛星200との通信網を前後通信装置211を使って形成する。これにより、円環状通信網が形成される。
複数の人工衛星200は、ミッション衛星が通信コンステレーションの人工衛星間を飛翔し始めた後に、ミッション衛星を含めて円環状通信網を再構築して形成する。
応用例1により、通信以外の情報、具体的にはミッションに関する情報、をリアルタイムに円環状通信網を経由して伝送できる。
例えば、ミッション装置は、観測装置、測位装置、情報収集装置などの通信装置である。また、ミッション装置は、データ中継装置であってもよいし、各種地上アセット(移動体を含む)との通信を行う通信装置であってもよい。さらに、ミッション装置は、それ以外の装置であってもよい。
***応用例2の説明***
衛星コンステレーション110は、ハイブリッドコンステレーションであってもよい。
ハイブリッドコンステレーションは、通信コンステレーションと、ミッション衛星と、を備える。
通信コンステレーションは、複数の軌道面のそれぞれに対して同一軌道面を飛翔する複数の人工衛星200を備える。
ミッション衛星は、特定のミッションを行う人工衛星200であり、複数の軌道面のいずれかの人工衛星間に投入される。
複数の人工衛星200それぞれは、前後通信装置211と、左右通信装置212と、を備える。
ミッション衛星は、前後通信装置211と、ミッション装置と、を備える。ミッション装置は、特定のミッションを行うための装置である。
通信コンステレーションにおいて、軌道面ごとに、それぞれの人工衛星200が飛翔方向の前方の人工衛星200と飛翔方向の人工衛星200との通信網を前後通信装置211を使って形成する。これにより、円環状通信網が形成される。
複数の軌道面において、それぞれの人工衛星200が飛翔方向の左右それぞれの隣接軌道面の人工衛星200との通信網を左右通信装置212を使って形成する。これにより、メッシュ状通信網が形成される。
通信コンステレーションは、ミッション衛星が人工衛星間を飛翔し始めた後に、ミッション衛星を含めて円環状通信網を再構築して形成する共に、メッシュ状通信網を再構築して形成する。
応用例2により、全球網羅的に各種ミッションの情報伝送が可能になる。
また、ミッション装置が監視装置であり、飛翔体301の発射を検知して得られた飛翔体情報をハイブリッドコンステレーションが形成する通信網を経由して伝送すれば、ハイブリッドコンステレーションは飛翔体監視システムとなる。
また、異なる軌道面の人工衛星同士が同期制御されていれば、軌道面の南北端における隣接軌道間の通信が可能になる。
***実施の形態の補足***
各実施の形態は、好ましい形態の例示であり、本開示の技術的範囲を制限することを意図するものではない。各実施の形態は、部分的に実施してもよいし、他の形態と組み合わせて実施してもよい。
100 傾斜軌道衛星システム、110 衛星コンステレーション、120 地上設備、121 衛星通信装置、122 衛星管制装置、130 通信衛星、200 人工衛星、201 制御装置、202 推進装置、203 姿勢制御装置、204 電源装置、210 衛星間通信装置、211 前後通信装置、212 左右通信装置、220 対地通信装置、230 監視装置、231 第一監視装置、232 第二監視装置、300 飛翔体監視システム、301 飛翔体。

Claims (22)

  1. 軌道傾斜角が共通して法線ベクトルのアジマス成分が互いに東西方向にずれた6つ以上の軌道面でそれぞれに傾斜円軌道を飛翔する複数の人工衛星を備え、
    前記複数の人工衛星は、軌道面ごとに8機以上の人工衛星を含み、
    それぞれの人工衛星は、飛翔方向の前方と前記飛翔方向の後方とを指向して通信するための前後通信装置を備え、
    軌道面ごとに、それぞれの人工衛星が前記飛翔方向の前方を飛翔する人工衛星と前記飛翔方向の後方を飛翔する人工衛星との通信網を前記前後通信装置によって形成し、
    それぞれの軌道面の各人工衛星が、前記軌道面の北端と前記軌道面の南端とのそれぞれを他の軌道面の人工衛星と同期して通過し、前記軌道面の前記北端を通過するときに前記軌道面と隣り合う軌道面である隣接軌道面の北端を通過する人工衛星との通信網を前記前後通信装置によって形成し、前記軌道面の前記南端を通過するときに前記隣接軌道面の南端を通過する人工衛星との通信網を前記前後通信装置によって形成する
    衛星コンステレーション。
  2. 前記軌道傾斜角の角度が40度以上60度以下である
    請求項1に記載の衛星コンステレーション。
  3. それぞれの軌道面において前記8機以上の人工衛星が等間隔で位相をずらして配置される
    請求項1または請求項2に記載の衛星コンステレーション。
  4. 前記6つ以上の軌道面に含まれる軌道面の数が6の倍数である
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の衛星コンステレーション。
  5. 前記6つ以上の軌道面に含まれる軌道面の数が12であり、
    前記8機以上の人工衛星に含まれる人工衛星の数が8機であり、
    前記衛星コンステレーションが合計96機の人工衛星を備える
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の衛星コンステレーション。
  6. 前記8機以上の人工衛星に含まれる人工衛星の数が奇数である
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の衛星コンステレーション。
  7. 前記6つ以上の軌道面に含まれる軌道面の数が18であり、
    前記8機以上の人工衛星に含まれる人工衛星の数が9機であり、
    前記衛星コンステレーションが合計162機の人工衛星を備える
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の衛星コンステレーション。
  8. 前記前後通信装置が光通信装置である
    請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の衛星コンステレーション。
  9. 前記前後通信装置が電波通信装置である
    請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の衛星コンステレーション。
  10. それぞれの人工衛星が、地心方向を指向して飛翔体の発射を探知する第一監視装置と、地球周縁を指向して前記飛翔体の飛翔を監視する第二監視装置と、を備える
    請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の衛星コンステレーション。
  11. それぞれの人工衛星が、北緯40度以上北緯60度以下の範囲内または南緯40度以上南緯60度以下の範囲内に設けられる地上設備と通信するための対地通信装置を備える
    請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の衛星コンステレーション。
  12. それぞれの人工衛星が、地心方向を指向して飛翔体の発射を探知すると共に地球周縁を指向して前記飛翔体の飛翔を監視する監視装置を備え、
    それぞれの人工衛星の前記監視装置によって得られる飛翔体情報が、それぞれの人工衛星の前記前後通信装置によって人工衛星間で伝送され、伝送先の人工衛星の前記対地通信装置によって前記地上設備に伝送される
    請求項11に記載の衛星コンステレーション。
  13. 前記衛星コンステレーションは、前記前後通信装置を備える通信衛星がそれぞれの軌道面に新たに投入され、
    それぞれの通信衛星の投入後に、軌道面ごとに、それぞれの人工衛星が前記飛翔方向の前方を飛翔する人工衛星と前記飛翔方向の後方を飛翔する人工衛星との通信網を前記前後通信装置によって形成し、
    それぞれの通信衛星の投入後に、それぞれの軌道面の通信衛星が、前記軌道面の北端と前記軌道面の南端とのそれぞれを他の軌道面の通信衛星と同期して通過し、前記軌道面の前記北端と前記軌道面の前記南端とのそれぞれを通過するときに前記隣接軌道面の通信衛星との通信網を前記前後通信装置によって形成する
    請求項12に記載の衛星コンステレーション。
  14. 前記衛星コンステレーションは、通信衛星がそれぞれの軌道面に新たに投入され、
    それぞれの通信衛星は、前記前後通信装置と、前記飛翔方向の左方と前記飛翔方向の右方とを指向して通信するための左右通信装置と、を備え、
    それぞれの通信衛星の投入後に、軌道面ごとに、それぞれの人工衛星が前記飛翔方向の前方を飛翔する人工衛星と前記飛翔方向の後方を飛翔する人工衛星との通信網を前記前後通信装置によって形成し、
    それぞれの通信衛星の投入後に、それぞれの軌道面の通信衛星が、
    前記軌道面の北端と前記軌道面の南端とのそれぞれを他の軌道面の通信衛星と同期して通過し、
    前記軌道面の前記北端と前記軌道面の前記南端とのそれぞれを通過するときに前記隣接軌道面の通信衛星との隣接軌道間通信網を前記前後通信装置によって形成し、
    前記軌道面の前記北端と前記軌道面の前記南端とのそれぞれを通過するとき以外で前記隣接軌道面の通信衛星との隣接軌道間通信網を前記左右通信装置によって形成する
    請求項12に記載の衛星コンステレーション。
  15. 請求項12から請求項14のいずれか1項に記載の衛星コンステレーションと、
    北緯40度以上北緯60度以下の範囲内または南緯40度以上南緯60度以下の範囲内に設けられる地上設備と、
    を備える飛翔体監視システム。
  16. 請求項1から請求項14のいずれか1項に記載の衛星コンステレーションを備える傾斜軌道衛星システム。
  17. 請求項16に記載の傾斜軌道衛星システムに備わる衛星コンステレーションの人工衛星として傾斜円軌道を飛翔する傾斜軌道衛星。
  18. 同一軌道面を飛翔する複数の人工衛星を備える通信コンステレーションと、
    前記通信コンステレーションの人工衛星間に投入されるミッション衛星と、
    を備え、
    前記複数の人工衛星のそれぞれは、飛翔方向の前方と前記飛翔方向の後方とを指向して通信するための前後通信装置を備え、
    前記ミッション衛星は、前後通信装置と、ミッション装置と、を備え、
    前記複数の人工衛星は、
    それぞれの人工衛星が前記飛翔方向の前方の人工衛星と前記飛翔方向の後方の人工衛星との通信網を前記前後通信装置を使って形成することによって、円環状通信網を形成し、
    前記ミッション衛星が前記通信コンステレーションの前記人工衛星間を飛翔し始めた後に、前記ミッション衛星を含めて前記円環状通信網を再構築して形成する
    ハイブリッドコンステレーション。
  19. 複数の軌道面のそれぞれに対して同一軌道面を飛翔する複数の人工衛星を備える通信コンステレーションと、
    前記複数の軌道面のいずれかの人工衛星間に投入されるミッション衛星と、
    を備え、
    前記複数の人工衛星のそれぞれは、飛翔方向の前方と前記飛翔方向の後方とを指向して通信するための前後通信装置と、前記飛翔方向の左方と前記飛翔方向の右方とを指向して通信するための左右通信装置と、を備え、
    前記ミッション衛星は、前後通信装置と、ミッション装置と、を備え、
    前記通信コンステレーションは、
    軌道面ごとに、それぞれの人工衛星が前記飛翔方向の前方の人工衛星と前記飛翔方向の人工衛星との通信網を前記前後通信装置を使って形成することによって、円環状通信網を形成し、
    前記複数の軌道面において、それぞれの人工衛星が前記飛翔方向の左右それぞれの隣接軌道面の人工衛星との通信網を前記左右通信装置を使って形成することによって、メッシュ状通信網を形成し、
    前記ミッション衛星が前記人工衛星間を飛翔し始めた後に、前記ミッション衛星を含めて前記円環状通信網を再構築して形成する共に、前記メッシュ状通信網を再構築して形成する
    ハイブリッドコンステレーション。
  20. 同一軌道面を飛翔する複数の人工衛星を備える通信コンステレーションと、
    前記通信コンステレーションの人工衛星間に投入される監視衛星と、
    を備え、
    前記複数の人工衛星のそれぞれは、飛翔方向の前方と前記飛翔方向の後方とを指向して通信するための前後通信装置を備え
    記複数の人工衛星は、
    それぞれの人工衛星が前記飛翔方向の前方の人工衛星と前記飛翔方向の後方の人工衛星との通信網を前記前後通信装置を使って形成することによって、円環状通信網を形成し、
    前記監視衛星が前記通信コンステレーションの前記人工衛星間を飛翔し始めた後に、前記監視衛星を含めて前記円環状通信網を再構築して形成する
    飛翔体監視システム。
  21. 複数の軌道面のそれぞれに対して同一軌道面を飛翔する複数の人工衛星を備える通信コンステレーションと、
    前記複数の軌道面のいずれかの人工衛星間に投入される監視衛星と、
    を備え、
    前記複数の人工衛星のそれぞれは、飛翔方向の前方と前記飛翔方向の後方とを指向して通信するための前後通信装置と、前記飛翔方向の左方と前記飛翔方向の右方とを指向して通信するための左右通信装置と、を備え、
    前記監視衛星は、前後通信装置と、監視装置と、を備え、
    前記通信コンステレーションは、
    軌道面ごとに、それぞれの人工衛星が前記飛翔方向の前方の人工衛星と前記飛翔方向の人工衛星との通信網を前記前後通信装置を使って形成することによって、円環状通信網を形成し、
    前記複数の軌道面において、それぞれの人工衛星が前記飛翔方向の左右それぞれの隣接軌道面の人工衛星との通信網を前記左右通信装置を使って形成することによって、メッシュ状通信網を形成し、
    前記監視衛星が前記人工衛星間を飛翔し始めた後に、前記監視衛星を含めて前記円環状通信網を再構築して形成する共に、前記メッシュ状通信網を再構築して形成する
    飛翔体監視システム。
  22. 異なる軌道面の人工衛星同士が同期制御される
    請求項18または請求項19に記載のハイブリッドコンステレーション。
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