JP7394995B2 - 1-(4-ベンジルオキシ-ベンジル)-3-メチル-チオ尿素の新規結晶形の製造方法 - Google Patents

1-(4-ベンジルオキシ-ベンジル)-3-メチル-チオ尿素の新規結晶形の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、1-(4-ベンジルオキシ-ベンジル)-3-メチル-チオ尿素化合物の製造方法及び前記化合物の安定した新規結晶形Aの製造方法に関する。
RORα(またはNR1F1、RORA or RZRとして知られている)は、ステロイドホルモン受容体スーパーファミリーの一つで、遺伝子発現を調節する転写因子である。このようなRORα遺伝子を活性化させると、代謝性疾患または炎症性疾患の予防または治療に役立つことが知られている。
RORα遺伝子を活性化させる物質である一般式(1)の化合物は、特許文献1及び2に開示されている。
Figure 0007394995000001
・・・(1)
1-(4-ベンジルオキシ-ベンジル)-3-メチル-チオ尿素(以下、「一般式(1)の化合物」ともいう)の製造方法もまた、特許文献1及び2に開示されており、本明細書に参考文献として取り込まれる。また、このような内容については、非特許文献1にも開示されている。
前記特許文献1、2と非特許文献1においては、下記の反応式Aで表されるように、i)ベンズアルデヒド構造の化合物にチオニル尿素をチタニウム(IV)触媒を用いて反応させて反応中間体を製造するステップと、ii)前記反応中間体を還元的アミン化反応させて一般式(1)の化合物を製造するステップと、iii)一般式(1)の化合物の濾過またはカラムクロマトグラフィ精製ステップとを含む、一般式(1)の化合物の製造方法が開示されている。
[反応式A]
Figure 0007394995000002
具体的に、特許文献1、2においては、4-ベンジルオキシベンズアルデヒド及び過量のN-メチルチオニル尿素を反応容器に入れて、テトラヒドロフラン溶媒に溶かした。その後、チタニウム(IV)イソプロポキシオキシド1.7当量を加えて還流条件で反応中間体であるイミン化合物を合成し、続いて常温でナトリウムボロハイドライド試薬を用いて還元反応させて所望の一般式(1)の化合物を合成収率30%で合成した。
また、非特許文献1には、前述した方法と同一の反応式Aを用いて一般式(1)の化合物を合成し、その後得られた化合物の精製のために、シリカゲルを利用したカラムクロマトグラフィを実施して合成収率30%で一般式(1)の化合物を合成したことが開示されている。
このように、前記一般式(1)の化合物を製造する既存の公知方法において用いるチタニウム(IV)イソプロポキシオキシドは可燃性物質であって、水分に露出されると、試薬が容易に分解されて合成収率に影響を及ぼす虞があり、引火点(flash point)が45℃と非常に低いため、使用及び保管に注意が必要である。また、これを用いて製造された化合物が医薬品に用いられる場合、チタニウム金属に対する徹底的な管理が必要である。一般的に、このような試薬は産業的に活用可能ではあるが、安全性と環境問題などの点で非常に厳格な管理が行われなければならず、用いられる試薬の品質維持がやや難解になる可能性がある。このような困難を解消するために様々な試薬を用いた反応が試みられたものの、目的とする化合物が合成されないか、あるいは所望の程度の合成収率で目的化合物を得ることができなかった。
さらに、少量のスケール(数百mgのスケール)で1ステップの合成収率が30%と非常に低く、精製のためにカラムクロマトグラフィを行う過程は、商業的な生産に活用するのに経済的な側面で有利ではない。
一方、前記一般式(1)の化合物に関する結晶形は以前に全く報告されていない。前記反応条件を利用して一般式(1)の化合物を製造すると、化合物の結晶形が一定でないことを確認し、その安定性が低下することを確認した。発表されたガイドラインまたは各国における規定によると、薬剤学的活性成分は有していなければならない基本的な必要条件がある。例えば、薬剤学的成分の安定性、薬剤学的剤形の製造中の安定性及び最終薬剤組成物中の薬剤学的物質の安定性である。このような薬剤学的活性物質の安定性に影響を及ぼす様々な要素があるが、同一の活性物質の結晶形形態が安定性とともに、溶出特性及び生物学的利用能のような、実質的に異なる薬学的に重要な性質を有する可能性があることは良く知られている。このような観点からみると、前記製造方法は商業的な活用が難しいと判断される。
そこで、本発明者らは、安定で商業的に有用な試薬を用いながら、合成収率も向上されて、商業的な大量生産に適合した製造方法を探すことを目的とした。特に、安定した結晶形の一般式(1)の化合物を製造する方法を研究した結果、商業的に活用可能であると共に、経済的且つ高い収率で安定した形態の結晶形を有する一般式(1)の化合物を製造できる改善された製造方法を見出し、大量生産に適用できることを確認することで、本発明の完成に至った。
韓国登録特許第10-1450960号公報 米国特許出願公開第2018/0265462号明細書 国際公開第2007/56366号明細書 国際公開第2003/106403号明細書
Arch Pharm Res Vol 35、No 8、1393-1401、2012 Chemical Communications、1999、No.18 p.1907-1908 Journal of the American Chemical Society、2004、vol.126、No.23 p.7359-7367 Synlett、2003、No.3 p.377-381
本発明は、1-(4-ベンジルオキシ-ベンジル)-3-メチル-チオ尿素の商業的に活用可能な製造方法を提供することを目的とする。
本発明はまた、1-(4-ベンジルオキシ-ベンジル)-3-メチル-チオ尿素の安定した形態である結晶形Aの製造方法を提供することを目的とする。
以下、本発明を詳しく説明する。
本発明は、一般式(1)で表される1-(4-ベンジルオキシ-ベンジル)-3-メチル-チオ尿素化合物及びこの結晶形Aの製造方法に関するものである。
一実施形態において、本発明は、i)ベンズアルデヒド構造の化合物、チオニル尿素、1~3個のアルキル基で置換されたシラン試薬、及びトリフルオロ酢酸を用いて一般式(1)の化合物を製造するステップと、ii)前記一般式(1)の化合物をスラリー化または結晶化して新規結晶形Aを製造するステップとを含む、結晶形Aの一般式(1)の化合物の製造方法を提供する。
具体的に、前記製造方法は、下記反応式Bのように図式化されてもよい。
[反応式B]
Figure 0007394995000003
以下、本発明による製造方法の各ステップを詳しく説明する。
前記ステップi)は、1~3個のアルキル基で置換されたシラン及びトリフルオロ酢酸の存在下で、4-(ベンジルオキシ)ベンズアルデヒドとN-メチルチオ尿素を反応させて一般式(1)の化合物を合成するステップである。具体的に、前記ステップi)は、4-(ベンジルオキシ)ベンズアルデヒド、N-メチルチオ尿素、及び前記置換されたシランを反応溶媒に溶かした後、トリフルオロ酢酸を添加して一般式(1)の化合物を合成するステップである。
そのとき、置換されたシランは、シラン(SiH4)基の1~3個の水素原子がアルキル基で置換されたものであって、例えば、トリエチルシラン、トリ-n-プロピルシラン、トリ-n-ヘキシルシラン、ジエチルメチルシラン、またはエチルジメチルシランであってもよいが、これらに制限されるものではない。好ましくは、置換されたシランは、トリエチルシランである。前記用いられる反応溶媒は、テトラヒドロフラン、アセトン、エチルアセテート、ジクロロメタン、ジメチルホルムアミド、アセトニトリル、ジメチルスルホキシド、トルエンまたはこれらの混合溶媒が用いられてもよいが、これらに制限されるものではない。好ましくは、前記反応溶媒は、アセトニトリル、ジクロロメタンまたはトルエンである。
前記ステップii)は、ステップi)において得られた一般式(1)の化合物を従来の技術のように、カラム精製過程なしに溶媒中におけるスラリー化または結晶化によって高純度の単一結晶形を得ることができる。用いられる溶媒は、エチルアセテート、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、アセトン、アセトニトリル、N-メチル-2-ピロリドン、メチルt-ブチルエーテル、水、n-ヘプタン及びこれらの混合溶媒からなる群より選ばれてもよい。一実施形態において、精製及び結晶形Aの製造に用いられた溶媒は、アセトンと水の混合溶媒、アセトニトリルと水の混合溶媒、またはエチルアセテート、またはエチルアセテートとn-ヘプタンの混合溶媒である。そのとき、用いられる温度は-20℃ないし還流温度であり、好ましくは、0~100℃であるが、これらに制限されるものではない。
前記反応式Bにおいて用いる4-(ベンジルオキシ)ベンズアルデヒドの場合、これを商業的に購入して使用可能であり、それに対する合成法は、特許文献3及び4、非特許文献2~4などの様々な方法が非常に良く知られている。一実施形態において、4-(ベンジルオキシ)ベンズアルデヒドは、下記反応式Cのような方法を用いてベンジルクロリドと4-ヒドロキシベンズアルデヒドをアセトン溶媒下で炭酸カリウムを用いて合成してもよい。
[反応式C]
Figure 0007394995000004
前記結晶形Aは、19.6、23.0、24.4及び27.4の回折角2θ±0.2°で特徴的なピークを有する粉末X-線回折(PXRD)スペクトルを示してもよい。前記結晶形Aの粉末X-線回折(PXRD)スペクトルは、以上で例示したピークの他にも、13.4、15.3、15.9及び21.6の回折角2θ±0.2°で特徴的なピークをさらに有してもよい。また、前記結晶形Aの粉末X-線回折(PXRD)スペクトルは、10.9、16.3、27.0及び29.4の回折角2θ±0.2°で特徴的なピークをさらに有してもよい。別の方法で、前記結晶形Aは、10.9、13.4、15.3、15.9、16.3、19.6、21.6、23.0、24.4、27.0、27.4及び29.4からなる群より選ばれた4個以上の回折角2θ±0.2°で特徴的なピークを有する粉末X-線回折(PXRD)スペクトルを示してもよい。
前記結晶多型は強度(%(I/I0))値と共に、記載された回折角2θ±0.2°位置における特徴的なピークを有するPXRDパターンを示すものと理解されるべきである。前記強度値は、単に情報のために含まれたものであり、各ピークの定義は、特定強度値に制限されるものと解釈されてはならないことに留意されたい。
本発明は、製造過程が非常に単純で効率性が増大されており、収率が大きく向上した1-(4-ベンジルオキシ-ベンジル)-3-メチル-チオ尿素の製造方法を提供することができる。特に、本発明者らは様々な実験によって様々な試薬を用いた反応を試みたものの、比較例1~4の結果から確認できるように、目的とする化合物が合成されないか、あるいは所望の程度の合成収率で目的化合物を得ることができなかった。それに対し、本発明の製造方法を用いた場合には高い収率で目的とする化合物を得ることができた。
また、本発明は、安定的で大量生産に容易な1-(4-ベンジルオキシ-ベンジル)-3-メチル-チオ尿素の新規な結晶形Aの製造方法を提供することができる。
4-(ベンジルオキシ)ベンズアルデヒドの1H-NMRの結果を示す図である。 1-(4-ベンジルオキシ-ベンジル)-3-メチル-チオ尿素の1H-NMRの結果を示す図である。 1-(4-ベンジルオキシ-ベンジル)-3-メチル-チオ尿素結晶形AのPXRDパターンの一例を示すグラフである。
以下、本発明の理解を助けるために、実施例を挙げて詳しく説明する。ただし、以下の実施例は、本発明の内容を例示するものに過ぎず、本発明の範囲が以下の実施例によって制限されるものではない。本発明の範疇及び技術範囲内において様々な変更且つ修正が可能であることは、当業者にとって明らかなものであり、このような変更及び修正が添付された特許請求の範囲に属するのも当然のことである。
実施例1.4-(ベンジルオキシ)ベンズアルデヒドの製造
フラスコに4-ヒドロキシベンズアルデヒド20gを入れてエチルアセテート100mLに溶かし、その後、常温で炭酸カリウム47.5gとベンジルブロマイド29.4gを加えた。反応液を60±5℃に昇温させた後、23時間にかけて撹拌した。反応液を30±5℃に冷却させ、その後、反応液を濾過して減圧濃縮した。濃縮残渣をアセトン70mLに溶かして反応液を40~45℃に昇温させた。反応液に水210mLをゆっくり滴加してから、反応液を25~30℃に冷却させ、その後、さらに1時間撹拌した。生成された固体を濾過し、次いで乾燥させ、目的物31.9g(収率92%)を得た。
前記収得した目的物の1H NMRの化学的移動は図1及び下記のとおりである。
1H NMR(400MHz、CDCl3)δ9.89(s、1H)、7.85~7.82(m、2H)、7.46~7.35(m、5H)、7.09~7.07(m、2H)、5.15(s、2H)
実施例2.1-(4-ベンジルオキシ-ベンジル)-3-メチル-チオ尿素及びこの結晶形Aの製造
1)ステップ1:1-(4-ベンジルオキシ-ベンジル)-3-メチル-チオ尿素化合物の製造
フラスコに4-(ベンジルオキシ)ベンズアルデヒド10gとN-メチルチオ尿素6.3gを入れ、その後、アセトニトリル150mLに溶かした。常温で反応液を撹拌しながらトリエチルシラン16gを加えた。反応液を10~20℃に維持しながらトリフルオロ酢酸13gを10分にかけてゆっくり滴加してから、反応液を25~30℃で16時間撹拌した。反応液を10~20℃に冷却させてジクロロメタン200mLと水200mLを加え、その後、水酸化アンモニウムを用いてpHを8~9に調整した。有機層を分離してから、水20mLで2回洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、その後減圧蒸留させて目的化合物を製造した。
2)ステップ2:エチルアセテート/n-ヘプタンを用いた結晶形Aの製造
ステップ1で製造した目的化合物にエチルアセテート5mLを加え、その後、撹拌しながらn-ヘプタン15mLを加えた。反応液を40~50℃に昇温させて1時間撹拌し、その後、15~20℃に冷却してさらに30分間撹拌した。固体を濾過してから60℃で8時間乾燥して、目的物11.6g(収率86%)を得た。
前記収得した目的物の1H NMRの化学的移動は図2及び下記のとおりである。
1H NMR(600MHz、DMSO-d6)δ7.80(s、1H)、7.48~7.26(m、5H)、7.25~7.20(d、2H)、67.0~6.90(d、2H)、5.08(s、2H)、4.54(s、2H)、2.82(s、3H)
実施例3.1-(4-ベンジルオキシ-ベンジル)-3-メチル-チオ尿素及びこの結晶形Aの製造
1)ステップ1:1-(4-ベンジルオキシ-ベンジル)-3-メチル-チオ尿素化合物の製造
フラスコに4-(ベンジルオキシ)ベンズアルデヒド10gとN-メチルチオ尿素6.0gを入れ、その後、ジクロロメタン80mLに溶かした。常温で反応液を撹拌しながらトリエチルシラン16gを加えた。反応液を30℃以下に維持しながらトリフルオロ酢酸13gを10分にかけてゆっくり滴加してから、反応液を25~30℃で1時間撹拌した。反応液にジクロロメタン120mLと水100mLを加え、その後、水酸化アンモニウムを用いてpHを8~9に調整した。有機層を分離してから、水100mLと塩水100mLで順に洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した後、減圧蒸留させて目的化合物を製造した。
2)ステップ2:エチルアセテート/n-ヘプタンを用いた結晶形Aの製造
ステップ1で製造した目的化合物にエチルアセテート90mLを加え、その後、反応液を65~75℃に昇温させた。次いで、n-ヘプタン180mLをゆっくり滴加した。反応液を20~30℃に冷却させ、その後、さらに1時間撹拌した。固体を濾過してから45~55℃で8時間乾燥して、目的物11.8g(収率88%)を得た。
実施例4.1-(4-ベンジルオキシ-ベンジル)-3-メチル-チオ尿素及びこの結晶形Aの製造
1)ステップ1:1-(4-ベンジルオキシ-ベンジル)-3-メチル-チオ尿素化合物の製造
反応器にアセトニトリル15Lを入れて4-(ベンジルオキシ)ベンズアルデヒド1.0kg、N-メチルチオ尿素467.2gとトリエチルシラン1.10kgを入れ、その後、10分間撹拌した。反応液を15~25℃に維持しながらトリフルオロ酢酸806.1gを1時間にかけてゆっくり滴加した。反応液を20~30℃で3時間撹拌した。反応液を15~25℃に維持しながら水20Lを30分間ゆっくり滴加した。生成された固体を濾過してから水で洗浄し、目的化合物を製造した。
2)ステップ2:アセトニトリル/水を利用した結晶形Aの製造
濾過されたケーキにアセトニトリル10L及び水20Lを加え、その後、20~25℃で2時間撹拌した。固体を濾過してから、水4Lとメチルt-ブチルエーテル4Lで順に洗浄した。その後、60℃で24時間乾燥して、目的物1.12kg(収率83%、HPLC純度99.5%)を得た。
前記収得した目的物の1H NMRの化学的移動は図2及び下記のとおりである。
1H NMR(600MHz、DMSO-d6)δ7.80(s、1H)、7.48~7.26(m、5H)、7.25~7.20(d、2H)、67.0~6.90(d、2H)、5.08(s、2H)、4.54(s、2H)、2.82(s、3H)
実験例1.粉末X-線回折(PXRD)スペクトル
前記実施例において製造された1-(4-ベンジルオキシ-ベンジル)-3-メチル-チオ尿素の結晶形Aを粉末X-線回折装置で測定した。代表的なPXRDスペクトルを図3に示す。
図3から確認されたように、結晶形Aに対して特徴的なピークを示す回折角2θ値は、下記のとおりである。
10.9、13.4、15.3、15.9、16.3、19.6、21.6、23.0、24.4、27.0、27.4及び29.4
比較例1.クロロトリメチルシラン((CH 3 3 SiCl)を用いた1-(4-ベンジルオキシ-ベンジル)-3-メチル-チオ尿素の製造
フラスコに4-(ベンジルオキシ)ベンズアルデヒド1.4g及びN-メチルチオ尿素0.5gを入れて酢酸10mLに溶かし、その後、常温で撹拌しながらクロロトリメチルシラン((CH33SiCl)1.8gを加えた。前記溶液を15~30℃に維持しながら20時間撹拌し、その後、水素化ホウ素ナトリウム420mgを加えてさらに3時間撹拌した。次いで、水50mL及びジクロロメタン50mLを加え、その後、15分間撹拌した。有機層を分離して水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧濃縮して粗化合物を製造した。前記粗化合物にエチルアセテート:n-ヘプタン=1:3を加えて2時間撹拌し、その後、固体を濾過乾燥して、目的化合物280mg(収率18%、HPLC純度95.1%)を得た。
クロロトリメチルシランを用いた場合は収率が18%程度と低く、目的化合物を高い合成収率で得ることができなかった。
比較例2.トリフルオロ酢酸を用いた1-(4-ベンジルオキシ-ベンジル)-3-メチル-チオ尿素の製造
フラスコに4-(ベンジルオキシ)ベンズアルデヒド500mg及びN-メチルチオ尿素318mgを入れてメタノール10mLに溶かし、その後、常温で撹拌しながらトリフルオロ酢酸260mgを加えた。前記溶液を25~30℃に維持しながら5時間撹拌し、その後、水素化ホウ素ナトリウム178mgを加えてさらに3時間撹拌した。それによって得られた化合物を確認したところ、副反応物である4-(ベンジルオキシ)ベンジルアルコールのみが生成された。
比較例3.塩化アセチルを用いた1-(4-ベンジルオキシ-ベンジル)-3-メチル-チオ尿素の製造
フラスコに4-(ベンジルオキシ)ベンズアルデヒド500mg及びN-メチルチオ尿素318mgを入れてテトラヒドロフラン10mLに溶かし、その後、常温で撹拌しながら塩化アセチル256mgを加えた。前記溶液を25~30℃で維持しながら5時間撹拌し、その後、水素化ホウ素ナトリウム178mgを加えてさらに3時間撹拌した。次いで、水50mL及びジクロロメタン50mLを加え、その後、15分間撹拌した。有機層を分離して水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧濃縮して粗化合物を製造した。前記粗化合物にエチルアセテート:n-ヘプタン=1:3を加えて2時間撹拌し、その後、固体を濾過乾燥して、目的物305mg(収率45%、HPLC純度98.9%)を得た。
本実施例においては、製造収率が45%程度と低く、目的化合物を所望の高い合成収率で得ることができなかった。
比較例4.トシル酸を用いた1-(4-ベンジルオキシ-ベンジル)-3-メチル-チオ尿素の製造
フラスコに4-(ベンジルオキシ)ベンズアルデヒド1.0g及びN-メチルチオ尿素638mgを入れてテトラヒドロフラン20mLに溶かし、その後、常温で撹拌しながらトシル酸800mg及び4Åのモレキュラーシーブ100mgを加えた。前記溶液を25~30℃に維持しながら16時間撹拌し、その後、水素化ホウ素ナトリウム178mgを加えてさらに5時間撹拌した。それによって得られた化合物を確認したところ、副反応物である4-(ベンジルオキシ)ベンジルアルコールのみが生成された。
本発明のまた別の態様は、以下のとおりであってもよい。
〔1〕(a)1~3個のアルキル基で置換されたシラン及びトリフルオロ酢酸の存在下で、4-(ベンジルオキシ)ベンズアルデヒドとN-メチルチオ尿素を反応させて1-(4-ベンジルオキシ-ベンジル)-3-メチル-チオ尿素化合物を得るステップと、
(b)前記得られた1-(4-ベンジルオキシ-ベンジル)-3-メチル-チオ尿素化合物を溶媒中で結晶化して結晶形Aを得るステップと、
を含む、
10.9、13.4、15.3、15.9、16.3、19.6、21.6、23.0、24.4、27.0、27.4及び29.4からなる群より選ばれた4個以上の回折角2θ±0.2°で特徴的なピークを有する粉末X-線回折(PXRD)スペクトルを示すことを特徴とする、結晶形Aの1-(4-ベンジルオキシ-ベンジル)-3-メチル-チオ尿素化合物の製造方法。
〔2〕前記置換されたシランは、トリエチルシラン、トリ-n-プロピルシラン、トリ-n-ヘキシルシラン、ジエチルメチルシラン、及びエチルジメチルシランからなる群より選ばれることを特徴とする、前記〔1〕に記載の結晶形Aの1-(4-ベンジルオキシ-ベンジル)-3-メチル-チオ尿素化合物の製造方法。
〔3〕前記置換されたシランは、トリエチルシランであることを特徴とする、前記〔1〕に記載の結晶形Aの1-(4-ベンジルオキシ-ベンジル)-3-メチル-チオ尿素化合物の製造方法。
〔4〕ステップ(b)の前記溶媒は、エチルアセテート、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、アセトン、アセトニトリル、N-メチル-2-ピロリドン、メチルt-ブチルエーテル、水、n-ヘプタン、及びこれらの混合溶媒からなる群より選ばれることを特徴とする、前記〔1〕に記載の結晶形Aの1-(4-ベンジルオキシ-ベンジル)-3-メチル-チオ尿素化合物の製造方法。
〔5〕ステップ(b)の前記溶媒は、アセトンと水の混合溶媒、アセトニトリルと水の混合溶媒またはエチルアセテートまたはエチルアセテートとn-ヘプタンの混合溶媒であることを特徴とする、前記〔1〕に記載の結晶形Aの1-(4-ベンジルオキシ-ベンジル)-3-メチル-チオ尿素化合物の製造方法。
〔6〕置換されたシラン及びトリフルオロ酢酸の存在下で、4-(ベンジルオキシ)ベンズアルデヒドとN-メチルチオ尿素を反応させることを特徴とする、1-(4-ベンジルオキシ-ベンジル)-3-メチル-チオ尿素化合物の製造方法。
〔7〕前記置換されたシランは、トリエチルシラン、トリ-n-プロピルシラン、トリ-n-ヘキシルシラン、ジエチルメチルシラン、及びエチルジメチルシランからなる群より選ばれることを特徴とする、前記〔6〕に記載の1-(4-ベンジルオキシ-ベンジル)-3-メチル-チオ尿素化合物の製造方法。
〔8〕前記置換されたシランは、トリエチルシランであることを特徴とする、前記〔6〕に記載の1-(4-ベンジルオキシ-ベンジル)-3-メチル-チオ尿素化合物の製造方法。
〔9〕(a)4-(ベンジルオキシ)ベンズアルデヒド、N-メチルチオ尿素、及び置換されたシランを反応溶媒に溶解させて混合物を製造するステップと、
(b)前記混合物にトリフルオロ酢酸を添加するステップと、を含む、1-(4-ベンジルオキシ-ベンジル)-3-メチル-チオ尿素化合物の製造方法。
〔10〕前記反応溶媒は、テトラヒドロフラン、アセトン、エチルアセテート、ジメチルホルムアミド、アセトニトリル、ジクロロメタン、ジメチルスルホキシド、トルエン、及びこれらの混合溶媒からなる群より選ばれることを特徴とする、前記〔9〕に記載の1-(4-ベンジルオキシ-ベンジル)-3-メチル-チオ尿素化合物の製造方法。
〔11〕前記反応溶媒は、アセトニトリル、ジクロロメタンまたはトルエンであることを特徴とする、前記〔9〕に記載の1-(4-ベンジルオキシ-ベンジル)-3-メチル-チオ尿素化合物の製造方法。

Claims (9)

  1. (a)1~3個のアルキル基で置換されたシラン及びトリフルオロ酢酸の存在下で、4-(ベンジルオキシ)ベンズアルデヒドとN-メチルチオ尿素を反応させて1-(4-ベンジルオキシ-ベンジル)-3-メチル-チオ尿素化合物を得るステップと、
    (b)前記得られた1-(4-ベンジルオキシ-ベンジル)-3-メチル-チオ尿素化合物を溶媒中で結晶化して結晶形Aを得るステップと、
    を含む、
    10.9、13.4、15.3、15.9、16.3、19.6、21.6、23.0、24.4、27.0、27.4及び29.4からなる群より選ばれた4個以上の回折角2θ±0.2°で特徴的なピークを有する粉末X-線回折(PXRD)スペクトルを示すことを特徴とし、前記置換されたシランは、トリエチルシラン、トリ-n-プロピルシラン、トリ-n-ヘキシルシラン、ジエチルメチルシラン、及びエチルジメチルシランからなる群より選ばれることを特徴とする、結晶形Aの1-(4-ベンジルオキシ-ベンジル)-3-メチル-チオ尿素化合物の製造方法。
  2. 前記置換されたシランは、トリエチルシランであることを特徴とする、請求項1に記載の結晶形Aの1-(4-ベンジルオキシ-ベンジル)-3-メチル-チオ尿素化合物の製造方法。
  3. ステップ(b)の前記溶媒は、エチルアセテート、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、アセトン、アセトニトリル、N-メチル-2-ピロリドン、メチルt-ブチルエーテル、水、n-ヘプタン、及びこれらの混合溶媒からなる群より選ばれることを特徴とする、請求項1に記載の結晶形Aの1-(4-ベンジルオキシ-ベンジル)-3-メチル-チオ尿素化合物の製造方法。
  4. ステップ(b)の前記溶媒は、アセトンと水の混合溶媒、アセトニトリルと水の混合溶媒またはエチルアセテートまたはエチルアセテートとn-ヘプタンの混合溶媒であることを特徴とする、請求項1に記載の結晶形Aの1-(4-ベンジルオキシ-ベンジル)-3-メチル-チオ尿素化合物の製造方法。
  5. 1~3個のアルキル基で置換されたシラン及びトリフルオロ酢酸の存在下で、4-(ベンジルオキシ)ベンズアルデヒドとN-メチルチオ尿素を反応させることを特徴とし、前記置換されたシランは、トリエチルシラン、トリ-n-プロピルシラン、トリ-n-ヘキシルシラン、ジエチルメチルシラン、及びエチルジメチルシランからなる群より選ばれることを特徴とする、1-(4-ベンジルオキシ-ベンジル)-3-メチル-チオ尿素化合物の製造方法。
  6. 前記置換されたシランは、トリエチルシランであることを特徴とする、請求項に記載の1-(4-ベンジルオキシ-ベンジル)-3-メチル-チオ尿素化合物の製造方法。
  7. (a)4-(ベンジルオキシ)ベンズアルデヒド、N-メチルチオ尿素、及び1~3個のアルキル基で置換されたシランを反応溶媒に溶解させて混合物を製造するステップと、
    (b)前記混合物にトリフルオロ酢酸を添加するステップと、を含み、前記置換されたシランは、トリエチルシラン、トリ-n-プロピルシラン、トリ-n-ヘキシルシラン、ジエチルメチルシラン、及びエチルジメチルシランからなる群より選ばれることを特徴とする、1-(4-ベンジルオキシ-ベンジル)-3-メチル-チオ尿素化合物の製造方法。
  8. 前記反応溶媒は、テトラヒドロフラン、アセトン、エチルアセテート、ジメチルホルムアミド、アセトニトリル、ジクロロメタン、ジメチルスルホキシド、トルエン、及びこれらの混合溶媒からなる群より選ばれることを特徴とする、請求項に記載の1-(4-ベンジルオキシ-ベンジル)-3-メチル-チオ尿素化合物の製造方法。
  9. 前記反応溶媒は、アセトニトリル、ジクロロメタンまたはトルエンであることを特徴とする、請求項に記載の1-(4-ベンジルオキシ-ベンジル)-3-メチル-チオ尿素化合物の製造方法。
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