JP7394245B1 - 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】運営者の負荷を軽減すること。【解決手段】情報処理装置は、電子決済サービスが利用できる店舗として許可を受けるための1つの申請に対応する申請情報を複数取得する取得部と、前記申請情報に含まれる第1情報と前記申請情報に基づく所定の審査の結果である第2情報との一方または双方である対象情報のうち特徴が共通する申請情報をグループ化し、グループ化したグループ申請情報を生成する情報処理部とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムに関する。
従来、店舗の信用に関する信用情報が、与信に基づく取引を行う店舗として認めることが可能であるかの判定条件を満たすか否かを判定する判定装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許第6438138号公報
従来の技術では、判定に関してサービスを運営する運営者の負荷を軽減することができない場合があった。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、運営者の負荷を軽減することができる情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムを提供することを目的の一つとする。
本発明の一態様は、電子決済サービスが利用できる店舗として許可を受けるための申請情報を取得する取得部と、前記申請情報に含まれる複数の項目のうち一以上の項目の情報をクエリとし、ネットワークを介してサービスを提供する検索エンジンが検索した検索の結果を取得し、前記申請情報を審査する審査者が視認する表示部に取得した検索の結果を表示させる情報処理部と、を備える情報処理装置である。
本発明の他の一態様は、電子決済サービスが利用できる店舗として許可を受けるための申請情報を取得する取得部と、前記申請情報に含まれる複数の項目のうち一以上の項目の情報をクエリとし、ネットワークを介してサービスを提供する検索エンジンが検索した検索の結果を取得し、取得した検索の結果と、前記申請情報とを比較して、前記電子決済サービスが利用できる店舗として許可をできるか否かを判定する情報処理部とを備える情報処理装置である。
本発明の他の一態様は、電子決済サービスが利用できる店舗として許可を受けるための1つの申請に対応する申請情報を複数取得する取得部と、前記申請情報に含まれる第1情報と前記申請情報に基づく所定の審査の結果である第2情報との一方または双方である対象情報のうち特徴が共通する申請情報をグループ化し、グループ化したグループ申請情報を生成する情報処理部と、を備える情報処理装置である。
本発明の一態様によれば、運営者の負荷を軽減することができる情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムを提供することができる。
電子決済サービスが実現されるための構成の一例を示す図である。 電子決済の大まかな流れを例示したシーケンス図(その1)である。 電子決済の大まかな流れを例示したシーケンス図(その2)である。 第1実施形態に係る決済サーバ100の構成図である。 利用者情報172の内容の一例を示す図である。 加盟店/店舗情報176の内容の一例を示す図である。 審査サーバ200の構成図である。 申請情報272の内容の一例を示す図である。 クローリングについて説明するための図である。 検索の結果の一例を示す図である。 除外されるウエブページの情報について説明するための図である。 加工情報276の一例を示す図である。 強調された態様について説明するための図である。 審査サーバ200、管理者端末装置300、および検索サーバ400により実行される処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 事業内容に関連する情報を他の情報よりも強調した態様の検索の結果の一例を示す図である。 キーワード情報278の内容の一例を示す図である。 審査サーバ200により実行される処理の流れの一例を示すフローチャートである。 第4実施形態の決済サービスの構成について説明するための図である。 グループ化について説明するための図である。 申請一覧情報280の一例を示す図である。 割り振りに関する処理の流れの一例を示すフローチャートである。 負荷情報282の一例を示す図である。 記憶部270に記憶されたグループ情報284の内容の一例を示す図である。 振り分け一覧情報286の内容の一例を示す図である。
以下、図面を参照し、本発明の情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムの実施形態について説明する。アプリケーションプログラムと決済サーバは、協働して電子決済サービスを提供する。以下の説明ではアプリケーションプログラムを決済アプリと称する。電子決済サービスは、店舗における商品やサービスの購買に係る決済をサポートするサービスである。店舗とは、例えば、現実空間に存在する物理的な店舗(実店舗)であるが、電子商取引の仮想店舗を含んでもよい。仮想店舗は、電子決済サービスの運営者とは異なる主体によって提供されるものを含んでもよい。その場合、仮想店舗における買い物の決済の際に、電子決済サービスのインターフェース画面に遷移するように制御される。電子決済サービスにおいて、店舗は、例えば加盟店(ブランド)に属するものとして扱われ、店舗において購買行動が行われた際の決済などの処理は、主として利用者と加盟店の間で行われる。これに代えて、決済などの処理が利用者と店舗との間で行われてもよい。
<第1実施形態>
[電子決済サービス]
図1は、電子決済サービスが実現されるための構成の一例を示す図である。電子決済サービスは、決済サーバ100を中心として実現される。決済サービスは、例えば、一以上の利用者端末装置10、一以上の第1店舗端末装置50、一以上の第2店舗端末装置70、決済サーバ100、審査サーバ200、管理者端末装置300、および検索サーバ400のそれぞれとネットワークNWを介して通信する。ネットワークNWは、例えば、インターネット、LAN(Local Area Network)、無線基地局、プロバイダ装置などを含む。
利用者端末装置10は、例えば、スマートフォンやタブレット端末等の可搬型端末装置である。利用者端末装置10は、少なくとも、光学読取機能、通信機能、表示機能、入力受付機能、プログラム実行機能を有するコンピュータ装置である。以下の説明では、これらの機能を実現するための構成をそれぞれカメラ、通信装置、タッチパネル、CPU(Central Processing Unit)等と称する。利用者端末装置10では、CPU等のプロセッサにより決済アプリ20が実行されることで、決済サーバ100と連携して電子決済サービスを利用者に提供するように動作する。決済アプリ20は、例えば、アプリケーションストアから利用者端末装置10にインストールされ、カメラ、通信装置、タッチパネルなどを制御する。
第1店舗端末装置50は、例えば、店舗に設置される。第1店舗端末装置50は、少なくとも、商品価格取得機能、光学読取機能、プログラム実行機能、通信機能を有するコンピュータ装置である。第1店舗端末装置50は、いわゆるPOS(Point of Sale)装置を含み、POS装置によって商品価格取得機能や光学読取機能を実現してもよい。店舗コード画像60は、店舗に置かれ、QRコード(登録商標)等のコード画像が紙やプラスチックの媒体に印刷されたものである。なお、店舗コード画像60は、店舗に置かれたディスプレイ(スマートフォンなどの端末装置のディスプレイでもよい)によって表示されてもよい。
第2店舗端末装置70は、加盟店の運営者によって使用される。第2店舗端末装置70は、スマートフォンやタブレット端末、パーソナルコンピュータ等である。第2店舗端末装置70では、加盟店向けインターフェース72が動作する。加盟店向けインターフェース72は、加盟店向けアプリであってもよいし、ブラウザであってもよい。加盟店向けインターフェース72は、加盟店の運営者によるクーポンの設定等を受け付け、決済サーバ100に送信する。スマートフォンである第2店舗端末装置70は、加盟店向けアプリを実行することで、店舗コード画像に相当するコード画像を表示したり、利用者端末装置10が表示するコード画像を読み取ったりする機能を有する。
決済サーバ100は、利用者端末装置10または第1店舗端末装置50から受信した決済情報に基づいて電子決済を実現する。第1店舗端末装置50は、POS装置と加盟店サーバを含む場合があり、その場合、POS装置から加盟店サーバを介して決済情報が決済サーバ100に送信される。以下の説明では、これを特に区別せず、第1店舗端末装置50から決済情報が送信されるものとする。
図2および図3は、電子決済の大まかな流れを例示したシーケンス図である。電子決済には、パターン1とパターン2の二つが存在してよい。
図2に示すパターン1(以下、ユーザスキャンと称する)の場合、決済アプリ20が起動した状態の利用者端末装置10が、光学読取機能によって店舗コード画像60をデコードする(S1)。店舗コード画像60には、店舗URL(Uniform Resource Locator)の情報が含まれている。この店舗URLは、電子決済サービスのドメインに対して店舗を識別可能な情報が付加されたものであり、決済サーバ100において加盟店IDや店舗ID等との対応付けがなされている(後述)。決済アプリ20は、店舗URLとアカウントIDを含む第1決済情報を決済サーバ100に送信する(S2)。決済サーバ100は、店舗URLに対応する加盟店ID、店舗IDから、店舗情報(後述)を検索して加盟店名と店舗名の情報を取得し(S3)、決済アプリ20に送信する(S4)。利用者は、加盟店名や店舗名が表示された画面において、決済金額を利用者端末装置10に入力する(S5)。そして、利用者端末装置10は、少なくとも決済金額を含む第2決済情報を生成し、決済サーバ100に送信する(S6)。決済サーバ100は、受信した第2決済情報に基づいて電子決済を行う(S7)。そして、決済サーバ100は、決済完了通知(決済完了画面を表示するための情報)を決済アプリ20に送信し(S8)、決済アプリ20は決済完了画面を表示する(S9)。なお、店舗コード画像60が店舗に置かれたディスプレイによって表示される場合、店舗コード画像60には、店舗URLだけでなく決済金額の情報が含まれる場合がある。この場合、利用者が決済金額を入力する手順が省略され、第1決済情報に決済金額の情報が含められて決済サーバ100に送信される。加盟店名や店舗名の情報は、決済完了画面に含めて表示されてよい。
図3に示すパターン2(以下、ストアスキャンと称する)の場合、決済アプリ20の起動時、決済アプリ20において支払う操作が行われたとき、自動更新のタイミング(例えば1分おき)になったとき、およびその他のタイミングで、決済アプリ20はワンタイムコードの発行要求を決済サーバ100に送信する(S11)。決済サーバ100はワンタイムコードを生成し(S12)、決済アプリ20に送信する(S13)。決済アプリ20は、ワンタイムコードに基づいて生成した、QRコードやバーコード等のコード画像を表示する(S14)。利用者は利用者端末装置10の表示面を第1店舗端末装置50に翳し(提示し)、第1店舗端末装置50は、光学読取機能によってコード画像をデコードし、ワンタイムコード等を取得する(S15)。そして、第1店舗端末装置50は、ワンタイムコード、決済金額、加盟店ID、店舗ID等を含む決済情報を生成し、決済サーバ100に送信する(S16)。決済金額の情報は、予めバーコード読み取りや手入力等によって取得されている。決済サーバ100は、受信した情報に基づいて、ワンタイムコードに対応する利用者を特定し、電子決済を行う(S17)。そして、決済サーバ100は、決済完了通知を決済アプリ20に送信し(S18)、決済アプリ20は決済完了画面を表示する(S19)。
なお、上記のいずれか一方のみのパターンで電子決済が行われてもよい。また、図2で説明した「アカウントID」は、利用者の識別情報として用いられ得る他の情報(例えば電話番号)であってもよい。また、ストアスキャンにおいてワンタイムコードの発行が省略され、決済アプリ20は、利用者のアカウントIDに基づいて生成したコード画像を表示してもよい。その場合、決済サーバ100は、ワンタイムコードに対応する利用者を特定するのに代えて、アカウントIDに対応する利用者を特定する。
[決済サーバ]
図4は、第1実施形態に係る決済サーバ100の構成図である。決済サーバ(サービス提供サーバ)100は、例えば、通信部110と、コンテンツ提供部120と、決済処理部130と、情報管理部140と、記憶部170とを備える。通信部110および記憶部170以外の構成要素は、例えば、CPUなどのハードウェアプロセッサがプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。これらの構成要素のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、GPU(Graphics Processing Unit)などのハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。プログラムは、予めHDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリなどの記憶装置(非一過性の記憶媒体を備える記憶装置)に格納されていてもよいし、DVDやCD-ROMなどの着脱可能な記憶媒体(非一過性の記憶媒体)に格納されており、記憶媒体がドライブ装置に装着されることで記憶装置にインストールされてもよい。
記憶部170は、HDDやフラッシュメモリ、RAM(Random Access Memory)などである。記憶部170は、決済サーバ100がネットワークを介してアクセス可能なNAS(Network Attached Storage)装置であってもよい。記憶部170には、利用者情報172、決済コンテンツ情報174、加盟店/店舗情報176などの情報が格納される。
通信部110は、ネットワークNWに接続するための通信インターフェースである。通信部110は、例えばネットワークインターフェースカードである。
コンテンツ提供部120は、例えば、Webサーバの機能を有し、電子決済サービスの各種画面を表示するための情報(コンテンツ)を利用者端末装置10に提供する。コンテンツ提供部120は、決済コンテンツ情報174から適宜、必要なコンテンツを読み出して利用者端末装置10に提供する。利用者端末装置10は、決済アプリ20によってコンテンツが再生された状態で利用者による各種入力を受け付け、前述した決済情報などを決済サーバ100に送信する。
決済処理部130は、利用者端末装置10または第1店舗端末装置50により送信された決済情報に基づいて、決済処理を行う。決済処理部130は、利用者情報172を参照しながら決済処理を行う。
図5は、利用者情報172の内容の一例を示す図である。利用者情報172は、利用者の登録情報の一例である。利用者情報172は、例えば、利用者URL、アカウントID、電話番号、パスワードの他、メールアドレス、利用者ID、氏名・住所・生年月日、登録日、チャージ残高、後払い設定、後払い枠、後払い利用額、後払い利用可能額、決済方法設定、銀行口座、クレジットカード番号、チャージ履歴情報、決済履歴情報などの情報が対応付けられたものである。利用者URLは、利用者間の送金処理に使用される。電子決済サービスへの新規登録時には、電話番号およびパスワードの登録が必須となる。アカウントIDは、決済サーバ100によって利用者に発行されるものであり、利用者IDは、利用者が任意に設定できる(設定しなくてもよい)IDである。メールアドレス、および氏名・住所・生年月日も同様に、利用者が任意に設定できる(設定しなくてもよい)情報である。登録日とは利用者が電子決済サービスに登録した日(アカウントを作成した日)である。以下、これらの情報が対応付けられた利用者のインスタンス(電子決済口座)のことをアカウントと称する。
チャージ残高は、利用者が予めアカウントに送金することで設定された電子マネーの残高を示す情報である。送金の手段としては、指定業者(銀行)のATM(Automatic Teller Machine)からの送金、登録された銀行口座からの送金などがある。後払い設定は、後払いによる電子決済を可能とするための設定が済んでいるか否かを示す情報であり、「済」と「未」のいずれかに設定される。後払い枠は月ごとに利用可能な後払いの限度額であり、後払い利用額は、当月に既に利用された後払いの金額であり、後払い利用可能額は、後払い枠から後払い利用額を差し引いて求められる、当月に利用可能な後払いの金額である。図では後払い枠を一つだけ示しているが、実際には更に日ごとの上限額などが存在し、それらの低い方が後払い枠に設定されてよい。後払いの更なる詳細については後述する。決済方法設定は、その時点において利用者がチャージ残高による電子決済を行うのか、後払いによる決済を行うのかを示す設定情報である。銀行口座とクレジットカード番号のそれぞれは、電子決済サービスに入金可能な銀行口座またはクレジットカード番号の情報(口座番号、カード番号)である。チャージ履歴情報は、利用者が予め電子決済サービスに送金してチャージ残高を増加させた履歴である。決済履歴情報は、利用者が行った決済の内訳(日時、購買行動が行われた店舗の店舗ID、決済金額、決済方法など)を、決済ごとに示す情報である。
図6は、加盟店/店舗情報176の内容の一例を示す図である。加盟店/店舗情報176は、例えば、店舗URLに対して加盟店IDと店舗IDが対応付けられた第1テーブル176Aと、加盟店IDに対して加盟店名と売上金(前述)が対応付けられた第2テーブル176Bと、店舗IDに対して店舗IDが対応付けられた第3テーブル176Cとを含む。加盟店/店舗情報176には、これらの情報の他、加盟店または店舗のカテゴリ、店舗の所在地、決済パターン等の情報が含まれてもよい。
情報管理部140は、利用者端末装置10や第2店舗端末装置70から取得した情報に基づいて、利用者情報172および加盟店/店舗情報176を管理する。情報管理部140は、利用者情報172および加盟店/店舗情報176について新規レコードの追加、編集、削除などを行う。
[電子決済]
決済処理部130は、利用者端末装置10または第1店舗端末装置50から決済情報が取得されると、利用者情報172を参照して当該利用者の「決済方法設定」を取得する。決済処理部130は、「決済方法設定」が「チャージ残高」に設定されている利用者に関して、以下のように電子決済を行う。決済処理部130は、例えば、利用者IDに対応付けて管理しているチャージ残高を減少させ、加盟店の売上金の項目値を増加させることで、電子決済を行う。加盟店の売上金の項目値は、例えば、それ自体が電子マネーとして使用されるものでは無く、加盟店と電子決済サービスとの取り決めに応じたサイクルで、売上金の項目値に対応する金額が銀行口座に送金される。
決済処理部130は、「設定情報」が「後払い」に設定されている利用者に関して、以下のように電子決済を行う。後払いとは、電子決済サービスの運営者とは別主体であるクレジットカード会社との連携による「クレジット払い」とは別枠で設定されるものであり、電子決済サービスの運営者が与信者となって、後払い枠の範囲内でチャージ残高に依存しない電子決済を許容するものである。なお後払いサービスを受けるために、電子決済サービスの運営者が提供するクレジットカードの取得が要求されてよい。後払いで利用された金額は、一か月分まとめて翌月の支払日に、例えば銀行口座からの引き落としによって決済される。この場合、決済処理部130は、後払い利用額に決済金額を加算し、後払い利用可能額から同額を差し引くことで暫定決済を行い、締め日になると上記のように当月分の決済を翌月の支払い日に引き落とすための処理を行う。なお暫定決済の時点で決済金額が後払い利用可能額を超える場合は、エラー通知が決済アプリケーション20に返信される。
[審査サーバ]
審査サーバ200は、申請に対する審査を支援する。申請とは、申請者(例えば事業者)が電子決済サービスの加盟店としての許可を受けるための申請である。申請者は、電子決済サービスを利用可能な店舗(加盟店)となることを申請する事業者(法人、個人事業主など)である。支援とは、審査者に審査に関する情報を提供することや、申請に対して加盟店としての適性を示すスコアを導出すること、加盟店の適性の有無を判定することである。審査サーバ200は、上記の申請に対する審査のうち一部の審査を支援してもよし、全部の審査を支援してもよい。申請が上記の審査を通過した場合、申請者は、電子決済サービスを利用した電子決済を申請者の店舗で店舗の利用者に対して提供することができる。
図7は、審査サーバ200の構成図である。審査サーバ200は、例えば、通信部210と、情報取得部220と、情報処理部230と、記憶部270とを備える。通信部210および記憶部270以外の構成要素は、例えば、CPUなどのハードウェアプロセッサがプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。これらの構成要素のうち一部または全部は、LSIやASIC、FPGA、GPUなどのハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。プログラムは、予めHDDやフラッシュメモリなどの記憶装置(非一過性の記憶媒体を備える記憶装置)に格納されていてもよいし、DVDやCD-ROMなどの着脱可能な記憶媒体(非一過性の記憶媒体)に格納されており、記憶媒体がドライブ装置に装着されることで記憶装置にインストールされてもよい。
記憶部270は、HDDやフラッシュメモリ、RAMなどである。記憶部270は、審査サーバ200がネットワークを介してアクセス可能なNAS装置であってもよい。記憶部270には、例えば、申請情報272、検索結果情報274、加工情報276などの情報が格納される。これらの情報は、複数の記憶部に分散されて記憶されていてもよい。各情報の詳細については後述する。
通信部210は、ネットワークNWに接続するための通信インターフェースである。通信部210は、例えばネットワークインターフェースカードである。
情報取得部220は、例えば、申請情報272を申請者の端末装置から取得する。申請者の端末装置は、例えば、第2店舗端末装置70であってもよいし、他の端末装置であってもよい。
図8は、申請情報272の内容の一例を示す図である。申請情報272は、例えば、審査に必要な情報であって申請者が所定のフォームに入力した情報である。所定のフォームとは、電子決済サービスの運営者が用意したフォームであって、例えば、割賦販売法において管理が求められている電子決済サービスの加盟店に関する情報を申請者が入力するためのフォームである。申請情報272は、複数の項目の情報を含む。複数の項目は、例えば、屋号や、代表者情報(氏名)、店舗の住所、事業者名(法人名または個人事業主名)、電話番号、メールアドレス、店舗のURL(Uniform Resource Locator)、事業内容(例えば取扱商品、サービス)などを含む。上記の申請情報272に含まれる情報は一例であり、他の情報を含んでもよいし、一部の情報は省略されてもよい。
情報処理部230は、申請情報272に含まれる複数の項目のうち一以上の項目の情報をクエリとし、ネットワークを介してサービスを提供する検索サーバ400(検索エンジン)が検索した検索の結果を取得し、申請情報272を審査する審査者が視認する表示部(例えば管理者端末装置300の表示部)に取得した検索の結果を表示させるための処理を実行する。表示させるための処理とは、審査サーバ200が、管理者端末装置300の表示部に直接情報を表示させることであってもよいし、他の装置を介して管理者端末装置300の表示部に情報を表示させることであってもよい。表示させるとは、例えば、情報処理部230が、他の装置に情報を提供して、他の装置が管理者端末装置300の表示部に情報を表示させることを含む。また、表示させるための処理とは、情報処理部230が、取得した検索の結果を管理者端末装置300に提供して、管理者端末装置300が、提供された情報を記憶部に記憶させ、任意のタイミングで表示部に表示できるようにすることであってもよい。
情報処理部230は、申請情報272に含まれる複数の項目のうち一以上の項目の情報をクエリとし、ネットワークを介してサービスを提供する検索エンジンが検索した検索の結果を取得し、取得した検索の結果と、申請情報272とを比較して、電子決済サービスが利用できる店舗として許可をできるか否かを判定してもよい。情報処理部230は、例えば、ロボティックプロセスオートメーション(Robotic Process Automation)として機能する。情報処理部230の処理の詳細については後述する。
[管理者端末装置]
管理者端末装置300は、申請情報272を審査する審査者が利用する端末装置である。管理者端末装置300の表示部には、審査サーバ200が提供する情報が表示される。審査者は、表示部に表示された情報を利用して審査を行ったり、申請情報272を処理したりする。
[検索サーバ]
検索サーバ400は、クエリに関連する情報の提供のリクエストに応じて、クエリに関連する情報を取得し、取得した情報をリクエスト元に提供する検索エンジンである。クエリに関連する情報は、ネットワークNWに接続されたホストから取得された情報である。検索サーバ400は、不特定多数の利用者がネットワークNWを介して利用可能な検索エンジンである。
[申請情報を利用したクローリング(1)]
情報処理部230は、申請情報272および検索サーバ400を利用してクローリングを行う。情報処理部230は、申請情報272からクエリを生成し、生成したクエリを利用した検索を行うように検索サーバ400にリクエストする。
情報処理部230は、例えば、申請情報272の2つの項目のワードを組み合わせてクエリを構成し、構成したクエリを利用してクローリングを行う。具体的には、情報処理部230は、申請情報272の複数の項目のうち異なる2つの項目のワードを組み合わせて構成されるクエリを2つ以上生成し、生成した2つ以上のクエリを用いてクローリングを行って検索の結果を取得する。クエリは、例えば、申請情報272の異なる項目のワードを組み合わせて構成される。情報処理部230は、例えば、屋号、代表者情報(氏名)、店舗の住所、事業者名(法人名または個人事業主名)、電話番号、メールアドレス、店舗のURL、および事業内容(例えば取扱商品、サービス)のうち、任意の2つワードを組み合わせたクエリを利用してクローリングを行う。なお、2つのワードの組み合わせに代えて、1つワードのクエリまたは任意の数(例えば3つ)のワードの組み合わせのクエリが利用されてもよい。以下、クエリは2つのワードで構成され、3つのクエリを利用してクローリングが行われる例について説明する。
図9は、クローリングについて説明するための図である。情報処理部230は、例えば、図9に示すようにクエリQ1、Q2、およびQ3を利用してクローリングを行う。クエリQ1は、屋号と代表者情報との組み合わせである。クエリQ2は、屋号と住所との組み合わせである。クエリQ3は、屋号と事業者名(法人名または個人事業主名)との組み合わせである。クエリに利用する申請情報272の項目は、任意であるが、上記のように屋号と、他の項目のワード(例えば、代表者情報、住所、事業者名、電話番号)との組み合わせをクエリとすると好適である。この組み合わせにより、審査で利用される情報が効率的且つ精度よく取得できることが確認できている。
図10は、検索の結果の一例を示す図である。検索の結果は、クエリに関連する複数のウエブページの情報(例えばIF1-IF5・・・)を含む。情報処理部230は、検索の結果に含まれるクエリに関連する複数のウエブページの情報のうち所定数のウエブページの情報を抽出し、抽出した所定数のウエブページの情報を、申請情報272を審査する審査者が視認する表示部に表示させるための処理を実行する。情報処理部230は、例えば上位5つのウエブページの情報を抽出する。上位5つとは、クエリとの関連度が高い上位5つである。抽出するウエブページの情報は、図10に示すような検索の結果において表示されている情報である(例えばリンク先にリンクした後に取得可能な情報は含まれない)。情報処理部230は、抽出した検索の結果を検索結果情報274として記憶部270に記憶させる。
上記のように、情報処理部230は、審査に利用する情報を上記のように自動で取得することができる。これにより、運営者(審査者)の負荷が軽減される。
[申請情報を利用したクローリング(2)]
情報処理部230は、検索の結果に含まれるクエリに関連する複数のウエブページの情報のうち、予め設定された種別のウエブページの情報を除外し、除外後のウエブページの情報を抽出してもよい。図11は、除外されるウエブページの情報について説明するための図である。予め設定された種別のウエブページの情報とは、所定のタグが付与されたウエブページの情報や、画像のウエブページの情報、地図情報のウエブページの情報、所定のホストやサービスが提供するウエブページの情報である。
所定のタグとは、例えば、ウエブページの情報が広告であることを示すタグや、ウエブページの情報が所定のサービスが提供する情報であることを示すタグなどである。所定のホストやサービスが提供するウエブページの情報とは、例えば、予め設定された情報提供サービスやURLのウエブページの情報である。情報処理部230は、図11の例では広告のタグが付与されたウエブページの情報IF11およびIF12を除外して、ウエブページの情報IF13以降の上位5つのウエブページの情報を抽出する。
上記のように、情報処理部230は、予め設定された種別のウエブページの情報を除外することで、審査で利用される情報としてより精度の高い情報を自動で取得することができる。これにより、運営者(審査者)の負荷がより軽減される。
[申請情報を利用したクローリング(3)]
情報処理部230は、検索の結果に含まれるクエリに関連する複数のウエブページの情報のうち、予め設定された提供元が提供するウエブページの情報を優先して取得してもよい。例えば、記憶部270には、予め設定された提供元の情報が記憶されている。情報処理部230は、例えば、予め設定された提供元の情報のみを取得してもよいし、予め設定された提供元の情報と上位所定数の情報を取得してもよい。また、情報処理部230は、予め設定された提供元の情報を取得し、取得したウエブページの情報の数が閾値に満たない場合、閾値を満たすように他のウエブページの情報を取得してもよい。
上記のように、情報処理部230は、予め設定された提供元のウエブページの情報を優先して取得することで、審査で利用される情報としてより精度の高い情報を自動で取得することができる。これにより、運営者(審査者)の負荷がより軽減される。
[クローリング結果を加工する処理]
情報処理部230は、申請情報272を審査する審査者が視認する表示部に取得した検索の結果を表示させる。情報処理部230は、検索の結果を集約および加工した加工情報を提供する。図12は、加工情報276の一例を示す図である。情報処理部230は、クエリに対応付けて、クエリに対応する検索の結果を並べる。例えば、情報処理部230は、図12に示すように、クエリにQ1とクエリQ1の結果の結果とを並べ、クエリQ2とクエリQ2の結果の結果とを並べ、クエリQ3とクエリQ3の結果の結果とを並べる。クエリに代えて(加えて)、申請情報272が検索の結果に対応付けられていてもよい。
情報処理部230は、例えば、検索の結果のうちクエリまたはクエリに含まれるワードに一致または合致する情報を他の情報よりも強調した態様に加工する。図13は、強調された態様について説明するための図である。情報処理部230は、集約した検索の結果においてクエリまたはクエリに含まれるワードに一致または合致する箇所を、図13に示すように囲ったり、ハイライトしたりして目立つ態様に加工する。合致とは、クエリまたはクエリに含まれるワードの一部が一致することや、予め設定されたクエリまたはクエリに含まれるワードに類似する類似ワードと一致または合致することであってもよい。類似ワードとは、大文字と小文字の違いや、一文字違いなど予め設定されたワードである。
情報処理部230は、目立つ態様に加工する処理において、対象のクエリの検索の結果のみを対象としてもよいし、他のクエリの検索の結果を対象としてもよい。例えば、情報処理部230は、クエリQ1に対する処理において、クエリQ1の検索の結果に含まれるクエリQ1またはクエリQ1に含まれるワードに一致または合致する箇所を強調する態様の対象としてもよいし、クエリQ2とクエリQ3との一方または双方の検索の結果に含まれるクエリQ1またはクエリQ1に含まれるワードに一致または合致する箇所も強調する態様の対象としてもよい。情報処理部230は、上記のようにクエリまたはクエリに含まれるワードに一致するまたは合致する箇所を強調した情報を加工情報276として記憶部270に記憶させる。
情報処理部230は、情報処理部230が加工情報276を含むコンテンツを管理者端末装置300に提供し、上記のコンテンツを管理者端末装置300の表示部に表示させる。これにより、審査者は、管理者端末装置300の表示部に表示されたコンテンツ(例えば図13に示した情報)を参照して、申請情報272の確からしさを確認することができる。
なお、図13の情報において、情報処理部230は、検索の結果に対して信頼度を付与してもよい。例えば、予め設定された信頼度の高い提供元から提供されたウエブページの情報に対して高い信頼度が付与されてもよい。例えば、信頼度の高い提供元とは、例えば、所定の情報提供サービスや、店舗の公式のURL、店舗名がURLとなっているURLなどである。
また、情報処理部230は、検索の結果に含まれるウエブページの情報の数が閾値以下であった場合、集約したウエブページの情報は信頼度が低い情報であると判定し、低い信頼度を示す情報を検索の結果に付与してもよい。これとは反対に、情報処理部230は、検索の結果に含まれるウエブページの情報の数が閾値を超えた場合、集約したウエブページの情報は信頼度が低い情報であると判定し、低い信頼度を示す情報を検索の結果に付与してもよい。また、信頼度が低い場合、信頼度が低いことを示す情報のみが審査者に提示されてもよい。
また、情報処理部230は、クエリを利用した検索の結果に含まれるウエブページの情報の数が閾値以下であった場合、検索の結果を集約せずに、ウエブページの情報を十分に取得できないことを示す情報を生成し、生成した情報を審査者に通知してもよい。
また、情報処理部230は、クエリまたはクエリに含まれるワードと一致するまたは合致するワードを強調することに代えて、一致または類似するワードまたは一致または類似するワードを含むセンテンス(所定の領域)を抜き出して、抜き出したセンテンス(所定の領域)を集約および加工してもよい。
また、情報処理部230は、クエリに含まれるワードのそれぞれが、検索の結果のいずれかに含まれる場合や、検索の結果に所定の数含まれる場合、審査者に検索の結果を提示することを省略し、次に審査過程の情報を提示したり、審査の処理に進めたりしてもよい。
また、情報処理部230は、複数の種別の異なる検索サーバ400から検索の結果を取得して、取得した複数の結果を利用して、申請情報272の記載の確からしさの審査を支援してもよい。例えば、情報処理部230は、各検索サーバ400から上位所定数の検索の結果を取得したり、検索サーバ400の信頼度に応じた所定数の結果を取得したりしてもよい。
[ここまでのまとめ]
審査者は、本実施形態の処理を利用しない場合、審査者が、クエリを生成し、クエリを利用して検索したり、検索の結果を集約したり加工したりする必要がある。更に、審査者は、集約・加工した情報と、申請情報272とを詳細に比較して、審査を行う必要がある。このため、審査は、審査者にとって時間的にも労力的にも負荷が大きかった。
これに対して、本実施形態では、審査者は、クエリを生成してクエリを利用して検索したり、検索の結果を集約・加工したりする必要がない。更に、審査者は、集約・加工した情報から申請情報272に対応する情報を容易に認識することができる。このため、本実施形態の処理により、審査者の負荷を軽減することができる。
更に、法人などの情報を提供するデータベースの情報を利用して、申請情報272の確からしさを審査することがあるが、設立されたばかりの法人や、個人事業主などの情報はデータベースからは取得できないことがある。また、データベースから得られる情報と、実際の申請者に関する情報とは異なることがある。本実施形態では、このような申請情報272を審査するために参照する情報が入手しにくい、申請者の申請情報272をより容易に審査者が審査できるように支援することができ、審査者の負担を軽減することができる。
[シーケンス図]
図14は、審査サーバ200、管理者端末装置300、および検索サーバ400により実行される処理の流れの一例を示すシーケンス図である。まず、審査サーバ200の情報処理部230は、申請情報272を取得する(S100)。次に、情報処理部230は、申請情報272からクエリを生成する(S102)。次に、情報処理部230は、クエリを利用した検索を検索サーバ400に依頼し(S104)、依頼に応じた検索の結果を検索サーバ400から取得する(S106)。情報処理部230は、クエリの数に応じて、S104およびS106の処理を繰り返す。
次に、情報処理部230は、検索結果情報274を生成する(S108)。次に、情報処理部230は、検索結果情報274の加工を行い(S110)、加工情報276を管理者端末装置300に提供する(S112)。管理者端末装置300は、提供された加工情報276を表示部に表示させる(S114)。審査者は、表示部に表示された加工情報276を参照して、審査を行う。管理者端末装置300は、審査者の操作に応じて審査の結果を受け付ける(S116)。審査者は、上記の加工情報276を利用した審査の他に、他の審査の項目も審査してもよい。次に、管理者端末装置300は、受け付けた審査の結果を審査サーバ200に送信する(S118)。審査サーバ200は、送信された審査の結果に基づいて審査の結果を確定する(S120)。
上記のように、審査者は、審査サーバ200により提供された加工情報276を参照して、容易に審査を行うことができるため、審査者の時間的、労力的な負荷が軽減する。
以上説明した第1実施形態によれば、審査サーバ200が、申請情報272を審査する審査者が視認する表示部に、取得した検索の結果を表示させるための処理を実行することにより、運営者の負荷を軽減することができる。
<第2実施形態>
以下、第2実施形態について説明する。第1実施形態では、審査サーバ200は、検索の結果においてクエリまたはクエリに含まれるワードに一致または類似するワードを強調するものとした。第2実施形態では、審査サーバ200は、検索の結果において、上記に加え(または代えて)、事業内容を強調する。以下、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
審査サーバ200の情報処理部230は、検索の結果のうち申請情報272の事業内容に関連する情報を他の情報よりも強調した態様で検索の結果を表示部に表示させる。他の情報とは、例えば、第1実施形態で着目した情報以外の情報であってもよいし、第1実施形態で着目した情報および第1実施形態で着目した情報以外の情報であってもよい。
図15は、事業内容に関連する情報を他の情報よりも強調した態様の検索の結果の一例を示す図である。情報処理部230は、図15に示すように、クエリまたはクエリに含まれるワード(例えば代表者情報、住所、法人名または個人事業主名など)を第1の態様で強調して、事業内容を第2の態様で強調する。図15の例では、第1の態様は、対象を四角の枠で囲んだ態様であり、第2の態様は、対象を丸の枠で囲んだ態様である。第2の態様は、第1の態様と異なる態様であればよく、例えば、ハイライトの色が第1の態様のハイライトの色と異なる態様などであってもよい。
情報処理部230は、記憶部270に記憶されたキーワード情報278を参照して、事業内容に対応するワードが含まれているか否かを判定する。図16は、キーワード情報278の内容の一例を示す図である。キーワード情報278は、例えば、事業内容と、キーワードとが対応付けられた情報である。キーワードは、事業内容に関係するキーワードである。例えば事業内容が歯科医院である場合、歯や口腔ケアなどキーワードとなる。
上記の例において、事業内容に加え(または代えて)、申請情報272に含まれる情報が強調されてもよい。情報処理部230は、例えば、申請情報272の各項目に入力された情報のそれぞれと一致または合致するワードを強調する態様で表示してもよい。この強調する態様は、対応する項目に一致または合致するワードごとに異なる態様であってもよい。
以上説明した第2実施形態によれば、審査サーバ200は、検索の結果のうち事業内容に関連する情報を他の情報よりも強調した態様で検索の結果を表示部に表示させるため、審査者は、容易に申請情報272の事業内容の確からしさを認識することができる。これにより、審査者の負荷を軽減することができる。
<第3実施形態>
以下、第3実施形態について説明する。第1実施形態では、審査サーバ200が、審査者が審査する際に確認するための加工情報276を管理者端末装置300に提供するものとした。第3実施形態では、審査サーバ200が、審査を行う。審査サーバ200の情報処理部230は、検索エンジンが検索した検索の結果と、申請情報272とを比較して、電子決済サービスが利用できる店舗として許可をできるか否かを判定する。以下、第3実施形態について説明する。
情報処理部230は、申請情報272に含まれる所定の項目の情報が検索の結果に含まれているか否かの判定結果に応じて、次の処理の内容を変更する。所定の項目は、申請情報272に含まれている項目であれば任意に定められてよく、一つであってもよいし、複数であってもよい。
例えば、所定の項目の情報が、屋号、代表者情報、住所、事業者名、および事業内容である場合、情報処理部230は、上記の所定の項目の情報(またはこれらに合致する情報)が検索の結果に含まれている場合は、第1処理を進み、含まれていない場合は第2処理に進む。例えば、所定の項目の情報が、事業内容である場合、情報処理部230は、事情内容(または事業内容に関連するワード)が検索の結果に含まれている場合は、第1処理を進み、含まれていない場合は第2処理に進む。含まれているとは、検索の結果のうちいずれかに含まれていることであってもよいし、特定の検索の結果に含まれていることであってもよい。特定の検索の結果とは、例えば、所定の項目の情報を含むクエリを利用した検索の結果である。
第1処理は、第2処理とは異なる処理であればよい。第1処理は、例えば、審査の次の工程または審査の通過を確定する工程に進む処理であり、第2処理は、審査者に審査させる工程である。また、第1処理および第2処理は、審査者に審査させる処理であり、第2処理は、第1処理の審査者よりも審査の熟練度が高い審査者に審査させる処理であってもよい。
情報処理部230は、申請情報272に含まれる所定の項目の情報が検索の結果に含まれている度合に応じて、次の処理の内容を変更してもよい。情報処理部230は、例えば、所定の項目の情報が検索の結果に含まれている度合が閾値以上である場合、第1処理に進み、閾値未満である場合、第2処理に進んでもよい。含まれている度合とは、例えば、後述するようにスコアで表されてもよい。例えばスコアが高いほど、度合が高いとされてもよい。
[フローチャート]
図17は、審査サーバ200により実行される処理の流れの一例を示すフローチャートである。本処理は、例えば、1つの申請情報272(1つの申し込み)に対して実行される処理である。
まず、審査サーバ200の情報処理部230は、クエリQ1に対する第1スコアを導出する(S300)。例えば、情報処理部230は、検索の結果に含まれる情報と、クエリまたはクエリに含まれるワードとの合致度合に基づいて、スコアを導出する。例えば、クエリに含まれるワードが検索の結果に含まれる数や、ウエブページの情報(例えば文字数)に対する割合に基づいてスコアを導出してもよいし、他の手法に基づいてスコアを導出してもよい。例えば、上記の数または割合が高いほど高いスコアが導出される。また、ウエブページの情報の信頼度が加味されてもよい。例えば、信頼度の高いウエブページの情報にクエリに含まれるワードが含まれている場合、信頼度の低いウエブページの情報にクエリに含まれるワードが含まれている場合よりも高いスコアが付与されてもよい。
次に、情報処理部230は、クエリQ2に対する第2スコアを導出する(S302)。次に、情報処理部230は、クエリQ3に対する第3スコアを導出する(S304)。例えば第2スコアおよび第3スコアも第1スコアと同様に導出される。次に、情報処理部230は、第1スコア、第2スコア、および第3スコアを統合した統合スコアを導出する(S306)。統合スコアは、第1スコア、第2スコア、および第3スコアが統計処理して得られたスコアである。
次に、情報処理部230は、検索の結果と、申請情報272の事業内容とを比較して、事業内容に対するスコアを導出する(S308)。例えば、情報処理部230は、上述したように、検索の結果に含まれる情報と、申請情報272の事業内容のワードまたは事業内容に対応するワードとの合致度合に基づいて、スコアを導出する。次に、情報処理部230は、各スコア、統合スコアおよび事業内容に対するスコアを記憶部270に記憶させ、第1スコア-第3スコアを対応するクエリの情報と共に記憶部270に記憶させる(S310)。
次に、情報処理部230は、第1スコア-第3スコアのそれぞれが第1閾値以上であり、且つ統合スコアが第2閾値以上であるか否かを判定する(S312)。第1閾値は、スコアごとに異なる閾値であってもよい。第1スコア-第3スコアのそれぞれが第1閾値以上でない、または統合スコアが第2閾値以上でない場合、ステップS318に進む。
第1スコア-第3スコアのそれぞれが第1閾値以上であり、且つ統合スコアが第2閾値以上である場合、情報処理部230は、事業内容に対するスコアが第3閾値以上であるか否かを判定する(S314)。事業内容に対するスコアが第3閾値以上である場合、情報処理部230は、本処理の対象の申請情報272を審査者に審査させる対象外に決定する(S316)。事業内容に対するスコアが第3閾値以上でない場合、情報処理部230は、本処理の対象の申請情報272を審査者に審査させる対象に決定する(S318)。これにより、本フローチャートの処理が終了する。
上記のフローチャートの各処理は、一例であり、処理の内容は変更されてもよいし、処理の一部は省略されてもよい。例えば、情報処理部230は、第1スコア-第3スコアと、事業内容に対するスコアとを統合した統合スコアを用いた判定を行ってもよいし、事業内容に対するスコアの利用を省略してもよい。また、情報処理部230は、上記のスコア、またはスコアを利用した判定結果を管理者端末装置300に提供し、審査者がスコアまたは判定結果を参照して、審査を行ってもよい。情報処理部230は、ステップS316の処理で、審査者に審査させる対象外に決定することに代えて(または加えて)、申請情報272に係る店舗が存在していると推定し、ステップS318の処理で、審査者に審査させる対象に決定することに代えて(または加えて)、申請情報272に係る店舗が存在していないと推定してもよい。
また、情報処理部230は、クエリに含まれるワードのそれぞれや、申請情報272に含まれる所定の情報が、検索の結果のいずれかに含まれる場合、審査者に審査させる対象外に決定してもよい。情報処理部230は、例えば、クエリQ1-Q3に含まれるワード(例えば店舗、代表者情報、住所、事業者名)のそれぞれが、検索の結果のいずれかに含まれる場合、審査者に審査させる対象外に決定してもよい。
また、S312およびS314の判定に応じて、審査者が決定されてもよい。例えば、S312およびS314の判定が肯定的である場合、審査の熟練度の低い審査者の審査対象とされ、例えば、S312およびS314の判定が否定的である場合、審査の熟練度の高い審査者の審査対象とされてもよい。また、本フローチャートの処理は、審査の一部として活用され、他の審査の後、または他の審査の前に本フローチャートの処理がされてもよい。
以上説明した第3実施形態によれば、審査サーバ200は、取得した検索の結果と、申請情報272とを比較して、電子決済サービスが利用できる店舗として許可をできるか否かを判定することにより、運営者の負荷を軽減することができる。
<第4実施形態>
以下、第4実施形態について説明する。第1実施形態-第3実施形態では、申請情報272を一つ一つ処理した。第4実施形態では、審査サーバ200は、特徴が共通する申請情報272をグループ化して処理する。以下、第1実施形態-第3実施形態との相違点を中心に説明する。
審査サーバ200は、電子決済サービスが利用できる店舗として許可を受けるための1つの申請に対応する申請情報272を複数取得し、申請情報272の特徴が共通する申請情報をグループ化し、グループ化した申請一覧情報(グループ申請情報)を生成する(詳細は後述)。審査サーバ200は、申請情報272を審査する審査者の管理者端末装置300に申請一覧情報を提供する。これにより、審査者は、管理者端末装置300の表示部に表示された申請一覧情報を参照して、特徴が共通する申請情報272をまとめて効率的に審査することができる。
[構成]
図18は、第4実施形態の決済サービスの構成について説明するための図である。決済サービスは、例えば、第1実施形態の構成に加え、更に1以上のグループサーバ500を備える。図18の例では、審査サーバ200と、グループサーバ(第1グループサーバ500A、第2グループサーバ500B、第3グループサーバ500C)とを示し、他の構成は省略している。
グループサーバ500は、例えば、審査を行う拠点ごとに設けられたサーバである。グループサーバ500は、審査サーバ200に送信された申請情報272または申請一覧情報を取得し、拠点の審査者であるスタッフに申請情報272または申請一覧情報を審査させる。例えば、グループサーバ500から管理者端末装置300に申請情報272または申請一覧情報が提供され、審査者は、管理者端末装置300を利用して審査を行う。なお、グループサーバ500の一部または全部は、管理者端末装置300であってもよい。審査サーバ200は、申請情報272または申請一覧情報を管理者端末装置300に提供してもよい。
[グループ化に関する処理]
図19は、グループ化について説明するための図である。情報処理部230は、例えば、申請情報272に含まれる第1情報の特徴が共通する申請情報272をグループ化、または申請情報272に基づく所定の審査の結果である第2情報の特徴が共通する申請情報272をグループ化する。
[第1情報について]
第1情報は、申請情報272に含まれる情報であり、例えば、屋号、加盟店名、法人名、事業内容、および電話番号を含む。第1情報の特徴が共通するとは、例えば、申請情報272の対象の項目に入力情報が共通することであり、例えば、屋号、加盟店名、法人名、代表者、および事業内容のうち一以上の情報が同じであることである。情報処理部230は、例えば、屋号が共通する申請情報272をグループ化したり、事業内容が共通する申請情報272をグループ化したりする。
[第2情報について]
第2情報は、申請情報272を利用した審査結果である。第2情報の特徴が共通するとは、例えば、上記の審査の結果が否定的な結果であったことである。上記の審査とは、例えば、反社会的勢力排除に関する第1審査(いわゆるCSRS)またはクレジットカードの利用者の保護に欠けるまたは疑いの有無に関する第2審査(いわゆるJDM)である。
第1審査は、情報処理部230が、申請情報272と、第1審査に利用する情報を提供するデータベースから得た情報とを突き合わせて判定した結果であってもよいし、審査者が確認した審査結果であってもよい。第2審査は、情報処理部230が、申請情報272と、第2審査に利用する情報を提供するデータベースから得た情報とを突き合わせて判定した結果であってもよいし、審査者が確認した審査結果であってもよい。情報処理部230は、例えば、第1審査の審査結果が否定的であった申請情報272をグループ化したり、第2審査の審査結果が否定的であった申請情報272をグループ化したりする。また、情報処理部230は、第1審査の審査結果と第2審査の審査結果とが否定的であった申請情報272をグループ化してもよい。
[優先度について]
情報処理部230は、優先度が高い特徴が共通する申請情報272をグループ化してもよい。例えば、共通する特徴には、例えば優先度が設定されている。例えば、情報処理部230は、複数の申請情報272から優先度が高い第2情報の特徴が共通する申請情報272(例えばCSRSまたはJDMの審査が否定された申請情報272など)を抽出して、抽出した申請情報272をグループ化する。その後、例えば、情報処理部230は、次に優先度が高い屋号が共通する申請情報272をグループ化してもよい。情報処理部230は、複数の特徴が共通する申請情報272をグループ化してもよい。例えば、屋号、法人名、および事業内容(取扱商品)が共通する申請情報272がグループ化されてもよい。
上記のように情報処理部230は、申請情報272をグループ化し、グループ化した情報を1つのシートに集約した申請一覧情報(グループ申請情報)を生成し、生成した申請一覧情報を記憶部270に記憶させる。図20は、申請一覧情報280の一例を示す図である。申請一覧情報280は、例えば、複数のレコードを含み、複数のレコードのそれぞれは一つの申請情報272に対応する。1つのレコードは、申請情報272の各項目の情報に対応し、例えば、屋号や、法人名、加盟店名、取扱商品、クローリング結果の有無、決済者名、決済日、コメントなどを含む。情報処理部230は、申請一覧情報280を審査者が閲覧可能なようにグループサーバ500に提供する。
上記の申請一覧情報280に含まれる項目は一例であり、他の項目が含まれたり、一部の項目が省略されたりしてもよい。例えば、図20に示す項目の他に、第1審査の審査結果や、第2審査の審査結果、企業情報を提供するデータベースを利用した審査結果、上述した第3実施形態で説明したスコアなど種々の情報が含まれてもよい。
なお、申請情報272の一部が共通する場合は、情報処理部230は、クローリングの結果を申請情報272の一部が共通する他の申請情報272に援用してもよい。例えば、屋号、代表者の情報、住所、および事業者名が共通する場合、情報処理部230は、共通する申請情報272のクローリングの結果を援用してもよい。例えば、情報処理部230は、申請一覧情報280を生成した後に、効率的にクローリングを行ってもよい。例えば、情報処理部230は、クエリの生成において同じクエリとなる申請情報272について、複数回クローリングをせずに、1回のクローリングの結果を援用してもよい。
また、情報処理部230は、同じ項目の情報であって複数のレコードで情報が共通している箇所や、情報が異なっている箇所を審査者が容易に認識できる態様で表示部に表示させてもよい。これにより、審査者は、より容易に審査を進めることができる。
[ここまでのまとめ]
ここで、申請情報272を審査する場合、審査者は、一つの画面に一つの申請情報272を表示して審査を行うことがある。また、審査者は、一つの申請情報272を審査した後、次の申請情報272を審査するが、次の申請情報272は、ランダムであり、直前の申請情報272と関連せず、特徴が共通しない申請情報272である。
これに対して、本実施形態では、上記のように申請一覧情報280を閲覧して、審査者は審査を行うことができるため、負荷が軽減したり、審査の時間を短縮できたりする。例えば、チェーン店など屋号が同じ申請情報272がまとまって届く場合がある。このような申請情報272をグループ化することで、審査者は、申請一覧情報280を参照して特徴が共通する申請情報272をまとめて審査することができる。このように特徴が共通していれば、申請一覧情報280における審査の結果を、同じ申請一覧情報280内の他の審査に活用することができる。更に、審査者は、同じような申請情報272を審査することで熟練度が向上するため、負荷の軽減および審査時間の短縮が期待できる。
例えば、第1実施形態-第3実施形態で説明したように検索の結果も同様または似たような結果となるため、審査者は、同様または似たような検索の結果を参照して、迅速に申請情報272を審査することができる。更に、レコードにおいて、審査者が入力する必要がある項目について、1つの審査の結果の情報をコピーすることができ、入力の手間も軽減することができる。例えば、審査に関するコメントは、各レコードで同じとなることが多く、1つのレコードのコメントを審査者はコピーして利用することができる。
[割り振りに関する処理]
上記のように情報処理部230は、グループ化した申請一覧情報280をグループサーバ500に割り振る。情報処理部230は、予め設定された審査グループの得意分野の特徴が共通する申請一覧情報280を当該審査グループに割り振ったり、過去の審査履歴を参照して過去に審査グループが審査した特徴が共通する申請一覧情報280を当該審査グループに割り振ったりする。情報処理部230は、例えば、申請一覧情報280に対応付けられた負荷度合と、一以上の審査者を含む審査グループに対応付けられた受け入れ可能な負荷度合とに基づいて、複数の申請一覧情報280を審査グループに振り分ってもよい。
図21は、割り振りに関する処理の流れの一例を示すフローチャートである。まず、情報処理部230は、所定のタイミングであるか否かを判定する(S400)。所定のタイミングとは、例えば、1日に1回や数日に1回、数時間に1回到来するタイミングであってもよいし、申請情報272の数が閾値に到来したタイミングであってもよい。所定のタイミングである場合、情報処理部230は、申請情報272をグループ化する(S402)。
次に、情報処理部230は、グループ化した申請一覧情報280の負荷情報を生成する(S404)。情報処理部230は、例えば、特徴が共通する複数の申請情報を1つのシートにまとめ、1つのシートにおいて複数の申請情報の項目の情報を項目ごとに整列させた1つのシートの申請一覧情報280を生成し、更に申請一覧情報280に負荷を対応付ける。
図22は、負荷情報282の一例を示す図である。負荷情報282は、申請一覧情報280の識別情報と、申請一覧情報280の詳細と、負荷とが互いに対応付けられた情報である。申請一覧情報280の詳細とは、申請一覧情報280の申請情報272(申請)の数や、共通する特徴などの情報である。情報処理部230は、所定の規則やアルゴリズム、計算式などに基づいて申請一覧情報280の負荷を導出する。例えば、一つの申請情報272の負荷度合に申請数を乗算し、更に共通する特徴に応じた係数を乗算することで負荷を導出する。例えば、1つの申請情報272の負荷が「1」に申請情報272の数「100」を乗算して、共通する特徴に応じた係数「0.5」を乗算して申請一覧情報280に対する負荷「50」が導出される。例えば、共通する特徴に応じた難易度に応じて係数が設定されており、難易度が高い申請一覧情報280の負荷は、難易度が低い申請一覧情報280の負荷よりも高く導出される。上記の導出手法は一例であり、他の手法が採用されてもよいし、負荷に代えて処理の時間が導出されてもよい。
次に、情報処理部230は、グループ情報に基づいて申請一覧情報280を各グループに振り分ける(S406)。図23は、記憶部270に記憶されたグループ情報284の内容の一例を示す図である。グループ情報284は、グループと、グループが受け入れ可能な負荷の度合とが互いに対応付けられた情報である。グループとは、例えばグループサーバ500ごとのグループであってもよいし、更に細分化されたグループであってもよい。情報処理部230は、例えば、以下の条件を満たすように申請一覧情報280と申請情報272の一方または双方をグループに振り分ける。条件は、例えば、(1)および(2)である。
上記の(1)は、各グループの負荷が受け入れ可能な負荷を超えないことである。上記の(2)は、複数の審査グループのそれぞれに対応する差分が閾値以下となることである。上記の差分は、審査グループに振り分けた負荷度合と、当該審査グループに対応付けられた受け入れ可能な負荷度合との差分である。例えば、グループA-Dのそれぞれに対応する差分が閾値以下であるが、グループEに対する差分が閾値を超える場合、上記の(2)の条件は満たされない。また、上記の(2)に代えて、上記の差分がそれぞれのグループに対応する差分の範囲内に収まっていることが条件とされてもよい。例えば、受け入れ可能な負荷が200のグループでは差分が20に収まっていることが条件とされ、受け入れ可能な負荷が100のグループでは差分が10に収まっていることが条件とされてもよい。このように差分の範囲は受け入れ可能な負荷に対する所定の割合に設定されてもよい。例えば、情報処理部230は、網羅的に負荷の割り振りをシミュレーションして、上記の条件を満たすように申請一覧情報280を振り分ける。
上記の受け入れ可能な負荷は、審査者の熟練度と得意分野との一方または双方が加味されてもよい。例えば、審査者の数が同じグループであっても、熟練度または得意分野によって受け入れ可能な負荷が異なっていてもよい。例えば、飲食店の審査の熟練度が高いグループ(または得意分野グループ)や、第1審査または第2審査の結果が否定された申請情報272の審査の熟練度が高いグループ(または得意分野グループ)などが存在する。例えば、情報処理部230は、申請一覧情報280の共通する特徴と、グループの得意分野とを比較して、負荷情報282の負荷を補正してもよい。例えば、情報処理部230は、飲食店の審査の熟練度が高いグループに対して、共通する特徴が飲食店である申請一覧情報280を割り振る場合、申請一覧情報280の負荷を小さく補正して、割り振りをシミュレーションしてもよい。情報処理部230は、例えば、本来の負荷が「100」である場合、その負荷を「80」と補正してシミュレーションしてもよい。また、情報処理部230は、グループの得意分野の申請一覧情報280を優先して、当該グループに振り分けてもよい。
図21の説明に戻る。上記のように情報処理部230は、振り分け一覧情報286を生成して、申請一覧情報280を振り分け先(グループサーバ500)に提供する(S408)。図24は、振り分け一覧情報286の内容の一例を示す図である。振り分け一覧情報286は、グループの識別情報と、振り分ける申請一覧情報280とが互いに対応付けられた情報である。これにより本フローチャートの処理が終了する。
上記のように、情報処理部230は、一覧情報286(または申請情報272)を、審査グループ(審査者)が受け入れ可能な負荷に応じて振り分けるため、審査のリソースを有効活用することができる。
以上説明した第4実施形態によれば、審査サーバ200が、電子決済サービスが利用できる店舗として許可を受けるための1つの申請に対応する申請情報272を複数取得し、申請情報272に含まれる第1情報と申請情報272に基づく所定の審査の結果である第2情報との一方または双方である対象情報のうち特徴が共通する申請情報をグループ化することにより、運営者の負荷を軽減することができる。例えば、審査者は、グループ化された申請一覧情報280を参照して、申請一覧情報280に含まれる複数の申請をまとめて審査することができる。効率的に審査が遂行されるため、運営者の負荷を軽減する。
以上、本発明を実施するための形態について実施形態を用いて説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
10 利用者端末装置
20 決済アプリ
100 決済サーバ
200 審査サーバ
220 情報取得部
230 情報処理部
270 記憶部
272 申請情報
274 検索結果情報
276 加工情報
278 キーワード情報
280 申請一覧情報

Claims (11)

  1. 電子決済サービスが利用できる店舗として許可を受けるための1つの申請に対応する申請情報を複数取得する取得部と、
    前記申請情報に含まれる第1情報と前記申請情報に基づく所定の審査の結果である第2情報との一方または双方である対象情報のうち特徴が共通する申請情報をグループ化し、グループ化したグループ申請情報を生成する情報処理部と、を備え、
    前記情報処理部は、前記グループ申請情報の共通する特徴に応じた係数に基づいて生成された前記グループ申請情報の負荷度合と、一以上の審査者を含む審査グループに対応付けられた受け入れ可能な負荷度合とに基づいて、複数のグループ申請情報を前記審査グループに振り分ける、
    情報処理装置。
  2. 前記情報処理部は、前記申請情報を審査する審査者の端末装置に前記グループ申請情報を提供する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記情報処理部は、前記特徴が共通する複数の申請情報を1つのシートにまとめ、前記1つのシートにおいて前記複数の申請情報の項目の情報を前記項目ごとに整列させた前記1つのシートのグループ申請情報を生成する、
    請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記情報処理部は、前記対象情報のうち優先度が高い特徴が共通する申請情報をグループ化する、
    請求項1または2に記載の情報処理装置。
  5. 前記申請情報に含まれる第1情報は、屋号、加盟店名、法人名、事業内容、および電話番号を含み、
    前記情報処理部は、前記複数の申請情報のうちから前記屋号が共通する申請情報をグループ化したグループ申請情報を生成する、
    請求項1または2に記載の情報処理装置。
  6. 前記申請情報に含まれる第1情報は、屋号、加盟店名、法人名、事業内容、および電話番号を含み、
    前記情報処理部は、前記複数の申請情報のうちから前記事業内容が共通する申請情報をグループ化したグループ申請情報を生成する、
    請求項1または2に記載の情報処理装置。
  7. 前記申請情報に基づく所定の審査の結果である第2情報は、反社会的勢力排除に関する審査の結果を含み、
    前記情報処理部は、前記複数の申請情報のうちから前記審査の結果が否定された申請情報をグループ化したグループ申請情報を生成する、
    請求項1または2に記載の情報処理装置。
  8. 前記申請情報に基づく所定の審査の結果である第2情報は、クレジットカードの利用者の保護に欠けるまたは疑いの有無に関する審査の結果を含み、
    前記情報処理部は、前記複数の申請情報のうちから前記審査の結果が否定された申請情報をグループ化したグループ申請情報を生成する、
    請求項1または2に記載の情報処理装置。
  9. 前記情報処理部は、
    複数の審査グループに複数の前記グループ申請情報を振り分ける処理において、
    前記審査グループに振り分ける負荷度合の合計が、当該審査グループに対応付けられた負荷度合以下であり、且つ前記複数の審査グループのそれぞれに対応する差分であって、前記審査グループに振り分けた負荷度合と、当該審査グループに対応付けられた受け可能な負荷度合との前記差分が閾値以下になるように前記グループ申請情報を審査グループに振り分ける、
    請求項8に記載の情報処理装置。
  10. コンピュータが、
    電子決済サービスが利用できる店舗として許可を受けるための1つの申請に対応する申請情報を複数取得し、
    前記申請情報に含まれる第1情報と前記申請情報に基づく所定の審査の結果である第2情報との一方または双方である対象情報のうち特徴が共通する申請情報をグループ化し、グループ化したグループ申請情報を生成し、
    前記グループ申請情報の共通する特徴に応じた係数に基づいて生成された前記グループ申請情報の負荷度合と、一以上の審査者を含む審査グループに対応付けられた受け入れ可能な負荷度合とに基づいて、複数のグループ申請情報を前記審査グループに振り分ける、
    情報処理方法。
  11. コンピュータに、
    電子決済サービスが利用できる店舗として許可を受けるための1つの申請に対応する申請情報を複数取得させ、
    前記申請情報に含まれる第1情報と前記申請情報に基づく所定の審査の結果である第2情報との一方または双方である対象情報のうち特徴が共通する申請情報をグループ化し、グループ化したグループ申請情報を生成させ、
    前記グループ申請情報の共通する特徴に応じた係数に基づいて生成された前記グループ申請情報の負荷度合と、一以上の審査者を含む審査グループに対応付けられた受け入れ可能な負荷度合とに基づいて、複数のグループ申請情報を前記審査グループに振り分けさせる、
    プログラム。
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