JP7393722B2 - 車両運転支援システム - Google Patents

車両運転支援システム Download PDF

Info

Publication number
JP7393722B2
JP7393722B2 JP2020022367A JP2020022367A JP7393722B2 JP 7393722 B2 JP7393722 B2 JP 7393722B2 JP 2020022367 A JP2020022367 A JP 2020022367A JP 2020022367 A JP2020022367 A JP 2020022367A JP 7393722 B2 JP7393722 B2 JP 7393722B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
control
course
blinker
width direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020022367A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021128509A (ja
Inventor
英輝 高橋
崇 菅野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP2020022367A priority Critical patent/JP7393722B2/ja
Publication of JP2021128509A publication Critical patent/JP2021128509A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7393722B2 publication Critical patent/JP7393722B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)

Description

本発明は、車両の運転支援を行う車両運転支援システムに関する。
従来から、車両の周辺の状況や車両の状態などに基づき、車両の運転制御(具体的には運転アシスト制御や自動運転制御)を行う技術が開発されている。例えば、特許文献1には、自動運転制御により車両を自動で車線変更させる技術が提案されている。特に、この特許文献1に記載された技術では、自動運転中に車線変更が行われる場合に、通常よりも早いタイミングでウィンカ装置を点灯することで、車線変更の意図を周囲の車両に知らせるようにしている。
特開2019-128774号公報
ところで、近年、車両において、シーケンシャル点灯方式(連鎖式点灯方式)のウィンカ装置(以下では適宜「シーケンシャルウィンカ装置」と呼ぶ。)が用いられている。このシーケンシャルウィンカ装置では、右折用ウィンカ又は左折用ウィンカが操作されたときに、複数の発光部が、ウィンカの操作方向に応じて車幅方向内側から車幅方向外側に向かって順次点灯し、発光部の全てが点灯した後に一旦消灯するという動作を繰り返すようになっている。
本願の発明者らは、このようなシーケンシャルウィンカ装置を有する車両が車線変更や右左折(本明細書では車線変更及び右左折という車両の動作をまとめて「進路の変更」又は「進路変更」と呼ぶ。)を行うときに、シーケンシャルウィンカ装置の特性を適切に利用して、自車両の進路変更意思を周辺車両(基本的には周辺車両のドライバであるが、当該車両が車両運転支援システムにより自動運転を行っている場合には当該システムである。以下同様とする。)に対して効果的に認識させることができると良いと考えた。特に、本願の発明者らは、シーケンシャルウィンカ装置の点灯タイミングと車両の進路変更のタイミングとの関係を調整することにより、自車両の進路変更意思を周辺車両に対して効果的に認識させることができると考えた。こうすれば、周辺車両に対して減速の必要性を認識させることができ、進路変更時の安全性を確保することが可能となる。すなわち、周辺車両の減速タイミングを早期化することができ、進路変更時における自車両と周辺車両との衝突を防止することが可能となる。
なお、特許文献1には、自動運転中の車線変更時において通常よりも早いタイミングでウィンカ装置を点灯させることが記載されているに止まり、上述したような本願の発明者が着眼した課題については何ら開示されておらず、当然、これを解決可能な技術について開示も示唆もされていない。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、車両が進路を変更する状況において、ウィンカ装置の点灯タイミングと車両の進路変更のタイミングとの関係を調整することで、車両の進路変更意思を周辺車両に対して適切に認識させることができる車両運転支援システムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明は、車両運転支援システムであって、車両の前部及び/又は後部に設けられ、車幅方向に並べて配置された複数の発光部を備えたウィンカ装置であって、複数の発光部が、車幅方向において内側から外側に向かって順次点灯し、発光部の全てが点灯した後に一旦消灯するという動作を繰り返すウィンカ装置と、ウィンカ装置に対する制御を行うと共に、車両の運転制御を行うよう構成された制御装置と、を有し、制御装置は、車両が進路を変更する状況において、ウィンカ装置の複数の発光部が進路の変更方向に対応する車幅方向内側から車幅方向外側に向かって点灯している間に、車両が進路の変更のための移動を開始するように、ウィンカ装置に対する制御又は車両の進路の変更のための運転制御を行うよう構成され、制御装置は、車両が進路を変更するタイミングよりも所定時間以上前のタイミングにおいてウィンカ装置が点灯を開始するように、又は車両が進路を変更する地点の所定距離以上手前の位置に達するタイミングにおいてウィンカ装置が点灯を開始するように、ウィンカ装置の点灯開始タイミングを制御すると共に、車両が進路の変更のための移動を開始したときに複数の発光部が車幅方向内側から車幅方向外側に向かって点灯しているように、ウィンカ装置の点灯開始タイミングを制御するよう構成されている、ことを特徴とする。
このように構成された本発明では、制御装置は、車両が進路を変更する状況において、ウィンカ装置(シーケンシャルウィンカ装置)の複数の発光部が進路の変更方向に対応する車幅方向内側から車幅方向外側に向かって点灯している間に、車両が進路の変更のための移動を開始するように、ウィンカ装置に対する制御又は車両の進路の変更のための運転制御を行う。これにより、ウィンカ装置の車幅方向に沿って流れるような点灯動作と車両の進路の変更のための動き出しとを同期させることができる。したがって、本発明によれば、車両の進路変更の開始動作に対する周辺車両による視覚的顕著性が高まり、車両の進路変更意思を周辺車両に対して適切に認識させることができる。その結果、本発明によれば、周辺車両に対して減速の必要性を適切に認識させることができ、進路変更時の安全性を確保することが可能となる。すなわち、周辺車両の減速タイミングを早期化することができ、進路変更時における車両と周辺車両との衝突を防止することが可能となる。
なお、本明細書では、「進路の変更」及び「進路変更」には、車線変更だけでなく、交差点などにおいて車両の進路を切り替える右折及び左折も含まれるものとする。
また、本発明によれば、ウィンカ装置の車幅方向に沿った点灯動作と車両の進路の変更のための動き出との同期を確実に実現させることができる。
なお、上記の所定時間及び所定距離は、例えば道路交通法施行令第21条に規定された3秒及び30mをそれぞれ用いることができるが、これらの数値を用いることに限定はされない(以下同様とする)。
他の観点では、上記の目的を達成するために、本発明は、車両運転支援システムであって、車両の前部及び/又は後部に設けられ、車幅方向に並べて配置された複数の発光部を備えたウィンカ装置であって、複数の発光部が、車幅方向において内側から外側に向かって順次点灯し、発光部の全てが点灯した後に一旦消灯するという動作を繰り返すウィンカ装置と、ウィンカ装置に対する制御を行うと共に、車両の運転制御を行うよう構成された制御装置と、を有し、制御装置は、車両が進路を変更する状況において、ウィンカ装置の複数の発光部が進路の変更方向に対応する車幅方向内側から車幅方向外側に向かって点灯している間に、車両が進路の変更のための移動を開始するように、ウィンカ装置に対する制御又は車両の進路の変更のための運転制御を行うよう構成され、制御装置は、車両が進路を変更するタイミングよりも所定時間以上前のタイミングにおいてウィンカ装置が点灯を開始するように、又は車両が進路を変更する地点の所定距離以上手前の位置に達するタイミングにおいてウィンカ装置が点灯を開始するように、ウィンカ装置の点灯開始タイミングを制御すると共に、複数の発光部が車幅方向内側から車幅方向外側に向かって点灯している間に車両が進路の変更のための移動を開始するように、運転制御によって車両の移動開始タイミングを制御するよう構成されている、ことを特徴とする。
このように構成された本発明によっても、ウィンカ装置の車幅方向に沿った点灯動作と車両の進路の変更のための動き出との同期を確実に実現させることができる。
本発明において、好ましくは、制御装置は、ウィンカ装置の発光部の全てが点灯しているときに、車両が進路の変更のための移動を開始するように、ウィンカ装置に対する制御又は車両の進路の変更のための運転制御を行うよう構成されている。
このように構成された本発明によれば、ウィンカ装置の車幅方向に沿った点灯動作と車両の進路の変更のための動き出しとを効果的に同期させることができる。
本発明において、好ましくは、制御装置は、車両が車線変更する状況において、ウィンカ装置の複数の発光部が車線変更方向に対応する車幅方向内側から車幅方向外側に向かって点灯している間に車両が車線変更のための移動を開始するように、ウィンカ装置に対する制御又は車両の車線変更のための運転制御を行うよう構成されている。
このように構成された本発明によれば、車両の車線変更の開始動作に対する、車両周辺の後続車両による視覚的顕著性が高まり、車線変更意思を後続車両に対して適切に認識させることができる。したがって、本発明によれば、車両周辺の後続車両に対して減速の必要性を適切に認識させることができ、車線変更時の安全性を確保することが可能となる。すなわち、後続車両の減速タイミングを早期化することができ、車線変更時における車両と後続車両との衝突(特に後続車両の追突)を防止することが可能となる。
好適な例では、制御装置は、車両の走行路に関する走行路情報及び/又は走行路上の障害物に関する障害物情報に基づき、走行路において車両に走行させるための走行経路を生成し、走行経路に沿って車両が走行するように運転制御を行うよう構成されている。
本発明の車両運転支援システムによれば、車両が進路を変更する状況において、ウィンカ装置の点灯タイミングと車両の進路変更のタイミングとの関係を調整することで、車両の進路変更意思を周辺車両に対して適切に認識させることができる。
本発明の実施形態による車両運転支援システムの概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態によるウィンカ装置の動作についての説明図である。 本発明の実施形態による運転支援についての説明図である。 本発明の実施形態による運転支援処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態によるウィンカ制御及び車線変更制御についての説明図である。 本発明の実施形態によるウィンカ制御及び車線変更制御に係るフローチャートである。 本発明の実施形態の変形例によるウィンカ制御及び車線変更制御に係るフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態による車両運転支援システムについて説明する。
[システム構成]
まず、図1を参照して、本発明の実施形態による車両運転支援システムの構成について説明する。図1は、本発明の実施形態による車両運転支援システムの概略構成を示すブロック図である。
車両運転支援システム100は、走行路において車両1に走行させるための走行経路(以下では適宜「目標走行経路」と呼ぶ。)を設定する走行経路生成システムとしての機能を有すると共に、車両1をこの目標走行経路に沿って走行させるように運転支援制御(運転アシスト制御や自動運転制御)を行うように構成されている。図1に示すように、車両運転支援システム100は、制御装置としてのECU(Electronic Control Unit)10と、複数のセンサ類と、複数の制御システムと、を有する。
具体的には、複数のセンサ類には、カメラ21、レーダ22や、車両1の挙動や乗員による運転操作を検出するための車速センサ23、加速度センサ24、ヨーレートセンサ25、操舵角センサ26、アクセルセンサ27、ブレーキセンサ28が含まれている。さらに、複数のセンサ類には、車両1の位置を検出するための測位システム29、ナビゲーションシステム30が含まれている。複数の制御システムには、エンジン制御システム31、ブレーキ制御システム32、ステアリング制御システム33、ウィンカ制御システム34が含まれている。
また、他のセンサ類として、車両1に対する周辺構造物の距離及び位置を測定する周辺ソナー、車両1の4箇所の角部における周辺構造物の接近を測定するコーナーレーダや、車両1の車室内を撮影するインナーカメラが含まれていてもよい。
ECU10は、複数のセンサ類から受け取った信号に基づいて種々の演算を実行し、エンジン制御システム31、ブレーキ制御システム32、ステアリング制御システム33、ウィンカ制御システム34に対して、それぞれエンジンシステム、ブレーキシステム、ステアリングシステム、ウィンカ装置を適宜に作動させるための制御信号を送信する。ECU10は、1つ以上のプロセッサ(典型的にはCPU)と、各種プログラムを記憶するメモリ(ROM、RAMなど)と、入出力装置などを備えたコンピュータにより構成される。なお、ECU10は、本発明における「制御装置」の一例に相当する。
カメラ21は、車両1の周囲を撮影し、画像データを出力する。ECU10は、カメラ21から受信した画像データに基づいて、対象物(例えば、先行車両(前方車両)、後続車両(後方車両)、駐車車両、歩行者、走行路、区画線(車線境界線、白線、黄線)、交通信号、交通標識、停止線、交差点、障害物等)を特定する。なお、ECU10は、交通インフラや車々間通信等により、外部から対象物の情報を取得してもよい。これにより、対象物の種類、相対位置、移動方向等が特定される。
レーダ22は、対象物(特に、先行車両、後続車両、駐車車両、歩行者、走行路5上の落下物等)の位置及び速度を測定する。レーダ22として、例えばミリ波レーダを用いることができる。レーダ22は、車両1の進行方向に電波を送信し、対象物により送信波が反射されて生じた反射波を受信する。そして、レーダ22は、送信波と受信波に基づいて、車両1と対象物との間の距離(例えば、車間距離)や、車両1に対する対象物の相対速度を測定する。なお、本実施形態において、レーダ22に代えて、レーザレーダや超音波センサ等を用いて対象物との距離や相対速度を測定してもよい。また、複数のセンサ類を用いて、位置及び速度測定装置を構成してもよい。
車速センサ23は、車両1の絶対速度を検出する。加速度センサ24は、車両1の加速度を検出する。この加速度は、前後方向の加速度と、横方向の加速度(つまり横加速度)とを含む。なお、加速度には、速度が増加する方向の速度の変化率だけでなく、速度が減少する方向の速度の変化率(つまり減速度)も含むものとする。
ヨーレートセンサ25は、車両1のヨーレートを検出する。操舵角センサ26は、車両1のステアリングホイールの回転角度(操舵角)を検出する。ECU10は、車速センサ23が検出した絶対速度、及び、操舵角センサ26が検出した操舵角に基づいて所定の演算を実行することにより、車両1のヨー角(つまり、後述するx軸に対して車両1の前後方向が成す角度)を取得することができる。アクセルセンサ27は、アクセルペダルの踏み込み量を検出する。ブレーキセンサ28は、ブレーキペダルの踏み込み量を検出する。
測位システム29は、GPSシステム及び/又はジャイロシステムであり、車両1の位置(現在車両位置情報)を検出する。ナビゲーションシステム30は、内部に地図情報を格納しており、ECU10に地図情報を提供することができる。ECU10は、地図情報及び現在車両位置情報に基づいて、車両1の周囲(特に、進行方向)に存在する道路、交差点、交通信号、建造物等を特定する。地図情報は、ECU10内に格納されていてもよい。
エンジン制御システム31は、車両1のエンジンを制御する。エンジン制御システム31は、エンジン出力(駆動力)を調整可能な構成部であり、例えば、点火プラグや、燃料噴射弁や、スロットルバルブや、吸排気弁の開閉時期を変化させる可変動弁機構などを含む。ECU10は、車両1を加速又は減速させる必要がある場合に、エンジン制御システム31に対して、エンジン出力を変更するために制御信号を送信する。
ブレーキ制御システム32は、車両1のブレーキ装置を制御する。ブレーキ制御システム32は、ブレーキ装置の制動力を調整可能な構成部であり、例えば液圧ポンプやバルブユニットなどを含む。ECU10は、車両1を減速させる必要がある場合に、ブレーキ制御システム32に対して、制動力を発生させるために制御信号を送信する。
ステアリング制御システム33は、車両1のステアリング装置を制御する。ステアリング制御システム33は、車両1の操舵角を調整可能な構成部であり、例えば電動パワーステアリングシステムの電動モータなどを含む。ECU10は、車両1の進行方向を変更する必要がある場合に、ステアリング制御システム33に対して、操舵方向を変更するために制御信号を送信する。
ウィンカ制御システム34は、車両1のウィンカ装置(換言すると方向指示器)を制御する。ウィンカ制御システム34は、ウィンカ装置のオンとオフとを切り替え可能な構成部である。ECU10は、ウィンカ装置を作動させる必要がある場合、例えば車両1が車線変更や右左折や停車や駐車する場合などに、ウィンカ装置をオンにするための制御信号を送信する。
ここで、図2を参照して、本発明の実施形態によるウィンカ装置の動作について説明する。図2は、ウィンカ装置40を模式的に表した図を示している。このウィンカ装置40は、シーケンシャル点灯方式(連鎖式点灯方式)に構成された所謂シーケンシャルウィンカ装置であり、上述した車両1の前部及び後部に設けられる(車両1の前部及び後部の一方のみにシーケンシャルウィンカ装置を適用してもよい)。
図2に示すように、ウィンカ装置40は、左折用ウィンカ40aと、右折用ウィンカ40bと、これら左折用ウィンカ40a及び右折用ウィンカ40bのそれぞれに設けられ、車幅方向に並べて配置された複数(5つ)の発光部40cと、を有する。図2では、白抜き且つ破線で表された発光部40cは消灯状態を示しており、黒塗りされた発光部40cは点灯状態を示している。
また、図2では、左折用ウィンカ40aのみが動作する場合を例示している。この場合には、左折用ウィンカ40aの複数の発光部40cが、車幅方向内側から車幅方向外側に向かって(つまり左方向に)一定時間間隔で1つずつ順次点灯し、発光部40cの全てが点灯すると一旦消灯し、所定時間後に、再度、車幅方向内側から車幅方向外側に向かって1つずつ順次点灯し、発光部40cの全てが点灯すると一旦消灯する、という動作を繰り返すようになっている。
同様に、右折用ウィンカ40bのみが動作する場合には、右折用ウィンカ40bの複数の発光部40cが、車幅方向内側から車幅方向外側に向かって(つまり右方向に)一定時間間隔で1つずつ順次点灯し、発光部40cの全てが点灯すると一旦消灯するという動作を繰り返す。なお、左折用ウィンカ40a及び右折用ウィンカ40bの両方が動作する場合(例えばハザードランプを点灯させる場合)、左折用ウィンカ40a及び右折用ウィンカ40bの両方の複数の発光部40cが、一斉に、車幅方向外側から車幅方向内側に向かって一定時間間隔で1つずつ順次点灯し、発光部40cの全てが点灯すると一旦消灯するという動作を繰り返す。
[運転支援の基本概念]
次に、図3及び図4を参照して、本発明の実施形態において上述したECU10によって実行される運転支援の基本概念について説明する。図3は、本発明の実施形態による運転支援についての説明図であり、図4は、本発明の実施形態による運転支援処理を示すフローチャートである。図3は、車両1が走行路5上を走行している様子を示している。また、図4のフローチャートに係る処理は、ECU10によって所定の周期(例えば、0.05~0.2秒毎)で繰り返し実行される。
まず、ECU10は、図1に示した複数のセンサ類(特にカメラ21、レーダ22、車速センサ23、及びナビゲーションシステム30など)から各種種の情報を取得する(ステップS1)。この場合、ECU10は、走行路情報及び障害物情報を少なくとも取得する。走行路情報は、車両1が走行している走行路5に関する情報、例えば走行路の形状(直線、カーブ、カーブ曲率)、走行路幅、車線数、車線幅等の情報であり、カメラ21、レーダ22、ナビゲーションシステム30等により取得される。障害物情報は、車両1の走行路5上の障害物に関する情報、例えば障害物(先行車両、後続車両、駐車車両、歩行者などの車両1の走行において障害となり得る対象物)の有無、障害物の移動方向、障害物の移動速度等の情報であり、カメラ21及びレーダ22により取得される。
次いで、ECU10は、図3に示すように、走行路情報に基づいて、走行路5上の位置を特定するための演算を行い、車両1の進行方向前方に存在する走行路5上に、仮想の複数のグリッド点Gn(n=1,2,・・・N)を設定する(ステップS2)。走行路5が延びる方向をx方向と定義し、走行路5の幅方向をy方向と定義した場合に、グリッド点Gnは、x方向及びy方向に沿って格子状に配列されている。なお、xy座標の原点は、車両1の位置に対応する点に設定される。
ECU10がグリッド点Gnを設定する範囲は、走行路5に沿って、距離Lだけ車両1の前方に亘っている。距離Lは、演算実行時の車両1の速度に基づいて計算される。本実施形態では、距離Lは、演算実行時の速度(V)で所定の固定時間t(例えば3秒)に走行すると予想される距離である(L=V×t)。しかしながら、距離Lは、所定の固定距離(例えば100m)であってもよいし、速度(及び加速度)の関数であってもよい。また、グリッド点Gnが設定される範囲の幅Wは、走行路5の幅と略等しい値に設定される。このような複数のグリッド点Gnの設定により、走行路5上の位置を特定することが可能になる。
なお、図3に示される走行路5は直線区間であるため、グリッド点Gnは矩形状に配置されている。しかしながら、グリッド点Gnは走行路が延びる方向に沿って配置されるため、走行路がカーブ区間を含んでいる場合は、グリッド点Gnはカーブ区間の湾曲に沿って配置される。
次いで、ECU10は、走行路情報及び障害物情報に基づいて、走行経路候補RC(つまり、実際に車両1を走行させる目標走行経路となり得る候補)を設定するための演算を実行する(ステップS3)。具体的には、ECU10は、ステートラティス法を用いた経路探索により、複数の走行経路候補RCを設定する。ステートラティス法によれば、車両1の位置から、車両1の進行方向に存在するグリッド点Gnに向かって枝分かれするように、複数の走行経路候補RCが設定される。図3は、ECU10が設定する複数の走行経路候補RCの一部である走行経路候補RCa,RCb,RCcを示している。
次いで、ECU10は、図3に示されるように、各走行経路候補RCに沿って複数のサンプリング点SPを設定して、各サンプリング点SPにおける経路コストを計算する(ステップS5)。このサンプリング点SPは、経路コストが計算される、各走行経路候補RCの経路上の離散点(位置)である。具体的には、ECU10は、複数の走行経路候補RCのそれぞれについて、複数のサンプリング点SPの各々の経路コストを計算する。
次いで、ECU10は、このように計算された複数の走行経路候補RCのそれぞれの経路コストに基づき、複数の走行経路候補RCの中から経路コストが最小である1つの経路を選択し、この経路を目標走行経路として設定する(ステップS6)。そして、ECU10は、設定した目標走行経路に沿って車両1が走行するように、エンジン制御システム31、ブレーキ制御システム32、ステアリング制御システム33及びウィンカ制御システム34のうちの少なくとも1以上に対して制御信号を送信する(ステップS7)。
[ウィンカ制御及び車線変更制御]
次に、図5を参照して、本発明の実施形態においてECU10が行うウィンカ制御及び車線変更制御について説明する。本実施形態では、ECU10は、車両1が車線変更する状況において、典型的には上記した目標走行経路に車線変更するための経路が含まれている場合、車両1を車線変更させるための運転制御及びウィンカ装置40に対する制御を行う。図5の上の図は、車線変更時における車両1の横位置(走行路5の幅方向(y方向)における位置)の時間変化を示し、図5の下の図は、ウィンカ装置40の発光部40cの点灯数の時間変化を示している。図5に示す例では、t1でウィンカ装置40の点灯が開始し、t2で車両1の車線変更が開始し、t3で車線変更が終了すると共にウィンカ装置40の点灯が終了する。
本実施形態では、ECU10は、車両1が車線変更する状況において、ウィンカ装置40の複数の発光部40cが車線変更方向に対応する車幅方向内側から車幅方向外側に向かって点灯している間に車両1が車線変更のための移動を開始するように、ウィンカ装置40に対する制御又は車両1を車線変更させるための運転制御を行う。具体的には、本実施形態では、図5に示すように、ECU10は、ウィンカ装置40の発光部40cの全てが点灯しているときに車両1が車線変更のための移動を開始するように(t2参照)、ウィンカ装置40に対する制御又は車両1を車線変更させるための運転制御を行う。
こうすることで、ウィンカ装置40の車幅方向に沿って流れるような点灯動作と車両1の車線変更における横方向の動き出しとを同期させるようにする。これにより、ウィンカ装置40の車幅方向に沿った点灯動作が完了した直後に、このウィンカ装置40の点灯方向に沿った車両1の横方向移動が開始するので、ウィンカ装置40の車幅方向に沿った点灯動作と車両1の横方向の動き出しとが繋がるようになる。この場合、車両1の周辺の後続車両のドライバの視線方向も、ウィンカ装置40の点灯方向に沿って移動した後に、車両1の横方向の移動へと繋がることとなる。その結果、車両1の車線変更の開始動作に対する後続車両による視覚的顕著性が高まり、車両1に車線変更意思があることを後続車両に対して適切に認識させることができる。
より詳しくは、本実施形態では、ECU10は、ウィンカ装置40の点灯の開始が車線変更開始タイミングt2よりも3秒以上前であるという法規(道路交通法施行令第21条)を遵守し、且つ、車線変更開始タイミングt2においてウィンカ装置40の発光部40cの全てが点灯しているように、ウィンカ点灯開始タイミングt1を設定し、このウィンカ点灯開始タイミングt1に基づきウィンカ装置40を制御する。例えば、ECU10は、ウィンカ装置40の点灯周期T1と、この点灯周期T1において発光部40cが点灯している期間T2とに基づいて、車線変更開始タイミングt2から3秒以上離れており、且つ、ウィンカ装置40の点灯周期T1内の期間T2の終了タイミングが車線変更開始タイミングt2にほぼ一致するようなウィンカ点灯開始タイミングt1を設定する。この場合、ECU10は、車線変更開始タイミングt2を基準にし、このタイミングt2から遡るべき時間T3を求めて、この時間T3からウィンカ点灯開始タイミングt1を設定する。
次に、図6を参照して、本発明の実施形態によるウィンカ制御及び車線変更制御に係るフローチャートについて説明する。このフローチャートに係る処理も、ECU10によって所定の周期(例えば、0.05~0.2秒毎)で繰り返し実行される。
まず、ステップS11において、ECU10は、図4の運転支援処理において設定された目標走行経路を取得する。そして、ステップS12において、ECU10は、取得された目標走行経路に基づき、車両1の車線変更要求があるか否かを判定する。具体的には、ECU10は、現時点において設定されている目標走行経路において車線変更するための経路が含まれている場合に、車両1の車線変更要求があると判定する(ステップS12:Yes)。この場合には、ECU10は、ステップS13に進む。これに対して、ECU10は、車両1の車線変更要求がない場合(ステップS12:No)、図6に示すフローチャートに係る処理を終了する。
次いで、ステップS13において、ECU10は、目標走行経路に基づき、車線変更開始タイミングt2を取得する。例えば、ECU10は、目標走行経路に含まれる車線変更を行う位置を特定し、車両1の速度からこの位置に到達するタイミングを求め、このタイミングを車線変更開始タイミングt2として用いる。
次いで、ステップS14において、ECU10は、ステップS13で取得された車線変更開始タイミングt2に基づき、ウィンカ点灯開始タイミングt1を設定する。具体的には、ECU10は、ウィンカ装置40の点灯の開始が車線変更開始タイミングt2よりも3秒以上前であるという法規を遵守し、且つ、車線変更開始タイミングt2においてウィンカ装置40の発光部40cの全てが点灯しているように、ウィンカ点灯開始タイミングt1を設定する。例えば、ECU10は、ウィンカ装置40の点灯周期T1と、この点灯周期T1において発光部40cが点灯している期間T2とに基づいて、車線変更開始タイミングt2から3秒以上離れており、且つ、ウィンカ装置40の点灯周期T1内の期間T2の終了タイミングが車線変更開始タイミングt2にほぼ一致するようなウィンカ点灯開始タイミングt1を設定する。
次いで、ステップS15において、ECU10は、現在時刻がステップS14で設定されたウィンカ点灯開始タイミングt1であるか否かを判定する。ECU10は、現在時刻がウィンカ点灯開始タイミングt1である場合(ステップS15:Yes)、ステップS16に進み、ウィンカ装置40を点灯させる制御を行う。具体的には、ECU10は、車線変更方向に応じて左折用ウィンカ40a及び右折用ウィンカ40bのいずれか一方をオンにする制御を行う。これに対して、ECU10は、現在時刻がウィンカ点灯開始タイミングt1でない場合(ステップS15:No)、ステップS15に戻る。この場合には、ECU10は、現在時刻がウィンカ点灯開始タイミングt1になるまで、ステップS15の判定を繰り返す。
次いで、ステップS17において、ECU10は、現在時刻がステップS13で取得された車線変更開始タイミングt2であるか否かを判定する。ECU10は、現在時刻が車線変更開始タイミングt2である場合(ステップS17:Yes)、ステップS18に進み、車両1が車線変更を開始するように運転制御を行う。具体的には、ECU10は、車両1に車線変更のための横移動を行わせるべく、ステアリング装置の操舵角を変更するようにステアリング制御システム33を制御する。これに対して、ECU10は、現在時刻が車線変更開始タイミングt2でない場合(ステップS17:No)、ステップS17に戻る。この場合には、ECU10は、現在時刻が車線変更開始タイミングt2になるまで、ステップS17の判定を繰り返す。
なお、上記では、ウィンカ装置40が点灯しているときに車両1が車線変更のための移動を開始するように、ウィンカ装置40に対する制御を行う例を示したが、変形例では、ウィンカ装置40に対する制御の代わりに、車線変更のための運転制御を行うことによって、ウィンカ装置40が点灯しているときに車両1が車線変更のための移動を開始するようにしてもよい。
ここで、図7を参照して、上記の変形例によるウィンカ制御及び車線変更制御に係るフローチャートについて説明する。なお、以下では、図6のフローチャートと同様の処理については、その説明を適宜省略する。
ステップS21~S23は、図6のステップS11~S13と同一である。このステップS23の後のステップS24では、ECU10は、ステップS23で取得された車線変更開始タイミングt2に基づき、ウィンカ点灯開始タイミングt1を設定する。具体的には、ECU10は、ウィンカ装置40の点灯の開始が車線変更開始タイミングt2よりも3秒以上前であるという法規を遵守するようなウィンカ点灯開始タイミングt1を設定する。例えば、ECU10は、車線変更開始タイミングt2から3秒以上の所定時間遡ったタイミングを、ウィンカ点灯開始タイミングt1として設定する。
次いで、ステップS25~S26は、図6のステップS15~S16と同一である。このステップS26の後のステップS27では、ECU10は、ウィンカ装置40の発光部40cの全てが点灯しているときに車両1の車線変更が開始するように、ステップS23で取得された車線変更開始タイミングt2を調整する、換言すると車線変更開始タイミングt2を再設定する。具体的には、ECU10は、ウィンカ点灯開始タイミングt1から3秒以上経過してから車両1の車線変更が開始するという法規を遵守し、且つ、ウィンカ装置40の発光部40cの全てが点灯しているときに車両1の車線変更が開始するように、車線変更開始タイミングt2を再設定する。例えば、ECU10は、ウィンカ装置40の点灯周期T1と、この点灯周期T1において発光部40cが点灯している期間T2とに基づいて、ウィンカ点灯開始タイミングt1から3秒以上離れており、且つ、車線変更開始タイミングt2がウィンカ装置40の点灯周期T1内の期間T2の終了タイミングにほぼ一致するように、車線変更開始タイミングt2を再設定する。次いで、ステップS28~S29において、ECU10は、上記のように調整(再設定)された車線変更開始タイミングt2を用いて、図6のステップS17~S18と同様の処理を行う。
[作用及び効果]
次に、本発明の実施形態による作用及び効果について説明する。
本実施形態では、ECU10は、車両1が車線変更する状況において、ウィンカ装置40の複数の発光部40cが車線変更方向に対応する車幅方向内側から車幅方向外側に向かって点灯している間に、特に発光部40cの全てが点灯しているときに、車両1が車線変更のための移動を開始するように、ウィンカ装置40に対する制御又は車両1を車線変更させるための運転制御を行う。これにより、ウィンカ装置40の車幅方向に沿って流れるような点灯動作と車両1の車線変更における横方向の動き出しとを同期させることができる。
このような本実施形態によれば、車両1の車線変更の開始動作に対する、車両1周辺の後続車両による視覚的顕著性が高まり、車両1に車線変更意思があることを後続車両(基本的には後続車両のドライバであるが、後続車両が車両運転支援システムにより自動運転を行っている場合には当該システムである。)に対して適切に認識させることができる。したがって、本実施形態によれば、車両1周辺の後続車両に対して減速の必要性を適切に認識させることができ、車線変更時の安全性を確保することが可能となる。すなわち、後続車両の減速タイミングを早期化することができ、車線変更時における車両1と後続車両との衝突(特に後続車両の追突)を防止することが可能となる。
また、本実施形態の1つの例では、ECU10は、ウィンカ装置40の点灯の開始が車線変更開始タイミングt2よりも3秒以上前であるという法規を遵守し、且つ、車線変更開始タイミングt2においてウィンカ装置40の発光部40cの全てが点灯しているように、ウィンカ点灯開始タイミングt1を設定して、ウィンカ装置40の点灯を制御する。これにより、ウィンカ装置40の車幅方向に沿った点灯動作と車両1の車線変更における横方向の動き出しとの同期を確実に実現させることができる。
また、本実施形態の他の例では、ECU10は、ウィンカ点灯開始タイミングt1から3秒以上経過してから車両1の車線変更が開始するという法規を遵守し、且つ、ウィンカ装置40の発光部40cの全てが点灯しているときに車両1の車線変更が開始するように、車線変更開始タイミングt2を設定して、運転制御により車線変更を制御する。これによっても、ウィンカ装置40の車幅方向に沿った点灯動作と車両1の車線変更における横方向の動き出しとの同期を確実に実現させることができる。
[変形例]
上記した実施形態では、ウィンカ装置40の発光部40cの全てが点灯しているときに車両1が車線変更のための移動を開始するようにしていたが、他の例では、ウィンカ装置40の複数の発光部40cが車幅方向内側から車幅方向外側に向かって点灯している途中において、車両1が車線変更のための移動を開始するようにしてもよい。これによっても、ウィンカ装置40の車幅方向に沿った点灯動作と車両1の車線変更における横方向の動き出しとを十分に同期させることができる。
上記した実施形態では、本発明を車線変更に適用する例を示したが、本発明は、交差点などでの右左折にも適用可能である(車線変更及び右左折は両方とも本発明における「進路の変更」に相当する)。特に、交差点を横断する右折時に本発明を適用するとよい。例えば、ECU10は、車両1が右折する地点(交差点)の30m以上手前の位置に達するタイミングにおいてウィンカ装置40が点灯を開始するという法規(道路交通法施行令第21条)を遵守し、且つ、右折用ウィンカ40bの複数の発光部40cが右折の方向に対応する車幅方向内側から車幅方向外側に向かって点灯している間に、車両1が交差点での右折を開始するように、ウィンカ装置40に対する制御又は車両1を右折させるための運転制御を行えばよい。
こうすることで、ウィンカ装置40の車幅方向に沿った点灯動作と車両1の右折のための動き出しとを同期させることができる。その結果、車両1の右折の開始動作に対する対向車両による視覚的顕著性が高まり、車両1に右折変更意思があることを対向車両に対して適切に認識させることができる。したがって、対向車両に対して減速の必要性を適切に認識させることができ、右折時の安全性を確保することが可能となる。
上記した実施形態では、ステートラティス法を用いて走行経路を生成していたが、ステートラティス法を用いて走行経路を生成することに限定はされない。ステートラティス法以外にも公知の種々の方法(例えば、ポテンシャル法や、スプライン補間関数や、Aスター(A*)法や、ダイクストラ法など)を用いて、走行経路を生成してもよい。
上記した実施形態では、エンジンを駆動源とする車両1に本発明を適用する例を示したが(図1参照)、本発明は、電気モータを駆動源とする車両(電気自動車やハイブリッド車)にも適用可能である。加えて、上述した実施形態では、ブレーキ装置(ブレーキ制御システム32)により制動力を車両1に付与していたが、他の例では、電気モータの回生により制動力を車両に付与してもよい。
1 車両
10 ECU
21 カメラ
22 レーダ
33 ステアリング制御システム
34 ウィンカ制御システム
40 ウィンカ装置
40a 左折用ウィンカ
40b 右折用ウィンカ
40c 発光部
100 車両運転支援システム

Claims (5)

  1. 車両運転支援システムであって、
    車両の前部及び/又は後部に設けられ、車幅方向に並べて配置された複数の発光部を備えたウィンカ装置であって、前記複数の発光部が、車幅方向において内側から外側に向かって順次点灯し、前記発光部の全てが点灯した後に一旦消灯するという動作を繰り返す前記ウィンカ装置と、
    前記ウィンカ装置に対する制御を行うと共に、前記車両の運転制御を行うよう構成された制御装置と、を有し、
    前記制御装置は、前記車両が進路を変更する状況において、前記ウィンカ装置の複数の発光部が進路の変更方向に対応する車幅方向内側から車幅方向外側に向かって点灯している間に、前記車両が進路の変更のための移動を開始するように、前記ウィンカ装置に対する制御又は前記車両の進路の変更のための前記運転制御を行うよう構成され、
    前記制御装置は、
    前記車両が進路を変更するタイミングよりも所定時間以上前のタイミングにおいて前記ウィンカ装置が点灯を開始するように、又は前記車両が進路を変更する地点の所定距離以上手前の位置に達するタイミングにおいて前記ウィンカ装置が点灯を開始するように、前記ウィンカ装置の点灯開始タイミングを制御すると共に、
    前記車両が進路の変更のための移動を開始したときに前記複数の発光部が車幅方向内側から車幅方向外側に向かって点灯しているように、前記ウィンカ装置の点灯開始タイミングを制御するよう構成されている、
    ことを特徴とする車両運転支援システム。
  2. 車両運転支援システムであって、
    車両の前部及び/又は後部に設けられ、車幅方向に並べて配置された複数の発光部を備えたウィンカ装置であって、前記複数の発光部が、車幅方向において内側から外側に向かって順次点灯し、前記発光部の全てが点灯した後に一旦消灯するという動作を繰り返す前記ウィンカ装置と、
    前記ウィンカ装置に対する制御を行うと共に、前記車両の運転制御を行うよう構成された制御装置と、を有し、
    前記制御装置は、前記車両が進路を変更する状況において、前記ウィンカ装置の複数の発光部が進路の変更方向に対応する車幅方向内側から車幅方向外側に向かって点灯している間に、前記車両が進路の変更のための移動を開始するように、前記ウィンカ装置に対する制御又は前記車両の進路の変更のための前記運転制御を行うよう構成され、
    前記制御装置は、
    前記車両が進路を変更するタイミングよりも所定時間以上前のタイミングにおいて前記ウィンカ装置が点灯を開始するように、又は前記車両が進路を変更する地点の所定距離以上手前の位置に達するタイミングにおいて前記ウィンカ装置が点灯を開始するように、前記ウィンカ装置の点灯開始タイミングを制御すると共に、
    前記複数の発光部が車幅方向内側から車幅方向外側に向かって点灯している間に前記車両が進路の変更のための移動を開始するように、前記運転制御によって前記車両の移動開始タイミングを制御するよう構成されている、
    ことを特徴とする車両運転支援システム。
  3. 前記制御装置は、前記ウィンカ装置の発光部の全てが点灯しているときに、前記車両が進路の変更のための移動を開始するように、前記ウィンカ装置に対する制御又は前記車両の進路の変更のための前記運転制御を行うよう構成されている、請求項1又は2に記載の車両運転支援システム。
  4. 前記制御装置は、前記車両が車線変更する状況において、前記ウィンカ装置の複数の発光部が車線変更方向に対応する車幅方向内側から車幅方向外側に向かって点灯している間に前記車両が車線変更のための移動を開始するように、前記ウィンカ装置に対する制御又は前記車両の車線変更のための前記運転制御を行うよう構成されている、請求項1乃至のいずれか一項に記載の車両運転支援システム。
  5. 前記制御装置は、前記車両の走行路に関する走行路情報及び/又は前記走行路上の障害物に関する障害物情報に基づき、前記走行路において前記車両に走行させるための走行経路を生成し、前記走行経路に沿って前記車両が走行するように前記運転制御を行うよう構成されている、請求項1乃至のいずれか一項に記載の車両運転支援システム。
JP2020022367A 2020-02-13 2020-02-13 車両運転支援システム Active JP7393722B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020022367A JP7393722B2 (ja) 2020-02-13 2020-02-13 車両運転支援システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020022367A JP7393722B2 (ja) 2020-02-13 2020-02-13 車両運転支援システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021128509A JP2021128509A (ja) 2021-09-02
JP7393722B2 true JP7393722B2 (ja) 2023-12-07

Family

ID=77488617

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020022367A Active JP7393722B2 (ja) 2020-02-13 2020-02-13 車両運転支援システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7393722B2 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005247004A (ja) 2004-03-01 2005-09-15 Koito Mfg Co Ltd 車両用方向指示装置
JP2011046239A (ja) 2009-08-25 2011-03-10 Tokai Rika Co Ltd ターンシグナル点灯制御装置
JP2016124502A (ja) 2015-01-07 2016-07-11 三菱自動車工業株式会社 車両用表示装置
JP2017058761A (ja) 2015-09-14 2017-03-23 株式会社デンソー 運転支援装置及び運転支援プログラム
JP2019128773A (ja) 2018-01-24 2019-08-01 トヨタ自動車株式会社 車両制御システム
JP2019177770A (ja) 2018-03-30 2019-10-17 パナソニックIpマネジメント株式会社 自動車用照明装置、及び自動車

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101142872B1 (ko) * 2008-11-28 2012-05-11 김성완 자동차 방향지시등 제어 시스템
KR20100131194A (ko) * 2009-06-05 2010-12-15 김성완 자동차 방향지시등 제어 시스템

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005247004A (ja) 2004-03-01 2005-09-15 Koito Mfg Co Ltd 車両用方向指示装置
JP2011046239A (ja) 2009-08-25 2011-03-10 Tokai Rika Co Ltd ターンシグナル点灯制御装置
JP2016124502A (ja) 2015-01-07 2016-07-11 三菱自動車工業株式会社 車両用表示装置
JP2017058761A (ja) 2015-09-14 2017-03-23 株式会社デンソー 運転支援装置及び運転支援プログラム
JP2019128773A (ja) 2018-01-24 2019-08-01 トヨタ自動車株式会社 車両制御システム
JP2019177770A (ja) 2018-03-30 2019-10-17 パナソニックIpマネジメント株式会社 自動車用照明装置、及び自動車

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021128509A (ja) 2021-09-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3730361A1 (en) Vehicle control device, method and computer program product
US20180297639A1 (en) Lane change assist apparatus for vehicle
EP3725630A1 (en) Vehicle control device
JP7302950B2 (ja) 車両の運転支援制御装置、運転支援システムおよび運転支援制御方法
JP7497789B2 (ja) 車両制御装置
CN111845670B (zh) 车辆控制装置
CN111867910B (zh) 自动驾驶车辆的控制方法以及控制装置
EP3725629A1 (en) Vehicle control device
CN112874513A (zh) 驾驶支援装置
CN113492876A (zh) 自动驾驶控制系统
JP2009126433A (ja) 車両制御装置
EP3730368A1 (en) Vehicle control device, method and computer program product
JP2019128773A (ja) 車両制御システム
JP7373118B2 (ja) 走行経路生成システム及び車両運転支援システム
JP7393722B2 (ja) 車両運転支援システム
JP7441405B2 (ja) 走行経路生成システム及び車両運転支援システム
JP7239877B2 (ja) 車両制御装置
JP7262702B2 (ja) 車両制御装置
JP7332996B2 (ja) 車両制御装置
CN113492877A (zh) 自动驾驶控制系统
JP2021160631A (ja) 自動運転制御システム
JP7393721B2 (ja) 走行経路生成システム及び車両運転支援システム
JP7337328B2 (ja) 車両制御装置
JP7258284B2 (ja) 車両制御装置
JP7375596B2 (ja) 走行経路生成システム及び車両運転支援システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220823

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230622

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230807

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20231026

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20231108

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7393722

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150