JP7388206B2 - 液体クロマトグラフおよび分析方法 - Google Patents

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Description

本発明は、液体クロマトグラフおよび分析方法に関する。
試料に含まれる物質を異なる成分ごとに分離する装置として液体クロマトグラフが知られている。例えば、特許文献1に記載された液体クロマトグラフにおいては、分析対象の試料がカラムに導入される。また、水系溶媒と有機溶媒とが混合されつつカラムに供給される。カラムに導入された試料は、化学的性質または組成の違いにより成分ごとに溶離された後、検出器により検出される。検出器による検出結果に基づいて、クロマトグラムが作成される。
液体クロマトグラフにおいては、クロマトグラムのピークが重ならずに分離するように、分析対象の試料に応じて分析メソッドのパラメータの各々を適切に選択する必要がある。ここで、分析メソッドのパラメータは、例えば試料の注入量、カラムの種類、カラムの温度、検出波長または移動相のpHを含む。
特開2015-17924号公報
上記のように、移動相のpHは試料の分析結果に影響を与えるので、分析メソッドを適切に設定するために、移動相のpHを正確に測定することが求められる。しかしながら、液体クロマトグラフにおいては、試料の正確な分析を阻害することなく移動相のpHを正確に測定することが困難であることがある。
本発明の目的は、試料の正確な分析を阻害することなく移動相のpHを正確に測定することが可能な液体クロマトグラフおよび分析方法を提供することである。
本発明の一態様は、第1の流路と、第2の流路と、送液ポンプを含み、水系溶媒を供給する第1の水系溶媒供給部と、前記送液ポンプの上流に設けられ、前記第1の水系溶媒供給部により供給される水系溶媒を前記第1の流路に導く第1の流路状態と前記第1の水系溶媒供給部により供給される水系溶媒を前記第2の流路に導く第2の流路状態とに切り替え可能な流路切替バルブと、前記第1の流路に設けられ、前記流路切替バルブが前記第1の流路状態にあるときに前記第1の流路を流れる水系溶媒のpHを測定するpHメータと、前記流路切替バルブよりも下流において分析対象の試料を供給する試料供給部と、前記第2の流路を通過した溶媒および前記試料供給部により供給された試料が導入される分離カラムと、前記分離カラムを通過した試料を検出する検出器とを備える、液体クロマトグラフに関する。
本発明の他の態様は、第1の流路と、第2の流路と、水系溶媒を供給する第1の水系溶媒供給部と、前記第1の水系溶媒供給部により供給される水系溶媒を前記第1の流路に導く第1の流路状態と前記第1の水系溶媒供給部により供給される水系溶媒を前記第2の流路に導く第2の流路状態とに切り替え可能な流路切替バルブと、前記第1の流路に設けられ、前記流路切替バルブが前記第1の流路状態にあるときに前記第1の流路を流れる水系溶媒のpHを測定するpHメータと、前記流路切替バルブよりも下流において分析対象の試料を供給する試料供給部と、前記第2の流路を通過した溶媒および前記試料供給部により供給された試料が導入される分離カラムと、前記分離カラムを通過した試料を検出する検出器とを備え、前記第1の水系溶媒供給部は、複数種類の水系溶媒から1種類以上の水系溶媒を選択する選択部と、前記選択部により選択された水系溶媒を圧送する送液ポンプとを含み、前記流路切替バルブは、前記選択部と前記送液ポンプとの間に設けられ、前記第2の流路状態にあるときに前記選択部により選択された水系溶媒を前記第2の流路を通して前記送液ポンプに導く、液体クロマトグラフに関する。
本発明のさらに他の態様は、第1の流路と、第2の流路と、水系溶媒を供給する第1の水系溶媒供給部と、前記第1の水系溶媒供給部により供給される水系溶媒を前記第1の流路に導く第1の流路状態と前記第1の水系溶媒供給部により供給される水系溶媒を前記第2の流路に導く第2の流路状態とに切り替え可能な流路切替バルブと、前記第1の流路に設けられ、前記流路切替バルブが前記第1の流路状態にあるときに前記第1の流路を流れる水系溶媒のpHを測定するpHメータと、前記流路切替バルブよりも下流において分析対象の試料を供給する試料供給部と、前記第2の流路を通過した溶媒および前記試料供給部により供給された試料が導入される分離カラムと、前記分離カラムを通過した試料を検出する検出器とを備え、前記第1の流路の断面積は、前記第2の流路の断面積よりも大きい、記載の液体クロマトグラフに関する。
本発明のさらに他の態様は、送液ポンプを含む水系溶媒供給部により水系溶媒を供給するステップと、前記送液ポンプの上流に設けられた流路切替バルブが第1の流路状態にあるときに、前記水系溶媒供給部により供給される水系溶媒を第1の流路に導くステップと、前記第1の流路に導かれた水系溶媒のpHを前記第1の流路に設けられたpHメータにより測定するステップと、前記流路切替バルブが第2の流路状態にあるときに、前記水系溶媒供給部により供給される水系溶媒を第2の流路に導くステップと、前記流路切替バルブよりも下流において分析対象の試料を供給するステップと、前記第2の流路を通過した溶媒および供給された試料を分離カラムに導入するステップと、前記分離カラムを通過した試料を検出するステップとを含む、分析方法に関する。
本発明のさらに他の態様は、水系溶媒供給部により水系溶媒を供給するステップと、流路切替バルブが第1の流路状態にあるときに、前記水系溶媒供給部により供給される水系溶媒を第1の流路に導くステップと、前記第1の流路に導かれた水系溶媒のpHを前記第1の流路に設けられたpHメータにより測定するステップと、前記流路切替バルブが第2の流路状態にあるときに、前記水系溶媒供給部により供給される水系溶媒を第2の流路に導くステップと、前記流路切替バルブよりも下流において分析対象の試料を供給するステップと、前記第2の流路を通過した溶媒および供給された試料を分離カラムに導入するステップと、前記分離カラムを通過した試料を検出するステップとを含み、前記水系溶媒供給部は、複数種類の水系溶媒から1種類以上の水系溶媒を選択する選択部と、前記選択部により選択された水系溶媒を圧送する送液ポンプとを含み、前記流路切替バルブは、前記選択部と前記送液ポンプとの間に設けられ、前記水系溶媒を第2の流路に導くステップは、前記流路切替バルブが前記第2の流路状態にあるときに前記選択部により選択された水系溶媒を前記第2の流路を通して前記送液ポンプに導くことを含む、分析方法に関する。
本発明のさらに他の態様は、水系溶媒供給部により水系溶媒を供給するステップと、流路切替バルブが第1の流路状態にあるときに、前記水系溶媒供給部により供給される水系溶媒を第1の流路に導くステップと、前記第1の流路に導かれた水系溶媒のpHを前記第1の流路に設けられたpHメータにより測定するステップと、前記流路切替バルブが第2の流路状態にあるときに、前記水系溶媒供給部により供給される水系溶媒を第2の流路に導くステップと、前記流路切替バルブよりも下流において分析対象の試料を供給するステップと、前記第2の流路を通過した溶媒および供給された試料を分離カラムに導入するステップと、前記分離カラムを通過した試料を検出するステップとを含み、前記第1の流路の断面積は、前記第2の流路の断面積よりも大きい、分析方法に関する。
本発明によれば、試料の正確な分析を阻害することなく移動相のpHを正確に測定することができる。
本発明の一実施の形態に係る液体クロマトグラフの構成を示す模式図である。 変形例に係る液体クロマトグラフの構成を示す模式図である。 他の実施の形態に係る液体クロマトグラフの構成を示す模式図である。 第1の参考例に係る液体クロマトグラフの構成を示す模式図である。 第2の参考例に係る液体クロマトグラフの構成を示す模式図である。 第3の参考例に係る液体クロマトグラフの構成を示す模式図である。 第4の参考例に係る液体クロマトグラフの構成を示す模式図である。
(1)液体クロマトグラフの構成
以下、本発明の実施の形態に係る液体クロマトグラフおよび分析方法について図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の一実施の形態に係る液体クロマトグラフの構成を示す模式図である。図1に示すように、本実施の形態においては、液体クロマトグラフ100は、水系溶媒供給部10、有機溶媒供給部20、流路切替バルブ30、pHメータ40、混合部50、試料供給部60、カラムオーブン70、検出器80および処理部90を備える。
水系溶媒供給部10は、複数(本例では4個)の溶媒ボトル11~14、流路切替バルブ15および送液ポンプ16を含む。溶媒ボトル11~14は、それぞれ異なる種類の水系溶媒を貯留する。流路切替バルブ15は、選択部の例であり、当該流路切替バルブ15と溶媒ボトル11~14との間の流路を切り替えることにより、1以上の溶媒ボトルを溶媒ボトル11~14から選択する。送液ポンプ16は、流路切替バルブ15により選択された溶媒ボトルに貯留された水系溶媒を圧送する。
有機溶媒供給部20は、複数(本例では4個)の溶媒ボトル21~24、流路切替バルブ25および送液ポンプ26を含む。溶媒ボトル21~24は、それぞれ異なる種類の有機溶媒を貯留する。流路切替バルブ25は、当該流路切替バルブ25と溶媒ボトル21~24との間の流路を切り替えることにより、1以上の溶媒ボトルを溶媒ボトル21~24から選択する。送液ポンプ26は、流路切替バルブ25により選択された溶媒ボトルに貯留された有機溶媒を圧送する。
流路切替バルブ30は、第1の流路状態と第2の流路状態との間で切り替え可能であり、送液ポンプ16の下流に設けられる。第1の流路状態においては、流路切替バルブ30は、送液ポンプ16により圧送される水系溶媒を一方の流路31を通して図示しない廃液部へ導く。第2の流路状態においては、流路切替バルブ30は、送液ポンプ16により圧送される水系溶媒を他方の流路32を通して混合部50へ導く。
流路切替バルブ30は、水系溶媒のpHの測定時に第1の流路状態に切り替えられ、試料の分析時に第2の流路状態に切り替えられる。pHメータ40は、流路31に設けられ、流路切替バルブ30が第1の流路状態にあるときに流路31を流れる水系溶媒のpHを測定する。pHメータ40により測定された水系溶媒のpHは、分析メソッドのパラメータの1つとして処理部90により保存されてもよい。この場合、最適な分析メソッドを探索するメソッドスカウティングを容易に行うことができる。
流路31の下流部は大気圧に維持された廃液部に接続されるため、流路31内の圧力は比較的低い。具体的には、流路31内の圧力は1MPa未満であり、本例では0.4MPa~0.2MPaである。一方、流路32の下流部は後述する分離カラムに接続されるため、流路32内の圧力は比較的高い。具体的には、流路32内の圧力は40MPaよりも大きく、本例では100MPa以上である。また、本例では、流路31の断面積は、流路32の断面積よりも大きい。
混合部50は、例えばグラジエントミキサである。混合部50は、流路切替バルブ30が第2の流路状態にあるときに流路32を流れる水系溶媒と、送液ポンプ26により圧送された有機溶媒とを任意の割合で混合することにより種々の溶媒(移動相)を生成する。試料供給部60は、例えばオートサンプラであり、分析対象の試料を混合部50により混合された溶媒とともに分離カラムに導入する。
カラムオーブン70は、複数(本例では6個)の分離カラム71~76および流路切替バルブ77,78を収容し、内部の温度を一定値に調整する。複数の分離カラム71~76は、流路切替バルブ77と流路切替バルブ78との間に並列的に接続される。各分離カラム71~76は、導入された試料を化学的性質または組成の違いにより成分ごとに分離する。流路切替バルブ77,78は、当該流路切替バルブ77,78間の流路を切り替えることにより、試料が導入される分離カラムを分離カラム71~76から選択する。
検出器80は、例えば吸光度検出器またはRI(Refractive Index)検出器を含み、いずれかのカラムにより分離された試料の成分を検出する。検出器80を通過した試料および溶媒は、流路81を通して廃棄される。
処理部90は、CPUおよびメモリ、またはマイクロコンピュータ等を含み、水系溶媒供給部10、有機溶媒供給部20、流路切替バルブ30、混合部50、試料供給部60、カラムオーブン70および検出器80の各々の動作を制御する。また、処理部90は、検出器80による検出結果を処理することにより、カラムによる各成分の保持時間と検出強度との関係を示すクロマトグラムを生成する。
(2)効果
本実施の形態に係る液体クロマトグラフ100においては、水系溶媒供給部10により水系溶媒が供給される。流路切替バルブ30が第1の流路状態にあるときに、水系溶媒供給部10により供給される水系溶媒が流路31に導かれる。流路31に導かれた水系溶媒のpHが、流路31に設けられたpHメータ40により測定される。
流路切替バルブ30が第2の流路状態にあるときに、水系溶媒供給部10により供給される水系溶媒が流路32に導かれる。有機溶媒供給部20により有機溶媒が供給される。流路32を流れる水系溶媒と有機溶媒供給部20により供給された有機溶媒とが混合部50により混合される。分析対象の試料が試料供給部60により供給される。混合された溶媒および供給された試料が分離カラム71~76のいずれかに導入される。分離カラム71~76のいずれかを通過した試料が検出器80により検出される。
この構成によれば、試料の分析に有機溶媒を用いる場合でも、流路31には有機溶媒が流れないので、流路31を流れる水系溶媒には有機溶媒が混ざらない。そのため、流路31において、移動相のpHを正確に測定することができる。また、pHメータ40からKCl(塩化カリウム)等の電解質溶液が放出される場合でも、流路32には当該電解質溶液は流れない。したがって、電解質溶液が検出器80に流れることはなく、試料の分析に影響を与えることもない。
さらに、流路31内の圧力は、1MPa未満である。このように、流路31内の圧力は十分に低いので、pHメータ40を流路31に設けた場合でも、pHメータ40が破損することが容易に防止される。また、流路切替バルブ30は試料供給部60よりも上流に位置するので、試料供給部60により供給される試料がタンパク質を含む場合でも、当該タンパク質がpHメータ40のガラス電極に付着することがない。これらの結果、試料の正確な分析を阻害することなく移動相のpHを正確に測定することができる。
また、本実施の形態においては、流路31の断面積は、流路32の断面積よりも大きい。この場合、流路切替バルブ30が第2の流路状態から第1の流路状態に切り替えられた直後でも、水系溶媒が高い圧力の状態で流路31に導かれることがない。これにより、流路31に設けられたpHメータ40が破損することをより容易に防止することができる。
(3)変形例
本実施の形態において、液体クロマトグラフ100は有機溶媒供給部20を含むが、実施の形態はこれに限定されない。図2は、変形例に係る液体クロマトグラフ100の構成を示す模式図である。図2に示すように、変形例に係る液体クロマトグラフ100は、有機溶媒供給部20に代えて水系溶媒供給部10aを含む。水系溶媒供給部10aは、水系溶媒供給部10と同様の構成を有し、溶媒ボトル11a~14a、流路切替バルブ15aおよび送液ポンプ16aを含む。
流路切替バルブ30は、混合部50と試料供給部60との間に配置される。混合部50は、水系溶媒供給部10の送液ポンプ16により圧送された水系溶媒と、水系溶媒供給部10aの送液ポンプ16aにより圧送された水系溶媒とを任意の割合で混合することにより種々の水系溶媒を移動相として生成する。
第1の流路状態においては、流路切替バルブ30は、混合部50により生成され水系溶媒を一方の流路31を通して図示しない廃液部へ導く。第2の流路状態においては、流路切替バルブ30は、混合部50により生成され水系溶媒を他方の流路32を通して試料供給部60へ導く。pHメータ40は、流路31に設けられ、流路切替バルブ30が第1の流路状態にあるときに流路31を流れる水系溶媒のpHを測定する。
この構成においても、流路切替バルブ30は試料供給部60よりも上流に位置するので、試料供給部60により供給される試料がタンパク質を含む場合でも、当該タンパク質がpHメータ40のガラス電極に付着することがない。そのため、試料の正確な分析を阻害することなく水系溶媒のpHを正確に測定することができる。
変形例においては、液体クロマトグラフ100は水系溶媒供給部10aおよび混合部50を含むが、実施の形態はこれに限定されない。液体クロマトグラフ100は水系溶媒供給部10aおよび混合部50を含まなくてもよい。この場合、流路切替バルブ30は、水系溶媒供給部10と試料供給部60との間に配置される。
(4)他の実施の形態
上記実施の形態においては、流路切替バルブ30が送液ポンプ16の下流に設けられる。この構成によれば、試料の分析に複数種類の水系溶媒を用いる場合でも、送液ポンプ16の下流において複数種類の水系溶媒が十分に混合される。これにより、流路31においてpHメータ40により移動相のpHを正確に測定することができる。一方で、実施の形態はこれに限定されない。流路切替バルブ30は、送液ポンプ16の上流に設けられてもよい。
以下、他の実施の形態に係る液体クロマトグラフ100について、図1の液体クロマトグラフ100と異なる点を説明する。図3は、他の実施の形態に係る液体クロマトグラフ100の構成を示す模式図である。図3に示すように、本実施の形態においては、流路切替バルブ30は、流路切替バルブ15と送液ポンプ16との間に配置される。
第1の流路状態においては、流路切替バルブ30は、流路切替バルブ15により選択された溶媒ボトルに貯留された水系溶媒を一方の流路31を通して図示しない廃液部へ導く。第2の流路状態においては、流路切替バルブ30は、流路切替バルブ15により選択された溶媒ボトルに貯留された水系溶媒を他方の流路32を通して送液ポンプ16へ導く。pHメータ40は、流路31に設けられ、流路切替バルブ30が第1の流路状態にあるときに流路31を流れる水系溶媒のpHを測定する。
本実施の形態においては、流路32内の圧力は比較的低い。したがって、流路切替バルブ30が第2の流路状態から第1の流路状態に切り替えられた直後でも、水系溶媒が高い圧力の状態で流路31に導かれることがない。そのため、流路31に設けられたpHメータ40が破損することをより容易に防止することができる。なお、本実施の形態においても、液体クロマトグラフ100は、有機溶媒供給部20および混合部50を含むが、実施の形態はこれに限定されない。液体クロマトグラフ100は、有機溶媒供給部20および混合部50を含まなくてもよい。
(5)参考例
参考例に係る液体クロマトグラフについて、図1の液体クロマトグラフ100と異なる点を説明する。図4は、第1の参考例に係る液体クロマトグラフの構成を示す模式図である。図4に示すように、本例に係る液体クロマトグラフ100Aは、有機溶媒供給部20、流路切替バルブ30および混合部50を含まない。また、pHメータ40は、流路81に設けられ、流路81を流れる移動相のpHを測定する。
本例においては、流路81内の圧力は比較的低い。そのため、pHメータ40が破損することが防止される。また、pHメータ40は、検出器80よりも下流に位置するので、pHメータ40から放出される電解質溶液が検出器80に流入することがない。したがって、本例のように、溶媒が有機溶媒を含まない場合には、試料の正確な分析を阻害することなく、流路81においてpHメータ40により水系溶媒のpHを正確に測定することができる。
しかしながら、pHメータ40は試料供給部60よりも下流に位置するので、試料供給部60により供給される試料がタンパク質を含む場合には、当該タンパク質がpHメータ40のガラス電極に付着することとなる。そのため、流路81においてpHメータ40により水系溶媒のpHを正確に測定することができない。
図5は、第2の参考例に係る液体クロマトグラフの構成を示す模式図である。図5に示すように、本例に係る液体クロマトグラフ100Bは、流路切替バルブ30を含まない。また、第1の変形例と同様に、検出器80よりも下流に位置しかつ内部の圧力が比較的低い流路81にpHメータ40が設けられる。この場合、pHメータ40が破損することおよび試料の正確な分析を阻害することが防止される。
しかしながら、有機溶媒を含む溶媒がpHメータ40を流れるので、水系溶媒のpHを正確に測定することができない。また、試料供給部60により供給される試料がタンパク質を含む場合にも、当該タンパク質がpHメータ40のガラス電極に付着することとなるため、水系溶媒のpHを正確に測定することができない。
図6は、第3の参考例に係る液体クロマトグラフの構成を示す模式図である。図6に示すように、本例に係る液体クロマトグラフ100Cは、流路切替バルブ30を含まず、送液ポンプ16と混合部50との間の流路にpHメータ40が設けられる。この場合、有機溶媒がpHメータ40を流れることは防止される。しかしながら、上記の流路内の圧力は比較的高いので、pHメータ40が破損する。そのため、水系溶媒のpHを測定することができない。また、pHメータ40から放出される電解質溶液が検出器80に流入する。したがって、試料の正確な分析が阻害される。
図7は、第4の参考例に係る液体クロマトグラフの構成を示す模式図である。図7に示すように、本例に係る液体クロマトグラフ100Dは、流路切替バルブ30を含まず、流路切替バルブ15と送液ポンプ16との間の流路にpHメータ40が設けられる。この場合、有機溶媒がpHメータ40を流れることおよびpHメータ40が破損することは防止される。しかしながらpHメータ40から放出される電解質溶液が検出器80に流入するので、試料の正確な分析が阻害される。
(6)態様
(第1項)一態様に係る液体クロマトグラフは、
第1の流路と、
第2の流路と、
水系溶媒を供給する第1の水系溶媒供給部と、
前記第1の水系溶媒供給部により供給される水系溶媒を前記第1の流路に導く第1の流路状態と前記第1の水系溶媒供給部により供給される水系溶媒を前記第2の流路に導く第2の流路状態とに切り替え可能な流路切替バルブと、
前記第1の流路に設けられ、前記流路切替バルブが前記第1の流路状態にあるときに前記第1の流路を流れる水系溶媒のpHを測定するpHメータと、
前記流路切替バルブよりも下流において分析対象の試料を供給する試料供給部と、
前記第2の流路を通過した溶媒および前記試料供給部により供給された試料が導入される分離カラムと、
前記分離カラムを通過した試料を検出する検出器とを備えてもよい。
この液体クロマトグラフにおいては、第1の水系溶媒供給部により水系溶媒が供給される。流路切替バルブが第1の流路状態にあるときに、第1の水系溶媒供給部により供給される水系溶媒が第1の流路に導かれる。第1の流路に導かれた水系溶媒のpHが、第1の流路に設けられたpHメータにより測定される。
流路切替バルブが第2の流路状態にあるときに、第1の水系溶媒供給部により供給される水系溶媒が第2の流路に導かれる。流路切替バルブよりも下流において分析対象の試料が試料供給部により供給される。第2の流路を通過した溶媒および供給された試料が分離カラムに導入される。分離カラムを通過した試料が検出器により検出される。
この構成によれば、流路切替バルブは試料供給部よりも上流に位置するので、試料供給部により供給される試料がタンパク質を含む場合でも、当該タンパク質がpHメータのガラス電極に付着することがない。そのため、第1の流路において、移動相のpHを正確に測定することができる。また、pHメータから電解質溶液が放出される場合でも、第2の流路には当該電解質溶液は流れない。したがって、電解質溶液が検出器に流れることはなく、試料の分析に影響を与えることもない。これらの結果、試料の正確な分析を阻害することなく移動相のpHを正確に測定することができる。
(第2項)第1項に記載の液体クロマトグラフにおいて、
有機溶媒を供給する有機溶媒供給部と、
前記流路切替バルブが前記第2の流路状態にあるときに前記第2の流路を流れる水系溶媒と前記有機溶媒供給部により供給された有機溶媒とを混合する混合部とをさらに備え、
前記流路切替バルブは、前記混合部の上流に設けられ、
前記分離カラムには、前記混合部により混合された溶媒および前記試料供給部により供給された試料が導入されてもよい。
この構成によれば、試料の分析に有機溶媒を用いる場合でも、第1の流路には有機溶媒が流れないので、第1の流路を流れる水系溶媒には有機溶媒が混ざらない。そのため、第1の流路において、移動相のpHを正確に測定することができる。
(第3項)第2項に記載の液体クロマトグラフにおいて、
前記第1の水系溶媒供給部は、
複数種類の水系溶媒から1種類以上の水系溶媒を選択する選択部と、
前記選択部により選択された水系溶媒を圧送する送液ポンプとを含み、
前記流路切替バルブは、前記送液ポンプと前記混合部との間に設けられ、前記第2の流路状態にあるときに前記送液ポンプにより圧送された水系溶媒を前記第2の流路を通して前記混合部に導いてもよい。
この構成によれば、試料の分析に複数種類の水系溶媒を用いる場合でも、送液ポンプの下流において複数種類の水系溶媒が十分に混合される。これにより、移動相のpHを正確に測定することができる。
(第4項)第1項または第2項に記載の液体クロマトグラフにおいて、
前記第1の水系溶媒供給部は、
複数種類の水系溶媒から1種類以上の水系溶媒を選択する選択部と、
前記選択部により選択された水系溶媒を圧送する送液ポンプとを含み、
前記流路切替バルブは、前記選択部と前記送液ポンプとの間に設けられ、前記第2の流路状態にあるときに前記選択部により選択された水系溶媒を前記第2の流路を通して前記送液ポンプに導いてもよい
この構成によれば、第2の流路内の圧力は比較的低いので、流路切替バルブが第2の流路状態から第1の流路状態に切り替えられた直後でも、水系溶媒が高い圧力の状態で第1の流路に導かれることがない。これにより、第1の流路に設けられたpHメータが破損することをより容易に防止することができる。
(第5項)第1項に記載の液体クロマトグラフにおいて、
水系溶媒を供給する第2の水系溶媒供給部と、
前記第1の水系溶媒供給部により供給された水系溶媒と前記第2の水系溶媒供給部により供給された水系溶媒とを混合する混合部とをさらに備え、
前記流路切替バルブは、前記第1の流路状態にあるときに前記混合部により混合された水系溶媒を前記第1の流路に導き、前記第2の流路状態にあるときに前記混合部により混合された水系溶媒を前記第2の流路に導き、
前記分離カラムには、前記第2の流路を通過した溶媒および前記試料供給部により供給された試料が導入されてもよい。
この場合、第1および第2の水系溶媒供給部によりそれぞれ供給された水系溶媒が混合部により混合され、混合された水系溶媒が第1の流路に導かれる。これにより、第1の流路において、移動相のpHを正確に測定することができる。
(第6項)第1項~第5項のいずれか一項に記載の液体クロマトグラフにおいて、
前記第1の流路内の圧力は、1MPa未満であってもよい。
この構成によれば、第1の流路内の圧力は十分に低いので、pHメータを第1の流路に設けた場合でも、pHメータが破損することが容易に防止される。これにより、第1の流路において、移動相のpHを正確に測定することができる。
(第7項)第1項~第6項のいずれか一項に記載の液体クロマトグラフにおいて、
前記第1の流路の断面積は、前記第2の流路の断面積よりも大きくてもよい。
この場合、流路切替バルブが第2の流路状態から第1の流路状態に切り替えられた直後でも、水系溶媒が高い圧力の状態で第1の流路に導かれることがない。これにより、第1の流路に設けられたpHメータが破損することをより容易に防止することができる。
(第8項)他の態様に係る分析方法は、
水系溶媒供給部により水系溶媒を供給するステップと、
流路切替バルブが第1の流路状態にあるときに、前記水系溶媒供給部により供給される水系溶媒を第1の流路に導くステップと、
前記第1の流路に導かれた水系溶媒のpHを前記第1の流路に設けられたpHメータにより測定するステップと、
流路切替バルブが第2の流路状態にあるときに、前記水系溶媒供給部により供給される水系溶媒を第2の流路に導くステップと、
前記流路切替バルブよりも下流において分析対象の試料を供給するステップと、
前記第2の流路を通過した溶媒および供給された試料を分離カラムに導入するステップと、
前記分離カラムを通過した試料を検出するステップとを含んでもよい。
この分析方法によれば、流路切替バルブは試料が供給される位置よりも上流に位置するので、供給される試料がタンパク質を含む場合でも、当該タンパク質がpHメータのガラス電極に付着することがない。そのため、第1の流路において、移動相のpHを正確に測定することができる。また、pHメータから電解質溶液が放出される場合でも、第2の流路には当該電解質溶液は流れない。したがって、電解質溶液は検出器に流れることはなく、試料の分析に影響を与えることもない。これらの結果、試料の正確な分析を阻害することなく移動相のpHを正確に測定することができる。
10,10a…水系溶媒供給部,11~14,11a~14a,21~24…溶媒ボトル,15,15a,25,30,77,78…流路切替バルブ,16,16a,26…送液ポンプ,20…有機溶媒供給部,31,32,81…流路,40…pHメータ,50…混合部,60…試料供給部,70…カラムオーブン,71~76…分離カラム,80…検出器,90…処理部,100,100A~100D…液体クロマトグラフ

Claims (9)

  1. 第1の流路と、
    第2の流路と、
    送液ポンプを含み、水系溶媒を供給する第1の水系溶媒供給部と、
    前記送液ポンプの上流に設けられ、前記第1の水系溶媒供給部により供給される水系溶媒を前記第1の流路に導く第1の流路状態と前記第1の水系溶媒供給部により供給される水系溶媒を前記第2の流路に導く第2の流路状態とに切り替え可能な流路切替バルブと、
    前記第1の流路に設けられ、前記流路切替バルブが前記第1の流路状態にあるときに前記第1の流路を流れる水系溶媒のpHを測定するpHメータと、
    前記流路切替バルブよりも下流において分析対象の試料を供給する試料供給部と、
    前記第2の流路を通過した溶媒および前記試料供給部により供給された試料が導入される分離カラムと、
    前記分離カラムを通過した試料を検出する検出器とを備える、液体クロマトグラフ。
  2. 有機溶媒を供給する有機溶媒供給部と、
    前記流路切替バルブが前記第2の流路状態にあるときに前記第2の流路を流れる水系溶媒と前記有機溶媒供給部により供給された有機溶媒とを混合する混合部とをさらに備え、
    前記流路切替バルブは、前記混合部の上流に設けられ、
    前記分離カラムには、前記混合部により混合された溶媒および前記試料供給部により供給された試料が導入される、請求項1記載の液体クロマトグラフ。
  3. 前記第1の水系溶媒供給部は複数種類の水系溶媒から1種類以上の水系溶媒を選択する選択部を含み
    前記送液ポンプは、前記選択部により選択された水系溶媒を圧送
    前記流路切替バルブは、前記送液ポンプと前記混合部との間に設けられ、前記第2の流路状態にあるときに前記送液ポンプにより圧送された水系溶媒を前記第2の流路を通して前記混合部に導く、請求項2記載の液体クロマトグラフ。
  4. 第1の流路と、
    第2の流路と、
    水系溶媒を供給する第1の水系溶媒供給部と、
    前記第1の水系溶媒供給部により供給される水系溶媒を前記第1の流路に導く第1の流路状態と前記第1の水系溶媒供給部により供給される水系溶媒を前記第2の流路に導く第2の流路状態とに切り替え可能な流路切替バルブと、
    前記第1の流路に設けられ、前記流路切替バルブが前記第1の流路状態にあるときに前記第1の流路を流れる水系溶媒のpHを測定するpHメータと、
    前記流路切替バルブよりも下流において分析対象の試料を供給する試料供給部と、
    前記第2の流路を通過した溶媒および前記試料供給部により供給された試料が導入される分離カラムと、
    前記分離カラムを通過した試料を検出する検出器とを備え、
    前記第1の水系溶媒供給部は、
    複数種類の水系溶媒から1種類以上の水系溶媒を選択する選択部と、
    前記選択部により選択された水系溶媒を圧送する送液ポンプとを含み、
    前記流路切替バルブは、前記選択部と前記送液ポンプとの間に設けられ、前記第2の流路状態にあるときに前記選択部により選択された水系溶媒を前記第2の流路を通して前記送液ポンプに導く液体クロマトグラフ。
  5. 前記第1の流路内の圧力は、1MPa未満である、請求項1~のいずれか一項に記載の液体クロマトグラフ。
  6. 第1の流路と、
    第2の流路と、
    水系溶媒を供給する第1の水系溶媒供給部と、
    前記第1の水系溶媒供給部により供給される水系溶媒を前記第1の流路に導く第1の流路状態と前記第1の水系溶媒供給部により供給される水系溶媒を前記第2の流路に導く第2の流路状態とに切り替え可能な流路切替バルブと、
    前記第1の流路に設けられ、前記流路切替バルブが前記第1の流路状態にあるときに前記第1の流路を流れる水系溶媒のpHを測定するpHメータと、
    前記流路切替バルブよりも下流において分析対象の試料を供給する試料供給部と、
    前記第2の流路を通過した溶媒および前記試料供給部により供給された試料が導入される分離カラムと、
    前記分離カラムを通過した試料を検出する検出器とを備え、
    前記第1の流路の断面積は、前記第2の流路の断面積よりも大きい記載の液体クロマトグラフ。
  7. 送液ポンプを含む水系溶媒供給部により水系溶媒を供給するステップと、
    前記送液ポンプの上流に設けられた流路切替バルブが第1の流路状態にあるときに、前記水系溶媒供給部により供給される水系溶媒を第1の流路に導くステップと、
    前記第1の流路に導かれた水系溶媒のpHを前記第1の流路に設けられたpHメータにより測定するステップと、
    前記流路切替バルブが第2の流路状態にあるときに、前記水系溶媒供給部により供給される水系溶媒を第2の流路に導くステップと、
    前記流路切替バルブよりも下流において分析対象の試料を供給するステップと、
    前記第2の流路を通過した溶媒および供給された試料を分離カラムに導入するステップと、
    前記分離カラムを通過した試料を検出するステップとを含む、分析方法。
  8. 水系溶媒供給部により水系溶媒を供給するステップと、
    流路切替バルブが第1の流路状態にあるときに、前記水系溶媒供給部により供給される水系溶媒を第1の流路に導くステップと、
    前記第1の流路に導かれた水系溶媒のpHを前記第1の流路に設けられたpHメータにより測定するステップと、
    前記流路切替バルブが第2の流路状態にあるときに、前記水系溶媒供給部により供給される水系溶媒を第2の流路に導くステップと、
    前記流路切替バルブよりも下流において分析対象の試料を供給するステップと、
    前記第2の流路を通過した溶媒および供給された試料を分離カラムに導入するステップと、
    前記分離カラムを通過した試料を検出するステップとを含み、
    前記水系溶媒供給部は、
    複数種類の水系溶媒から1種類以上の水系溶媒を選択する選択部と、
    前記選択部により選択された水系溶媒を圧送する送液ポンプとを含み、
    前記流路切替バルブは、前記選択部と前記送液ポンプとの間に設けられ、
    前記水系溶媒を第2の流路に導くステップは、前記流路切替バルブが前記第2の流路状態にあるときに前記選択部により選択された水系溶媒を前記第2の流路を通して前記送液ポンプに導くことを含む、分析方法。
  9. 水系溶媒供給部により水系溶媒を供給するステップと、
    流路切替バルブが第1の流路状態にあるときに、前記水系溶媒供給部により供給される水系溶媒を第1の流路に導くステップと、
    前記第1の流路に導かれた水系溶媒のpHを前記第1の流路に設けられたpHメータにより測定するステップと、
    前記流路切替バルブが第2の流路状態にあるときに、前記水系溶媒供給部により供給される水系溶媒を第2の流路に導くステップと、
    前記流路切替バルブよりも下流において分析対象の試料を供給するステップと、
    前記第2の流路を通過した溶媒および供給された試料を分離カラムに導入するステップと、
    前記分離カラムを通過した試料を検出するステップとを含み、
    前記第1の流路の断面積は、前記第2の流路の断面積よりも大きい、分析方法。
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