JP7387109B2 - マイクロフォンの回線接続制御システム - Google Patents

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Description

本発明は、既存の音声卓を改造等することなく、カフボックスの操作あるいは音声卓での操作に関わらず、音声卓とこれに分散接続するカフボックスとが表示するマイクロフォンの回線接続状態が同じになる(同期化される)マイクロフォンの回線接続制御システムに関する。
カフボックス(coughbox)とは、マイクロフォンのオンオフを制御する操作箱であり、放送局のスタジオ等において、ナレーター、司会者、音響担当者( 以下、使用者等という)が、マイクロフォンのオンオフを切り替えるために手元におく操作箱のことである。カフボックスの操作部(フェーダ)をスライドさせることにより、マイクロフォンのオンオフを切替えることができる。これにより例えば、使用者が放送されたくない(オンエアーさせたくない)音声(咳払い等)や、雑音等、放送として流れることが好ましくない音をカットすることができる。
一般的に、放送局のスタジオ等で使用されているマイクロフォンは、放送システムを構成する音声卓の入力側に設けられる放送用マイクチャネルに接続されることで回線接続される。かかる放送用マイクチャネルへの回線接続は、カフボックスを操作し、これによりオンオフの電気的な制御信号を放送用マイクチャネルに送信することで行われている。
テレビ番組等がスタジオで進行中においては、マイクロフォンはオン状態(オンエアーの状態)にあるが、上述したような何らかの理由で使用者がカフボックスを操作し、マイクロフォンオフ状態にする場合がある。しかし、オフ状態にあるにも係わらず、それに気づかず番組が進行し使用者の音声が流れない、といったケースが生じることがある。
上述したケースにおいて、音声が流れないことに気づいた音声卓側では、音声卓を操作しマイクロフォンをオン状態にするが、使用者のカフボックスの操作部(フェーダ)は、マイクロフォンのオフ状態(下がった状態)のままである。マイクロフォンがオフ状態であることに気づいた使用者は、カフボックスの操作部をオン状態とし、最初からやり直すので、重複した音声が放送される、といった放送事故が発生する原因となる。
こうした放送事故に対処するため、下記特許文献1は、放送等のオンエアー時において、カフボックスの操作部(フェーダ)を操作することなしに、音声入力を自動的にオンすることができる技術を開示する。下記特許文献1に記載の放送用マイクロフォン制御装置は、放送用マイクロフォン1と、これが回線接続される音声卓4と、その接続をオンオフするカフボックス11と、マイクロフォンへの音声入力の音量を認識する音量認識手段10を備え、所定音量が認識されたときにマイクロフォンからの音声入力を音声卓に対して回線接続する。音量認識手段は、マイクロフォンから所定音量以上の音が入力されたときに音声入力があったと認識する。カフボックスは、操作部をオン動作させる電動アクチュエータを備え、オンエアー開始直後の最初の音声入力が音量認識手段により認識された場合に駆動され、カフボックスの操作部11aをオン操作する、というものである。
下記特許文献1に記載の技術によれば、カフボックスの操作部を操作し忘れても、マイクロフォンに向かって喋ることで、これを音量認識手段により認識し、自動的に音声入力をオンさせることができるので、音声が流れないといった放送事故を防ぐことはできる。しかし、下記特許文献1に記載の技術では、カフボックスの操作部を操作することなく自動的に音声入力がオンするため、カフボックスでマイクロフォンの回線接続状態(オンエアーであるか否か)が確認できないという問題がある。
また、一人の使用者が立ち席用のブースと座席用のブースとを行き来するなかで番組が進行する場合がある。このようなカフボックスが分散配置された環境下であっても、その回線接続状態は常に同じ回線接続状態に保持されていなければならない。しかし、下記特許文献1に記載の技術では、立ち席用のカフボックスの操作部をオンにしても、座席用のカフボックスの操作部はオンの状態にはならず、2つのカフボックスの状態が同期化されない、という問題がある。
下記特許文献2に記載の技術は、カフボックスの操作部がオフの状態であることを容易に判別することのできる、カフボックスの操作部上げ忘れ防止装置、及び防止用プログラムに関するものである。下記特許文献2は、フェーダ位置判定部31は、音声調整装置1のフェーダがオフになっているか判定する。オンエアー判定部32は、オンエアー表示灯2から入力されるオンエアー信号のオンオフの状態を判定する。カフボックス操作判定部33は、カフボックス操作部3がオフの状態であるか否かを判定する。アラーム信号出力手段34は、フェーダ位置判定部31がフェーダがオンであると判定し、オンエアー判定部32がオンエアー表示灯がオンであると判定し、カフボックス操作判定部33がカフボックスの操作部がオフの状態であると判定した場合、すなわち、3つの状態が整ったときにアラーム信号を出力し、カフボックスの表示灯4を点滅させ使用者に警告する、というものである。
しかし、下記特許文献2に記載の技術も、下記特許文献1に記載の技術と同様に、カフボックスが表示する回線接続状態と、実際の回線接続状態(放送用マイクチャネル等への接続状態)とが相違しない(同期化されない)、という問題がある。
また、昨今のコロナ禍における感染防止のため、ブースでの出演で番組を進行させたい場合や、複数の出演者をグループ化し番組進行させたい場合がある。かかる場合には、出演者は自分のマイクロフォンの回線接続状態がオンなのかオフなのかを常に把握する必要があり、また、グループ化された場合には、同一グループに属するカフボックスの回線接続状態は、同一グループ内は常に同じ回線接続状態に保持されなければならないが、下記特許文献1、下記特許文献2のいずれの技術でも、それを実現することはできない、という問題がある。
特開2009―17435号公報 特開2010―11377号公報
そこで、本発明の課題は、カフボックスでの回線接続操作(マイクロフォンと放送卓の放送用マイクチャネル等との回線接続を行う操作)、あるいは音声卓での回線接続操作であるかに関わらず、マイクロフォンの回線接続状態(オンオフ状態)が、カフボックスのフェーダと表示ランプで常時把握可能に構成されたマイクロフォンの回線接続制御システムを提供することにある。
また本発明の他の課題は、複数のカフボックスを同一者が使用する場合、あるいは複数のカフボックスがグループ化され分散配置された環境において使用される場合であっても、マイクロフォンの回線接続状態が、カフボックスのフェーダと表示ランプで把握可能に構成されたマイクロフォンの回線接続制御システムを提供することで、音声が流れない等の放送事故が生じないようにすることにある。
上記課題を解決するため本発明は、少なくとも一つ以上のマイクロフォンと、前記マイクロフォンと一対のカフボックスと、前記マイクロフォンを所定の放送用マイクチャネル部に回線接続する音声卓と、前記カフボックスと前記音声卓との間に設けられ、前記回線接続を制御するコントローラとを備えたマイクロフォンの回線接続制御システムにおいて、
前記カフボックスは、前記回線接続を制御する制御データを送受信するカフボックス・データ処理部と、前記制御データの操作を行うフェーダとを備え、
前記コントローラは、LAN接続するいずれかの前記カフボックスから送信されてくる前記制御データを受送信するデータ処理部と、
前記データ処理部からの前記制御データを電気信号に変換し、電線で接続する前記所定の放送用マイクチャネル部と前記マイクロフォンとの接続をオンオフさせる接続制御部とを備えたことを特徴とするマイクロフォンの回線接続制御システム、である。
マイクロフォンと一対のカフボックスは、LANケーブル、例えばPoEケーブによりカフボックスとのデータ通信を制御するコントローラとネットワーク化される。使用者はマイクロフォンを所定の放送用マイクチャネルに回線接続させたい場合(オンエアーしたい場合)には、カフボックスのフェーダを操作し、回線接続の制御データをコントローラに送信する。コントローラは制御データを受信すると、接続制御部が制御データを音声卓の所定の放送用マイクチャネルをオン又はオフさせる電気信号に変換する。コントローラは電線で接続する放送卓の所定のチャネルに接続しており、電気信号によりマイクロフォンと所定の放送用マイクチャネルとが回線接続される。これにより既存の音声卓を改修することなく、所定のマイクロフォンを音声卓の所定の放送用マイクチャネルに回線接続することができる。
前記カフボックスは、前記コントローラから配信されてくる制御データに含まれる放送用マイクチャネル部の番号と予め自カフボックスに割り付けられた放送用マイクチャネル部の番号とを比較し、それらが一致した場合は前記制御データを受信し、前記制御データによりフェーダを制御する機能と前記放送用マイクチャネル部の接続状態を表示する表示ランプを制御するカフボックス・データ処理部を備える。これにより、ネットワークに接続するカフボックスのうち、同じ放送用マイクチャネル部の番号が割り付けられている全てのカフボックスが、所定のマイクチャネルに回線接続する状態(同期化された状態)になる。また、前記カフボックスは、前記放送用マイクチャネル部の番号を設定するマイクチャネル設定スイッチを備えており、複数のカフボックスを自在にグループ化することができる。
本発明は、少なくとも一つ以上のマイクロフォンと、前記マイクロフォンと一対のカフボックスと、前記マイクロフォンを所定のバックトーク用マイクチャネル部に回線接続する音声卓と、前記カフボックスと前記音声卓との間に設けられ、前記マイクロフォンと前記所定のバックトーク用マイクチャネル部との接続を制御するコントローラとを備えたマイクロフォンの回線接続制御システムにおいて、
前記カフボックスは、前記マイクロフォンと前記所定のバックトーク用マイクチャネル部との接続を操作するバックトークスイッチと、前記バックトークスイッチが押下状態で前記マイクロフォンと前記バックトーク用マイクチャネル部とを接続する制御データを送信するカフボックス・データ処理部とを備え、
前記コントローラは、LAN接続するいずれかの前記カフボックスから送信されてくる前記制御データを受送信するデータ処理部と、
前記データ処理部からの前記制御データを電気信号に変換し、電線で接続する前記所定のバックトーク用マイクチャネル部と前記マイクロフォンとの接続をオンオフさせる接続制御部とを備えたことを特徴とするマイクロフォンの回線接続制御システム、である。
前記カフボックス・データ処理部は、前記コントローラから配信されてくる制御データに含まれるバックトーク用マイクチャネル部の番号と予め自カフボックスに割り付けられたバックトーク用マイクチャネル部の番号とを比較し、それらが一致した場合は前記制御データを受信し、前記制御データにより前記フェーダを制御する機能と、前記バックトーク用マイクチャネル部の接続状態を表示する表示ランプを制御する機能とを備える。
上述した構成により、バックトークスイッチの押下状態においては、マイクロフォンと放送(オンエアー)されないバックトーク用マイクチャネル部とが回線接続される。また、前記カフボックスは、バックトーク用マイクチャネル部の番号を設定するマイクチャネル設定スイッチを備えており、複数のカフボックスを自在にグループ化することができる。
従来技術においては、カフボックスにおける操作と、音声卓での操作とが連動しないため、カフボックスが表示するマイクロフォンの回線接続状態と、実際のマイクロフォンと放送用マイクチャネル部との回線接続状態が相違し、重複した音声が流れたり、音声が放送されない等の放送事故が生じる場合があった。
しかし本発明によれば、カフボックスが表示するマイクロフォンの回線接続状態と、実際の回線接続状態とは常に一致(連動)している。また、複数のカフボックスが分散配置された環境下においても、同一グループに属するマイクロフォンの回線接続状態は、同じ状態に保持される(同期化される)ので、カフボックスが分散配置された環境下にあっても、そうした不都合を解消でき放送事故の発生を減少することができる。
本発明の一実施の形態であるマイクロフォンの回線接続制御システムの機器配置と、その概略構成図である。 本発明の一実施の形態であるマイクロフォンの制御システムのブロック図である。 カフボックスの操作部とカフボックスの機器構成のブロック図である。 本発明の一実施形態であるマイクロフォンの回線接続制御システムにおいて、フェーダの操作による制御データの流れ図と、本システムの機器構成図である。 本発明の一実施形態であるマイクロフォンの回線接続制御システムにおいて、バックトークスイッチの操作による制御データの流れ図と、本システムの機器構成図である。 本発明の一実施形態であるマイクロフォンの回線接続制御システムにおいて、音声卓の接続スイッチの操作による制御データの流れ図と、本システムの機器構成図である。
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態であるマイクロフォンの回線接続制御システムの機器配置と、その概略構成図である。図1においては、カフボックス30が4台、収録スタジアムに配置され、カフボックス30-1とカフボックス30-3は、キャスターが使用するカフボックスであり、それらと一対になっているマイクロフォン35(図示されていない:図2参照)は、フェーダ320(図3参照)の操作により、放送卓10の放送用マイクチャネル部100-1に回線接続するように設定されている。
カフボックス30-2とカフボックス30-4は、アナウンサーが使用するカフボックスであり、それらと一対になっているマイクロフォン35(図示されていない:図2参照)は、フェーダ320(図3参照)の操作により、放送卓10の放送用マイクチャネル部100-2に回線接続するように設定されている。
各カフボックス30は、コントローラ20のハブ210にLANケーブルにより接続している。この実施の形態ではLANケーブルとして、ケーブル 1 本でネットワークへの接続と電力供給の両方を可能にするPoE(Power over Ethernet)ケーブルを用いた。
コントローラ20は、ハブ210とハブ210を介してカフボックス20とのデータ通信を行うデータ処理部200と、データ処理部200からの制御により、電線で接続する音声卓10の放送用マイクチャネル部100、あるいは放送用ではなくカフボックス30との内部通話を行うバックトーク用マイクチャネル部110とマイクロフォン35との回線接続の電気制御信号を送信する接続制御部220とを備えて構成されている。
音声卓10は、ミキシングコンソール(音声調整卓)であり、カフボックスと一対になっているマイクロフォンの音声がオンエアーされる複数の放送用マイクチャネル部100と、オンエアーされず音声卓とカフボックス間の内部通話を行う複数のバックトーク用マイクチャネル部110とを備えている。また、音声卓10から所定のマイクロフォンを回線接続させる接続スイッチ120を備える。
図2は、本発明の一実施の形態であるマイクロフォンの回線接続制御システム1のブロック図である。複数のカフボックス30がPoEケーブルでコントローラ20のハブ210に接続し、ネットワークが形成されている。ここで、カフボックス30は図3に示すように、その操作面には表示ランプ350、フェーダ320、マイクチャネル設定スイッチ330、バックトークスイッチ340が設けられている。またカフボックス30には、マイクロフォン35が対になって設けられている。
カフボックス30は、図3(b)に示すように、PoEケーブルと接続するPoEアダプター310、PoEアダプター310を介してコントローラ20との間で制御データを送受信するカフボックス・データ処理部300を備える。フェーダ320が上がるとカフボックス・データ処理部300は、マイクロフォン35を所定の回線に接続させる制御データを送信し、フェーダ320を下げると、回線接続を解除する制御データを送信する。また、カフボックス・データ処理部300は、コントローラから送信されてくる制御データを受信し、制御データに含まれる放送用マイクチャネル部100、あるいはバックトーク用マイクチャネル部110と、自カフボックスが設定している放送用マイクチャネル部100あるいはバックトーク用マイクチャネル部110の番号を比較し、同一であれば制御データを受信し、フェーダ320のモータを駆動させ、表示ランプ350を点消灯する。
カフボックス30のマイクチャネル設定スイッチ330は、音声卓10が備える複数の放送用マイクチャネル部100のいずれの放送用マイクチャネル部と接続するかを設定するスイッチである。例えば、放送用マイクチャネル部100-1に設定したい場合は、マイクチャネル設定スイッチ330をそのチャネル番号に設定し、放送用マイクチャネル部100-#に設定した場合は、そのチャネル番号に設定することで、フェーダ320の操作により、所定の放送用マイクチャネル部100との回線接続の接続解除を行うことができる。
放送用マイクチャネル部100と対でバックトーク用マイクチャネル部110が設けられている。カフボックス20のバックトークスイッチ340を押下状態とすることで、カフボックス・データ処理部300により、コントローラ20にマイクロフォン35を音声卓の所定のバックトーク用マイクチャネル部110の回線に接続を制御する制御データが送信される。バックトークスイッチ340の押下状態を解除することで、マイクロフォン35の所定のバックトーク用マイクチャネル部110の回線接続を解除する制御データが送信される。
図2においてデータ処理部200は、制御データに含まれるマイクロフォン35を回線接続する音声卓20の放送用マイクチャネル部100又はバックトーク用マイクチャネル部110を特定し、それらの接続を制御する制御命令を接続制御部220に送信する。接続制御部220は制御命令により、電線で接続する音声卓の所定の放送用マイクチャネル部100又はバックトーク用マイクチャネル部110に対し、電気信号によるオンオフ制御を行う。
図4は本発明の一実施形態であるマイクロフォンの回線接続制御システムにおける、フェーダ320の操作によるカフボックス30が送信する制御データの流れ図(図4(b)フローチャート)と、本システムの機器構成図(図4(a)ブロック図)である。図4においては、複数のカフボックス30(カフボックス30-1から30-n)がコントローラ20とLAN接続しており、カフボックス30-1はマイクチャネル設定スイッチ330により、例えば放送用マイクチャネル部100-1、バックトーク用マイクチャネル部110-1に設定されている。また、その他のカフボックス30のいくつかは同様の設定がなされ、それらは同一グループとなり、マイクロフォン35と放送卓20との回線接続は、常時、同じ状態に保持される。図4においては、例えば、放送用マイクチャネル部100-1に設定されているカフボックス30のグループはCH1Gであり、バックトーク用マイクチャネル部110-1に設定されているカフボックス30のグループをCH1G:BTと記載している。
図4において、フェーダ320を上昇させると(S1)、カフボックス30―1のカフボックス・データ処理部300(図3参照)が制御データを送信し(S2)、コントローラ20がこれを受信し、制御データによりいずれの放送用マイクチャネル部100と接続するかの判別を行い(S3)、該当する接続制御部220に接続命令を送信する(S4)。接続制御部220は、接続命令に基づいて電線で接続する音声卓の該当する放送用マイクチャネル部100、本図においては放送用マイクチャネル部100-1をオンにし、マイクロフォン35-1と放送用マイクチャネル部100-1とが回線接続される(S5)。
マイクロフォン35と放送用マイクチャネル部100-1との回線接続により(S6)、接続制御部220はこれらが接続されたことを示す制御データをデータ処理部200に送信し(S7)、データ処理部200はLAN接続する全てのカフボックスに制御データを送信する(S8)。各カフボックスのカフボックス・データ処理部300は送信されてくる制御データを受信し、当該制御データに含まれる放送用マイクチャネル部100の番号と、自カフボックスに設定されている放送用マイクチャネル部100の番号とを比較し、一致している場合は制御データによりフェーダ320を上昇させ、表示ランプ350を点灯する(S9)。
図5は本発明の一実施形態であるマイクロフォンの回線接続制御システムにおける、バックトークスイッチ340の操作によるカフボックス30が送信する制御データの流れ図(図5(b)フローチャート)と、本システムの機器構成図(図5(a)ブロック図)である。図5においては、複数のカフボックス30がコントローラ20とLAN接続しており、カフボックス30-1はマイクチャネル設定スイッチ330により、例えばバックトーク用マイクチャネル部110-1に設定されている。また、その他のカフボックス30のいくつかは同様の設定がなされており、同一のマイクチャネル設定がなされているカフボックス30は、同一グループとなり、マイクロフォンの回線接続は同じ状態に保持される。図5においては、例えば、バックトーク用マイクチャネル部110-1に設定される。具体的には、カフボックス30-1のマイクチャネル設定スイッチ330はバックトーク用マイクチャネル部110-1に設定され、マイクチャネル設定スイッチ330が同じ設定となっているカフボックス30は、同一グループとなる(CH1G:BT)。なお、放送用マイクチャネル部100とバックトーク用マイクチャネル部110とはセットになることから、マイクチャネル設定スイッチ330はそれぞれ別に設ける必要はない。
図5において、バックトークスイッチ340を上昇させると(S1)、カフボックス30―1のカフボックス・データ処理部300(図3参照)が制御データを送信し(S2)、コントローラ20がこれを受信し、データ処理部200が制御データに基づき、いずれのバックトーク用マイクチャネル部110と接続させるかを判別し(S3)、該当する接続制御部220に接続命令を送信する(S4)。接続制御部220は、接続命令に基づいて電線で接続する音声卓の該当するバックトーク用マイクチャネル部110、本図においてはバックトーク用マイクチャネル部110-1をオンにし、マイクロフォン35-1とバックトーク用マイクチャネル部110-1とを回線接続する(S5)。マイクロフォン35-1とバックトーク用マイクチャネル部110-1との回線接続がされると、その電気信号が送信され(S6)、接続制御部220-1はこれらが接続されたことを示す制御データをデータ処理部200に送信し(S7)、データ処理部200はLAN接続する全てのカフボックスに制御データを送信する(S8)。各カフボックスのカフボックス・データ処理部300は送信されてくる制御データを受信し、当該制御データに含まれるバックトーク用マイクチャネル部110の番号と、自カフボックスに設定されているバックトーク用マイクチャネル部110の番号とを比較し、一致している場合は表示ランプ350を点灯させる(S9)。バックトークスイッチ340の押下が解除されると、マイクロフォン35とバックトーク用マイクチャネル部110との回線接続を解除する制御データが送信され、上述した制御データの流れによりカフボックス30の表示ランプ350が消灯する。
図6は本発明の一実施形態であるマイクロフォンの回線接続制御システムにおける、音声卓10の接続スイッチ120の操作により放送用マイクチャネル部100からの電気信号と制御データの流れ図(図6(b)フローチャート)と、本システムの機器構成図(図6(a)ブロック図)である。図6においては、複数のカフボックス30がコントローラ20とLAN接続しており、カフボックス30-1はマイクチャネル設定スイッチ330により、放送用マイクチャネル部100-1に設定されている。また、その他のカフボックス30のいくつかは同様の設定がなされており、同一設定のカフボックス30は同一グループとなり、マイクロフォン35と放送卓20との回線接続は同じ状態に保持される。図6においては、例えば、放送用マイクチャネル部100-1に設定されているカフボックス30のグループはCH1Gと記載している。
図6において、接続スイッチ120―1を押下すると(S1)、放送用マイクチャネル部100-1がマイクロフォンをオンさせる電気信号を接続制御部220に送信し(S2)、データ処理部200がこれを受信しデータ処理部200はLAN接続する全てのカフボックスに制御データを送信する(S4)。各カフボックス30のカフボックス・データ処理部300は送信されてくる制御データを受信し(S5)、当該制御データに含まれる放送用マイクチャネル部の番号と、自カフボックスに設定されている放送用マイクチャネル部100の番号とを比較し、一致している場合は、モータによりフェーダ320を上昇させ、表示ランプ350を点灯させる(S6)。接続スイッチ120の押下が解除されると、マイクロフォン35と放送用マイクチャネル部100との回線接続を解除する制御データが送信され、上述した制御データの流れによりカフボックス30のフェーダ320が下がり、表示ランプ350が消灯する。
1 放送用マイクロフォン制御システム
10 音声卓
20 コントローラ
30 カフボックス
35 マイクロフォン
100 放送用マイクチャネル部
110 バックトーク用マイクチャネル部
120 接続スイッチ
200 データ処理部
210 ハブ
220 接続制御部
300 カフボックス・データ処理部
310 PoEアダプター
320 フェーダ
330 マイクチャネル設定スイッチ(ディップスイッチ)
340 バックトークスイッチ
350 表示ランプ

Claims (3)

  1. 少なくとも一つ以上のマイクロフォンと、前記マイクロフォンと一対のカフボックスと、前記マイクロフォンをバックトーク用マイクチャネル部に回線接続する音声卓と、前記カフボックスと前記音声卓との間に設けられ、前記マイクロフォンと前記バックトーク用マイクチャネル部との接続を制御するコントローラとを備えたマイクロフォンの回線接続制御システムにおいて、
    前記カフボックスは、前記マイクロフォンと前記バックトーク用マイクチャネル部との接続を操作するバックトークスイッチと、前記バックトークスイッチの押下による前記マイクロフォンと前記バックトーク用マイクチャネル部との接続を制御する制御データを送受信するカフボックス・データ処理部と、前記制御データの送信操作を行うフェーダとを備え、
    前記コントローラは、LAN接続するいずれかの前記カフボックスから送信されてくる前記制御データを受送信するデータ処理部と、
    前記データ処理部からの前記制御データを電気信号に変換し、電線で接続する前記バックトーク用マイクチャネル部と前記マイクロフォンとの接続をオンオフさせる接続制御部とを備えたことを特徴とするマイクロフォンの回線接続制御システム
  2. 前記カフボックス・データ処理部は、前記コントローラから配信されてくる制御データに含まれるバックトーク用マイクチャネル部の番号と予め自カフボックスに割り付けられたバックトーク用マイクチャネル部の番号とを比較し、それらが一致した場合は前記制御データを受信し、前記制御データにより前記フェーダを制御する機能と、前記バックトーク用マイクチャネル部の接続状態を表示する表示ランプを制御する機能とを備えたことを特徴とする請求項1に記載のマイクロフォンの回線接続制御システム。
  3. 前記カフボックスは、前記バックトーク用マイクチャネル部の番号を設定するマイクチャネル設定スイッチを備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載のマイクロフォンの回線接続制御システム。
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