JP7386415B2 - 光線式検知装置 - Google Patents

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本発明は警備用の光線式検知装置の光軸調整機能に関する。
従来の侵入者を検出する目的で使用されるこの種の光線式検知装置としては、光線による変調光を投光する投光器と、受光器とを警戒区間を隔てて対向し、光軸を合せて設置する形態のものがある。警戒区間を通過する人間(侵入者)により、投光器から発射される変調光が遮断され、受光器に到達しないことや、到達する変調光が減少したことを検出して、警報信号を出力するものである。
本発明における光軸とは、投光器の投光部の光学的な出力特性の中心軸や、受光器の受光部の光学的な入力特性の中心軸のことを指す。また、これらの特性の中心軸が重なるよう対向させることを、光軸調整という。
光軸調整が正確に出来ていなければ、木々の揺れや雨や雪などの天候などの環境要因により侵入者がいないにもかかわらず警報信号を発すること(誤報)がある。
光軸調整はカバーを開けた状態で、照準器を用いたり、テスターを光線式検知装置に接続し電圧により受光量を確認したり、受光量に応じて変化する連続音の周波数変化や断続音の周期を聴き取ったりして光軸調整の進度を確認しながら(特許文献2)、光軸調整部のネジやダイヤルを操作することで投光ユニットや受光ユニットの角度を変え、十分な受光量になり、光軸調整が完了したと判断できたとき、光軸調整者は投光器及び受光器のカバーを閉じる。
特開2010-151747号公報 特開2019-12007号公報
河内まき子、2012:AIST日本人の手の寸法データ。https://www.airc.aist.go.jp/dhrt/hand/index.html
光軸調整の進度に関係の無い要因による受光量への影響を除去する光線式検知装置を提供する。
光軸調整の進度に関係の無い要因とは、より具体的には、光軸調整を行う際のカバーの開閉による受光量の変動や、光軸調整装置を操作する手や工具などが変調光を遮るといったことなど、光軸の方向が変化しないにもかかわらず、受光量が変動する要因を意味する。
(1)上記課題を解決するために、本発明の光線式検知装置は、投光器と、受光器と、前記投光器に2以上の投光部と、切替機構と、を備えた光線式検知装置であって、前記切替機構の切替動作に連動して2以上の前記投光部の1以上を無効とし、少なくとも1の投光部は有効とすることを特徴とする。
(2)また、上記課題を解決するための別の手段として本発明の光線式検知装置は、投光器と、受光器と、前記受光器に2以上の受光部と、切替機構と、を備えた光線式検知装置であって、前記切替機構の切替動作に連動して2以上の前記受光部の1以上を無効とし、少なくとも1の受光部は有効とすることを特徴とする。
(3)また、(1)又は(2)の光線式検知装置において、前記投光器には切替機構と、前記受光器には共振回路と、を備えた光線式検知装置であって、前記投光器から変調光を投光し、前記受光器により受光した信号を共振回路に入力し、前記切替機構の切替動作により変調光のパルスの数を調整してもよい。
(4)また、(1)~(3)の光線式検知装置において、カバーを備え、前記切替機構は前記カバーの開閉検出スイッチとして、前記開閉検出スイッチにより前記カバーが開くことを検出することで切替動作を行ってもよい。
(5)また、上記課題を解決するための別の手段として本発明の光線式検知装置は、投光器と、受光器と、前記投光器には切替機構と、前記受光器には共振回路と、を備えた光線式検知装置であって、前記投光器から変調光を投光し、前記受光器により受光した信号を共振回路に入力し、前記切替機構の切替動作に連動して変調光のパルスの数を調整することを特徴とする。
(6)また、(5)の光線式検知装置において、カバーを備え、前記切替機構は前記カバーの開閉検出スイッチとして、前記開閉検出スイッチにより前記カバーが開くことを検出することで切替動作を行ってもよい。
光軸調整の進度に関係の無い要因による受光量への影響を除去することにより、光軸調整の煩雑さが解消される。
本発明技術による光線式検知装置の構成例を示す図である。 本発明技術による光線式検知装置の光軸調整を示す図である。 従来技術による光線式検知装置の光軸調整を示す図である。 本発明技術による光線式検知装置の投光ユニットおよび受光ユニットの構成を示す図である。 本発明及び従来技術の投光波形及び受光波形を比較する図である。
以下、本発明の実施形態について図を参照して説明する。
図1は本発明の光線式検知装置の構成例のカバーを開けた状態を示す図である。光線式検知装置1は投光器10及び受光器20により構成される。
投光器10は、ベース116と、開閉可能としたカバー114により構成され、ベース116は、投光ユニット110と、光軸調整部113(投光ユニット110を左右に回動させるための光軸調整部113Aと、投光ユニット110を上下に回動させるための光軸調整部113B)と、開閉検知スイッチ115を備え、投光ユニット110は、上段に投光部111A、下段に投光部111B、光軸調整者を投光ユニット110の側面から照準調整可能とするために投光ユニット110の正面方向に視界を提供する照準器112(照準器(対物部)112Aと照準器(接眼部)112B)を備える。
ここで、カバーの開閉という言葉は、投光ユニット110や受光ユニット120の正面方向にかからないようにカバーを外したり、正面方向にかかるようにカバーをつけたりするという意味で用いる。
受光器20は、ベース126と、開閉可能としたカバー124により構成され、ベース126は、受光ユニット120と、光軸調整部123(受光ユニット120を左右に回動させるための光軸調整部123Aと、受光ユニット120を上下に回動させるための光軸調整部123B)と、開閉検知スイッチ125を備え、受光ユニット120は、上段に受光部121A、下段に受光部121B、光軸調整者を受光ユニット120の側面から照準調整可能とするために受光ユニット120の正面方向に視界を提供する照準器122(照準器(対物部)122Aと照準器(接眼部)122B)を備える。
図2は本発明の光線式検知装置による光軸調整を示す図である。図2(a)はドライバーを用いて垂直方向の光軸調整を示し、図2(b)は光軸調整者が手で水平方向の光軸調整を行う様子を示す。図2には投光器10の光軸調整を示すが、投光器10と受光器20はほぼ同等の形状をしており、光軸調整部や照準器の操作は同じであるため、受光器20の図は省略する。
投光器10は投光部111A及び投光部111Bから同じ変調光R(上段を変調光R1、光軸調整部113に近い下段を変調光R2とする)を投光する。変調光は投光部111から光軸X10(上段を光軸X11、下段を光軸X12とする)を中心軸として円錐状に拡がる。図2においては光線式検知装置1の受光量の増減に影響する部分である、投光部111Aと対となる受光部121Aを結んだ円筒形の部分を変調光R1、投光部111Bと対となる受光部121Bを結んだ円筒形の部分を変調光R2として示す。投光部111A及び投光部111Bは、常に光軸X11及び光軸X12が平行して同じ方向を向くように投光ユニット110として一体となるよう固定されている。
受光器20側においても投光器10と同様に光軸X20(上段を光軸X21、下段を光軸X22とする)、変調光R(上段を変調光R1、下段を変調光R2)として示す。受光部121A及び受光部121Bは、常に光軸X21及び光軸X22は平行して同じ方向を向くように受光ユニット120として一体となるよう固定されている。
投光器10において、照準器(接眼部)112Bをのぞき込むと照準器(対物部)112Aから光軸X10に並行する視界が得られ、光軸X10の向きを確認することができる。受光器20においても同様の方法により、光軸X20に並行する視界が得られ、光軸の向きを確認することができる。
以下において、本発明による光線式検知装置の光軸調整の手順を説明する。但し、コストなどの兼ね合いを考慮し、受光器20は投光器10のカバー114の開閉を認識するための通信手段を持たないことを前提条件とするものである。
まず、カバー114とカバー124を開けて投光器10と受光器20とを警戒区域を隔てて対向して設置する。このときに投光器10において、カバーの開閉を検出するための切替機構である開閉検出スイッチ115が切替動作することによりMCU(Micro Controller Unit)へ開信号が送られ、MCUは投光部111Bを無効とし変調光Rを投光させなくする。受光器20においても、開閉検出スイッチ125が切替動作することによりMCUへ開信号が送られ、MCUは受光部121Bを無効とし変調光Rを光電変換させなくする。
次に投光器10の照準器112を用いて対向する受光器20の方向を確認することで光軸X10が合っているかどうかを確認し、光軸調整部113A又は光軸調整部113Bを手Hや工具HTにて操作して投光ユニット110を回動させることにより光軸X10の調整を行う。
受光器20においては、照準器122を用いて対向する投光器10の方向を確認したり、テスターを受光器20に接続し出力される電圧値を確認したり、受光量に基づいて発せられる音の周波数や断続音の周期などを聴き取ったりすることで、受光量を確認し、光軸調整の進度を確認しつつ光軸調整部123を操作して受光ユニット120を回動させることにより光軸X20の調整を行い、光軸調整を完了できる受光量であることが確認できれば投光器10のカバー114を閉じる。
その後、受光器20のカバー124を閉じることで光軸調整を完了する。
従来は、図3(a)及び図3(b)に示す通り、光軸調整を行うときに光軸調整者の手Hや工具HTが投光器10の投光部111Bと受光器20の受光部121Bの間を遮ることにより変調光R2が遮られることとなり受光量が変動するため、わざわざ変調光R2を意識的に避けながら光軸調整部113や光軸調整部123を操作する必要があり、光軸調整が煩雑であった。
しかし、本発明によると、光軸調整時にカバーを開けることに連動して投光部111Bや受光部121Bを無効とすることにより、変調光R2が生じなくなるため光軸調整部113や光軸調整部123を操作する際にドライバーなどの工具や光軸調整者の手が変調光R2を遮ることがなくなり、光軸調整の進度に関係の無い要因による受光量の変動が発生せず、光軸調整の煩雑さが解消される。
また、カバーを開けることにより受光量は増加するが、投光部111Bや受光部121Bが無効となることにより受光量は減少するため、これらは互いに打ち消しあうように働き、カバーを開いているときと閉じているときの受光量の差が小さくなる。このことから、カバー114を閉めた後に受光量が低下していればカバー114が投光ユニット110に接触するなどして光軸X10がずれてしまったことがわかるという効果が得られる。
今日においては、光線式検知装置1は小型化が望まれる場合があり、そういったときには特に図2や図3に示す通り光軸調整部と投光部111や受光部121の位置が近くなるため、上記課題が生じやすく、特に顕著な効果が発揮される。
受光器20は受光部121A及び受光部121Bで受光した変調光R1と変調光R2を光電変換し加算したものが受光量となるため、受光部121Bが受光しなくなればそれだけ受光量は減少する。
図4は本発明による光線式検知装置の投光ユニット110及び受光ユニット120の一部を示す図である。投光器10のMCUから投光ユニット110の電流制御回路U1へ投光信号S1が入力される。電流制御回路U1はONとOFFの切り替えが可能な定電流回路であり、投光信号S1に従い、予め定められた電流である投光信号S2を投光素子U2に流すことにより、投光素子U2は変調光S3を発する。
変調光S3は光学系U3を通って変調光Rとして投光される。
変調光Rは光学系U4にて受光、集光され変調光S4が受光素子U5へ入光し光電変換され、電気信号である受光信号S5が共振回路U6へ入力される。共振回路U6により所定の周波数の信号を取り出し、検波回路U7により受光信号S7を生成し、受光器20のMCUへ送信する。
受光器20の共振回路U6は変調光の周波数に合わせた共振周波数をもっており、対となる投光器10と、他の検知装置から投光される変調光と、を弁別できるようになっている。
図5は変調光Rの投光波形と受光信号S7の波形を示す図である。図5(a)及び図5(b)は本発明による検知装置のものであり、図5(c)及び図5(d)は従来技術による検知装置のものである。また、これらの波形は時間T0から時間T3までの周期一つ分のみ周期PR1として図示するが、PR2、PR3と繰り返される。これらの周期ごとに受光信号S7の最大値をMCUは受光量として記憶し、前述のとおり光軸調整が完了したか否か、または変調光Rが遮断されているか否かを判断するために用いる。
図5(a)及び図5(c)は投光器10から投光される変調光Rを示す図であり、縦軸は投光量、横軸は時間を示すものである。投光量とは、投光器から発せられる変調光の量であり、より詳細には、カバー114が開いている場合は光学系U3から発せられる変調光のことであり、カバー114が閉じている場合はカバー114を通過する変調光の量のことである。カバー114を閉じているときの投光波形は破線で示す形であり投光量は投光量M2とOFFが切り替わることによりパルスを形成して変調し、カバー114を開けているときの投光波形は実線で示す形であり投光量は投光量M1とOFFが切り替わることにより変調する。図5(a)はカバー114を閉じているときのパルスの数を減少させるという点においてのみ、図5(c)と異なる。
図5(b)及び図5(d)は、縦軸を受光信号S7、横軸を時間として示すものである。
受光信号S7は、実際は投光量があるときに上昇し、OFFになると下降して波を打つように上昇してゆくが、本発明とは関係が無いため図の見やすさを優先し滑らかな包絡線で示す。
受光器20のカバー124を開けて、受光部121Bを無効にする場合には受光信号S7が減少するが、カバー124を開くことに連動して受光部121Aから得られた受光信号S7を、両方の受光部121が有効である場合と同等となるようにMCUで増幅(例えば、2つのうち1つの受光部121を無効にするため、受光信号S7を2倍とする)などにより補正し利用することができる。そのため、特段の問題を生じさせることなく光軸調整のときに光軸調整者の手Hや工具HTにより変調光R2を遮ることが無くなり、光軸調整の煩雑さが解消する効果を享受できる。図5においてはMCUに入力された後に、上記の通り補正が行われた後の受光信号S7を示す。
図5(a)では、投光器20のカバー114が閉じているときは、投光量は投光量M2となっており投光波形は時間T0から時間T2まで続いているが、カバー114が開いているときはカバー114による減衰が無いため投光量M1へと上昇し、図5(b)における受光量を受光量L2とすべく投光波形は時間T0から時間T1までとなるようパルスの数を減少させることを示している。
図5(b)では、投光器10のカバー114が閉じているとき、受光信号S7は時間T2まで上昇しており、このときに受光量L2となる。カバー114を開けているときの受光信号S7はカバー114を閉じているときよりも投光量が大きいため立ち上がりが速くなっており、時間T1で受光量L2となることを示している。
上記のことから、投光器10のカバー114の開閉状態により、受光器20の受光量に変化が生じない、或いは変化が小さくなるため光軸調整の完了を判断するための受光量を略同じ値となるよう調整可能であるため、光軸調整の煩雑さが解消する、という効果を奏する。
図5(c)では、投光器10のカバー114が閉じているとき、投光量はM2となっており投光波形は時間T0から時間T2まで続いており、カバー114が開いているとき、カバー114による減衰が無いため投光量はM1へと上昇し、投光波形におけるパルスの数を減少させないことを示している。
図5(d)では、投光器10のカバー114が閉じているとき及び開いているときのどちらも受光信号S7は時間T2まで上昇しており、カバー114を閉じているときは受光量L2となるが、カバー114を開けているときは受光量L2を超えて受光量L1に達し、カバー114が閉じているときと比較して開いているときの受光量が上昇することを示している。
光軸調整を行うときの投光器10のカバー114の開閉により投光量の変化が生じるために受光量が変化するという課題について、カバーの開閉に連動して投光器の電力を増減させることにより投光量を補正する手法が存在するが、当該従来技術を用いるためには投光器に投光量を調整する回路などの手段を備える必要があるためコストが増加する。この観点から見ると、本発明はカバー114の開閉など投光器10の状態変化に伴って電力を調整せずに受光量を調整可能なものとすることに技術的な意義がある。
また、従来の光線式検知装置においては、光軸調整時にカバーを開けることにより受光量が増えすぎる場合の対応手段として、カバーを開けた状態で受光ユニットに装着し受光量を減らすための減衰フィルターを使用していた。本発明による光線式検知装置においては一部の投光部や受光部を無効にしたり、パルスの数を調整したりすることにより受光量を適切に調整可能であるため、減衰フィルターが不要となりコストが低下し、装着する手間が無くなり、さらに減衰フィルターの装着ズレによる減衰率のバラツキを無くすという効果が得られる。
本実施形態の説明は上述の通りとなるが、本発明及び実施形態についての補足を次に記す。
本発明によると、投光器10のMCUによる変調光Rのパルスの数を調整することで、投光器のカバーが有る場合と無い場合の受光量が略同一となるように調整できるという点において、従来技術より優れる。今日において投光器による変調光Rの信号生成はMCUを用いて行われることが一般的であるため、コストの増加は無い。
投光部や受光部の一部を無効とした場合、受光量が減りすぎる場合が考えられるが、パルスを増加させればよく、パルスの数の調整とは増減両方の意味を含む。
投光部や受光部を無効とする手段は様々なものが考えられるが、例を挙げるとすれば、電磁リレーなどを駆動することにより機械的に投光ユニット110や受光ユニット120の内部で変調光Rを遮断する、投光器10であれば投光素子への電力供給を遮断する、受光器20であれば、受光素子、共振回路或いは検波回路いずれかへの電力供給を遮断する、その他にそれぞれの受光部ごとに別々にMCUへ受光量が送信されるようにされていれば、MCU内部で無効とする受光部121の受光量を使用しない、などにより実施できる。
光軸調整者の手が変調光を遮ることにより光軸調整を阻害するということを鑑みると、手長の寸法はAISTによる調査(非特許文献1)によれば最大で20cm程度であるため、無効とする投光部や受光部は光軸調整部の端からの距離が20cm以内にかかるものとすれば十分である。但し、工具を用いて光軸調整部を操作する場合はより広い範囲について無効とする必要が生じる。
本実施形態において切替機構は、カバーの開閉に連動し、投光波形のパルスの数を調整するものとして説明したが、投光部111または受光部121に取り付ける光学フィルターの着脱や、投光部や受光部を無効とすることに連動させるなどの、様々な要因に連動して動作させることが考えられる。
本実施形態においては、投光部と受光部はそれぞれ2としたが、それぞれ3以上でもよい。また、これらの投光部と受光部を無効にするときは少なくともそれぞれ1以上を有効としていればよい。
1 光線式検知装置
10 投光器
20 受光器
110 投光ユニット
120 受光ユニット
111 投光部
121 受光部
112、122 照準器
113、123 光軸調整部
114、124 カバー
115、125 開閉検出スイッチ
116、126 ベース
U1 電流制御回路
U2 投光素子
U3、U4 光学系
U5 受光素子
U6 共振回路
U7 検波回路
S1、S2 投光信号
S5、S6、S7 受光信号
R、R1、R2、S3、S4 変調光
X10、X11、X12、X20、X21、X22 光軸
M1、M2 投光量
L1、L2 受光量
時間 T0、T1、T2、T3
周期 PR1、PR2
H 光軸調整者の手
HT 工具

Claims (6)

  1. 投光器と、
    受光器と、
    カバーと、
    前記投光器に2以上の投光部と、
    切替機構と、
    を備えた光線式検知装置であって、
    前記切替機構の切替動作に連動して2以上の前記投光部の1以上を無効とし、
    少なくとも1の投光部を有効とし、
    前記切替機構は前記カバーの開閉検出スイッチとして、
    前記開閉検出スイッチにより前記カバーが開くことを検出することで
    切替動作を行うことを特徴とする光線式検知装置。
  2. 投光器と、
    受光器と、
    カバーと、
    前記受光器に2以上の受光部と、
    切替機構と、
    を備えた光線式検知装置であって、
    前記切替機構の切替動作に連動して2以上の前記受光部の1以上を無効とし、
    少なくとも1の受光部を有効とし、
    前記切替機構は前記カバーの開閉検出スイッチとして、
    前記開閉検出スイッチにより前記カバーが開くことを検出することで
    切替動作を行うことを特徴とする光線式検知装置。
  3. 投光器と、
    受光器と、
    前記投光器には切替機構と、
    前記受光器には共振回路と、
    を備えた光線式検知装置であって、
    前記投光器から変調光を投光し、
    前記受光器により受光した信号を共振回路に入力し、
    前記切替機構の切替動作により
    変調光のパルスの数を調整することを特徴とする光線式検知装置。
  4. 請求項3に記載の光線式検知装置において、
    前記投光器に2以上の投光部を備え、
    前記切替機構の切替動作に連動して2以上の前記投光部の1以上を無効とし、
    少なくとも1の投光部を有効とすることを特徴とする光線式検知装置。
  5. 請求項3または請求項4に記載の光線式検知装置において、
    前記受光器に2以上の受光部と、
    切替機構と、
    を備え、
    前記受光器に備えた前記切替機構の切替動作に連動して2以上の前記受光部の1以上を無効とし、
    少なくとも1の受光部を有効とすることを特徴とする光線式検知装置。
  6. 請求項3から5のいずれか一項に記載の光線式検知装置において、
    カバーを備え、
    前記切替機構は前記カバーの開閉検出スイッチとして、
    前記開閉検出スイッチにより前記カバーが開くことを検出することで
    切替動作を行うことを特徴とする光線式検知装置。
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