JPH09210851A - 監視装置の光軸調整装置 - Google Patents
監視装置の光軸調整装置Info
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- JPH09210851A JPH09210851A JP8015206A JP1520696A JPH09210851A JP H09210851 A JPH09210851 A JP H09210851A JP 8015206 A JP8015206 A JP 8015206A JP 1520696 A JP1520696 A JP 1520696A JP H09210851 A JPH09210851 A JP H09210851A
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- Geophysics And Detection Of Objects (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 作業員が一人でも光軸調整を容易に行うこと
ができる監視装置の光軸調整装置を提供すること。 【解決手段】 赤外線ビーム2を放射する送光機1と送
光機1からの赤外線ビーム2を受光する受光機3とから
構成される監視装置の光軸調整装置であって、受光機3
は、受光した赤外線ビーム2の強度に応じたレベルの受
光信号を発生する受光素子14と、受光信号のレベルに
応じて可聴周波数の範囲で発振周波数が変化する可聴周
波数信号を発生する可変周波数発振回路19と、可聴周
波数信号を音響波として受光機3の外部に出力する音声
増幅回路21及びスピーカー22とを備えている。
ができる監視装置の光軸調整装置を提供すること。 【解決手段】 赤外線ビーム2を放射する送光機1と送
光機1からの赤外線ビーム2を受光する受光機3とから
構成される監視装置の光軸調整装置であって、受光機3
は、受光した赤外線ビーム2の強度に応じたレベルの受
光信号を発生する受光素子14と、受光信号のレベルに
応じて可聴周波数の範囲で発振周波数が変化する可聴周
波数信号を発生する可変周波数発振回路19と、可聴周
波数信号を音響波として受光機3の外部に出力する音声
増幅回路21及びスピーカー22とを備えている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不法侵入防止や安
全管理のために使用される監視装置に関し、特に、光学
的に対象物を検出する監視装置の光軸調整装置に関す
る。
全管理のために使用される監視装置に関し、特に、光学
的に対象物を検出する監視装置の光軸調整装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、侵入者を検出するための監視装置
として、侵入者が発する赤外線を検出して警報を発する
ものが知られている。しかしながら、この受動赤外線検
出型の監視装置は検知可能範囲が狭く、5m程度しか検
出できないという欠点がある。また、屋外で使用した場
合、太陽熱等により誤動作するおそれがある。
として、侵入者が発する赤外線を検出して警報を発する
ものが知られている。しかしながら、この受動赤外線検
出型の監視装置は検知可能範囲が狭く、5m程度しか検
出できないという欠点がある。また、屋外で使用した場
合、太陽熱等により誤動作するおそれがある。
【0003】一方、赤外線ビームを発射する赤外線送信
機と、この赤外線送信機からの赤外線ビームを受光する
赤外線受信機を間隔をおいて配置し、赤外線ビームが遮
断されたときに警報を発生する監視装置も知られてい
る。この赤外線方式の監視装置においては、直径が絞ら
れた赤外線ビームが使用されるので、送信機と受信機と
の間を50m程度まで離すことができ、検知可能範囲が
広くなる。
機と、この赤外線送信機からの赤外線ビームを受光する
赤外線受信機を間隔をおいて配置し、赤外線ビームが遮
断されたときに警報を発生する監視装置も知られてい
る。この赤外線方式の監視装置においては、直径が絞ら
れた赤外線ビームが使用されるので、送信機と受信機と
の間を50m程度まで離すことができ、検知可能範囲が
広くなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の赤外線方式の監
視装置においては、送信機からの赤外線ビームを受信機
の受光部に正確に照射するための調整、すなわち、光軸
調整が必要である。しかしながら、赤外線ビームは直接
目視することができないので、光軸調整が困難であると
いう問題があった。
視装置においては、送信機からの赤外線ビームを受信機
の受光部に正確に照射するための調整、すなわち、光軸
調整が必要である。しかしながら、赤外線ビームは直接
目視することができないので、光軸調整が困難であると
いう問題があった。
【0005】従来の赤外線方式の監視装置においては、
先ず、送信機と受信機にそれぞれ設けられた光学的なし
ょうっじを使用して、光軸の粗調整を行ない、次に、受
信機側で赤外線ビームの強度を表示して、強度が最大に
なるように受信機側で光軸の微調整を行なう。次に、送
信機側で光軸の微調整を行なう必要があるが、送信機側
では受信機側での赤外線ビームの強度を直接確認するこ
とができないので、別の作業員が受信機側での赤外線ビ
ームの強度をメータで読み取り、この読み取り値をトラ
ンシーバ等を使用して送信機側の作業員に連絡する。送
信機側の作業員は、この連絡を聞きながら送信機側で光
軸の微調整を行なう。
先ず、送信機と受信機にそれぞれ設けられた光学的なし
ょうっじを使用して、光軸の粗調整を行ない、次に、受
信機側で赤外線ビームの強度を表示して、強度が最大に
なるように受信機側で光軸の微調整を行なう。次に、送
信機側で光軸の微調整を行なう必要があるが、送信機側
では受信機側での赤外線ビームの強度を直接確認するこ
とができないので、別の作業員が受信機側での赤外線ビ
ームの強度をメータで読み取り、この読み取り値をトラ
ンシーバ等を使用して送信機側の作業員に連絡する。送
信機側の作業員は、この連絡を聞きながら送信機側で光
軸の微調整を行なう。
【0006】しかしながら、上述の光軸調整では、作業
員が二人必要であり、また、トランシーバ等の情報伝達
手段が必要であるという問題があった。また、メータの
指示値を目視で読み取って連絡する場合には、読み取り
誤差が避けられず、また、読み取りの間隔が空くために
メータの指示値が急激に変化するような場合には、この
変化を伝えることができないという問題があった。特
に、夜間においては、送信機及び受信機自体を目視する
ことが困難になり、また、メータの読み取り難くなるの
で、光軸調整が一層困難になる。
員が二人必要であり、また、トランシーバ等の情報伝達
手段が必要であるという問題があった。また、メータの
指示値を目視で読み取って連絡する場合には、読み取り
誤差が避けられず、また、読み取りの間隔が空くために
メータの指示値が急激に変化するような場合には、この
変化を伝えることができないという問題があった。特
に、夜間においては、送信機及び受信機自体を目視する
ことが困難になり、また、メータの読み取り難くなるの
で、光軸調整が一層困難になる。
【0007】そこで本発明は、作業員が一人でも光軸調
整を容易に行うことができる監視装置の光軸調整装置を
提供することを課題とする。
整を容易に行うことができる監視装置の光軸調整装置を
提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、赤外線ビーム
を放射する送光機と該送光機からの赤外線ビームを受光
する受光機とから構成される監視装置の光軸調整装置で
あって、前記受光機が、受光した赤外線ビームの強度に
応じたレベルの受光信号を発生する受光手段と、前記受
光信号のレベルに応じて可聴周波数の範囲で発振周波数
が変化する可聴周波数信号を発生する可変周波数発振手
段と、前記可聴周波数信号を音響波として前記受光機の
外部に出力する音響波出力手段とを備えていることを特
徴とする。
を放射する送光機と該送光機からの赤外線ビームを受光
する受光機とから構成される監視装置の光軸調整装置で
あって、前記受光機が、受光した赤外線ビームの強度に
応じたレベルの受光信号を発生する受光手段と、前記受
光信号のレベルに応じて可聴周波数の範囲で発振周波数
が変化する可聴周波数信号を発生する可変周波数発振手
段と、前記可聴周波数信号を音響波として前記受光機の
外部に出力する音響波出力手段とを備えていることを特
徴とする。
【0009】また本発明は、前記受光信号のレベルが所
定値以下になったときに警報信号を出力する警報出力手
段と、前記警報信号に応じて所定の警報メッセージの音
声信号を電子的に生成する音声合成手段と、前記可変周
波数発振手段の出力と前記音声合成手段の出力を選択的
に音響波出力手段に供給する切替手段とを更に備えてい
ることを特徴とする。
定値以下になったときに警報信号を出力する警報出力手
段と、前記警報信号に応じて所定の警報メッセージの音
声信号を電子的に生成する音声合成手段と、前記可変周
波数発振手段の出力と前記音声合成手段の出力を選択的
に音響波出力手段に供給する切替手段とを更に備えてい
ることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の光軸調整装置が
適用される監視装置の構成を模試的に示す説明図であ
る。
適用される監視装置の構成を模試的に示す説明図であ
る。
【0011】監視装置は、赤外線ビーム1を放射する送
光機2と、この送光機2からの赤外線ビーム1を受光す
る受光機3とから構成されている。
光機2と、この送光機2からの赤外線ビーム1を受光す
る受光機3とから構成されている。
【0012】送光機2のケース4の中には、赤外線LE
D(発光ダイオード)等の発光素子5が取り付けられた
発光制御基板6、発光素子5からの赤外線ビーム1を集
光してケース2に設けられた透明部材からなる窓7を介
して受光機3に向けて放射するするレンズ8、発光制御
基板6に設けられた各種回路に動作電圧を供給するため
のバッテリ9等が設けられている。また、送光機2に
は、送光機2に内臓されたバッテリ9を充電するための
太陽電池10が接続されている。
D(発光ダイオード)等の発光素子5が取り付けられた
発光制御基板6、発光素子5からの赤外線ビーム1を集
光してケース2に設けられた透明部材からなる窓7を介
して受光機3に向けて放射するするレンズ8、発光制御
基板6に設けられた各種回路に動作電圧を供給するため
のバッテリ9等が設けられている。また、送光機2に
は、送光機2に内臓されたバッテリ9を充電するための
太陽電池10が接続されている。
【0013】一方、受光機3のケース11の中には、ケ
ース11に設けられた透明部材からなる窓12を介して
供給される送光機2からの赤外線ビーム1を、受光制御
基板13に取り付けられたフォトトランジスタ等の受光
素子14に集束するレンズ15、受光制御基板13から
出力される赤外線ビーム1の強度に応じたレベルの受光
信号Sが供給され、受光信号Sのレベルが所定値以下に
なったときに警報信号を出力する警報出力回路16、警
報信号に応じて所定の警報メッセージ、たとえば、「こ
こは立入り禁止です」等の音声信号や、所定の警報音を
発生するための音声信号を電子的に生成する音声合成回
路17、受光制御基板13からの受光信号Sを増幅する
直流増幅回路18、この直流増幅回路18の出力電圧の
値に応じて発振周波数が変化する可変周波数発振回路1
9、作業者の操作に基づき音声合成回路17の出力と可
変周波数発振回路19の出力のいずれかを選択する切替
回路20、切替回路20の出力を増幅する音声増幅回路
21、音声増幅回路21の出力を音声として受光機3の
外部に出力するスピーカー22と、ケース11内の各回
路に動作電圧を供給するためのバッテリ23等が設けら
れている。また、受光機3には、受光機3に内臓された
バッテリ23を充電するための太陽電池24が接続され
ている。
ース11に設けられた透明部材からなる窓12を介して
供給される送光機2からの赤外線ビーム1を、受光制御
基板13に取り付けられたフォトトランジスタ等の受光
素子14に集束するレンズ15、受光制御基板13から
出力される赤外線ビーム1の強度に応じたレベルの受光
信号Sが供給され、受光信号Sのレベルが所定値以下に
なったときに警報信号を出力する警報出力回路16、警
報信号に応じて所定の警報メッセージ、たとえば、「こ
こは立入り禁止です」等の音声信号や、所定の警報音を
発生するための音声信号を電子的に生成する音声合成回
路17、受光制御基板13からの受光信号Sを増幅する
直流増幅回路18、この直流増幅回路18の出力電圧の
値に応じて発振周波数が変化する可変周波数発振回路1
9、作業者の操作に基づき音声合成回路17の出力と可
変周波数発振回路19の出力のいずれかを選択する切替
回路20、切替回路20の出力を増幅する音声増幅回路
21、音声増幅回路21の出力を音声として受光機3の
外部に出力するスピーカー22と、ケース11内の各回
路に動作電圧を供給するためのバッテリ23等が設けら
れている。また、受光機3には、受光機3に内臓された
バッテリ23を充電するための太陽電池24が接続され
ている。
【0014】上記受光機3は、光軸調整モードと警報モ
ードの二つの動作モードを有しており、光軸調整モード
においては、切替回路20は可変周波数発振回路19側
に切り換えられ、警報モードにおいては、切替回路20
は音声合成回路17側に切り換えられる。
ードの二つの動作モードを有しており、光軸調整モード
においては、切替回路20は可変周波数発振回路19側
に切り換えられ、警報モードにおいては、切替回路20
は音声合成回路17側に切り換えられる。
【0015】図2は、送光機2の外観を示す概略斜視図
である。送光機2のケース4は円筒状であり、このケー
ス4の外周面には、伸縮可能な三脚25がケース4の側
面に対して傾動可能に取り付けられている。また、ケー
ス4の上端部には、箱状の操作部26が設けられてい
る。この操作部26の一側面は開閉自在な扉27となっ
ており、扉27を開けたときに操作部の操作面28が露
出するようになっている。また、操作部26の側面には
送光機2から放射される赤外線ビーム1の光軸と平行な
視準線を有する照準器29が取り付けられ、上面には太
陽電池24が取り付けられている。また、ケース4の下
端部には、環状の盗難防止金具30が取り付けられ、ケ
ース4の側面には持運び用の把手31が取り付けられて
いる。
である。送光機2のケース4は円筒状であり、このケー
ス4の外周面には、伸縮可能な三脚25がケース4の側
面に対して傾動可能に取り付けられている。また、ケー
ス4の上端部には、箱状の操作部26が設けられてい
る。この操作部26の一側面は開閉自在な扉27となっ
ており、扉27を開けたときに操作部の操作面28が露
出するようになっている。また、操作部26の側面には
送光機2から放射される赤外線ビーム1の光軸と平行な
視準線を有する照準器29が取り付けられ、上面には太
陽電池24が取り付けられている。また、ケース4の下
端部には、環状の盗難防止金具30が取り付けられ、ケ
ース4の側面には持運び用の把手31が取り付けられて
いる。
【0016】図3は、受光機3の外観を示す概略斜視図
である。受光機3も送光機2と同様な構成を有してお
り、三脚32、太陽電池24と扉33と操作面34と照
準器35を備えた操作部36、盗難防止金具37、把手
38等を備えている。
である。受光機3も送光機2と同様な構成を有してお
り、三脚32、太陽電池24と扉33と操作面34と照
準器35を備えた操作部36、盗難防止金具37、把手
38等を備えている。
【0017】次に、上述した監視装置の使用態様につい
て説明する。不使用状態においては、送光機2は、図4
(a)に示すように、三脚25が縮められてケース4の
側面に沿った状態にあり、保管に要する占有空間が小さ
くなっている。受光機3に関しても同様である。
て説明する。不使用状態においては、送光機2は、図4
(a)に示すように、三脚25が縮められてケース4の
側面に沿った状態にあり、保管に要する占有空間が小さ
くなっている。受光機3に関しても同様である。
【0018】使用に際しては、図4(b)に示すよう
に、送光機2の三脚25を延ばすと共に広げた状態と
し、地面38の上に送光機2を設置する。受光機3に関
しても同様にして、送光機2から所定の距離に設置す
る。このとき、送光機2の窓7と受光機3の窓12が対
向するように送光機2と受光機3の姿勢を調整する。
に、送光機2の三脚25を延ばすと共に広げた状態と
し、地面38の上に送光機2を設置する。受光機3に関
しても同様にして、送光機2から所定の距離に設置す
る。このとき、送光機2の窓7と受光機3の窓12が対
向するように送光機2と受光機3の姿勢を調整する。
【0019】次に、送光機2を動作状態として、送光機
2から赤外線ビーム1を放射させる。また、受光機3を
動作状態とする共に動作モードを光軸調整モードに切り
換える。すなわち、切替回路20を可変周波数発振回路
19側に切り換える。
2から赤外線ビーム1を放射させる。また、受光機3を
動作状態とする共に動作モードを光軸調整モードに切り
換える。すなわち、切替回路20を可変周波数発振回路
19側に切り換える。
【0020】次に、送光機2の照準器29と受光機3の
照準器34を使用して、光軸の粗調整を行う。この光軸
の粗調整により、送光機2の赤外線ビーム1の一部が受
光機3の窓12を通過して受光素子14に入射する。
照準器34を使用して、光軸の粗調整を行う。この光軸
の粗調整により、送光機2の赤外線ビーム1の一部が受
光機3の窓12を通過して受光素子14に入射する。
【0021】図5(a)は、赤外線ビーム1の強度分布
と窓12との位置関係を示すグラフである。赤外線ビー
ム1の断面の強度分布は、たとえば、ガウス分布のよう
に末広がりの形状を有している。赤外線ビーム1の一部
のみが受光機3の窓12を通過するので、図5に実線B
1で示すように、赤外線ビーム1の中心と窓12の中心
が一致しているとき、すなわち、光軸が完全に一致して
いるときに受光信号Sのレベルが最大となり、破線B
1、点B2で示すように、赤外線ビーム1の中心が窓1
2の中心から外れるに従って受光信号Sのレベルは順次
低下する。図5(b)は、赤外線ビーム1の位置と受光
信号Sのレベルの関係を示すグラフである。
と窓12との位置関係を示すグラフである。赤外線ビー
ム1の断面の強度分布は、たとえば、ガウス分布のよう
に末広がりの形状を有している。赤外線ビーム1の一部
のみが受光機3の窓12を通過するので、図5に実線B
1で示すように、赤外線ビーム1の中心と窓12の中心
が一致しているとき、すなわち、光軸が完全に一致して
いるときに受光信号Sのレベルが最大となり、破線B
1、点B2で示すように、赤外線ビーム1の中心が窓1
2の中心から外れるに従って受光信号Sのレベルは順次
低下する。図5(b)は、赤外線ビーム1の位置と受光
信号Sのレベルの関係を示すグラフである。
【0022】本実施例においては、受光信号Sを直流増
幅回路18で増幅して可変周波数発振回路19に制御電
圧として供給している。したがって、可変周波数発振回
路19は受光信号Sのレベルに応じた周波数で発振す
る。ここでは、可変周波数発振回路19として、発振周
波数が可聴周波数の範囲で変化し、受光信号Sのレベル
の増加に従って発振周波数が高くなるものを使用してい
る。したがって、可変周波数発振回路19の発振周波数
は、光軸が完全に一致しているときに最も高くなり、光
軸がずれるに従って徐々に低くなる。図5(c)は、赤
外線ビーム1の位置と発振周波数の関係を示すグラフで
ある。
幅回路18で増幅して可変周波数発振回路19に制御電
圧として供給している。したがって、可変周波数発振回
路19は受光信号Sのレベルに応じた周波数で発振す
る。ここでは、可変周波数発振回路19として、発振周
波数が可聴周波数の範囲で変化し、受光信号Sのレベル
の増加に従って発振周波数が高くなるものを使用してい
る。したがって、可変周波数発振回路19の発振周波数
は、光軸が完全に一致しているときに最も高くなり、光
軸がずれるに従って徐々に低くなる。図5(c)は、赤
外線ビーム1の位置と発振周波数の関係を示すグラフで
ある。
【0023】可変周波数発振回路19の出力は、切替回
路20を介して音声増幅回路21で増幅されスピーカー
22から出力される。したがって、スピーカー22から
は、光軸の一致状態に応じた周波数の発振音が出力され
る。なお、音声増幅回路21及びスピーカー22の出力
は、送光機2側の作業者が発振音を十分聞きとれる程度
の大きさに選定される。
路20を介して音声増幅回路21で増幅されスピーカー
22から出力される。したがって、スピーカー22から
は、光軸の一致状態に応じた周波数の発振音が出力され
る。なお、音声増幅回路21及びスピーカー22の出力
は、送光機2側の作業者が発振音を十分聞きとれる程度
の大きさに選定される。
【0024】送光機2側の作業者は、この発振音を聞き
ながら、送光機2の姿勢を調整し、発振音が最も高くな
った状態で送光機2の姿勢を固定する。これにより光軸
の微調整が完了し、光軸を完全に一致させることができ
る。
ながら、送光機2の姿勢を調整し、発振音が最も高くな
った状態で送光機2の姿勢を固定する。これにより光軸
の微調整が完了し、光軸を完全に一致させることができ
る。
【0025】次に、受光機3の動作モードを警報モード
に切り換える。すなわち、切替回路20音声合成回路1
7側に切り換える。送光機2と受光機3との間の赤外線
ビーム1が遮られていない状態では、図5(b)に示す
ように、受光信号SのレベルはE1となる。警報出力回
路16は、受光信号Sのレベルが所定値E0以下になっ
たときに警報信号を出力するようになっており、ここで
はE1>E0であるので警報信号は出力されない。とこ
ろが、侵入者により赤外線ビーム1が遮られると、受光
信号SのレベルはE0以下となるので、警報出力回路1
6から警報信号が出力され、音声合成回路17から所定
の警報メッセージの音声信号が出力される。音声合成回
路17の出力は、切替回路20を介して音声増幅回路2
1で増幅されスピーカー22から出力される。したがっ
て、スピーカー22からは、警報メッセージが出力され
る。これにより、不注意或いは故意の侵入者への注意或
いは威嚇及び警備員への通報が行なわれる。
に切り換える。すなわち、切替回路20音声合成回路1
7側に切り換える。送光機2と受光機3との間の赤外線
ビーム1が遮られていない状態では、図5(b)に示す
ように、受光信号SのレベルはE1となる。警報出力回
路16は、受光信号Sのレベルが所定値E0以下になっ
たときに警報信号を出力するようになっており、ここで
はE1>E0であるので警報信号は出力されない。とこ
ろが、侵入者により赤外線ビーム1が遮られると、受光
信号SのレベルはE0以下となるので、警報出力回路1
6から警報信号が出力され、音声合成回路17から所定
の警報メッセージの音声信号が出力される。音声合成回
路17の出力は、切替回路20を介して音声増幅回路2
1で増幅されスピーカー22から出力される。したがっ
て、スピーカー22からは、警報メッセージが出力され
る。これにより、不注意或いは故意の侵入者への注意或
いは威嚇及び警備員への通報が行なわれる。
【0026】
【発明の効果】以上述べたように、本発明においては、
光軸の一致状態に応じた周波数の発振音を受光機側で発
生させ、この発振音を送光機側で聞いて光軸調整を行な
うので、作業員が一人でも光軸調整を行なうことができ
る。また、トランシーバ等の連絡手段を必要としない。
また、光軸のずれの状態をリアルタイムでしかも直感的
に知ることができるので、光軸調整自体が極めて容易に
なる。また、視覚ではなく聴覚に基づいて作業を行なう
ので、夜間や雨天等の視界が悪いときにも容易に光軸調
整を行なうことができる。また、増幅器やスピーカーの
音響波出力手段は、監視装置がもともと備えているもの
を共用することができるので、大幅にコストが上昇する
ことはない。また、受光素子の出力を分岐した出力を使
用しているので、既存の監視装置に容易に追加すること
ができる。
光軸の一致状態に応じた周波数の発振音を受光機側で発
生させ、この発振音を送光機側で聞いて光軸調整を行な
うので、作業員が一人でも光軸調整を行なうことができ
る。また、トランシーバ等の連絡手段を必要としない。
また、光軸のずれの状態をリアルタイムでしかも直感的
に知ることができるので、光軸調整自体が極めて容易に
なる。また、視覚ではなく聴覚に基づいて作業を行なう
ので、夜間や雨天等の視界が悪いときにも容易に光軸調
整を行なうことができる。また、増幅器やスピーカーの
音響波出力手段は、監視装置がもともと備えているもの
を共用することができるので、大幅にコストが上昇する
ことはない。また、受光素子の出力を分岐した出力を使
用しているので、既存の監視装置に容易に追加すること
ができる。
【図1】 本発明の光軸調整装置が適用される監視装置
の構成を模試的に示す説明図である。
の構成を模試的に示す説明図である。
【図2】 送光機の外観を示す概略斜視図である。
【図3】 受光機の外観を示す概略斜視図である。
【図4】 監視装置の収納状態と使用状態を示す説明図
である。
である。
【図5】 (a)は赤外線ビームの強度分布と窓との位
置関係を示すグラフ、(b)は赤外線ビームの位置と受
光信号のレベルの関係を示すグラフ、(c)は赤外線ビ
ーム1の位置と発振周波数の関係を示すグラフである。
である。
置関係を示すグラフ、(b)は赤外線ビームの位置と受
光信号のレベルの関係を示すグラフ、(c)は赤外線ビ
ーム1の位置と発振周波数の関係を示すグラフである。
である。
1…赤外線ビーム、2…送光機、3…受光機、4…ケー
ス、5…発光素子、6…発光制御基板、7…窓、8…レ
ンズ、9…バッテリー、10…太陽電池、11…ケー
ス、12…窓、13…受光制御基板、14…受光素子、
15…レンズ、16…警報出力回路、17…音声合成回
路、18…直流増幅回路、19…可変周波数発振回路、
20…切替回路、21…音声増幅回路、22…スピーカ
ー、23…バッテリ、24…太陽電池、25…三脚、2
6…操作部、27…扉、28…操作面、29…照準器、
30…盗難防止金具、31…把手、32…三脚、33…
扉、34…操作面、35…照準器、36…操作部、37
…盗難防止金具、38…把手
ス、5…発光素子、6…発光制御基板、7…窓、8…レ
ンズ、9…バッテリー、10…太陽電池、11…ケー
ス、12…窓、13…受光制御基板、14…受光素子、
15…レンズ、16…警報出力回路、17…音声合成回
路、18…直流増幅回路、19…可変周波数発振回路、
20…切替回路、21…音声増幅回路、22…スピーカ
ー、23…バッテリ、24…太陽電池、25…三脚、2
6…操作部、27…扉、28…操作面、29…照準器、
30…盗難防止金具、31…把手、32…三脚、33…
扉、34…操作面、35…照準器、36…操作部、37
…盗難防止金具、38…把手
Claims (2)
- 【請求項1】赤外線ビームを放射する送光機と該送光機
からの赤外線ビームを受光する受光機とから構成される
監視装置の光軸調整装置であって、 前記受光機が、 受光した赤外線ビームの強度に応じたレベルの受光信号
を発生する受光手段と、 前記受光信号のレベルに応じて可聴周波数の範囲で発振
周波数が変化する可聴周波数信号を発生する可変周波数
発振手段と、 前記可聴周波数信号を音響波として前記受光機の外部に
出力する音響波出力手段とを備えていることを特徴とす
る監視装置の光軸調整装置。 - 【請求項2】前記受光信号のレベルが所定値以下になっ
たときに警報信号を出力する警報出力手段と、 前記警報信号に応じて所定の警報メッセージの音声信号
を電子的に生成する音声合成手段と、 前記可変周波数発振手段の出力と前記音声合成手段の出
力を選択的に音響波出力手段に供給する切替手段とを更
に備えていることを特徴とする請求項1記載の監視装置
の光軸調整装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8015206A JPH09210851A (ja) | 1996-01-31 | 1996-01-31 | 監視装置の光軸調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8015206A JPH09210851A (ja) | 1996-01-31 | 1996-01-31 | 監視装置の光軸調整装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09210851A true JPH09210851A (ja) | 1997-08-15 |
Family
ID=11882406
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8015206A Pending JPH09210851A (ja) | 1996-01-31 | 1996-01-31 | 監視装置の光軸調整装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09210851A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016017923A (ja) * | 2014-07-10 | 2016-02-01 | シャープ株式会社 | 検出装置および解析システム |
JP2019012007A (ja) * | 2017-06-30 | 2019-01-24 | 竹中エンジニアリング株式会社 | 検知装置 |
JP2020012747A (ja) * | 2018-07-19 | 2020-01-23 | 竹中エンジニアリング株式会社 | 赤外線検知装置 |
-
1996
- 1996-01-31 JP JP8015206A patent/JPH09210851A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016017923A (ja) * | 2014-07-10 | 2016-02-01 | シャープ株式会社 | 検出装置および解析システム |
JP2019012007A (ja) * | 2017-06-30 | 2019-01-24 | 竹中エンジニアリング株式会社 | 検知装置 |
JP2020012747A (ja) * | 2018-07-19 | 2020-01-23 | 竹中エンジニアリング株式会社 | 赤外線検知装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040520 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040604 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041029 |