JPH06232818A - 光無線通信用送受信器の光軸合わせ方法及びそれを利用した光無線映像伝送装置 - Google Patents

光無線通信用送受信器の光軸合わせ方法及びそれを利用した光無線映像伝送装置

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JPH06232818A
JPH06232818A JP5032711A JP3271193A JPH06232818A JP H06232818 A JPH06232818 A JP H06232818A JP 5032711 A JP5032711 A JP 5032711A JP 3271193 A JP3271193 A JP 3271193A JP H06232818 A JPH06232818 A JP H06232818A
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transmission
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Kazutoshi Hirohashi
一俊 広橋
Nobuaki Kumagai
伸昭 熊谷
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Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光通信の光軸合わせを簡単に行える方法と、
その方法を利用した光無線映像伝送システムを提供す
る。 【構成】 光無線映像伝送システムは、狭い指向性を有
する信号伝送用の第一送信光4と、第一送信光4よりも
広い指向性を有する光軸合わせ用の第二送信光5とを発
生させる送信装置1と、受光素子8を有し、この受光素
子8で受光した光を電気的信号にして出力信号とする受
信装置2と、受信装置2からの出力信号に応じた映像出
力を表示することのできるモニタTV3とで構成され
る。第二送信光5の照射レベルに応じた粗調整レベル映
像をモニタTV3させ、それを用いて送信装置1の方向
粗調整を行い、その後、第一送信光4から伝送される映
像情報を用いて送信装置1の方向微調整を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光無線通信用送受信器
の光軸を簡単に合わせることが可能な光軸合わせ方法並
びにそれを利用した光無線映像伝送装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来より、光を用いて情報の空間伝送を
行う光通信技術がある。この光通信には、一般に赤外光
が用いられ、その発光素子としては、発光ダイオード
や、レーザダイオードなどの半導体発光素子が用いられ
ている。このような光通信において、送受信間距離を十
分にとりたい場合は、受信装置側に十分な光レベルを入
射させるように、送信装置より発する光ビームの指向性
を鋭く絞る必要がある。そこで、送信装置、及び受信装
置の光軸を合わせておかなくてはいけないのであるが、
指向性の狭い光ビームを用いることや、光ビームが目に
見えない赤外光を用いること等から、送受信装置の光軸
合わせは、大変煩わしい作業となる。そこで、従来よ
り、この光軸合わせを容易に行えるような光無線通信用
の送受信装置の提案がされている。
【0003】その一つの例として、送信装置から可視光
をピンポイントに絞って信号伝送用の赤外光と同一光
軸、或いは平行光軸にして一緒に送り、受信装置側に設
けた可視光反射手段に当て、その可視光反射手段により
反射させられた可視光を操作者が見ながら送信装置の方
向調整を行う送受信装置が特開昭62−110339号
公報により開示されている。また、この他の技術として
は送信装置に照準器を設置して、その照準器を見ながら
光軸を合わせる送受信装置や、受信装置側に受光レベル
検出用測定器を接続して二人一組で光軸合わせを行う送
受信装置もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の特開
昭62−110339号公報で開示されたような送受信
装置は、送信装置に光伝送の目的以外に使用する可視光
を発生させる構成を必要としている。送受信装置間の距
離を十分にとりたい場合などは、この可視光の発光出力
を十分大きいものにしなくてはならず、また、その構成
を追加する必要があるため、送信装置のコストアップと
なってしまう上に、装置が大型になってしまう。これ
は、送信装置に照準器を設置する場合も同じである。ま
た、可視光の光軸や、照準器の照準と、信号伝送用の赤
外光の光軸とを厳密に合わせておく必要があることも、
コストアップとなる。また、受光レベル検出用測定器を
受信装置に接続して二人一組で行う場合においても、受
光レベル検出用測定器を用意する必要があったり、人手
を要するなどの欠点があった。このように、従来の光通
信の送受信装置は、光軸合わせを簡単化しようとする
と、送受信装置のコストアップや、大型化となってしま
ったり、送受信装置のコストダウンや、小型化を行おう
とすると、光軸合わせの作業に手間が掛かる等の欠点を
有していた。
【0005】そこで、本発明は上記の点に着目してなさ
れたものであり、光無線伝送用送受信装置の光軸合わせ
を簡単に行える方法と、その方法を利用した光無線映像
伝送システムを提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するための手段として、第一の電気信号を、指向性の
狭い赤外光である第一の光信号に変換して送信を行う第
一の光学送信手段と、第二の電気信号を、前記第一の光
信号よりも指向性の広い赤外光である第二の光信号に変
換して送信を行う第二の光学送信手段と、を有し、前記
第一の光信号の照射エリアが、前記第二の光信号の照射
エリアの所定位置となるように設置した送信器と、前記
第一の光信号と、前記第二の光信号と、の光信号を受光
して電気信号に変換する光学受信手段と、を有する受信
器と、で構成した光無線通信用送受信器の光軸合わせ方
法であって、前記光学受信手段で受信した前記第二の光
信号の放射強度を、映像、或いは音声を表示する表示装
置に表示して、この表示出力を基に第一の光信号の照射
エリアの存在する前記所定位置を探索する前記送信器の
第一の方向調整と、第一の光信号により伝送された情報
を前記表示装置に表示して、この表示出力が最良の状態
となるようにする前記送信器の第二の方向調整と、を行
うことを特徴とする光無線通信用送受信器の光軸合わせ
方法を提供しようとするものである。
【0007】また本発明は、上記目的を達成するための
手段として、上記光無線通信用送受信器の光軸合わせ方
法を利用した光無線映像伝送装置において、映像情報を
有した前記第一の電気信号を、指向性の狭い赤外光であ
る第一の光信号に変換して送信を行う第一の光学送信手
段と、光軸合わせ用電気信号を、前記第一の光学送信手
段よりも指向性の広い赤外光である前記第二の光信号に
変換して送信を行う第二の光学送信手段と、を有してな
る前記送信器と、前記第一の光信号と、前記第二の光信
号と、の光出力を受光して電気信号に変換する光学受信
手段と、前記光学受信手段の出力信号より受光強度を検
出する前記検出手段と、前記検出手段の検出結果に応じ
た表示信号を生成する信号生成手段と、を有してなる受
信器と、前記信号生成手段の表示信号と、前記第一の送
信光により送信された映像情報とを表示する表示装置
と、で構成したことを特徴とする光無線映像伝送装置を
提供しようとするものである。
【0008】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の一実施例
を説明する。最初に、図1を用いて、本発明の光無線通
信用送受信器の光軸合わせ方法に付いて説明する。図1
は、本発明の光軸合わせ方法の原理を説明するための図
である。同図において、1は、光通信用の送信装置1で
あり、第一の電気信号に応じた第一の光信号である半値
全幅1度程度の狭指向性を有した赤外光4(以下、第一
送信光4と称する)を第一の発光素子7aより出力し、
第二の電気信号に応じた第二の光信号である半値全幅5
度程度の第一送信光4よりも広い指向性を有した赤外光
5(以下、第二送信光5と称する)を第二の発光素子7
bより出力する。
【0009】第一送信光4の照射エリア8は、同図に示
すように第二送信光5の照射エリア9内を照射するよう
に設定されている。この設定方法としては、第一の送信
光4の光軸と、第二の送信光5の光軸とが平行になるよ
う設置すれば良い。また、第二送信光5の放射強度分布
は、例えば中心部ほど高く、周辺部ほど低くなるように
してある。また、同図に示している第一の送信光4の光
軸は、第二送信光5の光軸と一致させてあるため、第二
送信光5の放射強度分布をモニタすることで、第一送信
光4の照射エリア8を容易に探し出すことができる。ま
た、第一送信光4は、例えばFM変調された映像電気信
号を光信号に変換したもので、そのキャリアを14MH
z、帯域幅12MHzに設定している。また、第二送信
光5は、第一送信光4の帯域以外の周波数帯の光信号
で、例えば、3MHz単一波としている。
【0010】2は、光通信用の受信装置2であり、受光
素子10を有し、この受光素子10で受光した光を電気
的信号にして出力信号とする。この受信装置2は、受光
素子10で受光した光信号をバンドパスフィルタを用い
て第一送信光4の電気信号と、第二送信光5の電気信号
とに分離して、それぞれの光信号により伝送された情報
を電気信号にして出力信号としている。例えば、第一送
信光4より映像情報が伝送された場合は、その映像情報
を復調して出力信号とする。また、第二送信光5の光信
号は、その放射強度を表す、レベル表示ビデオ信号とし
て出力する。3は、受信装置2からの出力信号に応じた
映像出力を表示することのできるモニタTV3である。
これら、送信装置1、受信装置2の構成は、後に添付図
面を参照しながら説明する。
【0011】次に、送信装置1、受信装置2、モニタT
V3を用いた光軸合わせ方法に付いて説明する。室内等
で光通信を行う場合などは、送信装置1、受信装置2の
距離はせいぜい数十m程度であるので目視により送信装
置1の方向を定める事で、広い範囲を照射できる第二送
信光5の照射エリアを、容易に受信装置2の受光素子1
0に定める事ができる。この時、モニタTV3には、第
二送信光5の照射レベルを示す粗調整レベル映像が表示
される。次に、モニタTV3に表示された照射レベルを
見ながら送信装置1の方向を調整し、第二送信光5の最
も放射強度の強い部分、即ち中心部分が受光素子10に
照射されるようにする(送信装置1の第一の方向調
整)。
【0012】次に、第二送信光5の中心部分が受光素子
10に照射されるようになったら、受光装置2の出力を
第一送信光4の出力に切り替える。上述のように、第二
送信光4の照射エリアの中心部分に第一送信光4の照射
エリアが存在するように設定されているため、この時点
で、受光素子10は、第一送信光4の照射エリア内にあ
る。次に、モニタTV3の表示を、第一送信光4に切り
替えると、第一送信光4により伝送された映像情報、ま
たは第一送信光4の放射強度を示す映像が表示される。
次に、モニタTV3の表示を見ながら、第一送信光4の
放射強度が最大になるように、即ちモニタTV3に表示
される映像情報が最良となるように、送信装置1の方向
を更に微調整する(送信装置1の第二の方向調整)。モ
ニタTV3に表示される映像情報が最良になった時点で
送信装置1と、受光装置2との光軸合わせは終了であ
る。
【0013】以上説明したように、本実施例の光無線通
信用送受信器の光軸合わせ方法は、情報伝送するための
狭指向性の赤外光である第一送信光4の照射エリア8を
探し出すためのガイド用赤外光である第二送信光5の照
射エリア9が、第一送信光4の照射エリア8を含む広い
範囲の照射エリアを有しているので、第二送信光5が赤
外光であっても目視により容易に受光素子10へ照射さ
せることができる。また、第二送信光5の最も放射強度
の高い部分(所定位置)に第一送信光4の照射エリア8
を設定して、第二送信光5の放射強度をモニタTV3に
よって表示させるので、第一送信光4の照射エリア8を
容易に探し出すことが可能である。
【0014】次に、本発明の光軸合わせ方法を利用した
光無線映像伝送システムの実施例について説明する。最
初に、図2を用いて光無線映像伝送システムの送信装置
に付いて説明する。図2は、光無線映像伝送システムの
送信装置の一実施例を示す概略構成図である。同図にお
いて、上記送信装置1の一実施例である送信装置11
は、図示しない外部の装置(例えばVTR)からのNT
SCコンポジット信号をFM変調し、光出力用の電気信
号に変換して出力信号とする映像変調器13、この映像
変調器13の出力信号を光信号にして出力する発光素子
LED1、この発光素子LED1の光信号出力を反射し
て平行光とするパラボラリフレクタ15、光軸合わせ用
の電気信号を発生するための電気信号発生器13、この
電気信号発生器13の出力信号に応じて光軸合わせ用の
光信号を出力するレンズ付きの発光素子である発光素子
LED2等で構成されている。上記発光素子LED1
は、上記パラボラリフレクタ15の焦点位置に設置さ
れ、更にこのパラボラリフレクタ15の反射光の光軸
と、発光素子LED2の光軸とが、平行になるようにパ
ラボラリフレクタ15、発光素子LED1、発光素子L
ED2が設置されている。ここで、上記パラボラリフレ
クタ15からの反射光は、上述の第一送信光4に相当
し、発光素子LED2から出力する光は上述の第二送信
光5に相当する。
【0015】ところで、パラボラリフレクタ15からの
反射光の光軸と、発光素子LED2の光の光軸と一致し
ていないが、発光素子LED2からの光は、パラボラリ
フレクタ15からの平行光よりも広い指向性を有してい
るため、数十m離れた受信装置に達するLED2の光の
照射エリアのほぼ中心部分に、パラボラリフレクタ15
からの反射光の照射エリアが位置するようになり、光軸
を正確に一致させなくとも、第二送信光5の照射エリア
9内の所定位置(実施例では中心部分)に第一送信光4
の照射エリア10存在するようになる。
【0016】このように本発明の光軸合わせ方法を利用
するための光無線映像伝送システムの送信装置1は、装
置を小型で簡単に、低コストで構成することが可能であ
る。
【0017】次に、図3を用いて本発明の光軸合わせ方
法を利用した光無線映像伝送システムの上記受信装置2
の実施例について説明する。図3は、光無線映像伝送シ
ステムの受信装置の第一の実施例を示す概略構成図であ
る。同図において、受信装置2の第一の実施例である受
信装置22は、上記第一送信光4、第二送信光5を受光
素子PDで受光し、それぞれの光信号を電気信号に変換
する受光器23、上記FM変調されたNTSCコンポジ
ット信号の帯域のみの信号を通すバンドパスフィルタ2
4、上記光軸合わせ用電気信号のキャリア周波数のみを
通すバンドパスフィルタ25、バンドパスフィルタ24
の出力信号であるFM変調されたNTSCコンポジット
信号を復調して映像信号として出力する映像復調器2
6、バンドパスフィルタ25の出力信号である光軸合わ
せ用信号の照射レベルを検出してその結果に応じた出力
信号を発生するレベル検出器27、このレベル検出器2
7の出力信号に応じた照射レベルを、モニタTVに例え
ばバーグラフで表示させるためのビデオ信号を生成する
レベル表示ビデオ信号生成器28等で構成されている。
また、この受信装置22には、上記モニタTV3が接続
される。
【0018】モニタTV3は、送信装置11と受信装置
22の光軸を合わせる場合には、受信装置22のレベル
表示ビデオ信号生成器28に接続され、レベル表示ビデ
オ信号生成器28で生成した第二送信光5の照射レベル
をバーグラフで表示する。操作者は、このモニタTV3
に表示されたバーグラフで表示された粗調整レベル映像
を見ながら、上述した光軸合わせの作業を行うことがで
きる。
【0019】ところで、上記送信装置11から出力させ
る光軸合わせ用の第二送信光5を単一キャリアではな
く、音声情報を有する光信号とすることで、映像だけで
なく、音声も伝送することができる。この場合、入力さ
れてくる音声信号を、3MHzのキャリアを用いたFM
変調信号を光出力用の電気信号に変換するような音声変
調器を電気信号発生器12の変わりに挿入し、上記バン
ドパスフィルタ25を上記受光器23の出力信号から音
声信号を取り出せるようにし、上記レベル検出器27を
音声信号のキャリアの照射レベルを検出するようにすれ
ばよい。また、受信側での第二送信光5の照射レベル表
示手段として、映像による表示ではなく、復調音声をそ
のまま再生して再生音のレベルや、品質をモニター材料
として利用すれば、受信装置に光軸合わせの粗調整用に
追加する要素がほとんど必要ないので、コスト削減にな
る。
【0020】このように音声信号を光軸合せのガイド光
とした光無線映像伝送システムの上記受信装置2の一例
を図4に示す。図4は、光無線映像伝送システムの受信
装置の第二の実施例を示す概略構成図である。同図にお
いて、受信装置32は、上記受光素子PD、上記受光器
23、上記バンドパスフィルタ24、受光器23の出力
信号から音声信号の帯域のみを通すバンドパスフィルタ
33、上記映像復調器26、バンドパスフィルタ33の
出力信号から音声信号のキャリアの照射レベルを検出す
るレベル検出器34、上記レベル表示ビデオ信号生成器
28、バンドパスフィルタ33から出力される音声信号
を復調する音声復調器35等で構成されている。また、
音声復調器35には、音声信号増幅用のAMP36を介
してスピーカ37が接続されている。上記音声信号を第
二送信光5とした送信装置、受信装置32の光軸を合わ
せる場合には、モニタTV3に表示される粗調整レベル
を見ながら行うと共に、スピーカ37より再生される再
生音をが最良となるようにして行う。
【0021】また、受信装置2は、光軸合わせの作業性
を向上させるため、種々の変更が可能である。以下、そ
の例を添付図面と共に説明する。図5は、光無線映像伝
送システムの受信装置の第三の実施例を示す概略構成図
である。同図において、受信装置2の第三の実施例であ
る受信装置42は、上記受光素子PD、上記受光器2
3、上記バンドパスフィルタ24,25、上記映像復調
器26、上記レベル検出器27、バンドパスフィルタ2
4の出力信号のレベルを検出してその結果に応じた信号
を出力するレベル検出器43、レベル検出器27の出力
信号のバーグラフビデオ表示信号と共に、レベル検出器
43の出力信号のバーグラフビデオ表示信号を生成する
レベル表示ビデオ信号生成器44等で構成されている。
【0022】この受信装置42には、モニタTV3が接
続され、光軸合わせの作業中には、その画面上に上記第
二送信光5の照射レベルを示すバーグラフによる粗調整
レベル映像と、上記第一送信光5の照射レベルを示すバ
ーグラフによる微調整レベル映像とが表示される。よっ
て、光軸合わせを行う操作者は、このモニタTV3に表
示された粗調整レベル映像と、微調整レベル映像とを同
時に見ながら作業を行うことができるので、送信装置の
方向微調整を第一送信光4により送信される映像情報の
表示出力で行うよりも、簡単に確実に行うことができ
る。
【0023】また、図6に示すように、操作者の使い勝
手を更に良くした受信装置も考えられる。図6は、光無
線映像伝送システムの受信装置の第四の実施例を示す概
略構成図である。同図において、受信装置2の第四の実
施例である受信装置52は、上記受光素子PD、上記受
光器23、上記バンドパスフィルタ24,25、上記映
像復調器26、上記レベル検出器27、上記レベル検出
器43、上記レベル表示ビデオ信号生成器44、レベル
検出器43の出力信号を検出し、第一送信光4の受信レ
ベルが所定レベル以上になったらモニタTV3への出力
信号をレベル表示ビデオ信号生成器44から映像復調器
26の出力信号に自動的に切り替えるスイッチSW54
等で構成されている。
【0024】この受信装置52には、モニタTV3が接
続され、光軸合わせの作業中には、その画面上に上記第
二送信光5の照射レベルを示すバーグラフによる粗調整
レベル映像と、上記第一送信光5の照射レベルを示すバ
ーグラフによる微調整レベル映像とが表示される。この
受信装置52では、第一送信光4の受信レベルがある一
定のレベル以上になったら、コンパレータ53によって
スイッチSW54が切り替えられ、モニタTV3への出
力が自動的に映像復調器26の出力信号に切り替えられ
る。このため、操作者は、光軸合わせの作業を終了した
ときにモニタTV3の接続を切り替える必要がないの
で、非常に使い勝手が良くなる。
【0025】以上説明したように、本発明の光軸合わせ
方法によれば、光軸合わせ作業を簡単に行うことがで
き、それを利用した光無線映像伝送システムの送信装
置、受信装置の追加要素は、非常に少なく、かつ簡単な
もので良いので、光無線映像伝送システムのコストを削
減することが可能である。
【0026】なお、上述の実施例において説明した光無
線映像伝送システムの送信装置、受信装置の構成は、本
発明の技術思想を説明するための一例を示したものであ
り、その構成は、適宜変更可能である。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光無線通
信用送受信器の光軸合わせ方法によれば、光学受信手段
で受信した第二の光学送信手段の放射強度を、映像、或
いは音声を表示する表示装置に表示して、この表示出力
を基に第一の光信号の照射エリアの存在する所定位置を
探索する送信器の第一の方向調整と、第一の光信号によ
り伝送された情報を表示装置に表示して、この表示出力
が最良の状態となるようにする前記送信器の第二の方向
調整と、を行うので、光無線通信用送受信器の光軸合わ
せを簡単にすることができる。 【】更に、この光無線通信用送受信器の光軸合わせ方法
において、送信器の第二の方向調整は、前記光学受信手
段で受信した第一の光信号の放射強度を、前記表示装置
に表示して、この表示出力を基に行うようにすること
で、第一の光信号により伝送された情報を用いて送信器
の方向調整を行うよりも正確に、かつ簡単に行うことが
できる。
【0028】また、本発明の光無線通信用送受信器の光
軸合わせ方法を利用した光無線映像伝送装置は、映像情
報を有した前記第一の電気信号を、指向性の狭い赤外光
である第一の光信号に変換して送信を行う第一の光学送
信手段と、光軸合わせ用電気信号を、前記第一の光学送
信手段よりも指向性の広い赤外光である前記第二の光信
号に変換して送信を行う第二の光学送信手段と、を有し
てなる前記送信器と、前記第一の光信号と、前記第二の
光信号と、の光出力を受光して電気信号に変換する光学
受信手段と、前記光学受信手段の出力信号より受光強度
を検出する前記検出手段と、前記検出手段の検出結果に
応じた表示信号を生成する信号生成手段と、を有してな
る受信器と、前記信号生成手段の表示信号と、前記第一
の送信光により送信された映像情報を表示する表示装置
と、で構成したので、光無線映像伝送システムのコスト
アップを最小限に抑えることができ、光軸合わせ用の第
二の光信号の光軸と、第一の光信号の光軸とを厳密に一
致させる必要がないので、製造コストも下げることが可
能であり、かつ上記光無線通信用送受信器の光軸合わせ
方法を利用するので、光軸合わせの作業を簡単に行うこ
とができる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光軸合わせ方法の原理を説明するため
の図である。
【図2】光無線映像伝送システムの送信装置の一実施例
を示す概略構成図である。
【図3】光無線映像伝送システムの受信装置の第一の実
施例を示す概略構成図である。
【図4】光無線映像伝送システムの受信装置の第二の実
施例を示す概略構成図である。
【図5】光無線映像伝送システムの受信装置の第三の実
施例を示す概略構成図である。
【図6】光無線映像伝送システムの受信装置の第四の実
施例を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1,11 送信装置(送信器) 2,22,32,42,52 受信装置(受信器) 3 モニタTV(表示装置) 4 第一送信光(第一の光信号) 5 第二送信光(第二の光信号) 12 映像変調器 13 電気信号発生器 15 パラボラリフレクタ 23 受光器(光学受信手段) 24,25 バンドパスフィルタ 26 映像復調器 27,43 レベル検出器(検出手段) 28,44 レベル表示ビデオ信号発生器(信号生成手
段) LED1 発光素子(第一の光学送信手段) LED2 発光素子(第二の光学送信手段) PD 受光素子(光学受信手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第一の電気信号を、指向性の狭い赤外光で
    ある第一の光信号に変換して送信を行う第一の光学送信
    手段と、 第二の電気信号を、前記第一の光信号よりも指向性の広
    い赤外光である第二の光信号に変換して送信を行う第二
    の光学送信手段と、 を有し、前記第一の光信号の照射エリアが、前記第二の
    光信号の照射エリアの所定位置となるように設置した送
    信器と、 前記第一の光信号と、前記第二の光信号と、の光信号を
    受光して電気信号に変換する光学受信手段を有する受信
    器と、 で構成した光無線通信用送受信器の光軸合わせ方法であ
    って、 前記光学受信手段で受信した前記第二の光信号の放射強
    度を、映像、或いは音声を表示する表示装置に表示し
    て、この表示出力を基に第一の光信号の照射エリアの存
    在する前記所定位置を探索する前記送信器の第一の方向
    調整と、 前記第一の光信号により伝送された情報を前記表示装置
    に表示して、この表示出力が最良の状態となるようにす
    る前記送信器の第二の方向調整と、 を行うことを特徴とする光無線通信用送受信器の光軸合
    わせ方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の光無線通信用送受信器の光
    軸合わせ方法において、 前記送信器の第二の方向調整は、前記光学受信手段で受
    信した第一の光信号の放射強度を、前記表示装置に表示
    して、この表示出力を基に行うことを特徴とする光無線
    通信用送受信器の光軸合わせ方法。
  3. 【請求項3】請求項1、又は請求項2の光無線通信用送
    受信器の光軸合わせ方法を利用した光無線映像伝送装置
    において、 映像情報を有した前記第一の電気信号を、指向性の狭い
    赤外光である第一の光信号に変換して送信を行う第一の
    光学送信手段と、 光軸合わせ用電気信号を、前記第一の光学送信手段より
    も指向性の広い赤外光である前記第二の光信号に変換し
    て送信を行う第二の光学送信手段と、 を有してなる前記送信器と、 前記第一の光信号と、前記第二の光信号と、の光出力を
    受光して電気信号に変換する光学受信手段と、 前記光学受信手段の出力信号より受光強度を検出する前
    記検出手段と、 前記検出手段の検出結果に応じた表示信号を生成する信
    号生成手段と、 を有してなる受信器と、 前記信号生成手段の表示信号と、前記第一の送信光によ
    り送信された映像情報とを表示する表示装置と、 で構成したことを特徴とする光無線映像伝送装置。
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