JP2016017923A - 検出装置および解析システム - Google Patents

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Abstract

【課題】太陽電池を電力供給源として用いる検出装置において、従来よりも小型化した検出装置を提供する。【解決手段】行動検出装置(1)は、検知対象(120)の動作を検知するセンサ(11)と、光(L1)を受光することによって発電した電力をセンサ(11)に与える色素増感太陽電池(10)と、を備えており、色素増感太陽電池(10)の受光面(10f)とセンサ(11)の検出面(11f)とは、互いに平行に設けられている。【選択図】図2

Description

本発明は、検出対象の動作を検出する検出装置に関する。
デパート、スーパーマーケット、およびイベント会場等の施設では、商品の販売促進のために、商品の陳列順序および在庫管理の最適化が求められる。そして、最適化のためには、動線情報を得ることが必要となる。
動線情報とは、施設の利用者がどのような動作をして商品を購入するかを示す情報である。動線情報を解析した結果に基づいて、施設のレイアウト設計等(例えば、商品の棚割り)が最適化される。それゆえ、動線情報は、施設における商品の販売促進のために重要な情報である。
このため、動線情報を得るための様々な技術が提案されている。例えば、特許文献1には、各アクセスポイント(販売領域の一部の領域)に設けられたパーソナルコンピュータと、利用者(顧客)が携帯する携帯型情報端末との間で近距離無線通信を行うことによって、当該パーソナルコンピュータが各アクセスポイントにおける利用者の滞在時間を計測する顧客動向解析システムが開示されている。上記パーソナルコンピュータは、検出対象である顧客の動作を検出する検出装置であると見なすことができる。
一方、特許文献2には、電源としての太陽電池をより効率的に利用する技術が開示されている。具体的には、特許文献2には、色素増感太陽電池(Dye Sensitized Solar Cell,DSC)に照射される光量を光センサによって検知し、当該光量が一定値以下になった時にのみ、予備電源(例えば、商用電源)からの電力供給が行われる電気管理システムが開示されている。
特開2002−109135号公報(2002年4月12日公開) 特開2012−248690号公報(2012年12月13日公開)
フジクラ技報 第120号 p.42−48 「色素増感太陽電池の屋外発電特性」
しかしながら、特許文献1には、パーソナルコンピュータの電源として、太陽電池を用いる点については、開示も示唆もされていない。
また、特許文献2の発明では、太陽電池が発電した電力は、家電機器等に使用され、検出対象の動作を検出するセンサはそもそも用いられていない。
従って、特許文献1および2を組み合わせても、上記センサを駆動する電源として太陽電池を用いる検出装置を小型化するための知見は得られない。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、その目的は、太陽電池を電力供給源として用いる検出装置において、従来よりも小型化した検出装置を提供することである。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る検出装置は、検知対象の動作を検知するセンサと、光を受光することによって発電した電力を上記センサに与える色素増感太陽電池と、を備えており、上記色素増感太陽電池の受光面と上記センサの検出面とは、互いに平行に設けられている。
本発明の一態様に係る検出装置によれば、太陽電池を電力供給源として用いる検出装置において、検出装置を従来よりも小型化することができるという効果を奏する。
本発明の実施形態1に係る解析システムの構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施形態1に係る行動検出装置の要部の概略的な構成を示す図である。 色素増感太陽電池およびシリコン太陽電池のそれぞれにおける、入射光強度と変換効率との関係を示す図である。 本発明の実施形態1に係る行動検出装置の比較例としての行動検出装置の要部の概略的な構成を示す図である。 本発明の実施形態2に係る行動検出装置の要部の概略的な構成を示す図である。 本発明の実施形態3に係る解析システムの構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施形態3に係る行動検出装置の要部の概略的な構成を示す図である。 本発明の実施形態4に係る解析システムの構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施形態4に係る行動検出装置の要部の概略的な構成を示す図である。 本発明の実施形態5に係る行動検出装置の要部の概略的な構成を示す図である。
〔実施形態1〕
本発明の実施形態1について、図1〜図3に基づいて説明すれば、以下の通りである。
(解析システム100の構成)
図1は、本実施形態の解析システム100の構成を示す機能ブロック図である。解析システム100は、行動検出装置1(検出装置)および行動解析装置90を備えている。
解析システム100は、検知対象120の動作を検出し、当該動作を解析する機能を有する。以下、解析システム100が屋外の施設に設けられている場合を例示して説明を行う。しかしながら、解析システム100が設けられる位置は、必ずしも屋外に限定される必要はない。例えば、屋内の施設に解析システム100が設けられてもよい。
また、本実施形態では、検知対象120が人である場合を例示して説明を行う。しかしながら、検知対象120は、必ずしも人に限定される必要はなく、解析システム100によって動作を検知することが可能な任意の対象物(例えば、動物または物体)であってよい。
(行動検出装置1)
行動検出装置1は、色素増感太陽電池10、センサ11、および発信器12を備えている。
色素増感太陽電池10は、光エネルギーを電気エネルギーに変換する太陽電池の一種である。色素増感太陽電池10は、光源110からの光L1を受光面10fにおいて受光することによって発電した電力を、センサ11に与える。
従って、行動検出装置1は、色素増感太陽電池10を電力供給源として用いる検出装置であると言える。
後述するように、色素増感太陽電池10は、受光面10fに対する光の入射角θに対する変換効率(光エネルギーを電気エネルギーに変換する効率)の依存性が低いという特性を有している。このため、光L1が受光面10fにほぼ垂直に入射しない(θ≒0°でない)場合であっても、色素増感太陽電池10は、高い変換効率を実現することができる。
なお、本実施形態では、行動検出装置1が屋外に設けられているため、光源110としては、太陽を利用することができる。この場合、光L1は太陽光である。他方、行動検出装置1が屋内に設けられている場合には、光源110としては、屋内の照明装置を利用することができる。この場合、光L1は照明光である。
センサ11は、検知対象120の動作を検知する機能を有する。センサ11は、色素増感太陽電池10から与えられた電力によって駆動される。
センサ11は、検知対象120の動作を検知した検知結果を、発信器12に与える。発信器12は、センサ11から与えられた検知結果を、行動解析装置90に設けられた受信器91へ発信する。
なお、本実施形態では、発信器12が行動検出装置1の内部に設けられている構成が例示されている。しかしながら、発信器12は、センサ11と通信可能であるように構成されていれば、行動検出装置1の外部に設けられていてもよい。
センサ11によって取得された検知結果は、検知対象120の動作を示す動線情報(例えば、センサ11による検知が可能な領域(以下、検知領域と称する)における、検知対象120の滞在時間を示す情報)として利用可能である。
センサ11としては、例えば光センサ(赤外光センサまたは可視光センサ)を用いることができる。但し、センサ11は、必ずしも光センサのみに限定されず、温度センサ等であってもよい。センサ11の種類は特に限定される必要はない。
本実施形態では、センサ11が反射型の近赤外光センサである場合を例示して説明する。この場合、センサ11は、近赤外光を出射する投光素子と、近赤外光を検知する受光素子とを有している(投光素子および受光素子は不図示)。
また、図2は、行動検出装置1の要部の概略的な構成を示す図である。図2に示されているように、センサ11は、検知対象120に向けて、近赤外光L2を出射する。
そして、センサ11は、近赤外光L2が検知対象120によって反射された光である近赤外光L3を検知する。具体的には、センサ11は、検出面11fにおいて、近赤外光L3を検知する。検出面11fは、例えばセンサ11の基板であってよい。
このように、センサ11は、近赤外光L2およびL3を用いて検知対象120の動作を検知する。なお、センサ11によって検知対象120の動作を適切に検知するために、検出面11fは、検知対象120に対向するように配置されている。
また、図2に示されているように、行動検出装置1において、色素増感太陽電池10の受光面10fおよびセンサ11の検出面11f(または基板)は、互いに平行に配置されている。
図2では、色素増感太陽電池10およびセンサ11が、同一の仮想的な平面上(仮想平面上)に位置している構成(換言すれば、色素増感太陽電池10が設けられている平面と、センサ11が設けられている平面とが、同一の仮想平面上に存在している構成)が例示されている。
但し、本実施形態において、「受光面10fおよび検出面11fが、互いに平行である」状態とは、「受光面10fと、検出面11fとが、完全に平行である」状態のみを意味するものではないことに注意されたい。
具体的には、「受光面10fおよび検出面11fが、互いに平行である」状態とは、「受光面10fと、検出面11fとが、行動検出装置1の製作公差の許容範囲内の角度において、互いに傾いている」状態をも意味するものと理解されてよい。
(行動解析装置90)
行動解析装置90は、受信器91、解析部92(解析手段)、出力部93(出力手段)、および記憶部94を備えている。
受信器91は、発信器12から発信された検知結果を受信する。受信器91は、当該検知結果を、解析部92および記憶部94に与える。
解析部92は、受信器91から与えられた検知結果を解析し、行動解析情報を生成する。解析部92は、当該行動解析情報を、出力部93へ与える。
行動解析情報は、例えば、検知領域における顧客吸引力を示す情報である。この場合、検知領域における検知対象120の滞在時間が長いほど、当該検知領域は高い顧客吸引力を有していると判断される。従って、行動解析情報は、施設の設計者にとって、当該施設のレイアウト設計を検討するための有益な情報となる。
出力部93は、解析部92から与えられた行動解析情報を、外部装置へ出力する。外部装置は、例えば表示装置であってよい。この場合、表示装置に行動解析情報を文字データ(数値)または画像データ(グラフ)として表示させることにより、施設の設計者に行動解析情報を容易に確認させることができる。
なお、本実施形態では、出力部93からの行動解析情報の出力対象となる装置が、解析システム100の外部に設けられた外部装置である構成が例示されている。しかしながら、当該装置は、解析システム100の内部に設けられてもよい。例えば、行動解析装置90の内部に、上述の表示装置が設けられてもよい。
記憶部94は、受信器91から与えられた検知結果を格納する記憶装置である。また、記憶部94は、解析部92が実行する各種のプログラム、および、プログラムによって使用されるデータを格納する。解析部92の機能は、記憶部94に記憶されたプログラムを、CPU(Central Processing Unit)が実行することによって実現されてよい。
(比較例としての解析システム100x)
以下、図4を参照して、本実施形態の解析システム100の効果を説明するために、比較例としての解析システム100xについて説明する。
比較例としての解析システム100xは、本実施形態の解析システム100において、行動検出装置1を行動検出装置1xに置き換えることによって得られる構成である。
行動検出装置1xは、シリコン太陽電池10xおよびセンサ11を備えている。すなわち、比較例における行動検出装置1xは、本実施形態における行動検出装置1において、色素増感太陽電池10を、シリコン太陽電池10xに置き換えることによって得られる構成である。
図4は、行動検出装置1xの要部の概略的な構成を示す図である。図4に示されているように、行動検出装置1xにおいて、光源110からの光L1がシリコン太陽電池10xの受光面10xfにほぼ垂直に入射するように、シリコン太陽電池10xが配置されている。このため、シリコン太陽電池10xの受光面10xfおよびセンサ11の検出面11fは、互いに平行に配置されていない。
ここで、非特許文献1を参照して、光L1が受光面10xfにほぼ垂直に入射するように、シリコン太陽電池10xが配置されている理由について説明する。以下、光が太陽電池の受光面に垂直に入射する場合をθ=0°として、太陽電池の受光面に対する光の入射角θを規定する。
非特許文献1には、色素増感太陽電池(DSC)およびシリコン太陽電池のそれぞれにおける、変換効率の角度依存性(すなわち、入射角θと各太陽電池の変換効率との間の関係)が示されている。具体的には、以下の(A)および(B)が示されている。
(A)色素増感太陽電池の場合には、入射角θの値が変化しても、変換効率はほぼ同一の値となる。すなわち、色素増感太陽電池の変換効率は、入射角θへの依存性が低いという特性を有している。
(B)シリコン太陽電池の場合には、入射角がθ=0°の場合に最大の変換効率が実現される一方で、入射角θが増加するにつれて、変換効率が有意に低下する。すなわち、シリコン太陽電池の変換効率は、入射角θに大きく依存する特性を有している。
このため、行動検出装置1xでは、センサ11を駆動するための十分な電力をシリコン太陽電池10xによって発電するためには、光L1が受光面10xfにほぼ垂直に入射するように、シリコン太陽電池10xが配置される必要がある。
他方、上述のように、センサ11の検出面11fは、検知対象120に対向するように配置されている。このため、行動検出装置1xでは、受光面10xfおよび検出面11fのそれぞれは、互いに異なる方向に向けて配置される必要がある。
それゆえ、行動検出装置1xでは、受光面10xfおよび検出面11fを、互いに平行に配置することができない。このため、行動検出装置1xを十分に小型化することができないという問題が生じる。
(解析システム100の効果)
本実施形態の行動検出装置1では、受光面10fおよび検出面11fが互いに平行に配置されている(上述の図2を参照)。上述したように、色素増感太陽電池10の変換効率は、入射角θへの依存性が低いため、センサ11を駆動するための十分な電力を、色素増感太陽電池10によって発電することができるためである。
それゆえ、本実施形態の行動検出装置1によれば、行動検出装置1を従来よりも小型化することができるという効果を奏する。また、行動検出装置1を備えた解析システム100についても、従来よりも小型化することができる。
次に、図3を参照して、本実施形態の行動検出装置1の別の効果について説明する。図3は、色素増感太陽電池(DSC)およびシリコン太陽電池(p−Si)のそれぞれにおける、入射光強度と変換効率との関係を示すグラフである。
図3に示されているように、入射光強度が比較的大きい場合(例えば、10mW/cmを上回る場合)には、シリコン太陽電池の変換効率は、色素増感太陽電池の変換効率に比べて高い。しかしながら、入射光強度が比較的小さい場合(例えば、1mW/cmを下回る場合)には、色素増感太陽電池の変換効率は、シリコン太陽電池の変換効率に比べて高い。
従って、入射光強度が比較的小さい場合には、行動検出装置1の色素増感太陽電池10は、行動検出装置1xのシリコン太陽電池10xに比べて、高い変換効率によって発電を行うことができる。
それゆえ、光源110からの光L1の強度が小さい場合(例えば、日照量が乏しい屋外の施設、または照明光の光量が乏しい屋内の施設に行動検出装置1が設置されている場合)においても、本実施形態の行動検出装置1は、センサ11を駆動するために十分な電力を発電することができる。このため、行動検出装置1の設置の自由度が、従来よりも向上するという効果を奏する。
〔変形例〕
上述のように、検知対象120が人である場合には、解析システム100において生成された行動解析情報は、顧客吸引力を検討するための情報として利用される。
他方、検知対象120が人でない場合(例えば、検知対象120が動物または物体である場合)には、解析システム100において生成された行動解析情報は、施設の安全性および防犯対策等を検討するための情報として利用されてよい。
例えば、行動解析情報に基づき、検知領域における検知対象120の滞在時間がより短くなるように施設の設計を行うことにより、施設の安全性を向上させることができる。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について、図5に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
(解析システム200の構成)
本実施形態の解析システム200は、実施形態1の解析システム100において、行動検出装置1を、行動検出装置2(検出装置)に置き換えることによって実現される。
なお、本実施形態の解析システム200の機能は、実施形態1の解析システム100と同様である。従って、解析システム200の基本的な構成は、上述の図1と同様であるため、解析システム200の構成を示す機能ブロック図については省略する。
(行動検出装置2)
図5は、行動検出装置2の要部の概略的な構成を示す図である。行動検出装置2は、色素増感太陽電池10、センサ11、発信器12、および基板23を備えている。すなわち、本実施形態の行動検出装置2は、実施形態1の行動検出装置1に、基板23を付加することによって実現される。
図5に示されているように、行動検出装置2において、色素増感太陽電池10、センサ11、および発信器12は、基板23の支持面(すなわち、同一の平面)に支持されている。それゆえ、色素増感太陽電池10、センサ11、および発信器12は、基板23の支持面に互いに平行に配置されている。
なお、色素増感太陽電池10、センサ11、および発信器12のそれぞれを支持する基板23は、別体の3つの基板であってもよい。この場合には、当該3つの基板が、同一の仮想平面上に存在するように配置されていればよい。
(解析システム200の効果)
図5に示されているように、本実施形態の行動検出装置2では、色素増感太陽電池10およびセンサ11が同一の平面上(または、同一の仮想平面上)に配置されている。従って、受光面10fおよび検出面11fが同一の平面上に配置されないように、互いに平行に位置している場合に比べて、行動検出装置をさらに小型化することができる。
さらに、本実施形態の行動検出装置2では、色素増感太陽電池10およびセンサ11に加えて、発信器12もが同一の平面上(または、同一の仮想平面上)に配置されている。従って、発信器12が色素増感太陽電池10およびセンサ11と同一の平面上に配置されていない場合に比べて、行動検出装置をさらに小型化することができる。
このように、本実施形態の行動検出装置2によれば、実施形態1の行動検出装置1に比べて、行動検出装置をさらに小型化することができるという効果を奏する。また、解析システム200についても、実施形態1の解析システム100よりもさらに小型化することができる。
〔実施形態3〕
本発明の他の実施形態について、図6および図7に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
(解析システム300の構成)
図6は、本実施形態の解析システム300の構成を示す機能ブロック図である。本実施形態の解析システム300は、実施形態1の解析システム100において、行動検出装置1を、行動検出装置3(検出装置)に置き換えることによって実現される。
(行動検出装置3)
行動検出装置3は、出射ユニット3aおよび受光ユニット3bを備えている。後述するように、出射ユニット3aに設けられた近赤外光出射部31aは、検知対象120を検知するための近赤外光を出射する。また、受光ユニット3bに設けられた近赤外光検知部31bは、近赤外光出射部31aから出射され、検知対象120を透過した近赤外光を検知する。
出射ユニット3aは、色素増感太陽電池30aおよび近赤外光出射部31aを備えている。また、受光ユニット3bは、色素増感太陽電池30b、近赤外光検知部31b、および発信器12を備えている。
色素増感太陽電池30aおよび30bは、実施形態1と同様に、光源110からの光を受光し、発電を行う。色素増感太陽電池30aは、光源110からの光L1を受光面30afにおいて受光し、発電した電力を近赤外光出射部31aに与える。また、色素増感太陽電池30bは、光源110からの光L1を受光面30bfにおいて受光し、発電した電力を近赤外光検知部31bに与える。
さらに、色素増感太陽電池30aおよび30bには、波長700nm以上の光に対する吸収特性を有する増感色素が含まれている。このため、後述するように、色素増感太陽電池30bは、近赤外光(具体的には、近赤外光出射部31aから出射され、検知対象120を透過して色素増感太陽電池30bに入射する近赤外光L5)を受光することによっても、発電を行うことができる。
なお、本実施形態において、色素増感太陽電池30aおよび30bに含まれる増感色素としては、可視光領域および近赤外光領域の波長の光に対する吸収特性を有する種々の増感色素を用いることができる。
具体的には、増感色素として有機色素を用いる場合には、例えば、アゾ系色素、キノン系色素、キノンイミン系色素、キナクリドン系色素、スクアリリウム系色素、シアニン系色素、メロシアニン系色素、トリフェニルメタン系色素、キサンテン系色素、ポルフィリン系色素、ペリレン系色素、インジゴ系色素、およびナフタロシアニン系色素等を用いることができる。
また、増感色素として金属錯体色素を用いる場合には、Cu、Ni、Fe、Co、V、Sn、Si、Ti、Ge、Cr、Zn、Ru、Mg、Al、Pb、Mn、In、Mo、Y、Zr、Nb、Sb、La、W、Pt、Ta、Ir、Pd、Os、Ga、Tb、Eu、Rb、Bi、Se、As、Sc、Ag、Cd、Hf、Re、Au、Ac、Tc、Te、およびRh等の金属を用いることができる。なお、金属錯体色素としては、フタロシアニン系色素およびルテニウム系金属錯体色素等が特に好適である。
また、増感色素を多孔性半導体層に強固に吸着させるために、増感色素は、カルボン酸基、カルボン酸無水基、アルコキシ基、ヒドロキシル基、ヒドロキシアルキル基、スルホン酸基、エステル基、メルカプト基、およびホスホニル基等のインターロック基を分子中に有することが好ましい。なお、インターロック基としては、カルボン酸基またはカルボン酸無水基が特に好適である。
続いて、近赤外光出射部31aおよび近赤外光検知部31bについて説明する。近赤外光出射部31aは、近赤外光を出射する投光素子(不図示)を備えている。近赤外光出射部31aは、透過型の近赤外光センサの赤外光源として機能する。
また、近赤外光検知部31bは、近赤外光を検知する受光素子(不図示)を備えている。近赤外光検知部31bは、透過型の近赤外光センサの検知部として機能する。
図7は、行動検出装置3の要部の概略的な構成を示す図である。図7に示されているように、近赤外光出射部31aと近赤外光検知部31bとは、互いに対向している。
従って、近赤外光出射部31aは、色素増感太陽電池30bと対向している。また、近赤外光検知部31bは、色素増感太陽電池30aと対向している。
また、近赤外光出射部31aと近赤外光検知部31bとの間には、検知対象120が存在している。
近赤外光出射部31aは、出射面31afから検知対象120に向けて、近赤外光L4を出射する。そして、近赤外光検知部31bは、出射面31afから出射され、検知対象120を透過した近赤外光L4を、検出面31bfにおいて検知する。
このように、近赤外光検知部31bは、近赤外光出射部31aから出射された近赤外光L3を用いて検知対象120の動作を検知する。
より具体的には、近赤外光検知部31bにおける、(i)検知対象120が近赤外光出射部31aと近赤外光検知部31bとの間に存在していない場合の近赤外光L4の受光量と、(ii)検知対象120が近赤外光出射部31aと近赤外光検知部31bとの間に存在している場合の近赤外光L4の受光量との差の値(変化量)に基づいて、検知対象120の動作が検知される。
近赤外光検知部31bは、検知対象120の動作を検知した検知結果を、発信器12に与える。解析システム300の以降の動作については、実施形態1の解析システム100と同様であるので、説明を省略する。
(解析システム300の効果)
上述したように、近赤外光出射部31aから検知対象120に向けて出射された近赤外光は、検知対象120を透過する。このため、検知対象120を透過した近赤外光の一部は、近赤外光検知部31bの検出面31bfでなく、色素増感太陽電池30bの受光面30bfに入射する。以下、検知対象120を透過し、色素増感太陽電池30bに入射する近赤外光を、近赤外光L5として表す。
さらに、上述したように、色素増感太陽電池30bには、波長700nm以上の光に対する吸収特性を有する増感色素が含まれている。従って、色素増感太陽電池30bは、光源110からの光L1に加えて、近赤外光L5を受光面30bfにおいて受光することによっても、発電を行うことができる。
それゆえ、本実施形態の行動検出装置3によれば、色素増感太陽電池30bの発電量をさらに増大することができる。このため、行動検出装置3の設置の自由度が、さらに向上するという効果を奏する。同様に、行動検出装置3を備えた解析システム300の設置の自由度もまた向上する。
例えば、本実施形態の行動検出装置3は、光源110からの光L1の強度が十分でない場所(例えば、照明光が薄暗い場所)にも設置することができる。
〔実施形態4〕
本発明の他の実施形態について、図8および図9に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
(解析システム400の構成)
図8は、本実施形態の解析システム400の構成を示す機能ブロック図である。本実施形態の解析システム400は、実施形態1の解析システム100において、行動検出装置1を、行動検出装置4(検出装置)に置き換えることによって実現される。
(行動検出装置4)
行動検出装置4は、色素増感太陽電池10、センサ11、発信器12、および蓄電デバイス43を備えている。すなわち、本実施形態の行動検出装置4は、実施形態1の行動検出装置1において、蓄電デバイス43を付加することによって実現される。
蓄電デバイス43は、電力を蓄える機能を有する。蓄電デバイス43は、例えば、リチウムイオン電池、ニッケル水素電池、ニッケル・カドミウム電池、および蓄電池等の二次電池であってよい。
また、蓄電デバイス43は、必ずしも二次電池に限定される必要はない。例えば、蓄電デバイス43は、電気二重層キャパシタまたは電解コンデンサ等の蓄電素子であってもよい。
(解析システム400の効果)
光源110からの光L1の強度が十分に大きい場合には、色素増感太陽電池10は、センサ11を駆動するために必要とされる量よりも多くの電力を発電することができる。
本実施形態の行動検出装置4によれば、色素増感太陽電池10が発電した全ての電力から、センサ11を駆動するために必要とされる電力を差し引いた電力(すなわち、余剰電力)を、蓄電デバイス43によって蓄えることができる。
従って、一時的に光L1の強度が低下し(例えば、一時的に天候が悪化した場合)、色素増感太陽電池10がセンサ11を駆動するために必要とされる電力を発電することができない状況が生じたとしても、蓄電デバイス43に蓄えられた余剰電力を用いて、センサ11を駆動することができる。
それゆえ、行動検出装置4をより安定して動作させることができるという効果を奏する。同様に、解析システム400をより安定して動作させることができる。
なお、色素増感太陽電池10によって発電される電力が所定の値を下回った場合にのみ、蓄電デバイス43からセンサ11に余剰電力が与えられるように、行動検出装置4を構成することにより、センサ11に余剰電力が適切に与えられる。
また、本実施形態の行動検出装置4によれば、色素増感太陽電池10が発電した全ての電力を蓄電デバイス43に蓄え、蓄電デバイス43に蓄えられた電力を用いて、センサ11を駆動してもよい。
また、図9は、行動検出装置4の要部の概略的な構成を示す図である。図9に示されているように、行動検出装置4において、色素増感太陽電池10、センサ11、および蓄電デバイス43は、同一の平面上に配置されている。
従って、色素増感太陽電池10、センサ11、および蓄電デバイス43は、互いに平行に配置されている。また、色素増感太陽電池10、センサ11、および蓄電デバイス43は、例えば、共通の基板(不図示)の支持面に配置されていてもよい。
なお、色素増感太陽電池10、センサ11、および蓄電デバイス43のそれぞれを支持する基板は、別体の3つの基板であってもよい。この場合には、当該3つの基板が、同一の仮想平面上に存在するように配置されていればよい。
本実施形態の行動検出装置4によれば、実施形態2の行動検出装置2と同様に、行動検出装置をさらに小型化することができるという効果を奏する。同様に、解析システム400をさらに小型化することができる。
〔実施形態5〕
本発明の他の実施形態について、図10に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
(解析システム500の構成)
本実施形態の解析システム500は、実施形態1の解析システム100において、行動検出装置1を、行動検出装置5(検出装置)に置き換えることによって実現される。
なお、本実施形態の解析システム500の機能は、実施形態1の解析システム100と同様である。従って、解析システム500の基本的な構成は、上述の図1と同様であるため、解析システム500の構成を示す機能ブロック図については省略する。
(行動検出装置5)
図10は、行動検出装置5の要部の概略的な構成を示す図である。図10に示されているように、行動検出装置5は、施設の建造物(例えば、スーパーマーケットの店舗)の壁面530に設けられている。換言すれば、行動検出装置5は、壁面530と同一の平面上に設置されている。
従って、本実施形態の行動検出装置5は、壁面530に設けられているという点において、実施形態1の行動検出装置1と異なっている。
(解析システム500の効果)
本実施形態の行動検出装置5は、壁面530に設けられているため、実施形態1の行動検出装置に比べて、行動検出装置を配置するためのスペースをさらに節約することができるという効果を奏する。
同様に、本実施形態の解析システム500によれば、実施形態1の解析システム100に比べて、解析システムを配置するためのスペースをさらに節約することができる。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る検出装置(行動検出装置1)は、検知対象(120)の動作を検知するセンサ(11)と、光(L1)を受光することによって発電した電力を上記センサに与える色素増感太陽電池(10)と、を備えており、上記色素増感太陽電池の受光面(10f)と上記センサの検出面(11f)とは、互いに平行に設けられている。
上述したように、色素増感太陽電池は、光が受光面に垂直に入射しない場合であっても、光が受光面に垂直に入射する場合とほぼ等しい変換効率を実現することができる。
従って、上記の構成によれば、色素増感太陽電池の受光面をセンサの検出面と平行に配置した場合であっても、色素増感太陽電池は、センサを駆動するための十分な電力を発電することができる。
ここで、センサを駆動するための電源として、色素増感太陽電池に替えてシリコン太陽電池を用いる場合について考える。上述したように、シリコン太陽電池は、光が受光面に垂直に入射しない場合には、光が受光面に垂直に入射する場合に比べて、変換効率が有意に低下する特性を有している。
このため、シリコン太陽電池を用いた場合には、光がシリコン太陽電池の受光面にほぼ垂直に入射するように、シリコン太陽電池を配置する必要がある。他方、検知対象の動作を適切に検知するためには、センサの検出面を検知対象に対向するように配置する必要がある。
それゆえ、シリコン太陽電池を用いた場合には、シリコン太陽電池の受光面およびセンサの検出面のそれぞれを、互いに異なる方向に向けて配置する必要が生じる。
しかしながら、本発明の一態様に係る検出装置によれば、色素増感太陽電池の受光面をセンサの検出面と平行に配置することが可能となるため、太陽電池を電力供給源として用いる検出装置において、検出装置を従来よりも小型化することができるという効果を奏する。
また、本発明の態様2に係る検出装置は、上記態様1において、上記色素増感太陽電池と上記センサとは、同一の仮想平面上に設けられていることが好ましい。
上記の構成によれば、色素増感太陽電池とセンサとが同一の仮想平面上に配置されないように互いに平行に位置している場合に比べて、検出装置をさらに小型化することができるという効果を奏する。
また、本発明の態様3に係る検出装置は、上記態様1または2において、上記センサによる検知結果を外部に発信する発信器(12)をさらに備え、上記色素増感太陽電池と上記センサと上記発信器とは、同一の仮想平面上に設けられていることが好ましい。
上記の構成によれば、発信器が検出装置に設けられている場合にも、検出装置をさらに小型化することができるという効果を奏する。
また、本発明の態様4に係る検出装置は、上記態様1から3のいずれか1つにおいて、上記センサは、上記検知対象に向けて近赤外光を出射する近赤外光出射部(31a)と、上記近赤外光のうち、上記検知対象を透過した近赤外光を検知する近赤外光検知部(31b)と、を備えており、上記近赤外光出射部は、上記色素増感太陽電池と対向しており、上記色素増感太陽電池は、上記近赤外光に対する吸収特性を有する増感色素を含んでいることが好ましい。
上記の構成によれば、近赤外光出射部から出射され、検知対象を透過した近赤外光の一部は、上記近赤外光出射部と対向する色素増感太陽電池に入射する。
そして、色素増感太陽電池が近赤外光に対する吸収特性を有する増感色素を含んでいることにより、上述の近赤外光の一部が色素増感太陽電池に入射した場合にも、色素増感太陽電池による発電が行われる。それゆえ、色素増感太陽電池の発電量を増加させることができるという効果を奏する。
また、本発明の態様5に係る検出装置は、上記態様1から4のいずれか1つにおいて、上記電力を蓄える蓄電デバイス(43)をさらに備えていることが好ましい。
上記の構成によれば、色素増感太陽電池が発電した全ての電力から、センサを駆動するために必要とされる電力を差し引いた電力(すなわち、余剰電力)を、蓄電デバイスに蓄えることができる。
従って、色素増感太陽電池に入射する光の強度が一時的に低下した場合であっても、蓄電デバイスに蓄えられた余剰電力を用いて、センサを駆動することができる。それゆえ、検出装置をより安定して動作させることができるという効果を奏する。
また、本発明の態様6に係る検出装置は、上記態様5において、上記色素増感太陽電池と上記センサと上記蓄電デバイスとは、同一の仮想平面上に設けられていることが好ましい。
上記の構成によれば、蓄電デバイスが設けられている場合にも、検出装置をさらに小型化することができるという効果を奏する。
また、本発明の態様7に係る検出装置は、上記態様1から6のいずれか1つにおいて、壁面(530)に設けられていることが好ましい。
上記の構成によれば、検出装置を配置するためのスペースをさらに節約することができるという効果を奏する。
また、本発明の態様8に係る解析システム(100)は、上記センサによる検知結果を外部に発信する発信器がさらに設けられた上記態様1から7のいずれか1つに係る検出装置と、上記検知結果を受信する受信器(91)と、上記検知結果を解析する解析手段(解析部92)と、を備えていることが好ましい。
上記の構成によれば、本発明の一態様に係る検出装置によって検知された検知結果を解析する解析システムを実現することができるという効果を奏する。
また、本発明の態様9に係る解析システムは、上記態様8において、上記検知結果を解析した結果を出力する出力手段(出力部93)をさらに備えていることが好ましい。
上記の構成によれば、出力手段によって、検知結果を解析した結果(すなわち、行動解析情報)を外部装置(例えば表示装置)へ出力することができる。従って、外部装置から、行動解析情報を施設の設計者に通知(例えば表示)することにより、施設の設計者に行動解析情報を容易に確認させることができるという効果を奏する。
〔付記事項〕
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
なお、本発明は、以下のようにも表現できる。
すなわち、本発明の一態様に係る顧客行動解析システムは、被解析領域内における利用者の人数を解析する顧客行動解析システムであって、色素増感太陽電池とセンサ基板と発信器とを備えた行動検出器と、検出した信号を受信し利用者の人数を数える受信器と、検出時間データに対応付けて利用者の人数を格納するデータベースと、該データベースにデータに基づいて、所定の単位時間帯における被解析領域内の利用者の人数を解析する解析手段と、該解析手段による解析データが表示される表示手段と、を有しており、前記色素増感太陽電池とセンサ基板と発信器とが同じ平面に設置されている。
また、本発明の一態様に係る顧客行動解析システムは、前記色素増感太陽電池とセンサ基板と発信器とを同一基板上に備える。
また、本発明の一態様に係る顧客行動解析システムは、前記行動検出器に近赤外線式透過検出方式センサを備える。
また、本発明の一態様に係る顧客行動解析システムにおいて、前記色素増感太陽電池には700nm以上に吸収波長を有する増感色素が吸着されている。
また、本発明の一態様に係る顧客行動解析システムにおいて、前記行動検出器は、色素増感太陽電池とセンサ基板と発信器と蓄電デバイスとを備える。
また、本発明の一態様に係る顧客行動解析システムにおいて、前記行動検出器は、壁面と同じ平面に設置されている。
本発明は、検出対象の動作を検出する検出装置に利用することができる。
1,2,3,4,5 行動検出装置(検出装置)
10,30a,30b 色素増感太陽電池
10f,30af,30bf 受光面
11 センサ
11f,31bf 検出面
12 発信器
31a 近赤外光出射部
31b 近赤外光検知部
43 蓄電デバイス
91 受信器
92 解析部(解析手段)
93 出力部(出力手段)
100,200,300,400,500 解析システム
110 光源
120 検知対象
530 壁面
L1 光
L2,L3,L4,L5 近赤外光

Claims (5)

  1. 検知対象の動作を検知するセンサと、
    光を受光することによって発電した電力を上記センサに与える色素増感太陽電池と、を備えており、
    上記色素増感太陽電池の受光面と上記センサの検出面とは、互いに平行に設けられていることを特徴とする検出装置。
  2. 上記色素増感太陽電池と上記センサとは、同一の仮想平面上に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の検出装置。
  3. 上記センサは、
    上記検知対象に向けて近赤外光を出射する近赤外光出射部と、
    上記近赤外光のうち、上記検知対象を透過した近赤外光を検知する近赤外光検知部と、を備えており、
    上記近赤外光出射部は、上記色素増感太陽電池と対向しており、
    上記色素増感太陽電池は、上記近赤外光に対する吸収特性を有する増感色素を含んでいることを特徴とする請求項1または2に記載の検出装置。
  4. 上記電力を蓄える蓄電デバイスをさらに備えていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の検出装置。
  5. 上記センサによる検知結果を外部に発信する発信器がさらに設けられた請求項1から4のいずれか1項に記載の検出装置と、
    上記検知結果を受信する受信器と、
    上記検知結果を解析する解析手段と、を備えていることを特徴とする解析システム。
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