JP7385864B2 - 接続テント及び接続テントの組立方法 - Google Patents

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Description

特許法第30条第2項適用 平成31年4月19日に第9回一般社団法人日本原子力学会北関東支部大会の若手研究者発表会にてポスターの展示
本発明は、汚染区域及び非汚染区域を接続して、人または物の搬出入を可能にする接続テントに関する。
核燃料物質、放射性同位元素、有害物質等を取扱う施設において、万一、漏えい事故等が発生した場合、汚染区域内の作業者を非汚染区域に安全に退避させると共に、汚染物質の漏洩を防止する必要がある。
そのため、汚染区域に出入りする扉の前に除染テントを設置し、汚染区域から出た作業者を除染テント内で除染してから非汚染区域に退避させる方法が従来から知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004-69399号公報
従来の除染テントは、例えば、複数の単管パイプを組み合わせて骨格を形成し、この骨格の内部に天幕を取り付けて構成される。しかしながら、単管パイプの組立には、足場組立等作業主任者の資格が必要であり、且つ多くの人手や長い時間が必要となる。そのため、汚染区域から作業者を迅速に退避させることが難しいという課題がある。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、汚染区域及び非汚染区域を接続して、人または物の搬出入を可能にする接続テントにおいて、迅速に組み立て可能な技術を提供することを目的とする。
本発明の一形態に係る接続テントは、隔離された汚染区域を非汚染区域に接続して、前記汚染区域及び前記非汚染区域の間で人または物の搬出入を可能にする接続テントであって、各々が水平面上の第1方向に所定の幅を有し、且つ水平面上の前記第1方向に直交する第2方向に離間した位置に立設された一対の第1側面フレーム、及び前記一対の第1側面フレームの上端同士を接続する第1天面フレームを有する1以上の門型フレームと、前記第2方向に所定の幅を有し且つ上下方向に立設された第2側面フレーム、及び前記第2側面フレームの上端から前記第1方向に突出する第2天面フレームを有する1以上のL型フレームと、前記門型フレーム及び前記L型フレームで囲まれた内部空間に収容可能であり、開閉可能な複数の出入口が側面に形成された箱型の部屋テントとを備え、前記複数の出入口それぞれは、前記門型フレーム及び前記L型フレームの側面に形成された複数の開口のいずれかに対面していることを特徴とする。
本発明によれば、汚染区域及び非汚染区域を接続して、人または物の搬出入を可能にする接続テントを、迅速に組み立てることができる。
本実施形態に係る接続テントを構成する各種フレームの分解斜視図である。 門型フレームの部分拡大図であって、(A)は使用姿勢を、(B)は格納姿勢を示す。 L型フレームの部分拡大図であって、(A)は使用姿勢を、(B)は格納姿勢を示す。 L型フレームの伸縮機構を示す図であって、(A)は伸長状態を、(B)は収縮状態を示す。 各種テント及びアダプタの概略斜視図であって、(A)は部屋テントを、(B)は通路テントを、(C)は扉接続アダプタを示す。 接続テントの組立方法のフローチャートである。 扉接続アダプタ及び敷パネルを設置した状態を示す図である。 門型フレーム及び接続フレームを設置した状態を示す図である。 通路テント及び排気装置を設置した状態を示す図である。 バンジーコードを説明する図であって、(A)は全体図を、(B)は取付状態を示す図である。 L型フレーム及び接続フレームを設置した状態を示す図である。 部屋テントを設置した状態を示す図である。 変形例1に係る接続テントの平面図である。 変形例2に係る接続テントの平面図である。
以下、図面を参照して、実施形態に係る接続テント1を説明する。なお、以下に記載する本発明の実施形態は、本発明を具体化する際の一例を示すものであって、本発明の範囲を実施形態の記載の範囲に限定するものではない。従って、本発明は、実施形態に種々の変更を加えて実施することができる。
万一、漏えい事故等が発生した場合、汚染区域内の作業者を非汚染区域に安全に退避させると共に、汚染物質の漏洩を防止する必要がある。そこで、本実施形態に係る接続テント1は、汚染区域と非汚染区域とを接続して、汚染区域及び非汚染区域の間で人または物の搬出入を可能にする。
本明細書において、「汚染区域」とは、核燃料物質、放射性同位元素、有害物質等を体内に取り込む、または、身体に付着する可能性のあるエリアである。一方、「非汚染区域」は、防護服やマスクなどを着用しなくて良いエリアある。そして、汚染区域は、非汚染区域から隔離されている。
より詳細には、接続テント1は、汚染区域に出入りする扉に対面する位置において、非汚染区域内に設置される。また、接続テント1は、開閉可能な出入口によって、汚染区域及び非汚染区域の両方に連通している。汚染区域から非汚染区域に退避する作業者は、汚染区域から接続テント1に移動し、接続テント1内で身体を除染した後で非汚染区域に移動する。また、緊急時に汚染区域に入る作業者は、非汚染区域から接続テント1を経由して汚染区域に進入する。さらに、接続テント1は、汚染区域及び非汚染区域の間で、作業者のみならず物の搬出入も可能にする。
図1は、本実施形態に係る接続テント1を構成する各種フレームの分解斜視図である。図2は、門型フレーム10の部分拡大図であって、(A)は使用姿勢を、(B)は格納姿勢を示す。図3は、L型フレーム20の部分拡大図であって、(A)は使用姿勢を、(B)は格納姿勢を示す。図4は、L型フレーム20の伸縮機構を示す図であって、(A)は伸長状態を、(B)は収縮状態を示す。
図1に示す接続テント1は、門型フレーム10a、10bと、L型フレーム20a、20bと、接続フレーム30と、接続フレーム40a、40bとを主に備える。なお、各構成要素の数は図1の例に限定されず、接続テント1は、1つの門型フレーム10と、1つのL型フレーム20とを少なくとも有していればよい。
以下、門型フレーム10a、10bについて、両者を区別する場合は末尾に「a」、「b」を付加し、総称する場合は当該アルファベットを省略する。門型フレーム10が備える各構成要素についても同様である。また、接続テント1が備える他の構成要素についても同様である。
門型フレーム10、L型フレーム20、及び接続フレーム30、40は、接続テント1の外殻(骨格)を構成する。門型フレーム10、L型フレーム20、及び接続フレーム30、40は、例えば、アルミ製の複数の中空パイプを組み合わせて構成される。但し、各フレームは、平板を組み合わせて構成されていてもよい。
図1に示すように、門型フレーム10aは、使用姿勢において、概ね門型の外形を呈する。より詳細には、門型フレーム10は、一対の側面フレーム11、12(第1側面フレーム)と、天面フレーム13(第1天面フレーム)とで構成される。
側面フレーム11、12は、各々が左右方向(第1方向の一例)に所定の幅を有する。また、側面フレーム11、12は、前後方向(第2方向の一例)に離間した位置において、上下方向に立設されている。天面フレーム13は、左右方向の幅が側面フレーム11、12と同一で、前後方向の長さが側面フレーム11、12の間隔と同一である。そして、天面フレーム13は、側面フレーム11、12の上端同士を接続する。門型フレーム10は、左右方向の両端が開口している。
図2に示すように、側面フレーム11、12と天面フレーム13とは、相対回動することによって、姿勢変化が可能に構成されている。門型フレーム10は、一端が側面フレーム11、12に回動可能に接続され、他端が天面フレーム13に回動可能に接続されて、中央部で屈曲可能な支持パイプ14、15を備える。
図2(A)に示すように、支持パイプ14、15が直線状に延設されているとき、側面フレーム11、12と天面フレーム13とは、それぞれ直交している。このときの門型フレーム10の姿勢は「使用姿勢」である。
一方、図2(B)に示すように、支持パイプ14、15を屈曲させると、側面フレーム11、12と天面フレーム13とは、それぞれ平行になる。このときの門型フレーム10の姿勢は「格納姿勢」である。また、門型フレーム10が格納姿勢のとき、側面フレーム12と天面フレーム13との間隔は、側面フレーム11と天面フレーム13との間隔より広くなる。その結果、門型フレーム10を格納姿勢にすると、側面フレーム12と天面フレーム13との間の隙間に、側面フレーム11が収納される。
図1に示すように、L型フレーム20は、使用姿勢において、概ねL字形状の外形を呈する。より詳細には、L型フレーム20は、側面フレーム21(第2側面フレーム)と、天面フレーム22(第2天面フレーム)とで構成される。
側面フレーム21は、前後方向に所定の幅を有し、且つ上下方向に立設されている。側面フレーム21の前後方向の幅は、側面フレーム11、12の間隔と同一である。側面フレーム21には、左右方向に貫通する開口が形成されている。天面フレーム22は、前後方向の幅が側面フレーム21と同一である。そして、天面フレーム22は、側面フレーム21の上端から左右方向に突出している。
図3に示すように、側面フレーム21と天面フレーム22とは、相対回動することによって、姿勢変化が可能に構成されている。L型フレーム20は、一端が側面フレーム21に回動可能に接続され、他端が天面フレーム22に回動可能に接続されて、中央部で屈曲可能な支持パイプ23を備える。
図3(A)に示すように、支持パイプ23が直線状に延設されているとき、側面フレーム21と天面フレーム22とは直交している。このときのL型フレーム20の姿勢は「使用姿勢」である。一方、図3(B)に示すように、支持パイプ23を屈曲させると、側面フレーム21と天面フレーム22とは平行になる。このときのL型フレーム20の姿勢は「格納姿勢」である。
また、図4に示すように、側面フレーム21は、伸縮可能に構成されている。より詳細には、側面フレーム21は、各々が上下方向に延設された中空パイプ24、25と、中空パイプ24、25を連結する連結部材26とを備える。連結部材26は、中空パイプ24に固定されている。また、連結部材26は、中空パイプ25を把持する把持部27と、把持部27による中空パイプ25の把持状態を切り換える切換レバー28とを備える。
切換レバー28が把持位置(図4(A)の位置)のとき、把持部27は、中空パイプ25を把持して、上下方向のスライドを禁止する。これにより、側面フレーム21は、伸長状態或いは収縮状態に保持される。一方、切換レバー28を解除位置(図4(B)の位置)に切り換えると、把持部27は、中空パイプ25の把持を解除して、上下方向のスライドを許容する。これにより、側面フレーム21は、伸長状態と、伸長状態より上下方向の高さが低い収縮状態とに伸縮する。
なお、側面フレーム21を構成する複数の中空パイプのうち、上下方向に延びる全ての中空パイプにおいて、中空パイプ24、25及び連結部材26の構造が採用される。また、門型フレーム10の側面フレーム11、12にも、中空パイプ24、25及び連結部材26の構造が採用されて、伸縮可能に構成されてもよい。
図1に示すように、接続フレーム30は、左右方向に所定の間隔を隔てて配置される門型フレーム10a、10bを相互に接続する。また、図13及び図14を参照して後述するように、接続フレーム30は、左右方向に所定の間隔を隔てて配置される門型フレーム10及びL型フレーム20を相互に接続してもよい。接続フレーム30は、各々が左右方向に延びる複数の中空パイプ31、32、33、34、35、36、37を備える。
中空パイプ31、32、33は、天面フレーム13a、13bの前後方向の中央部及び両端部を相互に接続する。中空パイプ34、35は、側面フレーム11a、11bの上下方向の中央部及び下端部を相互に接続する。中空パイプ36、37は、側面フレーム12a、12bの上下方向の中央部及び下端部を相互に接続する。
但し、接続フレーム30によって接続されるのは、2つの門型フレーム10a、10bに限定されない。他の例として、接続フレーム30は、左右方向に所定の間隔を隔てて配置される2つのL型フレーム20を相互に接続してもよい。さらに他の例として、接続フレーム30は、左右方向に所定の間隔を隔てて配置される門型フレーム10及びL型フレーム20を相互に接続してもよい。
接続フレーム40は、左右方向に隣接する門型フレーム10及びL型フレーム20を相互に接続する。接続フレーム40は、左右方向に延びる複数の中空パイプ41、42、43、44と、前後方向に延びる中空パイプ45とを備える。なお、接続フレーム40によって接続される門型フレーム10及びL型フレーム20は、天面フレーム13の左右方向の端部と、天面フレーム22の突出端とが相互に接続される。但し、接続される門型フレーム10及びL型フレーム20の向きは前述の例に限定されない。他の例として、図1に示すL型フレーム20aを鉛直軸周りに90°回転させて、門型フレーム10aと接続してもよい。
中空パイプ41、42は、側面フレーム11及び側面フレーム21の前端の上下方向の中央及び下端を相互に接続する。中空パイプ43、44は、側面フレーム12及び側面フレーム21の後端の上下方向の中央及び下端を相互に接続する。中空パイプ45は、開口によって前後方向に隔てられた側面フレーム21の中央部を接続する。
但し、中空パイプ31~37のうちの一部は、省略可能である。例えば、中空パイプ34、35、36、37を省略すると、隣接する門型フレーム10a、10bの間には、前後方向を向く開口が形成される。同様に、中空パイプ41~45のうちの一部は、省略可能である。例えば、中空パイプ41、42、43、44を省略すると、側面フレーム11、12、21及び天面フレーム22の間で前後方向を向く開口が形成される。
図5は、各種テント及びアダプタの概略斜視図であって、(A)は部屋テント50を、(B)は通路テント60を、(C)は扉接続アダプタ70を示す。図5に示すように、接続テント1は、さらに、部屋テント50と、通路テント60と、扉接続アダプタ70とを備える。なお、門型フレーム10及びL型フレーム20の組み合わせ方によっては、通路テント60は省略される。
部屋テント50は、例えば、ポリ塩化ビニルなどの可撓性を有する材料で構成されている。図5(A)に示すように、部屋テント50は、内部空間を有する箱型(本実施形態では、直方体)である。部屋テント50は、複数の出入口51、52、53、54と、複数の突出枠55、56、57、58とを有する。
出入口51~54は、部屋テント50の4つの側面それぞれに形成されている。出入口51~54は、それぞれが線ファスナーによって開閉可能に構成されている。すなわち、出入口51~54の線ファスナーを閉じると、部屋テント50の内部空間が外部から隔離される。一方、出入口51~54の線ファスナーを開けると、部屋テント50に対して出入り可能になる。
突出枠55~58は、出入口51~54それぞれに対応付けて設けられている。突出枠55~58は、対応する出入口51~54を囲むように、部屋テント50の外面から突出している。また、突出枠55~58の突出端の全周には、線ファスナーを構成する一対のエレメントの一方が取り付けられている。
部屋テント50は、例えば、門型フレーム10及びL型フレーム20で囲まれた内部空間と、門型フレーム10及び接続フレーム30で囲まれた内部空間とに収容可能な大きさ及び形状である。
一例として、門型フレーム10及びL型フレーム20で囲まれた内部空間に部屋テント50を収容すると、側面フレーム21に形成された左右方向を向く開口に出入口51が対面し、門型フレーム10のL型フレーム20と反対側の端部で左右方向を向く開口に出入口52が対面し、側面フレーム11、21と天面フレーム22との間で前後方向を向く開口に出入口53が対面し、側面フレーム12、21と天面フレーム22との間で前後方向を向く開口に出入口54が対面する。
他の例として、図1の門型フレーム10a及び接続フレーム30で囲まれた内部空間に部屋テント50を収容すると、門型フレーム10bの接続フレーム30側の端部で左右方向を向く開口に出入口51が対面し、門型フレーム10aの接続フレーム30と反対側の端部で左右方向を向く開口に出入口52が対面し、側面フレーム12a、12bの間で前後方向を向く開口に出入口53が対面し、側面フレーム11a、11bの間で前後方向を向く開口に出入口54が対面する。
通路テント60は、例えば、ポリ塩化ビニルなどの可撓性を有する材料で構成されている。図5(B)に示すように、通路テント60は、部屋テント50と同様の構成で、複数の出入口61、62、63、64と、複数の突出枠65、66、67、68とを有する箱型(本実施形態では、直方体)である。また、突出枠65~68の突出端の全周には、線ファスナーを構成する一対のエレメントの一方が取り付けられている。
通路テント60は、例えば、所定の間隔を隔てて隣接する門型フレーム10a、10bで囲まれた内部空間(換言すれば、接続フレーム30の内部空間)に収容可能に構成されている。接続フレーム30の内部空間に通路テント60を収容すると、接続フレーム30に形成された左右方向を向く開口に出入口61、62が対面し、接続フレームに形成された前後方向を向く開口に出入口63、64が対面する。すなわち、接続フレーム30の内部空間には、部屋テント50または通路テント60が選択的に収容される。
扉接続アダプタ70は、例えば、ポリ塩化ビニルなどの可撓性を有する材料で構成されている。扉接続アダプタ70は、汚染区域に出入りするための扉を囲むように、非汚染区域の外壁に貼り付けられるシート状である。扉接続アダプタ70は、取付枠71と、突出枠72とを主に備える。
取付枠71は、汚染区域に出入りするための扉より大きい開口73が形成された枠型である。取付枠71は、例えば、粘着テープ等によって非汚染区域の外壁に貼り付けられる。突出枠72は、開口73を囲む位置において、取付枠71から突出している。突出枠72の突出端の全周には、線ファスナーを構成する一対のエレメントの一方が取り付けられている。
突出枠55~58、65~68、72の大きさは、同じに設定されている。そのため、対面する2つの突出枠は、線ファスナーによって接続することができる。これにより、内部空間を隔離した状態で、隣接する空間(例えば、汚染区域、部屋テント50の内部空間、通路テント60の内部空間)の間を移動することができる。
一例として、部屋テント50同士の突出枠を接続すると、部屋テント50内の空気を外に漏らすことなく、部屋テント50間を移動することができる。部屋テント50及び通路テント60の突出枠を接続した場合も同様である。他の例として、部屋テント50及び扉接続アダプタ70の突出枠を接続すると、汚染区域及び部屋テント50内の空気を外に漏らすことなく、汚染区域及び部屋テント50間を移動することができる。通路テント60及び扉接続アダプタ70の突出枠を接続した場合も同様である。
図6は、接続テント1の組立方法のフローチャートである。図7は、扉接続アダプタ70及び敷パネル80を設置した状態を示す図である。図8は、門型フレーム10a、10b及び接続フレーム30を設置した状態を示す図である。図9は、通路テント60及び排気装置90を設置した状態を示す図である。図10は、バンジーコード91を説明する図であって、(A)は全体図を、(B)は取付状態を示す図である。図11は、L型フレーム20a、20b及び接続フレーム40a、40bを設置した状態を示す図である。図12は、部屋テント50a、50bを設置した状態を示す図である。
図6~図12を参照して、接続テント1を組み立てる手順を説明する。接続テント1を組み立てる作業者(以下、「組立者」と表記する。)は、必要な資材を台車に載せて、設置場所まで搬送する。このとき、門型フレーム10及びL型フレーム20は、格納姿勢で且つ収縮状態にして台車に載せられる。また、部屋テント50、通路テント60、及び扉接続アダプタ70は、折り畳まれて台車に載せられる。
まず、組立者は、汚染区域に出入りするための扉を囲むように、非汚染区域の外壁に扉接続アダプタ70を貼り付ける(S11)。組立者は、例えば、取付用フレーム(図示省略)で扉接続アダプタ70の四隅を外壁に押し付けた状態で、扉接続アダプタ70の外縁を粘着テープで外壁に貼り付ければよい。また、組立者は、扉接続アダプタ70を粘着テープで貼り付けた後に、取付用フレームを撤去する。
次に、組立者は、接続テント1の設置場所の床面に、敷パネル80を敷く(S12)。敷パネル80は、接続テント1の下に敷かれる平板状の部材である。敷パネル80は、例えば、基材(例えば、硬質塩化ビニル)の上面にゴムシートを貼り付け、基材の下面に発泡ウレタンゴムシートを貼り付けて構成される。
敷パネル80は、各種テント50、60の床面を保護して内部の空気が漏洩するのを防ぐ役割を担う。敷パネル80は、門型フレーム10の下に敷かれる門型用敷パネル81と、L型フレーム20の側面フレーム21の下に敷かれるL型用敷パネル82と、接続フレーム30、40の下に敷かれる中間パネル83とを含む。ステップS12で敷かれる敷パネル80の種類及び数は、接続テント1の形状によって異なる。
門型用敷パネル81は、側面フレーム11、12それぞれの下辺を受け入れる一対の溝84、85を有する。溝84、85は、前後方向に離間して配置されている。溝84、85は、門型用敷パネル81の上面から上方に突出し、且つ左右方向に延設されている。L型用敷パネル82は、側面フレーム21の下辺を受け入れる溝86を有する。溝86は、L型用敷パネル82の上面から上方に突出し、且つ前後方向に延設されている。溝84~86は、側面フレーム11、12、21を保持して、接続テント1の剛性を補助する役割を担う。また、隣接する部屋テント50、通路テント60及び扉接続アダプタ70間の開口部の下辺に接続フレームを通す必要がなくなるため、作業者のつまずきを防止できる。
敷パネル80には、左右方向の端面に凸部87又は凹部88が形成されている。より詳細には、左右方向に隣接する敷パネル80には、互いに対面する辺の一方に凸部87が形成され、他方に凸部87を受け入れる凹部88が形成される。そして、左右方向に対面する凸部87及び凹部88を嵌め合わせることによって、隣接する敷パネル80が相互に連結されて、床面上でずれるのを防止できる。
各敷パネル80に設けられる凸部87及び凹部88の組み合わせは特に限定されないが、例えば、以下のような組み合わせが考えられる。図7の例では、門型用敷パネル81には、左右方向の両側に凹部88が設けられている。L型用敷パネル82には、左右方向の一方に凸部87が設けられている。中間パネル83は、左右方向に一方に凸部87が設けられ、他方に凹部88が設けられた中間パネル83a、83c、83dと、両側に凸部87が設けられた中間パネル83bとを含む。
次に、組立者は、図8に示すように、扉接続アダプタ70に対面する位置にフレームを設置する(S13)。ステップS13で設置するフレームの種類及び数は、接続テント1の形状によって異なる。本実施形態では、門型用敷パネル81a上に門型フレーム10aを設置し、門型用敷パネル81b上に門型フレーム10bを設置し、中間パネル83b、83c上に設置した接続フレーム30で門型フレーム10a、10bを接続する。
ステップS13において、組立者は、門型フレーム10a、10bを門型用敷パネル81a、81b上に設置するのに先立って、門型フレーム10a、10bを格納姿勢から使用姿勢に姿勢変化させ、側面フレーム11a、11b、12a、12bを収縮状態から伸長状態に状態変化させる。また、組立者は、側面フレーム11a、11b、12a、12bが溝84a、84b、85a、85bに嵌まり込むように、門型用敷パネル81a、81b上に門型フレーム10a、10bを設置する。
次に、組立者は、図9に示すように、フレームの内部空間にテントを設置すると共に、設置したテントに排気装置90を取り付ける(S14)。排気装置90は、テントから空気を吸引し、吸引した空気から汚染物質を除去し、汚染物質が除去された空気を非汚染区域に排気する装置である。排気装置90を稼働させることによって、テント内は負圧状態にされる。また、組立者は、接続テント1の内部空間の汚染物質(例えば、空気中放射能濃度)を測定するダストモニタを、さらに設置してもよい。
本実施形態において、組立者は、例えば、図10(A)に示すバンジーコード(係止具)91を用いて、門型フレーム10a、10b及び接続フレーム30に通路テント60を取り付ける。また、組立者は、通路テント60の突出枠67と、扉接続アダプタ70の突出枠72とを、線ファスナーで接続する。さらに、この時点で、通路テント60の各出入口61~64は閉じられている。
図10(A)に示すように、バンジーコード91は、弾性伸縮する線状ゴム92と、係止部93とで構成される。線状ゴム92は、その両端が係止部93に取り付けられて、環状に構成されている。本実施形態に係る係止部93は、球形状であるが、後述するように線状ゴム92を係止することができれば、どのような形状でもよい。
また、図10(B)に示すように、各テント50、60の外面(典型的には、矩形の各辺)には、フレーム内に設置したときに、各フレームを構成する中空パイプ94に沿って延びる被取付部95が形成されている。被取付部95は、テント50、60外面から突出し、テント50、60の外面に沿って延設される帯状の部分である。また、被取付部95には、延設方向に離間した複数の位置に貫通孔96が設けられている。
そして、図10(B)に示すように、組立者は、環状の線状ゴム92を貫通孔96に挿通し、近接する中空パイプ94に巻回し、環状部分に係止部93をくぐらせる。これにより、環状の線状ゴム92が中空パイプ94及び被取付部95を保持した状態で、係止部93に係止される。組立者は、ステップS14において、通路テント60の複数の箇所でこの作業を繰り返し実行する。
ステップS11~S14によって、汚染区域の扉に連通し、且つ非汚染区域から隔離された空間(本実施形態では、通路テント60の内部空間)が確保される。そのため、この時点で、汚染区域内の作業者は、汚染区域の扉と、通路テント60の出入口63とを開けて、汚染区域から通路テント60の内部空間に退避することができる。
次に、組立者は、ステップS11~S14で設置したテントに、さらにテントを増設するか否かを判断する(S15)。組立者は、例えば、退避用のテント、汚染された衣服を脱ぐテント、身体を除染するテント、清潔な服に着替えるテント等を別々に設ける場合、「テントを増設する必要がある」と判断する(S15:Yes)。
次に、組立者は、増設テントを設置し、増設テント及び既設テントを接続する(S16)。「増設テント及び既設テントを接続する」とは、隣接する2つのテントの互いに対面する突出枠を線ファスナーで接続することを指す。そして、組立者は、全ての増設テントを設置するまで、ステップS15、S16の処理を繰り返し実行する。
本実施形態では、図11に示すように、門型フレーム10aの左側にL型フレーム20aを設置して、門型フレーム10a及びL型フレーム20aを接続フレーム40aで接続する。また、門型フレーム10bの右側にL型フレーム20bを設置して、門型フレーム10b及びL型フレーム20bを接続フレーム40bで接続する。
次に、図12に示すように、門型フレーム10a及びL型フレーム20aで囲まれた空間に部屋テント50aを設置し、門型フレーム10b及びL型フレーム20bで囲まれた空間に部屋テント50bを設置する。さらに、通路テント60及び部屋テント50a、50bの互いに対面する突出枠を、線ファスナーで接続する。ステップS16における具体的な設置方法は、ステップS13、S14と共通する。
そして、組立者は、全ての増設テントの設置が完了したと判断すると(S15:No)、接続テント1の組立を終了する。そして、汚染区域の作業者は、汚染区域から接続テント1に退避し、接続テント1内で身体を除染した後に、接続テント1から非汚染区域に移動することができる。
本実施形態に係る接続テント1は、汚染区域から通路テント60及び部屋テント50aを通じて非汚染区域に移動する経路と、汚染区域から通路テント60及び部屋テント50bを通じて非汚染区域に移動する経路とを有する。そして、部屋テント50a、50b内で身体を除染した作業者は、部屋テント50a、50bの出入口51、53、54のいずれか(通路テント60に対面していない出入口)から非汚染区域に移動する。
上記の実施形態によれば、例えば以下の作用効果を奏する。
上記の実施形態によれば、予め門型及びL型に構成されたフレームを組み合わせて、当該フレームの内部空間に予め箱型に構成されたテントを設置するので、接続テント1を迅速に組み立てることができる。これにより、万一、漏洩事故が発生したとしても、汚染区域内の作業者を素早く退避させることができる。
また、上記の実施形態によれば、汚染区域に出入りするための扉を囲むように、非汚染区域の外壁に貼り付けた扉接続アダプタ70と、扉接続アダプタ70に対面するテントとを接続するので、汚染区域内の汚染物質を非汚染区域に漏洩させることなく、作業者を汚染区域から非汚染区域に退避させることができる。
また、上記の実施形態によれば、排気装置90を設置することにより、作業者と共に接続テント1内に流入した汚染物質が非汚染区域に漏洩するのを防止できる。なお、複数のテントを接続する場合、排気装置90は、扉接続アダプタ70に接続されたテントに取り付けるのが望ましい。換言すれば、排気装置90は、接続テント1から非汚染区域に出る出口から最も遠い位置に取り付けるのが望ましい。これにより、接続テント1の出口から汚染区域の扉に向かう空気流線が形成されるので、汚染物質の漏洩をさらに有効に防止できる。
また、上記の実施形態によれば、隣接するテントの突出枠同士を線ファスナーで接続することによって、出入口を開放しても接続テント1内の空気が非汚染区域に漏洩するのを防止できる。また、出入口を閉塞したまま隣接するテントを接続できるので、例えば図11及び図12に示すように、通路テント60を気密状態にしたまま、部屋テント50a、50bを増設することができる。
また、上記の実施形態によれば、フレームの下に敷パネル80を敷くことによって、テントの床面を保護することができる共に、作業者の躓きを防止することができる。また、溝84、85、86で側面フレーム11、12、21を保持することによって、接続テント1の剛性を高めることができる。
なお、側面フレーム11、12、21の下辺を構成する中空パイプの横断面は、円形でもよいし、矩形であってもよい。また、溝84、85、86の横断面は、受け入れる中空パイプの横断面と同じ形状である。そして、矩形の中空パイプを溝84、85、86に保持させることによって、下辺を基点とする側面フレーム11、12、21の回動を防止できるので、接続テント1の剛性がさらに向上する。
また、上記の実施形態によれば、門型フレーム10及びL型フレーム20を、使用姿勢及び格納姿勢に姿勢変化が可能に構成すると共に、側面フレーム11、12、21を伸縮可能に構成したので、接続テント1の設置位置まで必要部品を搬送するのが容易になる。また、門型フレーム10及びL型フレーム20を、軽量な中空パイプを組み合わせて構成したので、さらに搬送が容易になる。
また、上記の実施形態によれば、バンジーコード91を用いてフレームにテントを取り付けるので、例えば、PPロープによってフレームにテントを結束する場合と比較して、取付時間の短縮、組立者毎の締め付け力のばらつき、取付不備によるテントの脱落などを防止することができる。
なお、部屋テント50及び通路テント60は、少なくとも2つの出入口を備えていればよい。但し、矩形の各側面の4か所に出入口51~54、61~64を備えることによって、接続テント1の入口及び出口のレイアウトの自由度が向上する。また、出入口51~54は、汚染区域から非汚染区域に退避する作業者のみならず、非汚染区域から汚染区域に緊急的に進入する作業者が通過してもよい。
また、本発明に係る接続テント1の最小の構成要素は、門型フレーム10、L型フレーム20、及び部屋テント50である。但し、各構成要素を任意の組み合わせで組み合わせることによって、多種多様な形状の接続テント1を実現できる。以下、図13及び図14を参照して、変形例に係る接続テント1A、1Bを説明する。但し、接続テントの構成はこれに限定されず、汚染区域に出入りするための扉の位置、非汚染区域の形状やスペースに応じて、適宜変更が可能である。
図13は、変形例1に係る接続テント1Aの平面図である。接続テント1Aは、門型フレーム10a~10fと、L型フレーム20a~20eと、接続フレーム30a~30cと、部屋テント50a~50gと、部屋テント50aに接続された扉接続アダプタ70とで構成される。また、図示は省略するが、隣接する門型フレーム10及びL型フレーム20は、接続フレーム40によって接続される。そして、接続テント1Aは、概ねL字型の外形を呈する。
接続テント1Aは、汚染区域から部屋テント50a、50b、50c、50dを通じて非汚染区域に移動する経路と、汚染区域から部屋テント50a、50e、50f、50gを通じて非汚染区域に移動する経路とを有する。接続テント1Aは、汚染区域に隣接する非汚染区域がL字型の廊下である場合に、特に有効である。
図14は、変形例2に係る接続テント1Bの平面図である。接続テント1Bは、門型フレーム10a~10eと、L型フレーム20a~20dと、接続フレーム30a~30eと、部屋テント50a~50gと、部屋テント50aに接続された扉接続アダプタ70とで構成される。また、図示は省略するが、隣接する門型フレーム10及びL型フレーム20は、接続フレーム40によって接続される。接続テント1Bでは、部屋テント50が2列に配置されている。
接続テント1Bは、汚染区域から部屋テント50a、50b、50c、50dを通じて非汚染区域に移動する経路と、汚染区域から部屋テント50a、50e、50f、50gを通じて非汚染区域に移動する経路とを有する。接続テント1Bは、汚染区域に隣接する非汚染区域が広い場合に、特に有効である。
以上、本発明の実施形態等について説明したが、実施例での条件は、本発明の実施可能性及び効果を確認するために採用した一条件例であり、本発明は、この一条件例に限定されるものではない。本発明は、本発明の要旨を逸脱せず、本発明の目的を達成する限りにおいて、種々の条件を採用し得るものである。
1…接続テント、10…門型フレーム、11,12,21…側面フレーム、13,22…天面フレーム、14,15,23…支持パイプ、20…L型フレーム、24,25…中空パイプ、26…連結部材、27…把持部、28…切換レバー、30,40…接続フレーム、50…部屋テント、51,52,53,54,61,62,63,64…出入口、55,56,57,58,65,66,67,68,72…突出枠、60…通路テント、70…扉接続アダプタ、71…取付枠、73…開口、80…敷パネル、81…門型用敷パネル、82…L型用敷パネル、83…中間パネル、84,85,86…溝、87…凸部、88…凹部、90…排気装置、91…バンジーコード、92…線状ゴム、93…係止部

Claims (15)

  1. 隔離された汚染区域を非汚染区域に接続して、前記汚染区域及び前記非汚染区域の間で人または物の搬出入を可能にする接続テントであって、
    各々が水平面上の第1方向に所定の幅を有し、且つ水平面上の前記第1方向に直交する第2方向に離間した位置に立設された一対の第1側面フレーム、及び前記一対の第1側面フレームの上端同士を接続する第1天面フレームを有する1以上の門型フレームと、
    前記第2方向に所定の幅を有し且つ上下方向に立設された第2側面フレーム、及び前記第2側面フレームの上端から前記第1方向に突出する第2天面フレームを有する1以上のL型フレームと、
    前記門型フレーム及び前記L型フレームで囲まれた内部空間に収容可能であり、開閉可能な複数の出入口が側面に形成された箱型の部屋テントとを備え、
    前記複数の出入口それぞれは、前記門型フレーム及び前記L型フレームの側面に形成された複数の開口のいずれかに対面していることを特徴とする接続テント。
  2. 請求項1に記載の接続テントにおいて、
    前記複数の出入口それぞれは、前記第1天面フレームの前記第1方向の端部と前記第2天面フレームの突出端とが接続された状態で、前記門型フレームの前記L型フレームと反対側の端部で前記第1方向を向く開口、前記第2側面フレームに形成された前記第1方向を向く開口、及び前記第1側面フレームと、前記第2側面フレームと、前記第2天面フレームとの間で前記第2方向を向く開口のいずれかに対面していることを特徴とする接続テント。
  3. 請求項1または2に記載の接続テントにおいて、
    前記汚染区域に出入りするための扉を囲むように、前記汚染区域の外壁に貼り付けられる枠型の扉接続アダプタを備え、
    前記部屋テント及び前記扉接続アダプタは、前記汚染区域の扉に対面する前記部屋テントの前記出入口を囲む線ファスナーによって接続されることを特徴とする接続テント。
  4. 請求項1~3のいずれか1項に記載の接続テントにおいて、
    前記第1方向に離間して配置される、2つの前記門型フレーム、2つの前記L型フレーム、または前記門型フレーム及び前記L型フレームを相互に接続する接続フレームを備え、
    前記部屋テントは、前記接続フレームと、前記接続フレームに隣接する前記門型フレームまたは前記L型フレームとで囲まれた内部空間に収容され、
    前記複数の出入口それぞれは、前記接続フレームと、前記接続フレームに隣接する前記門型フレームまたは前記L型フレームとの側面に形成された複数の開口のいずれかに対面していることを特徴とする接続テント。
  5. 請求項4に記載の接続テントにおいて、
    前記第1方向に離間して配置される第1の前記門型フレーム及び第2の前記門型フレームと、
    第1の前記門型フレーム及び前記L型フレームで囲まれた内部空間に収容される第1の前記部屋テントと、
    第2の前記門型フレーム及び前記接続フレームで囲まれた内部空間に収容される第2の前記部屋テントとを備え、
    前記接続フレームは、第1及び第2の前記門型フレームを相互に接続し、
    第2の前記部屋テントの前記複数の出入口それぞれは、第1の前記門型フレームの前記接続フレーム側の端部で前記第1方向を向く開口、第2の前記門型フレームの前記接続フレームと反対側の端部で前記第1方向を向く開口、及び第1及び第2の前記門型フレームの間で前記第2方向を向く開口のいずれかに対面していることを特徴とする接続テント。
  6. 請求項5に記載の接続テントにおいて、
    第1及び第2の前記部屋テントは、互いに対面する各々の前記出入口を囲む線ファスナーによって接続されることを特徴とする接続テント。
  7. 請求項5または6に記載の接続テントにおいて、
    前記接続フレームの内部空間には、開閉可能な複数の出入口が側面に形成された箱型の通路テントを、前記部屋テントに代えて収容可能であり、
    前記通路テントの前記複数の出入口は、前記接続フレームに形成された前記第1方向を向く開口、及び前記接続フレームに形成された前記第2方向を向く開口のいずれかに対面していることを特徴とする接続テント。
  8. 請求項1~7のいずれか1項に記載の接続テントにおいて、
    接続テントの下に敷かれる複数の敷パネルを備え、
    隣接して配置される前記敷パネルには、互いに対面する辺の一方に凸部が形成され、他方に前記凸部を受け入れる凹部が形成されていることを特徴とする接続テント。
  9. 請求項8に記載の接続テントにおいて、
    前記敷パネルは、
    前記一対の第1側面フレームそれぞれの下辺を受け入れる一対の溝を有し、前記門型フレームの下に敷かれる門型用敷パネルと、
    前記第2側面フレームの下辺を受け入れる溝を有し、前記L型フレームの下に敷かれるL型用敷パネルとを含むことを特徴とする接続テント。
  10. 請求項1~9のいずれか1項に記載の接続テントにおいて、
    前記第1側面フレーム及び前記第2側面フレームは、上下方向に伸縮可能に構成されていることを特徴とする接続テント。
  11. 請求項1~10のいずれか1項に記載の接続テントにおいて、
    前記一対の第1側面フレームそれぞれは、前記第1天面フレームと直交する使用姿勢と、前記第1天面フレームと平行になる格納姿勢との間で回動可能に構成され、
    前記第2側面フレームは、前記第2天面フレームと直交する使用姿勢と、前記第2天面フレームと平行になる格納姿勢との間で回動可能に構成されていることを特徴とする接続テント。
  12. 請求項1~11のいずれか1項に記載の接続テントにおいて、
    前記第1側面フレーム、前記第2側面フレーム、前記第1天面フレーム、及び前記第2天面フレームは、複数の中空パイプを組み合わせて構成されていることを特徴とする接続テント。
  13. 請求項12に記載の接続テントにおいて、
    線状ゴムの両端を係止部に取り付けて環状に構成した係止具を備え、
    前記部屋テントの外面には、前記中空パイプに沿って延びる被取付部を有し、
    前記部屋テントは、前記被取付部に形成された貫通孔に挿通され、且つ前記中空パイプに巻回された前記線状ゴムが前記係止部に係止されることによって、前記門型フレーム及び前記L型フレームに取り付けられることを特徴とする接続テント。
  14. 請求項1~13のいずれか1項に記載の接続テントにおいて、
    前記部屋テントの内部から空気を排気する排気装置を備えることを特徴とする接続テント。
  15. 請求項1~14のいずれか1項に記載の接続テントを組み立てる接続テントの組立方法であって、
    前記第1天面フレームの前記第1方向の端部と前記第2天面フレームの突出端とを接続する工程と、
    前記門型フレーム及び前記L型フレームで囲まれた内部空間に、前記部屋テントを収容する工程とを含むことを特徴とする接続テントの組立方法。
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