JP7385324B1 - 情報処理システム、情報処理プログラム、情報処理方法 - Google Patents

情報処理システム、情報処理プログラム、情報処理方法 Download PDF

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健太郎 山本
祐也 山本
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Abstract

【課題】より有益な情報処理システム等を提供する。
【解決手段】本発明の一態様によれば、情報処理システムが提供される。この情報処理システムでは、次の各ステップがなされるようにプログラムを実行可能なプロセッサを備える。第1の表示制御ステップでは、公的書類の画像データを指定するための第1の画面を表示させる。第1の受付ステップでは、第1の画面を介して指定された画像データを受け付ける。生成ステップでは、画像データに重畳される入力欄を生成する。出力ステップでは、ユーザが公的書類を作成可能に構成される第2の画面を出力する。ここで、第2の画面は、画像データと、画像データ上に重畳された入力欄とを一覧可能に含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理システム、情報処理プログラム、情報処理方法に関する。
特許文献1には、メッセージと、2以上の候補値を有する選択肢情報とを有する1以上の第一質問情報と、前に選択された候補値に関する条件である質問前提条件とメッセージと選択肢情報とを有する1以上の第二質問情報とを有する質問情報群が格納される質問情報群格納部と、1以上の候補値を選択可能なUI部品とメッセージとを有する候補値選択画面を構成する画面構成部と、候補値選択画面を出力する画面出力部と、候補値選択画面に対する候補値の選択を受け付ける選択受付部とを具備し、画面構成部は、選択に対応する候補値に合致する質問前提条件と対になる1以上の候補値を選択可能なUI部品とメッセージとを取得し、UI部品とメッセージとを有する候補値選択画面を構成する情報処理装置により、種々のガイドシステムを容易に構築できることが記載されている。
特開2020-47150号公報
公的書類の作成については、様々な支援方法が求められている。
本発明では上記事情に鑑み、より有益な情報処理システム等を提供することとした。
本発明の一態様によれば、情報処理システムが提供される。この情報処理システムでは、次の各ステップがなされるようにプログラムを実行可能なプロセッサを備える。第1の表示制御ステップでは、公的書類の画像データを指定するための第1の画面を表示させる。第1の受付ステップでは、第1の画面を介して指定された画像データを受け付ける。生成ステップでは、画像データに重畳される入力欄を生成する。出力ステップでは、ユーザが公的書類を作成可能に構成される第2の画面を出力する。ここで、第2の画面は、画像データと、画像データ上に重畳された入力欄とを一覧可能に含む。
本発明の一つによれば、より有益な情報処理システム等を提供することができる。
情報処理システム1を表す構成図である。 サーバ2のハードウェア構成を示すブロック図である。 管理者端末3のハードウェア構成を示すブロック図である。 ユーザ端末4のハードウェア構成を示すブロック図である。 情報処理システム1によって実行される情報処理の流れの一例を示すアクティビティ図である。 アップロード画面5の一例を示す概要図である。 指定受付画面6の一例を示す概要図である。 入力欄Fを設定する設定画面7の一例を示す概要図である。 画像データD1に設定された入力欄Fの一覧テーブル8の一例を示す概要図である。 デジタル雛形D2の一例を示す概要図である。 手続きテーマ選択画面10の一例を示す概要図である。 ユーザ情報の一覧テーブル11の一例を示す概要図である。 ユーザ端末4の表示部44に表示されるデジタル雛形D3の一例を示す概要図である。 入力欄Fの別の一例を示す概要図である。
以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。
ところで、本実施形態に登場するソフトウェアを実現するためのプログラムは、コンピュータが読み取り可能な非一時的な記録媒体(Non-Transitory Computer-Readable Medium)として提供されてもよいし、外部のサーバからダウンロード可能に提供されてもよいし、外部のコンピュータで当該プログラムを起動させてクライアント端末でその機能を実現(いわゆるクラウドコンピューティング)するように提供されてもよい。
また、本実施形態において「部」とは、例えば、広義の回路によって実施されるハードウェア資源と、これらのハードウェア資源によって具体的に実現されうるソフトウェアの情報処理とを合わせたものも含みうる。また、本実施形態においては様々な情報を取り扱うが、これら情報は、例えば電圧・電流を表す信号値の物理的な値、0又は1で構成される2進数のビット集合体としての信号値の高低、又は量子的な重ね合わせ(いわゆる量子ビット)によって表され、広義の回路上で通信・演算が実行されうる。
また、広義の回路とは、回路(Circuit)、回路類(Circuitry)、プロセッサ(Processor)、及びメモリ(Memory)等を少なくとも適当に組み合わせることによって実現される回路である。すなわち、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA))等を含むものである。
1.ハードウェア構成
本節では、ハードウェア構成について説明する。
<情報処理システム1>
図1は、情報処理システム1を表す構成図である。情報処理システム1は、サーバ2と、管理者端末3と、ユーザ端末4と、を備える。サーバ2と、管理者端末3と、ユーザ端末4とは、電気通信回線を通じて通信可能に構成されている。情報処理システム1とは、1つ又はそれ以上の装置又は構成要素からなるものである。仮に例えば、サーバ2のみからなる場合であれば、情報処理システム1はサーバ2となり、管理者端末3のみからなる場合であれば、情報処理システム1は管理者端末3となりうる。以下、これらの構成要素について説明する。
<サーバ2>
図2は、サーバ2のハードウェア構成を示すブロック図である。サーバ2は、通信部21と、記憶部22と、制御部23とを備え、これらの構成要素がサーバ2の内部において通信バス20を介して電気的に接続されている。各構成要素についてさらに説明する。
通信部21は、USB、IEEE1394、Thunderbolt(登録商標)、有線LANネットワーク通信等といった有線型の通信手段が好ましいものの、無線LANネットワーク通信、3G/LTE/5G等のモバイル通信、BLUETOOTH(登録商標)通信等を必要に応じて含めてもよい。すなわち、これら複数の通信手段の集合として実施することがより好ましい。すなわち、サーバ2は、通信部21及びネットワークを介して、外部から種々の情報を通信してもよい。
記憶部22は、前述の記載により定義される様々な情報を記憶する。これは、例えば、制御部23によって実行されるサーバ2に係る種々のプログラム等を記憶するソリッドステートドライブ(Solid State Drive:SSD)等のストレージデバイスとして、あるいは、プログラムの演算に係る一時的に必要な情報(引数、配列等)を記憶するランダムアクセスメモリ(Random Access Memory:RAM)等のメモリとして実施されうる。記憶部22は、制御部23によって実行されるサーバ2に係る種々のプログラムや変数等を記憶している。
制御部23は、サーバ2に関連する全体動作の処理・制御を行う。制御部23は、例えば不図示の中央処理装置(Central Processing Unit:CPU)である。制御部23は、記憶部22に記憶された所定のプログラムを読み出すことによって、サーバ2に係る種々の機能を実現する。すなわち、記憶部22に記憶されているソフトウェアによる情報処理が、ハードウェアの一例である制御部23によって具体的に実現されることで、後述の各機能に係る各ステップが実行されうる。これらについては、次節においてさらに詳述する。なお、制御部23は単一であることに限定されず、機能ごとに複数の制御部23を有するように実施してもよい。またそれらの組合せであってもよい。
<管理者端末3>
図3は、管理者端末3のハードウェア構成を示すブロック図である。管理者端末3は、通信部31と、記憶部32と、制御部33と、表示部34と、入力部35と、撮像部36とを備え、これらの構成要素が管理者端末3の内部において通信バス30を介して電気的に接続されている。通信部31、記憶部32及び制御部33の説明は、サーバ2における各部の説明と同様のため省略する。
表示部34は、管理者端末3筐体に含まれるものであってもよいし、外付けされるものであってもよい。表示部34は、ユーザが操作可能なグラフィカルユーザインターフェース(Graphical User Interface:GUI)の画面を表示する。これは例えば、CRTディスプレイ、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ及びプラズマディスプレイ等の表示デバイスを、管理者端末3の種類に応じて使い分けて実施することが好ましい。
入力部35は、管理者端末3の筐体に含まれるものであってもよいし、外付けされるものであってもよい。例えば、入力部35は、表示部34と一体となってタッチパネルとして実施されてもよい。タッチパネルであれば、ユーザは、タップ操作、スワイプ操作等を入力することができる。もちろん、タッチパネルに代えて、スイッチボタン、マウス、QWERTYキーボード等を採用してもよい。すなわち、入力部35がユーザによってなされた操作入力を受け付ける。当該入力が命令信号として、通信バス30を介して制御部33に転送され、制御部33が必要に応じて所定の制御や演算を実行しうる。
撮像部36は、管理者端末3の筐体に含まれるものであってもよいし、外付けされるものであってもよい。撮像部36は、紙の書類等の物体をイメージセンサやカメラにより撮像し、画像データを作成する。撮像部36は、いわゆる、イメージスキャナである。撮像部36によって生成された画像データD1は、記憶部32に記憶されてもよい。
<ユーザ端末4>
図4は、ユーザ端末4のハードウェア構成を示すブロック図である。ユーザ端末4は、通信部41と、記憶部42と、制御部43と、表示部44と、入力部45とを備え、これらの構成要素がユーザ端末4の内部において通信バス40を介して電気的に接続されている。ユーザ端末4の通信部41、記憶部42及び制御部43の説明は、サーバ2における各部の説明と同様のため省略する。ユーザ端末4の表示部44及び入力部45の説明は、管理者端末3における表示部34及び入力部35の説明と同様のため省略する。
2.サーバ2の機能構成
制御部23は、表示制御ステップと、受付ステップと、生成ステップと、出力ステップと、取得ステップとを実行するように構成される。取得ステップは、省略してもよい。
第1の表示制御ステップは、公的書類の画像データを指定するための第1の画面を表示させるステップである。第2の表示制御ステップは、入力欄Fを設定するための第3の画面を表示させるステップである。第3の表示制御ステップは、入力欄Fのうちの少なくとも一部がユーザ情報に応じて予め入力済みであるように、第2の画面の表示を制御するステップである。詳細は後述する。
第1の受付ステップは、第1の画面を介して指定された画像データを受け付けるステップである。第2の受付ステップは、入力欄Fの設定と、入力欄Fへの入力を支援する入力支援情報Hとを受け付けるステップである。第3の受付ステップは、目的別又は書類名別に予め準備された複数の画像データのうち、ユーザによって選択された画像データを受け付けるステップである。詳細は後述する。
生成ステップは、画像データに重畳される入力欄Fを生成するステップである。詳細は後述する。
出力ステップは、ユーザが公的書類を作成可能に構成される第2の画面を出力するステップである。詳細は後述する。
取得ステップは、ユーザに関するユーザ情報を取得するステップである。詳細は後述する。
3.情報処理の流れ
本節では、情報処理システム1が実行する情報処理方法の流れについての概要を説明する。下記に示す通り、情報処理方法は、次の各ステップ(アクティビティ)を備える。なお、処理の順番は適宜入れ替えることができ、複数の処理が同時に実行されてもよいし、一部の処理が省略されてもよい。
3.1 条件例示
公的書類は、従来、紙の雛形に手書きで記載することが一般的であったが、コンピュータで作成したいというニーズが高まっている。一方、公的書類は、各種届出書、申請書、証明書、申告書、報告書等様々な種類があり、種類毎に書式や記載ルールが定められている。紙の雛形は、記入すべきところが空欄になっており、空欄を埋めることにより、公的書類が完成するように作成されたものである。公共機関等は、様々な公的書類の雛形を所有している。職員Wは、公共機関等公共のために業務を行う機関の職員である。職員Wは、公共機関が所有している紙の雛形の1つである「〇〇登記申請書」をスキャナにより読み取らせ、画像データD1を作成する。本実施形態では、職員Wが画像データD1にもとにデジタル雛形D2を作成し、ユーザがデジタル雛形D2を使用して公的書類を作成する方法を説明する。
3.2 流れの概要
図5は、情報処理システム1によって実行される情報処理の流れの一例を示すアクティビティ図である。以下、このアクティビティ図の各アクティビティに沿って、説明するものとする。
まず、職員Wは、紙の雛形をスキャナに読み取らせる。管理者端末3の制御部33は、スキャナを介して、画像データD1を作成する(アクティビティA001)。管理者端末3は、スキャナから画像データD1を受信し、記憶部32に記憶させる。このとき、画像データD1は、JPEG、PNG、PDF、TIFF等のファイル形式で記憶される。
次に、サーバ2の制御部23は、管理者端末3の表示部34に、職員Wが視認可能な態様でアップロード画面5(図6参照)を表示させる(アクティビティA002)。アップロード画面5は、画像データD1のアップロードを受け付ける画面である。アップロード画面5についての詳細は、後述する。
次に、制御部23は、アップロード画面5を介して、制御部33から画像データD1と画像データD1の説明情報とを受け付ける(アクティビティA003)。画像データD1の説明情報には、画像データD1に関する管理ID、書類名、ファイル名、手続きテーマ、書類の説明等が含まれる。制御部23は、画像データD1と対応づけて、画像データD1の説明を記憶部22に記憶させる。
次に、制御部23は、管理者端末3の表示部34に職員Wが視認可能な態様で、指定受付画面6を表示させる(アクティビティA004)。指定受付画面6は、これから設定を行う画像データD1の指定を受け付ける画面である。画像データD1に対する設定を行う場合に、職員Wは、制御部23に対し、指定受付画面6を表示させるように指示を行い、制御部23は、表示部34に指定受付画面6を表示させる。指定受付画面6には、一つ又は複数の画像データD1が選択可能に表示されている。指定受付画面6の詳細は、後述する。
職員Wは、指定受付画面6を介して、画像データD1を指定する。次に、制御部23は、指定受付画面6を介して、管理者端末3の制御部33から画像データD1の指定を受け付ける(アクティビティA005)。
制御部23が制御部33から画像データD1の指定を受け付けると、次に、制御部23は、設定画面7を表示部34に表示させる(アクティビティA006)。設定画面7は、入力欄Fと入力支援情報Hとを設定する画面である。換言すると、制御部23は、さらに、第2の表示制御ステップとして、入力欄を設定するための第3の画面の一例である設定画面7を表示させ、第2の受付ステップとして、入力欄Fの設定を受け付ける。設定画面7の詳細は、後述する。
続いて、以下のA007~A008の処理と、A009~A010の処理とが、並行して実行される。まず、制御部23は、設定画面7を介して入力欄Fの設定を受け付ける(アクティビティA007)。ここで、入力欄Fは、紙の雛形においてユーザが手書きで記入していた欄に相当する。
制御部23は、設定画面7を介して入力欄Fの設定を受け付けると、次に、制御部23は、記憶部22に、画像データD1と、入力欄Fの設定に関する入力欄Fの設定情報とを対応づけて記憶させる。次に、制御部23は、画像データD1に重畳的に入力欄Fを生成する(アクティビティA008)。
また、制御部23は、設定画面7を介して入力支援情報Hの設定を受け付ける(アクティビティA009)ここで、入力支援情報Hは、ユーザが入力欄Fへ入力をする際に入力を支援する情報である。
制御部23は、設定画面7を介して入力支援情報Hの設定を受け付けると、次に、制御部23は、記憶部22に、入力欄Fの設定情報と、入力支援情報Hの設定情報とを対応づけて記憶させる。次に、制御部23は、画像データD1に重畳的に入力支援情報Hを生成する(アクティビティA010)。
次に、制御部23は、公的書類のデジタル雛形D2を出力する(アクティビティA011)。具体的には、デジタル雛形D2は、画像データD1と、画像データD1上に重畳された、入力欄F及び入力支援情報Hとを一覧可能に含む。
制御部23は、記憶部22に、デジタル雛形D2と、画像データD1と、入力欄Fの設定情報と、入力支援情報Hの設定情報とを対応づけて記憶させる。
ここから、デジタル雛形D2を用いて、ユーザが申請書を作成する流れを説明する。最初に、ユーザは、本システムにおいてユーザ登録を行い、本システムにログインする。ユーザがログインすると、次に、制御部23は、ユーザ端末4の表示部44に手続きテーマ選択画面10を表示させる(アクティビティA012)。手続きテーマ選択画面10は、デジタル雛形D2を手続きテーマごとに分類し、選択可能に表示させたものである。手続きテーマ選択画面10の詳細は、後述する。
次に、制御部23は、手続きテーマ選択画面10を介して、画像データD1の選択を受け付ける(アクティビティA013)。具体的には、制御部23は、手続きテーマ選択画面10を介して、ユーザから手続きテーマの選択を受け付ける。ユーザが表示された手続きテーマを選択していくことで、ユーザは、作成する公的書類の画像データD1を選択することができる。
画像データD1の選択を受け付けると、次に、制御部23は、記憶部22に記憶された情報を参照して、画像データD1に対応するデジタル雛形D2を特定する。ここで、制御部23は、デジタル雛形D2の入力欄Fの一部に自動入力設定がなされている場合には、入力欄Fに入力する情報を取得する。換言すると、制御部23は、特定したデジタル雛形D2に対応する入力欄Fの設定情報に応じた、ユーザ情報を取得する(アクティビティA014)。詳細は後述する。
次に、制御部23は、デジタル雛形D2の入力欄Fのうち自動入力の設定がなされている入力欄Fについて、アクティビティA014において取得したユーザ情報を入力済みとする。次に、制御部23は、ユーザ端末4の表示部44にユーザに視認可能な態様で、デジタル雛形D3を表示させる(アクティビティA015)。デジタル雛形D3は、デジタル雛形D2の入力欄Fの一部について、自動で入力可能な情報を入力済みとした雛形である。
次に、制御部23は、ユーザ端末4の入力部45を介して、入力欄Fへの入力を受け付ける(アクティビティA016)。
次に、制御部23は、完成した公的書類をユーザ端末4に出力する(アクティビティA017)。ユーザは提出書類を印刷し、公的機関等に提出する。
次に、制御部23は、入力欄Fに入力された情報に基づき、ユーザ情報を更新する(アクティビティA018)。例えば、入力済みとされた入力欄Fについて、入力内容の修正を受け付けた場合には、制御部23は、当該修正された入力欄Fに対応した既存のデータベースのユーザ情報を更新する。
以上をまとめると、情報処理システム1は、次の各ステップがなされるようにプログラムを実行可能なプロセッサ(例えば、制御部23)を備える。第1の表示制御ステップでは、公的書類の画像データD1を指定するための第1の画面を表示させる。第1の受付ステップでは、第1の画面を介して指定された画像データD1を受け付ける。生成ステップでは、画像データD1に重畳される入力欄Fを生成する。出力ステップでは、ユーザが公的書類を作成可能に構成される第2の画面を出力する。ここで、第2の画面の一例であるデジタル雛形D2は、画像データD1と、画像データD1上に重畳された入力欄Fとを一覧可能に含む。
このような態様により、これまでに作成された公的書類を活用して、簡単に新しい公的書類を作成するシステムを提供することができる。
4.情報処理の詳細
本節では、上記概説した情報処理の詳細について補足する。
(アップロード画面5)
図6は、アップロード画面5の一例を示す概要図である。アップロード画面5は、領域51~55と、オブジェクト56とを含む。領域51は、管理IDの入力を受け付ける領域である。例えば、K001等予め定めた管理IDが入力される。領域52は、書類名の入力を受け付ける領域である。領域52には、例えば、〇〇登記申請書のように書類名が入力される。領域53は、ファイルのアップロードを受け付ける領域である。職員Wが入力部45を介して領域53に画像データD1のアイコンをドラックアンドドロップした場合に、制御部23は、画像データD1のアップロードを受け付けてもよい。領域54は、手続きテーマの入力を受け付ける領域である。制御部23は、手続きテーマの候補を選択可能に表示させてもよい。例えば、手続きテーマとして、「不動産を登記する場合」が選択される。領域55は、書類の説明の入力を受け付ける領域である。例えば、「不動産を登記する場合の申請書です。」等、画像データD1に関する説明が記載される。オブジェクト56は、実行の指示を受け付けるボタンである。
職員Wは、アップロード画面5において、各領域の入力を終えた後に、オブジェクト56を押下し、アップロード処理を実行する指示を行う。制御部23は、アップロード画面5を介して、アップロード処理の実行指示を受け付けると、画像データD1と、アップロード画面5の領域51~55に入力された情報とを対応づけて記憶部22に記憶させる。
(指定受付画面6)
図7は、指定受付画面6の一例を示す概要図である。指定受付画面6は、領域61~64と、オブジェクト65とを含む。領域61は、指定受付画面6において、指定する画像データD1を選択する領域である。領域61は、0又は1の値を選択可能な、オブジェクト611~613を含む。領域62は、画像データD1の説明情報を表示させる領域である。画像データD1の説明情報としては、例えば、画像データD1の管理ID、書類名、ファイル名、アップロード日が表示される。領域63は、画像データD1の設定状況を示す領域である。領域64は、画像データD1の設定日を示す領域である。設定済みの場合には、領域64の列に設定日が記載され、未設定の場合には、領域64の列は空欄になっている。オブジェクト65は、実行の指示を行うオブジェクトである。
第1の画面の一例である指定受付画面6は、公的書類の管理者の一例である職員Wが使用する画面である。職員Wは、アクティビティA004において、指定受付画面6が表示されると、指定受付画面6を確認し、指定する画像データD1を選択する。例えば、〇〇登記申請書を指定する場合には、職員Wは、オブジェクト611にチェックを入れ、オブジェクト65を押下する。このような態様により、職員Wは、これから設定を行う画像データD1を指定することができる。
(設定画面7)
図8は、入力欄Fを設定する設定画面7の一例を示す概要図である。設定画面7は、画像データD1の一例である「登記申請書」に「申請人の氏名」についての入力欄Fを設定している場面である。設定画面7は、画面71,72を含む。画面71は、領域711を含み、画面72は、領域721~730を含む。画面71には、「登記申請書」が表示されている。画面72は、画面71に表示された「登記申請書」に対し、入力欄Fの設定を行う画面である。
領域711は、画像データD1において、「申請人の氏名」が記載される入力欄Fの位置及びサイズをユーザに視認可能な態様で表示している。領域721は、入力欄Fの「項目名」を入力する領域であり、例えば「申請人の氏名」を入力する。領域722は、入力欄Fの「入力種別」を入力する領域であり、例えば「一つのテキスト」を選択する。「一つのテキスト」は、任意の文字列を入力可能な領域である。領域723は、入力欄Fが「必須入力か任意入力か」を選択する領域であり、例えば「必須」を選択する。領域724は、入力欄Fの「幅」を入力する領域であり、例えば「30」と記入する。領域725は、入力欄Fの「横位置」を入力する領域であり、例えば「75」と記入する。領域726は、入力欄Fの「縦位置」を入力する領域であり、例えば「100」と記入する。領域724~726を入力すると、入力に応じた位置及びサイズの領域711が生成される。画面72において設定中の入力欄Fが横位置75ポイント、縦位置100ポイントの位置に、幅30ポイントのサイズの入力欄Fであることが、領域711により確認される。ここで、1ポイントは、例えば、1/72インチである。換言すると、入力欄Fの設定は入力欄Fの位置及び大きさの情報を含み、制御部23は、生成ステップとして、設定に基づき入力欄を生成する。
(自動入力)
制御部23は、入力欄Fのうちの少なくとも一部に対し、既存データベースから情報を取得し、表示させることができる。領域727,728は、既存データベースから情報を取得し、自動で入力させるための設定を行う領域である。領域727は、入力欄Fに「既存データベースから取得し表示する内容」を入力する領域である。例えば、入力欄Fにユーザ情報テーブルからユーザ名を取得し表示させたい場合には、領域727には「ユーザ名」と記入される。領域728は、既存データベース名を入力する領域であり、例えば、既存データベースがユーザ情報テーブルである場合には「ユーザ情報」と記入する。
(入力支援情報H)
領域729は、入力欄Fの「記入例」を入力する領域であり、例えば「田中 〇〇」と記入する。領域730は、入力欄Fの「ヘルプ」を入力する領域であり、例えば「氏と名の間は一文字あける」と記入する。換言すると、制御部23は、第2の受付ステップとして、入力欄Fへの入力を支援する入力支援情報を受け付ける。入力支援情報Hとしては、入力方法の具体的な一例である記入例や入力の際の注意事項等が挙げられる。
(一覧テーブル8)
図9は、画像データD1に設定された入力欄Fの一覧テーブル8の一例を示す概要図である。制御部23は、一覧テーブル8によって、画像データD1の入力欄Fに関する情報を管理している。図9に示すように、一覧テーブル8は、領域81~89を含む。画像データD1には、複数の入力欄Fが設定されており、一覧テーブル8は、入力欄F1~F11に関する情報を管理している。
領域81は、入力欄Fの「項目名」の情報を含む。領域82は、入力欄Fの「入力種別」の情報を含む。入力種別としては、「1つのテキスト」、「2つのテキスト」、「一文字ずつ入力」等のテキスト入力と、「ドロップダウン」、「ラジオボタン」、「チェックボックス」等の選択方式とがあってもよい。領域83は、入力欄Fへの記入が「必須か」否かの情報を含む。領域84は、入力欄Fの位置及びサイズの情報を含む。
領域85は、入力欄Fの「選択肢」の情報を含む。例えば、入力欄F1の領域85は、「A」、「B」及び「C」の3つの選択肢の情報を含む。入力欄F3の領域85は、選択可能なカレンダーの情報を含む。
領域86,87は、自動入力に関する情報を管理する領域である。領域86は、「既存データベースから取得し表示する内容」の情報を含む。領域87は、「既存データベース名」の情報を含む。
領域88,89は、入力支援に関する情報を管理する領域である。領域88は、「記入例」の情報を含む。領域89は、「ヘルプ」の情報を含む。
(デジタル雛形D2)
図10は、デジタル雛形D2の一例を示す概要図である。デジタル雛形D2は、入力欄F1~F11と、オブジェクト91,92とを含む。デジタル雛形D2は、提出時の公的書類と同じ体裁で表示されるため、ユーザは提出時の公的書類をイメージしながら記入することができる。
入力欄F1と、入力欄F3~F11とは必須の入力欄である。入力欄F2は任意の入力欄である。このように、制御部23は、必須の入力欄と任意の入力欄とを異なる表示態様で表示させてもよい。
オブジェクト91,92は、入力支援情報Hを表示させるためのオブジェクトである。ユーザ端末4からオブジェクト91の押下を受け付けると、制御部23は、ユーザ端末4の制御部43にユーザに視認可能な態様で入力支援情報Hを表示させる。すなわち、オブジェクト91が押下されると、制御部23は、入力欄F2に関する入力支援情報Hとして、「〇〇の場合は、〇〇○が必要です」を表示させる。同様に、ユーザ端末4からオブジェクト92の押下を受け付けると、制御部23は、ユーザ端末4の制御部43にユーザに視認可能な態様で「氏と名の間は一文字あける」と表示させる。換言すると、第2の画面の一例であるデジタル雛形D2は、画像データD1と、画像データD1上に重畳された入力欄Fと、入力支援情報Hとを一覧可能に含む。このような態様により、制御部23は、入力欄Fとともに入力支援情報Hを表示させることができる。
図11は、手続きテーマ選択画面10の一例を示す概要図である。手続きテーマ選択画面10は、領域101と、オブジェクト102~107とを含む。手続きテーマ選択画面10は、手続きテーマから必要な公的書類の雛形を選択する画面の一例である。領域101は、ユーザが行う作業を提示する領域であり、例えば、「まずは、手続きテーマを選択しましょう」とユーザに視認可能に表示させる。
オブジェクト102は、「会社を設立した場合」に選択するオブジェクトであり、オブジェクト103は、「メンバー情報に変更がある場合」に選択するオブジェクトであり、オブジェクト104は、「報酬・給与の手続きの場合」に選択するオブジェクトであり、オブジェクト105は、「不動産を登記する場合」に選択するオブジェクトであり、オブジェクト106は、「会社情報に変更がある場合」に選択するオブジェクトであり、オブジェクト107は、「その他の手続きの場合」に選択するオブジェクトである。手続きテーマは、アップロード画面5での指定された「手続きテーマ」の情報に応じて、画像データD1と対応づけられている。ユーザは、手続きテーマを選択していくことで、作成が必要な公的書類の画像データD1を選択することができる。
制御部23は、オブジェクト105が押下されたと判定すると、「不動産を登記する場合」に対応づけられた画像データD1の選択を受け付ける。換言すると、制御部23は、第3の受付ステップとして、目的別(一例として手続きテーマ別)に予め準備された複数の画像データのうち、ユーザによって選択された画像データを受け付けてもよい。このような態様により、ユーザから画像データD1の選択を受け付け、第2の画面として、デジタル雛形D2を表示させることができる。
(ユーザ情報の一覧テーブル11)
図12は、ユーザ情報の一覧テーブル11の一例を示す概要図である。ユーザ情報の一覧テーブル11は、領域111~113を含む。ユーザ情報の一覧テーブル11には、ユーザが予め登録したユーザの登録情報が管理されている。領域111は、「ユーザ名」の情報を管理する領域であり、例えば、「田中〇〇」である。領域112は、「住所」の情報を管理する領域であり、例えば、「東京都新宿区新宿○町1-1-1」である。領域113は、「電話番号」を管理する領域であり、例えば、「060-1111-222X」である。ユーザ情報の一覧テーブル11は、データベース名、ユーザID、ユーザの生年月日等を管理してもよい。
(一部入力済みデジタル雛形D3)
図13は、ユーザ端末4の表示部44に表示されるデジタル雛形D3の一例を示す概要図である。デジタル雛形D3は、デジタル雛形D2の入力欄Fのうち、自動入力が設定された入力欄F4と、入力欄F5と、入力欄F6とを入力済みとしたものである。具体的には、アクティビティA015において、制御部23は、デジタル雛形D2の入力欄Fの一部に自動入力設定(例えば、領域86及び領域87の設定)がなされている場合には、入力欄Fに入力する情報を取得する。例えば、デジタル雛形D2の入力欄Fのうち、入力欄F4は、ユーザ情報に関するデータベースDBの「住所」の欄に記載された情報を自動入力するように設定されている。制御部23は、記憶部22からユーザ情報に関するデータベースDBの「住所」の欄に記載された情報を取得し、「東京都新宿区新宿○町1-1-1」と入力済みであるように入力欄F4の表示を制御する。同様に入力欄F5について、制御部23は、ユーザ情報に関するデータベースDBの「ユーザ名」の情報を取得し、「田中 〇〇」と入力済みであるように入力欄F5の表示を制御する。同様に入力欄F6について、制御部23は、ユーザ情報に関するデータベースDBの「電話番号」の情報を取得し、「060-1111-222X」と入力済みであるように入力欄F6の表示を制御する。換言すると、制御部23は、取得ステップとして、ユーザに関するユーザ情報を取得し、第3の表示制御ステップとして、入力欄Fのうちの少なくとも一部がユーザ情報に応じて予め入力済みであるように、第2の画面の一例であるデジタル雛形D2を制御する。このような態様により、制御部23は、一部の入力欄Fを自動的に入力することができる。
5.変形例
上記の実施形態に係る情報処理システム1に関して、以下のような態様を採用してもよい。
本実施形態では、アクティビティA001において、紙の雛形をスキャニングして画像データD1を作成したが、文書作成アプリケーションで作成された文書データを画像データD1に変換してもよい。
アクティビティA003において、画像データD1を受け付けた後、制御部23は、画像データD1に対して、所定の処理を実施してもよい。例えば、制御部23は、画像データD1のファイル形式を変換してもよいし、画像ファイルのサイズを圧縮してもよい。このような態様により、画像データD1を情報処理システム1の仕様に合わせることができる。また、制御部23は、画像データD1に対し、歪みや色合いを補正する画像補正を行ってもよい。このような態様により、画像データD1の見た目を美しくすることができる。
制御部23は、画像データD1を受け付けた後、画像認識ソフトウェアで画像データD1を処理し、画像データD1に含まれるテキスト情報を検出してもよい。制御部23は、A007~A008の処理と、A009~A010の処理と並行して、画像データD1に含まれるテキスト情報の編集する処理を受け付けてもよい。例えば、制御部23は、設定画面7において、書類名の記載を「登記申請書」から「〇〇登記申請書」に編集する処理を受け付けてもよい。このような態様により、法律や規則の変更に対応して、画像データD1に含まれるテキスト情報の記載を変更することが可能となる。
制御部23は、画像データD1を受け付けた後、画像認識ソフトウェアで画像データD1を処理し、画像データD1に含まれるオブジェクトを検出してもよい。制御部23は、A007~A008の処理と、A009~A010の処理と並行して、画像データD1に含まれるオブジェクトの編集する処理を受け付けてもよい。例えば、制御部23は、図14のような一文字ずつ区切って記載するオブジェクトから、複数の文字からなるテキストをまとめて記載するオブジェクトに変更するようなオブジェクトの編集を受け付けてもよい。
制御部23は、画像データD1を受け付けた後、画像データD1に新たなオブジェクトやテキストを追加してもよい。例えば、制御部23は、画像データD1に個人番号の欄を新たに追加する処理を受け付けてもよい。
アクティビティA007において、制御部23は、一文字ずつマス目に合わせて入力する入力欄Fの設定を受け付けてもよい。図14は、入力欄Fの別の一例を示す概要図である。入力欄F13は、住所を入力する入力欄Fである。入力欄F13は領域131と、領域132とを含む。領域131は、カタカナ書きの住所の記載を含む。領域132は、漢字書きの住所の記載を含む。領域131は、一文字ずつ区切られている。換言すると、制御部23は、第2の受付ステップとして、入力した文字を先頭から入力欄に合わせ一文字ずつ区切って表示させる設定を受け付けてもよい。このような態様により、制御部23は、元々の雛形の書式に合わせた入力ができる入力欄F付きデジタル雛形D2を提供できる。
本実施形態では、手続きテーマ選択画面10は、ユーザが実施する手続きのテーマを選択する画面であったが、ユーザが書類名から選択する選択画面を設けてもよい。換言すると、制御部23は、第3の受付ステップとして、書類名別に予め準備された複数の画像データのうち、ユーザによって選択された画像データを受け付けてもよい。
本実施形態では、制御部23は、取得ステップとして、ユーザに関するユーザ情報を取得し、第3の表示制御ステップとして、入力欄Fのうちの少なくとも一部がユーザ情報に応じて予め入力済みであるように、第2の画面の一例であるデジタル雛形D2を制御したが、制御部23は、ユーザ情報以外の既存データベースから情報を取得し、自動入力することもできる。例えば、制御部23は、別途作成された計算書のデータベースから「地番」の項目の情報を取得し、予め入力済みであるように、入力欄F9の表示を制御してもよい。
本実施形態では、制御部23がユーザ端末4を介して、デジタル雛形D2のオブジェクト91の押下を受け付けると、表示部34に入力支援情報Hが表示されるが、制御部23は、デジタル雛形D2の入力欄Fの少なくとも一部に予め入力支援情報Hを重畳的に表示させてもよい。例えば、制御部23は、記入例が予め記入された状態で、デジタル雛形D2の入力欄Fの一部を表示させてもよい。このような態様により、ユーザは、予め記入された記入例に上書きする形で入力欄Fに入力することができる。完成時の公的書類のイメージを確認できるため、ユーザはより容易に入力欄Fに記入することができる。
本実施形態では、アクティビティA017において、提出書類をユーザが印刷して提出すると記載したが、ユーザが完成した提出書類をデジタルデータの形で公的機関等に提出してもよい。
本実施形態では、アクティビティA017において、提出書類をユーザが印刷して提出すると記載したが、制御部23は、完成した提出書類を管理者端末3に出力し、職員Wが管理者端末3から公的機関等に完成した公的書類を提出してもよい。
以上、本発明の実施形態及び変形例について説明したが、本発明はこれに限定されることなく、その発明の技術的思想を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
図1に示す全体構成は一例であり、これに限られない。例えば、サーバ2は、2台以上の装置に分散されてもよいし、クラウドコンピューティングシステムに代替されてもよい。また、全ての処理がサーバ2で行われてもよい。管理者端末3にアプリケーションをインストールし、管理者端末3とサーバ2とが連携して上記したような処理を実行するようにしてもよい。
実施形態の別の一態様は、プログラムであってもよい。情報処理プログラムは、コンピュータに、情報処理システムの各ステップを実行させる。このような態様により、これまでに作成された公的書類を活用して、簡単に公的書類の電子化された雛形を作成するシステムの各ステップを実行させるプログラムを提供することができる。
次に記載の各態様で提供されてもよい。
(1)情報処理システムであって、次の各ステップがなされるようにプログラムを実行可能なプロセッサを備え、第1の表示制御ステップでは、公的書類の画像データを指定するための第1の画面を表示させ、第1の受付ステップでは、前記第1の画面を介して指定された前記画像データを受け付け、生成ステップでは、前記画像データに重畳される入力欄を生成し、出力ステップでは、ユーザが前記公的書類を作成可能に構成される第2の画面を出力し、ここで、前記第2の画面は、前記画像データと、前記画像データ上に重畳された前記入力欄とを一覧可能に含む、システム。
このような態様により、これまでに作成された公的書類を活用して、簡単に公的書類の電子化された雛形を作成するシステムを提供することができる。
(2)上記(1)記載の情報処理システムにおいて、さらに、第2の表示制御ステップでは、前記入力欄を設定するための第3の画面を表示させ、さらに、第2の受付ステップでは、前記入力欄の設定を受け付け、ここで、前記設定は前記入力欄の位置及び大きさの情報を含み、前記生成ステップでは、前記設定に基づき前記入力欄を生成する、システム。
このような態様により、画像データに対し、入力欄を設定することができる。公的機関の管理者は、ユーザが記入する入力欄を設定することができる。
(3)上記(2)に記載の情報処理システムにおいて、前記第2の受付ステップでは、前記入力欄への入力を支援する入力支援情報を受け付け、前記第2の画面は、前記画像データと、前記画像データ上に重畳された前記入力欄と、前記入力支援情報とを一覧可能に含む、システム。
このような態様により、電子化された雛形に対し、重畳的に入力欄と入力支援情報とを表示させることができる。ユーザは、入力支援情報を活用して、入力欄に記入することができるようになる
(4)上記(2)又は(3)に記載の情報処理システムにおいて、前記第2の受付ステップでは、入力した文字を先頭から前記入力欄に合わせ一文字ずつ区切って表示させる設定を受け付ける、システム。
このような態様により、元々の雛形の書式に合わせた入力ができる入力欄付きの電子化された雛形を提供できる。
(5)上記(2)から(4)までの何れか1つに記載の情報処理システムにおいて、さらに、取得ステップでは、前記ユーザに関するユーザ情報を取得し、さらに、第3の表示制御ステップでは、前記入力欄のうちの少なくとも一部が前記ユーザ情報に応じて予め入力済みであるように、前記第2の画面の表示を制御する、システム。
このような態様により、制御部23は、一部の入力欄を自動的に入力させることができる。
(6)上記(1)から(5)までの何れか1つに記載の情報処理システムにおいて、さらに、第3の受付ステップでは、目的別又は書類名別に予め準備された複数の前記画像データのうち、前記ユーザによって選択された前記画像データを受け付ける、システム。
このような態様により、制御部23は、ユーザから画像データの選択を受け付け、第2の画面(電子化された雛形)を表示させることができる。
(7)上記(1)から(6)までの何れか1つに記載の情報処理システムにおいて、前記第1の画面は、前記公的書類の管理者が使用する画面である、システム。
このような態様により、公的機関等が所有する紙の雛形を簡単に電子化することができる。公的機関等がこれまで作成した紙の雛形を有効に使用することができる。
(8)情報処理プログラムであって、コンピュータに、上記(1)から(7)までの何れか1つに記載の情報処理システムの各ステップを実行させる、もの。
このような態様により、これまでに作成された公的書類を活用して、簡単に電子化された雛形を作成するシステムの各ステップを実行させるプログラムを提供することができる。
(9)情報処理方法であって、上記(1)から(7)までの何れか1つに記載の情報処理システムの各ステップを備える、方法。
このような態様により、これまでに作成された公的書類を活用して、簡単に電子化された雛形を作成する情報処理方法を提供することができる。
もちろん、この限りではない。
最後に、本発明に係る種々の実施形態を説明したが、これらは、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 :情報処理システム
2 :サーバ
20 :通信バス
21 :通信部
22 :記憶部
23 :制御部
3 :管理者端末
30 :通信バス
31 :通信部
32 :記憶部
33 :制御部
34 :表示部
35 :入力部
36 :撮像部
4 :ユーザ端末
40 :通信バス
41 :通信部
42 :記憶部
43 :制御部
44 :表示部
45 :入力部
5 :アップロード画面
51 :領域
52 :領域
53 :領域
54 :領域
55 :領域
56 :オブジェクト
6 :指定受付画面
61 :領域
611 :オブジェクト
612 :オブジェクト
613 :オブジェクト
62 :領域
63 :領域
64 :領域
65 :オブジェクト
7 :設定画面
71 :画面
711 :領域
72 :画面
721 :領域
722 :領域
723 :領域
724 :領域
725 :領域
726 :領域
727 :領域
728 :領域
729 :領域
730 :領域
8 :一覧テーブル
81 :領域
82 :領域
83 :領域
84 :領域
85 :領域
86 :領域
87 :領域
88 :領域
89 :領域
91 :オブジェクト
92 :オブジェクト
10 :テーマ選択画面
101 :領域
102 :オブジェクト
103 :オブジェクト
104 :オブジェクト
105 :オブジェクト
106 :オブジェクト
107 :オブジェクト
11 :一覧テーブル
111 :領域
112 :領域
113 :領域
131 :領域
132 :領域
D1 :画像データ
D2 :デジタル雛形
D3 :デジタル雛形
F :入力欄
F1 :入力欄
F2 :入力欄
F3 :入力欄
F4 :入力欄
F5 :入力欄
F6 :入力欄
F7 :入力欄
F8 :入力欄
F9 :入力欄
F10 :入力欄
F11 :入力欄
F13 :入力欄
H :入力支援情報

Claims (7)

  1. 公的書類の作成を支援するサービスを提供する情報処理システムであって、
    次の各ステップがなされるようにプログラムを実行可能なプロセッサを備え、
    第1の表示制御ステップでは、前記サービスの管理者が前記公的書類の画像データを指定してアップロードするための第1の画面を表示させ、
    第1の受付ステップでは、前記第1の画面を介して前記管理者にアップロードされた前記画像データを受け付け、
    生成ステップでは、前記画像データに重畳される入力欄を生成し、
    第4の表示制御ステップでは、前記サービスを利用するユーザの端末に第4の画面を表示させ、ここで、前記第4の画面は、手続きに関する複数の場面を一覧可能に含み、
    第3の受付ステップでは、前記ユーザの端末を介して選択された前記複数の場面のうちの1つを受け付け、これにより選択された場面に対応する所定の公的書類が特定され、
    出力ステップでは、前記ユーザの端末に、第2の画面を表示可能に出力し、ここで、前記第2の画面は、前記画像データと、前記画像データ上に重畳された前記入力欄とを一覧可能に含み、これにより前記ユーザが前記画像データ中の前記入力欄に入力することで、前記サービスを介して前記公的書類の作成を可能とする、システム。
  2. 請求項1記載の情報処理システムにおいて、
    さらに、第2の表示制御ステップでは、前記入力欄を設定するための第3の画面を表示させ、
    さらに、第2の受付ステップでは、前記入力欄の設定を受け付け、ここで、前記設定は前記入力欄の位置及び大きさの情報を含み、
    前記生成ステップでは、前記設定に基づき前記入力欄を生成する、システム。
  3. 請求項2に記載の情報処理システムにおいて、
    前記第2の受付ステップでは、前記入力欄への入力を支援する入力支援情報を受け付け、
    前記第2の画面は、前記画像データと、前記画像データ上に重畳された前記入力欄と、前記入力支援情報とを一覧可能に含む、システム。
  4. 請求項2に記載の情報処理システムにおいて、
    前記第2の受付ステップでは、入力した文字を先頭から前記入力欄に合わせ一文字ずつ区切って表示させる設定を受け付ける、システム。
  5. 請求項に記載の情報処理システムにおいて、
    さらに、取得ステップでは、前記入力欄の一部に自動入力設定がなされている場合、前記自動入力設定に応じた前記ユーザに関するユーザ情報を取得し、
    さらに、第3の表示制御ステップでは、前記入力欄のうちの少なくとも一部が前記ユーザ情報に応じて予め入力済みであるように、前記第2の画面の表示を制御する、システム。
  6. 情報処理プログラムであって、
    コンピュータに、請求項1から請求項までの何れか1つに記載の情報処理システムの各ステップを実行させる、もの。
  7. 情報処理方法であって、
    請求項1から請求項までの何れか1つに記載の情報処理システムが実行する各ステップを含む、方法。
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