JP7384352B2 - 食品切断装置 - Google Patents
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Description
本発明は、食肉などの食品を切断する食品切断装置に関する。
塊状食品を切断する従来の食品切断装置として、牛肉や豚肉等の塊状の肉を連続的に薄くスライスする装置がある。
この装置は、供給された塊状の肉を前方へ搬送しながら、搬送終端部に配置した切断刃で所定の厚さに切断するものである。
このような装置について、特許文献1には、上下方向に揺動すると共に、その揺動端部に塊状肉の送出し口を有する供給部と、上下方向に揺動することなく、送り出し口から送り出された塊状肉の先端部を受けて位置決めする受板と、この受板で位置決めされた塊状肉の先端部を、左右方向へ移動しながら切断する切断刃を備える食肉切断装置が開示されている。
また、特許文献2には、左右方向に直線移動すると共に、その前端部に塊状肉の送り出し口を有する供給部と、左右方向に移動することなく、送り出し口から送り出された塊状肉の先端部を受けて位置決めする受板と、この受板で位置決めされた塊状肉の先端部を、上下方向に回転しながら切断する切断刃とを備えた食肉切断装置において、この切断刃の刃先近傍の位置に、切断直前の塊状肉先端の下面をコンベア部と面一な高さに支持する上面を有した切断補助部を設ける技術が開示されている。
この装置は、供給された塊状の肉を前方へ搬送しながら、搬送終端部に配置した切断刃で所定の厚さに切断するものである。
このような装置について、特許文献1には、上下方向に揺動すると共に、その揺動端部に塊状肉の送出し口を有する供給部と、上下方向に揺動することなく、送り出し口から送り出された塊状肉の先端部を受けて位置決めする受板と、この受板で位置決めされた塊状肉の先端部を、左右方向へ移動しながら切断する切断刃を備える食肉切断装置が開示されている。
また、特許文献2には、左右方向に直線移動すると共に、その前端部に塊状肉の送り出し口を有する供給部と、左右方向に移動することなく、送り出し口から送り出された塊状肉の先端部を受けて位置決めする受板と、この受板で位置決めされた塊状肉の先端部を、上下方向に回転しながら切断する切断刃とを備えた食肉切断装置において、この切断刃の刃先近傍の位置に、切断直前の塊状肉先端の下面をコンベア部と面一な高さに支持する上面を有した切断補助部を設ける技術が開示されている。
しかしながら、特許文献1に開示された発明では、受板によって位置決めされた塊状肉の先端部に、左右方向に移動する切断刃の切断作用が加わると、この塊状肉の先端部が切断刃の移動方向に引きずられて変形し、所定の厚さに切断することが困難となる問題があった。
また、切断された肉が切断刃の移動方向に位置ずれして詰まる問題があった。
なお、特許文献2に開示された発明は、塊状肉に上側から切断作用が加わるときに、この塊状肉を下から支えるものに過ぎず、塊状肉の先端部の左右方向への位置ずれを防止する技術思想、および、切断された肉の左右方向への位置ずれを防止する技術思想は存しない。
本発明は、上述のような従来技術の課題を解決し、柔らかい塊状食品であっても適切な厚みに円滑に切断することができ、また、切断後の食品が位置ずれして詰まるような不具合の発生を減少させることができる食品切断装置を実現することを目的とする。
また、切断された肉が切断刃の移動方向に位置ずれして詰まる問題があった。
なお、特許文献2に開示された発明は、塊状肉に上側から切断作用が加わるときに、この塊状肉を下から支えるものに過ぎず、塊状肉の先端部の左右方向への位置ずれを防止する技術思想、および、切断された肉の左右方向への位置ずれを防止する技術思想は存しない。
本発明は、上述のような従来技術の課題を解決し、柔らかい塊状食品であっても適切な厚みに円滑に切断することができ、また、切断後の食品が位置ずれして詰まるような不具合の発生を減少させることができる食品切断装置を実現することを目的とする。
本発明は、上述の課題を解決するために、以下の技術的手段を講じる。
すなわち、請求項1記載の発明は、上下方向に揺動すると共に、その揺動端部に塊状食品の送り出し口(68)を有する供給部(3)と、上下方向に揺動することなく、前記送り出し口(68)から送り出された塊状食品の先端部を受けて位置決めする受部材(75)と、この受部材(75)で位置決めされた塊状食品の先端部を、左右方向へ移動しながら切断する切断刃(82)とを備える食品切断装置において、前記受部材(75)における前記送り出し口(68)の揺動軌跡と対向する部位の左右一側または左右両側に、前記供給部(3)側へ向けて突出する上下方向の凸部(76)を形成したことを特徴とする食品切断装置とする。
すなわち、請求項1記載の発明は、上下方向に揺動すると共に、その揺動端部に塊状食品の送り出し口(68)を有する供給部(3)と、上下方向に揺動することなく、前記送り出し口(68)から送り出された塊状食品の先端部を受けて位置決めする受部材(75)と、この受部材(75)で位置決めされた塊状食品の先端部を、左右方向へ移動しながら切断する切断刃(82)とを備える食品切断装置において、前記受部材(75)における前記送り出し口(68)の揺動軌跡と対向する部位の左右一側または左右両側に、前記供給部(3)側へ向けて突出する上下方向の凸部(76)を形成したことを特徴とする食品切断装置とする。
請求項2記載の発明は、前記送り出し口(68)側に、前記凸部(76)と対向する上下方向の凹部(74)を形成した請求項1に記載の食品切断装置とする。
請求項3記載の発明は、前記送り出し口(68)を有した枠部材(69)を前記供給部(3)の揺動端部に設け、この枠部材(69)には前記送り出し口(68)を複数に仕切る上下方向の桟部(71)を設け、この桟部(71)に前記凹部(74)を形成した請求項2に記載の食品切断装置とする。
請求項4記載の発明は、前記供給部(3)の上下揺動によって、前記切断刃(82)が前記凹部(74)の左右両縁部(72,72)に摺接する構成とした請求項2または請求項3に記載の食品切断装置とする。
請求項5記載の発明は、前記供給部(3)を上下揺動自在に支持する揺動支点(10)を設け、前記凹部(74)の左右両縁部(72,72)を、前記揺動支点(10)を中心とする円弧状に形成した請求項2または請求項3または請求項4に記載の食品切断装置とする。
請求項6記載の発明は、前記受部材(75)に、前記揺動支点(10)を中心とする円弧状の部位を備えた請求項5に記載の食品切断装置とする。
請求項7記載の発明は、前記凸部(76)における左右方向での中心位置を、前記凹部(74)における左右方向での中心位置に対して前記切断刃(82)の移動方向上手側へ偏倚させて配置した請求項2から請求項6のいずれか一項に記載の食品切断装置とする。
請求項8記載の発明は、前記供給部(3)の揺動範囲の下限位置または下限位置と上限位置の間に設定された所定の位置で、前記凸部(76)が凹部(74)内を通過しうる構成とした請求項2から請求項7のいずれか一項に記載の食品切断装置とする。
請求項9記載の発明は、前記凸部(76)が凹部(74)内を通過するときに、前記切断刃(82)が前記凹部(74)の左右両縁部(72,72)に摺接する構成とした請求項8記載の食品切断装置とする。
請求項1に記載の発明によれば、受部材(75)における送り出し口(68)の上下方向の揺動軌跡と対向する部位の左右一側または左右両側に、上下方向の凸部(76)が設けられているので、塊状食品の先端部に切断刃(82)によって引きずられる力が作用しても、この凸部(76)によって塊状食品の先端部の位置が規制されて変形が少なくなる。これによって、塊状食品を所定の厚みに円滑に切断することができ、また、切断後の食品が切断刃(82)の移動方向へ位置ずれして詰まるような不具合の発生を少なくすることができる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、送り出し口(68)側に凸部(76)と対向する上下方向の凹部(74)を形成することで、凸部(76)を有した受部材(75)を送り出し口(68)に接近させることができ、送り出し口(68)から送り出される塊状食品の先端部をより薄く切断することができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項2に記載の発明の効果に加え、送り出し口(68)を上下に仕切る上下方向の桟部(71)に凹部(74)を形成することで、複数列の塊状食品の切断が可能となり、切断作業能率の高い食品切断装置を実現することができる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項2または請求項3に記載の発明の効果を奏するうえに、凹部の左右両縁部(72,72)に摺接する切断刃(82)によって塊状食品の前端部を所定の厚さに精度よく切断することができる。
請求項5に記載の発明によれば、請求項2または請求項3または請求項4に記載の発明の効果を奏するうえで、凹部(74)の左右両縁部(72,72)が、供給部(3)の揺動支点(10)を中心とする円弧状に形成されているので、供給部(3)と共に凹部(74)が上下揺動しても、この凹部(74)の左右両縁部(72,72)と凸部(76)との位置関係が変化しにくく、塊状食品を円滑に切断することができる。
請求項6に記載の発明によれば、請求項5に記載の発明の効果を奏するうえに、供給部(3)が上下方向に揺動しても凹部(74)の左右両縁部(72,72)と受部材(75)の間隔が変化しにくいので、切断された食品の厚さを所定の厚さに揃えることが可能となる。
請求項7に記載の発明によれば、請求項2から請求項6のいずれか一項に記載の発明の効果を奏するうえに、凹部(74)を有する部位の右側面と、この前側に対向する凸部(76)の右側面との間に段差が形成された場合、切断後の塊状食品の前端部が送り出し口(68)から突出していても、供給部(3)が切断時と逆方向へ揺動したときにこの塊状食品の前端部が凸部(76)に当たりにくく、切断作業を円滑に行うことができる。
請求項8に記載の発明によれば、請求項2から請求項7のいずれか一項に記載の発明の効果を奏するうえで、受部材(75)と送り出し口(68)との間隔を大きくして、切断される塊状食品の厚みを厚くした場合でも、切断刃(82)による塊状食品の変形が少なくなる。
請求項9に記載の発明によれば、請求項8に記載の発明の効果に加え、塊状食品の前端部の位置を規制した状態で所定の厚さに精度よく切断することができる。
本発明を実施するための形態について、塊状肉(請求項の「塊状食品」)を連続的に切断するスライサーを実施例とし、図面の記載に基づいて詳述する。
なお、このスライサーによって切断される塊状肉の搬送方向を基準として、上手側を「後側」、下手側を「前側」と定義し、下手側に向いた状態での左手側を「左側」、右手側を「右側」と定義して説明する。
なお、このスライサーによって切断される塊状肉の搬送方向を基準として、上手側を「後側」、下手側を「前側」と定義し、下手側に向いた状態での左手側を「左側」、右手側を「右側」と定義して説明する。
(スライサーの全体構成)
図1、図2に示すように、スライサー1は、基体となる機枠2に対して、塊状肉供給部(請求項の「供給部」)3と、切断部4と、搬出部5と、制御部6を設けて構成する。
塊状肉供給部3は、作業者による塊状肉の投入を受けて前方へ搬送するものであり、切断部4は、塊状肉供給部3の前端部から前方へ突出した塊状肉の前端部(請求項における「先端部」)を所定の厚さに切断するものである。
搬出部5は、切断部4で切断された肉を前方へ搬出するものであり、制御部6は、各部を駆動する電動モーターやエアシリンダー等を制御するものである。
なお、衛生上の観点から、各部は主にステンレス材を用いて構成し、ステンレス製のカバーKで覆う。
図3以降は、このカバーKを取り外して示す。
図1、図2に示すように、スライサー1は、基体となる機枠2に対して、塊状肉供給部(請求項の「供給部」)3と、切断部4と、搬出部5と、制御部6を設けて構成する。
塊状肉供給部3は、作業者による塊状肉の投入を受けて前方へ搬送するものであり、切断部4は、塊状肉供給部3の前端部から前方へ突出した塊状肉の前端部(請求項における「先端部」)を所定の厚さに切断するものである。
搬出部5は、切断部4で切断された肉を前方へ搬出するものであり、制御部6は、各部を駆動する電動モーターやエアシリンダー等を制御するものである。
なお、衛生上の観点から、各部は主にステンレス材を用いて構成し、ステンレス製のカバーKで覆う。
図3以降は、このカバーKを取り外して示す。
(塊状肉供給部の構成)
図3~図5に示すように、塊状肉供給部3は、平面視で矩形に枠組みされた枠体7と、この枠体7に対して取り付けられ、手作業で供給された塊状肉を前方へ搬送する塊状肉搬送装置8を備える。
図5、図6に示すように、枠体7の左右両側から左右の支持壁9,9を一体的に立ち上げて設け、この左右の支持壁9,9の上部に、左右方向に長尺の支点軸(請求項の「揺動支点」)10を貫通させて固定する。
この支点軸10における左右の支持壁9,9から外方へ突出した端部を、ベアリング11,11を介して機枠2側に支持する。
これによって、図5に示すように、塊状肉供給部3は、搬送終端側となる前端部ほど低くなるように、前下がり姿勢で支持される。
図3~図5に示すように、塊状肉供給部3は、平面視で矩形に枠組みされた枠体7と、この枠体7に対して取り付けられ、手作業で供給された塊状肉を前方へ搬送する塊状肉搬送装置8を備える。
図5、図6に示すように、枠体7の左右両側から左右の支持壁9,9を一体的に立ち上げて設け、この左右の支持壁9,9の上部に、左右方向に長尺の支点軸(請求項の「揺動支点」)10を貫通させて固定する。
この支点軸10における左右の支持壁9,9から外方へ突出した端部を、ベアリング11,11を介して機枠2側に支持する。
これによって、図5に示すように、塊状肉供給部3は、搬送終端側となる前端部ほど低くなるように、前下がり姿勢で支持される。
(塊状肉供給部の揺動機構)
図6に示すように、機枠2における枠体7の下方の部位に揺動用電動モーター12を取り付け、この揺動用電動モーター12の出力軸13にクランクアーム14の一端部を取り付ける。
そして、このクランクアーム14の他端部に軸支したベアリング15と、枠体7における支点軸10よりも前側下方の部位に支持したベアリング16を、連動ロッド17の両端に備えた円筒部(図示省略)に篏合して固定する。
これにより、揺動用電動モーター12を駆動すると、支点軸10を中心として塊状肉供給部3の前端部が斜め上下方向に往復揺動(円弧運動)する。
図5において、塊状肉供給部3を実線で表した位置が、この塊状肉供給部3の揺動範囲の下限位置であり、塊状肉供給部3の輪郭の一部を二点鎖線で表した位置が、この塊状肉供給部3の揺動範囲の上限位置である。
図6に示すように、機枠2における枠体7の下方の部位に揺動用電動モーター12を取り付け、この揺動用電動モーター12の出力軸13にクランクアーム14の一端部を取り付ける。
そして、このクランクアーム14の他端部に軸支したベアリング15と、枠体7における支点軸10よりも前側下方の部位に支持したベアリング16を、連動ロッド17の両端に備えた円筒部(図示省略)に篏合して固定する。
これにより、揺動用電動モーター12を駆動すると、支点軸10を中心として塊状肉供給部3の前端部が斜め上下方向に往復揺動(円弧運動)する。
図5において、塊状肉供給部3を実線で表した位置が、この塊状肉供給部3の揺動範囲の下限位置であり、塊状肉供給部3の輪郭の一部を二点鎖線で表した位置が、この塊状肉供給部3の揺動範囲の上限位置である。
(搬送通路)
図3、図4に示すように、枠体7は、左右両端部に有した側壁18,18の間に3つの仕切壁19,19,19を一体的に備える。
これら2つの側壁18,18と3つの仕切壁19,19,19の間に4つの搬送通路20,20,20,20,20が形成される。
なお、図5に示すように、左右両端部に有した側壁18,18を、その前部において、4つの搬送通路20,20,20、20の上方に配置された門型またはアーチ形状の補強フレーム18Fで連結し、枠体7の剛性を確保する。
図3、図4に示すように、枠体7は、左右両端部に有した側壁18,18の間に3つの仕切壁19,19,19を一体的に備える。
これら2つの側壁18,18と3つの仕切壁19,19,19の間に4つの搬送通路20,20,20,20,20が形成される。
なお、図5に示すように、左右両端部に有した側壁18,18を、その前部において、4つの搬送通路20,20,20、20の上方に配置された門型またはアーチ形状の補強フレーム18Fで連結し、枠体7の剛性を確保する。
(塊状肉搬送装置の構成)
図3~図6に示すように、塊状肉搬送装置8は、4つの搬送通路20,20,20,20のそれぞれに、塊状肉搬送用のコンベアを設けて構成する。
この塊状肉搬送用のコンベアは、単一の下部コンベア22と4基の上部コンベア23,23,23,23を備える。
下部コンベア22は、4つの搬送通路20,20,20,20の底部を形成し、塊状肉を載せて搬送するものである。
4基の上部コンベア23,23,23,23は、各搬送通路20,20,20,20における前半部の天井部を形成し、塊状肉を上から押さえながら搬送するものである。
図3~図6に示すように、塊状肉搬送装置8は、4つの搬送通路20,20,20,20のそれぞれに、塊状肉搬送用のコンベアを設けて構成する。
この塊状肉搬送用のコンベアは、単一の下部コンベア22と4基の上部コンベア23,23,23,23を備える。
下部コンベア22は、4つの搬送通路20,20,20,20の底部を形成し、塊状肉を載せて搬送するものである。
4基の上部コンベア23,23,23,23は、各搬送通路20,20,20,20における前半部の天井部を形成し、塊状肉を上から押さえながら搬送するものである。
(下部コンベアの構成)
図3~図6に示すように、下部コンベア22は、前端ローラー24および後端ローラー26と、これら前端ローラー24と後端ローラー26に巻き掛けられる粗雑面を有した下部無端ベルト28と、この下部無端ベルト28に張力を付与する前後方向中間部のテンションローラー27から構成する。
前端ローラー24は、左右のフレーム22F,22Fの前端部に固定された左右方向の軸に対して、回転自在に支持する。
この左右のフレーム22F,22Fは一体的に構成され、枠体7の下側に着脱自在な構成とする。
後端ローラー26は、左右のフレーム22F,22Fの後端部に軸受された左右方向の下部駆動軸25に固定する。
テンションローラー27は、枠体7の前後方向中間部に配置し、下部無端ベルト28の下側巻回域の上面に当接させ、下方へ弾発付勢する。これによって、下部無端ベルト28に、搬送に適した張力が付与される。
また、テンションローラー27を弾発付勢する構成に代えて、テンションローラー27の高さを調節して固定する構成としてもよい。
図3~図6に示すように、下部コンベア22は、前端ローラー24および後端ローラー26と、これら前端ローラー24と後端ローラー26に巻き掛けられる粗雑面を有した下部無端ベルト28と、この下部無端ベルト28に張力を付与する前後方向中間部のテンションローラー27から構成する。
前端ローラー24は、左右のフレーム22F,22Fの前端部に固定された左右方向の軸に対して、回転自在に支持する。
この左右のフレーム22F,22Fは一体的に構成され、枠体7の下側に着脱自在な構成とする。
後端ローラー26は、左右のフレーム22F,22Fの後端部に軸受された左右方向の下部駆動軸25に固定する。
テンションローラー27は、枠体7の前後方向中間部に配置し、下部無端ベルト28の下側巻回域の上面に当接させ、下方へ弾発付勢する。これによって、下部無端ベルト28に、搬送に適した張力が付与される。
また、テンションローラー27を弾発付勢する構成に代えて、テンションローラー27の高さを調節して固定する構成としてもよい。
なお、前端ローラー24、後端ローラー26、テンションローラー27、下部無端ベルト28は、左右の側壁18,18の内側面間隔よりも幅広に形成し、その左右両端部の夫々を、左右の側壁18,18の下側に入り込ませる。
また、枠体7における前端ローラー24とテンションローラー27の間、および、テンションローラー27と後端ローラー26の間には、下部無端ベルト28の上側巻回域の下面を摺接支持する摺接板体(図示省略)を取り付ける。この摺接板体は、左右のフレーム22F,22Fの内側面間にわたる広幅に形成する。
また、下部無端ベルト28の上面は、3つの仕切壁19,19,19の直下に、当接しない程度の隙間を有した状態で配置する。
これにより、下部無端ベルト28の上面は、上述の4つの搬送通路20,20,20,20の底部を形成するものとなる。
また、枠体7における前端ローラー24とテンションローラー27の間、および、テンションローラー27と後端ローラー26の間には、下部無端ベルト28の上側巻回域の下面を摺接支持する摺接板体(図示省略)を取り付ける。この摺接板体は、左右のフレーム22F,22Fの内側面間にわたる広幅に形成する。
また、下部無端ベルト28の上面は、3つの仕切壁19,19,19の直下に、当接しない程度の隙間を有した状態で配置する。
これにより、下部無端ベルト28の上面は、上述の4つの搬送通路20,20,20,20の底部を形成するものとなる。
(上部コンベアの構成)
図3~図6に示すように、各搬送通路20,20,20,20において、4基の上部コンベア23,23,23,23を、下部コンベア22の前部上方に対向して配置する。
図7、図8に示すように、この上部コンベア23は、左右の枠板30,30と、把持部材31と、後端駆動ローラー32と、上部テンションローラー33を備えたテンションアーム34と、案内ローラー35と、前端従動ローラー36を備えたアーム37と、粗雑面を有する無端ベルト38を備えたユニットとして構成する。
図3~図6に示すように、各搬送通路20,20,20,20において、4基の上部コンベア23,23,23,23を、下部コンベア22の前部上方に対向して配置する。
図7、図8に示すように、この上部コンベア23は、左右の枠板30,30と、把持部材31と、後端駆動ローラー32と、上部テンションローラー33を備えたテンションアーム34と、案内ローラー35と、前端従動ローラー36を備えたアーム37と、粗雑面を有する無端ベルト38を備えたユニットとして構成する。
すなわち、右側の枠板30の後端部を後方へ延長し、この後方延長部に左右方向の丸パイプから成る把持部材31を片持ち状態で固定する。
左右の枠板30,30に対して、その後部間に後端駆動ローラー32を軸受支持し、その中間部にテンションアーム34の基部を軸39で上下回動調節可能に軸支する。
また、左右の枠板30,30に対して、その前端上部にアーム37の後端部を軸40で上下回動調節可能に軸支し、その前端下部に案内ローラー35を軸受支持する。
そして、後端駆動ローラー32と、上部テンションローラー33と、前端従動ローラー36と、案内ローラー35にわたって無端ベルト38を巻き掛ける。
この状態において、後端駆動ローラー32から前端従動ローラー36に至る無端ベルト38の下側巻回域は、案内ローラー35の位置で屈折し、側面視で逆へ字状となる。
左右の枠板30,30に対して、その後部間に後端駆動ローラー32を軸受支持し、その中間部にテンションアーム34の基部を軸39で上下回動調節可能に軸支する。
また、左右の枠板30,30に対して、その前端上部にアーム37の後端部を軸40で上下回動調節可能に軸支し、その前端下部に案内ローラー35を軸受支持する。
そして、後端駆動ローラー32と、上部テンションローラー33と、前端従動ローラー36と、案内ローラー35にわたって無端ベルト38を巻き掛ける。
この状態において、後端駆動ローラー32から前端従動ローラー36に至る無端ベルト38の下側巻回域は、案内ローラー35の位置で屈折し、側面視で逆へ字状となる。
図7に示すように、無端ベルト38の下側巻回域の下面における前端従動ローラー36から案内ローラー35にわたる部位には、直線搬送域Pが形成される。
上部テンションローラー33は無端ベルト38の上側巻回域の下面に当接させる。
テンションアーム34の回動位置は、このテンションアーム34の中間部に設けた長孔34aに、左右一側の枠板30の内側面に溶接固定したボルトを挿し込み、このボルトの先端にナットを螺合して締結固定する。(ボルト、ナット共に図示省略)
これにより、無端ベルト38の張力を調節する際には、ナットを緩めてテンションアーム34の上下回動位置を調節し、再びナットを締めこんで固定すればよい。
上部テンションローラー33は無端ベルト38の上側巻回域の下面に当接させる。
テンションアーム34の回動位置は、このテンションアーム34の中間部に設けた長孔34aに、左右一側の枠板30の内側面に溶接固定したボルトを挿し込み、このボルトの先端にナットを螺合して締結固定する。(ボルト、ナット共に図示省略)
これにより、無端ベルト38の張力を調節する際には、ナットを緩めてテンションアーム34の上下回動位置を調節し、再びナットを締めこんで固定すればよい。
また、軸40部にはノブボルト(図示省略)を備え、このノブボルトによって枠板30,30に対するアーム37の上下回動位置を固定する。
これにより、無端ベルト38を交換する際には、ノブボルトを外してアーム37を上方回動させ、巻き掛け周長を短縮して無端ベルト38を緩め、この無端ベルト38を取り外しやすくすることができる。
なお、図3に示すように、右側の枠板30の後方延長部に固定された把持部材31が片持ち状態であるため、この把持部材31と左側の枠板30の後端部との間に隙間ができ、この隙間から無端ベルト38を出し入れすることができる。
これにより、無端ベルト38を交換する際には、ノブボルトを外してアーム37を上方回動させ、巻き掛け周長を短縮して無端ベルト38を緩め、この無端ベルト38を取り外しやすくすることができる。
なお、図3に示すように、右側の枠板30の後方延長部に固定された把持部材31が片持ち状態であるため、この把持部材31と左側の枠板30の後端部との間に隙間ができ、この隙間から無端ベルト38を出し入れすることができる。
(上部コンベアの支持)
図4に示すように、枠体7における左右の側壁18,18の外側部に左右の支持部材41,41の下部を固定し、この左右の支持部材41,41の上部に左右のベアリング42,42を夫々設ける。
そして、この左右のベアリング42,42に、搬送通路20の前部上方に配置される上部駆動軸43の両端部を軸受支持する。
また、短尺に形成した4つの円筒状部材47の左右両端部に左右の板体46,46をそれぞれ固着し、4つの吊持部材48,48,48,48を形成する。
そして、各円筒状部材47を上部駆動軸43に貫挿し、4つの吊持部材48,48,48,48を上部駆動軸43の軸心回りに回動自在に支持する。
さらに、これら4つの吊持部材48,48,48,48に対して4基の上部コンベア23,23,23,23を着脱自在に取り付ける。
図4に示すように、枠体7における左右の側壁18,18の外側部に左右の支持部材41,41の下部を固定し、この左右の支持部材41,41の上部に左右のベアリング42,42を夫々設ける。
そして、この左右のベアリング42,42に、搬送通路20の前部上方に配置される上部駆動軸43の両端部を軸受支持する。
また、短尺に形成した4つの円筒状部材47の左右両端部に左右の板体46,46をそれぞれ固着し、4つの吊持部材48,48,48,48を形成する。
そして、各円筒状部材47を上部駆動軸43に貫挿し、4つの吊持部材48,48,48,48を上部駆動軸43の軸心回りに回動自在に支持する。
さらに、これら4つの吊持部材48,48,48,48に対して4基の上部コンベア23,23,23,23を着脱自在に取り付ける。
すなわち、図7、図8に示すように、各吊持部材48における左右の板体46の下部に、後方へ向けて開口する前後方向の切り欠き部49,49を形成する。
一方、上部コンベア23における左右の枠板30,30の外側面には、前後左右の4本のピン50,50,50,50をそれぞれ外方へ向けて突設する。
上部コンベア23を取り付ける際には、まず、作業者が上部コンベア23を手で持って高さを調節しながら前方へ移動させ、吊持部材48側の左右の切り欠き部49,49に上部コンベア23側の前後左右のピン50,50,50,50を入り込ませる。
この際、前側の左右のピン50,50のみが左右の切り欠き部49,49内に侵入した状態で、上部コンベア23の後部を上下調節すれば、後側の左右のピン50,50を左右の切り欠き部49,49に円滑に入り込ませることができる。
この上部コンベア23の前方への移動は、前側の左右のピン50,50が左右の切り欠き部49,49の前端部に当接した状態で規制される。
そして、この規制状態において、上部コンベア23側の枠板30における後端上部に突設したステー51の孔52に、吊持部材48側の板体46における後方延在部に設けたプランジャピン53を挿し込む。
一方、上部コンベア23における左右の枠板30,30の外側面には、前後左右の4本のピン50,50,50,50をそれぞれ外方へ向けて突設する。
上部コンベア23を取り付ける際には、まず、作業者が上部コンベア23を手で持って高さを調節しながら前方へ移動させ、吊持部材48側の左右の切り欠き部49,49に上部コンベア23側の前後左右のピン50,50,50,50を入り込ませる。
この際、前側の左右のピン50,50のみが左右の切り欠き部49,49内に侵入した状態で、上部コンベア23の後部を上下調節すれば、後側の左右のピン50,50を左右の切り欠き部49,49に円滑に入り込ませることができる。
この上部コンベア23の前方への移動は、前側の左右のピン50,50が左右の切り欠き部49,49の前端部に当接した状態で規制される。
そして、この規制状態において、上部コンベア23側の枠板30における後端上部に突設したステー51の孔52に、吊持部材48側の板体46における後方延在部に設けたプランジャピン53を挿し込む。
さらに、各上部コンベア23,23,23,23における各円筒状部材47の左右方向中間部に固着した左右のロッド取付用ステー47S,47Sに、4つのエアシリンダー64,64,64,64のロッド先端部をピン65,65,65,65で回動自在に軸着する。
一方、上述の左右両端部の側壁18、18間を連結する前側の補強フレーム18F上に、4つのシリンダ支持用ステー66,66,66,66を左右方向に所定の間隔をおいて取り付ける。
そして、エアシリンダー64,64,64,64の基部を、このシリンダ支持用ステー66,66,66,66にピン67,67,67,67で回動自在に軸着する。
これによって、上部コンベア23,23,23,23の装着が完了し、4基の上部コンベア23,23,23,23が、下部コンベア22の前部上方に対向して配置される。
なお、エアシリンダー64,64,64,64は複動式とし、空圧回路(図示省略)からの圧空の送給を受けて伸縮し、4つの上部コンベア23,23,23,23を上部駆動軸43の軸心回りに独立して上下回動調節するように構成する。
一方、上述の左右両端部の側壁18、18間を連結する前側の補強フレーム18F上に、4つのシリンダ支持用ステー66,66,66,66を左右方向に所定の間隔をおいて取り付ける。
そして、エアシリンダー64,64,64,64の基部を、このシリンダ支持用ステー66,66,66,66にピン67,67,67,67で回動自在に軸着する。
これによって、上部コンベア23,23,23,23の装着が完了し、4基の上部コンベア23,23,23,23が、下部コンベア22の前部上方に対向して配置される。
なお、エアシリンダー64,64,64,64は複動式とし、空圧回路(図示省略)からの圧空の送給を受けて伸縮し、4つの上部コンベア23,23,23,23を上部駆動軸43の軸心回りに独立して上下回動調節するように構成する。
しかして、スライサー1の稼働を停止した状態では、4基の上部コンベア23,23,23,23の無端ベルト38の前部は上昇揺動した位置に保持されている。
スライサー1を起動操作すると、各エアシリンダー64へ所定量の空気が供給され、各エアシリンダー64の短縮作動によって各上部コンベア23の無端ベルト38の前部が下向きに回動し、塊状肉の上面に当接した位置で停止する。
この初期状態では、複動式に構成された各エアシリンダー64の両室内の空気圧関係が一定になるように、両室へ空気を供給している。
この状態で作業を開始すると、各上部コンベア23は、搬送される塊状肉の厚みの違いによる反力の変化によって上下揺動する。
スライサー1を起動操作すると、各エアシリンダー64へ所定量の空気が供給され、各エアシリンダー64の短縮作動によって各上部コンベア23の無端ベルト38の前部が下向きに回動し、塊状肉の上面に当接した位置で停止する。
この初期状態では、複動式に構成された各エアシリンダー64の両室内の空気圧関係が一定になるように、両室へ空気を供給している。
この状態で作業を開始すると、各上部コンベア23は、搬送される塊状肉の厚みの違いによる反力の変化によって上下揺動する。
このとき、空圧回路の構成によって、各エアシリンダー64の両室における一方の室内の空気圧が所定圧を超えると、この室内の空気が排出され、室内の空気圧が所定圧を下回ると、この室内に空気が供給される。
これによって、各上部コンベア23の無端ベルト38によって塊状肉を押圧する力が適正な強さに制御され、塊状肉の厚みが不揃いであっても、各上部コンベア23の上下揺動によって塊状肉には常に安定した搬送力が作用する。
以上により、各上部コンベア23の無端ベルト38における前端従動ローラー36から案内ローラー35にわたる直線搬送域Pと、下部コンベア22における下部無端ベルト28の前部上面との間に塊状肉を所定の力で挟むようにして塊状肉が前方へ搬送される。
これによって、各上部コンベア23の無端ベルト38によって塊状肉を押圧する力が適正な強さに制御され、塊状肉の厚みが不揃いであっても、各上部コンベア23の上下揺動によって塊状肉には常に安定した搬送力が作用する。
以上により、各上部コンベア23の無端ベルト38における前端従動ローラー36から案内ローラー35にわたる直線搬送域Pと、下部コンベア22における下部無端ベルト28の前部上面との間に塊状肉を所定の力で挟むようにして塊状肉が前方へ搬送される。
(上部コンベアの伝動)
図4に示すように、上部コンベア23における後端駆動ローラー32の駆動軸54は、右側の枠板30に形成した孔を通過して右側方に突出させ、この突出端部に小径の入力ギヤ55を固定する。
一方、上部駆動軸43の左側端部に入力ギヤ44を固定し、上部駆動軸43における4つの円筒状部材47の間隔部には、4つの出力ギヤ45,45,45,45を所定の間隔をおいて固定する。
図7に示すように、上部コンベア23の装着が完了した状態で、入力ギヤ55が出力ギヤ45に噛み合うよう、駆動軸54と上部駆動軸43の軸心間距離、および、入力ギヤ55と出力ギヤ45の有効径を設定する。
図4に示すように、上部コンベア23における後端駆動ローラー32の駆動軸54は、右側の枠板30に形成した孔を通過して右側方に突出させ、この突出端部に小径の入力ギヤ55を固定する。
一方、上部駆動軸43の左側端部に入力ギヤ44を固定し、上部駆動軸43における4つの円筒状部材47の間隔部には、4つの出力ギヤ45,45,45,45を所定の間隔をおいて固定する。
図7に示すように、上部コンベア23の装着が完了した状態で、入力ギヤ55が出力ギヤ45に噛み合うよう、駆動軸54と上部駆動軸43の軸心間距離、および、入力ギヤ55と出力ギヤ45の有効径を設定する。
(塊状肉搬送装置の全体伝動)
図6に示すように、塊状肉供給部3における枠体7の下面側に、搬送用電動モーター56を左右方向に向けて取り付ける。
この搬送用電動モーター56からギヤケース56Bを介して駆動される左右方向の出力軸に出力ギヤ57を固定する。
一方、枠体7の後部に軸受された第1中間軸58の右端部に中間ギヤ59を固定し、この中間ギヤ59と出力ギヤ57を噛み合わせる。
また、中間ギヤ59を、下部駆動軸25の左側端部に固定した入力ギヤ25Nに噛み合わせる。
図6に示すように、塊状肉供給部3における枠体7の下面側に、搬送用電動モーター56を左右方向に向けて取り付ける。
この搬送用電動モーター56からギヤケース56Bを介して駆動される左右方向の出力軸に出力ギヤ57を固定する。
一方、枠体7の後部に軸受された第1中間軸58の右端部に中間ギヤ59を固定し、この中間ギヤ59と出力ギヤ57を噛み合わせる。
また、中間ギヤ59を、下部駆動軸25の左側端部に固定した入力ギヤ25Nに噛み合わせる。
そして、第1中間軸58の左端部に出力スプロケット60を固定し、枠体7の前部に軸受された第2中間軸61の左端部に入力スプロケット62を固定する。
この出力スプロケット60と入力スプロケット62に伝動チェーン63を巻き掛ける。なお、伝動チェーンに代えてタイミングベルトによるベルト伝動機構としてもよく、無端帯式の伝動手段として適宜選択できる。
そして、第2中間軸61の右端部に固定した出力ギヤ63Sと、上述の上部駆動軸43の左側端部に固定した入力ギヤ44を噛み合わせる。
前述しているが、上部コンベア23を装着すると、この上部コンベア23に備えた入力ギヤ55が、上部駆動軸43に固定された出力ギヤ45に噛み合う。
この出力スプロケット60と入力スプロケット62に伝動チェーン63を巻き掛ける。なお、伝動チェーンに代えてタイミングベルトによるベルト伝動機構としてもよく、無端帯式の伝動手段として適宜選択できる。
そして、第2中間軸61の右端部に固定した出力ギヤ63Sと、上述の上部駆動軸43の左側端部に固定した入力ギヤ44を噛み合わせる。
前述しているが、上部コンベア23を装着すると、この上部コンベア23に備えた入力ギヤ55が、上部駆動軸43に固定された出力ギヤ45に噛み合う。
(切断部における塊状肉供給部側の構成)
図9~図12に示すように、塊状肉供給部3の枠体7の前端部に、4つの開口部(請求項の「送り出し口」)68,68,68,68を有する枠部材69をボルトBで締結固定する。
図10に示すように、この枠部材69は、左右両端部にボルト孔を有した取付部70,70を備え、この左右の取付部70,70の間に、4つの矩形の開口部68,68,68,68を貫通させて形成する。
これら4つの矩形の開口部68,68,68,68の各間には、3つの上下方向の桟部71,71,71が形成される。
この3つの桟部71,71,71の前面、および、枠部材69における左右両端の開口部68,68の外側前面には、各開口部68の左右側縁と底部側縁の3縁を連続的に囲う4つの摺接縁部72,72,72,72を前方へ隆起させて形成する。
図9~図12に示すように、塊状肉供給部3の枠体7の前端部に、4つの開口部(請求項の「送り出し口」)68,68,68,68を有する枠部材69をボルトBで締結固定する。
図10に示すように、この枠部材69は、左右両端部にボルト孔を有した取付部70,70を備え、この左右の取付部70,70の間に、4つの矩形の開口部68,68,68,68を貫通させて形成する。
これら4つの矩形の開口部68,68,68,68の各間には、3つの上下方向の桟部71,71,71が形成される。
この3つの桟部71,71,71の前面、および、枠部材69における左右両端の開口部68,68の外側前面には、各開口部68の左右側縁と底部側縁の3縁を連続的に囲う4つの摺接縁部72,72,72,72を前方へ隆起させて形成する。
図11(a)に示すように、この4つの摺接縁部72,72,72,72の前面は、側面視で塊状肉供給部3の支点軸10を中心とした円弧状に形成する。
また、この4つの摺接縁部72,72,72,72の上部前面は後上がりした傾斜面73とし、塊状肉供給部3の上昇揺動時に、後述する無端状帯刃82を摺接縁部72上に摺接案内する。
なお、各開口部68,68,68,68の底部側縁の上縁は刃物状に形成する。
しかして、3つの桟部71,71,71の前面に形成した摺接縁部72,72,72の夫々において、その幅方向(左右方向)中央部のみに、上下方向に連続する凹部74,74,74を形成する。
これによって、各凹部74の底部の左右両側に摺接縁部(請求項の「凹部の左右両縁部」)72,72が残存し、この摺接縁部72,72にも後述する無端状帯刃(請求項の「切断刃」)82の刃先縁部後面が摺接する。
なお、この凹部74,74,74の底面も、側面視で塊状肉供給部3の支点軸10を中心とした円弧状に形成する。
また、この4つの摺接縁部72,72,72,72の上部前面は後上がりした傾斜面73とし、塊状肉供給部3の上昇揺動時に、後述する無端状帯刃82を摺接縁部72上に摺接案内する。
なお、各開口部68,68,68,68の底部側縁の上縁は刃物状に形成する。
しかして、3つの桟部71,71,71の前面に形成した摺接縁部72,72,72の夫々において、その幅方向(左右方向)中央部のみに、上下方向に連続する凹部74,74,74を形成する。
これによって、各凹部74の底部の左右両側に摺接縁部(請求項の「凹部の左右両縁部」)72,72が残存し、この摺接縁部72,72にも後述する無端状帯刃(請求項の「切断刃」)82の刃先縁部後面が摺接する。
なお、この凹部74,74,74の底面も、側面視で塊状肉供給部3の支点軸10を中心とした円弧状に形成する。
(切断部における塊状肉の位置決め部の構成)
上述の枠部材69の揺動軌跡の前側に対向する位置に、4つの開口部68,68,68,68から送り出される塊状肉の前端部を受ける受板75(請求項における「受部材」)を機枠2側に固定して設ける。
この受板75の後面の全面またはその一部の面を、側面視で塊状肉供給部3の支点軸10を中心とした円弧状に形成する。
これにより、上述の枠部材69の4つの摺接縁部72,72,72,72の前面と、受板75の後面は、側面視において同一または近似した円弧形状となる。
そして、図12に示すように、この受板75における開口部68,68,68,68の揺動軌跡と対向する部位の左右両側、すなわち、桟部71,71,71の前面に形成した凹部74,74,74と対向する部位に、後方に向けて隆起する3つの凸部76,76,76を上下方向に連続的に形成する。
この3つの凸部76,76,76の後面は、側面視で塊状肉供給部3の支点軸10を中心とした円弧状に形成する。
上述の枠部材69の揺動軌跡の前側に対向する位置に、4つの開口部68,68,68,68から送り出される塊状肉の前端部を受ける受板75(請求項における「受部材」)を機枠2側に固定して設ける。
この受板75の後面の全面またはその一部の面を、側面視で塊状肉供給部3の支点軸10を中心とした円弧状に形成する。
これにより、上述の枠部材69の4つの摺接縁部72,72,72,72の前面と、受板75の後面は、側面視において同一または近似した円弧形状となる。
そして、図12に示すように、この受板75における開口部68,68,68,68の揺動軌跡と対向する部位の左右両側、すなわち、桟部71,71,71の前面に形成した凹部74,74,74と対向する部位に、後方に向けて隆起する3つの凸部76,76,76を上下方向に連続的に形成する。
この3つの凸部76,76,76の後面は、側面視で塊状肉供給部3の支点軸10を中心とした円弧状に形成する。
例えば羊肉のような柔らかい塊状肉の切断作業時には、各開口部68,68,68,68から送り出された塊状肉の前端部が受板75の後面に当接した状態で、左右方向に移動する切断刃によって塊状肉に切断作用が加わると、この塊状肉の前端部が切断刃の移動方向に引きずられて変形し、所定の厚さに切断することが困難となる問題があった。
また、各開口部68,68,68,68から送り出された塊状肉の前端部が受板75の後面に当接したときに左右方向に膨らむように変形し、所定の厚さに切断することが困難となる問題があった。
また、各開口部68,68,68,68から送り出された塊状肉の前端部が受板75の後面に当接したときに左右方向に膨らむように変形し、所定の厚さに切断することが困難となる問題があった。
しかしながら、上述の実施形態によれば、受板75に形成した3つの凸部76,76,76によって、各開口部68,68,68,68から送り出された塊状肉の前端部の位置を規制して変形が抑えられ、この塊状肉を所定の厚みで円滑に切断できるようになる。
また、切断後の肉が無端状帯刃82に引きずられにくくなり、切断後の肉が無端状帯刃82の移動方向へ位置ずれして詰まるような不具合を解消することができる。
なお、後述する無端状帯刃82の周回移動を案内する案内部材84の前面側に、上述の凸部76,76,76に相当する壁体を設け、切断中および切断後の肉が間隔部Tを通過する際に無端状帯刃82に引きずられて左右方向へ位置ずれするのを防止する構成としてもよい。
また、図9に示すように、桟部71における凸部76と対向する部位に凹部74が設けられているので、支点軸10を中心として塊状肉供給部3の前端部が斜め上下方向に往復揺動するときに、桟部71,71,71の前端と受板75側の凸部76,76,76との干渉を防止することができる。
また、切断後の肉が無端状帯刃82に引きずられにくくなり、切断後の肉が無端状帯刃82の移動方向へ位置ずれして詰まるような不具合を解消することができる。
なお、後述する無端状帯刃82の周回移動を案内する案内部材84の前面側に、上述の凸部76,76,76に相当する壁体を設け、切断中および切断後の肉が間隔部Tを通過する際に無端状帯刃82に引きずられて左右方向へ位置ずれするのを防止する構成としてもよい。
また、図9に示すように、桟部71における凸部76と対向する部位に凹部74が設けられているので、支点軸10を中心として塊状肉供給部3の前端部が斜め上下方向に往復揺動するときに、桟部71,71,71の前端と受板75側の凸部76,76,76との干渉を防止することができる。
また、図9に示すように、凸部76における左右方向での中心位置を、凹部74における左右方向での中心位置に対して切断刃82の移動方向上手側へ偏倚させて配置する。
すなわち、各桟部71,71,71における右側面(各桟部71における無端状帯刃82の移動方向上手側の側面。請求項における「供給部3に有した送り出し口68の内側面のうち、切断刃82の移動方向上手側に位置する内側面」)と、この各桟部71,71,71の前側に対向する凸部76,76,76の右側面(請求項における「凸部76における切断刃82の移動方向上手側に位置する側面」)を、平面視で左右方向に僅かに偏倚した状態で配置する。
この結果、各桟部71,71,71における右側面と、この各桟部71,71,71の前側に対向する凸部76,76,76の右側面との間に段差部分が形成される。
すなわち、各桟部71,71,71の右側面に対して、この各桟部71,71,71の前側に対向する凸部76,76,76の右側面が、左方向(無端状帯刃82の移動方向下手側)へ退避した位置に配置される。
すなわち、各桟部71,71,71における右側面(各桟部71における無端状帯刃82の移動方向上手側の側面。請求項における「供給部3に有した送り出し口68の内側面のうち、切断刃82の移動方向上手側に位置する内側面」)と、この各桟部71,71,71の前側に対向する凸部76,76,76の右側面(請求項における「凸部76における切断刃82の移動方向上手側に位置する側面」)を、平面視で左右方向に僅かに偏倚した状態で配置する。
この結果、各桟部71,71,71における右側面と、この各桟部71,71,71の前側に対向する凸部76,76,76の右側面との間に段差部分が形成される。
すなわち、各桟部71,71,71の右側面に対して、この各桟部71,71,71の前側に対向する凸部76,76,76の右側面が、左方向(無端状帯刃82の移動方向下手側)へ退避した位置に配置される。
これによって、供給部3が上限位置まで上昇した状態において切断後の塊状肉の前端部が送り出し口68から突出していても、供給部3が下方へ揺動を始めたときに、この塊状肉の前端部が凸部76の上端部に当たりにくく、切断作業を円滑に行うことができる。
また、塊状肉の前端部が、無端状帯刃82の切断作用を受け、この無端状帯刃82の移動方向下手側(左側)へ引きずられて変形し、上述の段差部分に入り込むことで、この塊状肉の前端部が搬送通路20,20,20,20の搬送方向上手側へ逃げにくくなり、円滑に切断することができる。
また、塊状肉の前端部が上述の段差部分に入り込んで位置規制されるため、無端状帯刃82の移動方向へずれにくく、後述する無端状帯刃82の刃縁と受板75の上端との間に形成される間隔部T等での詰まりを起こしにくくなる。
また、塊状肉の前端部が、無端状帯刃82の切断作用を受け、この無端状帯刃82の移動方向下手側(左側)へ引きずられて変形し、上述の段差部分に入り込むことで、この塊状肉の前端部が搬送通路20,20,20,20の搬送方向上手側へ逃げにくくなり、円滑に切断することができる。
また、塊状肉の前端部が上述の段差部分に入り込んで位置規制されるため、無端状帯刃82の移動方向へずれにくく、後述する無端状帯刃82の刃縁と受板75の上端との間に形成される間隔部T等での詰まりを起こしにくくなる。
なお、各桟部71,71,71の右側面と各凸部76,76,76に右側面の左右方向への偏倚を無くし、各桟部71,71,71の右側面と各凸部76,76,76の右側面を前後方向に面一に連続するように配置してもよい。
これによって、無端状帯刃82の切断作用を受けて塊状肉の前端部が左側(無端状帯刃82の移動方向下手側)へ引きずられようとしても、各桟部71,71,71の右側面とこれに連続的に配置された各凸部76,76,76の右側面によって塊状肉の前端部の位置ずれを規制することができる。
なお、各桟部71,71,71の右側面と、各仕切壁19,19,19の右側面も連続して配置する。
これによって、無端状帯刃82の切断作用を受けて塊状肉の前端部が左側(無端状帯刃82の移動方向下手側)へ引きずられようとしても、各桟部71,71,71の右側面とこれに連続的に配置された各凸部76,76,76の右側面によって塊状肉の前端部の位置ずれを規制することができる。
なお、各桟部71,71,71の右側面と、各仕切壁19,19,19の右側面も連続して配置する。
また、塊状肉供給部3の往復揺動範囲の下限位置、またはこの下限位置と上限位置の間に設定された所定の位置で、凸部76,76,76が凹部74,74,74内を通過するように構成するとよい。
また、切断される肉の厚さを厚くするために、受板75を前方へ移動調節した場合、この受板75の後面と枠部材69の4つの摺接縁部72,72,72,72の前面との間隔が大きくなり、凸部76,76,76,76と凹部74,74,74,74の間の隙間が大きくなる。
このため、図13に示すように、凹部74に替えて、桟部71,71,71の前面に平断面視で矩形の溝77を切り、この溝77内に平断面視で矩形の凸部76が嵌り込むように構成してもよい。
この溝77の深さと凸部76の高さを、受板75の前後位置調節範囲を超える大きさに設定すれば、溝77からの凸部76の離脱を防止でき、切断される塊状肉の前端部の変形を効果的に抑えることができる。
また、切断される肉の厚さを厚くするために、受板75を前方へ移動調節した場合、この受板75の後面と枠部材69の4つの摺接縁部72,72,72,72の前面との間隔が大きくなり、凸部76,76,76,76と凹部74,74,74,74の間の隙間が大きくなる。
このため、図13に示すように、凹部74に替えて、桟部71,71,71の前面に平断面視で矩形の溝77を切り、この溝77内に平断面視で矩形の凸部76が嵌り込むように構成してもよい。
この溝77の深さと凸部76の高さを、受板75の前後位置調節範囲を超える大きさに設定すれば、溝77からの凸部76の離脱を防止でき、切断される塊状肉の前端部の変形を効果的に抑えることができる。
(切断刃の構成、伝動、切断作用)
図6、図11(a)及び(b)に示すように、切断部4には、切断用電動モーター78と、この切断用電動モーター78の出力軸78Sに取り付けた駆動プーリー79と、従動軸80に取り付けた従動プーリー81と、駆動プーリー79と従動プーリー81にわたって巻き掛けられる鋼製の無端状帯刃(請求項の「切断刃」)82を備える。
切断刃用電動モーター78は、機枠2側における4つの開口部68,68,68,68から左側方へ離れた部位に固定する。
一方、従動軸80は、4つの開口部68,68,68,68から右側方へ離れた位置にベアリング83を介して回転自在に支持し、エアシリンダー(図示省略)の作動によって左右方向へ位置調節できるように機枠2側に支持する。
なお、出力軸78Sと従動軸80は、同一の前上がり傾斜姿勢として平行に保持する。
これにより、エアシリンダーを作動させて駆動プーリー79と従動プーリー81の間隔を縮小すれば、この2つのプーリー79,81に無端状帯刃82の巻き掛け作業および取り外し作業を容易に行うことができる。
図6、図11(a)及び(b)に示すように、切断部4には、切断用電動モーター78と、この切断用電動モーター78の出力軸78Sに取り付けた駆動プーリー79と、従動軸80に取り付けた従動プーリー81と、駆動プーリー79と従動プーリー81にわたって巻き掛けられる鋼製の無端状帯刃(請求項の「切断刃」)82を備える。
切断刃用電動モーター78は、機枠2側における4つの開口部68,68,68,68から左側方へ離れた部位に固定する。
一方、従動軸80は、4つの開口部68,68,68,68から右側方へ離れた位置にベアリング83を介して回転自在に支持し、エアシリンダー(図示省略)の作動によって左右方向へ位置調節できるように機枠2側に支持する。
なお、出力軸78Sと従動軸80は、同一の前上がり傾斜姿勢として平行に保持する。
これにより、エアシリンダーを作動させて駆動プーリー79と従動プーリー81の間隔を縮小すれば、この2つのプーリー79,81に無端状帯刃82の巻き掛け作業および取り外し作業を容易に行うことができる。
無端状帯刃82を駆動プーリー79と従動プーリー81に巻き掛けた状態で切断用電動モーター78を起動すると、出力軸78Sにおける軸心の前上方延長線方向から見て、駆動プーリー79が反時計回りに駆動回転する。
また、無端状帯刃82を介して従動プーリー81も反時計方向に従動回転する。
これによって、無端状帯刃82の下側巻回域では、無端状帯刃82が従動プーリー81側から駆動プーリー79側へ(右から左へ)周回移動する。
したがって、この下側巻回域では、無端状帯刃82は緊張状態で周回移動することとなり、この無端状帯刃82の下側巻回域を塊状肉の切断作用域として使用する。
また、このように周回移動する無端状帯刃82に塊状肉の切断によって過負荷が掛かった場合には、従動軸80に出力軸78S側へ向かう方向の力が掛かるが、この従動軸80を移動調節するエアシリンダー内の空気が圧縮されることによって、過負荷による破損を防止することができる。
なお、無端状帯刃82の一側縁を鋭利な刃縁に形成する。
また、無端状帯刃82を介して従動プーリー81も反時計方向に従動回転する。
これによって、無端状帯刃82の下側巻回域では、無端状帯刃82が従動プーリー81側から駆動プーリー79側へ(右から左へ)周回移動する。
したがって、この下側巻回域では、無端状帯刃82は緊張状態で周回移動することとなり、この無端状帯刃82の下側巻回域を塊状肉の切断作用域として使用する。
また、このように周回移動する無端状帯刃82に塊状肉の切断によって過負荷が掛かった場合には、従動軸80に出力軸78S側へ向かう方向の力が掛かるが、この従動軸80を移動調節するエアシリンダー内の空気が圧縮されることによって、過負荷による破損を防止することができる。
なお、無端状帯刃82の一側縁を鋭利な刃縁に形成する。
図11(b)に示すように、無端状帯刃82を案内する案内部材84を、駆動プーリー79と従動プーリー81の間における受板75の上方に配置する。
この案内部材84は、左右方向に長尺の板体の下縁部に、下向きに開口した左右方向の溝を形成し、この溝に、無端状帯刃82の刃縁のない側縁部分を左右方向へ摺動自在に嵌入させるものである。
そして、この案内部材84の姿勢を固定することで、無端状帯刃82の巻き掛け面が後下がり傾斜した設定姿勢に保持され、この無端状帯刃82の刃縁と受板75の上端との間に間隔部Tが形成される。
なお、案内部材84によって無端状帯刃82の内面と外面が摺接支持されるため、周回移動時の傾斜姿勢が安定する。
この案内部材84は、左右方向に長尺の板体の下縁部に、下向きに開口した左右方向の溝を形成し、この溝に、無端状帯刃82の刃縁のない側縁部分を左右方向へ摺動自在に嵌入させるものである。
そして、この案内部材84の姿勢を固定することで、無端状帯刃82の巻き掛け面が後下がり傾斜した設定姿勢に保持され、この無端状帯刃82の刃縁と受板75の上端との間に間隔部Tが形成される。
なお、案内部材84によって無端状帯刃82の内面と外面が摺接支持されるため、周回移動時の傾斜姿勢が安定する。
図11(a)は、塊状肉供給部3が揺動範囲の下限に位置し、その前端部に備えた開口部68が受板75の後面に対向した状態を示すものであり、この状態で塊状肉の前端部が受板75の後面に当接している。
この状態から塊状肉供給部3が上昇揺動するにつれて、塊状肉における開口部68から突出した前端部に周回移動する無端状帯刃82の刃縁が上側から切り込んでいく。
そして、塊状肉供給部3が揺動範囲の上限近くの位置まで上昇揺動すると、塊状肉の前端部が無端状帯刃82によって切り離され、所定の厚さに切断された肉が間隔部Tを通過して受板75の前側へ放出される。
この後、塊状肉供給部3は揺動範囲の下限位置まで下降揺動し、塊状肉搬送装置8の駆動によって塊状肉の前端部が開口部68から繰り出され、受板75の後面に当接して位置決めされる。
この後、塊状肉供給部3が上昇揺動し、上述の塊状肉の切断が繰り返される。
この状態から塊状肉供給部3が上昇揺動するにつれて、塊状肉における開口部68から突出した前端部に周回移動する無端状帯刃82の刃縁が上側から切り込んでいく。
そして、塊状肉供給部3が揺動範囲の上限近くの位置まで上昇揺動すると、塊状肉の前端部が無端状帯刃82によって切り離され、所定の厚さに切断された肉が間隔部Tを通過して受板75の前側へ放出される。
この後、塊状肉供給部3は揺動範囲の下限位置まで下降揺動し、塊状肉搬送装置8の駆動によって塊状肉の前端部が開口部68から繰り出され、受板75の後面に当接して位置決めされる。
この後、塊状肉供給部3が上昇揺動し、上述の塊状肉の切断が繰り返される。
(塊状肉の斜め切り)
なお、図5に示すように、桟部材69は、左右の側壁18,18の前端間にわたって側面視で前上がりに傾斜させて取り付ける。
そして、4つの摺接縁部72,72,72,72の前面が塊状肉供給部3の支点軸10を中心とした円の接線方向に沿う姿勢に設定する。
一方、下部コンベア22と4つの上部コンベア23,23,23,23を備えた搬送通路20,20,20,20は、枠体7ごと、支点軸10を中心とした円の半径方向に対して所定の角度だけ傾斜させて設ける。
これによって、各搬送通路20,20,20,20から送り出される塊状肉は、4つの摺接縁部72,72,72,72に摺接する無端状帯刃82の下側巻回域によって、側面視で斜めに切断される。
この結果、切断後の肉は、垂直に切断した場合よりも切断面の面積が大きくなる。
なお、図5に示すように、桟部材69は、左右の側壁18,18の前端間にわたって側面視で前上がりに傾斜させて取り付ける。
そして、4つの摺接縁部72,72,72,72の前面が塊状肉供給部3の支点軸10を中心とした円の接線方向に沿う姿勢に設定する。
一方、下部コンベア22と4つの上部コンベア23,23,23,23を備えた搬送通路20,20,20,20は、枠体7ごと、支点軸10を中心とした円の半径方向に対して所定の角度だけ傾斜させて設ける。
これによって、各搬送通路20,20,20,20から送り出される塊状肉は、4つの摺接縁部72,72,72,72に摺接する無端状帯刃82の下側巻回域によって、側面視で斜めに切断される。
この結果、切断後の肉は、垂直に切断した場合よりも切断面の面積が大きくなる。
(搬出部の構成および伝動)
図1、図6に示すように、搬出部5は、後端部従動ローラー85と、後部従動ローラー85Fと、駆動ローラー86及びこの前後に近接して配置した2つの従動ローラー87,87と、前部従動ローラー88と、前端部従動ローラー89とにわたって無端ベルト90を巻き掛けて構成する。
図5に示すように、後端部従動ローラー85は切断部4における間隔部Tの前側下方に配置し、機枠2側に取り付けられた左右方向の軸に回転自在に支持する。
この後端部従動ローラー85の前側には、後部従動ローラー85Fを、後端部従動ローラー85よりもやや高い位置に回転自在に支持して配置する。
これにより、無端ベルト90における後部従動ローラー85Fと後端部従動ローラー85の間の部位を、後下がり傾斜した姿勢に設定する。
図1、図6に示すように、搬出部5は、後端部従動ローラー85と、後部従動ローラー85Fと、駆動ローラー86及びこの前後に近接して配置した2つの従動ローラー87,87と、前部従動ローラー88と、前端部従動ローラー89とにわたって無端ベルト90を巻き掛けて構成する。
図5に示すように、後端部従動ローラー85は切断部4における間隔部Tの前側下方に配置し、機枠2側に取り付けられた左右方向の軸に回転自在に支持する。
この後端部従動ローラー85の前側には、後部従動ローラー85Fを、後端部従動ローラー85よりもやや高い位置に回転自在に支持して配置する。
これにより、無端ベルト90における後部従動ローラー85Fと後端部従動ローラー85の間の部位を、後下がり傾斜した姿勢に設定する。
駆動ローラー86は搬出部5における後部に配置し、その回転軸の右側端部をベアリング91を介して機枠2側に軸受する。
この回転軸の右側端に、搬出用電動モーター92から連動される伝動ケース93の出力軸を連結する。
この回転軸の左側端部は、ベアリング94を介して機枠2側に支持する。
駆動ローラー86の前後に近接して配置した2つの従動ローラー87,87は、駆動ローラー86よりも高い位置に配置し、機枠2側に固定した左右のベアリング95,95,95,95で回転自在に支持する。
無端ベルト90を、この2つの従動ローラー87,87の上側周面に巻き掛け、さらにこの2つの間に配置した駆動ローラー86の下側周面に巻き掛けることによって、駆動ローラー86の下側周面に巻き掛けられる無端ベルト90の巻き掛け周長を長くする。
これによって、駆動ローラー86に対する無端ベルト90の滑りを防ぐ。
この回転軸の右側端に、搬出用電動モーター92から連動される伝動ケース93の出力軸を連結する。
この回転軸の左側端部は、ベアリング94を介して機枠2側に支持する。
駆動ローラー86の前後に近接して配置した2つの従動ローラー87,87は、駆動ローラー86よりも高い位置に配置し、機枠2側に固定した左右のベアリング95,95,95,95で回転自在に支持する。
無端ベルト90を、この2つの従動ローラー87,87の上側周面に巻き掛け、さらにこの2つの間に配置した駆動ローラー86の下側周面に巻き掛けることによって、駆動ローラー86の下側周面に巻き掛けられる無端ベルト90の巻き掛け周長を長くする。
これによって、駆動ローラー86に対する無端ベルト90の滑りを防ぐ。
前部従動ローラー88は搬出部5における前部に配置し、機枠2側に取り付けた軸に回転自在に支持し、無端ベルト90の下側巻回域を下方から支え、無端ベルト90の垂れ下りを防ぐ。
前端部従動ローラー89は搬出部5における前端部(搬送終端部)に配置し、機枠2側に取り付けられた左右方向の軸に回転自在に支持する。
この前端部従動ローラー89の下側にはトレイ96を配置する。
なお、各ローラー間には、無端ベルト90における上側巻回域の下面を下から支える摺接板体(図示省略)を設ける。
以上の構成により、切断部4において無端状帯刃82によって切断され、間隔部Tを通過して受板75の前側へ放出された肉を無端ベルト90の後端部上に引き継ぎ、この無端ベルト90の上面の前方への周回移動によって前方へ搬出する。
なお、間隔部Tと無端ベルト90の後端部との間に、間隔部Tを通過した切断後の肉を引き継いで搬送する回転体式あるいは無端コンベア式の引き継ぎ搬送装置を設けてもよい。
前端部従動ローラー89は搬出部5における前端部(搬送終端部)に配置し、機枠2側に取り付けられた左右方向の軸に回転自在に支持する。
この前端部従動ローラー89の下側にはトレイ96を配置する。
なお、各ローラー間には、無端ベルト90における上側巻回域の下面を下から支える摺接板体(図示省略)を設ける。
以上の構成により、切断部4において無端状帯刃82によって切断され、間隔部Tを通過して受板75の前側へ放出された肉を無端ベルト90の後端部上に引き継ぎ、この無端ベルト90の上面の前方への周回移動によって前方へ搬出する。
なお、間隔部Tと無端ベルト90の後端部との間に、間隔部Tを通過した切断後の肉を引き継いで搬送する回転体式あるいは無端コンベア式の引き継ぎ搬送装置を設けてもよい。
(制御部)
制御部6にはコントローラ97を備える。
図14に示すように、このコントローラ97の入力側に、スライサー1を起動する起動スイッチ98と、各部の作動条件を切り換える複数のノーマルオープン式のスイッチ99と、各部の設定条件等を変更する複数の回転調節式のポテンショメータ100と、スライサー1の駆動を緊急停止させる緊急停止スイッチ101と、搬送用電動モーター56を起動するフィードスイッチ106等を接続する。
また、コントローラ97の出力側には、揺動用電動モーター12、搬送用電動モーター56、切断刃用電動モーター78、搬出用電動モーター92等を作動させる複数のリレー102と、エアシリンダー64等を作動させる複数の電磁バルブソレノイド103と、スライサー1の稼働状態や各種の設定条件および異常状態を表示するモニター104と、異常状態を鳴動報知するブザー105等を接続する。
制御部6にはコントローラ97を備える。
図14に示すように、このコントローラ97の入力側に、スライサー1を起動する起動スイッチ98と、各部の作動条件を切り換える複数のノーマルオープン式のスイッチ99と、各部の設定条件等を変更する複数の回転調節式のポテンショメータ100と、スライサー1の駆動を緊急停止させる緊急停止スイッチ101と、搬送用電動モーター56を起動するフィードスイッチ106等を接続する。
また、コントローラ97の出力側には、揺動用電動モーター12、搬送用電動モーター56、切断刃用電動モーター78、搬出用電動モーター92等を作動させる複数のリレー102と、エアシリンダー64等を作動させる複数の電磁バルブソレノイド103と、スライサー1の稼働状態や各種の設定条件および異常状態を表示するモニター104と、異常状態を鳴動報知するブザー105等を接続する。
(スライサーによる切断作業)
切断する塊状肉の種類や状態等に応じて、スイッチ99によって作動条件を設定し、ポテンショメータ100によって各部の設定条件等を変更し、起動スイッチ98を操作する。
これによって、揺動用電動モーター12と切断刃用電動モーター78と搬出用電動モーター92が起動し、塊状肉供給部3の往復揺動と、切断部4の無端状帯刃82の周回移動と、搬出部5の搬出駆動が開始される。
この初期状態において、塊状肉供給部3は揺動範囲の下限に位置しており、この状態で塊状肉供給部3に塊状肉を投入し、フィードスイッチ106をON操作すると、搬送用電動モーター56が起動する。
切断する塊状肉の種類や状態等に応じて、スイッチ99によって作動条件を設定し、ポテンショメータ100によって各部の設定条件等を変更し、起動スイッチ98を操作する。
これによって、揺動用電動モーター12と切断刃用電動モーター78と搬出用電動モーター92が起動し、塊状肉供給部3の往復揺動と、切断部4の無端状帯刃82の周回移動と、搬出部5の搬出駆動が開始される。
この初期状態において、塊状肉供給部3は揺動範囲の下限に位置しており、この状態で塊状肉供給部3に塊状肉を投入し、フィードスイッチ106をON操作すると、搬送用電動モーター56が起動する。
これにより、塊状肉搬送装置8が駆動を開始し、投入された塊状肉は塊状肉搬送装置8の搬送作用を受けて前方へ搬送され、この塊状肉の前端部が受板75の後面に当接する。
この状態で、受板75の後面に形成した凸部76,76,76によって塊状肉の前端部の位置が規制される。
そして、この状態から塊状肉供給部3が上昇揺動するにつれて、塊状肉における開口部68から突出した前端部に、右側から左側へ周回移動する無端状帯刃82の刃縁が上側から切り込んでいく。
このとき、塊状肉の前端部が凸部76,76,76によって位置規制されているので、無端状帯刃82の移動によって塊状肉の前端部が連れ動かされようとしても、この動きを抑制して塊状肉前端部の変形を防止し、均一な厚みに切断することができる。
また、切断後の肉が無端状帯刃82に引きずられにくくなり、切断後の肉が無端状帯刃82の移動方向へ位置ずれして詰まるような不具合を解消することができる。
この状態で、受板75の後面に形成した凸部76,76,76によって塊状肉の前端部の位置が規制される。
そして、この状態から塊状肉供給部3が上昇揺動するにつれて、塊状肉における開口部68から突出した前端部に、右側から左側へ周回移動する無端状帯刃82の刃縁が上側から切り込んでいく。
このとき、塊状肉の前端部が凸部76,76,76によって位置規制されているので、無端状帯刃82の移動によって塊状肉の前端部が連れ動かされようとしても、この動きを抑制して塊状肉前端部の変形を防止し、均一な厚みに切断することができる。
また、切断後の肉が無端状帯刃82に引きずられにくくなり、切断後の肉が無端状帯刃82の移動方向へ位置ずれして詰まるような不具合を解消することができる。
塊状肉供給部3が揺動範囲の上限近くの位置まで上昇揺動することによって、塊状肉の前端部が無端状帯刃82によって切り離され、この所定の厚さに切断された肉が受板75の上端と無端状帯刃82の下端との間に形成された間隔部Tを通過して、受板75の前側へ放出される。
放出された肉は、搬出部5の無端ベルト90の後端部に引き継がれ、前方へ搬送されて搬出される。
塊状肉が切断された後に、または塊状肉が切断される途中で、塊状肉搬送装置8の駆動によって塊状肉の前端部が開口部68から押し出され、受板75の後面に当接して位置決めされる。
また、塊状肉供給部3は揺動範囲の下限位置まで下降揺動し、初期状態に復帰する。
この後、塊状肉供給部3が再び上昇揺動し、上述の塊状肉の切断が繰り返される。
放出された肉は、搬出部5の無端ベルト90の後端部に引き継がれ、前方へ搬送されて搬出される。
塊状肉が切断された後に、または塊状肉が切断される途中で、塊状肉搬送装置8の駆動によって塊状肉の前端部が開口部68から押し出され、受板75の後面に当接して位置決めされる。
また、塊状肉供給部3は揺動範囲の下限位置まで下降揺動し、初期状態に復帰する。
この後、塊状肉供給部3が再び上昇揺動し、上述の塊状肉の切断が繰り返される。
(適用範囲)
なお、この実施例は、塊状肉を連続的に切断するスライサーに関するものとしたが、この発明は、塊状肉の切断装置に限定されるものではなく、熱処理した加工肉、魚肉、チーズなど、塊状の食品全般に適用できる。
なお、この実施例は、塊状肉を連続的に切断するスライサーに関するものとしたが、この発明は、塊状肉の切断装置に限定されるものではなく、熱処理した加工肉、魚肉、チーズなど、塊状の食品全般に適用できる。
3 塊状肉供給部(供給部)
10 支点軸(揺動支点)
68 開口部(送り出し口)
69 枠部材
71 桟部
72 摺接縁部(側縁)
74 凹部
75 受板(受部材)
76 凸部
82 無端状帯刃(切断刃)
10 支点軸(揺動支点)
68 開口部(送り出し口)
69 枠部材
71 桟部
72 摺接縁部(側縁)
74 凹部
75 受板(受部材)
76 凸部
82 無端状帯刃(切断刃)
Claims (9)
- 上下方向に揺動すると共に、その揺動端部に塊状食品の送り出し口(68)を有する供給部(3)と、上下方向に揺動することなく、前記送り出し口(68)から送り出された塊状食品の先端部を受けて位置決めする受部材(75)と、この受部材(75)で位置決めされた塊状食品の先端部を、左右方向へ移動しながら切断する切断刃(82)とを備える食品切断装置において、前記受部材(75)における前記送り出し口(68)の揺動軌跡と対向する部位の左右一側または左右両側に、前記供給部(3)側へ向けて突出する上下方向の凸部(76)を形成したことを特徴とする食品切断装置。
- 前記送り出し口(68)側に、前記凸部(76)と対向する上下方向の凹部(74)を形成した請求項1に記載の食品切断装置。
- 前記送り出し口(68)を有した枠部材(69)を前記供給部(3)の揺動端部に設け、この枠部材(69)には前記送り出し口(68)を複数に仕切る上下方向の桟部(71)を設け、この桟部(71)に前記凹部(74)を形成した請求項2に記載の食品切断装置。
- 前記供給部(3)の上下揺動によって、前記切断刃(82)が前記凹部(74)の左右両縁部(72,72)に摺接する構成とした請求項2または請求項3に記載の食品切断装置。
- 前記供給部(3)を上下揺動自在に支持する揺動支点(10)を設け、前記凹部(74)の左右両縁部(72,72)を、前記揺動支点(10)を中心とする円弧状に形成した請求項2または請求項3または請求項4に記載の食品切断装置。
- 前記受部材(75)に、前記揺動支点(10)を中心とする円弧状の部位を備えた請求項5に記載の食品切断装置。
- 前記凸部(76)における左右方向での中心位置を、前記凹部(74)における左右方向での中心位置に対して前記切断刃(82)の移動方向上手側へ偏倚させて配置した請求項2から請求項6のいずれか一項に記載の食品切断装置。
- 前記供給部(3)の揺動範囲の下限位置または下限位置と上限位置の間に設定された所定の位置で、前記凸部(76)が凹部(74)内を通過しうる構成とした請求項2から請求項7のいずれか一項に記載の食品切断装置。
- 前記凸部(76)が凹部(74)内を通過するときに、前記切断刃(82)が前記凹部(74)の左右両縁部(72,72)に摺接する構成とした請求項8記載の食品切断装置。
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