JP7383087B1 - オゾン発生器 - Google Patents

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Abstract

【課題】放電する放電面に堆積する堆積物を除去する。【解決手段】オゾン発生器100は、放電する放電面(第1放電面21A、第2放電面22A)が形成された放電部(オゾン発生体3)と、放電面(第1放電面21A、第2放電面22A)に沿って変位する掃除部90と、を備える。この構成によれば、掃除部90を変位させることで、放電面(第1放電面21A、第2放電面22A)に堆積する堆積物99(例えば、硝酸化合物)を除去しやすい。【選択図】図15

Description

本発明は、オゾン発生器に関する。
特許文献1には、プラズマ反応器が開示されている。このプラズマ反応器は、プラズマを発生させるプラズマ発生電極を備えており、プラズマによって酸素からオゾンを発生させることができる。
WO2005/005798
この種の技術では、放電する放電面に異物が堆積すると、オゾンを発生させる機能の低下が懸念される。
本発明は、放電する放電面に堆積する堆積物を除去しやすい技術の提供を目的とする。
本発明のオゾン発生器は、放電する放電面が形成された放電部と、前記放電面に沿って変位する掃除部と、を備える。
本発明によれば、放電する放電面に堆積する堆積物を除去しやすい。
図1は、オゾン発生器の斜視図である。 図2は、オゾン発生器の平面図である。 図3は、図2のA-A線で切断したオゾン発生器の斜視図である。 図4は、オゾン発生体の斜視図である。 図5は、オゾン発生体の分解斜視図である。 図6は、第1導体部、第2導体部、第3導体部、第4導体部、第1接続部、及び第2接続部を第3方向の他方側から見た図である。 図7は、第1導体部、第1接続部、及び第3導体部を第1方向の他方側から見た図である。 図8は、第2導体部、第2接続部、及び第4導体部を第1方向の他方側から見た図である。 図9は、第1延設部及び第2延設部を第1方向の他方側から見た図である。 図10は、オゾン発生体が保持部に保持された状態を示す断面図である。 図11は、図3の掃除部及び操作部周辺の拡大図である。 図12は、図2のA-A線で切断した切断面における掃除部及び操作部周辺の断面図である。 図13は、図2のB-B線で切断した切断面における掃除部及び操作部周辺の断面図である。 図14は、図13に示す状態から掃除部及び操作部が第2方向の他方側に変位した状態を示す断面図である。 図15は、第1放電面と第2放電面との間に堆積物が堆積した状態を示す説明図である。 図16は、堆積物が掃除部によって除去された状態を示す説明図である。 図17は、第1ガイド受部材が第2ガイド受部材に連結される前の状態を示す説明図である。 図18は、オゾン発生器の電気的構成を示すブロック図である。 図19は、第2実施形態の放電部の斜視図である。 図20は、第2実施形態の放電部に堆積物が堆積した状態を示す説明図である。 図21は、第2実施形態の掃除部が放電面に沿って変位する様子を説明するための説明図である。 図22は、第3実施形態の放電部の斜視図である。 図23は、第3実施形態の放電部に堆積物が堆積した状態を示す説明図である。 図24は、第3実施形態の掃除部が放電面に沿って変位する様子を説明するための説明図である。 図25は、第4実施形態における、第1導体部、第1接続部、及び第3導体部を第1方向の他方側から見た図である。 図26は、第4実施形態における、第2導体部、第2接続部、及び第4導体部を第1方向の他方側から見た図である。 図27は、第4実施形態における、第1延設部及び第2延設部を第1方向の他方側から見た図である。 図28は、伝達機構の第1の別の形態を概略的に示す側面図である。 図29は、伝達機構の第2の別の形態を概略的に示す側面図である。 図30は、伝達機構の第3の別の形態を概略的に示す側断面図である。 図31は、図30のC-C線断面図である。
以下では、本開示の実施形態が列記されて例示される。
〔1〕放電する放電面が形成された放電部と、
前記放電面に沿って変位する掃除部と、を備える
オゾン発生器。
この構成によれば、掃除部を変位させることで、放電面に堆積する堆積物(例えば、硝酸化合物)を除去しやすい。
〔2〕前記掃除部は、前記放電面から放電される放電領域と、前記放電面から放電されない非放電領域との間で変位する
〔1〕に記載のオゾン発生器。
この構成によれば、掃除部を、掃除後に非放電領域に退避させることができる。なお、「放電面から放電される放電領域と、放電面から放電されない非放電領域との間で変位する」ことは、「放電領域を通過して、非放電領域間で変位する」構成も含む。
〔3〕前記放電領域に位置する前記掃除部を、前記非放電領域側に付勢する付勢部を備える
〔2〕に記載のオゾン発生器。
この構成によれば、掃除部に外力を加えて放電領域へ移動させた後、当該外力が失われたときに、付勢部の付勢力によって掃除部が自動的に非放電領域に戻りやすい。
〔4〕前記放電面から放電させる放電動作を前記放電部に行わせる制御部と、
前記掃除部が、前記放電領域に配置されていることを検知する検知部と、を備え、
前記制御部は、前記検知部によって前記掃除部が前記放電領域に配置されていると検知された場合に、前記放電部による前記放電動作を制限する
〔2〕又は〔3〕に記載のオゾン発生器。
この構成によれば、掃除部が放電を受けることを回避しやすい。
〔5〕前記放電面から放電させる放電動作を前記放電部に行わせる制御部と、
前記掃除部が、前記非放電領域に配置されていることを検知する検知部と、を備え、
前記制御部は、前記検知部によって前記掃除部が前記非放電領域に配置されていると検知された場合に、前記放電部による前記放電動作を開始させる
〔2〕から〔4〕のいずれかに記載のオゾン発生器。
この構成によれば、掃除部が放電を受けることを回避しやすい。
〔6〕前記放電部は、
第1導体部が設けられた第1誘電体部と、
前記第1誘電体部と間隔をあけて配置され、第2導体部が設けられた第2誘電体部と、を有し、
前記放電面は、
前記第1誘電体部に形成される第1放電面と、
前記第2誘電体部に形成される第2放電面と、を含み、
前記第1放電面と前記第2放電面は互いに対向し、
前記掃除部は、前記第1放電面及び前記第2放電面に沿って、前記第1誘電体部と前記第2誘電体部との間に形成される開口側に向けて変位する
〔1〕から〔5〕のいずれかに記載のオゾン発生器。
この構成によれば、第1放電面と第2放電面との間に堆積した堆積物が、掃除部に押されて開口側に変位することで、開口から排出されやすい。
〔7〕前記掃除部全体が、前記開口を通じて前記第1誘電体部と前記第2誘電体部の間の領域から出ることを規制する規制部を備える
〔6〕に記載のオゾン発生器。
この構成によれば、掃除部全体が開口から出て、第1誘電体部と第2誘電体部の間の領域に戻りにくくなることを回避しやすい。
〔8〕前記放電部を収容する外殻部と、
前記外殻部に取り付けられ、前記掃除部と連動する操作部と、を備える
〔1〕から〔7〕のいずれかに記載のオゾン発生器。
この構成によれば、操作部の操作によって掃除部を変位させることができる。
〔9〕前記外殻部に設けられ、前記操作部の変位をガイドする第1ガイド部と、
前記第1ガイド部よりも前記掃除部側に配置され、前記操作部の変位をガイドする第2ガイド部と、を備える
〔8〕に記載のオゾン発生器。
この構成によれば、操作部が、第1ガイド部と、第1ガイド部よりも掃除部側に配置される第2ガイド部とによってガイドされるため、安定して変位しやすい。
〔10〕前記第2ガイド部は、前記放電部とは別の部材である
〔9〕に記載のオゾン発生器。
この構成によれば、操作部が操作されるときに放電部に応力がかかることを回避しやすい。
〔11〕前記操作部は、
前記第1ガイド部にガイドされる第1ガイド受部と、
前記第2ガイド部にガイドされる第2ガイド受部と、を有し、
前記第1ガイド受部と前記第2ガイド受部とは、互いに別の部材によって構成される
〔9〕又は〔10〕に記載のオゾン発生器。
この構成によれば、第1ガイド受部と第2ガイド受部を別々に組み付けできるため、組付け作業が容易である。
〔12〕前記第1ガイド受部は、第1ガイド受部材によって構成され、
前記第2ガイド受部は、前記第1ガイド受部材とは異なる第2ガイド受部材によって構成され、
前記第1ガイド受部材及び前記第2ガイド受部材のうち、一方は連結部を含み、他方は前記連結部に連結される連結受部を含み、
前記連結受部には、前記連結部が嵌まる連結凹部又は連結孔部が形成され、
前記連結凹部又は前記連結孔部の内側面は、前記連結部が入り込む側の開口端に向かうにつれて開口幅が大きくなる傾斜面を含む
〔11〕に記載のオゾン発生器。
この構成によれば、連結部が連結凹部又は連結孔部に嵌まる際に傾斜面によって連結凹部内又は連結孔部内に誘導されるため、連結部を連結受部に連結させやすい。
〔13〕前記操作部は、
前記第1ガイド部にガイドされる第1ガイド受部と、
前記第2ガイド部にガイドされる第2ガイド受部と、
前記第1ガイド受部が前記第1ガイド部にガイドされて移動するときの移動力を前記第2ガイド受部に伝達する伝達機構と、を有し、
前記伝達機構は、前記第1ガイド受部が前記第1ガイド部にガイドされる方向に対して傾いたときの回動力を前記第2ガイド受部に伝達させないように逃がす構造を含む
〔9〕から〔12〕のいずれかに記載のオゾン発生器。
この構成によれば、操作部が操作されたときなどに、仮に第1ガイド受部が第1ガイド部にガイドされる方向に対して傾いたとしても、第1ガイド受部の回動力が第2ガイド受部に伝達されにくい。このため、第2ガイド受部が傾いて放電部に外力が加わることを抑えやすい。
〔14〕前記放電部は、
第1誘電体部と、
前記第1誘電体部に埋設される第1導体部と、
前記第1誘電体部に対し、第1方向の一方側に間隔をあけて配置される第2誘電体部と、
前記第2誘電体部に埋設され、前記第1方向において前記第1導体部と対向して配置される第2導体部と、
前記第1方向において、前記第1誘電体部と前記第2誘電体部との間に配置されるスペーサ部と、を有し、
前記放電面は、
前記第1誘電体部に形成される第1放電面と、
前記第2誘電体部に形成される第2放電面と、を含み、
前記第1放電面と前記第2放電面は互いに対向し、
前記掃除部は、前記第1放電面と前記第2放電面との間において、前記第1放電面及び前記第2放電面に沿って変位する
〔1〕から〔13〕のいずれかに記載のオゾン発生器。
この構成によれば、掃除部を変位させることで、互いに対向する第1放電面と第2放電面との間に堆積する堆積物(硝酸化合物)を除去しやすい。
1.第1実施形態
1-1.オゾン発生器100の構成
図1に示すオゾン発生器100は、外部の空気を吸い込み、放電(より具体的には、誘電体バリア放電)により空気中の酸素からオゾンを発生させ、外部に排出させる装置である。オゾン発生器100は、図3に示すように、外殻部1と、流路2と、オゾン発生体3と、を備える。
外殻部1は、図3に示すように、オゾン発生器100の外殻をなしており、内部に空間が形成されている。外殻部1は、内部にオゾン発生体3を収容する。外殻部1は、第1ケース部11と、第2ケース部12と、吸気部13と、排気部14と、を有する。
以下では、オゾン発生器100の軸方向をZ方向と称する。軸方向は、オゾン発生器100の上下方向である。上方側が、Z方向の一方側であり、下方側が、Z方向の他方側である。
第1ケース部11は、載置面に載置される部位である。第1ケース部11は、図3に示すように、載置面部11Aと、載置面部11Aの外周部から筒状に突出する筒部11Bと、を有する。載置面部11Aの外縁は、円形状をなしている。筒部11Bは、載置面部11Aの外周部からZ方向の一方側に突出している。筒部11Bは、円筒状をなしている。
第2ケース部12は、図3に示すように、周壁部12Aと、天壁部12Bと、を有する。周壁部12Aは、筒状、より具体的には円筒状をなしている。周壁部12Aは、Z方向と直交する平面方向において、筒部11Bより外側に配置されている。周壁部12AにおけるZ方向の他方側の端部は、吸気部13を介して筒部11BにおけるZ方向の一方側の端部に連結される。これにより、第2ケース部12は、載置面から浮いた状態で配置される。天壁部12Bは、周壁部12AにおけるZ方向の一方側の内周部から内側に突出している。天壁部12Bは、環状、より具体的には円環状をなしている。
吸気部13は、環状、より具体的には、円環状をなしている。吸気部13には、流路2に空気を含む気体を取り込む吸気口13Aが形成されている。吸気口13Aは、環状、より具体的には、円環状をなしている。
排気部14は、環状の天壁部12Bの内周部に取り付けられる。排気部14は、板状、より具体的には、円板状をなしている。排気部14には、流路2から気体を排出する排気口14Aが形成されている。排気口14Aは、スリット状に形成されている。排気部14は、流路2内に指が入ることを防ぐフィンガーガードとして構成されている。排気口14Aは、Z方向と直交する平面方向において、吸気口13Aよりも内側に配置されている。
流路2は、第1流路2Aと、第2流路2Bと、を有する。第1流路2Aは、第2流路2Bよりも上流側に配置される。第2流路2Bは、排気口14Aに向けて直線状に延びている。第2流路2Bが伸びる方向は、オゾン発生器100の軸方向である。また、第2流路2Bに対する排気口14A側が、Z方向の一方側であり、その反対側が、Z方向の他方側である。第2流路2Bは、Z方向と直交する平面方向において、吸気口13Aよりも内側に配置されている。第1流路2Aは、吸気口13Aから取り込んだ気体を、Z方向と直交する平面方向において、吸気口13Aよりも内側に寄せて、第2流路2Bに導入させる。第2流路2Bに導入された気体は、第2流路2Bを通り、排気口14Aから排出される。
1-2.オゾン発生体3の構成
オゾン発生体3は、「放電部」の一例に相当する。オゾン発生体3は、電圧が印加されることによって放電する。より具体的には、オゾン発生体3は、交流電圧が印加されることによって誘電体バリア放電を生じさせる。オゾン発生体3は、吸気口13Aから取り込まれた空気中の酸素を原料として流路2にオゾンを発生させる。
オゾン発生体3は、図4及び図5に示すように、第1誘電体部21と、第2誘電体部22と、スペーサ部材23と、ホルダ24と、第1端子25と、第2端子26と、を有する。
第1誘電体部21及び第2誘電体部22は、セラミックを主成分とする。第1誘電体部21及び第2誘電体部22は、本実施形態ではアルミナ(Al)を材料として形成される。なお、第1誘電体部21及び第2誘電体部22は、アルミナに限らず、ガラス(SiO)、窒化アルミニウム(AlN)、酸化イットリウム(Y)等の別のセラミックやそれらの混合物を材料として形成されてもよい。第1誘電体部21及び第2誘電体部22は、それぞれ板状をなしている。
第1誘電体部21及び第2誘電体部22は、第1方向に互いに間隔をあけて配置される。第1方向は、第1誘電体部21及び第2誘電体部22の並び方向である。また、第1方向は、第1誘電体部21及び第2誘電体部22の厚さ方向である。第2誘電体部22は、第1誘電体部21に対し、第1方向の一方側に間隔をあけて配置されている。第1誘電体部21及び第2誘電体部22は、第1方向において、互いに対向する。第1誘電体部21及び第2誘電体部22の互いに対向する面は、平坦な面であり、矩形状をなしている。
第1誘電体部21及び第2誘電体部22は、第1方向と直交する第2方向の一方側の端部が、スペーサ部材23及びホルダ24によって支持される。第1誘電体部21及び第2誘電体部22は、片持ち支持される。第2方向は、第1誘電体部21の長手方向であり、第2誘電体部22の長手方向である。
第1誘電体部21は、第1誘電体本体31と、第1張出部32と、第1凹部33(図10参照)と、を有する。第1誘電体本体31は、板状をなし、直方体形状をなす。第1張出部32は、第1誘電体部21における第2方向の一方側から、第1方向の他方側に張り出した形態をなしている。第1張出部32は、第1方向及び第2方向と直交する第3方向において、第1誘電体部21の全領域にわたって形成されている。第3方向は、第1誘電体部21の短手方向であり、第2誘電体部22の短手方向である。第1凹部33は、第1張出部32の一部を第1方向の他方側から凹ませた形態をなしている。第1凹部33は、第1誘電体部21の第2方向の一方側の端面に開口している。
第2誘電体部22は、第2誘電体本体36と、第2張出部37と、第2凹部38と、を有する。第2誘電体本体36は、板状をなし、直方体形状をなす。第2張出部37は、第2誘電体部22における第2方向の一方側から、第1方向の一方側に張り出した形態をなしている。第2張出部37は、第3方向において、第2誘電体部22の全領域にわたって形成されている。第2凹部38は、第2張出部37の一部を第1方向の一方側から凹ませた形態をなしている。第2凹部38は、第2誘電体部22の第2方向の一方側の端面に開口している。
スペーサ部材23は、第1方向において、第1誘電体部21と第2誘電体部22との間に配置される。スペーサ部材23は、第1誘電体部21と第2誘電体部22との間に配置されるスペーサ部23Aと、スペーサ部23Aから第2方向の一方側に延設されたスペーサ延設部23Bと、を有する。スペーサ部23Aは、スペーサ部材23のうち、第1方向において第1誘電体部21と第2誘電体部22との間に配置される部位である。スペーサ部23Aは、スペーサ部材23のうち、第1方向から見て、第1誘電体部21及び第2誘電体部22と重なる部位である。スペーサ延設部23Bは、スペーサ部材23のうち、第1方向から見て、第1誘電体部21及び第2誘電体部22との両方と重ならない部位である。スペーサ延設部23Bにおける第2方向の一方側の端部は、第1誘電体部21における第2方向の一方側の端部よりも第2方向の一方側に配置されており、第2誘電体部22における第2方向の一方側の端部よりも第2方向の一方側に配置されている。スペーサ部23A及びスペーサ延設部23Bは、それぞれ板状をなしている。スペーサ部23A及びスペーサ延設部23Bの厚さ方向は、第1方向に沿っており、より具体的には第1方向と平行である。スペーサ部23Aは、第3方向において、第1誘電体部21及び第2誘電体部22の両端よりも内側に配置されている。なお、「第1方向から見て」とは、第1方向の一方側又は他方側から第1方向に真っすぐに見た場合のことを意味する。
ホルダ24は、スペーサ部材23を挟んだ第1誘電体部21及び第2誘電体部22を保持する部材である。ホルダ24は、環状(具体的には角筒状)をなしており、スペーサ部材23を挟んだ第1誘電体部21及び第2誘電体部22の外周を囲むように配置される。ホルダ24は、ホルダ本体24Aと、係止部24Bと、を有する。
ホルダ本体24Aは、環状(具体的には角筒状)をなしている。係止部24Bは、ホルダ本体24Aにおける第2方向の他方側の内周部から内側に突出する形態をなしている。係止部24Bは、第1方向の両側から突出している。
ホルダ24は、スペーサ部材23を挟んだ第1誘電体部21及び第2誘電体部22に対し、第2方向の他方側から挿し通される。ホルダ24は、係止部24Bが第1誘電体部21の第1張出部32及び第2張出部37に接触することで、位置決めされる。
第1端子25及び第2端子26は、それぞれ金属製であり、板状をなす。第1端子25は、第1凹部33に配置される。第1端子25は、第3導体部41(図6参照)に接合され、第3導体部41に電気的に接続される。第2端子26は、第4導体部51(図6参照)に接合され、第4導体部51に電気的に接続される。第1端子25及び第2端子26は、第3方向から見てL字状をなす。
オゾン発生体3は、図6から図9に示すように、第1導体部40と、第3導体部41と、第1接続部42と、第2導体部50と、第4導体部51と、第2接続部52と、を有する。
第1導体部40は、図6及び図7に示すように、第1誘電体部21に設けられる。第1導体部40は、第1誘電体部21に埋設される。第1導体部40は、第1誘電体部21における第2方向の他方側に埋設される。第1導体部40は、スペーサ部23Aよりも第2方向の他方側に配置される。
第3導体部41は、図6及び図7に示すように、第1誘電体部21に設けられる。第3導体部41は、第1導体部40よりも第1方向の他方側に配置される。第3導体部41は、第1誘電体部21における第1方向の他方側の面に配置される。第3導体部41は、第1凹部33の底面に配置される。第3導体部41は、第1誘電体部21の外部に露出する。第3導体部41は、第1方向から見てスペーサ部23Aと重なる位置に配置される。本実施形態では、第3導体部41の全体が、第1方向から見てスペーサ部23Aと重なる位置に配置される。なお、第3導体部41の一部のみが、第1方向から見てスペーサ部23Aと重なる位置に配置される構成であってもよい。
第1接続部42は、図6及び図7に示すように、第1誘電体部21に設けられる。第1接続部42は、第1誘電体部21に埋設される。第1接続部42は、導電性を有する。第1接続部42は、第1方向において第1導体部40と第3導体部41との間に設けられ、第3導体部41を第1導体部40に電気的に接続する。第1接続部42は、第1延設部43と、第1ビア44と、第3ビア45と、を有する。第1延設部43は、第1方向から見て第3導体部41及びスペーサ部23Aと重なる位置から第1導体部40と重なる位置に延設される。第1延設部43は、第1基端側延設部46と、第1中間延設部47と、第1先端側延設部48と、を有する。第1基端側延設部46は、第1延設部43のうち、第1方向から見てスペーサ部23Aと重なる位置に配置される部位である。第1中間延設部47は、第1延設部43のうち、第1方向から見てスペーサ部23Aと第1導体部40との間に配置される部位である。第1中間延設部47における延設方向の長さは、第1延設部43における延設方向の長さ(第1延設部43の全長)の50%以上であることが好ましく、75%以上であることがより好ましい。第1先端側延設部48は、第1延設部43のうち、第1方向から見て第1導体部40と重なる部位である。第1ビア44は、第1延設部43(より具体的には、第1先端側延設部48)を第1導体部40に電気的に接続する。第1ビア44は、第1方向に沿って延びている。第1ビア44は、複数(本実施形態では2つ)設けられている。第1ビア44は、第2方向に沿って並んで配置されている。第1ビア44は、第2方向に間隔をあけて配置されている。複数の第1ビア44は、それぞれ第1延設部43(より具体的には、第1先端側延設部48)を第1導体部40に電気的に接続する。第3ビア45は、第1延設部43(より具体的には、第1基端側延設部46)を第3導体部41に電気的に接続する。第3ビア45は、第1方向に沿って延びている。第3ビア45は、複数(本実施形態では2つ)設けられている。第3ビア45は、第2方向に沿って並んで配置されている。第3ビア45は、第2方向に間隔をあけて配置されている。複数の第3ビア45は、それぞれ第1延設部43(より具体的には、第1基端側延設部46)を第3導体部41に電気的に接続する。
第2導体部50は、図6及び図8に示すように、第2誘電体部22に設けられる。第2導体部50は、第2誘電体部22に埋設される。第2導体部50は、第2誘電体部22における第2方向の他方側に埋設される。第2導体部50は、スペーサ部23Aよりも第2方向の他方側に配置される。
第4導体部51は、図6及び図8に示すように、第2誘電体部22に設けられる。第4導体部51は、第2導体部50よりも第1方向の一方側に配置される。第4導体部51は、第2誘電体部22における第1方向の一方側の面に配置される。第4導体部51は、第2凹部38の底面に配置される。第4導体部51は、第2誘電体部22の外部に露出する。第4導体部51は、第1方向から見てスペーサ部23Aと重なる位置に配置される。本実施形態では、第4導体部51の全体が、第1方向から見てスペーサ部23Aと重なる位置に配置される。しかし、第4導体部51の一部のみが、第1方向から見てスペーサ部23Aと重なる位置に配置される構成であってもよい。
第2接続部52は、第2誘電体部22に設けられる。第2接続部52は、第2誘電体部22に埋設される。第2接続部52は、導電性を有する。第2接続部52は、第1方向において第2導体部50と第4導体部51との間に設けられ、第4導体部51を第2導体部50に電気的に接続する。第2接続部52は、第2延設部53と、第2ビア54と、第4ビア55と、を有する。第2延設部53は、第1方向から見て第4導体部51及びスペーサ部23Aと重なる位置から第2導体部50と重なる位置に延設される。第2延設部53は、第2基端側延設部56と、第2中間延設部57と、第2先端側延設部58と、を有する。第2基端側延設部56は、第2延設部53のうち、第1方向から見てスペーサ部23Aと重なる位置に配置される部位である。第2中間延設部57は、第2延設部53のうち、第1方向から見てスペーサ部23Aと第2導体部50との間に配置される部位である。第2中間延設部57における延設方向の長さは、第2延設部53における延設方向の長さ(第2延設部53の全長)の50%以上であることが好ましく、75%以上であることがより好ましい。第2先端側延設部58は、第2延設部53のうち、第1方向から見て第2導体部50と重なる位置に配置される部位である。第2ビア54は、第2延設部53(より具体的には、第2先端側延設部58)を第2導体部50に電気的に接続する。第2ビア54は、第1方向に沿って延びている。第2ビア54は、複数(本実施形態では2つ)設けられている。第2ビア54は、第2方向に沿って並んで配置されている。第2ビア54は、第2方向に間隔をあけて配置されている。複数の第2ビア54は、それぞれ第2延設部53(より具体的には、第2先端側延設部58)を第2導体部50に電気的に接続する。第4ビア55は、第2延設部53(より具体的には、第2基端側延設部56)を第4導体部51に電気的に接続する。第4ビア55は、第1方向に沿って延びている。第4ビア55は、複数(本実施形態では2つ)設けられている。第4ビア55は、第2方向に沿って並んで配置されている。第4ビア55は、第2方向に間隔をあけて配置されている。複数の第4ビア55は、それぞれ第2延設部53(より具体的には、第2基端側延設部56)を第4導体部51に電気的に接続する。
第1導体部40、第3導体部41、第1延設部43、第2導体部50、第4導体部51、及び第2延設部53は、金属製であり、薄い金属層として構成される。第1導体部40、第3導体部41、第1延設部43、第2導体部50、第4導体部51、及び第2延設部53は、第1方向と直交する平面方向に沿って広がっている。
第1導体部40及び第2導体部50は、図6から図8に示すように、第1方向に互いに対向する。第1導体部40及び第2導体部50は、第1方向から見て互いに重なる位置に配置される。第1導体部40及び第2導体部50は、第1方向から見て互いに一部のみが重なる。第1導体部40及び第2導体部50は、放電電極として機能する。第1導体部40及び第2導体部50は、本実施形態ではタングステン(W)を材料として形成される。なお、第1導体部40及び第2導体部50は、タングステンに限らず、例えばモリブデン(Mo)、銀(Ag)、銅(Cu)、白金(Pt)などを材料として形成されてもよい。
第1導体部40は、図6から図8に示すように、第1方向から見て第2導体部50と重なる位置に配置される第1重複部40Aと、第1方向から見て第2導体部50と重ならない位置に配置される第1非重複部40Bと、を有する。第1重複部40Aは、第2方向に沿って直線状に延びている。第1非重複部40Bは、第1先端側非重複部40Cと、第1基端側非重複部40Dと、を有する。第1先端側非重複部40Cは、第1重複部40Aにおける第2方向の一方側の端部から第3方向の一方側に延びている。第1基端側非重複部40Dは、第1先端側非重複部40Cにおける第3方向の一方側の端部から第2方向の一方側に延びている。第1基端側非重複部40Dと第1先端側延設部48は、第1方向から見て互いに重なる位置に配置され、第1ビア44を介して互いに電気的に接続される。
第2導体部50は、図6から図8に示すように、第1方向から見て第1導体部40と重なる位置に配置される第2重複部50Aと、第1方向から見て第1導体部40と重ならない位置に配置される第2非重複部50Bと、を有する。第2重複部50Aは、第2方向に沿って直線状に延びている。第2非重複部50Bは、第2先端側非重複部50Cと、第2基端側非重複部50Dと、を有する。第2先端側非重複部50Cは、第2重複部50Aにおける第2方向の一方側の端部から第3方向の他方側に延びている。第2基端側非重複部50Dは、第2先端側非重複部50Cにおける第3方向の他方側の端部から第2方向の一方側に延びている。第2基端側非重複部50Dと第2先端側延設部58は、第1方向から見て互いに重なる位置に配置され、第2ビア54を介して互いに電気的に接続される。
第3導体部41及び第4導体部51は、図6から図8に示すように、第1方向から見て互いに重なる位置に配置される。第3導体部41及び第4導体部51の第3方向の各々の幅寸法は、第1導体部40及び第2導体部50の各々の幅寸法(より具体的には、第1重複部40A及び第2重複部50Aの第3方向の幅寸法)の3倍以上である。
第1延設部43及び第2延設部53は、図9に示すように、第1方向から見て互いに重ならない位置に配置される。第1延設部43と第2延設部53との第3方向の最小の間隔は、第1導体部40及び第2導体部50の各々の幅寸法(より具体的には、第1重複部40A及び第2重複部50Aの第3方向の幅寸法)以上である。
図6に示すように、第1誘電体部21には、放電する第1放電面21Aが形成されている。第2誘電体部22には、放電する第2放電面22Aが形成されている。第1放電面21Aと第2放電面22Aは、第1方向において、互いに対向する。第1放電面21Aは、第1誘電体部21の第1方向の一方側の面のうち、第1方向から見て第1導体部40及び第2導体部50の両方と重なる領域である。また、第1放電面21Aは、第1誘電体部21の第1方向の一方側の面のうち、第1方向から見て第1重複部40Aと重なる領域である。第2放電面22Aは、第2誘電体部22の第1方向の他方側の面のうち、第1方向から見て第1導体部40及び第2導体部50の両方と重なる領域である。また、第2放電面22Aは、第2誘電体部22の第1方向の他方側の面のうち、第1方向から見て第2重複部50Aと重なる領域である。
1-3.オゾン発生器100のその他の構成
オゾン発生器100は、図10に示すように、保持部70と、第1配線部71と、第2配線部72と、を備える。更に、オゾン発生器100は、図18に示すように、電源部73を備える。
保持部70は、オゾン発生体3を保持する部位である。保持部70は、図10に示すように、収容部75を有する。収容部75は、オゾン発生体3における第2方向の一端側を収容する。収容部75は、底壁部76と、底壁部76の外周部から筒状に突出した筒状壁部77と、を有する。筒状壁部77は、底壁部76の外周部から第2方向の他方側に突出する。底壁部76には、第1端子固定部76A及び第2端子固定部76Bが設けられている。第1端子固定部76Aには、第1端子25がねじ78によって固定される。第2端子固定部76Bには、第2端子26がねじ78によって固定される。
保持部70は、図10に示すように、絶縁樹脂79を有する。底壁部76と筒状壁部77とによって囲まれる空間には、絶縁樹脂79が充填される。上述した第3導体部41、第4導体部51、第1端子25、及び第2端子26は、第1誘電体部21及び第2誘電体部22の外部に露出した部位が、絶縁樹脂79によって埋められる。オゾン発生体3は、スペーサ部23Aにおける第2方向の他方側の端部よりも第2方向の一方側の部位のみが、絶縁樹脂79によって埋められる。
第1配線部71の一端は、図10に示すように、第1端子25とともに第1端子固定部76Aに固定され、第1端子25と電気的に接続される。第1配線部71の他端は、電源部73に接続される。つまり、第3導体部41は、第1端子25及び第1配線部71を介して、電源部73に接続される。
第2配線部72の一端は、図10に示すように、第2端子26とともに第2端子固定部76Bに固定され、第2端子26と電気的に接続される。第2配線部72の他端は、電源部73に接続される。つまり、第4導体部51は、第2端子26及び第2配線部72を介して、電源部73に接続される。
電源部73は、交流電源である。電源部73は、トランスを有し、交流電力を供給しうる。電源部73は、オゾン発生器100の外部の商用電源から供給される電力に基づいて所望の交流電力を生成し、オゾン発生体3等に供給する。
保持部70は、図13に示すように、流路2を構成する流路構成部80の外壁よりも外側に配置される。流路構成部80には、貫通孔81が形成されている。オゾン発生体3(より具体的には、第1誘電体部21及び第2誘電体部22)における第2方向の他方側は、貫通孔81を介して流路2(より具体的には、第2流路2B)内に突出する。
オゾン発生器100は、図3に示すように、ファン82を備える。ファン82は、オゾン発生体3よりも上流側に配置される。ファン82は、流路2内において、オゾン発生体3よりも吸気口13A側に配置される。ファン82は、オゾン発生体3よりも下方の位置に配置される。ファン82は、流路2内において、吸気口13A側から排気口14A側に送風する。ファン82は、軸流ファンである。ファン82は、回転方向Wに回転することで、流路2に回転方向Wの旋回流を生じさせる。回転方向Wは、本実施形態では、ファン82のZ方向の一方側(上方側)から見て時計回り方向である。
オゾン発生体3は、図3及び図12に示すように、第2方向をZ方向と直交する方向に沿わせ、第3方向をZ方向に対して傾けた状態で配置される。オゾン発生体3は、Z方向と直交する平面方向において、流路2の中心よりも内壁側に配置される。オゾン発生体3は、第1誘電体部21と第2誘電体部22との間の領域が、排気口14A側(下流側)に向かうにつれて回転方向Wの前方側に向かうように傾斜している。このため、ファン82によって生成された旋回流が、第1誘電体部21と第2誘電体部22との間(より具体的には、第1放電面21Aと第2放電面22Aとの間)の空間に入り込みやすい。
オゾン発生器100は、図3及び図12に示すように、拡散板83を備える。拡散板83は、オゾン発生体3が発生させたオゾンを拡散させる。拡散板83は、オゾン発生体3よりも下流側に配置され、排気口14Aよりも上流側に配置される。拡散板83は、流路2の内壁から内側に突出した形態をなしている。拡散板83は、流路2の周方向に幅を有しており、流路2の内壁から離れるにつれて幅が小さくなっている。拡散板83は扇形状をなしている。拡散板83は、第1誘電体部21の短手方向(第3方向)から見て、第1誘電体部21と第2誘電体部22との間の空間(より具体的には、第1放電面21Aと第2放電面22Aとの間の空間)の少なくとも一部と重なる位置に配置される。拡散板83は、Z方向の一方側から見て第1誘電体部21と第2誘電体部22との間の空間(より具体的には、第1放電面21Aと第2放電面22Aとの間の空間)の少なくとも一部を覆う位置に配置される。拡散板83における回転方向Wの後方側の端部は、第1誘電体部21及び第2誘電体部22における回転方向Wの後方側の端部よりも回転方向Wの前方側に配置され、第1誘電体部21及び第2誘電体部22における回転方向Wの前方側の端部よりも回転方向Wの後方側に配置される。拡散板83における回転方向Wの後方側の端部は、第1誘電体部21及び第2誘電体部22の突出方向(第2方向)に沿っている。
1-4.掃除部90及び操作部91の構成
オゾン発生器100は、図11及び図12に示すように、掃除部90と、掃除部90と連動する操作部91と、を備える。
掃除部90は、例えば耐薬品性のあるフィルム(例えばPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)フィルム)である。掃除部90は、図11及び図12に示すように、第1誘電体部21と第2誘電体部22との間に配置される。掃除部90は、第1誘電体部21(あるいは、第1放電面21A)及び第2誘電体部22(あるいは、第2放電面22A)に接触してもよいし、接触しなくてもよい。掃除部90は、第1放電面21A及び第2放電面22A(放電面)に堆積した硝酸化合物に接触する構成であることが好ましい。掃除部90の第3方向の長さは、第1誘電体部21及び第2誘電体部22の第3方向の長さよりも長い。掃除部90は、第1誘電体部21と第2誘電体部22との間の領域を第3方向に通過している。掃除部90は、第3方向の両側で操作部91に保持される。掃除部90は、操作部91が変位する場合に、操作部91とともに変位する。
掃除部90は、図13から図16に示すように、第2方向に沿って変位する。掃除部90は、第2方向の他方側に向けて変位する。
掃除部90は、図15及び図16に示すように、第1放電面21A及び第2放電面22Aから放電される放電領域AR1と、第1放電面21A及び第2放電面22Aから放電されない非放電領域AR2との間で変位する。放電領域AR1に異物が堆積すると、オゾンの発生効率が低下することが懸念される。例えば、放電領域AR1には、放電の結果、硝酸化合物が堆積物99として析出する。掃除部90が、非放電領域AR2から放電領域AR1に変位することで、放電領域AR1に堆積した堆積物99を放電領域AR1から除去することができる。掃除部90は、放電領域AR1における第2方向の全範囲に変位可能である。
放電領域AR1は、第1方向における第1放電面21Aと第2放電面22Aとの間の領域である。より具体的には、放電領域AR1は、第1誘電体部21と第2誘電体部22との間の領域のうち、第1方向から見て第1放電面21A及び第2放電面22Aの両方と重なる領域である。また、放電領域AR1は、第1誘電体部21と第2誘電体部22との間の領域のうち、第1方向から見て第1導体部40及び第2導体部50の両方と重なる領域である。非放電領域AR2は、放電領域AR1よりもスペーサ部23A側の領域である。また、非放電領域AR2は、放電領域AR1とスペーサ部23Aとの間の領域である。また、非放電領域AR2は、第1方向における第1誘電体部21と第2誘電体部22との間の領域のうち、スペーサ部23Aよりも第2方向の他方側で、且つ放電領域AR1(第1放電面21A及び第2放電面22A)よりも第2方向の一方側の領域である。また、非放電領域AR2は、第1方向における第1誘電体部21と第2誘電体部22との間の領域のうち、第1方向から見て第1導体部40及び第2導体部50が互いに重なる領域以外の領域である。第1方向における第1誘電体部21と第2誘電体部22との間の領域のうち、第1方向から見て第1導体部40及び第2導体部50のいずれにも重ならない領域は、非放電領域AR2である。
掃除部90は、図13から図16に示すように、第1誘電体部21と第2誘電体部22との間の領域において、第1誘電体部21と第2誘電体部22との間に形成される開口3A側に変位する。開口3Aは、第1誘電体部21における第2方向の他方側の端部と、第2誘電体部22における第2方向の他方側の端部との間に形成される。この構成によれば、放電領域AR1に堆積した堆積物99が掃除部90に押されて、開口3Aから排出されやすい。
オゾン発生器100は、図13及び図14に示すように、掃除部90全体が、開口3Aを通じて第1誘電体部21と第2誘電体部22との間の領域から出ることを規制する規制部92を備える。規制部92は、排気部14に設けられている。規制部92は、操作部91の変位を規制することで、操作部91に連動する掃除部90が開口3Aを通じて第1誘電体部21と第2誘電体部22との間の領域から出ることを規制する。規制部92は、掃除部90及び操作部91の第2方向の他方側への変位を規制する。規制部92は、掃除部90の一部が開口3Aを通じて第1誘電体部21と第2誘電体部22との間の領域から出た状態で、掃除部90及び操作部91の変位を規制する。この構成によれば、掃除部90全体が開口3Aから出て、第1誘電体部21と第2誘電体部22の間の領域に戻りにくくなることを回避しやすい。
また、掃除部90は、図13から図16に示すように、スペーサ部23Aから離れる方向に変位する。掃除部90は、放電終了後、スペーサ部23Aから離れる方向に変位することで、放電領域AR1に堆積した堆積物99を放電領域AR1から除去する。この構成によれば、放電領域AR1に堆積した堆積物99が、スペーサ部23A側に溜まりにくい。
オゾン発生器100は、図13及び図14に示すように、放電領域AR1に位置する掃除部90を非放電領域AR2側に付勢する付勢部93を備える。付勢部93は、ばねであり、より具体的には、引張コイルばねである。引張コイルばねは、自身の伸縮方向が掃除部90の変位する方向(第2方向)に沿うように配置される。引張コイルばねの一端は、操作部91に保持され、他端は、当該一端よりも第2方向の一方側において外殻部1(より具体的には、排気部14)に保持される。付勢部93は、操作部91が、掃除部90とともに第2方向の他方側に変位すると、操作部91に対し、第2方向の一方側への移動力を付与する。このため、操作部91を第2方向の他方側に移動させて掃除部90を放電領域AR1へ移動させた後、操作部91の操作を止めたときに、操作部91が第2方向の一方側に移動し、掃除部90が自動的に非放電領域AR2に戻りやすい。また、掃除部90は、放電されると劣化するおそれがある。掃除部90が自動的に非放電領域AR2に戻ることで、掃除部90が放電されて劣化することを防止しやすい。
操作部91は、図11に示すように、外殻部1(より具体的には、排気部14)に取り付けられる。操作部91の一部は、外殻部1の外部に配置される。操作部91は、掃除部90を保持する。
オゾン発生器100は、図11に示すように、第1ガイド部94と、第2ガイド部95と、を備える。
第1ガイド部94は、図11に示すように、操作部91の変位をガイドする。第1ガイド部94は、外殻部1(より具体的には、排気部14)に設けられる。第1ガイド部94は、排気部14に形成されるスリットによって構成される。スリットは、第2方向に沿って延びる。第1ガイド部94は、排気口14Aとしても機能する。掃除部90及び操作部91の第2方向の移動可能な範囲は、スリットにおける第2方向の両端部によって規定される。スリットにおける第2方向の他方側の端部には、上述した規制部92が設けられている。
第2ガイド部95は、図11に示すように、第1ガイド部94よりも掃除部90側に配置され、操作部91の変位をガイドする。第2ガイド部95は、拡散板83によって構成される。より具体的には、第2ガイド部95は、拡散板83における回転方向Wの後方側の端部によって構成される。
操作部91は、図11に示すように、第1ガイド部94にガイドされる第1ガイド受部96と、第2ガイド部95にガイドされる第2ガイド受部97と、を有する。
第1ガイド受部96は、図13及び図14に示すように、第1ガイド部94のスリット部分を通る挿通部96Aと、挿通部96Aの両側から挿通部96Aの挿通方向と直交する方向に張り出す張出部96B,96Cと、を有する。両側の張出部96B,96Cの間には、第1ガイド部94が配置される。第1ガイド受部96は、第1ガイド部94のスリットの周縁部によって第2方向にガイドされる。
第2ガイド受部97は、図11、図13及び図14に示すように、拡散板83の両側の板面にそれぞれ対向して配置される一対の対向部97A,97Bと、一対の対向部97A,97Bをつなぐ繋ぎ部97Cと、を有する。繋ぎ部97Cは、拡散板83における回転方向Wの後方側の端部よりも回転方向Wの後方側に配置される。第2ガイド受部97は、第2ガイド部95(より具体的には、拡散板83における回転方向Wの後方側の端部)によって第2方向にガイドされる。
第1ガイド受部96と第2ガイド受部97は、図17に示すように、互いに別の部材によって構成される。より具体的には、第1ガイド受部96は、第1ガイド受部材110によって構成される。第2ガイド受部97は、第1ガイド受部材110とは異なる第2ガイド受部材120によって構成される。
第1ガイド受部材110は、図13及び図14に示すように、軸部111と、連結受部112と、を含む。軸部111は、Z方向に沿って延びる。軸部111の一端には、第1ガイド受部96が設けられ、他端には、連結受部112が設けられる。連結受部112は、第2ガイド受部材120と連結する。
第2ガイド受部材120は、図12から図14に示すように、連結部121と、把持部122と、を含む。連結部121は、連結受部112と連結する。連結部121は、第2方向及びZ方向と直交する方向に沿って延び、柱状(より具体的には、円柱状)をなす。把持部122は、掃除部90の第3方向の両側を把持する。
連結受部112は、柱状の連結部121の嵌まる連結凹部113が形成されている。連結凹部113は、Z方向の他方側(下方側)に開口している。連結部121は、Z方向の他方側(下方側)から連結凹部113に嵌まる。連結凹部113には、第2方向において互いに対向する一対の内側面114,115が形成されている。一対の内側面114,115の間には、連結部121が配置される。一対の内側面114,115は、Z方向の他方側の端部に向かうにつれて、互いの間隔が広がるように傾斜した傾斜面114A,115Aを含む。このため、連結部121が、連結凹部113に嵌合される際、傾斜面114A,115Aによって連結凹部113内に誘導される。
第1ガイド受部96と第2ガイド受部97は、互いに相対変位可能に構成される。
連結部121は、連結凹部113の奥面116とZ方向に間隔をあけて配置される。このため、第1ガイド受部材110からのZ方向の外力が、第2ガイド受部材120に伝達されにくく、第2ガイド受部材120を介してオゾン発生体3に外力が加わることを抑えやすい。連結部121と連結凹部113の奥面116とのZ方向の間隔は、連結部121のZ方向の幅(直径)よりも大きいことが好ましい。
図13に示すように、連結受部112及び連結部121は、第1ガイド受部96が第1ガイド部94にガイドされて移動するときの移動力(本実施形態では、第1ガイド受部96)を第2ガイド受部97に伝達する伝達機構125を構成する。伝達機構125は、第1ガイド受部96が第1ガイド部94にガイドされる方向(本実施形態では、第2方向)に対して傾いたときの回動力を第2ガイド受部97に伝達させないように逃がす構造を含む。本実施形態では、第2方向に互いに対向する内側面114,115の間に、第2方向と直交する方向(より具体的には、第2方向及びZ方向と直交する方向)に沿って延びる円柱状の連結部121が配置される。よって、仮に第1ガイド受部96が第2方向に対してZ方向に傾いたとしても、第1ガイド受部96が連結部121に干渉しにくいため、第1ガイド受部96が第2方向に対してZ方向に傾いたときの回動力を第2ガイド受部97に伝達させないように逃がしやすい。このため、第2ガイド受部材120が傾いてオゾン発生体3に外力が加わることを抑えやすくなるとともに、第2ガイド受部97における一対の対向部97A,97Bと、拡散板83との摺動抵抗の増加を抑制することができる。
1-5.制御部132の構成
オゾン発生器100は、図18に示すように、入力部130と、検知部131と、制御部132と、を備える。
入力部130は、使用者からの入力操作(例えば電源のオンオフ操作)を検出し、操作結果を示す信号を出力する。
検知部131は、掃除部90が放電領域AR1に配置されていることを検知する。また、検知部131は、掃除部90が非放電領域AR2に配置されていることを検知する。検知部131は、例えば押圧式のスイッチを用いて構成されてもよい。押圧式のスイッチは、例えば、掃除部90が非放電領域AR2に配置されるときに操作部91に押圧されてオフ状態となり、掃除部90が放電領域AR1に配置されるときに操作部91に押圧されずにオン状態となる。検知部131は、押圧式のスイッチがオフ状態のときに、掃除部90が放電領域AR1に配置されていることを示す信号を出力する。検知部131は、押圧式のスイッチがオン状態のときに、掃除部90が非放電領域AR2に配置されていることを示す信号を出力する。
制御部132は、オゾン発生器100の動作を制御する。制御部132は、マイクロコンピュータを主体として構成され、CPU、ROM、RAM、駆動回路等を有する。
制御部132は、電源部73を介して、オゾン発生体3の動作を制御しうる。制御部132は、オゾン発生体3に印加する交流電圧を制御することで、オゾン発生体3が発生させるオゾンの量を調整しうる。
制御部132は、ファン82の動作を制御しうる。制御部132は、ファン82にPWM信号を与えることで、ファン82をPWM制御する。これにより、制御部132は、風量を調整しうる。
制御部132には、入力部130から出力された信号が入力される。制御部132は、電源のオン操作が行われた場合に、オゾン発生体3によるオゾンを発生させる動作を開始させ、ファン82の動作を開始させる。制御部132は、電源のオフ操作が行われた場合に、オゾン発生体3によるオゾンを発生させる動作を停止させ、ファン82の動作を停止させる。
制御部132には、検知部131から出力された信号が入力される。制御部132は、検知部131によって掃除部90が放電領域AR1に配置されていると検知された場合に、オゾン発生体3による放電動作を制限する。より具体的には、制御部132は、電源のオン操作が行われた場合であっても、検知部131によって掃除部90が放電領域AR1に配置されていると検知された場合には、放電動作(オゾン発生体3によるオゾンを発生させる動作)を開始させない。制御部132は、電源のオン操作が行われた場合、検知部131によって掃除部90が非放電領域AR2に配置されていると検知されたか否かを判定する。そして、制御部132は、検知部131によって掃除部90が非放電領域AR2に配置されていると検知された場合に、オゾン発生体3による放電動作を開始させる。
1-6.効果の例
オゾン発生体3は、第3導体部41及び第4導体部51がいずれも第1方向から見てスペーサ部23Aと重なる位置に配置されるため、第3導体部41及び第4導体部51を第2方向の一方側から電源部73に接続しやすい。しかも、第1導体部40及び第2導体部50は、スペーサ部23Aよりも第2方向の他方側に配置されるため、第1導体部40と第2導体部50との間で放電させても、スペーサ部23Aの表面に硝酸化合物が発生することを抑えることができる。その結果、潮解した硝酸化合物がスペーサ部23Aを介して第1誘電体部21と第2誘電体部22とがつながれることを防止しやすく、潮解した硝酸化合物に起因して印加電圧が低下することを抑えることができる。
更に、オゾン発生体3は、第1方向から見て、スペーサ部23Aと第1導体部40との間に配置される第1中間延設部47と、スペーサ部23Aと第2導体部50との間に配置される第2中間延設部57とが、互いに重ならない位置に配置される。このため、第1中間延設部47と第2中間延設部57との間では、放電がより一層生じにくくなり、スペーサ部23Aの表面に硝酸化合物が発生しにくくなる。その結果、潮解した硝酸化合物がスペーサ部23Aを介して第1誘電体部21と第2誘電体部22とがつながれることをより一層防止しやすく、潮解した硝酸化合物に起因して印加電圧が低下することをより確実に抑えることができる。
また、放電によって生じた硝酸化合物が風で移動したり、潮解し液状化して流れたりして、スペーサ部23Aの表面に付着することも想定される。しかし、第1方向から見てスペーサ部23Aの表面に隣接する位置に配置される第1中間延設部47と第2中間延設部57とが、互いに重ならないように離間して配置されている。このため、第1中間延設部47と第2中間延設部57とが潮解した硝酸化合物を介して電気的に接続されることを防止しやすく、ひいては、第1接続部42と第2接続部52とが潮解した硝酸化合物を介して電気的に接続されることを防止しやすい。
更に、オゾン発生体3は、第1延設部43と第2延設部53が、第1方向から見て互いに重ならない位置に配置されるため、第1延設部43と第2延設部53との間では、放電がより一層生じにくくなり、スペーサ部23Aの表面に硝酸化合物が発生しにくくなる。その結果、潮解した硝酸化合物がスペーサ部23Aを介して第1誘電体部21と第2誘電体部22とがつながれることをより一層防止しやすく、潮解した硝酸化合物に起因して印加電圧が低下することをより確実に抑えることができる。
また、放電によって生じた硝酸化合物が風で移動したり、潮解し液状化して流れたりして、スペーサ部23Aの表面に付着することも想定される。しかし、第1方向から見てスペーサ部23Aの表面と重なる位置に配置される第1接続部42と第2接続部52とが、互いに重ならないように離間して配置されている。このため、第1接続部42と第2接続部52とが潮解した硝酸化合物を介して電気的に接続されることを防止しやすい。
更に、オゾン発生体3は、第1誘電体部21及び第2誘電体部22がスペーサ部23Aとは別体であるため、第1誘電体部21、第2誘電体部22及びスペーサ部23Aの製造が容易である。しかし、この場合、スペーサ部23Aと第1誘電体部21及び第2誘電体部22との間の隙間に硝酸化合物が発生しうる。スペーサ部23Aと第1誘電体部21及び第2誘電体部22との間の隙間に硝酸化合物が発生すると、この硝酸化合物が潮解したときに導電層が形成されて容量成分となり、印加電圧が想定値に対してずれるおそれがある。この点、このオゾン発生体3は、第1導体部40及び第2導体部50がスペーサ部23Aよりも第2方向の他方側に配置されるため、スペーサ部23Aと第1誘電体部21及び第2誘電体部22との間の隙間に導電層が形成されにくい。しかも、このオゾン発生体3は、第1延設部43と第2延設部53が、第1方向から見て互いに重ならない位置に配置されるため、第1延設部43と第2延設部53の間での放電に起因してスペーサ部23Aと第1誘電体部21及び第2誘電体部22との間の隙間に導電層が形成されることも防止しやすい。
また、放電によって生じた硝酸化合物、もしくは潮解した硝酸化合物がスペーサ部23Aと上記少なくとも一方との間の隙間に導電層を形成したとしても、第1接続部42と第2接続部52が第1方向から見て互いに重ならない位置に配置されるため、容量成分を形成しにくい。このため、容量成分が形成されることに起因して印加電圧が想定値に対してずれるという事態が生じにくい。
また、オゾン発生器100は、放電する第1放電面21A及び第2放電面22Aが形成されたオゾン発生体3と、第1放電面21A及び第2放電面22Aに沿って変位する掃除部90と、を備える。この構成によれば、掃除部90を変位させることで、第1放電面21A及び第2放電面22Aに堆積する堆積物99(例えば、硝酸化合物)を除去しやすい。
更に、掃除部90は、第1放電面21A及び第2放電面22Aから放電される放電領域AR1と、第1放電面21A及び第2放電面22Aから放電されない非放電領域AR2との間で変位する。このため、オゾン発生器100は、掃除部90を、掃除後に非放電領域AR2に退避させることができる。
更に、オゾン発生器100は、放電領域AR1に位置する掃除部90を、非放電領域AR2側に付勢する付勢部93を備える。掃除後に操作部91の操作が行われなくなると、付勢部93から与えられる移動力によって掃除部90が自動的に非放電領域AR2に戻りやすい。
更に、制御部132は、検知部131によって掃除部90が放電領域AR1に配置されていると検知された場合に、オゾン発生体3による放電動作を制限する。このため、掃除部90が放電を受けることを回避しやすい。特に、掃除部90としてフィルムが採用される場合、放電を受けることで掃除部90が劣化することが懸念されるが、こうした事態を回避しやすい。
更に、制御部132は、検知部131によって掃除部90が非放電領域AR2に配置されていると検知された場合に、オゾン発生体3による放電動作を開始させる。このため、掃除部90が放電を受けることを回避しやすい。特に、掃除部90としてフィルムが採用される場合、放電を受けることで掃除部90が劣化することが懸念されるが、こうした事態を回避しやすい。
更に、掃除部90は、第1放電面21A及び第2放電面22Aに沿って、第1誘電体部21と第2誘電体部22との間に形成される開口3A側に向けて変位する。このため、第1放電面21Aと第2放電面22Aとの間に堆積した堆積物99が、掃除部90に押されて開口3A側に変位することで、開口3Aから排出されやすい。
更に、オゾン発生器100は、掃除部90全体が、開口3Aを通じて第1誘電体部21と第2誘電体部22の間の領域から出ることを規制する規制部92を備える。このため、オゾン発生器100は、掃除部90全体が開口3Aから出て、第1誘電体部21と第2誘電体部22の間の領域に戻りにくくなることを回避しやすい。
更に、オゾン発生器100は、オゾン発生体3を収容する外殻部1と、外殻部1に取り付けられ、掃除部90と連動する操作部91と、を備える。このため、オゾン発生器100は、操作部91の操作によって掃除部90を変位させることができる。
更に、オゾン発生器100は、第1ガイド部94と、第2ガイド部95と、を備える。第1ガイド部94は、外殻部1に設けられ、操作部91の変位をガイドする。第2ガイド部95は、第1ガイド部94よりも掃除部90側に配置され、操作部91の変位をガイドする。この構成によれば、操作部91が、第1ガイド部94と、第1ガイド部94よりも掃除部90側に配置される第2ガイド部95とによってガイドされるため、安定して変位しやすい。
更に、第2ガイド部95は、オゾン発生体3とは別の部材である。このため、オゾン発生器100は、操作部91が操作されるときにオゾン発生体3に応力がかかることを回避しやすい。
更に、第1ガイド受部96と第2ガイド受部97とは、互いに別の部材によって構成される。この構成によれば、第1ガイド受部96と第2ガイド受部97を別々に組み付けできるため、組付け作業が容易である。
更に、第1ガイド受部96と第2ガイド受部97とは、操作部91が変位する方向と直交する方向に互いに相対変位可能に構成される。この構成によれば、操作部91が変位する方向と直交する方向において、第1ガイド受部96に加わった外力が、第2ガイド受部97に伝わりにくくなるため、第2ガイド受部97を介してオゾン発生体3に外力が加わることを抑えやすい。
更に、オゾン発生器100は、連結部121が連結凹部113に嵌まる際に傾斜面114A,115Aによって連結凹部113内に誘導されるため、連結部121を連結受部112に連結させやすい。
更に、オゾン発生器100は、操作部91が操作されたときなどに、仮に第1ガイド受部96が第1ガイド部94にガイドされる方向に対して傾いたとしても、第1ガイド受部96の回動力が第2ガイド受部97に伝達されにくい。このため、第2ガイド受部97が傾いてオゾン発生体3に外力が加わることを抑えやすくなるとともに、第2ガイド受部97における一対の対向部97A,97Bと、拡散板83との摺動抵抗の増加を抑制することができる。
2.第2実施形態
掃除部が掃除する対象の放電部は、第1実施形態の構成に限らない。第2実施形態では、放電部の別の構成について例示する。
図19及び図20には、第2実施形態の放電部203が示されている。放電部203は、誘電体部221と、第1導体部240と、第2導体部250と、を有する。誘電体部221は、直方体状をなす。第1導体部240は、誘電体部221の表面に配置される。第2導体部250は、誘電体部221に埋設される。第1導体部240と第2導体部250は、互いに対向して配置される。誘電体部221における第1導体部240が配置される面に放電面203Aが形成される。放電部203は、第1導体部240と第2導体部250とに交流電圧が印加されると放電面203Aから放電する。放電面203Aには、堆積物299(より具体的には、硝酸化合物)が析出する。
図21に示すように、操作部291に保持される掃除部290が、放電面203Aに沿って変位することで、放電面203Aに堆積した堆積物299が除去される。
3.第3実施形態
第3実施形態では、放電部の更に別の構成について例示する。
図22及び図23には、第3実施形態の放電部303が示されている。放電部303は、第1ガラス管321と、第2ガラス管322と、第1導体部340と、第2導体部350と、を有する。第1ガラス管321及び第2ガラス管322は、それぞれ筒状をなしている。第1ガラス管321と第2ガラス管322は、互いに並列に配置される。第1導体部340は、棒状をなしており、第1ガラス管321内に通される。第2導体部350は、棒状をなしており、第2ガラス管322内に通される。第1ガラス管321と第2ガラス管322の互いに対向する面には、放電面303Aが形成される。放電部303は、第1導体部340と第2導体部350とに交流電圧が印加されると放電面303Aから放電する。放電面303Aには、堆積物399(より具体的には、硝酸化合物)が析出する。
図24に示すように、操作部391に保持される掃除部390が、放電面303Aに沿って変位することで、放電面303Aに堆積した堆積物399が除去される。
4.第4実施形態
第4実施形態では、第1先端側延設部と第2先端側延設部が、第1方向から見て互いに重なる位置に配置される例を説明する。なお、第4実施形態の説明では、第1実施形態と同じ構成については同じ符号を付し、詳しい説明を省略する。
図25に示すように、第4実施形態の第1延設部143は、第1基端側延設部146と、第1中間延設部147と、第1先端側延設部148と、を有する。第1基端側延設部146は、第1方向から見てスペーサ部23Aと重なる位置に配置される。第1中間延設部147は、第1方向から見てスペーサ部23Aと第1導体部140との間に配置される。第1先端側延設部148は、第1方向から見て第1導体部140と重なる位置に配置される。第1先端側延設部148は、第1ビア144を介して第1導体部140に電気的に接続される。
第1導体部140は、第2方向に沿って直線状に延びる形態をなしている。第1先端側延設部148も、第2方向に沿って直線状に延びる形態をなしている。第1中間延設部147は、第1方向から見て第1先端側延設部148から第3方向の一方側に延びてから第2方向の一方側に延びる形態をなしている。
図26に示すように、第4実施形態の第2延設部153は、第2基端側延設部156と、第2中間延設部157と、第2先端側延設部158と、を有する。第2基端側延設部156は、第1方向から見てスペーサ部23Aと重なる位置に配置される。第2中間延設部157は、第1方向から見てスペーサ部23Aと第2導体部150との間に配置される。第2先端側延設部158は、第1方向から見て第2導体部150と重なる位置に配置される。第2先端側延設部158は、第2ビア154を介して第2導体部150に電気的に接続される。
第2導体部150は、第2方向に沿って直線状に延びる形態をなしている。第2先端側延設部158も、第2方向に沿って直線状に延びる形態をなしている。第2中間延設部157は、第1方向から見て第2先端側延設部158から第3方向の他方側に延びてから第2方向の他方側に延びる形態をなしている。
第1中間延設部147及び第2中間延設部157は、第1方向から見て第1導体部140及び第2導体部150から互いに離れる方向に延びてから、それぞれ第2方向の一方側に延びる形態をなしている。
図27に示すように、第1先端側延設部148と第2先端側延設部158は、第1方向から見て互いに重なる位置に配置される。このような構成においても、第1中間延設部147と第2中間延設部157を、第1方向から見て互いに重ならない位置に配置させることができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。また、上述した実施形態や後述する実施形態の様々な特徴は、矛盾しない組み合わせであればどのように組み合わされてもよい。
上記実施形態では、Z方向が上下方向であったが、上下方向に限らない。例えば、Z方向は、上下方向に対して直交する方向であってもよいし、上下方向に対して傾斜する方向であってもよい。
上記実施形態では、第3導体部が第1誘電体部に埋設される構成であったが、第3導体部が第1誘電体部の外部に露出する構成であってもよい。上記実施形態では、第4導体部が第2誘電体部に埋設される構成であったが、第4導体部が第2誘電体部の外部に露出する構成であってもよい。
上記実施形態では、第1接続部が、第1延設部を有する構成であったが、第1延設部を有しない構成であってもよい。例えば、第1接続部は、ビアのみで構成されてもよい。上記実施形態では、第2接続部が、第2延設部を有する構成であったが、第2延設部を有しない構成であってもよい。例えば、第2接続部は、ビアのみで構成されてもよい。
上記実施形態では、第1ビア、第2ビア、第3ビア、第4ビアがそれぞれ複数設けられる構成であったが、これらの全部又は一部が1つだけ設けられる構成であってもよい。
上記実施形態では、スペーサ部が、第1誘電体部及び第2誘電体部のいずれとも別体として構成される。しかし、スペーサ部は、第1誘電体部及び第2誘電体部のうち少なくとも一方と一体に形成されてもよい。この構成によれば、上記少なくとも一方とスペーサ部との間の隙間に硝酸化合物が発生することを防止できる。このため、この硝酸化合物が潮解して、上記少なくとも一方とスペーサ部との間の隙間に導電層が形成されて容量成分となることを防止でき、その結果、容量成分が形成されることに起因して印加電圧が想定値に対してずれるという事態が生じにくい。
上記実施形態では、掃除部が、操作部によって手動で操作される構成であったが、駆動部(例えば、モータ)を用いて制御される構成であってもよい。
上記実施形態では、掃除部が、放電領域における第2方向の全範囲に変位可能であったが、放電領域における第2方向の一部の範囲でのみ変位可能であってもよい。
上記実施形態では、掃除部が非放電領域に退避可能な構成であったが、掃除部が放電領域内でのみ変位する構成であってもよい。
掃除部は、放電領域を通過して、非放電領域間で変位する構成であってもよい。
上記実施形態では、操作部が、オゾン発生器の上部に設けられる構成であったが、上部以外に設けられる構成であってもよい。例えば、操作部は、オゾン発生器の側面に設けられる構成であってもよい。
上記実施形態では、第1ガイド受部と第2ガイド受部とが、互いに相対変位可能な構成として、互いに別部材とすることで実現したが、同一部材のまま実現してもよい。例えば、第1ガイド受部と第2ガイド受部との連結部分に撓みやすい部位を設けることで、互いに相対変位可能な構成としてもよい。
上記実施形態では、第2ガイド部が、拡散板の端部であったが、孔状や溝状の部位であってもよい。また、放電部(オゾン発生体3)が、第2ガイド部として機能する構成であってもよい。
上記実施形態では、検知部が押圧式のスイッチを用いて構成されていたが、別の構成であってもよい。
例えば、検知部は、電源部などに設けられる電流センサを用いて構成されていてもよい。電流センサは、例えば電源部側から放電部(オゾン発生体3)側に向けて流れる電流を検出してもよいし、制御部側から電源部側に向けて流れる電流を検出してもよい。検知部は、例えば電流センサの検出値に基づいて、掃除部が放電領域に配置されているか、非放電領域に配置されているかを判断してもよい。例えば、検知部は、電流センサの検出値が予め定められた異常電流値である場合に掃除部が放電領域に配置されていると判断し、電流センサの検出値が予め定められた異常電流値でない場合に掃除部が非放電領域に配置されていると判断してもよい。
更に別の例として、検知部は、電源部などに設けられる電圧センサを用いて構成されていてもよい。電圧センサは、例えば電源部の出力電圧を検出してもよい。検知部は、例えば電圧センサの検出値に基づいて、掃除部が放電領域に配置されているか、非放電領域に配置されているかを検知してもよい。例えば、検知部は、電流センサの検出値が予め定められた異常電圧値である場合に掃除部が放電領域に配置されていると判断し、電流センサの検出値が予め定められた異常電圧値でない場合に掃除部が非放電領域に配置されていると判断してもよい。
上記実施形態では、付勢部がばねを用いて構成されていたが、別の構成であってもよい。例えば、付勢部は、ゴムや樹脂などの弾性部材を用いて構成されてもよいし、磁石を用いて構成されてもよい。
伝達機構は、上記実施形態の構成に限らない。例えば、図28に示すように、伝達機構525は、連結部521が角柱状であり、連結部521の角部が連結凹部113の内側面114,115と接触し得る構成であってもよい。この構成においても、第1ガイド受部が第2方向に対して傾いたときの回動力を第2ガイド受部に伝達させないように逃がしやすい。
また、伝達機構は、連結部と連結凹部との間に別の部材が介在する構成であってもよい。例えば、図29に示すように、伝達機構625は、連結凹部613の内側面614,615の間隔を連結部121の幅に対して大きめに設定し、連結部121の外周を囲む筒体622を設け、筒体622の内径を連結部121の幅よりも大きめに設定してもよい。この構成においても、第1ガイド受部が第2方向に対して傾いたときの回動力を第2ガイド受部に伝達させないように逃がしやすい。
上記実施形態では、第1ガイド受部材が連結受部を含み、第2ガイド受部材が連結部を含む構成であったが、第1ガイド受部材が連結部を含み、第2ガイド受部材が連結受部を含む構成であってもよい。例えば、図30及び図31に示すように、伝達機構725は、第1ガイド受部材510が円柱状の連結部713を含み、第2ガイド受部材120が連結受部721を含む構成であってもよい。連結受部721には、連結部713が嵌まる連結孔部722が形成されている。連結孔部722の断面形状は、円形である。更に、連結孔部722の内側面723は、連結部713が入り込む側の開口端に向かうにつれて開口幅が大きくなる傾斜面724を含む。更に、連結部713は、連結孔部722の内側面723に対して点接触又は線接触する構成である。この構成によれば、第1ガイド受部が第2方向に対して傾いたときの回動力を第2ガイド受部に伝達させないように逃がしやすい。
また、図30及び図31に示す構成において、連結孔部の断面形状を矩形状にしてもよい。また、図30及び図31に示す構成において、連結孔部の断面形状を矩形状にし、更に、連結部を角柱状にしてもよい。
なお、今回開示された実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、今回開示された実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示された範囲内又は特許請求の範囲と均等の範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1…外殻部
2…流路
3…オゾン発生体(放電部)
3A…開口
21…第1誘電体部
21A…第1放電面
22…第2誘電体部
22A…第2放電面
23A…スペーサ部
40…第1導体部
50…第2導体部
73…電源部
90…掃除部
91…操作部
92…規制部
93…付勢部
94…第1ガイド部
95…第2ガイド部
96…第1ガイド受部
97…第2ガイド受部
99…堆積物
100…オゾン発生器
110…第1ガイド受部材
112…連結受部
113…連結凹部
114…内側面
114A…傾斜面
115…内側面
115A…傾斜面
120…第2ガイド受部材
121…連結部
125…伝達機構
130…入力部
131…検知部
132…制御部
140…第1導体部
150…第2導体部
203…放電部
203A…放電面
221…誘電体部
240…第1導体部
250…第2導体部
290…掃除部
291…操作部
299…堆積物
303…放電部
303A…放電面
340…第1導体部
350…第2導体部
390…掃除部
391…操作部
399…堆積物
510…第1ガイド受部材
521…連結部
525…伝達機構
613…連結凹部
614…内側面
615…内側面
625…伝達機構
713…連結部
721…連結受部
722…連結孔部
723…内側面
724…傾斜面
725…伝達機構
AR1…放電領域
AR2…非放電領域

Claims (12)

  1. 放電する放電面が形成された放電部と、
    前記放電面に沿って変位する掃除部と、を備え
    前記掃除部は、前記放電面から放電される放電領域と、前記放電面から放電されない非放電領域との間で変位し、
    前記放電面から放電させる放電動作を前記放電部に行わせる制御部と、
    前記掃除部が、前記放電領域に配置されていることを検知する検知部と、を備え、
    前記制御部は、前記検知部によって前記掃除部が前記放電領域に配置されていると検知された場合に、前記放電部による前記放電動作を制限する
    オゾン発生器。
  2. 放電する放電面が形成された放電部と、
    前記放電面に沿って変位する掃除部と、を備え、
    前記掃除部は、前記放電面から放電される放電領域と、前記放電面から放電されない非放電領域との間で変位し、
    前記放電面から放電させる放電動作を前記放電部に行わせる制御部と、
    前記掃除部が、前記非放電領域に配置されていることを検知する検知部と、を備え、
    前記制御部は、前記検知部によって前記掃除部が前記非放電領域に配置されていると検知された場合に、前記放電部による前記放電動作を開始させる
    オゾン発生器。
  3. 放電する放電面が形成された放電部と、
    前記放電面に沿って変位する掃除部と、を備え、
    前記放電部は、
    第1導体部が設けられた第1誘電体部と、
    前記第1誘電体部と間隔をあけて配置され、第2導体部が設けられた第2誘電体部と、を有し、
    前記放電面は、
    前記第1誘電体部に形成される第1放電面と、
    前記第2誘電体部に形成される第2放電面と、を含み、
    前記第1放電面と前記第2放電面は互いに対向し、
    前記掃除部は、前記第1放電面及び前記第2放電面に沿って、前記第1誘電体部と前記第2誘電体部との間に形成される開口側に向けて変位し、
    前記掃除部全体が、前記開口を通じて前記第1誘電体部と前記第2誘電体部の間の領域から出ることを規制する規制部を備える
    オゾン発生器。
  4. 前記掃除部は、前記放電面から放電される放電領域と、前記放電面から放電されない非放電領域との間で変位する
    請求項3に記載のオゾン発生器。
  5. 前記放電領域に位置する前記掃除部を、前記非放電領域側に付勢する付勢部を備える
    請求項1、請求項2、及び請求項4のいずれか一項に記載のオゾン発生器。
  6. 前記放電部を収容する外殻部と、
    前記外殻部に取り付けられ、前記掃除部と連動する操作部と、を備える
    請求項1から請求項のいずれか一項に記載のオゾン発生器。
  7. 前記外殻部に設けられ、前記操作部の変位をガイドする第1ガイド部と、
    前記第1ガイド部よりも前記掃除部側に配置され、前記操作部の変位をガイドする第2ガイド部と、を備える
    請求項6に記載のオゾン発生器。
  8. 前記第2ガイド部は、前記放電部とは別の部材である
    請求項7に記載のオゾン発生器。
  9. 前記操作部は、
    前記第1ガイド部にガイドされる第1ガイド受部と、
    前記第2ガイド部にガイドされる第2ガイド受部と、を有し、
    前記第1ガイド受部と前記第2ガイド受部とは、互いに別の部材によって構成される
    請求項7に記載のオゾン発生器。
  10. 前記第1ガイド受部は、第1ガイド受部材によって構成され、
    前記第2ガイド受部は、前記第1ガイド受部材とは異なる第2ガイド受部材によって構成され、
    前記第1ガイド受部材及び前記第2ガイド受部材のうち、一方は連結部を含み、他方は前記連結部に連結される連結受部を含み、
    前記連結受部には、前記連結部が嵌まる連結凹部又は連結孔部が形成され、
    前記連結凹部又は前記連結孔部の内側面は、前記連結部が入り込む側の開口端に向かうにつれて開口幅が大きくなる傾斜面を含む
    請求項9に記載のオゾン発生器。
  11. 前記操作部は、
    前記第1ガイド部にガイドされる第1ガイド受部と、
    前記第2ガイド部にガイドされる第2ガイド受部と、
    前記第1ガイド受部が前記第1ガイド部にガイドされて移動するときの移動力を前記第2ガイド受部に伝達する伝達機構と、を有し、
    前記伝達機構は、前記第1ガイド受部が前記第1ガイド部にガイドされる方向に対して傾いたときの回動力を前記第2ガイド受部に伝達させないように逃がす構造を含む
    請求項7に記載のオゾン発生器。
  12. 前記放電部は、
    第1誘電体部と、
    前記第1誘電体部に埋設される第1導体部と、
    前記第1誘電体部に対し、第1方向の一方側に間隔をあけて配置される第2誘電体部と、
    前記第2誘電体部に埋設され、前記第1方向において前記第1導体部と対向して配置される第2導体部と、
    前記第1方向において、前記第1誘電体部と前記第2誘電体部との間に配置されるスペーサ部と、を有し、
    前記放電面は、
    前記第1誘電体部に形成される第1放電面と、
    前記第2誘電体部に形成される第2放電面と、を含み、
    前記第1放電面と前記第2放電面は互いに対向し、
    前記掃除部は、前記第1放電面と前記第2放電面との間において、前記第1放電面及び前記第2放電面に沿って変位する
    請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のオゾン発生器。
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