JP7380479B2 - 瓶型容器支持部材および包装箱 - Google Patents

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Description

特許法第30条第2項適用 令和1年11月18日に森紙業株式会社の依頼を受けて山梨森紙業株式会社が株式会社奈良紙器に発明に係る瓶型容器支持部材のブランクシートを販売
本発明は、瓶型容器の下部を支持する瓶型容器支持部材および包装箱に関する。
従来、酒類等の飲料を封入した瓶型容器を包装箱に収容する場合に、輸送時等の衝撃を緩衝して瓶型容器を保護する支持部材が使用されている。
そのような支持部材の例として、特許文献1に開示されたものが知られている。
特許文献1の支持部材は、1枚のブランクシートを罫線に沿って山折りまたは谷折りすることで形成される。
特許第348444号公報
しかしながら、特許文献1の支持部材は、折り目に沿って形成された稜線部や切欠きの端部により、瓶型容器の下部側面と底面とを支持する構造である。このため、特許文献1の支持部材は、上下方向の衝撃と左右方向の衝撃とが瓶型容器に直接伝わるという問題があった。
また、特許文献1の支持部材は、稜線部や切欠きの端部が瓶型容器にそれぞれ線接触する構造であるため、瓶型容器に貼り付けられたラベルを傷つけるおそれがあった。
本発明は、前記した問題を解決し、耐衝撃性に優れるとともに、瓶型容器に貼り付けられたラベルが傷つくのを防止できる瓶型容器支持部材及び包装箱を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため本発明の瓶型容器支持部材は、瓶型容器を収容する箱体の下部内側に配置され、前記瓶型容器の下部が挿通される孔部が上面の中央に形成された直方体形状の瓶型容器支持部材である。瓶型容器支持部材は、前記上面をなす天板と、前記天板の左右縁部にそれぞれ連続して形成され、前記天板の下方に配置される左右一対の直方体形状の枠体と、を備えている。前記左側の枠体は、前記天板の左縁部に連続して下方へ延在する左側板と、前記左側板の下縁部に連続して右方へ延在する左底板と、前記左底板の右縁部に連続して上方へ延在する左立上り板と、前記左立上り板の上縁部に連続して左方へ延在する左内側天板と、を有している。また、前記左側の枠体は、前記左内側天板の下方において前記左立上り板から前記左側の枠体の内空に張り出し前記瓶型容器の左下部に対向する支持面を形成する左支持片を有している。前記右側の枠体は、前記天板の右縁部に連続して下方へ延在する右側板と、前記右側板の下縁部に連続して左方へ延在する右底板と、前記右底板の左縁部に連続して上方へ延在する右立上り板と、前記右立上り板の上縁部に連続して右方へ延在する右内側天板と、を有している。また、前記右側の枠体は、前記右内側天板の下方において前記右立上り板から前記右側の枠体の内空に張り出し前記瓶型容器の右下部に対向する支持面を形成する右支持片を有している。
本発明の瓶型容器支持部材では、左側の枠体において左支持片が左側板と左底板との間に隙間を有して配置され、右側の枠体において右支持片が右側板と右底板との間に隙間を有して配置される。したがって、左右側板を介して入力される左右方向の衝撃、及び左右底板を介して入力される上下方向の衝撃が左支持片及び右支持片に直接伝わることがなく、耐衝撃性に優れる。
また、左支持片及び右支持片は、瓶型容器の下部にそれぞれ面接触する構造(面で受ける構造)であるため、瓶型容器に貼り付けられたラベルを傷つけない。
また、前記左立上り板は、前記左底板から立ち上がる左下壁部と、前記左下壁部から立ち上がる前後一対の左柱部と、を備えていることが好ましい。また、前記右立上り板は、前記右底板から立ち上がる右下壁部と、前記右下壁部から立ち上がる前後一対の右柱部と、を備えていることが好ましい。
このように構成することで、天板の下方に瓶型容器の下部を収容するスペースを確保しつつ、前後の左柱部及び前後の右柱部により、強度を確保することができる。
また、前記孔部の孔縁に、前記孔部の内側に突出する短冊状のフラップが形成されていることが好ましい。この場合には、前記フラップが前記左柱部の端面の少なくとも一部、及び前記右柱部の端面の少なくとも一部を覆っていることが好ましい。
このように構成することで、左柱部の端面及び右柱部の端面に瓶型容器の側面が接触することを防止できるので、瓶型容器に貼り付けられたラベルが傷つくのを確実に防止できる。
また、前記左側の枠体において、前記左支持片は、前記左下壁部から前記左側の枠体の内空に張り出す左底支持片と、前記左底支持片の左縁部に連続して上方へ延在する左立上り支持片と、を有していることが好ましい。この場合、前記左内側天板は、前記両左柱部の上縁部から前記左側板に向けて延在する前後一対の左梁部と、前記左梁部の先端同士を繋ぐ左繋ぎ部と、を有し、前記左立上り支持片の上縁部が前記左繋ぎ部に連続していることが好ましい。
また、前記右側の枠体において、前記右支持片は、前記右下壁部から前記右側の枠体の内空に張り出す右底支持片と、前記右底支持片の右縁部に連続して上方へ延在する右立上り支持片と、を有していることが好ましい。この場合、前記右内側天板は、前記両右柱部の上縁部から前記右側板に向けて延在する前後一対の右梁部と、前記右梁部の先端同士を繋ぐ右繋ぎ部と、を有し、前記右立上り支持片の上縁部が前記右繋ぎ部に連続していることが好ましい。
このように構成することによって、左側の枠体において、左支持片の左底支持片が左底板との間に隙間を有して配置され、左支持片の左立上り支持片が左側板との間に隙間を有して配置される。また、右側の枠体において、右支持片の右底支持片が右底板との間に隙間を有して配置され、右支持片の右立上り支持片が右側板との間に隙間を有して配置される。したがって、左右側板を介して入力される左右方向の衝撃、及び左右底板を介して入力される上下方向の衝撃が左支持片及び右支持片に直接伝わることがなく、耐衝撃性に優れる。
また、左支持片及び右支持片の構成要素は、瓶型容器の下部にそれぞれ面接触する構造(面で受ける構造)であるため、瓶型容器に貼り付けられたラベルを傷つけない。
さらに、左側の枠体において、左立上り支持片の上縁部が左繋ぎ部に連続しており、右側の枠体において、右立上り支持片の上縁部が右繋ぎ部に連続しているので、左支持片及び右支持片の支持強度を高めることができる。
また、左内側天板は、前記天板と前記左側板との左隅部に係合可能であり、右内側天板は、前記天板と前記右側板との右隅部に係合可能であることが好ましい。
このように構成することで、左側の枠体及び右側の枠体を天板に固定することができるので、形状安定性に優れる。したがって、箱体に対する瓶型容器支持部材の組み付け性に優れる。
また、本発明の包装箱は、前記した瓶型容器支持部材と、瓶型容器を収容可能な前記箱体と、前記箱体の上部内側に配置され瓶型容器の首部を支持する首部支持部材と、を備える包装箱である。包装箱は、前記箱体の下部内側に前記瓶型容器支持部材を配置することで、前記孔部を通じて挿入された前記瓶型容器の下部を前記左支持片及び前記右支持片で支持するように構成されている。
本発明では、瓶型容器支持部材により、箱体の内面との間に隙間が形成されるように瓶型容器の下部を箱体内に配置することが可能となる。したがって、耐衝撃性に優れる包装箱が得られる。
また、瓶型容器の下部に左支持片及び右支持片がそれぞれ面接触する構造(面で受ける構造)であるため、瓶型容器に貼り付けられたラベルを傷つけない。
本発明の瓶型容器支持部材及び包装箱では、耐衝撃性に優れるとともに、瓶型容器に貼り付けられたラベルが傷つくのを防止できる。
本発明の一実施形態に係る瓶型容器支持部材を用いた包装箱を内部が見える状態で右上前方から見た斜視図である。 本発明の一実施形態に係る瓶型容器支持部材を用いた包装箱の構成要素を分解して示した斜視図である。 本発明の一実施形態に係る包装箱の箱体のブランクシートを示した図である。 本発明の一実施形態に係る瓶型容器支持部材を示した拡大斜視図である。 本発明の一実施形態に係る瓶型容器支持部材のブランクシートを示した図である。 本発明の一実施形態に係る包装箱の上部保持部材のブランクシートを示した図である。 図1のVII-VII線に沿う断面図である。 図1のVIII-VIII線に沿う断面図である。 (a)~(c)は瓶型支持部材を組み立てる際の折り手順を示した斜視図である。
本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
以下の説明において、前後左右上下の方向は、瓶型容器支持部材及び包装箱を説明する上で便宜上設定したものであり、本発明の瓶型容器支持部材及び包装箱の構成を限定するものではない。
図1に示すように、包装箱1は、商品である瓶型容器(以下、「瓶」と称する。)Bを縦置きで2本収容可能な大きさの箱体2を備えている。箱体2は、外形状が直方体形状を呈している。包装箱1は、さらに、各瓶Bの下部B1を支持する瓶型容器支持部材20と、各瓶Bの首部(上部)B2を支持する上部保持部材30と、を備えている(図2参照)。各瓶Bの胴部(瓶Bの下部を含む大径の部分)には、商品名を表示するラベル(不図示)が貼り付けられている。また、各瓶Bの上端部はキャップCで封止されている。
箱体2(図1中二点鎖線で図示)は、前後一対の側壁3a,3bおよび左右一対の端壁4a,4bからなる角筒状の胴部5と、胴部5の下側開口部を閉じている底壁6と、胴部5の上側開口部を閉じている頂壁7と、を備えている。
箱体2は、図3に示すように、一枚の段ボール製のシートを切り抜いたブランクシートSH1を各罫線(折線、線状の溝)において山折りまたは谷折りすることで形成される。図3のブランクシートSH1は内面側が見えるように配置されている。
なお、罫線に切れ込み(ハーフカット線等)を形成してもよい。このようにすると、罫線においてブランクシートSH1を折り曲げ易くなる。
側壁3a,3bおよび端壁4a,4bは、それぞれ四角形に形成されている。後側壁3bには、左端壁4aに対して接着剤によって接合される接合片8が連設されている。
底壁6は、前後一対の底外フラップ6a,6aと、左右一対の底内フラップ6b,6bと、によって構成されている。頂壁7は、前後一対の外フラップ7a,7aと、左右一対の内フラップ7b,7bと、によって構成されている。
瓶型容器支持部材20は、図1に示すように、箱体2の下部内側に配置される部材である。図1では箱体2の下部内側の左右に、瓶型容器支持部材20を2つ並べている。瓶型容器支持部材20は、図4に示すように、外形状が直方体形状を呈している。瓶型容器支持部材20は、上面をなす天板21と、天板21に連続された左右一対の枠体22A,22Bと、を備えている。枠体22A,22Bは、いずれも外形状が縦長の直方体形状を呈しており、左右対称の構成である。
瓶型容器支持部材20は、図5に示すように、帯状のブランクシートSH2を各罫線(折線、線状の溝)において山折りまたは谷折りすることで形成される。ブランクシートSH2は、一枚の段ボール製のシートを型抜きして形成される。図5のブランクシートSH2は内面側が見えるように配置されている。ブランクシートSH2の各罫線(折線)は、ブランクシートSH2の表面を押し込んで形成された線状の溝(押罫)である。なお、罫線に切れ込みを形成してもよい。このようにすると、罫線においてブランクシートSH2を折り曲げ易くなる。
ブランクシートSH2は、四角形状(正方形状)の天板21を左右方向の中央部に備えている。天板21の左縁部及び右縁部には、罫線を介して枠体22A,22Bをなす構成要素がそれぞれ連設されている。天板21の中央部には、瓶Bの下部B1が挿入される孔部21cが形成されている。孔部21cは、小フラップ21d及び大フラップ21eによって全体が閉じられている。小フラップ21d及び大フラップ21eのそれぞれは、切込線を介して相互に分離されている。小フラップ21dは、孔部21cの左右中心を通る上下方向の基準線(不図示)を基準として、左右対称に複数対形成されている。各小フラップ21dは、孔縁を介して天板21の下方へそれぞれ折り込み可能である(図4参照)。
大フラップ21eは、小フラップ21dよりも大きい面積を有している。大フラップ21eは、前後方向に一対形成されている。各大フラップ21e,21eは、罫線L1,L1を介して孔縁を跨ぐように孔部21c内に延在している。各大フラップ21e,21eの先端部同士は、孔部21c内の前後方向の中央部で突き合わされている。各大フラップ21e,21eは、罫線L1,L1を介して天板21の下方へそれぞれ折り込み可能である(図4参照)。
左側の枠体22Aは、図4,5に示すように、左側板23と、左底板24と、左立上り板25と、左内側天板26と、を備えている。
左側板23は、四角形状を呈しており、天板21の左縁部に罫線を介して連設されている。左側板23は、天板21の左縁部から下方に向けて延びている。左側板23は、天板21に対して直角に形成されている。左側板23の上端部には、係合溝部22aが形成されている。係合溝部22aは、左側板23の上縁部(天板21の左縁部)に沿って前後方向の中央部に形成されている。係合溝部22aは、天板21と左側板23との左隅部に位置している。
左底板24は、四角形状を呈しており、左側板23の下縁部に罫線を介して連設されている。左底板24は、左側板23の下縁部から右方に向けて延びている。左底板24は、左側板23に対して直角に形成されている。
左立上り板25は、上側から下側に向けて前後の中央部が凹む凹形状を呈しており、左底板24の右縁部に罫線を介して連設されている。左立上り板25は、左底板24の右縁部から上方に向けて延びている。左立上り板25は、左底板24に対して直角に形成されている。左立上り板25は、左底板24から立ち上がる四角形状の左下壁部25aと、左下壁部25aの上縁部から立ち上がる前後一対の左柱部25b,25bとを備えている。前後一対の左柱部25b,25bは、それぞれ上下方向に長い略四角形状を呈している。
左内側天板26は、左立上り板25の両左柱部25b,25bの上縁部に罫線を介して連設されている。左内側天板26は、左立上り板25の上縁部から左方に向けて延びている。左内側天板26は、左立上り板25に対して直角に形成されている。左内側天板26は、両左柱部25b,25bの上縁部から左側板23に向けて延在する前後一対の左梁部26b,26bと、両左梁部26b,26bの先端同士を繋ぐ左繋ぎ部26cとを有している。左繋ぎ部26cの左端部には、左側方へ突出する突出片26aが形成されている。突出片26aは、左隅部の係合溝部22aに係合している。
左内側天板26の下方には、図4に示すように、左支持片28が設けられている。左支持片28は、左立上り板25から左側の枠体22Aの内空に張り出しており、瓶Bの左下部に対向する支持面を形成して瓶Bの左下部を支持する支持部として機能するものである。
左支持片28は、左底支持片28aと、左立上り支持片28bとを有している。左底支持片28aは、左下壁部25aの上縁部に罫線L2を介して連設されている。左底支持片28aは、左下壁部25aの上縁部から左方に向けて延びている。左底支持片28aは、左下壁部25aに対して直角、かつ、左底板24に対して平行に形成されている。
左立上り支持片28bは、左底支持片28aの左縁部に罫線L5を介して連設されている。左立上り支持片28bは、左底支持片28aの左縁部から上方に向けて延びている。左立上り支持片28bの上縁部は、左内側天板26の繋ぎ部26cに連続している。左立上り支持片28bは、左底支持片28aに対して直角、かつ、左側板23に対して平行に形成されている。罫線L5には、切れ込みが形成されている。
左底支持片28aと左立上り支持片28bとの隅部(角部)には、前後方向の中央部において罫線L5を跨ぐように長孔29が形成されている。長孔29により、左底支持片28aと左立上り支持片28bとが折れ曲がり易くなっている。
このような左支持片28は、図5に示すブランクシートSH2において、左立上り板25の下部における前後方向の中央部から、これに連続する左内側天板26の左部における前後方向の中央部に亘るように形成されている。左支持片28は、前後方向に間隔を空けて形成された一対のスリット27,27と、一対のスリット27,27の下端部同士をつなぐ罫線L2と、一対のスリット27,27の左端部同士をつなぐ切込み線L4,L4及び罫線L3(繋ぎ部26cの右縁部)と、により略四角形状に区画されてなる。
左支持片28は、左底支持片28aを罫線L2で谷折りするとともに、左立上り支持片28bを罫線L3で谷折りし、かつ、左底支持片28aと左立上り支持片28bとを罫線L5で山折りすることにより、左側の枠体22Aの内空に張り出すように構成されている。左底支持片28aは、左底板24との間に隙間を有して配置されており、また、左立上り支持片28bは、左側板23との間に隙間を有して配置されている。
右側の枠体22Bは、左側の枠体22Aと左右対称な構成である。右側の枠体22Bは、右側板23と、右底板24と、右立上り板25と、右内側天板26と、を備えている。右側板23は、天板21の右縁部に罫線を介して連設され、右底板24は、右側板23の下縁部に罫線を介して連設されている。また、右立上り板25は、右底板24の左縁部に罫線を介して連設され、右内側天板26は、右立上り板25の上縁部に罫線を介して連設されている。さらに、右内側天板の下方には、右支持片28が設けられている。
右立上り板25は、右底板24から立ち上がる四角形状の右下壁部25aと、右下壁部25aの上縁部から立ち上がる前後一対の右柱部25b,25bとを備えている。前後一対の右柱部25b,25bは、それぞれ上下方向に長い略四角形状を呈している。
右支持片28は、右立上り板25から右側の枠体22Bの内空に張り出しており、瓶Bの右下部に対向する支持面を形成して瓶Bの右下部を支持する支持部として機能するものである。
右支持片28は、右下壁部25aの上縁部に罫線L2を介して連設された右底支持片28aと、右底支持片28aの右縁部に罫線L5を介して連設された右立上り支持片28bと、を備えている。右底支持片28aは、右下壁部25aに対して直角、かつ、右底板24に対して平行に形成されている。右立上り支持片28bの上縁部は、右内側天板26の繋ぎ部26cに連続している。右立上り支持片28bは、右底支持片28aに対して直角、かつ、右側板23に対して平行に形成されている。
右支持片28は、右底支持片28aを罫線L2で谷折りするとともに、右立上り支持片28bを罫線L3で谷折りし、かつ、右底支持片28aと右立上り支持片28bとを罫線L5で山折りすることにより、右側の枠体22Bの内空に張り出すように構成されている。右底支持片28aは、右底板24との間に隙間を有して配置されており、また、右立上り支持片28bは、右側板23との間に隙間を有して配置されている。
上部保持部材30は、図1に示すように、左右方向に長い長方形状を呈する基部31と、基部31の前縁部及び後縁部に罫線を介してそれぞれ連設された板部32,32と、を備えている。
基部31には、瓶Bの首部B2が挿通される左右一対の保持孔33,33が形成されている。各保持孔33の孔縁には、複数の小フラップ34がそれぞれ形成されている。
前側の板部32は、基部31の前縁部に罫線を介して連設されている。前側の板部32は、基部31の前縁部から上方に向けて延びている。前側の板部32は、基部31に対して直角に形成されている。
後側の板部32は、基部31の後縁部に罫線を介して連設されている。後側の板部32は、基部31の後縁部から上方に向けて延びている。後側の板部32は、基部31に対して直角に形成されている。
次に、瓶型容器支持部材20をブランクシートSH2から組み立てる際の手順について説明する。初めに、図9(a)に示すように、天板21を中心として、左側板23、左底板24、左立上り板25、及び左内側天板26を各罫線で谷折りするとともに、右側板23、右底板24、右立上り板25、及び右内側天板26を各罫線で谷折りする。
そして、左支持片28を、左立上り板25及び左内側天板26の内側に折り曲げて突出させるとともに、右支持片28を、右立上り板25及び右内側天板26の内側に折り曲げて突出させる。この場合、左支持片28については、左底支持片28aを罫線L2で谷折りするとともに、左立上り支持片28bを罫線L3で谷折りし、かつ、左底支持片28aと左立上り支持片28bとを罫線L5で山折りする。右支持片28についても同様の折り方を行う。
その後、左内側天板26の突出片26aを左隅部に近づけ、これを係合溝部22aに係合するとともに、右内側天板26の突出片26aを右隅部に近づけ、これを係合溝部22aに係合する。
その後、図9(b)に示すように、左右の枠体22A,22Bを天板21に対して回動させるようにしてそれぞれ立ち上げる。その後、図9(c)に示すように、瓶型容器支持部材20を上下引っくり返して孔部21cが上側となる姿勢にし、孔部21cの小フラップ21d及び大フラップ21eを天板21の下方へ折り込む。これにより、瓶型容器支持部材20が組み立てられる。なお、孔部21cの小フラップ21d及び大フラップ21eは、瓶Bの下部B1を直接押し当てることにより折り込んでもよい。
前後の大フラップ21eは、天板21の下方へ折り込まれることにより、左柱部25b及び右柱部25bの各端面27aの上側部分を覆うように配置される。
包装箱1に瓶型容器支持部材20を挿入して瓶Bを支持する場合には、図2に示すように、箱体2の上部開口を開いて、上部開口から箱体2の下部内側に瓶型容器支持部材20を挿入する。そして、瓶型容器支持部材20の孔部21cに瓶Bの下部B1を押し込んで、瓶型容器支持部材20に瓶Bを縦置きに支持する。その後、上部開口から上部保持部材30を箱体2の内側に挿入し、瓶Bの首部B2を上部保持部材30で保持する。
以上説明した本実施形態では、左側の枠体22Aにおいて左支持片28が左側板23と左底板24との間に隙間を有して配置され、右側の枠体22Bにおいて右支持片28が右側板23と右底板24との間に隙間を有して配置される。したがって、左右側板23を介して入力される左右方向の衝撃、及び左右底板24を介して入力される上下方向の衝撃が左支持片28及び右支持片28に直接伝わることがなく、耐衝撃性に優れる。
また、左支持片28及び右支持片28は、瓶Bの下部B1にそれぞれ面接触する構造(面で受ける構造)であるため、瓶Bに貼り付けられたラベルを傷つけない。
また、左立上り板25は、左下壁部25aの上縁部から立ち上がる前後一対の左柱部25b,25bを備え、右立上り板25は、右下壁部25aの上縁部から立ち上がる前後一対の右柱部25b,25bを備えている。これにより、天板21の下方に瓶Bの下部B1を収容するスペースを確保しつつ、前後の左柱部25b,25b及び前後の右柱部25b,25bにより、強度を確保することができる。
また、孔部21の大フラップ21eが前後の左柱部25b,25bの端面27a,27aの少なくとも一部、及び右柱部25b,25bの端面27a,27aの少なくとも一部を覆っている。これにより、左柱部25b,25bの端面27a,27a及び右柱部25b,25bの端面27a,27aに瓶Bの側部が接触することを防止できるので、瓶Bに貼り付けられたラベルが傷つくのを確実に防止できる。
また、左側の枠体22Aにおいて、左立上り支持片28bの上縁部が左繋ぎ部26cに連続しており、右側の枠体22Bにおいて、右立上り支持片28bの上縁部が右繋ぎ部26cに連続しているので、左支持片28及び右支持片28の支持強度を高めることができる。
また、左内側天板26が、左隅部に係合可能であり、右内側天板26が、右隅部に係合可能であるので、左側の枠体22A及び右側の枠体22Bを天板21に固定することができる。したがって、形状安定性に優れる。したがって、箱体2に対する瓶型容器支持部材20の組み付け性に優れる。
また、本実施形態の包装箱1では、瓶型容器支持部材20により、箱体2の内面との間に隙間が形成されるように瓶Bの下部B1を箱体2内に配置することが可能となる。したがって、耐衝撃性に優れる包装箱1が得られる。
また、瓶Bの下部B1に左支持片28及び右支持片28がそれぞれ面接触する構造(面で受ける構造)であるため、瓶Bに貼り付けられたラベルを傷つけない。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜に変更が可能である。
例えば、左支持片28は、左底支持片28aと、左立上り支持片28bとの2つの片から構成し、右支持片28は、右底支持片28aと右立上り支持片28bとの2つの片から構成したが、これに限られることはなく、1つの片や3つ以上の片から構成してもよい。
また、大フラップ21eは、左柱部25b,25bの端面27a,27aの全体、及び右柱部25b,25bの端面27a,27aの全体を覆ってもよい。
また、左立上り支持片28bの上縁部が左繋ぎ部26cに連続し、右立上り支持片28bの上縁部が右繋ぎ部26cに連続しているものを示したが、これに限られることはなく、これ以外の他の部分に連続するように構成してもよい。
また、左内側天板26の左隅部への係合、及び右内側天板26の右隅部への係合は、実施形態のものに限られることはなく、種々の係合構造を採用し得る。
本実施形態のブランクシートSH1~SH3は段ボール製であるが、各種公知の板紙によってブランクシートを形成してもよい。
1 包装箱
2 箱体
20 瓶型容器支持部材
21 天板
21c 孔部
21e 大フラップ(フラップ)
22A 左側の枠体
22B 右側の枠体
23 左側板、右側板
24 左底板、右底板
25 左立上り板、右立上り板
25a 左下壁部、右下壁部
25b 左柱部、右柱部
26 左内側天板、右内側天板
26a 突出片
26b 左梁部、右梁部
26c 左繋ぎ部、右繋ぎ部
27 スリット
27a 端面
28 左支持片、右支持片
28a 左底支持片、右底支持片
28b 左立上り支持片、右立上り支持片
30 上部保持部材
B 瓶型容器
B1 下部
B2 首部
SH1~SH3 ブランクシート

Claims (6)

  1. 瓶型容器を収容する箱体の下部内側に配置され、前記瓶型容器の下部が挿通される孔部が上面の中央に形成された直方体形状の瓶型容器支持部材であって、
    前記上面をなす天板と、
    前記天板の左右縁部にそれぞれ連続して形成され、前記天板の下方に配置される左右一対の直方体形状の枠体と、を備え、
    前記左側の枠体は、
    前記天板の左縁部に連続して下方へ延在する左側板と、前記左側板の下縁部に連続して右方へ延在する左底板と、前記左底板の右縁部に連続して上方へ延在する左立上り板と、前記左立上り板の上縁部に連続して左方へ延在する左内側天板と、前記左内側天板の下方において前記左立上り板から前記左側の枠体の内空に張り出し前記瓶型容器の左下部に対向する支持面を形成する左支持片と、を有し、
    前記右側の枠体は、
    前記天板の右縁部に連続して下方へ延在する右側板と、前記右側板の下縁部に連続して左方へ延在する右底板と、前記右底板の左縁部に連続して上方へ延在する右立上り板と、前記右立上り板の上縁部に連続して右方へ延在する右内側天板と、前記右内側天板の下方において前記右立上り板から前記右側の枠体の内空に張り出し前記瓶型容器の右下部に対向する支持面を形成する右支持片と、を有していることを特徴とする瓶型容器支持部材。
  2. 前記左立上り板は、前記左底板から立ち上がる左下壁部と、前記左下壁部から立ち上がる前後一対の左柱部と、を備え、
    前記右立上り板は、前記右底板から立ち上がる右下壁部と、前記右下壁部から立ち上がる前後一対の右柱部と、を備えていることを特徴とする請求項1に記載の瓶型容器支持部材。
  3. 前記孔部の孔縁には、前記孔部の内側に突出する短冊状のフラップが形成されており、
    前記フラップは、前記左柱部の端面の少なくとも一部、及び前記右柱部の端面の少なくとも一部を覆っていることを特徴とする請求項2に記載の瓶型容器支持部材。
  4. 前記左側の枠体において、
    前記左支持片は、前記左下壁部から前記左側の枠体の内空に張り出す左底支持片と、前記左底支持片の左縁部に連続して上方へ延在する左立上り支持片と、を有し、
    前記左内側天板は、前記両左柱部の上縁部から前記左側板に向けて延在する前後一対の左梁部と、前記左梁部の先端同士を繋ぐ左繋ぎ部と、を有し、
    前記左立上り支持片の上縁部は前記左繋ぎ部に連続しており、
    前記右側の枠体において、
    前記右支持片は、前記右下壁部から前記右側の枠体の内空に張り出す右底支持片と、前記右底支持片の右縁部に連続して上方へ延在する右立上り支持片と、を有し、
    前記右内側天板は、前記両右柱部の上縁部から前記右側板に向けて延在する前後一対の右梁部と、前記右梁部の先端同士を繋ぐ右繋ぎ部と、を有し、
    前記右立上り支持片の上縁部は前記右繋ぎ部に連続していることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の瓶型容器支持部材。
  5. 左内側天板は、前記天板と前記左側板との左隅部に係合可能であり、
    右内側天板は、前記天板と前記右側板との右隅部に係合可能であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の瓶型容器支持部材。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の瓶型容器支持部材と、瓶型容器を収容可能な前記箱体と、前記箱体の上部内側に配置され瓶型容器の上部を支持する上部保持部材と、を備える包装箱であって、
    前記箱体の下部内側に前記瓶型容器支持部材を配置することで、前記孔部を通じて挿入された前記瓶型容器の下部を前記左支持片及び前記右支持片で支持することを特徴とする包装箱。
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