JP7380006B2 - 電話システム - Google Patents

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Description

本発明は、保留状態における、保留者側に対する被保留者側の音声漏洩を防止するための音声漏洩防止技術に関する。
一般に、電話装置には、相手との通話を一旦中断する機能として保留機能を持つものがある。この保留機能では、利用者が電話装置で保留操作を行うと、利用者の音声がミュートされて、利用者の送話音声として、予め設定される音楽(メロディ)などの保留音が、電話網を介して相手に送出される。また、利用者が電話装置で保留解除操作を行うと、保留音の送出が停止されて利用者の送話音声の送出が再開される。
従来、保留機能を改良する技術として、通話相手の電話装置から送出される保留音の音量が大きい場合に対処するため、保留音を検出したら保留音(相手送出音)をミュートして表示部に保留中であることを表示する技術(例えば、特許文献1など参照)が提案されている。また、通話相手の電話装置から送出される保留音を、被保留者側の趣向に合うものに選択できる技術(例えば、特許文献2など参照)や、保留時間が長い場合には被保留者側から保留状態を解除できる技術(例えば、特許文献3など参照)が提案されている。
特開2008-263357号公報 特開2002-16695号公報 特開2008-252815号公報
元来、保留機能は、保留者側が通話を中断し、被保留者をしばらく待たせる際、被保留者への気遣いとして保留音を被保留者に送出することを目的とするものである。したがって、従来の保留機能によれば、保留者操作に応じて送話音声として保留音を送出するなど、保留者側の電話装置の通話状態は変化するものの、被保留者側の電話装置の通話状態は変化せず、被保留者側の送話音声は、保留中であっても保留者側に送出されている。しかし、このような被保留者側の通話状態は、あまり認識されておらず、保留者側から保留音が流れているため、保留者側には聞こえていないものと思い込みやすい。
したがって、被保留者が保留中に話した場合、その内容が保留者側に漏洩する場合がある。電話装置によっては、保留中に届いた被保留者からの送話音声を再生せずに破棄するものもあるが、破棄せずに再生するものもあり、このような場合、保留者は保留中であっても被保留者の音声を聞くことができる。また、ビジネスシーンでは、多くの場合、通話録音機能を搭載したボタン電話装置やPBXなどの電話システムが用いられており、保留中に届いた被保留者からの送話音声も含めて、通話内容の全てを自動的に録音するものもある。また、高機能な電話装置も流通しており、個人でも通話内容を自動的に録音するような電話装置を使用している場合もある。
このような場合には、秘密の内容が録音されてしまうことになる。この際、被保留者が話した内容が雑談や歌であれば、恥ずかしく思うことになるが実害はない。しかし、仕事の内容や個人情報が含まれている場合には、被保留者が意識しないうちに秘密情報の漏洩が発生することになり、多大な被害をもたらす恐れもある。
しかしながら、前述したような保留機能に関する従来技術は、いずれも保留中における被保留者側の状況を改善することを目的とした技術である。したがって、保留状態における、保留者側に対する被保留者側の音声漏洩を防止することはできないという問題点があった。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、保留状態における、保留者側に対する被保留者側の音声漏洩を防止できる音声漏洩防止技術を提供することを目的としている。
このような目的を達成するために、本発明にかかる電話システムは、内線電話機を電話網に交換接続することにより、前記電話網を介した相手電話装置と前記内線電話機との通話サービスを提供する電話制御装置と、前記相手電話装置と前記内線電話機との通話中に、前記相手電話装置から送出された相手送出音から保留音の検出を行う保留音検出装置とを備え、前記電話制御装置は、前記通話中に、前記保留音検出装置から保留音の検出が通知された場合、前記相手電話装置に対する前記内線電話機からの送話音声とともに、前記送話音声をマスキングするマスキング音声を送出するように構成されるようにしたものである。
また、本発明にかかる上記電話システムの一構成例は、前記保留音検出装置は、前記相手送出音が音声か保留音かを認識する音声認識装置または声紋認識装置からなり、前記相手送出音が音声であると認識した場合には、保留音の検出なしを前記電話制御装置へ通知し、前記相手送出音が保留音であると認識した場合には、保留音の検出ありを前記電話制御装置へ通知するようにしたものである。
本発明によれば、通話相手が通話を保留して、相手電話装置から保留音が送出されている保留状態となった場合、内線電話機の利用者が話した内容が、電話制御装置から電話網を介して相手電話装置へ届くことはない。このため、被保留者が保留中に話した場合でも、相手電話装置で再生されることはなく、話した内容が自動録音されることもない。したがって、保留状態における、保留者側に対する被保留者側の音声漏洩を防止することが可能となる。
第1の実施の形態にかかる電話システムの構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態にかかる送話音声制御動作(保留開始時)を示すシーケンス図である。 第1の実施の形態にかかる送話音声制御動作(保留解除時)を示すシーケンス図である。 第2の実施の形態にかかる送話音声制御動作(保留開始時)の要部を示すシーケンス図である。 第2の実施の形態にかかる送話音声制御動作(保留解除時)の要部を示すシーケンス図である。 第3の実施の形態にかかる送話音声制御動作を示すシーケンス図である。 第4の実施の形態にかかる電話システムを示すブロック図である。 第5の実施の形態にかかる電話システムを示すブロック図である。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
まず、図1を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかる電話システム10について説明する。図1は、第1の実施の形態にかかる電話システムの構成を示すブロック図である。
[電話システム]
この電話システム10は、全体としてオフィスや店舗で用いられるビジネスホンシステムやPBXシステムなどの電話システムからなる。図1に示すように、電話システム10は、電話制御装置11、保留音検出装置12、および複数の内線電話機20から構成されている。
[電話制御装置]
電話制御装置11は、全体としてビジネスホンシステムの主装置やPBXシステムのPBX装置などの、通信機能を備えるコンピュータからなり、主な構成として、通信インターフェース部(以下、通信I/F部という)11A、内線インターフェース部(以下、内線I/F部という)11B、および呼制御部11Cを備えている。電話制御装置11は、CPUおよびメモリを備え、これらCPUとメモリに保存されているプログラムとが協働することにより、呼制御部11Cを実現している。
通信I/F部11Aは、電話回線L1を介してIP電話網からなる電話網NTとの間で、呼制御メッセージや音声データを送受信する機能と、電話網NTを介した相手電話装置30との通話中に、相手電話装置30から受信した相手送出音を保留音検出装置12へ転送する機能と、保留音検出装置12から通知された保留音検出結果を呼制御部11Cへ転送する機能とを有している。以下では、電話網NTがIP電話網からなる場合を例として説明するが、これに限定されるものではなく、PSTN(Public Switched Telephone Network)、ISDN(Integrated Services Digital Network)などの電話網であってもよい。
内線I/F部11Bは、内線回線L2を介して複数の内線電話機20との間で、制御コマンドや音声データを送受信する機能と、呼制御部11Cからの指示に応じて、内線電話機20からの送話音声の送出を一時停止する機能とを有している。
これら通信I/F部11Aおよび内線I/F部11Bは、それぞれの電話回線L1や内線回線L2で用いる通信プロトコルに対応した通信モジュールから構成されている。
呼制御部11Cは、通信I/F部11Aを介して電話網NTとの間で呼制御メッセージをやり取りすることにより、発呼、着呼などの各種の呼に関する呼制御を行う機能と、内線I/F部11Bを介して各内線電話機20との間で制御コマンドをやり取りすることにより、各内線電話機20の動作状態を制御する機能と、内線電話機20からの発信要求や電話網NTからの着信通知に応じて、内線電話機20を電話網NTに交換接続することにより、電話網NTを介した相手電話装置30と内線電話機20との通話サービスを提供する機能とを有している。
また、呼制御部11Cは、相手電話装置30と内線電話機20との通話中に、通信I/F部11Aを介して保留音検出装置12から保留音の検出ありが通知された場合、相手電話装置30に対する内線電話機20からの送話音声の送出停止を、内線I/F部11Bに指示する機能と、送話音声の送出停止中に、通信I/F部11Aを介して保留音検出装置12から保留音の検出なしが通知された場合、相手電話装置30に対する内線電話機20からの送話音声の送出再開を、内線I/F部11Bに指示する機能とを有している。
[保留音検出装置]
保留音検出装置12は、全体としてサーバ装置などのコンピュータからなり、電話制御装置11から転送された相手送出音から保留音の検出処理を実行する機能を有している。具体的には、保留音検出装置12を音声認識装置で構成し、相手送出音が音声か保留音かを認識し、相手送出音が音声であると認識した場合には、保留音の検出なしを電話制御装置11へ通知する機能と、相手送出音が保留音であると認識した場合には、保留音の検出ありを電話制御装置11へ通知するようにしてもよい。
実際の認識処理については、相手送出音から抽出した特徴パラメータと、音声や保留音の特徴パラメータとの類似度に基づいて認識を行う、一般的な公知の手法を用いればよい。また、保留音検出装置12を声紋認識装置で構成し、生体認証技術の1つである一般的な公知の声紋認識技術を用いて、相手送出音が音声を示す声紋か声紋でないかを認識するようにしてもよい。
なお、以上では、相手送出音が音声か保留音かを認識する場合を例として説明したが、相手送出音が話し声(会話音声)か保留音かを認識するようにしてもよく、保留音か否かを認識するようにしてもよい。
[第1の実施の形態の動作]
次に、図2および図3を参照して、本実施の形態にかかる電話システム10の動作について説明する。図2は、第1の実施の形態にかかる送話音声制御動作(保留開始時)を示すシーケンス図である。図3は、第1の実施の形態にかかる送話音声制御動作(保留解除時)を示すシーケンス図である。
[保留開始時]
まず、図2を参照して、本実施の形態にかかる保留開始時の送話音声制御動作について説明する。
内線電話機20が電話網NTを介して相手電話装置30との通話が音声通話状態にある場合(ステップS100)、相手電話装置30からの相手送出音は、電話網NTおよび電話回線L1を介して通信I/F部11Aで受信され、呼制御部11C、内線I/F部11B、および内線回線L2を介して内線電話機20へ転送される。一方、内線電話機20からの送話音声は、相手送出音とは逆のルートで相手電話装置30へ転送される。
通信I/F部11Aは、通話中、常に、相手送出音を複製して保留音検出装置12へ転送する。保留音検出装置12は、通信I/F部11Aから転送された相手送出音から保留音の検出処理を実行する(ステップS101)。ここで、ステップS100における相手電話装置30との通話では相手送出音が音声であるため、保留音検出装置12は、保留音の検出なしと判定し(ステップS102)、検出なしを示す検出結果を通信I/F部11Aへ通知する(ステップS103)。
呼制御部11Cは、通信I/F部11Aを介して保留音検出装置12からの検出結果を受信し、検出結果が検出なしを示すことから、相手電話装置30との通話が音声通話状態にあり、送話音声の送出停止は不要と判定する(ステップS104)。これにより、内線電話機20から相手電話装置30に対する送話音声の送出が継続される。
その後、相手電話装置30において、保留操作が行われた場合(ステップS110)、相手電話装置30は、相手送出音として保留音の送出を開始し(ステップS111)、内線電話機20と相手電話装置30との通話が保留状態となる(ステップS112)。これにより、相手電話装置30からの保留音は、電話網NTおよび電話回線L1を介して通信I/F部11Aで受信され、呼制御部11C、内線I/F部11B、および内線回線L2を介して内線電話機20へ転送される。一方、内線電話機20からの送話音声は、これまでと同様に、保留音とは逆のルートで相手電話装置30へ転送される。
保留音検出装置12は、通信I/F部11Aから転送された相手送出音について、保留音の検出処理を実行する(ステップS120)。ここで、ステップS112における相手電話装置30との通話では相手送出音が保留音であるため、保留音検出装置12は、保留音の検出ありと判定し(ステップS121)、検出ありを示す検出結果を通信I/F部11Aへ通知する(ステップS122)。
呼制御部11Cは、通信I/F部11Aを介して保留音検出装置12からの検出結果を受信し、検出結果が検出ありを示すことから、相手電話装置30との通話が保留状態にあり、送話音声の送出停止が必要と判定する(ステップS123)。これに応じて、呼制御部11Cは、内線I/F部11Bに対して、内線電話機20からの相手電話装置30に対する送話音声の送出停止を指示する(ステップS124)。これにより、内線電話機20からの送話音声は、内線I/F部11Bで送出停止となり、相手電話装置30に対する送話音声は無音となる(ステップS125)。
これと前後して、呼制御部11Cは、内線I/F部11Bを介して内線電話機20に、送話停止中表示を指示する(ステップS126)。これに応じて、内線電話機20の表示部に、相手が通話を保留したため送話音声の送出が停止中であることが表示される(ステップS127)。これにより、内線電話機20の利用者に対して、通話相手が保留したことにより、自己の送話音声の送出が停止中であり、秘密漏洩が防止されていることを通知できる。この際、送話停止中表示に代えて、保留中のみの表示を指示する保留中表示を指示してもよい。
[保留解除時]
次に、図3を参照して、本実施の形態にかかる保留解除時の送話音声制御動作について説明する。
図3のステップS125に示すように、保留状態で送話音声の送出停止中である場合、相手電話装置30からの保留音は、電話網NTおよび電話回線L1を介して通信I/F部11Aで受信され、呼制御部11C、内線I/F部11B、および内線回線L2を介して内線電話機20へ転送される。一方、内線電話機20からの送話音声は、内線I/F部11Bで送出停止となり、相手電話装置30に対する送話音声は無音となる。
このような保留状態において、相手電話装置30で保留解除操作が行われた場合(ステップS130)、相手電話装置30は、保留音の送出を停止して、通話相手の音声の送出を再開する(ステップS131)。
これにより、相手電話装置30からの音声は、電話網NTおよび電話回線L1を介して通信I/F部11Aで受信され、呼制御部11C、内線I/F部11B、および内線回線L2を介して内線電話機20へ転送される。また、通信I/F部11Aから保留音検出装置12に転送される。
保留音検出装置12は、通信I/F部11Aから転送された相手送出音について、保留音の検出処理を実行する。ここで、ステップS132における相手電話装置30との通話では相手送出音が音声であるため、保留音検出装置12は、保留音の検出なしと判定し(ステップS140)、検出なしを示す検出結果を通信I/F部11Aへ通知する(ステップS141)。
呼制御部11Cは、通信I/F部11Aを介して保留音検出装置12からの検出結果を受信し、検出結果がそれまでの検出ありから検出なしに変化したことから、相手電話装置30との通話が保留解除されて音声通話状態となり、送話音声の送出再開が必要と判定する(ステップS142)。これに応じて、呼制御部11Cは、内線I/F部11Bに対して、内線電話機20からの相手電話装置30に対する送話音声の送出再開を指示する(ステップS143)。これにより、内線電話機20からの送話音声は、内線I/F部11Bで送出再開となり、相手電話装置30に対して送話音声が送出される(ステップS144)。
これと前後して、呼制御部11Cは、内線I/F部11Bを介して内線電話機20に、送出再開表示を指示する(ステップS145)。これに応じて、内線電話機20の表示部に、相手が保留解除したため送話音声の送話が再開されたことが表示される(ステップS146)。これにより、内線電話機20の利用者に対して、通話相手が保留解除したことにより、自己の送話音声の送信が再開したことを通知できる。この際、送出再開表示に代えて、保留解除のみの表示を指示する保留解除表示を指示してもよい。
[第1の実施の形態の効果]
このように、本実施の形態は、相手電話装置30と内線電話機20との通話中に、相手電話装置30から送出された相手送出音から保留音の検出を行う保留音検出装置12を設け、電話制御装置11が、通話中に、保留音検出装置12から保留音の検出ありが通知された場合、相手電話装置30に対する内線電話機20からの送話音声の送出を停止するようにしたものである。
これにより、通話相手が通話を保留して、相手電話装置30から保留音が送出されている保留状態となった場合、内線電話機20の利用者が話した内容が、電話制御装置11から電話網NTを介して相手電話装置30へ届くことはない。このため、被保留者が保留中に話した場合でも、相手電話装置30で再生されることはなく、話した内容が自動録音されることもない。したがって、保留状態における、保留者側に対する被保留者側の音声漏洩を防止することが可能となる。
また、本実施の形態において、送話音声の送出停止中に、保留音検出装置12から保留音の検出なしが通知された場合、電話制御装置11が、相手電話装置30に対する内線電話機20からの送話音声の送出を再開するようにしてもよい。
これにより、内線電話機20の利用者による操作を必要とすることなく、保留解除に応じて、相手電話装置30に対する利用者の送話音声の送出を自動的に再開することが可能となる。
また、本実施の形態において、保留音検出装置12を、相手送出音が音声か保留音かを認識する音声認識装置または声紋認識装置から構成し、相手送出音が音声であると認識した場合には、保留音の検出なしを電話制御装置11へ通知し、相手送出音が保留音であると認識した場合には、保留音の検出ありを電話制御装置11へ通知するようにしてもよい。これにより、音声と保留音とを精度よく判定することができる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態にかかる電話システム10について説明する。
第1の実施の形態では、保留音検出装置12から保留音の検出ありが通知された場合、電話制御装置11の内線I/F部11Bで、内線電話機20から届いた送話音声の送出を停止する場合を例として説明した。本実施の形態では、電話制御装置11が、内線電話機20に対して、送話音声の送出停止を指示する場合について説明する。
[保留開始時]
まず、図4を参照して、本実施の形態にかかる保留開始時の送話音声制御動作について説明する。図4は、第2の実施の形態にかかる送話音声制御動作(保留開始時)を示すシーケンス図である。保留開始時におけるその他の送話音声制御動作については、図2と同様であり、ここでの説明は省略する。
保留操作に応じて相手電話装置30との通話が保留状態となり、保留音検出装置12から、保留音の検出ありが通知された場合(ステップS122)、呼制御部11Cは、相手電話装置30との通話が保留状態にあり、送話音声の送出停止が必要と判定する(ステップS123)。
これに応じて、呼制御部11Cは、内線I/F部11Bを介して内線電話機20に、マイクOFF(オフ:無効)を指示する(ステップS200)。これにより、内線電話機20でマイクがOFFされて送話音声の送出が停止される(ステップS201)。したがって、内線電話機20から電話制御装置11に対して送話音声の送出が停止されて無音となり、相手電話装置30に対する送話音声も無音となる(ステップS202)。
[保留解除時]
次に、図5を参照して、本実施の形態にかかる保留解除時の送話音声制御動作について説明する。図5は、第2の実施の形態にかかる送話音声制御動作(保留解除時)を示すシーケンス図である。保留解除時におけるその他の送話音声制御動作については、図2と同様であり、ここでの説明は省略する。
保留解除操作に応じて相手電話装置30との通話が保留解除されて音声通話状態となり、保留音検出装置12から、保留音の検出なしが通知された場合(ステップS141)、呼制御部11Cは、検出結果がそれまでの検出ありから検出なしに変化したことから、相手電話装置30との通話が保留解除されて音声通話状態となり、送話音声の送出停止が不要と判定する(ステップS142)。
これに応じて、呼制御部11Cは、内線I/F部11Bを介して内線電話機20に、マイクON(オン:有効)を指示する(ステップS210)。これにより、内線電話機20でマイクがONされて送話音声の送出が再開される(ステップS211)。したがって、内線電話機20からの送話音声は、内線I/F部11Bで送出再開となり、相手電話装置30に対して送話音声が送出される(ステップS212)。
[第2の実施の形態の効果]
このように、本実施の形態は、保留音検出装置12から保留音の検出ありが通知された場合、電話制御装置11が、内線電話機20に対して送話音声の送出停止を指示する。これにより、送話音声の送出元である各内線電話機20で、送話音声の送出を確実に停止することが可能となる。
[第3の実施の形態]
次に、図6を参照して、本発明の第3の実施の形態にかかる電話システム10の動作について説明する。第1の実施の形態では、保留音検出装置12から保留音の検出ありが通知された場合、電話制御装置11の内線I/F部11Bで、内線電話機20から届いた送話音声の送出を停止する場合を例として説明した。本実施の形態では、電話制御装置11が、相手電話装置30に対して、内線電話機からの送話音声とともに、送話音声をマスキングして送話音声を消音、あるいは聞こえにくくするマスキング音声を送出する場合について説明する。
図6は、第3の実施の形態にかかる送話音声制御動作(保留開始時)を示すシーケンス図である。なお、図6において、内線電話機20と相手電話装置30の間の通話開始から保留音を検出するまでの動作は、図2と同様であり、ここでの説明は省略する。
呼制御部11Cは、通信I/F部11Aを介して保留音検出装置12からの検出結果を受信し、検出結果が検出ありを示すことから、相手電話装置30との通話が保留状態にあり、送話音声を消音、あるいは聞こえにくくするマスキング音声の送出が必要と判定する(ステップS153)。これに応じて、呼制御部11Cは、通信I/F部11Aに対して、マスキング音声の送出を指示する(ステップS154)。これにより、内線電話機20からの送話音声は、相手電話装置30において消音され、あるいは聞こえにくい状態となり、保留状態における、保留者側に対する被保留者側の音声漏洩を防止することが可能となる。(ステップS155)。
これと前後して、呼制御部11Cは、内線I/F部11Bを介して内線電話機20に、マスキング中表示を指示する(ステップS156)。これに応じて、内線電話機20の表示部に、相手が通話を保留したためマスキング音声が送出中であることが表示される(ステップS157)。これにより、内線電話機20の利用者に対して、通話相手が保留したことにより、自己の送話音声がマスキング中であり、秘密漏洩が防止されていることを通知できる。この際、マスキング中表示に代えて、保留中のみの表示を指示する保留中表示を指示してもよい。
[第4の実施の形態]
次に、図7を参照して、本発明の第4の実施の形態にかかる電話システム10について説明する。図7は、第4の実施の形態にかかる電話システムを示すブロック図である。
第1の実施の形態では、保留音検出装置12が電話制御装置11と直接接続されている場合を例として説明した。本実施の形態では、保留音検出装置12が通信網NDを介して電話制御装置11と間接的に接続されている場合について説明する。
図7に示すように、本実施の形態において、保留音検出装置12は、通信回線L4を介して、インターネットなどの通信網NDと接続されている。また、通信I/F部11Aは、通信回線L3を介して通信網NDと接続されており、相手電話装置30と内線電話機20との通話中に、相手電話装置30から送出された相手送出音を、通信回線L3、通信網ND、および通信回線L4を介して、保留音検出装置12に転送する。また、保留音検出装置12で得られた検出結果は、上記ルートとは逆のルートで通信I/F部11Aに通知される。
すなわち、保留音検出装置12は、通信網NDを介して電話制御装置11に接続されるクラウドサーバから構成されている。これにより、保留音検出装置12を、複数の電話制御装置11から利用することができ、システムコストを削減することが可能となる。
[第5の実施の形態]
次に、図8を参照して、本発明の第5の実施の形態にかかる電話システム10について説明する。図8は、第5の実施の形態にかかる電話システムを示すブロック図である。第1の実施の形態では、保留音検出装置12が電話制御装置11と直接接続されている場合を例として説明した。本実施の形態では、保留音検出装置12が電話制御装置11の内部に実装されている場合について説明する。
図8に示すように、本実施の形態において、電話制御装置11の内部に、保留音検出装置12が実装されている。この場合、電話制御装置11が備えるCPUとメモリに保存されているプログラムとが協働することにより、保留音検出装置12を実現してもよい。
これにより、保留音検出装置12を電話制御装置11に外部接続する場合と比較して、電話システム10の規模を小型化でき、システムコストを削減することが可能となる。
[実施の形態の拡張]
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。また、各実施形態については、矛盾しない範囲で任意に組み合わせて実施することができる。
10…電話システム、11…電話制御装置、11A…通信I/F部、11B…内線I/F部、11C…呼制御部、12…保留音検出装置、20…内線電話機、30…相手電話装置、L1…電話回線、L2…内線回線、L3,L4…通信回線、NT…電話網、ND…通信網。

Claims (2)

  1. 内線電話機を電話網に交換接続することにより、前記電話網を介した相手電話装置と前記内線電話機との通話サービスを提供する電話制御装置と、
    前記相手電話装置と前記内線電話機との通話中に、前記相手電話装置から送出された相手送出音から保留音の検出を行う保留音検出装置とを備え、
    前記電話制御装置は、前記通話中に、前記保留音検出装置から保留音の検出が通知された場合、
    前記相手電話装置に対する前記内線電話機からの送話音声とともに、前記送話音声をマスキングするマスキング音声を送出するように構成される
    ことを特徴とする電話システム。
  2. 請求項1に記載の電話システムにおいて、
    前記保留音検出装置は、前記相手送出音が音声か保留音かを認識する音声認識装置または声紋認識装置からなり、前記相手送出音が音声であると認識した場合には、保留音の検出なしを前記電話制御装置へ通知し、前記相手送出音が保留音であると認識した場合には、保留音の検出ありを前記電話制御装置へ通知することを特徴とする電話システム。
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