JP7378200B2 - 缶体 - Google Patents

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Description

本発明は、内部に飲料等の内容物が充填される金属製の缶体に関するものであり、特に缶底部の中央に平坦なパネル部を有し、缶内圧の検査に好適な缶体に関する。
従来から、ミルク入りコーヒー等の低酸性飲料の内容物を充填した缶の内圧(缶内圧)の変化を検査し、缶内部の内容物の漏れの有無を検査することが行われている。缶内圧を検査する手段としては、一般には、内容物が充填される缶体の缶底部の中央に平坦なパネル部を形成しておき、この缶体に内容物を充填、密封した缶について、パネル部の軸方向の変位量を測定すること、あるいは、パネル部を電磁誘導作用によって強制励振させた際の反響音を測定することにより、缶内圧の適否を検査する手段が知られている。
缶底部の中央に平坦なパネル部を有する缶体としては、例えば特許文献1に、缶外方に凸となっている接地リム部と、接地リム部の内側に隣接した缶内方に凸となっている環状凹部、環状凹部の内周側からコーナー部を介して連続するパネル部(中央パネル)が平坦な缶底形状を有する缶体(シームレス缶体)が開示されている。この特許文献1には、環状凹部とパネル部との間のコーナー部の曲率半径が、パネル部の平坦度及び成形性に大きく影響し、曲率半径の値を適正値に設定することにより、パネル部の平坦度のバラツキが解消され、内圧検査特性及び成形性に優れた缶体が得られることが記載されている。また、特許文献1には、具体的な値として、コーナー部の曲率半径Rを.5mm<R≦6.0mm、環状凹部の深さを1.5mm~3.0mm未満、及びパネル部の平坦度(BSD)を-0.15~0.15mmとすることで、優れたパネル部の平坦度、耐圧性、及び成形性が得られることも記載されている。
一方、特許文献2には、缶底部の外縁部に缶軸方向外方に突出する環状凸部が形成され、環状凸部が、先端の接地部と、接地部の径方向内側に連なり缶軸方向に立ち上がる内周壁とを備え、内周壁の缶軸方向上端に第1の凹曲面部を介して径方向内方かつ缶軸方向情報へ延びる傾斜壁が連設され、傾斜壁に第2の凹曲面部を介して径方向内方へ延びる平坦なパネル部が連接された缶体(缶)が開示されている。また、この特許文献2には、内周壁と傾斜壁とを連結する第1の凹曲面部、傾斜壁とパネル部とを連結する第2の凹曲面部がともに缶胴の内側に凹んだ形状とされているので、缶内圧の上昇によって缶胴の外方へ膨出変形しようとするときの変形方向と反対向きに凸となっており、膨出変形に対して抗する構成であることが記載されている。さらに、特許文献2には、パネル部の直径が接地部の先端同士を周方向に連続して順次結んだときに得られる円形状の直径の0.47倍以上0.82倍以下とすることで、缶内の微小な内圧変化に対してもパネル部が的確に変形し、また、引張状態も変化することになり、高精度な内圧検査を実現でき、耐圧強度および落下強度の低下発生を抑制できることが記載されている。
特許第4877538号公報 特開2005‐170470号公報
このように、缶体の缶底部の中央に平坦なパネル部を有するとともに、耐圧強度の向上を図ることを目的とした缶体が種々提案されている。しかし、缶胴部と缶底部とが一体成形されたアルミニウム製2ピース缶やボトル缶において、缶底部に平坦なパネル部を有する缶体は商業的に成功していない。それは、平坦なパネル部に缶内圧の変化により塑性変形が生じ、パネル部が缶内圧の変化に応じて弾性変形できなくなくなることで、正確な缶内圧を測定できなくなるという問題を有しているからである。また、缶底部の平坦なパネル部はウォーターハンマー(水撃)の影響を受けやすく、平坦なパネル部を有する缶体は、特に落下強度が低くなるという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、内容物が充填、密封された缶の内圧検査を高精度に行うことができ、主に耐圧強度及び落下強度の向上を図ることができる缶体を提供することを目的とする。
本発明の缶体は、缶底部に、缶軸方向外方に突出する環状凸部と、前記環状凸部の径方向内側で缶軸方向内方に突出する環状凹部と、前記環状凹部の径方向内側で該環状凹部に囲まれた平坦なパネル部と、を有し、前記環状凸部が、前記缶底部の缶軸方向の最外位置に形成された接地部から径方向内側に突出する内周凸壁部と、径方向外側に突出する外周凸壁部と、を有し、前記環状凹部が、前記缶底部の缶軸方向の最内位置に形成された天井部から径方向内側に窪んだ内周凹壁部と、径方向外側に窪んだ外周凹壁部と、を有しており、前記内周凹壁部に連続して缶軸方向外方に立設する内周立壁部を有し、前記内周立壁部と前記パネル部との間を接続して径方向外側に突出するコーナー凸部を有し、前記接地部の直径をD1、前記パネル部の外周縁の直径をD3とし、前記接地部から前記天井部までの缶軸方向の垂直距離をH2、前記接地部から前記パネル部の外周縁までの缶軸方向の垂直距離をH3とし、前記内周凹壁部の曲率半径をr1、前記外周凹壁部の曲率半径をr2としたときに、前記直径D1と前記直径D3との比率(D3/D1)が0.6以上0.85以下であり、前記距離H2と前記距離H3との比率(H3/H2)が0.4以上0.9以下であり、前記曲率半径r1と前記曲率半径r2との関係がr1<r2であり、前記外周凹壁部と前記内周凸壁部との間に、前記外周凹壁部に向かうにしたがって缶軸方向内方に向けて漸次縮径し、前記外周凹壁部の下端に接続された縮径壁部が設けられ、前記内周立壁部は、前記内周凹壁部から缶軸方向外方に向けて漸次縮径する傾斜面状に形成されており、前記内周立壁部と缶軸とのなす角度αが3°以上15°以下である。
接地部の直径D1とパネル部の外周縁の直径D3との比率(D3/D1)の値が小さくなる程、すなわち直径D1と直径D3との径差が大きくなる程、平坦なパネル部の面積が小さくなるので、パネル部の落下強度が向上するが、その分、微小な内圧変化に対するパネル部の変形量や引張状態が変化し難くなる。また、比率(D3/D1)が大きくなる程、パネル部の直径D3が大きくなるため、ウォーターハンマーの影響を受けやすく、落下強度が低下する。さらに、パネル部の直径D3が大きくなる程、内圧検査精度が向上するが、塑性変形の影響を受けやすくなる。
この点、本発明の缶体においては、環状凸部(接地部)とパネル部との間に環状凹部を設けたので、環状凸部とパネル部との間の部分の剛性を高めることができる。また、パネル部側に配置された内周凹壁部の曲率半径r1を外周凹壁部の曲率半径r2よりも小さくしたので、パネル部の剛性をさらに高めることができ、パネル部に塑性変形が生じることを抑制できる。したがって、缶内圧検査の精度を向上できる。
内周凹壁部の曲率半径r1は0.7mm以上1.2mm以下が好ましく、外周凹壁部の曲率半径r2は0.7mmを超えて4.0mm以下が好ましい。また、接地部の直径D1とパネル部の外周縁の直径D3との比率(D3/D1)が0.6以上0.85以下、接地部から天井部までの垂直距離H2と接地部からパネル部の外周縁までの垂直距離H3との比率(H3/H2)が0.4以上0.9以下を満足する範囲内に設けることにより、バルジ強度の向上及び落下強度の向上、並びに缶内圧検査の精度向上のバランスを図った缶体を形成できる。
なお、バルジ強度とは、パネル部が環状凸部よりも缶軸方向外方に膨らむときの缶内圧値である。また、耐圧強度とは、缶内圧が上昇したときに、環状凹部が反転してバックリングが生じたときの缶内圧のピーク値により評価する。落下強度は、缶底部を下側に向けた状態で缶を落下させ、環状凹部が反転したときの落下高さで評価する。環状凹部が反転したときの落下高さが高い方が、落下強度が高い。
本発明の缶体の好適な実施態様として、前記内周立壁部と缶軸とのなす角度αが3°以上15°以下であるとよく、角度αが3°以上8°以下であることがより好ましい。また、内周凹壁部とコーナー凸部とを滑らかに接続させることにより、内周凹壁部とコーナー凸部との接続部分(接点部分)に内周立壁部を形成してもよい。この場合、内周立壁部の角度αは、内周凹壁部とコーナー凸部との接点における共通接線と缶軸とがなす角度となる。
本発明の缶体の好適な実施態様として、前記直径D3が22.0mm以上28.5mm以下であり、前記距離H2が4.0mm以上8.5mm以下であるとよい。
直径D3及び接地部から天井部までの垂直距離H2を上記範囲内とすることで、バルジ強度、耐圧強度及び落下強度を向上させた缶体を構成できる。
本発明の缶体の好適な実施態様として、前記内周凸壁部と前記外周凹壁部との間に、前記内周凸壁部に連続して缶軸方向内方に立設し、前記縮径壁部の下端に接続した外周立壁部を有し、前記外周立壁部と缶軸とのなす角度βが3°以上20°以下であるとよい。
外周立壁部の角度βを上記範囲内とすることで、環状凹部の反転を防止する効果を高めることができ、缶の耐圧強度をさらに高めることができる。
本発明の缶体の好適な実施態様として、前記内周凸壁部と前記外周凹壁部との間に、前記縮径壁部の下端に接続し、前記内周凸壁部の径方向の最内位置よりも径方向外側に窪んだ環状溝部を有し、前記内周凸壁部の径方向の最内位置から前記環状溝部の径方向の最外位置までの径方向の深さwが0.1mm以上0.5mm以下であるとよい。
環状溝部を形成することで、内周凸壁部と外周凹壁部との間の間隔部分の剛性を高めることができ、缶の耐圧強度をさらに高めることができる。
本発明によれば、内容物が充填、密封された缶の内圧検査を高精度に行うことができ、缶体のバルジ強度、耐圧強度及び落下強度の向上を図ることができる。
本発明の第1実施形態の缶体を示し、缶軸を通る中心から右半分を断面にした正面図である。 図1に示す缶体の缶底部付近の拡大断面図である。 図2に示す缶底部の環状凹部付近の拡大断面図である。 缶体の製造工程の前半部分を(a)~(c)の順に示す工程図である。 缶体の製造工程の後半部分を(a)~(c)の順に示す工程図である。 本発明の第2実施形態の缶体を示し、缶軸を通る中心で断面にした缶底部付近の拡大断面図である。 図6に示す缶底部の環状凹部付近の拡大断面図である。 底部再成形工程を説明する筒状缶の底部付近の拡大断面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
(第1実施形態)
本発明の缶体は、例えばアルミニウム製の金属板を成形してなるものであり、飲料等の内容物が充填、密封される1ピース缶やボトル缶の缶体に用いられるものである。本実施形態では、このうちのボトル缶に用いられるボトル形状の缶体101(図1参照)を例にして説明を行う。
図1は、本発明の第1実施形態の缶体101の全体を示す正面図であり、右半分を缶軸Oを通る断面にして示した半断面図である。また、図2は、缶体101の缶底部10付近を拡大した拡大断面図である。
缶体101は、アルミニウム又はアルミニウム合金等の金属からなり、図1に示すように、円筒状をなす缶胴部(ウォール)20と円板状をなす缶底部(ボトム)10とを備える有底円筒状に形成されている。図1に示すように、缶胴部20及び缶底部10は互いに同軸に配置されており、本実施形態において、これらの共通軸を缶軸Oと称して説明を行う。また、缶軸Oに沿う方向(缶軸O方向)のうち、缶胴部20の開口端部21側へ向かう方向を上方(内方)とし、以下の説明においては、図1及び図2に示す向きと同様に上下方向を定めるものとする。また、缶軸Oに直交する方向を径方向といい、径方向のうち、缶軸Oに接近する向きを径方向の内側(内方)、缶軸Oから離間する向きを径方向の外側(外方)とする。また、缶軸O回りに周回する方向を周方向とする。
また、本実施形態では、特に説明を行わない限り、缶体101の凹凸形状は、缶体101の外面(外観面)における凹凸形状を表す。
缶体101の缶胴部20は、図1の縦断面視に示されるように、缶底部10側において円筒状に形成された円筒部22と、円筒部22の上端で径方向内方に屈曲するように縮径された肩部23と、缶軸O方向の上方(開口端部21側)に向けて漸次縮径するテーパ状の縮径部24と、縮径部24の上端に形成された口部25と、を備える。また、これら円筒部22と、肩部23と、縮径部24と、口部25とは、互いに滑らかに連なっており、互いの間に段差を形成することなく滑らかに接続されている。なお、円筒部22、肩部23、縮径部24は、それぞれ缶胴部20の周方向全周にわたって延びる環状をなしている。
また、缶胴部20の上部に配置された口部25は、縮径部24の上端で一旦拡径された大径部251と、大径部251の上端で再度縮径された小径部252と、小径部252の上端の開口端部21に形成されたカール部253と、を有している。また、小径部252には、ねじ部254が形成されている。このように、口部25は開口端部21により外部に開口しており、飲料等の内容物は口部25を通じて缶体101の内部に充填される。また、図示は省略するが、口部25にキャップ(図示略)を装着することにより、缶体101に内部に充填された内容物が密封されるようになっている。
また、缶体101の缶底部10は、図1及び図2に示すように、缶軸O方向外方(下方)に突出する環状凸部11と、環状凸部11の径方向内側で缶軸O方向内方(上方)に突出する環状凹部12と、環状凹部12の径方向内側でその環状凹部12に囲まれた平坦なパネル部13と、を有している。
環状凸部11は、図2に示すように、缶底部10の缶軸O方向の最外位置に形成された環状の接地部111と、接地部111から径方向内側に突出する内周凸壁部112と、接地部111から径方向外側に突出する外周凸壁部113と、を有している。また、環状凸部11の外周凸壁部113は、缶軸O方向内方に向かって漸次拡径する外周壁部14に接続されており、この外周壁部14を介して缶胴部20の缶軸O方向下端(円筒部22の下端)と接続されている。本実施形態では、外周壁部14は、円筒部22と接続される上端部が径方向外側に突出する凸曲面状をなし、外周凸壁部113と接続される下端部が缶軸O方向下方(外方)に突出する凸曲面状をなし、上端部と下端部との間の中間部が缶軸O方向上方に向かうにつれて漸次拡径する傾斜面をなしている。
なお、接地部111は、缶体101が正立姿勢(図1に示される、缶胴部20の開口端部21が上方を向く姿勢)となるように接地面(載置面)上に載置されたときに、接地面に接する部分であり、前述したように、缶底部10において最も下方に向けて突出している。
環状凹部12は、缶底部10の缶軸O方向の最内位置に形成された環状の天井部121と、天井部121から径方向内側に窪んだ内周凹壁部122と、天井部121から径方向外側に窪んだ外周凹壁部123と、を有している。また、環状凹部12の内周凹壁部122の曲率半径をr1、外周凹壁部123の曲率半径をr2としたときに、曲率半径r1と曲率半径r2との関係がr1<r2とされ、内周凹壁部122の曲率半径r1が外周凹壁部123の曲率半径r2よりも小さく設けられている。内周凹壁部122の曲率半径r1は0.7mm以上1.2mm以下が好ましく、外周凹壁部123の曲率半径r2は0.7mmを超えて4.0mm以下が好ましい。曲率半径r1及び曲率半径を上記範囲内で形成することにより、缶内圧上昇時や、缶落下時に環状凹部12が反転しにくくなる。
また、環状凹部12の外周凹壁部123と環状凸部11の内周凸壁部112との間には、内周凸壁部112に連続して缶軸O方向内方に立設する外周立壁部15と、外周立壁部15の上端に連続して缶軸O方向内方に向けて漸次縮径する縮径壁部16と、が設けられており、これら外周立壁部15と縮径壁部16とを介して、環状凸部11と環状凹部12とが接続されている。
外周立壁部15は、内周凸壁部112から缶軸O方向内方に向けて漸次縮径する傾斜面状に形成されている。外周立壁部15と缶軸Oとのなす角度βは3°以上20°以下であることが好ましい。角度βが3°以上20°以下の外周立壁部15を形成することにより、環状凹部12の変転を防止する効果を高めることができ、缶の耐圧強度をさらに高めることができる。また、縮径壁部16は径方向外側に窪んだ凹曲面状に形成されており、縮径壁部16の上端と外周凹壁部123の下端とが互いに滑らかに連なって接続されている。
パネル部13は、缶軸Oに直交する平坦な面、すなわち径方向に平坦な面で形成されている。環状凹部12とパネル部13との間には、環状凹部12の内周凹壁部122に連続して缶軸O方向外方に立設する内周立壁部18と、内周立壁部18とパネル部13との間を接続して径方向外側に突出するコーナー凸部19と、が設けられており、これら内周立壁部18とコーナー凸部19とを介して、環状凹部12とパネル部13とが接続されている。
内周立壁部18は、内周凹壁部122から缶軸O方向外方に向けて漸次縮径する傾斜面状に形成されている。内周立壁部18と缶軸Oとのなす角度αは3°以上15°以下であるとよく、3°以上8°以下であることがより好ましい。角度αが3°以上15°以下の内周立壁部18を形成することにより、パネル部13が膨らみにくくなる。また、コーナー凸部19の曲率半径r3は、0.8mm以上1.2mm以下が好ましい。コーナー凸部19の曲率半径r3を上記範囲内で形成することにより、パネル部13が膨みにくくなる。
また、内周立壁部18は、内周凹壁部122とコーナー凸部19とを滑らかに接続させることにより、内周凹壁部122とコーナー凸部19との接続部分(接点部分)に形成することもできる。この場合、内周立壁部18の角度αは、内周凹壁部122とコーナー凸部19との接点における共通接線と缶軸とがなす角度となる。
このように構成される缶体101において、接地部111の直径をD1、パネル部13の外周縁の直径をD3としたときに、接地部111の直径D1とパネル部13の外周縁の直径D3との比率(D3/D1)が0.6以上0.85以下とされる。また、接地部111から天井部121までの缶軸O方向の垂直距離をH2、接地部111からパネル部13の外周縁までの缶軸O方向の垂直距離をH3としたときに、距離H2と距離H3との比率(H3/H2)が0.4以上0.9以下とされる。
このように構成される第1実施形態の缶体101においては、環状凸部11(接地部11)とパネル部13との間に環状凹部12を設けたので、環状凸部11とパネル部13との間の部分の剛性を高めることができる。また、パネル部13側に配置された内周凹壁部122の曲率半径r1を外周凹壁部123の曲率半径r2よりも小さくしたので、パネル部13の剛性をさらに高めることができ、パネル部13に塑性変形が生じることを抑制できる。したがって、缶内圧検査の精度を向上できる。
また、缶体101では、接地部111の直径D1とパネル部13の外周縁の直径D3との比率(D3/D1)が0.6以上0.85以下、接地部111から天井部121までの垂直距離H2と接地部111からパネル部13の外周縁までの垂直距離H3との比率(H3/H2)が0.4以上0.9以下を満足する範囲内に設けているので、バルジ強度の向上及び落下強度の向上、並びに缶内圧検査の精度向上のバランスを図ることができる。
なお、接地部111の直径D1とパネル部13の外周縁の直径D3との比率(D3/D1)の値が0.6よりも小さくなると、すなわち直径D1と直径D3との径差が大きくなると、平坦なパネル部13の面積が小さくなるため、パネル部13の落下強度が向上する。しかし、その分、微小な内圧変化に対するパネル部13の変形量や引張状態が変化し難くなり、缶内圧検査の精度が低下する。また、比率(D3/D1)が0.85よりも大きくなると、パネル部13の直径D3が大きくなるため、ウォーターハンマーの影響を受けやすく、落下強度が低下する。さらに、パネル部13の直径D3が大きくなる程、微小な内圧変化に対してパネル部13の変形量や引張状態が変化しやすくなるので、内圧検査精度が向上するが、塑性変形の影響を受けやすくなる。
図1及び図2に示される第1実施形態の缶体101においては、接地部111の直径D1が25.45mm、パネル部13の外周縁の直径D3が20.0mmとされており、比率(D3/D1)が0.79となっている。また、缶体101において、接地部111から天井部121までの垂直距離H2が5.5mm、接地部111からパネル部13の外周縁までの垂直距離H3が3.5mmとされており、比率(H3/H2)が0.64となっている。また、環状凹部12の内周凹壁部122の曲率半径r1が0.9mm、外周凹壁部123の曲率半径r2が3.4mm、コーナー凸部19の曲率半径r3が0.9mmとされる。そして、内周立壁部18の角度αは3°とされている。なお、缶体101の板厚は、成形前の元板厚が0.345mmである。また、缶体101の円筒部22の外径D0は66mmであり、パネル部13の板厚t1は0.340mmである。
ただし、上記寸法は、上記数値範囲に限られるものではなく、製品となる円筒部22の外径D0が52mm以上68mm以下であり、パネル部13の直径D3が22.0mm以上28.0mm以下、接地部111から天井部121までの垂直距離H2が4.0mm以上8.5mm以下とされる缶体に好適に適用できる。この場合、パネル部13の板厚t1は0.300mm以上0.400mm以下とすることが好ましい。接地部111の直径D1及び接地部111から天井部121までの垂直距離H2を上記範囲内とすることで、バルジ強度、耐圧強度及び落下強度を向上させた缶体101を構成できる。
次に、図3~図6を参照して、本実施形態の缶体101を製造する工程の一例を説明する。缶体101は、例えば、筒状缶形成工程、印刷塗装工程、縮径部形成工程、拡径部形成工程ねじ部形成工程及びカール部形成工程、をこの順で行うことにより製造される。以下に詳しく説明する。
[筒状缶形成工程]
筒状缶形成工程では、まず、板厚0.345mmの3104系アルミニウム合金の板材を打ち抜いて絞り加工することにより、図3(a)に示すように、円筒状の周壁部511と円板状の底部512とを有する比較的大径で浅いカップ51を成形する。そして、このカップ51に再度の絞り加工及びしごき加工(DI加工)を加えて、カップ51の周壁部511をしごいて延伸させることにより、周壁部511の高さを高くするとともに、周壁部511の板厚を薄くして、図3(b)に示すように、周壁部521を所定高さ及び所定内径に成形する。そして、絞り加工及びしごき加工の最後に、図3(b)に示すように、パンチ61とダイ62との間で底部522を挟持し、環状凸部11、環状凹部12及びパネル部13を成形する。そして、開口上端をトリミングにより切り揃えた開口端部523を形成し、環状凸部11、環状凹部12及びパネル部13を有する筒状缶52を形成する。ここまでにおいて、筒状缶52の底部522は、図2の缶体101となる缶底部10と同様の底部形状に形成される。
筒状缶形成工程では、筒状缶52の底部522に、外周壁部14、環状凸部11、環状凹部12、パネル部13が成形されるとともに、環状凸部11と環状凹部12との間を接続する外周立壁部15及び縮径壁部16、環状凹部12とパネル部13との間を接続する内周立壁部18及びコーナー凸部19が成形され、図2の缶体101となる缶底部10と同様の底部形状に形成される。
[印刷塗装工程]
印刷塗装工程では、筒状缶52を洗浄して潤滑油等を除去した後、筒状缶52の外面に外面塗装を施し、さらに筒状缶52の内面に内面塗装を施す。外面塗装は、下地層、印刷層及びオーバーコート層をこの順に積層した外面塗膜(図示略)を形成する。この場合、筒状缶52の外面に下地層を構成する塗料を塗布した後、オーブン炉で加熱、乾燥させることにより、下地層を形成する。そして、この下地層の上にインキを印刷して印刷層を形成する。また、印刷層の上に、オーバーコート層を構成する外面塗料を塗布する。外面塗料は、筒状缶52の外面の略全面に塗布し、印刷層及び下地層を被覆して形成する。この外面塗料の塗布後に、オーブン炉で筒状缶52を加熱し、焼き付ける。また、内面塗装は、筒状缶52の外面に外面塗膜を形成した後に実施される。内面塗装では、筒状缶52の内面に内面塗料を吹き付けて、オーブン炉で加熱することにより焼き付け、内面塗膜(図示略)を形成する。
[縮径部形成工程及び拡径部形成工程]
縮径部形成工程では、図3(b)に示される筒状缶52にダイネッキング加工を施すことにより、周壁部521の高さの途中位置から開口端部523側を成形し、図3(c)に示すように、缶軸O方向に沿って下部側から上部側に向かうに従い漸次縮径された、すなわち漸次小径となる肩部23、縮径部24を順に成形するとともに、その縮径部24の上端に連続する円筒状の小径筒部531を形成する。
一方、拡径部形成工程では、小径筒部531を拡径して、図4(a)に示すように縮径部24の上に縮径部24の上端よりも大径の大径部251を形成する。この大径部251を形成した後に再度縮径することにより、上方に向かうにしたがって徐々に縮径する小径部252形成するとともに、その小径部252の上端に連続する円筒状のカール筒部541を形成する。
[ねじ部形成工程及びカール部形成工程]
最後に、図4(b)に示すように筒状缶54の口部542にねじ部254を形成するとともに、円筒状のカール筒部541に対してカーリング加工を施して、図4(c)に示すようにカール部253を形成し、缶体101を製造する。
なお、図示は省略するが、缶体101の内部には、飲料等の内容物が充填され、口部25にキャップが巻き締められ(螺着され)、内部が密閉された缶が製造される。
(第2実施形態)
図6及び7は、本発明の第2実施形態の缶体102の缶底部81付近を示す断面図であり、それぞれ図2及び図3同様の拡大断面図である。以下、第2実施形態において、第1実施形態との共通部分には同一符号を付して説明を簡略化する。
図1及び図2に示した第1実施形態の缶体101においては、環状凸部11と環状凹部12との間を缶軸O方向内方に向けて立設された外周立壁部15と、缶軸O方向内方に向けて漸次縮径する縮径壁部16と、を介して接続したが、図6及び図7に示す第2実施形態の缶体102のように、環状凸部11と環状凹部12との間に、環状凸部11(内周凸壁部112)の径方向の最内位置よりも径方向外側に窪んだ環状溝部31を形成することができる。
図6及び図7に示すように、缶体102の環状凸部11と環状凹部12との間に、内周凸壁部112の上端に連続して缶軸O方向内方に向けて漸次縮径する拡径壁部32と、拡径壁部32の上端に連続して缶軸O方向内方に向けて漸次縮径する縮径壁部33と、が設けられており、これら拡径壁部32と縮径壁部33との接続部分に、環状凸部11の内周凸壁部112の径方向の最内位置よりも径方向外側に窪んだ環状溝部31が形成されている。この環状溝部31の深さ、すなわち、内周凸壁部112の径方向の最内位置から環状溝部31の径方向の最外位置までの径方向の深さwは、0.1mm以上0.5mm以下とすることが好ましい。このように、環状溝部31を形成することで、内周凸壁部112と外周凹壁部123との間の間隔部分の剛性を高めることができ、缶の耐圧強度をさらに高めることができる。なお、縮径壁部33は径方向外側に窪んだ凹曲面状に形成されており、縮径壁部33の上端と外周凹壁部123の下端とが互いに滑らかに連なって接続されている。
このように構成される第2実施形態の缶体102は、例えば、筒状缶形成工程、印刷塗装工程、縮径部形成工程、拡径部形成工程、底部再成形工程、ねじ部形成工程及びカール部形成工程、をこの順で行うことにより製造される。なお、筒状缶形成工程と底部再成形工程を除く部分は、第1実施形態の缶体101の製造方法と同様であるから、説明を省略する。
[筒状缶形成工程]
筒状缶形成工程では、第1実施形態と同様に、アルミニウム合金の板材から、図8に実線で示す底部形状を有する筒状缶55を成形する。筒状缶55の底部552には、外周壁部14、環状凸部11、環状凹部12、パネル部13が成形されるとともに、環状凹部12とパネル部13との間を接続する内周立壁部18及びコーナー凸部19が成形される。また、環状凸部11と環状凹部12との間には接続壁部34が成形される。接続壁部34は、環状凸部11の内周凸壁部112と接続される下端部の外面が缶軸Oに沿った垂直面状をなし、環状凹部12の外周凹壁部123と接続される上端部の外面が缶軸O方向上方(内方)に向けて漸次縮径する凹曲面状をなしている。この接続壁部34に、後の底部再成形工程において拡径壁部32と縮径壁部33とを成形することにより、環状溝部31が形成される。
次に、第1実施形態と同様に、印刷塗装工程、縮径部形成工程、拡径部形成工程を順に行った後、底部再成形工程を行う。
[底部再成形工程]
底部再成形工程では、図8に示すように、筒状缶55の底部552の接続壁部34を再成形することにより拡径壁部32と縮径壁部33とを形成し、図6及び図7に示すように、これら拡径壁部32と縮径壁部33との接続部分に環状溝部31を形成する。
まず、筒状缶55が動くごとがないように缶軸O方向及び径方向に向けて支持(拘束)する。そして、この支持状態で、図8に矢印Aで示されるように、成形ローラ71を接続壁部34に向けて径方向外側に移動させて接続壁部34に当接させるとともに、この接続壁部34上を周方向に転動させる。このようにして、成形ローラ71により接続壁部34を径方向外側に押圧し、拡径壁部32及び縮径壁部33を周方向に沿って順に成形し、周方向の全周にわたって延びる環状溝部31を形成する。これにより、筒状缶55は、図6及び図7の缶体102となる缶底部81と同様の底部形状に形成される。
なお、底部再成形工程は、成形ローラ71を用いる加工方法に限定されるものではなく、他の加工方法を用いて接続壁部34を再成形し、拡径壁部32、縮径壁部33、環状溝部31を形成することもできる。図示は省略するが、例えば、複数のポンチ爪の先端を接続壁部34に当接させ、これらのポンチ爪の先端を径方向外側に移動して接続壁部34を押圧することにより、再成形することもできる。
最後に、ねじ部形成工程及びカール部形成工程を行うことにより、缶体102を製造する。
なお、本発明は上記実施形態の構成のものに限定されるものではなく、細部構成においては、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、前述の実施形態では、缶体101は、開口端部21にキャップが螺着されるボトル形状の缶体に適用したが、これに限定されるものではない。本発明の缶体は、開口端部に缶蓋が巻締められる2ピース缶(缶体)に適用してもよい。
10 缶底部
11 環状凸部
12 環状凹部
13 パネル部
14 外周壁部
15 外周立壁部
16 縮径壁部
18 内周立壁部
19 コーナー凸部
20 缶胴部
21 開口端部
22 円筒部
23 肩部
24 縮径部
25 口部
31 環状溝部
32 拡径壁部
33 縮径壁部
34 接続壁部
51 カップ
52,53,54,55 筒状缶
61 パンチ
62 ダイ
71 成形ローラ
81 缶底部
101,102 缶体
111 接地部
112 内周凸壁部
113 外周凸壁部
121 天井部
122 内周凹壁部
123 外周凹壁部
251 大径部
252 小径部
253 カール部
254 ねじ部
511,521 周壁部
512,522,552 底部
523 開口端部
531 小径筒部
541 カール筒部
542 口部

Claims (4)

  1. 缶底部に、缶軸方向外方に突出する環状凸部と、前記環状凸部の径方向内側で缶軸方向内方に突出する環状凹部と、前記環状凹部の径方向内側で該環状凹部に囲まれた平坦なパネル部と、を有し、
    前記環状凸部が、前記缶底部の缶軸方向の最外位置に形成された接地部から径方向内側に突出する内周凸壁部と、径方向外側に突出する外周凸壁部と、を有し、
    前記環状凹部が、前記缶底部の缶軸方向の最内位置に形成された天井部から径方向内側に窪んだ内周凹壁部と、径方向外側に窪んだ外周凹壁部と、を有しており、
    前記内周凹壁部に連続して缶軸方向外方に立設する内周立壁部を有し、
    前記内周立壁部と前記パネル部との間を接続して径方向外側に突出するコーナー凸部を有し、
    前記接地部の直径をD1、前記パネル部の外周縁の直径をD3とし、
    前記接地部から前記天井部までの缶軸方向の垂直距離をH2、前記接地部から前記パネル部の外周縁までの缶軸方向の垂直距離をH3とし、
    前記内周凹壁部の曲率半径をr1、前記外周凹壁部の曲率半径をr2としたときに、
    前記直径D1と前記直径D3との比率(D3/D1)が0.6以上0.85以下であり、
    前記距離H2と前記距離H3との比率(H3/H2)が0.4以上0.9以下であり、
    前記曲率半径r1と前記曲率半径r2との関係がr1<r2であり、
    前記外周凹壁部と前記内周凸壁部との間に、前記外周凹壁部に向かうにしたがって缶軸方向内方に向けて漸次縮径し、前記外周凹壁部の下端に接続された縮径壁部が設けられ、
    前記内周立壁部は、前記内周凹壁部から缶軸方向外方に向けて漸次縮径する傾斜面状に形成されており、
    前記内周立壁部と缶軸とのなす角度αが3°以上15°以下であることを特徴とする缶体。
  2. 前記直径D3が22.0mm以上28.5mmであり、記距離H2が4.0mm以上8.5mm以下であることを特徴とする請求項1に記載の缶体。
  3. 前記内周凸壁部と前記外周凹壁部との間に、前記内周凸壁部に連続して缶軸方向内方に立設し、前記縮径壁部の下端に接続した外周立壁部を有し、
    前記外周立壁部と缶軸とのなす角度βが3°以上20°以下であることを特徴とする請請求項1又は2に記載の缶体。
  4. 前記内周凸壁部と前記外周凹壁部との間に、前記縮径壁部の下端に接続し、前記内周凸壁部の径方向の最内位置よりも径方向外側に窪んだ環状溝部を有し、
    前記内周凸壁部の径方向の最内位置から前記環状溝部の径方向の最外位置までの径方向の深さwが0.1mm以上0.5mm以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載の缶体。
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