JP7376877B2 - 絶縁被覆導線 - Google Patents

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Description

本開示は、絶縁被覆導線に関する。
近年、真空かつ高温下で機器を使用する機会が増加している。例えば、ホールスラスタなどの静電加速型推進機は、プラズマ中のイオンを電気的に排出することで推力を得る。静電加速型推進機について、酸化剤や推進剤の燃焼を利用する化学推進機と比べて、小型化が容易であり、高い推進効率と高い比推力が得られる。そのため、静電加速型推進機は、宇宙空間での宇宙機の軌道制御や姿勢制御に適した推進機への適用が検討されている。
このようなホールスラスタなどの宇宙機の推進機(以下、宇宙機搭載用推進機ともいう)に搭載される磁界発生コイルには、絶縁被覆導線が用いられる。宇宙機搭載用推進機の磁界発生コイルに用いられる絶縁被覆導線には、導線の外周にセラミックス絶縁層や樹脂絶縁層を備える一般的な絶縁被覆導線の適用が考えられる。
しかしながら、宇宙空間において、宇宙機搭載用推進機は、樹脂絶縁層の融解温度以上または熱分解温度以上の高温になる可能性がある。この場合、樹脂絶縁層は、炭化物に変性することで、絶縁被覆導線から剥がれたり、分解されたりする。また、宇宙空間において、宇宙機搭載用推進機は、極低温から高温までの大きな温度差を伴う温度変化を繰り返す。このような温度変化によって、セラミックス絶縁層の割れや、絶縁被覆導線からのセラミックス絶縁層の剥がれが生じる。このように、樹脂絶縁層の剥がれおよびセラミックス絶縁層の割れが生じると、これら欠陥部分を起点とする絶縁破壊が起きる。
例えば、特許文献1には、内部導体の外周にセラミックス繊維の編組体からなる絶縁被覆層を形成し、絶縁被覆層の外周に導電性細線からなる外部導体を形成してなる被覆導体が記載されている。特許文献1の被覆導体には、有機材料が含まれない。
特開平5-282924号公報
ここで、特許文献1の被覆導体を宇宙空間で想定される環境下、すなわち真空かつ高温下に曝されても、被覆導体は上記のような樹脂絶縁層の炭化を回避できると考えられる。また、特許文献1の被覆導体において、絶縁被覆層の外周に形成される外部導体は、外部からの電気的干渉に対してシールド効果を有する。仮に特許文献1の被覆導体を宇宙機搭載用推進機の磁界発生コイル用絶縁被覆導線に用いる場合、この被覆導体では、誘導電流が流れて、磁場を発生することができない。このように、特許文献1の被覆導体を磁界発生コイル用絶縁被覆導線に適用することは困難である。
また、上記の欠陥部分を起点とする絶縁破壊を抑制するために、従来の一般的な絶縁被覆導線に対して遮熱シールドを設けることも考えられる。しかしながら、絶縁被覆導線が遮熱シールドを備えると、絶縁被覆導線のサイズが大きくなる。その結果、例えば、宇宙機搭載用推進機の小型化が困難になる。また、従来の絶縁被覆導線では、樹脂絶縁層の耐熱性の観点から、磁場を発生するために通電する電圧を増加することは難しい。
本開示の目的は、磁界発生コイルに用いられ、真空かつ高温下で優れた絶縁特性を有し、簡便に製造でき、小型化および高出力化を図ることができる、絶縁被覆導線を提供することである。
[1] 導線と、前記導線の外周に対して接着せずに被覆し、複数の第1セラミックス素線から構成される複数の第1セラミックス繊維を互いに密着かつ接着せずに前記導線の延伸方向に対して横巻きしてなる非接着横巻絶縁部と、前記非接着横巻絶縁部の外周に対して接着せずに被覆し、複数の第2セラミックス素線から構成される複数の第2セラミックス繊維を互いに密着かつ接着せずに編組してなる非接着編組絶縁部とを備える、絶縁被覆導線。
[2] 前記導線の電気抵抗率は、100Paの圧力下において25℃で1×10-5Ωcm以下であり、かつ、100Paの圧力下において前記導線の融解温度または熱分解温度から100℃低い温度で1×10-5Ωcm以下である、上記[1]に記載の絶縁被覆導線。
[3] 前記非接着横巻絶縁部と前記非接着編組絶縁部との合成電気抵抗率は、25℃で1×10Ωcm以上である、上記[1]または[2]に記載の絶縁被覆導線。
[4] 100Pa以下の真空中における交流絶縁破壊電圧が400V以上である、上記[1]~[3]のいずれか1つに記載の絶縁被覆導線。
[5] 前記非接着横巻絶縁部および前記非接着編組絶縁部は、400℃以上で熱分解されない、上記[1]~[4]のいずれか1つに記載の絶縁被覆導線。
本開示によれば、磁界発生コイルに用いられ、真空かつ高温下で優れた絶縁特性を有し、簡便に製造でき、小型化および高出力化を図ることができる、絶縁被覆導線を提供することができる。
図1は、実施形態の絶縁被覆導線の一例を示す斜視図である。 図2は、図1の領域aの拡大図である。 図3は、図1の領域bの拡大図である。 図4は、実施形態の絶縁被覆導線の一例を示す縦断面図である。 図5は、実施形態の絶縁被覆導線の使用例の一例を示す概略図である。
以下、実施形態に基づき詳細に説明する。
本発明者らは、鋭意研究を重ねた結果、導線の外周を覆う2種類の絶縁部の編み構造、これら絶縁部の非接着での被覆状態、ならびに有機材料の不使用に着目して、磁界発生コイルに用いられる絶縁被覆導線について、真空かつ高温下で優れた絶縁特性を有し、製造の簡便化、小型化および高出力化の向上を図った。
実施形態の絶縁被覆導線1は、導線10と、導線10の外周10aに対して接着せずに被覆し、複数の第1セラミックス素線22から構成される複数の第1セラミックス繊維21を互いに密着かつ接着剤などで接着せずに導線10の延伸方向に対して横巻きしてなる非接着横巻絶縁部20と、非接着横巻絶縁部20の外周20aに対して接着剤などで接着せずに被覆し、複数の第2セラミックス素線32から構成される複数の第2セラミックス繊維31を互いに密着かつ接着せずに編組してなる非接着編組絶縁部30とを備える。
図1は、実施形態の絶縁被覆導線の一例を示す斜視図である。図2は、図1の領域aの拡大図である。図3は、図1の領域bの拡大図である。図4は、絶縁被覆導線の一例を示す縦断面図である。なお、図1および4では、便宜上、非接着横巻絶縁部20および非接着編組絶縁部30を皮剥ぎして露出した絶縁被覆導線1の端部を示す。
図1~4に示すように、実施形態の絶縁被覆導線1は、導線10と非接着横巻絶縁部20と非接着編組絶縁部30とを備える。
絶縁被覆導線1を構成する導線10は、絶縁被覆導線1の中心軸に沿って延びる。導線10は、少なくとも1つ以上の素線から構成される。例えば、導線10は、図1に示すように1本の素線からなるもの、複数の素線を撚り合わせた撚線、複数の素線を撚らずに束ねた束線などが挙げられる。導線10は、圧縮されていてもよい。絶縁被覆導線1の長手方向に垂直な横断面における、導線10の断面形状は、円形でもよいし、平型でもよい。導線10は、絶縁被覆導線1の内部導線である。
絶縁被覆導線1について、真空かつ高温下で優れた絶縁特性を有し、省スペースおよび省電力で高出力化を図る観点から、導線10を構成する材料は、低電気抵抗率および高融解温度または高昇華温度の金属材料であることが好ましく、銅および黄銅のような銅合金を含む銅系材料、アルミニウムおよびアルミニウム合金を含むアルミニウム系材料、モリブデンおよびモリブデン合金を含むモリブデン系材料、タングステンおよびタングステン合金を含むタングステン系材料、カーボンナノチューブであることが好ましい。
導線10の電気抵抗率は、100Paの圧力下において25℃で1×10-5Ωcm以下であり、かつ、100Paの圧力下において導線10の融解温度または熱分解温度から100℃低い温度で1×10-5Ωcm以下であることが好ましい。導線10の電気抵抗率が上記範囲内であると、絶縁被覆導線1は、真空かつ高温下で優れた絶縁特性を有すると共に、省スペースおよび省電力で高出力化を図ることができる。
導線10の線径は、下限値が、好ましくは0.25mm以上、より好ましくは0.60mm以上であり、上限値は、好ましくは1.00mm以下、より好ましくは0.90mm以下である。導線10の線径が上記範囲内であると、絶縁被覆導線1は小型化できる。そのため、小型化を図る宇宙機の推進機に搭載される磁界発生コイルに絶縁被覆導線1を好適に用いることができる。
絶縁被覆導線1を構成する非接着横巻絶縁部20は、導線10の外周10aを被覆する。非接着横巻絶縁部20は、導線10の外周10aに対して接着しない。非接着横巻絶縁部20は、筒状であり、絶縁被覆導線1の長手方向に沿って、導線10の外周10aを覆う。導線10の外周10aと非接着横巻絶縁部20の内周20bとの間には、空間S1が存在する。
非接着横巻絶縁部20は、複数の第1セラミックス繊維21を互いに密着かつ接着せずに導線10の延伸方向に対して横巻きしてなる。複数の第1セラミックス繊維21は、それぞれ、複数の第1セラミックス素線22から構成される。非接着横巻絶縁部20において、複数の第1セラミックス繊維21の間には、空隙G1が存在する。
非接着横巻絶縁部20は外側から非接着編組絶縁部30で被覆されるため、導線10と非接着横巻絶縁部20との接着、および複数の第1セラミックス繊維21同士の接着が不要である。
上記のように、導線10の外周10aと非接着横巻絶縁部20の内周20bとの間には、空間S1が存在し、非接着横巻絶縁部20は、導線10の外周10aに対して接着しない。接着剤を介して導線10の外周10aと接着する横巻絶縁部に比べて、絶縁被覆導線1の非接着横巻絶縁部20は、導線10の熱膨張と非接着横巻絶縁部20の熱膨張と接着剤の熱膨張との差に起因する、宇宙空間のような大きな温度差を伴う温度変化による非接着横巻絶縁部20の割れを抑制できる。そのため、絶縁被覆導線1は、真空かつ高温下で優れた絶縁特性を有する。
一方で、絶縁被覆導線1を地上のような空気中で用いると、空間S1が導線10と非接着横巻絶縁部20との間に存在することから、従来の一般的な絶縁被覆導線に比べて、絶縁被覆導線1の絶縁特性は低い。そのため、絶縁被覆導線1を空気中で使用する場合、絶縁被覆導線1の絶縁耐圧には制約が発生する。絶縁被覆導線1について、宇宙空間のような真空中では、導線10と非接着横巻絶縁部20との間の空間S1は、絶縁性を発現するため、気体状の絶縁部として機能する。
また、複数の第1セラミックス繊維21の間には、空隙G1が存在し、複数の第1セラミックス繊維21は、互いに密着かつ接着しない。複数の第1セラミックス繊維21同士が接着剤を介して接着する横巻絶縁部に比べて、絶縁被覆導線1の非接着横巻絶縁部20は、第1セラミックス繊維21の熱膨張と接着剤の熱膨張との差に起因する、大きな温度差を伴う温度変化による非接着横巻絶縁部20の割れを抑制できる。そのため、絶縁被覆導線1は、真空かつ高温下で優れた絶縁特性を有する。
一方で、絶縁被覆導線1を空気中で用いると、空隙G1が複数の第1セラミックス繊維21の間に存在することから、従来の一般的な絶縁被覆導線に比べて、絶縁被覆導線1の絶縁特性は低い。そのため、絶縁被覆導線1を空気中で使用する場合、絶縁被覆導線1の絶縁耐圧には制約が発生する。絶縁被覆導線1について、宇宙空間のような真空中では、複数の第1セラミックス繊維21の間の空隙G1は、絶縁性を発現するため、気体状の絶縁部として機能する。
絶縁被覆導線1について、真空かつ高温下で優れた絶縁特性を有し、省スペースおよび省電力で高出力化を図る観点から、非接着横巻絶縁部20を構成する材料、すなわち第1セラミックス素線22は、高電気抵抗率および高融解温度または高昇華温度のセラミックス材料であることが好ましい。セラミックス材料は、二酸化シリコン、三酸化二アルミニウム、三酸化二ボロン、酸化カルシウム、および酸化マグネシウムの組み合わせであることがより好ましく、微量の金属酸化物を含んでもよい。非接着横巻絶縁部20を構成する複数の第1セラミックス素線22について、同じ種類のセラミックス材料でもよいし、異なる種類のセラミックス材料でもよい。また、昇華するセラミックス材料としては、炭化ケイ素(SiC)セラミックスなどが考えられる。
非接着横巻絶縁部20の電気抵抗率は、25℃で1×10Ωcm以上であることが好ましい。非接着横巻絶縁部20の電気抵抗率が上記範囲内であると、絶縁被覆導線1は、真空かつ高温下で優れた絶縁特性を有すると共に、省スペースおよび省電力で高出力化を図ることができる。
非接着横巻絶縁部20は、好ましくは400℃以上、より好ましくは600℃以上で、長時間、例えば1時間保持しても熱分解されない。非接着横巻絶縁部20が上記温度範囲内で熱分解されないことから、絶縁被覆導線1が高温化しても、非接着横巻絶縁部20による絶縁状態を維持できる。そのため、絶縁被覆導線1は、真空かつ高温下で優れた絶縁特性を有すると共に、省スペースおよび省電力で高出力化を図ることができる。
筒状の非接着横巻絶縁部20の厚さは、下限値が、好ましくは10μm以上、より好ましくは25μm以上であり、上限値は、好ましくは100μm以下、より好ましくは50μm以下である。非接着横巻絶縁部20の厚さが上記範囲内であると、絶縁被覆導線1は、真空かつ高温下で優れた絶縁特性を有すると共に、省スペースおよび省電力で高出力化を図ることができる。
非接着横巻絶縁部20は、接着剤を使用せずに、複数の第1セラミックス繊維21を導線10の外周10aに横巻きすることによって形成される。そのため、非接着横巻絶縁部20を簡便に製造できる。非接着横巻絶縁部20の層数が少ないほど、非接着横巻絶縁部20を簡便に製造でき、非接着横巻絶縁部20の層数が1層であると、非接着横巻絶縁部20を最も簡便に製造できる。
絶縁被覆導線1を構成する非接着編組絶縁部30は、非接着横巻絶縁部20の外周20aを被覆する。非接着編組絶縁部30は、非接着横巻絶縁部20の外周20aに対して接着しない。非接着編組絶縁部30は、筒状であり、絶縁被覆導線1の長手方向に沿って、非接着横巻絶縁部20の外周20aを覆う。非接着横巻絶縁部20の外周20aと非接着編組絶縁部30の内周30bとの間には、空間S2が存在する。
非接着編組絶縁部30は、複数の第2セラミックス繊維31を互いに密着かつ接着せずに導線10の延伸方向に対して編組してなる。複数の第2セラミックス繊維31は、それぞれ、複数の第2セラミックス素線32から構成される。非接着編組絶縁部30において、複数の第2セラミックス繊維31の間には、空隙G2が存在する。
非接着編組絶縁部30は複数の第2セラミックス繊維31の編組によって形成される。横巻きなどの編み構造を有する絶縁部に比べて、編組構造を有する非接着編組絶縁部30の巻き崩れは抑制できる。そのため、非接着横巻絶縁部20と非接着編組絶縁部30との接着、および複数の第2セラミックス繊維31同士の接着が不要である。
上記のように、非接着横巻絶縁部20の外周20aと非接着編組絶縁部30の内周30bとの間には、空間S2が存在し、非接着編組絶縁部30は、非接着横巻絶縁部20の外周20aに対して接着しない。接着剤を介して非接着横巻絶縁部20の外周20aと接着する編組絶縁部に比べて、絶縁被覆導線1の非接着編組絶縁部30は、非接着横巻絶縁部20の熱膨張と非接着編組絶縁部30の熱膨張と接着剤の熱膨張との差に起因する、宇宙空間のような大きな温度差を伴う温度変化による非接着編組絶縁部30の割れを抑制できる。そのため、絶縁被覆導線1は、真空かつ高温下で優れた絶縁特性を有する。
さらに、非接着編組絶縁部30は複数の第2セラミックス繊維31の編組によって形成される編組構造体である。編組構造体である非接着編組絶縁部30は、径方向の伸縮性が良好である。そのため、非接着編組絶縁部30の熱膨張および熱収縮に起因する、大きな温度差を伴う温度変化による非接着編組絶縁部30の割れを抑制できる。
一方で、絶縁被覆導線1を地上のような空気中で用いると、空間S2が非接着横巻絶縁部20と非接着編組絶縁部30との間に存在することから、従来の一般的な絶縁被覆導線に比べて、絶縁被覆導線1の絶縁特性は低い。そのため、絶縁被覆導線1を空気中で使用する場合、絶縁被覆導線1の絶縁耐圧には制約が発生する。絶縁被覆導線1について、宇宙空間のような真空中では、非接着横巻絶縁部20と非接着編組絶縁部30との間の空間S2は、絶縁性を発現するため、気体状の絶縁部として機能する。
また、複数の第2セラミックス繊維31の間には、空隙G2が存在し、複数の第2セラミックス繊維31は、互いに密着かつ接着しない。複数の第2セラミックス繊維31同士が接着剤を介して接着する編組絶縁部に比べて、絶縁被覆導線1の非接着編組絶縁部30は、第2セラミックス繊維31の熱膨張と接着剤の熱膨張との差に起因する、大きな温度差を伴う温度変化による非接着編組絶縁部30の割れを抑制できる。そのため、絶縁被覆導線1は、真空かつ高温下で優れた絶縁特性を有する。
一方で、絶縁被覆導線1を空気中で用いると、空隙G2が複数の第2セラミックス繊維31の間に存在することから、従来の一般的な絶縁被覆導線に比べて、絶縁被覆導線1の絶縁特性は低い。そのため、絶縁被覆導線1を空気中で使用する場合、絶縁被覆導線1の絶縁耐圧には制約が発生する。絶縁被覆導線1について、宇宙空間のような真空中では、複数の第2セラミックス繊維31の間の空隙G2は、絶縁性を発現するため、気体状の絶縁部として機能する。
絶縁被覆導線1について、真空かつ高温下で優れた絶縁特性を有し、省スペースおよび省電力で高出力化を図る観点から、非接着編組絶縁部30を構成する材料、すなわち第2セラミックス素線32は、高電気抵抗率および高融解温度または高昇華温度のセラミックス材料であることが好ましい。セラミックス材料は、二酸化シリコン、三酸化二アルミニウム、三酸化二ボロン、酸化カルシウム、および酸化マグネシウムの組み合わせであることがより好ましく、微量の金属酸化物を含んでもよい。非接着横巻絶縁部30を構成する複数の第2セラミックス素線32について、同じ種類のセラミックス材料でもよいし、異なる種類のセラミックス材料でもよい。
非接着編組絶縁部30の電気抵抗率は、25℃で1×10Ωcm以上であることが好ましい。非接着編組絶縁部30の電気抵抗率が上記範囲内であると、絶縁被覆導線1は、真空かつ高温下で優れた絶縁特性を有すると共に、省スペースおよび省電力で高出力化を図ることができる。
非接着編組絶縁部30は、好ましくは400℃以上、より好ましくは600℃以上で、長時間、例えば1時間保持しても熱分解されない。非接着編組絶縁部30が上記温度範囲内で熱分解されないことから、絶縁被覆導線1が高温化しても、非接着編組絶縁部30による絶縁状態を維持できる。そのため、絶縁被覆導線1は、真空かつ高温下で優れた絶縁特性を有すると共に、省スペースおよび省電力で高出力化を図ることができる。
筒状の非接着編組絶縁部30の厚さは、下限値が、好ましくは25μm以上、より好ましくは50μm以上であり、上限値は、好ましくは200μm以下、より好ましくは100μm以下である。非接着編組絶縁部30の厚さが上記範囲内であると、絶縁被覆導線1は、真空かつ高温下で優れた絶縁特性を有すると共に、省スペースおよび省電力で高出力化を図ることができる。
非接着編組絶縁部30は、接着剤を使用せずに、複数の第2セラミックス繊維31を非接着横巻絶縁部20の外周20aに編組することによって形成される。そのため、非接着編組絶縁部30を簡便に製造できる。
また、非接着横巻絶縁部20と非接着編組絶縁部30との合成電気抵抗率は、25℃で1×10Ωcm以上であることが好ましい。上記の合成電気抵抗率が上記範囲内であると、絶縁被覆導線1は、真空かつ高温下で優れた絶縁特性を有すると共に、省スペースおよび省電力で高出力化を図ることができる。
上記のように、絶縁被覆導線1では、接着剤を使用せずに複数の第1セラミックス繊維21の横巻きによって、非接着横巻絶縁部20を形成し、接着剤を使用せずに複数の第2セラミックス繊維31の編組によって、非接着編組絶縁部30を形成する。こうして、絶縁被覆導線1を製造できる。
仮に導線10の外周10aを覆う非接着横巻絶縁部20が編組絶縁部である場合、当該編組絶縁部および非接着編組絶縁部30をそれぞれ編組する必要がある。そのため、実施形態の絶縁被覆導線1に比べて、製造プロセスが煩雑になる。一方で、実施形態の絶縁被覆導線1では、簡便なプロセスである横巻きによって非接着横巻絶縁部20を形成した後、接着剤の不要な編組によって非接着編組絶縁部30を形成する。そのため、絶縁被覆導線1を簡便に製造できる。
上記のように絶縁被覆導線1は磁界発生コイルに用いられるため、非接着編組絶縁部30の外周30aには、金属材料からなる遮蔽部は設けられない。そのため、絶縁被覆導線1の小型化を図ることができる。
絶縁被覆導線1は、樹脂やゴムなどの有機材料を具備しない。すなわち、非接着横巻絶縁部20の外周20aや内周20b、非接着編組絶縁部30の外周30aや内周30bには、有機材料は形成されない。また、非接着横巻絶縁部20および非接着編組絶縁部30は有機材料で含浸されない。絶縁被覆導線1が高温化しても、絶縁被覆導線1を構成する各部材は分解されず、割れや剥がれなどの欠陥は発生しない。そのため、絶縁被覆導線1は、真空かつ高温下で優れた絶縁特性を有すると共に、省スペースおよび省電力で高出力化を図ることができる。
また、絶縁被覆導線1の100Pa以下の真空中における交流絶縁破壊電圧が400V以上であることが好ましい。絶縁被覆導線1の上記絶縁破壊強さが上記範囲内であると、真空かつ高温下で優れた絶縁特性を有するため、高出力の磁界発生コイルにも適用できる。絶縁被覆導線1の上記交流絶縁破壊電圧は、JIS C 3216-5(2011)に準拠して測定する。
絶縁被覆導線1は、真空かつ高温下で優れた絶縁特性を有し、簡便に製造でき、小型化および高出力化が求められている、磁界発生コイルに用いられることが好ましい。このような磁界発生コイルとして、宇宙機の推進機に搭載される磁界発生コイルであることが好ましく、その中でも、省スペースおよび省電力で高出力化が要求される、ホールスラスタ、MPDスラスタのような大きな磁場を必要とする推進機に搭載される磁界発生コイルに好適に用いられる。
次に、実施形態の絶縁被覆導線1の使用例について説明する。
図5は、実施形態の絶縁被覆導線1の使用例の一例を示す概略図である。図5に示すように、絶縁被覆導線1は、宇宙機の推進機であるホールスラスタ40に搭載される外部コイル58の絶縁被覆導線および内部コイル59の絶縁被覆導線に用いることができる。
ホールスラスタ40は、推進ガスのプラズマを発生し、電場によってプラズマ中のイオンを排出することで推力を得る宇宙機の推進機である。ホールスラスタ40は、環状チャネル41と、陽極44と、陰極45と、推進ガスの供給路46と、磁気回路47と、カバー51とを備えている。
環状チャネル41は、軸Zを中心とする同心の内周壁42および外周壁43によって画成される、推進ガスおよびそのプラズマの流路である。内周壁42および外周壁43は、軸Zを中心とする筒状の構造を含み、軸Zに沿って延在している。
軸Zに沿った環状チャネル41の長さは、イオンのサイクロトロン半径よりも短く、かつ、電子のサイクロトロン半径よりも長い。また、軸Zに沿った環状チャネル41の長さは、径方向における環状チャネル41の幅よりも十分に長い。また、環状チャネル41を画成する内周壁42および外周壁43は、窒化ホウ素などのセラミックスによって形成される。
内周壁42および外周壁43は、ホールスラスタ40の前方(環状チャネル41の上流側)で接続し、環状チャネル41を封じる閉鎖端41aを形成する。また、内周壁42および外周壁43は、ホールスラスタ40の後方(環状チャネル41の下流側)で環状チャネル41の開口端41bを形成する。開口端41bは、推進ガスおよびそのプラズマの排出口として機能する。
陽極44は、環状チャネル41の閉鎖端41aに配置される。陽極44は、環状チャネル41を介して、陰極45との間にイオンの加速電場を発生させる。環状チャネル41の閉鎖端41aを臨む陽極44の表面には、推進ガスの供給路46が開口している。
陰極45は、環状チャネル41に電子を供給し、環状チャネル41の開口端41bから排出されるプラズマを中和する。陰極45には、陰極回路54が接続される。
陽極44と陰極45との間には、加速回路55が直列に接続する。加速回路55は、環状チャネル41を介した陽極44と陰極45との間に、ホールスラスタの前方から後方に向かうイオンの加速電場を形成する。
推進ガスの供給路46は、環状チャネル41の閉鎖端41aに連通し、環状チャネル41内に推進ガスを供給する。推進ガスには、腐食性が少なく、電離しやすい、キセノンやクリプトンなどの希ガスが用いられる。
磁気回路47は、外部磁極48と、内部磁極49と、ヨーク50とを含む。外部磁極48、内部磁極49、およびヨーク50は、鉄などの強磁性を有する材料で形成される。
外部磁極48は、外周壁43よりも径方向外方に配置される。外部磁極48には、磁場を発生するための外部コイル58が設置される。磁界発生コイルである外部コイル58は、絶縁被覆導線1を備える。外部コイル58には、電源などを含む励磁回路56が接続され、外部コイル58による磁場が制御されている。
内部磁極49は、内周壁42よりも径方向内方に配置される。内部磁極49には、磁場を発生するための内部コイル59が設置される。磁界発生コイルである内部コイル59は、絶縁被覆導線1を備える。内部コイル59には、電源などを含む励磁回路57が接続され、内部コイル59による磁場が制御されている。
ヨーク50は、環状チャネル41の閉鎖端41a側に設けられ、外部磁極48と内部磁極49とに接触し、両者を磁気的に結合する。
外部磁極48および内部磁極49は、ホールスラスタ40の前方側で、ヨーク50を介して磁気的に結合している。一方、外部磁極48および内部磁極49は、環状チャネル41の開口端41b近傍で、環状チャネル41を介して互いに離間している。そのため、外部コイル58および内部コイル59によって磁場が発生すると、その磁場はヨーク50を介して結合する一方、ホールスラスタ40の後方側で環状チャネル41に漏洩する。漏洩した磁場は、軸Zを中心として軸対称かつ放射状に分布し、陰極45から放出された電子にサイクロトロン運動を生じさせる。
ホールスラスタ40は、その後方に磁気回路47のカバー51を備える。カバー51は、推進ガスのプラズマに曝される位置で、ホールスラスタ40の後方に向けて露出している。このようなカバー51は、環状チャネル41の開口端41b近傍に分布するプラズマから、外部磁極48および内部磁極49を保護する。カバー51は、耐熱性および導電性を有する。
カバー51は、環状部51aおよび円状部51bを含む。カバー51の環状部51aは、環状チャネル41の開口端41b側に位置する外部磁極48の端面48aを覆う。カバー51の環状部51aと外部磁極48の端面48aとの間には、絶縁部材52が設けられる。カバー51の円状部51bは、絶縁部材53を介して、環状チャネル41の開口端41b側に位置する内部磁極49の端面49aを覆う。カバー51は、電気的に浮遊している。
加速回路55の正極側は陽極44に接続し、加速回路55の負極側は陰極45の電子放出部材に接続している。加速回路55は、陽極44と陰極45との間に所定の加速電場を形成する。加速回路55は、励磁回路56や励磁回路57と電気的に接続されていない。
カバー51が電気的に浮遊しているため、プラズマが発生している間、カバー51の電位は、ホールスラスタ40のコモンや磁気回路47に対して負となる。一方、陰極45から放出された電子は、加速電場によって環状チャネル41内の陽極44に進行する最中にカバー51を横切る。カバー51の電位がホールスラスタ40のコモンや磁気回路47に対して負であるため、電子はカバー51に衝突しにくくなり、陽極44またはプラズマ中のイオンに達する確率が高まる。
このような構成を備えるホールスラスタ40の絶縁被覆導線1は、上記のように、磁界発生コイルである外部コイル58および内部コイル59に用いられる。ホールスラスタ40の絶縁被覆導線1は、真空かつ高温下で優れた絶縁特性を有すると共に、省スペースおよび省電力で高出力化を図ることができる。
以上説明した実施形態によれば、導線の外周を覆う2種類の絶縁部の編み構造、これら絶縁部の非接着での被覆状態、ならびに有機材料の不使用に着目することによって、磁界発生コイルに用いられ、真空かつ高温下で優れた絶縁特性を有し、簡便に製造でき、小型化および高出力化した、絶縁被覆導線を得ることができる。
以上、実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本開示の概念および特許請求の範囲に含まれるあらゆる態様を含み、本開示の範囲内で種々に改変することができる。
1 絶縁被覆導線
10 導線
10a 導線の外周
20 非接着横巻絶縁部
20a 非接着横巻絶縁部の外周
20b 非接着横巻絶縁部の内周
21 第1セラミックス繊維
22 第1セラミックス素線
30 非接着編組絶縁部
30a 非接着編組絶縁部の外周
30b 非接着編組絶縁部の内周
31 第2セラミックス繊維
32 第2セラミックス素線
40 ホールスラスタ
41 環状チャネル
41a 閉鎖端
41b 開口端
42 内周壁
43 外周壁
44 陽極
45 陰極
46 供給路
47 磁気回路
48 外部磁極
48a 端面
49 内部磁極
49a 端面
50 ヨーク
51 カバー
51a 環状部
51b 円状部
52、53 絶縁部材
54 陰極回路
55 加速回路
56 励磁回路
57 励磁回路
58 外部コイル
59 内部コイル
S1、S2 空間
G1、G2 空隙

Claims (5)

  1. 導線と、
    前記導線の外周に対して接着せずに被覆し、複数の第1セラミックス素線から構成される複数の第1セラミックス繊維を互いに密着かつ接着せずに前記導線の延伸方向に対して横巻きしてなる非接着横巻絶縁部と、
    前記非接着横巻絶縁部の外周に対して接着せずに被覆し、複数の第2セラミックス素線から構成される複数の第2セラミックス繊維を互いに密着かつ接着せずに編組してなる非接着編組絶縁部と
    を備え
    前記導線の外周と前記非接着横巻絶縁部の内周との間、および前記非接着横巻絶縁部の外周と前記非接着編組絶縁部の内周との間には、それぞれ空間が存在する、絶縁被覆導線。
  2. 前記導線の電気抵抗率は、100Paの圧力下において25℃で1×10-5Ωcm以下であり、かつ、100Paの圧力下において前記導線の融解温度または熱分解温度から100℃低い温度で1×10-5Ωcm以下である、請求項1に記載の絶縁被覆導線。
  3. 前記非接着横巻絶縁部と前記非接着編組絶縁部との合成電気抵抗率は、25℃で1×10Ωcm以上である、請求項1または2に記載の絶縁被覆導線。
  4. 100Pa以下の真空中における交流絶縁破壊電圧が400V以上である、請求項1~3のいずれか1項に記載の絶縁被覆導線。
  5. 前記非接着横巻絶縁部および前記非接着編組絶縁部は、400℃以上で熱分解されない、請求項1~4のいずれか1項に記載の絶縁被覆導線。

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