JP7375674B2 - 制御装置、内燃機関システムおよび診断方法 - Google Patents

制御装置、内燃機関システムおよび診断方法 Download PDF

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Description

本開示は、制御装置、内燃機関システムおよび診断方法に関する。
従来、排気系統に開度を変更可能なエキゾーストスロットルバルブやエキゾーストブレーキバルブを備えた内燃機関が知られている。
エキゾーストスロットルバルブは、その開度を小さくすることで、排気抵抗を上昇させ、内燃機関の負荷を上昇させ、燃料噴射量を増大させて、また、排気ガスの排出を困難とし、排気ガスを冷えに難くさせて、排気温度が上昇することに寄与する。
また、エキゾーストブレーキバルブは、その開度を小さくすることで、排気抵抗を上昇させ、内燃機関の回転抵抗を上昇させて、出力回転数の抑制に寄与する。
排気系統には、排気ガス中のPM(Particulate Matter。粒子状物質)を捕集することで、排気ガスを浄化するディーゼルパティキュレートフィルタ(Diesel Particulate Filter :DPF。フィルタ)が配置されている。
フィルタに捕集されたPMを燃焼除去することでフィルタを再生する方法が知られている。例えば、特許文献1には、フィルタ再生方法として、筒内ポスト噴射や排気管噴射によって、フィルタ上流に配置した酸化触媒に燃料を供給し、その発熱を利用して排気を昇温する方法が開示されている。
特開2013-142362号公報
ところで、フィルタ再生時、エキゾーストスロットルバルブまたはエキゾーストブレーキバルブ(以下、バルブ)を閉じて再生を行う場合がある。このとき、バルブが異常である場合、具体的には、バルブが煤の堆積により詰まっている場合、排気圧力が上がって、吸入空気量が減少し、筒内ポスト噴射や排気管噴射をすることができないため、フィルタの再生が未完了、つまりPMの燃焼除去が不完全なままの状態で排気の昇温制御が終了してしまうおそれがある。
本開示の目的は、バルブの異常を早期にかつ精度よく検出することが可能な制御装置、内燃機関システムおよび診断方法を提供することである。
上記の目的を達成するため、本開示における制御装置は、
開度が制御される弁装置および前記弁装置の下流に配置され排ガスに含まれる粒子状物質を補集するフィルタを有する排気系統と、気筒と、を備えた内燃機関システムの制御装置であって、
前記フィルタの再生が開始されてから所定の時間が経過した後であって、一定時間以内における前記内燃機関システムの状態を示すパラメータである前記気筒に噴射される燃料の燃料噴射量、および、前記気筒に吸入される吸入空気量を取得する取得部と、
取得された複数個の前記燃料噴射量および複数個の前記吸入空気量のそれぞれの平均値を算出する算出部と、
算出された前記燃料噴射量および前記吸入空気量のそれぞれの前記平均値、もしくは前記平均値に基づいて算出された空燃比の平均値、前記燃料噴射量の増加における許容値、および/または、前記吸入空気量の減少における許容値を表す所定の閾値を超えるか否かについて判定するとともに、前記燃料噴射量および前記吸入空気量のそれぞれの前記平均値もしくは前記空燃比の平均値が所定の閾値を超える場合の回数が所定の回数を超える場合、前記弁装置が異常であると判定する判定部と、
を備える。
本開示における内燃機関システムは、上記の制御装置を備える。
本開示における内燃機関システムの診断方法は、
開度が制御される弁装置および前記弁装置の下流に配置され排ガスに含まれる粒子状物質を補集するフィルタを有する排気系統と、気筒と、を備えた内燃機関システムの診断方法であって、
前記フィルタの再生が開始されてから所定の時間が経過した後であって、一定時間以内における前記内燃機関システムの状態を示すパラメータである前記気筒に噴射される燃料の燃料噴射量、および、前記気筒に吸入される吸入空気量を取得する取得ステップと、
前記取得ステップで取得された複数個の前記燃料噴射量および複数個の前記吸入空気量のそれぞれの平均値を算出する算出ステップと、
前記算出ステップで算出された前記燃料噴射量および前記吸入空気量のそれぞれの前記平均値、もしくは前記平均値に基づいて算出された空燃比の平均値、前記燃料噴射量の増加における許容値、および/または、前記吸入空気量の減少における許容値を表す所定の閾値を超えるか否かについて判定するとともに、前記燃料噴射量および前記吸入空気量のそれぞれの前記平均値もしくは前記空燃比の平均値が所定の閾値を超える場合の回数が所定の回数を超える場合、前記弁装置が異常であると判定する判定ステップと、
を備える。
本開示によれば、バルブの異常を早期にかつ精度よく検出することができる。
図1は、本開示の実施の形態に係る内燃機関システムを模式的に示す図である。 図2Aは、再生回数と燃料噴射量との関係を示す図である。 図2Bは、再生回数と吸気空気量との関係を示す図である。 図3は、本開示の実施の形態に係るECUの動作の一例を示すフローチャートである。
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本実施の形態に係る内燃機関システム1Aを模式的に示す図である。図1において、破線の矢印は、電気信号の流れを示している。
図1に示す内燃機関システム1Aは、内燃機関1、排気浄化装置2およびECU(Electric Control Unit)100を備えている。内燃機関1等は、例えば車両に搭載される。
内燃機関1は、例えばディーゼルエンジンである。内燃機関1は、4つの気筒3を備えている。各気筒3には、気筒3内への燃料の噴射を行う燃料噴射装置(インジェクタ)4が設けられている。各燃料噴射装置4の燃料噴射量、燃料噴射時期、および、燃料噴射圧力は、ECU100によって制御される。
ECU100は、内燃機関1の負荷および内燃機関1の回転数と燃料噴射量との関係を示す噴射量マップに基づいて燃料噴射量を算出する。なお、内燃機関1の回転数は、回転数検出センサ(不図示)により検出される。内燃機関1の負荷は、トルクセンサ(不図示)により検出されるか、燃料噴射量や回転数等に基づき演算により求められる。
また、内燃機関1には、気筒3内に供給される空気が流れる吸気管5が接続されている。吸気管5にはエアクリーナー6から取り込まれた空気が流れる。
吸入空気量センサ7は、吸気管5に流れる吸入空気量を検出する。吸入空気量センサ7は、検出した吸入空気量を示す信号をECU100へ出力する。
また、内燃機関1には、内燃機関1で生じた排ガスが流れる排気管8が接続されている。排気管8には、上流側から順に、エキゾーストブレーキバルブ11、排気浄化装置2、および、エキゾーストスロットルバルブ12が配置される。
エキゾーストブレーキバルブ11は、排気管8を開閉する。VSV(バキュームスイッチングバルブ)13は、ECU100によって制御され、バキュームタンク15の負圧を用いて、エキゾーストブレーキバルブ11を開閉動作させる。具体的には、運転席の排気ブレーキスイッチ(不図示)をオンにした場合、アクセルを離した時に、エキゾーストブレーキバルブ11が閉じることで、内燃機関1から排出された排気ガスの流れを遮断し、排気温度を上昇させる。図1に排ガスの流れをハッチングの矢印で示す。なお、エキゾーストブレーキバルブ11、および、後述するエキゾーストスロットルバルブ12を「バルブ」と総称する。バルブが本開示の「弁装置」に対応する。
内燃機関1の下流であってエキゾーストブレーキバルブ11の上流には、排気管8内の圧力を検出する排気圧力センサ16が配置されている。排気圧力センサ16は、検出した圧力を示す信号をECU100へ出力する。
エキゾーストスロットルバルブ12は、排気管8を開閉する。VSV17は、ECU100によって制御され、バキュームタンク18の負圧を用いて、エキゾーストスロットルバルブ12を開閉動作させる。手動でフィルタ再生を行う場合、具体的には、運転席のフィルタ再生スイッチ19をオンにした場合、エキゾーストスロットルバルブ12が閉じることで、内燃機関1から排出された排気ガスの流れを遮断し、排気温度を上昇させる。図1に排ガスの流れを矢印で示す。フィルタ再生表示灯26は、フィルタ再生スイッチ19がオンされた場合、点灯表示する。
排気浄化装置2の下流であってエキゾーストスロットルバルブ12の上流には、排気管8内の圧力を検出する排気圧力センサ21が配置されている。排気圧力センサ21は、検出した圧力を示す信号をECU100へ出力する。
排気浄化装置2は、DOC(Diesel Oxidation Catalyst。酸化触媒)31および、フィルタ32を有する。DOC31およびフィルタ32は、この順に排気管8に設けられている。
DOC31は、活性状態である場合、排ガスに含まれるHCおよびCOを酸化させ、非活性状態である場合、排ガスに含まれるHCを吸蔵する。
フィルタ32は、排ガスに含まれるPMを捕集する。捕集されたPMは、フィルタ32に堆積する。フィルタ32は、例えば、微孔径を有する多孔質セラミック等により形成される。
エキゾーストブレーキバルブ11の下流であってDOC31の上流には、排気管8内の温度を検出する排気温度センサ22が配置されている。排気温度センサ22は、検出した温度を示す信号をECU100へ出力する。
DOC31の下流であってフィルタ32の上流には、排気管8内の温度を検出する排気温度センサ23が配置されている。排気温度センサ23は、検出した温度を示す信号をECU100へ出力する。
エキゾーストスロットルバルブ12の下流には、排気音を低減するサイレンサー25が配置されている。
その他、ラムダセンサ(空気過剰率)24は、排気ガスに含まれる酸素濃度を検出し、検出した酸素濃度をECU100へ出力する。
ところで、フィルタ再生時、バルブ(エキゾーストブレーキバルブ11またはエキゾーストスロットルバルブ12)を閉じて再生を行う場合がある。このとき、バルブに煤が堆積し、詰まりが発生している場合、排気圧力が上がって、吸入空気量が減少し、筒内ポスト噴射や排気管噴射をすることができないため、フィルタの再生が未完了となるおそれがある。
図2Aは、燃料噴射量とフィルタ再生回数との関係を、図2Bは吸入空気量とフィルタ再生回数との関係を示す図である。図2Aおよび図2Bそれぞれの縦軸に1ストローク当たりの燃料噴射量および単位時間当たりの吸入空気量を示し、横軸にフィルタ再生回数を示す。
まず、従来の課題について説明する。バルブに煤が堆積した状態で、フィルタ再生を行う場合、図2Aおよび図2Bに示すように、再生回数に応じて燃料噴射量が増加するとともに、吸入空気量が減少し、ある再生回数に達した場合、燃料噴射量が不具合発生値に達し、また、吸入空気量が不具合発生値に達する。これにより、フィルタの再生が未完了に至るという問題があった。
本実施の形態においては、フィルタの再生時に内燃機関システム1Aの状態を示すパラメータを監視し、バルブの詰まりを予測する。具体的には、内燃機関システム1Aの状態を示すパラメータには、燃料噴射装置4の燃料噴射量、吸入空気量センサ7により検出される空気量、排気圧力センサ16,21により検出される圧力、排気温度センサ22、23により検出される温度、および、ラムダセンサ24により検出される酸素濃度などが含まれる。また、内燃機関システム1Aの状態を示すパラメータには、上記する燃料噴射量などの複数個のパラメータの一または二以上により算出される数値、例えば、燃料噴射量および空気量から算出される空燃比が含まれる。
ECU100は、ハードウェアとして、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を有する。ECU100は、CPUがROMから読み出したコンピュータプログラムをRAM上で実行することにより、取得部101、空燃比算出部102、判定部103、および、出力部104として機能する。なお、上記の噴射量マップは、ROMに記憶されてもよく、例えば、EPROM(Erasable ROM)や、EEPROM(Electrically Erasable ROM)に記憶されてもよい。
取得部101は、CPUは、フィルタ再生(具体的には、フィルタ再生スイッチ19がオン)である場合、かつ、エキゾーストスロットルバルブ12が閉じられている場合、かつ、車速が0(km/h)である場合、かつ、アクセルポジションセンサが0(%)である場合(APS=0%)、以下のパラメータを取得する。
取得部101は、バルブの開度の制御(フィルタ再生)が開始されてから所定の時間t1秒が経過した後のパラメータであって、一定時間t2秒以内のパラメータを取得する。
フィルタ再生が開始されてから所定の時間t1秒が経過した後のパラメータを取得する理由は、フィルタ再生の開始直後は、パラメータの数値が安定しないためである。また、一定時間t2秒以内のパラメータを取得する理由は、時間が異なることで同一条件におけるパラメータの数値にならずに、パラメータの数値が変動してしまうことを避けるためである。
なお、以下の説明においては、取得されるパラメータを、燃料噴射装置4の燃料噴射量、および、吸入空気量センサ7により検出される吸入空気量として説明する。
空燃比算出部102は、取得された燃料噴射量および吸入空気量それぞれの平均値を算出する。また、空燃比算出部102は、算出した燃料噴射量および吸入空気量それぞれの平均値により空燃比(平均値)を算出する。パラメータの平均値を算出する理由は、パラメータの数値は変動するので、例えば、パラメータの最大値である場合は安定した数値が得られないおそれがある一方で、パラメータの平均値である場合は比較的に安定した数値が得られるためである。
判定部103は、算出された空燃比(平均値)が所定の閾値を超えるか否かについて判定する。また、判定部103は、空燃比(平均値)が所定の閾値を超える場合の回数が所定の回数を超える場合、バルブが異常であると判定する。
出力部104は、判定部103の判定結果(バルブが異常であること)を、内燃機関1(または車両)の管理者や、使用者や、整備場(例えば、車両のディーラー)に通信回線を介して出力する。その結果、フィルタの再生の未完了が発生する前に対策を施すことが可能となる。具体的には、バルブのメンテナンスを行うことが可能となる。
バルブのメンテナンスを行うことで、バルブに煤が堆積した状態で、フィルタ再生が行われないため、図2Aおよび図2Bに示すように、本開示の発明導入後は、手動再生回数に応じて燃料噴射量が増加、吸入空気量が減少し、ある閾値に達すると警告を発し、燃料噴射量が不具合発生値、また、吸入空気量が不具合発生値に達する前に異常を知ることができる。これにより、突発的に、フィルタの再生が終了しないという事態の発生を防止することが可能となる。
次に、本実施の形態にかかるECU100の動作の一例について図3を参照して説明する。図3は、本実施の形態にかかるECU100の動作の一例を示すフローチャートである。本フローは、内燃機関1の始動に伴って開始される。なお、フィルタの再生時に内燃機関システム1Aの状態を示すパラメータは、上述するように、例えば、ECU100により算出される燃料噴射量や、吸入空気量センサ7により検出される吸入空気量であるが、以下の説明では、所定のセンサにより計測されるパラメータとして説明する。また、ECU100の動作は、取得部101、空燃比算出部102、判定部103および出力部104のそれぞれが機能することで行われるが、ここでは、CPUが行うものとして説明する。
まず、ステップS100において、CPUは、パラメータの初期値および閾値を設定する。
次に、ステップS110において、フィルタ再生である場合、かつ、エキゾーストスロットルバルブ12が閉じられている場合、かつ、車速が0(km/h)である場合、かつ、アクセルポジションセンサが0である場合(APS=0)、所定のセンサは、パラメータを計測する。
次に、ステップS120において、CPUは、t1秒待機する。
次に、ステップS130において、所定のセンサは、パラメータを計測する。
次に、ステップS140において、CPUは、所定のセンサがパラメータをt2秒計測できたかどうかを判定する。所定のセンサがパラメータをt2秒計測できた場合(ステップS140:YES)、処理はステップS150に遷移する。所定のセンサがパラメータをt2秒計測できなかった場合(ステップS140:NO)、処理はステップS110の前に戻る。ここで、所定のセンサがパラメータをt2秒計測できなかった場合とは、計測停止条件(フィルタ再生が解除された場合や、エキゾーストスロットルバルブ12が開かれた場合や、車速が0(km/h)より速い場合や、APSが0(%)より大きい場合)が成立した場合である。
ステップS150において、CPUは、パラメータの平均値を算出する。
次に、ステップS160において、CPUは、パラメータの平均値とパラメータの初期値との差を算出する。
次に、ステップS170において、CPUは、算出した差が閾値を超えるかどうかを判定する。差が閾値を超える場合(ステップS170:YES)、処理はステップS180に遷移する。差が閾値を超えない場合(ステップS170:NO)、処理はステップS110の前に戻る。
ステップS180において、CPUは、差が閾値を超える場合の回数kをカウントする。
次に、ステップS190において、CPUは、回数kが所定回数n(n=2以上の自然数)であるかどうかを判定する。回数kが所定回数nである場合(ステップS190:YES)、処理はステップS200に遷移する。回数kが所定回数nでない場合(ステップS190:NO)、処理はステップS110の前に戻る。
ステップS200において、CPUは、バルブが異常である旨の警告を発信する制御を実行する。
上記実施の形態にかかるECU100は、開度が制御されるバルブを有する排気系統を備えた内燃機関システム1Aであって、開度が制御されることにより排気温度が上昇する場合における内燃機関システム1Aの状態を示すパラメータを取得する取得部と、取得された複数個のパラメータの平均値を算出する算出部と、算出された平均値もしくは平均値に基づいて算出された所定の値(平均値と初期値との差)が所定の閾値を超えるか否かについて判定するとともに、平均値もしくは所定の値が所定の閾値を超える場合の回数が所定の回数を超える場合、バルブが異常であると判定する判定部と、を備える。
上記構成により、バルブが異常であるか否かの判定は、バルブを実際に見ることで行われるのではなく、内燃機関システムの状態を示すパラメータに基づいて行われるため、バルブの異常を早期に検出することが可能となる。また、バルブが異常であるか否かの判定がパラメータの平均値に基づいて行われ、バルブの異常を精度よく検出することが可能となる。さらに、パラメータの平均値が所定の閾値を超える場合の回数が所定の回数を超える場合、バルブの異常であると判定するため、バルブの異常をさらに精度よく検出することが可能となる。その結果、突発的なフィルタ再生が未完了に至る前にバルブが異常であることを知ることができる。
また、上記実施の形態にかかるECU100においては、取得部101により取得される複数個のパラメータは、バルブの開度の制御が開始されてから所定の時間t1秒が経過した後のパラメータである。これにより、パラメータの安定した数値が得られるため、バルブの異常をさらに精度よく検出することが可能となる。
また、上記実施の形態かかるECU100においては、取得部101は、時間t2秒以内のパラメータを取得する。これにより、時間が異なることで同一条件におけるパラメータの数値にならずに、パラメータの数値が変動してしまうことを避けることができるため、バルブの異常をさらに精度よく検出することが可能となる。
また、上記実施の形態かかるECU100では、出力部104は、判定部103の判定結果を出力する。これにより、出力された判定結果により、事前にメンテナンス(修理や部品交換)を行うことができるため、突発的なフィルタ再生の未完了を防止することが可能となる。その結果、例えば、車両の路上故障を防止することが可能となる。また、車両を受け入れる側(販売店や整備工場)では、あらかじめ部品の用意ができることや、作業工数を予測できるため、作業効率を上げることが可能となる。
なお、上記実施の形態では、CPUは、パラメータの平均値とパラメータの初期値との差が閾値を超えるかどうかを判定するが、本開示はこれに限らず、例えば、パラメータの絶対値が閾値を超えるかどうかを判定してもよく、また、パラメータの変化率が閾値を超えるかどうかを判定してもよい。
また、上記実施の形態では、バルブが異常であるかどうかの判定を、燃料噴射量、吸入空気量、空燃比それぞれの平均値に基づいて行ったが、それ以外の、内燃機関システム1Aの状態を示すパラメータの平均値に基づいて行ってもよい。
また、上記実施の形態では、高地、高気温、低気温等の特殊環境時においては(気圧や気温が許容値を超える場合)、パラメータの平均値に基づいてバルブが異常であるかどうかを判定しなくてもよい。
また、上記実施の形態では、エキゾーストブレーキバルブ11の開閉動作を、VSV13により行い、また、エキゾーストスロットルバルブ12の開閉動作を、VSV17により行うようにしたが、本開示はこれに限らず、例えば、電動アクチュエータ等の既存の装置により行うようにしてもよい。
その他、上記実施の形態は、何れも本開示の実施をするにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本開示の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本開示はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
本開示は、バルブの異常を早期にかつ精度よく検出することが要求される制御装置を備えた内燃機関システムに好適に利用される。
1 内燃機関
1A 内燃機関システム
2 排気浄化装置
3 気筒
4 燃料噴射装置
5 吸気管
6 エアクリーナー
7 吸入空気量センサ
8 排気管
11 エキゾーストブレーキバルブ
12 エキゾーストスロットルバルブ
13,17 VSV
15,18 バキュームタンク
16,21 排気圧力センサ
19 フィルタ再生スイッチ
22,23 排気温度センサ
24 ラムダセンサ
25 サイレンサー
26 フィルタ再生表示灯
31 DOC
32 フィルタ
100 ECU
101 取得部
102 空燃比算出部
103 判定部
104 出力部

Claims (4)

  1. 開度が制御される弁装置および前記弁装置の下流に配置され排ガスに含まれる粒子状物質を補集するフィルタを有する排気系統と、気筒と、を備えた内燃機関システムの制御装置であって、
    前記フィルタの再生が開始されてから所定の時間が経過した後であって、一定時間以内における前記内燃機関システムの状態を示すパラメータである前記気筒に噴射される燃料の燃料噴射量、および、前記気筒に吸入される吸入空気量を取得する取得部と、
    取得された複数個の前記燃料噴射量および複数個の前記吸入空気量のそれぞれの平均値を算出する算出部と、
    算出された前記燃料噴射量および前記吸入空気量のそれぞれの前記平均値、もしくは前記平均値に基づいて算出された空燃比の平均値、前記燃料噴射量の増加における許容値、および/または、前記吸入空気量の減少における許容値を表す所定の閾値を超えるか否かについて判定するとともに、前記燃料噴射量および前記吸入空気量のそれぞれの前記平均値もしくは前記空燃比の平均値が所定の閾値を超える場合の回数が所定の回数を超える場合、前記弁装置が異常であると判定する判定部と、
    を備える、制御装置。
  2. 前記判定部の判定結果を出力する出力部を備える、
    請求項に記載の制御装置。
  3. 請求項1または2に記載の制御装置を備える、内燃機関システム。
  4. 開度が制御される弁装置および前記弁装置の下流に配置され排ガスに含まれる粒子状物質を補集するフィルタを有する排気系統と、気筒と、を備えた内燃機関システムの診断方法であって、
    前記フィルタの再生が開始されてから所定の時間が経過した後であって、一定時間以内における前記内燃機関システムの状態を示すパラメータである前記気筒に噴射される燃料の燃料噴射量、および、前記気筒に吸入される吸入空気量を取得する取得ステップと、
    前記取得ステップで取得された複数個の前記燃料噴射量および複数個の前記吸入空気量のそれぞれの平均値を算出する算出ステップと、
    前記算出ステップで算出された前記燃料噴射量および前記吸入空気量のそれぞれの前記平均値、もしくは前記平均値に基づいて算出された空燃比の平均値、前記燃料噴射量の増加における許容値、および/または、前記吸入空気量の減少における許容値を表す所定の閾値を超えるか否かについて判定するとともに、前記燃料噴射量および前記吸入空気量のそれぞれの前記平均値もしくは前記空燃比の平均値が所定の閾値を超える場合の回数が所定の回数を超える場合、前記弁装置が異常であると判定する判定ステップと、
    を備える、診断方法。
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