JP7374217B2 - 空調制御システム、空調システム及び関連付け方法 - Google Patents

空調制御システム、空調システム及び関連付け方法 Download PDF

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Description

本発明は、空調制御システム、空調システム及び関連付け方法に関する。
室内空間における位置と室内機とを関連付ける手法が知られている。例えば、特許文献1は、室内機が設置されている場所とその室内機の通信アドレスの関連付けを行う空調機システムを開示している。具体的に説明すると、特許文献1に開示された空調機システムは、人検出センサが室内機の下を歩く人を検出した時に室内機から送信されたその室内機の通信アドレスと、その人が所持している携帯端末の位置測定部により測定された位置と、を関連付ける。
特開2019-20097号公報
特許文献1に開示された手法では、室内機の下を歩く人を人検出センサで検出するため、人検出センサを室内機と同じ又は近傍の場所に設置する必要がある。これに対して、より容易な手法で、室内空間における位置と室内機との関連付けを行いたい、との要望がある。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたものであり、室内空間における位置と室内機との関連付けを容易に行うことが可能な空調制御システム等を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る空調制御システムは、
室内機による室内空間の空調を制御する空調制御システムであって、
前記室内空間における前記室内機に対応する配置場所に識別対象が配置された状態で撮影された前記室内空間の第1の撮影画像内から前記識別対象を識別する識別手段と、
前記識別手段により識別された前記識別対象の、前記第1の撮影画像内における位置を、前記室内機と関連付ける関連付け手段と、を備える。
本発明は、室内空間における室内機に対応する配置場所に識別対象が配置された状態で撮影された室内空間の第1の撮影画像内から識別対象を識別し、識別された識別対象の、第1の撮影画像内における位置を、室内機と関連付ける。従って、本発明によれば、室内空間における位置と室内機との関連付けを容易に行うことができる。
本発明の実施の形態1に係る空調システムの全体構成を示すブロック図 実施の形態1に係る空調システムにより空調される室内空間の鳥瞰図 実施の形態1に係る撮影装置のハードウェア構成を示すブロック図 実施の形態1に係る空調制御装置のハードウェア構成を示すブロック図 実施の形態1に係る空調システムの機能的な構成を示すブロック図 実施の形態1におけるマーカの例を示す図 実施の形態1において室内空間に複数のマーカが配置された例を示す図 実施の形態1において初期設定時に撮影された第1の撮影画像の例を示す図 実施の形態1において撮影装置から空調制御装置に送信される第1の送信情報の例を示す図 実施の形態1におけるマーカのIDと室内機の通信アドレスとの対応関係を定めた対応テーブルの例を示す図 実施の形態1において第1の撮影画像内に設定された複数の対応領域の例を示す図 実施の形態1において第1の撮影画像内の領域を複数の小領域に区分けした例を示す図 実施の形態1において第1の撮影画像内における位置と室内機の通信アドレスとが関連付けられた関連付けデータの例を示す図 実施の形態1において運用時に撮影された第2の撮影画像の例を示す図 実施の形態1において撮影装置から空調制御装置に送信される第2の送信情報の例を示す図 実施の形態1に係る空調システムにおいて初期設定時に実行される処理の流れを示すシーケンス図 実施の形態1に係る空調システムにおいて運用時に実行される処理の流れを示すシーケンス図 本発明の実施の形態2に係る空調システムの全体構成を示すブロック図 実施の形態2に係る空調システムにより空調される室内空間の鳥瞰図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一又は相当部分には同一符号を付す。
(実施の形態1)
図1に、実施の形態1に係る空調システム1の全体構成を示す。空調システム1は、空調対象の空間を空調する設備である。空調とは、空調対象の空間の空気の温度、湿度、清浄度又は気流等を調整することであって、具体的には、暖房、冷房、除湿、加湿、空気清浄等である。
図1に示すように、空調システム1は、空調制御システム10と、複数の空調機40と、を備える。ここで、空調制御システム10は、複数の撮影装置20と、空調制御装置30と、を備える。また、複数の空調機40のそれぞれは、室内空間2の外部に設置される室外機41と、室内空間2の内部に設置される室内機42と、を備える。
図2に、空調システム1による空調対象の空間である室内空間2の例を示す。室内空間2は、例えば戸建て住宅、集合住宅、オフィスビル、工場等における一室である。複数の室内機42及び複数の撮影装置20のそれぞれは、一例として、室内空間2の天井に設置されている。複数の室内機42のそれぞれは、室内空間2の各エリアをできるだけ均一に空調することができるように、ほぼ等間隔を空けた位置に分散して設置されている。
複数の撮影装置20のそれぞれは、赤外線カメラを備えており、赤外線カメラにより室内空間2を撮影することで室内空間2における熱分布を示す熱画像を取得する。室内空間2には、予め定められた数の室内機42毎に1つの撮影装置20が設置されている。図2の例では、4つの室内機42に対して1つの撮影装置20が、その4つの室内機42のほぼ中央の位置に設置されており、周囲4つの室内機42により空調されるエリアを撮影する。
図3に示すように、各撮影装置20は、制御部21と、記憶部22と、撮影部23と、回転駆動部24と、通信部25と、を備える。これら各部は通信バスを介して接続されている。
制御部21は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)を備える。CPUは、中央処理装置、中央演算装置、プロセッサ、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、DSP(Digital Signal Processor)等とも呼び、撮影装置20の制御に係る処理及び演算を実行する中央演算処理部として機能する。制御部21において、CPUは、ROMに格納されているプログラム及びデータを読み出し、RAMをワークエリアとして用いて、撮影装置20を統括制御する。
また、制御部21は、DSP、GPU(Graphics Processing Unit)等の画像処理用のプロセッサと、処理される画像を一時的に保存するバッファメモリと、を備える。制御部21は、周知の画像処理の手法を用いて、撮影部23により得られた撮影画像を処理する。
記憶部22は、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)等の不揮発性の半導体メモリを備えており、いわゆる二次記憶装置又は補助記憶装置としての役割を担う。記憶部22は、制御部21が各種処理を行うために使用するプログラム及びデータを記憶する。また、記憶部22は、制御部21が各種処理を行うことにより生成又は取得するデータを記憶する。
撮影部23は、室内空間2を撮影することにより、室内空間2内の様子を表す撮影画像を取得する。具体的に説明すると、撮影部23は、赤外線で室内空間2を撮影する赤外線カメラを備える。赤外線カメラは、赤外線を集光するレンズ、レンズによる集光位置に配置された撮像素子、撮像素子により得られた画像を表す電気信号をデジタルデータに変換するA/D(Analog/Digital)変換器等を含む。撮影部23は、赤外線で室内空間2を撮影することにより、室内空間2の熱分布を表す熱画像を取得する。撮影部23は、撮影手段として機能する。
回転駆動部24は、モータ、アクチュエータ等の駆動部材を備えており、撮影部23を回転させてその光軸の向きを変化させる。具体的に説明すると、回転駆動部24は、撮影部23を、図2において破線矢印で示す範囲で、鉛直方向の回転軸の周りに回転させる。これにより、回転駆動部24は、撮影部23に、撮影装置20の周囲に設置された4つの室内機42により空調されるエリアを撮影させる。回転駆動部24は、回転駆動手段として機能する。
通信部25は、空調制御装置30と通信するための通信インタフェースを備える。通信部25は、空調制御装置30との間で有線又は無線により通信可能に接続されており、有線LAN(Local Area Network)、無線LAN等の周知の通信規格に則って通信する。
図2に戻って、空調制御装置30は、複数の空調機40による室内空間2の空調を制御する装置である。空調制御装置30は、一例として、室内空間2に存在するユーザにより操作され、各空調機40に様々な指令を送信するリモコンであって、室内空間2の側壁に設置されている。
図4に示すように、空調制御装置30は、制御部31と、記憶部32と、ユーザインタフェース33と、通信部35と、を備える。これら各部は通信バスを介して接続されている。
制御部31は、CPU、ROM及びRAMを備える。CPUは、中央処理装置、中央演算装置、プロセッサ、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、DSP等とも呼び、空調制御装置30の制御に係る処理及び演算を実行する中央演算処理部として機能する。制御部31において、CPUは、ROMに格納されているプログラム及びデータを読み出し、RAMをワークエリアとして用いて、空調制御装置30を統括制御する。
記憶部32は、フラッシュメモリ、EPROM、EEPROM等の不揮発性の半導体メモリを備えており、いわゆる二次記憶装置又は補助記憶装置としての役割を担う。記憶部32は、制御部31が各種処理を行うために使用するプログラム及びデータを記憶する。また、記憶部32は、制御部31が各種処理を行うことにより生成又は取得するデータを記憶する。
ユーザインタフェース33は、タッチパネル、スイッチ、押圧ボタン等の入力部と、LCD(Liquid Crystal Display)パネル、有機EL(Electro-Luminescence)等の表示部と、を備える。ユーザインタフェース33は、入力部を介してユーザから操作入力を受け付け、また、表示部を介して表示画像を表示する。
通信部35は、複数の撮影装置20及び複数の空調機40を含む外部の装置と通信するための通信インタフェースを備える。通信部35は、各撮影装置20及び各空調機40との間で有線又は無線により通信可能に接続されており、有線LAN、無線LAN等の周知の通信規格に則って通信する。
図1に戻って、複数の空調機40のそれぞれは、空調対象の空間である室内空間2を空調する。各空調機40は、一例として、CO(二酸化炭素)、HFC(ハイドロフルオロカーボン)等を冷媒として用いたヒートポンプ式の空調設備である。
室外機41と室内機42とは、図示を省略するが、冷媒が流れる冷媒回路を介して接続されている。室外機41は、冷媒を圧縮して冷凍回路を循環させる圧縮機と、冷媒回路を流れる冷媒の方向を切り換える四方弁と、冷媒回路を流れる冷媒と室外の空気との間で熱交換を行う室外熱交換器と、冷媒回路を流れる冷媒を減圧して膨張させる膨張弁と、室外の空気を室外熱交換器に送る室外ファンと、を備える。室内機42は、冷媒回路を流れる冷媒と室内空間2の空気との間で熱交換を行う室内熱交換器と、室内空間2の空気を室内熱交換器に送る室内ファンと、を備える。
室外機41と室内機42とは、いずれもCPU、ROM、RAM、通信インタフェース及び読み書き可能な不揮発性の半導体メモリを備えており、空調制御装置30から送信される制御指令に応じて強調動作し、空調装置40全体を制御する。具体的に説明すると、室外機41は、圧縮機の駆動周波数、四方弁の切り換え、室外ファンの回転速度、及び、膨張弁の開度を制御する。また、室内機42は、室内ファンの回転速度を制御する。これにより、室内空間2が空調される。
次に、図5を参照して、空調システム1の機能的な構成について説明する。
図5に示すように、複数の撮影装置20のそれぞれは、機能的に、撮影画像取得部210と、識別部220と、送信部230と、認識部240と、を備える。これらの各機能は、ソフトウェア、ファームウェア、又は、ソフトウェアとファームウェアとの組み合わせによって実現される。ソフトウェア及びファームウェアは、プログラムとして記述され、ROM又は記憶部22に格納される。そして、CPUが、ROM又は記憶部22に記憶されたプログラムを実行することによって、これらの各機能を実現する。
撮影画像取得部210は、撮影部23に室内空間2を撮影させることにより、室内空間2の撮影画像を取得する。具体的に説明すると、撮影画像取得部210は、回転駆動部24を駆動させて撮影部23を、図2において破線矢印で示した範囲で回転させながら、撮影部23に撮影させる。これにより、撮影画像取得部210は、自装置の周囲に設置されている4つの室内機42により空調される空間の撮影画像を取得する。撮影画像取得部210は、制御部21が撮影部23及び回転駆動部24と協働することにより実現される。撮影画像取得部210は、撮影画像取得手段として機能する。
より詳細には、撮影画像取得部210は、(1)空調システム1の初期設定時と(2)空調システム1の運用時との2つの場面において、室内空間2の撮影画像を取得する。空調システム1の初期設定時とは、空調システム1が室内空間2に設置されて最初に稼働する前において、空調システム1が室内空間2を適切に空調できるように設定される場面である。これに対して、空調システム1の運用時とは、初期設定がされた後において、空調システム1が通常に運用されて室内空間2が空調される場面である。
(1)第1に、空調システム1の初期設定時について説明する。初期設定時には、室内空間2内における複数の室内機42のそれぞれの位置に対応する配置場所に、マーカ50が1つずつ配置される。マーカ50は、室内空間2における複数の室内機42のそれぞれの位置を識別するための識別対象として機能する。
図6に、マーカ50の例を示す。図6の例では、マーカ50は、識別情報、すなわちIDとして、「3」との数字を視認可能に表している。マーカ50は、撮影部23により赤外線で撮影された熱画像から識別可能なように、赤外線で検出可能な素材を含んでいる。例えば、マーカ50のIDとID以外の部分とは、赤外線を反射する素材と赤外線を反射しない素材との組み合わせで形成される。或いは、マーカ50のIDが、電熱線、電球等の発熱体によって形成されていても良い。
初期設定時において、空調システム1の管理者、設置業者等の作業者は、このようなマーカ50を、室内空間2における複数の室内機42のそれぞれによって空調される空間に配置する。図7に、一例として、室内空間2内における4つの室内機42のそれぞれの真下に、互いに異なるIDを表すマーカ50が1つずつ配置された状態を示す。
例えば図7に示すように、作業者は、初期設定時において、複数の室内機42の真下に、「1」、「2」、「3」、「4」のように互いに異なるIDを表す複数のマーカ50を配置する。マーカ50は、床面に対して平らに、又はIDが表された面が撮影装置20によって撮影され易い向きに置かれる。
より詳細には、作業者は、各室内機42の真下に、その室内機42の通信アドレスに対応するIDを表すマーカ50を配置する。例えば、図7に示すように、通信アドレスが「21」、「22」、「23」、「24」の室内機42の真下に、それぞれIDが「1」、「2」、「3」、「4」のマーカ50を配置する。このようにマーカ50のIDと室内機42の通信アドレスとが関連付けられていることにより、マーカ50のIDからそのマーカ50が配置された場所に設置されている室内機42を容易に識別することができる。
撮影画像取得部210は、このように室内空間2における複数の室内機42に対応する複数の配置場所に互いに異なるIDを表す複数のマーカ50が配置された状態で、回転駆動部24により撮影部23を回転させながら撮影部23に室内空間2を撮影させる。そして、撮影画像取得部210は、撮影部23が回転により光軸の向きを変えながら撮影した複数の撮影画像を繋ぎ合わせて、パノラマ画像化を行う。これにより、撮影画像取得部210は、室内空間2に配置された複数のマーカ50が撮影された第1の撮影画像を取得する。
図8に、初期設定時において撮影画像取得部210により取得された第1の撮影画像51の例を示す。第1の撮影画像51は、図7のように4つのマーカ50が配置された状態において、IDが「1」のマーカ50とIDが「4」のマーカ50との間を始点として、撮影部23を右回りに回転させて撮影された画像である。
第1の撮影画像51は赤外線カメラにより撮影されているため、第1の撮影画像51には、4つのマーカ50のIDが識別可能な状態で撮影されている。このように、各撮影装置20の撮影画像取得部210は、4つのマーカ50が配置された室内空間2を撮影部23に回転させながら撮影させることで、自装置の周囲に配置された4つのマーカ50が撮影された第1の撮影画像51を取得する。
識別部220は、撮影画像取得部210により取得された第1の撮影画像内から、複数のマーカ50のそれぞれを識別する。具体的に説明すると、識別部220は、撮影画像取得部210により取得された赤外線による第1の撮影画像を、周知の画像認識の手法を用いて解析することで、第1の撮影画像に識別対象である少なくとも1つのマーカ50の画像が含まれているか否かを判定する。判定の結果、第1の撮影画像に少なくとも1つのマーカ50の画像が含まれる場合、識別部220は、各マーカ50の識別情報と、第1の撮影画像51内における各マーカ50の位置情報と、を識別する。
例えば図8に示した第1の撮影画像51から、識別部220は、識別情報として「1」、「2」、「3」、「4」とのIDを識別する。更に、識別部220は、IDを識別した各マーカ50の位置情報として、第1の撮影画像51内における各マーカ50の位置座標(X1,Y1)、(X2,Y2)、(X3,Y3)、(X4,Y4)を識別する。識別部220は、制御部21が記憶部22と協働することにより実現される。識別部220は、識別手段として機能する。
送信部230は、識別部220により識別された結果を示す第1の送信情報を空調制御装置30に送信する。具体的に説明すると、送信部230は、識別部220により第1の撮影画像51から複数のマーカ50が識別されると、識別された各マーカ50のIDと、第1の撮影画像51内における各マーカ50の位置情報と、を示す第1の送信情報を生成する。
第1の送信情報は、具体的には図9に示すように、識別部220により識別された各マーカ50により表される「1」、「2」、「3」、「4」等のIDと、各マーカ50の位置情報として第1の撮影画像51内における各マーカ50の位置座標と、が対応付けられた情報である。例えば、IDが「1」のマーカ50の第1の撮影画像51内における位置座標が(X1,Y1)と識別された場合、第1の送信情報では、ID「1」と位置座標(X1,Y1)とが対応付けられる。また、IDが「2」のマーカ50の第1の撮影画像51内における位置座標が(X2,Y2)と識別された場合、第1の送信情報では、ID「2」と位置座標(X2,Y2)と対応付けられる。
このように第1の送信情報を生成すると、送信部230は、通信部25を介して空調制御装置30と通信し、生成した第1の送信情報を空調制御装置30に送信する。第1の送信情報として第1の撮影画像そのものを送信しないため、送信されるデータの容量を節約することができる。送信部230は、制御部21が通信部25と協働することにより実現される。送信部230は、送信手段として機能する。
図5に戻って、空調制御装置30は、機能的に、対応設定部310と、受信部320と、領域設定部330と、関連付け部340と、空調制御部350と、を備える。これらの各機能は、ソフトウェア、ファームウェア、又は、ソフトウェアとファームウェアとの組み合わせによって実現される。ソフトウェア及びファームウェアは、プログラムとして記述され、ROM又は記憶部32に格納される。そして、CPUが、ROM又は記憶部32に記憶されたプログラムを実行することによって、これらの各機能を実現する。
対応設定部310は、複数のマーカ50のそれぞれと複数の室内機42のそれぞれとの対応関係を設定する。複数のマーカ50のそれぞれと複数の室内機42のそれぞれとの対応関係は、室内空間2に設置されている複数の室内機42のそれぞれに対応する配置場所に、複数のマーカ50のうちのどれが配置されるかを表す情報である。
具体的に説明すると、対応設定部310は、図10に示すような対応テーブル380を生成する。対応テーブル380は、マーカ50のIDと室内機42の通信アドレスとの対応関係を定めたテーブルである。対応設定部310は、このような対応テーブル380をユーザが作成するための表入力インタフェースを表示部に表示し、入力部を介してユーザから受け付けた入力に従って対応テーブル380を生成する。対応設定部310は、制御部31がユーザインタフェース33の入力部と協働することにより実現される。対応設定部310は、対応設定手段として機能する。
受信部320は、複数の撮影装置20のそれぞれから送信された第1の送信情報を受信する。具体的に説明すると、受信部320は、複数の撮影装置20のうちのいずれかの送信部230により第1の送信情報が送信されると、通信部35を介した通信により、送信された第1の送信情報を受信する。受信部320は、制御部31が通信部35と協働することにより実現される。受信部320は、受信手段として機能する。
領域設定部330は、受信部320により受信された第1の送信情報により示される各マーカ50のID及び位置情報に基づいて、各マーカ50に対応する対応領域を設定する。領域設定部330は、例えば図11に示すように、第1の撮影画像内における位置を表すための2次元の仮想的な領域60を設定する。図11に示す領域60は、例えば図8に示したような、撮影画像取得部210により取得されるパノラマ画像化された第1の撮影画像51の全体の範囲に相当する。
領域設定部330は、このような仮想的な領域60において、複数のマーカ50に対応する対応領域の間を区切るための境界線を定める。具体的に説明すると、領域設定部330は、図11において破線で示すように、位置が近い2つのマーカ50の間における中央線を、その2つのマーカ50の間の境界線として定める。
例えば、領域設定部330は、座標(X1,Y1)と座標(X2,Y2)との間を二等分する直線を、ID「1」のマーカ50とID「2」のマーカ50との間の境界線として定める。同様に、領域設定部330は、座標(X2,Y2)と座標(X3,Y3)との間を二等分する直線を、ID「2」のマーカ50とID「3」のマーカ50との間の境界線として定め、座標(X3,Y3)と座標(X4,Y4)との間を二等分する直線を、ID「3」のマーカ50とID「4」のマーカ50との間の境界線として定める。
領域設定部330は、このように定めた境界線によって区切られる領域を、各マーカ50に対応する対応領域として設定する。これにより、ID「1」、「2」、「3」、「4」の各マーカ50に対応する4つの対応領域として、第1の撮影画像51内における左側から順に1/4ずつの領域が設定される。領域設定部330は、制御部31が記憶部32と協働することにより実現される。領域設定部330は、領域設定定手段として機能する。
図5に戻って、関連付け部340は、対応設定部310により設定された対応関係に基づいて、識別部220により識別された複数のマーカ50のそれぞれの、第1の撮影画像内における位置を、複数の室内機42のそれぞれと関連付ける。ここで、室内機42と関連付けられる位置は、1点のみの位置ではなく、第1の撮影画像内における有限の広さを有する領域によって定められる。
具体的に説明すると、関連付け部340は、対応設定部310により設定された対応関係を定めた対応テーブル380を参照する。そして、関連付け部340は、対応テーブル380により定められる各マーカ50のIDと各室内機42の通信アドレスとの対応関係と、領域設定部330により設定された対応領域と、を組み合わせる。これにより、関連付け部340は、領域設定部330により設定された対応領域と室内機42とを関連付ける。
例えば図11に示したID「1」、「2」、「3」、「4」の4つのマーカ50に対応する4つの対応領域に対して、関連付け部340は、それぞれ通信アドレス「21」、「22」、「23」、「24」の室内機42を関連付ける。
より詳細には、関連付け部340は、図12に示すように、撮影画像内を複数の小領域に区分けし、区分けした複数の小領域のそれぞれに位置IDを付する。図12の例では、関連付け部340は、領域60内を256個の小領域に区分けし、それぞれに0から255の位置IDを付する。関連付け部340は、このような小領域の位置IDと、室内機42の通信アドレスと、を関連付ける。
具体的には、対応テーブル380において、マーカ50のID「1」には通信アドレス「21」が対応付けられている。そのため、関連付け部340は、256個の小領域のうちの、ID「1」のマーカ50に対応する対応領域に含まれる64個の小領域を、通信アドレス「21」の室内機42に関連付ける。また、対応テーブル380において、マーカ50のID「2」には通信アドレス「22」が対応付けられている。そのため、関連付け部340は、256個の小領域のうちの、ID「2」のマーカ50に対応する対応領域に含まれる64個の小領域を、通信アドレス「22」の室内機42に関連付ける。
関連付け部340は、このようにして小領域の位置IDと室内機42の通信アドレスとを関連付けた関連付けデータ390を生成する。関連付けデータ390は、図13に示すように、小領域の位置IDと室内機42の通信アドレスとを関連付けたデータである。例えば図13に示す関連付けデータ390では、位置IDが「0」~「7」、「32」~「39」…の小領域が、通信アドレスが「21」の室内機42に関連付けられており、位置IDが「8」~「15」、「40」~「47」…の小領域が、通信アドレスが「22」の室内機42に関連付けられている。関連付け部340は、生成した関連付けデータ390を、記憶部32に保存する。
このようにして、関連付け部340は、室内空間2における位置と、その位置を空調するのに適した室内機42と、を関連付ける。関連付け部340は、制御部31が記憶部32と協働することにより実現される。関連付け部340は、関連付け手段として機能する。
(2)第2に、空調システム1の運用時について説明する。運用時には、初期設定時には室内空間2に配置されていた複数のマーカ50は作業者により片付けられる。各撮影装置20の撮影画像取得部210は、室内空間2に複数のマーカ50が配置されていない状態で、回転駆動部24により撮影部23を回転させながら撮影部23に室内空間2を撮影させる。
このとき、撮影画像取得部210は、撮影部23を回転させながら、室内空間2における初期設定時と同じ範囲を撮影部23に撮影させる。そして、撮影画像取得部210は、撮影部23が回転により光軸の向きを変えながら撮影した複数の撮影画像を繋ぎ合わせて、パノラマ画像化を行う。これにより、撮影画像取得部210は、室内空間2が撮影された第2の撮影画像を取得する。
図14に、運用時において撮影画像取得部210により取得された第2の撮影画像52の例を示す。第2の撮影画像52は、初期設定の後、すなわち第1の撮影画像51よりも後に撮影部23により室内空間2が撮影された画像である。ここで、第1の撮影画像51と第2の撮影画像52とは、同じ撮影部23が同じ範囲を回転しながら撮影することにより得られた画像であるため、第1の撮影画像51内と第2の撮影画像52内とで同じ座標の位置は、室内空間2における同じ位置を表す。
一例として、図14に示す第2の撮影画像52には、室内空間2に存在する一人の人5が識別可能な状態で撮影されている。このように、各撮影装置20の撮影画像取得部210は、室内空間2を撮影部23に回転させながら撮影させることで、室内空間2に人又は物が存在する場合に、その人又は物が撮影された第2の撮影画像52を取得する。
図5に戻って、認識部240は、撮影画像取得部210により取得された第2の撮影画像内から、空調の目標となる人又は物を認識する。認識部240は、撮影画像取得部210により取得された赤外線による第2の撮影画像を、周知の画像認識の手法を用いて解析することで、撮影画像に空調の目標となる人又は物の画像が含まれているか否かを判定する。判定の結果、第2の撮影画像に人又は物の画像が含まれる場合、認識部240は、人又は物の数、位置及び温度を認識する。
ここで、人は、具体的には、室内空間2の居住者、利用者等である。また、物は、空調の目標として予め設定された人以外の装置、器具等である。例えば、データセンタに設置された計算機を冷房により冷却することが空調の目標である場合、認識部240は、第2の撮影画像52から計算機を認識する。
例えば図14に示した第2の撮影画像52から、認識部240は、室内空間2に存在する人5を認識する。更に、認識部240は、第2の撮影画像52内における人5の位置座標(Xp,Yp)及び温度を認識する。ここで、第2の撮影画像52は赤外線により撮影された熱画像であるため、認識部240は、人5の温度を、第2の撮影画像52内の人5の位置の画素値により認識する。認識部240は、制御部21が記憶部22と協働することにより実現される。認識部240は、認識手段として機能する。
送信部230は、認識部240により認識された結果を示す第2の送信情報を空調制御装置30に送信する。具体的に説明すると、送信部230は、認識部240により第2の撮影画像52から人又は物が認識されると、認識された人又は物の、第2の撮影画像52内における位置及び温度を示す第2の送信情報を生成する。
第2の送信情報は、具体的には図15に示すように、認識部240により認識された人又は物の、第2の撮影画像52内における位置座標と、その温度と、が対応付けられた情報である。なお、送信部230は、認識部240により第2の撮影画像内から複数の人又は物が認識された場合、識別された複数の人又は物のそれぞれの位置及び温度を示す第2の送信情報を生成する。
このように第2の送信情報を生成すると、送信部230は、通信部25を介して空調制御装置30と通信し、生成した第2の送信情報を空調制御装置30に送信する。第2の送信情報として第2の撮影画像そのものを送信しないため、送信されるデータの容量を節約することができる。空調制御装置30において、受信部320は、複数の撮影装置20のそれぞれから送信された第2の送信情報を受信する。
図5に戻って、空調制御部350は、第2の撮影画像52内における、関連付け部340により複数の室内機42のそれぞれに関連付けられた位置に対応する位置の状況に応じて、複数の室内機42のうちの少なくともいずれかに室内空間2を空調させる。
ここで、第2の撮影画像52内における位置の状況とは、具体的には、その位置に空調の目標となる人又は物の有無と、人又は物が存在する場合にその数及び温度と、である。空調制御部350は、認識部240により第2の撮影画像内に人又は物が認識された場合、受信部320により受信された第2の送信情報により示される、認識部240により認識された人又は物の位置及び温度を参照する。そして、空調制御部350は、認識された人又は物の位置及び温度に応じて、室内空間2の空調を制御する。
第1に、空調制御部350は、室内空間2に設置された複数の室内機42のうちから、制御対象の室内機42を決定する。空調制御部350は、認識部240により第2の撮影画像内に人又は物が認識された場合、複数の室内機42のうちの、人又は物が認識された位置に関連付けられた室内機42に、室内空間2を空調させる。
具体的に説明すると、空調制御部350は、関連付け部340により生成された関連付けデータ390を参照する。上述したように、関連付けデータ390には、第1の撮影画像内における位置が小領域の単位で室内機42に関連付けられている。空調制御部350は、受信部320により受信された第2の送信情報により示される、認識部240により認識された人又は物の、第2の撮影画像内における位置に対応する小領域を、関連付けデータ390における複数の小領域のうちから特定する。そして、空調制御部350は、関連付けデータ390において、特定した小領域の位置IDに関連付けられた通信アドレスの室内機42を、制御対象の室内機42として決定する。
例えば図14に示した第2の撮影画像52には、4つに区切られた対応領域のうちの左から2番目の対応領域に人5が存在している。関連付けデータ390において、この左から2番目の対応領域に含まれる小領域は、通信アドレス「22」の室内機42に関連付けられている。そのため、空調制御部350は、通信アドレス「22」の室内機42を、制御対象の室内機42として決定する。
なお、上述したように、初期設定時と運用時とで撮影部23は室内空間2における同じ範囲を撮影している。そのため、空調制御部350は、認識部240により認識された人又は物の、第2の撮影画像内における位置に対応する小領域を特定する際に、第2の撮影画像内における位置座標を、そのまま第1の撮影画像内における位置座標として用いることができる。
第2に、空調制御部350は、制御対象の室内機42に対する制御内容を決定する。一例として、空調制御部350は、制御対象の室内機42の風向きを、認識部240により認識された人又は物の位置に向けるように、制御内容を決定する。
また、空調制御部350は、認識部240により認識された人又は物の数又は温度に応じて、室内機42に室内空間2を空調させる。具体的に説明すると、空調制御部350は、認識された人又は物の数がより多いほど、空調に大きな熱負荷を要するため、空調の強度をより強く設定する。また、空調制御部350は、認識された人又は物の温度と空調の目標温度との差がより大きいほど、空調の強度をより強く設定する。ここで、空調の強度をより強く設定するとは、例えば、冷房の目標温度をより下げること、風量をより大きくすること等である。このようにして、空調制御部350は、制御対象の室内機42に対する制御内容を決定する。
第3に、空調制御部350は、決定した制御内容に従って室内機42に室内空間2を空調させる。具体的に説明すると、空調制御部350は、通信部35を介して制御対象の室内機42に対して、決定した制御内容を示す制御指令を送信する。制御対象の室内機42は、制御指令を受信すると、受信した制御指令に従って冷房、暖房等の運転モードと目標温度、風向き、風量等の空調パラメータとを決定し、室内空間2を空調する。
このように、空調制御部350は、複数の室内機42のうちの、室内空間2に存在する人又は物の位置を空調可能な室内機42に、人又は物の状況に応じた内容で空調させるため、室内空間2を適切に空調することができる。空調制御部350は、制御部31が通信部35と協働することにより実現される。空調制御部350は、空調制御手段として機能する。
以上のように構成された空調システム1において実行される処理の流れについて、図16及び図17に示すシーケンス図を参照して、説明する。
第1に、図16を参照して、初期設定時に各撮影装置20及び空調制御装置30により実行される処理について説明する。図16に示す処理は、室内空間2における複数の室内機42に対応する場所に複数のマーカ50が配置された状態において、作業者からの指示により開始される。
図16に示す処理を開始すると、まず空調制御装置30において、制御部31は、第1に、対応設定部310として機能し、マーカ50と室内機42との対応関係を設定する(ステップS11)。具体的に説明すると、制御部31は、ユーザから受け付けた入力に従って、例えば図10に示したように、マーカ50のIDと室内機42の通信アドレスとの対応付けた対応テーブル380を生成する。
一方、各撮影装置20において、制御部21は、撮影画像取得部210として機能し、室内空間2の撮影を行う(ステップS12)。具体的に説明すると、制御部21は、回転駆動部24により撮影部23を回転させながら、撮影部23に室内空間2を撮影させる。そして、制御部21は、撮影部23を回転させながら撮影した撮影画像をパノラマ画像化する。これにより、制御部21は、例えば図7に示したような、赤外線により複数のマーカ50が撮影された第1の撮影画像51を取得する。
第1の撮影画像を取得すると、制御部21は、識別部220として機能し、取得した第1の撮影画像内から複数のマーカ50を識別する(ステップS13)。具体的に説明すると、制御部31は、第1の撮影画像を解析することにより、第1の撮影画像に撮影された各マーカ50のIDと、撮影画像内における各マーカ50の位置情報と、を識別する。
複数のマーカ50を識別すると、制御部21は、送信部230として機能し、識別した複数のマーカ50のIDと第1の撮影画像内での複数のマーカ50の位置情報とを示す第1の送信情報を、空調制御装置30に送信する(ステップS14)。複数の撮影装置20のいずれかから第1の送信情報が送信されると、空調制御装置30において、制御部31は、受信部320として機能し、送信された第1の送信情報を受信する。
なお、図示を省略するが、ステップS13でマーカ50を1つも識別できなかった場合は、制御部21は、エラー情報を空調制御装置30に送信する。空調制御装置30では、エラー情報を受信すると、受信したエラー情報を表示部に表示することにより、初期設定に失敗したことをユーザに報知する。
空調制御装置30において、制御部31は、第1の送信情報を受信すると、領域設定部330として機能し、識別された各マーカ50に対応する対応領域を設定する(ステップS15)。例えば図11に示したように、制御部31は、位置が近い2つのマーカ50の間における中央線をその2つのマーカ50の間の境界線として設定することにより、各マーカ50に対応する対応領域を設定する。
対応領域を設定すると、制御部31は、関連付け部340として機能し、設定された対応領域と室内機42とを関連付ける(ステップS16)。具体的に説明すると、制御部31は、ステップS11で設定されたマーカ50のIDと室内機42の通信アドレスとの対応関係を参照する。そして、制御部31は、ステップS15で設定された各マーカ50に対応する対応領域に、室内機42の通信アドレスを関連付けた関連付けデータ390を生成する。以上により、図16に示した初期設定時の処理は終了する。
第2に、図17を参照して、運用時に各撮影装置20及び空調制御装置30により実行される処理について説明する。図17に示す処理は、初期設定の処理が終了した後、空調システム1が正常に空調を実行可能な状態において、適宜のタイミングで繰り返し実行される。
図17に示す処理を開始すると、まず各撮影装置20において、制御部21は、撮影画像取得部210として機能し、室内空間2の撮影を行う(ステップS21)。具体的に説明すると、制御部21は、回転駆動部24により撮影部23を回転させながら、撮影部23に室内空間2を撮影させる。そして、制御部21は、撮影部23を回転させながら撮影した撮影画像をパノラマ画像化する。これにより、制御部21は、例えば図14に示したような、赤外線により室内空間2が撮影された第2の撮影画像52を取得する。
第2の撮影画像を取得すると、制御部21は、認識部240として機能し、取得した第2の撮影画像内から人又は物を認識したか否かを判定する(ステップS22)。人又は物を識別していない場合(ステップS22;NO)、制御部21は、第2の送信情報を空調制御装置30に送信せずに、図17に示す処理を終了する。
これに対して、人又は物を認識した場合(ステップS22;YES)、制御部21は、送信部230として機能し、認識した人又は物の、第2の撮影画像内における位置及び温度を示す第2の送信情報を、空調制御装置30に送信する(ステップS23)。複数の撮影装置20のいずれかから第2の送信情報が送信されると、空調制御装置30において、制御部31は、受信部320として機能し、送信された第2の送信情報を受信する。
空調制御装置30において、制御部31は、第2の送信情報を受信すると、室内空間2に設置された複数の室内機42のうちから、制御対象の室内機42を決定する(ステップS24)。具体的に説明すると、制御部31は、ステップS16で生成された関連付けデータ390において関連付けられた位置と室内機42の通信アドレスとの関係を参照する。そして、制御部31は、複数の室内機42のうちの、ステップS22で認識された人又は物の位置に関連付けられた室内機42を、制御対象の室内機42として決定する。
制御対象の空調機40を決定すると、制御部31は、制御内容を決定する(ステップS25)。例えば、制御部31は、ステップS22で認識された人又は物の数がより多いほど、また認識された人又は物の温度と空調の目標温度との差がより大きいほど、空調の強度をより強く設定する。
制御内容を決定すると、制御部31は、制御対象の室内機42に制御指令を送信する(ステップS26)。これにより、制御部31は、制御対象の室内機42に、決定した制御内容に従った空調を実行させる。ステップS24~S26において、制御部31は、空調制御部350として機能する。以上により、図17に示した運用時の処理は終了する。
以上説明したように、実施の形態1に係る空調制御システム10は、初期設定時において、室内空間2における複数の室内機42に対応する複数の配置場所に複数のマーカ50が配置された状態で撮影された第1の撮影画像内から、複数のマーカ50のそれぞれを識別する。そして、空調制御システム10は、識別された複数のマーカ50のそれぞれの、第1の撮影画像内における位置を、複数の室内機42のそれぞれと関連付ける。これにより、一般的に作業者にとって解読し難い熱画像上の位置と室内機との関連付けを作業者が個々に入力する必要が無くなるため、室内空間2における位置と室内機との関連付けを容易に行うことができる。その結果、初期設定の作業効率を向上させることができ、エンジニアリングコストを低減することができる。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2について説明する。実施の形態1と同様の構成及び機能については適宜説明を省略する。
上記実施の形態1では、複数の撮影装置20と空調制御装置30とは別の独立した装置であった。これに対して、実施の形態2では、撮影装置20aが、空調制御装置30の機能をその内部に備える。
図18に、実施の形態2に係る空調システム1aの構成を示す。図18に示すように、実施の形態2に係る空調システム1aは、空調制御装置30の機能を含む撮影装置20aと、複数の空調機40と、を備える。実施の形態1では、複数の撮影装置20と空調制御装置30とが空調制御システム10として機能したのに対して、実施の形態2では、撮影装置20aが空調制御システム10aとして機能する。
図19に、空調システム1aによる空調対象の空間である室内空間2の例を示す。実施の形態1と同様に、複数の室内機42のそれぞれは、室内空間2の天井におけるほぼ等間隔を空けた位置に分散して設置されている。
複数の撮影装置20aのそれぞれは、予め定められた数の室内機42毎に1つずつ設置されている。図19の例では、4つの室内機42に対して1つの撮影装置20aが、その4つの室内機42のほぼ中央の位置に設置されており、周囲4つの室内機42により空調されるエリアを撮影する。1つの撮影装置20aとその周囲の4つの室内機42とは、有線又は無線による通信を介して通信可能に接続されている。なお、図19において左側の4つの室内機42に接続されている撮影装置20aと、右側の4つの室内機42に接続されている撮影装置20aとは、独立に動作する。
撮影装置20aは、赤外線カメラを備えており、赤外線カメラにより室内空間2を撮影することで室内空間2における熱分布を示す熱画像を取得する。撮影装置20aは、実施の形態1で説明した撮影画像取得部210、識別部220及び認識部240の機能に加えて、空調制御装置30の機能、具体的には対応設定部310、領域設定部330、関連付け部340、及び空調制御部350の機能を備える。各機能の詳細は、実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
このように、実施の形態2では、撮影装置20aが、空調制御装置30の機能を備える。これにより、撮影装置20aとは別の装置として空調制御装置30を用意することが不要になるため、空調システム1aの構成をより簡略化することができる。
(変形例)
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明を実施するにあたっては、種々の形態による変形及び応用が可能である。
例えば、上記実施の形態では、互いに異なるIDを表す複数のマーカ50を識別対象として用いた。しかしながら、本発明において、識別対象は、このようなIDを表すマーカ50に限らない。撮影装置20,20aによる撮影により識別可能なものであれば、どのようなものを用いても良い。例えば、床に立てたポールを識別対象として用いても良い。
或いは、識別対象として、作業者、在室者等の「人」を配置しても良い。具体的に説明すると、室内空間2における各室内機42に対応する場所に人を配置する。そして、配置された人が万歳をする、頭の上で手で輪を作る、頭の上で手を交差させる、しゃがむ等の様々なポーズをとり、ポーズの違いによって識別情報を表現しても良い。
或いは、識別対象として赤外線を点滅させることが可能な装置を用いても良い。この場合、撮影装置20,20aが第1の撮影画像51を時系列で取得し、赤外線が点滅するパターンを識別して識別情報として利用する。
識別対象が配置される場所は室内機42の真下に限らず、室内機42から吹き出される空調空気によって空調される他の場所に識別対象を配置しても良い。また、1つの室内機42に空調空気の吹き出し口が複数設けられている場合、各吹き出し口に対応する場所に識別対象を配置しても良い。この場合、各吹き出し口に対応する場所に同じ識別情報を表す識別対象を配置しても良いし、異なる識別情報を表す識別対象を配置しても良い。
上記実施の形態では、撮影装置20,20aは、赤外線で室内空間2を撮影することにより、室内空間2の熱分布を示す熱画像を取得した。しかしながら、本発明では、撮影装置20,20aは、赤外線に限らず、例えば可視光で室内空間2を撮影することにより、可視画像を取得しても良い。そして、識別部220は可視画像内から識別対象を識別しても良いし、認識部240は可視画像内から人又は物を識別しても良い。可視画像を用いることで、識別対象は可視画像で識別可能なものであれば良いため、識別又は認識がより容易且つ高精度になる。
また、初期設定時の第1の撮影画像と運用時の第2の撮影画像とは、異なるカメラで撮影された撮影画像内における位置の対応をとることが可能であれば、異なるカメラによって撮影されても良い。例えば、初期設定時には可視光カメラを用いて第1の撮影画像を取得し、運用時は赤外線カメラを用いて第2の撮影画像を取得しても良いし、その逆であっても良い。この場合、可視光カメラと赤外線カメラとが合わせて撮影手段として機能する。なお、初期設定時と運用時とで異なるカメラを用いる場合、2つのカメラは、2つの撮影画像内における位置の対応をとることが可能なように、同じ又は近傍の位置に設置される。
上記実施の形態では、複数の空調機40のそれぞれは、室外機41と室内機42とを備えていた。しかしながら、本発明において、空調機40は、1つの室外機41に対して複数の室内機42が接続された、いわゆるマルチエアコンであっても良い。
上記実施の形態では、室内空間2内に複数の室内機42が設置されており、各室内機42に対応する位置に、互いに異なるIDを表すマーカ50が配置された。しかしながら、本発明において、室内空間2内に1つの室内機42のみが設置されても良い。室内空間2内に1つの室内機42のみが設置されている場合、空調制御システム10,10aは、その室内機42に対応する配置場所に識別対象を配置した状態で室内空間2を撮影し、得られた撮影画像内での識別対象の位置をその室内機42と関連付ける。これにより、室内空間2における室内機42により適切に空調可能なエリアを精度良く特定することができる。
上記実施の形態では、室内空間2内に複数の撮影装置20,20aが設置されていた。しかしながら、本発明において、空調システム1,1aに備えられる撮影装置20,20aの数は、1つであっても良い。また、撮影装置20,20aは、室内空間2内における必要な範囲の熱分布を取得することができるものであれば、撮影部23を回転駆動させることができなくても良い。
上記実施の形態では、空調制御装置30において、対応設定部310は、入力部を介してユーザから受け付けられた入力に従って対応テーブル380を生成した。しかしながら、本発明において、空調制御装置30は、対応設定部310の機能を備えておらず、対応テーブル380は予めデフォルトの対応関係に設定されていても良い。
或いは、マーカ50のIDに室内機42通信アドレスそのものが用いられる場合のように、室内機42の通信アドレスとその室内機42に対応する配置場所に配置されるマーカ50のIDとの間に一定の規則性が存在する場合には、対応テーブル380が無くても良い。その場合、関連付け部340は、識別部220により第1の撮影画像内から識別されたマーカ50のIDを、その規則性に従って室内機42の通信アドレスに変換することにより、マーカ50の位置と室内機42とを関連付けることができる。
上記実施の形態では、領域設定部330は、図11に示したように識別部220により識別された各マーカ50の位置の中央線を境界線と設定することにより、各マーカ50に対応する対応領域を設定した。しかしながら、本発明において、各マーカ50に対応する対応領域の設定の仕方はこれに限らない。例えば、領域設定部330は、識別部220により識別された各マーカ50の位置を基準として予め定められた面積の領域を、そのマーカ50に対応する対応領域として設定しても良い。
上記実施の形態では、制御部21,31において、CPUがROM又は記憶部22,32に記憶されたプログラムを実行することによって、図5に示した各部として機能した。しかしながら、本発明において、制御部21,31は、専用のハードウェアであってもよい。専用のハードウェアとは、例えば単一回路、複合回路、プログラム化されたプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、又は、これらの組み合わせ等である。制御部21,31が専用のハードウェアである場合、各部の機能それぞれを個別のハードウェアで実現してもよいし、各部の機能をまとめて単一のハードウェアで実現してもよい。
また、各部の機能のうち、一部を専用のハードウェアによって実現し、他の一部をソフトウェア又はファームウェアによって実現してもよい。このように、制御部21,31は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、又は、これらの組み合わせによって、上述の各機能を実現することができる。
本発明に係る撮影装置20,20a又は空調制御装置30の動作を規定する動作プログラムを既存のパーソナルコンピュータ又は情報端末装置等のコンピュータに適用することで、当該コンピュータを、本発明に係る撮影装置20,20a又は空調制御装置30として機能させることも可能である。
また、このようなプログラムの配布方法は任意であり、例えば、CD-ROM(Compact Disk ROM)、DVD(Digital Versatile Disk)、MO(Magneto Optical Disk)、又は、メモリカード等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布してもよいし、インターネット等の通信ネットワークを介して配布してもよい。
本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施の形態は、この発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。すなわち、本発明の範囲は、実施の形態ではなく、請求の範囲によって示される。そして請求の範囲内及びそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、この発明の範囲内とみなされる。
本発明は、空調システム等に好適に採用され得る。
1,1a 空調システム、2 室内空間、5 人、10,10a 空調制御システム、20,20a 撮影装置、21 制御部、22 記憶部、23 撮影部、24 回転駆動部、25 通信部、30 空調制御装置、31 制御部、32 記憶部、33 ユーザインタフェース、35 通信部、40 空調機、41 室外機、42 室内機、50 マーカ、51,52 撮影画像、210 撮影画像取得部、220 識別部、230 送信部、240 認識部、310 対応設定部、320 受信部、330 領域設定部、340 関連付け部、350 空調制御部、380 対応テーブル、390 関連付けデータ

Claims (11)

  1. 室内機による室内空間の空調を制御する空調制御システムであって、
    前記室内空間における前記室内機に対応する配置場所に識別対象が配置された状態で撮影された前記室内空間の第1の撮影画像内から前記識別対象を識別する識別手段と、
    前記識別手段により識別された前記識別対象の、前記第1の撮影画像内における位置を、前記室内機と関連付ける関連付け手段と、を備える、
    空調制御システム。
  2. 前記第1の撮影画像よりも後に撮影された前記室内空間の第2の撮影画像内における、前記関連付け手段により前記室内機に関連付けられた前記位置に対応する位置の状況に応じて、前記室内機に前記室内空間を空調させる空調制御手段、を更に備える、
    請求項1に記載の空調制御システム。
  3. 前記空調制御システムは、前記室内空間の異なる位置に設置された複数の室内機による空調を制御し、
    前記第1の撮影画像は、前記室内空間における前記複数の室内機に対応する複数の配置場所に互いに異なる識別情報を表す複数の識別対象が配置された状態で撮影された画像であり、
    前記識別手段は、前記第1の撮影画像内から前記複数の識別対象のそれぞれを識別し、
    前記関連付け手段は、前記識別手段により識別された前記複数の識別対象のそれぞれの、前記第1の撮影画像内における位置を、前記複数の室内機のそれぞれと関連付け、
    前記空調制御手段は、前記第2の撮影画像内における、前記関連付け手段により前記複数の室内機のそれぞれに関連付けられた前記位置に対応する位置の状況に応じて、前記複数の室内機のうちの少なくともいずれかに前記室内空間を空調させる、
    請求項2に記載の空調制御システム。
  4. 前記第2の撮影画像内から人又は物を認識する認識手段、を更に備え、
    前記空調制御手段は、前記認識手段により前記第2の撮影画像内に人又は物が認識された場合、前記複数の室内機のうちの、前記人又は物の位置に関連付けられた室内機に、前記室内空間を空調させる、
    請求項3に記載の空調制御システム。
  5. 前記空調制御手段は、前記認識手段により認識された前記人又は物の数又は温度に応じて、前記室内機に前記室内空間を空調させる、
    請求項4に記載の空調制御システム。
  6. 前記複数の識別対象のそれぞれと前記複数の室内機のそれぞれとの対応関係を設定する対応設定手段、を更に備え、
    前記関連付け手段は、前記対応設定手段により設定された前記対応関係に基づいて、前記識別手段により識別された前記複数の識別対象のそれぞれの、前記第1の撮影画像内における位置を、前記複数の室内機のそれぞれと関連付ける、
    請求項3から5のいずれか1項に記載の空調制御システム。
  7. 前記空調制御システムは、空調制御装置と、撮影装置と、を備え、
    前記撮影装置は、
    前記第1の撮影画像を取得する撮影画像取得手段と、
    前記識別手段と、
    前記識別手段により識別された前記識別対象の、前記第1の撮影画像内における位置を示す第1の送信情報を、前記空調制御装置に送信する送信手段と、を備え、
    前記空調制御装置は、
    前記撮影装置から送信された前記第1の送信情報を受信する受信手段と、
    前記関連付け手段と、
    前記空調制御手段と、を備え、
    前記関連付け手段は、前記受信手段により受信された前記第1の送信情報により示される前記位置を、前記室内機と関連付ける、
    請求項2から6のいずれか1項に記載の空調制御システム。
  8. 前記撮影装置において、
    前記撮影画像取得手段は、前記第2の撮影画像を取得し、
    前記送信手段は、前記第2の撮影画像内から認識された人又は物の、前記第2の撮影画像内における位置を示す第2の送信情報を、前記空調制御装置に送信し、
    前記空調制御装置において、
    前記受信手段は、前記撮影装置から送信された前記第2の送信情報を受信し、
    前記空調制御手段は、前記受信手段により受信された前記第2の送信情報により示される前記位置の状況に応じて、前記室内機に前記室内空間を空調させる、
    請求項7に記載の空調制御システム。
  9. 前記識別対象は、赤外線で識別可能であり、
    前記第1の撮影画像及び前記第2の撮影画像は、赤外線で前記室内空間を撮影することにより取得された、前記室内空間の熱分布を表す熱画像である、
    請求項から8のいずれか1項に記載の空調制御システム。
  10. 請求項1から9のいずれか1項に記載の空調制御システムと、前記室内機と、を備える、
    空調システム。
  11. 室内空間における室内機の位置に対応する配置場所に識別対象が配置された状態で前記室内空間を撮影し、
    前記室内空間を撮影することにより得られた撮影画像内から前記識別対象を識別し、
    識別された前記識別対象の、前記撮影画像内における位置を、前記室内機と関連付ける、
    関連付け方法。
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