JP7374207B2 - 断熱部材の製造方法、断熱部材、該断熱部材を使用する冷熱機器及び該冷熱機器の製造方法 - Google Patents

断熱部材の製造方法、断熱部材、該断熱部材を使用する冷熱機器及び該冷熱機器の製造方法 Download PDF

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Description

本開示は、断熱部材の製造方法、断熱部材、断熱部材を使用する冷熱機器及び冷熱機の製造方法に関する。
冷蔵庫、冷凍庫、給湯器等の冷熱機器には、消費電力量を低減するために、断熱部材が使用されている。
断熱部材としては、ガスバリア性を有する外包材で芯材が覆われ、外包材の内部が減圧・真空化されている断熱部材が、高い断熱性能を有している。
特許文献1には、下記(1)から(3)の工程を有する断熱部材の製造方法が開示されている。
(1)乾燥した芯材を、ラミネートフィルムの三方を熱溶着により封止して袋状に成形した外包材に挿入する。
(2)減圧チャンバー内で、外包材内部を10Pa以下に減圧する。
(3)開口部を熱溶着により密閉封止する。
特許第3580315号公報(段落[0058])
上記の断熱部材の製造工程おいては、最終段階の密閉封止の工程で、外包材の開口部の2枚のラミネートフィルムの間にずれが発生する場合がある。2枚のラミネートフィルムがずれた状態で、溶着シール機によって熱溶着がなされると、ずれた部分が折れ曲がり、重なった状態で熱溶着される。ラミネートフィルムが折れ曲がって重なった状態で熱溶着された部分はプリーツとなり、ラミネートフィルムの面より突起した形状となる。
このプリーツの部分は、ラミネートフィルムが折り重なった状態で熱溶着されるので、熱が十分に伝導しておらず、熱溶着の強度が不足している。また、ラミネートフィルムが溶着シール機からずれて熱溶着がなされると、熱溶着の面積が不足している場合もあり、この場合も熱溶着の強度が不足する。
その結果、プリーツの部分でラミネートフィルムが剥がれ、外包材の内部に、空気が進入するおそれがある。外包材の内部の空気が進入すると、真空度が低下して、断熱性が低下する。
本開示は、以上のような課題を解決するためになされたものであり、ラミネートフィルムの熱溶着の不良の発生が抑制された、断熱部材の製造方法を提供することを目的とする。
本開示に係る断熱部材の製造方法は、
ガスバリア層と熱溶着層とを備えるラミネートフィルム2枚を、熱溶着層を向かい合わせて重ね合わせて周囲を熱溶着して初期封止した後、一方のラミネートフィルムに第1開口部、他方の前記ラミネートフィルムに、第1開口部より長い第2開口部を形成して外包材を作製する工程と、
外包材に芯材を収納し、外包材の内部及び芯材を乾燥する工程と、
第1開口部及び第2開口部を通じて外包材の内部を脱気すると共に、第1開口部及び第2開口部と、外包材と芯材とが接している部分との間を熱溶着して外包材を密封し、最終封止する工程と、を有し、
第2開口部を、芯材を挿入できる大きさとし、乾燥する工程の前に、
第2開口部より、芯材を挿入する。
本開示に係る断熱部材の製造方法によれば、ラミネートフィルムが折れ曲がって熱溶着されることを防止することができるので、ラミネートフィルムの熱溶着の不良の発生が抑制される。
本開示の実施の形態1に係る断熱部材の上面図及び下面図 図1に示された断熱部材のII-II線断面図 実施の形態1に係る断熱部材の斜視図 実施の形態1に係る断熱部材に使用されるラミネートフィルムの断面図 実施の形態1に係る断熱部材の製造方法の説明図 実施の形態1に係る断熱部材の製造方法の説明図 実施の形態2に係る断熱部材の製造方法の説明図 実施の形態2に係る断熱部材の製造方法の説明図 実施の形態2に係る断熱部材の製造方法の説明図 実施の形態2に係る断熱部材の説明図 実施の形態2に係る断熱部材の製造方法の説明図 実施の形態3に係る断熱部材の説明図 実施の形態1の変形例1に係る断熱部材の説明図 実施の形態1の変形例2に係る断熱部材の製造方法の説明図 実施の形態1の変形例3に係る断熱部材の製造方法の説明図 実施の形態4に係る断熱部材の説明図 本開示の断熱部材を使用する冷蔵庫の例を示す図 本開示の断熱部材を使用する冷蔵庫の内部の例を示す図 冷蔵庫に使用する本開示の断熱部材と外板の例を示す図
以下、本開示の実施の形態に係る断熱部材とその製造方法を説明する。
[実施の形態1]
<断熱部材の構成>
本実施の形態に係る製造直後の断熱部材1は、図1から3に示されるように、熱の伝搬を抑制する芯材2と、芯材2を収納する矩形形状の外包材3と、ガスを吸着する粒状または粉末状の吸着剤4とを備える。
芯材2は、空間存在比率が高い、グラスウールの積層体から形成される。グラスウール積層体は、グラスウール層を複数積み重ねて形成されている。グラスウール積層体は、圧縮されても、高い空間の存在比率を維持できるため、断熱部材1の芯材として好適である。
外包材3は、芯材2を包む部材である。外包材3は、2枚の矩形形状のラミネートフィルム5a及び5bの4辺を熱溶着して初期封止することにより、形成されている。
ラミネートフィルム5aは、図4に示すように、樹脂フィルム51に少なくともガスバリア層52及び熱溶着層53が、この順で積層されて形成されている。ラミネートフィルム5bも、同様の構造を有する。
樹脂フィルム51は、ガスバリア層52及び熱溶着層53を支持する基材であり、断熱部材1の表面を保護する層でもある。樹脂フィルム51は、熱可塑性樹脂フィルムから形成される。熱可塑性樹脂フィルムの材料としては、ポリエチレンフィルム、ポリエステルフィルムが好ましい。
ガスバリア層52は、断熱部材1の内部に空気が透過することを防ぐ層である。ガスバリア層52は、金属箔又は金属蒸着から形成され、樹脂フィルム51に積層されている。金属箔又は金属蒸着に使用する金属としては、アルミニウムが好ましい。
熱溶着層53は、加熱されることにより溶融し、接着性を現す層である。熱溶着層53は、加熱と共に加圧されることにより、他の樹脂フィルム51の熱溶着層53と互いに接着される。熱溶着層53は、例えば、ポリオレフィン樹脂、ホットメルト接着剤から形成される。
芯材2は、上面からラミネートフィルム5a、下からラミネートフィルム5bにより包まれている。ラミネートフィルム5aの4辺と、ラミネートフィルム5bの4辺とは、熱溶着されている。
外包材3は、図1,3に示すように第1開口部6aと、第2開口部6bと、リング状の初期封止部7aから7dと、最終封止部8と、を有する。
図1,3は断面図ではないが、リング状の初期封止部7aから7dは、網掛け部で示され、最終封止部8は、斜線部で示される。尚、第1開口部6aと第2開口部6bは、図2には示されていない。なお、初期封止部7aから7dは、第1の封止部の例、最終封止部8は、第2の封止部の例である。
初期封止部7aから7dは、2枚の矩形形状のラミネートフィルム5aと5bの熱溶着された4辺である。初期封止とは、ラミネートフィルムの5aと5bの互いの4辺を熱溶着して、密封することである。
第1開口部6aと第2開口部6bは、製造工程で、外包材3の内部のガス成分を逃すために形成された部位である。第2開口部6bは、製造工程で、芯材2を外包材3の内部に収納するためにも使用されるため、第1開口部6aより大きく、芯材2を通すことが可能なサイズに形成されている。本実施の形態では、図1に示すように、第2開口部6bは両端の初期封止部7a、7cに到達する長さを有する。
最終封止部8は、ラミネートフィルム5aと5bの、第1開口部6a、第2開口部6bと、芯材2との間に形成されている。最終封止部8は、後述する製造過程において、外包材3の内部の脱気が終了した後に、外包材3を密封するためにラミネートフィルム5aとラミネートフィルム5bとが熱溶着された部分である。最終封止部8と初期封止部7a、7b、7cによって、芯材2が取り囲まれ、密封されている。このようにして形成された、密封領域は、0以上10Pa以下の減圧状態に維持されている。
なお、芯材2を密封すると、外包材3がふくらむことによって、ラミネートフィルム5a、5bが引き伸ばされ、ラミネートフィルム5a、5bに歪みが生じる。この歪みにより、断熱部材1の最終封止部8に負荷がかかる。芯材2の端部と最終封止部8とがより近接していると、この負荷はより大きくなる。このような場合、最終封止部8に剥離が生じるおそれがある。
従って、ラミネートフィルム5a、5bの歪みを抑制するためには、最終封止部8と芯材2の端部とが離れていることが好ましい。最終封止部8と芯材2の端部の距離を十分に確保するために、開口部6を、初期封止部7dに近い位置に形成し、最終封止部8を、開口部6に近い位置に形成することが好ましい。
吸着剤4は、断熱部材1の内部に、芯材2と共に収納されている。吸着剤4は、断熱部材1の内部で発生したガスを吸着し、断熱部材1内の真空度を維持する。
なお、図3中の符号Dで示された部分は、断熱部材1の最終封止部8より外側の部分であり、第1開口部6a、第2開口部6b及び初期封止部7dを含む。従って、断熱部材1を使用する際に、符号Dで示す部分を切除してもよい。
<製造方法>
次に、断熱部材1の製造方法について説明する。
先ず、断熱部材1の製造に使用する芯材2と、ラミネートフィルム5a、5b、吸着剤4を用意する。
芯材2は、グラスウールの層の積層体から形成される。この段階で用意されるグラスウールとのサイズは、断熱部材1の完成時の芯材2の厚さ方向のサイズの5倍から50倍のサイズである。
また、2枚の矩形形状のラミネートフィルム5a、5bを用意する。ラミネートフィルム5a,5bは、それぞれ、図4に示されるように、樹脂フィルム51とガスバリア層52と熱溶着層53とが、順に積層されて形成されている。吸着剤4は、例えば、酸化カルシウムの粉末を、通気性を有する袋に収納して形成される。
次に、外包材3を作製する。
矩形形状のラミネートフィルム5a、5bを、熱溶着層53を互いに向かい合わせて、位置合わせして重ねる。続いて、ラミネートフィルム5a、5bの4辺の縁部を熱溶着して、初期封止部7a~7dを形成する。初期封止部7a~7dにより周囲4辺が固定されているため、以後、ラミネートフィルム5a,5bの位置のずれが抑えられる。
次に、第1開口部6aと第2開口部6bを形成する。
まず、図示されないが、外包材3の上面のラミネートフィルム5aの、芯材2の配置予定位置と初期封止部7dとの間の位置に、第1開口部6aを形成する。更に、外包材3の下面のラミネートフィルム5bの、第1開口部6aと同じ重なる位置に、図5に示すように、第2開口部6bを形成する。
第1開口部6aは、後述する乾燥及び脱気の工程において、ガスを逃すためのものであり、大きく開口する必要はない。一方、第2開口部6bは、後述するように、芯材2を外包材3に挿入するためにも使用するため、芯材2が通過可能なサイズに形成される。
次に、芯材2を圧縮機により、厚さ方向に圧縮する。ここで、芯材の厚さは、断熱部材1の完成時の厚さ方向のサイズの2倍~数倍の厚さまで圧縮される。
次に、第2開口部6bを通じて、外包材3に芯材2を挿入する。
次に、芯材2を収納した外包材3を、30分から5時間ほど、乾燥炉の内部に投入し、乾燥する。これにより、ラミネートフィルム5a、5b、及び芯材2に吸着されている水分、その他の揮発性成分を脱離させ、第1開口部6a及び第2開口部6bから放出させる。乾燥炉の内部の温度は、ラミネートフィルム5a、5bを構成する樹脂の溶融温度のうち、最も低い温度より10℃~20℃程度低い温度に設定する。熱溶着層53の溶融を防ぐためである。
次に、外包材3の内部を脱気する。
まず、芯材2を収納した状態の外包材3を、乾燥炉から取り出し、図6に示すように、真空容器20の内部に設置する。真空容器20の内部には、規制板21と、溶着シール機22とが設置されている。2つの規制板21の間に、芯材2が収納された外包材3を設置して、固定する。
次に、第2開口部6bを介して、外包材3の内部に吸着剤4を挿入する。
続いて、真空容器20の排気を行い、内部を減圧する。真空容器20の内部の減圧に伴い、外包材3の内部及び芯材2の内部の空気が、図示されていない第1開口部6a及び図示されていない第2開口部6bを介して真空容器20の外へ排気される。
真空容器20の内部の圧力が0から10Paになるまで排気した後、ラミネートフィルム5aとラミネートフィルム5bとを熱溶着して最終封止部8を形成する。熱溶着は、真空容器20内に設置されている溶着シール機22を用いて行う。熱溶着する部分は、第1開口部6a及び第2開口部6bと、芯材2との間の部分である。これにより、外包材3の、初期封止部7aから7c、及び最終封止部8により囲まれた領域に芯材2が収納され、この領域は、真空化された状態で密封される。この最終封止により、図1に示す実施の形態1による断熱部材1が製造される。
真空容器20から断熱部材1を取り出すと、外気圧により断熱部材1が圧縮され、設計サイズの断熱部材1が得られる。
<作用効果>
初期封止により、ラミネートフィルム5aと5bとの間の滑りが抑制される。更に、熱溶着時には、ラミネートフィルム5aと5bに熱と共に、若干の圧力も加わるから、熱溶着後の熱溶着層53は、熱溶着前より密度が高い。このようにして、ラミネートフィルム5aと5bの熱溶着によって形成された初期封止部7aから7dは、熱溶着前のラミネートフィルムより、撓みにくくなっており、強度が高くなる。
従って、初期封止部7a,7c,7dにより囲まれている第1開口部6aの周辺のラミネートフィルム5aは、初期封止部7a,7c,7dにより強く拘束され、弛みにくくなる。そのため、最終封止の工程において、第1開口部6aの周辺のラミネートフィルム5aが折れ曲がることなくラミネートフィルム5bと熱溶着される。
このようにして、ラミネートフィルム5a、5bが折れ曲がった状態で熱溶着される事態が抑制され、最終封止部8に、プリーツが発生することが抑制される。本実施の形態1によれば、最終封止の工程における最終封止部8の熱溶着の不良が抑制され、熱溶着不良が抑制された断熱部材1が得られる。
[実施の形態2]
実施の形態2に係る断熱部材の製造方法について説明する。
なお、実施の形態2に係る断熱部材1の構成は、図1~3に示した実施の形態1の断熱部材1と、第2開口部6bのサイズが小さい点を除いて同一である。
<断熱部材1の構成>
実施の形態2では、実施の形態1と共通する構成については同一符号を付し、相違点について中心に説明するものとする。
実施の形態2に係る断熱部材1の製造方法は、2枚のラミネートフィルム5aと、5bとで芯材2を包んだ状態で、初期封止する点で、実施の形態1と異なる。
具体的には、図7に示すように、プレス機11の上に、ラミネートフィルム5b、芯材2、ラミネートフィルム5aの順に配置する。ここで、ラミネートフィルム5a及びラミネートフィルム5bの熱溶着層53が芯材2と接触している。また、プレス機11に設置されている時点では、ラミネートフィルム5a及びラミネートフィルム5bの周縁部は、芯材2に接していない。
プレス機11により、ラミネートフィルム5aとラミネートフィルム5bに挟まれた芯材2を圧縮する。圧縮の過程で、張力維持装置12a、12bによって、ラミネートフィルム5a及び5bを外側に向けて張力を生じさせる。これにより、ラミネートフィルム5a及び5bが緩まず、平らな状態を保持している。
芯材2を、目的とする断熱部材1の厚さの設定値と同等となるまで圧縮する。芯材2が目的とする厚さに到達した時点で、図8に示すように、ラミネートフィルム5a及び5bの4辺を、溶着シール機10a及び10bを用いて熱溶着する。この熱溶着により、初期封止部7aから7dが形成される。初期封止を終えた後、プレス機11による圧縮を解除する。なお、ラミネートフィルム5a、5bの周囲の、非溶着部分をこの段階で除去してもよい。
次に、図9に示すように、外包材3のラミネートフィルム5aに第1開口部6aを形成し、ラミネートフィルム5bに第2開口部6bを形成する。
続いて、実施の態様1と同様の方法により乾燥の工程を行う。
次に、芯材2が収納された外包材3を、真空容器20の内部に移設する。真空容器20内には、図10に示すように、2枚の規制板21が設置されている。その2枚の規制板21の間に外包材3を挿入する。規制板21は、芯材2が収納された外包材3の厚さに対し1.5倍から5倍程度のクリアランスを有している。これは、芯材2が収納された外包材3を挿入しやすくすると共に、第1開口部6a及び第2開口部6bを形成したときに、芯材2の厚みが復元することを防止するためである。
第2開口部6bを介して外包材3のラミネートフィルム5bの内側に吸着剤4を挿入する。その後、図11に示すように、溶着シール機22を、ラミネートフィルム5a及び5bの第1開口部6a及び第2開口部6bより内側の部分に、接する位置に移動させる。
真空容器20の内部を、圧力が0以上10Pa以下になるまで排気して減圧する。次に、図11に示すように、真空容器20内に設置されている溶着シール機22を用いて、ラミネートフィルム5aとラミネートフィルム5bとを熱溶着し、最終封止部8を形成する。
<作用効果>
実施の形態2では、ラミネートフィルム5aとラミネートフィルム5bとが、芯材2を収容した状態で熱溶着され、初期封止される。これにより、予め作製された外包材3に芯材2を挿入する場合より多い量の芯材2を、外包材3の内部に収納することができる。初期封止部7aから7dの形成後も、ラミネートフィルム5a及びラミネートフィルム5bが緩まない状態で、第1開口部6a及び第2開口部6bを形成することが可能である。
本実施の形態2では、2つの開口部6の長さは、吸着剤4の大きさに依存するだけである。従って、第2開口部6bの長さを、実施の形態1と比べ短くすることができる。従って、初期封止した後に芯材2を挿入する場合と比べて、より効果的に、ラミネートフィルム5a及び5bの弛みを抑制し、最終封止部8に、プリーツが発生することを抑制することができる。
このように、本実施の形態2によれば、最終封止の工程における熱溶着の不良が抑制され、信頼性が向上された断熱部材1が得られる。また、本実施の形態2では、開口部6の制約を受けることなく、芯材2を外包材3内部に挿入することができる。従って、より多くの芯材を使用することが可能となり、容易に高性能な断熱部材1が得られる。
[実施の形態3]
上記実施の形態1,2では、開口部6aと6bを形成したが、開口部の数は、任意である。例えば、図12に示すように、外包材3の片面のラミネートフィルム5bにのみ、芯材2を挿入するための開口部6bを形成してもよい。上記の工程以外は、実施の形態1または2と同様の方法により、断熱部材1を製造することができる。
この構成では、ラミネートフィルム5aには、開口部がない。そのため、ラミネートフィルム5aは、開口部が形成された場合と比べて、3方向の初期封止部7a、7c、7dからより強い拘束を受ける。従って、最終封止の工程において、ラミネートフィルム5aは、弛みがほとんど生じない。このように、本実施の形態3によれば、最終封止の工程における熱溶着の不良が抑制される。更に、開口部を2つ形成する煩雑さが解消できる。
[変形例1]
本開示の断熱部材の製造方法において、開口部6a、6bのサイズは適宜選択可能である。前述した実施の形態1では、両端の初期封止部7a、7cに到達する長さを有する第2開口部6bを形成する。一方、変形例1では、図13に示すように、第2開口部6bを、両端の初期封止部7a、7cに到達していないサイズとする。これは、開口部6bの長さを、芯材2を挿入するために必要な最低限の長さに抑えたものである。上記以外は、実施の形態1と同様の方法により、断熱部材1を製造する。
この構成では、第2開口部6bの両端には、ラミネートフィルム5bの未開口部が残されている。従って、第2開口部6bの周辺のラミネートフィルム5bも、第1開口部6aの周辺のラミネートフィルム5aと同様、初期封止部7a、7c、7dに拘束される。そのために、本変形例1においては、実施の形態1の場合より、第2開口部6b周辺のラミネートフィルム5bの弛みがより強く抑制される。このようにして、実施の形態1よりも、最終封止の工程におけるプリーツの発生がより効果的に抑制される。従って、実施の形態1の変形例1によれば、熱溶着の不良が抑制され、信頼性が向上された断熱部材1が得られる。
[変形例2]
変形例2においては、図14に示すように、予め破線状の切り込み部30が設けられたラミネートフィルム5a及び5bを使用して外包材3を作製する。切り込み部30を破線状にすることにより、ラミネートフィルム5a及び5bが弛まない状態で初期封止を行うことができる。
この破線状の切り込み部30を一繋ぎとして第1開口部6aを形成する。更に、片方のラミネートフィルムの切り込み部30を、延長線上に、更に拡げることにより、第2開口部6bを形成する。上記の工程以外は、実施の形態1と同様の方法により、断熱部材1を製造することができる。
[変形例3]
さらに、図15に示すように、ラミネートフィルム5aには、第1開口部と同じ長さの一つながりの切り込み部30aを形成する。ラミネートフィルム5bには、同様の切り込み部30aと共に、その両側の延長線上に、破線状の切り込み部30bを形成する。
ラミネートフィルム5aの切り込み部30aは、そのまま第1開口部6aとして使用する。ラミネートフィルム5bについては、切り込み部30bを切り込み部30aと一繋がりとして、第2開口部6bとする。上記の工程以外は、実施の形態1と同様の方法により、断熱部材1を製造することができる。
[実施の形態4]
上記実施の形態1、2、3では、線状の第1開口部6aと第2開口部6bを形成したが、図16に示すような、面状の第2開口部6b’を形成してもよい。
面状の第2開口部6b’を形成する方法は、特に制限されず、公知の方法により形成することができる。
この面状の開口部を設けた構成では、芯材2の厚みが大きい場合でも、外包材3へ容易に挿入することができる。従って、実施の形態4においては、実施の形態1の製造方法と同様の方法により断熱部材1を製造することが好ましい。
上述した実施の形態1から4で使用する芯材2としては、前述したグラスウールの集合体に限定されることはない。例としては、無機物、有機物の繊維材、多孔質の粒子、多孔質のシートを使用することができる。
具体例としては、ロックウールの集合体、発泡ポリスチレンの粒子、発泡ポリウレタンの粒子、発泡ポリスチレンのシート、発泡ポリウレタンのシートが挙げられる。これらの芯材は、1種のみを使用しても、2種以上を組み合わせて使用してもよい。
また、断熱部材1の表面の保護又は性能を向上させるため、ラミネートフィルムを、更に多くの層を有する構造としてもよい。例えば、断熱部材1の表面の保護、補強のために樹脂シートを2層以上積層することができる。また、断熱部材1の断熱性を向上させるためにガスバリア層を2層以上設けることもできる。
[当該断熱部材を使用した冷熱機器]
上述した方法により製造される断熱部材1は、冷蔵庫をはじめとする種々の冷熱機器に用いられる。冷蔵庫を例とすると、冷蔵庫62は、図17Aに示すように、外板60と外板60に囲まれた内装材62を含む。冷蔵庫62の内部においては、図17Bに示すように、内装材61は、図示されない外板60に貼り付けられた断熱部材1により、囲まれた状態となっている。
本開示の断熱部材を使用する冷蔵庫は、以下の方法により製造される。
先ず、図18に示されるように、冷蔵庫の外装の各面を形成する外板60に、断熱部材1を貼り付ける。樹脂製の内装材61を、断熱部材1を貼り付けた外板60で囲む。更に、断熱部材1が介在していない外板60と内装材61との隙間に、ウレタン樹脂を充填する。このようにして、図17Aに示す冷蔵庫62が製造される。
本開示のいくつかの実施の形態を説明したが、これらの実施の形態は、例として提示したものであり、開示の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施の形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、開示の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施の形態、その変形等は、開示の範囲、要旨等に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された開示とその均等の範囲に含まれる。
本出願は、2019年11月14日に出願された日本国特許出願2019-205947号に基づく。本明細書中に日本国特許出願2019-205947号の明細書、特許請求の範囲、図面全体を取り込むものとする。
1 断熱部材、2 芯材、3 外包材、4 吸着剤、5a ラミネートフィルム、5b ラミネートフィルム、6 開口部、6a 第1開口部、6b 第2開口部、6b’ 第2開口部、7 初期封止部、7a~7d 初期封止部、8 最終封止部、10a 溶着シール機、10b 溶着シール機、11 プレス機、12a 張力維持装置、12b 張力維持装置、20 真空容器、21 規制板、22 溶着シール機、30 切り込み部、30a 切り込み部、30b 切り込み部、51 樹脂フィルム、52 ガスバリア層、53 熱溶着層、60 外板、61 内装材、62 冷蔵庫。

Claims (21)

  1. ガスバリア層と熱溶着層とを備えるラミネートフィルム2枚を、前記熱溶着層を向かい合わせて重ね合わせて周囲を熱溶着して初期封止した後、一方の前記ラミネートフィルムに第1開口部、他方の前記ラミネートフィルムに、前記第1開口部より長い第2開口部を形成して、外包材を作製する工程と、
    前記外包材に芯材を収納し、前記外包材の内部及び前記芯材を乾燥する工程と、
    前記第1開口部及び前記第2開口部を通じて前記外包材の内部を脱気すると共に、前記第1開口部及び前記第2開口部と、前記外包材と前記芯材とが接している部分との間を熱溶着して前記外包材を密封し、最終封止する工程と、
    を有し、
    前記第2開口部を、前記芯材を挿入できる大きさとし、前記乾燥する工程の前に、
    前記第2開口部より、前記芯材を挿入する、断熱部材の製造方法。
  2. ガスバリア層と熱溶着層とを備えるラミネートフィルム2枚を、前記熱溶着層を向かい合わせて重ね合わせて周囲を熱溶着して初期封止した後、一方の前記ラミネートフィルムに第1開口部、他方の前記ラミネートフィルムに、前記第1開口部より長い第2開口部を形成して、外包材を作製する工程と、
    前記外包材に芯材を収納し、前記外包材の内部及び前記芯材を乾燥する工程と、
    前記第1開口部及び前記第2開口部を通じて前記外包材の内部を脱気すると共に、前記第1開口部及び前記第2開口部と、前記外包材と前記芯材とが接している部分との間を熱溶着して前記外包材を密封し、最終封止する工程と、
    を有し、
    破線状の切り込み部が設けられたラミネートフィルムを使用して前記外包材を作製し、
    前記初期封止後、前記切り込み部を一繋ぎとして前記第2開口部を形成する、断熱部材の製造方法。
  3. 前記第2開口部を、両端が初期封止部まで達しないサイズに形成する、請求項1又は2に記載の断熱部材の製造方法。
  4. 前記第2開口部を、吸着剤を挿入できる大きさとする、請求項1又は2に記載の断熱部材の製造方法。
  5. 前記第2開口部を面状に形成する、請求項1から4のいずれか1項に記載の断熱部材の製造方法。
  6. ガスバリア層と熱溶着層とを備えるラミネートフィルム2枚を、前記熱溶着層を向かい合わせて重ね合わせて周囲を熱溶着して初期封止した後、2枚の前記ラミネートフィルムの内、片方のラミネートフィルムのみに開口部を形成して、外包材を作製する工程と、
    前記外包材に芯材を収納し、前記外包材の内部及び前記芯材を乾燥する工程と、
    前記開口部を通じて前記外包材の内部を脱気すると共に、前記開口部と、前記外包材と前記芯材とが接している部分との間を熱溶着して前記外包材を密封し、最終封止する工程と、
    を有し、
    前記開口部は、前記芯材を挿入できる大きさとし、前記乾燥する工程の前に、
    前記開口部より、前記芯材を挿入する、断熱部材の製造方法。
  7. ガスバリア層と熱溶着層とを備えるラミネートフィルム2枚を、前記熱溶着層を向かい合わせて重ね合わせて周囲を熱溶着して初期封止した後、2枚の前記ラミネートフィルムの内、片方のラミネートフィルムのみに開口部を形成して、外包材を作製する工程と、
    前記外包材に芯材を収納し、前記外包材の内部及び前記芯材を乾燥する工程と、
    前記開口部を通じて前記外包材の内部を脱気すると共に、前記開口部と、前記外包材と前記芯材とが接している部分との間を熱溶着して前記外包材を密封し、最終封止する工程と、
    を有し、
    破線状の切り込み部が設けられたラミネートフィルムを使用して前記外包材を作製し、前記初期封止後、前記切り込み部を一繋ぎとして前記開口部を形成する、断熱部材の製造方法。
  8. 前記開口部を、両端が初期封止部まで達しないサイズに形成する、請求項6又は7に記載の断熱部材の製造方法。
  9. 前記開口部は、吸着剤を挿入できる大きさとする、請求項又はに記載の断熱部材の製造方法。
  10. 前記開口部を面状に形成する、請求項からのいずれか1項に記載の断熱部材の製造方法。
  11. 2枚の前記ラミネートフィルムで前記芯材を挟み、前記2枚のラミネートフィルムを介して前記芯材を圧縮しながら、前記2枚のラミネートフィルムの4辺を熱溶着することにより、前記芯材を前記外包材に収納して初期封止する、請求項1から10のいずれか1項に記載の断熱部材の製造方法。
  12. ガスバリア層と接着性を現す熱溶着層が積層された構成を有するラミネートフィルム2枚から形成された外包材と、前記外包材の内部に収納された芯材とを含む断熱部材であって、
    前記外包材は、
    2枚の前記ラミネートフィルムが、前記芯材を囲んで、リング状に互いに溶着している第1の封止部と、
    前記2枚のラミネートフィルムの、前記第1の封止部の一つと前記芯材との間に形成された第2の封止部と、
    を有し、
    前記第1の封止部と前記第2の封止部に囲まれた密封領域に、前記芯材が収納され、前記密封領域の内部は減圧状態に維持されており、
    前記第1の封止部と第2の封止部との間において、2枚の前記ラミネートフィルムの一方は、第1開口部を有し、他方は、前記第1開口部より長い第2開口部を有し、
    前記第2開口部が、前記芯材を挿入できる大きさである、断熱部材。
  13. 前記第2開口部の両端が初期封止部まで達しないサイズである、請求項12に記載の断熱部材。
  14. 前記第2開口部が、吸着剤を挿入できる大きさである、請求項12に記載の断熱部材。
  15. 前記第2開口部が面状である、請求項12から14のいずれか1項に記載の断熱部材。
  16. ガスバリア層と接着性を現す熱溶着層が積層された構成を有するラミネートフィルム2枚から形成された外包材と、前記外包材の内部に収納された芯材とを含む断熱部材であって、
    前記外包材は、
    2枚の前記ラミネートフィルムが、前記芯材を囲んで、リング状に互いに溶着している第1の封止部と、
    前記2枚のラミネートフィルムの、前記第1の封止部の一つと前記芯材との間に形成された第2の封止部と、
    を有し、
    前記第1の封止部と前記第2の封止部に囲まれた密封領域に、前記芯材が収納され、前記密封領域の内部は減圧状態に維持されており、
    前記第1の封止部と第2の封止部との間において、2枚の前記ラミネートフィルムの片方のみが開口部を有し、
    前記開口部は、前記芯材を挿入できる大きさである、断熱部材。
  17. 前記開口部は、両端が初期封止部まで達しないサイズである、請求項16に記載の断熱部材。
  18. 前記開口部は、吸着剤を挿入できる大きさである、請求項16又は17に記載の断熱部材。
  19. 前記開口部が面状である、請求項16から18のいずれか1項に記載の断熱部材。
  20. 外板と、内装材と、請求項12から19のいずれか1項に記載の断熱部材とを有する冷熱機器であって、
    前記外板は前記冷熱機器の各面を形成し、前記外板に前記断熱部材が貼り付けられ、
    前記内装材は、前記断熱部材が貼り付けられた前記外板で囲まれている、
    冷熱機器。
  21. 外板と、内装材と、請求項12から19のいずれか1項に記載の断熱部材とを有する冷熱機器の製造方法であって、
    前記冷熱機器の外装の各面を形成する外板に、前記断熱部材を貼り付ける工程、
    前記内装材を、前記断熱部材を貼り付けた前記外板で囲む工程、
    を含む製造方法。
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