JP7373837B2 - 容器 - Google Patents

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Description

本発明は、樹脂シート材で形成され、上下に段積み可能な容器に関するものである。
従来より、上記容器に関し、種々の技術が提案されている。例えば、下記特許文献1に記載の収容箱は、上端肉厚部を有する箱本体と、断面が逆U字形状をなし、爪部及び係合部を有するフレームと、平面形状がL字形で断面が逆U字形状をなし、爪部及び係合部を有するコーナーとからなり、前記上端部に前記爪部及び前記爪部とを係合させ、前記係合部に前記係合部を係合させるようにしたことを特徴とする。箱本体は、段ボール形状のプラスチック板をプレスにより同図の形に打抜加工したものである。
下記特許文献1の記載によれば、上記収容箱は、従来の機械加工によって組立を行う方法を改良して特殊な部品の組合せとすることにより、機械によらず、人手による軽作業で初心者でも容易かつ迅速に完成品にすることが出来る。
実公平6-2903号公報
しかしながら、上記収容箱が上下に段積みされた場合に、上段側収容箱に重量物が入れられていると、下段側収容箱では、その箱本体の側面が、上段側収容箱の荷重によって外側へ開くことがあった。そのようなケースでは、更なる段積みの困難、下段側収容箱の破損、又は上段側収容箱の荷崩れ等が懸念される。
そこで、本発明は、上述した点を鑑みてなされたものであり、樹脂シート材からなる側壁部の外開きを抑制し、上下に段積みされた状態を安定させることによって、下段側容器の破損及び上段側容器の荷崩れの防止を図った容器を提供することを課題とする。
この課題を解決するためになされた請求項1に係る発明は、樹脂シート材が折り曲げられることによって箱状に形成され、底壁部と、底壁部の周辺から上方向へ延びる側壁部と、を有し、上下に段積み可能な容器であって、側壁部の幅方向の中間域内に設けられて上下方向に延び、少なくとも側壁部を補強する側壁部補強部材と、側壁部の中間域内の上方側であって側壁部補強部材の直上に設けられ、当該容器の上端に位置する段積み部材を備え、段積み部材の上面のうち、段積み時に上段側容器が載せられることが可能な載上領域において、容器の外方側にある外方側縁部の高さが、外方側縁部に対して容器の内方側にある内方側部位よりも低く設けられていることを特徴とする。
請求項に係る発明は、請求項1に記載の容器であって、側壁部の上端縁で形成される開口部と、側壁部の上方側に設けられ、少なくとも開口部を補強する開口部補強部材と、を備え、開口部補強部材は、基板部と、基板部の一対の縁辺から同じ方向へ延びる一対の対向板部とを備え、段積み部材は、基体部と、基体部の一対の縁辺から同じ方向へ延びる一対の対面部とを備え、一対の対面部の間に開口部補強部材を嵌め込むことで、開口部補強部材を介して、側壁部の上方側に設けられ、側壁部補強部材は、段積み時において、開口部補強部材及び段積み部材を介して、容器の上段に位置する上段側容器の側壁部補強部材と上下方向に並ぶように位置することを特徴とする。
請求項に係る発明は、請求項1又は請求項に記載の容器であって、側壁部の上端縁で形成される開口部と、側壁部の上方側に設けられ、少なくとも開口部を補強する開口部補強部材と、を備え、箱状に形成された樹脂シート材のコーナーに設けられ、段積み時に上段側容器が載せられる載置部を有するコーナー補強部材を備え、コーナー補強部材は、載置部が開口部補強部材における基板部の上方に位置するように配置され、段積み部材の上面のうち、載上領域において、外方側縁部の高さが載置部よりも低く、内方側部位の高さが載置部と同じ又は載置部よりも低いことを特徴とする。
請求項に係る発明は、請求項2又は請求項3に記載の容器であって、箱状に形成された樹脂シート材のコーナーに設けられたコーナー補強部材を備え、段積み部材は、一対の対面部が、容器の内側及び外側から側壁部と向かい合うと共に、容器の外方において、コーナー補強部材と面一又はコーナー補強部材よりも容器の内方に位置することを特徴とする。
請求項に係る発明は、請求項1乃至請求項4のいずれか一つに記載の容器であって、段積み部材の上面のうち、少なくとも載上領域が、容器の内側から外側へ向かうに連れて下方向へ傾斜するように設けられ、底壁部の下面は、容器が段積みされる対象の下段側容器が備える段積み部材の上面との対向部位において、下段側容器が備える段積み部材の上面のうち下段側容器の外方側にある外方側縁部から離間する一方、この外方側縁部に対して下段側容器の内方側にある内方側部位には接するように設けられていることを特徴とする。
請求項1に係る発明の容器では、樹脂シート材が箱状に折り曲げられることによって、底壁部及び側壁部が形成されている。また、段積み部材が、側壁部の上方側に設けられている。更に、段積み部材の上面のうち、段積み時に上段側容器が載せられることが可能な載上領域において、容器の外方側にある外方側縁部の高さが、外方側縁部から容器の内方側にある内方側部位よりも低くなっている。そのため、容器の段積み時において、上段側容器に重量物が入れられていると、上段側容器の底壁部に対して、下段側容器に設けられた段積み部材が食い込むような状態になる。これにより、請求項1に係る発明の容器は、段積みされると、下段側容器において樹脂シート材からなる側壁部の外開きが抑制され、上下に段積みされた状態が安定するので、下段側容器の破損及び上段側容器の荷崩れの防止を図ることが可能である。
また、少なくとも側壁部を補強する側壁部補強部材が、側壁部の下方側から略垂直方向に沿って段積み部材まで延びている。更に、段積み部材の上面は、側壁部補強部材が延びる方向において、側壁部補強部材よりも上方に位置する。これにより、請求項1に係る発明の容器では、その強度が向上すると共に、下段側容器の側壁部の外開きが抑制されている。
請求項2に係る発明の容器では、少なくとも開口部を補強する開口部補強部材が、側壁部の上方側に設けられている。段積み部材は、開口部補強部材を介して、側壁部の上方側に設けられている。これにより、請求項2に係る発明の容器は、段積みされると、段積み部材に加えて、開口部補強部材による開口部の補強によっても、下段側容器において樹脂シート材からなる側壁部の外開き抑制される。
請求項に係る発明の容器では、コーナー補強部材が、箱状に形成された樹脂シート材のコーナーに設けられており、容器の段積み時には、下段側容器のコーナー補強部材の載置部に対して上段側容器が載せられるので、上下に段積みされた状態が安定する。更に、段積み部材の上面のうち、載上領域において、外方側縁部の高さが載置部よりも低く、内方側部位の高さが載置部と同じ又は載置部よりも低くなっている。そのため、容器の段積み時において、上段側容器に重量物が入れられていると、上段側容器の底壁部に対して、下段側容器に設けられた段積み部材が食い込むような状態になる。これにより、請求項に係る発明の容器は、上下に段積みされると、下段側容器において樹脂シート材からなる側壁部の外開きが抑制される。
請求項に係る発明の容器では、段積み部材が、一対の対面部を備えている。一対の対面部は、側壁部の上方側に設けられた段積み部材の相対する一対の縁辺から延びることによって、容器の内側及び外側から側壁部と向かい合っている。これにより、請求項に係る発明の容器では、容器の段積み時において、上段側容器の荷重が下段側容器の段積み部材の上面に作用しても、段積み部材が側壁部から下段側容器の内側又は外側へ外れることを防止している。
更に、請求項に係る発明の容器では、コーナー補強部材が、箱状に形成された樹脂シート材のコーナーに設けられており、段積み部材は、容器の外方において、コーナー補強部材と面一又はコーナー補強部材よりも容器の内方に位置する。そのため、容器が横並びに保管される際のデッドスペースは、コーナー補強部材同士が突き当たることによって生じるスペースのみ抑えられる。これにより、請求項に係る発明の容器は、保管スペースの低減、コストの削減、及び管理・保管等に関する利便性の向上等が可能である。
請求項に係る発明の容器では、段積み部材の上面のうち、少なくとも載上領域が、容器の内側から外側へ向かうに連れて下方向へ傾斜している。そのため、上段側容器の荷重は、下段側容器の段積み部材の上面に作用すると、下段側容器の側壁部を下段側容器の内側へ向かわせるように働く。これにより、請求項に係る発明の容器は、上下に段積みされた際において、下段側容器側壁部の外開き抑制している。
本発明の実施形態の容器が表された斜視図である。 樹脂シート材が表された展開図である。 箱状に形成された樹脂シート材が表された斜視図である。 側壁部補強部材と第1開口部補強部材と第2開口部補強部材が表された斜視図である。 第1コーナー補強部材と第2コーナー補強部材が表された斜視図である。 箱状に形成された樹脂シート材に対して、側壁部補強部材、第1開口部補強部材、第2開口部補強部材、及び第2コーナー補強部材が取り付けられた一例が表された斜視図である。 同容器を図1の線I-Iで切断した断面等が表された図である。 同容器を図1の線II-IIで切断した断面と、箱状に形成された樹脂シート材を図3の線III-IIIで切断した断面とがつなぎ合わされた状態で、同容器が表された図である。 同容器を図1の線IV-IVで切断した断面等が表された図である。 第1コーナー補強部材の取付部分が切り欠かれた状態で、同容器が表された斜視図である。 段積み部材が表された斜視図である。 段積み部材を設けた状態の同容器が表された斜視図である。 段積みされた状態の同容器が表された斜視図である。 段積みされた状態の同容器を図13の線Vで切断した断面が表された図である。 段積み部材の第1変更例が表された斜視図である。 段積み部材の第2変更例が表された斜視図である。
以下、本発明に係る容器について、具体化した本実施形態に基づき、図面を参照しつつ説明する。
図1に表されたように、本実施形態の容器1は、箱状の樹脂シート材10、側壁部補強部材20、第1開口部補強部材30、第2開口部補強部材40、第1コーナー補強部材50、及び第2コーナー補強部材60を備えている。
尚、図1において、符号D1の方向は、上下方向(つまり、容器1の高さ方向)を示している。符号D2の方向は、容器1の長辺側の幅方向を示している。符号D3の方向は、容器1の短辺側の幅方向を示している。各方向D1,D2,D3は、互いに直交する関係にある。これらの点は、後述する図3、図12、及び図13においても、同様である。
樹脂シート材10は、段ボールプラスチックである。但し、段ボールプラスチックに代えて、例えば、樹脂製発泡シート、樹脂製段ボール、樹脂製ハニカムボード、又は樹脂製中空構造板等が使用されてもよい。図2(樹脂シート材10の展開図)にも表されたように、樹脂シート材10は、底壁部70、長辺側側壁部80、短辺側側壁部90、及び重ね側側壁部92を備えている。底壁部70、長辺側側壁部80、短辺側側壁部90、及び重ね側側壁部92は、矩形状である。底壁部70の四辺72のうち、相対する一対の長辺においては、長辺側側壁部80が底壁部70から延出するようにして設けられ、相対する一対の短辺においては、短辺側側壁部90が、底壁部70から延出するようにして設けられている。
長辺側側壁部80では、その長辺方向で相対する一対の端辺82において、重ね側側壁部92が長辺側側壁部80から延出するようにして設けられている。更に、長辺側側壁部80には、一対の端辺82の間に含まれる中間域W内において、第1スリット部84が設けられている。第1スリット部84は、長辺側側壁部80の外縁から底壁部70の四辺72(のうち、長辺)の付近にまで、一対の端辺82に沿って設けられている。
図3に表されたように、樹脂シート材10は、底壁部70の四辺72及び長辺側側壁部80の一対の端辺82で折り曲げられることによって、箱状に形成される。その際、重ね側側壁部92は、短辺側側壁部90の内面に重ね合わされた状態で、短辺側側壁部90に対してステープラ又は熱溶着等で固定される。これにより、長辺側側壁部80及び短辺側側壁部90は、底壁部70の四辺72から上方向へ延びるように形作られる。また、長辺側側壁部80の上端縁及び重ね側側壁部92の上端縁によって、開口部99が形成される。更に、第1スリット部84は、長辺側側壁部80の幅方向D2(つまり、一対の端辺82の間)の中間域W内に配設され、長辺側側壁部80の上端縁(つまり、上記外縁)から下方向へ延在している。
尚、底壁部70には水抜き穴が設けられてもよいし、長辺側側壁部80には持ち手穴が設けられてもよい。
図4に表されたように、側壁部補強部材20、第1開口部補強部材30、及び第2開口部補強部材40は、断面が略コ字状の長尺形状をなしており、それらの断面は、例えば、金属又は樹脂等の素材が押出成形されることによって加工される。尚、側壁部補強部材20、第1開口部補強部材30、及び第2開口部補強部材40は、段ボールプラスチック製であってもよい。
側壁部補強部材20は、基板部22と、一対の対向板部26とを備えている。一対の対向板部26は、基板部22の相対する一対の縁辺24から同じ方向へ延びることによって、所定間隔27を保ちながら互いに対向している。所定間隔27は、樹脂シート材10(つまり、長辺側側壁部80)の厚みと略等しい。また、側壁部補強部材20の長さ28は、長辺側側壁部80に設けられた第1スリット部84の長さよりも短い。
第1開口部補強部材30は、その長さ38が側壁部補強部材20の長さ28と異なることを除けば、側壁部補強部材20と同じ構造を備えている。つまり、第1開口部補強部材30は、基板部32と、一対の対向板部36とを備えている。一対の対向板部36は、基板部32の相対する一対の縁辺34から同じ方向へ延びることによって、所定間隔37を保ちながら互いに対向している。所定間隔37は、側壁部補強部材20の所定間隔27と同一であって、樹脂シート材10(つまり、長辺側側壁部80)の厚みと略等しい。また、第1開口部補強部材30の長さ38は、長辺側側壁部80の幅方向D2の長さと比べ、少し短い。
以上より、側壁部補強部材20と第1開口部補強部材30は、押出成形された同一部材が上記長さ28と上記長さ38に切断されることによって製造することが可能である。
第2開口部補強部材40は、その所定間隔47及び長さ48が側壁部補強部材20の所定間隔27及び長さ28と異なることを除けば、側壁部補強部材20と同じ構造を備えている。つまり、第2開口部補強部材40は、基板部42と、一対の対向板部46とを備えている。一対の対向板部46は、基板部42の相対する一対の縁辺44から同じ方向へ延びることによって、所定間隔47を保ちながら互いに対向している。所定間隔47は、樹脂シート材10の2倍の厚み(つまり、短辺側側壁部90の厚みと重ね側側壁部92の厚みとが加算された値)と略等しい。また、第2開口部補強部材40の長さ48は、短辺側側壁部90の幅方向D3の長さと比べ、少し短い。
尚、樹脂シート材10が箱状に形成される際、上述した場合とは異なって、重ね側側壁部92が短辺側側壁部90の上方側と重ならない場合には、第2開口部補強部材40の所定間隔47は、側壁部補強部材20の所定間隔27及び第1開口部補強部材30の所定間隔47と同一にされる。従って、そのような場合には、側壁部補強部材20と第1開口部補強部材30と第2開口部補強部材40は、押出成形された同一部材が上記長さ28と上記長さ38と上記長さ48に切断されることによって製造することが可能である。
図5に表されたように、第1コーナー補強部材50及び第2コーナー補強部材60は、鏡像対称の部材であって、樹脂製である。各コーナー補強部材50,60は、載置部52,62、一対の対向部54,64、及び出張部58,68を備えており、出張部58,68を除いた場合の断面は、略C字の溝形状をなしている。載置部52,62は、平面視で略L字状に曲折した形状をなしている。尚、載置部52,62は、後述する上下方向D1における容器1の段積みにおいて、上段側の容器1のコーナー部分が置かれる。
一対の対向部54,64は、載置部52,62の相対する一対の縁辺付近から同じ方向へ延びている。載置部52,62の曲折部分から一端に渡っては、一対の対向部54,64が、所定間隔55,65を保ちながら互いに対向している。所定間隔55,65は、第1開口部補強部材30の厚みと略等しい。これに対して、載置部52,62の曲折部分から他端に渡っては、一対の対向部54,64が、所定間隔55,65よりも大きい所定間隔56,66を保ちながら互いに対向している。所定間隔56,66は、第2開口部補強部材40の厚みと略等しい。このようにして、各コーナー補強部材50,60では、載置部52,62及び一対の対向部54,64によって、溝59,69が形成されている。
出張部58,68は、載置部52,62の相対する一対の縁辺のうち、全長が長い方の縁辺に沿って設けられ、一対の対向部54,64とは反対方向へ載置部52,62から突出している。
以下、容器1の組立を説明する。図6に表されたように、箱状に形成された樹脂シート材10(図3参照)では、短辺側側壁部90等の上端部分に対して、第2開口部補強部材40が嵌め込まれる。これにより、第2開口部補強部材40の基板部42及び一対の対向板部46は、短辺側側壁部90等の上方側に設けられる。
長辺側側壁部80の第1スリット部84には、2つの側壁部補強部材20が、それぞれの基板部22が合わされた状態で差し込まれる。これにより、各側壁部補強部材20の一対の対向板部26が、長辺側側壁部80の第1スリット部84から長辺側側壁部80の内面・外面に沿った状態で配置される。尚、長辺側側壁部80の第1スリット部84には、1つの側壁部補強部材20(の基板部22)のみが差し込まれてもよい。
長辺側側壁部80の上端部分には、第1開口部補強部材30が嵌め込まれる。これにより、第1開口部補強部材30の基板部32及び一対の対向板部36は、長辺側側壁部80の上方側に設けられる。
箱状に形成された樹脂シート材10のコーナーでは、第1開口部補強部材30と第2開口部補強部材40に対して、第2コーナー補強部材60(の溝69)が嵌め込まれる。これにより、第2コーナー補強部材60の載置部62が、第1開口部補強部材30の基板部32及び第2開口部補強部材40の基板部42の上方に配置される。また、第2コーナー補強部材60の一対の対向部64が、第1開口部補強部材30の一対の対向板部36及び第2開口部補強部材40の一対の対向板部46を、容器1の上側、内側、及び外側から覆う。更に、第2コーナー補強部材60の出張部68が、第1開口部補強部材30の基板部32及び第2開口部補強部材40の基板部42の外側(の縁辺34,44)に沿って、容器1の外方側に配設される。
図6に表されていない第1コーナー補強部材50についても、上記第2コーナー補強部材60と同様にして取り付けられる。尚、各コーナー補強部材50,60は、リベット又はボルト等によって、第1開口部補強部材30(及び長辺側側壁部80)と第2開口部補強部材40(、短辺側側壁部90及び重ね側側壁部92)に固定される。
このようにして、箱状に形成された樹脂シート材10に対して、側壁部補強部材20、第1開口部補強部材30、第2開口部補強部材40、第1コーナー補強部材50、及び第2コーナー補強部材60が取り付けられ、図1に表された容器1が組み立てられる。これにより、容器1では、第1開口部補強部材30及び第2開口部補強部材40が、少なくとも開口部99を補強し、側壁部補強部材20が、少なくとも長辺側側壁部80を補強する。また、開口部99は、第1コーナー補強部材50及び第2コーナー補強部材60によっても補強される。更に、側壁部補強部材20は、長辺側側壁部80の幅方向D2の中間域W内において、長辺側側壁部80の下方側から上下方向D1に沿って、第1開口部補強部材30まで延びている。尚、側壁部補強部材20の延在方向は、上下方向D1から多少ずれてもよい。
更に詳細に説明すると、図7に表されたように、長辺側側壁部80の第1スリット部84に対して、2つの側壁部補強部材20が、それぞれの基板部22が合わされた状態で差し込まれると、それぞれの一対の対向板部26の間には、長辺側側壁部80が差し込まれる。これにより、各側壁部補強部材20の一対の対向板部26は、容器1の内側及び外側から長辺側側壁部80を覆っている。
図8及び図9に表されたように、側壁部補強部材20は、その下端が底壁部70に突き当てられた状態にある。そのため、容器1では、側壁部補強部材20が、底壁部70によって、長辺側側壁部80の第1スリット部84から下方へ抜けないようにされている。尚、側壁部補強部材20の上端では、第1開口部補強部材30の一対の対向板部36が突き当てられた状態にある。
図10に表されたように、第1開口部補強部材30では、基板部32に長辺側側壁部80の上端が突き当たるまで、一対の対向板部36の間に長辺側側壁部80の上方側が嵌め込まれる。第2開口部補強部材40では、基板部42に短辺側側壁部90の上端及び重ね側側壁部92の上端が突き当たるまで、一対の対向板部46の間に短辺側側壁部90の上方側及び重ね側側壁部92の上方側が嵌め込まれる。
容器1は、図11に表された、段積み部材200を備えている。段積み部材200は、樹脂製であって、その断面が略C字の溝形状をなしている。段積み部材200は、基体部202と、一対の対面部210,212とを備えている。一対の対面部210,212は、基体部202の相対する一対の縁辺206,208から同じ方向へ延びることによって、所定間隔214を保ちながら互いに対向している。所定間隔214は、第1開口部補強部材30の厚みと略等しい。
一対の縁辺206,208の間には、基体部202の外面であって、段積み部材200の上面204が設けられている。段積み部材200の上面204は、基体部202の内面に対して傾いている。
尚、一対の縁辺206,208を区別して記載する場合には、縁辺206を内方側縁辺206と表記し、縁辺208を外方側縁辺208と表記する。また、一対の対面部210,212を区別して記載する場合には、対面部210を内方側対面部210と表記し、対面部212を外方側対面部212と表記する。
図12に表されたように、段積み部材200は、第1開口部補強部材30に嵌め込まれる。その際、段積み部材200では、基体部202の下面に第1開口部補強部材30の基板部32が突き当たるまで、一対の対面部210,212の間に第1開口部補強部材30が嵌め込まれる。段積み部材200では、一対の対面部210,212のうち、内方側対面部210が容器1の内方へ向けられ、外方側対面部212が容器1の外方へ向けられる。
段積み部材200は、各側壁部補強部材20の上方において、第1開口部補強部材30に嵌め込まれる。これにより、段積み部材200の上面204は、各側壁部補強部材20が延びる上下方向D1において、各側壁部補強部材20よりも上方に位置する。更に、段積み部材200は、長辺側側壁部80の幅方向D2における中央において、第1開口部補強部材30に嵌め込まれる。
容器1は、上下に段積み可能である。例えば、図13では、容器1が上下方向D1で2段に積まれている。尚、以下の説明では、下段側容器1に関する符号には英文字の「A」を添付し、上段側容器1に関する符号には英文字の「B」を添付する。
上段側容器1Bは、その各コーナー部分が下段側容器1Aの各コーナー補強部材50A,60Aに載置されることによって、下段側容器1Aに対して、上方向に段積みされる。下段側容器1Aでは、各コーナー補強部材50A,60Aの出張部58A,68A(図14参照)によって、上段側容器1Bの位置が規制される。これにより、下段側容器1Aと上段側容器1Bとの間では、各側壁部補強部材20A及び各側壁部補強部材20Bが、第1開口部補強部材30A及び段積み部材200Aを介して、上下方向D1で列置される。従って、段積み部材200Aは、容器1の段積み時において、下段側容器1Aと上段側容器1Bとの間に介在し、上段側容器1Bが載せられる。
更に詳細に説明する。図14に表されたように、下段側容器1Aでは、段積み部材200Aが、側壁部補強部材20Aの上方において、第1開口部補強部材30Aに嵌め込まれると、段積み部材200Aの基体部202Aの下面が、第1開口部補強部材30Aの基板部32Aに突き当たる。また、段積み部材200Aの一対の対面部210A,212Aの間には、第1開口部補強部材30(の基板部32A及び一対の対向板部36A)が嵌め込まれる。
これにより、段積み部材200Aは、第1開口部補強部材30Aを介して、長辺側側壁部80Aの上方側に設けられる。更に、段積み部材200Aでは、一対の対面部210A,212Aが、第1開口部補強部材30Aを介して、下段側容器1Aの内側及び外側から長辺側側壁部80Aと向かい合う。
段積み部材200Aでは、一対の対面部210A,212Aのうち、内方側対面部210Aが下段側容器1Aの内方へ向けられ、外方側対面部212Aが下段側容器1Aの外方へ向けられる。そのため、段積み部材200Aでは、一対の縁辺206A,208Aのうち、内方側縁辺206Aが下段側容器1Aの内方側に配置され、外方側縁辺208Aが下段側容器1Aの外方側に配置される。
これにより、段積み部材200Aの上面204Aは、下段側容器1Aの内側から外側へ向かうに連れて下方向へ傾斜している。従って、段積み部材200Aの上面204Aにおいて、下段側容器1Aの外方側にある外方側縁辺208Aの高さは、外方側縁辺208Aから下段側容器1Aの内方側にある上面204Aの部位よりも低い。
更に、段積み部材200Aの上面204Aにおいて、外方側縁辺208Aの高さは、第2コーナー補強部材60Aの載置部62Aよりも低い。これに対して、段積み部材200Aの上面204Aのうち、内方側縁辺206Aの高さは、第2コーナー補強部材60Aの載置部62Aと同じである。
下段側容器1Aの外方では、段積み部材200Aの外方側対面部212Aが、第2コーナー補強部材60A(の出張部68A)よりも、下段側容器1Aの内方に位置している。
尚、上述した点は、図14表されていない第1コーナー補強部材50Aについても同様であり、上段側容器1Bについても同様である。
下段側容器1Aに上段側容器1Bが段積みされた状態において、上段側容器1Bに重量物が入れられていると、上段側容器1Bの底壁部70Bは、下方向へ撓む。そのため、上段側容器1Bの底壁部70Bは、上段側容器1Bの長辺側側壁部80B付近において、下段側容器1Aの段積み部材200Aの上面204Aに載せられ、上面204Aの内方側縁辺206Aに食い込む。容器1は、段ボールプラスチック製である。そのため、上段側容器1Bの底壁部70Bは、下段側容器1Aの段積み部材200Aの内方側縁辺206Aに食い込み易い。この点は、容器1が、例えば、樹脂製発泡シート、樹脂製段ボール、樹脂製ハニカムボード、又は樹脂製中空構造板等で作られていても、同様である。
以上詳細に説明した通り、本実施形態の容器1では、樹脂シート材10が箱状に折り曲げられることによって、底壁部70及び長辺側側壁部80が設けられている。また、段積み部材200が、長辺側側壁部80の上方側に設けられている。更に、容器1の段積み時には、段積み部材200の上面204において、容器1の外方側にある外方側縁辺208の高さが、外方側縁辺208から容器1の内方側にある上面204の部位よりも低くなっている。そのため、容器1の段積み時において、上段側容器1Bに重量物が入れられていると、上段側容器1Bの底壁部70Bに対して、下段側容器1Aに設けられた段積み部材200Aの内方側縁辺206Aが食い込む状態になる。これにより、本実施形態の容器1は、段積みされると、下段側容器1Aにおいて樹脂シート材10Aからなる長辺側側壁部80Aの外開きが抑制され、上下に段積みされた状態が安定するので、下段側容器1Aの破損及び上段側容器1Bの荷崩れの防止を図ることが可能である。
本実施形態の容器1では、段積み部材200の上面204が、容器1の内側から外側へ向かうに連れて下方向へ傾斜している。そのため、上段側容器1Bの荷重は、下段側容器1Aの段積み部材200Aの上面204Aに作用すると、下段側容器1Aの長辺側側壁部80Aを下段側容器1Aの内側へ向かわせるように働く。これにより、本実施形態の容器1は、上下に段積みされた際において、下段側容器1Aの長辺側側壁部80Bの外開きを抑制している。
本実施形態の容器1では、少なくとも長辺側側壁部80を補強する側壁部補強部材20が、長辺側側壁部80の下方側から上下方向D1に沿って段積み部材200まで延びている。更に、段積み部材200の上面204は、側壁部補強部材20が延びる上下方向D1において、側壁部補強部材20よりも上方に位置する。そのため、容器1が上下に段積みされた際において、下段側容器1Aの段積み部材200Aの上面204Aに作用したときの上段側容器1Bの荷重方向は、下段側容器1Aの側壁部補強部材20Aの延在方向と一致又はおおよそ一致する。これにより、本実施形態の容器1では、その強度が向上すると共に、下段側容器1Aの長辺側側壁部80Aの外開きが抑制されている。
本実施形態の容器1では、各コーナー補強部材50,60が、箱状に形成された樹脂シート材10の各コーナーに設けられており、容器1の段積み時には、下段側容器1Aの各コーナー補強部材50A,60Aの載置部52A,62Aに対して上段側容器1Bが載せられるので、上下に段積みされた状態が安定する。更に、段積み部材200の上面204において、外方側縁辺208の高さが載置部52,62よりも低く、段積み部材200の上面204のうち、内方側縁辺206の高さは、載置部52,62と同じである。そのため、容器1の段積み時において、上段側容器1Bに重量物が入れられていると、上段側容器1Bの底壁部70Bに対して、下段側容器1Aに設けられた段積み部材200Aの内方側縁辺206Aが食い込む状態になる。これにより、本実施形態の容器1は、上下に段積みされると、下段側容器1Aにおいて樹脂シート材10Aからなる長辺側側壁部80Bの外開きが抑制される。
尚、この点は、段積み部材200の上面204のうち、内方側縁辺206の高さが、各コーナー補強部材50,60の載置部52,62よりも低い場合でも、外方側縁辺208の高さよりも低くならないことから、同様である。
本実施形態の容器1では、段積み部材200が、一対の対面部210,212を備えている。一対の対面部210,212は、長辺側側壁部80の上方側に設けられた段積み部材200において、その相対する一対の縁辺206,208から延びている。そのため、一対の対面部210,212は、容器1の内側及び外側から長辺側側壁部80と向かい合っている。これにより、本実施形態の容器1では、容器1の段積み時において、上段側容器1Bの荷重が下段側容器1Aの段積み部材200Aの上面204Aに作用しても、段積み部材200Aが、長辺側側壁部80Aから、下段側容器1Aの内側又は外側へ外れることを防止している。
更に、本実施形態の容器1では、各コーナー補強部材50,60が、箱状に形成された樹脂シート材10の各コーナーに設けられており、段積み部材200は、容器1の外方において、各コーナー補強部材50,60(の出張部58,68)よりも容器1の内方に位置する。そのため、容器1が横並びに保管される際のデッドスペースは、各コーナー補強部材50,60同士が突き当たることによって生じるスペースのみ抑えられる。これにより、本実施形態の容器1は、保管スペースの低減、コストの削減、及び管理・保管等に関する利便性の向上等が可能である。
尚、この点は、段積み部材200が、容器1の外方において、各コーナー補強部材50,60(の出張部58,68)と面一に位置する場合でも、同様である。
本実施形態の容器1では、少なくとも開口部99を補強する第1開口部補強部材30が、長辺側側壁部80の上方側に設けられている。段積み部材200は、第1開口部補強部材30を介して、長辺側側壁部80の上方側に設けられている。これにより、本実施形態の容器1は、段積みされると、段積み部材200に加えて、第1開口部補強部材30Aによる開口部99Aの補強によっても、下段側容器1Aにおいて樹脂シート材からなる長辺側側壁部80Aの外開きが抑制される。
ちなみに、本実施形態において、第1開口部補強部材30は、「開口部補強部材」の一例である。第1コーナー補強部材50及び第2コーナー補強部材60は、「コーナー補強部材」の一例である。底壁部70の四辺72は、「底壁部の周辺」の一例である。長辺側側壁部80は、「側壁部」の一例である。段積み部材200Aの全域(上面204)は、「載上領域」の一例である。外方側縁辺208は、「外方側縁部」の一例である。段積み部材200の上面204のうち、外方側縁辺208を除く部位は、「内方側部位」の一例である。上下方向D1は、「略垂直方向」の一例である
尚、本発明は上記実施形態に限定されるものでなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。以下では、上記実施形態と共通する部分には、同一の符号を付し、詳しい説明は省略する。
例えば、段積み部材200は、内方側対面部210及び/又は外方側対面部212を備えていないものであってもよい。このような場合、段積み部材200の基体部202は、第1開口部補強部材30の基板部32に対して、接着剤、両面テープ、リベット、又はボルト等によって固定される。
また、各コーナー補強部材50,60は、段積み部材200として使用されてもよい。このような場合、各コーナー補強部材50,60の載置部52,62は、「載上領域」の一例であり、段積み部材200の上面204と同様にして、容器1の内側から外側へ向かうに連れて下方向へ傾斜するように設けられる。
また、各開口部補強部材30,40は、段積み部材200として使用されてもよい。このような場合、各開口部補強部材30,40の基板部32,42は、「載上領域」の一例であり、段積み部材200の上面204と同様にして、容器1の内側から外側へ向かうに連れて下方向へ傾斜するように設けられる。
また、図15に表されたように、段積み部材200では、基体部202の外面であって、段積み部材200の上面216が、基体部202の内面と同様にして、一対の対面部210,212に対して垂直に設けられてもよい。このような場合、段積み部材200の上面216では、一対の縁辺206,208の間において、一対の対面部210,212とは反対方向へ突出する突条部218が、一対の縁辺206,208に沿って設けられる。つまり、突条部218は、「内方側部位」の一例であって、容器1の段積み時において、上段側容器1Bの底壁部70Bに食い込むものである。また、上面216の全域は、「載上領域」の一例である。
また、図16に表されたように、上記突条部218は、内方側対面部210よりも段積み部材200の外方側へ配設されてもよい。このような場合、段積み部材200の上面216は、内方側対面部210の側において、リブ220で補強された状態で、内方側対面部210よりも段積み部材200の外方へ延出され、その先端部分において、上記突条部218が設けられる。
1 容器
1A 下段側容器
1B 上段側容器
10 樹脂シート材
20 側壁部補強部材
30 第1開口部補強部材
40 第2開口部補強部材
50 第1コーナー補強部材
52 載置部
60 第2コーナー補強部材
62 載置部
70 底壁部
72 底壁部の四辺
80 長辺側側壁部
99 開口部
200 段積み部材
204 段積み部材の上面
206,208 段積み部材の一対の縁辺
210,212 一対の対面部

Claims (5)

  1. 樹脂シート材が折り曲げられることによって箱状に形成され、底壁部と、前記底壁部の周辺から上方向へ延びる側壁部と、を有し、上下に段積み可能な容器であって、
    前記側壁部の幅方向の中間域内に設けられて上下方向に延び、少なくとも前記側壁部を補強する側壁部補強部材と、
    前記側壁部の前記中間域内の上方側であって前記側壁部補強部材の直上に設けられ、当該容器の上端に位置する段積み部材を備え、
    前記段積み部材の上面のうち、段積み時に上段側容器が載せられることが可能な載上領域において、前記容器の外方側にある外方側縁部の高さが、前記外方側縁部に対して前記容器の内方側にある内方側部位よりも低く設けられている
    ことを特徴とする容器。
  2. 前記側壁部の上端縁で形成される開口部と、
    前記側壁部の上方側に設けられ、少なくとも前記開口部を補強する開口部補強部材と、を備え、
    前記開口部補強部材は、基板部と、該基板部の一対の縁辺から同じ方向へ延びる一対の対向板部とを備え、
    前記段積み部材は、基体部と、該基体部の一対の縁辺から同じ方向へ延びる一対の対面部とを備え、前記一対の対面部の間に前記開口部補強部材を嵌め込むことで、前記開口部補強部材を介して、前記側壁部の上方側に設けられ
    前記側壁部補強部材は、段積み時において、前記開口部補強部材及び前記段積み部材を介して、当該容器の上段に位置する上段側容器の側壁部補強部材と上下方向に並ぶように位置することを特徴とする請求項1に記載の容器。
  3. 前記側壁部の上端縁で形成される開口部と、
    前記側壁部の上方側に設けられ、少なくとも前記開口部を補強する開口部補強部材と、を備え、
    箱状に形成された前記樹脂シート材のコーナーに設けられ、段積み時に前記上段側容器が載せられる載置部を有するコーナー補強部材を備え、
    前記コーナー補強部材は、前記載置部が前記開口部補強部材よりも上方に位置するように配置され、
    前記段積み部材の上面のうち、前記載上領域において、前記外方側縁部の高さが前記載置部よりも低く、前記内方側部位の高さが前記載置部と同じ又は前記載置部よりも低いことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の容器。
  4. 箱状に形成された前記樹脂シート材のコーナーに設けられたコーナー補強部材を備え、
    前記段積み部材は、前記一対の対面部が、前記容器の内側及び外側から前記側壁部と向かい合うと共に、前記容器の外方において、前記コーナー補強部材と面一又は前記コーナー補強部材よりも前記容器の内方に位置することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の容器。
  5. 前記段積み部材の上面のうち、少なくとも前記載上領域が、前記容器の内側から外側へ向かうに連れて下方向へ傾斜するように設けられ、
    前記底壁部の下面は、当該容器が段積みされる対象の下段側容器が備える段積み部材の上面との対向部位において、当該下段側容器が備える段積み部材の上面のうち当該下段側容器の外方側にある外方側縁部から離間する一方、この外方側縁部に対して当該下段側容器の内方側にある内方側部位には接するように設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一つに記載の容器。
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