JP7372469B2 - 香味吸引器用のカートリッジ - Google Patents

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Description

本発明は、香味吸引器用のカートリッジに関する。
従来、材料の燃焼をすることなく香味等を吸引するための香味吸引器が知られている。このような香味吸引器として、例えば、揮発成分を含むたばこから成る喫煙材を加熱することでエアロゾルを形成する、喫煙材加熱装置が知られている。このような喫煙材として、スラブ状のたばこと、スペーサと、フィルタとを有する消耗品が知られている(特許文献1参照)。
国際公開第2019/162497号
本発明の目的は、新たな構造を有するカートリッジを提供することである。
第1態様によれば、香味吸引器用のカートリッジが提供される。このカートリッジは、基材層と、前記基材層に積層された原料層とを有する原料シートと、前記原料シートを内部に収容するケースと、を有する。前記原料シートは、前記原料層同士が対向するように第1折り目に沿って折りたたまれており、前記第1折り目が位置する第1端部と、前記第1端部と反対側の第2端部と、を有する。前記基材層同士が対向して形成される隙間が前記第1端部から延在する。前記ケースは、加熱用開口が設けられる第1端面と、前記第1端面と対向し、吸口側開口が設けられる第2端面と、を有する。前記原料シートは、前記第1端部が前記第1端面を向くように前記ケースの内部に配置される。
第1態様によれば、隙間が延在する第1端部が、加熱用開口が設けられる第1端面を向くので、隙間が加熱用開口に露出される。このため、加熱用開口から香味吸引器の加熱部の加熱ブレード又はサセプタを挿入したときに、基材層同士が対向する隙間に加熱部が挿入されやすくなる。この場合、基材層同士が対向する隙間に加熱部の加熱ブレード又はサセプタ等を配置して原料シートを加熱することで、加熱ブレード又はサセプタが原料層に接触することなく、原料層を効率的に加熱することができる。これにより、加熱ブレード又はサセプタが原料層によって汚れることが抑制され、加熱ブレード又はサセプタのクリーニングの頻度を低下させることができる。また、原料層から生じる蒸気又はエアロゾルが、原料層同士が対向する隙間を通過することができる。これにより、原料層から生じた蒸気又はエアロゾルを下流に向けて効率的にデリバリすることができる。
第2態様は、第1態様において、前記原料シートは、前記第1折り目が前記第1端面と前記第2端面とを結ぶ長手方向と略直交するように前記ケースの内部に配置される、ことを要旨とする。
第2態様によれば、第1折り目が長手方向と略直交するので、加熱部の加熱ブレード又はサセプタを、第1折り目に沿って隙間に挿入しやすくすることができる。
第3態様は、第1態様又は第2態様において、前記ケースは、第1壁と、前記第1壁と対向する第2壁と、前記第1壁と前記第2壁とを接続する一対の接続壁と、を有し、前記原料シートと前記接続壁との間に空気流路が設けられる、ことを要旨とする。
第3態様によれば、原料層で生じた蒸気又はエアロゾルが原料シートと接続壁との間の空気流路を通じて吸口側開口に送達され得る。これにより、蒸気又はエアロゾルを効率的に吸口側開口に向けて送達することができる。
第4態様は、第3態様において、前記接続壁は、前記加熱用開口から見た断面において、弧状に形成される。
第4態様によれば、接続壁が弧状の断面を有するので、接続壁に加わる応力が分散され、第1壁と第2壁とを平坦な壁で接続する場合に比べて、ケースの強度を向上させることができる。
第5態様は、第1態様から第4態様のいずれかにおいて、前記原料シートは、前記基材層同士が対向するように第2折り目に沿って折りたたまれ、前記第2折り目は前記第2端部に位置する、ことを要旨とする。
第5態様によれば、1枚の原料シートから、基材層同士が対向する隙間を形成することができる。
第6態様は、第5態様において、前記原料シートは、前記第2折り目にメッシュ又は開口を有する、ことを要旨とする。
第6態様によれば、空気又は原料層で生じた蒸気若しくはエアロゾルが、メッシュ又は開口を通じて吸口側開口に送達され得る。これにより、蒸気又はエアロゾルを効率的に吸口側開口に向けて送達することができる。
第7態様は、第1態様から第6態様のいずれかにおいて、前記原料シートは、さらに、前記原料層同士が対向するように第3折り目に沿って折りたたまれ、前記第1折り目と前記第3折り目との間に前記隙間が設けられる、ことを要旨とする。
第7態様によれば、基材層同士が対向する隙間が、原料層同士が対向する一対の隙間の間に位置することになる。したがって、基材層同士が対向する隙間に加熱部の加熱ブレード又はサセプタを配置することで、原料層を均一に加熱することができ、その結果、原料層同士が対向する一対の隙間のそれぞれから生じるエアロゾルを均等にすることができる。
第8態様は、第5態様を引用する第7態様において、前記原料シートは、前記第1折り目及び前記第3折り目に沿って折られ、前記原料シートの内側に位置する一対の内側折り込み部と、前記第1折り目及び前記第3折り目の間に位置する前記第2折り目に沿って折られ、前記原料シートの外側に位置する一対の外側折り込み部とを有する、ことを要旨とする。
第8態様によれば、原料層が内側に位置するように原料シートが折りたたまれることになるので、原料が原料シートからこぼれることが抑制され得る。また、原料シートの第1端部がケースの第1端面を向くので、第2端部は第2端面を向くことになる。したがって、第2端部の第2折り目が第2端面を向くことにより、原料層同士が対向する隙間が吸口側開口に露出されることが抑制され、原料が吸口側開口にこぼれることが抑制され得る。
第9態様は、第8態様において、前記第1折り目と前記第3折り目間の前記隙間の大きさが、前記一対の内側折り込み部の前記第1折り目又は前記第2折り目と反対側の端部間の前記隙間の大きさよりも大きい、ことを要旨とする。
第9態様によれば、第1折り目と第2折り目との間に相対的に大きい隙間が形成されるので、加熱ブレード又はサセプタが相対的に大きな隙間の一部に挿入されやすくなる。
第10態様は、第1態様から第9態様のいずれかにおいて、原料シートは、第1折り目を有する、第1シート及び第2シートを含み、第1シートと第2シートとの間に前記隙間が形成される、ことを要旨とする。
第10態様によれば、異なる原料層を有するシートを採用することもできる。これにより、それぞれ異なる成分を含む原料層を有するシートを採用することで、様々な香味を組み合わせてユーザに供給することができ、ユーザに新たな喫味を提供できる。
第11態様は、第10態様において、前記原料シートは、前記第1折り目を有する第3シートを含み、記第1シートと前記第3シートとの間に前記隙間が形成され、且つ前記第2シートと前記第3シートが隣接して配置される、ことを要旨とする。
第11態様によれば、より多くの香味を組み合わせてユーザに供給することができ、ユーザに新たな喫味を提供できる。
本実施形態に係るカートリッジが使用される香味吸引器の概略側面図である。 カートリッジの斜視図である。 原料シートの一部の拡大断面図である。 ケースに収納された状態の原料シートの断面の一例を示す図である。 ケースに収納された状態の原料シートの断面の他の一例を示す図である。 ケースに収納された状態の原料シートの断面のさらに他の一例を示す図である。 第1開口から見たカートリッジの側面図である。 長手方向に沿って切断したときのカートリッジ10を示す概略断面図である。 他の実施形態に係るカートリッジを示す概略側断面図である。 他の実施形態に係るカートリッジを示す概略側面図である。 他の実施形態に係るカートリッジを示す斜視図である。 図11Aに示す矢視10B-10Bにおけるカートリッジの概略断面図である。 他の実施形態に係るカートリッジを示す概略断面図である。 他の実施形態に係るカートリッジを示す概略断面図である。 他の実施形態に係るカートリッジを示す概略断面図である。 他の実施形態に係るカートリッジを示す概略側面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。以下で説明する図面において、同一の又は相当する構成要素には、同一の符号を付して重複した説明を省略する。
図1は、本実施形態に係るカートリッジが使用される香味吸引器の概略側面図である。本実施形態に係る香味吸引器100は、カートリッジ10を加熱することで、香味を含むエアロゾルを生成するように構成される。図示のように、香味吸引器100は、ハウジング110と、ハウジング110の内部に配置されるバッテリ140、加熱部150、及び制御回路170を有する。香味吸引器100のハウジング110の加熱部150側の端部は開口しており、カートリッジ10を加熱部150に挿入することができる。
バッテリ140は、加熱部150及び制御回路170等に電力を供給するように構成される。例えば、バッテリ140は、リチウムイオン電池である。バッテリ140は、外部電源によって充電可能であってもよい。
加熱部150は、カートリッジ10の内部に差し込まれる加熱ブレードを有し得る。即ち、加熱部150は、カートリッジ10を内部から加熱する内部加熱式のヒータであってよい。加熱ブレードは、例えば樹脂等の基板と、当該基板の表面に形成されたヒーティングトラックとを有し、例えば約0.5mm以上約1.5mm以下の厚さを有し得る。また、加熱部150は、サセプタを誘導加熱するためのインダクションコイルを有してもよい。サセプタは、香味吸引器100に設けられていてもよいし、カートリッジ10に設けられていてもよい。例えば、香味吸引器100は、カートリッジ10を加熱部150に配置したときにカートリッジ10の内部に挿入されるサセプタを有してもよい。あるいは、カートリッジ10は、インダクションコイルによって誘導加熱される導電性材料を有していてもよい。なお、図1に示す香味吸引器100は、加熱部150と制御回路170との間に、インダクションコイルによって生じる電磁波が制御回路170に到達することを抑制する電磁シールド(図示せず)を有していてもよい。加熱部150は、カートリッジ10を例えば200℃以上350℃以下に加熱するように構成される。
制御回路170は、CPU及びメモリ等によって構成され、香味吸引器100の動作を制御する。例えば、制御回路170は、図示しない押しボタンやスライド式スイッチ等の入力装置に対するユーザ操作に応じてカートリッジ10の加熱を開始し、一定時間が経過したらカートリッジ10の加熱を終了する。制御回路170は、ユーザによるパフ動作の回数が一定値を超過した場合に、カートリッジ10の加熱開始から一定時間が経過する前であってもカートリッジ10の加熱を終了してもよい。例えば、パフ動作は、図示しないセンサによって検出される。
或いは、制御回路170は、パフ動作の開始に応じてカートリッジ10の加熱を開始し、パフ動作の終了に応じてカートリッジ10の加熱を終了してもよい。制御回路170は、パフ動作の開始から一定時間が経過した場合に、パフ動作の終了前であってもカートリッジ10の加熱を終了してもよい。図示の例では、制御回路170は、バッテリ140と加熱部150との間に配置されており、加熱部150からバッテリ140への熱伝達を抑制する。
カートリッジ10は、加熱部150によって加熱されることで、エアロゾル源又は香味源の蒸気又はエアロゾルを発生する。カートリッジ10の内部で発生した蒸気又はエアロゾルは、カートリッジ10を通過することにより冷却されてユーザの口内に到達する。カートリッジ10において発生した蒸気は、カートリッジ10を通過することにより冷却されてエアロゾルに粒子化され得る。本実施形態において、カートリッジ10は、扁平状であり、加熱部150が挿入された状態において薄い板状又はカード状である。
香味吸引器100は、吸口を有していてもよい。この場合、香味吸引器100は、カートリッジ10を内部に収容するように構成され、カートリッジ10で発生した蒸気又はエアロゾルが吸口を通じてユーザに供給される。
次に、カートリッジ10について詳細に説明する。図2は、カートリッジ10の斜視図である。カートリッジ10は、加熱されることでエアロゾルを生成する原料シート30と、原料シート30を内側に収容するケース20と、を有する。図2に示すカートリッジ10は、フィルタを備えず、原料シート30のみを有する。このため、カートリッジ10の構成が単純であるので、カートリッジ10の連続製造が容易であり、且つカートリッジ10の使用後の廃棄物重量が比較的少なくすることができる。
ケース20は、薄型の略筒状を有し、第1壁20aと、第2壁20bと、一対の接続壁20cと、を有する。第1壁20aは、ケース20の最も大きい平面を有する壁である。第2壁20bは、第1壁20aと対向する。一対の接続壁20cは、第1壁20aと第2壁20bとを接続する。具体的には、接続壁20cの一つが、第1壁20aの一端と第2壁20bの一端との間に延在し、接続壁20cの他の一つが、第1壁20aの他端と第2壁20bの他端との間に延在する。したがって、第1壁20a、第2壁20b、及び一対の接続壁20cにより、略筒状のケース20が形成され、ケース20の内部に、後述するようにエアロゾルが通過する1以上の空気流路が設けられる。
また、ケース20は、第1開口21(加熱用開口の一例に相当する)と、第1開口21と対向する第2開口22(吸口側開口の一例に相当する)と、第1開口21が設けられる第1端面21aと、第2開口22が設けられる第2端面22aと、を有する。第1開口21及び第2開口22は、第1壁20a、第2壁20b、及び一対の接続壁20cにより画定される。第1開口21には、上述した加熱部150の加熱ブレード又はサセプタが挿入され得る。第1開口21と第2開口22は、略同一の開口形状を有し得る。ケース20の第2端面22a側の内部は空洞になっており、原料シート30から第2開口22に向かうエアロゾルがこの空洞を通過し得る。第2開口22は、吸口を構成してもよいし、香味吸引器100に設けられる吸口と連通してもよい。第2開口22は、第1開口21よりも下流側、即ち吸口側に位置する。
ケース20の厚さ(第1壁20aの外側面と第2壁20bの外側面との間の長さ)は例えば約1.5mmから約6.0mmであり得る。ケース20の長さ(第1端面21aと第2端面22aの間の長さ)は、例えば20mm以上100mm以下である。ケース20の幅(厚さ方向及び長さ方向に直交する長さ)は、例えば約10mmから約20mmである。ケース20は、例えば所定の厚紙から形成され得る。具体的には、ケース20は、例えば80g/m以上300g/m以下の坪量を有する紙から形成され得る。
ケース20に原料シート30が収納されることにより、ユーザが使用後の高熱の原料シート30を直接触ることなくカートリッジ10を加熱部150から除去することができる。また、原料シート30がケース20に収納されることにより、比較的変形しやすい原料シート30の形状を維持することができ、原料シート30が備えた、後述する第1隙間34又は第2隙間33の大きさを一定に保ちやすくなる。さらに、ケース20が紙で形成されることにより、原料シート30から生じた蒸気又はエアロゾルの一部を吸収することができ、香味吸引器100の内部に蒸気又はエアロゾルが凝結することを抑制し得る。
また、ケース20の内面にアルミニウム等の金属箔が設けられてもよい。これにより、加熱部150及び加熱部150によって加熱される原料シート30の熱放射による放熱を抑制し、効率よく原料シート30を加熱することができる。具体的には、ケース20の原料シート30が配置される部分(即ち、加熱部150が位置する部分)には金属箔が設けられず、これより下流側のケース20の内面に金属箔が設けられ得る。これにより、原料シート30で発生した蒸気の冷却、即ちエアロゾル化を促進することができる。なお、原料シート30が配置される部分のケース20の内面にも金属箔が設けられると、原料シート30の熱が金属箔の下流側まで伝達されるので、原料シート30の下流側において蒸気を十分に冷却できなくなる恐れがある。他方、ケース20の原料シート30が配置される部分(即ち、加熱部150が位置する部分)にも金属箔が設けられてもよい。この場合、原料シート30が配置される部分(即ち、加熱部150が位置する部分)から、その下流まで金属箔が連続することで、加熱部150の熱が下流側のケース20の内面に伝達され、ケース20の内面への蒸気又はエアロゾルの凝集を抑制し得る。
本実施形態における原料シート30は、折り目を有するシートを含む。図3は、原料シート30の一部の拡大断面図である。図示のように、原料シート30は、基材層31と、基材層31に積層される原料層32とを有する。本実施形態では、基材層31は、導電性を有する材料を含む導電層31aと、導電層31aに積層される紙層31bと、を有する。具体的には、基材層31は、導電層31aと紙層31bとを貼り合わせて形成される金属貼合紙であり得る。導電性を有する材料としては、例えば、アルミニウム、ステンレス鋼、カーボン、鉄、鉄を含む合金、鉄とニッケルを含む合金、鉄とニッケルとクロムを含む合金、鉄とニッケルとクロムとマンガンを含む合金、鉄とニッケルとクロムとマンガンとケイ素を含む合金等、公知の材料を使用することができる。基材層31が導電層31aを有することにより、加熱部150の熱を効率よく原料層32に伝達することができる。また、基材層31が導電層31aを有することで、導電層31aを誘導加熱用のサセプタとして利用することもできる。図示のように、本実施形態の原料シート30では、基材層31の紙層31b上に原料層32が設けられる。これにより、後述するように接着剤を使用せずに基材層31に原料層32を接着することができる。本実施形態では、基材層31が導電層31aを有するが、これに限らず、基材層31は導電層31aを備えなくてもよい。
紙層31bは、例えばパルプ紙などの紙であり得る。また、本実施形態において、紙層31bには、たばこ繊維を含まない、不織布等の繊維層が含まれ得る。紙層31bの厚さは任意であるが、0.03mm以上0.15mm以下であることが好ましい。紙層31bの厚さがこの範囲であれば、原料シート30の強度を確保しながら、香味吸引器100において効率よく原料シート30を加熱することができる。紙層31bの厚さが0.03mm未満であると、原料シート30の強度が低下し、原料シート30が破れやすくなり得る。また、紙層31bの厚さが0.15mm超であると、紙層31bが厚くなりすぎるので、香味吸引器100の加熱部150の熱が紙層31bの加熱に利用され、原料シート30の加熱効率が低下し得る。
また、紙層31bの坪量は任意であるが、20g/m以上100g/m以下であることが好ましい。紙層31bの坪量がこの範囲であれば、原料シート30の強度を確保しながら、香味吸引器100において効率よく原料シート30を加熱することができる。紙層31bの坪量が20g/m未満であると、原料シート30の強度が低下し、原料シート30が破れやすくなり得る。また、紙層31bの坪量が100g/m超であると、香味吸引器100のヒータの熱が紙層31bの加熱に利用され、原料シート30の加熱効率が低下し得る。紙層31bの坪量は、30g/m以上50g/m以下であることがより好ましい。
導電層31aの厚さは、好ましくは5μm以上30μm以下である。導電層31aの厚さがこの範囲であると、導電材料の使用量を抑えながら適切な熱伝達を発揮することができる。また、香味吸引器100において加熱部150のインダクションコイルによって誘導加熱されるときに適切なサセプタとして機能し得る。さらに、原料シート30の裁断又は曲げの際の抵抗が大きくなりすぎるのが抑制され得る。導電層31aの厚さは、より好ましくは5μm以上15μm以下であり、具体的には10μm程度であり得る。
原料層32は、基材層31に対して糊等の接着剤を介して接着されるのではなく、基材層31の紙層31b上に塗布されることで基材層31と一体に形成され得る。原料層32は、基材層31に対して糊等の接着剤を介して接着されてもよいが、喫味と原料シート30の製造工程の簡略化の観点からは、接着剤を介さない接着が好ましい。原料層32は、例えばたばこと、多価アルコール等を含むたばこシートであり得る。多価アルコールには、グリセリン、プロピレングリコール、ソルビトール、キシリトールおよびエリスリトールが含まれ得る。これらの多価アルコールは、単独で、または2種以上を組み合わせて、原料層32に使用することができる。具体的には、原料層32は、粉状のたばこ及び多価アルコールにバインダを混ぜて、基材層31の紙層31b上に塗布され、その後水分の一部が蒸発されることで形成され得る。バインダとしては、例えば、グアーガム、キサンタンガム、CMC(カルボキシメチルセルロース)、CMC-Na(カルボキシメチルセルロースのナトリウム塩)、プルランおよびヒドロキシプロピルセルロース(HPC)、メチルセルロース、ヒドロキシルメチルセルロース等を使用することができる。
また、原料層32には、パルプが加えられてもよい。パルプは、原料層32の強度を向上させ得る。しかし、原料層32の強度を向上させる必要がないときなどは、原料層32にパルプを加えなくてもよい。パルプを使用しない場合、その分だけ原料層32におけるたばこの割合が増加するので喫味の向上が期待される。
バインダは、原料の塗工適正を制御する目的で原料層32に添加され得るが、添加されなくてもよい。原料層32に添加され得るバインダの重量%は、例えば、原料層32の重量に対して、好ましくは0%以上60%以下、より好ましくは0%以上10%以下である。
原料層32は、例えば、多価アルコールが5%から40%、たばこが50%から90%、バインダが0%から10%、パルプが0%から10%の配合割合(重量パーセント)を有し得る。また、原料層32には、乳酸、パルミチン酸、又は安息香酸等の酸を加えてもよい。
また、原料シート30は、製造上の観点から、3.0N/15mm以上の引張強度を有することが好ましく、より好ましくは、5.0N/15mm以上、さらに好ましくは10N/15mm以上の引張強度を有する。なお、原料シート30の引張強度は、250mm×15mmの試験片に乾燥引張強さ試験(ISO 1924-2)を行うことにより測定され得る。原料シート30が上記の引張強度を有することにより、後述するように原料シート30を製造する際に、原料シート30を容易に折りたたむことができ、且つ原料シート30が破れることを抑制することができる。
基材層31が紙層31bを備えていなくとも、原料層32を基材層31の導電層31aに塗工することはできるような原料の種類、配合割合を選択することができる。他方、上記のとおり、基材層31が紙層31bを有することにより、原料層32の基材層31に対する定着性を向上させることができる。具体的には、基材層31が紙層31bを備えることにより、原料層32の基材層31への塗工適正及び接着性が向上し得る。この理由は、紙層31bと原料との親和性が高く、紙層31bの表面の微細な繊維の凹凸と原料とが絡み合うことで、接着性が高くなるからであるものと考えられる。また、紙層31bは、乾燥時に、クッション材のように機能し、原料層32と基材層31とを含む原料シート30の柔軟性を担保することができる。
また、原料層32は、上述したたばこシートの他、例えばエアロゾル源を含む非たばこシートであってもよい。非たばこシートは、非たばこ原料をシート状に形成したものを意味し、たばこ原料を含んでもよい。具体的には、原料層32は、パルプ繊維又は不織布等の非たばこ繊維と、エアロゾル源を含むことができる。非たばこシートに用いられる非たばこ繊維には非パルプ繊維が含まれ得る。非パルプ繊維とはパルプ繊維以外の繊維である。パルプ繊維とは、木材等の植物から取り出されたセルロース繊維の集合体であり、通常は紙の原料として用いられる。パルプ繊維としては、古紙パルプ、化学パルプ、機械パルプ等が挙げられる。
非たばこシートはバインダを含んでいてもよい。バインダは繊維同士等を結合するための接着剤である。バインダとしては、当該分野において公知のものを使用できる。非たばこシートは乳化剤を含んでいてもよい。乳化剤は親油性であるエアロゾル生成基材と親水性である非パルプ繊維の親和性を高める。乳化剤としては公知のものを用いることができるが、その例としては8~18のHLB値を有する乳化剤が挙げられる。
エアロゾル源とは、加熱により気化し冷却されてエアロゾルを生成するあるいは霧化によってエアロゾルを生成する材料である。エアロゾル源としては公知のものを用いることができるが、その例としてはグリセリン、プロピレングリコール(PG)等の多価アルコール、トリエチルシトレート(TEC)、トリアセチン等が挙げられる。このエアロゾル源は、上述したたばこシートの原料層32にも添加され得る。
非たばこシートは香味発生基材を含んでいてもよい。香味発生基材は香喫味を与える材料であり、たばこ材料であることが好ましい。具体的なたばこ材料としては、乾燥したたばこ葉を刻んだもの、葉たばこ粉砕物、またはたばこ抽出物(水、有機溶媒、またはこれらの混合溶液による抽出物)等が挙げられる。葉たばこ粉砕物は、葉たばこを粉砕することにより得られる粒子である。葉たばこ粉砕物は、例えば、その平均粒径を30~120μmとすることができる。粉砕は、公知の粉砕機を用いて行うことができ、乾式粉砕でも湿式粉砕でもよい。したがって、葉たばこ粉砕物は葉たばこ粒子とも称される。本実施形態において平均粒径は、レーザ回折・散乱法により求められ、具体的にはレーザ回折式粒子径分布測定装置(例えば、堀場製作所 LA-950)を用いて測定される。また、たばこの種類は限定されず、黄色種、バーレー種、オリエント種、在来種、および、その他のニコチアナ・タバカム系品種やニコチアナ・ルスチカ系品種等を用いることができる。非たばこシートにおける香味発生基材の量は、特に限定されないが好ましくは1~30重量%、より好ましくは10~20重量%である。
非たばこシートは香料を含んでいてもよい。香料とは、香りや風味を提供する物質である。香料は天然香料であってもよいし合成香料であってもよい。香料として1種類の香料を用いてもよいし複数種類の香料の混合物を用いてもよい。香料として、喫煙物品において一般に使用される任意の香料を使用することができるが、その具体例は後述する。香料は、喫煙物品が好ましい香りや風味を提供することができるような量で、非たばこシートに含むことができ、例えば、その量は非たばこシート中、好ましくは1~30重量%、より好ましくは10~20重量%である。
香料としては、例えば、精油、天然香料、合成香料など、通常使用される香料であれば、どのような香料でも使用可能である。また、液体でも固体でもよく、性状を問わない。好適なフレ-バ-としては、たばこエキスおよびたばこ成分、糖質および糖系のフレーバー、リコリス(甘草)、ココア、チョコレート、果汁およびフルーツ、スパイス、洋酒、ハーブ、バニラ、およびフラワー系フレーバー等から選ばれる香料、あるいはこれらの組合せが挙げられる。具体的には、イソチオシアネート類、インドールおよびその誘導体、エーテル類、エステル類、ケトン類、脂肪酸類、脂肪族高級アルコ-ル類、脂肪族高級アルデヒド類、脂肪族高級炭化水素類、チオエーテル類、チオール類、テルペン系炭化水素類、フェノールエーテル類、フェノール類、フルフラールおよびその誘導体、芳香族アルコ-ル類、芳香族アルデヒド類、ラクトン類等から選ばれる香料、あるいはこれらの組合せが挙げられる。
例えば、「周知・慣用技術集(香料)」(2007年3月14日、特許庁発行)、「最新 香料の事典(普及版)」(2012年2月25日、荒井綜一・小林彰夫・矢島泉・川崎通昭編、朝倉書店)、および「Tobacco Flavoring for Smoking Products」(1972年6月、R. J. REYNOLDS TOBACCO COMPANY)に記載されているような広範な種類の香料成分を使用することもできる。
良好な喫味の付与の観点からは、例えば、アセトアニソール、アセトフェノン、アセチルピラジン、2-アセチルチアゾール、アルファルファエキストラクト、アミルアルコール、酪酸アミル、トランス-アネトール、スターアニス油、リンゴ果汁、ペルーバルサム油、ミツロウアブソリュート、ベンズアルデヒド、ベンゾインレジノイド、ベンジルアルコール、安息香酸ベンジル、フェニル酢酸ベンジル、プロピオン酸ベンジル、2,3-ブタンジオン、2-ブタノール、酪酸ブチル、酪酸、カラメル、カルダモン油、キャロブアブソリュート、β-カロテン、ニンジンジュース、L-カルボン、β-カリオフィレン、カシア樹皮油、シダーウッド油、セロリーシード油、カモミール油、シンナムアルデヒド、ケイ皮酸、シンナミルアルコール、ケイ皮酸シンナミル、シトロネラ油、DL-シトロネロール、クラリセージエキストラクト、ココア、コーヒー、コニャック油、コリアンダー油、クミンアルデヒド、ダバナ油、δ-デカラクトン、γ-デカラクトン、デカン酸、ディルハーブ油、3,4-ジメチル-1,2-シクロペンタンジオン、4,5-ジメチル-3-ヒドロキシ-2,5-ジヒドロフラン-2-オン、3,7-ジメチル-6-オクテン酸、2,3-ジメチルピラジン、2,5-ジメチルピラジン、2,6-ジメチルピラジン、2-メチル酪酸エチル、酢酸エチル、酪酸エチル、ヘキサン酸エチル、イソ吉草酸エチル、乳酸エチル、ラウリン酸エチル、レブリン酸エチル、エチルマルトール、オクタン酸エチル、オレイン酸エチル、パルミチン酸エチル、フェニル酢酸エチル、プロピオン酸エチル、ステアリン酸エチル、吉草酸エチル、エチルバニリン、エチルバニリングルコシド、2-エチル-3,(5または6)-ジメチルピラジン、5-エチル-3-ヒドロキシ-4-メチル-2(5H)-フラノン、2-エチル-3-メチルピラジン、ユーカリプトール、フェネグリークアブソリュート、ジェネアブソリュート、リンドウ根インフュージョン、ゲラニオール、酢酸ゲラニル、ブドウ果汁、グアヤコール、グァバエキストラクト、γ-ヘプタラクトン、γ-ヘキサラクトン、ヘキサン酸、シス-3-ヘキセン-1-オール、酢酸ヘキシル、ヘキシルアルコール、フェニル酢酸ヘキシル、ハチミツ、4-ヒドロキシ-3-ペンテン酸ラクトン、4-ヒドロキシ-4-(3-ヒドロキシ-1-ブテニル)-3,5,5-トリメチル-2-シクロヘキセン-1-オン、4-(パラ-ヒドロキシフェニル)-2-ブタノン、4-ヒドロキシウンデカン酸ナトリウム、インモルテルアブソリュート、β-イオノン、酢酸イソアミル、酪酸イソアミル、フェニル酢酸イソアミル、酢酸イソブチル、フェニル酢酸イソブチル、ジャスミンアブソリュート、コーラナッツティンクチャー、ラブダナム油、レモンテルペンレス油、カンゾウエキストラクト、リナロール、酢酸リナリル、ロベージ根油、マルトール、メープルシロップ、メンソール、メントン、酢酸L-メンチル、パラメトキシベンズアルデヒド、メチル-2-ピロリルケトン、アントラニル酸メチル、フェニル酢酸メチル、サリチル酸メチル、4’-メチルアセトフェノン、メチルシクロペンテノロン、3-メチル吉草酸、ミモザアブソリュート、トウミツ、ミリスチン酸、ネロール、ネロリドール、γ-ノナラクトン、ナツメグ油、δ-オクタラクトン、オクタナール、オクタン酸、オレンジフラワー油、オレンジ油、オリス根油、パルミチン酸、ω-ペンタデカラクトン、ペパーミント油、プチグレインパラグアイ油、フェネチルアルコール、フェニル酢酸フェネチル、フェニル酢酸、ピペロナール、プラムエキストラクト、プロペニルグアエトール、酢酸プロピル、3-プロピリデンフタリド、プルーン果汁、ピルビン酸、レーズンエキストラクト、ローズ油、ラム酒、セージ油、サンダルウッド油、スペアミント油、スチラックスアブソリュート、マリーゴールド油、ティーディスティレート、α-テルピネオール、酢酸テルピニル、5,6,7,8-テトラヒドロキノキサリン、1,5,5,9-テトラメチル-13-オキサシクロ(8.3.0.0(4.9))トリデカン、2,3,5,6-テトラメチルピラジン、タイム油、トマトエキストラクト、2-トリデカノン、クエン酸トリエチル、4-(2,6,6-トリメチル-1-シクロヘキセニル)2-ブテン-4-オン、2,6,6-トリメチル-2-シクロヘキセン-1,4-ジオン、4-(2,6,6-トリメチル-1,3-シクロヘキサジエニル)2-ブテン-4-オン、2,3,5-トリメチルピラジン、γ-ウンデカラクトン、γ-バレロラクトン、バニラエキストラクト、バニリン、ベラトルアルデヒド、バイオレットリーフアブソリュート、シトラール、マンダリン油、4-(アセトキシメチル)トルエン、2-メチル-1-ブタノール、10-ウンデセン酸エチル、ヘキサン酸イソアミル、1-フェニルエチル酢酸、ラウリン酸、8-メルカプトメントン、シネンサ-ル、および酪酸ヘキシル等が挙げられ、特に好ましくはメンソールである。また、これらの香料は1種を単独で、又は2種以上を併用してもよい。
固体香料の種類は、特に限定されず、良好な喫味の付与の観点から、例えば、ココア粉末、キャロブ粉末、コリアンダー粉末、リコリス粉末、オレンジピール粉末、ハーブ粉末、フラワー粉末、スパイス粉、および茶粉末等から選ばれる香料、あるいはこれらの組合せが挙げられる。
また、非たばこシートは、清涼剤または風味料を含んでもよい。当該清涼剤の種類は、特に限定されず、良好な喫味の付与の観点から、例えば、メントール、カンファー、イソプレゴール、シネオール、ハッカオイル、ペパーミントオイル、ユーカリプタスオイル、2-l-メントキシエタノール(COOLACT(登録商標)5)、3-l-メントキシプロパン-1,2-ジオール(COOLACT(登録商標)10)、l-メンチル-3-ヒドロキシブチレート(COOLACT(登録商標)20)、p-メンタン-3,8-ジオール(COOLACT(登録商標)38D)、N-(2-ヒドロキシ-2-フェニルエチル)-2-イソプロピル-5,5-ジメチルシクロヘキサン-1-カルボキサミド(COOLACT(登録商標)370)、N-(4-(シアノメチル)フェニル)-2-イソプロピル-5,5-ジメチルシクロヘキサンカルボキサミド(COOLACT(登録商標)400)、N-(3-ヒドロキシ-4-メトキシフェニル)-2-イソプロピル-5,5-ジメチルシクロヘキサンカルボキサミド、N-エチル-p-メンタン-3-カルボアミド(WS-3)、エチル-2-(p-メンタン-3-カルボキサミド)アセテ-ト(WS-5)、N-(4-メトキシフェニル)-p-メンタンカルボキサミド(WS-12)、2-イソプロピル-N,2,3-トリメチルブチラミド(WS-23)、3-l-メントキシ-2-メチルプロパン-1,2-ジオール、2-l-メントキシエタン-1-オール、3-l-メントキシプロパン-1-オール、4-l-メントキシブタン-1-オール、メンチルラクテート(FEMA3748)、メントングリセリンアセタール(FrescolatMGA、FEMA3807、FEMA3808)、2-(2-l-メンチルオキシエチル)エタノール、グリオキシル酸メンチル、2-ピロリドン-5-カルボン酸メンチル、コハク酸メンチル(FEMA3810)、N-(2-(ピリジン-2-イル)-エチル)-3-p-メンタンカルボキサミド(FEMA4549)、N-(エトキシカルボニルメチル)-p-メンタン-3-カルボキサミド、N-(4-シアノメチルフェニル)-p-メンタンカルボキサミド、およびN-(4-アミノカルボニルフェニル)-p-メンタン等が挙げられる。清涼剤は単独で、または2種以上を併用してもよい。
当該風味料の種類は、特に限定されず、良好な喫味の付与の観点から、例えば、甘味料(糖(グルコース、フルクトース、異性化糖、カラメル等)、酸味料(有機酸等)、その他呈味料(うま味、苦味、塩味を呈する素材等)等が挙げられる。その他、任意で、脂質(ワックス、ろう、脂肪酸(短鎖、中鎖、長鎖脂肪酸等))を添加し得る。
たばこ刻中に香料、清涼剤、および風味料が含まれる場合、一態様においてこれらの合計の含有量は、特に限定されないが、良好な喫味の付与の観点から、通常10000ppm以上であり、好ましくは20000ppm以上であり、より好ましくは25000ppm以上であり、また、通常70000ppm以下であり、好ましくは50000ppmであり、より好ましくは40000ppm以下であり、さらに好ましくは33000ppm以下である。また、別態様において前記合計量は、好ましくは2重量%以上、より好ましくは5重量%以上であり、好ましくは20重量%以下、より好ましくは10重量%以下である。
図4は、ケース20に収納された状態の原料シート30の断面の一例を示す図である。本実施形態の原料シート30は、原料層32同士が対向するように第1折り目に沿って折りたたまれ、基材層31同士が対向するように第2折り目に沿って折りたたまれる。図示の例の原料シート30は、3つの折り目F1,F2,F3を有する。具体的には、原料シート30は、原料層32が互いに対向するように折り目F1(第1折り目に相当する)及び折り目F3(第3折り目に相当する)に沿って折りたたまれ、基材層31が互いに対向するように折り目F2(第2折り目に相当する)に沿って折りたたまれる。これにより、原料シート30は、基材層31同士が対向して形成される第1隙間34と、原料層32同士が対向して形成される第2隙間33とを有する。即ち、原料シート30を折り目F1,F2,F3に沿って折ることにより、基材層31の導電層31aの塑性変形と、紙層31bを折りたたむことによる弾性変形による反発力が相互作用して均衡を保ち、シート同士は完全に密着することなく、第1隙間34及び第2隙間33を形成することができる。
なお、基材層31が導電層31a又は紙層31bのみからなる場合であっても、導電層31aの塑性変形による形状を維持する力、又は紙層31bを折りたたむことによる弾性変形による反発力により、シート同士が完全に密着しないように第1隙間34及び第2隙間33を形成することもできる。図示の例では、原料シート30は、一対の第2隙間33を有し、一対の第2隙間33の間に第1隙間34が位置する。これは、第1隙間34が、折り目F1と折り目F3との間に設けられるということもできる。したがって、基材層31同士が対向する第1隙間34に加熱部150の加熱ブレード又はサセプタを配置することで、原料層32を均一に加熱することができ、その結果、原料層32同士が対向する一対の第2隙間33のそれぞれから生じるエアロゾルを均等にすることができる。
図4に示すように、原料シート30は、折り目F1又は折り目F3が位置する第1端部35と、折り目F2が位置する、第1端部35と反対側の第2端部36と、を有する。第1隙間34は、第1端部35から延在する。具体的には、図4に示すように、第1隙間34は、第1端部35から第2端部36に向かって延在する。
図5は、ケース20に収納された状態の原料シート30の断面の他の一例を示す図である。図示の例の原料シート30は、3つの折り目F4,F5,F6を有する。具体的には、原料シート30は、原料層32が互いに対向するように折り目F4(第1折り目に相当する)及び折り目F6(第3折り目に相当する)に沿って折りたたまれ、基材層31が互いに対向するように折り目F5(第2折り目に相当する)に沿って折りたたまれる。図5に示す原料シート30は、図4に示す原料シート30の折り目F2に対して、折り目F5における折りたたむ向きが逆である。これにより、原料シート30は、基材層31同士が対向して形成される第1隙間34と、原料層32同士が対向して形成される第2隙間33とを有する。即ち、原料シート30を折り目F4,F5,F6に沿って折りたたむことにより、シート同士は完全に密着することなく、第1隙間34及び第2隙間33を形成することができる。図示の例では、原料シート30は、一対の第2隙間33を有し、一対の第2隙間33の間に第1隙間34が位置する。これにより、第1隙間34に加熱部150の加熱ブレード又はサセプタを配置して、第1隙間34の両側に位置する原料層32を略均等に加熱することができ、その結果、一対の第2隙間33から生じるエアロゾルを均等化することができる。
図5に示す例でも、図4に示した例と同様に、第1隙間34は、第1端部35から延在する。具体的には、図5に示すように、第1隙間34は、第1端部35から第2端部36に向かって延在する。
図4及び図5に示すように、原料シート30は、原料層32同士が対向して形成される第2隙間33を有し得るので、原料層32から生じるエアロゾルが第2隙間33を通過することができる。言い換えれば、第2隙間33は、エアロゾルが通過する空気流路を画定することができる。これにより、原料層32から生じたエアロゾルを下流に向けて効率的にデリバリすることができる。また、原料シート30は、基材層31同士が対向して形成される第1隙間34を有するので、加熱部150の加熱ブレード又はサセプタを第1隙間34に挿入することで、加熱ブレード又はサセプタを原料層32に接触させることなく、原料層32を効率的に加熱することができる。これにより、加熱ブレード又はサセプタが原料層32によって汚れることが抑制され、加熱ブレード又はサセプタのクリーニングの頻度を低下させることができる。
原料シート30は、図4及び図5に示した例に限らず、任意の折り目を有することができる。例えば、原料層32同士が対向するように原料シート30を1度折りたたみ、基材層31同士が対向するようにもう1度原料シート30を折りたたんでもよい。なお、香味吸引器100の加熱部150がインダクションコイルを有する場合には、原料シート30の導電層31aがサセプタの機能を発揮する。即ち、インダクションコイルによって導電層31aが誘導加熱されることにより、原料層32を加熱することができる。この場合、香味吸引器100がサセプタを有していなくてもよい。
図6は、ケース20に収納された状態の原料シート30の断面のさらに他の一例を示す図である。図6に示す原料シート30は、折り目F1及び折り目F3に沿って折られ、原料シート30の内側に位置する一対の内側折り込み部30bと、折り目F2に沿って折られ、原料シート30の外側に位置する一対の外側折り込み部30aとを有する。なお、折り目F2は、原料シート30を展開した状態において、折り目F1と折り目F3の間に位置する。即ち、図6に示す原料シート30は、図4に示した原料シート30と、折り目は同様であり、基材層31同士が対向して形成される第1隙間34と、原料層32同士が対向して形成される第2隙間33とを有する。
しかしながら、図6に示す原料シート30は、図4に示した原料シート30と比べて、加熱ブレード又はサセプタを挿入するために、第1隙間34の一部が、第1隙間34の他の部分よりも大きい点が異なる。具体的には、図6に示す例では、折り目F1と折り目F3間の第1隙間34aの大きさが、一対の内側折り込み部30bの折り目F1又は折り目F3と反対側の端部30b´間の第1隙間34bの大きさよりも大きい。これにより、加熱ブレード又はサセプタが相対的に大きな第1隙間34aに挿入されやすくなる。
例えば、内側折り込み部30bの長さを調整することにより、図6に示すように折り目F1と折り目F3間の第1隙間34aの大きさを、内側折り込み部30bの端部30b´間の第1隙間34bの大きさよりも大きくすることができる。具体的には、外側折り込み部30aの長さ(図6に示す断面における折り目F1又は折り目F3から折り目F2までの長さ)は、例えば10.5mmとし、内側折り込み部30bの長さ(図6に示す断面における折り目F1又は折り目F3から反対側の端部30b´までの長さ)は、例えば9.5mmとすることができる。この場合、原料シート30が折り目F1、折り目F2、及び折り目F3で折られたときに、図示のように内側折り込み部30bの端部30b´が外側折り込み部30aの折り目F2近傍に接触する。このとき、内側折り込み部30bの各々が、折り目F1又は折り目F3に向かう応力を外側折り込み部30aから受ける。これにより、内側折り込み部30bの各々が反るように撓み、折り目F1と折り目F3が離間して、折り目F1と折り目F3との間の第1隙間34aの大きさが大きくなる。
これに限らず、例えば、原料シート30が塑性変形により形状を維持できる場合には、原料シート30を折るときの力を調節することで、折り目F1と折り目F3間の第1隙間34aの大きさが、内側折り込み部30bの折り目F1及び折り目F3と反対側の一対の端部30b´間の第1隙間34bの大きさよりも大きくなるように、原料シート30を折ることができる。
図6に示した原料シート30は、図4に示した原料シート30と同様の折り方により形成されるが、これには限られない。原料シート30は、折り目間の第1隙間34aの大きさが、内側折り込み部30bの端部30b´間の第1隙間34bの大きさよりも大きくなるような任意の折り目を有することができる。
図7は、第1開口21から見たカートリッジ10の側面図である。図8は、長手方向に沿って切断したときのカートリッジ10を示す概略断面図である。図7及び図8に示すように、本実施形態のカートリッジ10では、原料シート30の第1端部35がケース20の第1端面21a(第1開口21)を向くようにケース20の内部に配置される。言い換えれば、原料シート30の第1端部35とケース20の第1端面21aとの距離が第2端部36と第1端面21aとの距離よりも短くなるように、原料シート30がケース20の内部に配置される。これにより、図示のように、第1隙間34が第1開口21に露出される。このため、第1開口21から香味吸引器100の加熱部150の加熱ブレード又はサセプタを挿入したときに、基材層31同士が対向する第1隙間34に加熱部150が挿入されやすくなる。この場合、第1隙間34に加熱部150の加熱ブレード又はサセプタ等を配置して原料シート30を加熱することで、加熱ブレード又はサセプタが原料層32に接触することなく、原料層32を効率的に加熱することができる。これにより、加熱ブレード又はサセプタが原料層32によって汚れることが抑制され、加熱ブレード又はサセプタのクリーニングの頻度を低下させることができる。また、原料層32から生じる蒸気又はエアロゾルが、原料層32同士が対向する第2隙間33を通過することができる。これにより、原料層32から生じた蒸気又はエアロゾルを下流に向けて効率的にデリバリすることができる。なお、図7に示す例では、ケース20に図4に示した原料シート30が収納されるが、図5又は図6に示した原料シート30が、図7及び図8に示す向きでケース20に収納されてもよい。
図7に示すように、原料シート30は、折り目F1が、ケース20の長手方向(第1端面21aと第2端面22aとを結ぶ方向又は加熱部の挿入方向)と略直交するようにケース20の内部に配置されることが好ましい。これにより、加熱部150の加熱ブレード又はサセプタを、折り目F1に沿って第1隙間34に挿入しやすくすることができる。
また、原料シート30は、折り目F2(図4から図6参照)にメッシュ又は開口を有することが好ましい。これにより、空気又は原料層32で生じた蒸気若しくはエアロゾルが、メッシュ又は開口を通じて第2開口22に送達されるので、蒸気又はエアロゾルを効率的に第2開口22に向けて送達することができる。なお、本明細書において、「メッシュ又は開口」は、折り目F2に形成される切り欠きやスリットも含み得る。
また、図示のように、ケース20の一対の接続壁20cは、第1開口21から見た断面において、弧状、より具体的には円弧状に形成され得る。なお、本明細書において、「弧状」又は「円弧状」とは、実質的な「弧状」又は「円弧状」を含み、接続壁20cが視認し得る程度の角を有している場合も含む。これにより、接続壁20cに加わる応力が分散され、第1壁20aと第2壁20bとを平坦な壁で接続する場合に比べて、ケース20の強度を向上させることができる。
ケース20に収容される原料シート30が、図4又は図6に示した原料シート30である場合、原料層32が内側に位置するように原料シート30が折りたたまれることになるので、原料が原料シート30からこぼれることが抑制され得る。また、原料層32とヒータとが直接接触しないので、ヒータが汚れることが抑制され得る。さらに、原料シート30の第1端部35がケース20の第1端面21aを向くので、第2端部36は第2端面22aを向くことになる。したがって、第2端部36の折り目F2が第2端面22aを向くことにより、原料層32同士が対向する第2隙間33が第2開口22に露出されることが抑制され、原料が第2開口22にこぼれることが抑制され得る。
接続壁20cは、その内面、即ちケース20の内側を向く面に、複数のハーフカット又はデボス25を有する。ハーフカット又はデボス25は、ケース20の第1端面21aと第2端面22aとの間を延びる。ハーフカット又はデボス25は、ケース20の内面に切込みを入れたり、内面の一部を切削したり、内面を圧縮したりすることにより形成され得る。また、ハーフカット又はデボス25は、レーザ加工によって形成されてもよい。即ち、ハーフカット又はデボス25は、接続壁20cの内面に形成された切削線又は圧痕線ということもできる。接続壁20cは、ハーフカット又はデボス25に沿って折れ曲がり、その結果、第1開口21から見た断面において、弧状又は円弧状に形成される。
図7に示すカートリッジ10によれば、ケース20が複数のハーフカット又はデボス25を有することにより、ケース20がある程度の剛度の材料、例えば厚紙で形成されても、ケース20の接続壁20cを形成するときに、ハーフカット又はデボス25に沿ってケース20の材料を折り曲げやすくなる。その結果、ケース20の接続壁20cを適切に湾曲させることができる。また、ケース20が接続壁20cを有することにより、ケース20の第1壁20aと第2壁20bとが平坦な壁で接続される場合に比べて、ケース20の形状が維持されやすくなる。具体的には、本実施形態のケース20によれば、例えば、第1壁20aに対して傾斜する方向の力がケース20に加わっても、複数のハーフカット又はデボス25が潰れるように変形し、ハーフカット又はデボス25を画定する接続壁20cの内面同士が接触することで互いに反発するので、図7に示すケース20の形状が維持されやすくなる。
また、上述したように、カートリッジ10は、ケース20の内部に空気流路が設けられる。具体的には原料シート30と接続壁20cとの間に空気流路46が設けられる。図示の例では、原料シート30と一対の接続壁20cとの間に、それぞれ空気流路46が設けられる。これにより、原料層32で生じた蒸気又はエアロゾルが原料シート30と接続壁20cとの間の空気流路46を通じて第2開口22に送達され得る。したがって、蒸気又はエアロゾルを効率的に第2開口22に向けて送達することができる。また、ケース20の形状が維持されやすくなることで、ケース20内の空気流路46が閉鎖されることを抑制することができる。
複数のハーフカット又はデボス25の間隔は、0.5mm以上3.0mm以下であることが好ましく、0.5mm以上1.5mm以下であることがより好ましい。ここで、複数のハーフカット又はデボス25の間隔とは、図7に示す断面において隣接するハーフカット又はデボス25の間の距離をいう。複数のハーフカット又はデボス25の間隔が0.5mm未満であると、当該間隔が短すぎて製造上の困難性が生じ得る。また、複数のハーフカット又はデボス25の間隔が3.0mm超であると、接続壁20cを形成するためにケース20自体のサイズを大きくする必要が生じ、香味吸引器100のカートリッジ10のサイズに適さなくなる可能性がある。また、複数のハーフカット又はデボス25の間隔が1.5mm以下であると、接続壁20cの形状を円弧状に近づけることができ、ケース20に加わる応力を一層適切に分散することができる。したがって、複数のハーフカット又はデボス25の間隔が上記範囲であれば、複数のハーフカット又はデボス25を確実に形成することができ、且つ、カートリッジ10のサイズに適したサイズの接続壁20cを形成することができる。
複数のハーフカット又はデボス25の深さは、接続壁20cの厚さの30%以上90%以下であることが好ましく、50%以上80%以下であることがより好ましい。複数のハーフカット又はデボス25の深さが接続壁20cの厚さの30%未満であると、ケース20を形成する材料を湾曲させて折り曲げることが難しく、接続壁20cを適切に形成するのが困難になる場合がある。また、複数のハーフカット又はデボス25の深さが接続壁20cの厚さの90%超であると、ケース20自体の強度が低下しすぎる恐れがある。したがって、複数のハーフカット又はデボス25の深さが上記範囲であれば、接続壁20cを適切に形成することができ、且つケース20自体の強度も維持することができる。
図7に示すケース20では、複数のハーフカット又はデボス25が設けられることにより接続壁20cが弧状に形成されるが、これに限られず、接続壁20cは任意の折り目(角部)を有していてもよい。例えば、接続壁20cが第1壁20aと第2壁20bとのそれぞれの境界におけるハーフカット又はデボス25と、その他1つのハーフカット又はデボス25を有することで、ケース20が略六角形の断面を有することもできる。ハーフカット又はデボス25の数を増加させることにより、接続壁20cの断面を弧状に近づけることができる。
接続壁20cの内面にハーフカット又はデボス25を形成したときの、ハーフカット又はデボス25を境界として隣接する内壁面同士の角度は、90度超180度未満であることが好ましく、100度以上150度以下であることがより好ましい。例えば、ケース20の断面が四角形である場合には、ハーフカット又はデボス25を境界として隣接する壁面の角度は90度以下になる部分が生じる。ケース20を十分な剛性を有する厚紙で形成したときに、ハーフカット又はデボス25を形成しても、90度以下にケース20を折り曲げることによる厚紙の反発力が強いため、ケース20の形状を維持することが困難である。ケース20の形状を維持できる程度の剛性の低い厚紙でケース20を形成すると、ケース20の強度が低下してしまう。上記角度が100度以上150度以下であれば、接続壁20cの断面形状を実質的に弧状にすることができる。
複数のハーフカット又はデボス25は、ケース20の第1端面21aと第2端面22aの間の長さの50%以上に亘って設けられることが好ましい。複数のハーフカット又はデボス25が、ケース20の第1端面21aと第2端面22aの長さの50%未満であると、ケース20を形成する材料を折り曲げる際に、接続壁20cの形成を促進する効果が小さい。したがって、複数のハーフカット又はデボス25の長さが、上記数値以上であれば、複数のハーフカット又はデボス25に沿って、接続壁20cを容易に湾曲させることができる。
また、カートリッジ10は、図示のように、複数のハーフカット又はデボス25上に設けられる接着剤44を有してもよい。これにより、接続壁20cの湾曲形状を接着剤44により維持することができるので、ケース20の形状をより強固に維持することができる。また、接着剤44は、図7に示すように、ケース20と原料シート30とを接着するように構成されてもよい。この場合、接着剤44により接続壁20cの湾曲形状を維持するとともに、原料シート30がケース20に対してずれることを抑制することができる。接着剤44としては、例えば、酢酸ビニル樹脂系接着剤、CMC(カルボキシメチルセルロース)接着剤を使用することができる。
また、図示のように、ケース20と原料シート30とは、接着剤40により接着され得る。具体的には、ケース20の内面と、原料シート30との少なくとも一部が接着剤40により接着される。これにより、原料シート30の第1隙間34に加熱部150の加熱ブレード又はサセプタを挿入したときに、原料シート30がケース20に対して位置ずれすることが抑制される。接着剤40としては、例えば、酢酸ビニル樹脂系接着剤、CMC(カルボキシメチルセルロース)接着剤を使用することができる。
図9は、他の実施形態に係るカートリッジ10を示す概略側断面図である。図9においては、香味吸引器100の加熱ブレード150aがカートリッジ10に挿入された状態が示されている。図9に示す例において、香味吸引器100は、一つの加熱ブレード150aを有し、ハウジング110の側面に通気孔110aが設けられる。図示のように、ケース20の第1端面21aは、第1壁20aに対して傾斜するように形成される。これにより、ハウジング110の側面に形成された通気孔110aからカートリッジ10内部に流入する空気の流路を確保することができる。
図10は、他の実施形態に係るカートリッジ10を示す概略側面図である。図10に示すように、ケース20の第1端面21aは、第1壁20aに対して傾斜するように形成される。具体的には図示の例では、ケース20の第1端面21aは、楔形状を有する。これにより、ハウジング110の側面に形成された通気孔110aからカートリッジ10内部に流入する空気の流路を確保することができる。
なお、図9の例ではケース20の第2端面22aも第1壁20aに対して傾斜している。また、図10の例では、ケース20の第2端面22aは、第1端面21aに一致する形状を有する。図9及び図10において、第2端面22aは第1壁20aに対して直交していてもよい。
図11Aは、他の実施形態に係るカートリッジ10を示す斜視図である。図11Bは、図11Aに示す矢視10B-10Bにおけるカートリッジ10の概略断面図である。図11A及び図11Bに示すように、カートリッジ10のケース20は、第1開口21を形成する第1端面21aと原料シート30の第1隙間34との間に延びるガイド部45を有する。図示の例では、ケース20は一対のガイド部45を備え、それぞれのガイド部45は、ケース20の第1壁20a又は第2壁20b側の第1端面21aと第1隙間34との間に延びる。これにより、第1開口21から加熱ブレード150a又はサセプタを挿入するときに、加熱ブレード150a又はサセプタが第1隙間34にガイド部45によってガイドされ、誤って第2隙間33に挿入されることが抑制され得る。
以上で説明した例では、原料シート30は、基材層31と原料層32を有するものとして説明したが、これに限らず原料シート30は基材層31を有さなくてもよい。即ち、原料シート30は、原料層32のみから構成されてもよい。この場合において、原料シート30は、上述したたばこシート又は非たばこシートであり得る。原料シート30は、基材層31を有する場合と同様の折り目に沿って折りたたまれ得る。しかしながら、この場合、原料シート30が基材層31を有さないので、基材層31同士が対向する第1隙間34が形成されない。他方、原料シート30を折り目F1,F2,F3又は折り目F4,F5,F6に沿って折ることにより、原料層32を折りたたむことによる弾性変形による反発力により、シート同士が完全に密着しないように第1隙間34が形成され得る。
図12は、他の実施形態に係るカートリッジ10を示す概略断面図である。図12に示すように、カートリッジ10は、図7及び図8に示したカートリッジ10と比べて、原料シート30が複数のシートを含む点が異なる。具体的には、図12に示すカートリッジ10の原料シート30は、それぞれ折り目F1(第1折り目に相当する)を有する第1シート37aと第2シート37bとを含む。図示の例では、第1シート37a及び第2シート37bは、基材層31と原料層32とが積層されて構成され、原料層32が内側に位置するように折り目F1に沿って折りたたまれる。図12に示すように、第1シート37aと第2シートは、第1シート37aと第2シート37bのそれぞれの基材層31が互いに対向するように配置される。これにより、第1シート37aと第2シート37bとの間に第1隙間34が形成される。また、それぞれの第1シート37a及び第2シート37bは、その内部に、原料層32同士が対向する第1隙間34を有する。それぞれの第1シート37a及び第2シート37bは、接着剤40を介してケース20の内面に接着されることが好ましい。図示のように、第1シート37a及び第2シート37bは、それぞれ折り目F1に沿って1度だけ折りたたまれており、第1シート37a及び第2シート37bの端部が第1開口21を向くように配置されている。
図13は、他の実施形態に係るカートリッジ10を示す概略断面図である。図13に示すように、カートリッジ10は、図12に示したカートリッジ10と比べて、第1シート37a及び第2シート37bが筒状である点が異なる。具体的には、第1シート37a及び第2シート37bは、基材層31と原料層32とが積層されて形成され、原料層32が内側に位置するように筒状に形成され得る。第1シート37a及び第2シート37bは厚さ方向に互いに対向するように配置される。その結果、カートリッジ10は、それぞれの第1シート37a及び第2シート37bの基材層31が対向して形成される第1隙間34を有する。また、それぞれの第1シート37a及び第2シート37bは、その内部に、原料層32同士が対向する第1隙間34を有する。
図14は、他の実施形態に係るカートリッジ10を示す概略断面図である。図14に示すように、カートリッジ10は、図12に示したカートリッジ10と比べて、原料層32が基材層31に積層される態様が異なる。具体的には、図12に示したカートリッジ10では、原料層32は、基材層31の片面全面に亘って積層される。これに対して、図14に示すカートリッジ10では、原料層32は、基材層31の片面の一部に亘って積層される。具体的には例えば、原料層32は、折り目F1を境界として第1隙間34側の基材層31に積層され、これとは反対側の基材層31には積層されないことが好ましい。これにより、加熱ブレード150aによって直接的に加熱される基材層31のみに原料層32が積層されるので、発生するエアロゾル量の低下を抑制しながら、使用原料の量を抑制することができる。
図15は、他の実施形態に係るカートリッジ10を示す概略側面図である。図15は、第1開口21から見たカートリッジ10の側面を示す。図15に示すカートリッジ10は、図12に示したカートリッジ10と比べて、第1シート37a、第2シート37bに加えて、第3シート37cを有する点が異なる。図示の例では、第1シート37a、第2シート37b、及び第3シート37cは、基材層31と原料層32とが積層されて形成され、折り目F1を有する。また、第1シート37aと、第2シート37b及び第3シート37cとが厚さ方向に対向して配置され、第2シート37bと第3シート37cとが幅方向に隣接して配置される。これにより、第1シート37aと、第2シート37b及び第3シート37cとの間にそれぞれ第1隙間34が形成される。第1シート37a、第2シート37b、及び第3シート37cは、接着剤40を介してケース20の内面に接着されることが好ましい。
図12から図15に示すカートリッジ10によれば、原料シート30が複数のシートを有するので、異なる原料層32を有するシートを採用することもできる。これにより、それぞれ異なる成分を含む原料層32を有するシートを採用することで、様々な香味を組み合わせてユーザに供給することができ、ユーザに新たな喫味を提供できる。図15に示したカートリッジ10は、第1シート37a、第2シート37b、及び第3シートが、折り目F1に沿って単に折りたたまれているが、これに限らず、これらのシートの少なくとも一つが、図13に示すように筒状に形成されてもよい。同様に、図15に示した第1シート37a、第2シート37b、及び第3シートの少なくとも1つにおいて、図14に示したように原料層32が基材層31の片面の一部に亘って積層されてもよい。
図12から図15で説明した例では、原料シート30は、基材層31と原料層32を有するものとして説明したが、これに限らず原料シート30は基材層31を有さなくてもよい。即ち、原料シート30を構成する第1シート37a、第2シート37b、又は第3シート37cは、原料層32のみから構成されてもよい。この場合において、原料シート30は、上述したたばこシート又は非たばこシートであり得る。
以上で説明した実施形態では、加熱ブレード150a又はサセプタを第1隙間34に挿入してカートリッジ10を加熱しているが、これに限られず、加熱ブレード150a又はサセプタを原料シート30の側面に位置させて、片面側から原料シート30を加熱するようにしてもよい。この場合、原料シート30の片面側から徐々に熱が伝わり、喫煙時間を長くすることができる。
以上に本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。なお直接明細書及び図面に記載のない何れの形状や材質であっても、本願発明の作用・効果を奏する以上、本願発明の技術的思想の範囲内である。
10 :カートリッジ
20 :ケース
20a :第1壁
20b :第2壁
20c :接続壁
21 :第1開口
21a :第1端面
22 :第2開口
22a :第2端面
30 :原料シート
30a :外側折り込み部
30b :内側折り込み部
31 :基材層
32 :原料層
33 :第2隙間
34 :第1隙間
34a :第1隙間
34b :第1隙間
35 :第1端部
36 :第2端部
37a :第1シート
37b :第2シート
37c :第3シート
46 :空気流路
100 :香味吸引器
F1 :折り目
F2 :折り目
F3 :折り目
F4 :折り目
F5 :折り目
F6 :折り目

Claims (11)

  1. 基材層と、前記基材層に積層された原料層とを有する原料シートと、
    前記原料シートを内部に収容するケースと、を有し、
    前記原料シートは、前記原料層同士が対向するように第1折り目に沿って折りたたまれており、前記第1折り目が位置する第1端部と、前記第1端部と反対側の第2端部と、を有し、
    前記基材層同士が対向して形成される隙間が前記第1端部から延在し、
    前記ケースは、加熱用開口が設けられる第1端面と、前記第1端面と対向し、吸口側開口が設けられる第2端面と、を有し、
    前記原料シートは、前記第1端部が前記第1端面を向くように前記ケースの内部に配置される、香味吸引器用のカートリッジ。
  2. 請求項1に記載された香味吸引器用のカートリッジにおいて、
    前記原料シートは、前記第1折り目が前記第1端面と前記第2端面とを結ぶ長手方向と略直交するように前記ケースの内部に配置される、香味吸引器用のカートリッジ。
  3. 請求項1又は2に記載された香味吸引器用のカートリッジにおいて、
    前記ケースは、第1壁と、前記第1壁と対向する第2壁と、前記第1壁と前記第2壁とを接続する一対の接続壁と、を有し、
    前記原料シートと前記接続壁との間に空気流路が設けられる、香味吸引器用のカートリッジ。
  4. 請求項3に記載された香味吸引器用のカートリッジにおいて、
    前記接続壁は、前記加熱用開口から見た断面において、弧状に形成される、香味吸引器用のカートリッジ。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載された香味吸引器用のカートリッジにおいて、
    前記原料シートは、前記基材層同士が対向するように第2折り目に沿って折りたたまれ、前記第2折り目は前記第2端部に位置する、香味吸引器用のカートリッジ。
  6. 請求項5に記載された香味吸引器用のカートリッジにおいて、
    前記原料シートは、前記第2折り目にメッシュ又は開口を有する、香味吸引器用のカートリッジ。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載された香味吸引器用のカートリッジにおいて、
    前記原料シートは、さらに、前記原料層同士が対向するように第3折り目に沿って折りたたまれ、
    前記第1折り目と前記第3折り目との間に前記隙間が設けられる、香味吸引器用のカートリッジ。
  8. 請求項5を引用する請求項7に記載された香味吸引器用のカートリッジにおいて、
    前記原料シートは、前記第1折り目及び前記第3折り目に沿って折られ、前記原料シートの内側に位置する一対の内側折り込み部と、前記第1折り目及び前記第3折り目の間に位置する前記第2折り目に沿って折られ、前記原料シートの外側に位置する一対の外側折り込み部とを有する、香味吸引器用のカートリッジ。
  9. 請求項8に記載された香味吸引器用のカートリッジにおいて、
    前記第1折り目と前記第3折り目間の前記隙間の大きさが、前記一対の内側折り込み部の前記第1折り目又は前記第折り目と反対側の端部間の前記隙間の大きさよりも大きい、香味吸引器用のカートリッジ。
  10. 請求項1から9のいずれか一項に記載された香味吸引器用のカートリッジにおいて、
    前記原料シートは、前記第1折り目を有する、第1シート及び第2シートを含み、
    前記第1シートと前記第2シートとの間に前記隙間が形成される、香味吸引器用のカートリッジ。
  11. 請求項10に記載された香味吸引器用のカートリッジにおいて、
    前記原料シートは、前記第1折り目を有する第3シートを含み、
    前記第1シートと前記第3シートとの間に前記隙間が形成され、且つ前記第2シートと前記第3シートが隣接して配置される、香味吸引器用のカートリッジ。
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