JP7371131B2 - 防振装置、および撮像装置 - Google Patents

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Description

本開示の技術は、防振装置、および撮像装置に関する。
特許文献1には、固定部と、固定部に対して駆動平面内で相対的に並進移動する可動部とを備えるステージ装置であって、固定部は、第1の固定枠、第2の固定枠、および第1および第2の固定枠の間に固定された磁気回路部を構成する磁石を有し、可動部は、可動枠、および可動枠に固定されるコイルを有し、コイルと磁気回路部とは駆動平面直交方向において対向して駆動力発生部を構成し、磁石は、駆動平面直交方向に磁化方向を持つ第1の磁石と、第1の磁石と反対方向に磁化方向を持つ第2の磁石と、駆動平面直交方向においてコイルの側から見たときに第1および第2の磁石の間に設けられ、第1および第2の磁石の極と同じ方向に極を持つ方向に磁化方向をもつ第3の磁石とが並列した構成を有し、第1および第2の磁石は、駆動平面内で並列する方向と直交する方向の両端部に被固定部を備え、第1および第2の固定枠は、第1の磁石と第2の磁石の被固定部を挟持することで磁気回路部を固定することを特徴とするステージ装置、が記載されている。
特開2019-152785号公報
本開示の技術に係る1つの実施形態は、動作安定性がよい防振装置、および撮像装置を提供する。
本開示の防振装置は、被写体を撮像する撮像面を有する撮像素子と、撮像面の第1辺に沿って配置された第1磁石、および第1辺と交差する第2辺に沿って配置された第2磁石を保持する第1部材と、第1磁石に対向する位置に配置され、第1辺に沿って配置された第1コイル、および第2磁石に対向する位置に配置され、第2辺に沿って配置された第2コイルを保持する第2部材と、撮像面に入射する被写体光の光軸方向に関して、第1部材と第2部材とを吸引する磁力を与える磁力付与機構と、を備え、第1部材および第2部材のうちの一方は撮像素子を保持し、第1部材および第2部材のうちの一方は、第1磁石の磁力と第1コイルに流される電流、および第2磁石の磁力と第2コイルに流される電流によって発生された動力を受けることで、第1部材および第2部材のうちの他方に対して移動し、磁力付与機構は、第1磁石と、第2磁石と、光軸方向に関して第1磁石に対向する位置に配置された第1磁性体と、光軸方向に関して第2磁石に対向する位置に配置された第2磁性体と、光軸方向から平面視した場合に、撮像素子を挟んで第1磁性体および第2磁性体に対向する位置に配置された第3磁石と、光軸方向に関して第3磁石に対向する位置に配置された第3磁性体とを含む。
第1コイルは、光軸方向に関して第1磁石に対向する位置に配置され、第2コイルは、光軸方向に関して第2磁石に対向する位置に配置されていることが好ましい。
第1部材と第2部材との間の少なくとも3箇所に配置され、第1部材および第2部材のうちの他方に対する第1部材および第2部材のうちの一方の移動を可能とする摺動機構を備えることが好ましい。
光軸方向から平面視した場合、摺動機構の配置位置を結ぶ外形線内に、第1磁性体、第2磁性体、および第3磁性体の配置位置を結ぶ外形線で形成される図形の重心が位置していることが好ましい。
光軸方向から平面視した場合、摺動機構の配置位置を結ぶ外形線内に、磁力付与機構により与えられる磁力の作用点が存在することが好ましい。
光軸方向から平面視した場合、摺動機構の配置位置を結ぶ外形線で形成される図形の重心と、第1磁性体、第2磁性体、および第3磁性体の配置位置を結ぶ外形線で形成される図形の重心とが隣接していることが好ましい。
光軸方向から平面視した場合、摺動機構の配置位置を結ぶ外形線で形成される図形の重心と、磁力付与機構により与えられる磁力の作用点とが隣接していることが好ましい。
摺動機構は、第1部材と第2部材との間で転動するボールと、第1部材および第2部材のうちの一方に設けられ、ボールを転動可能に収容する凹部と、第1部材および第2部材のうちの他方に設けられ、ボールの転動を支持するプレートとを含むことが好ましい。
摺動機構のうちの1つである特定摺動機構は、第3磁石に隣接して配置され、特定摺動機構のプレートは磁性体であり、第3磁性体として兼用されることが好ましい。
特定摺動機構のプレートは、光軸方向から平面視した場合、ボールの転動範囲に加えて、第3磁石の移動範囲もカバーする大きさを有することが好ましい。
磁力付与機構は、第3磁石とは別の第4磁石であり、特定摺動機構のプレートに対向する位置に配置され、プレートを吸引する第4磁石をさらに含むことが好ましい。
第3磁石は第1部材および第2部材のうちの一方に配置され、第3磁性体は第1部材および第2部材のうちの他方に配置されていることが好ましい。または、第3磁石は第1部材および第2部材のうちの他方に配置され、第3磁性体は第1部材および第2部材のうちの一方に配置されていることが好ましい。
本開示の撮像装置は、上記のいずれかに記載の防振装置と、防振装置の動作を制御するプロセッサと、を備える。
デジタルカメラを示す図である。 防振装置の正面分解斜視図である。 防振装置の背面分解斜視図である。 摺動機構を示す図である。 図1のA-A線矢視断面図である。 磁力付与機構を示す図である。 可動部材の正面図である。 固定部材の正面図である。 ボールの受け板を磁石とした態様を示す断面図である。 図9の態様の場合の磁力付与機構を示す図である。 プレートを可動部材に、凹部を固定部材にそれぞれ設けた防振装置を示す図である。 磁石を可動部材に、コイルを固定部材にそれぞれ設けた防振装置を示す図である。 第2実施形態の防振装置の正面分解斜視図である。 第2実施形態の防振装置の背面分解斜視図である。 第2実施形態の防振装置の固定部材および可動部材を示す分解斜視図である。 第2実施形態の摺動機構を示す図である。 第2実施形態の磁力付与機構を示す図である。 第2実施形態の効果を説明するための図である。
以下、本開示の技術の実施形態の一例を、図面を参照しつつ説明する。
[第1実施形態]
図1において、デジタルカメラ2はカメラボディ10を備える。カメラボディ10の正面にはレンズマウント11が設けられている。レンズマウント11は円形状の撮像開口12を有する。レンズマウント11には、交換式の撮像レンズ(図示省略)が着脱可能に装着される。デジタルカメラ2は、本開示の技術に係る「撮像装置」の一例である。
カメラボディ10には防振装置15が内蔵されている。防振装置15は、カメラボディ10に与えられる振動による被写体光のぶれを補正するための装置である。カメラボディ10に与えられる振動には、カメラボディ10を持って被写体を撮影するユーザの手ぶれ等がある。
防振装置15には撮像素子16が搭載されている。撮像素子16は、例えばCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ、またはCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサである。撮像素子16は、被写体を撮像する矩形状の撮像面17を有する。撮像面17は、被写体を示す被写体光を受光する。撮像面17には、周知のように、受光した被写体光を光電変換して電気信号を出力する画素が二次元状に配列されている。撮像面17の全体は、撮像開口12を通じて外部に露呈する。
防振装置15にはCPU(Central Processing Unit)18が接続されている。CPU18は防振装置15の動作を制御する。CPU18は、本開示の技術に係る「プロセッサ」の一例である。なお、図示は省略するが、CPU18には、バスラインを介して、メモリであるROM(Read Only Memory)、および/または、RAM(Random Access Memory)が接続されている。これらCPU18、メモリ、およびバスラインによって、コンピュータが構成される。
防振装置15は、CPU18の制御の下、撮像素子16を移動させる。より詳しくは、防振装置15は、ぶれを打ち消す方向に、ぶれを打ち消す量だけ、X軸方向およびY軸方向に撮像素子16を移動させ、X軸方向およびY軸方向に直交するZ軸方向回りに撮像素子16を回転させる。ここで、X軸方向とは撮像素子16の撮像面17の辺19に平行な方向であり、Y軸方向とは辺19と90°の角度で交差する辺20に平行な方向である。辺19は、本開示の技術に係る「第1辺」の一例である。また、辺20は、本開示の技術に係る「第2辺」の一例である。なお、本明細書において、「直交」という文言には、完全な直交の意味の他に、設計上および製造上において許容される誤差を含む略直交の意味も含まれる。また、本明細書において、「平行」という文言には、完全な平行の意味の他に、設計上および製造上において許容される誤差を含む略平行の意味も含まれる。
なお、以下では、辺19の側を「下」と表現し、Y軸方向に関して辺19と反対側を「上」と表現する。また、辺20の側を「左」と表現し、X軸方向に関して辺20と反対側を「右」と表現する。
ここで、本明細書において「ぶれ」とは、振動に起因して光軸OAが被写体に対して変動することによって生じる現象を指す。「光軸OA」とは、撮像レンズを通じて撮像面17に入射する被写体光の光軸を指す。光軸OAの変動とは、例えば、基準軸(例えば、ぶれが発生する前の光軸OA)に対して、ぶれにより光軸OAが傾くことを意味する。なお、本明細書において、ぶれの補正には、ぶれをなくすという意味の他に、ぶれを低減するという意味も含まれる。
光軸OAはZ軸と平行である。つまり、Z軸方向は、本開示の技術に係る「光軸方向」の一例である。
図2および図3において、防振装置15は、固定部材30、可動部材31、およびヨーク32を備える。固定部材30はカメラボディ10の背面側に配置され、ヨーク32はカメラボディ10の正面側に配置される。固定部材30はカメラボディ10に固定される。また、固定部材30とヨーク32とは、Z軸方向に間隔を空けて固定される。可動部材31は、固定部材30とヨーク32との間に、同じ大きさの3個のボール35、ボール36、およびボール37を介して配置されている。可動部材31は、ボール35~37によって、固定部材30とヨーク32に対して、X軸方向およびY軸方向に移動することが可能であり、Z軸回りに回転することが可能である。すなわち、固定部材30は、本開示の技術に係る「第1部材および第2部材のうちの他方」の一例である。また、可動部材31は、本開示の技術に係る「第1部材および第2部材のうちの一方」の一例である。
固定部材30は、磁石40、磁石41、および磁石42を保持する。固定部材30は、本開示の技術に係る「第1部材」の一例である。磁石40~42は、可動部材31と対向する固定部材30の正面に取り付けられている。磁石40~42はいずれも、可動部材31側にN極が向けられた延べ板状の磁石と、可動部材31側にS極が向けられた延べ板状の磁石との組である。磁石40は、固定部材30の下部中央に、その長辺がX軸方向に沿うように配置されている。磁石41および磁石42は、Y軸方向に沿って並べられている。磁石41は、固定部材30の左上隅に、その長辺がY軸方向に沿うように配置されている。磁石42は、固定部材30の左下隅に、その長辺がY軸方向に沿うように配置されている。磁石40は、本開示の技術に係る「第1磁石」の一例である。また、磁石41および磁石42は、本開示の技術に係る「第2磁石」の一例である。
固定部材30の正面には、磁石40~42に加えて、プレート45、プレート46、およびプレート47が取り付けられている。プレート45は、固定部材30の下部中央であって、磁石40の上側に配置されている。プレート46は、固定部材30の左上隅であって、磁石41の右隣りに配置されている。プレート47は、固定部材30の右上隅に配置されている。プレート45はボール35を転動可能に支持し、プレート46はボール36を転動可能に支持し、プレート47はボール37を転動可能に支持する。
プレート47は、例えば鉄製の薄板といった磁性体である。プレート47は、本開示の技術に係る「第3磁性体」の一例である。
固定部材30には、可動部材31のXY平面における移動範囲を規制する正方形状の規制開口50および規制開口51が形成されている。規制開口50および規制開口51は、Z軸方向から平面視した場合の大きさが略同じである。規制開口50は、固定部材30の左下隅において、磁石42とプレート45との間に形成されている。規制開口51は、固定部材30の右上隅において、プレート47の左隣りに形成されている。つまり、規制開口50および規制開口51は、固定部材30において略対角の位置に配置されている。
固定部材30には、スペーサを介して雌ネジ55、雌ネジ56、および雌ネジ57が設けられている。雌ネジ55は固定部材30の右下隅に設けられている。雌ネジ56は固定部材30の左上隅に設けられている。雌ネジ57は固定部材30の左下隅に設けられている。
可動部材31は、撮像素子16を保持し、かつ、コイル60、コイル61、およびコイル62を保持する。可動部材31は、本開示の技術に係る「第2部材」の一例である。撮像素子16は、可動部材31の中央部に配置されている。コイル60は、可動部材31の下部中央であって、Z軸方向に関して磁石40に対向する位置に配置されている。コイル61は、可動部材31の左上隅であって、Z軸方向に関して磁石41に対向する位置に配置されている。コイル62は、可動部材31の左下隅であって、Z軸方向に関して磁石42に対向する位置に配置されている。コイル60は、その長辺がX軸方向に沿うように配置されている。コイル61およびコイル62は、Y軸方向に沿って並べられている。コイル61およびコイル62はそれぞれ、その長辺がY軸方向に沿うように配置されている。コイル60は、本開示の技術に係る「第1コイル」の一例である。また、コイル61およびコイル62は、本開示の技術に係る「第2コイル」の一例である。
コイル60~62は、保護フイルム63によって正面側を覆われている。そして、保護フイルム63には、磁性体65、磁性体66、磁性体67、および磁性体68が取り付けられている。磁性体65~68は、例えば鉄製の薄板片である。磁性体65および磁性体66は、X軸方向に沿って並べられている。磁性体65はコイル60の右端側、磁性体66はコイル60の左端側にそれぞれ配置されている。磁性体67および磁性体68は、Y軸方向に沿って並べられている。磁性体67はコイル61の上端側、磁性体68はコイル62の下端側にそれぞれ配置されている。
コイル60は、前述のようにZ軸方向に関して磁石40に対向する位置に配置されているので、磁性体65および磁性体66も、Z軸方向に関して磁石40に対向する位置に配置されている。このため、磁性体65および磁性体66は磁石40に吸引される。つまり、磁石40と磁性体65および磁性体66は、磁気バネとして働く。磁性体65および磁性体66は、本開示の技術に係る「第1磁性体」の一例である。
同様に、コイル61は、前述のようにZ軸方向に関して磁石41に対向する位置に配置されているので、磁性体67も、Z軸方向に関して磁石41に対向する位置に配置されている。このため、磁性体67は磁石41に吸引される。つまり、磁石41と磁性体67も、磁気バネとして働く。また、コイル62は、前述のようにZ軸方向に関して磁石42に対向する位置に配置されているので、磁性体68も、Z軸方向に関して磁石42に対向する位置に配置されている。このため、磁性体68は磁石42に吸引される。つまり、磁石42と磁性体68も、磁気バネとして働く。磁性体67および磁性体68は、本開示の技術に係る「第2磁性体」の一例である。
固定部材30と対向する可動部材31の背面には、凹部70、凹部71、および凹部72が形成されている。凹部70は、可動部材31の下部中央であって、Z軸方向に関してプレート45に対向する位置に配置されている。凹部71は、可動部材31の左上隅であって、Z軸方向に関してプレート46に対向する位置に配置されている。凹部72は、可動部材31の右上隅であって、Z軸方向に関してプレート47に対向する位置に配置されている。凹部70はボール35を転動可能に収容し、凹部71はボール36を転動可能に収容し、凹部72はボール37を転動可能に収容する。Z軸方向から平面視した場合の凹部70~72の大きさは、ボール35~37の直径よりも一回り大きい。また、Z軸方向の凹部70~72の深さは、ボール35~37の直径よりも僅かに小さい(図5参照)。
可動部材31の背面には、磁石75が取り付けられている。磁石75は、Z軸方向から平面視した場合に、撮像素子16を挟んで磁性体65~68に対向する位置に配置されている。換言すれば、磁石75は、X軸方向およびY軸方向に沿う磁性体65~68の略L字状の配置領域に対して、撮像素子16を挟んだ対角側の領域の中央部に配置されている。さらに換言すれば、磁石75は、磁性体65と磁性体66とを結ぶX軸方向に平行な線と、磁性体67と磁性体68とを結ぶY軸方向に平行な線とによって形成される角部に対して、撮像素子16を挟んで対角側の角部に配置されている。磁石75は、本開示の技術に係る「第3磁石」の一例である。
磁石75は凹部72に隣接して配置されている。そして、磁石75は、Z軸方向に関してプレート47に対向する位置に配置されている。このため、プレート47は磁石75に吸引される。つまり、プレート47と磁石75も、磁気バネとして働く。なお、ここでいう「隣接」とは、XY平面における距離が例えば1cm以内のことをいう。
可動部材31の背面には、Z軸方向に関して規制開口50と対向する位置に、固定部材30側に突き出た円柱状の突起80が設けられている。また、可動部材31の背面には、Z軸方向に関して規制開口51と対向する位置に、雌ネジ81が形成されている。突起80は規制開口50に挿通される。また、雌ネジ81には雄ネジ82が締結固定される。雄ネジ82は、規制開口51に挿通されたうえで雌ネジ81に取り付けられる。このため突起80および雄ネジ82は、可動部材31のXY平面における移動を規制する規制ピンとして働く。
ヨーク32は、例えば鉄製の薄板等の磁性体であり、磁石40~42とコイル60~62の配置に倣った略L字状をしている。ヨーク32は、磁石40~42との間で磁気回路を構成し、コイル60~62が受ける磁束を増加させる。
ヨーク32には、雄ネジ85、雄ネジ86、および雄ネジ87が取り付けられる。雄ネジ85~87は、固定部材30の雌ネジ55~57に締結固定される。これにより、固定部材30とヨーク32が固定される。
防振装置15は、一対のボイスコイルモータ(VCM;Voice Coil Motor)を備えている。一対のVCMは、第1VCMと第2VCMとのペアである。第1VCMは、磁石40とコイル60のペアと、ヨーク32とを備えており、可動部材31をY軸方向に移動させる動力を発生する。一方、第2VCMは、磁石41とコイル61のペアと、磁石42とコイル62のペアと、ヨーク32とを備えており、可動部材31をX軸方向に移動させる動力を発生する。より具体的には、第1VCMは、磁石40の磁力とコイル60に流される電流によって、可動部材31をY軸方向に移動させる動力を発生する。また、第2VCMは、磁石41の磁力とコイル61に流される電流、並びに磁石42の磁力とコイル62に流される電流によって、可動部材31をX軸方向に移動させる動力を発生する。なお、以下では、第1VCMと第2VCMとを区別して説明する必要がない場合は、単に「VCM」と称する。
図示は省略するが、可動部材31には、可動部材31の位置を検出するホール素子、および、ホール素子周辺の温度を測定する温度センサ等が設けられている。CPU18は、ホール素子により検出された可動部材31の位置と、ぶれを補正するための可動部材31の目標位置との差分をとり、差分を無くすようにVCMを駆動させるフィードバック制御を行う。差分が大きい場合はVCMによる動力は相対的に大きくなり、逆に差分が小さい場合はVCMによる動力は相対的に小さくなる。また、CPU18は、温度センサにより測定された温度を用いて、ホール素子の温度ドリフトを補正する。
図4に示すように、防振装置15は、摺動機構90、摺動機構91、および摺動機構92を備えている。図4Aに示すように、摺動機構90は、ボール35、プレート45、および凹部70を有する。同様に図4Bに示すように、摺動機構91は、ボール36、プレート46、および凹部71を有する。また、図4Cに示すように、摺動機構92は、ボール37、プレート47、および凹部72を有する(図5も参照)。摺動機構90~92は、固定部材30に対する可動部材31の移動を可能とする。
図1のA-A線矢視断面図である図5において、摺動機構92は、第3磁石である磁石75に隣接して配置されている。すなわち、摺動機構92は、本開示の技術に係る「特定摺動機構」の一例である。
凹部72の底面には、XY平面に平行な受け板93が取り付けられている。この受け板93とプレート47とで、ボール37が転動可能に挟持される。
図6において、防振装置15は、磁力付与機構100を備えている。磁力付与機構100は、磁石40~42と、磁石75と、磁性体65~68と、プレート47とを有する。磁力付与機構100は、Z軸方向に関して、固定部材30に可動部材31を吸引する磁力を与える。
図7において、摺動機構90~92は、固定部材30と可動部材31との間の3箇所に配置されている。従って、摺動機構90の配置位置PA1、摺動機構91の配置位置PA2、および摺動機構92の配置位置PA3を結ぶ外形線110で形成される図形は、当然ではあるが三角形である。配置位置PA1~PA3は、例えば、凹部70~72のXY平面における中心の位置である。外形線110で形成される図形の重心CE1は、撮像面17の上部中央に位置している。
磁性体65の配置位置PB1、磁性体66の配置位置PB2、磁性体67の配置位置PB3、磁性体68の配置位置PB4、およびプレート47の配置位置PB5を結ぶ外形線111で形成される図形は、これも当然ではあるが五角形である。配置位置PB1~PB5は、例えば、磁性体65~68、およびプレート47の重心の位置である。外形線111で形成される図形の重心CE2は、重心CE1と同じく、撮像面17の上部中央に位置している。なお、配置位置PB1~PB5は、本開示の技術に係る「第1磁性体、第2磁性体、および第3磁性体の配置位置」の一例である。外形線111は、本開示の技術に係る「第1磁性体、第2磁性体、および第3磁性体の配置位置を結ぶ外形線」の一例である。また、重心CE2は、本開示の技術に係る「第1磁性体、第2磁性体、および第3磁性体の配置位置を結ぶ外形線で形成される図形の重心」の一例である。
磁力付与機構100により与えられる磁力の作用点POAは、重心CE2と一致している。磁力付与機構100により与えられる磁力の作用点POAとは、磁石40の磁性体65および磁性体66に対する吸引力、磁石41の磁性体67に対する吸引力、磁石42の磁性体68に対する吸引力、および磁石75のプレート47に対する吸引力の合力の作用点である。なお、重心CE2と作用点POAとは、ずれていてもよい。
Z軸方向から平面視した場合、重心CE2は、外形線110内に位置している。同じく、Z軸方向から平面視した場合、作用点POAは、外形線110内に存在している。また、Z軸方向から平面視した場合、重心CE1と重心CE2とは隣接している。同じく、Z軸方向から平面視した場合、重心CE1と作用点POAとは隣接している。ここでいう「隣接」とは、XY平面における距離が例えば1cm以内のことをいい、重心CE1と重心CE2、重心CE1と作用点POAとが完全に一致している場合も含む。なお、図7では、保護フイルム63が取り払われた状態の可動部材31を示している。
図8において、破線115はボール37の転動範囲を示す。また、破線116は磁石75の移動範囲を示す。ボール37の転動範囲115、および磁石75の移動範囲116は、Z軸方向から平面視した場合の大きさが規制開口50および規制開口51と同じである。プレート47は、Z軸方向から平面視した場合、ボール37の転動範囲115をカバーし、かつ、磁石75の移動範囲116もカバーする大きさを有する。なお、磁石75の移動範囲116は、本開示の技術に係る「第3磁石の移動範囲」の一例である。
次に、上記構成による作用を説明する。防振装置15は、3箇所に配置された摺動機構90~92により、固定部材30およびヨーク32に対して可動部材31が移動可能とされる。可動部材31は撮像素子16を保持する。このため、可動部材31の移動に伴って撮像素子16も移動する。可動部材31は、CPU18の制御の下、ぶれを打ち消す方向に、ぶれを打ち消す量だけ移動される。
摺動機構が1箇所または2箇所にしか配置されない場合に比べて、3箇所に配置された摺動機構90~92によって、可動部材31の移動安定性を高めることができ、結果として、撮像素子16の移動安定性を高めることができる。なお、撮像素子16の移動安定性をより高めるためには、摺動機構90~92の配置位置は、互いになるべく離れているほうが好ましい。
摺動機構90~92は、図2~図4で示したように、固定部材30と可動部材31との間で転動するボール35~37と、固定部材30に設けられ、ボール35~37の転動を支持するプレート45~47と、可動部材31に設けられ、ボール35~37を転動可能に収容する凹部70~72とを含む。ボール35~37を用いない構成と比べて、小さな動力で可動部材31を移動させることができる。
固定部材30には、磁石40~42が設けられている。可動部材31には、Z軸方向に関して磁石40~42に対向する位置に、コイル60~62が設けられている。可動部材31は、上述の第1VCMで発生した動力を受けることによって、Y軸方向に移動する。また、可動部材31は、上述の第2VCMで発生した動力を受けることによって、X軸方向に移動する。このように、防振装置15においては、単純な構成で可動部材31を移動させることができる。
図6で示した磁力付与機構100によって、Z軸方向に関して、固定部材30に可動部材31を吸引する磁力が与えられる。この磁力によって、可動部材31は固定部材30の側に付勢され、Z軸方向における可動部材31のガタツキが解消される。
磁力付与機構100は、磁石40~42と、磁石40~42に吸引される磁性体65~68との組に加えて、磁石75と、磁石75に吸引されるプレート47との組も含む。磁石75は、図2等で示したように、Z軸方向から平面視した場合に、撮像素子16を挟んで磁性体65~68に対向する位置に配置されている。このため、磁石40~42と、磁石40~42に吸引される磁性体65~68との組だけで磁力付与機構100を構成する場合に比べて、Z軸方向の吸引力のバランスをよくすることができる。したがって、防振装置15の動作安定性を高めることができ、結果として、防振装置15が内蔵されたデジタルカメラ2の動作安定性を高めることができる。
摺動機構92のプレート47は、磁石75に吸引される第3磁性体として兼用される。このため部品点数を削減することができる。
図7で示したように、Z軸方向から平面視した場合、摺動機構90~92の配置位置PA1~PA3を結ぶ外形線110内に、磁性体65~68、およびプレート47の配置位置PB1~PB5を結ぶ外形線111で形成される図形の重心CE2が位置している。また、Z軸方向から平面視した場合、摺動機構90~92の配置位置PA1~PA3を結ぶ外形線110内に、磁力付与機構100により与えられる磁力の作用点POAが存在している。このため、Z軸方向の吸引力のバランスを、よりよくすることができる。
また、これも図7で示したように、Z軸方向から平面視した場合、摺動機構90~92の配置位置PA1~PA3を結ぶ外形線110で形成される図形の重心CE1と、磁性体65~68、およびプレート47の配置位置PB1~PB5を結ぶ外形線111で形成される図形の重心CE2とが隣接している。さらに、Z軸方向から平面視した場合、摺動機構90~92の配置位置PA1~PA3を結ぶ外形線110で形成される図形の重心CE1と、磁力付与機構100により与えられる磁力の作用点POAとが隣接している。このため、Z軸方向の吸引力のバランスを、さらによりよくすることができる。なお、Z軸方向の吸引力のバランスをさらに向上させるためには、撮像素子16の重心と重心CE2とは、なるべく近い位置で隣接していることが好ましい。
図8で示したように、摺動機構92のプレート47は、Z軸方向から平面視した場合、ボール37の転動範囲115に加えて、磁石75の移動範囲116もカバーする大きさを有する。このため、可動部材31の移動に伴って磁石75が移動した場合に、Z軸方向に関してプレート47と磁石75とが正対しなくなるおそれがない。したがって、磁石75の移動位置によって、プレート47に作用する磁石75の吸引力が変わり、Z軸方向の吸引力のバランスが崩れてしまう事態を避けることができる。
磁石75は可動部材31に配置され、プレート47は固定部材30に配置されている。可動部材31は、撮像素子16を搭載しているため配置スペースに限りがあるが、固定部材30は比較的配置スペースに余裕がある。このため、プレート47を広くとることができる。
防振装置15の動作を制御するプロセッサとしてCPU18を例示したが、これに限らない。CPU18に代えて、あるいは加えて、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の製造後に回路構成を変更可能なプロセッサであるプログラマブルロジックデバイス(Programmable Logic Device:PLD)、および/またはASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の特定の処理を実行させるために専用に設計された回路構成を有する専用電気回路等を用いてもよい。
なお、図9に示すように、摺動機構92の凹部72に取り付けられた受け板120を磁石とし、磁石75に加えて、受け板120によってもプレート47を吸引する構成としてもよい。この場合の磁力付与機構125は、図10に示すように、図6で示した磁力付与機構100の磁石40~42、磁石75、磁性体65~68、およびプレート47に加えて、受け板120をさらに含む。すなわち、受け板120は、本開示の技術に係る「第4磁石」の一例である。
このように、磁力付与機構125は、磁石75とは別の磁石である受け板120をさらに含む。受け板120は、摺動機構92のプレート47に対向する位置に配置され、プレート47を吸引する。このため、磁石75のみの場合に比べて、Z軸方向の吸引力のバランスを、よりよくすることができる。なお、プレート45およびプレート46も磁性体とし、摺動機構90および摺動機構91の凹部70および凹部71に、プレート45およびプレート46を吸引する磁石を設けてもよい。
防振装置15においては、摺動機構90~92のプレート45~47を固定部材30に、凹部70~72を可動部材31にそれぞれ設けているが、これに限らない。図11に示す防振装置130のように、プレート45~47に相当するプレート131~133を可動部材31に、凹部70~72に相当する凹部134~136を固定部材30にそれぞれ設けてもよい。この場合、固定部材30が、本開示の技術に係る「第1部材および第2部材のうちの一方」の一例であり、可動部材31が、本開示の技術に係る「第1部材および第2部材のうちの他方」の一例である。
また、防振装置15においては、磁石40~42を固定部材30に、コイル60~62を可動部材31にそれぞれ設けているが、これに限らない。図12に示す防振装置140のように、磁石40~42に相当する磁石141~143を可動部材31に、コイル60~62に相当するコイル144~146を固定部材30にそれぞれ設けてもよい。この場合、磁性体65~68に相当する磁性体147~150は、固定部材30に設けられることになる。また、この場合、固定部材30が、本開示の技術に係る「第2部材」の一例であり、可動部材31が、本開示の技術に係る「第1部材」の一例である。
[第2実施形態]
図13および図14に示す第2実施形態の防振装置160は、上記第1実施形態と同様に、デジタルカメラ2等の撮像装置に内蔵されている。防振装置160には、上記第1実施形態の防振装置15等と同様に、撮像素子161が搭載されている。防振装置160は、ぶれを打ち消す方向に、ぶれを打ち消す量だけ、X軸方向およびY軸方向に撮像素子161を移動させ、X軸方向およびY軸方向に直交するZ軸方向回りに撮像素子161を回転させる。ここでX軸方向とは撮像素子161の撮像面162の辺163に平行な方向であり、Y軸方向とは辺163と90°の角度で交差する辺164に平行な方向である。辺163は、本開示の技術に係る「第1辺」の一例である。また、辺164は、本開示の技術に係る「第2辺」の一例である。
なお、以下では、上記第1実施形態と同様に、辺163の側を「上」と表現し、Y軸方向に関して辺163と反対側を「下」と表現する。また、辺164の側を「左」と表現し、X軸方向に関して辺164と反対側を「右」と表現する。
防振装置160は、固定部材170、可動部材171、およびヨーク172を備える。可動部材171は、固定部材170とヨーク172との間に、同じ大きさのボール175、ボール176、およびボール177を介して配置されている。可動部材171は、ボール175~177によって、固定部材170とヨーク172に対して、X軸方向およびY軸方向に移動することが可能であり、Z軸回りに回転することが可能である。すなわち、固定部材170は、本開示の技術に係る「第1部材および第2部材のうちの他方」の一例である。また、可動部材171は、本開示の技術に係る「第1部材および第2部材のうちの一方」の一例である。
固定部材170は、磁石180、磁石181、および磁石182を保持する。固定部材170は、本開示の技術に係る「第1部材」の一例である。磁石180~182は、可動部材171と対向する固定部材170の正面に取り付けられている。磁石180~182はいずれも、可動部材171側にN極が向けられた延べ板状の磁石と、可動部材171側にS極が向けられた延べ板状の磁石との組である。磁石180は、固定部材170の上部中央に、その長辺がX軸方向に沿うように配置されている。磁石181および磁石182は、Y軸方向に沿って並べられている。磁石181は、固定部材170の左上隅に、その長辺がY軸方向に沿うように配置されている。磁石182は、固定部材170の左下隅に、その長辺がY軸方向に沿うように配置されている。磁石180は、本開示の技術に係る「第1磁石」の一例である。また、磁石181および磁石182は、本開示の技術に係る「第2磁石」の一例である。なお、符号183は、ホール素子(図示省略)に用いられる磁石である。
固定部材170の正面には、磁石180~183に加えて、プレート185、プレート186、およびプレート187が取り付けられている。プレート185は、固定部材170の下部中央の、磁石182と磁石183との間に配置されている。プレート186は、固定部材170の左上隅であって、磁石181の下側に配置されている。プレート187は、固定部材170の右上隅であって、磁石180の右隣りに配置されている。プレート185はボール175の転動、プレート186はボール176の転動、プレート187はボール177の転動をそれぞれ支持する。
磁石183とプレート185との間には、磁石188が取り付けられている。磁石188はプレート185に隣接して配置されている。なお、ここでいう「隣接」とは、XY平面における距離が例えば1cm以内のことをいう。磁石188は、本開示の技術に係る「第3磁石」の一例である。すなわち、本第2実施形態においては、第3磁石が固定部材170に配置されている。
固定部材170には、可動部材171のXY平面における移動範囲を規制する正方形状の規制開口190が形成されている。規制開口190は、固定部材170の左下隅の、磁石182とプレート186との間に形成されている。
固定部材170には、スペーサを介して雌ネジ195および雌ネジ196が設けられている。雌ネジ195は固定部材170の下部中央、雌ネジ196は固定部材170の右上隅にそれぞれ設けられている。
可動部材171は、撮像素子161を保持し、かつ、コイル200、コイル201、およびコイル202を保持する。可動部材171は、本開示の技術に係る「第2部材」の一例である。撮像素子161は、可動部材171の中央部に配置されている。コイル200は、可動部材171の上部中央であって、Z軸方向に関して磁石180に対向する位置に配置されている。コイル201は、可動部材171の左上隅であって、Z軸方向に関して磁石181に対向する位置に配置されている。コイル202は、可動部材171の左下隅であって、Z軸方向に関して磁石182に対向する位置に配置されている。コイル200は、その長辺がX軸方向に沿うように配置されている。コイル201およびコイル202は、Y軸方向に沿って並べられている。コイル201およびコイル202はそれぞれ、その長辺がY軸方向に沿うように配置されている。コイル200は、本開示の技術に係る「第1コイル」の一例である。また、コイル201およびコイル202は、本開示の技術に係る「第2コイル」の一例である。
ヨーク172と対向する可動部材171の正面には、磁性体205、磁性体206、および磁性体207が取り付けられている。磁性体205~207は、磁性体65~68と同じく、例えば鉄製の薄板片である。磁性体205はコイル200の中央に配置されている。磁性体206および磁性体207は、Y軸方向に沿って並べられている。磁性体206はコイル201の下端側、磁性体207はコイル202の上端側にそれぞれ配置されている。
コイル200は、前述のようにZ軸方向に関して磁石180に対向する位置に配置されているので、磁性体205も、Z軸方向に関して磁石180に対向する位置に配置されている。このため、磁性体205は磁石180に吸引される。つまり、磁石180と磁性体205は、磁気バネとして働く。磁性体205は、本開示の技術に係る「第1磁性体」の一例である。
同様に、コイル201は、前述のようにZ軸方向に関して磁石181に対向する位置に配置されているので、磁性体206も、Z軸方向に関して磁石181に対向する位置に配置されている。このため、磁性体206は磁石181に吸引される。つまり、磁石181と磁性体206も、磁気バネとして働く。また、コイル202は、前述のようにZ軸方向に関して磁石182に対向する位置に配置されているので、磁性体207も、Z軸方向に関して磁石182に対向する位置に配置されている。このため、磁性体207は磁石182に吸引される。つまり、磁石182と磁性体207も、磁気バネとして働く。磁性体206および磁性体207は、本開示の技術に係る「第2磁性体」の一例である。
固定部材170と対向する可動部材171の背面には、凹部210、凹部211、および凹部212が形成されている。凹部210は、可動部材171の下部中央であって、Z軸方向に関してプレート185に対向する位置に配置されている。凹部211は、可動部材171の左上隅であって、Z軸方向に関してプレート186に対向する位置に配置されている。凹部212は、可動部材171の右上隅であって、Z軸方向に関してプレート187に対向する位置に配置されている。凹部210はボール175を転動可能に収容し、凹部211はボール176を転動可能に収容し、凹部212はボール177を転動可能に収容する。Z軸方向から平面視した場合の凹部210~212の大きさは、ボール175~177の直径よりも一回り大きい。また、Z軸方向の凹部210~212の深さは、ボール175~177の直径よりも僅かに小さい。
Z軸方向に関して磁石188に対向する可動部材171の部分には、磁性体215が取り付けられている。磁性体215および磁石188は、Z軸方向から平面視した場合に、撮像素子161を挟んで磁性体205~207に対向する位置に配置されている。換言すれば、磁石188は、X軸方向およびY軸方向に沿う磁性体205~207の略L字状の配置領域に対して、撮像素子161を挟んだ対角側の領域の中央部に配置されている。さらに換言すれば、磁石188は、磁性体205の配置位置(例えば、磁性体205の重心の位置)を通りX軸方向に平行な線、および磁性体206および磁性体207を結ぶY軸方向に平行な線によって形成される角部に対して、撮像素子161を挟んで対角側の角部に配置されている。
磁性体215は、前述のようにZ軸方向に関して磁石188に対向する位置に配置されている。このため、磁性体215は磁石188に吸引される。つまり、磁石188と磁性体215も、磁気バネとして働く。磁性体215は、本開示の技術に係る「第3磁性体」の一例である。
可動部材171の背面には、Z軸方向に関して規制開口190と対向する位置に、固定部材170側に突き出た円柱状の突起220が設けられている。突起220は規制開口190に挿通される。このため突起220は、可動部材171のXY平面における移動を規制する規制ピンとして働く。
ヨーク172は、ヨーク32と同じく、例えば鉄製の薄板等の磁性体であり、磁石180~182とコイル200~202の配置に倣った略L字状をしている。ヨーク172は、磁石180~182との間で磁気回路を構成し、コイル200~202が受ける磁束を増加させる。
ヨーク172には、可動部材171のXY平面における移動を規制する一対のガード222およびガード223が設けられている。ガード222およびガード223は、可動部材171に対向するヨーク172の背面から、可動部材171側に突き出ている。また、ヨーク172には、雄ネジ225および雄ネジ226が取り付けられる。雄ネジ225および雄ネジ226は、固定部材170の雌ネジ195および雌ネジ196に締結固定される。これにより、固定部材170とヨーク172が固定される。
防振装置160は、一対のボイスコイルモータ(VCM;Voice Coil Motor)を備えている。本第2実施形態に係る一対のVCMは、第3VCMと第4VCMとのペアである。第3VCMは、磁石180とコイル200のペアと、ヨーク172とを備えており、可動部材171をY軸方向に移動させる動力を発生する。一方、第4VCMは、磁石181とコイル201のペアと、磁石182とコイル202のペアと、ヨーク172とを備えており、可動部材171をX軸方向に移動させる動力を発生する。より具体的には、第3VCMは、磁石180の磁力とコイル200に流される電流によって、可動部材171をY軸方向に移動させる動力を発生する。また、第4VCMは、磁石181の磁力とコイル201に流される電流、並びに磁石182の磁力とコイル202に流される電流によって、可動部材171をX軸方向に移動させる動力を発生する。
図16に示すように、防振装置160は、摺動機構230、摺動機構231、および摺動機構232を備えている。図16Aに示すように、摺動機構230は、ボール175、プレート185、および凹部210を有する。同様に図16Bに示すように、摺動機構231は、ボール176、プレート186、および凹部211を有する。また、図16Cに示すように、摺動機構232は、ボール177、プレート187、および凹部212を有する。摺動機構230~232は、固定部材170に対する可動部材171の移動を可能とする。これら摺動機構230~232のうち、摺動機構230は、第3磁石である磁石188に隣接して配置されている。すなわち、摺動機構230は、本開示の技術に係る「特定摺動機構」の一例である。
図17において、防振装置160は、磁力付与機構240を備えている。磁力付与機構240は、磁石180~182、磁石188、磁性体205~207、および磁性体215を有する。磁力付与機構240は、Z軸方向に関して、固定部材170に可動部材171を吸引する磁力を与える。
上記第1実施形態においては、第3磁石である磁石75が可動部材31に配置され、第3磁性体であるプレート47が固定部材30に配置されていた。対して第2実施形態においては、第3磁石である磁石188が固定部材170に配置され、第3磁性体である磁性体215が可動部材171に配置されている。このため、例えば以下のような効果を発揮する。
図18に示すように、防振装置160の正面手前には、シャッタ機構250が配置されている。シャッタ機構250は、本体枠251、機械動作部252、およびモータ253で構成される。本体枠251の中央には、撮像素子161の撮像面162に対応するシャッタ開口が形成されており、シャッタ開口には遮光幕254が取り付けられている。遮光幕254は、先幕(図示省略)および後幕(図示省略)を有する。すなわち、シャッタ機構250はフォーカルプレーンシャッタ機構である。
機械動作部252およびモータ253は、防振装置160に対向する本体枠251の背面に取り付けられている。機械動作部252には、遮光幕254を移動させるための歯車、バネ、チェーンといった各種機械部品が搭載されている。モータ253は、機械動作部252に回転駆動力を与える。モータ253は、磁石188に隣接して配置されている。モータ253は、鉄等の磁性体で外装等が形成されている。
このように、磁石188と、磁性体で外装等が形成されたモータ253とが隣接して配置されていた場合、仮に磁石188が固定部材170ではなく可動部材171に配置されていると、可動部材171の移動により磁石188とモータ253とが吸着してしまい、可動部材171の移動に支障をきたすおそれがある。しかし、本第2実施形態においては、磁石188は固定部材170に配置されていて、磁石188の配置位置は動かないので、磁石188とモータ253とが吸着してしまうことで、可動部材171の移動に支障をきたすおそれがない。
なお、磁石188と吸着するおそれがある磁性体として、シャッタ機構250のモータ253を挙げたが、これに限らない。絞り機構の機械動作部、あるいは絞り機構のモータでもよい。さらには、レンズ、例えばズームレンズを移動させるための動力を発生するモータでもよい。
本第2実施形態においても、上記第1実施形態と同様に、プレート185~187に相当するプレートを可動部材171に、凹部210~212に相当する凹部を固定部材170にそれぞれ設けてもよい。また、磁石180~182に相当する磁石を可動部材171に、コイル200~202に相当するコイルを固定部材170にそれぞれ設けてもよい。
摺動機構の個数は3個に限らず、4個以上であってもよい。
本開示の防振装置は、例示のデジタルカメラ以外の撮像装置、例えば、スマートフォン、タブレット端末、あるいは監視カメラ等に対しても適用することが可能である。
本開示の技術は、上述の種々の実施形態および/または種々の変形例を適宜組み合わせることも可能である。また、上記各実施形態に限らず、要旨を逸脱しない限り種々の構成を採用し得ることはもちろんである。さらに、本開示の技術は、プログラムに加えて、プログラムを非一時的に記憶する記憶媒体にもおよぶ。
以上に示した記載内容および図示内容は、本開示の技術に係る部分についての詳細な説明であり、本開示の技術の一例に過ぎない。例えば、上記の構成、機能、作用、および効果に関する説明は、本開示の技術に係る部分の構成、機能、作用、および効果の一例に関する説明である。よって、本開示の技術の主旨を逸脱しない範囲内において、以上に示した記載内容および図示内容に対して、不要な部分を削除したり、新たな要素を追加したり、置き換えたりしてもよいことはいうまでもない。また、錯綜を回避し、本開示の技術に係る部分の理解を容易にするために、以上に示した記載内容および図示内容では、本開示の技術の実施を可能にする上で特に説明を要しない技術常識等に関する説明は省略されている。
本明細書において、「Aおよび/またはB」は、「AおよびBのうちの少なくとも1つ」と同義である。つまり、「Aおよび/またはB」は、Aだけであってもよいし、Bだけであってもよいし、AおよびBの組み合わせであってもよい、という意味である。また、本明細書において、3つ以上の事柄を「および/または」で結び付けて表現する場合も、「Aおよび/またはB」と同様の考え方が適用される。
本明細書に記載された全ての文献、特許出願および技術規格は、個々の文献、特許出願および技術規格が参照により取り込まれることが具体的かつ個々に記された場合と同程度に、本明細書中に参照により取り込まれる。
2 デジタルカメラ(撮像装置)
10 カメラボディ
11 レンズマウント
12 撮像開口
15、130、140、160 防振装置
16、161 撮像素子
17、162 撮像面
18 CPU(プロセッサ)
19、163 辺(第1辺)
20、164 辺(第2辺)
30、170 固定部材(第1部材)
31、171 可動部材(第2部材)
32、172 ヨーク
35~37、175~177 ボール
40、141、180 磁石(第1磁石)
41、42、142、143、181、182 磁石(第2磁石)
45、46、131、132、185~187 プレート
47、133 プレート(第3磁性体)
50、51、190 規制開口
55~57、81、195、196 雌ネジ
60、144、200 コイル(第1コイル)
61、62、145、146、201、202 コイル(第2コイル)
63 保護フイルム
65、66、147、148、205 磁性体(第1磁性体)
67、68、149、150、206、207 磁性体(第2磁性体)
70~72、134~136、210~212 凹部
75、188 磁石(第3磁石)
80、220 突起
82、85~87、225、226 雄ネジ
90、91、231、232 摺動機構
92、230 摺動機構(特定摺動機構)
93 受け板
100、125、240 磁力付与機構
110 摺動機構の配置位置を結ぶ外形線
111 磁性体、およびプレートの配置位置を結ぶ外形線(第1磁性体、第2磁性体、および第3磁性体の配置位置を結ぶ外形線)
115 ボールの転動範囲
116 磁石の移動範囲(第3磁石の移動範囲)
120 受け板(第4磁石)
183 磁石
215 磁性体(第3磁性体)
222、223 ガード
250 シャッタ機構
251 本体枠
252 機械動作部
253 モータ
254 遮光幕
CE1 摺動機構の配置位置を結ぶ外形線で形成される図形の重心
CE2 磁性体、およびプレートの配置位置を結ぶ外形線で形成される図形の重心(第1磁性体、第2磁性体、および第3磁性体の配置位置を結ぶ外形線で形成される図形の重心)
OA 光軸
PA1~PA3 摺動機構の配置位置
PB1~PB5 磁性体、およびプレートの配置位置(第1磁性体、第2磁性体、および第3磁性体の配置位置)
POA 作用点

Claims (11)

  1. 被写体を撮像する撮像面を有する撮像素子と、
    前記撮像面の第1辺に沿って配置された第1磁石、および前記第1辺と交差する第2辺に沿って配置された第2磁石を保持する第1部材と、
    前記第1磁石に対向する位置に配置され、前記第1辺に沿って配置された第1コイル、および前記第2磁石に対向する位置に配置され、前記第2辺に沿って配置された第2コイルを保持する第2部材と、
    前記撮像面に入射する被写体光の光軸方向に関して、前記第1部材と前記第2部材とを吸引する磁力を与える磁力付与機構と、
    前記第1部材と前記第2部材との間の少なくとも3箇所に配置され、前記第1部材に対する前記第2部材の移動を可能とする摺動機構と、
    を備え、
    前記第2部材は前記撮像素子を保持し、
    前記第2部材は、前記第1磁石の磁力と前記第1コイルに流される電流、および前記第2磁石の磁力と前記第2コイルに流される電流によって発生された動力を受けることで、前記第1部材に対して移動し、
    前記磁力付与機構は、
    前記第1磁石と、
    前記第2磁石と、
    前記第2部材に保持され、前記光軸方向に関して前記第1磁石に対向する位置に配置された第1磁性体と、
    前記第2部材に保持され、前記光軸方向に関して前記第2磁石に対向する位置に配置された第2磁性体と、
    前記第1部材に保持され、前記光軸方向から平面視した場合に、前記第1磁性体の配置位置を通り前記第1辺に平行な線、および前記第2磁性体の配置位置を通り前記第2辺に平行な線によって形成される角部に対して、前記撮像素子を挟んで対角側の角部に配置された第3磁石と、
    前記第2部材に保持され、前記光軸方向に関して前記第3磁石に対向する位置に配置された第3磁性体と、を含み、
    磁性体で外装が形成されたモータであり、シャッタを駆動させるためのシャッタ機構用、絞りを駆動させるための絞り機構用、および、レンズを移動させるためのレンズ機構用のうちのいずれかであるモータが、前記第2辺に平行な方向に関して前記第3磁石に対向し、前記第3磁石との距離が1cm以内となる位置に配置されている、
    防振装置。
  2. 前記第1コイルは、前記光軸方向に関して前記第1磁石に対向する位置に配置され、前記第2コイルは、前記光軸方向に関して前記第2磁石に対向する位置に配置されている請求項1に記載の防振装置。
  3. 前記光軸方向から平面視した場合、前記摺動機構の配置位置を結ぶ外形線内に、前記第1磁性体、前記第2磁性体、および前記第3磁性体の配置位置を結ぶ外形線で形成される図形の重心が位置している請求項1に記載の防振装置。
  4. 前記光軸方向から平面視した場合、前記摺動機構の配置位置を結ぶ外形線内に、前記磁力付与機構により与えられる磁力の作用点が存在する請求項1から請求項3の何れか1項に記載の防振装置。
  5. 前記光軸方向から平面視した場合、前記摺動機構の配置位置を結ぶ外形線で形成される図形の重心と、前記第1磁性体、前記第2磁性体、および前記第3磁性体の配置位置を結ぶ外形線で形成される図形の重心とが隣接している請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の防振装置。
  6. 前記光軸方向から平面視した場合、前記摺動機構の配置位置を結ぶ外形線で形成される図形の重心と、前記磁力付与機構により与えられる磁力の作用点とが隣接している請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の防振装置。
  7. 前記摺動機構は、
    前記第1部材と前記第2部材との間で転動するボールと、
    前記第1部材および前記第2部材のうちの一方に設けられ、前記ボールを転動可能に収容する凹部と、
    前記第1部材および前記第2部材のうちの他方に設けられ、前記ボールの転動を支持するプレートと、
    を含む請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の防振装置。
  8. 前記摺動機構のうちの1つである特定摺動機構の前記プレートは磁性体であり、前記第3磁性体として兼用される請求項7に記載の防振装置。
  9. 前記特定摺動機構の前記プレートは、前記光軸方向から平面視した場合、前記ボールの転動範囲に加えて、前記第3磁石の移動範囲もカバーする大きさを有する請求項8に記載の防振装置。
  10. 前記磁力付与機構は、
    前記第3磁石とは別の第4磁石であり、前記第1部材および前記第2部材のうちのいずれかに保持され、前記特定摺動機構の前記プレートに対向する位置に配置され、前記プレートを吸引する第4磁石をさらに含む請求項8または請求項9に記載の防振装置。
  11. 請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の防振装置と、
    前記防振装置の動作を制御するプロセッサと、
    を備える撮像装置。
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