JP7370473B2 - 半導体レーザモジュール - Google Patents

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Description

本開示は、レーザ光を出力する半導体レーザモジュールに関する。
被加工物であるワークを加工するシステムの1つに、レーザ光を出力する複数の半導体レーザモジュールを用いてワークをレーザ加工するレーザシステムがある。このレーザシステムでは、レーザ光の高出力化のため、複数の半導体レーザモジュールの各々に対して高出力化が行われている。半導体レーザモジュールの高出力化は、半導体レーザモジュールでの発熱量の増加に伴って、半導体レーザモジュールが備える半導体レーザ素子の温度の上昇を招く。このような温度上昇は、半導体レーザ素子の出力に関連する初期特性を劣化させてしまう。この初期特性の劣化を抑制するために、排熱性能が考慮された半導体レーザモジュールが提案されている。
特許文献1に記載の半導体レーザモジュールでは、半導体レーザ素子と電極体との間に複数の突起が設けられた導電板が配置されている。これにより、特許文献1に記載の半導体レーザモジュールは、半導体レーザ素子と導電板との間の応力を抑制しつつ、電極体から放熱させている。
特許第6472683号公報
しかしながら、上記特許文献1の技術では、半導体レーザ素子の下面側の導電板は、突起部分でしか半導体レーザ素子および電極体と接合できないので導電板における接合力が弱い。このため、半導体レーザ素子の上面側の電極体を半導体レーザ素子に取り付ける際に、半導体レーザ素子の半導体レーザモジュール内における実装位置がずれるという問題があった。
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、半導体レーザ素子からの排熱性を向上させつつ、半導体レーザ素子の実装位置の位置ずれを防止することができる半導体レーザモジュールを得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示の半導体レーザモジュールは、レーザ光を出力する半導体レーザ素子と、導電性を有するとともに半導体レーザ素子の第1面に接合されるサブマウント材と、導電性を有するとともに半導体レーザ素子の第1面に対向する第2面に接続される電極体とを備えている。また、本開示の半導体レーザモジュールは、導電性を有した複数の線状部材で電極体と第2面とを電気的に接続する導電構造体と、電極体に接合される絶縁板と、サブマウント材に接合されて半導体レーザ素子を第1面側から冷却するとともに、絶縁板に接合されて半導体レーザ素子を第2面側から冷却する冷却ブロックとを備えている。第1面は、第2面よりも半導体レーザ素子の発光点に近い側の面であり、導電性の第1の接合材を介してサブマウント材に固定され、サブマウント材は、導電性の第2の接合材を介して冷却ブロックに固定されている。半導体レーザ素子とサブマウント材と冷却ブロックとが固定された後に、電極体に固定された導電構造体が、半導体レーザ素子に対して電気的に接続されている。導電構造体は、線状部材が湾曲した状態で一端および他端が電極体に接合されることで線状部材が電極体にループ状に固定され且つ電極体に固定された線状部材の湾曲箇所で第1面に接触する第1の構造体を有する。
本開示にかかる半導体レーザモジュールは、半導体レーザ素子からの排熱性を向上させつつ、半導体レーザ素子の実装位置の位置ずれを防止できるという効果を奏する。
実施の形態1にかかる半導体レーザモジュールの構成を示す断面図 実施の形態1にかかる半導体レーザモジュールの構成を示す平面図 実施の形態1にかかる半導体レーザモジュールが備える半導体レーザ素子の構成を示す正面図 実施の形態1にかかる半導体レーザモジュールが備える半導体レーザ素子の構成を示す平面図 実施の形態1にかかる半導体レーザモジュールが備える導電ワイヤ構造体の構成を説明するための図 実施の形態1にかかる半導体レーザモジュールが備える導電ワイヤ構造体の第1配置例を示す断面図 実施の形態1にかかる半導体レーザモジュールが備える導電ワイヤ構造体の第2配置例を示す断面図 実施の形態1にかかる半導体レーザモジュールが備える半導体レーザ素子の搭載方法を説明するための図 実施の形態1にかかる半導体レーザモジュールの発振動作を説明するための図 実施の形態2にかかる半導体レーザモジュールの構成を示す断面図 実施の形態2にかかる半導体レーザモジュールが備える導電リボン構造体の構成を説明するための図 実施の形態2にかかる半導体レーザモジュールが備える導電リボン構造体の配置例を示す断面図 実施の形態3にかかる半導体レーザモジュールの構成を示す断面図 実施の形態3にかかる半導体レーザモジュールが備える導電ワイヤ構造体の構成を説明するための図 実施の形態3にかかる半導体レーザモジュールが備える導電ワイヤ構造体の配置例を示す断面図 実施の形態4にかかる半導体レーザモジュールの構成を示す断面図 実施の形態4にかかる半導体レーザモジュールの発振動作を説明するための図
以下に、本開示にかかる半導体レーザモジュールの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1にかかる半導体レーザモジュールの構成を示す断面図である。図2は、実施の形態1にかかる半導体レーザモジュールの構成を示す平面図である。図1は、図2のI-I矢視図である。具体的には、図1は、図2のI-I線断面図である。
以下の説明では、半導体レーザモジュール1の上面と平行な面内の2つの軸であって互いに直交する2つの軸をX軸およびZ軸とする。また、X軸およびZ軸に直交する軸をY軸とする。実施の形態1では、レーザ光が発振する方向を+Z方向、半導体レーザモジュール1の上面方向を+Y方向、半導体レーザモジュール1の奥行き方向を+X方向と定義する。
半導体レーザモジュール1は、レーザ光を出力する半導体レーザ素子2を備えている。半導体レーザ素子2は、XZ平面に平行な上面を有した板状をなしている。半導体レーザ素子2は、例えばマルチエミッタタイプの半導体レーザ素子である。以下の説明では、半導体レーザ素子2がマルチエミッタタイプの半導体レーザ素子である場合について説明するが、半導体レーザ素子2は、マルチエミッタタイプ以外の半導体レーザ素子であってもよい。
半導体レーザモジュール1は、半導体レーザ素子2で発生する熱を放散させる冷却ブロック6と、サブマウント材4とを有している。冷却ブロック6およびサブマウント材4は、XZ平面に平行な上面を有した板状をなしている。半導体レーザ素子2とサブマウント材4とは、接合材3を介して固定されている。サブマウント材4と冷却ブロック6とは、接合材5を介して固定されている。接合材3,5は、XZ平面に平行な上面を有した板状に形成されている。
接合材3は、半導体レーザモジュール1の上面側に配置されており、接合材5は、半導体レーザモジュール1の下面側に配置されている。すなわち、冷却ブロック6の上面の一部に接合材5が配置され、接合材5の上面にサブマウント材4が配置され、サブマウント材4の上面に接合材3が配置され、接合材3の上面に半導体レーザ素子2が配置されている。
サブマウント材4は、導電性を有している。サブマウント材4は、半導体レーザ素子2を形成する材料と線膨張係数が近い材料で形成されている。サブマウント材4は、例えば、銅タングステンで形成されている。また、サブマウント材4の表面は、例えばAu(金)メッキされている。
冷却ブロック6は、母材61を有している。また、冷却ブロック6は、内部に水路62を有している。母材61は、導電性を有している。母材61には、例えば、銅が用いられる。母材61の表面は、例えばAuメッキされている。水路62は、XZ平面に平行な方向に設けられている。水路62には、冷却用の水が流される。
接合材3,5は、導電性を有している。接合材3,5は、融点が400℃以下のはんだ材が望ましい。接合材3,5には、例えば、金錫はんだ、錫銀銅はんだ等が用いられる。
また、半導体レーザモジュール1は、導電構造体の一例である導電ワイヤ構造体9と、半導体レーザ素子2に電流を流すための電極体7とをさらに有している。第1の構造体である導電ワイヤ構造体9は、半導体レーザ素子2と電極体7とを接続するワイヤ群である。
電極体7は、導電性を有している。電極体7は、半導体レーザモジュール1の上面側に配置されている。電極体7と、半導体レーザ素子2との間には、隙間が設けられており、この隙間に導電ワイヤ構造体9が配置される。導電ワイヤ構造体9の詳細な構成については後述する。なお、電極体7に冷却用の水路62を設けてもよい。電極体7は、例えば銅で形成され、表面がAuメッキされている。
また、半導体レーザモジュール1は、半導体レーザ素子2で発生した熱を、導電ワイヤ構造体9および電極体7を介して、冷却ブロック6へと放熱する絶縁板8をさらに有している。絶縁板8は、XZ平面に平行な上面を有した板状をなしている。
絶縁板8は、例えば、接合材5と同じXZ平面内に配置されている。絶縁板8は、XZ平面内のうち接合材5が配置されていない領域に配置される。絶縁板8は、電気絶縁性を有しており、熱伝導率が大きい。絶縁板8は、例えば、窒化アルミ、窒化ケイ素、またはシリコン等を用いて構成されている。また、絶縁板8は、電極体7が絶縁板8に取付けられる際に発生する応力によって、厚みが変動した場合でも、電気絶縁性能が失われない剛性を有している。換言すると、絶縁板8は、電極体7を固定する際に加わる応力による絶縁板8の厚み変動量が、電極体7と半導体レーザ素子2との間の距離よりも小さくなるような剛性を有した材料で形成されている。
このように、半導体レーザモジュール1では、冷却ブロック6の上面に接合材5および絶縁板8が配置されている。そして、接合材5の上面に、サブマウント材4、接合材3、半導体レーザ素子2、および導電ワイヤ構造体9が配置されている。導電ワイヤ構造体9の上側および絶縁板8の上面に電極体7が配置されている。
図3は、実施の形態1にかかる半導体レーザモジュールが備える半導体レーザ素子の構成を示す正面図である。図4は、実施の形態1にかかる半導体レーザモジュールが備える半導体レーザ素子の構成を示す平面図である。図3は、図4のIII―III矢視図である。
半導体レーザ素子2は、半導体基材21と、第1面であるジャンクション面24と、第1面に対向する第2面である基板面23とを有している。基板面23およびジャンクション面24は、XZ平面に平行な面である。半導体レーザ素子2によるレーザ光50の発光点22は、基板面23とジャンクション面24との間に位置し、ジャンクション面24側に偏っている。
基板面23は、半導体レーザ素子2の上面であり、導電ワイヤ構造体9が接続される。ジャンクション面24は、半導体レーザ素子2の下面であり、接合材3が配置される。
基板面23およびジャンクション面24の表面は、例えば、Auメッキされている。例えば、半導体レーザ素子2のレーザ光50の出力に主に寄与する半導体基材21は、ヒ化ガリウムである。半導体レーザ素子2の発振出力は、例えば、数百ワット以上である。
ここで、導電ワイヤ構造体9の詳細な構成について説明する。図5は、実施の形態1にかかる半導体レーザモジュールが備える導電ワイヤ構造体の構成を説明するための図である。図5では、図1に示した導電ワイヤ構造体9の周辺を模式的に拡大して示している。
導電ワイヤ構造体9は、線状部材の一例である導電ワイヤ91を複数備えている。導電ワイヤ構造体9は、複数の導電ワイヤ91のそれぞれが、電極体7のコンタクト面71にループ状に固定されることで構成される。具体的には、導電ワイヤ91の一端および他端が異なる位置でコンタクト面71に接合されている。導電ワイヤ91は、U字形状に曲げられており、湾曲部分の一部が基板面23に接触している。すなわち、導電ワイヤ91は、一端がコンタクト面71に接合された状態でコンタクト面71から湾曲するよう延設され、導電ワイヤ91の一端でも他端でもない湾曲箇所で基板面23に接触し、他端がコンタクト面71に接合されている。
なお、導電ワイヤ構造体9は、複数の導電ワイヤ91のそれぞれが、基板面23にループ状に固定されてもよい。この場合、導電ワイヤ91の一端および他端が異なる位置で基板面23に接合され、導電ワイヤ91の一端でも他端でもない湾曲箇所でコンタクト面71に接触する。
電極体7のコンタクト面71と、半導体レーザ素子2の基板面23との間の距離は、絶縁板8の厚さ、すなわち絶縁板8のY方向の長さによって変化する。このため、コンタクト面71と基板面23との間の距離が、導電ワイヤ91のY方向の長さである高さよりも短い距離となるように、絶縁板8の厚さが設定される。コンタクト面71と基板面23との間の距離を、導電ワイヤ91のY方向の長さよりも短くしておくことにより、導電ワイヤ構造体9が配置された電極体7が半導体レーザ素子2に取り付けられる際に、導電ワイヤ91がさらに湾曲した状態で半導体レーザ素子2に接触する。
図6は、実施の形態1にかかる半導体レーザモジュールが備える導電ワイヤ構造体の第1配置例を示す断面図である。図7は、実施の形態1にかかる半導体レーザモジュールが備える導電ワイヤ構造体の第2配置例を示す断面図である。図6および図7は、図5におけるVI―VI矢視図である。
コンタクト面71は、X方向の辺およびZ方向の辺を有した矩形状の領域を有している。導電ワイヤ91は、X方向から見た場合に長手方向がZ方向となるよう配置される。導電ワイヤ構造体9では、例えば、図6に示すように、導電ワイヤ91が第1の方向であるX方向および第2の方向であるZ方向に整列配置されている。具体的には、X方向に並ぶ各導電ワイヤ91のZ軸座標が同じになるよう、X方向に等間隔で導電ワイヤ91が配置されている。また、Z方向に並ぶ各導電ワイヤ91のX軸座標が同じになるよう、Z方向に等間隔で導電ワイヤ91が配置されている。すなわち、導電ワイヤ91は、コンタクト面71の矩形状の領域内で、X方向およびZ方向に並ぶようマトリクス状に整列配置されている。これにより、導電ワイヤ91は、NおよびMを自然数としてN行×M列に並べられる。
また、導電ワイヤ構造体9は、例えば、図7に示すように、X方向に隣り合う導電ワイヤ91がZ方向にずらされて配置されてもよい。この場合、X方向に対して1行おきに並ぶ各導電ワイヤ91のZ軸座標が同じになるよう、X方向に等間隔で導電ワイヤ91が配置される。また、Z方向に並ぶ各導電ワイヤ91のX軸座標が同じになるよう、Z方向に等間隔で導電ワイヤ91が配置される。すなわち、導電ワイヤ91は、コンタクト面71の矩形状の領域内で、X方向およびZ方向に並び、且つX方向で隣り合う導電ワイヤ91同士は、Z方向での配置座標が異なるよう配置されている。
導電ワイヤ91は、電気抵抗が比較的小さい金属で形成される。導電ワイヤ91の電極体7への固定には、例えば、金属間の拡散接合が用いられる。導電ワイヤ91は、例えば、金、銅、または銀で形成される。導電ワイヤ91の断面は、例えば、Φ20~100μmの円形である。すなわち、導電ワイヤ91を軸方向に垂直な面で切断した場合、導電ワイヤ91の断面は直径が20~100μmの円形である。導電ワイヤ91は、半導体レーザ素子2の基板面23に押し付けられることで、導電ワイヤ91と半導体レーザ素子2とを電気的に接続させる。
このように、半導体レーザモジュール1では、半導体レーザ素子2のジャンクション面24がサブマウント材4に接合材3にて全面接合され、基板面23が、導電ワイヤ構造体9を介して電極体7に電気的に接続されている。これにより、半導体レーザ素子2は、ジャンクション面24および基板面23の両方から放熱することができる。また、半導体レーザモジュール1は、熱抵抗が小さいジャンクション面24側の接触面積を大きくしておくことで、高い排熱性能を実現し、出力に関連する初期特性の劣化を抑制するとともに寿命を長期化することができる。
半導体基材21の製造プロセスでは、半導体基材21の片面に層を成長させるので、半導体レーザ素子2における発光点22の位置は、半導体レーザ素子2の厚み方向(Y方向)で偏る。このため、半導体レーザ素子2の上面側と下面側とで、発光点22つまり発熱源から電極面までの熱抵抗に差異が生じる。すなわち、発光点22からサブマウント材4の上面(後述する搭載面41)までの熱抵抗が、発光点22からコンタクト面71までの熱抵抗よりも大きくなる。
実施の形態1では、発熱源に近い側の電極面である搭載面41と冷却源である冷却ブロック6との接触面積を優先させて大きくしている。例えば、搭載面41に複数の突起を設けることによって半導体レーザ素子2と搭載面41との接触面積を、搭載面41の30~80%に低減させてしまうと、排熱性の点で不利となる。実施の形態1では、半導体レーザ素子2と搭載面41との接触面積を低減させていないので、数の突起を設ける場合よりも排熱性の点で有利となっている。
次に、半導体レーザモジュール1を組み立てる際の一連の組み立て工程について説明する。図8は、実施の形態1にかかる半導体レーザモジュールが備える半導体レーザ素子の搭載方法を説明するための図である。図8では、半導体レーザモジュール1をYZ平面で切断した場合の、半導体レーザ素子2などの断面構成を示している。図8では、図1に示した半導体レーザ素子2の周辺を模式的に拡大して示している。
サブマウント材4は、搭載面41と、端面42と、接合面43とを有している。半導体レーザ素子2は、半導体基材21と、基板面23と、ジャンクション面24と、出射端面25とを有している。冷却ブロック6は、搭載面63と、端面64とを有している。
搭載面41、接合面43、基板面23、ジャンクション面24、および搭載面63は、XZ平面に平行な面である。出射端面25および端面42,64は、XY平面に平行な面である。
搭載面41が、サブマウント材4の上面であり、接合面43がサブマウント材4の下面であり、端面42がサブマウント材4の側面である。基板面23が、半導体レーザ素子2の上面であり、ジャンクション面24が、半導体レーザ素子2の下面であり、出射端面25が、半導体レーザ素子2の側面である。搭載面63が、冷却ブロック6の上面であり、端面64が、冷却ブロック6の側面である。
端面42,64および出射端面25は、XY平面に平行な面である。端面42は、サブマウント材4が有するXY平面に平行な面のうち+Z方向に配置されている面である。端面64は、冷却ブロック6が有するXY平面に平行な面のうち+Z方向に配置されている面である。出射端面25は、半導体レーザ素子2が有するXY平面に平行な面のうち+Z方向に配置されている面である。
半導体レーザモジュール1を組み立てる際には、サブマウント材4の搭載面41に、接合材3が載せられ、接合材3の上面に半導体レーザ素子2が載せられる。半導体レーザ素子2の位置は、サブマウント材4の端面42を基準に、出射端面25の位置がZ方向に調整されることで決定される。
半導体レーザ素子2の位置合わせが完了した後、接合材3が溶融され、半導体レーザ素子2とサブマウント材4とが接合される。接合材3は、サブマウント材4の搭載面41上に予め蒸着手法を用いて形成しておいてもよい。
次に、冷却ブロック6の搭載面63上に、接合材5が載せられ、接合材5の上面に半導体レーザ素子2とサブマウント材4とが接合された半導体レーザサブアセンブリ10が載せられる。半導体レーザサブアセンブリ10の位置は、冷却ブロック6の端面64を基準に、サブマウント材4の端面42の位置がZ方向に調整されることで決定される。図8では、半導体レーザサブアセンブリ10の位置合わせ途中の状態を示している。
半導体レーザサブアセンブリ10の位置合わせが完了した後、接合材5が溶融されて、半導体レーザサブアセンブリ10と冷却ブロック6とが接合される。以上より、半導体レーザ素子2を冷却ブロック6に対して、Z方向に位置決めして搭載することが可能となる。接合材5は、冷却ブロック6の搭載面63上に予め蒸着手法を用いて形成しておいてもよい。また、接合材5は、接合材3の後に溶融されるので、接合材5は、接合材3よりも融点が低いことが望ましい。
次に、電極体7に複数の導電ワイヤ91が固定され、これにより導電ワイヤ構造体9が形成される。導電ワイヤ構造体9が形成された電極体7は、絶縁板8を挟んで、冷却ブロック6に固定される。このとき、導電ワイヤ91の湾曲部分が基板面23に接触するよう電極体7が冷却ブロック6に載せられて冷却ブロック6に固定される。例えば、電極体7の絶縁板8への固定は、ねじを使った締結方法が用いられてもよいし、接合材が用いられてもよい。
このように、半導体レーザモジュール1は、半導体レーザ素子2とサブマウント材4と冷却ブロック6とが固定された後に、電極体7に固定された導電ワイヤ構造体9が、半導体レーザ素子2に対して電気的に接続される。半導体レーザ素子2は、冷却ブロック6上に固定されているので、電極体7を絶縁板8へ固定する際に半導体レーザ素子2の位置がずれることはない。
次に、半導体レーザモジュール1の発振動作について説明する。図9は、実施の形態1にかかる半導体レーザモジュールの発振動作を説明するための図である。図9では、半導体レーザモジュール1をYZ平面で切断した場合の断面図を示している。図9の各構成要素のうち図1に示す半導体レーザモジュール1と同一機能を達成する構成要素については同一符号を付している。
半導体レーザモジュール1は、電極体7に電源11の一端が接続され、冷却ブロック6に電源11の他端が接続される。電源11が、半導体レーザモジュール1に電位をかけることで、冷却ブロック6、接合材5、サブマウント材4、接合材3、半導体レーザ素子2、導電ワイヤ構造体9、電極体7の順番で電流が流れ、半導体レーザ素子2が発振する。
また、冷却ブロック6の水路62に、冷却チラー12を用いて冷却水が流される。これにより、半導体レーザ素子2から発生した熱は、一方は、接合材3、サブマウント材4、接合材5、冷却ブロック6の経路で、他方は、導電ワイヤ構造体9、電極体7、絶縁板8、冷却ブロック6の経路で排熱される。すなわち、冷却ブロック6は、基板面23側から半導体レーザ素子2を冷却するとともに、ジャンクション面24側から半導体レーザ素子2を冷却する。
このように実施の形態1によれば、半導体レーザモジュール1が有している半導体レーザ素子2は、接合材3および接合材5を介して、冷却ブロック6に固定されている。このため、導電ワイヤ構造体9および電極体7が冷却ブロック6に取り付けられる際に、半導体レーザ素子2が動くことはない。したがって、半導体レーザモジュール内での半導体レーザ素子2の位置を精度良く決めることができる。
また、半導体レーザ素子2は、接合材3および接合材5を介して、冷却ブロック6に固定されているので、高い排熱性能を実現できる。したがって、半導体レーザモジュール1は、半導体レーザ素子2からの排熱性を向上させつつ、半導体レーザ素子2の実装位置の位置ずれを防止できる。
また、半導体レーザモジュール1では、導電ワイヤ構造体9を介して半導体レーザ素子2と電極体7とが接続されているので、半導体レーザ素子2と電極体7との接続箇所の劣化を抑制することができる。
また、半導体レーザモジュール1では、導電ワイヤ91が高い柔軟性を有しているので、導電ワイヤ構造体9および電極体7が冷却ブロック6に取り付けられる際に、半導体レーザ素子2にかかる力を低減することができる。すなわち、半導体レーザ素子2とサブマウント材4との間の応力を抑制することができる。
実施の形態2.
つぎに、図10から図12を用いて実施の形態2について説明する。実施の形態2では、導電ワイヤ91の代わりに導電リボンが用いられる。
図10は、実施の形態2にかかる半導体レーザモジュールの構成を示す断面図である。図10の各構成要素のうち図1に示す実施の形態1の半導体レーザモジュール1と同一機能を達成する構成要素については同一符号を付しており、重複する説明は省略する。
半導体レーザモジュール1Aは、実施の形態1の半導体レーザモジュール1と比較して、導電ワイヤ構造体9の代わりに、導電リボン構造体9Aが用いられている点で半導体レーザモジュール1と異なっている。具体的には、半導体レーザモジュール1Aでは、導電ワイヤ91の代わりに導電リボン(後述する導電リボン91A)が配置されている。
図11は、実施の形態2にかかる半導体レーザモジュールが備える導電リボン構造体の構成を説明するための図である。図11では、図10に示した導電リボン構造体9Aの周辺を模式的に拡大して示している。図11の各構成要素のうち図5に示す実施の形態1の半導体レーザモジュール1と同一機能を達成する構成要素については同一符号を付しており、重複する説明は省略する。
導電リボン91Aは、電気抵抗が比較的小さい金属で形成される。導電リボン91Aの電極体7への固定には、例えば、金属間の拡散接合が用いられる。導電リボン91Aは、例えば、金、銅、または銀で形成される。導電リボン91Aは、厚み50μm~200μmの帯状をなしている。導電リボン91Aの断面は、例えば、幅0.5mm~2.0mm、高さ50μm~200μmの長方形である。すなわち、導電リボン91Aを長手方向に垂直な面で切断した場合、導電リボン91Aの断面は矩形である。
導電リボン構造体9Aは、複数の導電リボン91Aのそれぞれが、電極体7のコンタクト面71にループ状に固定されることで構成される。具体的には、導電リボン91Aの一端910(図12参照)および他端911(図12参照)が異なる位置でコンタクト面71に接合される。導電リボン91Aは、U字形状に曲げられており、湾曲部分の一部が基板面23に接触している。すなわち、導電リボン91Aは、一端910がコンタクト面71に接合された状態でコンタクト面71から湾曲するよう延設され、導電リボン91Aの一端910でも他端911でもない湾曲箇所で基板面23に接触し、他端911がコンタクト面71に接合されている。
なお、導電リボン構造体9Aは、複数の導電リボン91Aのそれぞれが、基板面23にループ状に固定されてもよい。この場合、導電リボン91Aの一端910および他端911が異なる位置で基板面23に接合され、導電リボン91Aの一端910でも他端911でもない湾曲箇所でコンタクト面71に接触する。
図12は、実施の形態2にかかる半導体レーザモジュールが備える導電リボン構造体の配置例を示す断面図である。図12は、図11におけるXII―XII矢視図である。
導電リボン91Aは、X方向から見た場合に長手方向がZ方向となるよう配置される。導電リボン91Aでは、一端910から他端911に向かう方向が長手方向である。導電リボン構造体9Aでは、例えば、図12に示すように、導電リボン91AがX方向およびZ方向に整列配置されている。具体的には、X方向に並ぶ各導電リボン91AのZ軸座標が同じになるよう、X方向に等間隔で導電リボン91Aが配置されている。また、Z方向に並ぶ各導電リボン91AのX軸座標が同じになるよう、Z方向に等間隔で導電リボン91Aが配置されている。すなわち、導電リボン91Aは、PおよびQを自然数としてP行×Q列に並べられている。このように、導電リボン91Aは、導電ワイヤ91と同様の位置に配置される。
なお、導電リボン構造体9Aでは、図7に示したように、X方向に隣り合う導電リボン91AがZ方向にずらされて配置されてもよい。この場合、X方向に対して1行おきに並ぶ各導電リボン91AのZ軸座標が同じになるよう、X方向に等間隔で導電リボン91Aが配置される。また、Z方向に並ぶ各導電リボン91AのX軸座標が同じになるよう、Z方向に等間隔で導電リボン91Aが配置される。
半導体レーザモジュール1Aの図10から図12で説明した以外のその他の構成は、実施の形態1における半導体レーザモジュール1の構成と同一であり説明を省略する。また、半導体レーザモジュール1Aを組み立てる一連の組み立て工程、および発振動作についても、実施の形態1の半導体レーザモジュール1と同様であるため説明は省略する。
このように、実施の形態2でも実施の形態1と同様に、半導体レーザモジュール1Aが有している半導体レーザ素子2は、接合材3および接合材5を介して、冷却ブロック6に固定されている。そのため、半導体レーザモジュール1Aは、半導体レーザモジュール1と同様の効果を有する。
実施の形態3.
つぎに、図13から図15を用いて実施の形態3について説明する。実施の形態3では、導電ワイヤ91と同様の導電ワイヤが、半導体レーザ素子2の基板面23上にも追加されている。
図13は、実施の形態3にかかる半導体レーザモジュールの構成を示す断面図である。図13の各構成要素のうち図1に示す実施の形態1の半導体レーザモジュール1と同一機能を達成する構成要素については同一符号を付しており、重複する説明は省略する。
半導体レーザモジュール1Bは、実施の形態1の半導体レーザモジュール1と比較して、第1の構造体である導電ワイヤ構造体9とともに、第2の構造体である導電ワイヤ構造体9Bが用いられている点で半導体レーザモジュール1と異なっている。具体的には、半導体レーザモジュール1Bでは、導電ワイヤ91とともに、後述する導電ワイヤ91Bが配置されている。
なお、図13および後述する図14では、導電ワイヤ91および導電ワイヤ91Bを模式的に図示している。このため、図13および後述する図14では、半導体レーザモジュール1BをX方向から見た場合に、導電ワイヤ91および導電ワイヤ91Bが交互に並んでいる場合を示しているが、実際には、半導体レーザモジュール1BをX方向から見た場合に、導電ワイヤ91および導電ワイヤ91BのX座標が同じになるよう並べられている。導電ワイヤ構造体9Bの配置例については、後述の図15で説明する。
図14は、実施の形態3にかかる半導体レーザモジュールが備える導電ワイヤ構造体の構成を説明するための図である。図14では、図13に示した導電ワイヤ構造体9,9Bの周辺を模式的に拡大して示している。図14の各構成要素のうち図5に示す実施の形態1の半導体レーザモジュール1と同一機能を達成する構成要素については同一符号を付しており、重複する説明は省略する。
導電ワイヤ構造体9は、複数の導電ワイヤ91を有し、導電ワイヤ構造体9Bは、複数の導電ワイヤ91Bを有している。導電ワイヤ91Bの仕様は、導電ワイヤ91と同様である。すなわち、導電ワイヤ91Bは、導電ワイヤ91と同様の部材で形成されており、同様の形状を有している。
導電ワイヤ構造体9Bは、複数の導電ワイヤ91Bのそれぞれが、半導体レーザ素子2の基板面23にループ状に固定されることで構成される。具体的には、導電ワイヤ91Bの一端および他端が異なる位置で基板面23に接合されている。導電ワイヤ91Bは、U字形状に曲げられており、湾曲部分の一部がコンタクト面71に接触している。すなわち、導電ワイヤ91Bは、一端が基板面23に接合された状態で基板面23から湾曲するよう延設され、導電ワイヤ91Bの一端でも他端でもない湾曲箇所でコンタクト面71に接触し、他端が基板面23に接合されている。
図15は、実施の形態3にかかる半導体レーザモジュールが備える導電ワイヤ構造体の配置例を示す断面図である。図15は、図14におけるXV―XV矢視図である。
導電ワイヤ91,91Bは、X方向から見た場合に長手方向がZ方向となるよう配置される。導電ワイヤ構造体9では、例えば、図15に示すように、導電ワイヤ91がX方向およびZ方向に整列配置されている。同様に、導電ワイヤ構造体9Bでは、例えば、図15に示すように、導電ワイヤ91BがX方向およびZ方向に整列配置されている。導電ワイヤ91Bは、X方向に並ぶ導電ワイヤ91,91の間に配置されている。換言すると、導電ワイヤ91は、X方向に並ぶ導電ワイヤ91B,91Bの間に配置されている。
すなわち、X方向に並ぶ各導電ワイヤ91,91BのZ軸座標が同じになるよう、X方向に等間隔で導電ワイヤ91と導電ワイヤ91Bとが順番に配置されている。また、Z方向に並ぶ各導電ワイヤ91のX軸座標が同じになるよう、Z方向に等間隔で導電ワイヤ91が配置されている。同様に、Z方向に並ぶ各導電ワイヤ91BのX軸座標が同じになるよう、Z方向に等間隔で導電ワイヤ91Bが配置されている。すなわち、導電ワイヤ91は、N行×M列に並べられ、導電ワイヤ91Bは、N行×M列に並べられている。
このように、半導体レーザモジュール1Bでは、複数の導電ワイヤ91が電極体7のコンタクト面71に固定されるとともに、複数の導電ワイヤ91Bが、半導体レーザ素子2の基板面23に固定されている。導電ワイヤ形成プロセス上、すなわちワイヤボンディングの際には、ボンディングツールと隣接するワイヤとの干渉を避けるため、ワイヤ同士の隙間がワイヤ径以上に空けられる。
このため、半導体レーザモジュール1Bのように、コンタクト面71に複数の導電ワイヤ91を固定し、基板面23に複数の導電ワイヤ91Bを固定することで、導電ワイヤ91間に導電ワイヤ91Bを配置し、導電ワイヤ91B間に導電ワイヤ91を配置することが可能となる。これにより、半導体レーザモジュール1Bは、半導体レーザモジュール1と比較して、同一面積上で2倍近くの導電ワイヤを配置することが可能となっている。この結果、半導体レーザモジュール1Bは、排熱性能が向上する。
また、導電ワイヤ構造体9と導電ワイヤ構造体9Bとが部分的に干渉する場合であっても、干渉した導電ワイヤ構造体9と導電ワイヤ構造体9Bとで熱の受け渡しが発生し、結果的に半導体レーザモジュール1と比較して、排熱経路が増えるので、排熱性能が向上する。なお、図15では、導電ワイヤ構造体9,9Bの配置を模式的に示しており、実際には、図6に示した導電ワイヤ構造体9の配置数よりも多数の導電ワイヤ構造体9,9Bが配置される。
なお、導電ワイヤ構造体9,9Bでは、図7に示したように、導電ワイヤ91または導電ワイヤ91BがZ方向にずらされて配置されてもよい。例えば、導電ワイヤ構造体9,9Bでは、導電ワイヤ91Bと導電ワイヤ91とがXZ平面上で互い違いとなるよう配置されてもよい。この場合、図15に示した導電ワイヤ91の位置を維持したまま、導電ワイヤ91BのそれぞれをZ軸方向にずらしてもよいし、図15に示した導電ワイヤ91Bの位置を維持したまま、導電ワイヤ91のそれぞれをZ軸方向にずらしてもよい。
半導体レーザモジュール1Bの図13から図15で説明した以外のその他の構成は、実施の形態1における半導体レーザモジュール1の構成と同一であり説明を省略する。また、半導体レーザモジュール1Bの発振動作についても、実施の形態1の半導体レーザモジュール1と同様であるため説明は省略する。
半導体レーザモジュール1Bを組み立てる一連の組み立て工程のうち、半導体レーザモジュール1を組み立てる一連の組み立て工程と異なる工程について説明する。半導体レーザサブアセンブリ10と冷却ブロック6とが接合されるまでの工程は、実施の形態1と同じである。
この後、半導体レーザ素子2の基板面23上に複数の導電ワイヤ91Bが固定され、これにより導電ワイヤ構造体9Bが形成される。また、電極体7に複数の導電ワイヤ91が固定され、これにより導電ワイヤ構造体9が形成される。そして、実施の形態1と同様の処理によって電極体7が冷却ブロック6に固定される。
このように、実施の形態3でも実施の形態1と同様に、半導体レーザモジュール1Bが有している半導体レーザ素子2は、接合材3および接合材5を介して、冷却ブロック6に固定されている。そのため、半導体レーザモジュール1Bは、半導体レーザモジュール1と同様の効果を有する。
さらに、半導体レーザ素子2の基板面23から電極体7のコンタクト面71までの排熱経路が、導電ワイヤ構造体9および導電ワイヤ構造体9Bとなり、導電ワイヤ構造体9を介した熱伝導に加えて導電ワイヤ構造体9Bを介した熱伝導も加わる。これにより、実施の形態1の半導体レーザモジュール1よりも、排熱性能が向上する。
実施の形態4.
つぎに、図16および図17を用いて実施の形態4について説明する。実施の形態4では、冷却ブロック6の代わりに冷却ブロックの他の例である電気絶縁ヒートシンク6Cが用いられる。
図16は、実施の形態4にかかる半導体レーザモジュールの構成を示す断面図である。図16の各構成要素のうち図1に示す実施の形態1の半導体レーザモジュール1と同一機能を達成する構成要素については同一符号を付しており、重複する説明は省略する。
半導体レーザモジュール1Cは、実施の形態1の半導体レーザモジュール1と比較して、冷却ブロック6の代わりに冷却ブロックの他の例である電気絶縁ヒートシンク6Cが用いられている点で半導体レーザモジュール1と異なっている。
電気絶縁ヒートシンク6Cは、トップレイヤ66C、絶縁レイヤ65Ca、センターレイヤ61C、絶縁レイヤ65Cb、およびボトムレイヤ67Cの5層で構成されており、センターレイヤ61C内に水路62Cを有している。水路62Cは、図1で説明した水路62と同様の水路である。
ボトムレイヤ67Cの上層側には、下層側の絶縁レイヤ65Cbが配置され、この下層側の絶縁レイヤ65Cbの上層側には、センターレイヤ61Cが配置されている。また、センターレイヤ61Cの上層側には、上層側の絶縁レイヤ65Caが配置され、この上層側の絶縁レイヤ65Caの上層側には、トップレイヤ66Cが配置されている。
トップレイヤ66Cと水路62Cとは、上層側の絶縁レイヤ65Caによって、電気的に絶縁されている。また、ボトムレイヤ67Cと水路62Cとは、下層側の絶縁レイヤ65Cbによって、電気的に絶縁されている。
トップレイヤ66C、センターレイヤ61C、およびボトムレイヤ67Cには、何れも熱伝導率が高く、導電性を有した材料が用いられる。トップレイヤ66C、センターレイヤ61C、およびボトムレイヤ67Cには、例えば、銅、銅タングステン、銅ダイヤモンドが用いられる。絶縁レイヤ65Ca,65Cbには、熱伝導率が高く、電気絶縁性を有している材料が用いられる。絶縁レイヤ65Ca,65Cbには、例えば、窒化アルミニウム、窒化ケイ素、炭化ケイ素が用いられる。
半導体レーザモジュール1Cの図16で説明した以外のその他の構成は、実施の形態1における半導体レーザモジュール1の構成と同一であり説明を省略する。また、半導体レーザモジュール1Cを組み立てる一連の組み立て工程についても、実施の形態1の半導体レーザモジュール1と同様であるため説明は省略する。
次に、半導体レーザモジュール1Cの発振動作について説明する。図17は、実施の形態4にかかる半導体レーザモジュールの発振動作を説明するための図である。図17では、半導体レーザモジュール1CをYZ平面で切断した場合の断面図を示している。図17の各構成要素のうち図16に示す半導体レーザモジュール1Cと同一機能を達成する構成要素については同一符号を付している。
半導体レーザモジュール1Cは、電極体7に電源11の一端が接続され、電気絶縁ヒートシンク6Cのトップレイヤ66Cに電源11の他端が接続される。電源11が、半導体レーザモジュール1Cに電位をかけることで、トップレイヤ66C、接合材5、サブマウント材4、接合材3、半導体レーザ素子2、導電ワイヤ構造体9、電極体7の順番で電流が流れ、半導体レーザ素子2が発振する。
また、電気絶縁ヒートシンク6Cの冷却ブロック6の水路62Cに、冷却チラー12を用いて冷却水が流される。これにより、半導体レーザ素子2から発生した熱は、一方は、接合材3、サブマウント材4、接合材5、電気絶縁ヒートシンク6Cの経路で、他方は、導電ワイヤ構造体9、電極体7、絶縁板8、電気絶縁ヒートシンク6Cの経路で排熱される。
このように、実施の形態4でも実施の形態1と同様に、半導体レーザモジュール1Cが有している半導体レーザ素子2は、接合材3および接合材5を介して、電気絶縁ヒートシンク6Cに固定されている。そのため、半導体レーザモジュール1Cは、半導体レーザモジュール1と同様の効果を有する。
さらに、半導体レーザモジュール1Cは、電気絶縁ヒートシンク6Cを備えているので、水路62Cには電位がかからない。このため、水路62Cに冷却水を流した際に生じる電食を抑制することができ、電気絶縁ヒートシンク6Cの寿命を長期化することができる。この結果、半導体レーザモジュール1Cの寿命を長期化することができ、実施の形態1の半導体レーザモジュール1よりも、寿命を長期化することができる。
以上の実施の形態に示した構成は、一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、実施の形態同士を組み合わせることも可能であるし、要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1,1A~1C 半導体レーザモジュール、2 半導体レーザ素子、3,5 接合材、4 サブマウント材、6 冷却ブロック、6C 電気絶縁ヒートシンク、7 電極体、8 絶縁板、9,9B 導電ワイヤ構造体、9A 導電リボン構造体、10 半導体レーザサブアセンブリ、11 電源、12 冷却チラー、21 半導体基材、22 発光点、23 基板面、24 ジャンクション面、25 出射端面、41,63 搭載面、42,64 端面、43 接合面、50 レーザ光、61 母材、61C センターレイヤ、62,62C 水路、65Ca,65Cb 絶縁レイヤ、66C トップレイヤ、67C ボトムレイヤ、71 コンタクト面、91,91B 導電ワイヤ、91A 導電リボン、910 一端、911 他端。

Claims (15)

  1. レーザ光を出力する半導体レーザ素子と、
    導電性を有するとともに前記半導体レーザ素子の第1面に接合されるサブマウント材と、
    導電性を有するとともに前記半導体レーザ素子の前記第1面に対向する第2面に接続される電極体と、
    導電性を有した複数の線状部材で前記電極体と前記第2面とを電気的に接続する導電構造体と、
    前記電極体に接合される絶縁板と、
    前記サブマウント材に接合されて前記半導体レーザ素子を前記第1面側から冷却するとともに、前記絶縁板に接合されて前記半導体レーザ素子を前記第2面側から冷却する冷却ブロックと、
    を備え、
    前記第1面は、前記第2面よりも前記半導体レーザ素子の発光点に近い側の面であり、導電性の第1の接合材を介して前記サブマウント材に固定され、
    前記サブマウント材は、導電性の第2の接合材を介して前記冷却ブロックに固定され、
    前記半導体レーザ素子と前記サブマウント材と前記冷却ブロックとが固定された後に、前記電極体に固定された前記導電構造体が、前記半導体レーザ素子に対して電気的に接続され、
    前記導電構造体は、前記線状部材が湾曲した状態で一端および他端が前記電極体に接合されることで前記線状部材が前記電極体にループ状に固定され且つ前記電極体に固定された前記線状部材の湾曲箇所で前記第1面に接触する第1の構造体を有する、
    ことを特徴とする半導体レーザモジュール。
  2. 前記線状部材が接合される前記電極体のコンタクト面は、第1の方向の辺および前記第1の方向に垂直な第2の方向の辺を有した矩形状の領域を有し、
    前記線状部材は、前記矩形状の領域内で、前記第1の方向および前記第2の方向に並ぶようマトリクス状に整列配置されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体レーザモジュール。
  3. 前記線状部材は、金、銅、または銀である、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の半導体レーザモジュール。
  4. 前記線状部材を軸方向に垂直な面で切断した場合の断面の直径が20μmから100μmの円形である、
    ことを特徴とする請求項1から3の何れか1つに記載の半導体レーザモジュール。
  5. 前記導電構造体は、前記線状部材が湾曲した状態で一端および他端が前記第1面に接合されることで前記線状部材が前記第1面にループ状に固定され且つ前記第1面に固定された前記線状部材の湾曲箇所で前記電極体に接触する第2の構造体を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体レーザモジュール。
  6. 前記線状部材が接合される前記電極体のコンタクト面は、第1の方向の辺および前記第1の方向に垂直な第2の方向の辺を有した矩形状の領域を有し、
    前記線状部材は、前記矩形状の領域内で、前記第1の方向および前記第2の方向に並び、且つ前記第1の方向で隣り合う線状部材同士は、前記第2の方向での配置座標が異なるよう配置されている、
    ことを特徴とする請求項1または5に記載の半導体レーザモジュール。
  7. 前記冷却ブロックは、冷却水を流す水路と、前記サブマウント材が配置されるトップレイヤと、前記水路と前記トップレイヤとの間を絶縁する第1の絶縁レイヤと、を有した電気絶縁ヒートシンクである、
    ことを特徴とする請求項1から6の何れか1つに記載の半導体レーザモジュール。
  8. 前記電気絶縁ヒートシンクは、ボトムレイヤと、第2の絶縁レイヤとを有し、
    前記第2の絶縁レイヤは、前記水路と前記ボトムレイヤとの間を絶縁し、
    前記第1の絶縁レイヤと前記第2の絶縁レイヤとの間に前記水路が配置されている、
    ことを特徴とする請求項7に記載の半導体レーザモジュール。
  9. 前記電気絶縁ヒートシンクは、前記第1の絶縁レイヤと前記第2の絶縁レイヤとの間に配置されたセンタレイヤをさらに有し、
    前記水路は、前記センタレイヤに配置されている、
    ことを特徴とする請求項8に記載の半導体レーザモジュール。
  10. 前記線状部材は、ワイヤである、
    ことを特徴とする請求項1からの何れか1つに記載の半導体レーザモジュール。
  11. 前記線状部材は、帯状のリボンである、
    ことを特徴とする請求項1からの何れか1つに記載の半導体レーザモジュール。
  12. 前記電極体のコンタクト面と前記第2面との間の距離が前記線状部材の高さよりも短くなるよう、前記絶縁板の厚みが設定されている、
    ことを特徴とする請求項2に記載の半導体レーザモジュール。
  13. 前記電極体が前記絶縁板に固定される際に加わる応力による前記絶縁板の厚みの変動量が、前記電極体と前記半導体レーザ素子との間の距離よりも小さくなるような剛性を有した材料で前記絶縁板が形成されている、
    ことを特徴とする請求項1から12の何れか1つに記載の半導体レーザモジュール。
  14. 前記絶縁板は、窒化アルミ、窒化ケイ素、またはシリコンを用いて構成されている、
    ことを特徴とする請求項1から13の何れか1つに記載の半導体レーザモジュール。
  15. 前記電極体は、前記冷却ブロックに対し、前記絶縁板を介してねじを用いた締結で固定されている、
    ことを特徴とする請求項1から14の何れか1つに記載の半導体レーザモジュール。
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