JP7369570B2 - 流通bms連携型電子発注システム - Google Patents

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Description

本発明は、小売店側のEOS基盤の電子発注の仕組みと、電子発注先の卸売業側の流通BMS基盤EDIシステムとを連携させた流通BMS連携型電子発注の技術に関する。
近年、EDIの標準仕様である流通BMS(流通ビジネスメッセージ標準(Business Message Standards))基盤のシステム化が進んでいる。流通BMSは、経済産業省が中心となって策定した流通事業者(メーカー、卸、小売)が統一的に利用する標準仕様である。統一的な標準仕様の普及によって、EDIの特徴である発注、受注、出荷、検収、返品、請求(売掛、買掛、消込)等の相互データ交換による一元管理及びペーパレス化の促進が期待される。
特開2017-146864号公報
一方で、EDIの一部であるEOSという電子発注システムが知られている。EOSは、小売店側から卸売業に対して電子的に発注を行う仕組みであり、現在は、INS回線を使用して所定の手順(プロトコル)で小売店から卸売業に発注データを送信している。
従来のEOSにおいても、百貨店やスーパーマーケットなど消費者に商品を売る小売業を営む小売店と、商品を生産者から仕入れて小売業に卸す卸売業との間で交わされるデータ通信に、共通仕様が存在せず、卸売業毎に又は小売店毎に独自の仕様が複数存在していた。このため、小売店側は卸売業毎に、卸売業側は小売店毎に、各独自仕様に対応しなければならず、煩雑かつコストが高い問題があった。
そこで、特許文献1に記載のように、個人商店や中小企業の小売店向けの標準EOS(ベンサム仕様)で電子発注を行う仕組みが実用化され、さらに上述した流通BMS基盤のEDIシステムとの連携が行えるように、EOS基盤の発注データを流通BMS基盤の発注データに変換するシステムが提案されている。
本発明は、小売店側の既存のEOS基盤の発注と卸売業側の流通BMS基盤のEDIシステムとの連携に加えて、小売店側の欠品率の抑制及び卸売業側の販売機会の向上を図ることができる流通BMS連携型電子発注システムを提供することを目的とする。
(1)本発明の流通BMS連携型電子発注システムは、小売店のEOSシステムから送信されるEOS基盤発注データを受信するEOS基盤通信制御装置と、前記EOS基盤発注データを用いて、流通BMS基盤発注データを生成し、卸売業の流通BMS基盤EDIシステムに送信するEOS-流通BMS変換制御部と、前記流通BMS基盤発注データを受信した流通BMS基盤EDIシステムから送信される出荷メッセージを受信する流通BMS基盤通信制御装置と、前記出荷メッセージに含まれる欠品情報に基づいて、予め設定された振替先の他の卸売業向けのスライド発注用流通BMS基盤発注データを生成し、当該他の卸売業の流通BMS基盤EDIシステムに送信するスライド発注制御部と、前記出荷メッセージに基づいて、前記EOS基盤発注データ又は前記流通BMS基盤発注データに対応する出荷・納品履歴を記憶する出荷・納品履歴管理部と、前記出荷メッセージに含まれる出荷数量及び納品日を少なくとも含む納品情報を生成し、予め設定された小売店のメールアドレス宛に、前記納品情報を送信する配信制御部と、を有する。そして、前記配信制御部は、前記出荷メッセージに含まれる欠品数量が0であるか否かを判別し、前記欠品数量が0でないと判別された場合、前記出荷メッセージに含まれる出荷数量及び納品日を少なくとも含む前記納品情報と、前記欠品数量及び発注日を少なくとも含む欠品情報とをそれぞれ生成し、予め設定された小売店のメールアドレス宛に、前記納品情報及び前記欠品情報を送信する。
(2)本発明の流通BMS連携型電子発注システムは、小売店のEOSシステムから送信されるEOS基盤発注データを受信するEOS基盤通信制御装置と、前記EOS基盤発注データを用いて、流通BMS基盤発注データを生成し、卸売業の流通BMS基盤EDIシステムに送信するEOS-流通BMS変換制御部と、前記流通BMS基盤発注データを受信した流通BMS基盤EDIシステムから送信される出荷メッセージを受信する流通BMS基盤通信制御装置と、前記出荷メッセージに含まれる欠品情報に基づいて、予め設定された振替先の他の卸売業向けのスライド発注用流通BMS基盤発注データを生成し、当該他の卸売業の流通BMS基盤EDIシステムに送信するスライド発注制御部と、小売店毎に、スライド発注を行うための異なる別の卸売業が登録されるスライド発注マスタ情報の登録制御を行うスライド発注マスタ管理部とを有する。そして、前記スライド発注マスタ情報に登録される複数の各卸売業は、スライド発注を行う優先順位として振替順位が関連付けられるように構成され、前記スライド発注制御部は、前記出荷メッセージに基づいて欠品数量が1以上であるか否かを判別し、欠品数量が1以上であると判別された場合に、前記スライド発注マスタ情報を参照して振替順位の高い順にスライド発注先として異なる他の卸売業を選択し、発注数量として前記出荷メッセージの欠品数量を設定した前記スライド発注用流通BMS基盤発注データを生成する。
(3)上記(2)において、前記スライド発注用流通BMS基盤発注データの送信に伴い、予め設定された小売店のメールアドレス宛に、前記欠品情報に基づいてスライド発注を行った旨の通知を送信する配信制御部をさらに有するように構成することができる。
(4)本発明のプログラムは、小売店側が導入しているEOSシステムと、卸売業側が導入している流通BMS基盤EDIシステムとを仲介し、小売店からのEOS基盤発注データを流通BMS基盤発注データに変換して卸売業に提供する流通BMS連携機能を提供するコンピュータによって実行される。該プログラムは、前記コンピュータに、小売店のEOSシステムから送信されるEOS基盤発注データを受信する第1機能と、前記EOS基盤発注データを用いて、流通BMS基盤発注データを生成し、卸売業の流通BMS基盤EDIシステムに送信する第2機能と、前記流通BMS基盤発注データを受信した流通BMS基盤EDIシステムから送信される出荷メッセージを受信する第3機能と、前記出荷メッセージに含まれる欠品情報に基づいて、予め設定された振替先の他の卸売業向けのスライド発注用流通BMS基盤発注データを生成し、当該他の卸売業の流通BMS基盤EDIシステムに送信する第4機能と、前記出荷メッセージに基づいて、前記EOS基盤発注データ又は前記流通BMS基盤発注データに対応する出荷・納品履歴を記憶する第5機能と、前記出荷メッセージに含まれる出荷数量及び納品日を少なくとも含む納品情報を生成し、予め設定された小売店のメールアドレス宛に、前記納品情報を送信する第6機能と、を実現させる。そして、前記第6機能は、前記出荷メッセージに含まれる欠品数量が0であるか否かを判別し、前記欠品数量が0でないと判別された場合、前記出荷メッセージに含まれる出荷数量及び納品日を少なくとも含む前記納品情報と、前記欠品数量及び発注日を少なくとも含む欠品情報とをそれぞれ生成し、予め設定された小売店のメールアドレス宛に、前記納品情報及び前記欠品情報を送信する。
(5)本発明のプログラムは、小売店側が導入しているEOSシステムと、卸売業側が導入している流通BMS基盤EDIシステムとを仲介し、小売店からのEOS基盤発注データを流通BMS基盤発注データに変換して卸売業に提供する流通BMS連携機能を提供するコンピュータによって実行される。該プログラムは、前記コンピュータに、小売店のEOSシステムから送信されるEOS基盤発注データを受信する第1機能と、前記EOS基盤発注データを用いて、流通BMS基盤発注データを生成し、卸売業の流通BMS基盤EDIシステムに送信する第2機能と、前記流通BMS基盤発注データを受信した流通BMS基盤EDIシステムから送信される出荷メッセージを受信する第3機能と、前記出荷メッセージに含まれる欠品情報に基づいて、予め設定された振替先の他の卸売業向けのスライド発注用流通BMS基盤発注データを生成し、当該他の卸売業の流通BMS基盤EDIシステムに送信する第4機能と、小売店毎に、スライド発注を行うための異なる別の卸売業が登録されるスライド発注マスタ情報の登録制御を行う第7機能と、を実現させる。このとき、前記スライド発注マスタ情報に登録される複数の各卸売業は、スライド発注を行う優先順位として振替順位が関連付けられており、前記第4機能は、前記出荷メッセージに基づいて欠品数量が1以上であるか否かを判別し、欠品数量が1以上であると判別された場合に、前記スライド発注マスタ情報を参照して振替順位の高い順にスライド発注先として異なる他の卸売業を選択し、発注数量として前記出荷メッセージの欠品数量を設定した前記スライド発注用流通BMS基盤発注データを生成する。
本発明によれば、EDIシステムを導入していない小売店において、既存のEOS基盤の仕組みをそのまま活用し、卸売業側の流通BMS基盤のEDIシステムに対して電子発注を行うことができると共に、最初の発注先の欠品に対して自動的に振替発注が行われるため、小売店側がデータ交換を行わないEOS基盤の発注の仕組みであっても、小売店側の欠品率の低下を抑制することができ、小売店の販売機会の損失を防止することができる。
第1実施形態の流通BMS連携型電子発注システムの概略説明図である。 第1実施形態の小売店で使用されるハンディ端末の機能ブロック及びEOS基盤発注データの一例を示す図である。 第1実施形態の流通BMS連携型電子発注システムを構成する電子発注管理装置の機能ブロックを示す図である。 第1実施形態のEOS-流通BMS基盤発注データ変換処理に用いられる変換項目対応表の一例を示す図である。 第1実施形態の流通BMS基盤の出荷メッセージに対する小売側への納品情報通知及び欠品情報通知の一例を示す図である。 第1実施形態のスライド発注マスタ情報の一例を示す図である。 第1実施形態のスライド発注通知及びスライド発注用流通BMS基盤発注データの一例を示す図である。 第1実施形態の流通BMS連携型電子発注システムの処理フローを示す図である。
(第1実施形態)
図1から図8は、第1実施形態に係る流通BMS連携型電子発注システムを説明するための図であり、図1は、流通BMS連携型電子発注システムの概略説明図である。
本実施形態の流通BMS連携型電子発注システムは、小売店側が導入している既存のEOS(電子発注システム)と、卸売業(取引先)側が導入している流通BMS基盤EDIシステム500とを仲介し、小売店からのEOS基盤発注データを流通BMS基盤発注データに変換して卸売業に提供する。
EOSは、小売店が卸売業に対して商品の注文を電子的に行う仕組みであり、EDI(Electronic Data Interchange)とは異なり、電子的なデータのやり取りが小売店から卸売業への発注データの送信のみとなる。本システムにおいても、図1に示すように、卸売業は、小売店からの発注を受け付けると(受注)、紙ベースの出荷伝票(納品伝票)を発行し、出荷伝票と共に発注商品を小売店に出荷(発送)する。卸売業側の流通BMS基盤EDIシステム500は、EDIの一部であるEOS基盤の仕組みを従来通りに提供し、かつその受け口が、EOS基盤ではなく流通BMS基盤で構築されている。
なお、小売店側から発信されるEOS基盤発注データを、流通BMS基盤発注データに変換して卸売業側に提供する仕組みとしては、例えば、上記特許文献1に記載の発注データ変換システムがある。以下の説明において、EOSから流通BMSへの一方向へのデータ変換処理については、上記特許文献1と同様であるので、適宜詳細な説明を省略する。
そして、本実施形態の流通BMS連携型電子発注システムは、既存のEOS基盤の発注と流通BMS基盤のEDIシステムとの連携に加えて、EOS基盤の仕組みでは実現できなかった納品情報通知、欠品情報通知などの通知機能と、発注に対する欠品に対応した自動スライド発注(自動振替発注)機能とを提供する。
まず、小売店側のEOS基盤の発注の仕組みは、図1に示すように、主に以下の態様がある。
a)ハンディ端末300で商品コードを読み込み、発注数量を入力して発注データを生成し、電子発注管理装置100に直接送信するハンディ端末発注方式、
b)小売店の管理端末360から電子発注管理装置100に接続し、ハンディ端末300から送られてきた発注データ又は/及び当該管理端末360において生成した発注データを送信するPC端末発注方式、
c)複数の小売店の発注データを本部EOS管理装置350に集約して、本部EOS管理装置350から電子発注管理装置100に接続して送信する本部経由発注形式、
d)POS(Point Of Sale;販売時点情報管理)システムによる管理情報に基づいて発注データを生成し、本部EOS管理装置350や管理端末360を経由して、電子発注管理装置100に送信するPOS発注方式。
これらの各発注方式は、小売店側と電子発注管理装置100との間で構築された、ハンディ端末300や管理端末360の単独で、又は、本部EOS管理装置350や管理端末360と複合的に構成されたEOSシステムである。また、上記d)のPOSシステムと連動したEOS基盤の発注態様もEOSシステムとして位置付けることができる。
従来のEOS基盤の通信規格は、INS回線を利用し、所定の手順(J手順、JCA手順など)でデータ通信を行うものであり、現在もINS回線で通信が行われている。一方で、流通BMSの通信規格は、INS回線を含むPTSN網(公衆交換電話網)ではなく、IP網や移動通信回線網(以下、IP網等という)を基盤としている。そこで、本実施形態では、小売店側と電子発注管理装置100とのデータ通信、及び電子発注管理装置100と卸売業とのデータ通信も、IP網を利用する態様である。
ハンディ端末300は、4Gや5Gなどの移動通信回線網やWi-Fi(登録商標)などの無線IP網を経由して電子発注管理装置100に接続可能な通信機能を備える。当該通信機能により、管理端末360、本部EOS管理装置350にも接続可能である。本部EOS管理装置350及び管理端末360は、IP網を経由して無線又は有線で電子発注管理装置100に接続可能な通信機能を備えている。
図2は、ハンディ端末300の機能ブロックを示す図である。ハンディ端末300は、商品コード読取装置310、表示装置320、入力装置330、記憶装置340、及び制御装置350を備えている。商品コード読取装置310は、JANコード等の商品識別情報のスキャン部であり、アドバンストスキャン、CCD、レーザーなどの各種方式を適宜採用することができる。
表示装置320は、液晶パネル等のディスプレイ装置であり、入力装置330は、テンキーや文字入力キー、十字キーなどの入力・操作ボタンである。なお、表示装置320と入力装置330は、一体型のタッチパネル方式の表示入力装置として構成することもできる。
制御装置350は、EOS基盤の発注データを生成するEOS発注制御部351を含んで構成されている。例えば、発注する商品のJANコードを商品コード読取装置310で読み取ると、EOS発注制御部351は、読み取られたJANコードに対応する商品の発注数の入力を受け付けるように制御し、入力装置330から入力された発注数と共に、所定のデータフォーマットに準じたEOS基盤発注データを生成する。
図2の右側に、EOS基盤発注データの一例を示している。EOS基盤発注データは、ヘッダー部と明細部とを含んでおり、ヘッダー部は、伝票番号、小売店コード、取引先コード、店舗コード、伝票区分、発注日、納品日、卸店コードなどが含まれる。伝票番号は、発注データの作成毎に一意に割り当てられる識別情報であり、卸売業が発行する出荷伝票に印字される取引番号として使用される。
小売店コード、取引先コード及び店舗コードは、小売店側の業態に応じて設定される情報である。例えば、チェーン展開する「〇〇ドラッグストア」の「〇〇駅前店」、「□□店」が小売店舗である場合、「〇〇ドラッグストア」に取引先コード「102030」を割り当て、「〇〇駅前店」の店舗コードを「01」、「□□店」の店舗コードを「02」を割り当てる。そして、「〇〇ドラッグストア」の「〇〇駅前店」は、小売店コードとして「102030-01」が割り当てられる。
伝票区分は、通常発注や特別発注などを区分する識別子である。発注日は、EOS基盤発注データの作成日または送信日であり、納品日は、発注日に対する任意の将来日の入力値、または所定の納品スパン情報に基づいて自動計算された納品予定日である。
卸店コードは、商品の注文先、すなわち、発注先の卸売業の識別コードである。小売店側のEOS基盤の仕組みにおいて、発注先の卸売業は、予め1つの卸売業に固定的に設定したり、ハンディ端末300等での操作時に複数の異なる卸売業の中から選択可能に構成したりすることができる。また、商品カテゴリに応じて手動で又は自動で商品注文先の卸売業が切り替えられるように制御することもできる。
ヘッダー部の各種情報は、予め記憶装置340に記憶されており、電子発注管理装置100のマスタ管理等において共有される(同期される)情報である。
明細部は、スキャンした商品コード、入数、発注単位数、数量、原価単価、売価単価、原価金額、売価金額、商品名などを含む。入数は、ケース単位、箱単位での購入の際の1単位あたりの商品の数であり、商品コード別に予め設定される情報である。入数が「12」で発注単位数が「2」の場合、商品コードに対する発注数は、「24」となる。入数に加えて、原価単価、売価単価、原価金額、売価金額、商品名も、電子発注管理装置100との間で連携する商品マスタ情報で設定される情報であり、適宜、電子発注管理装置100(又は管理端末360,本部EOS管理装置350)などからダウンロードして記憶装置340に記憶しておくことができる。
ハンディ端末300は、専用のハンディ端末以外にも、スマートフォンなどの多機能携帯電話機やタブレット型端末などの持ち運び可能な携帯情報端末(モバイル端末)であってもよい。ハンディ端末300は、商品コード読取装置310と共に、通信機能、演算機能及び入力機能を備え、IP(Internet protocol)網又は移動通信回線網(Mobile communication network)を通じた無線通信で、管理端末360、本部EOS管理装置350又は/及び電子発注管理装置100と接続し、データ通信を行う。
管理端末360や本部EOS管理装置350も、EOS発注制御部351と同様の制御部を備えており、管理端末360は、入力又は選択された商品コードに対して発注数を入力可能に制御する。また、本部EOS管理装置350は、複数の小売店から送信されたEOS基盤発注データを集約して電子発注管理装置100に送信する。
上述したa)からd)の各発注方式において、EOS基盤発注データは、基本的に同じフォーマットであり、本実施形態の電子発注管理装置100と小売店側との間で取り決めたEOS基盤の発注仕様(例えば、特許文献1のベンサム仕様(標準EOS))が適用される。なお、各小売店が異なるEOS基盤の発注仕様であってもよい。この場合、電子発注管理装置100は、異なる発注仕様毎にEOS-流通BMS変換制御を行うように構成することができる。
図3は、本実施形態の流通BMS連携型電子発注システムを構成する電子発注管理装置100の機能ブロックを示す図である。
電子発注管理装置100は、EOS基盤通信制御装置110及び流通BMS基盤通信制御装置111を備え、さらに、制御装置120及び記憶装置130を含んで構成されている。EOS基盤通信制御装置110は、ハンディ端末300、本部EOS管理装置350及び管理端末360との間でEOS基盤のデータ通信を行う通信インターフェース装置である。同様に、流通BMS基盤通信制御装置111は、各卸売業それぞれの流通BMS基盤EDIシステム500との間で流通BMS基盤のデータ通信を行う通信インターフェース装置である。
制御装置120は、マスタ管理部121、EOS-流通BMS変換制御部122、発注履歴管理部123、出荷・納品履歴管理部124、配信制御部125、スライド発注マスタ管理部126、及びスライド発注制御部127を含んで構成されている。
マスタ管理部121は、小売店側の小売店コード(取引先コード、店舗コードを含む)及び卸売業の卸店コードを含む取引先マスタ情報や商品マスタ情報の登録・更新制御を行う。商品マスタ情報は、例えば、JANコード統合商品情報データベース(JICFS/IFDB)からJANコードや商品名を含む商品情報を取得したり、卸売業が提供する原価単価、売価原価、原価金額、売価金額を含む商品情報を取得したりして、商品マスタ情報を蓄積・更新し、管理する。
また、マスタ管理部121は、小売店側のハンディ端末300等との連携(同期)のため、蓄積している商品マスタ情報を、任意のタイミングでハンディ端末300、本部EOS管理装置350、及び管理端末360に提供する機能も備えることができる。
EOS-流通BMS変換制御部122は、小売店から受信したEOS基盤発注データを流通BMS基盤発注データに変換する処理(流通BMS基盤発注データを生成する処理)を遂行する。図4は、EOS-流通BMS基盤発注データ変換処理に用いられる変換項目対応表の一例を示す図である。
図4に示すように、変換項目対応表は、予め決められた流通BMSのデータ項目仕様に対し、EOS基盤発注データの各項目の対応関係を規定したものである。特許文献1にも開示されているように、流通BMS基盤のデータ項目は、業種にかかわらず、すべての企業間取引において共通のEDIメッセージを使えるようにするため、そのデータ項目数が膨大であり、また、項目名も異なる。そこで、図4の例のように、流通BMS基盤の発注データフォーマット(項目)と、EOS基盤発注データの各項目との対応関係を変換表として予め設定し、EOS基盤発注データから流通BMS基盤発注データへの変換処理を円滑に行えるようにしている。
なお、変換には、対応する項目にデータを割り当てる処理以外にも、対応する項目にデータがない場合に予め決められたデフォルト値を設定したり、1つの項目に2つ以上のデータフォーマットの項目が紐付くように設定したりするなどのデータ加工処理も含まれる。詳細は、特許文献1に記載されているので省略する。
制御装置120は、流通BMS基盤通信制御装置111を介して、EOS-流通BMS変換制御部122によって生成された流通BMS基盤発注データを、該当する卸売業の流通BMS基盤EDIシステム500に送信する。このとき、EOS-流通BMS変換制御部122は、EOS基盤発注データ内の各項目のデータチェック処理を行うことができる。例えば、商品コードが商品マスタ情報に登録されているか否かをチェックし、商品マスタ情報に登録されていない商品コードが存在するときは、発注エラー処理を行うように構成することができる。発注エラー処理の一例としては、商品マスタ情報に不存在の商品コードを含むEOS基盤発注データ全体を受け付け不可として、発注自体を受け付けないように構成したり、商品マスタ情報に不存在の商品コードだけを発注エラーとして受け付けずに、商品マスタ情報に存在する他の商品コードの商品は、そのまま発注OKとして流通BMS基盤発注データへの変換処理が行われるように制御したりすることができる。
発注履歴管理部123は、小売店側から受信したEOS基盤発注データ又は変換された流通BMS基盤発注データを、小売店別に蓄積して格納する処理を行う。出荷・納品履歴管理部124は、流通BMS基盤EDIシステム500から受信する出荷メッセージに基づいて、各小売店の出荷に関する納品情報及び欠品情報を蓄積する。
出荷メッセージは、図5に示すように、流通BMS基盤でやり取りされるEDIメッセージの1つである。出荷メッセージには、EOS基盤の伝票番号に対応する取引番号をキーに、出荷数量及び欠品数量を含む各種情報が含まれている。出荷・納品履歴管理部124は、発注履歴情報と紐付けて、出荷メッセージを各小売店別に蓄積することができる。
配信制御部125は、納品情報通知、欠品情報通知を行う。配信制御部125は、出荷・納品履歴管理部124によって蓄積された出荷メッセージを参照し、欠品数量が「0」か否かを判別し、欠品数量が「0」である場合は、納品情報のみを生成して、所定の宛先に生成した納品情報を送信する処理を行う。
図5に示すように、納品情報は、出荷メッセージに含まれる各種情報を含む定型文で構成されたメールメッセージであり、所定の宛先として、例えば、管理端末360や本部EOS管理装置350に送信することができる。また、ハンディ端末300においても、メール受信機能を備えていれば、納品情報のメールメッセージを受信することができる。つまり、予め設定されたメールアドレス宛に当該メッセージを送信し、メッセージを受信する端末は、任意である。例えば、小売店の店長や発注者のスマートフォンに配信されるように、メッセージの宛先を登録できるように制御することもできる。
一方、配信制御部125は、出荷メッセージの欠品数量が「0」でないと判別された場合、さらに出荷数量が「0」であるか否かを判別し、欠品数量と出荷数量が共に「0」でないと判別された場合、納品情報と欠品情報の双方を生成して、所定の宛先に生成した納品情報と欠品情報それぞれを送信する処理を行う。例えば、図5の例に示すように、該当する商品コードと商品名、欠品数量を含む欠品情報をメールメッセージとして生成することができる。
さらに、配信制御部125は、出荷メッセージの欠品数量が「0」ではなく、かつ出荷数量が「0」であると判別された場合は、欠品情報のみを生成して、所定の宛先に送信する処理を行う。
このように従来のEOS基盤の発注の仕組みでは、小売店から卸売業との間の電子データのやり取りが一方通行であったため、小売店側で検品するまでは納品される数量を事前に把握することができなかった。また、卸売業側にとっては、欠品に伴う事前連絡を電話やFAXで行う必要があったため、手間が掛かっていた。
本実施形態では、EOS基盤と流通BMS基盤とを連携させる仕組みを備えているため、流通BMS基盤の出荷メッセージを活用してEOS基盤で発注を行う小売店側に、納品情報や欠品情報を商品が店舗に納品される前に提供することができる。
そして、本実施形態では、流通BMS基盤の出荷メッセージの受信によって把握することができる発注に対する欠品の状況を活用し、自動スライド発注(振替発注)機能を提供する。図6は、スライド発注マスタ情報の一例を示す図であり、電子発注管理装置100のスライド発注マスタ管理部126によって管理される。
図6に示すように、小売店毎に、スライド発注を行う異なる別の卸売業を記憶したスライド発注マスタ情報を設定しておくことができる。例えば、卸売業Aを指定して発注を行うケースにおいて、卸売業Aに欠品が生じた場合、他の卸売業B,C,D・・・・を複数設定する。このとき、優先順位として振替順位を設定しておくことができる。スライド発注マスタ情報は、予め小売店側との間で取り決めた発注先である。なお、スライド発注マスタ情報において設定される振替先の数は任意であり、複数であっても1つであってもよい。
また、図6の右側には、商品スライド発注マスタ情報の一例を示している。商品スライド発注マスタ情報は、左側のスライド発注マスタ情報を商品カテゴリ別に細分化したものであり、商品カテゴリ別に、最初に発注した卸売業に欠品が生じた場合の他の卸売業を設定したマスタ情報である。
図7は、スライド発注通知及びスライド発注用流通BMS基盤発注データの一例を示す図である。
スライド発注制御部127は、出荷メッセージを参照し、欠品数量が1以上であるか否か(0よりも大きいか否か)を判別し、欠品数量が1以上であると判別された場合、スライド発注マスタ情報を参照して振替順位の高い順にスライド発注先として異なる他の卸売業を選択(決定)する。スライド発注制御部127は、発注先、すなわちEOS基盤発注データの卸店コードに選択した他の卸売業を設定し、かつ発注数量(数量)として出荷メッセージの欠品数量を設定した流通BMS基盤発注データを生成する。スライド発注制御部127は、該当する卸売業の流通BMS基盤EDIシステム500に、スライド発注用流通BMS基盤発注データを送信する。
このとき、スライド発注用流通BMS基盤発注データの取引番号(伝票番号)は、例えば、最初の発注データの取引番号に枝番を付加して採番するように構成することができる。このように構成することで、欠品が生じた元の発注との関連性を容易に把握することができる。
配信制御部125は、スライド発注処理に伴い、スライド発注通知処理を行う。例えば、「卸売業Aに発注した商品〇〇が〇個欠品していたので、卸売業Bに欠品個数分の自動スライド発注を行いました。」のメールメッセージを生成し、納品情報及び欠品情報の通知処理と同様に所定に宛先に送信することができる。
そして、スライド発注した他の卸売業の流通BMS基盤EDIシステム500から出荷メッセージを受信し、出荷・納品履歴管理部124による履歴蓄積処理、配信制御部125による納品情報通知、欠品情報通知の各通知処理が行われる。このときも、スライド発注先の卸売業において欠品が生じていれば、振替順位が2番目の他の卸売業に対してスライド発注用の流通BMS基盤発注データを生成して送信することができる。
このように、本実施形態では、自動スライド発注を行うので、欠品に対する小売店側の手間を低減させることができると共に、小売店側との取り決めに準じて他の卸売業に発注が自動的に送られるため、卸売業側にとっても欠品に際して小売店側との電話やFAXなどでのやり取りの手間を低減させることができる。
なお、納品情報及び欠品情報の通知タイミングとスライド発注処理のタイミングは、任意に制御することができる。例えば、欠品情報通知を行わずに、自動的にスライド発注処理を行い、当該欠品情報通知を省略する態様とすることもできる。また、納品情報と欠品情報の通知処理をそのまま行いつつ、スライド発注処理も並行して又は通知後に行い、欠品情報の通知処理後に、スライド発注通知処理を行うようにしてもよい。また、上述のように、欠品情報自体をスライド発注通知と融合させて通知するようにしてもよい。つまり、スライド発注通知において、「卸売業Aに発注した商品〇〇が〇個欠品していたので、卸売業Bに欠品個数分の自動スライド発注を行いました。」と通知することで、最初に発注した卸売業Aに欠品が生じた他の卸売業からの納品であることを把握できる。このため、欠品情報の通知処理を省略したシステム構成とすることも可能である。
図8は、本実施形態の流通BMS連携型電子発注システムの処理フローを示す図である。図8に示すように、小売店では、ハンディ端末300等においてEOS基盤発注データを生成し(S301)、電子発注管理装置100に送信する(S302)。
電子発注管理装置100は、EOS基盤発注データを受け付け(S101)、EOS-流通BMS基盤発注データ変換処理を行い(S102)、流通BMS基盤発注データを生成する(S103)。電子発注管理装置100は、生成した流通BMS基盤発注データを該当の卸売業の流通BMS基盤EDIシステム500に送信し、小売店別に発注履歴を格納する(S104)。
卸売業の流通BMS基盤EDIシステム500は、流通BMS基盤発注データを受け付け(S501)、出荷(納品)処理を行う。流通BMS基盤EDIシステム500は、受け付けた流通BMS基盤発注データに基づいて紙媒体の出荷伝票を発行し、商品の配送準備を行う(S502)。このとき、流通BMS基盤EDIシステム500は、出荷伝票の発行に伴い、流通BMS基盤の出荷メッセージを生成して電子発注管理装置100に送信する(S503)。
電子発注管理装置100は、出荷メッセージを受信すると、発注履歴に格納されている発注データと紐付けた出荷・納品履歴の格納処理を行う(S105)。さらに、電子発注管理装置100は、出荷メッセージの受信に伴い、納品情報を生成して小売店に対して納品情報配信処理を行う(S106)。ここで、出荷メッセージにおいて欠品が生じているか否かを判別し(S107)、欠品が生じていると判別された場合(S107のYES)、出荷メッセージに含まれる欠品数量等を含む欠品情報を生成して小売店に対して欠品情報配信処理を行う(S108)。
次に、電子発注管理装置100は、ステップS107において欠品ありと判別された場合に、スライド発注処理を行うか否かを判別する(S109)。例えば、スライド発注マスタ情報に、振替先が設定されているか否かを判別し、設定されている場合は(S109のYES)、スライド発注処理を行う。電子発注管理装置100は、出荷メッセージ内の欠品情報に基づくスライド発注用の流通BMS基盤発注データ生成処理を行い(S110)、スライド発注マスタ情報を参照して別の卸売業を宛先とする流通BMS発注データの送信処理及び発注履歴格納処理を行う(S111)。電子発注管理装置100は、スライド発注処理に伴い、小売店に対してスライド発注通知処理を行う(S112)。
スライド発注用の流通BMS基盤発注データは、他の卸売業の流通BMS基盤EDIシステム500に送信され、流通BMS基盤発注データの受付処理を行い(S501B)、受け付けた流通BMS基盤発注データに基づいて紙媒体の出荷伝票を発行し、商品の配送準備を行う(S502B)。また、他の卸売業の流通BMS基盤EDIシステム500は、出荷伝票の発行に伴い、流通BMS基盤の出荷メッセージを生成して電子発注管理装置100に送信する(S503B)。
スライド発注においても同様に、電子発注管理装置100は、出荷メッセージを受信して、発注履歴に格納されている発注データと紐付けた出荷・納品履歴の格納処理を行う(S105B)。また、出荷メッセージの受信に伴い、納品情報を生成して小売店に対して納品情報配信処理を行う(S106B)。
本実施形態の流通BMS連携型電子発注システムは、EDIシステムを導入していない小売店において、既存のEOS基盤の仕組みをそのまま活用し、卸売業側の流通BMS基盤のEDIシステムに対して電子発注を行うことができると共に、小売店側がEDIシステムなどの専用のシステムやアプリケーションを導入しなくても納品情報や欠品情報の通知メッセージを受け取ることができる。
すなわち、小売店側は、流通BMS基盤の仕組みやEDIシステムを導入しなくても、既存のEOS基盤の仕組みでコストを掛けずに電子発注を行うことができると共に、納品情報や欠品情報の通知メッセージを受け取ることで、コストを掛けることなく納品管理及び欠品管理を円滑に行うことができる。
そして、流通BMS基盤EDIシステムを導入している卸売業にとって、EOS基盤の発注であってもEDI基盤で受注することができ、受注機会の向上させることができると共に、EOS基盤発注データの受け入れのためのシステムコストの低減を図ることができる。
また、本実施形態では、自動スライド発注(自動振替発注)機能を提供し、最初の発注先の欠品に対して自動的に振替発注が行われるため、データ交換を行わないEOS基盤の発注の仕組みであっても、小売店側の欠品率の低下を抑制することができ、小売店の販売機会の損失を防止することができる。
以上、本実施形態について説明したが、上述の電子発注管理装置100を構成する各機能は、プログラムによって実現可能であり、各機能を実現するために予め用意されたコンピュータプログラムが補助記憶装置に格納され、CPU等の制御部が補助記憶装置に格納されたプログラムを主記憶装置に読み出し、主記憶装置に読み出された該プログラムを制御部が実行することで、各部の機能を動作させることができる。
また、上記プログラムは、コンピュータ読取可能な記録媒体に記録された状態で、コンピュータに提供することも可能である。コンピュータ読取可能な記録媒体としては、CD-ROM等の光ディスク、DVD-ROM等の相変化型光ディスク、MO(Magnet Optical)やMD(Mini Disk)などの光磁気ディスク、フロッピー(登録商標)ディスクやリムーバブルハードディスクなどの磁気ディスク、コンパクトフラッシュ(登録商標)、スマートメディア、SDメモリカード、メモリスティック等のメモリカードが挙げられる。また、本発明の目的のために特別に設計されて構成された集積回路(ICチップ等)等のハードウェア装置も記録媒体として含まれる。
100 電子発注管理装置
110 EOS基盤通信制御装置
111 流通BMS基盤通信制御装置
120 制御装置
121 マスタ管理部
122 EOS-流通BMS変換制御部
123 発注履歴管理部
124 出荷・納品履歴管理部
125 配信制御部
126 スライド発注マスタ管理部
127 スライド発注制御部
130 記憶装置
300 ハンディ端末
310 商品コード読取装置
320 表示装置
330 入力装置
340 記憶装置
350 制御装置
351 EOS発注制御部
350 本部EOS管理装置
360 管理端末
500 流通BMS基盤EDIシステム

Claims (5)

  1. 流通BMS連携型電子発注システムであって、
    小売店のEOSシステムから送信されるEOS基盤発注データを受信するEOS基盤通信制御装置と、
    前記EOS基盤発注データを用いて、流通BMS基盤発注データを生成し、卸売業の流通BMS基盤EDIシステムに送信するEOS-流通BMS変換制御部と、
    前記流通BMS基盤発注データを受信した流通BMS基盤EDIシステムから送信される出荷メッセージを受信する流通BMS基盤通信制御装置と、
    前記出荷メッセージに含まれる欠品情報に基づいて、予め設定された振替先の他の卸売業向けのスライド発注用流通BMS基盤発注データを生成し、当該他の卸売業の流通BMS基盤EDIシステムに送信するスライド発注制御部と、
    前記出荷メッセージに基づいて、前記EOS基盤発注データ又は前記流通BMS基盤発注データに対応する出荷・納品履歴を記憶する出荷・納品履歴管理部と、
    前記出荷メッセージに含まれる出荷数量及び納品日を少なくとも含む納品情報を生成し、予め設定された小売店のメールアドレス宛に、前記納品情報を送信する配信制御部と、を有し、
    前記配信制御部は、前記出荷メッセージに含まれる欠品数量が0であるか否かを判別し、前記欠品数量が0でないと判別された場合、前記出荷メッセージに含まれる出荷数量及び納品日を少なくとも含む前記納品情報と、前記欠品数量及び発注日を少なくとも含む欠品情報とをそれぞれ生成し、予め設定された小売店のメールアドレス宛に、前記納品情報及び前記欠品情報を送信することを特徴とする流通BMS連携型電子発注システム。
  2. 流通BMS連携型電子発注システムであって、
    小売店のEOSシステムから送信されるEOS基盤発注データを受信するEOS基盤通信制御装置と、
    前記EOS基盤発注データを用いて、流通BMS基盤発注データを生成し、卸売業の流通BMS基盤EDIシステムに送信するEOS-流通BMS変換制御部と、
    前記流通BMS基盤発注データを受信した流通BMS基盤EDIシステムから送信される出荷メッセージを受信する流通BMS基盤通信制御装置と、
    前記出荷メッセージに含まれる欠品情報に基づいて、予め設定された振替先の他の卸売業向けのスライド発注用流通BMS基盤発注データを生成し、当該他の卸売業の流通BMS基盤EDIシステムに送信するスライド発注制御部と、
    小売店毎に、スライド発注を行うための異なる別の卸売業が登録されるスライド発注マスタ情報の登録制御を行うスライド発注マスタ管理部と、を有し、
    前記スライド発注マスタ情報に登録される複数の各卸売業は、スライド発注を行う優先順位として振替順位が関連付けられており、
    前記スライド発注制御部は、前記出荷メッセージに基づいて欠品数量が1以上であるか否かを判別し、欠品数量が1以上であると判別された場合に、前記スライド発注マスタ情報を参照して振替順位の高い順にスライド発注先として異なる他の卸売業を選択し、発注数量として前記出荷メッセージの欠品数量を設定した前記スライド発注用流通BMS基盤発注データを生成することを特徴とする流通BMS連携型電子発注システム。
  3. 前記スライド発注用流通BMS基盤発注データの送信に伴い、予め設定された小売店のメールアドレス宛に、前記欠品情報に基づいてスライド発注を行った旨の通知を送信する配信制御部をさらに有することを特徴とする請求項2に記載の流通BMS連携型電子発注システム。
  4. 小売店側が導入しているEOSシステムと、卸売業側が導入している流通BMS基盤EDIシステムとを仲介し、小売店からのEOS基盤発注データを流通BMS基盤発注データに変換して卸売業に提供する流通BMS連携機能を提供するコンピュータに、
    小売店のEOSシステムから送信されるEOS基盤発注データを受信する第1機能と、
    前記EOS基盤発注データを用いて、流通BMS基盤発注データを生成し、卸売業の流通BMS基盤EDIシステムに送信する第2機能と、
    前記流通BMS基盤発注データを受信した流通BMS基盤EDIシステムから送信される出荷メッセージを受信する第3機能と、
    前記出荷メッセージに含まれる欠品情報に基づいて、予め設定された振替先の他の卸売業向けのスライド発注用流通BMS基盤発注データを生成し、当該他の卸売業の流通BMS基盤EDIシステムに送信する第4機能と、
    前記出荷メッセージに基づいて、前記EOS基盤発注データ又は前記流通BMS基盤発注データに対応する出荷・納品履歴を記憶する第5機能と、
    前記出荷メッセージに含まれる出荷数量及び納品日を少なくとも含む納品情報を生成し、予め設定された小売店のメールアドレス宛に、前記納品情報を送信する第6機能と、を実現させ、
    前記第6機能は、前記出荷メッセージに含まれる欠品数量が0であるか否かを判別し、前記欠品数量が0でないと判別された場合、前記出荷メッセージに含まれる出荷数量及び納品日を少なくとも含む前記納品情報と、前記欠品数量及び発注日を少なくとも含む欠品情報とをそれぞれ生成し、予め設定された小売店のメールアドレス宛に、前記納品情報及び前記欠品情報を送信することを特徴とするプログラム。
  5. 小売店側が導入しているEOSシステムと、卸売業側が導入している流通BMS基盤EDIシステムとを仲介し、小売店からのEOS基盤発注データを流通BMS基盤発注データに変換して卸売業に提供する流通BMS連携機能を提供するコンピュータに、
    小売店のEOSシステムから送信されるEOS基盤発注データを受信する第1機能と、
    前記EOS基盤発注データを用いて、流通BMS基盤発注データを生成し、卸売業の流通BMS基盤EDIシステムに送信する第2機能と、
    前記流通BMS基盤発注データを受信した流通BMS基盤EDIシステムから送信される出荷メッセージを受信する第3機能と、
    前記出荷メッセージに含まれる欠品情報に基づいて、予め設定された振替先の他の卸売業向けのスライド発注用流通BMS基盤発注データを生成し、当該他の卸売業の流通BMS基盤EDIシステムに送信する第4機能と、
    小売店毎に、スライド発注を行うための異なる別の卸売業が登録されるスライド発注マスタ情報の登録制御を行う第7機能と、を実現させ、
    前記スライド発注マスタ情報に登録される複数の各卸売業は、スライド発注を行う優先順位として振替順位が関連付けられており、
    前記第4機能は、前記出荷メッセージに基づいて欠品数量が1以上であるか否かを判別し、欠品数量が1以上であると判別された場合に、前記スライド発注マスタ情報を参照して振替順位の高い順にスライド発注先として異なる他の卸売業を選択し、発注数量として前記出荷メッセージの欠品数量を設定した前記スライド発注用流通BMS基盤発注データを生成することを特徴とするプログラム。
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