JP7368889B2 - 紙葉類搬送装置 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技機と遊技媒体貸し機が配列された遊技機島の内側に沿って延設された搬送路を、遊技媒体貸し機から延設された固定部材で支持する紙葉類搬送装置に関する。
紙幣の投入を受けて遊技者に遊技媒体(メダルなど)を貸し出す遊技媒体貸し機とスロットマシンなどの遊技機とを一組にしたものを複数組併設収容した遊技機島の内部には、各遊技媒体貸し機に投入された紙幣を遊技機島の端部に設けた金庫まで搬送する搬送装置が遊技機島の長手方向に沿って設けてある。該搬送路の途中には、遊技媒体貸し機から排出された紙幣を搬送路内に取り込むための取込装置が遊技媒体貸し機毎に設けられる。
近年、遊技場における遊技機の多様な設置形態に対応するために、遊技機および遊技媒体貸し機を円弧状等に並べた遊技機島(円島とする)などが考案されている。このような円島において紙幣等を金庫まで搬送するには、搬送路を円島の内側に沿って円弧状に形成する必要が生じる。
搬送路全体を、円島の半径に対応した曲率で湾曲した搬送路にすると、遊技場毎に設置すべき円島の半径が様々なので、異なる曲率で湾曲した多種類の搬送路を用意しなければならない。しかし、異なる曲率で湾曲した多様な搬送路を用意すると、部品共通化のメリットがなくなってコスト高に繋がる。特に、空気漏れのない筒状の搬送管の内部に送風機で空気流を発生させ、該空気流の作用で紙葉類を搬送する空気搬送方式の場合、異なる曲率で湾曲した空気漏れのない多様な搬送管を用意することは難しい。一方、搬送路を任意の角度に曲げることが可能なように蛇腹状等にすると紙幣詰まりを起こし易くなるので、この方式は空気搬送では採用できない。また、遊技媒体貸し機から排出された紙幣を搬送管の中に取り込む取込装置を湾曲した搬送管に設けることも難しい。
そのため、直線部と弧状に湾曲した湾曲部とを繋ぎ合わせることで全体として円島の内側に沿った円弧状の搬送路を形成すると共に、取込装置を直線部に設けることが現実的となる。たとえば、下記特許文献1には、直線搬送装置と曲線搬送装置とを接続して遊技島の曲線形態と成すようにした紙片搬送装置が開示されている。
特開2004-81249号公報
遊技媒体貸し機の背面の排出口から排出された紙幣を取込装置が円滑に受け入れるためには、取込装置の取り込み口と遊技媒体貸し機の排出口とが真正面で向き合うことが望ましい。
円島の内側に沿った搬送路200を直線部202と湾曲部204を繋ぎ合わせて形成する場合、図27に示すように、遊技機210と遊技媒体貸し機212の設置基準となる曲線R1に対して、搬送路200は角の丸い多角形のような形状になる。この多角形の直線部202に設けられる取込装置214の取り込み口が、丁度、遊技媒体貸し機212の排出口の正面の位置になり、かつ該取り込み口の向きが遊技媒体貸し機212の排出口に真っ直ぐに向くように設置することは極めて難しい。そのため、施工現場では、取込装置214の取り込み口と遊技媒体貸し機212の排出口とが真正面で向き合う位置から外れてある程度の角度が付いてしまう。
しかし、取込装置214や搬送路200を島構造に取り付けるための金具は、取込装置214の取り込み口と遊技媒体貸し機212の排出口とが真正面で向き合うことを前提にこれらを固定する構造なので、この金具で取込装置214や搬送路200を島構造に取り付けることができなかったり、無理に取り付けた場合には搬送路200の他の部分に無理がかかって歪みが出てしまったりする。
一方、取込装置214の取り込み口の真正面に位置するように遊技媒体貸し機212の位置をずらして調整すると、図28に示すように、遊技機210と遊技媒体貸し機212の間に隙間Sができてしまい、見栄えがよくない。
特許文献1には、取り込み口自体の角度を変更可能な取込装置が開示されるが、取込装置の構造が複雑になってしまう。
本発明は、上記の問題を解決しようとするものであり、遊技媒体貸し機の背面に設けられた紙葉類排出口と遊技機島の内側に沿って延設された搬送路に設けられた紙葉類の取込口とに位置ズレがあっても、これに対応できるように搬送路を遊技媒体貸し機から延設された固定部材で支持することのできる紙葉類搬送装置を提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
[1]遊技機と遊技媒体貸し機が配列された遊技機島の内側に沿って延設され、前記遊技媒体貸し機の紙葉類排出口から排出された紙葉類を取込口から取り込んで所定の場所に搬送する搬送路と、
前記搬送路を支持する固定部材と、
を備え、
前記固定部材は、一端側が前記遊技媒体貸し機に固定されて前記遊技媒体貸し機の背面が臨む方向に延びた長さ調整可能な固定腕と、この固定腕の他端側に取り付けられると共に該固定腕に対する取り付け角度を、
前記遊技機と前記遊技媒体貸し機の配列方向と前記紙葉類の排出方向とを含む平面内において調整可能な支持部とを有し、該支持部で前記搬送路を支持する
ことを特徴とする紙葉類搬送装置。
円島に設けられた本発明の実施の形態に係る紙葉類搬送装置の概略構成を示す平面図である。 円島に設けられた本発明の実施の形態に係る紙葉類搬送装置を示す斜視図である。 紙葉類搬送装置のうち、島端の金庫の内部に設けられた部分の構成を示す図である。 搬送管内の紙幣を、該紙幣の後端側から搬送補助体が押し動かす状態を示す説明図である。 直線部分における搬送管を示す斜視図である。 直線部分における搬送管の断面図である。 搬送補助体の平面および正面を示す図である。 搬送管内に搬送補助体を挿入した状態の搬送補助体の中心軸を通る断面図である。 ターン部を示す断面図である。 ターン部を示す斜視図である。 搬送管の一部の区間を示す斜視図である。 図11に示す区間の搬送管を分解して示す分解斜視図である。 図11に対応する区間の搬送管を示す正面図である。 図11に対応する区間の搬送管を示す平面図である。 紙幣取込装置の内部構造を示す断面図である。 第2取り付け金具を示す斜視図である。 第2取り付け金具を示す左側面図である。 第2取り付け金具を示す正面図である。 第2取り付け金具を示す右側面図である。 第2取り付け金具を示す平面図である。 第2取り付け金具を示す底面図である。 第2取り付け金具を示す背面図である。 遊技媒体貸し機およびその背面に第2取り付け金具によって支持された搬送管を示す斜視図である図23参照)。 第1取り付け金具および第2取り付け金具によって取り付けられた搬送路の一区間を示す斜視図である。 遊技媒体貸し機の背面に第2取り付け金具によって支持された搬送管を下方から見た様子の一例を示す図である。 遊技媒体貸し機の背面に第2取り付け金具によって支持された搬送管を下方から見た様子の他の例を示す図である。 直線部と湾曲部を繋ぎ合わせて搬送路が形成された円島の一例を示す図である。 遊技媒体貸し機と遊技機の間に隙間ができた状態を示す図である。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る円島に組み込まれた紙葉類搬送装置10の概略構成を示す平面図、図2は、円島に組み込まれた紙葉類搬送装置10の斜視図である。本実施の形態では、紙葉類搬送装置10は、紙幣の投入を受けて遊技者に遊技媒体(メダル)を貸し出す遊技媒体貸し機3とスロットマシンなどの遊技機4とを一組にしたものを、正面を外向きにして円弧状に複数組配設した円島(遊技機島2)の内部に設けられ、各遊技媒体貸し機3の背面から排出された紙幣を取り込んで遊技機島2の端部に設けられた金庫5まで搬送する紙幣搬送装置として構成されている。なお、図2では遊技機4は図示省略してある。また、図3は、金庫5の内部構成を示している。
紙葉類搬送装置10は、紙幣6(紙葉類)の搬送路となる搬送管12と、搬送管12内にその延設方向に流れる空気流を発生させる空気流発生装置(ブロア)14(図3参照)を備えている。搬送管12は、遊技機島2(円弧状に配列された遊技媒体貸し機3および遊技機4)の内側に沿って円弧状に延設されている。紙葉類搬送装置10では、空気流を受けて搬送管12内を移動可能な搬送補助体16を、搬送対象の紙幣6より上流側で搬送管12内へ挿入し、該搬送補助体16で搬送管12内の紙幣6を後方から押し動かして下流へ搬送するようになっている。
本実施の形態に係る遊技機島2では、図3に示すように、金庫5の内部に、空気流発生装置14と、紙幣分離・搬送補助体循環装置20が設けてある。紙幣分離・搬送補助体循環装置20は、搬送補助体16を搬送管12内に送り出す搬送補助体挿入装置21の機能と、紙幣6とこれを後方から押し動かして搬送してきた搬送補助体16とを分離してそれぞれを回収する分離回収装置22の機能を備えると共に、回収した搬送補助体16を搬送補助体挿入装置21へ戻して循環させる機能を果たす。分離回収装置22で回収した紙幣6は金庫5内の紙幣収納部(図示省略)に収容される。
空気流発生装置14の空気吹き出し側(空気吹出通路14a)は搬送補助体挿入装置21の空気流入口側に接続され、搬送補助体挿入装置21の空気流出口側に、搬送管12の始端が接続されている。搬送管12は、搬送補助体挿入装置21の空気流出口側から遊技機島2の他方の端部まで円弧状に延設された往路12aと、該他方の端部でU字状に折り返すターン部12b(図2参照)と、ターン部12bで折り返した後、往路12aの上方を該往路12aに沿って金庫5まで戻るように延設された復路12cで構成される。復路12cの終端は、分離回収装置22の空気流入口側に接続され(図3参照)、分離回収装置22の空気流出口側に空気流発生装置14の空気吸い込み側(空気吸込通路14b)が接続されている。
空気流発生装置14はモータでファンを回転させることによって空気流を発生させる。空気流発生装置14が発生させた空気流は、空気吹出通路14aから搬送補助体挿入装置21を通じて搬送管12の始端に流れ込み、往路12a、ターン部12b、復路12cを経た後、分離回収装置22、空気吸込通路14bを通じて空気流発生装置14の吸い込み側へ引き込まれるように流れる。
搬送管12の往路12aおよび復路12cはそれぞれ、直線状の直管部と、曲線状の湾曲管部を繋ぎ合わせることで、全体として遊技機島2の内側に沿う円弧状にされている。復路12cを構成する直管部には、各遊技媒体貸し機3に対応する位置に、遊技媒体貸し機3の背面から排出された紙幣6を搬送管12(復路12cの直管部)内に取り込む紙幣取込装置24が設けてある。紙幣取込装置24は復路12cの直管部の一部を成す通路部51(図15参照)を備えており、該通路部51の中に紙幣6を取り込む。
紙幣取込装置24から搬送管12の復路12c内に取り込まれた紙幣6は、その紙面が搬送管12の延設方向に沿う姿勢で取り込み完了位置に滞在する。この搬送管12(紙幣取込装置24の通路部)内に取り込まれて滞在している紙幣6を金庫5まで搬送して回収するために搬送補助体16が搬送補助体挿入装置21によって搬送管12内へ送り込まれる。搬送補助体挿入装置21から搬送管12内へ送り込まれた搬送補助体16は、空気流発生装置14が発生させた空気流の作用を受けて往路12a内をターン部12bに向けて移動し、ターン部12bでUターンした後、復路12c内を終端部に向けてさらに移動する。このとき、図4に示すように、搬送管12内の紙幣6を、該紙幣6の後端側から搬送補助体16が押し動かすことで、搬送管12の終端部へ向けて(図中の搬送方向Fへ)紙幣6が搬送される。
紙葉類搬送装置10の紙幣分離・搬送補助体循環装置20、紙幣取込装置24等は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などを主要部とする図示省略の制御部に制御されて動作する。本例では、空気流発生装置14は常時作動させておき、制御部は、紙幣取込装置24に設けたセンサが遊技媒体貸し機3の背面から排出された紙幣6を検知すると紙幣取込装置24を作動させて該紙幣6を搬送管12内に取り込む。そして、この取り込み動作が完了したら搬送補助体挿入装置21から搬送補助体16を搬送管12内へ送り込む。すると、この搬送補助体16が空気流の作用を受けて搬送管12内を、往路12aからターン部12b、復路12cへと移動し、復路12cにおいて、その途中に滞在している紙幣6を後方から押し動かして搬送する。分離回収装置22は搬送補助体16の到来を検知すると紙幣6と搬送補助体16とを分離してそれぞれを回収し、その回収した搬送補助体16は次回の送出に備えて搬送補助体挿入装置21へ案内し、回収した紙幣6は金庫5内の紙幣収納部へ搬送する、というように動作を制御する。
なお、空気流発生装置14を必要時(たとえば、紙幣取込装置24が遊技媒体貸し機3から排出された紙幣6を検知した時点からその紙幣を金庫5に搬送し終えるまでの間)のみ動作させるように制御してもよい。
このように、空気流の作用を受けて搬送補助体16が移動し、この搬送補助体16によって紙幣6を後端側から押し動かして搬送するので、紙幣6自体は空気流を受けて推進力を得る必要がない。したがって、空気流を受けるために紙幣6を折り曲げる等の措置を施すことなく、紙幣6を空気流によって搬送することができる。また、搬送補助体16は紙幣6に比べて効率よく空気流から推進力を得ることができるので、効率よく紙幣を搬送することができる。
次に、搬送管12および搬送補助体16の形状について詳細に説明する。
図5は、直管部の一部を成す搬送管12の斜視図を、図6は、同部分の搬送管12の延設方向F(=紙幣の搬送方向F=空気流の流れる方向)に垂直な断面形状を示す断面図である。搬送管12は、厚さ1.5ミリほどの樹脂で形成されている。搬送管12は、たとえば、押し出し成型によって形成される。なお搬送管12の内側形状は、湾曲管部においても同様である。
搬送管12の直線部分の延設方向Fに垂直な断面の断面形状は、縦長の長方形の左右の側壁の中央部分が外側へ矩形に拡張した形状を成している。詳細には、搬送管12は、上下の壁部31と、左右の側壁部32と、左右の側壁部32の上下方向の中央部分において外側へ矩形に張り出した拡張部33とを備えている。なお、搬送管12の延設方向(搬送方向F)に垂直な略長方形の断面における短辺方向をX方向(もしくは幅方向、左右方向)、長辺方向をY方向(もしくは高さ方向、上下方向)とする。X方向、Y方向それぞれにおいて搬送管12の中心に向かう方向を内側、中心から内壁へ向かう方向を外側と呼ぶものとする。
拡張部33は、搬送管12の内側方向へ立設された分離壁34によって上下2つに区切られている。分離壁34は拡張部33の内壁にT字型の部材を貼り付けて形成されている。
側壁部32には、搬送管の内側方向へ突起した複数本のリブ35が搬送方向に沿って延設形成されている。本例では、側壁部32と拡張部33の境界部に搬送管の内側へ突出するリブ35が搬送方向に沿って形成されている。分離壁34はリブ35と同じ高さになっており、分離壁34の頂部はリブとしての作用を果たす。
側壁部32は、搬送される紙幣6の紙面に対向する一対の内壁となっている。紙幣6は長方形をなしており、搬送管12内を、長辺が搬送方向Fとなる向きで搬送される。言い換えると、紙面が搬送管12の側壁部32に対向しかつ紙幣6の一方の短辺が搬送方向の先端側となり他方の短辺が後端側となる向きで搬送される。
搬送管12の上下の壁部31の間隔Dyは紙幣6の短辺より僅かに長くされている。また、左右の側壁部32(リブ35や拡張部33、分離壁34が形成されていない部分(基準平面部とする))の間隔Dxは21ミリほどに設定されている。左右の側壁部32に設けられた拡張部33はそれぞれ側壁部32(基準平面部)よりも外側へ6ミリほど拡張している。リブ35および分離壁34の頂は、側壁部32(基準平面部)から内側へ約2ミリの高さになっている。リブ35の高さは適宜に設定すればよい。
図7は、搬送補助体16の平面および正面を示している。搬送補助体16は、各部で径が異なる断面円形(軸に垂直な断面が円形)の柱状を成している。搬送補助体16は、円柱の中心軸が搬送管12のY方向(高さ方向)となるように搬送管12内に挿入されて使用される。搬送補助体16は、上下対象な形状であり、上から順に、頭部16a、頭部よりやや径の小さい首部16b、頭部16aより径が大きい大径部16c、首部16bと同径であって上下の中央に位置する括れ部16d、大径部16c、首部16b、頭部16aを有して構成される。搬送補助体16は、軽量、丈夫であり、たとえば、プラスティックなどにより内部が空洞に形成される。なお、軽量、丈夫であれば、発泡スチロールや押出発泡ポリスチレンなどにより形成されてもよい。
図8は、搬送管12内に搬送補助体16を挿入した状態における、延設方向Fに垂直であって搬送補助体16の中心軸を通る断面を示している。搬送補助体16の各部の径は、搬送管12の内縁形状に対応している。すなわち、搬送補助体16の中心軸を通る断面形状は、延設方向Fと垂直な断面における搬送管12の内縁形状に対応した形状となっており、搬送管12の内側を、内壁との間に所定のクリアランスをあけてほぼ塞ぐ形状になっている。
このように、搬送補助体16は、搬送管12の内縁形状に対応する形状(若干のクリアランスをもってほぼ同一の形状)をなして搬送管12の断面のほぼ全体を塞ぐので、空気流の作用を効率よく受けて移動することができる。さらに搬送補助体16は上流からの空気流が搬送補助体16の下流側へ至るのを防ぎ、下流側での空気流の乱れを抑制する役割を果たす。
紙幣6は、搬送管12内の空気流から作用を受けると側壁部32に張り付く傾向にある。すなわち、紙幣6の一方の紙面とこれに対向する側壁部32との間隔と、他方の紙面とこれに対向する側壁部32との間隔とが均等になることはほとんどなく、いずれかの間隔が他方より狭くなると、空気流の流速は狭い間隔側で広い間隔側より速くなるため、狭い間隔側の気圧が広い間隔側の気圧より低くなり、この気圧差によって紙幣6が狭い間隔側の側壁部32へ吸着・押圧される。そうなると、狭い間隔側の間隔がさらに狭くなり、紙幣6が側壁部32へ張り付き吸着する現象が生じる。
紙幣6が強く側壁部32に張り付くと、搬送補助体16で紙幣6を押し動かして搬送することが難しくなるが、上記のように搬送補助体16はその下流側への空気の流れを遮る(少なくする)作用を果たすので、紙幣6が張り付き吸着する力は小さくなり、円滑な搬送が実現される。
搬送補助体16が有する2つの大径部16cは、搬送管12の分離壁34に区切られた2つの拡張部33のそれぞれに係合する。本例では、拡張部33を分離壁34によって2つに区切ると共に、これらの拡張部33を搬送管12のY方向の中央寄りに設けてあるので、搬送補助体16を安定した姿勢に維持して移動させることができる。また、搬送補助体16の姿勢が安定するので、紙幣6の後端に搬送補助体16の大径部16cが適切に当接して安定した搬送力を与えることができる。また、搬送管12と搬送補助体16との間に紙幣6が巻き込まれ難くなる。
また、搬送補助体16は、大径部16cを設けることで、空気流の作用を受ける部分の面積が拡大し、移動するための力を効率よく受けることができる。また、大径部16cを設けて空気流の作用を効率的に受けるので、その分、頭部16aの径を小さくすることができる。頭部の径を小さくすることで、搬送管12内の対向する一対の側壁部32の間隔(幅(Dx))を狭くすることができ、紙幣6の倒れを防ぐことができる。
さらに、側壁部32に設けた複数本のリブ35の存在により、紙幣6が側壁部32にぴったりと張り付くことが防止される。すなわち、紙幣6と側壁部32との接触面積が少なくなって摩擦が軽減され、静電気の発生等を抑えることができる。また、紙幣6が側壁部32に張り付いた場合でも、その紙幣6はリブ35の先端部分で支持されるため、リブ35の周辺では側壁部32と紙幣6との間に隙間が確保され、張り付き力が小さく抑えられる。また分離壁34によって紙幣6が支えられるので、紙幣6が拡張部33の窪みに落ち込むことが防止される。
また、側壁部32から内側に突出する複数のリブ35や分離壁34の頂部は、搬送管12の幅方向(X方向)における実質的な紙幣6の通路幅Wを、基準平面部間距離Dxより狭くする役割を果たす。これにより、紙幣6が搬送管12内で横倒れし難くなり、紙幣6の姿勢がY方向に沿うように保持される。特に、リブ35を複数設けることで、紙幣6の倒れを適切に防ぐと共に、紙幣6の側壁部32への張り付きも効果的に防止される。なお、リブ35を設けた分だけDxを大きくすることができ、これによって搬送管12の断面積を大きくして搬送補助体16が空気流の作用を受けやすくなっている。
本実施の形態に係る搬送補助体16の場合、大径部16cの径が最も大きいので、図4に示すように、この大径部16cが紙幣6の後端に当接して押し動かすようになる。
図9はターン部12bの断面図であり、図10はターン部12bの斜視図である。ターン部12bは、搬送管12を、Y方向を半径方向として90度の円弧を描くように延設された円弧部13bと、直線部13cと、90度の円弧状の円弧部13bとを繋げた形状を有し、搬送補助体16の進路を180度変更する。ターン部12bにおいてもリブ35や拡張部33は形成されるが、搬送補助体16が円弧部13bに沿って円弧状に移動する際に引っかかることがないように、分離壁34は設けないと共に、搬送補助体16がターン部12b内を通る際の軌跡と重なる部分においてはリブ35や拡張部33を逃がすように(直線部分よりクリアランスを大きく)してある。これにより、ターン部12bの円弧部13bでの回転半径を小さくすることができる。なお、直線部13cの長さは、搬送補助体分離装置22や紙幣取込装置24の大きさなどにより往路12aと復路12cとの間に必要とされる距離に応じて適宜に定めればよい。なお、ターン部12bの拡張部33には、搬送補助体16の大径部16cに対応させて2本のリブ13aを設けてあり、搬送補助体16をX方向の中央寄りに位置規制する。
次に、搬送管12の連結および固定について説明する。
図11は搬送管12の一部の区間を示す斜視図であり、図12は図11に対応する区間の搬送管12を分解して示す分解斜視図であり、図13は図11に対応する区間の搬送管12を示す正面図であり、図14は図11に対応する区間の搬送管12を示す平面図である。
図12に示すように、搬送管12の往路12aにおける直管部40は、所定長の直線状搬送管41と、該直線状搬送管41の下流端が接続される上流接続アダプタ42で構成される。湾曲管部45は、所定の曲率で湾曲した円弧状の部分とその両端に形成された短い直線状の搬送管接続口で構成される。湾曲管部45の一方の搬送管接続口(下流側の接続口)には直線状搬送管41が接続され、他方の搬送管接続口45a(上流側の接続口)には上流接続アダプタ42が接続される。
復路12cにおける直管部46は、紙幣取込装置24の通路部51(図15参照)と、該通路部51の一端(上流側)に接続される上流接続アダプタ42と、上流接続アダプタ42の上流側に接続される直線状搬送管41と、通路部51の他端(下流側)に接続される直線状搬送管41と、該直線状搬送管41の下流に接続される上流接続アダプタ42とから構成される。該直管部46の上流側、下流側にはそれぞれ、搬送管接続口45aを上流側に向けた湾曲管部45が接続される。
搬送管12の直管部40、46は、剛性を備えた金属製、直線状のフレーム部材60に支持される。フレーム部材60は、並置された遊技機4と遊技媒体貸し機3の合計幅よりやや短い長さを備える。フレーム部材60は湾曲管部45に対応する部分にはなく、この部分で途切れている。
フレーム部材60の一端は、遊技機4や遊技機島2の構造体等に一端が固定された第1取り付け金具70の他端に支持される。フレーム部材60の他端は、遊技媒体貸し機3の背面に一端が固定された第2取り付け金具80の他端に支持される。
フレーム部材60は、幅方向の両側に溝を有する細長い平板状を成しており、フレーム部材60の上面には、フレーム部材60に係合し、フレーム部材60の長手方向に沿って自在にスライド移動可能な台座部62が取り付けられる。台座部62は、下部の爪がフレーム部材60の裏面側に引っ掛かるようにしてフレーム部材60に取り付けられる。この引っ掛かりにより、台座部62がフレーム部材60から容易に外れることはない。
台座部62の上面には、紙幣取込装置24の下部が嵌め込まれる。台座部62は紙幣取込装置24を下方から支持する。紙幣取込装置24は、紙幣6の取り込み口54が、丁度、遊技媒体貸し機3の背面に設けられた紙幣6の排出口と対向する位置になるように取り付けられる。
第2取り付け金具80は、一端側が遊技媒体貸し機3に固定されて遊技媒体貸し機3の背面が臨む方向に延びた固定腕81と、この固定腕81の他端側に取り付けられると共に該固定腕81に対する取り付け角度を、遊技媒体貸し機3の背面の排出口から紙幣取込装置24の取り込み口54へ向かう紙幣6の紙面に垂直であって排出口から取り込み口54へ向かう方向を含む面内において所定の角度範囲で調整可能な支持部82とを有する。第2取り付け金具80の固定腕81は、遊技媒体貸し機3の背面に設けられた紙幣6の排出口と紙幣取込装置24の取り込み口54とを結ぶようになる。
フレーム部材60の第1取り付け金具70に支持された側の端部の近傍には、フック部材64が取り付けられる。フック部材64は、フレーム部材60に引っ掛けて吊り下げられる。フック部材64は、下方に延びた後、下端が上向きコの字状に折り曲げられた吊り下げ腕部64aを備えている。搬送管12の往路12aはフック部材64の吊り下げ腕部64aに抱え込まれるようにして保持される。すなわち、搬送管12の往路12aは、フレーム部材60にフック部材64を介して吊り下げられるように保持される。
フレーム部材60の第2取り付け金具80に支持された側の端部には、湾曲管部保持金具90が取り付けられる。湾曲管部保持金具90は、フレーム部材60の端部に一端が差し込まれてフレーム部材60に固定されるベース板91(図12参照)と、ベース板91の他端側に取り付けられて下方に延設された往路湾曲管吊り下げ部材92と、ベース板91の他端側に取り付けられて上方に延びる復路湾曲管保持部材93とから構成される。
往路湾曲管吊り下げ部材92は、往路12a側の湾曲管部45を、フック部材64と同様に抱え込むようにして保持する。復路湾曲管保持部材93は、復路12c側の湾曲管部45の下部を挟み込むように保持すると共に、上方に延びて上端が下向きコの字状に折り曲げられた腕の該下向きコの字状の部分で復路12cの湾曲管部45の上部を挟み込むように保持する。湾曲管部45は、上流接続アダプタ42と接続される側の搬送管接続口45aの部分が他の部分(湾曲部分)より外形が大きくなっており、湾曲部分のうち上流側の搬送管接続口45aの直ぐ下流の箇所が復路湾曲管保持部材93で保持される。
湾曲管部保持金具90の復路湾曲管保持部材93は、湾曲管部45が上流接続アダプタ42から抜け落ちることを防止する。紙葉類搬送装置10では、上流から下流へ移動する搬送補助体16が湾曲管部45の湾曲箇所に衝突して湾曲管部45を下流に移動させる力が作用することがある。この力が作用して湾曲管部45を下流に移動しようとしても、搬送管接続口45aの部分がそのすぐ下流の部分を保持する復路湾曲管保持部材93に当接し、復路湾曲管保持部材93はベース板91を介してフレーム部材60にしっかりと固定されているので、湾曲管部45が下流へ移動することはない。これにより、湾曲管部45が上流接続アダプタ42から抜け落ちることが防止される。
搬送管12の復路12cは、第1取り付け金具70および第2取り付け金具80によってフレーム部材60が遊技機島2に固定され、該フレーム部材60に台座部62を介して紙幣取込装置24が取り付けられ、紙幣取込装置24にその前後の搬送管が取り付けられて支持される。搬送管12の往路12aは、フック部材64および湾曲管部保持金具90の往路湾曲管吊り下げ部材92を介してフレーム部材60に吊り下げられるようにして支持される。
次に、紙幣取込装置24の構造を簡単に説明しておく。
図15は、紙幣取込装置24の内部構造を示す断面図である。紙幣取込装置24は、搬送路12の一部となる筒状の通路部51と、通路部51に沿って設けられた矩形箱状の本体枠部52を有する。
通路部51の一端部は、上流側の搬送管12が、上流接続アダプタ42を介して接続される上流側搬送管接続部51aになっており、他端部は下流側の搬送管12(図12では直線状搬送管41)が接続される下流側搬送管接続部51bになっている。図中の矢印Fは搬送管12内での紙幣6の搬送方向(空気流の方向)を示している。
上流側搬送管接続部51aと下流側搬送管接続部51bの間は、搬送管12の内縁形状に対応した内縁形状を有する紙幣通路51cになっている。紙幣通路51cの本体枠部52側の壁面には、紙幣6を紙幣通路51c内に取り込むための開口部53が設けてある。
紙幣取込装置24の本体枠部52の正面の一方の端部には、遊技媒体貸し機3の背面に設けられた排出口から繰り出された紙幣6を受け入れる取り込み口54が開口している。遊技媒体貸し機3は、横長かつ紙面を立てた姿勢の紙幣6を、一方の短辺を先頭に長辺の向きに排出する。取り込み口54は、紙幣6の短辺よりやや長い細い長方形の開口であって、紙幣6をその短辺から受け入れる。取り込み口54と通路部51の開口部53との間には、次に開口部53から紙幣通路51c内へ送り出す紙幣6を待機させる通路としての待機部55が形成されている。待機部55はS字状に湾曲した幅狭(紙幣6の厚み方向に狭い)の通路(湾曲通路)となっており、該湾曲通路内に1枚の紙幣6を待機させることができるようになっている。
待機部55に設けられた各種の搬送ローラ56は、取り込み口54から取り込んだ紙幣6を、待機部55を通じて開口部53から紙幣通路51c内へ送り出す。
紙幣取込装置24の取り込み口54は、紙幣取込装置24の正面が向く方向と同じ方向を臨むように開口している。紙幣取込装置24においては、取り込み口54の真正面から紙幣6が真っ直ぐに取り込み口54に進入することが最も望ましい。遊技媒体貸し機3の背面に設けられた排出口からは、該排出口が臨む方向に紙幣6が排出される。したがって、遊技媒体貸し機3の背面の排出口から排出された紙幣6を取り込み口54から円滑に受け入れるためには、紙幣取込装置24の取り込み口54と遊技媒体貸し機3の排出口とが真正面で向き合う状態に設置されることが望ましい。
しかしながら、円弧状の遊技機島2に対応させるために、図11、図12等に示すように、直管部40、46と湾曲管部45を繋ぎ合わせて搬送管12を構成するので、遊技機島2が成す円弧に対して、搬送管12は角の丸い多角形のような形状になってしまう。また、遊技場毎に円形の遊技機島2の半径が様々になるのに対応して曲率半径の異なる様々な湾曲管部45を用意することは、部品の共通化を阻害するので難しい。そのため、現場で、搬送管12を遊技機島2の内側に沿って組み立てる際に、紙幣取込装置24の取り込み口54と遊技媒体貸し機3の背面の排出口の位置を合わせることが出来たとしても、取り込み口54と遊技媒体貸し機3の排出口が真っ直ぐ向き合うように、角度まで合わせ込むことは難しい。
一方、紙幣取込装置24の取り込み口54に紙幣6が進入する角度には、真正面からの進入に対して、ある程度の許容範囲がある。そこで、本実施の形態に係る紙葉類搬送装置10では、遊技媒体貸し機3の背面に設けられた排出口が臨む向きに対して、紙幣取込装置24の取り込み口54がある程度角度の外れた向きであっても対応できるように、第2取り付け金具80は固定腕81に対して支持部82の角度を調整可能になっている。
図16は、第2取り付け金具80の斜視図、図17は第2取り付け金具80の左側面図、図18は第2取り付け金具80の正面図、図19は第2取り付け金具80の右側面図、図20は第2取り付け金具80の平面図、図21は第2取り付け金具80の底面図、図22は第2取り付け金具80の背面図である。
第2取り付け金具80は、一端が遊技媒体貸し機3に固定され、他端が該遊技媒体貸し機3の背面が臨む方向に延びた固定腕81と、この固定腕81の他端側に取り付けられると共に該固定腕81に対する取り付け角度を、遊技媒体貸し機3の背面の排出口から紙幣取込装置24の取り込み口54へ向かう紙幣6の紙面に垂直であって排出口から取り込み口54へ向かう方向を含む面内において所定の角度範囲で調整可能な支持部82とを有する。
固定腕81は、第1腕83aと、第1腕83aの一端から第1腕83aと直交する方向に延びた第2腕83bと、第1腕83aの他端から第2腕83bと平行かつ同方向に延びた第3腕83cとを備えた固定腕本体部83と、第2腕83bに対して該第2腕83bの長さ方向にスライド移動可能に取り付けられて第2腕83bの先端からの進出量を調整可能なスライド部材84を有して構成される。スライド部材84は、第2腕83bにその長手方向に開設された長穴83eに通したネジで第2腕83bに取り付けられる。
固定腕本体部83の第1腕83aは、遊技媒体貸し機3の背面に開設された縦長の排出口に対応する長穴83dが開設されており、該長穴83dが遊技媒体貸し機3の背面の排出口に重なるように縦長にして遊技媒体貸し機3の背面にネジで固定される。第1腕83aを遊技媒体貸し機3の背面に取り付けたとき、第2腕83bは第1腕83aの下端から遊技媒体貸し機3の背面が臨む方向(遊技機島2の内側方向)に延びる(図23、図25参照)。
固定腕本体部83の第3腕83cの先端側には、下向きコの字状を成して紙幣取込装置24を上方から押さえ込むための保持金具85が取り付けられる。保持金具85の取り付け位置は、第3腕83cの長さ方向に所定の範囲で調整可能にされている。
支持部82は、図21に示すように、ベース板82aと、ベース板82aの一端側に開設された軸穴82bと、ベース板82aの他端側に開設された、軸穴82bを中心とする円弧状の長穴82cと、ベース板82aの裏面側に設けられ、フレーム部材60を左右から挟み込むように保持するための一対の保持腕82d(図16参照)を有する。
支持部82の保持腕82dによって保持されたフレーム部材60の長手方向(図21の矢印Aの方向)に対して、軸穴82bと長穴82cの中心とを結ぶ直線(図21の破線B)は直交する位置関係になっている。
長穴82cは、保持腕82dによって保持されたフレーム部材60よりも遊技媒体貸し機3寄りとなる位置に開設されており、軸穴82bは、該フレーム部材60を挟んで長穴82cの反対側に、フレーム部材60から少し(フレーム部材60の幅の3分の2程度)離れた位置に開設されている。
固定腕81は、第1腕83aが支持部82のベース板82aに垂直となる向きにされてスライド部材84の先端(進出側の端部)が、支持部82の軸穴82bに通されたネジ86aで支持部82のベース板82aに固定される。スライド部材84の他端側は、支持部82の長穴82cに通されたネジ86bで支持部82のベース板82aに固定される。
これにより、第2取り付け金具80は、固定腕81に対する支持部82の取り付け角度を、スライド部材84の先端(進出側の端部)がネジ86aで軸支された軸穴82bを中心に、ベース板82aと平行な面内、すなわち、遊技媒体貸し機3の背面の排出口から紙幣取込装置24の取り込み口54へ向かう紙幣6の紙面に垂直であって排出口から取り込み口54へ向かう方向を含む面内、において所定角度範囲(長穴82cの範囲)で調整することができる。
図23は、遊技媒体貸し機3およびその背面に取り付けられた第2取り付け金具80で支持された搬送管12を示す斜視図である。遊技媒体貸し機3の背面に設けられた排出口から紙幣取込装置24の取り込み口54までの間は紙幣案内通路110によって接続される。紙幣案内通路110は、複数の短い矩形筒状の通路部材111を繋ぎ合わせて構成される。繋ぎ合わせる通路部材111の数を調整することで紙幣案内通路110の長さを、遊技媒体貸し機3の背面の排出口から紙幣取込装置24の取り込み口54までの距離に近づける。また、通路部材111同志はヒンジで連結されるため、通路部材111同志を連結箇所において所定の角度範囲で曲げることができる。これにより、遊技媒体貸し機3の背面の排出口が臨む方向と、紙幣取込装置24の取り込み口54が臨む方向の角度のずれに対応した角度で紙幣案内通路110を延設することができる。
図12、図23、図24を参照して、第1取り付け金具70および第2取り付け金具80によってフレーム部材60を遊技機島2に固定する方法をより詳しく説明する。
フレーム部材60の一端は、遊技媒体貸し機3の背面に取り付けた第2取り付け金具80に支持される。第2取り付け金具80の固定腕81の第1腕83aに開設された長穴83dが遊技媒体貸し機3の背面にある紙幣6の排出口に重なるようにして第1腕83aを遊技媒体貸し機3の背面に取り付ける。固定腕81の第2腕83bに対するスライド部材84の進出量は、第2取り付け金具80の支持部82の下面の保持腕82dでフレーム部材60を丁度保持できる位置に調整される。また、設置時のフレーム部材60の長手方向の向きと遊技媒体貸し機3の背面が臨む方向とが成す角度に応じて第2取り付け金具80の固定腕81に対する支持部82の取り付け角度を調整する。
フレーム部材60の他端は第1取り付け金具70を介して遊技機4や遊技機島2の構造体(遊技台設置板の上面)などに取り付けられる。第1取り付け金具70は、L字型の第1金具71と、同じくL字型の第2金具72を組み合わせて構成される。第1金具71はL字の一方の辺である第1辺71aは、その一端が遊技機4や遊技機島2の構造体(遊技台設置板)の上面などに固定される。第1辺71aの他端からは、第1金具71の他方の辺である第2辺71bが垂直下方に伸びている(図24参照)。
第1金具71の第2辺71bに重ねて第2金具72の一方の辺である第3辺72aが取り付けられ、第2金具72の他方の辺である第4辺72bは第2金具72の第3辺72aの下端から遊技機島2の内側に向けて伸びている。第1金具71の第2辺71bと第2金具72の第3辺72aとの重なり部分の長さを増減させることで、第1金具71の第1辺71aと第2金具72の第4辺72bの高低差を調整することができる構造になっている。第2金具72の第4辺72bの下面には、フレーム部材60を取り付けるための引掛け部73(第2取り付け金具80の支持部82の裏面に設けた保持腕82dと同じ構成)が設けてある。
フレーム部材60の他端側は、第1金具71の一端が遊技機4(遊技台設置板)の上面に固定された第1取り付け金具70の第2金具72の裏面に設けられた引掛け部73によって保持される。この際、第1取り付け金具70の向きや引掛け部73を遊技機4の背面からどれだけ離れた位置にするかは、第1取り付け金具70の第1金具71の第1辺71aを遊技機4の上面のどの位置にどのような角度(遊技機の背面が臨む方向に対してどのような角度)で取り付けるかによって調整される。また、フレーム部材60を支持すべき高さに合わせて前述した第2辺71bと第3辺72aの重なり部分の長さが調整される。
このようにしてフレーム部材60は第1取り付け金具70と第2取り付け金具80を介して遊技機島2に固定される。該フレーム部材60に対する直管部40、46等の取り付け方は図12等の説明において既に説明されているので省略する。
図25は、遊技媒体貸し機3の背面に第2取り付け金具80によって支持された搬送管12を下方から見た様子の一例を示している。同図では、搬送管12の直管部46の延設方向と遊技媒体貸し機3の背面とが平行にならず、紙幣取込装置24の取り込み口54が臨む方向と遊技媒体貸し機3の背面の排出口が臨む方向とが角度θだけずれているので、それに合わせて第2取り付け金具80の固定腕81に対する支持部82の取り付け角度を調整してある。
図26は、遊技媒体貸し機3の背面に第2取り付け金具80によって支持された搬送管12を下方から見た様子の他の例である。紙幣取込装置24の取り込み口54が臨む方向と遊技媒体貸し機3の背面の排出口が臨む方向の角度が、図25に示すものと反対側にずれた場合の取り付け状態を示している。同図では、搬送管12の直管部46の延設方向と遊技媒体貸し機3の背面とが平行にならず、紙幣取込装置24の取り込み口54が臨む方向と遊技媒体貸し機3の背面の排出口が臨む方向とが角度θだけずれているので、それに合わせて第2取り付け金具80の固定腕81に対する支持部82の取り付け角度を調整してある。
図1に示す遊技機島2では、各遊技媒体貸し機3の背面に取り付けられる第2取り付け金具80における固定腕81と支持部82の角度や、第1取り付け金具70の第1金具71を遊技機4の上面に取り付ける位置や角度は、それぞれの設置位置における搬送管12の延設方向と遊技媒体貸し機3や遊技機4の背面が臨む向きとの関係に応じて調整されている。たとえば、搬送路12と遊技媒体貸し機3の背面とがほぼ平行な設置位置121と、搬送路12と遊技媒体貸し機3の背面とが非平行な設置位置122とでは角度調整の状況が大きく異なっている。
このように、角度調整可能な第2取り付け金具80を介して遊技媒体貸し機3の背面にフレーム部材60の一端を取り付けるので、遊技媒体貸し機3の背面に対するフレーム部材60の延設方向の向き、すなわち、フレーム部材60に保持される紙幣取込装置24の取り込み口54が臨む向きと遊技媒体貸し機3の背面に設けられた紙幣6の排出口が臨む向きとが少しずれた状態でも、フレーム部材60を遊技媒体貸し機3の背面に無理なく取り付けて搬送路12の施工を進めることができる。
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成は実施の形態に示したものに限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
第2取り付け金具80の形状は、実施の形態に例示したものに限定されない。固定腕81に対して支持部82の取り付け角度を所定範囲で調整可能な構成であればよい。
実施の形態では、搬送補助体16で紙幣6等の紙葉類を後方から押し動かす空気搬送方式の紙葉類搬送装置10を示したが、搬送補助体16を用いずに、空気の流れのみで紙幣6等の紙葉類を搬送する紙葉類搬送装置であっても本発明は適用される。さらには、空気流を利用せず、ベルトやローラなど他の方法で紙葉類を搬送する紙葉類搬送装置についても本発明は適用可能である。
実施の形態で示した搬送補助体16の形状は一例であり、これに限定されない。たとえば、断面矩形・多角形などの柱形状としてもよい。また、搬送補助体16をY方向中央部に対して対象な形状にしたが、Y方向に非対称な形状にされてもかまわない。
実施の形態では紙葉類として紙幣6を例に説明したが、チケット、カードなど他の種類の紙葉類であってもかまわない。また、実施の形態では、略円形の遊技機島2の内側に設置する場合を例示したが、楕円形、波状に湾曲するなど、遊技媒体貸し機3と遊技機4が任意の曲線状に配列される遊技機島に対して本発明は適用される。なお、第1取り付け金具70は、フレーム部材60の第1取り付け金具70側の端部に湾曲した搬送管が接続される場合に使用され、第1取り付け金具70側の搬送路が湾曲していない場合は、従来から使用されている固定金具が使用できる。
実施の形態では、紙葉類を1枚のみ搬送する例を図4等に示したが、搬送管12の途中に複数枚の紙幣6が存在する状態で搬送補助体16を挿入した場合には、それら複数枚の紙幣6を一度に搬送することも可能である。たとえば、搬送管12の復路12cの途中の各紙幣取込装置24の取込完了位置にそれぞれ紙幣6が停留している状態で搬送補助体挿入装置21から搬送補助体16を送り込むと、搬送補助体16が押し動かす紙幣6の枚数が復路12cを進む途中で順に増加し、すべての紙幣6を搬送することができる。このような大きな搬送力は、搬送補助体16が搬送管12の断面をほぼ塞ぐ形状を成していること、またこれにより紙幣6の張り付き吸着が少なくなること、拡張部33の存在により空気流の作用を受ける面積が大きいことなどによって確保される。また、搬送補助体16が変形しない柱状をなしているので、羽などでは実現されない、多数枚の一括搬送を可能にしている。
実施の形態では搬送管12の断面を略長方形としたが、円形や楕円形など他の形状にされてもよい。ただし、紙葉類の張り付き防止や搬送補助体の位置や姿勢のガイドとして内壁には複数のリブを設けられる。また、搬送補助体はその内縁形状に対応した形状で断面のほぼ全体を塞ぐことが好ましい。
また遊技機島は、実施の形態で例示したスロットマシンとメダルを貸し出す遊技媒体貸し機を収容する構成に限定されず、遊技球を貸し出す遊技媒体貸し機とパチンコ機等を収容する遊技機島でもかまわない。
2…遊技機島
3…遊技媒体貸し機
4…遊技機
5…金庫
6…紙幣
10…紙葉類搬送装置
12…搬送管
12a…往路
12b…ターン部
12c…復路
13a…ターン部のリブ
13b…ターン部の円弧部
13c…ターン部の直線部
14…空気流発生装置
14a…空気吹出通路
14b…空気吸込通路
16…搬送補助体
16a…頭部
16b…首部
16c…大径部
16d…括れ部
20…紙幣分離・搬送補助体循環装置
21…搬送補助体挿入装置
22…分離回収装置
24…紙幣取込装置
31…壁部
32…側壁部
33…拡張部
34…分離壁
35…リブ
40…直管部
41…直線状搬送管
42…上流接続アダプタ
45…湾曲管部
45a…搬送管接続口
46…直管部
51…通路部
51a…上流側搬送管接続部
51b…下流側搬送管接続部
51c…紙幣通路
52…本体枠部
53…開口部
54…取り込み口
55…待機部
56…搬送ローラ
60…フレーム部材
62…台座部
64…フック部材
64a…吊り下げ腕部
70…第1取り付け金具
71…第1金具
71a…第1辺
71b…第2辺
72…第2金具
72a…第3辺
72b…第4辺
73…引掛け部
80…第2取り付け金具
81…固定腕
82…支持部
82a…ベース板
82b…軸穴
82c…長穴
82d…保持腕
83…固定腕本体部
83a…第1腕
83b…第2腕
83c…第3腕
83d…長穴
83e…長穴
84…スライド部材
85…保持金具
86a…ネジ
86b…ネジ
90…湾曲管部保持金具
91…ベース板
92…往路湾曲管吊り下げ部材
93…復路湾曲管保持部材
110…紙幣案内通路
111…通路部材
A…フレーム部材の長手方向
B…支持部のベース板の軸穴と長穴の中心とを結ぶ直線
Dx…搬送管の基準平面部間距離
Dy…搬送管のY方向の内寸
F…搬送管の延設方向
W…通路幅
X…搬送管の通路幅方向
Y…搬送管の高さ方向

Claims (3)

  1. 遊技機と遊技媒体貸し機が配列された遊技機島の内側に沿って延設され、前記遊技媒体貸し機の紙葉類排出口から排出された紙葉類を取込口から取り込んで所定の場所に搬送する搬送路と、
    前記搬送路を支持する固定部材と、
    を備え、
    前記固定部材は、一端側が前記遊技媒体貸し機に固定されて前記遊技媒体貸し機の背面が臨む方向に延びた長さ調整可能な固定腕と、この固定腕の他端側に取り付けられると共に該固定腕に対する取り付け角度を、前記遊技機と前記遊技媒体貸し機の配列方向と前記紙葉類の排出方向とを含む平面内において調整可能な支持部とを有し、該支持部で前記搬送路を支持する
    ことを特徴とする紙葉類搬送装置。
  2. 前記紙葉類排出口から排出された紙葉類を前記取込口へ案内する紙葉類案内通路を備え、
    前記紙葉類案内通路は、複数の短通路を通路長方向に連結して構成されると共に、前記平面内における隣り合う前記短通路の連結角度が所定の角度範囲内で変更可能であって、前記紙葉類排出口から前記取込口までの距離に応じて前記短通路の連結数が調整される
    ことを特徴とする請求項1に記載の紙葉類搬送装置。
  3. 前記支持部は、前記固定腕の前記他端側に軸支されると共に該軸より前記固定腕の前記一端側へ延設され、かつ前記軸を中心とする円弧状の長孔を前記軸より前記固定腕の前記一端側に有して前記長孔に通されたネジで前記固定腕に固定され、前記軸と前記長孔との間の箇所で前記搬送路を支持する
    ことを特徴とする請求項1に記載の紙葉類搬送装置。
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