JP6211159B2 - 紙葉類搬送装置 - Google Patents

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Description

本発明は、搬送管内に発生させた空気流の作用で紙幣等の紙葉類を搬送する紙葉類搬送装置に関する。
紙幣の投入を受けて遊技者に遊技球(パチンコ球など)を貸し出す遊技球貸機とパチンコ機などの遊技機とを一組にしたものを複数組併設収容した遊技機島の内部には、各遊技球貸機に投入された紙幣を遊技機島の端部に設けた金庫まで搬送する搬送装置が遊技機島の長手方向に沿って設けてある。
紙幣など紙葉類の搬送装置には、ベルト式のほか、筒状の搬送管の内部に送風機で空気流を発生させ、該空気流の作用で紙葉類を搬送する搬送装置がある(たとえば、特許文献1参照。)。また、搬送管内に発生させた空気流を受けて移動する円筒状の搬送補助体を搬送管内に送り込み、この搬送補助体によって紙葉類を後方から押し動かすことで紙葉類を搬送する搬送装置がある(たとえば、特許文献2参照)。
特許第4130697号 特開2012−82062号公報
空気流を発生させて紙幣等を搬送する場合、送風機を搬送路の始端部に設け、該送風機によって搬送路の始端から終端に向けて空気流を発生させる。しかし、搬送路が長い場合やカーブしている場合には、始端に設けた送風機だけでは強い空気流を終端まで届かすことは難しい。
本発明は、上記の問題を解決しようとするものであり、紙葉類を搬送するために搬送管内に発生させた空気流を搬送経路の途中で効率的に増強することのできる紙葉類搬送装置を提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
]紙葉類を搬送するための筒状の搬送管と、
前記搬送管の始端側に設けられ、前記搬送管内に、該搬送管の終端側へ向かう空気流を発生させる空気流発生装置と、
前記搬送管の途中に、搬送対象の紙葉類を挿入する紙葉類挿入装置と、
前記搬送管の途中に設けられた空気の合流部から前記搬送管内へ該搬送管の終端側へ向かう空気流を送り込む送風ブロアと、
前記搬送管の途中であって前記合流部より下流に設けられた空気の分岐部から該分岐部の上流側の前記搬送管内の空気を吸い出す吸引ブロアと、
前記送風ブロアを経て前記合流部へ通じる空気通路を開閉する第1シャッタ部と、
前記吸引ブロアを経て前記分岐部へ通じる空気通路を開閉する第2シャッタ部と、
前記紙葉類が前記合流部を通過したことを検出する通過センサと、
搬送対象の紙葉類が前記合流部を通過する前は、前記第2シャッタ部を開き、前記吸引ブロアを駆動し、前記第1シャッタ部を閉じ、前記送風ブロアを停止させ、前記紙葉類が前記合流部を通過した後は、前記第1シャッタ部を開き、前記送風ブロアを駆動し、前記第2シャッタ部を閉じ、前記吸引ブロアを停止させるように制御する制御部と
を有する
ことを特徴とする紙葉類搬送装置。
上記発明では、紙葉類が合流部より上流にある間は、吸引ブロアによる吸引によって空気流が増強されると共に送風ブロア側の空気通路をシャッタ部で閉じるので、送風ブロアを空気が吹き抜けることがなく、吸引ブロアによる吸引効果が確保される。一方、紙葉類が合流部を通過した後は、送風ブロアによる送風により空気流が増強されると共に吸引ブロア側の空気通路をシャッタ部で閉じるので、空気が吸引ブロアを吹き抜けることがなく、送風ブロアによる送風効果が確保される。
]前記第1シャッタ部および前記第2シャッタ部は、閉状態であっても空気漏れが生じるように構成されている
ことを特徴とする[]に記載の紙葉類搬送装置。
]空気流を受けて前記搬送管内を移動する搬送補助体で紙葉類を後方から押し動かして該紙葉類を搬送する
ことを特徴とする[]または[]に記載の紙葉類搬送装置。
]前記搬送管内の空気流を受けて前記搬送管内を移動する搬送補助体を、前記紙葉類挿入装置の上流側で前記搬送管内に挿入する搬送補助体挿入装置と、
搬送終了箇所において、前記搬送補助体に後方から押し動かされて搬送されてきた紙葉類と前記搬送補助体とを分離する搬送補助体分離装置と、
をさらに有する
ことを特徴とする[]に記載の紙葉類搬送装置。
本発明に係る紙葉類搬送装置によれば、紙葉類を搬送するために搬送管内に発生させた空気流を搬送経路の途中で効率的に増強することができる。
本発明の実施の形態に係る補助ブロアを備えた紙葉類搬送装置の設置状態の一例を示す平面図である。 本発明の実施の形態に係る補助ブロアを備えた紙葉類搬送装置の設置状態の一例を示す正面図である。 搬送管内の紙幣を、該紙幣の後端側から搬送補助体が押し動かす状態を示す説明図である。 直線部分の搬送管を示す斜視図である。 直線部分の搬送管を示す断面図である。 搬送補助体の平面および正面を示す図である。 搬送管内に搬送補助体を挿入した状態の搬送補助体の中心軸を通る断面図である。 搬送管のターン部および第1補助空気流発生装置、第2補助空気流発生装置の概要を示す説明図である。 紙葉類搬送装置が紙幣を搬送して回収する際の空気流の制御に関する動作を示す流れ図である。 吸引ブロアを示す斜視図である。 シャッタを閉じた状態の吸引ブロアの内部を一部省略して示す断面図である。 シャッタを開いた状態の吸引ブロアの内部を一部省略して示す断面図である。 送風ブロアを示す斜視図である。 シャッタを閉じた状態の送風ブロアの内部を一部省略して示す断面図である。 シャッタを開いた状態の送風ブロアの内部を一部省略して示す断面図である。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る紙葉類搬送装置10の概略構成を示す平面図、図2は紙葉類搬送装置10の正面図である。本実施の形態では、紙葉類搬送装置10は、紙幣の投入を受けて遊技者に遊技球(パチンコ球)を貸し出す遊技球貸機3とパチンコ機などの遊技機4とを一組にしたものを表裏面に複数組併設収容した遊技機島2内に設けられ、各遊技球貸機3の背面から排出された紙幣6を取り込んで遊技機島2の端部に設けられた金庫5まで搬送する紙幣搬送装置として構成されている。また、図2に示すように、本例の遊技機島2は、設置位置に建物の柱8があるため、その柱8を内側に取り込むように島の幅を広げたものである。
紙葉類搬送装置10は、紙幣(紙葉類)6の搬送路となる搬送管12と、搬送管12内にその始端側から終端側に向けて流れる空気流を発生させる空気流発生装置14とを備えている。紙葉類搬送装置10は、空気流を受けて搬送管12内を移動可能な搬送補助体16を、搬送対象の紙幣6より上流側で搬送管12内へ挿入し、該搬送補助体16で搬送管12内の紙幣6を後方から押し動かして下流へ搬送するようになっている。
本例では、図2に示すように、遊技機島2の一方の端部に設けられた金庫5の内部に、空気流発生装置14と、紙幣分離・搬送補助体循環装置11が設けてある。紙幣分離・搬送補助体循環装置11は、搬送補助体16を搬送管12内に送り出す搬送補助体挿入装置11aの機能と、紙幣6とこれを後方から押し動かして搬送してきた搬送補助体16とを分離してそれぞれを回収する分離回収装置11bの機能を備えると共に、回収した搬送補助体16を搬送補助体挿入装置11aへ戻して循環させる機能を果たす。分離回収装置11bで回収した紙幣6は金庫5内の紙幣収納部21(図1参照)に収容される。
本例では、図1、図2に示すように、遊技機島2の長手方向の一方の端部であって幅方向には一方側(表面側とする)に片寄せて金庫5が設けてあり、この金庫5の中に空気流発生装置14と、紙幣分離・搬送補助体循環装置11と、紙葉類搬送装置10の制御部23が設けてある。紙幣分離・搬送補助体循環装置11の分離回収装置11bは搬送補助体挿入装置11aの上に重ねて設けてある。分離回収装置11bで回収した紙幣6は金庫5内の紙幣収納部21(図1参照)に収容される。
紙葉類搬送装置10の搬送管12は、金庫5内の搬送補助体挿入装置11aに始端が接続されており、金庫5を出た後、建物の柱8を取り囲むようにして遊技機島2の内側を一周するように延設された後、再び金庫5内に戻ってその終端が分離回収装置11bに接続されている。
詳細には、空気流発生装置14の空気吹き出し側(空気吹出通路14a)は搬送補助体挿入装置11aの空気流入口側に接続され、搬送補助体挿入装置11aの空気流出口側に、搬送管12の始端が接続されている。
搬送管12は、金庫5から出てすぐに向きを変えて遊技機島2の裏面側へやや上り傾斜で延設され、その後再び向きを変えて遊技機島2の長手方向の他端部まで、遊技機島2の裏面側の遊技機4の背面に沿って水平かつ直線的に延設された往路12aと、該他端部で水平なままU字状に折り返すターン部12bと、ターン部12bで折り返した後、遊技機島2の表面側の遊技機4の背面に沿って、水平かつ直線的に金庫5内まで延設された復路12cで構成されている。金庫5から出てすぐの上り傾斜の部分にて、搬送補助体挿入装置11aとその上に重ねられた分離回収装置11bとの高低差が吸収される。
復路12cの終端は、分離回収装置11bの空気流入口側に接続され、分離回収装置11bの空気流出口側に空気流発生装置14の空気吸い込み側(空気吸込通路14b)が接続されている。
空気流発生装置14はモータでファンを回転させることによって空気流を発生させる。空気流発生装置14が発生させた空気流は、空気吹出通路14aから搬送補助体挿入装置11aを通じて搬送管12の始端に流れ込み、往路12a、ターン部12b、復路12cを経た後、分離回収装置11b、空気吸込通路14bを通じて空気流発生装置14の吸い込み側へ引き込まれるように流れる。
また、ターン部12bの往路12a側の屈曲部分の外側の壁部には空気取り込み用の穴(合流部)が開設されており、この穴に連通するダクトの他端に第1補助空気流発生装置50が設けてある。また、ターン部12bの復路12c側の屈曲部分の外側の壁部に空気吸引用の穴(分岐部)が開設されており、この穴に連通するダクトの他端に第2補助空気流発生装置70が設けてある。第1補助空気流発生装置50は空気をターン部12b内へ復路12c側に向けて吹き出す送風ブロアである。一方、第2補助空気流発生装置70はターン部12b内の空気を吸い出すように作用する吸引ブロアである。ターン部12bの途中には、紙幣6や搬送補助体16の通過を検出する通過センサ26が設けてある。
搬送管12の往路12aおよび復路12cの途中には、各遊技球貸機3に対応する位置に、遊技球貸機3の背面から排出された紙幣6を搬送管12内へ取り込む紙幣取込装置13が配設されている。紙幣取込装置13は、往路12aや復路12cを構成する搬送管12と搬送管12の間に介在してこれらを連結する役割を果たす。
紙幣取込装置13から搬送管12内に取り込まれた紙幣6は、その紙面が搬送管12の延設方向に沿う姿勢で所定の取り込み完了位置に滞在する。搬送管12内に取り込まれて滞在している紙幣6を金庫5まで搬送して回収するために搬送補助体16が紙幣分離・搬送補助体循環装置11の搬送補助体挿入装置11aによって搬送管12内へ送り込まれる。搬送管12内へ送り込まれた搬送補助体16は、空気流発生装置14や第1、第2補助空気流発生装置50、70が発生させた空気流の作用を受けて往路12a内をターン部12bに向けて移動し、ターン部12bでUターンした後、復路12c内を終端部に向けてさらに移動する。このとき、図3に示すように、搬送管12内の紙幣6を、該紙幣6の後端側から搬送補助体16が押し動かすことで、搬送管12の終端部へ向けて(図中の搬送方向Fへ)紙幣6が搬送される。
紙幣分離・搬送補助体循環装置11、紙幣取込装置13、空気流発生装置14、第1補助空気流発生装置50、第2補助空気流発生装置70は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などを主要部とする制御部23に制御されて動作する。
本例では、空気流発生装置14は常時作動させておき、制御部23は、紙幣取込装置13に設けたセンサが遊技球貸機3の背面から排出された紙幣6を検知すると紙幣取込装置13を作動させて該紙幣6を搬送管12内に取り込む。そして、この取り込み動作が完了したら紙幣分離・搬送補助体循環装置11の搬送補助体挿入装置11aから搬送補助体16を搬送管12内へ送り込む。すると、この搬送補助体16が空気流の作用を受けて搬送管12内を移動し、紙幣6を後方から押し動かして搬送する。そして、紙幣分離・搬送補助体循環装置11の分離回収装置11bは搬送補助体16の到来を検知すると紙幣6と搬送補助体16とを分離してそれぞれを回収し、その回収した搬送補助体16は次回の送出に備えて搬送補助体挿入装置11aへ案内し、回収した紙幣6は金庫5内の紙幣収納部21へ搬送する、というように動作を制御する。
なお、空気流発生装置14を必要時(たとえば、紙幣取込装置13が遊技球貸機3からの紙幣を検知した時点からその紙幣を金庫5に回収し終えるまでの間)のみ動作させるように制御してもよい。また、空気流を増強するために、第1補助空気流発生装置50や第2補助空気流発生装置70を制御するが、その制御の詳細は後述する。
このように、空気流の作用を受けて搬送補助体16が移動し、この搬送補助体16によって紙幣6を後端側から押し動かして搬送するので、紙幣6自体は空気流を受けて推進力を得る必要がない。したがって、空気流を受けるために紙幣6を折り曲げる等の措置を施すことなく、紙幣6を空気流によって搬送することができる。また、搬送補助体16は紙幣6に比べて効率よく空気流から推進力を得ることができるので、紙幣6を効率よく搬送することができる。
次に、搬送管12および搬送補助体16の形状について詳細に説明する。
図4は、往路12aおよび復路12cの直線部分における搬送管12の斜視図を、図5は、同部分の搬送管12の延設方向F(=紙幣の搬送方向F=空気流の流れる方向)に垂直な断面形状を示す断面図である。搬送管12は、厚さ1.5ミリほどの樹脂で形成されている。搬送管12は、たとえば、押し出し成型によって形成される。
搬送管12の直線部分の延設方向Fに垂直な断面の断面形状は、縦長の長方形の左右の側壁の中央部分が外側へ矩形に拡張した形状を成している。詳細には、搬送管12は、上下の壁部31と、左右の側壁部32と、左右の側壁部32の上下方向の中央部分において外側へ矩形に張り出した拡張部33とを備えている。なお、搬送管12の延設方向(搬送方向F)に垂直な略長方形の断面における短辺方向をX方向(もしくは幅方向、左右方向)、長辺方向をY方向(もしくは高さ方向、上下方向)とする。X方向、Y方向それぞれにおいて搬送管12の中心に向かう方向を内側、中心から内壁へ向かう方向を外側と呼ぶものとする。
拡張部33は、搬送管12の内側方向へ立設された分離壁34によって上下2つに区切られている。分離壁34は拡張部33の内壁にT字型の部材を貼り付けて形成されている。
側壁部32には、搬送管12の内側方向へ突起した複数本のリブ35が搬送方向に沿って延設形成されている。本例では、側壁部32と拡張部33の境界部に搬送管12の内側へ突出するリブ35が搬送方向に沿って形成されている。分離壁34はリブ35と同じ高さになっており、分離壁34の頂部はリブとしての作用を果たす。
側壁部32は、搬送される紙幣6の紙面に対向する一対の内壁となっている。紙幣6は長方形をなしており、搬送管12内を、長辺が搬送方向Fとなる向きで搬送される。言い換えると、紙面が搬送管12の側壁部32に対向しかつ紙幣6の一方の短辺が搬送方向の先端側となり他方の短辺が後端側となる向きで搬送される。
搬送管12の上下の壁部31の間隔Dyは紙幣6の短辺より僅かに長くされている。また、左右の側壁部32(リブ35や拡張部33、分離壁34が形成されていない部分(基準平面部とする))の間隔Dxは21ミリほどに設定されている。左右の側壁部32に設けられた拡張部33はそれぞれ側壁部32(基準平面部)よりも外側へ6ミリほど拡張している。リブ35および分離壁34の頂は、側壁部32(基準平面部)から内側へ約2ミリの高さになっている。リブ35の高さは適宜に設定すればよい。
図6は、搬送補助体16の平面および正面を示している。搬送補助体16は、各部で径が異なる断面円形の柱状を成している。搬送補助体16は、円柱の中心軸が搬送管12のY方向(高さ方向)となるように搬送管12内に挿入されて使用される。搬送補助体16は、上下対象な形状であり、上から順に、頭部16a、頭部よりやや径の小さい首部16b、頭部16aより径が大きい大径部16c、首部16bと同径であって上下の中央に位置する括れ部16d、大径部16c、首部16b、頭部16aを有して構成される。搬送補助体16は、軽量、丈夫であり、たとえば、プラスティックなどにより内部が空洞に形成される。なお、軽量、丈夫であれば、発泡スチロールや押出発泡ポリスチレンなどにより形成されてもよい。
図7は、搬送管12内に搬送補助体16を挿入した状態における、延設方向Fに垂直であって搬送補助体16の中心軸を通る断面を示している。搬送補助体16の各部の径は、搬送管12の内縁形状に対応している。すなわち、搬送補助体16の中心軸を通る断面形状は、延設方向Fと垂直な断面における搬送管12の内縁形状に対応した形状となっており、搬送管12の内側を、内壁との間に所定のクリアランスをあけてほぼ塞ぐ形状になっている。
このように、搬送補助体16は、搬送管12の内縁形状に対応する形状(若干のクリアランスをもってほぼ同一の形状)をなして搬送管12の断面のほぼ全体を塞ぐので、空気流の作用を効率よく受けて移動することができる。さらに搬送補助体16は上流からの空気流が搬送補助体16の下流側へ至るのを防ぎ、下流側での空気流の乱れを抑制する役割を果たす。
紙幣6は、搬送管12内の空気流から作用を受けると側壁部32に張り付く傾向にある。すなわち、紙幣6の一方の紙面とこれに対向する側壁部32との間隔と、他方の紙面とこれに対向する側壁部32との間隔とが均等になることはほとんどなく、いずれかの間隔が他方より狭くなると、空気流の流速は狭い間隔側で広い間隔側より速くなるため、狭い間隔側の気圧が広い間隔側の気圧より低くなり、この気圧差によって紙幣6が狭い間隔側の側壁部32へ吸着・押圧される。そうなると、狭い間隔側の間隔がさらに狭くなり、紙幣6が側壁部32へ張り付き吸着する現象が生じる。
紙幣6が強く側壁部32に張り付くと、搬送補助体16で紙幣6を押し動かして搬送することが難しくなるが、上記のように搬送補助体16はその下流側への空気の流れを遮る(少なくする)作用を果たすので、紙幣6が張り付き吸着する力は小さくなり、円滑な搬送が実現される。
搬送補助体16が有する2つの大径部16cは、搬送管12の分離壁34に区切られた2つの拡張部33のそれぞれに係合する。本例では、拡張部33を分離壁34によって2つに区切ると共に、これらの拡張部33を搬送管12のY方向の中央寄りに設けてあるので、搬送補助体16を安定した姿勢に維持して移動させることができる。また、搬送補助体16の姿勢が安定するので、紙幣6の後端に搬送補助体16の大径部16cが適切に当接して安定した搬送力を与えることができる。また、搬送管12と搬送補助体16との間に紙幣6が巻き込まれ難くなる。
また、搬送補助体16は、大径部16cを設けることで、空気流の作用を受ける部分の面積が拡大し、移動するための力を効率よく受けることができる。また、大径部16cを設けて空気流の作用を効率的に受けるので、その分、頭部16aの径を小さくすることができる。頭部の径を小さくすることで、搬送管12内の対向する一対の側壁部32の間隔(幅(Dx))を狭くすることができ、紙幣6の倒れを防ぐことができる。
さらに、側壁部32に設けた複数本のリブ35の存在により、紙幣6が側壁部32にぴったりと張り付くことが防止される。すなわち、紙幣6と側壁部32との接触面積が少なくなって摩擦が軽減され、静電気の発生等を抑えることができる。また、紙幣6が側壁部32に張り付いた場合でも、その紙幣6はリブ35の先端部分で支持されるため、リブ35の周辺では側壁部32と紙幣6との間に隙間が確保され、張り付き力が小さく抑えられる。また分離壁34によって紙幣6が支えられるので、紙幣6が拡張部33の窪みに落ち込むことが防止される。
また、側壁部32から内側に突出する複数のリブ35や分離壁34の頂部は、搬送管12の幅方向(X方向)における実質的な紙幣6の通路幅Wを、基準平面部間距離Dxより狭くする役割を果たす。これにより、紙幣6が搬送管12内で横倒れし難くなり、紙幣6の姿勢がY方向に沿うように保持される。特に、リブ35を複数設けることで、紙幣6の倒れを適切に防ぐと共に、紙幣6の側壁部32への張り付きも効果的に防止される。なお、リブ35を設けた分だけDxを大きくすることができ、これによって搬送管12の断面積を大きくして搬送補助体16が空気流の作用を受けやすくなっている。
本実施の形態に係る搬送補助体16の場合、大径部16cの径が最も大きいので、図3に示すように、この大径部16cが紙幣6の後端に当接して押し動かすようになる。
図8は、ターン部12bおよび第1補助空気流発生装置50、第2補助空気流発生装置70を示している。ターン部12bの往路12a側の屈曲部分の外周側の壁部には空気取り込み用の穴43が開設されている。この空気取り込み用の穴43に第1補助空気流発生装置50から延設されたダクト51が接続されている。第1補助空気流発生装置50は空気をターン部12b内へ復路12c側に向けて吹き出す送風ブロアであり、ファン52と、ダクト51に連通する送風ブロア50内の空気通路53を開閉するシャッタ部54を備えている。
ターン部12bの復路12c側の屈曲部分の外周側の壁部には空気吸引用の穴44が開設されている。この空気吸引用の穴44に第2補助空気流発生装置70から延設されたダクト71が接続されている。第2補助空気流発生装置70はターン部12b内の空気を外部へ吸い出す吸引ブロアであり、ファン72と、ダクト71に連通する吸引ブロア70内の空気通路73を開閉するシャッタ部74を備えている。シャッタ部54、74は、いずれも閉状態であっても僅かに空気漏れが生じるように構成されている。
ターン部12bは、空気取り込み用の穴43や空気吸引用の穴44が開設された部分においても姿勢を崩さずに紙幣6や搬送補助体16を搬送できるようにされている。具体的には、カーブしている部分の外周側となる拡張部33の側壁部分に穴43、44が空けて有り、側壁部32や分離壁34の頂やリブ35は残されている。
ターン部12bの途中(空気取り込み用の穴43がある箇所と空気吸引用の穴44がある箇所との間)には、紙幣6や搬送補助体16の通過を検出する通過センサ26が設けてある。
次に、第1補助空気流発生装置50および第2補助空気流発生装置70の制御を含めた紙葉類搬送装置10の動作(主として空気流に関する制御)を説明する。以後、第1補助空気流発生装置50を送風ブロア50、第2補助空気流発生装置70を吸引ブロア70とも記す。
図9は、紙葉類搬送装置10が紙幣6を搬送して回収する際に行う動作(制御)の流れを示している。初期状態および待機状態では、空気流発生装置14、送風ブロア50のファン52、吸引ブロア70のファン72はいずれもオフに、送風ブロア50のシャッタ部54および吸引ブロア70のシャッタ部74は共に閉状態に制御する(ステップS101)。
待機状態において紙幣6が紙幣取込装置13から搬送管12に排出されると(ステップS102;Yes)、空気流発生装置14はオン、送風ブロア50のファン52はオフ、送風ブロア50のシャッタ部54は閉状態、吸引ブロア70のファン72はオン、吸引ブロア70のシャッタ部74は開状態に制御する(ステップS103)。この制御状態を吸引補助動作とする。
この状態で搬送補助体挿入装置11aから搬送補助体16が送り出される。搬送補助体16は、空気流発生装置14の発生する空気流を後方から受けると共に吸引ブロア70による空気流の引き込みにより前方から吸引されて往路12a内を下流方向(ターン部12bに向けて)へ移動する。また、オフにされている送風ブロア50側のシャッタ部54を閉じているので、送風ブロア50を通じた空気の流入(空気取り込み用の穴43を通じた外部空気の流入)はなく、吸引ブロア70による吸引の効果が低減せずに確保される。
その後、通過センサ26が、搬送補助体16あるいは紙幣6の通過を検出すると(ステップS104;Yes)、すなわち、搬送補助体16あるいは紙幣6が送風ブロア50より下流側の位置に到来すると、制御部23は、空気流発生装置14のファンはオン、送風ブロア50のファン52はオン、シャッタ部54は開状態、吸引ブロア70のファン72はオフ、シャッタ部74を閉状態に制御する(ステップS105)。この制御状態を押し補助動作とする。
これにより、紙幣6や搬送補助体16は空気流発生装置14の発生する空気流および送風ブロア50からの空気流の双方を後方から受けて、搬送管12(主として復路12c)を下流へ移動する。また、オフにされている吸引ブロア70側のシャッタ部74を閉じているので、空気流が吸引ブロア70内を吹き抜けて外部へ流出することがなく、空気流発生装置14および送風ブロア50の発生させた空気流を効率よく搬送管12の終端まで到達させることができる。この増強された空気流によって紙幣6および搬送補助体16を終端まで効率よく搬送することができる。
その後、紙幣6や搬送補助体16が分離回収装置11bに到達すると(ステップS106;Yes)、ステップS102へ戻る。すなわち、次に搬送すべき紙幣がいずれかの紙幣取込装置13で既に待機しているか否か判断し(ステップS102)、待機していなければ(ステップS102;;No)、空気流発生装置14、送風ブロア50のファン52、吸引ブロア70のファン72をすべてオフに、送風ブロア50のシャッタ部54および吸引ブロア70のシャッタ部74を共に閉状態に制御する(ステップS101)。
次に搬送すべき紙幣6がいずれかの紙幣取込装置13で既に待機している場合は(ステップS102;Yes)、ステップS103へ移行して前述した処理を行う。
なお、送風ブロア50の設置箇所と吸引ブロア70の設置箇所の間で、送風ブロア50と吸引ブロア70のオンオフおよびシャッタ部54、74の開閉を切り替えて、吸引補助動作から押し補助動作に確実に切り替えるためには、通過センサ26を送風ブロア50寄りに設置することが望ましい。すなわち、吸引補助動作から押し補助動作への切り替えには、ファンモータの停止・起動に伴うタイムラグがあるので、紙幣6等が吸引ブロア70を通過する前に上記の切り替えが確実に完了するように、通過センサ26の設置位置を第1補助空気流発生装置(送風ブロア)50寄りに(或いは送風ブロア50より必要なだけ上流に)設置するとよい。
上記の例では、通常の搬送動作において送風ブロア50および吸引ブロア70を使用するようにしたが、搬送補助体16による搬送に異常がある場合の補助として使用してもよい。
通常の搬送動作では、空気流発生装置14をオン、送風ブロア50および吸引ブロア70はオフ、シャッタ部54およびシャッタ部74は閉状態にする。搬送補助体挿入装置11aから搬送管12(往路12a)内へ搬送補助体16が送り出してから所定時間経過しても、搬送補助体16が搬送管12の終端の分離回収装置11bで検出されないとき(タイムオーバーとなったとき)、送風ブロア50や吸引ブロア70を使用して吸引補助動作あるいは押し補助動作を行う。
詳細には、制御部23は、搬送補助体挿入装置11aから搬送管12(往路12a)内へ搬送補助体16を送り出してから所定時間経過しても(タイムオーバーになっても)、通過センサ26が搬送補助体16を検出していないときは、搬送補助体16が通過センサ26より上流側で停滞していると判断する。そして、吸引ブロア70をオンにし、かつシャッタ部74を開いて吸引補助動作を行って、該吸引ブロア70より上流側の搬送管12内の空気流を増強する。その後、通過センサ26が搬送補助体16を検出すると、吸引ブロア70をオフにし、シャッタ部74を閉じるように制御する。なお、通過センサ26が検知した後に、押し補助動作を行うようにしてもよい。
一方、タイムオーバーとなったとき、通過センサ26が搬送補助体16の通過を検出済みであれば、搬送補助体16は通過センサ26より下流で停滞していると判断できる。そこで、この場合は、送風ブロア50をオンにし、かつシャッタ部54を開いて押し補助動作を行って、該送風ブロア50より下流側の搬送管12内の空気流を増強する。その後、分離回収装置11bに搬送補助体16が到達したことが検出されると、送風ブロア50をオフにし、シャッタ部54を閉じるように制御する。
また、停電等の影響により営業中に紙葉類搬送装置10の電源が落ちたあと電源が復旧した場合は、以下のように制御するとよい。停電から復旧した場合に、まず、吸引補助動作を行う。その後、通過センサ26が紙幣6や搬送補助体16を検知したとき、もしくは吸引補助動作の開始から所定時間が経過しても紙幣6や搬送補助体16を検知できないときに、押し補助動作に切り替える。
次に、送風ブロア50および吸引ブロア70の機械的な構成を説明する。
図10は吸引ブロア70の外観を、図11、図12は吸引ブロア70の内部構造を一部省略して示している。図11はシャッタ部74を閉じた状態を、図12はシャッタ部74を開いた状態をそれぞれ示している。吸引ブロア70は、一端に空気の吸引口76を他端に空気の排出口77を備えた空気通路73を内部に備えている。吸引口76には、搬送管12のターン部12bに開設された空気吸引用の穴44へ通じるダクト71が接続される。空気通路73の途中には、吸引口76に近い順で、シャッタ部74と、網目状のゴミ混入防止部材78と、ファンモータ72aによって回転駆動されるファン72が設けてある。
シャッタ部74は、複数のスリットSが所定の間隔を空けて横並びに開設された2枚の同じ固定スリット板81をスリットSが対向するように配置して備えると共に、該2枚の固定スリット板81の間に、同様のスリットSを備えた可動スリット板82を挟持するように備えている。固定スリット板81は空気通路73の所定箇所で固定されて空気通路73の断面全体を覆うように設けられる。可動スリット板82は、当該可動スリット板82のスリットSと固定スリット板81のスリットSとが対向して連通する開位置(図12参照)と、可動スリット板82のスリットSと固定スリット板81のスリットSとが位置ずれして連通しなくなる閉位置(図11参照)とにソレノイド83に駆動されてスライド移動する。
シャッタ部74は、開位置では固定スリット板81のスリットSと可動スリット板82のスリットSが重なって空気を通す開状態となり、閉位置では固定スリット板81のスリットSが可動スリット板82のスリットSの無い箇所で閉鎖されて空気をほとんど通さない閉状態になる。ただし、このような開閉方式なので、シャッタ部74は閉状態であってもある程度空気を通す。紙葉類搬送装置10の制御部23は、ファンモータ72aをオンからオフにしたとき、シャッタ部74を閉じるように制御するが、ファンモータ72aへの通電を停止してもファン72は慣性によりしばらく回転しようとする。このとき、シャッタ部74は閉状態になってもある程度空気を通し、空気通路73を密に閉鎖しないので、ファン72への負担が軽減される。
ゴミ混入防止部材78は、搬送管12から異物を吸い出した場合に、その異物がファン72に損傷を与えないように、ファン72より吸引口76側に設けてある。
図13は送風ブロア50の外観を、図14、図15は送風ブロア50の内部構造を一部省略して示している。図14はシャッタ部54を閉じた状態を図15はシャッタ部54を開いた状態をそれぞれ示している。
送風ブロア50は、一端に空気の吹出口56を他端に空気の取入口57を備えた空気通路53を備えている。吹出口56には、搬送管12のターン部12bに開設された空気取り込み用の穴43へ通じるダクト51が接続される。空気通路53の途中には、吹出口56に近い順で、シャッタ部54と、ファンモータによって回転駆動されるファン52が設けてある。また、取入口57には網目状のゴミ混入防止部58が設けてある。
シャッタ部54は吸引ブロア70のシャッタ部74と同様の構造をなしている。すなわち、複数のスリットSが所定の間隔を空けて横並びに開設された2枚の同じ固定スリット板61をスリットSが対向するように配置して備えると共に、該2枚の固定スリット板61の間に、同様のスリットSを備えた可動スリット板62を挟持するように備えている。固定スリット板61は空気通路53の所定箇所で固定されて空気通路53の断面全体を覆うように設けられる。可動スリット板62は、当該可動スリット板62のスリットSと固定スリット板61のスリットSとが対向して連通する開位置(図14参照)と、可動スリット板62のスリットSと固定スリット板61のスリットSとが位置ずれして連通しなくなる閉位置(図15参照)とにソレノイド63に駆動されてスライド移動するようになっている。
シャッタ部54は、開位置では固定スリット板61のスリットSと可動スリット板62のスリットSが重なって空気を通す開状態となり、閉位置では固定スリット板61のスリットSが可動スリット板62のスリットSの無い箇所で閉鎖されて空気をほとんど通さない閉状態になる。ただし、このような開閉方式なので、シャッタ部54は閉状態であってもある程度空気を通す。紙葉類搬送装置10の制御部23は、送風ブロア50のファンモータをオンからオフにしたとき、シャッタ部54を閉じるように制御するが、ファンモータへの通電を停止してもファン52は慣性によりしばらく回転しようとする。このとき、シャッタ部54は閉状態になってもある程度空気を通し、空気通路53を密に閉鎖しないので、ファン52への負担が軽減される。
ゴミ混入防止部58は、外部から異物が搬送管12へ送り込まれないように異物を除去する。取入口57から流入する異物がファン52に損傷を与えないように、ゴミ混入防止部58はファン52より取入口57側に設けてある。
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成は実施の形態に示したものに限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
実施の形態で示したシャッタ部54、74の構成は一例であり、空気を十分に通す開状態と低気密に閉鎖する閉状態とを切り替えることができれば他の構造であってもかまわない。
実施の形態では、搬送管12のターン部12bの入口部に送風ブロア50を、出口部に吸引ブロア70を設けるようにしたが、これらは搬送管12の途中の他の場所に設けられてもかまわない。また、送風ブロア50と吸引ブロア70のうちの一方のみを設ける構成であってもよい。たとえば、搬送管12の途中の1または数箇所に、終端側へ向けて空気流を送り出す送風ブロア50を設けてもよい。
搬送補助体16の形状は実施の形態で示したものに限定されない。たとえば、断面矩形・多角形などの柱形状としてもよい。また、搬送補助体16をY方向中央部に対して対象な形状にしたが、Y方向に非対称な形状にされてもかまわない。さらには、搬送補助体16を使用せずに、送風により直接に紙幣6等の紙葉類を搬送する構成でもよい。
遊技機島2は、パチンコ機と遊技球貸機を収容する構成に限定されず、メダル貸機とスロットマシン等を収容する遊技機島でもかまわない。また、紙葉類搬送装置10は、遊技機島2内に設置されるものに限定されず、たとえば、遊技場内の複数の遊技機島2や管理室などを巡るように構成されてもよい。
実施の形態では、紙葉類を1枚のみ搬送する例を図3等に示したが、搬送管12の途中に複数枚の紙幣6が存在する状態で搬送補助体16を挿入した場合には、それら複数枚の紙幣6を一度に搬送することも可能である。
実施の形態では、紙葉類として紙幣6を例に説明したが、チケット、カードなど他の種類の紙葉類であってもかまわない。
2…遊技機島
3…遊技球貸機
4…遊技機
5…金庫
6…紙幣
8…建物の柱
10…紙葉類搬送装置
11…紙幣分離・搬送補助体循環装置
11a…搬送補助体挿入装置
11b…分離回収装置
12…搬送管
12a…往路
12b…ターン部
12c…復路
13…紙幣取込装置
14…空気流発生装置
14a…空気吹出通路
14b…空気吸込通路
16…搬送補助体
16a…頭部
16b…首部
16c…大径部
16d…括れ部
21…紙幣収納部
23…制御部
26…通過センサ
31…壁部
32…側壁部
33…拡張部
34…分離壁
35…リブ
43…空気取り込み用の穴
44…空気吸引用の穴
50…第1補助空気流発生装置(送風ブロア)
51…ダクト
52…ファン
53…空気通路
54…シャッタ部
56…吹出口
57…取入口
58…ゴミ混入防止部
61…固定スリット板
62…可動スリット板
63…ソレノイド
70…第2補助空気流発生装置(吸引ブロア)
71…ダクト
72…ファン
72a…ファンモータ
73…空気通路
74…シャッタ部
76…吸引口
77…排出口
78…ゴミ混入防止部材
81…固定スリット板
82…可動スリット板
83…ソレノイド
F…搬送方向
S…スリット
W…通路幅
X…搬送管の通路幅方向
Y…搬送管の高さ方向
Dx…基準平面部の間隔
Dy…上下の壁部の間隔

Claims (4)

  1. 紙葉類を搬送するための筒状の搬送管と、
    前記搬送管の始端側に設けられ、前記搬送管内に、該搬送管の終端側へ向かう空気流を発生させる空気流発生装置と、
    前記搬送管の途中に、搬送対象の紙葉類を挿入する紙葉類挿入装置と、
    前記搬送管の途中に設けられた空気の合流部から前記搬送管内へ該搬送管の終端側へ向かう空気流を送り込む送風ブロアと、
    前記搬送管の途中であって前記合流部より下流に設けられた空気の分岐部から該分岐部の上流側の前記搬送管内の空気を吸い出す吸引ブロアと、
    前記送風ブロアを経て前記合流部へ通じる空気通路を開閉する第1シャッタ部と、
    前記吸引ブロアを経て前記分岐部へ通じる空気通路を開閉する第2シャッタ部と、
    前記紙葉類が前記合流部を通過したことを検出する通過センサと、
    搬送対象の紙葉類が前記合流部を通過する前は、前記第2シャッタ部を開き、前記吸引ブロアを駆動し、前記第1シャッタ部を閉じ、前記送風ブロアを停止させ、前記紙葉類が前記合流部を通過した後は、前記第1シャッタ部を開き、前記送風ブロアを駆動し、前記第2シャッタ部を閉じ、前記吸引ブロアを停止させるように制御する制御部と
    を有する
    ことを特徴とする紙葉類搬送装置。
  2. 前記第1シャッタ部および前記第2シャッタ部は、閉状態であっても空気漏れが生じるように構成されている
    ことを特徴とする請求項に記載の紙葉類搬送装置。
  3. 空気流を受けて前記搬送管内を移動する搬送補助体で紙葉類を後方から押し動かして該紙葉類を搬送する
    ことを特徴とする請求項またはに記載の紙葉類搬送装置。
  4. 前記搬送管内の空気流を受けて前記搬送管内を移動する搬送補助体を、前記紙葉類挿入装置の上流側で前記搬送管内に挿入する搬送補助体挿入装置と、
    搬送終了箇所において、前記搬送補助体に後方から押し動かされて搬送されてきた紙葉類と前記搬送補助体とを分離する搬送補助体分離装置と、
    をさらに有する
    ことを特徴とする請求項に記載の紙葉類搬送装置。
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