JP7368842B2 - モンモリロナイトスラリー、粘土膜、及びモンモリロナイトスラリーの製造方法 - Google Patents
モンモリロナイトスラリー、粘土膜、及びモンモリロナイトスラリーの製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7368842B2 JP7368842B2 JP2020008609A JP2020008609A JP7368842B2 JP 7368842 B2 JP7368842 B2 JP 7368842B2 JP 2020008609 A JP2020008609 A JP 2020008609A JP 2020008609 A JP2020008609 A JP 2020008609A JP 7368842 B2 JP7368842 B2 JP 7368842B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- montmorillonite
- lithium
- slurry
- fixed
- water
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Silicates, Zeolites, And Molecular Sieves (AREA)
Description
工業用粘土の一種としてモンモリロナイトが知られている。モンモリロナイトの一般的な結晶構造は、ケイ酸のネットワークが広がるケイ酸四面体シートがアルミナ八面体シートを挟んで存在する、2:1層構造の単位結晶層からなる。多くの場合、この結晶層中においてアルミナ八面体シートの中心原子であるアルミニウムの一部がマグネシウムに置換され、これにより結晶層は負に帯電し、この負電荷を中和する形で層間には陽イオンが取り込まれている。また、この陽イオンはイオン交換が可能であるため、モンモリロナイトは陽イオン交換性を示す。イオン交換可能な陽イオン量は陽イオン交換容量(CEC)と呼ばれ、モンモリロナイトの特性を示す指標の一つとなっている。
層間にリチウムイオンを一定量以上有するモンモリロナイトは、上述のとおり特定温度以上の加熱処理に付すと水に対する分散性が低下するため、その水分散液(スラリー)を用いて粘土膜を形成することが困難となる。実際、特許文献1及び2に記載の耐水性粘土膜は、層間にリチウムイオンを有するモンモリロナイトの水分散液を用いて成膜した後に、これを乾燥機中で高温に加熱してリチウムイオンを固定化し、調製される。しかしながら、特許文献1及び2に記載の方法では、膜を形成してから加熱処理に付す必要があるため、製造効率の向上には制約がある。
加熱してリチウムイオンが固定化されたリチウム型モンモリロナイト(リチウム固定型モンモリロナイト)の水分散性を高めることができれば、当該リチウム固定型モンモリロナイトのスラリーの調製が可能となり、このスラリーを塗布し、乾燥するだけで、耐水性(本明細書において「耐水性」とは「水蒸気ガスバリア性」を意味する)に優れた粘土膜の形成が可能になる。そして実際に、リチウム固定型モンモリロナイトの水分散性を高める技術がいくつか報告されている。
例えば特許文献3には、陽イオン交換容量が50meq/100g以下のリチウム固定型モンモリロナイトと、アンモニアと、水と、ホルムアミド基を有する極性有機溶媒とを各特定量配合してなるスラリーが、リチウム固定型モンモリロナイトの分散安定性に優れることが記載されている。また特許文献4には、陽イオン交換容量が50meq/100g以下のリチウム固定型モンモリロナイトと、アンモニアと、水と、少なくともアセトニトリル及びメチルエチルケトンから選択される有機溶媒とを各特定量含有するスラリーが、リチウム固定型モンモリロナイトの分散安定性に優れることが記載されている。
〔1〕
アンモニアと水と低級アルコールとを配合してなる極性媒体中に、陽イオン交換容量が50meq/100g以下のリチウム固定型モンモリロナイトが分散してなり、該分散状態における前記リチウム固定型モンモリロナイトの粒子径が10μm以下である、モンモリロナイトスラリー。
〔2〕
前記極性媒体が、ホルムアミド基を有する極性有機溶媒、アセトニトリル及びメチルエチルケトンのいずれも含まない、〔1〕に記載のモンモリロナイトスラリー。
〔3〕
前記極性媒体中、水の配合量と低級アルコールの配合量の合計に占める水の割合が80質量%以下である、〔1〕又は〔2〕に記載のモンモリロナイトスラリー。
〔4〕
前記極性媒体中の前記アンモニアの配合量が、前記モンモリロナイトスラリー中の前記リチウム固定型モンモリロナイト1g当たり0.1mmol以上である、〔1〕~〔3〕のいずれか1項に記載のモンモリロナイトスラリー。
〔5〕
前記スラリーが40~100℃の加熱処理に付されたものである、〔1〕~〔4〕のいずれか1項に記載のモンモリロナイトスラリー。
〔6〕
前記リチウム固定型モンモリロナイトが、リチウム型モンモリロナイトを180~600℃の加熱処理に付して得られたものである、〔1〕~〔5〕のいずれか1項に記載のモンモリロナイトスラリー。
〔7〕
前記低級アルコールが炭素数2~4のモノアルコールを含む、〔1〕~〔6〕のいずれか1項に記載のモンモリロナイトスラリー。
〔8〕
〔1〕~〔7〕のいずれか1項に記載のモンモリロナイトスラリーを用いた粘土膜。
〔9〕
陽イオン交換容量が50meq/100g以下のリチウム固定型モンモリロナイトと、アンモニアと、水と、低級アルコールとを混合し、この混合物を40~100℃の加熱処理に付して極性媒体中にリチウム固定型モンモリロナイトを分散してなるスラリーを得ることを含む、モンモリロナイトスラリーの製造方法。
〔10〕
前記極性媒体がホルムアミド基を有する極性有機溶媒、アセトニトリル及びメチルエチルケトンのいずれも含まない、〔9〕に記載のモンモリロナイトスラリーの製造方法。
〔11〕
前記水の混合量と前記低級アルコールの混合量の合計に占める水の割合が80質量%以下である、〔9〕又は〔10〕に記載のモンモリロナイトスラリーの製造方法。
〔12〕
前記アンモニアの混合量が、前記リチウム固定型モンモリロナイト1g当たり0.1mmol以上である、〔9〕~〔11〕のいずれか1項に記載のモンモリロナイトスラリーの製造方法。
〔13〕
前記低級アルコールが炭素数2~4のモノアルコールを含む、〔9〕~〔12〕のいずれか1項に記載のモンモリロナイトスラリー。
〔14〕
前記極性媒体中に分散してなるリチウム固定型モンモリロナイトの粒子径が10μm以下である、〔9〕~〔13〕のいずれか1項に記載のモンモリロナイトスラリーの製造方法。
本発明の粘土膜は、本発明のスラリーを用いて形成された膜であり、耐水性も優れ、生産効率にも優れる。
本発明の製造方法によれば、陽イオン交換性が特定レベル以下にある水分散性の低いリチウム固定型モンモリロナイトをより微粒子状に、安定に分散してなり、経時的な分散安定性にも優れ、工業的利用において安全上の問題も生じにくいスラリーを得ることができる。
本発明のモンモリロナイトスラリー(以下、「本発明のスラリー」とも称す。)は、陽イオン交換容量が50meq(ミリ当量)/100g以下であるリチウム固定型モンモリロナイトが極性媒体中に分散してなるスラリーである。この極性媒体はアンモニアと水と低級アルコールとを含有し、リチウム固定型モンモリロナイトは当該極性媒体中に、粒子径が10μm以下の微粒子状に分散している。
なお、本発明において「陽イオン交換容量が50meq(ミリ当量)/100g以下であるリチウム固定型モンモリロナイトが分散してなる」とは、スラリーに配合するリチウム固定型モンモリロナイト(原料)の陽イオン交換容量が50meq(ミリ当量)/100g以下であることを意味し、調製されたスラリー中においてリチウム固定型モンモリロナイトの陽イオン交換容量が50meq(ミリ当量)/100g以下であることを要しない。
本発明のスラリーは、本発明の効果を損なわない範囲で、上記の各成分以外の成分を含有していてもよい。
本発明のモンモリロナイトスラリーを構成する各成分について、以下に詳細に説明する。
本発明に用いるリチウム固定型モンモリロナイトは、リチウム型モンモリロナイトの結晶構造の層間に存在するリチウムイオン(Li+)を、後述する加熱処理等により固定化して得られる。本発明のスラリーにおいて、リチウム固定型モンモリロナイトは分散質を構成する。
本明細書において、「リチウム型モンモリロナイト」とは、モンモリロナイトの浸出陽イオン量(すなわち浸出陽イオンの総量、単位:meq/100g、以下同様)に占めるリチウムイオンの量(すなわち浸出リチウムイオン量、単位:meq/100g、以下同様)が60%以上のモンモリロナイトであり、好ましくは、浸出陽イオン量に占める浸出リチウムイオン量が70%以上、より好ましくは80%以上のモンモリロナイトである。リチウム型モンモリロナイトの浸出陽イオン量に占める浸出リチウムイオン量は100%でもよいが、通常は99%以下である。加えて、本明細書において「リチウム型モンモリロナイト」とは、その陽イオン交換容量が50meq/100gを越えるものである。リチウム型モンモリロナイトの陽イオン交換容量は好ましくは60~150meq/100gであり、より好ましくは70~120meq/100gであり、さらに好ましくは80~110meq/100gである。
本明細書において「リチウム固定型モンモリロナイト」とは、その調製において原料として用いたリチウム型モンモリロナイト(上述のようにリチウム固定型モンモリロナイトはリチウム型モンモリロナイトを後述の加熱処理に付して得られる。)の浸出リチウムイオン量と、当該リチウム固定型モンモリロナイトの浸出リチウムイオン量との差(単位:meq/100g)が、上記の原料として用いたリチウム型モンモリロナイトの陽イオン交換容量(単位:meq/100g)に対して60%以上であることが好ましく、より好ましくは60~99%であり、より好ましくは65~95%である。
本発明に用いる上記リチウム固定型モンモリロナイトは粉末状であることが好ましい。
モンモリロナイトの浸出陽イオン量は、モンモリロナイトの層間陽イオンをモンモリロナイト0.5gに対して100mLの1M酢酸アンモニウム水溶液を用いて4時間以上かけて浸出させ、得られた溶液中の各種陽イオンの濃度を、ICP発光分析や原子吸光分析等により測定し、算出することができる。
リチウム型モンモリロナイトは、例えば、天然のナトリウム型モンモリロナイトの分散液に、水酸化リチウム、塩化リチウム等のリチウム塩を添加し、陽イオン交換させることで得ることができる。分散液中に添加するリチウムの量を調節することで、得られるリチウム型モンモリロナイトの浸出陽イオン量に占めるリチウムイオンの量を適宜に調節することができる。また、リチウム型モンモリロナイトは、陽イオン交換樹脂をリチウムイオンにイオン交換した樹脂を用いたカラム法、またはバッチ法によっても得ることができる。
また、リチウム型モンモリロナイトは商業的に入手することもできる。リチウム型モンモリロナイトの市販品として、例えば、クニピア-M〔(商品名、クニミネ工業社製〕が挙げられる。
加熱処理前のリチウム型モンモリロナイトの含水率は1~12質量%であることが好ましく、加熱処理後のリチウム固定型モンモリロナイトの含水率は0.1~5質量%となることが好ましい。
本発明においてスラリー中のリチウム固定型モンモリロナイトの「粒子径」は、体積基準のメディアン径である。この粒子径は、レーザー回析/散乱式粒子径分布測定装置により決定することができる。
本発明のスラリーを構成する極性媒体にはアンモニアが配合される。アンモニア源としては、アンモニア水、気体アンモニア、液体アンモニアのいずれを使用してもよいが、常温、大気圧下でスラリーを製造する場合には、アンモニア水を用いるのが好ましい。
本発明のスラリー中(極性媒体中)へのアンモニアの配合量は、スラリー中のリチウム固定型モンモリロナイト1g当たり、0.1mmol以上であり、好ましくは0.2mmol以上、さらに好ましくは0.5mmol以上であり、0.8mmol以上とすることも好ましい。アンモニアの配合量を上記好ましい値とすることで、リチウム固定型モンモリロナイトの粘土結晶の層間に十分な分子数のアンモニアが侵入し、リチウム固定型モンモリロナイトの溶液分散性をより向上させることができる。また、アンモニア臭気の発生や製造コストを考慮すると、モンモリロナイトスラリー中へのアンモニアの配合量は、モンモリロナイトスラリー中のリチウム固定型モンモリロナイト1g当たり、10mmol以下が好ましく、より好ましくは5mmol以下、さらに好ましくは2mmol以下である。
本明細書において「リチウム固定型モンモリロナイト1g当たり」とは、具体的には、スラリー中に配合されたリチウム固定型モンモリロナイトに由来するスラリー中のモンモリロナイト1g当たり、を意味する。より詳細には、スラリー中に配合されたリチウム固定型モンモリロナイトをスラリー中から取り出し、取り出したモンモリロナイトを、温度200℃で24時間処理して得られる処理物の質量1g当たり、を意味する。上記加熱処理は開放系の電気炉で実施することが好ましい。この場合、加熱時の相対湿度は5%以下となり、圧力は常圧となる。
また、リチウム固定型モンモリロナイト1g当たりのアンモニアの量は、スラリー中へのアンモニアの量(mmol)を、スラリー中のリチウム固定型モンモリロナイトの質量(すなわち、スラリー中に存在する、配合されたリチウム固定型モンモリロナイト由来のモンモリロナイトを取り出し、取り出したモンモリロナイトを温度200℃で24時間加熱処理して得られる処理物の質量)(単位:g)で除することで得られる。
スラリー中のアンモニアの配合量はインドフェノール法、ケルダール法、ガスクロマトグラフィー、イオンクロマトグラフィーにより測定することができる。
本発明のスラリーを構成する極性媒体には低級アルコールが配合される。本発明において「低級アルコール」とは、ヒドロキシ基を有する炭素数1~5の化合物を意味する。この低級アルコールはモノアルコールであること(ポリオールでないこと)が好ましい。より好ましくは、本発明に用いる低級アルコールは炭素数2~4のモノアルコールである。本発明の極性媒体には、低級アルコールの1種又は2種以上を用いることができる。
本発明に用いる低級アルコールの具体例としては、メタノール、エタノール、2―プロパノール、ブタノール、エチレングリコール等を挙げることができ、これらの1種又は2種以上を用いることができる。なかでも極性媒体は、エタノール及び2-プロパノールの少なくとも1種を含むことが好ましく、エタノールを含むことがより好ましい。
低級アルコールがエタノール及び2-プロパノールの少なくとも1種を含む場合、低級アルコールの全配合量に占める、エタノール及び2-プロパノールの各配合量の合計の割合は50質量%以上が好ましく、70質量%以上がより好ましく、80質量%以上がさらに好ましく、90質量%以上とすることも好ましい。また、低級アルコールのすべてがエタノール及び2-プロパノールの少なくとも1種で構成されることも好ましい。
また、低級アルコールがエタノールを含む場合、低級アルコールの全配合量に占めるエタノールの配合量の割合は50質量%以上が好ましく、70質量%以上がより好ましく、80質量%以上がさらい好ましく、90質量%以上とすることも好ましい。また、低級アルコールのすべてがエタノールであることも好ましい。
また、低級アルコールが2-プロパノールを含む場合、低級アルコールの全配合量に占める2-プロパノールの配合量の割合は50質量%以上が好ましく、70質量%以上がより好ましく、80質量%以上がさらい好ましく、90質量%以上とすることも好ましい。また、低級アルコールのすべてが2-プロパノールであることも好ましい。
また、低級アルコールは、それ自体が生体安全性が比較的高く、また乾燥処理により除去しやすいため、生体安全性が求められる利用分野においても適合性が高い。
本発明のスラリーを構成する極性媒体は水を含む。アンモニア源としてアンモニア水を用いた場合には、アンモニア水中の水は、スラリー中の水を構成する。また、スラリー中の水はアンモニア水以外に別途混合した水を含んでいてもよい。
なかでも、低級アルコールがエタノールの場合、水の配合量とエタノールの配合量の合計に占める水の割合は70質量%以下が好ましく、60質量%以下がより好ましい。またこの場合、当該水の割合は20質量%以上が好ましく、30質量%以上がより好ましく、40質量%以上がさらに好ましい。
また、低級アルコールが2-プロパノールの場合、水の配合量と2-プロパノールの配合量の合計に占める水の割合は60質量%以下が好ましく、50質量%以下がより好ましく、40質量%以下がさらに好ましい。またこの場合、当該水の割合は10質量%以上が好ましく、20質量%以上がより好ましく、25質量%以上がさらに好ましい。
本発明のスラリーを構成する極性媒体は、アンモニア、低級アルコール及び水に加え、本発明の効果を損なわない範囲でさらに各種成分を含有することができる。リチウム固定型モンモリロナイトの分散性向上を考慮すれば、例えば、特開2015-147300号公報に記載されるホルムアミド基を有する極性有機溶媒や、特開2018-83728号公報に記載されるアセトニトリルやメチルエチルケトンを含有することができる。
本発明のスラリーの用途によるが、例えば生体安全性の観点からは、本発明のスラリーを構成する極性媒体は、ホルムアミド基を有する極性有機溶媒、アセトニトリル及びメチルエチルケトンのいずれも含まないことが好ましい。
続いて本発明のスラリーの製造(以下、本発明のスラリーの製造方法と称す)について説明する。
本発明のスラリーは、スラリーを構成する各成分(原料)を混合し、40~100℃で加熱処理することにより得ることができる。すなわち、上記加熱処理を経ることにより、極性媒体中の低級アルコールとアンモニアが、水の存在下でリチウム固定型モンモリロナイトに作用してその層間に侵入し、リチウム固定型モンモリロナイトがより微粒化した状態で安定的に分散してなるスラリーが得られる。
また、40~100℃の加熱処理の時間は、リチウム固定型モンモリロナイトを目的の粒子径へと微細化できれば特に制限はなく、加熱温度等に応じて適宜に設定される。加熱処理時間は、通常は2時間以上であり、4時間以上がより好ましく、6時間以上がさらに好ましい。加熱処理時間が長い方が、リチウム固定型モンモリロナイトをより微粒化できる傾向にあり、例えば加熱処理温度が40~50℃の比較的低温であっても、加熱処理時間を10時間以上、好ましくは15時間以上、さらに好ましくは20時間以上、さらに好ましくは24時間以上とすることにより、リチウム固定型モンモリロナイトの目的の微粒化をより確実に達成することができる。また、加熱処理時間の上限に特に制限はなく、通常は50時間以下であり、30時間以下であっても十分な分散性を実現することができる。また、オートクレーブ等を用いて高温高圧処理を施すことにより、加熱処理時間を短縮できる傾向にある。
40~100℃の加熱処理時間は、通常は2~50時間であり、4~40時間が好ましく、6~30時間とすることも好ましく、10~30時間とすることも好ましい。
この加熱処理は静止状態で行ってもよく、撹拌しながら行ってもよい。
本発明のスラリーを用いて調製した粘土膜は、例えば、包装フィルム、電子基盤、難燃フィルム、水蒸気バリアフィルム、絶縁フィルム、コートフィルム等として用いることができる。
原料とするリチウム型モンモリロナイトとして、天然モンモリロナイトのイオン交換処理によって得られたリチウム型モンモリロナイト(クニピア-M、クニミネ工業社製)を用いた。このリチウム型モンモリロナイト800gを電気炉(マッフル炉、FO410、ヤマト科学社製)に入れ、110℃で1時間加熱処理した後、250℃で1.5時間の加熱処理に付した。
こうしてリチウム固定型モンモリロナイトの粉末を得た。
CECの測定は、日本ベントナイト工業会標準試験方法JBAS-106-77に記載の方法により行なった。
その結果、原料として用いたリチウム型モンモリロナイトのCECが105meq/100gであり、リチウム固定型モンモリロナイトのCECが7.7meq/100gであった。
<実施例1>
蒸留水66.75g、28%アンモニア水(関東化学社製)1.5g、リチウム固定型モンモリロナイト15g、エタノール(Ethanol,関東化学社製)66.75gをビーカーに入れ、攪拌機(商品名:TORNAD PM-201、AS ONE社製)を用いて回転数700rpmとして、25℃で1時間撹拌した。得られた混合物をガラス容器(KIMAX(登録商標)耐熱広口びん100ml、KIMBLE社製)へ100g取分け、送風定温恒音器(商品名:DKM400、ヤマト科学社製)にて70℃で24時間加熱処理を施した。こうして実施例1のモンモリロナイトスラリーを得た。
実施例1のモンモリロナイトスラリーにおいて、リチウム固定型モンモリロナイト1g当たりのアンモニアの配合量は1.65mmolである(後述の各実施例及び各比較例も同様)。
蒸留水93.45g、28%アンモニア水(関東化学社製)1.5g、リチウム固定型モンモリロナイト15g、2-プロパノール(IPA、山一化学工業社製)40.05gをビーカーに入れ,攪拌機(商品名:TORNAD PM-201、AS ONE社製)を用いて回転数700rpmとして、25℃で1時間撹拌した。得られた混合物をガラス容器(KIMAX(登録商標)耐熱広口びん100ml、KIMBLE社製)へ100g取分け、送風定温恒音器(DKM400、ヤマト科学社製)にて80℃で24時間加熱処理を施した。こうして実施例2のモンモリロナイトスラリーを得た。
蒸留水66.75g、28%アンモニア水(関東化学社製)1.5g、リチウム固定型モンモリロナイト15g,エタノール(Ethanol、関東化学社製)66.75gをビーカーに入れ,攪拌機(商品名:TORNAD PM-201,AS ONE社製)を用いて回転数700rpmとして、25℃で1時間撹拌した。得られた混合物をガラス容器(KIMAX(登録商標)耐熱広口びん100ml、KIMBLE社製)へ100g取分け、送風定温恒音器(商品名:DKM400、ヤマト科学社製)にて40℃で24時間加熱処理を施した。こうして実施例3のモンモリロナイトスラリーを得た。
蒸留水93.45g、28%アンモニア水(関東化学社製)1.5g、リチウム固定型モンモリロナイト15g、2-プロパノール(IPA,山一化学工業社製)40.05gをビーカーに入れ、攪拌機(商品名:TORNAD PM-201、AS ONE社製)を用いて回転数700rpmとして、25℃で1時間撹拌した。得られた混合物をガラス容器(KIMAX(登録商標)耐熱広口びん100ml、KIMBLE社製)へ100g取分け、送風定温恒音器(DKM400、ヤマト科学社製)にて40℃で24時間加熱処理を施した。こうして実施例4のモンモリロナイトスラリーを得た。
蒸留水66.75g、28%アンモニア水(関東化学社製)1.5g、リチウム固定型モンモリロナイト15g、エタノール(Ethanol、関東化学社製)66.75gをビーカーに入れ、攪拌機(商品名:TORNAD PM-201、AS ONE社製)を用いて回転数700rpmとして、25℃で1時間撹拌した.得られた混合物をガラス容器(KIMAX(登録商標)耐熱広口びん100ml、KIMBLE社製)へ100g取分け、送風定温恒音器(商品名:DKM400、ヤマト科学社製)にて60℃で6時間加熱処理を施した。こうして実施例5のモンモリロナイトスラリーを得た。
蒸留水93.45g、28%アンモニア水(関東化学社製)1.5g,リチウム固定型モンモリロナイト15g、2-プロパノール(IPA、山一化学工業社製)40.05gをビーカーに入れ、攪拌機(商品名:TORNAD PM-201,AS ONE社製)を用いて回転数700rpmとして、25℃で1時間撹拌した.得られた混合物をガラス容器(KIMAX(登録商標)耐熱広口びん100ml、KIMBLE社製)へ100g取分け,送風定温恒音器(DKM400、ヤマト科学社製)にて60℃で6時間加熱処理を施した。こうして実施例6のモンモリロナイトスラリーを得た。
蒸留水135g、リチウム固定型モンモリロナイト15gをビーカーに入れ、攪拌機(商品名:TORNAD PM-201、AS ONE社製)を用いて回転数700rpmとして、25℃で1時間撹拌した。得られた混合物をガラス容器(KIMAX(登録商標)耐熱広口びん100ml、KIMBLE社製)へ100g取分け,送風定温恒音器(DKM400、ヤマト科学社製)にて80℃で24時間加熱処理を施した。こうして比較例1のモンモリロナイトスラリーを得た。
蒸留水133.5g、28%アンモニア水(関東化学社製)1.5g、リチウム固定型モンモリロナイト15gをビーカーに入れ,攪拌機(商品名:TORNAD PM-201、AS ONE社製)を用いて回転数700rpmとして、25℃で1時間撹拌した。得られた混合物をガラス容器(KIMAX(登録商標)耐熱広口びん100ml、KIMBLE社製)へ100g取分け、送風定温恒音器(DKM400、ヤマト科学社製)にて80℃で24時間加熱処理を施した。こうして比較例2のモンモリロナイトスラリーを得た。
蒸留水135g、リチウム固定型モンモリロナイト15gをビーカーに入れ、攪拌機(商品名:TORNAD PM-201、AS ONE社製)を用いて回転数700rpmとして、25℃で1時間撹拌した。得られた混合物をガラス容器(KIMAX(登録商標)耐熱広口びん100ml、KIMBLE社製)へ100g取分けた。こうして比較例3のモンモリロナイトスラリーを得た。
蒸留水133.5g、28%アンモニア水(関東化学社製)1.5g、リチウム固定型モンモリロナイト15gをビーカーに入れ、攪拌機(商品名:TORNAD PM-201、AS ONE社製)を用いて回転数700rpmとして、25℃で1時間撹拌した。得られた混合物をガラス容器(KIMAX(登録商標)耐熱広口びん100ml、KIMBLE社製)へ100g取分けた。こうして比較例4のモンモリロナイトスラリーを得た。
蒸留水66.75g、28%アンモニア水(関東化学社製)1.5g、リチウム固定型モンモリロナイト15g、エタノール(Ethanol、関東化学社製、試薬特級)66.75gをビーカーに入れ、攪拌機(商品名:TORNAD PM-201、AS ONE社製)を用いて回転数700rpmとして、25℃で1時間撹拌した。得られた混合物をガラス容器(KIMAX(登録商標)耐熱広口びん100ml、KIMBLE社製)へ100g取分けた。こうして比較例5のモンモリロナイトスラリーを得た。
蒸留水93.45g、28%アンモニア水(関東化学社製)1.5g、リチウム固定型モンモリロナイト15g、2-プロパノール(IPA、山一化学工業社製)40.05gをビーカーに入れ、攪拌機(商品名:TORNAD PM-201、AS ONE社製)を用いて回転数700rpmとして、25℃で1時間撹拌した。得られた混合物をガラス容器(KIMAX(登録商標)耐熱広口びん100ml、KIMBLE社製)へ100g取分けた。こうして比較例6のモンモリロナイトスラリーを得た。
蒸留水66.75g、28%アンモニア水(関東化学社製)1.5g、リチウム固定型モンモリロナイト15g、エタノール(Ethanol、関東化学社製)66.75gをビーカーに入れ、攪拌機(商品名:TORNAD PM-201、AS ONE社製)を用いて回転数700rpmとして、25℃で1時間撹拌した。得られた混合物をガラス容器(KIMAX(登録商標)耐熱広口びん100ml、KIMBLE社製)へ100g取分け、送風定温恒音器(商品名:DKM400、ヤマト科学社製)にて40℃で6時間加熱処理を施した。こうして比較例7のモンモリロナイトスラリーを得た。
蒸留水93.45g、28%アンモニア水(関東化学社製)1.5g、リチウム固定型モンモリロナイト15g、2-プロパノール(IPA、山一化学工業社製)40.05gをビーカーに入れ、攪拌機(商品名:TORNAD PM-201、AS ONE社製)を用いて回転数700rpmとして、25℃で1時間撹拌した。得られた混合物をガラス容器(KIMAX(登録商標)耐熱広口びん100ml、KIMBLE社製)へ100g取分け、送風定温恒音器(DKM400,ヤマト科学社製)にて40℃で6時間加熱処理を施した。こうして比較例8のモンモリロナイトスラリーを得た。
蒸留水66.75g、28%アンモニア水(関東化学社製)1.5g、リチウム固定型モンモリロナイト15g、N-メチル-2-ピロリジノン(N-Methyl-2-pyrrolidinone、関東化学社製)66.75gをビーカーに入れ、攪拌機(商品名:TORNAD PM-201、AS ONE社製)を用いて回転数700rpmとして、25℃で1時間撹拌した。得られた混合物をガラス容器(KIMAX(登録商標)耐熱広口びん100ml、KIMBLE社製)へ100g取分け、送風定温恒音器(商品名:DKM400、ヤマト科学社製)にて80℃で24時間加熱処理を施した。こうして比較例9のモンモリロナイトスラリーを得た。
実施例1~6及び比較例1~9のスラリーを水で固形分2質量%に希釈し、湿式粒度測定によりリチウム固定型モンモリロナイトのメディアン径を測定した。このメディアン径は体積基準である。メディアン径の測定にはレーザー回折/散乱式粒子径分布測定装置(LA-950V2、HORIBA社製)を使用した。
得られた実施例1~6及び比較例1~9のスラリーを、ガラス容器に入った状態で、25℃で24時間静置した。この24時間静置後のリチウム固定型モンモリロナイトの分散状態を目視で観察し、分散安定性を下記評価基準により評価した。結果を下記表2に示す。
-分散安定性の評価基準-
○:層分離が生じておらず、安定した分散状態にある。
×:相分離が生じ、沈殿が認められる。
他方、極性媒体に、水とともに低級アルコールとアンモニアとを組み合わせて配合した場合には、スラリーを加熱処理に付さなくても、また加熱処理温度を比較的低くして加熱処理時間も短くしても、分散質であるリチウム固定型モンモリロナイトの分散安定性に優れていた。すなわち、スラリーのハンドリングの観点では何ら問題がないものであった。しかし、リチウム固定型モンモリロナイトの粒子径を測定するとその粒子径は大きく、所望の小粒径として分散しているものではなかった(比較例5~8)。したがって、これらのスラリーを用いて耐水膜を形成しても、高度な耐水性を実現することは難しい。
さらに、低級アルコールでない極性有機溶媒を用いた場合もまた、分散質であるリチウム固定型モンモリロナイトの粒子径を所望の小粒径とすることができず、かつ分散安定性にも劣る結果となった(比較例9)。
これに対し、極性媒体に、水とともに低級アルコールとアンモニアとを組み合わせて配合し、十分な加熱処理に付すことにより、分散質であるリチウム固定型モンモリロナイトの粒子径を所望の小粒径とすることができ、かつ分散安定性にも優れたスラリーが得られた(実施例1~6)。
Claims (12)
- アンモニアと水と低級アルコールとを配合してなる極性媒体中に、陽イオン交換容量が50meq/100g以下のリチウム固定型モンモリロナイトが分散してなり、該分散状態における前記リチウム固定型モンモリロナイトの粒子径が10μm以下であり、前記極性媒体が、ホルムアミド基を有する極性有機溶媒、アセトニトリル及びメチルエチルケトンのいずれも含まない、モンモリロナイトスラリー。
- 前記極性媒体中、水の配合量と低級アルコールの配合量の合計に占める水の割合が80質量%以下である、請求項1に記載のモンモリロナイトスラリー。
- 前記極性媒体中の前記アンモニアの配合量が、前記モンモリロナイトスラリー中の前記リチウム固定型モンモリロナイト1g当たり0.1mmol以上である、請求項1又は2に記載のモンモリロナイトスラリー。
- 前記低級アルコールが炭素数2~4のモノアルコールを含む、請求項1~3のいずれか1項に記載のモンモリロナイトスラリー。
- 前記リチウム固定型モンモリロナイトの陽イオン交換容量が7.7~40meq/100gである、請求項1~4のいずれか1項に記載のモンモリロナイトスラリー。
- 請求項1~5のいずれか1項に記載のモンモリロナイトスラリーを基板上に製膜し、次いで乾燥することを含む、粘土膜の製造方法。
- 陽イオン交換容量が50meq/100g以下のリチウム固定型モンモリロナイトと、アンモニアと、水と、低級アルコールとを混合し、この混合物を40~100℃の加熱処理に付して極性媒体中にリチウム固定型モンモリロナイトを分散してなるスラリーを得ることを含み、前記極性媒体中に分散してなるリチウム固定型モンモリロナイトの粒子径が10μm以下である、モンモリロナイトスラリーの製造方法。
- 前記極性媒体がホルムアミド基を有する極性有機溶媒、アセトニトリル及びメチルエチルケトンのいずれも含まない、請求項7に記載のモンモリロナイトスラリーの製造方法。
- 前記水の混合量と前記低級アルコールの混合量の合計に占める水の割合が80質量%以下である、請求項7又は8に記載のモンモリロナイトスラリーの製造方法。
- 前記アンモニアの混合量が、前記リチウム固定型モンモリロナイト1g当たり0.1mmol以上である、請求項7~9のいずれか1項に記載のモンモリロナイトスラリーの製造方法。
- 前記低級アルコールが炭素数2~4のモノアルコールを含む、請求項7~10のいずれか1項に記載のモンモリロナイトスラリーの製造方法。
- 前記リチウム固定型モンモリロナイトを、リチウム型モンモリロナイトを180~600℃の加熱処理に付して得ることを含む、請求項7~11のいずれか1項に記載のモンモリロナイトスラリーの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020008609A JP7368842B2 (ja) | 2020-01-22 | 2020-01-22 | モンモリロナイトスラリー、粘土膜、及びモンモリロナイトスラリーの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020008609A JP7368842B2 (ja) | 2020-01-22 | 2020-01-22 | モンモリロナイトスラリー、粘土膜、及びモンモリロナイトスラリーの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021116192A JP2021116192A (ja) | 2021-08-10 |
JP7368842B2 true JP7368842B2 (ja) | 2023-10-25 |
Family
ID=77173996
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020008609A Active JP7368842B2 (ja) | 2020-01-22 | 2020-01-22 | モンモリロナイトスラリー、粘土膜、及びモンモリロナイトスラリーの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7368842B2 (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009107907A (ja) | 2007-10-31 | 2009-05-21 | Hitachi Chem Co Ltd | 合成スメクタイト、及びこれを含有する分散液、粘土フィルム、耐水フィルム、並びに合成スメクタイト及び耐水フィルムの製造方法 |
JP2017031015A (ja) | 2015-08-03 | 2017-02-09 | クニミネ工業株式会社 | リチウム固定型有機修飾モンモリロナイトの製造方法 |
JP2018083728A (ja) | 2016-11-21 | 2018-05-31 | クニミネ工業株式会社 | モンモリロナイトスラリー、粘土膜およびモンモリロナイトスラリーの製造方法 |
JP2018193276A (ja) | 2017-05-17 | 2018-12-06 | クニミネ工業株式会社 | スメクタイトスラリー |
JP2020007420A (ja) | 2018-07-04 | 2020-01-16 | Dic株式会社 | 樹脂組成物及びその製造方法 |
-
2020
- 2020-01-22 JP JP2020008609A patent/JP7368842B2/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009107907A (ja) | 2007-10-31 | 2009-05-21 | Hitachi Chem Co Ltd | 合成スメクタイト、及びこれを含有する分散液、粘土フィルム、耐水フィルム、並びに合成スメクタイト及び耐水フィルムの製造方法 |
JP2017031015A (ja) | 2015-08-03 | 2017-02-09 | クニミネ工業株式会社 | リチウム固定型有機修飾モンモリロナイトの製造方法 |
JP2018083728A (ja) | 2016-11-21 | 2018-05-31 | クニミネ工業株式会社 | モンモリロナイトスラリー、粘土膜およびモンモリロナイトスラリーの製造方法 |
JP2018193276A (ja) | 2017-05-17 | 2018-12-06 | クニミネ工業株式会社 | スメクタイトスラリー |
JP2020007420A (ja) | 2018-07-04 | 2020-01-16 | Dic株式会社 | 樹脂組成物及びその製造方法 |
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
KUBOTA, Munehiro et al.,DISPERSION OF REDUCED-CHARGE LI+ -MONTMORILLONITE IN SELECTED SOLVENT MIXTURES,Clay Science,2019年,23,1-5 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2021116192A (ja) | 2021-08-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6535540B2 (ja) | リチウム固定型有機修飾モンモリロナイトの製造方法 | |
DE69515347T2 (de) | Gelkomposition die eine kohlverbindung enthalten | |
Demilecamps et al. | Cellulose–silica composite aerogels from “one-pot” synthesis | |
JP5078613B2 (ja) | 金属水酸化物及び粘土に基づく、モノモーダルな粒径分布を有する難燃剤組成物 | |
TW567103B (en) | Copper powder for use in conductive paste having excellent anti oxidization property and process | |
JP2008510050A6 (ja) | 金属水酸化物及び粘土に基づく、モノモーダルな粒径分布を有する難燃剤組成物 | |
CN107746272B (zh) | 微波介质陶瓷、聚四氟乙烯-陶瓷复合基板及制备方法 | |
WO2016207096A1 (de) | Wirtschaftliches verfahren zur herstellung von organisch modifizierten lyo- oder aerogelen | |
WO2018092512A1 (ja) | モンモリロナイトスラリー、粘土膜およびモンモリロナイトスラリーの製造方法 | |
CN1915825A (zh) | 一种高耐热氢氧化铝的制备、改性方法 | |
JP7368842B2 (ja) | モンモリロナイトスラリー、粘土膜、及びモンモリロナイトスラリーの製造方法 | |
JP6288764B2 (ja) | モンモリロナイトスラリー、粘土膜、及びモンモリロナイトスラリーの製造方法 | |
JP6550236B2 (ja) | スメクタイトスラリー及び粘土膜 | |
JP2023015615A (ja) | モンモリロナイトスラリー、粘土膜、及びモンモリロナイトスラリーの製造方法 | |
Feng et al. | Preparation of poly (N-isopropylacrylamide)/montmorillonite composite hydrogel by frontal polymerization | |
JP6890826B2 (ja) | スメクタイトスラリー | |
CN109762473A (zh) | 一种化学改性硅酸盐粘接剂及其制备方法 | |
JPH0566683B2 (ja) | ||
CN108285618A (zh) | 一种改性石墨烯复合材料的制备方法 | |
JP2023015614A (ja) | スメクタイトスラリー、粘土膜、及びスメクタイトスラリーの製造方法 | |
EP3583154B1 (de) | Verfahren zur herstellung sphärischer polysilsesquioxanpartikel | |
CN105960378B (zh) | 二氧化硅系微粒溶胶及其制造方法 | |
JP5356209B2 (ja) | 有機溶媒分散高濃度珪酸液 | |
WO2021093961A1 (de) | Modifizierte fällungskieselsäure mit reduziertem feuchteanteil | |
EP3728118A1 (en) | Mineral treatment process |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220708 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20230418 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230425 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230526 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230711 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230720 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230912 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20231005 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7368842 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |