JP7368778B2 - 金型 - Google Patents

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Description

本開示は、金型に関し、より詳細には、熱間プレスに用いられる金型に関する。
自動車の車体部品等の高強度部品を成形する方法として、熱間プレスが知られている。熱間プレスでは、加熱されたブランクをプレス機に取り付けられた金型でプレス加工するとともに、金型内でブランクを冷却して焼入れする。
特許文献1は、熱間プレス用の金型を開示する。この金型は、下型であるパンチと、上型であるダイとで構成される。パンチ及びダイには、これらを長手方向に貫通する複数の冷却水管が設けられている。また、パンチ及びダイには、これらを長手方向に貫通する複数の冷媒流路も設けられている。冷媒流路の各々には、パンチ又はダイの成形面に開口する連通路が複数接続されている。
特許文献1の金型によってプレス加工を行う際、まず、各冷却水管に冷媒としての水を流入させてパンチ及びダイを所定温度に冷却する。次に、加熱されたブランクをパンチとダイとの間に配置し、ダイを下降させてブランクを変形させる。ダイが下死点に達したら、各冷媒流路への冷媒の導入を開始する。冷媒流路に導入された冷媒は、連通路を通って成形面から吐出される。特許文献1によれば、ブランクは、冷却されたダイ及びパンチとの直接接触と、成形面から吐出された冷媒とによって冷却される。
特許文献2~4にも、熱間プレス用の金型が開示されている。特許文献2の金型は、成形面を有する外形ブロックと、外形ブロック内に挿入されるインサートブロックとを含む。当該インサートブロックは、冷媒を流動させるための複数の溝をその外面に有する。各溝は、インサートブロックのほぼ全体を短手方向(幅方向)に横断するようにインサートブロックの外面に形成されている。
特許文献3の金型は、下部金型と、下部金型と異なる素材で形成された上部金型とを含む。上部金型は、下部金型上に配置され、冷媒を流動させるための複数の溝をその下面に有する。これらの溝は、上部金型のほぼ全体を短手方向(幅方向)に横断するように上部金型の下面に形成されている。
特許文献4の金型は、成形面を有する第1分割体と、第1分割体に組み合わされる第2分割体とを含む。第1分割体は、第2分割体側に開口する溝を有する。特許文献4の金型では、第1分割体の溝と第2分割体とによって囲まれた部分により、冷媒を循環させる流路が形成されている。
特開2014-205164号公報 特開2013-99774号公報 特開2013-119119号公報 特開2018-83223号公報
例えば、特許文献1の金型には、金型自体を冷却するため、複数の冷却水管が設けられている。熱間プレス中は、特に金型の成形面が高温となるため、通常、このような冷却水管は金型の成形面の近傍に配置される。しかしながら、この場合、成形面の近傍に多数の空間が生じることになるため、成形面の耐荷重性が不十分となる。すなわち、金型の強度が低下する。
本開示は、成形面の温度を調整することができるとともに、強度を確保することができる金型を提供することを課題とする。
本開示に係る金型は、成形面を有する。金型は、金型本体と、着脱シェルと、を備える。金型本体は、供給流路を有する。供給流路は、金型本体の内部に形成される。供給流路の一端は、金型本体の表面に開口する。供給流路には、温度調整用の流体が供給される。着脱シェルは、金型本体の表面に着脱可能に取り付けられる。着脱シェルは、金型の成形面の少なくとも一部を構成する外面を有する。金型本体の表面又は着脱シェルには、温度調整空間が設けられる。温度調整空間は、供給流路と連通する。着脱シェルは、複数のシェルピースに分割されている。複数のシェルピースは、金型本体の表面上において金型の長手方向と交差する方向に配列される。
本開示によれば、金型の成形面の温度を調整することができるとともに、金型の強度を確保することができる。
図1は、プレス機を示す模式図である。 図2は、第1実施形態に係る金型(下型)の横断面図である。 図3は、図2に示す金型に含まれる着脱シェルを内面側から見た図である。 図4は、第1実施形態に係る金型(上型)の横断面図である。 図5は、第2実施形態に係る金型(下型)の横断面図である。 図6は、第2実施形態に係る金型(上型)の横断面図である。 図7は、図5に示す金型に含まれる着脱シェルを内面側から見た図である。 図8は、図7に示す着脱シェルを外面側から見た図である。 図9は、上記実施形態の変形例に係る金型を説明するための図である。 図10は、上記変形例に係る金型を説明するための別の図である。 図11は、上記実施形態の他の変形例に係る金型の横断面図である。
実施形態に係る金型は、成形面を有する。金型は、金型本体と、着脱シェルと、を備える。金型本体は、供給流路を有する。供給流路は、金型本体の内部に形成される。供給流路の一端は、金型本体の表面に開口する。供給流路には、温度調整用の流体が供給される。着脱シェルは、金型本体の表面に着脱可能に取り付けられる。着脱シェルは、金型の成形面の少なくとも一部を構成する外面を有する。金型本体の表面又は着脱シェルには、温度調整空間が設けられる。温度調整空間は、供給流路と連通する。着脱シェルは、複数のシェルピースに分割されている。複数のシェルピースは、金型本体の表面上において金型の長手方向と交差する方向に配列される(第1の構成)。
第1の構成に係る金型では、供給流路から温度調整空間に流れ込んだ温度調整用の流体により、成形面の温度が調整される。すなわち、温度調整空間の流体によって、金型の成形面の温度が直接的に調整される。この温度調整空間は、金型本体の表面、あるいは金型本体の表面に対して着脱可能な着脱シェルに分散して配置される。そのため、プレス加工時の荷重負荷は、金型本体と着脱シェルとの接触面に分散されることになる。よって、成形面の温度を調整することができるとともに、金型の強度を確保することができる。
金型の成形面では、部位によって摩耗の度合いが異なる。例えば、金型の成形面のうち、ブランクと擦れる部分は、ブランクを単に挟み込むだけの部分と比べて摩耗が早い。第1の構成によれば、金型本体に着脱可能に取り付けられた着脱シェルが、複数のシェルピースに分割されている。そのため、着脱シェルを部分的に交換することができる。例えば、着脱シェルに含まれる複数のシェルピースのうち、摩耗したシェルピースを交換することで、成形面を部分的に補修することができる。よって、金型全体を補修したり、新しい金型を準備したりする必要がなく、金型の補修を容易に行うことができる。
着脱シェルは、さらに、貫通孔を有していてもよい。当該貫通孔の一端は、温度調整空間に開口する。また、貫通孔の他端は、着脱シェルの外面に開口する(第2の構成)。
第2の構成によれば、温度調整空間に流入した流体を着脱シェルの外面から吐出させることができる。そのため、金型上の成形品に対し、温度調整用の流体を供給することができる。
一般に、金型本体の素材強度は高いため、温度調整用の流体を成形面から吐出させるための貫通孔を金型に形成することは容易ではない。特に、吐出用の貫通孔は、流速向上の観点から要求される径が小さい。このような貫通孔を金型に形成するには、圧損増加を避けるため、温度調整用の流体の供給流路から段階的に孔径を小さくする複雑な経路加工が必要となる。また、貫通孔の長さも長くなるため、多数の貫通孔を精度よく金型に形成するのは、コスト面でも加工の難しさからも実用的ではない。例えば、従来、小径の貫通孔が必要な場合、まず金型に大径の貫通孔を形成し、この大径の貫通孔内に小径の貫通孔を有するねじ等を配置するといった作業が行われている。これに対して、第2の構成によれば、温度調整用の流体を成形面から吐出させるための貫通孔は、着脱シェルに形成すればよい。着脱シェルは、金型の表層部を構成するものであり、その厚みが小さい。よって、所望の径の貫通孔を容易に形成することができる。
温度調整空間は、着脱シェルの内面に設けられる溝によって形成されることが好ましい。着脱シェルの内面は、金型本体側の表面である(第3の構成)。
着脱シェルの内面の溝によって温度調整空間が構成される場合、例えば着脱シェルを中空箱状に形成する場合と比較して、着脱シェルの厚みを小さくすることができる。また、着脱シェルの内面のうち溝以外の部分が金型本体の表面に支持され、着脱シェルの支持面積が増加するため、着脱シェルの変形を抑制することができる。
以下、本開示の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。各図において同一又は相当の構成については同一符号を付し、同じ説明を繰り返さない。
<第1実施形態>
[プレス機の構成]
図1は、プレス機100を示す模式図である。このプレス機100には、金型10,20が取り付けられる。図1は、プレス機100を正面から見た図である。本実施形態では、図1の紙面に垂直な方向をプレス機100の奥行方向という。
プレス機100は、本体フレーム30と、スライド40と、ボルスタ50と、ベースプレート60と、を含む。
スライド40は、本体フレーム30に取り付けられる。スライド40は、本体フレーム30内に収容された油圧シリンダや、フライホイール等を作動させることで、本体フレーム30に対して昇降する。スライド40は、金型20を保持する。
ボルスタ50は、スライド40の下方に配置される。ボルスタ50上には、ベースプレート60が固定される。ベースプレート60は、凹状である。このベースプレート60上に金型10が取り付けられる。ベースプレート60は、金型10の上下方向の位置を調整する。金型10は、金型20と対向する。
金型10,20は、プレス機100の奥行方向に延びている。以下、金型10,20に関しては、プレス機100の奥行方向を長手方向といい、長手方向及び上下方向に垂直な方向を短手方向という。
図2は、金型10の概略構成を示す横断面図である。横断面とは、長手方向に垂直な断面をいう。図2に示すように、金型10は、金型本体11と、金型ベース12と、着脱シェル13と、を備える。
本実施形態において、金型本体11は、長手方向から見て、概略ハット形状を有する。すなわち、金型本体11は、パンチ部111と、フランジ部112とを有する。
パンチ部111は、金型本体11の短手方向の中央に配置される。パンチ部111は、頂面111aと、側面111bとを含む。側面111bは、頂面111aの両側に配置される。側面111bの各々は、頂面111aから下方に向かうにつれて短手方向の外側に向かうように、上下方向に対して傾斜する。フランジ部112は、パンチ部111から短手方向の外側に突出する。フランジ部112の上面112aは、パンチ部111の側面111bの下端に接続されている。
金型本体11は、複数の供給流路113と、複数の排出流路114とを含んでいる。供給流路113及び排出流路114の各々は、金型本体11を上下方向に貫通する。供給流路113及び排出流路114の上端は、金型本体11の表面に開口する。より具体的には、供給流路113及び排出流路114の上端は、パンチ部111の頂面111a又はフランジ部112の上面112aに開口する。供給流路113及び排出流路114の下端は、金型本体11の下面に開口する。
複数の供給流路113のうち、パンチ部111の頂面111aに開口する供給流路113には、2本の分岐供給路1131が設けられている。分岐供給路1131の各々は、供給流路113から金型10の短手方向に延びている。各分岐供給路1131は、金型10の短手方向に対して傾斜していてもよいし、屈曲していてもよい。2本の分岐供給路1131のうちの一方は、パンチ部111の一方の側面111bに開口する。他方の分岐供給路1131は、パンチ部111の他方の側面111bに開口する。
複数の排出流路114のうち、パンチ部111の頂面111aに開口する排出流路114には、2本の分岐排出路1141が設けられている。分岐排出路1141の各々は、排出流路114から金型10の短手方向に延びている。各分岐排出路1141は、金型10の短手方向に対して傾斜していてもよいし、屈曲していてもよい。2本の分岐排出路1141のうちの一方は、パンチ部111の一方の側面111bに開口する。他方の分岐排出路1141は、パンチ部111の他方の側面111bに開口する。
供給流路113、分岐供給路1131、排出流路114、及び分岐排出路1141の断面形状は、例えば円形である。ただし、供給流路113、分岐供給路1131、排出流路114、及び分岐排出路1141の断面形状は、他の形状であってもよい。
供給流路113、分岐供給路1131、排出流路114、及び分岐排出路1141の断面積は、互いに異なっていてもよいし、同一であってもよい。供給流路113、分岐供給路1131、排出流路114、及び分岐排出路1141の各々は、全体にわたって断面積が一定となるように構成されていてもよいし、断面積が途中で変化するように構成されていてもよい。
金型本体11は、金型ベース12上に載置される。金型本体11は、金型ベース12に取り付けられる。金型ベース12は、例えば、概略直方体状の外形を有する。
金型ベース12の上面121には、凹状の管路122が形成される。管路122は、例えば、金型本体11の供給流路113に対応して、上面121に設けられた複数の溝である。ただし、管路122の構成は、これに限定されるものではない。管路122には、温度調整用の流体が供給される。本実施形態において、温度調整用の流体は、金型10を冷却するための冷媒である。冷媒は、典型的には水である。管路122には、供給流路113の下端が接続される。
金型ベース12には、管路122とは異なる管路123も形成されている。管路123は、例えば、金型ベース12の下面124側に設けられた空間である。この管路123は、複数の接続路125により、金型本体11の排出流路114と接続されている。接続路125は、排出流路114に対応して金型ベース12に設けられている。
着脱シェル13は、金型本体11とは別体の部材である。着脱シェル13は、例えば金属で形成されている。着脱シェル13の材質は、金型本体11の材質と同じであってもよいし、異なっていてもよい。着脱シェル13は、金型本体11の表面に着脱可能に取り付けられる。特に限定されるものではないが、着脱シェル13は、例えば、ノックピンによって位置決めをした後、ボルトによって金型本体11の表面に固定される。着脱シェル13の外面131は、金型10の成形面の少なくとも一部を構成する。着脱シェル13の内面132は、金型本体11側に配置される。内面132には、溝133が設けられている。この溝133は、金型10の成形面の温度を調整するための温度調整空間S1を形成する。
着脱シェル13の厚みは、好ましくは5mm~10mmである。着脱シェル13の厚みとは、着脱シェル13と金型本体11との接触面から、着脱シェル13の外面131までの長さをいう。本実施形態の例では、着脱シェル13が複数のシェルピース134に分割されている。言い換えると、着脱シェル13は、複数のシェルピース134によって構成されている。本実施形態に係る金型10では、1つの金型本体11に対して、複数のシェルピース134が設けられている。
複数のシェルピース134は、金型本体11の表面上において金型10の長手方向と交差する方向に配列される。そのため、金型10の横断面で見て、各シェルピース134の端面(着脱シェル13の分割線)は、金型本体11の表面から着脱シェル13の外面131に向かって起立する。金型10の横断面視で、金型10の成形面に沿う方向におけるシェルピース134のそれぞれの長さは、当然ながら、当該方向における成形面の全長よりも小さい。シェルピース134は、それぞれ、金型本体11に対して着脱可能である。すなわち、シェルピース134ごとに、金型本体11に取り付けることができ、且つ金型本体11から取り外すことができる。
本実施形態では、着脱シェル13は、シェルピース134a~134cを含んでいる。シェルピース134a~134cは、金型本体11の表面を構成する複数の面であって互いに向きが異なる面111a,111b,112aのいずれかに取り付けられる。図2の例において、シェルピース134aは、パンチ部111の頂面111aに取り付けられる。シェルピース134aは、パンチ部111の頂面111aに関し、実質的に法線方向に着脱可能となっている。シェルピース134bは、パンチ部111の各側面111bに取り付けられる。シェルピース134bは、パンチ部111の各側面111bに関し、実質的に法線方向に着脱可能となっている。シェルピース134cは、フランジ部112の上面112aに取り付けられる。シェルピース134cは、フランジ部112の上面112aに関し、実質的に法線方向に着脱可能となっている。フランジ部112の上面112aのうち、シェルピース134cが取り付けられる部分は、他の部分と比較して凹の形状となっている。
図3は、着脱シェル13を内面132側から見た図である。図3では、着脱シェル13に含まれる複数のシェルピース134のうちの1つを例示する。
図3に示すように、着脱シェル13の内面132には、溝133が形成されている。溝133は、シェルピース134ごとに形成されている。各シェルピース134における溝133の深さ、及び外面131から溝133までの距離は、他のシェルピース134における溝133の深さ、及び外面131から溝133までの距離と等しいことが好ましい。特に限定されるものではないが、溝133は、例えば、各シェルピース134において、互いに対向する側縁間を往復するように形成される。溝133は、供給流路113及び排出流路114と連通する。例えば、溝133の一端には、供給流路113又は分岐供給路1131が接続され、溝133の他端には、排出流路114又は分岐排出路1141が接続される。
図4は、金型20の概略構成を示す横断面図である。図4に示すように、金型20は、上方に凸の成形面を有する金型10に対応して、上方に凹の成形面を有する。金型20は、金型本体21と、金型ベース22と、着脱シェル23と、を備える。
金型本体21は、その下面211に凹部212を有する。金型本体21は、複数の供給流路213及び複数の排出流路214を含んでいる。一部の供給流路213には、分岐供給路2131が設けられる。一部の排出流路214には、分岐排出路2141が設けられる。供給流路213、分岐供給路2131、排出流路214、及び分岐排出路2141の構成は、金型10の金型本体11における供給流路113、分岐供給路1131、排出流路114、及び分岐排出路1141(図2)の構成と同様であるので、詳細な説明を省略する。
金型ベース22は、例えば、概略直方体状の外形を有する。金型ベース22は、金型本体21の上方に配置される。金型ベース22の下面221には、金型本体21が取り付けられる。金型ベース22の下面221には、金型10の金型ベース12における管路122(図2)と同様の管路222が形成されている。管路222には、温度調整用の流体が供給される。本実施形態において、温度調整用の流体は、金型20を冷却するための冷媒であり、典型的には水である。金型ベース22の上面224側には、金型10の金型ベース12における管路123及び接続路125(図2)と同様の管路223及び接続路225が形成されている。
着脱シェル23は、金型10の着脱シェル13(図2)と同様に構成されている。着脱シェル23は、金型本体21とは別体の部材である。着脱シェル23は、例えば金属で形成されている。着脱シェル23の材質は、金型本体21の材質と同じであってもよいし、異なっていてもよい。着脱シェル23は、金型本体21の表面に着脱可能に取り付けられる。特に限定されるものではないが、着脱シェル23は、例えば、ノックピンによって位置決めをした後、ボルトによって金型本体21の表面に固定される。着脱シェル23の外面231は、金型20の成形面の少なくとも一部を構成する。着脱シェル23の内面232は、金型本体21側に配置される。内面232には、溝233が設けられている。この溝233は、金型20の成形面の温度を調整するための温度調整空間S2を形成する。
着脱シェル23の厚みは、好ましくは5mm~10mmである。着脱シェル23の厚みとは、着脱シェル23と金型本体21との接触面から、着脱シェル23の外面231までの長さをいう。着脱シェル23は、複数のシェルピース234に分割されている。言い換えると、着脱シェル23は、複数のシェルピース234によって構成されている。本実施形態に係る金型20では、1つの金型本体21に対して、複数のシェルピース234が設けられている。
複数のシェルピース234は、金型本体21の表面上において金型20の長手方向と交差する方向に配列される。そのため、金型20の横断面で見て、各シェルピース234の端面(着脱シェル23の分割線)は、金型本体21の表面から着脱シェル23の外面231に向かって起立する。金型20の横断面視で、金型20の成形面に沿う方向におけるシェルピース234のそれぞれの長さは、当然ながら、当該方向における成形面の全長よりも小さい。シェルピース234は、それぞれ、金型本体21に対して着脱可能である。すなわち、シェルピース234ごとに、金型本体21に取り付けることができ、且つ金型本体21から取り外すことができる。シェルピース234の各々には、金型10における着脱シェル13のシェルピース134(図3)と同様の溝233が形成されている。各シェルピース234における溝233の深さ、及び外面231から溝233までの距離は、他のシェルピース234における溝233の深さ、及び外面231から溝233までの距離と等しいことが好ましい。
本実施形態では、着脱シェル23は、シェルピース234a~234cを含んでいる。シェルピース234a~234cは、金型本体21の表面を構成する複数の面であって互いに向きが異なる面のいずれかに取り付けられる。図4の例において、シェルピース234aは、金型本体21の凹部212の底面に取り付けられる。シェルピース234aは、凹部212の底面に関し、実質的に法線方向に着脱可能となっている。シェルピース234bは、凹部212の両側面に取り付けられる。シェルピース234bは、凹部212の各側面111bに関し、実質的に着脱可能となっている。シェルピース234cは、金型20の短手方向において凹部212の両外側に配置され、金型本体21の下面211に取り付けられる。シェルピース234cは、金型本体21の下面211に関し、実質的に法線方向に着脱可能となっている。
[プレス機の動作]
続いて、成形品を製造する際のプレス機100の動作について説明する。図1を参照して、まず、加熱されたブランク(図示略)を金型10上に載置する。次に、スライド40を下降させることで、金型20を下死点に到達させる。これにより、金型20及び金型10によってブランクがプレス加工され、成形品が製造される。
ブランクのプレス加工を繰り返すと、加熱されたブランクの熱により、金型10,20の成形面が高温となる。そのため、金型10,20を冷却する。典型的には、金型10,20は、成形品を製造している間、常時冷却されている。ただし、金型10,20を一時的に冷却することもできる。
図2を再度参照して、金型10を冷却する際には、金型ベース12の管路122に対し、例えば、金型10の外部に設けられた流体圧送手段(図示略)によって連続的に冷媒を導入する。流体圧送手段としては、例えば、管路122と冷媒タンクとの間に配置されたポンプや、シリンダ等を挙げることができる。管路122は、水道に直結されていてもよい。管路122内に導入された冷媒は、金型本体11の各供給流路113に供給される。冷媒は、供給流路113を通り、着脱シェル13に流入する。より具体的には、冷媒は、供給流路113又は分岐供給路1131から、各シェルピース134a~134cの溝133に流れ込む。
各シェルピース134a~134cの溝133を冷媒が流れることにより、着脱シェル13が抜熱される。着脱シェル13は薄いため、外面131、すなわち金型10の成形面も十分に冷却される。溝133を流れた冷媒は、金型本体11の排出流路114又は分岐排出路1141によって着脱シェル13から排出される。冷媒は、金型本体11の排出流路114及び金型ベース12の接続路125を通って金型ベース12の管路123に集められ、管路123から排出される。管路123から排出された冷媒は、廃棄されてもよいし、循環利用されてもよい。
図4を参照して、金型20の冷却に際し、金型ベース22の管路222には、例えば、上述した流体圧送手段(図示略)によって連続的に冷媒が導入される。管路222内に導入された冷媒は、金型本体21の各供給流路213に供給される。冷媒は、供給流路213を通り、着脱シェル23に流入する。より具体的には、冷媒は、供給流路213又は分岐供給路2131から、各シェルピース234a~234cの溝233に流れ込む。
各シェルピース234a~234cの溝233を冷媒が流れることにより、着脱シェル23が抜熱される。着脱シェル23は薄いため、外面231、すなわち金型20の成形面も十分に冷却される。溝233を流れた冷媒は、金型本体21の排出流路214又は分岐排出路2141によって着脱シェル23から排出される。冷媒は、金型本体21の排出流路214及び金型ベース22の接続路225を通って金型ベース22の管路223に集められ、管路223から排出される。管路223から排出された冷媒は、廃棄されてもよいし、循環利用されてもよい。
[第1実施形態の効果]
本実施形態に係る金型10,20では、着脱シェル13,23の各溝133,233に流れ込んだ冷媒により、成形面が冷却される。すなわち、着脱シェル13,23の各溝133,233が、金型10,20の成形面を冷却する温度調整空間S1,S2として機能する。このように、金型10,20の成形面を構成する着脱シェル13,23に温度調整空間S1,S2を分散して設けることにより、プレス加工時の荷重負荷を金型本体11,21と着脱シェル13,23との接触面に分散させることができる。よって、本実施形態に係る金型10,20によれば、金型10,20の成形面を冷却することができるとともに、金型10,20の強度を確保することができる。
本実施形態に係る金型10,20において、金型本体11,21に着脱可能に取り付けられる着脱シェル13,23の厚みは小さい。着脱シェル13,23の厚みは、例えば、5mm~10mmである。そのため、プレス加工時の荷重負荷による着脱シェル13,23の変形量を小さくすることができる。また、着脱シェル13,23の厚みが小さいことにより、金型本体11,21の断面剛性の低下が抑制される。よって、金型10,20の剛性及び耐荷重性を確保することができる。
着脱シェル13,23の厚みを小さくすることにより、着脱シェル13,23の熱容量を小さくすることができる。よって、金型10,20の成形面を構成する着脱シェル13,23が冷却されやすくなる。
本実施形態では、特に、着脱シェル13,23の内面132,232に溝133,233を形成し、この溝133,233によって温度調整空間S1,S2を構成する。そのため、着脱シェル13,23の厚みをより小さくすることができ、着脱シェル13,23の厚み方向の変位を低減することができる。また、着脱シェル13,23の内面132,232において、周縁部だけでなく、溝133,233の間の部分が金型本体11,21によって支持されることになり、着脱シェル13,23の支持面積が増加するため、着脱シェル13,23の変形を抑制することができる。よって、金型10,20の強度をより向上させることができる。
本実施形態のように、温度調整空間S1,S2としての溝133,233を金型本体11,21の表面ではなく、着脱シェル13,23の内面132,232に形成した場合、金型10,20の補修性が向上する。すなわち、金型10,20において成形面の摩耗や凹み等の変形が生じたとしても、溝のない金型本体11,21には変形等のダメージが及びにくい。そのため、着脱シェル13,23の交換のみで、金型10,20を補修することができる。仮に金型本体11,21にまで変形等のダメージが及んだとしても、金型本体11,21は、内部に流路113,114,213,214を有するだけで、その表面には溝がないため、金型本体11,21の表面に溝がある場合と比較して金型本体11,21を容易に補修することができる。また、着脱シェル13,23に溝133,233を加工する方が、金型本体11,21に溝を加工するよりも容易である。
本実施形態に係る金型10,20において、温度調整空間S1,S2としての溝133,233には、金型本体11,21の供給流路113,213及び排出流路114,214が連通している。金型10,20の成形面を冷却する際には、供給流路113,213から温度調整空間S1,S2に新たな冷媒が供給されるとともに、成形面との熱交換によって温度が上昇した冷媒が排出流路114,214から排出される。すなわち、温度調整空間S1,S2内の冷媒が常時入れ替えられるため、金型10,20の成形面を適切に冷却することができる。
本実施形態に係る金型10,20では、着脱シェル13,23が複数のシェルピース134,234に分割されている。シェルピース134,234は、それぞれ、金型本体11,21に対して着脱可能となっている。そのため、例えば、複数のシェルピース134,234の一部が摩耗した場合、摩耗したシェルピース134,234のみを交換することができる。すなわち、金型10,20の部分的な補修を行うことができる。よって、金型10,20の成形面が部分的に摩耗した場合に、金型10,20の全体を補修したり、新たな金型を準備したりする必要がなく、金型10,20の補修性を向上させることができる。
本実施形態では、金型10,20を冷却するために温度調整空間S1,S2を使用しているが、金型10,20を保温するために温度調整空間S1,S2を使用することもできる。金型10,20を保温する場合、温度調整用の流体として、例えば、高温の油等を選択すればよい。
<第2実施形態>
図5及び図6は、第2実施形態に係る金型10A,20Aの横断面図である。金型10Aは、着脱シェル13Aの構成において、第1実施形態に係る金型10(図2)と異なる。金型20Aは、着脱シェル23Aの構成において、第1実施形態に係る金型20(図4)と異なる。
図5を参照して、金型10Aの着脱シェル13Aは、その内面132に溝133a,133bを有する。溝133aは、温度調整空間S1として機能する。着脱シェル13Aは、複数の貫通孔135a,135bをさらに有する。
各貫通孔135aの一端は、温度調整空間S1としての溝133aに開口する。各貫通孔135aの他端は、着脱シェル13Aの外面131に開口する。各貫通孔135bの一端は、温度調整空間S1としての溝133aとは異なる溝133bに開口する。各貫通孔135bの他端は、貫通孔135aと同様、着脱シェル13Aの外面131に開口する。
着脱シェル13Aは、複数のシェルピース134Aに分割されている。着脱シェル13Aは、複数のシェルピース134Aによって構成されている。着脱シェル13Aは、パンチ部111の頂面111a、両側面111b、及びフランジ部112の上面112aにそれぞれ対応するシェルピース134Aa~134Acを含んでいる。シェルピース134Aa~134Acは、第1実施形態におけるシェルピース134a~134c(図2)と同様に、金型本体11の表面上において金型10Aの長手方向と交差する方向に配列されている。
着脱シェル13Aの外面131には、複数の凸部131aが設けられている。凸部131aは、外面131において、概ね等密度に設けられている。これらの凸部131aは、例えば、外面131をエッチング加工することにより、形成することができる。本実施形態では、外面131の全域にわたり、凸部131aが設けられている。すなわち、複数のシェルピース134Aの各々に複数の凸部131aが形成されている。ただし、一部のシェルピース134Aのみに、これらの凸部131aが形成されていてもよい。凸部131aは、貫通孔135a,135bと干渉しないように設けられることが好ましい。
図6を参照して、金型20Aの着脱シェル23Aは、その内面232に溝233a,233bを有する。溝233aは、温度調整空間S2として機能する。着脱シェル23Aは、複数の貫通孔235a,235bをさらに有する。
各貫通孔235aの一端は、温度調整空間S2としての溝233aに開口する。各貫通孔235aの他端は、着脱シェル23Aの外面231に開口する。各貫通孔235bの一端は、温度調整空間S2としての溝233aとは異なる溝233bに開口する。各貫通孔235bの他端は、貫通孔235aと同様、着脱シェル23Aの外面231に開口する。
着脱シェル23Aは、複数のシェルピース234Aに分割されている。着脱シェル23Aは、複数のシェルピース234Aによって構成されている。着脱シェル23Aは、金型本体21の凹部212の底面及び両側面、並びに下面211にそれぞれ対応するシェルピース234Aa~234Acを含んでいる。シェルピース234Aa~234Acは、第1実施形態におけるシェルピース234a~234c(図4)と同様に、金型本体21の表面上において金型20Aの長手方向と交差する方向に配列されている。
金型10Aの着脱シェル13A(図5)と同様、着脱シェル23Aの外面231には、複数の凸部231aが設けられている。凸部231aは、外面231において、概ね等密度に設けられている。これらの凸部231aは、例えば、外面231をエッチング加工することにより、形成することができる。本実施形態では、外面231の全域にわたり、凸部231aが設けられている。すなわち、複数のシェルピース234Aの各々に複数の凸部231aが形成されている。ただし、一部のシェルピース234Aのみに、これらの凸部231aが形成されていてもよい。凸部231aは、貫通孔235a,235bと干渉しないように設けられることが好ましい。
以下、図7及び図8を参照して、着脱シェル13Aの詳細な構成を説明する。金型20Aの着脱シェル23A(図6)の構成は、金型10Aの着脱シェル13Aと概ね同一であるので、その説明を省略する。図7は、金型10Aの着脱シェル13Aを内面132側から見た図である。図8は、金型10Aの着脱シェル13Aを外面131側から見た図である。図7及び図8では、着脱シェル13Aに含まれる複数のシェルピース134Aのうちの1つを例示する。
図7に示すように、着脱シェル13Aの内面132には、溝133a,133bが形成されている。溝133a,133bは、シェルピース134Aごとに形成されている。各シェルピース134Aにおける溝133aの深さ、及び外面131(図8)から溝133aまでの距離は、他のシェルピース134Aにおける溝133aの深さ、及び外面131から溝133aまでの距離と等しいことが好ましい。同様に、各シェルピース134Aにおける溝133bの深さ、及び外面131から溝133bまでの距離は、他のシェルピース134Aにおける溝133bの深さ、及び外面131から溝133bまでの距離と等しいことが好ましい。
図7を参照して、溝133aは、供給流路113と連通する。より具体的には、溝133aには、供給流路113又は分岐供給路1131が接続されている。溝133aは、例えば、シェルピース134Aの周縁に沿うように形成されている。溝133aには、着脱シェル13Aの外面131(図8)に開口する複数の貫通孔135aが接続されている。これらの貫通孔135aは、例えば、溝133aに沿い、間隔を空けて配置される。貫通孔135aは、外面131の凸部131aと干渉しないように配置される。
図7を参照して、溝133bは、排出流路114と連通する。より具体的には、溝133bには、排出流路114又は分岐排出路1141が接続されている。本実施形態の例では、溝133bは、シェルピース134Aの周縁に沿う溝133aの内側に形成されている。溝133bには、着脱シェル13Aの外面131(図8)に開口する複数の貫通孔135bが接続されている。これらの貫通孔135bは、例えば、概ね等間隔に配置されている。貫通孔135bは、外面131の凸部131aと干渉しないように配置される。
図5及び図6に戻り、本実施形態に係る金型10A,20Aは、金型20Aが下死点に到達した後、金型10A,20A内の成形品を冷却するものである。以下、成形品の冷却方法について説明する。
図5を参照して、金型10Aでは、金型ベース12の管路126に対し、第1実施形態において説明した流体圧送手段(図示略)によって連続的に冷媒が導入される。管路126は、金型ベース12の上面121に設けられた凹部であり、冷媒が貯留される。管路126内の冷媒は、金型本体11の供給流路113を通り、着脱シェル13Aに流入する。より具体的には、冷媒は、供給流路113又は分岐供給路1131から、各シェルピース134Aa~134Acの溝133aに流れ込む。
溝133a内に流れ込んだ冷媒は、各貫通孔135aから吐出される。冷媒は、着脱シェル13Aの外面131上の凸部131aの間を通りながら、成形品の表面を直接冷却する。この冷媒により、金型10Aの成形面も冷却される。
成形品及び金型10Aの成形面を冷却した冷媒は、貫通孔135bを通り、着脱シェル13Aの溝133bに回収される。冷媒は、金型本体11の排出流路114又は分岐排出路1141によって着脱シェル13Aから排出される。冷媒は、金型本体11の排出流路114及び金型ベース12の接続路125を通って管路123に到達した後、管路123から排出される。管路123から排出された冷媒は、廃棄されてもよいし、循環利用されてもよい。
図6を参照して、金型20Aも、金型10Aと同様にして成形品及び成形面を冷却する。すなわち、金型20Aでは、金型ベース22の管路226に対し、上述した流体圧送手段(図示略)によって連続的に冷媒が導入される。冷媒は、金型本体21の供給流路213を通り、着脱シェル23Aに流入する。冷媒は、供給流路213又は分岐供給路2131から、各シェルピース234Aa~234Acの溝233aに流れ込む。
冷媒は、溝233a内に流れ込んだ後、各貫通孔235aから吐出される。冷媒は、着脱シェル23Aの外面231上の凸部231aの間を通りながら、成形品及び金型20Aの成形面を冷却する。
その後、貫通孔235bを介し、着脱シェル23Aの溝233bに冷媒が回収される。冷媒は、金型本体21の排出流路214又は分岐排出路2141によって着脱シェル23Aから排出される。冷媒は、金型本体21の排出流路214及び金型ベース22の接続路225を通って管路223に到達した後、管路223から排出される。管路223から排出された冷媒は、廃棄されてもよいし、循環利用されてもよい。
本実施形態に係る金型10A,20Aでも、第1実施形態と同様、金型本体11,21に対して着脱可能な着脱シェル13A,23Aに温度調整空間S1,S2を分散して設けている。そのため、プレス加工時の荷重負荷を金型本体11,21と着脱シェル13A,23Aとの接触面に分散させることができ、金型10A,20Aの強度を確保することができる。
本実施形態に係る金型10A,20Aでは、着脱シェル13A,23Aに、温度調整空間S1,S2から成形面に延びる貫通孔135a,235aが設けられている。そのため、温度調整空間S1,S2に供給された冷媒を成形面から吐出することができ、金型10A,20A内の成形品を冷却することができる。
本実施形態においても、着脱シェル13A,23Aの厚みは小さく、例えば5mm~10mmである。冷媒吐出用の貫通孔135a,235aは、この着脱シェル13A,23Aに形成すればよい。すなわち、冷媒吐出用の貫通孔135a,235aの長さが短いため、貫通孔135a,235aを容易に加工することができ、加工効率が良好となる。例えば、貫通孔135a,235aに要求される径が小さい場合であっても、薄肉の着脱シェル13A,23Aに当該貫通孔135a,235aを形成すればよく、金型本体11,21に小径の供給流路113,213を多数形成する必要はない。金型本体11,21の供給流路113,213の径は、加工しやすい径とすることができる。冷媒排出用の貫通孔135b,235bについても同様である。
第1実施形態と同様に、本実施形態に係る金型10A,20Aでも、着脱シェル13A,23Aが複数のシェルピース134A,234Aに分割されている。そのため、シェルピース134A,234Aごとの交換が可能である。例えば、着脱シェル13A,23Aの外面131,231上の凸部131a,231aが部分的に摩耗した場合、その部分のシェルピース134A,234Aを新しいものに交換することができる。すなわち、金型10A,20Aの全体を補修したり、新たな金型を準備したりする必要がないため、金型10A,20Aの補修性を向上させることができる。
本実施形態において、着脱シェル13A,23Aは、温度調整空間S1,S2内の冷媒を外面131,231のみから吐出する。しかしながら、着脱シェル13A,23Aは、外面131,231に加え、その周縁部から冷媒を吐出するように構成されていてもよい。着脱シェル13A,23Aの周縁部から吐出された冷媒は、例えば、ロケートピンやリフタ等といった金型10A,20Aの付属部品に供給され、当該付属部品を冷却する。着脱シェル13A,23Aの周縁部から冷媒を吐出させる場合、周縁部の冷媒吐出孔が露出するよう、例えば、着脱シェル13A,23Aの外面131,231と金型本体11,21の表面との間に段差を設ければよい。
本実施形態では、金型10A,20Aによって成形品を製造し、当該成形品をそのまま金型10A,20A内で冷却している。しかしながら、高温の成形品を単に加圧冷却するために金型10A,20Aを使用することも可能である。
以上、本開示に係る各実施形態について説明したが、本開示は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
例えば、第1実施形態に係る金型10,20では、着脱シェル13,23の温度調整空間S1,S2から冷媒を吐出させないのに対し、第2実施形態に係る金型10A,20Aでは、着脱シェル13A,23Aの温度調整空間S1,S2から冷媒を吐出させる。しかしながら、例えば、図9及び図10に示す金型10Bのように、冷媒の送り方向によって貫通孔135を開閉する開閉弁136を用いることにより、着脱シェル13Bにおいて冷媒の吐出及び非吐出を切り替えることができる。
図9を参照して、着脱シェル13Bの溝133Bには、複数の貫通孔135に対応して複数の開閉弁136が設けられている。各開閉弁136は、冷媒が送り方向A1に流れる場合、対応する貫通孔135を封鎖しないように構成されている。そのため、冷媒が溝133B内を送り方向A1に流れている間は、各貫通孔135を介して着脱シェル13Bの外面131から冷媒が吐出される。これにより、冷媒を成形品に供給することができる。
図10を参照して、冷媒が溝133B内を逆の送り方向A2に流れる場合、各開閉弁136が対応する貫通孔135を封鎖する。そのため、冷媒は、溝133B内のみを流れ、着脱シェル13Bの外面131から吐出されない。これにより、金型10Bの内部から成形面が冷却される。
第1実施形態又は第2実施形態に係る金型10,10A,20,20Aでは、成形面のほぼ全体が着脱シェル13,13A,23,23Aによって構成されている。しかしながら、金型10,10A,20,20Aにおいて、その成形面の一部のみを着脱シェル13,13A,23,23Aが構成していてもよい。
例えば、成形品を部分的に急冷して焼き入れしたい場合、第2実施形態に係る金型10A,20Aのうち、成形品の急冷部分に接触する部位にのみ、貫通孔135a,135b,235a,235b及び凸部131a,231aを有する着脱シェル13A,23Aを設けることができる。また、例えば、板厚が異なる複数の鋼板で構成されるテーラードブランクを用いてプレス加工を行う場合、金型10A,20Aのうち、板厚が大きく冷却されにくい部分に接触する部位にのみ、貫通孔135a,135b,235a,235b及び凸部131a,231aを有する着脱シェル13A,23Aを設けてもよい。金型10A,20Aの成形面のほぼ全体が着脱シェル13A,23Aによって構成されている場合も、例えば、貫通孔135a,135b,235a,235b及び凸部131a,231aを有するシェルピース134A,234Aと、貫通孔135a,135b,235a,235bを有しないシェルピース134,234とを組み合わせて使用することで、成形品の冷却強度を部位ごとに変化させることができる。また、金型10A,20Aの成形面の一部のみが着脱シェル13A,23Aによって構成されている場合も、例えば、貫通孔135a,135b,235a,235b及び凸部131a,231aを有するシェルピース134A,234Aと、貫通孔135a,135b,235a,235bを有しないシェルピース134,234とを組み合わせて使用することで、成形品の冷却強度を部位ごとに変化させることができる。
上記実施形態において、着脱シェル13,13A,23,23Aは、それぞれ、内面132,232に形成された溝133,133a,233,233aによって温度調整空間S1,S2を構成する。しかしながら、着脱シェル13,13A,23,23Aの内部に空間を形成し、この空間を温度調整空間S1,S2とすることもできる。ただし、着脱シェル13,13A,23,23Aの厚みを低減する観点から、上記実施形態のように、溝133,133a,233,233aによって温度調整空間S1,S2を構成することが好ましい。
温度調整空間S1,S2は、着脱シェル13,13A,23,23Aの内面132,232のほぼ全域を占める単一の凹部であってもよい。ただし、上記実施形態のように、着脱シェル13,13A,23,23Aの温度調整空間S1,S2が溝133,133a,233,233aである方が、プレス加工時の荷重を支持する部分が多くなるため、強度の面で有利である。
着脱シェル13,13A,23,23Aの内面132,232に溝133,133a,233,233aが形成されている場合、金型本体11,21の表面に、着脱シェル13,13A,23,23Aの溝133,133a,233,233aに対応する溝を形成してもよい。これにより、温度調整空間S1,S2の容積が拡大し、温度調整空間S1,S2を通る流体の流量を増加させることができる。また、着脱シェル13,13A,23,23Aの内面132,232に溝133,133a,233,233aを形成せず、金型本体11,21の表面にのみ溝を形成することもできる。この場合、金型本体11,21の表面の溝により、温度調整空間S1,S2が形成される。ただし、金型本体11,21の表面に溝を設けた場合、金型本体11,21の補修性が低下する。よって、上記実施形態のように、着脱シェル13,13A,23,23Aの内面132,232に溝133,133a,233,233aを設け、金型本体11,21の表面には溝を設けないことが好ましい。
着脱シェル13,13A,23,23Aは、より細かく分割することもできる。例えば、図11に示す金型10Cでは、パンチ部111の側面111b及びフランジ部112の上面112aにおいて、着脱シェル13Cが細かく分割されている。着脱シェル13Cでは、隣り合うシェルピース134C同士の境界面がプレス加工時の荷重方向と交差するように、各シェルピース134Cが構成されている。各シェルピース134Cは、隣り合うシェルピース134Cと嵌り合う凹凸形状を境界面に有する。このような構成によれば、各シェルピース134Cが金型本体11から外れにくくなり、シェルピース134Cを金型本体11に固定するためのノックピンやボルト等を減らすことができる。また、プレス加工時の荷重を利用してシェルピース134C同士を密着させることもできるため、金型10Cの成形面に隙間が生じるのを防止することができる。
着脱シェル13Cの内面132には、上記各実施形態と同様に、溝133(図3)又は溝133a,133b(図7)を形成することができる。溝133又は溝133a,133bは、例えば、隣り合うシェルピース134C同士で繋がるように内面132に形成することができる。この場合、1本の流路113から複数のシェルピース134Cに温度調整用の流体を供給することができるため、金型本体11内の流路113の数を減らすことができる。よって、金型本体11の製造がより容易になるとともに、金型本体11の強度をさらに向上させることができる。
第1実施形態では、金型10,20の各々が着脱シェル13,23を有する。しかしながら、金型10,20のうちの一方のみが着脱シェルを有していてもよい。同様に、第2実施形態において、金型10A,20Aのうちの一方のみが着脱シェルを有していてもよい。
上記実施形態では、金型本体11の各々に3本の供給流路113が設けられている。また、供給流路113のうち、パンチ部111の頂面111aに開口する供給流路113には、2本の分岐供給路1131が設けられている。しかしながら、供給流路113及び分岐供給路1131の数や配置は、これに限定されるものではない。同様に、金型本体21における排出流路214及び分岐排出路2141の数及び配置も、特に限定されるものではない。また、排出流路114,214及び分岐排出路1141,2141を流体の供給に、供給流路113,213及び分岐供給路1131,2131を流体の排出に使用することもできる。
10,10A~10C,20,20A:金型
11,21:金型本体
113,213:供給流路
12,22:金型ベース
13,13A~13C,23,23A:着脱シェル
131,231:外面
132,232:内面
133,133a,133B,233,233a:溝
134,134a~134c,134A,134Aa~134Ac,134C,234,234a~234c,234A,234Aa~234Ac:シェルピース
135,135a,235a:貫通孔
S1,S2:温度調整空間

Claims (3)

  1. 成形面を有する金型であって、
    内部に形成され、一端が表面に開口し、温度調整用の流体が供給される供給流路を有する金型本体と、
    前記金型本体の前記表面に着脱可能に取り付けられ、前記成形面の少なくとも一部を構成する外面を有する板状の着脱シェルと、を備え、
    前記金型本体の前記表面又は前記着脱シェルには、前記供給流路と連通する温度調整空間が設けられ、
    前記着脱シェルは、複数のシェルピースに分割され、
    前記複数のシェルピースは、前記金型本体の前記表面上において前記金型の長手方向と交差する方向に配列される、金型。
  2. 請求項1に記載の金型であって、
    前記着脱シェルは、さらに、一端が前記温度調整空間に開口し、他端が前記外面に開口する貫通孔を有する、金型。
  3. 請求項1又は2に記載の金型であって、
    前記温度調整空間は、前記着脱シェルの前記金型本体側の表面である内面に設けられる溝によって形成される、金型。
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