JP7368620B2 - 酸欠乏硝酸ウラニル溶液の調製 - Google Patents
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Description
ウラン酸化物、例えば、xが1~3であり、zが2~8であるUxOzを硝酸水溶液に溶解し、ウラン溶液を生成する工程と、
密閉された反応チャンバー内で、大気圧より大きい圧力、5~40気圧、5~20気圧、又は10~40気圧の圧力下に前記ウラン溶液を置く工程と、
マイクロ波又は電気ヒーターを用いて、前記ウラン溶液を150℃~250℃の間の所望の保持温度に加熱する工程と、
密閉容器内で、前記ウラン溶液を、上昇した圧力下で、前記所望の温度で15分~6時間の所望の保持時間維持する工程と、
前記保持温度を維持しながら、前記ウラン溶液の圧力を下げる工程と、
前記所望の温度を100℃未満に下げ、酸欠乏硝酸ウラニル溶液を得る工程と、を含む。
ウラン酸化物、例えば、xが1~3であり、zが2~8であるUxOzを硝酸水溶液に溶解し、ウラン溶液を生成する工程と、
前記ウラン溶液を密閉された反応チャンバー内で、5~40気圧の圧力下に置く工程と、
前記ウラン溶液の圧力を上昇させながら、マイクロ波又は電気ヒーターを用いて、150℃~250℃の間の所望の保持温度に加熱する工程と、
前記ウラン溶液を密閉容器内で前記所望の保持温度で15分~6時間の所望の保持時間だけ保持する工程と、
前記保持温度を維持しながら、前記ウラン溶液の圧力を下げる工程と、
前記所望の温度を100℃未満に下げ、酸欠乏硝酸ウラニル溶液を得る工程と、
により調製する方法に関するものである。
NO3:U比が1.5~1.9、ウラン濃度が0.5M~3.5M、pHが0.5~2.8であるか、
NO3:U比が1.5~1.7、ウラン濃度が0.5M~3.5M、pHが0.8~2.8であるか、
NO3:U比が1.5~1.9、ウラン濃度が2.5M~3.0M、pHが1.8未満であるか、
又は、NO3:U比が1.5~1.7、ウラン濃度が2.5M~3.0M、pHが1.2~1.8である。
酸素を含むウランイオン、例えば、UO2(NO3)2又はその水和物の硝酸塩を硝酸水溶液に溶解し、ウラン溶液を生成する工程と、
前記ウラン溶液を、密閉された反応チャンバー内で、大気圧よりも高い圧力下に置く工程と、
前記ウラン溶液にマイクロ波を照射し、前記ウラン溶液を150℃~250℃の間の所望の温度に加熱する工程と、
前記ウラン溶液を高圧力下で、前記所望の温度で、15分~6時間の所望の保持時間だけ維持する工程と、
前記ウラン溶液を沸騰させることなく、前記ウラン溶液の圧力を部分的に抜く工程と、
前記所望の温度を100℃未満に下げ、前記ウラン溶液を大気圧まで減圧して酸欠乏硝酸ウラニル溶液を得る工程と、によって調整される。
ウラン濃度が0.5M~3Mであり、密度が1.15g/cm3~1.95g/cm3であるか、
ウラン濃度が1M~3Mであり、密度が1.30g/cm3~1.95g/cm3であるか、
ウラン濃度が2M~3Mであり、密度が1.55g/cm3~1.95g/cm3であるか、
又は、ウラン濃度が2.7M~3Mであり、密度が1.75g/cm3~1.95g/cm3である。
NO3:U比が1.5~1.9であり、pHが0.5~2.8であるか、
NO3:U比が1.5~1.7であり、pHが0.5~2.8であるか、
NO3:U比が1.5~1.9であり、pHが1.8未満であるか、
又は、NO3:U比が1.5~1.7であり、pHが1.2~1.8である。
ρ[ADUN]=ρ[H2O]+0.27U+0.028N …(1)
ρ[ADUN]=ρ[H2O]+0.31U …(2)
23mLの蒸留水が入った容器に32.3mLの70%硝酸を加える。この容器を60℃に加熱し、76gのU3O8を6日間かけて25%、25%、25%、10%、10%、5%の割合で添加する。この6日間、容器は60℃に保たれ、攪拌が続けられる。反応容器内の反応混合物の体積を一定に保ち、沈殿を防止するために、6日間にわたって蒸留水が加えられる。容器を20℃に冷却し、さらに24時間かけて平衡化させる。24時間後、密度とpHを検査し、必要に応じて蒸留水を加える。硝酸ウラニル溶液を取り出し、ろ過して、未反応の酸化ウランを除去する。
6gのU3O8(7.13mmol U3O8;21.4mmol U)を1.8~3mLの蒸留水に加え、酸化ウランスラリーを形成する。酸化ウランスラリーを混合し、70%硝酸を1.3~2.5mL添加する。再び酸化ウランスラリーを混合し、酸分解槽に入れる。U3O8に対する水の質量の比は0.3~0.5である。U3O8に対する硝酸の質量の比は0.3~0.6である。分解容器はアルゴンで5~40barに加圧され、200℃~250℃に加熱される。この温度を30~120分維持する。この時間の終わりに、沸騰を防止するために、200℃~250℃の温度と、加熱された分解溶液の蒸気圧以上の圧力とを維持しながら、システムを脱気して、圧力を部分的に抜く。部分的に圧力を抜いた後、温度を30℃まで下げ、圧力を大気圧まで下げ、生成した硝酸ウラニル溶液を取り出す。
6gのU3O8(7.13mmol U3O8;21.4mmol U)を3mLの蒸留水に加える。U3O8と水とを混合し、2.5mLの70%硝酸(15.8M HNO3水溶液:39.52mmol HNO3;2.49g HNO3)を加え、得られた溶液を混合して酸分解槽に入れる。U3O8に対する硝酸の質量の比は0.5である。U3O8に対する硝酸のモル比は1.85である。容器を密閉し、アルゴンで5bar~4barに加圧し、3℃/分~20℃/分の温度の上昇率となるように、マイクロ波を用いて200℃~250℃に加熱する。30分~120分の間、200℃~250℃の温度を維持する。この時間の終わりに、沸騰を防止するために分解溶液の蒸気圧以上の圧力を維持したまま、システムを脱気する。これは、温度を200℃~250℃に維持しながら、圧力を200℃~250℃の分解液の蒸気圧を超える圧力に部分的に減圧することにより、行うことができる。部分的に減圧した後、溶液の温度を30℃まで下げる。圧力を1気圧に下げ、生成物である硝酸ウラニル溶液を取り出す。
400gのU3O8(0.48mol U3O8;1.44mol U)を194mLの蒸留水に添加する。U3O8と水とを混合し、170mLの70%硝酸(15.8M HNO3水溶液:2.69mol HNO3)をウラン溶液に加え、得られた溶液を混合して酸分解槽に入れる。U3O8に対する硝酸の質量の比は0.42である。U3O8に対する硝酸のモル比は1.87以下である。容器を密閉し、アルゴンで30barに加圧し、3℃/分~20℃/分の温度の上昇率となるように、マイクロ波を用いて230℃に加熱する。60分間、230℃の温度を維持する。この時間の終わりに、圧力が35barとなるようにシステムを脱気する。温度を30℃まで下げ、残りの圧力を抜き、生成した硝酸ウラニル溶液を容器から取り出す。未反応のウラン酸化物を処理するためにろ過してもよい。
6gのUO2を1.8~3mLの蒸留水に加え、酸化物ウランスラリーを形成する。酸化物ウランスラリーを混合し、70%硝酸を1.3~2.5mL加える。再び酸化ウランスラリーを混合し、酸分解槽に入れる。UO2に対する水の質量の比は0.3~0.5である。UO2に対する硝酸の質量の比は0.3~0.6である。分解容器をアルゴンで5~40barに加圧し、200℃~250℃に加熱する。30~120分、この温度が維持される。この時間の終わりに、沸騰を防止するために、200℃~250℃の温度と、加熱された分解溶液の蒸気圧以上の圧力とを維持しながら、システムを脱気し、圧力を部分的に抜く。圧力を部分的に抜いた後、温度を30℃まで下げる。圧力を大気圧まで下げ、生成した硝酸ウラニル溶液を取り出す。密度とpHとが所望の通りでなかった場合、手順を繰り返す。
Claims (17)
- UO2(OH)y(NO3)2-yの式を有する酸欠乏硝酸ウラニルの溶液を調製する方法であって、
yは0.1~0.5の範囲であり、
a)xが1~3であり、zが2~8であるUxOzを硝酸水溶液に溶解し、ウラン溶液を生成する工程と、
b)密閉された反応チャンバー内で、大気圧より大きい圧力下に前記ウラン溶液を置く工程と、
c)マイクロ波を用いて、前記ウラン溶液を150℃~250℃の間の所望の温度に加熱する工程と、
d)前記ウラン溶液を、上昇した圧力下で、前記所望の温度で、15分~6時間の所望の保持時間維持する工程と、
e)前記ウラン溶液を沸騰させることなく、前記ウラン溶液の圧力を部分的に抜く工程と、
f)前記所望の温度を100℃未満に下げ、前記ウラン溶液の圧力を大気圧まで減圧し、酸欠乏硝酸ウラニル溶液を得る工程とを含む方法。 - 前記UxOzは硝酸水溶液に溶解されていることを特徴とする、請求項1記載の方法。
- 前記UxOzがUO2、UO3、又はU3O8である、請求項1記載の方法。
- 前記酸欠乏硝酸ウラニル溶液は、ウラン濃度が0.5M~3Mであり、密度が1.15g/cm3~1.95g/cm3である、請求項1記載の方法。
- 前記酸欠乏硝酸ウラニル溶液は、ウラン濃度が1M~3Mであり、密度が1.30g/cm3~1.95g/cm3である、請求項1記載の方法。
- 前記酸欠乏硝酸ウラニル溶液は、ウラン濃度が2M~3Mであり、密度が1.55g/cm3~1.95g/cm3である、請求項1記載の方法。
- 前記酸欠乏硝酸ウラニル溶液は、ウラン濃度が2.5M~3Mであり、密度が1.75g/cm3~1.95g/cm3である、請求項1記載の方法。
- 前記酸欠乏硝酸ウラニル溶液は、NO3:U比が1.5~1.9であり、ウラン濃度が0.5M~3.5Mであり、pHが0.5~2.8である、請求項1記載の方法。
- 前記酸欠乏硝酸ウラニル溶液は、NO3:U比が1.5~1.7であり、ウラン濃度が0.5M~3.5Mであり、pHが0.8~2.8である、請求項1記載の方法。
- 前記酸欠乏硝酸ウラニル溶液は、NO3:U比が1.5~1.9であり、ウラン濃度が2.5M~3.0Mであり、pHが1.8未満である、請求項1記載の方法。
- 前記酸欠乏硝酸ウラニル溶液は、NO3:U比が1.5~1.7であり、ウラン濃度が2.5M~3.0Mであり、pHが1.2~1.8である、請求項1記載の方法。
- 前記ウラン溶液を、20~50気圧の圧力下で、前記所望の温度で所望の保持時間維持することを含み、前記所望の温度は200℃~250℃である、請求項1記載の方法。
- 前記ウラン溶液を、20~50気圧の圧力下で、前記所望の温度で所望の保持時間維持することを含み、前記所望の温度は215℃~240℃である、請求項1記載の方法。
- 前記所望の保持時間が30分~2時間である、請求項13記載の方法。
- 前記ウラン溶液の圧力を大気圧まで下げる前に、前記所望の温度を30℃~90℃に下げることを特徴とする、請求項1記載の方法。
- UO2(OH)y(NO3)2-yの式を有する酸欠乏硝酸ウラニルの溶液を調製する方法であって、
yは0.1~0.5の範囲であり、
a)UO2(NO3)2又はその水和物を硝酸水溶液に溶解し、ウラン溶液を生成する工程と、
b)密閉された反応チャンバー内で、大気圧より大きい圧力下に前記ウラン溶液を置く工程と、
c)マイクロ波を用いて、前記ウラン溶液を150℃~250℃の間の所望の温度に加熱する工程と、
d)前記ウラン溶液を、上昇した圧力下で、前記所望の温度で、15分~6時間の所望の保持時間維持する工程と、
e)前記ウラン溶液を沸騰させることなく、前記ウラン溶液の圧力を部分的に抜く工程と、
f)前記所望の温度を100℃未満に下げ、前記ウラン溶液の圧力を大気圧まで減圧し、酸欠乏硝酸ウラニル溶液を得る工程とを含む方法。 - UO2(OH)y(NO3)2-yの式を有する酸欠乏硝酸ウラニルの溶液を調製する方法であって、
yは0.1~0.5の範囲であり、
a)xが1~3であり、zが2~8であるUxOzを硝酸水溶液に溶解し、ウラン溶液を生成する工程と、
b)密閉された反応チャンバー内で、20~50気圧の圧力下に前記ウラン溶液を置く工程と、
c)マイクロ波を用いて、前記ウラン溶液を150℃~250℃の間の所望の温度に加熱する工程と、
d)前記ウラン溶液を、15分~6時間の所望の保持時間、上昇した圧力下で、前記所望の温度に維持する工程と、
e)前記ウラン溶液を沸騰させることなく、前記ウラン溶液の圧力を部分的に抜く工程と、
f)前記所望の温度を100℃未満に下げ、前記ウラン溶液の圧力を大気圧まで減圧し、酸欠乏硝酸ウラニル溶液を得る工程とを含む方法。
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US3368877A (en) | Plutonium carbonitride |
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