JP7367349B2 - 繊維搬送装置 - Google Patents
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Description
[1-1.シート製造装置の全体構成]
図1は、シート製造装置100の構成を示す図である。
シート製造装置100は、木質系パルプ材料やクラフトパルプ、古紙、合成パルプ等の繊維を含む原料MAを繊維化して、シートSを製造する。
第1ウェブW1は、メッシュベルト46により搬送され、回転体49に接触する。回転体49は、複数の羽根によって第1ウェブW1を分断し、材料MCとする。材料MCは管54を通じて混合部50に搬送される。
図2は、貯留部13の斜視図である。図3は、図2のIII-III線における縦断面図である。図3では、計量部134を省略している。
攪拌装置130は、ホッパー9から搬送された原料片MSを内部に一時的に貯留する機能、および、貯留している原料片MSを攪拌する機能を有する。攪拌装置130は、図3に示すように、ケース170と、回転体172と、駆動機構174とを備える。
駆動機構174は、攪拌モーター210と、収容部材214と、駆動軸216と、接続部材194とを備え、載置台136の下方に配置される。収容部材214は、駆動軸216を収容する円筒形の筐体であり、載置台136の下面に接続される。
排出パイプ132は、中空の管状部材であり、攪拌装置130に貯留された原料片MSを計量部134に向けて搬送する。本実施形態では、排出パイプ132は断面円形の直管であり、断面の中心を通る仮想の軸線を中心軸L1とする。排出パイプ132は、筒の一例に対応する。中心軸L1は、軸線の一例に対応する。本実施形態の排出パイプ132は、ABS樹脂で製造されるが、他の材料で製造してもよい。ここで、ABSは、Acrylonitrile Butadiene Styreneの略語である。
排出パイプ132は、排出口132Bが流入口132Aと同じ高さ位置となるように水平に、或いは、排出口132Bが流入口132Aよりも低い位置となるように傾斜して、設置される。排出パイプ132の傾きは水平線L0に対する中心軸L1の角度θで特定され、例えば、角度θは0°以上15°以下の範囲内とすることが好適であり、5°が特に好適である。
図5は、スパイラル部材140の斜視図である。
スパイラル部材140は、断面矩形の薄板が螺旋を描く形状を有する。図5に例示するスパイラル部材140は、等ピッチで三回半巻きの螺旋を構成するが、スパイラル部材140の巻き数およびピッチは任意に変更可能である。ここで、ピッチとは、1周回あたりのスパイラル部材140の軸線L2方向の長さをいう。軸線L2は、スパイラル部材140の周回の中心を通る仮想の軸線であり、軸線L2方向におけるスパイラル部材140の端を、端部140Aおよび端部140Bとする。スパイラル部材140の幅は、全体にわたって均一であってもよいが、本実施形態では、端部140Bを含むほぼ1周回の幅H2は、他の部分の幅H1より大きく、排出口132Bから排出される原料片MSの量が調整し易くなる。
従って、排出パイプ132の回転速度を適切な範囲内に調整することにより、排出パイプ132内で、原料片MSがほぐされながら、安定的に搬送することができる。
閉塞部材162は、軸160Aによって回動可能に取り付けられる。閉塞部材162は、不図示の開閉モーターの動力により、底面開口部168を閉塞する閉塞位置と、底面開口部168を開放する開放位置とに回動可能である。つまり、開閉モーターの動作によって受け部160の底面開口部168が開閉される。底面開口部168が開かれると、受け部160に貯留されている原料片MSが排出され、解繊部20に送られる。なお、底面開口部168がスライドする板状部材により開閉される構成であってもよい。開閉モーターは、開閉用の駆動部の一例に対応する。
シート製造装置100が起動されると、貯留部13の攪拌装置130では、攪拌モーター210が駆動して回転体172が回転する。また、貯留部13の搬送装置131では、搬送モーター150が駆動して排出パイプ132が回転する。
[2-1.貯留部の排出パイプの構成]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、前述の第1実施形態と同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。
第2実施形態の排出パイプ232では、排出口132B側の排出パイプ232の内周面232Cにおける静止摩擦係数が、ケース170との接続部側、すなわち、流入口132A側の排出パイプ232の内周面232Cよりも低くなるように形成される。静止摩擦係数は、摩擦係数の一例に対応する。本実施形態では、排出口132B側の内周面232Cには、薄板状のフィルム部材243が貼付される。フィルム部材243は、不図示の接着剤を用いて貼付される。フィルム部材243の材料は、例えば、PET樹脂である。PET樹脂に代えて、排出パイプ132の内周面232Cを形成するABS樹脂よりも静止摩擦係数が小さくなる材料を用いてもよい。一般的なABS樹脂の静止摩擦係数は0.58であることが知られている。ここで、PETは、Polyethylene Terephthalateの略語である。
第2実施形態の貯留部13の排出パイプ232では、流入口132Aから流入した原料片MSは、排出パイプ132の高摩擦部232Dを搬送される。原料片MSは、高摩擦部232Eでは、高摩擦部232Eとの摩擦力で、回転する排出パイプ132に追従するように移動し、原料片MSが大きく攪拌されながら搬送され易い。原料片MSが、中間位置Mを越えて低摩擦部232Dに搬送されると、低摩擦部232Dでは、原料片MSは排出パイプ132に対して滑り易く、排出パイプ132内の下部側に溜まった状態で搬送され易い。
排出口132B側に低摩擦部232Dを有しない場合、図7の矢印Ta1、Ta2で示すように、排出パイプ132内の下部側を搬送される原料片MSは、排出パイプ132が正方向ROの回転に伴って内周面132Cと共に移動し易い。このため、原料片MSは、排出パイプ132内を下部側から上部側に移動し、排出口132Bから原料片MSが排出され難くなる場合がある。そして、排出パイプ132が、さらに回転した場合に、矢印Ta3で示すように、原料片MSが崩れるなどして排出パイプ132の下部に移動し、排出口132Bから原料片MSが排出される。すなわち、排出口132Bから排出される原料片MSの搬送量のバラツキが生じやすい場合がある。
[3-1.貯留部の排出パイプの構成]
次に、本発明の第3実施形態について説明する。なお、前述の第2実施形態と同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。
第3実施形態の排出パイプ332では、第2実施形態のスパイラル部材140に代えて、スパイラル部材340を備える。スパイラル部材340は、高さHが流入口132Aから排出口132Bに向かうにしたがって徐々に高くなっている。すなわち、図9に示されたスパイラル部材340の高さH31~H37について、H31<H32<H33<H34<H35<H36<H37の関係が成立する。本実施形態では、一例として、流入口132A側の端部のスパイラル部材340の端部の高さHは5mmに設定される。また、排出口132B側の端部のスパイラル部材340の端部の高さHは10mmに設定される。
第3実施形態の貯留部13の排出パイプ332では、流入口132Aから流入した原料片MSは、排出パイプ332の回転に伴ってスパイラル部材340により攪拌されながら搬送され、排出口132Bから排出される。
[4-1.貯留部の排出パイプの構成]
次に、本発明の第4実施形態について説明する。なお、前述の第2実施形態と同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。
第4実施形態の排出パイプ432では、第2スパイラル部材440が追加されている。第2スパイラル部材440は、第2突起の一例に対応する。第2スパイラル部材440は、断面矩形の薄板が螺旋を描く形状を有する。第2スパイラル部材440は、排出パイプ432の内周面232Cに沿って配置される。第2スパイラル部材440は、排出口132Bから軸方向に長さLbの範囲に設けられる。
第4実施形態の貯留部13の排出パイプ432では、流入口132Aから流入した原料片MSは、排出パイプ432の回転に伴ってスパイラル部材140により攪拌されながら搬送される。そして、原料片MSが、中間位置Mを越えて排出口132B側に搬送されると、スパイラル部材140および第2スパイラル部材440が設けられた二重螺旋部443により攪拌されながら搬送され、排出口132Bから排出される。
[5-1.貯留部の排出パイプの構成]
次に、本発明の第5実施形態について説明する。なお、前述の第2実施形態と同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。
第5実施形態の排出パイプ532では、第2実施形態のスパイラル部材140に代えて、スパイラル部材540を備える。スパイラル部材540は、排出口132B側のピッチP2が流入口132A側のピッチP1に比べて短くなっている。本実施形態では、スパイラル部材540は、軸方向における排出口132Bからの長さLbの部分がピッチP2の螺旋状に形成される。スパイラル部材540は、中間位置Mよりも排出口132B側の部分において、ピッチP2の螺旋状としてもよい。
第5実施形態の貯留部13の排出パイプ532では、流入口132Aから流入した原料片MSは、排出パイプ532の回転に伴ってスパイラル部材540により攪拌されながら搬送され、排出口132Bから排出される。
上述した各実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明を実施する具体的態様に過ぎず、本発明を限定するものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、例えば以下に示すように、種々の態様において実施することが可能である。
Claims (8)
- 繊維を含む繊維片を収容可能な内部空間を有するケースと、
前記ケースの側面に接続された筒と、
前記筒を軸中心に回転させる駆動部と、を備え、
前記筒は軸方向の一端において前記内部空間に連通し、他端には前記繊維片を排出する排出口を有し、
前記筒の内面に突起が設けられ、
前記突起は、前記筒の軸に対して螺旋状に設けられ、
前記排出口側の前記筒の内面における摩擦係数は、前記ケースとの接続部側の前記筒の内面の摩擦係数よりも低い、繊維搬送装置。 - 前記筒には、前記排出口の周縁部にリブが形成される、請求項1記載の繊維搬送装置。
- 前記突起は、螺旋状である第1突起と螺旋状である第2突起とを有し、
前記排出口を含む前記筒の一部において前記第1突起と前記第2突起とが設けられている、請求項1または2に記載の繊維搬送装置。 - 前記第2突起は、前記第1突起と同様のピッチを有し、前記第2突起の前記筒の回転方向における位相が前記第1突起に対して半周期ずれて設けられている、請求項3記載の繊維搬送装置。
- 前記筒は、前記ケースとの接続部よりも前記排出口が鉛直下方方向に低くなるよう傾斜している、請求項1から4のいずれか1項に記載の繊維搬送装置。
- 前記排出口の下方に前記繊維片を収容する容器が配置されている、請求項1から5のいずれか1項に記載の繊維搬送装置。
- 前記容器に収容された前記繊維片の重量を検出する重量検出部が配置されている、請求項6記載の繊維搬送装置。
- 前記ケースの内部において、前記ケースの高さ方向に延びる仮想の回転軸を中心として回転し、前記繊維片を攪拌する回転体を有し、
前記筒は、前記ケースの高さ方向において前記回転体と重なる位置で前記ケースに接続される、請求項1から7のいずれか1項に記載の繊維搬送装置。
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