JP7367323B2 - 装置 - Google Patents

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Description

本発明はスイッチング電源を備えた装置に関する。
従来、特許文献1記載のスイッチング電源装置は、トランスの2次側から出力される出力電圧を検出する出力電圧検出回路を有している。特許文献1記載のスイッチング電源装置は、出力電圧が所定の上限電圧まで上昇した段階でスイッチング動作を一時的に停止させ、その後、出力電圧が上限電圧から徐々に下がっていく中で、出力電圧検出回路が下限電圧を検出すると、スイッチング動作を再開させる、停止と再開の動作を繰り返して行うバーストモードが行われていた。
特許文献1記載のスイッチング電源装置は、出力電圧検出回路による出力電圧の下限電圧の検出後、スイッチング動作を停止した状態からスイッチング動作を再開させるまでには、一定の遅延時間を要する。また、スイッチング電源装置の出力先である駆動部の電力の消費状態に応じて、出力電圧が上限電圧から徐々に下がっていく際の勾配は変化する。故に、下限電圧は、どのような駆動部の電力の消費状態であったとしても、出力電圧が遅延時間の間に下限電圧から下がり過ぎないようにするために、予め下限電圧は充分なマージンをもった高い値として出力電圧検出回路に設定されていた。
特開2004‐88959号公報
しかし、従来のスイッチング電源装置のように出力電圧検出回路に下限電圧が高い値として設定されていると、出力電圧が上限電圧から下限電圧まで徐々に下がっていく時間、すなわち、スイッチング電源装置がスイッチング動作を停止している時間がマージンの分だけ短くなり、省電力効果が低減されるという問題があった。
本発明の目的は、省電力効果の高いスイッチング制御を行う装置を提供することである。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る装置は、駆動部と、一次巻線と、前記駆動部に接続される二次巻線とを有し、前記駆動部に前記二次巻線から出力電圧を出力するトランスと、前記一次巻線に接続されたスイッチング素子と、前記トランスの一次側に設けられ、前記トランスの一次側から出力される駆動電圧によって駆動し、前記スイッチング素子のスイッチング制御を行う一次側制御部と、前記出力電圧に基づいて駆動し、前記駆動部を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記一次側制御部が前記スイッチング制御を停止した状態において、前記一次側制御部が再開信号を受信してから前記スイッチング制御を再開させるまでに要する遅延時間が予め設定され、前記一次側制御部による前記スイッチング制御を停止させ、その後、前記一次側制御部に前記スイッチング制御を再開させるバーストスイッチング制御を行う場合において、前記スイッチング制御の停止中に、前記一次側制御部による前記スイッチング制御が停止した後に前記出力電圧が下限電圧に到達する第1時刻を、前記駆動部の電力の消費状態に基づいて推定される前記出力電圧の低下の勾配から決定し、前記第1時刻から前記遅延時間前の時刻に、前記再開信号を前記一次側制御部に出力する構成を備えている。
本発明の一態様によれば、省電力効果の高いスイッチング制御を行う装置を実現することができる。
本発明の実施形態1に係る装置の構成を示す概略図である。 本発明の実施形態1に係る装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態1のバーストスイッチング制御処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態1の負荷係数設定処理を示すフローチャートである。 負荷係数設定処理において第1係数を決定するためのテーブルの例である。 本発明の実施形態1に係る装置の動作を示すタイムチャートである。 本発明の実施形態2のパケット処理保留処理を示すフローチャートである。
〔実施形態1〕
以下、図1~6を用い本発明の一実施形態について、詳細に説明する。
(装置の全体の構成)
図1は、実施形態1に係る装置10の構成を示す概略図である。装置10は、低圧電源100、低圧電源100から供給される電力で駆動する駆動部20、低圧電源100から供給される電力で駆動するとともに、駆動部20を制御する制御部220を備える。装置10は、外部の交流電源90から交流電力の供給を受け動作する、フライバック式のスイッチング電源を備えた装置である。装置10は、駆動部20が画像形成部を備えた画像形成装置であり得るが、これに限られない。
(低圧電源の構成)
低圧電源100は、一次側整流平滑回路110、トランス120、スイッチング素子130、一次側DC電源生成回路131、一次側制御部132、帰還回路133、イネーブル信号伝達回路134、二次側整流平滑回路140、検出信号出力部150と、過電流保護回路160とを備える。
トランス120には、主巻線121と副巻線124とが設けられている。主巻線121は、一次巻線122と二次巻線123とから構成される。一次側整流平滑回路110は、交流電源90からの電力を、直流に近い電圧波形に平滑化して出力する回路である。一次側整流平滑回路110の出力は、一次巻線122に導入される。
スイッチング素子130は、トランス120の一次巻線122に直列に接続される。スイッチング素子130が導通すると一次巻線122に一次側整流平滑回路110からの電流が流れ、遮断すると流れない。スイッチング素子130は、ゲート電圧によりオン/オフが制御される電圧駆動型の半導体素子である。スイッチング素子130は、MOS-FET(Metal-Oxide Semiconductor Field Effect Transistor:金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ)やその他のFETであり得る。
一次側DC電源生成回路131は、トランス120の副巻線124に接続された直流電力を出力する回路である。一次側DC電源生成回路131はトランス120の一次側に設けられている。スイッチング素子130がスイッチング動作すると副巻線124に交流電力が励起され、一次側DC電源生成回路131が直流に近い電圧波形に平滑化し、一次側制御部132に直流電力を供給する。一次側制御部132は、トランス120の一次側から出力される駆動電圧によって駆動する。一次側DC電源生成回路131はコンデンサあるいはインダクタ等の一時的にエネルギーを貯蔵できる素子を有しており、スイッチング動作が停止しても、一定時間電力の供給は維持される。
一次側制御部132は、スイッチング素子130を制御する回路である。一次側制御部132はスイッチング素子130のゲートに所要の周波数及びデューティのパルス電圧を印加し、装置10におけるスイッチング制御を実行する。
二次側整流平滑回路140は、トランス120の二次巻線123に接続される。スイッチング素子130がスイッチング動作すると二次巻線123に交流電力が励起され、二次側整流平滑回路140が直流に近い電圧波形に平滑化して出力する。二次側整流平滑回路140はキャパシタあるいはインダクタ等の一時的にエネルギーを貯蔵する素子を有しており、スイッチング動作が停止しても、その出力電圧Voが徐々に低下するものの、一定時間電力の供給は維持される。
検出信号出力部150は、低圧電源100自体の出力電圧Voでもある、二次側整流平滑回路140の出力電圧を検出する回路である。装置10は通常制御動作時に出力電圧Voが目標電圧Vtになるように動作する。検出信号出力部150はそのために、出力電圧Voをモニタし、少なくとも出力電圧Voが目標電圧Vt以上であるか否かを示すことができる検出信号Ssを一次側制御部132にフィードバックする。
一次側制御部132は、パルス電圧の発生回路と検出信号Ssの受信を監視する監視回路とを内部に有している。一次側制御部132は通常制御動作時において、検出信号Ssに従って、パルス電圧の周波数及びデューティを制御し、出力電圧Voが目標電圧Vtになるようにスイッチング制御を実行する。このような通常制御動作は、従来技術においても実行される、スイッチング電源における通常の動作である。
帰還回路133は、トランス120の二次巻線123側に接続された検出信号出力部150と、一次巻線122側に接続された一次側制御部132との間で、絶縁を確保しつつ、検出信号Ssを伝達するためのフォトカプラである。
フォトカプラが検出信号Ssを伝達する際、フォトダイオードの発光強度の大小によって、出力電圧Voが目標電圧Vt以上であるか否かを示すことができる。このような検出信号Ssの方式は、特許文献1の従来技術と同様である。しかし、フォトダイオードの点灯/非点灯によって、出力電圧Voがそれぞれ目標電圧Vt以上であるか否かを示すように構成されていることが望ましい。
前者の場合、出力電圧Voが目標電圧Vt以上であっても未満であってもフォトダイオードが発光するのに対し、後者の場合、出力電圧Voが目標電圧Vt未満であるときには発光しない。フォトダイオードが発光しないのは、フォトダイオードに印加される電圧がダイオード特性の閾値電圧未満である場合である。この際、フォトダイオードにほとんど電流が流れず、フォトダイオード及びフォトダイオードに電流を流す回路の電力消費が低減されるからである。更に後述のように、出力電圧Voが目標電圧Vt以下で推移するバーストスイッチング制御動作においても、フォトダイオードがほぼ発光することがなく、電力消費が抑制されるからである。
イネーブル信号伝達回路134は、トランス120の二次巻線123側に接続された後述する制御部220と、一次巻線122側に接続された一次側制御部132との間で絶縁を確保しつつ、後述するイネーブル信号Sb(Enable信号)を伝達するための回路である。イネーブル信号伝達回路134はフォトカプラで構成されている。
過電流保護回路160は、二次側整流平滑回路140に接続される。過電流保護回路160は低圧電源100の出力を監視し、駆動部20に向けて過電流が流出することを防止する。過電流保護回路160は、低圧電源100の出力に過大な電流が流れようとする場合に電流をバイパスすることでこのような機能を実現する。過電流保護回路160は、二次側整流平滑回路140が出力する電力の一部を消費することによって動作する。
なお、過電流保護回路160の入力側と出力側とで、電圧は実質同じであるので、二次側整流平滑回路140の出力電圧についても、出力電圧Voと同一視して、明細書中では記述する。
(駆動部等の構成)
装置10は、駆動部20、DC-DCコンバータ回路210、制御部220、記憶部230を備える。駆動部20には、低圧電源100から、直流電力である出力電力が供給される。言い換えると、トランス120は、駆動部20に二次巻線123から出力電圧を出力する。駆動部20は、装置10が所要の機能を発揮するために、低圧電源100からの直流電力の供給を受けて動作する、装置10内の駆動手段を含む。
駆動部20には、LAN部21、WLAN部22、モデム部23、パネル部24が設けられている。LAN部21は、ローカルエリアネットワーク(Local Area Network:LAN)を通じて外部機器との通信を行うための通信インターフェースである。WLAN部21は、無線によりローカルエリアネットワークに接続し通信を行うためのワイアレスLAN(Wireless LAN:WLAN)用の通信インターフェースである。WLAN部21は、通信部の一例である。モデム部23は、ファクシミリ機能を実現するなど、電話回線を通じて外部機器との通信を行うための通信インターフェースである。パネル部24は、情報を表示するためのモジュールである。図1に示されるこれらの駆動手段は説明のための例示であって、装置10の備える駆動部としての駆動手段がこれらに限られるものではない。
DC-DCコンバータ回路210は、低圧電源100の駆動部20への出力に分岐して接続された、制御部220へ直流電力を供給するための回路である。制御部220は、二次巻線123から出力される出力電圧に基づいて駆動する。低圧電源100の出力電圧Voは6V程度であり、相対的に高い電圧である。制御部220への供給電圧は3.3V程度であり、相対的に低い電圧である。DC-DCコンバータ回路210は、低圧電源100からの直流電力を、電圧を変換しつつ制御部220へ供給する。
制御部220には、発生させるクロック信号を計数することにより、クロック間隔を単位として時間を計測できるカウンタ221が設けられている。制御部220は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)であって、CPU(Central Processing Unit)とRAM(Random Access Memory)(不図示)と、ROM(Read Only Memory)(不図示)とを有している。ROMには、駆動部20を制御するための各種制御プログラム、各種設定、初期値等が記憶されている。RAMは、各種制御プログラムが読み出される作業領域として、あるいは画像データ等を一時的に記憶する記憶領域として利用される。
制御部220は、省電力モードであるバーストスイッチング制御動作時に、出力電圧Voを推定し、その結果に基づきイネーブル信号Sbを発生し、イネーブル信号伝達回路134を通じて一次側制御部132に伝達する。
記憶部230は、情報を記録し、保持し、取り出すことが可能な機能ブロックである。
(装置の動作)
実施形態1に係る装置10の動作が、以下に説明される。図2は装置10の動作を示すフローチャートである。装置10は、下記ステップS1からステップS5のフローを繰り返し実行する。
フローの初めにステップS1で装置10は通常制御動作を開始する(ステップS1)。続いてステップS2で制御部220は、駆動部20の消費電力を判断し、装置10が省電力モード条件にあるか否かを判断する。省電力モード条件にあると判断される場合(S2でYES)、ステップS3に進み、それ以外の場合(S2でNO)ステップS2を繰り返す(ステップS2)。
ステップS3で装置10は通常制御動作を終了する(ステップS3)。続いてステップS4で装置10はバーストスイッチング制御動作を開始する(ステップS4)。続いてステップS5で制御部220は、駆動部20の消費電力を判断し、装置10が省電力モード解除条件にあるか否かを判断する。省電力モード解除条件にあると判断される場合(S5でYES)、ステップS6に進み、それ以外の場合(S5でNO)ステップS5を繰り返す(ステップS5)。ステップS6で装置10はバーストスイッチング制御動作を終了する(ステップS6)。次にフローは終了する。
(装置の特徴的な動作)
装置10は、バーストスイッチング制御動作時において、特徴的な動作を実行する。以下に、図3~6を参照し、装置10の特徴的な動作が説明される。
一次側制御部132は、制御部220からイネーブル信号Sbとして、停止信号を受信すると、パルス電圧の発生を停止し、スイッチング動作を停止させる。すると一次側制御部132は、内部におけるパルス電圧の発生回路や、検出信号Ssの監視回路への電力供給を遮断または削減し、消費電力を低下させる。一次側制御部132は、スイッチング動作の停止中にも、イネーブル信号Sbを監視する部分回路は動作させている。そのため、当該部分回路への必要な電力の供給は維持している。その際、一次側DC電源生成回路131が一次側制御部132に供給する電圧が、イネーブル信号Sbを監視する部分回路が動作し得る電圧未満には低下しないように構成されている。好ましくは一次側制御部132は、スイッチング動作の停止中に、再開信号を受信するのに必要な電力のみで駆動している。
一次側制御部132は、制御部220からイネーブル信号Sbとして、再開信号を受信すると、内部のパルス電圧の発生回路や、検出信号Ssの監視回路への電力供給を再開し、スイッチング動作を再開させる。制御部220が再開信号の出力を行うと同時に一次側制御部132が再開信号を受信してから、実際にスイッチング素子130のゲートにパルス電圧を出力しスイッチング動作が再開するまでには一定の遅延が生じる。一次側制御部132が再開信号を受信してからスイッチング動作が再開するまでの時間を、遅延時間Dとする。
装置10が、図2のフローチャートにおけるステップS4のバーストスイッチング制御動作を開始すると、バーストスイッチング制御処理のフローが開始される。装置10が、ステップS6のバーストスイッチング制御動作を停止すると、バーストスイッチング制御処理のフローが中断される。
バーストスイッチング制御動作時において、スイッチング動作の停止と再開の繰り返しによって、出力電圧Voが、下限電圧V1と上限電圧V2との間を上下動することを目標に制御される。下限電圧V1は、制御部220等、低圧電源100からの電力供給により動作する各部が動作し得る最低限の出力電圧Voである、動作下限電圧よりも高い電圧に設定される。上限電圧V2は、通常制御動作時の出力電圧Voの目標値である、目標電圧Vt以下の電圧である。
(装置の特徴的な動作:バーストスイッチング制御処理)
図3は、バーストスイッチング制御処理のフローチャートである。バーストスイッチング制御処理において制御部220は、出力電圧Voを推定する。制御部220が推定する当該電圧を推定電圧Veとする。装置10は、下記ステップS101からステップS116のフローを、中断されるまで繰り返し実行する。
初めにステップS101で制御部220は、一次側制御部132に、停止信号を出力することにより、スイッチング動作の停止を指示する(ステップS101)。続いてステップS102で制御部220は、クロック信号のカウンタ221をリセットする。すなわちカウントCを0とする(ステップS102)。続いてステップS103で制御部220は、上限電圧V2を推定電圧Veとする(ステップS103)。続いてステップS104で制御部220は、負荷係数設定処理を実行する。負荷係数設定処理については後述される(ステップS104)。
続いてステップS105で制御部220は、カウンタ221からカウントCを取得し、カウンタ221をリセットする。カウントCは、カウンタをリセットしてから現時点までの時間に対応する値である(ステップS105)。続いてステップS106で制御部220は、第1係数K1にカウントCを乗じた値を推定電圧Veから減じた値Ve-K1×Cを、新たな推定電圧Veとする。ここで第1係数K1とは、制御部220が推定する、スイッチング動作停止時の出力電圧Voの低下の勾配である。第1係数K1は単位時間(クロック間隔)あたりの推定電圧Veの低下量に等しい。第1係数K1の算出方法については後述される(ステップS106)。続いてステップS107で制御部220は、推定電圧Veから下限電圧V1を減じ、更に第1係数K1で除した値が、遅延時間D以下であるか否かを判断する。すなわち、不等式(Ve-V1)/K1≦Dが成立するか否かを判断する。ここで、値(Ve-V1)/K1は、第1係数K1に基づいた、出力電圧Voが下限電圧V1に達する推定時刻(第1時刻)までの現時点からの時間である。不等式が成立すると判断される場合(S107でYES)、ステップS110に進み、それ以外の場合(S107でNO)、ステップS108に進む(ステップS107)。
ステップS108で制御部220は、負荷の変更があったか否かを判断する電力消費状態判断処理を実行する。負荷の変更については後述される。負荷の変更があったと判断される場合(S108でYES)、ステップS109に進み、それ以外の場合(S108でNO)、ステップS105に進む(ステップS108)。ステップS109で制御部220は、負荷係数設定処理を実行する。つまりステップS108において負荷の変更があったと判断されると、制御部220は第1係数K1を更新する。次にフローはステップS105に進む(ステップS109)。
ステップS110で制御部220は、一次側制御部132に、再開信号を出力することにより、スイッチング動作の再開を指示する。つまりステップS107において、現時点から第1時刻までの時間が遅延時間D以下と判断されると、制御部220が再開指示を行う(ステップS110)。続いてステップS111で制御部220は、遅延時間Dだけ待機する(ステップS111)。
続いてステップS112で制御部220は、クロック信号のカウンタ221をリセットする。すなわちカウントCを0とする(ステップS112)。続いてステップS113で制御部220は、下限電圧V1を推定電圧Veとする(ステップS113)。
続いてステップS114で制御部220は、カウンタ221からカウントCを取得し、カウンタ221をリセットする(ステップS114)。続いてステップS115で制御部220は、第2係数K2にカウントCを乗じた値を推定電圧Veに加えた値Ve+K2×Cを、新たな推定電圧Veとする。ここで第2係数K2とは、スイッチング動作時における単位時間(クロック間隔)あたりの出力電圧Voの増加量に等しい所定の値である(ステップS115)。続いてステップS116で制御部220は、推定電圧Veが上限電圧V2以上か否かを判断する。すなわち、不等式Ve≧V2が成立するか否かを判断する。成立すると判断される場合(S116でYES)、フローは終了し、それ以外の場合(S116でNO)、ステップS114に進む。つまり、出力電圧Voの推定値が上限電圧V2以上と判断されると、ステップS101で制御部220が停止指示を行う(ステップS116)。次にフローは終了する。
(装置の特徴的な動作:負荷係数設定処理)
図4は、負荷係数設定処理を示すフローチャートである。初めにステップS201で制御部220は、装置10の状態を検出する(ステップS201)。続いてステップS202で制御部220は、検出した装置10の状態に基づいて、第1係数K1を決定する(ステップS202)。次にフローは終了する。
図5は、第1係数K1の算出方法を説明するためのテーブルである。図5において駆動部20における例示の各駆動手段である、LAN部21、WLAN部22、モデム部23、パネル部24の動作の状態が示されている。項目を示す最左列を除いた各列は、各駆動手段の動作の状態が取り得るパターンを示す。そして最下列には各動作状態における第1係数K1の値が格納されている。
例えば2列目は、WLAN部22が動作しており、LAN部21、モデム部23及びパネル部24は動作していない状態を表している。その際の駆動部20の消費電力に対応したスイッチング停止時の出力電圧Voの低下の勾配が値P2として格納されている。また例えば6列目は、WLAN部22及びモデム部23が動作しており、LAN部21及びパネル部24は動作していない状態を表している。その際の消費電力に対応したスイッチング停止時の出力電圧Voの低下の勾配が値P6として格納されている。値P6は当然に値P2より大きい値である。
記憶部230は、このような第1係数K1を算出するためのテーブルを保持している。制御部220は、装置10の状態を検出し、図5のようにあらかじめ算定され記憶部230に保持されたテーブルを参照して、第1係数K1を決定する。負荷の変更とは、各駆動手段の動作の状態が取り得るパターンが変更することである。すなわち、駆動部20のうちのいずれかの駆動手段の動作の状態が変わり、図5のテーブルから選択される列が変更されることである。
(効果)
図6は装置10のバーストスイッチング制御動作時における出力電圧Voを示すタイムチャートである。図6には併せて、時間を計数するためのクロック信号と、制御部220が一次側制御部132に伝達した指示の状態が示される。ここで指示の状態とは以下を意味する。
制御部220が一次側制御部132にスイッチング動作を停止する指示を伝達すると、指示の状態はスイッチング動作「オフ」に遷移する。次に制御部220が一次側制御部132にスイッチング動作を再開する命令を伝達すると、指示の状態はスイッチング動作「オン」に遷移する。なお、通常制御動作時においては、指示の状態はスイッチング動作「オン」とする。
図6の時刻T1において、装置10は、通常制御動作から、バーストスイッチング制御動作に切り替わる(ステップS3~S4)。制御部220が、一次側制御部132に、スイッチング動作の停止を指示し(ステップS101)、図6に「制御停止」と記載されている通り、スイッチング動作が停止する。指示の状態は「オン」から「オフ」に切り替わる。制御部220は、通常制御動作時の目標電圧Vtでもある上限電圧V2を、時刻T1における推定電圧Veと見做す(ステップS103)。
時刻T1後、スイッチング動作の停止に伴い出力電圧Voは、上限電圧V2から、徐々に低下する。その低下の勾配G1は、負荷係数設定処理(ステップS201~S202)によって、第1係数K1として正確に推定される。よって、時刻T1から後の推定電圧Veは、出力電圧Voと一致したものとなる。制御部220は、スイッチング動作の停止中、出力電圧Voが下限電圧V1に達する時刻(第1時刻)を時刻T3と算出していることになる(ステップS107の式の左辺の演算)。
時刻T3までの時間が遅延時間Dとなった時刻T2において(ステップS107)、制御部220は、一次側制御部132に、スイッチング動作の再開を指示する(ステップS110)。時刻T2で、指示の状態は「オフ」から「オン」に切り替わる。しかし、実際にスイッチング素子130のスイッチング動作が再開するのは、図6に「制御再開」と記載されているとおり、遅延時間Dだけ遅れた時刻T3である。従って、時刻T2から時刻T3の間も出力電圧Voは低下し続ける。
時刻T3で、制御部220は、下限電圧V1を、時刻T3における推定電圧Veと見做す(ステップS113)が、出力電圧Voの低下の勾配G1が正確に推定されているため、実際の出力電圧Voと一致したものとなる。時刻T3後、スイッチング動作の再開により出力電圧Voが上昇する。その上昇の勾配も、バーストスイッチング制御動作時のスイッチング動作の条件に応じた第2係数K2として正確に規定されているので、時刻T3後の推定電圧Veは、出力電圧Voと一致したものとなる。
時刻T4において推定電圧Veが上限電圧V2に達すると(ステップS116)、制御部220が、一次側制御部132に、スイッチング動作の停止を指示し(ステップS101)、スイッチング動作が停止する。指示の状態は「オン」から「オフ」に切り替わる。
装置10においては、バーストスイッチング制御動作中の指示の状態がスイッチング動作「オフ」の期間中に、一次側制御部132におけるスイッチング制御に必要な回路部分への電力供給が遮断または削減される。よって、スイッチング動作「オフ」の期間中には一次側制御部132の消費電力が著しく小さくなる。また、バーストスイッチング制御動作中の出力電圧Voの推移が、推定電圧Veとして正しく見積もられているため、装置10では、バーストスイッチング制御動作時に出力電圧Voを検出する必要が無い。
特許文献1の従来技術においては、バーストスイッチング制御動作中にも検出信号出力部150に相当する電圧検出回路が、出力電圧を監視するために動作し続ける必要がある。また出力電圧を監視するためには一次側制御部132における検出信号Ssの監視回路に相当する信号レベル判定回路や、帰還回路133に相当する帰還回路も動作し続ける必要があった。装置10では、これらの回路部分を動作させる必要が無いため、特許文献1の従来技術と比較すると、バーストスイッチング制御動作時の消費電力が効果的に抑制される。
一方、装置10においては、バーストスイッチング制御動作中に制御部220を動作させる必要がある。しかし、制御部220は、ASIC、マイクロプロセッサ、CPU等といった微細加工技術で製造されるICで構成でき、低電力で動作できる。従って、バーストスイッチング制御動作中に出力電圧Voの推定のために制御部220を動作させることによる電力消費の増加はわずかである。また、バーストスイッチング制御動作中に出力電圧Voの情報をフィードバックするためのイネーブル信号Sbは、停止指示または再開指示時にのみ発生する信号とすることができる。イネーブル信号Sbは、期間の大部分を無信号とすることができるため、その伝送のために電力をほとんど消費せず、また、イネーブル信号伝達回路134における電力の消費もほとんど無い。
また、装置10では、バーストスイッチング制御動作時にスイッチング動作の再開を決定づける下限電圧V1の大きさは、検出信号出力部150の回路構成に係わりなく設定することができる。よって、スイッチング動作を再開するための下限電圧V1を、目標電圧Vtから大きく低下させて設定することができ、そのためスイッチング動作の停止の期間を長くすることができる。これによって、バーストスイッチング制御動作における消費電力を更に削減することが可能となっている。
図6の時刻T8から時刻T10までの期間も、上述の時刻T1から時刻T3までの動作と同様である。しかしながら駆動部20の消費電力が相違しており、出力電圧Voの低下の勾配G8が、より大きい。この場合であっても、その低下の勾配G8は、負荷係数設定処理(ステップS201~S202)によって、消費電力に応じた第1係数K1として正確に推定される。制御部220が再開指示を行って(ステップS110)からスイッチング動作が再開するまでの時間である、遅延時間Dはこの場合であっても一定である。
しかし、時刻T9から時刻T10までの遅延時間Dにおける出力電圧Voの電圧降下F9は、時刻T2から時刻T3までの遅延時間Dにおける電圧降下F2よりも大きい。つまり、制御部220は、時刻T1から時刻T3にかけての電圧降下時と、時刻T8から時刻T10にかけての電圧降下時とで、出力電圧Voの値が異なっているタイミングで再開指示(ステップS110)を行っている。その結果として、スイッチング動作の停止の期間中の出力電圧Voの降下の勾配が異なっても、常に出力電圧Voが下限値である下限電圧V1に達した際にスイッチング動作の再開がなされるのである。
特許文献1の従来技術においては、遅延時間は考慮されておらず、バーストスイッチング動作時に出力電圧を監視し、その値が規定値に達したか否かで、スイッチング動作の停止を決定する。装置10のように、出力電圧Voの低下の勾配に応じて出力電圧Voの大きさが異なるタイミングでスイッチング動作の停止を指示できるようにはなっていない。よって、従来技術では、出力電圧がバーストスイッチング制御動作時の下限値に達した時点に常にスイッチング動作の再開がなされるような制御を行うことができない。
出力電圧の大きさが、上述の動作下限電圧を下回ってはならないので、従来技術においては、このような事態を防止するために、上記規定値を高めに設定せざるを得ない。すると、ほとんどの場合、下限電圧V1に相応するバーストスイッチング制御動作の下限の電圧よりも出力電圧が大きい時点でスイッチング動作が再開することとなる。従ってスイッチング動作の停止の期間が短くなってしまい、バーストスイッチング制御動作による消費電力の抑制効果が十分に発揮されない。
一方実施形態1に係る装置10では、出力電圧Voが下限電圧V1に達した際にスイッチング動作の再開がなされるように制御がなされている。よって、スイッチング動作の停止の期間を常に最大限に取ることができ、バーストスイッチング制御動作による消費電力の抑制効果が最大限に発揮されるのである。
図6の時刻T4から時刻T7までのスイッチング動作の停止期間においては、途中の時刻T5の時点において、出力電圧Voの低下の勾配が、勾配G4からより大きい勾配G5に変化している。これは、時刻T5において、消費電力が増大するような負荷の変更があったためである。このようなケースにおいて、装置10ではスイッチング動作の停止期間中に電力消費状態判断処理を実行し、負荷の変更を監視して(ステップS108)おり、直ちに低下の勾配を推定し直す。すなわち第1係数K1を更新する(ステップS109)。そうしてステップS107の式の左辺の演算において出力電圧Voが下限電圧V1に達する時刻(第2時刻)を時刻T7と算出することになる。
従って装置10では、バーストスイッチング制御動作中に、消費電力の変化があった場合にあっても、追従して正しく出力電圧Voを推定することができる。よって、スイッチング動作の停止の期間を常に最大限に取ることができ、バーストスイッチング制御動作による消費電力の抑制効果が最大限に発揮される。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。実施形態2に係る装置は、実施形態1に係る装置10の動作に加えて、以下に説明する、バーストスイッチング制御動作中における更なる特徴的な動作であるパケット処理保留処理を実行するものである。LAN部21は通信回路の一例である。WLAN部22もまた通信回路の一例である。以下では、通信回路がWLAN部22である場合を例に動作が説明される。
図7はパケット処理保留処理のフローチャートである。装置10は、以下のステップS301からステップS306のパケット処理保留処理をバーストスイッチング制御動作中に繰り返し実行する。
初めにステップS301で制御部220は、スイッチング動作が停止中であるか否かを判断する。停止中であると判断される場合(S301でYES)、ステップS302に進み、それ以外の場合(S301でNO)、ステップS304に進む(ステップS301)。ステップS302で制御部220は、WLAN部22にパケットが到来したか否かを判断する。到来したと判断される場合(S302でYES)、ステップS303に進み、それ以外の場合(S302でNO)、ステップS301に進む。ここで、パケットとは外部機器から装置10が、WLAN部22を通じて受信した通信パケットである(ステップS302)。ステップS303で制御部220は、処理保有パケット数を1増加させるインクリメントを行い、パケットの処理は保留する。つまり、スイッチング動作が停止中である場合に、制御部220はパケットの処理を保留する(ステップS303)。
ステップS304で制御部220は、処理保有パケット数が0より大きいか否かを判断する。大きいと判断される場合(S304でYES)、ステップS305に進み、それ以外の場合(S304でNO)、フローを終了する。ステップS305で制御部220は、保留パケットの処理を実行する。つまりスイッチング動作が動作中である場合、制御部220は保留したパケットの処理を実行する(ステップS305)。続いてステップS306で制御部220は、処理保有パケット数を1減少させるデクリメントを行う。次にフローはステップS304に進む(ステップS306)。
実施形態2によれば、バーストスイッチング制御動作時に装置10は、スイッチング動作の停止中にパケットの処理を保留し、スイッチング動作中に保留したパケットの処理を実行する。従って、スイッチング動作の停止中の駆動部20の消費電力を削減することができ、スイッチング動作の停止の期間を長くすることができる。そのため、バーストスイッチング制御動作時の装置10の消費電力を更に低減することができるようになる。
なお、パケット処理の保留について、例えば消費電力を増大させることなく処理できるようなパケット(ネットワークに対するping応答のようなもの)であれば、保留せず即時に応答するようにするとよい。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。更に、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
10 装置
100 低圧電源
110 一次側整流平滑回路
120 トランス
121 主巻線
122 一次巻線
123 二次巻線
124 副巻線
130 スイッチング素子
131 一次側DC電源生成回路
132 一次側制御部
133 帰還回路
134 イネーブル信号伝達回路
140 二次側整流平滑回路
150 検出信号出力部
160 過電流保護回路
210 DC-DCコンバータ回路
220 制御部
221 カウンタ
20 駆動部
21 LAN部
22 WLAN部
23 モデム部
24 パネル部
90 交流電源
Vo 出力電圧
Vt 目標電圧
V1 下限電圧
V2 上限電圧
G1、G4、G5、G8 出力電圧の低下の勾配
D 遅延時間
Ve 推定電圧
K1 第1係数
C カウント

Claims (6)

  1. 駆動部と、
    一次巻線と、前記駆動部に接続される二次巻線と、副巻線と、を有するトランスと、
    前記トランスの二次巻線に接続され、前記二次巻線に励起される交流電圧を平滑化し、前記駆動部に出力電圧を出力する二次側整流平滑回路と、
    前記一次巻線に接続されたスイッチング素子と、
    前記トランスの副巻線に接続され、前記副巻線に励起される交流電圧を平滑化し、直流電圧である駆動電圧を出力する一次側DC電源生成回路と、
    前記トランスの一次側に設けられ、前記一次側DC電源生成回路から出力される前記駆動電圧によって駆動し、前記スイッチング素子のスイッチング制御を行う一次側制御部と、
    前記出力電圧に基づいて駆動し、前記駆動部を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記一次側制御部が前記スイッチング制御を停止した状態において、前記一次側制御部が再開信号を受信してから前記スイッチング制御を再開させるまでに要する遅延時間が予め設定され、
    前記一次側制御部による前記スイッチング制御を停止させ、その後、前記一次側制御部に前記スイッチング制御を再開させるバーストスイッチング制御を行う場合において、
    前記スイッチング制御の停止中に、前記一次側制御部による前記スイッチング制御が停止した後に前記出力電圧が下限電圧に到達する第1時刻を、前記駆動部の電力の消費状態に基づいて推定される前記出力電圧の低下の勾配から決定し、
    前記第1時刻から前記遅延時間前の時刻に、前記再開信号を前記一次側制御部に出力する、
    ことを特徴とする装置。
  2. 前記制御部は、
    前記勾配を決定後、前記勾配の決定時から前記駆動部の電力の消費状態が変化したか否かを判断する電力消費状態判断処理と、
    前記電力消費状態判断処理によって前記駆動部の電力の消費状態が前記勾配の決定時から変化したと判断された時刻の後に前記出力電圧が下限電圧に到達する第2時刻を、変化した前記駆動部の電力の消費状態に基づいて推定される前記勾配から決定し、
    前記第2時刻から前記遅延時間前の時刻に、前記再開信号を前記一次側制御部に出力する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 前記駆動部は、複数の駆動手段によって構成され、
    更に、
    前記複数の駆動手段のそれぞれが駆動しているか否かを示す前記駆動部の電力の消費状態に応じた前記勾配の値が記憶される記憶部、を有し、
    前記制御部は、
    前記駆動部の電力の消費状態に基づいて前記勾配を前記記憶部に記憶された前記勾配の値から決定する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の装置。
  4. 前記一次側制御部は、
    前記スイッチング制御を停止した状態において、前記駆動電圧によって、前記再開信号を受信するのに必要な電力のみで駆動していることであること、
    を特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の装置。
  5. 前記下限電圧は、
    前記制御部が駆動するのに必要な動作電圧より高いこと、
    を特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の装置。
  6. 前記駆動部は、外部機器からの通信パケットを受信する通信部を有し、
    前記制御部は、
    前記スイッチング制御の停止中に前記通信部が前記通信パケットを受信すると、前記通信パケットの処理を保留し、その後、前記スイッチング制御の再開時において、前記保留した前記通信パケットの処理を実行すること、
    を特徴とする、請求項1から5のいずれか1項に記載の装置。
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