JP7364510B2 - 床構造 - Google Patents

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本発明は、床構造に関する。
張間方向に関して下方へ湾曲するプレストレストコンクリート板で構成された床スラブを備えた床構造が知られている(特許文献1)。この床スラブでは、湾曲形状に沿った引張応力によって積載荷重を支持するため、曲げ応力によって積載荷重を支持する平面状の床スラブと比べて、床スラブの肉厚を薄くすることができた。
特開2001-182210号公報
しかしながら、プレストレストコンクリート板で構成された床スラブは、製造コストが高いという問題があった。
本発明は、上記課題を解決するために、製造コストの増加を抑制しながら床スラブの薄肉化を図ることができる床構造を提供する。
本発明の床構造は、複数の梁に支持された床スラブと、前記床スラブから下方に離間した位置で第1方向に延設された野縁受けと、前記野縁受けの第1方向の両端部から上方に向かって互いに離間するように傾斜し、前記野縁受けの両端部と複数の前記梁のうち第1方向に離間した一対の前記梁との間に架設され、前記野縁受けと前記梁とにピン接合された一対の第1束材と、前記野縁受けの第1方向の両端部から垂直方向に延び、前記野縁受けの両端部と前記床スラブとの間に架設され、前記野縁受けと前記床スラブとにピン接合された一対の第2束材と、を備えた。
この場合、第1方向に直交する第2方向に延設され、前記野縁受けの下面に連結される野縁と、前記野縁の下面に連結され、前記野縁受けと共に引張力を負担する天井材と、を更に備えてもよい。
この場合、前記第1束材の上端部は、第1プレートを介して前記梁にピン接合され、前記第1束材の下端部は、共通プレートを介して前記野縁受けにピン接合され、前記第2束材の上端部は、第2プレートを介して前記床スラブにピン接合され、前記第2束材の下端部は、前記共通プレートを介して前記野縁受けにピン接合され、前記第2プレートの上面には、前記床スラブに埋め込まれる補助スタッドが立設されてもよい。
この場合、前記野縁受けは、複数の吊りボルトによって前記床スラブに吊り下げられてもよい。
本発明によれば、床構造の製造コストの増加を抑制しながら床スラブの薄肉化を図ることができる。
本発明の第1実施形態に係る床構造を備えた建物の1階層を示す平面図である。 図1のII-II断面図である。 本発明の第1実施形態に係る床構造の一部を拡大して示す断面図である。 本発明の第1実施形態に係る床構造の変形を説明する断面図である。 本発明の第2実施形態に係る床構造の一部を拡大して示す断面図である。
以下、添付の図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。なお、本明細書では、方向を示すために、X方向、Y方向およびZ方向(上下方向)が互いに直交する3次元空間の直交座標系を用いる。本明細書では、X方向が第1方向の一例であり、Y方向が第2方向の一例である。本明細書では、方向や位置を示す用語を用いるが、それらの用語は説明の便宜のために用いるものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
まず、図1を参照して、第1実施形態に係る床構造1を備えた建物100について簡単に説明する。図1は床構造1を備えた建物100の1階層を示す平面図である。
建物100は、多層階建築物であって、X-Y方向に離間した位置に立設された複数(図1では4本)の鉄骨柱101を有している。X-Y方向に隣接する鉄骨柱101の間には鉄骨梁10が階層毎に架設されている。鉄骨梁10は、上フランジ10Aと下フランジ10Bとをウェブ10Cで連結したH形鋼である(図3参照)。鉄骨梁10の軸方向の両端は、溶接またはボルト等によって鉄骨柱101に固定されている。各々の階層の4本の鉄骨梁10の上面には鉄筋コンクリート造の床スラブ11の端部が支持され、床構造1を構成する。なお、建物100の柱は、鉄骨造の鉄骨柱101に限らず、例えば、鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造またはコンクリート充填鋼管構造等であってもよい。また、鉄骨梁10は、H形鋼に限らず、例えばI形鋼であってもよい。また、梁は、鉄骨梁10に限らず、例えば、鉄骨鉄筋コンクリート造の梁であってもよい。
[第1実施形態:床構造]
図1ないし図3を参照して、第1実施形態に係る床構造1について説明する。図2は、図1のII-II断面図である。図3は床構造1の一部を拡大して示す断面図である。なお、本明細書では、1つの階層の床構造1に着目して説明する。
図1および図2に示すように、床構造1は、床スラブ11と、複数の野縁受け12と、複数の第1束材13と、複数の第2束材14と、を備えている。なお、第1束材13と第2束材14とは、1つの野縁受け12に対し、一対設けられている。本明細書では、特に明記しない限り、1つの野縁受け12(一対の第1および第2束材13,14)に着目して説明する。また、一対の第1および第2束材13,14は、X方向に線対称に配置されているため、特に明記しない限り、1つの第1および第2束材13,14に着目して説明する。
<床スラブ>
床スラブ11は、スラブ筋(図示せず)をコンクリートに埋め込んだ鉄筋コンクリートで構成されている。例えば、鉄骨梁10の上面には複数のスタッド等(図示せず)が立設されており、床スラブ11は、スタッド等を埋め込んで複数の鉄骨梁10の上面に支持されている。
<野縁受け>
複数の野縁受け12は、床スラブ11から下方に離間した位置でX方向に延設されている(図2参照)。つまり、野縁受け12は、床スラブ11(の下面)との間に空間を挟んで対向して配置されている。複数の野縁受け12は、Y方向に略等間隔に配置されている(図1参照)。野縁受け12は、例えば、軽量溝形鋼やリップ溝形鋼等の構造用軽量形鋼で形成されている。
(吊りボルト)
図2に示すように、野縁受け12は、複数の吊りボルト21によって床スラブ11に吊り下げられている。複数の吊りボルト21は、X方向に間隔をあけて配置されている。吊りボルト21の上端部は、床スラブ11に固定されたスラブ側吊り金具(図示せず)に螺合または溶接等の手法で連結されている。吊りボルト21の下端部には、野縁受け12を嵌め込むためのフック状の吊り金具21Aが取り付けられている(図3参照)。野縁受け12は、吊り金具21Aを介して吊りボルト21に連結されている。
(野縁、天井材)
図1および図2に示すように、複数の野縁受け12の下面には、Y方向に延設された複数の野縁22が連結されている。複数の野縁22は、X方向に略等間隔に配置され、クリップ等(図示せず)によって野縁受け12に固定されている。野縁22は、例えば、野縁受け12と同様に、構造用軽量形鋼で形成されている。複数の野縁22と複数の野縁受け12とは、互いに直交して配置され、格子状の天井構造枠20を構成する(図1参照)。野縁22の下面には、居室の天井の仕上げ面を構成する複数の天井材23が連結(固定)されている。天井材23は、例えば、化粧ボード等であり、隣り合う野縁22同士に架け渡されるパネル状に形成されている。
なお、野縁受け12や野縁22は、継目の無い1本ものであってもよいが、建設現場への搬入や施工作業性を考慮して複数本に分割され、建設現場においてジョイント部材等で継ぎ合わされてもよい(図示せず)。
<第1束材>
図2および図3に示すように、一対の第1束材13は、野縁受け12のX方向の両端部から上方に向かって互いに離間するように傾斜し、野縁受け12の両端部とX方向に離間した一対の鉄骨梁10との間に架設されている。第1束材13は、例えば、野縁受け12と同様に、構造用軽量形鋼で形成されている。一対の第1束材13は、野縁受け12と鉄骨梁10とにピン接合されている。なお、本明細書で、ピン接合とは、部材同士の節点(接合部分)が回転するように接合する接合方法を指している。
鉄骨梁10には、第1プレート15(鉄製)が溶接またはボルト等によって固定されている。第1プレート15は、ウェブ10Cに直交し、各フランジ10A,10Bよりも外側に向かって延設されている。第1束材13の上端部には、例えば、ボルト、ネジまたはリベット等のような締結部材18を貫通させる貫通穴(図示せず)が形成されている。第1束材13の上端部は、締結部材18によって第1プレート15に取り付けられている。つまり、第1束材13の上端部は、第1プレート15を介して鉄骨梁10にピン接合されている。一方、野縁受け12の両端部には、共通プレート16(鉄製)が溶接またはボルト等によって固定されている。共通プレート16は、野縁受け12から略鉛直上向きに延設されている。共通プレート16は、野縁受け12の端部よりもX方向の外側に延びている。第1束材13の下端部には締結部材18を貫通させる貫通穴(図示せず)が形成され、第1束材13の下端部は締結部材18によって共通プレート16に取り付けられている。つまり、第1束材13の下端部は、共通プレート16を介して野縁受け12にピン接合されている。
<第2束材>
一対の第2束材14は、野縁受け12のX方向の両端部から垂直方向に延び、野縁受け12の両端部と床スラブ11との間に架設されている。第2束材14は、例えば、第1束材13と同様に、構造用軽量形鋼で形成されている。一対の第2束材14は、野縁受け12と床スラブ11(正確には、後述する第2プレート17)とにピン接合されている。
床スラブ11には、第2プレート17(鉄製)が固定されている。例えば、第2プレート17は、上面を形成する水平部と、水平部から略鉛直下方に延設された垂直部とによって、略T字状(または略L字状)に形成されている。第2プレート17の上面(水平部)には、床スラブ11に埋め込まれる複数の補助スタッド17A(例えば、頭付きスタッド)が立設されている(図3参照)。つまり、第2プレート17は、複数の補助スタッド17Aを介して床スラブ11に固定されている。第2束材14の上端部には締結部材18を貫通させる貫通穴(図示せず)が形成され、第2束材14の上端部は締結部材18によって第2プレート17に取り付けられている。つまり、第2束材14の上端部は、第2プレート17を介して床スラブ11にピン接合されている。一方、第2束材14の下端部には締結部材18を貫通させる貫通穴(図示せず)が形成され、第2束材14の下端部は締結部材18によって共通プレート16に取り付けられている。つまり、第2束材14の下端部は、共通プレート16を介して野縁受け12にピン接合されている。
[床構造における積載荷重の伝達]
次に、図4を参照して、第1実施形態に係る床構造1における積載荷重の伝達について説明する。図4は床構造1の変形を説明する断面図である。なお、図4では、床構造1の変形を分かりやすくするために、野縁22や天井材23の図示を省略している。また、図4では、変形前の床構造1を破線で示し、変形後の床構造1を実線で示している。また、図4では、床構造1の正確な変形量を示しているわけではなく、床構造1の変形を分かりやすくするために、誇張した変形量を示している。
床スラブ11に積載荷重が働くと(図4の白抜き矢印参照)、床スラブ11は積載荷重によって下方に撓み、床スラブ11には圧縮応力が作用する(図4の太い矢印参照)。一対の第1束材13は、第1プレート15と共通プレート16との節点周りに回転し、野縁受け12をX方向に引っ張る(図4の太い矢印参照)。これにより、一対の第1束材13および野縁受け12には引張応力が作用する。また、床スラブ11の変形および一対の第1束材13の回転に伴って、一対の第2束材14は、第2プレート17と共通プレート16との節点周りに回転しながら圧縮応力を受ける(図4の太い矢印参照)。なお、第1および第2束材13,14はピン接合されているため、第1および第2束材13,14および野縁受け12に生じる曲げモーメントは無視できるほど小さく、床構造1に大きな影響を与えることはない。
以上のように、床スラブ11が積載荷重を受けると、床スラブ11と一対の第2束材14とが圧縮応力を負担し、一対の第1束材13と野縁受け12とが引張成分を負担するため、床構造1の剛性が向上する。換言すれば、床スラブ11と野縁受け12とが、1つの太い梁を構成する、または1つの分厚いスラブを構成する、と見なすことができる。
以上説明した第1実施形態に係る床構造1によれば、天井材23を支持する骨組みの一部となる野縁受け12に床スラブ11が受けた積載荷重の引張成分を負担させることができるため、プレストレストコンクリート板から成る床スラブに比べて、製造コストを低減することができる。また、床スラブ11にかかる積載荷重を軸力で伝達するため、耐荷重性能を高く維持しながら、床スラブ11、野縁受け12、第1および第2束材13,14等の断面積を小さくすることができる。これにより、製造コストの増加を抑制しながら床スラブ11の薄肉化を図ることができる。また、この床構造1によれば、床スラブ11と野縁受け12とが1つの太い梁を構成すると見なすことができるため、耐荷重性能の向上を図ることができる。これにより、例えば、柱芯間距離が10mを超える大スパンの建築物において床振動を低減させることができると共に、小梁を省略することができる。なお、この床構造1では小梁が省略されていたが、これに限らず、対向する鉄骨梁10の間に小梁が架設されてもよい。この場合でも、この床構造1によれば、第1および第2束材13,14が無い従来の床構造に比べて、小梁の数を減らすことができる。
また、第1実施形態に係る床構造1では、第1および第2束材13,14が各プレート15~17にピン接合されていた。この構成によれば、床スラブ11が積載荷重を受けた場合に、引張応力を第1束材13に適切に伝達することができ、圧縮応力を第2束材14に適切に伝達することができる。
また、第1実施形態に係る床構造1によれば、従来通り、野縁受け12が吊りボルト21によって吊設されることで、床スラブ11との間隔(天井裏の高さ)を調整しながら野縁受け12を吊ることができる。
[第2実施形態]
次に、図5を参照して、第2実施形態に係る床構造2について簡単に説明する。図5は床構造2の一部を拡大して示す断面図である。なお、以下の説明では、第1実施形態に係る床構造1と同一の構成には同一の符号を付し、第1実施形態に係る床構造1と同様の説明は省略する。
第1実施形態に係る床構造1では、天井材23が引張耐力を有さない化粧ボード等であったが、第2実施形態に係る床構造2では、天井材24が引張耐力を有する点で相違する。
天井材24は、例えば、鉄板、繊維強化プラスチック(ガラス繊維、カーボン繊維、アラミド繊維等)またはこれらの複合素材等、引張耐力の高い素材を用いてパネル状に形成されている。天井材24は、野縁22の下面に固定され、野縁受け12と共に引張力を負担する。すなわち、床スラブ11、野縁受け12、第1束材13および第2束材14に加えて、野縁22と天井材24も床構造2の構成部材となる。
以上説明した第2実施形態に係る床構造2によれば、天井材24が野縁22を介して野縁受け12と一体となり、床スラブ11が受けた積載荷重の引張成分を負担することができる。これにより、製造コストの増加を抑制しながら床スラブ11の薄肉化を図る等、上記した第1実施形態に係る床構造1と同様の効果を得ることができる。
なお、第1および第2実施形態に係る床構造1,2では、一対の第1束材13および一対の第2束材14が、全ての野縁受け12に設けられていたが、これに限らず、一部の野縁受け12のみに設けられてもよい。例えば、第1および第2束材13,14を設けた野縁受け12と、第1および第2束材13,14を設けない野縁受け12とを、Y方向に交互に並設してもよい(図示せず)。
また、一対の鉄骨梁10のX方向の間隔が長い場合や、鉄骨梁10がX方向に3つ以上並設される場合等、第1および第2束材13,14を設けた野縁受け12がX方向に複数並設されてもよい(図示せず)。この場合、隣り合う2つの野縁受け12が取り付けられる鉄骨梁10には、X方向の両側に一対の第1プレート15が固定される。
なお、第1および第2実施形態に係る床構造1,2では、第1束材13の上端部が、第1プレート15を介して鉄骨梁10に連結されていたが、これに限らず、鉄骨梁10に直接連結されてもよい(図示せず)。これと同様に、第1束材13と第2束材14との下端部が、共通プレート16を介して野縁受け12に連結されていたが、これに限らず、野縁受け12に直接連結されてもよい(図示せず)。また、第1束材13と第2束材14との下端部は、互いに異なるプレートを介して野縁受け12に連結されてもよい(図示せず)。
また、第1および第2実施形態に係る床構造1,2では、第1および第2束材13,14が、野縁受け12と同様の構造用軽量形鋼で形成されていたが、これに限らず、第1および第2束材13,14が、野縁受け12とは異なる鋼材で形成されてもよい。また、第1束材13と第2束材14とは互いに異なる素材で形成されてもよい。なお、野縁受け12、第1束材13および第2束材14は、構造用軽量形鋼に限らず、主に引張耐力を有する構造材であれば如何なるものでもよい。
また、第1および第2実施形態に係る床構造1,2では、吊りボルト21が設けられていたが、第1および第2束材13,14によって野縁受け12を含む天井構造枠20を支持することができるのであれば、吊りボルト21は省略(削除)してもよい。また、第1および第2束材13,14によって天井構造枠20の強度が増加するため、第1および第2束材13,14が無い従来の天井構造枠に比べて、吊りボルト21の数を減少させてもよい。また、例えば、地震等によって天井構造枠20が大きく揺れることを抑制するために、隣り合う吊りボルト21同士の間に一対のブレースが架設されてもよい(図示せず)。各ブレースは、例えば、下部から上方に向かって互いに接近するように傾斜した姿勢で、吊りボルト21にピン接合されてもよい。
また、第1および第2実施形態に係る床構造1,2では、床スラブ11が、鉄筋コンクリート造であったが、これに限らず、例えば、鉄筋コンクリートとデッキプレートとを含む合成デッキ床スラブ等であってもよい(図示せず)。
なお、上記実施形態の説明は、本発明に係る床構造における一態様を示すものであって、本発明の技術範囲は、上記実施形態に限定されるものではない。本発明は技術的思想の趣旨を逸脱しない範囲において様々に変更、置換、変形されてもよく、特許請求の範囲は技術的思想の範囲内に含まれ得る全ての実施態様を含んでいる。
1,2 床構造
10 鉄骨梁(梁)
11 床スラブ
12 野縁受け
13 第1束材
14 第2束材
15 第1プレート
16 共通プレート
17 第2プレート
17A 補助スタッド
21 吊りボルト
22 野縁
23,24 天井材

Claims (4)

  1. 複数の梁に支持された床スラブと、
    前記床スラブから下方に離間した位置で第1方向に延設された野縁受けと、
    前記野縁受けの第1方向の両端部から上方に向かって互いに離間するように傾斜し、前記野縁受けの両端部と複数の前記梁のうち第1方向に離間した一対の前記梁との間に架設され、前記野縁受けと前記梁とにピン接合された一対の第1束材と、
    前記野縁受けの第1方向の両端部から垂直方向に延び、前記野縁受けの両端部と前記床スラブとの間に架設され、前記野縁受けと前記床スラブとにピン接合された一対の第2束材と、を備えたことを特徴とする床構造。
  2. 第1方向に直交する第2方向に延設され、前記野縁受けの下面に連結される野縁と、
    前記野縁の下面に連結され、前記野縁受けと共に引張力を負担する天井材と、を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の床構造。
  3. 前記第1束材の上端部は、第1プレートを介して前記梁にピン接合され、
    前記第1束材の下端部は、共通プレートを介して前記野縁受けにピン接合され、
    前記第2束材の上端部は、第2プレートを介して前記床スラブにピン接合され、
    前記第2束材の下端部は、前記共通プレートを介して前記野縁受けにピン接合され、
    前記第2プレートの上面には、前記床スラブに埋め込まれる補助スタッドが立設されたことを特徴とする請求項1または2に記載の床構造。
  4. 前記野縁受けは、複数の吊りボルトによって前記床スラブに吊り下げられたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の床構造。
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