JP2001295365A - 鉄骨ラーメン構造 - Google Patents
鉄骨ラーメン構造Info
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 地震時の応力に対し塑性化領域となる梁スパ
ン端部における強度、変形能力に優れ、階高が制約され
ている建物においても、水平剛性を容易に向上させるこ
とができる鉄骨ラーメン構造を提供する。 【解決手段】 柱1をコンクリート3を充填したCFT
構造の鋼管2で形成するとともに、梁11のスパン端部
をコンクリート3を充填したCFT構造の鋼管12で形
成して、柱1に接合する。梁は、スパン中間域がH形鋼
19で構成され、スパン中間域内に、施工現場において
接合されるH形鋼19a,19b同士の、梁・梁の継手
部を設ける。柱1と、該柱1に接合された、梁のスパン
端部を形成する鋼管12と、該鋼管12のスパン中心側
の端面に設けた塞ぎプレート15と、該塞ぎプレート1
5に連設された、スパン中心側の端部が継手部となるH
形鋼19aとが、工場において製造され、ブラケットを
構成する。梁11は、スパン全域にわたり、鋼管12で
形成することもできる。
ン端部における強度、変形能力に優れ、階高が制約され
ている建物においても、水平剛性を容易に向上させるこ
とができる鉄骨ラーメン構造を提供する。 【解決手段】 柱1をコンクリート3を充填したCFT
構造の鋼管2で形成するとともに、梁11のスパン端部
をコンクリート3を充填したCFT構造の鋼管12で形
成して、柱1に接合する。梁は、スパン中間域がH形鋼
19で構成され、スパン中間域内に、施工現場において
接合されるH形鋼19a,19b同士の、梁・梁の継手
部を設ける。柱1と、該柱1に接合された、梁のスパン
端部を形成する鋼管12と、該鋼管12のスパン中心側
の端面に設けた塞ぎプレート15と、該塞ぎプレート1
5に連設された、スパン中心側の端部が継手部となるH
形鋼19aとが、工場において製造され、ブラケットを
構成する。梁11は、スパン全域にわたり、鋼管12で
形成することもできる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、柱と、該柱に接合
された梁とからなる鉄骨ラーメン構造に関する。
された梁とからなる鉄骨ラーメン構造に関する。
【0002】
【従来の技術】鋼管の内部にコンクリートを充填した構
造は、CFT(Concrete Filled St
eel Tube、コンクリート充填鋼管)構造と呼ば
れる。CFT構造の鋼管により柱を構成し、このような
柱にH形鋼を梁として用い、接合した鉄骨ラーメン構造
は、知られている。
造は、CFT(Concrete Filled St
eel Tube、コンクリート充填鋼管)構造と呼ば
れる。CFT構造の鋼管により柱を構成し、このような
柱にH形鋼を梁として用い、接合した鉄骨ラーメン構造
は、知られている。
【0003】図14に、このような鉄骨ラーメン構造の
従来例を示す。図14(a)は全体構造、(b)は
(a)図のG部(柱・梁の仕口部)の拡大図である。柱
1,1はCFT構造の鋼管で構成され、柱1,1に接合
される梁41はH形鋼で構成されている。柱・梁の仕口
部では、柱1,1には上下方向に間隔をおいて外ダイヤ
フラム51,51が水平に張り出して設けられ、上下の
ダイヤフラム51,51の間にウェブ接合プレート53
が突設されており、梁41のウェブは、ウェブ接合プレ
ート53とHTB(High Tension Bol
t:高力ボルト)55による摩擦接合とされ、梁41の
フランジは、外ダイヤフラム51に施工現場で溶接され
る。梁41のH形鋼のフランジを柱1,1に突き合せ溶
接するために、梁41のウェブにスカラップ43が形成
される。柱・梁の仕口部における溶接は下向き溶接とな
るため、梁41の下端には裏当金61を設けている。超
高層住宅の場合等は、耐火被覆も兼ねて、梁41のH形
鋼の外周部をコンクリートで被覆することもある。
従来例を示す。図14(a)は全体構造、(b)は
(a)図のG部(柱・梁の仕口部)の拡大図である。柱
1,1はCFT構造の鋼管で構成され、柱1,1に接合
される梁41はH形鋼で構成されている。柱・梁の仕口
部では、柱1,1には上下方向に間隔をおいて外ダイヤ
フラム51,51が水平に張り出して設けられ、上下の
ダイヤフラム51,51の間にウェブ接合プレート53
が突設されており、梁41のウェブは、ウェブ接合プレ
ート53とHTB(High Tension Bol
t:高力ボルト)55による摩擦接合とされ、梁41の
フランジは、外ダイヤフラム51に施工現場で溶接され
る。梁41のH形鋼のフランジを柱1,1に突き合せ溶
接するために、梁41のウェブにスカラップ43が形成
される。柱・梁の仕口部における溶接は下向き溶接とな
るため、梁41の下端には裏当金61を設けている。超
高層住宅の場合等は、耐火被覆も兼ねて、梁41のH形
鋼の外周部をコンクリートで被覆することもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、建物の高層
化に伴い、建物の階高が制約される実情がある。階高が
制約されている建物では、梁のH形鋼の梁成(高さ)も
制限される。梁の曲げ剛性は、断面二次モーメントによ
って決定されるが、H形鋼は「H型の断面形」を形成す
るので、断面二次モーメントの大小は、梁成、フランジ
の断面積によって主に設定される。梁成の小さなH形鋼
を用いた梁では、フランジの幅(奥行方向)、フランジ
のプレートの厚さを大きくしても、曲げ剛性及びラーメ
ン構造全体の水平剛性をそれほど大きくすることはでき
ない。
化に伴い、建物の階高が制約される実情がある。階高が
制約されている建物では、梁のH形鋼の梁成(高さ)も
制限される。梁の曲げ剛性は、断面二次モーメントによ
って決定されるが、H形鋼は「H型の断面形」を形成す
るので、断面二次モーメントの大小は、梁成、フランジ
の断面積によって主に設定される。梁成の小さなH形鋼
を用いた梁では、フランジの幅(奥行方向)、フランジ
のプレートの厚さを大きくしても、曲げ剛性及びラーメ
ン構造全体の水平剛性をそれほど大きくすることはでき
ない。
【0005】また、梁にH形鋼を使用した上記従来技術
によって超高層住宅を構築した場合、水平剛性が充分で
ないため、強風時や中小地震時に生じる横揺れによる居
住性の低下が問題となる。
によって超高層住宅を構築した場合、水平剛性が充分で
ないため、強風時や中小地震時に生じる横揺れによる居
住性の低下が問題となる。
【0006】本発明は、上記従来技術の問題点を考慮し
てなされたもので、地震時の応力に対し塑性化領域とな
る梁スパン端部における強度、変形能力に優れ、階高が
制約されている建物においても、水平剛性を容易に向上
させることができる鉄骨ラーメン構造を提供することを
目的とする。
てなされたもので、地震時の応力に対し塑性化領域とな
る梁スパン端部における強度、変形能力に優れ、階高が
制約されている建物においても、水平剛性を容易に向上
させることができる鉄骨ラーメン構造を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】〔請求項1に係る発明〕
柱と、該柱に接合された梁とからなるラーメン構造に
おいて、柱を鋼管で形成するとともに、梁の少なくとも
スパン端部を鋼管で形成して、柱に接合したことを特徴
とする鉄骨ラーメン構造である。
柱と、該柱に接合された梁とからなるラーメン構造に
おいて、柱を鋼管で形成するとともに、梁の少なくとも
スパン端部を鋼管で形成して、柱に接合したことを特徴
とする鉄骨ラーメン構造である。
【0008】〔請求項2に係る発明〕 前記梁の鋼管は
CFT構造である、請求項1に記載の鉄骨ラーメン構造
である。
CFT構造である、請求項1に記載の鉄骨ラーメン構造
である。
【0009】〔請求項3に係る発明〕 前記梁は、スパ
ン中間域がH形鋼で構成され、スパン端部が鋼管で形成
された、請求項1又は2に記載の鉄骨ラーメン構造であ
る。
ン中間域がH形鋼で構成され、スパン端部が鋼管で形成
された、請求項1又は2に記載の鉄骨ラーメン構造であ
る。
【0010】〔請求項4に係る発明〕 スパン中間域内
に、施工現場において接合されるH形鋼同士の、梁・梁
の継手部を設けた、請求項3に記載の鉄骨ラーメン構造
である。
に、施工現場において接合されるH形鋼同士の、梁・梁
の継手部を設けた、請求項3に記載の鉄骨ラーメン構造
である。
【0011】〔請求項5に係る発明〕 柱と、該柱に接
合された、梁のスパン端部を形成する鋼管と、該鋼管の
スパン中心側の端面に設けた塞ぎプレートと、該塞ぎプ
レートに連設された、スパン中心側の端部が継手部とな
るH形鋼とが、工場において製造され、ブラケットを構
成する、請求項3又は4に記載の鉄骨ラーメン構造であ
る。
合された、梁のスパン端部を形成する鋼管と、該鋼管の
スパン中心側の端面に設けた塞ぎプレートと、該塞ぎプ
レートに連設された、スパン中心側の端部が継手部とな
るH形鋼とが、工場において製造され、ブラケットを構
成する、請求項3又は4に記載の鉄骨ラーメン構造であ
る。
【0012】〔請求項6に係る発明〕 前記梁は、スパ
ン全域にわたり、鋼管で形成された、請求項1又は2に
記載の鉄骨ラーメン構造である。
ン全域にわたり、鋼管で形成された、請求項1又は2に
記載の鉄骨ラーメン構造である。
【0013】〔請求項7に係る発明〕 柱・梁の仕口部
において、前記梁の鋼管は、施工現場において、前記柱
の鋼管と機械式接合方法によって接合される、請求項6
に記載の鉄骨ラーメン構造である。
において、前記梁の鋼管は、施工現場において、前記柱
の鋼管と機械式接合方法によって接合される、請求項6
に記載の鉄骨ラーメン構造である。
【0014】〔請求項8に係る発明〕 前記梁を形成す
る鋼管の端面に、柱の側面に当接するエンドプレートを
有し、該エンドプレートを柱にボルトを用いて連結する
ようにした、請求項7に記載の鉄骨ラーメン構造であ
る。
る鋼管の端面に、柱の側面に当接するエンドプレートを
有し、該エンドプレートを柱にボルトを用いて連結する
ようにした、請求項7に記載の鉄骨ラーメン構造であ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施の形態を図
面を参照して説明する。
面を参照して説明する。
【0016】(実施例1)図1は実施例1のラーメン構
造を示す。図2は図1のC部(柱・梁の仕口部)の拡大
図である。図3は、図2のD−D線端面図、E−E線断
面図、F−F線端面図である。図1に示すとおり、基礎
(図示省略)上に、所定スパン長さ(図1のS)をおい
て立設された対向する直線状の2本の柱1,1に、所定
階高をおいて複数の直線状の梁11,11が水平方向に
架設されて鉄骨ラーメン構造を構成している。この鉄骨
ラーメン構造による骨組は、柱1,1、梁11,11の
部材軸線(部材の断面中心を通る長手方向の仮想軸線)
が正面視格子状の形状をなす。柱1,1は、鋼管2で形
成され、かつ鋼管2の内部にはコンクリート3が充填さ
れたCFT構造である。鋼管2の断面形状は本例では角
形に形成されている。
造を示す。図2は図1のC部(柱・梁の仕口部)の拡大
図である。図3は、図2のD−D線端面図、E−E線断
面図、F−F線端面図である。図1に示すとおり、基礎
(図示省略)上に、所定スパン長さ(図1のS)をおい
て立設された対向する直線状の2本の柱1,1に、所定
階高をおいて複数の直線状の梁11,11が水平方向に
架設されて鉄骨ラーメン構造を構成している。この鉄骨
ラーメン構造による骨組は、柱1,1、梁11,11の
部材軸線(部材の断面中心を通る長手方向の仮想軸線)
が正面視格子状の形状をなす。柱1,1は、鋼管2で形
成され、かつ鋼管2の内部にはコンクリート3が充填さ
れたCFT構造である。鋼管2の断面形状は本例では角
形に形成されている。
【0017】梁11は、スパン中間域(図1のL1の範
囲)がH形鋼19で構成されている。スパン中間域のH
形鋼19は、端部H形鋼19aと中央部H形鋼19bと
で構成されている。梁11の両側のスパン端部(図1の
L2の範囲)のみが鋼管12で形成され、かつ鋼管12
の内部にはコンクリート13が充填されたCFT構造で
ある。鋼管12の断面は柱1の鋼管2と同じく、角形に
形成されている。梁11の、スパン中間域のH形鋼19
と、両側のスパン端部の鋼管12は、同一の梁成(梁高
さ、図1のDg)を有し、材軸方向(横方向)は直線状
に形成されている。柱1、梁11の角形(箱形)鋼管に
は、4枚の鋼板をコーナー部で溶接した溶接角形鋼管、
鋼板を冷間で折り曲げた後、溶接で成形した冷間成形角
形鋼管、円形鋼管を冷間でロール成形した角形鋼管など
が有る。
囲)がH形鋼19で構成されている。スパン中間域のH
形鋼19は、端部H形鋼19aと中央部H形鋼19bと
で構成されている。梁11の両側のスパン端部(図1の
L2の範囲)のみが鋼管12で形成され、かつ鋼管12
の内部にはコンクリート13が充填されたCFT構造で
ある。鋼管12の断面は柱1の鋼管2と同じく、角形に
形成されている。梁11の、スパン中間域のH形鋼19
と、両側のスパン端部の鋼管12は、同一の梁成(梁高
さ、図1のDg)を有し、材軸方向(横方向)は直線状
に形成されている。柱1、梁11の角形(箱形)鋼管に
は、4枚の鋼板をコーナー部で溶接した溶接角形鋼管、
鋼板を冷間で折り曲げた後、溶接で成形した冷間成形角
形鋼管、円形鋼管を冷間でロール成形した角形鋼管など
が有る。
【0018】なお、「スパン」とは対向配置される2本
の柱間の単位で、1スパンとはそれが1単位、つまり柱
が2本の場合のことである。また、スパン長さとは柱間
の直線状の距離を意味する。梁11のスパン長さ(図1
のS)から柱1の断面横幅(図1のDc)を控除したも
のを、内法スパン長さ(図1のS1 )という。スパン中
間域(図1のL1の範囲)と両側のスパン端部(図1の
L2の範囲)の長さの合計が梁11の内法スパン長さに
なる。スパン端部の長さ(L2)は、施工現場への運搬
の利便性を考慮した梁・梁の継手部の長さ(図1のL2
+L3)、地震時の梁11の塑性化領域の長さなどを考
慮して設定する。スパン長さが短い(短スパン)梁では
塑性化領域の長さが小さくなるので、鋼管12が配設さ
れるスパン端部の長さ(図1のL2の範囲)は、短くて
済む。本実施例は、短スパンから大スパン(長いスパン
長さ)の梁にも幅広く適用しうるが、短スパンの梁に好
適といえる。
の柱間の単位で、1スパンとはそれが1単位、つまり柱
が2本の場合のことである。また、スパン長さとは柱間
の直線状の距離を意味する。梁11のスパン長さ(図1
のS)から柱1の断面横幅(図1のDc)を控除したも
のを、内法スパン長さ(図1のS1 )という。スパン中
間域(図1のL1の範囲)と両側のスパン端部(図1の
L2の範囲)の長さの合計が梁11の内法スパン長さに
なる。スパン端部の長さ(L2)は、施工現場への運搬
の利便性を考慮した梁・梁の継手部の長さ(図1のL2
+L3)、地震時の梁11の塑性化領域の長さなどを考
慮して設定する。スパン長さが短い(短スパン)梁では
塑性化領域の長さが小さくなるので、鋼管12が配設さ
れるスパン端部の長さ(図1のL2の範囲)は、短くて
済む。本実施例は、短スパンから大スパン(長いスパン
長さ)の梁にも幅広く適用しうるが、短スパンの梁に好
適といえる。
【0019】梁11のスパン端部を形成する鋼管12
は、その一方側(柱・梁仕口部の側)において、柱1の
側面に、溶接によって接合されている。溶接による接合
は、工場において行われる。柱1の内部には、鋼管12
の上辺及び下辺に対応する位置に、それぞれ内ダイヤフ
ラム5が設けられている。このため、柱1と梁11の仕
口部は剛接合され、柱1と梁11はラーメン構造を構成
する。また、剛接合とは、接合された梁11と柱1との
相互の部材軸線の角度(変形後の各部材の節点における
接線相互のなす角度)が外力を受けても変化しないよう
にした接合をいい、ラーメン構造体の接合部は剛接合で
ある。剛接合部では、曲げモーメント、せん断力、軸力
を伝達することができる。しかし、この発明では、剛接
合部に、角度が同一な完全な剛接合部の他に、例えば柱
と梁の接合部の構成部材が降伏して角度が変化する不完
全な剛接合部をも含むものとする。
は、その一方側(柱・梁仕口部の側)において、柱1の
側面に、溶接によって接合されている。溶接による接合
は、工場において行われる。柱1の内部には、鋼管12
の上辺及び下辺に対応する位置に、それぞれ内ダイヤフ
ラム5が設けられている。このため、柱1と梁11の仕
口部は剛接合され、柱1と梁11はラーメン構造を構成
する。また、剛接合とは、接合された梁11と柱1との
相互の部材軸線の角度(変形後の各部材の節点における
接線相互のなす角度)が外力を受けても変化しないよう
にした接合をいい、ラーメン構造体の接合部は剛接合で
ある。剛接合部では、曲げモーメント、せん断力、軸力
を伝達することができる。しかし、この発明では、剛接
合部に、角度が同一な完全な剛接合部の他に、例えば柱
と梁の接合部の構成部材が降伏して角度が変化する不完
全な剛接合部をも含むものとする。
【0020】梁11の両スパン端部を形成する鋼管12
の他方側(スパン中心側)の端面には、溶接等によって
塞ぎプレート15が設けられている。塞ぎプレート15
は、鋼管12よりも縦横とも大きい矩形状をなし、鋼管
12と一体化され、鋼管12の外周に張り出す余長部1
5aを形成する。さらに、この塞ぎプレート15には、
端部H形鋼19a(図1のL3の位置:請求項5の「ス
パン中心側の端部が継手部となるH形鋼」に相当)が接
合されている。この端部H形鋼19aは、中央部H形鋼
19bと同断面形状である。図2に示すように、鋼管1
2のフランジ及びウェブ、端部H形鋼19aのフランジ
は、塞ぎプレート15に突き合せ溶接され、端部H形鋼
19aのウェブは塞ぎプレート15に隅肉溶接されて、
鋼管12と端部H形鋼19aは塞ぎプレート15を介在
して一体化される。
の他方側(スパン中心側)の端面には、溶接等によって
塞ぎプレート15が設けられている。塞ぎプレート15
は、鋼管12よりも縦横とも大きい矩形状をなし、鋼管
12と一体化され、鋼管12の外周に張り出す余長部1
5aを形成する。さらに、この塞ぎプレート15には、
端部H形鋼19a(図1のL3の位置:請求項5の「ス
パン中心側の端部が継手部となるH形鋼」に相当)が接
合されている。この端部H形鋼19aは、中央部H形鋼
19bと同断面形状である。図2に示すように、鋼管1
2のフランジ及びウェブ、端部H形鋼19aのフランジ
は、塞ぎプレート15に突き合せ溶接され、端部H形鋼
19aのウェブは塞ぎプレート15に隅肉溶接されて、
鋼管12と端部H形鋼19aは塞ぎプレート15を介在
して一体化される。
【0021】柱1と、鋼管12と、塞ぎプレート15
と、端部H形鋼19aとまでが、工場において、溶接等
を用いて一体化されて製作され、ブラケットタイプとな
る(図4参照)。なお、塞ぎプレート15は単体のプレ
ートとして製造されたもので構成してもよいし、鋼管1
2又は端部H形鋼19aと一体化して製造されたもの
(鋳造等)であってもよい。
と、端部H形鋼19aとまでが、工場において、溶接等
を用いて一体化されて製作され、ブラケットタイプとな
る(図4参照)。なお、塞ぎプレート15は単体のプレ
ートとして製造されたもので構成してもよいし、鋼管1
2又は端部H形鋼19aと一体化して製造されたもの
(鋳造等)であってもよい。
【0022】中央部H形鋼19bは、施工現場におい
て、端部H形鋼19aに現場接合される(梁・梁の継手
部)。この現場接合は、いわゆる機械式接合方法により
行われる。図示の例では、端部H形鋼19aのウェブ
と、中央部H形鋼19bのウェブとを、継手板21を用
いて、HTB等のボルト22によって接合する。また、
フランジ部同士を、継手板23を用いてHTB等のボル
ト24によって接合する。
て、端部H形鋼19aに現場接合される(梁・梁の継手
部)。この現場接合は、いわゆる機械式接合方法により
行われる。図示の例では、端部H形鋼19aのウェブ
と、中央部H形鋼19bのウェブとを、継手板21を用
いて、HTB等のボルト22によって接合する。また、
フランジ部同士を、継手板23を用いてHTB等のボル
ト24によって接合する。
【0023】図1,2に示すとおり、柱1を挟んで隣接
するスパンにも、上記と同じ構造によって梁11を柱1
に接合することができる。また、柱1において交叉する
(直交する)方向にも、上記と同じ構造によって梁11
を柱1に接合することができる。
するスパンにも、上記と同じ構造によって梁11を柱1
に接合することができる。また、柱1において交叉する
(直交する)方向にも、上記と同じ構造によって梁11
を柱1に接合することができる。
【0024】(構造的特徴) さらに、上記実施例1の
構造的特徴について説明する。 (1)梁11のスパン端部にCFT構造である鋼管12
が配設されている。鋼管は、鉄骨断面自体が、面内、面
外の2方向に曲げ剛性、断面耐力(曲げ耐力、せん断耐
力、軸耐力)が大きいという、閉鎖断面形に固有の利点
を発揮する。一方、H形鋼は、面内方向は断面の強軸方
向であるが、面外方向は、断面の弱軸方向である欠点を
有する。ここで、面内方向とは、図3の梁11の断面縦
方向であって、図3の断面横方向を回動中心とする曲げ
モーメントMyが作用する方向であり、換言すればラー
メン構造を構成する骨組の面内である。一方、面外方向
とは、面内方向に直交する方向(図3の断面横方向)で
あって、図3の断面縦方向を回動中心とする曲げモーメ
ントMxの作用する方向を言う。さらに、CFT構造
は、梁の鋼管内部にコンクリートが充填されるため、コ
ンクリートは鋼管により拘束され、また、同時に鋼管は
コンクリートによって拘束される相互作用(コンファイ
ンド効果)を有する。本発明は、大きな軸力を支持する
柱に多用されているCFT構造を、軸力が少ない梁に適
用することによって、CFT構造特有の効果を梁にも発
揮し得るようにしたものである。 (2)1スパンの梁11は、スパン両端部に配設された
CFT構造である鋼管12と、スパン中間域に配設され
たH形鋼が接合されて、部材軸方向に直線状の複合構造
を構成する。 (3)スパン中間域内に、施工現場において接合される
H形鋼同士の、梁・梁の継手部を設けた構造であり、梁
11の端部H形鋼19aと、中央部H形鋼19bとの現
場接合部(梁・梁の継手部)は、現場溶接を用いること
なく、HTBによる機械式接合方法により行われる。H
形鋼同士を施工性の良い機械式接合方法によって接合す
ることにより、施工性が劣る鋼管同士、又は、鋼管とH
形鋼との現場溶接による接合方法を避けることができ
る。柱1と梁11の鋼管12、端部H形鋼19aとを工
場にて一体化したブラケットタイプの1ピースとして製
作し、中央部H形鋼19bを別個の1ピースとして製作
し、施工現場では端部H形鋼19aと中央部H形鋼19
bとをHTBによる機械式接合方法により接合する。 (4)柱1と梁11の鋼管同士の接合部(柱・梁仕口
部)は、工場溶接によって接合する。梁11の鋼管12
は、角形の閉鎖断面形をなし、一対のフランジ(上下
辺)、ウェブ(左右辺)は溶接によって矩形状に接合さ
れた、強固な柱・梁の仕口部を形成する。柱・梁仕口部
は、面内、面外の2方向に強固な剛接合部を構成する。
構造的特徴について説明する。 (1)梁11のスパン端部にCFT構造である鋼管12
が配設されている。鋼管は、鉄骨断面自体が、面内、面
外の2方向に曲げ剛性、断面耐力(曲げ耐力、せん断耐
力、軸耐力)が大きいという、閉鎖断面形に固有の利点
を発揮する。一方、H形鋼は、面内方向は断面の強軸方
向であるが、面外方向は、断面の弱軸方向である欠点を
有する。ここで、面内方向とは、図3の梁11の断面縦
方向であって、図3の断面横方向を回動中心とする曲げ
モーメントMyが作用する方向であり、換言すればラー
メン構造を構成する骨組の面内である。一方、面外方向
とは、面内方向に直交する方向(図3の断面横方向)で
あって、図3の断面縦方向を回動中心とする曲げモーメ
ントMxの作用する方向を言う。さらに、CFT構造
は、梁の鋼管内部にコンクリートが充填されるため、コ
ンクリートは鋼管により拘束され、また、同時に鋼管は
コンクリートによって拘束される相互作用(コンファイ
ンド効果)を有する。本発明は、大きな軸力を支持する
柱に多用されているCFT構造を、軸力が少ない梁に適
用することによって、CFT構造特有の効果を梁にも発
揮し得るようにしたものである。 (2)1スパンの梁11は、スパン両端部に配設された
CFT構造である鋼管12と、スパン中間域に配設され
たH形鋼が接合されて、部材軸方向に直線状の複合構造
を構成する。 (3)スパン中間域内に、施工現場において接合される
H形鋼同士の、梁・梁の継手部を設けた構造であり、梁
11の端部H形鋼19aと、中央部H形鋼19bとの現
場接合部(梁・梁の継手部)は、現場溶接を用いること
なく、HTBによる機械式接合方法により行われる。H
形鋼同士を施工性の良い機械式接合方法によって接合す
ることにより、施工性が劣る鋼管同士、又は、鋼管とH
形鋼との現場溶接による接合方法を避けることができ
る。柱1と梁11の鋼管12、端部H形鋼19aとを工
場にて一体化したブラケットタイプの1ピースとして製
作し、中央部H形鋼19bを別個の1ピースとして製作
し、施工現場では端部H形鋼19aと中央部H形鋼19
bとをHTBによる機械式接合方法により接合する。 (4)柱1と梁11の鋼管同士の接合部(柱・梁仕口
部)は、工場溶接によって接合する。梁11の鋼管12
は、角形の閉鎖断面形をなし、一対のフランジ(上下
辺)、ウェブ(左右辺)は溶接によって矩形状に接合さ
れた、強固な柱・梁の仕口部を形成する。柱・梁仕口部
は、面内、面外の2方向に強固な剛接合部を構成する。
【0025】さらに、実施例1の構造的特徴がもたらす
効果について説明する。 (1)梁11のスパン端部にCFT構造である鋼管を使
用することにより、梁11の曲げ剛性、断面耐力(曲げ
耐力、せん断耐力、軸耐力)を大きくすることができ
る。鋼管は、所要の梁成(図3のDg)、梁幅(図3の
Bg)を有する角形に成形された閉鎖断面形状を成し、
一対のフランジ(上下辺)、ウェブ(左右辺)を有す
る。したがって、鋼管は面内方向、面外方向のいずれ
も、同一梁成を有するH形鋼に比べて曲げ剛性、断面耐
力を大きくすることができる。曲げ剛性は断面二次モー
メントによって決定されるが、本実施例では、鋼管は鉄
骨自体の断面二次モーメントが大きいのみならず、鋼管
の内部の空隙に充填されたコンクリートを利用すること
ができる。したがって、梁成が制限される場合でも、梁
11は、設計上必要とされる曲げ剛性、曲げ耐力を容易
に設定することができる。
効果について説明する。 (1)梁11のスパン端部にCFT構造である鋼管を使
用することにより、梁11の曲げ剛性、断面耐力(曲げ
耐力、せん断耐力、軸耐力)を大きくすることができ
る。鋼管は、所要の梁成(図3のDg)、梁幅(図3の
Bg)を有する角形に成形された閉鎖断面形状を成し、
一対のフランジ(上下辺)、ウェブ(左右辺)を有す
る。したがって、鋼管は面内方向、面外方向のいずれ
も、同一梁成を有するH形鋼に比べて曲げ剛性、断面耐
力を大きくすることができる。曲げ剛性は断面二次モー
メントによって決定されるが、本実施例では、鋼管は鉄
骨自体の断面二次モーメントが大きいのみならず、鋼管
の内部の空隙に充填されたコンクリートを利用すること
ができる。したがって、梁成が制限される場合でも、梁
11は、設計上必要とされる曲げ剛性、曲げ耐力を容易
に設定することができる。
【0026】次に、CFT構造の充填コンクリート部分
が梁11の断面二次モーメントに与える影響を説明す
る。図5では、CFT構造の鋼管は、□−600*450*12
*12、H形鋼は、H-600*250*12*25について説明し
ているが、これは、便宜上、略同一の断面二次モーメン
トを有する部材を選定することにより鉄骨自体の影響を
捨象し、コンクリートによる影響を把握するものであ
る。なお、この面内方向の断面二次モーメントは、梁1
1の面内方向に作用する曲げモーメント(図3のMy)
に有効なものをいう。CFT構造の断面二次モーメント
(ΣI)は、鋼管自体の断面二次モーメント(Is)と
鋼管の内部に充填されたコンクリートの等価な断面二次
モーメント(Ic)によって算定する。nはヤング係数
比である。ΣI=Is+Ic/ n=128,000+42.6×57.
6×57.6×57.6/12/10=128,000+67,841=195,841cm4で
ある。H形鋼の断面二次モーメントは、123,000cm4であ
る。したがって、充填コンクリートによって、CFT構
造の断面二次モーメントは、H形鋼の断面二次モーメン
トの、195,841/123,000=1.59倍である。
が梁11の断面二次モーメントに与える影響を説明す
る。図5では、CFT構造の鋼管は、□−600*450*12
*12、H形鋼は、H-600*250*12*25について説明し
ているが、これは、便宜上、略同一の断面二次モーメン
トを有する部材を選定することにより鉄骨自体の影響を
捨象し、コンクリートによる影響を把握するものであ
る。なお、この面内方向の断面二次モーメントは、梁1
1の面内方向に作用する曲げモーメント(図3のMy)
に有効なものをいう。CFT構造の断面二次モーメント
(ΣI)は、鋼管自体の断面二次モーメント(Is)と
鋼管の内部に充填されたコンクリートの等価な断面二次
モーメント(Ic)によって算定する。nはヤング係数
比である。ΣI=Is+Ic/ n=128,000+42.6×57.
6×57.6×57.6/12/10=128,000+67,841=195,841cm4で
ある。H形鋼の断面二次モーメントは、123,000cm4であ
る。したがって、充填コンクリートによって、CFT構
造の断面二次モーメントは、H形鋼の断面二次モーメン
トの、195,841/123,000=1.59倍である。
【0027】なお、図5では、鋼管とH形鋼は、便宜
上、略同一の断面二次モーメントを有する部材を選定し
た。鋼管は、箱型状の閉鎖断面形を成し、フランジに相
当する上辺、下辺の幅(図3のBg)の大きな部材を自
由に選択することができる。したがって、鉄骨断面自体
の断面二次モーメントの大きな鋼管を選択すれば、CF
T構造の鋼管12は、更に大きな断面二次モーメントと
することができる。
上、略同一の断面二次モーメントを有する部材を選定し
た。鋼管は、箱型状の閉鎖断面形を成し、フランジに相
当する上辺、下辺の幅(図3のBg)の大きな部材を自
由に選択することができる。したがって、鉄骨断面自体
の断面二次モーメントの大きな鋼管を選択すれば、CF
T構造の鋼管12は、更に大きな断面二次モーメントと
することができる。
【0028】(2)梁11のスパン端部にCFT構造で
ある鋼管を使用することにより、梁11の面外方向の断
面性能が大きくなり、横座屈性能が大きくなる。横座屈
(横倒れ座屈)とは、曲げモーメントを受ける構造部材
(柱、梁など)が、曲げ応力の生じる面外方向に捩れを
伴って座屈を起こす現象をいう。梁をスパン全域にわた
ってH形鋼で構成した従来技術においては、地震時に梁
に曲げモーメントが生じたとき、H形鋼のフランジの横
方向面外座屈を防止するため、図6(a)に示すよう
に、スパン方向の適宜の複数箇所に、H形鋼のフランジ
と床構造体(スラブ)とを連結するように梁41,41
間に架設された小梁43と、さらに梁41と小梁43と
の間に架設された座屈止め部材(補強剛材)45とを配
設している。また、床構造体を設けない場合でも、H形
鋼のフランジの横方向面外座屈に対する抵抗力が弱いた
め、座屈止め部材する必要があった。したがって、吹き
抜け空間を構築しにくいという制約があった。
ある鋼管を使用することにより、梁11の面外方向の断
面性能が大きくなり、横座屈性能が大きくなる。横座屈
(横倒れ座屈)とは、曲げモーメントを受ける構造部材
(柱、梁など)が、曲げ応力の生じる面外方向に捩れを
伴って座屈を起こす現象をいう。梁をスパン全域にわた
ってH形鋼で構成した従来技術においては、地震時に梁
に曲げモーメントが生じたとき、H形鋼のフランジの横
方向面外座屈を防止するため、図6(a)に示すよう
に、スパン方向の適宜の複数箇所に、H形鋼のフランジ
と床構造体(スラブ)とを連結するように梁41,41
間に架設された小梁43と、さらに梁41と小梁43と
の間に架設された座屈止め部材(補強剛材)45とを配
設している。また、床構造体を設けない場合でも、H形
鋼のフランジの横方向面外座屈に対する抵抗力が弱いた
め、座屈止め部材する必要があった。したがって、吹き
抜け空間を構築しにくいという制約があった。
【0029】しかし、本実施例では、梁11はスパン両
端部で面内、面外の二方向に断面性能の大きな鋼管12
とし、スパン中間域はH形鋼とした複合構造である。地
震時に最大曲げモーメントが生じるスパン両端部では、
横座屈に有効な面外方向の断面性能(断面2次半径)が
大きな鋼管を使用している。梁11の鋼管12は、面外
方向の断面性能が大きいのみならず、鋼管12の一対の
フランジ(上下辺)、ウエブ(左右辺)は溶接によって
柱1に矩形状に接合された、極めて強固な柱・梁の仕口
部を形成している。したがって、梁11はスパン全域に
わたって横座屈性能が従来技術に比較して格段に大きく
なる。本発明においては、支持する床の有無にかかわら
ず、座屈止め部材の配置個所数を少なくし、又は、不要
とすることができる(図6(b)参照)。したがって、
吹き抜け空間を構築するのに適している。
端部で面内、面外の二方向に断面性能の大きな鋼管12
とし、スパン中間域はH形鋼とした複合構造である。地
震時に最大曲げモーメントが生じるスパン両端部では、
横座屈に有効な面外方向の断面性能(断面2次半径)が
大きな鋼管を使用している。梁11の鋼管12は、面外
方向の断面性能が大きいのみならず、鋼管12の一対の
フランジ(上下辺)、ウエブ(左右辺)は溶接によって
柱1に矩形状に接合された、極めて強固な柱・梁の仕口
部を形成している。したがって、梁11はスパン全域に
わたって横座屈性能が従来技術に比較して格段に大きく
なる。本発明においては、支持する床の有無にかかわら
ず、座屈止め部材の配置個所数を少なくし、又は、不要
とすることができる(図6(b)参照)。したがって、
吹き抜け空間を構築するのに適している。
【0030】(3)梁11は、スパン両端部のCFT構
造である鋼管12と、スパン中間域のH形鋼19が接合
された複合構造であるので、スパン両端部、スパン中間
域にわたって合理的な断面性能(断面二次モーメント、
断面耐力)を有する。図7の、地震時の曲げモーメント
図(柱の曲げモーメントは図示しない)に示すように、
梁11に曲げモーメントが発生する。梁11の曲げモー
メントは、スパン両端部で正負の最大曲げモーメントに
なり、スパン中間域は直線状に分布する。したがって、
スパン中間域では曲げモーメントが小さくなるので、ス
パン中間域のH形鋼19の必要とされる断面性能は小さ
い。スパン両端部では、正負の最大曲げモーメントに対
して必要な断面性能を有する鋼管12を自由に選定する
ことができる。梁11はスパン両端部で断面性能の大き
な鋼管12とし、スパン中間域の断面性能の小さなH形
鋼とした、複合構造である。1スパン長さの梁11は、
直線状の部材軸線を形成し、スパン両端部で断面性能が
大きく(太い横実線で表示)、スパン中間域でスパン両
端部より断面性能が小さな変断面部材である。したがっ
て、スパン方向の曲げモーメント分布と断面性能(断面
二次モーメント、断面耐力)変化状況が略一致する合理
的な構造部材を形成する。
造である鋼管12と、スパン中間域のH形鋼19が接合
された複合構造であるので、スパン両端部、スパン中間
域にわたって合理的な断面性能(断面二次モーメント、
断面耐力)を有する。図7の、地震時の曲げモーメント
図(柱の曲げモーメントは図示しない)に示すように、
梁11に曲げモーメントが発生する。梁11の曲げモー
メントは、スパン両端部で正負の最大曲げモーメントに
なり、スパン中間域は直線状に分布する。したがって、
スパン中間域では曲げモーメントが小さくなるので、ス
パン中間域のH形鋼19の必要とされる断面性能は小さ
い。スパン両端部では、正負の最大曲げモーメントに対
して必要な断面性能を有する鋼管12を自由に選定する
ことができる。梁11はスパン両端部で断面性能の大き
な鋼管12とし、スパン中間域の断面性能の小さなH形
鋼とした、複合構造である。1スパン長さの梁11は、
直線状の部材軸線を形成し、スパン両端部で断面性能が
大きく(太い横実線で表示)、スパン中間域でスパン両
端部より断面性能が小さな変断面部材である。したがっ
て、スパン方向の曲げモーメント分布と断面性能(断面
二次モーメント、断面耐力)変化状況が略一致する合理
的な構造部材を形成する。
【0031】(4)本実施例による梁11はスパン両端
部のみ鋼管12としているだけなので、1スパン分の部
材重量は、スパン全域にわたってH形鋼とした梁と比較
してもあまり重くならない。
部のみ鋼管12としているだけなので、1スパン分の部
材重量は、スパン全域にわたってH形鋼とした梁と比較
してもあまり重くならない。
【0032】(5)柱1、梁11に鋼管を使用しても、
柱・梁の仕口部、梁・梁の継手部において、現場溶接を
使用しないことができる。柱・梁の仕口部は、工場溶接
によって接合される。施工現場での梁・梁の継手部は、
端部H形鋼19aと中央部H形鋼19bとがHTBによ
る機械式接合方法により行われる。現場溶接を使用しな
いので、仕口部、継手部の品質、性能を確保することが
でき、雨風等の天候に左右されず施工性が向上し、工期
が短縮する。
柱・梁の仕口部、梁・梁の継手部において、現場溶接を
使用しないことができる。柱・梁の仕口部は、工場溶接
によって接合される。施工現場での梁・梁の継手部は、
端部H形鋼19aと中央部H形鋼19bとがHTBによ
る機械式接合方法により行われる。現場溶接を使用しな
いので、仕口部、継手部の品質、性能を確保することが
でき、雨風等の天候に左右されず施工性が向上し、工期
が短縮する。
【0033】なお、上記実施例においては、両側のスパ
ン端部に鋼管12を配設したが、一方のスパン端部に鋼
管12を配設し、他方のスパン端部をH形鋼としても良
い。梁11は、スパン中間域のH形鋼19と、両側のス
パン端部の鋼管12は、同一の梁成としたが、H形鋼1
9と鋼管12の梁成を変えても良い。スパン中間域のH
形鋼同士がHTBによる機械式接合方法によって接合さ
れる場合について説明したが、H形鋼同士を継手部を形
成する、他の接合方法でも良い。例えば、H形鋼のフラ
ンジを現場溶接し、ウエブをHTBによる機械式に接合
しても良い。また、スパン中間域内に、施工現場におい
て接合されるH形鋼同士の、梁・梁の継手部を2箇所設
けた構造を例示したが、この継手部の数を任意に(1又
は3箇所以上に)設定してスパン中間域を構成し得る。
梁・梁の継手部ではなく、柱・梁の仕口部において、機
械式接合方法、現場溶接を使用しても良い。柱1,1
は、CFT構造による鋼管2で形成されているが、鋼管
2の内部にはコンクリート3を充填しない、純鉄骨造と
しても良い。また、柱1の鋼管2及び梁11の鋼管12
の各横断面形状は、矩形に限られるものではなく、円形
等に形成してもよいのは勿論である。さらに、梁11の
スパン中間域を、H形鋼ではない構造の梁部材で構成す
ることも可能である。例えば、スパン端部の鋼管12は
CFT構造とし、スパン中間域は鋼管を使用して、コン
クリートを充填しない純鉄骨造とする、複合構造の梁と
することができる。
ン端部に鋼管12を配設したが、一方のスパン端部に鋼
管12を配設し、他方のスパン端部をH形鋼としても良
い。梁11は、スパン中間域のH形鋼19と、両側のス
パン端部の鋼管12は、同一の梁成としたが、H形鋼1
9と鋼管12の梁成を変えても良い。スパン中間域のH
形鋼同士がHTBによる機械式接合方法によって接合さ
れる場合について説明したが、H形鋼同士を継手部を形
成する、他の接合方法でも良い。例えば、H形鋼のフラ
ンジを現場溶接し、ウエブをHTBによる機械式に接合
しても良い。また、スパン中間域内に、施工現場におい
て接合されるH形鋼同士の、梁・梁の継手部を2箇所設
けた構造を例示したが、この継手部の数を任意に(1又
は3箇所以上に)設定してスパン中間域を構成し得る。
梁・梁の継手部ではなく、柱・梁の仕口部において、機
械式接合方法、現場溶接を使用しても良い。柱1,1
は、CFT構造による鋼管2で形成されているが、鋼管
2の内部にはコンクリート3を充填しない、純鉄骨造と
しても良い。また、柱1の鋼管2及び梁11の鋼管12
の各横断面形状は、矩形に限られるものではなく、円形
等に形成してもよいのは勿論である。さらに、梁11の
スパン中間域を、H形鋼ではない構造の梁部材で構成す
ることも可能である。例えば、スパン端部の鋼管12は
CFT構造とし、スパン中間域は鋼管を使用して、コン
クリートを充填しない純鉄骨造とする、複合構造の梁と
することができる。
【0034】(実施例2)図8は実施例2のラーメン構
造を示す。図9は図8のA部(柱・梁の仕口部)の拡大
図である。図10は、図8のB−B線断面図である。図
8に示すとおり、基礎(図示省略)上に、所定スパン長
さをおいて立設された対向する2本の柱1,1に、所定
階高をおいて複数の梁11,11が水平方向に架設され
て鉄骨ラーメン構造を構成している。柱1,1は、鋼管
2で形成され、かつ鋼管2の内部にはコンクリート3が
充填されたCFT構造である。鋼管2の断面形状は本施
例では角形に形成されている。
造を示す。図9は図8のA部(柱・梁の仕口部)の拡大
図である。図10は、図8のB−B線断面図である。図
8に示すとおり、基礎(図示省略)上に、所定スパン長
さをおいて立設された対向する2本の柱1,1に、所定
階高をおいて複数の梁11,11が水平方向に架設され
て鉄骨ラーメン構造を構成している。柱1,1は、鋼管
2で形成され、かつ鋼管2の内部にはコンクリート3が
充填されたCFT構造である。鋼管2の断面形状は本施
例では角形に形成されている。
【0035】梁11は、スパン全域にわたり、鋼管12
で形成され、かつ鋼管12の内部にはコンクリート13
が充填されたCFT構造である。梁11の鋼管12の断
面は柱1の鋼管2と同じく、角形に形成されている。
で形成され、かつ鋼管12の内部にはコンクリート13
が充填されたCFT構造である。梁11の鋼管12の断
面は柱1の鋼管2と同じく、角形に形成されている。
【0036】柱・梁の仕口部において、梁11の鋼管1
2は、施工現場において、柱1の鋼管2と機械式接合方
法によって接合される構成を有している。梁11を形成
する鋼管12の両スパン端部の各端面に、柱1の側面に
当接するエンドプレート14が溶接その他の適宜手段に
より接合されている。図9に示すとおり、エンドプレー
ト14は、梁11の鋼管12の端面(断面)形状よりも
縦横とも大きい矩形状をなし、鋼管12と一体化して、
鋼管12の外方に張り出した突設部14aを形成してい
る。この突設部14aの、上部及び下部(鋼管12の上
辺の上側及び鋼管12の下辺の下側)に、エンドプレー
ト14を柱1に連結するためのボルト31を挿通する孔
が複数形成され、該孔にボルト31が挿通されて、エン
ドプレート14(梁11)と柱1とが連結、固定され
る。
2は、施工現場において、柱1の鋼管2と機械式接合方
法によって接合される構成を有している。梁11を形成
する鋼管12の両スパン端部の各端面に、柱1の側面に
当接するエンドプレート14が溶接その他の適宜手段に
より接合されている。図9に示すとおり、エンドプレー
ト14は、梁11の鋼管12の端面(断面)形状よりも
縦横とも大きい矩形状をなし、鋼管12と一体化して、
鋼管12の外方に張り出した突設部14aを形成してい
る。この突設部14aの、上部及び下部(鋼管12の上
辺の上側及び鋼管12の下辺の下側)に、エンドプレー
ト14を柱1に連結するためのボルト31を挿通する孔
が複数形成され、該孔にボルト31が挿通されて、エン
ドプレート14(梁11)と柱1とが連結、固定され
る。
【0037】柱1を挟んで隣接するスパンにも、同構
造、同断面形状の梁11が設けられ、一本の柱1を挟ん
で両側の梁11,11が直線状に配設され、各側のエン
ドプレート14,14も一本の柱1を挟んで対向してお
り、柱1の内部を貫通する複数のボルト31(及びナッ
ト)によって、各側のエンドプレート14,14が連結
される態様となっている。このため、柱1と梁11の仕
口部は剛接合され、柱1と梁11はラーメン構造を構成
する。複数スパンに跨る梁11の施工が確実かつ容易に
行われる。
造、同断面形状の梁11が設けられ、一本の柱1を挟ん
で両側の梁11,11が直線状に配設され、各側のエン
ドプレート14,14も一本の柱1を挟んで対向してお
り、柱1の内部を貫通する複数のボルト31(及びナッ
ト)によって、各側のエンドプレート14,14が連結
される態様となっている。このため、柱1と梁11の仕
口部は剛接合され、柱1と梁11はラーメン構造を構成
する。複数スパンに跨る梁11の施工が確実かつ容易に
行われる。
【0038】エンドプレート14の板厚を厚くすること
により、柱のダイヤフラムを無くすることも可能とな
る。また、ボルト31に高強度のPC鋼棒を使用するこ
とで、本数を減らしたり、径を細くすることが可能とな
る。ボルト部分は、柱にシース管33を挿入しておき、
鉄骨の本締め完了後、その隙間に高強度のモルタルを充
填するとよい。
により、柱のダイヤフラムを無くすることも可能とな
る。また、ボルト31に高強度のPC鋼棒を使用するこ
とで、本数を減らしたり、径を細くすることが可能とな
る。ボルト部分は、柱にシース管33を挿入しておき、
鉄骨の本締め完了後、その隙間に高強度のモルタルを充
填するとよい。
【0039】柱1を挟んで隣接するスパンが無い場合、
柱1を挟んで対向する反対側は、梁の接合されていない
エンドプレート14のみにより構成し、上記と同様に、
柱1の内部を貫通する複数のボルト31(及びナット)
によって、各側のエンドプレート14,14を連結し、
柱1に固定することができる。
柱1を挟んで対向する反対側は、梁の接合されていない
エンドプレート14のみにより構成し、上記と同様に、
柱1の内部を貫通する複数のボルト31(及びナット)
によって、各側のエンドプレート14,14を連結し、
柱1に固定することができる。
【0040】また、図10に示すとおり、上記の梁1
1,11と柱1において交叉する(直交する)梁11
0,110が設けられており、柱1の四側面に梁11,
11,110,110が接合された態様となっている。
梁110,110も、梁11,11と同構造、同断面形
状に形成され、柱1を挟んで直線状に配設されている
が、梁110,110のエンドプレート140,140
は、梁11,11のエンドプレート14,14よりも縦
方向に大きく形成されており、エンドプレート14,1
4の突設部14a,14aの端部よりも縦方向外側に延
びた突設部140a,140aを有し、ボルト310の
取付位置は、ボルト31の位置と上下方向においてずら
してある。したがって、柱1の内部を貫通するボルト3
10(及びナット)によって、エンドプレート140,
140同士を連結する際、梁11,11を連結するボル
ト31とぶつかることがなく、障害はない。
1,11と柱1において交叉する(直交する)梁11
0,110が設けられており、柱1の四側面に梁11,
11,110,110が接合された態様となっている。
梁110,110も、梁11,11と同構造、同断面形
状に形成され、柱1を挟んで直線状に配設されている
が、梁110,110のエンドプレート140,140
は、梁11,11のエンドプレート14,14よりも縦
方向に大きく形成されており、エンドプレート14,1
4の突設部14a,14aの端部よりも縦方向外側に延
びた突設部140a,140aを有し、ボルト310の
取付位置は、ボルト31の位置と上下方向においてずら
してある。したがって、柱1の内部を貫通するボルト3
10(及びナット)によって、エンドプレート140,
140同士を連結する際、梁11,11を連結するボル
ト31とぶつかることがなく、障害はない。
【0041】(構造的特徴) 上記実施例2は下記の構
造的特徴を有する。 (1)梁11には、スパン全域にわたりCFT構造であ
る鋼管が配設されている。スパン全域で、鋼管、CFT
構造であることの特徴を発揮する。梁11は、スパン全
域にわたって面内方向の曲げ剛性、部材自重(鉄骨、充
填コンクリートの自重)が大きくなる。長いスパン長さ
(大スパン)を有する梁11でも、常時鉛直荷重(固定
荷重、積載荷重)によって、梁11に生じるスパン中央
部の鉛直変形が減少する。さらに、人間が床面を歩行す
る際に生じる微小の鉛直変形によって不快感が生じる、
鉄骨造の梁に良く起こる床振動障害が緩和される。した
がって、本実施例は、大スパンの梁に好適である。
造的特徴を有する。 (1)梁11には、スパン全域にわたりCFT構造であ
る鋼管が配設されている。スパン全域で、鋼管、CFT
構造であることの特徴を発揮する。梁11は、スパン全
域にわたって面内方向の曲げ剛性、部材自重(鉄骨、充
填コンクリートの自重)が大きくなる。長いスパン長さ
(大スパン)を有する梁11でも、常時鉛直荷重(固定
荷重、積載荷重)によって、梁11に生じるスパン中央
部の鉛直変形が減少する。さらに、人間が床面を歩行す
る際に生じる微小の鉛直変形によって不快感が生じる、
鉄骨造の梁に良く起こる床振動障害が緩和される。した
がって、本実施例は、大スパンの梁に好適である。
【0042】(2)柱1と梁11の鋼管同士の接合部
(柱・梁仕口部)は、施工現場にて現場溶接を用いるこ
となく機械式接合法によって一体化される。鉄骨製作工
場にて、複数階の柱1を1ピースとして、1スパン分の
梁11を1ピースとしてそれぞれ別個に製作し、施工現
場では柱1の鋼管2と、梁11の鋼管12を、ボルトを
用いた機械式接合法にて接合する。梁11は1スパン分
を1ピースとして製作するので、梁同士の現場接合(梁
・梁の継手部)は無い。鋼管同士の現場接合部(柱・梁
仕口部)は機械式接合法によって接合することにより、
施工性が劣る現場溶接による接合方法を避けることがで
きる。
(柱・梁仕口部)は、施工現場にて現場溶接を用いるこ
となく機械式接合法によって一体化される。鉄骨製作工
場にて、複数階の柱1を1ピースとして、1スパン分の
梁11を1ピースとしてそれぞれ別個に製作し、施工現
場では柱1の鋼管2と、梁11の鋼管12を、ボルトを
用いた機械式接合法にて接合する。梁11は1スパン分
を1ピースとして製作するので、梁同士の現場接合(梁
・梁の継手部)は無い。鋼管同士の現場接合部(柱・梁
仕口部)は機械式接合法によって接合することにより、
施工性が劣る現場溶接による接合方法を避けることがで
きる。
【0043】(3)CFT構造の柱に、CFT構造の鋼
管で形成された梁のエンドプレートを通しボルトを用い
て連結した場合、梁に曲げモーメント(図11の時計方
向のMy)が作用すると、CFT構造の柱に生じる引張
力及び圧縮応力度の分布は図11のようになり、圧縮部
分(図11の梁の下フランジ側)は、CFT構造の柱
(鋼管)に充填したコンクリートが負担する。したがっ
て、ダイヤフラムの設置を不要とすることができる。梁
の引張り側(図11の梁の上フランジ側)では、梁の鋼
管11の上フランジからの引張力は、エンドプレート1
4を介して、ボルト31に引張力(図11のT)として
伝達する。柱・梁仕口部は、面内、面外の2方向に強固
な剛接合部を構成する。
管で形成された梁のエンドプレートを通しボルトを用い
て連結した場合、梁に曲げモーメント(図11の時計方
向のMy)が作用すると、CFT構造の柱に生じる引張
力及び圧縮応力度の分布は図11のようになり、圧縮部
分(図11の梁の下フランジ側)は、CFT構造の柱
(鋼管)に充填したコンクリートが負担する。したがっ
て、ダイヤフラムの設置を不要とすることができる。梁
の引張り側(図11の梁の上フランジ側)では、梁の鋼
管11の上フランジからの引張力は、エンドプレート1
4を介して、ボルト31に引張力(図11のT)として
伝達する。柱・梁仕口部は、面内、面外の2方向に強固
な剛接合部を構成する。
【0044】また、実施例2は、前述した実施例1と同
様の効果を有する。 (1)梁11のスパン全域にわたりCFT構造である鋼
管を使用することにより、梁11の曲げ剛性、断面耐力
(曲げ耐力、せん断耐力、軸耐力)を大きくすることが
できる。 (2)梁11は、スパン全域にわたり面外方向の断面性
能が大きくなり、横座屈性能が飛躍的に大きくなる。 実施例2においては、梁11の面外方向の断面2次半径
がスパン全域にわたりに大きくなり、梁でありながら柱
に相当する横座屈性能を有する。梁11の座屈止め部材
の配置個所数を少なくし、又は、不要とすることができ
る。したがって、吹き抜け空間を構築するのに最適であ
る。
様の効果を有する。 (1)梁11のスパン全域にわたりCFT構造である鋼
管を使用することにより、梁11の曲げ剛性、断面耐力
(曲げ耐力、せん断耐力、軸耐力)を大きくすることが
できる。 (2)梁11は、スパン全域にわたり面外方向の断面性
能が大きくなり、横座屈性能が飛躍的に大きくなる。 実施例2においては、梁11の面外方向の断面2次半径
がスパン全域にわたりに大きくなり、梁でありながら柱
に相当する横座屈性能を有する。梁11の座屈止め部材
の配置個所数を少なくし、又は、不要とすることができ
る。したがって、吹き抜け空間を構築するのに最適であ
る。
【0045】なお、上記実施例2において、梁11にス
パン全域にわたってCFT構造による鋼管を使用した
が、スパン端部とスパン中間域の間に鋼管の内部空隙を
塞ぐ仕切り板(図示省略)を挿入して、スパン端部の鋼
管12はCFT構造とし、スパン中間域はコンクリート
を充填しない純鉄骨造の鋼管とする、複合構造の梁とす
ることができる。また、柱1の鋼管2及び梁11の鋼管
12の各横断面形状は、矩形に限られるものではなく、
円形等に形成してもよいのは勿論である。柱1,1は、
CFT構造による鋼管2で形成された例を示したが、鋼
管2の内部にコンクリート3を充填しない、純鉄骨造と
しても良い。
パン全域にわたってCFT構造による鋼管を使用した
が、スパン端部とスパン中間域の間に鋼管の内部空隙を
塞ぐ仕切り板(図示省略)を挿入して、スパン端部の鋼
管12はCFT構造とし、スパン中間域はコンクリート
を充填しない純鉄骨造の鋼管とする、複合構造の梁とす
ることができる。また、柱1の鋼管2及び梁11の鋼管
12の各横断面形状は、矩形に限られるものではなく、
円形等に形成してもよいのは勿論である。柱1,1は、
CFT構造による鋼管2で形成された例を示したが、鋼
管2の内部にコンクリート3を充填しない、純鉄骨造と
しても良い。
【0046】(実施例3)図12は実施例3のラーメン
構造を示す。柱1,1は鋼管2で形成されているが、鋼
管2の内部にはコンクリートが充填されていない点、及
び、梁11のスパン中間域がH形鋼19で構成され、梁
11の両側のスパン端部のみが鋼管12で形成されてい
るが、鋼管12の内部にはコンクリートが充填されてい
ない点、において、実施例1と異なっている。
構造を示す。柱1,1は鋼管2で形成されているが、鋼
管2の内部にはコンクリートが充填されていない点、及
び、梁11のスパン中間域がH形鋼19で構成され、梁
11の両側のスパン端部のみが鋼管12で形成されてい
るが、鋼管12の内部にはコンクリートが充填されてい
ない点、において、実施例1と異なっている。
【0047】(実施例4)図13は実施例4のラーメン
構造を示す。柱1,1は鋼管2で形成されているが、鋼
管2の内部にはコンクリートが充填されていない点、及
び、梁11はスパン全域にわたり鋼管12で形成されて
いるが、鋼管12の内部にはコンクリートが充填されて
いない点、において、実施例3と異なっている。
構造を示す。柱1,1は鋼管2で形成されているが、鋼
管2の内部にはコンクリートが充填されていない点、及
び、梁11はスパン全域にわたり鋼管12で形成されて
いるが、鋼管12の内部にはコンクリートが充填されて
いない点、において、実施例3と異なっている。
【0048】以上、本発明の実施の形態を説明したが、
本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、
本発明の要旨の範囲で種々の変形、付加等が可能であ
る。また、本発明に係る鉄骨ラーメン構造は、集合住
宅、事務所ビル、ホテル等の建物の構造物に幅広く適用
できる。建物の階数も、低層から高層、超高層に至るま
で適用できる。
本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、
本発明の要旨の範囲で種々の変形、付加等が可能であ
る。また、本発明に係る鉄骨ラーメン構造は、集合住
宅、事務所ビル、ホテル等の建物の構造物に幅広く適用
できる。建物の階数も、低層から高層、超高層に至るま
で適用できる。
【0049】
【発明の効果】〔請求項1に係る発明〕 (1)柱を鋼管で形成するとともに、梁の少なくともス
パン端部を鋼管で形成して柱に接合したため、地震時の
応力に対し塑性化領域となる梁スパン端部における強
度、変形能力に優れる。換言すれば、変形能力に富み、
靭性に優れた骨組となすことができる。そして、階高が
制約されている建物においても、水平剛性を容易に向上
させることができる。 (2)水平剛性を向上させることにより、超高層住宅を
構築した場合、梁をH形鋼で構成した従来技術において
生じやすかった強風時や中小地震時に生じる横揺れによ
る居住性の低下を防止することができる。 (3)梁をH形鋼で構成した従来技術においては、柱・
梁の仕口部に、梁のウェブにスカラップが形成され、梁
端部に断面欠損が生じるが、本発明によれば、梁の鉄骨
端部は全断面有効となり、断面欠損による強度低下が少
ない。 (4)梁をH形鋼で構成した従来技術においては、柱・
梁の仕口部における溶接は下向き溶接となるため、梁の
下端には裏当金を設けている。大地震によっては、負担
の大きい裏当金部分に亀裂を生じることもあり、強度と
変形能力に問題があったが、このような問題を回避する
ことができる。
パン端部を鋼管で形成して柱に接合したため、地震時の
応力に対し塑性化領域となる梁スパン端部における強
度、変形能力に優れる。換言すれば、変形能力に富み、
靭性に優れた骨組となすことができる。そして、階高が
制約されている建物においても、水平剛性を容易に向上
させることができる。 (2)水平剛性を向上させることにより、超高層住宅を
構築した場合、梁をH形鋼で構成した従来技術において
生じやすかった強風時や中小地震時に生じる横揺れによ
る居住性の低下を防止することができる。 (3)梁をH形鋼で構成した従来技術においては、柱・
梁の仕口部に、梁のウェブにスカラップが形成され、梁
端部に断面欠損が生じるが、本発明によれば、梁の鉄骨
端部は全断面有効となり、断面欠損による強度低下が少
ない。 (4)梁をH形鋼で構成した従来技術においては、柱・
梁の仕口部における溶接は下向き溶接となるため、梁の
下端には裏当金を設けている。大地震によっては、負担
の大きい裏当金部分に亀裂を生じることもあり、強度と
変形能力に問題があったが、このような問題を回避する
ことができる。
【0050】〔請求項2に係る発明〕 (1)梁の鋼管内部にコンクリートが充填されるため、
コンクリートは鋼管により拘束され、また、同時に鋼管
はコンクリートによって拘束される。この相互作用をコ
ンファインド効果という。この効果により、梁を靭性に
富み強度の大きい部材とすることが可能となる。さら
に、充填するコンクリートに高純度コンクリートを使用
することで、より高強度の部材とすることができる。 (2)梁をH形鋼で構成した従来技術においては、梁の
フランジ及びウェブに局部座屈が生じないよう幅厚比の
制限を設け、大地震時の強度と変形能力の確保を行って
きた。これに対し、本発明では、鋼管内部に充填したコ
ンクリートの拘束効果により、鉄骨の局部座屈が生じに
くくなり、板厚を薄くすることが可能である。板厚を薄
くすることにより、コストを抑えることができる。 (3)CFT構造の鋼管部分の耐火被覆を無くしたり、
薄肉耐火被覆を使用することにより、コストを抑えられ
る可能性がある。
コンクリートは鋼管により拘束され、また、同時に鋼管
はコンクリートによって拘束される。この相互作用をコ
ンファインド効果という。この効果により、梁を靭性に
富み強度の大きい部材とすることが可能となる。さら
に、充填するコンクリートに高純度コンクリートを使用
することで、より高強度の部材とすることができる。 (2)梁をH形鋼で構成した従来技術においては、梁の
フランジ及びウェブに局部座屈が生じないよう幅厚比の
制限を設け、大地震時の強度と変形能力の確保を行って
きた。これに対し、本発明では、鋼管内部に充填したコ
ンクリートの拘束効果により、鉄骨の局部座屈が生じに
くくなり、板厚を薄くすることが可能である。板厚を薄
くすることにより、コストを抑えることができる。 (3)CFT構造の鋼管部分の耐火被覆を無くしたり、
薄肉耐火被覆を使用することにより、コストを抑えられ
る可能性がある。
【0051】〔請求項3に係る発明〕 (1)梁は、スパン端部のみが鋼管で形成され、応力が
スパン端部に比べて小さく変形能力がさほど要求されな
いスパン中間域はH形鋼で構成されているため、バラン
スのよい複合構造(ハイブリッド構造)となる。スパン
中間域の剛性を小さくすることにより、建物全体の剛性
を変えることが可能であり、スパン中間域のH形鋼の断
面を変更することにより建物全体の剛性を調整すること
ができる。 (2)梁のスパン端部を形成する鋼管は、工場において
柱に接合されているので、施工現場で柱・梁の仕口部の
溶接作業を無くすることができるため、該部の品質、性
能を確保することができる。現場での溶接作業を無くす
ることにより、施工の工期が雨風等の天候に左右され
ず、安定化する。施工も楽である。
スパン端部に比べて小さく変形能力がさほど要求されな
いスパン中間域はH形鋼で構成されているため、バラン
スのよい複合構造(ハイブリッド構造)となる。スパン
中間域の剛性を小さくすることにより、建物全体の剛性
を変えることが可能であり、スパン中間域のH形鋼の断
面を変更することにより建物全体の剛性を調整すること
ができる。 (2)梁のスパン端部を形成する鋼管は、工場において
柱に接合されているので、施工現場で柱・梁の仕口部の
溶接作業を無くすることができるため、該部の品質、性
能を確保することができる。現場での溶接作業を無くす
ることにより、施工の工期が雨風等の天候に左右され
ず、安定化する。施工も楽である。
【0052】〔請求項4に係る発明〕スパン中間域内
に、施工現場において接合されるH形鋼同士の、梁・梁
の継手部を設けたものであるから、H形鋼同士をHTB
による機械式接合方法によって接合し、梁を構成するこ
とができる。さらに、H形鋼同士の継手部を形成する他
の接合方法も幅広く使用することができる。例えば、H
形鋼のフランジを現場溶接し、ウエブをHTBによる機
械式に接合しても良い。
に、施工現場において接合されるH形鋼同士の、梁・梁
の継手部を設けたものであるから、H形鋼同士をHTB
による機械式接合方法によって接合し、梁を構成するこ
とができる。さらに、H形鋼同士の継手部を形成する他
の接合方法も幅広く使用することができる。例えば、H
形鋼のフランジを現場溶接し、ウエブをHTBによる機
械式に接合しても良い。
【0053】〔請求項5に係る発明〕 (1)柱と、該柱に接合された、梁のスパン端部を形成
する鋼管と、該鋼管のスパン中心側の端面に設けた塞ぎ
プレートと、該塞ぎプレートに連設された、スパン中心
側の端部が継手部となるH形鋼とが、工場において製造
され、ブラケットを構成するものであるから、柱・梁の
仕口部、梁・梁の継手部において、現場溶接を使用しな
いことができ、施工が極めて楽である。現場溶接を使用
しないことにより、仕口部、継手部の品質、性能を確保
することができ、雨風等の天候に左右されず施工性が向
上し、工期が短縮する。
する鋼管と、該鋼管のスパン中心側の端面に設けた塞ぎ
プレートと、該塞ぎプレートに連設された、スパン中心
側の端部が継手部となるH形鋼とが、工場において製造
され、ブラケットを構成するものであるから、柱・梁の
仕口部、梁・梁の継手部において、現場溶接を使用しな
いことができ、施工が極めて楽である。現場溶接を使用
しないことにより、仕口部、継手部の品質、性能を確保
することができ、雨風等の天候に左右されず施工性が向
上し、工期が短縮する。
【0054】〔請求項6に係る発明〕 (1)梁は、スパン全域にわたり、鋼管で形成されてい
るため、梁の曲げ、せん断変形共にスパン全域にわたっ
て、一様な値となる。このため、建築設計の効率化、低
コスト化を図ることができる。 (2)梁の面外方向の断面2次半径がH形鋼に比べ格段
に大きくなり、支持する床の有無にかかわらず、座屈止
め部材を不要とすることができる。したがって、吹き抜
け空間を構築するのに適している。 (3)従来、耐火被覆が要求される鉄骨梁には耐火被覆
を施してきたが、梁をスパン全域にわたりCFT構造の
鋼管で形成することにより、純鉄骨に比べて格段に耐火
性能を向上させることができる。耐火被覆の厚さを薄く
したり、条件次第では耐火被覆を省くことが可能とな
る。したがって、大幅にコストを低減することができ
る。 (4)鋼管内部にコンクリートが充填されるとき、鋼管
が型枠を兼用し、コンクリート充填の際の型枠が不要と
なる。したがって、施工を簡単に行うことができる。
るため、梁の曲げ、せん断変形共にスパン全域にわたっ
て、一様な値となる。このため、建築設計の効率化、低
コスト化を図ることができる。 (2)梁の面外方向の断面2次半径がH形鋼に比べ格段
に大きくなり、支持する床の有無にかかわらず、座屈止
め部材を不要とすることができる。したがって、吹き抜
け空間を構築するのに適している。 (3)従来、耐火被覆が要求される鉄骨梁には耐火被覆
を施してきたが、梁をスパン全域にわたりCFT構造の
鋼管で形成することにより、純鉄骨に比べて格段に耐火
性能を向上させることができる。耐火被覆の厚さを薄く
したり、条件次第では耐火被覆を省くことが可能とな
る。したがって、大幅にコストを低減することができ
る。 (4)鋼管内部にコンクリートが充填されるとき、鋼管
が型枠を兼用し、コンクリート充填の際の型枠が不要と
なる。したがって、施工を簡単に行うことができる。
【0055】〔請求項7に係る発明〕柱・梁の仕口部に
おいて、梁の鋼管は、施工現場において、柱の鋼管と機
械式接合方法によって接合されるので、柱・梁の仕口部
に現場溶接を用いることなく機械式接合方法によって強
固な仕口部が構成される。梁は1スパン分を1ピースと
して工場で製作され得るので、梁同士の現場接合(梁・
梁の継手部)を無くすることができる。
おいて、梁の鋼管は、施工現場において、柱の鋼管と機
械式接合方法によって接合されるので、柱・梁の仕口部
に現場溶接を用いることなく機械式接合方法によって強
固な仕口部が構成される。梁は1スパン分を1ピースと
して工場で製作され得るので、梁同士の現場接合(梁・
梁の継手部)を無くすることができる。
【0056】〔請求項8に係る発明〕 (1)梁を形成する鋼管の端面に、柱の側面に当接する
エンドプレートを有し、該エンドプレートを柱にボルト
を用いて連結するようにし、柱・梁の仕口部の形成を、
いわゆる機械式接合方法により行うものであるから、施
工現場での該部の溶接作業を無くすることができるた
め、該部の品質、性能を確保することができる。現場で
の溶接作業を無くすることにより、施工の工期が雨風等
の天候に左右されず、安定化する。施工も楽である。 (2)CFT構造の柱に、スパン全域にわたりCFT構
造の鋼管で形成された梁のエンドプレートを通しボルト
を用いて連結した場合、梁に曲げモーメントが作用する
と、CFT構造の柱に生じる圧縮力は、CFT構造の柱
(鋼管)に充填したコンクリートが負担する。したがっ
て、ダイヤフラムの設置を不要とすることができる。
エンドプレートを有し、該エンドプレートを柱にボルト
を用いて連結するようにし、柱・梁の仕口部の形成を、
いわゆる機械式接合方法により行うものであるから、施
工現場での該部の溶接作業を無くすることができるた
め、該部の品質、性能を確保することができる。現場で
の溶接作業を無くすることにより、施工の工期が雨風等
の天候に左右されず、安定化する。施工も楽である。 (2)CFT構造の柱に、スパン全域にわたりCFT構
造の鋼管で形成された梁のエンドプレートを通しボルト
を用いて連結した場合、梁に曲げモーメントが作用する
と、CFT構造の柱に生じる圧縮力は、CFT構造の柱
(鋼管)に充填したコンクリートが負担する。したがっ
て、ダイヤフラムの設置を不要とすることができる。
【図1】実施例1のラーメン構造を示す正面図である。
【図2】図1のC部(柱・梁の仕口部)の拡大図であ
る。
る。
【図3】(D)は図2のD−D線端面図、(E)は図2
のE−E線断面図、(F)は図2のF−F線端面図であ
る。
のE−E線断面図、(F)は図2のF−F線端面図であ
る。
【図4】図2のブラケットタイプ部分を示す正面図であ
る。
る。
【図5】本発明のものと、従来例のものとの比較に用い
た梁の断面図である。
た梁の断面図である。
【図6】(a)は、従来例における構造体の平面図、
(b)は本発明を適用した構造体の平面図である。
(b)は本発明を適用した構造体の平面図である。
【図7】実施例1のラーメン構造において曲げモーメン
トが作用した場合の説明図である。
トが作用した場合の説明図である。
【図8】実施例2のラーメン構造を示す正面図である。
【図9】図8のA部(柱・梁の仕口部)の拡大図であ
る。
る。
【図10】図8のB−B線断面図である。
【図11】梁に曲げモーメントが作用した場合の、CF
T構造の柱に生じる引張力及び圧縮応力度の分布を示す
説明図である。
T構造の柱に生じる引張力及び圧縮応力度の分布を示す
説明図である。
【図12】実施例3のラーメン構造を示す正面図であ
る。
る。
【図13】実施例4のラーメン構造を示す正面図であ
る。
る。
【図14】従来例におけるラーメン構造を示す正面図で
ある。
ある。
1 柱 2 鋼管 3 コンクリート 11 梁 12 鋼管 13 コンクリート 14 エンドプレート 15 塞ぎプレート 19 H形鋼 19a 端部H形鋼 19b 中央部H形鋼 31 ボルト
Claims (8)
- 【請求項1】 柱と、該柱に接合された梁とからなるラ
ーメン構造において、柱を鋼管で形成するとともに、梁
の少なくともスパン端部を鋼管で形成して、柱に接合し
たことを特徴とする鉄骨ラーメン構造。 - 【請求項2】 前記梁の鋼管はCFT構造である、請求
項1に記載の鉄骨ラーメン構造。 - 【請求項3】 前記梁は、スパン中間域がH形鋼で構成
され、スパン端部が鋼管で形成された、請求項1又は2
に記載の鉄骨ラーメン構造。 - 【請求項4】 スパン中間域内に、施工現場において接
合されるH形鋼同士の、梁・梁の継手部を設けた、請求
項3に記載の鉄骨ラーメン構造。 - 【請求項5】 柱と、該柱に接合された、梁のスパン端
部を形成する鋼管と、該鋼管のスパン中心側の端面に設
けた塞ぎプレートと、該塞ぎプレートに連設された、ス
パン中心側の端部が継手部となるH形鋼とが、工場にお
いて製造され、ブラケットを構成する、請求項3又は4
に記載の鉄骨ラーメン構造。 - 【請求項6】 前記梁は、スパン全域にわたり、鋼管で
形成された、請求項1又は2に記載の鉄骨ラーメン構
造。 - 【請求項7】 柱・梁の仕口部において、前記梁の鋼管
は、施工現場において、前記柱の鋼管と機械式接合方法
によって接合される、請求項6に記載の鉄骨ラーメン構
造。 - 【請求項8】 前記梁を形成する鋼管の端面に、柱の側
面に当接するエンドプレートを有し、該エンドプレート
を柱にボルトを用いて連結するようにした、請求項7に
記載の鉄骨ラーメン構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000115477A JP2001295365A (ja) | 2000-04-17 | 2000-04-17 | 鉄骨ラーメン構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000115477A JP2001295365A (ja) | 2000-04-17 | 2000-04-17 | 鉄骨ラーメン構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001295365A true JP2001295365A (ja) | 2001-10-26 |
Family
ID=18627110
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000115477A Pending JP2001295365A (ja) | 2000-04-17 | 2000-04-17 | 鉄骨ラーメン構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001295365A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007051428A (ja) * | 2005-08-15 | 2007-03-01 | Kajima Corp | 鋼板コンクリート造部材の接合構造 |
| KR100773410B1 (ko) * | 2001-12-21 | 2007-11-05 | 재단법인 포항산업과학연구원 | 보강재를 구비한 아이형 거더 |
| JP2015190121A (ja) * | 2014-03-27 | 2015-11-02 | 株式会社竹中工務店 | 柱梁構造、及び柱梁構造の構築方法 |
| JP2018178620A (ja) * | 2017-04-19 | 2018-11-15 | 株式会社エスイー | 橋梁上部構造の支持装置 |
-
2000
- 2000-04-17 JP JP2000115477A patent/JP2001295365A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP2015190121A (ja) * | 2014-03-27 | 2015-11-02 | 株式会社竹中工務店 | 柱梁構造、及び柱梁構造の構築方法 |
| JP2018178620A (ja) * | 2017-04-19 | 2018-11-15 | 株式会社エスイー | 橋梁上部構造の支持装置 |
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