JP7363917B2 - 半導体レーザ素子および半導体レーザ素子の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体レーザ素子および半導体レーザ素子の製造方法に関する。
半導体レーザ素子における出射端面の近傍は、劈開時の欠陥導入やバンドギャップのシュリンクなどによる光吸収が大きい。また、窒化物系の半導体レーザ素子では電流非注入領域があるため、光吸収が更に大きくなり、温度が著しく上昇しやすい。端面での温度上昇は「端面結晶部の融解による急激な素子劣化(以下、CODと称する。)」や「大電流領域においてレーザの出力が急降下する不具合(以下、I-L急降下と称する。)」の原因となっており、大出力かつ高信頼な半導体レーザ素子を実現する上での大きな課題となっている。
従来のGaAs系やInP系などの半導体レーザ素子では、端面での光吸収を抑制するために、端面部の材料のバンドギャップを広げた窓構造が適用されている。通常、端面の窓構造化は、端面部にイオンや不純物が注入され、これにより原子の相互拡散が促され、井戸層とバリア層が混晶化されることにより実現される。
しかし、窒化物系半導体では原子間の結合性が強いという特徴があり、上記手法による窓構造の作製が本質的に困難である。仮に井戸層結晶とバリア層結晶が十分混晶化される程イオン注入が行われた場合、端面部周辺には結晶欠陥が大量に導入されてしまい、これが光吸収の原因となる。
別の窓構造化の方法としては、端面部をエッチング技術で除去し、その後、バンドギャップの大きい材料を窓部として高温でコヒーレント成長させる手法がある。しかし、窒化物系材料は格子不整合材料であることから、下地と窓部材料の格子不整合により端面付近に数%オーダーの極めて大きな歪みが導入され、これがクラックや結晶欠陥の原因になる。
例えば特許文献1には、上記課題を回避して端面の信頼性を向上させるために、端面近傍の領域にリッジメサを形成しないことで端面付近での光密度を低減させる技術が開示されている。
特許第5715332号公報
一般的な有機金属気相成長法により窓部材料を成膜するのに最適な成長温度は、窓部材料として例えばGaN、AlNおよびこれらの混晶が用いられた場合には、1000°C以上1200°C以下である。これに対し、活性層材料の最適成長温度は800°C以下と遥かに低い。このため、窓部形成の際の熱が活性層や周辺の結晶を劣化させる恐れがある。そのため窒化物系材料の半導体レーザ素子においては、品質良く作成可能な窓部構造、および品質良く窓部を作成する手法が求められている。
本発明は、窒化物系材料の半導体レーザ素子において品質の良い窓部を得ることを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る半導体レーザ素子の一態様は、窒化物半導体からなるn型半導体層と、光が増幅される利得領域を、層が広がる方向に延びた長尺形状で有し、窒化物半導体からなり、上記n型半導体層に重なった活性層と、上記活性層に重なった、窒化物半導体からなるp型半導体層と、上記活性層に対して上記利得領域の延びた方向に隣接し、多結晶、非晶質、およびそれらの混合物のいずれかからなり、当該活性層よりも大きなバンドギャップを有する窓部とを備えたことを特徴とする。
このような半導体レーザ素子によれば、窓部が高い透明度を有すると共に、窓部の形成に際して活性層におけるクラック発生などを抑制することができるので、品質の良い窓部を得ることができる。
上記半導体レーザ素子において、上記窓部は、AlInGa(1-x-y)N(但し、0≦x≦1、0≦y≦1、0≦x+y≦1)からなることが好適である。このような組成の窓部は形成が容易である。
上記半導体レーザ素子において、上記窓部は、酸素と炭素の合計含有濃度が1018cm-3以上1020cm-3以下であることが望ましい。このような含有濃度であることによって窓部では高い透明度が得られる。
また、上記半導体レーザ素子において、上記窓部は、(0002)X線回折における半値幅が、100arcsec以上1000arcsec以下であることも望ましい。(0002)X線回折における半値幅は、窓部における結晶性の程度を示しており、この半値幅が大きい程、原子の並びが不規則で結晶性が低く、半値幅が小さい程、原子の並びが規則的で結晶性が高い。(0002)X線回折における半値幅が100arcsec未満であると活性層の劣化を生じる虞がある。また、半値幅が1000arcsecを越えると電流リークによる不良を生じる虞がある。
上記半導体レーザ素子において、上記窓部は、(0002)X線回折における半値幅が、上記n型半導体層側より上記p型半導体層側で大きいことが望ましい。このような窓部では、結晶配向性がn型半導体層側でp型半導体層側よりも高い。この結果、結晶配向性の高いn型半導体層側で発生する応力が、結晶配向性の低いp型半導体層側では緩和されるため、クラックや転位が導入されることなく窓部150が形成される。
上記半導体レーザ素子において、上記窓部は、上記活性層と隣接した第1箇所に較べ、当該第1箇所よりも上記p型半導体層側に位置する第2箇所、および当該第1箇所よりも上記n型半導体層側に位置する第3箇所で屈折率が小さいことが好適である。このような屈折率分布によって、半導体レーザ素子における積層方向について光の閉じ込め効果が得られ、光損失が抑制される。
また、上記屈折率分布の窓部を有する半導体レーザ素子において、上記第1箇所が、上記第2箇所および上記第3箇所とは屈折率の異なる窒化物系材料からなることが好ましい。屈折率の異なる材料が用いられることによって容易に上記屈折率分布が得られる。
また、上記半導体レーザ素子において、上記窓部は、上記利得領域の延びた方向における厚さが10μm以下であることが好適である。窓部が厚すぎると光損失が増大し、半導体レーザ素子の出力低下を生じるからである。
また、上記半導体レーザ素子において、上記p型半導体層から上記窓部まで上記利得領域に沿って延び、上記活性層から離れる方向に突出したリッジ部を有することが望ましい。リッジ部によって光の閉じ込め作用が生じ、光の進行方向が利得領域に沿った方向に揃うので半導体レーザ素子の出力が向上する。
上記課題を解決するために、本発明に係る半導体レーザ素子の製造方法の一態様は、それぞれが窒化物半導体からなる、n型半導体層、活性層、およびp型半導体層を順次に積層する積層工程と、上記n型半導体層、上記活性層、および上記p型半導体層からなる積層体の積層方向に進行するエッチングを行って、当該積層体の層が広がる方向の一部領域について少なくとも上記活性層を除去するエッチング工程と、上記エッチング工程によって上記活性層の一部が除去されて生じた端面に隣接させて窒化物系材料からなる窓部を形成する形成工程と、上記窓部の形成後にアニールを行って当該窓部の透明性を向上させるアニール工程と、を有する。
このような製造方法によれば、窓部を望ましい結晶状態に形成することで品質の良い窓部を得ることができる。
上記半導体レーザ素子の製造方法において、上記形成工程は、上記活性層の成膜温度以下の温度で上記窓部を形成し、上記アニール工程は、上記形成工程の温度を超える温度でアニールを行うことが望ましい。このような温度条件を満たすことにより、活性層の劣化を抑制しながら窓部を形成することができる。
また、半導体レーザ素子の製造方法において、上記形成工程は、100°C以上600°C以下の温度で上記窓部を形成することが望ましい。100°C未満での窓部形成は、結晶性が低すぎるため、アニール工程を経ても望ましい結晶状態への遷移が難しい。600°C超での窓部形成は、活性層が劣化する虞がある。
上記半導体レーザ素子の製造方法において、上記アニール工程は、処理温度をT(°C)、処理時間をt(h)とした場合、
t≦A*(T-B)+C(ただしA=10-5、B=800、C=2.6)、かつ
t≧a*exp[-(T-b)/c](ただしa=15、b=790、c=80)
の関係を満たすことが望ましい。t>A*(T-B)+Cであると、活性層の劣化を生じる虞がある。また、t<a*exp[-(T-b)/c]であると、電流リークが発生する虞がある。
本発明によれば、窒化物系材料の半導体レーザ素子において品質の良い窓部を得ることができる。
本発明の半導体レーザ素子の第1実施形態を示す図である。 半導体レーザ装置の製造工程を示すフローチャートである。 多層形成工程を示す図である 保護パターン形成工程を示す図である。 窓部半導体除去工程を示す図である。 窓部成長工程を示す図である。 リソグラフィー・エッチング工程とアニール工程を示す図である。 窓部の(0002)X線回折半値幅の代表例を示す図である。 アニール処理の適切な条件範囲を示す図である。 リッジ形成工程を示す図である。 電極形成工程を示す図である。 劈開工程における劈開位置を示す図である。 劈開工程で得られるバーを示す図である 端面保護膜形成工程を示す図である。 チップ化工程における分割位置を示す図である。 チップ化工程で得られる半導体レーザ素子を示す図である。 本発明の半導体レーザ素子の第2実施形態を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の半導体レーザ素子の第1実施形態を示す図である。
図1には、半導体レーザ素子100の平面図と、A-A断面図と、B-B断面図が示されている。
半導体レーザ素子100は、基板101に対して順に積層された、n側クラッド層102と、n側ガイド層103と、活性層104と、p側ガイド層105と、p側クラッド層106と、コンタクト層107とを有する。
第1実施形態では、基板101は例えばn型の窒化ガリウム(n型GaN)からなり、n側クラッド層102は例えばAl濃度が10%以下のn型の窒化アルミニウムガリウム(n型AlGaN)からなる。また、n側ガイド層103は例えばn型GaNからなり、活性層104は例えばIn濃度が20%以下の窒化インジウムガリウム(InGaN)からなり、p側ガイド層105は例えばp型の窒化ガリウム(p型GaN)からなる。また、p側クラッド層106は例えばAl濃度が10%以下のp型の窒化アルミニウムガリウム(p型AlGaN)からなり、コンタクト層107は例えばp型GaNからなる。
これらの層が積層された方向のことを、以下では積層方向と称する場合がある。つまり積層方向は、平面図における紙面に垂直な方向であり、A-A断面図における上下方向であり、B-B断面図における左右方向である。
半導体レーザ素子100は、平面図における左右方向に延びた形状を有し、この方向の両端に、活性層104に隣接した窓部150を有する。半導体レーザ素子100における両端面に相当する窓部150の表面には、図示が省略された反射膜および保護膜が形成されて光共振器が構成されている。光共振器の長さは例えば1000μmであり、窓部150の厚さは例えば10μmである。光共振器は、半導体レーザ素子100が延びた方向に沿って延びており、光共振器が延びた方向のことを、以下では共振方向と称する場合がある。つまり共振方向は、平面図およびA-A断面図における左右方向であり、B-B断面図における紙面に垂直な方向である。
p側クラッド層106に対してコンタクト層107が積層されている箇所は、p側クラッド層106から積層方向に突出するとともに共振方向に延びた形状のリッジストライプ100aとなっている。リッジストライプ100aの幅は例えば10μmである。リッジストライプ100aはp側クラッド層106に留まらず、窓部150にも形成されている。リッジストライプ100aのp側クラッド層106およびコンタクト層107を挟んだ両側には絶縁層120が形成されている。リッジストライプ100aを絶縁層120が挟んだ方向のことを、以下では幅方向と称する場合がある。つまり幅方向は、平面図およびB-B断面図における上下方向であり、A-A断面図における紙面に垂直な方向である。
なお、以下の説明では、積層方向における基板101側からコンタクト層107側へと向かう向きのことを、重力方向とは無関係に「上」と称し、その逆の向きのことを、重力方向とは無関係に「下」と称する場合がある。
半導体レーザ素子100は、コンタクト層107の上に、リッジストライプ100aに沿って共振方向に延び、幅方向はコンタクト層107と同程度の幅である第1電極111を有する。この第1電極111はコンタクト層107とオーミック接続した電極である。半導体レーザ素子100は、第1電極111の上に更に第2電極112を有する。この第2電極112は、幅方向に第1電極111よりも広く広がっており、絶縁層120と強く着いて第1電極111の剥がれを抑制する。これら第1電極111および第2電極112は、p側電極とも総称される。
基板101の下にはn側電極113が形成されている。p側電極とn側電極113との間に電圧が印加されることにより、活性層104に電流が流れて発光する。但し、電流は、活性層104のうちリッジストライプ100aに相応した範囲のみに流れるので、その範囲が、光を増幅することができる利得領域130となる。この利得領域130で増幅され、両方の窓部150を繰り返し往復した光がレーザ光となって半導体レーザ素子100から出射される。
本実施形態の半導体レーザ素子100が備える窓部150は、例えばAlN、GaN、AlGaN、InGaNなどから選択された材質からなり、単結晶ではなく、多結晶、非晶質、およびそれらの混合物のいずれかとなっている。このため窓部150は活性層104に対する応力が小さく、活性層104の劣化が抑制されている。また、窓部150は後述するアニールにより、活性層104よりも大きなバンドギャップを有するものとなっているので、半導体レーザ素子100の発振光に対して透明度が高い。この結果、半導体レーザ素子100ではCODやI-L急降下が抑制され、大出力かつ高信頼な半導体レーザ素子100となっている。
次に、このような構成の半導体レーザ素子100を有する半導体レーザ装置の製造工程について説明する。
図2は、半導体レーザ装置の製造工程を示すフローチャートである。
半導体レーザ装置の製造工程には、多層形成工程S101から組み立て工程S112に至る合計で12の工程が含まれ、各工程が順次に実行される。以下、各工程について図を参照して説明するが、図1および図2も適宜に参照する。
図3は、多層形成工程S101を示す図である。
多層形成工程S101では、基板101上に、n側クラッド層102、n側ガイド層103、活性層104、p側ガイド層105、p側クラッド層106、およびコンタクト層107がこの順で、例えば有機金属気相成長法(MOCVD)により順次に積層されて積層体200が形成される。各層の積層方法については、従来周知な任意の技術が用いられるものとし、ここでは詳細説明を省略する。
図4は、保護パターン形成工程S102を示す図である。
保護パターン形成工程S102では、積層体200のコンタクト層107上に、窓部150が形成される箇所を除いた積層体200の領域を保護する保護膜201が形成される。保護膜201は例えばリソグラフィー技術によって形成される。
図5は、窓部半導体除去工程S103を示す図である。
窓部半導体除去工程S103では、保護膜201で保護された領域以外の積層体200の各箇所、即ち窓部150が形成される各箇所について、n側クラッド層102に達する深さまでドライエッチング技術によって半導体材料が除去される。この結果、半導体材料が除去された各箇所には、半導体レーザ素子100の幅方向に相当する方向に延びた溝202が形成される。
図6は、窓部成長工程S104を示す図である。
窓部成長工程S104では、半導体材料が除去された溝202に対して例えば有機金属気相成長法(MOCVD)により窓部材料151が成長される。窓部材料151としては、活性層104よりもバンドギャップの大きい材料が用いられる。例えばAlInGa(1-x-y)N(但し、0≦x≦1、0≦y≦1、0≦x+y≦1)は、積層体200を構成している窒化物半導体との整合性が高く、窓部材料151として好ましい。
窓部材料151の成長温度は100°C以上600°C以下が望ましく、より好ましくは200°C以上500°C以下である。
このような成長温度で成長されることで窓部材料151は、多結晶と非晶質とそれらの混合物とのいずれかの状態になり、窓部材料151の下地となるn側クラッド層102や、窓部材料151が隣接する活性層104などとの格子不整合による応力発生が回避される。このため、格子不整合に伴うクラック発生や結晶欠陥導入が抑制されて窓部材料の成長が可能となる。
なお、窓部材料151の成長温度が100°C以下である場合には、成長した窓部材料151が極端な非晶質状となり、後述するアニール処理によっても所望の結晶状態が得られない。また、InGaNを成長させる際の最適温度は800°C程度であるので、窓部材料の成長温度が600°C以上である場合には、活性層104のInGaNに対して熱によるダメージ導入の虞がある。
ここで、窓部150の厚さについて検討する。本願発明者らは、窓部150の厚さが異なる様々な試作を繰り返した結果、以下の表1に示すように、窓部150の厚さが10μm以下であると、高出力の半導体レーザ素子100が得られることを見いだした。
Figure 0007363917000001
これは、窓部150における光がモード伝搬ではなく自由伝搬により進行するため、レーザ出射方向に対する窓部150の寸法が大きすぎる場合、窓部150を光が進むにつれ徐々に発散し、これが光学損失の増大となるためと考えられる。
図7は、リソグラフィー・エッチング工程S105とアニール工程S106を示す図である。
図7には、図1に示すA-A断面図に相当する積層体200の断面図と、C-C断面図と、D-D断面図が示されている。
リソグラフィー・エッチング工程S105では、保護パターン形成工程S102および窓部成長工程S104でコンタクト層107の上に成膜された余分な成膜物(即ち保護膜201および一部の窓部材料151)が、リソグラフィー技術およびウェットエッチング技術によって除去される。余分な成膜物が除去されることで積層体200の最上層がコンタクト層107となり、窓部150が形成される。
次に、アニール工程S106では、窓部150における不純物濃度を低減する目的で熱アニール(アニール処理とも称する)が実施される。窓部成長工程S104で窓部材料151が成長された際に、成長温度が低いため窓部材料151には酸素および炭素が不純物として多く含まれ、このままの状態では半導体レーザ素子100として完成された場合に電流リークが発生してしまう。そのため、アニール工程S106では、窓部成長工程S104における成長温度よりも高い温度でのアニール処理が実施されて窓部150の不純物濃度が低減される。
ここで、半導体レーザ素子100の良好な素子特性が得られる不純物濃度について検討する。本願発明者らは、アニール処理の条件を変えて不純物濃度の異なる様々な試作を繰り返した結果、以下の表2に示すように、窓部150の不純物濃度が1018cm-3以上1020cm-3以下の範囲である場合に、良好な素子特性が得られることを見いだした。ここで、不純物としては、酸素および炭素の一方である場合と双方を含む場合があるが、いずれの場合であっても不純物濃度としては上記範囲が好ましい。表2に示された窓部150の不純物濃度は、二次イオン質量分析(SIMS)によって評価されたものである。
Figure 0007363917000002
不純物濃度として、上限が存在する理由は上述した電流リークの発生と考えられる。一方で、不純物濃度に下限が存在する理由としては、不純物濃度が過少となるようなアニール処理は、アニール処理としては過剰であって、アニール処理時の熱に伴い活性層104の劣化が誘起されるためと考えられる。
アニール処理が施されると、窓部150では結晶配向性が向上する。結晶配向性の程度は一般的なX線ロッキングカーブ測定によって評価可能である。窓部のような微小領域のみを選択的に測定する場合は、非測定領域に金属蒸着等によりマスクをかけることで、一般的なX線回折装置を用いて測定することができる。また、大型放射光施設を利用したマイクロX線回折法を用いれば、高精度かつ高空間分解能に測定することが実施できる。
図8は、窓部150の(0002)X線回折半値幅の代表例を示す図である。
図8の横軸は(0002)X線回折角ωを示し、縦軸は、回折スポットの強度を示す。
図8には、アニール処理前の窓部150に対する(0002)X線回折の測定カーブが点線で示されており、アニール処理前は(0002)X線回折半値幅が1100arcsec程度の極めてブロードな測定カーブであった。これは窓部150の状態が、非晶質状態、多結晶状態、およびこれらが混合した状態のいずれかであることを示している。
図8には、アニール処理後に良好な素子特性が得られた場合の窓部150に対する(0002)X線回折の測定カーブが実線で示されており、アニール処理で窓部150の結晶配向性が向上した結果、(0002)X線回折半値幅が例えば500arcsecまで減少している。
本願発明者らは、不純物濃度の場合と同様に、半導体レーザ素子100の良好な素子特性が得られる(0002)X線回折半値幅を検討した結果、以下の表3に示すように、X線回折半値幅が100arcsec以上1000arcsec以下の範囲である場合に、良好な素子特性が得られることを見いだした。
Figure 0007363917000003
X線回折半値幅が100arcsec未満である場合は、窓部150における結晶配向性が高すぎて、窓部150に隣接する活性層104への応力が強くなり、活性層104の結晶が劣化する。この結果、半導体レーザ素子100が不発振となったり、特性不良を示したりする。また、X線回折半値幅が1000arcsecを超す場合は、窓部150における結晶配向性が低すぎて電流リークを生じ、半導体レーザ素子100が不発振となったり、特性不良を示したりする。
なお、アニール処理に伴う窓部150の結晶配向性の向上は、下地や隣接する結晶に配向するように進行する。そのため、アニール処理を経て作成された窓部150の結晶配向性は、n型半導体と接する窓部下面側150b(図7参照)の方が窓部上面側150a(図7参照)よりも高いという傾向を示す。
ところで、熱アニールにより非晶質・多結晶状の窓部150に熱エネルギーが与えられると、下地や隣接する結晶の軸に揃うように結晶化(即ち結晶配向性の向上)が進む。このような結晶化はc面(0001)結晶部に接する部分で優先的に生じるため、窓部150の下面部150b(図7参照)から上面部150a(図7参照)へ向かって結晶化が進行する。その結果、最終的に窓部150の下面部150bのようにc面結晶部に近い部分ほど結晶の配向性が高く、窓部150の上面部150aのように下地から離れた部分では配向性が低い非晶質・多結晶状となる。一般に、窒化物半導体のような格子不整合系の材料では、下地層上に格子定数の大きく異なる材料をコヒーレント成長すると、数パーセントオーダーの極めて大きな歪みが導入され、これが原因でクラックや転位が導入される。一方、本実施形態では、下面の結晶部で発生する応力が上面の非晶質部で緩和される構造となっているため、クラックや転位が導入されることなく窓部150が形成される。逆に言えば、窓部下面側150bの方が窓部上面側150aよりも結晶配向性が高い構造の窓部150はクラックや転位の導入を避けて形成することができる。
アニール処理の条件としては、処理時間t(h)と処理温度T(°C)が複合的に寄与する。本願発明者らは、アニール処理の条件を変えて様々な試作を繰り返した結果、半導体レーザ素子100で良好な素子特性が得られるアニール処理の適切な条件範囲を見いだした。
図9は、アニール処理の適切な条件範囲を示す図である。
図9の横軸は処理温度T(°C)を示し、縦軸は処理時間t(h)を示す。
本願発明者らは、図9に示された斜線部の範囲であれば、半導体レーザ素子100で良好な素子特性が得られることを見いだした。即ち、
t≦A*(T-B)+C(ただしA=1E-5、B=800、C=2.6)、かつ
t≧a*exp[-(T-b)/c](ただしa=15、b=790、c=0)
の関係を満たすアニール処理により、良好な素子特性を示す半導体レーザ素子100が得られる。
t>A*(T-B)+Cの処理条件によるアニール処理の場合には、アニール処理が過剰となるので、アニール処理の熱に伴う活性層104の劣化や、窓部150の高い結晶配向性に伴う活性層104の結晶劣化などを生じる虞がある。
t<a*exp[-(T-b)/c]の処理条件によるアニール処理の場合には、アニール処理が過少となるので不純物濃度が充分に低下せず、電流リークが発生する虞がある。
このようなアニール処理S106によって品質のよい窓部150が形成された後、リッジ形成工程S107が実行される。
図10は、リッジ形成工程S107を示す図である。
図10には、図1に示すA-A断面図に相当する積層体200の断面図と、C-C断面図と、D-D断面図が示されている。
リッジ形成工程S107では、例えばドライエッチング技術によって積層体200にリッジストライプ100aが形成される。リッジストライプ100aは、上述したように共振方向に延び、p側クラッド層106および窓部150に連続して延びている。
このようにリッジストライプ100aが形成されることにより、上述したように、リッジストライプ100aに相応した範囲が利得領域130となる。また、リッジストライプ100aが窓部150にも形成されていることによって幅方向のモードが立ち、リッジストライプ100aに相応する幅方向の範囲で光の閉じ込め作用が生じる。この結果、半導体レーザ素子100の出力向上が図られる。
図11は、電極形成工程S108を示す図である。
図11にも、図1に示すA-A断面図に相当する積層体200の断面図と、C-C断面図と、D-D断面図が示されている。
電極形成工程S108では、p側クラッド層106の上に第1電極111が形成され、基板101の下にn側電極113が形成される。更に、第1電極111の上に第2電極112も形成されるが、図11以降の図では図示が省略される。また、リッジストライプ100aを挟んだ幅方向の両側には絶縁層120が成膜される。
図12および図13は、劈開工程S109を示す図である。
図12には、劈開工程S109における劈開位置が示され、図13には、劈開工程S109で得られるバー210が示されている。
劈開工程S109では、図12に一点鎖線で示された劈開位置で積層体200の劈開が行われる。即ち、劈開工程S109では窓部150の箇所で劈開が行われる。このような劈開の結果、図13に示すように、窓部150の表面が、平滑性の高い劈開面となる。積層体200の劈開で得られた複数のバー210は、複数の光共振器が幅方向に連なった構造となっている。
図14は、端面保護膜形成工程S110を示す図である。
端面保護膜形成工程S110では、窓部150の表面を保護する保護膜140が、バー210の端面に形成される。なお、窓部150と保護膜140との間には、窓部150の表面における反射率を調整する、図示が省略された反射膜も形成されている。
図15および図16は、チップ化工程S111を示す図である。
図15には、チップ化工程S111における分割位置が示され、図16には、チップ化工程S111で得られる半導体レーザ素子100が示されている。
チップ化工程S111では、図15に一点鎖線で示された分割位置でバー210が例えばダイシングによって分割される。即ち、バー210はリッジストライプ100a同士の中間で分割される。このような分割により、図16に示すように、複数の半導体レーザ素子100が得られる。
図2に示すように、チップ化工程S111の後は組み立て工程S112が実行される。この組み立て工程S112では、サブマウントに対する半導体レーザ素子100の搭載や、半導体レーザ素子100に対する配線の接続などが行われ、半導体レーザ装置が組み立てられる。
以上説明した製造工程により、品質の良好な窓部150を有した高出力の半導体レーザ素子100が作成されると共に、そのような半導体レーザ素子100が搭載された高出力の半導体レーザ装置が製造される。
次に、上述した第1実施形態の半導体レーザ素子100とは窓部150の構造が異なる第2実施形態の半導体レーザ素子について説明する。なお、以下の説明では、第1実施形態との相違点に着目し、重複説明は省略する。
図17は、本発明の半導体レーザ素子の第2実施形態を示す図である。
第2実施形態の半導体レーザ素子101は第1部分151と第2部分152と第3部分153とを有する窓部150を備えている。窓部150の第1部分151は活性層104に隣接している。また、第2部分152は第1部分151よりも上に位置し、活性層104の上に積層されたp型半導体材料の層であるp側クラッド層106とコンタクト層107に第2部分152は隣接している。また、第3部分153は第1部分151よりも下に位置し、活性層104の下に形成されたn型半導体材料の層であるn側クラッド層102に第3部分153は隣接している。
第1部分151は、第2部分152および第3部分153に較べて高い屈折率を有している。具体例としては、例えば、第1部分151がAlGaNからなり第2部分152および第3部分153がAlNからなる構造や、第1部分151がGaNからなり第2部分152および第3部分153がAlGaNからなる構造や、第1部分151が高屈折率のAlGaNからなり第2部分152および第3部分153が低屈折率のAlGaNからなる構造などが考えられる。
このように第1部分151が第2部分152および第3部分153に較べて高い屈折率を有することにより、スラブ導波路として機能するため導波モードが許容される。そのため、第2実施形態の半導体レーザ素子101においては、光の発散が抑制されることにより、光損失が減少する。第2実施形態の半導体レーザ素子101は、上記第1実施形態の半導体レーザ素子100に比べ、しきい値減少や電流-光出力のスロープ効率向上といった素子特性の向上が図られる。
なお、第1部分151が第2部分152および第3部分153とは異なる材料からなることによって、上述した屈折率の関係が容易に得られ、光の発散抑制が容易に実現される。
なお、上記の各実施形態に示された半導体材料は一例であり、本発明の半導体レーザ素子においては、上記例に限られず、任意の窒化物半導体が採用可能である。
また、上記の各実施形態に示された窓部材料も一例であり、本発明の半導体レーザ素子における窓部の材料としては、上述した例に限られず任意の材料が採用可能である。
100…半導体レーザ素子、100a…リッジストライプ、101…基板、
102…n側クラッド層、103…n側ガイド層、104…活性層、
105…p側ガイド層、106…p側クラッド層、107…コンタクト層、
111…第1電極、112…第2電極、113…n側電極、120…絶縁層、
130…利得領域、150…窓部、151…窓部材料、200…積層体、210…バー、

Claims (12)

  1. 窒化物半導体からなるn型半導体層と、
    光が増幅される利得領域を、層が広がる方向に延びた長尺形状で有し、窒化物半導体からなり、前記n型半導体層に重なった活性層と、
    前 記活性層に重なった、窒化物半導体からなるp型半導体層と、
    前記活性層に対して前記利得領域の延びた方向に隣接し、多結晶、非晶質、およびそれらの混合物のいずれかからなり、当該活性層よりも大きなバンドギャップを有する窓部とを備え
    前記窓部は、(0002)X線回折における半値幅が、100arcsec以上1000arcsec以下であることを特徴とする半導体レーザ素子。
  2. 前記窓部は、AlInGa(1-x-y)N(但し、0≦x≦1、0≦y≦1、0≦x+y≦1)からなることを特徴とする請求項1に記載の半導体レーザ素子。
  3. 前記窓部は、酸素および炭素の少なくとも一方からなる不純物の含有濃度が1018cm-3以上1020cm-3以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体レーザ素子。
  4. 前記窓部は、(0002)X線回折における半値幅が、前記n型半導体層側より前記p型半導体層側で大きいことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の半導体レーザ素子。
  5. 前記窓部は、前記活性層と隣接した第1箇所に較べ、当該第1箇所よりも前記p型半導体層側に位置する第2箇所、および当該第1箇所よりも前記n型半導体層側に位置する第3箇所で屈折率が小さいことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の半導体レーザ素子。
  6. 前記第1箇所が、前記第2箇所および前記第3箇所とは屈折率の異なる窒化物系材料からなることを特徴とする請求項5に記載の半導体レーザ素子。
  7. 前記窓部は、前記利得領域の延びた方向における厚さが10μm以下であることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の半導体レーザ素子。
  8. 前記利得領域に沿って前記p型半導体層から前記窓部に連続して延び、前記活性層から離れる方向に突出したリッジ部を有することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の半導体レーザ素子。
  9. それぞれが窒化物半導体からなる、n型半導体層、活性層、およびp型半導体層を順次に積層する積層工程と、
    前記n型半導体層、前記活性層、および前記p型半導体層からなる積層体の積層方向に進行するエッチングを行って、当該積層体の層が広がる方向の一部領域について少なくとも前記活性層を除去するエッチング工程と、
    前記エッチング工程によって前記活性層の一部が除去されて生じた端面に隣接させて窒化物系材料からなる窓部を形成する形成工程と、
    前記窓部の形成後にアニールを行って当該窓部の(0002)X線回折における半値幅が100arcsec以上1000arcsec以下となるように当該窓部の透明性を向上させるアニール工程と、
    を有することを特徴とする半導体レーザ素子の製造方法。
  10. 前記形成工程は、前記活性層の成膜温度以下の温度で前記窓部を形成し、
    前記アニール工程は、前記形成工程の温度を超える温度でアニールを行うことを特徴とする請求項9に記載の半導体レーザ素子の製造方法。
  11. 前記形成工程は、100°C以上600°C以下の温度で前記窓部を形成することを特徴とする請求項9または10に記載の半導体レーザ素子の製造方法。
  12. 前記アニール工程は、処理温度をT(°C)、処理時間をt(h)とした場合、
    t≦A*(T-B)+C(ただしA=10-5、B=800、C=2.6)、かつ
    t≧a*exp[-(T-b)/c](ただしa=15、b=790、c=80)
    の関係を満たすことを特徴とする請求項9から11のいずれか1項に記載の窒化物系半導体レーザ装置の製造方法。
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