JP7363125B2 - ねじ機構、直動装置、およびアクチュエータ - Google Patents

ねじ機構、直動装置、およびアクチュエータ Download PDF

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本発明は、ねじ機構、直動装置、およびアクチュエータに関する。
従来、ねじ機構が組み込まれた直動装置や、そのような直動装置が用いられたアクチュエータが知られている。
例えば特許文献1には、回転運動を直線運動に変換するボールねじを利用することにより、電動モータ等の駆動源から入力された回転力を軸力(軸方向力)に変換して出力するボールねじ式直動型アクチュエータが記載されている。
特開2012-42050号公報
アクチュエータや直動装置に組み込まれたねじ機構においては、ねじの摩耗防止や動作円滑を目的として、雄ねじと雌ねじの間などに、グリース等の固体状もしくは半固体状の潤滑剤が注入されることが多い。
しかしながら,ねじ機構が動作するたびに雄ねじ側と雌ねじ側とが摺動するので雄ねじと雌ねじの間などから徐々に潤滑剤が出て行き、最終的には潤滑剤が枯渇する虞がある。特に縦置きで使用されるようなアクチュエータに関しては重力の影響で潤滑剤が下へ落ちるので潤滑剤が枯渇しやすい。雄ねじと雌ねじとが摺動する部分での潤滑性能が低下すると直動装置やアクチュエータの性能に影響があるだけでは無く寿命自体も短くなる。また、潤滑性能の低下を防ぐためメンテナンスを増やすと費用が嵩む。
そこで、本発明は、潤滑剤の枯渇による潤滑性能の低下を防ぐことを課題としている。
上記課題を解決するために、本発明に係るねじ機構の一態様は、外周面に螺旋ねじが設けられた軸部と、上記軸部の螺旋ねじと直接または間接に係合した螺旋ねじが内周面に設けられたナット部と、上記軸部の螺旋ねじと嵌まり合って上記軸部を回転可能に受け、上記ナット部と隣り合って配備され、潤滑剤が染み出す素材からなる軸受部と、を備える。
このようなねじ機構によれば、潤滑剤の減少時には軸受部から潤滑剤が供給されるので、潤滑剤の枯渇による潤滑性能の低下を防ぐことができる。
上記ねじ機構において、上記軸受部が上記ナット部に接触して固定されていることが望ましい。軸受部は、ナット部との間に隙間があっても潤滑剤を供給することができるが、軸受部がナット部に接触して固定されていると、隙間がある場合に較べてナット部に近い位置で潤滑剤が供給されることになるので、ナット部と軸部との潤滑性の維持能力が高い。
また、上記ねじ機構において、上記軸受部は、上記軸部の螺旋ねじの2ピッチ以上に亘って延びていることも望ましく、あるいは、上記軸受部は、上記軸部がナット部から突出可能な最遠部よりも先まで延びていることも望ましい。軸受部がこのように長く延びていることで、潤滑剤の供給能力が向上するとともに、軸受部が潤滑剤の漏れを抑制するシール部材としても機能する。
このように長い軸受部は、内周面から外周面までの厚さを較べると、上記ナット部側の端部に対して、当該端部から上記軸部に沿って延びた延長部の方が薄いものでもよい。延長部が薄いと、他の部材との組立時などに干渉しにくく組立性に優れる。
上記ねじ機構は、上記ナット部と一体あるいは別体で、上記ナット部から上記軸部に沿って延び、中空の内部空間に上記軸部の先端と上記軸受部とを内包した中空部をさらに備え、上記軸受部は、上記ナット部から上記軸に沿って延びた方向で、上記中空部の内壁と上記軸受部の先端との距離が上記軸部の直径以下であってもよい。軸受部の先端が中空部の内壁近くまで延びていることで、中空部の内部空間に漏れた潤滑剤が軸受部に吸収されてナット部へと戻される。
また、上記ねじ機構において、上記軸受部は、外周側に、上記潤滑剤を溜める貯留室を有してもよい。軸受部が貯留室を有することで潤滑剤の供給可能期間が延び、より長く潤滑性を維持することができる。
上記課題を解決するために、本発明に係る直動装置は、上記ねじ機構を備え、上記軸部と上記ナット部との一方が回転駆動力を受け、上記一方に対する他方が、上記一方の回転に伴って上記一方に沿って直線移動する。このような直動装置によれば、潤滑剤の枯渇による潤滑性能の低下を防ぐことができる。
上記課題を解決するために、本発明に係るアクチュエータは、上記ねじ機構を備え、上記軸部と上記ナット部との一方が回転駆動力を受け、上記一方に対する他方が、上記一方の回転に伴って上記一方に沿って直線移動し、直線移動する上記他方に連結されて直線移動の方向に沿った軸力を出力する出力軸をさらに備える。このようなアクチュエータによれば、潤滑剤の枯渇による潤滑性能の低下を防ぐことができる。
本発明によれば、潤滑剤の枯渇による潤滑性能の低下が防がれる。
本発明のアクチュエータの第1実施形態を示す断面図である。 本発明のアクチュエータの第2実施形態を示す断面図である。 本発明のアクチュエータの第3実施形態を示す断面図である。 本発明のアクチュエータの第4実施形態を示す断面図である。 本発明のアクチュエータの第5実施形態を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明のアクチュエータの第1実施形態を示す断面図である。図1には、アクチュエータの出力軸中心に沿う面で切断された断面の図が示されている。また、一部の要素については、理解の便宜上、断面ではなく外観が示されている。
本実施形態のアクチュエータ1は、回転運動を直線運動に変換するボールねじを利用することにより、電動モータ等の駆動源から入力された回転力を軸力(軸に沿う方向の力)に変換して出力するボールねじ式直動型アクチュエータである。
本実施形態のアクチュエータ1は、回転運動を直線運動に変換するボールねじ10と、図示しない電動モータ等の駆動源から回転力を受けてボールねじ10のねじ軸11に伝達する伝達ギア20と、ボールねじ10のナット13に連結され、ボールねじ10により前記回転力から変換された軸力を出力する中空状の出力軸30とを備えている。
また、アクチュエータ1は、ボールねじ10及び出力軸30を内包する略筒状のハウジング部材40と、ボールねじ10のねじ軸11を回転自在に保持する玉軸受け51と、玉軸受け51をハウジング部材40に対して固定する軸受ハウジング50と、ナット13に固定された含油軸受60とをさらに備えている。伝達ギア20はねじ軸11に、ギア固定ナット21で固定されている。
ボールねじ10と出力軸30とを併せたものが、本発明のねじ機構の一実施形態に相当すると共に、本発明の直動装置の一実施形態にも相当している。
ボールねじ10のねじ軸11が本発明にいう軸部の一例に相当し、ボールねじ10のナット13が本発明にいうナット部の一例に相当する。なお、本発明のねじ機構、直動装置、およびアクチュエータは、ボールを介して間接に係合するボールねじではなく、螺旋ねじ同士が直接に係合するボルトナットが用いられてもよい。また、出力軸30が本発明にいう出力軸の一例に相当する。
ボールねじ10は、螺旋状のねじ溝11aを外周面に有するねじ軸11と、ねじ軸11のねじ溝11aに対向する螺旋状のねじ溝13aを内周面に有するナット13と、両ねじ溝11a,13aにより形成される螺旋状のボール転動路内に転動自在に装填された複数のボール(図示せず)と、前記ボールを前記ボール転動路の終点から始点へ戻し循環させるボール循環路(図示せず)と、を備えている。即ち、ねじ軸11とナット13は前記ボールを介して間接的に係合されている。
ねじ軸11の外周面とナット13の内周面との間には、摩耗を防ぐと共にボールねじ10の円滑な動作を保つため、例えばグリースなどといった潤滑剤が注入されている。潤滑剤は、ねじ軸11の外周面とナット13の内周面との間の全体に亘って膜状に広がっている。
前記ボールは、前記ボール転動路内を移動しつつねじ軸11の回りを回って前記ボール転動路の終点に至り、そこで前記ボール転動路から掬い上げられて前記ボール循環路の一方の端部に入る。前記ボール循環路に入った前記ボールは前記ボール循環路内を通って前記ボール循環路の他方の端部に達し、そこから前記ボール転動路の始点に戻されるようになっている。
なお、ねじ軸11、ナット13、及び前記ボールの素材は特に限定されるものではなく、一般的な材料を使用可能であり、例えば鋼等の金属やセラミックがあげられる。また、ねじ溝11a、13aの断面形状は、円弧状でもよいしゴシックアーク状でもよい。
ボールねじ10は、前記ボールを介して間接的に係合されたナット13とねじ軸11とが相対的に回転運動させられると、前記ボールの転動を介してねじ軸11とナット13とが軸方向に相対的に直線移動する。そして、前記ボール転動路と前記ボール循環路により無端状のボール通路が形成されており、前記ボール転動路内を転動する前記ボールが無端状の前記ボール通路内を無限に循環するようになっているため、ねじ軸11とナット13とは継続的に直線移動することができる。ねじ軸11の回転方向によって、ナット13の直線移動方向が決定する。
ボールねじ10と、ナット13に連結されている出力軸30とは、ハウジング部材40の内部空間に内包されており、ボールねじ10のねじ軸11及び出力軸30がハウジング部材40と同軸に配されている。また、ナット13は、出力軸30の内部空間30aの軸方向一端部(図1では左端の開口部)に内包されており、ナット13と出力軸30は同軸かつ入れ子の配置となっている。
ナット13は、2つの連結要素53により、出力軸30に連結されている。ナット13が直線移動すると、その軸力が連結要素53によって出力軸30に伝達され、出力軸30がナット3とともに直線移動するので、出力軸30から軸力が出力される。出力軸30は、本発明にいう中空部の一例に相当する。なお、図1の例では、出力軸30とナット13は連結要素53によって連結される別部材であるが、本発明にいう中空部は、本発明にいうナット部と一体に形成されたものでもよい。
出力軸30とハウジング部材40との間には、連結要素53を覆うように出力軸30を周回したリング状の滑り軸受55が設けられている。滑り軸受55は、出力軸30の外面に固定されていて出力軸30をハウジング部材40に対して支持している。滑り軸受55はハウジング部材40の内周面を滑って、出力軸30と共にハウジング部材40内を軸方向に移動する。
含油軸受60は、ねじ軸11のねじ溝11aと嵌合する凹凸構造を内周面に有し、ねじ軸11の外周面と含油軸受60の内周面は嵌まり合って直接に接触している。含油軸受60はねじ軸11を回転自在に受けている。含油軸受60は例えば多孔質樹脂からなり、含油軸受60には潤滑剤が浸透している。
含油軸受60に浸透した潤滑剤は、含油軸受60の温度が上昇した場合に含油軸受60から染み出す。このため、例えばねじ軸11周面の潤滑剤が減少して摩擦が増えた場合などに、その摩擦の熱によって含油軸受60の温度が上がって潤滑剤が染み出し、ねじ軸11周面に潤滑剤が供給されることになる。含油軸受60による潤滑剤の供給によってねじ軸11周面における潤滑剤の枯渇が抑制され、ねじ軸11とナット13との潤滑性が長期間に亘って維持される。その結果、アクチュエータ1における給脂などのメンテナンス間隔が延び、アクチュエータ1の寿命も延びる。
含油軸受60は、ナット13との間に隙間があってもよいが、ナット13と接触して固定されていることが望ましい。ナット13と接触していると、ナット13の直近で潤滑性が供給されることになるので、ねじ軸11とナット13との潤滑性の維持能力が高い。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。第2実施形態は、含油軸受60の構造が相違する点を除いて第1実施形態と同様の実施形態であるので、以下では相違点に着目した説明を行い重複説明は省略する。
図2は、本発明のアクチュエータの第2実施形態を示す断面図である。
第2実施形態では含油軸受60の長さが、ねじ軸11のねじ溝11aの2ピッチ分よりも長い。このように長い含油軸受60は、潤滑剤の供給能力と共に、ナット13からの潤滑剤の漏れを抑制するシール能力も有する。このため、ねじ軸11とナット13との潤滑性はより長く維持されることになり、アクチュエータ1におけるメンテナンス間隔や寿命もさらに延びる。
また、第2実施形態の含油軸受60は、ねじ軸11に接した内周面から出力軸30の内壁に対面した外周面までの厚さを比較した場合、ナット13側の本体部62における厚さより、本体部62から軸方向に延びた延長部61における厚さの方が薄くなっている。延長部61が薄いことで、ボールねじ10に出力軸30を連結する場合などに、延長部61が出力軸30の開口部の縁になどに当たりにくく、組立性に優れている。
なお、本体部62は、ねじ軸11に沿う方向についてねじ溝11aの1ピッチ分以上の長さを有することが望ましい。本体部62の長さが1ピッチ分以上であることにより、含油軸受60全体を支える十分な強度が得られる。
次に、本発明の第3実施形態について説明する。第3実施形態は、ボールねじのストロークと含油軸受60の構造が相違する点を除いて第2実施形態と同様の実施形態であるので、以下では相違点に着目した説明を行い重複説明は省略する。
図3は、本発明のアクチュエータの第3実施形態を示す断面図である。
第3実施形態のアクチュエータ1は、第2実施形態に較べ、ボールねじ10のねじ軸11、出力軸30、およびハウジング部材40の長さが短い。このため、ボールねじ10のストロークが短く、アクチュエータ1としての出力ストロークも短い。
また、第3実施形態では含油軸受60の延長部61が第2実施形態よりも長く延びており、ねじ軸11が最も出力軸30の内部空間30aに侵入した場合にねじ軸11の先端が届く位置よりもさらに出力軸30内部へと延長部61が延びている。このため、含油軸受60が常に出力軸30の周面に接触し、潤滑剤が確実に供給される。
延長部61が軸方向に突き出した先端(即ち図3の右方の先端)と、出力軸30の内壁のうち軸方向に位置する部分との隙間dが狭くなっている。隙間dが狭いことにより、含油軸受60は、出力軸30の内部空間30aに漏れた潤滑剤と接触して潤滑剤を吸収することができる。含油軸受60によって吸収された潤滑剤は、ねじ軸11の周面に供給されてねじ軸11とナット13との潤滑性維持に寄与する。このような吸収の作用が生じるためには、隙間dはなるべく狭いことが望ましいが、ねじ軸11の直径以下であることが隙間dの狭さの目安となる。
ねじ軸11の直径が大きいと、ねじ軸11の周面の面積が大きいのでねじ軸11とナット13との間に注入される潤滑剤が多い。このため、出力軸30の内部空間30aに漏れる潤滑剤も多いので、隙間dが大きめでも含油軸受60は潤滑剤を吸収することができる。一方、ねじ軸11の直径が小さいと、ねじ軸11の周面の面積が小さいのでねじ軸11とナット13との間に注入される潤滑剤が少ない。このため、出力軸30の内部空間30aに漏れる潤滑剤も少ないので、隙間dが十分に狭くないと含油軸受60は潤滑剤を吸収することができない。
含油軸受60と出力軸30の内壁との隙間dが狭い構造は、出力ストロークの短いアクチュエータ1に特に適している。アクチュエータ1の出力ストロークが長いと、含油軸受60の延長部61の長さも長くなり、含油軸受60とねじ軸11との抵抗力が大きくなるからである。
次に、本発明の第4実施形態について説明する。第4実施形態は、含油軸受60の構造が相違する点を除いて第1実施形態と同様の実施形態であるので、以下では相違点に着目した説明を行い重複説明は省略する。
図4は、本発明のアクチュエータの第4実施形態を示す断面図である。
第4実施形態では含油軸受60の外周面側に、潤滑剤が溜められる貯留室63が設けられている。この貯留室63は、ねじ軸11を一回り周回しており、貯留室63には潤滑剤が予め溜められている。
貯留室63に溜められた潤滑剤は、含油軸受60から潤滑剤がねじ軸11周面に供給されて含油軸受60の潤滑剤が減った場合に含油軸受60へと吸収される。このため、貯留室63が設けられていることで含油軸受60による潤滑剤の供給可能期間が延び、ねじ軸11とナット13との潤滑性はより長く維持されることになり、アクチュエータ1におけるメンテナンス間隔や寿命もさらに延びる。
次に、本発明の第5実施形態について説明する。第5実施形態は、追加の含油軸受を有する点を除いて第1実施形態と同様の実施形態であるので、以下では相違点に着目した説明を行い重複説明は省略する。
図5は、本発明のアクチュエータの第5実施形態を示す断面図である。
第5実施形態では、ナット13に固定された含油軸受60に対し、軸方向に離れた箇所に追加の含油軸受64が設けられている。追加の含油軸受64は出力軸30の内壁に固定されていて、含油軸受60、64同士の距離は一定である。追加の含油軸受64が設けられていることで、ねじ軸11周面に対する潤滑剤の供給能力が増している。また、追加の含油軸受64は、ナット13側から漏れた潤滑剤を塞き止めてナット13側の含油軸受60との間に溜める役目を果たす。この結果、潤滑剤が各含油軸受60、64によって吸収されてねじ軸11周面に戻されることになる。
なお、上記各実施形態の説明では、直動装置に組み込まれたねじ機構、およびアクチュエータに適用された直動装置が例示されているが、本発明のねじ機構は、直動装置以外の装置に組み込まれてもよく、本発明の直動装置は、アクチュエータ以外の装置に適用されてもよい。
また、上記各実施形態の説明では、直動装置およびアクチュエータの一例として、ねじ軸が回転してナットが直線移動するものが示されているが、本発明の直動装置および本発明のアクチュエータは、ナットが回転してねじ軸が直線移動するものであってもよい。
1…アクチュエータ、10…ボールねじ、20…伝達ギア、30…出力軸、31…貫通穴、40…ハウジング部材、11…ねじ軸、13…ナット、60,64…含油軸受、61…延長部、62…本体部、63…貯留室

Claims (8)

  1. 外周面に螺旋ねじが設けられた軸部と、
    前記軸部の螺旋ねじと直接または間接に係合した螺旋ねじが内周面に設けられたナット部と、
    前記軸部の螺旋ねじと嵌まり合って前記軸部を回転可能に受け、前記ナット部と隣り合って配備され、潤滑剤が染み出す素材からなる軸受部と、を備え
    前記軸受部は、前記軸部が前記ナット部から突出可能な最遠部よりも先まで延びていることを特徴とするねじ機構。
  2. 前記軸受部が前記ナット部に接触して固定されていることを特徴とする請求項1に記載のねじ機構。
  3. 前記軸受部が、前記軸部の螺旋ねじの2ピッチ以上に亘って延びていることを特徴とする請求項1または2に記載のねじ機構。
  4. 前記軸受部は、内周面から外周面までの厚さを較べると、前記ナット部側の端部に対して、当該端部から前記軸部に沿って延びた延長部の方が薄いことを特徴とする請求項1に記載のねじ機構。
  5. 前記ナット部と一体あるいは別体で、前記ナット部から前記軸部に沿って延び、中空の内部空間に前記軸部の先端と前記軸受部とを内包した中空部をさらに備え、
    前記軸受部は、前記ナット部から前記軸に沿って延びた方向で、前記中空部の内壁と前記軸受部の先端との距離が前記軸部の直径以下であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のねじ機構。
  6. 前記軸受部は、外周側に、前記潤滑剤を溜める貯留室を有することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のねじ機構。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載のねじ機構を備え、
    前記軸部と前記ナット部との一方が回転駆動力を受け、前記一方に対する他方が、前記一方の回転に伴って前記一方に沿って直線移動することを特徴とする直動装置。
  8. 請求項1から6のいずれか1項に記載のねじ機構を備え、
    前記軸部と前記ナット部との一方が回転駆動力を受け、前記一方に対する他方が、前記一方の回転に伴って前記一方に沿って直線移動し、
    直線移動する前記他方に連結されて直線移動の方向に沿った軸力を出力する出力軸をさらに備えたことを特徴とするアクチュエータ。
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