JP7362885B1 - ゴルフ支援システム、端末装置、ゴルフ支援方法、及びゴルフ支援プログラム - Google Patents

ゴルフ支援システム、端末装置、ゴルフ支援方法、及びゴルフ支援プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】目標の方向へボールを飛ばすためにユーザがボールをショットする方向を提示する。【解決手段】システムは、ショット方向に対して、ボールが到達した地点への方向のずれ角度の傾向を示す傾向情報を取得する。システムは、端末装置の現在位置をショット地点として示す位置情報を取得する。システムは、端末装置の所定部位が向く端末方向を示す端末方向情報を取得する。システムは、ショット地点からボールの予想到達地点への予想到達方向を、端末方向から傾向情報により示される傾向に応じたずれ角度でずれた方向に決定する。システムは、目標地点画像を含むホール画像を画面に表示させる。システムは、ショット地点予想到達方向上の位置に、予想到達地点を示す予想到達地点画像を表示させる。端末方向が変化した場合、システムは、画面における目標地点画像と予想到達地点画像との間の距離を変化させる。【選択図】図1

Description

本発明は、ゴルフをプレーする際におけるボールのショットを支援するためのシステムに関する。
従来、ユーザによる過去のショットの結果に基づいて、そのユーザによるショットを支援するシステムが知られている。例えば、特許文献1には、ショットの分析結果を提供する分析システムが開示されている。この分析システムにおいて、ラウンド中のショットの度に、ボールの目標地点を表す目標値と、実際の到達点を表す結果値と、ショットに使用されるゴルフクラブの番手の情報とを含むショットデータが携帯端末に入力されて、サーバに蓄積される。携帯端末は、これまでのショットデータに基づいて、番手ごとに、打球方向及び飛距離についての目標値と結果値とのずれ量を算出して、ショットのばらつき傾向を示す指標を算出したり、平均飛距離を算出したりする。携帯端末は、これらの情報に基づいて、標準的な攻略ルート上に推奨目標地点が位置するように、次のショットの推奨目標地点及び推奨番手を決定する。携帯端末は、現在地点及び推奨目標地点を画面に表示し、現在地点と推奨目標地点とを結ぶ直線を表示する。また、携帯端末は、推奨番手では右手前に外すことが多い場合、推奨目標地点を最終目標地点の左奥にシフトさせる。また、携帯端末は、ユーザにより選択された番手の過去の打球方向及び飛距離のずれ量の値を示す点をプロットし、これらの平均値を示す点を中心として、ばらつきの大きさを半径とする円を表示する。また、携帯端末は、次のショットの推奨目標地点までの方向を角度で表示する。
特開2019-146927号公報
しかしながら、目標とする方向へボールをショットしたつもりであるにもかかわらず、意図通りの方向にボールが飛ばないことが多いユーザにとっては、どの方向にボールをショットすれば、目標地点の方向にボールが飛ぶのかが分からない。例えば、推奨目標地点の方向にユーザがボールをショットしたとしても、その方向にはボールが飛ばない。たとえ、ユーザの特性に応じて推奨目標地点を左右にシフトさせたとしても、推奨目標地点の方向に向かってボールをショットした場合、ユーザはボールがどの方向に飛ぶのかが分からない。また、結局のところ、画面上の表示のみでは、実際にボールをショットする方向を、ユーザが把握しにくい。
本発明は以上の点に鑑みてなされたものであり、その課題の一例は、目標の方向へボールを飛ばすためにユーザがボールをショットする方向を提示可能なゴルフ支援システム、端末装置、ゴルフ支援方法、及びゴルフ支援プログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、携帯可能な端末装置を利用するユーザが過去にボールをショットした過去ショット地点からのショット方向に対する、前記過去ショット地点から前記ボールの到達地点への方向のずれ角度の傾向を示す傾向情報を取得する傾向情報取得手段と、前記端末装置の現在位置を、前記ユーザが現在ゴルフをプレーするホールにおいて前記ユーザが前記ボールをショットするショット地点の位置として示す位置情報を取得する位置情報取得手段と、前記端末装置の所定部位が向く端末方向を示す端末方向情報を取得する端末方向情報取得手段と、前記取得された位置情報により示される前記ショット地点から前記ボールの予想到達地点への予想到達方向を、前記取得された端末方向情報により示される前記端末方向から、前記取得された傾向情報により示される前記傾向に応じた前記ずれ角度でずれた方向に決定する決定手段と、前記ユーザがゴルフをプレーするゴルフ場のホールのホール画像であって、前記ホール内に設定された目標地点を示す目標地点画像を含むホール画像を前記端末装置の画面に表示させ、且つ、前記ホール画像において、前記取得された位置情報により示される前記ショット地点に対応する位置から前記決定された予想到達方向上の位置に、前記予想到達地点を示す予想到達地点画像を表示させる表示制御手段と、を備え、前記端末方向情報取得手段は、前記端末方向が変化した場合、該変化後の前記端末方向を示す前記端末方向情報を取得し、前記決定手段は、前記予想到達方向を、前記変化後の端末方向に対して、前記取得された傾向情報により示される前記傾向に応じた前記ずれ角度でずれた方向に決定し、前記表示制御手段は、前記ホール画像において、前記変化後の端末方向に基づいて前記決定手段により決定された前記予想到達方向上の位置に前記予想到達地点画像が表示されるように、前記画面における前記目標地点画像と前記予想到達地点画像との間の距離を変化させることを特徴とする。
この発明によれば、ショット地点からボールが到達すると予想される地点への予想到達方向が、端末装置の所定部位が向く端末方向に対して、ショット傾向情報により示される傾向に応じたずれ角度でずれた方向に決定される。ショット地点は、端末装置の現在位置に相当する。ショット傾向情報により示されるずれ角度の傾向は、端末装置を利用するユーザによる過去のショットにおいて、そのときのショット地点からのショット方向から、時計回り及び反時計回りのうちどの方向にどれだけずれたかの傾向に相当する。そのため、ユーザが或る方向に向かってボールをショットした場合、実際にボールが到達する方向は、ショット傾向情報により示される傾向に応じたずれ角度でずれる可能性がある。ユーザが端末方向を変化させる動作を行うと、端末方向の変化に応じて、画面内における目標地点画像と予想到達地点画像との間の距離も変化する。実際の予想到達方向も変化するので、実際の目標地点と予想到達地点との間の距離も変化する。例えばユーザは、画面内で目標地点画像と予想到達地点画像との間の距離が十分に短くなるように、端末方向を変化させる。すると、予想到達方向は、ショット地点からの目標地点への方向に十分に近くなる。この状態で、ユーザは、端末装置の姿勢を見て端末方向を確認する。確認された端末方向に向かってユーザがボールをショットすると、目標地点から比較的近くにそのボールが到達する可能性がある。従って、目標の方向へボールを飛ばすためにユーザがボールをショットする方向を提示することができる。
請求項2に記載の発明は、前記取得される傾向情報は、前記過去にショットされた前記ボールの飛距離の傾向を更に示し、前記表示制御手段は、前記取得された傾向情報により示される前記飛距離の傾向に応じて、前記表示されたホール画像における前記ショット地点に対応する位置から離して予想到達地点画像を表示させることを特徴とする。
この発明によれば、画面内において、ショット地点から、ショット傾向情報により示される飛距離の傾向に応じた距離離れた位置に、予想到達地点画像が表示される。従って、ユーザは、予想到達地点画像の位置と目標地点画像の位置とから、ショットされるボールが目標地点の付近に到達する可能性を判断しやすくなる。
請求項3に記載の発明は、前記表示されるホール画像は、上から見える前記ホールの画像であることを特徴とする。
この発明によれば、上から見えるホールの画像上に、目標地点と予想到達地点画像とが表示される。そのため、目標地点と予想到達地点画像との間の位置関係の把握が容易となる。
請求項4に記載の発明は、前記表示制御手段は、前記端末方向が変化することに応じて、前記表示された予想到達地点画像の表示位置を、前記画面における前記ショット地点に対応する位置を中心として回転させることを特徴とする。
この発明によれば、端末方向が変化することに応じて、予想到達地点画像の表示位置が変化する。従って、ホール画像の表示角度を固定させることができる。
請求項5に記載の発明は、前記表示制御手段は、前記端末方向が変化することに応じて、前記表示されたホール画像と、前記目標地点画像の表示位置とを、前記画面における前記ショット地点に対応する位置を中心として回転させることを特徴とする。
この発明によれば、端末方向が変化することに応じて、表示されたホール画像が回転し、その回転に応じて、目標地点画像の表示位置が変化する。従って、予想到達地点画像の表示位置を固定させることができる。
請求項6に記載の発明は、前記表示制御手段は、前記表示されたホール画像における前記ショット地点に対応する位置を中心として、前記予想到達地点画像を通る円弧を更に前記画面に表示させることを特徴とする。
この発明によれば、画面内において目標地点と予想到達地点画像とが比較的に遠くに離れている場合において、ショットされるボールが目標地点の付近に到達する可能性を判断しやすくなる。
請求項7に記載の発明は、前記表示制御手段は、前記ホール画像において前記ショット地点に対応する位置に、該ショット地点を示すショット地点画像を更に表示させることを特徴とする。
この発明によれば、ホール画像にショット地点画像が表示されることで、ショット地点の位置を把握しやすくなる。
請求項8に記載の発明は、前記表示されるホール画像は、前記ショット地点から見える前記ホールの画像であることを特徴とする。
この発明によれば、ショット地点から見えるホールの画像上に、目標地点画像と予想到達地点画像とが表示される。従って、ユーザは、実際のボールをショットする際に見える景色と同様の景色を見ながら、目標地点画像と予想到達地点画像との間の位置関係を把握することができる。
請求項9に記載の発明は、前記端末装置は、前記ホール画像を撮像可能な撮像手段を備え、前記表示されるホール画像は、前記撮像されたホール画像であり、前記取得される端末方向情報により示される前記端末方向は、前記撮像手段による撮像方向であり、前記表示制御手段は、前記撮像方向が変化することに応じて、前記表示された目標地点画像の表示位置を移動させることを特徴とする。
この発明によれば、端末装置に備えられる撮像手段により撮像されたホールの画像が表示される。ユーザが、撮像方向を変化させる動作を行うと、画面内のホールの画像がスライドする。また、画面内の目標地点画像の位置も変化する。従って、ユーザは、実際のホールの景色を画面で見ながら、ボールをショットする方向を定めることができる。
請求項10に記載の発明は、前記傾向情報取得手段は、前記過去のショットに用いられた複数のクラブそれぞれについて、該クラブが前記ショットに使用されたときの前記傾向を示す前記傾向情報を取得し、前記決定手段は、前記複数のクラブのうち少なくとも一のクラブのそれぞれについて前記予想到達方向を決定し、前記表示制御手段は、前記少なくとも一のクラブのそれぞれについて前記予想到達地点画像を表示させることを特徴とする。
この発明によれば、用いられたクラブに対応したずれ角度の傾向に応じた予想到達方向上の位置に予想到達地点画像が表示される。従って、特定のクラブを用いた場合にボールが到達する可能性がある場所をユーザが把握することができる。
請求項11に記載の発明は、前記複数のクラブから、前記取得された傾向情報により示される前記傾向としての飛距離が、前記ショット地点と前記目標地点との間の距離に近い順に、所定数のクラブを選択する選択手段を更に備え、前記決定手段は、前記選択された所定数のクラブそれぞれについて前記予想到達方向を決定し、前記表示制御手段は、前記選択された所定数のクラブそれぞれについて前記予想到達地点画像を表示させることを特徴とする。
この発明によれば、ボールが目標地点の方向に飛んだ場合にそのボールが目標地点付近に到達しやすいクラブについて、予想到達地点画像が表示される。従って、ユーザは、ボールが目標地点付近に到達しやすいクラブを選択しやすくなる。
請求項12に記載の発明は、前記取得される傾向情報は、前記ずれ角度のばらつきの程度及び前記飛距離のばらつきの程度を更に示し、前記表示制御手段は、前記予想到達地点画像として、長軸及び短軸のうち、前記予想到達方向に垂直な軸が、前記ずれ角度のばらつきの程度に応じた長さを有し、且つ、前記長軸及び前記短軸のうち、前記予想到達方向に平行な軸が、前記飛距離のばらつきの程度に応じた長さを有する楕円を表示させることを特徴とする。
この発明によれば、予想到達地点画像として、過去のショットのずれ角度のばらつきの程度と飛距離のばらつきの程度に応じた長さの軸を有する楕円が表示される。この楕円に囲まれた領域は、そのときの端末方向に向かってユーザがボールをショットした場合において、所定値以上の確率で、そのボールが到達する領域を示す。従って、その楕円の領域が目標地点画像を含むように、またはその楕円が目標地点画像に近付くように、端末方向を変化させることで、目標地点にボールが到達する可能性がある端末方向を決定することができる。
請求項13に記載の発明は、前記ショット地点からの前記目標地点への方向に前記決定された予想到達方向を近付けるための前記端末方向の変化方向を表す言葉を示す言語情報を出力手段により出力させる出力制御手段を更に備えることを特徴とする。
この発明によれば、出力された言語情報から、ユーザは、目標地点への方向に予想到達方向を近付けるために、端末方向を時計回り及び反時計回りの何れに変化させればよいかを把握することができる。
請求項14に記載の発明は、前記ユーザによる過去の前記ショットの履歴であって、前記過去ショット地点、前記過去目標地点、及び前記到達地点それぞれの座標を示す履歴を、前記過去のショットの際に前記ユーザが置かれた状況を示す状況情報に関連付けて記憶する記憶手段から、現在のユーザの状況に対応する状況を示す前記状況情報に関連付けられた前記履歴を取得する履歴取得手段と、前記取得された履歴に基づいて、前記傾向情報を生成する生成手段と、を更に備え、前記傾向情報取得手段は、前記生成された傾向情報を取得することを特徴とする。
この発明によれば、ユーザの過去のショットのうち、ユーザが現在置かれている状況に対応する状況にユーザが置かれていたショットの履歴に基づいて、ショット傾向情報が生成される。このショット傾向情報に基づいて、予想到達方向が決定される。従って、ユーザの現在の状況に適した予想到達方向を決定することができる。
請求項15に記載の発明は、前記状況情報により示される前記状況は、前記ユーザがゴルフをプレーしたプレー日を示し、前記履歴取得手段は、今日から所定の時間的長さ前の日以降に含まれる前記プレー日を示す前記状況情報に関連付けられた前記履歴を取得することを特徴とする。
この発明によれば、プレー日が比較的に新しいショットの履歴に基づいて、ショット傾向情報が生成される。従って、比較的に新しいショットの傾向を考慮して、予想到達方向を決定することができる。
請求項16に記載の発明は、前記状況情報により示される前記状況は、前記ショットの際における気象状況を示し、前記履歴取得手段は、最新の気象状況に対応する前記気象状況を示す前記状況情報に関連付けられた前記履歴を取得することを特徴とする。
この発明によれば、最新の気象状況に対応する気象状況で行われたショットの履歴に基づいて、ショット傾向情報が生成される。従って、気象状況がゴルフのプレーに与える影響を考慮して、予想到達方向を決定することができる。
請求項17に記載の発明は、前記状況情報により示される前記気象状況は、天気を含むことを特徴とする。
請求項18に記載の発明は、前記状況情報により示される前記気象状況は、風速を含むことを特徴とする。
請求項19に記載の発明は、前記状況情報により示される前記気象状況は、気温を含むことを特徴とする。
請求項20に記載の発明は、前記状況情報により示される前記状況は、前記ショットに用いられたクラブのモデルを示し、前記履歴取得手段は、今日のゴルフのプレーのためにユーザが用意したクラブとして、ユーザが指定したクラブのモデルと同一の前記モデルのクラブを示す前記状況情報に関連付けられた前記履歴を取得することを特徴とする。
この発明によれば、ユーザが用意したモデルと同一のモデルのクラブを用いて行われたショットの履歴に基づいて、ショット傾向情報が生成される。従って、ユーザが今日用いる可能性があるクラブのモデルを考慮して、予想到達方向を決定することができる。
請求項21に記載の発明は、前記ゴルフ支援システムは、前記端末装置、及び前記端末装置と通信可能なサーバ装置を含み、前記サーバ装置は、前記ユーザによる過去の前記ショットの履歴であって、前記過去ショット地点、前記過去目標地点、及び前記到達地点それぞれの座標を示す履歴を記憶する記憶手段から、前記履歴を取得する履歴取得手段と、前記取得された履歴に基づいて、前記傾向情報を生成する生成手段と、前記生成された前記傾向情報を、前記端末装置へ送信する送信手段と、を備え、前記端末装置は、前記傾向情報取得手段、前記端末方向情報取得手段、前記決定手段、及び前記表示制御手段を備え、前記傾向情報取得手段は、前記サーバ装置から前記傾向情報を受信することを特徴とする。
この発明によれば、サーバ装置がショット傾向情報を生成し、端末装置は、そのショット傾向情報をサーバ装置から取得する。そのため、端末装置は、ショット傾向情報を生成する必要がない。従って、端末装置の処理負荷を削減することができる。
請求項22に記載の発明は、前記表示制御手段は、前記ホール画像において前記ショット地点に対応する位置から前記端末方向上に、前記端末方向を示す方向画像を更に前記画面に表示させることを特徴とする。
この発明によれば、ユーザは、表示された方向画像から、ユーザがボールをショットする方向を把握することができる。
請求項23に記載の発明は、携帯可能な端末装置において、前記端末装置を利用するユーザが過去にボールをショットした過去ショット地点からのショット方向に対する、前記過去ショット地点から前記ボールの到達地点への方向のずれ角度の傾向を示す傾向情報を取得する傾向情報取得手段と、前記端末装置の現在位置を、前記ユーザが現在ゴルフをプレーするホールにおいて前記ユーザが前記ボールをショットするショット地点の位置として示す位置情報を取得する位置情報取得手段と、前記端末装置の所定部位が向く端末方向を示す端末方向情報を取得する端末方向情報取得手段と、前記取得された位置情報により示される前記ショット地点から前記ボールの予想到達地点への予想到達方向を、前記取得された端末方向情報により示される前記端末方向から、前記取得された傾向情報により示される前記傾向に応じた前記ずれ角度でずれた方向に決定する決定手段と、前記ユーザがゴルフをプレーするゴルフ場のホールのホール画像であって、前記ホール内に設定された目標地点を示す目標地点画像を含むホール画像を画面に表示させ、且つ、前記ホール画像において、前記取得された位置情報により示される前記ショット地点に対応する位置から前記決定された予想到達方向上の位置に、前記予想到達地点を示す予想到達地点画像を表示させる表示制御手段と、を備え、前記端末方向情報取得手段は、前記端末方向が変化した場合、該変化後の前記端末方向を示す前記端末方向情報を取得し、前記決定手段は、前記予想到達方向を、前記変化後の端末方向に対して、前記取得された傾向情報により示される前記傾向に応じた前記ずれ角度でずれた方向に決定し、前記表示制御手段は、前記ホール画像において、前記変化後の端末方向に基づいて前記決定手段により決定された前記予想到達方向上の位置に前記予想到達地点画像が表示されるように、前記画面における前記目標地点画像と前記予想到達地点画像との間の距離を変化させることを特徴とする。
請求項24に記載の発明は、コンピュータにより実行されるゴルフ支援方法において、携帯可能な端末装置を利用するユーザが過去にボールをショットした過去ショット地点からのショット方向に対する、前記過去ショット地点から前記ボールの到達地点への方向のずれ角度の傾向を示す傾向情報を取得する傾向情報取得ステップと、前記端末装置の現在位置を、前記ユーザが現在ゴルフをプレーするホールにおいて前記ユーザが前記ボールをショットするショット地点の位置として示す位置情報を取得する位置情報取得ステップと、前記端末装置の所定部位が向く端末方向を示す端末方向情報を取得する端末方向情報取得ステップと、前記取得された位置情報により示される前記ショット地点から前記ボールの予想到達地点への予想到達方向を、前記取得された端末方向情報により示される前記端末方向から、前記取得された傾向情報により示される前記傾向に応じた前記ずれ角度でずれた方向に決定する決定ステップと、前記ユーザがゴルフをプレーするゴルフ場のホールのホール画像であって、前記ホール内に設定された目標地点を示す目標地点画像を含むホール画像を前記端末装置の画面に表示させ、且つ、前記ホール画像において、前記取得された位置情報により示される前記ショット地点に対応する位置から前記決定された予想到達方向上の位置に、前記予想到達地点を示す予想到達地点画像を表示させる表示制御ステップと、を含み、前記端末方向情報取得ステップは、前記端末方向が変化した場合、該変化後の前記端末方向を示す前記端末方向情報を取得し、前記決定ステップは、前記予想到達方向を、前記変化後の端末方向に対して、前記取得された傾向情報により示される前記傾向に応じた前記ずれ角度でずれた方向に決定し、前記表示制御ステップは、前記ホール画像において、前記変化後の端末方向に基づいて前記決定ステップにより決定された前記予想到達方向上の位置に前記予想到達地点画像が表示されるように、前記画面における前記目標地点画像と前記予想到達地点画像との間の距離を変化させることを特徴とする。
請求項25に記載の発明は、コンピュータを、携帯可能な端末装置を利用するユーザが過去にボールをショットした過去ショット地点からのショット方向に対する、前記過去ショット地点から前記ボールの到達地点への方向のずれ角度の傾向を示す傾向情報を取得する傾向情報取得手段と、前記端末装置の現在位置を、前記ユーザが現在ゴルフをプレーするホールにおいて前記ユーザが前記ボールをショットするショット地点の位置として示す位置情報を取得する位置情報取得手段と、前記端末装置の所定部位が向く端末方向を示す端末方向情報を取得する端末方向情報取得手段と、前記取得された位置情報により示される前記ショット地点から前記ボールの予想到達地点への予想到達方向を、前記取得された端末方向情報により示される前記端末方向から、前記取得された傾向情報により示される前記傾向に応じた前記ずれ角度でずれた方向に決定する決定手段と、前記ユーザがゴルフをプレーするゴルフ場のホールのホール画像であって、前記ホール内に設定された目標地点を示す目標地点画像を含むホール画像を前記端末装置の画面に表示させ、且つ、前記ホール画像において、前記取得された位置情報により示される前記ショット地点に対応する位置から前記決定された予想到達方向上の位置に、前記予想到達地点を示す予想到達地点画像を表示させる表示制御手段、として機能させ、前記端末方向情報取得手段は、前記端末方向が変化した場合、該変化後の前記端末方向を示す前記端末方向情報を取得し、前記決定手段は、前記予想到達方向を、前記変化後の端末方向に対して、前記取得された傾向情報により示される前記傾向に応じた前記ずれ角度でずれた方向に決定し、前記表示制御手段は、前記ホール画像において、前記変化後の端末方向に基づいて前記決定手段により決定された前記予想到達方向上の位置に前記予想到達地点画像が表示されるように、前記画面における前記目標地点画像と前記予想到達地点画像との間の距離を変化させることを特徴とする。
本発明によれば、目標の方向へボールを飛ばすためにユーザがボールをショットする方向を提示することができる。
一実施形態に係るゴルフプレー管理システムSの概要構成の一例を示す図である。 一実施形態に係るサーバ1の概要構成の一例を示すブロック図である。 データベースに記憶される情報の例を示す図である。 一実施形態に係るユーザ端末2の概要構成の一例を示すブロック図である。 一実施形態に係るサーバ1におけるシステム制御部11の機能ブロックの一例を示す図である。 (a)乃至(c)は、或るクラブを使用したときのずれ角度及び飛距離の例を示す図である。 一実施形態に係るユーザ端末2におけるシステム制御部21の機能ブロックの一例を示す図である。 コースマップ画面100の表示例を示す。 実際の端末方向の一例を示す図である。 端末方向の変化後におけるコースマップ画面100の表示例を示す。 端末方向の変化後における実際の端末方向の一例を示す図である。 一実施形態に係るサーバ1のシステム制御部11によるショット傾向情報提供処理の一例を示すフローチャートである。 一実施形態に係るユーザ端末2のシステム制御部21によるコースマップ選択処理の一例を示すフローチャートである。 一実施形態に係るユーザ端末2のシステム制御部21によるコースマップ画面表示処理の一例を示すフローチャートである。 コースマップ画面100の表示例を示す。 端末方向の変化後におけるコースマップ画面100の表示例を示す。 一実施形態に係るユーザ端末2のシステム制御部21によるコースマップ画面表示処理の一例を示すフローチャートである。 ARコース画面500の表示例を示す。 実際の撮像方向の一例を示す図である。 撮像方向の変化後におけるARコース画面500の表示例を示す。 撮像方向の変化後における実際の撮像方向の一例を示す図である。 一実施形態に係るユーザ端末2のシステム制御部21によるARコース画面表示処理の一例を示すフローチャートである。 一実施形態に係るユーザ端末2におけるシステム制御部21の機能ブロックの一例を示す図である。 コースマップ画面100の表示例を示す。 一実施形態に係るサーバ1の概要構成の一例を示すブロック図である。 ショット履歴DB14b及び気象情報DB14cに記憶される情報の例を示す図である。 一実施形態に係るサーバ1のシステム制御部11によるショット傾向情報提供処理の一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
[1.第1実施形態]
[1-1.ゴルフプレー管理システムの構成]
先ず、本実施形態に係るゴルフプレー管理システムSの構成及び機能概要について、図1を参照して説明する。図1は、本実施形態に係るゴルフプレー管理システムSの概要構成の一例を示す図である。
図1に示すように、ゴルフプレー管理システムSは、サーバ1と複数のユーザ端末2とを含んで構成される。サーバ1及び各ユーザ端末2は、ネットワークNWを介して互いに接続される。ネットワークNWは、例えばインターネット、専用通信回線(例えば、CATV(Community Antenna Television)回線)、移動体通信網(基地局等を含む)、及びゲートウェイ等により構築されている。
サーバ1は、ユーザ端末2を利用するユーザによるゴルフのプレーを支援するための処理を行うサーバ装置であってもよい。サーバ1は、ユーザがゴルフをプレーするゴルフ場のホールのコースマップ画像をユーザ端末2に表示させてもよい。各ホールは、例えばティーグラウンドから、そのティーグラウンドに対応するグリーンまでを含む領域であって、プレーヤがゴルフをプレーする領域であってもよい。コースマップ画像は、ゴルフ場にあるホールのうち、少なくとも一のホールを上から見た画像であってもよい。コースマップ画像は、例えば航空写真又は衛星写真であってもよい。或いは、コースマップ画像は、フェアウェイ、ラフ、バンカー、ウォーターハザード、グリーン、林等を識別可能に示す地図であってもよい。また、サーバ1は、ユーザによる各ショットについて、ショット地点、目標地点、及び到達地点それぞれの座標をユーザ端末2から取得して、それらの情報を記憶してもよい。ショット地点は、ユーザがボールのショットを行った地点である。目標地点は、ショットしたボールが到達する地点として目標となる地点である。ユーザは、目標地点を指定することができる。到達地点とは、ユーザがショットしたボールが実際に到達した地点を示す。サーバ1は、記憶された情報に基づいてショット傾向情報を生成して、このショット傾向情報をユーザ端末2へ送信してもよい。ショット傾向情報は、ユーザのショットの傾向を示す情報である。ユーザが目標地点の方向へボールをショットしたつもりであっても、意図通りの方向にはボールが飛ばない可能性がある。例えば、ボールがフックしたりスライスしたりする場合がある。或いは、ユーザが意図した方向からずれた方向に、ボールが打ち出される場合がある。ショット傾向情報は、そうした傾向を示してもよい。
各ユーザ端末2は、ゴルフプレー管理システムSを利用するユーザが利用する携帯可能な端末装置である。ユーザ端末2の例として、スマートフォン、タブレット式コンピュータ等の携帯情報端末、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)、ウェアラブルコンピュータ等が挙げられる。各ユーザ端末2には、ゴルフプレー管理システムS専用のアプリケーションがインストール可能であってもよい。各ユーザ端末2は、このアプリケーションに従って、コースマップ画像を表示してもよい。また、各ユーザ端末2は、サーバ1から送信されてきたショット傾向情報に基づいて、コースマップ画像上に、ボールをショットする方向をガイドするための情報を表示してもよい。
[1-2.装置構成]
[1-2-1.サーバ]
次に、サーバ1の構成について、図2及び図3を参照して説明する。図2は、本実施形態に係るサーバ1の概要構成の一例を示すブロック図である。図2に示すように、サーバ1は、システム制御部11と、システムバス12と、入出力インタフェース13と、記憶部14と、通信部15と、を備えている。システム制御部11と入出力インタフェース13とは、システムバス12を介して接続されている。
システム制御部11は、CPU(Central Processing Unit)11a、ROM(Read Only Memory)11b、RAM(Random Access Memory)11c等により構成されている。
入出力インタフェース13は、記憶部14及び通信部15とシステム制御部11との間のインタフェース処理を行う。
記憶部14は、例えば、ハードディスクドライブ等により構成されている。この記憶部14には、例えばゴルフ場DB14a、ショット履歴DB14b等のデータベースが記憶されてもよい。「DB」は、データベースの略語である。
図3は、データベースに記憶される情報の例を示す図である。ゴルフ場DB14aには、各ゴルフ場に関するゴルフ情報が記憶されている。例えば、ゴルフ場DB14aには、ゴルフ場ごとに、ゴルフ場ID、ゴルフ場名、住所、及び座標情報等が、互いに関連付けて記憶されてもよい。ゴルフ場IDは、ゴルフ場を識別する識別情報である。住所は、そのゴルフ場の地理的位置を示す。座標情報は、そのゴルフ場にある各ホールについて、ホールの領域を示す座標列、ティーグラウンドの座標、カップが位置する場所の座標を含んでもよい。各座標は経緯度で示されてもよい。サーバ1が管理する角度は、例えば北をゼロ度として、一般角で示されてもよい。従って、正の角度は、北方向から反時計回りずれた方向の角度である。負の角度は、北方向から時計回りずれた方向の角度である。
ショット履歴DB14bには、各ユーザの過去の各ショットに関するショットログが記憶される。例えば、ショット履歴DB14bには、ショットログとして、ユーザID、ゴルフ場ID、ホール番号、ショット番号、ショット日時、クラブ情報、ショット地点座標、目標地点座標、到達地点座標、ずれ角度調整フラグ、及び調整角度等が、互いに関連付けて記憶されてもよい。ユーザIDは、ユーザを識別する識別情報である。ゴルフ場IDは、そのユーザがショットを行ったゴルフ場を示す。ホール番号は、そのユーザがショットを行ったホールを識別する番号である。ショット番号は、そのショットが、そのホールでの何打目のショットであるかを示す。ショット日時は、ショットが行われた日時を示す。クラブ情報は、ショットに用いられたクラブの種類及び番手を示す。クラブの種類の例として、ドライバー、フェアウェイウッド、ユーティリティ、アイアン、ウェッジ、パター等が挙げられる。ショット地点座標、目標地点座標、及び到達地点座標は、それぞれショット地点、目標地点、及び到達地点の座標を示す。ずれ角度調整フラグは、そのショットについてのずれ角度を調整するか否かを示す情報である。ずれ角度は、基本的にはショット地点から目標地点への方向と、ショット地点から到達地点への方向との間の角度である。TRUEを示すずれ角度調整フラグは、ずれ角度を調整することを示す。FALSEを示すずれ角度調整フラグは、ずれ角度を調整しないことを示す。調整角度は、ずれ角度の調整量及び調整方向を示す。
ショットログに含まれる情報の多くは、ユーザ端末2から送信されてくる。例えば、ユーザ端末2が、ユーザにより選択されたゴルフ場及びホールのコースマップ画面を表示する。後述するように、ユーザ端末2は、そのユーザ端末2の現在位置の座標を取得可能である。ユーザ端末2がそのゴルフ場のそのホール内に位置しているとき、ユーザ端末2は、コースマップ画面に現在位置を表示する。この現在位置が、ショット地点と見做されてもよい。また、ユーザは、ユーザ端末2を操作して、コースマップ画面上に目標地点を指定可能である。例えば、ユーザがショット地点及び目標地点を確定する操作を行う。この操作に応じて、ユーザ端末2は、ショット地点及び目標地点それぞれの座標を、そのユーザのユーザID、そのゴルフ場のゴルフ場ID、そのホールの番号、及び今回のショットの番号等とともに、サーバ1へ送信してもよい。その後、ユーザはボールをショットして、ボールの到達地点に移動する。到達地点に到着後、ユーザは、ユーザ端末2を操作して、ショットに使用したクラブの種類及び番手を選択して、到達地点を確定させる操作を行う。この操作に応じて、ユーザ端末2は、現在位置を到達地点と見做して、その到達地点の座標を、選択されたクラブのクラブ情報、そのユーザのユーザID、そのゴルフ場のゴルフ場ID、そのホールの番号、及びそのショットの番号等とともに、サーバ1へ送信してもよい。サーバ1は、ユーザ端末2から送信されてきた情報を、ショット履歴DB14bに記憶させてもよい。なお、前のショットの到達地点は、次のショットのショット地点である場合が多い。従って、単一の操作で、前のショットの到達地点と次のショットのショット地点の確定が行われてもよい。また、ユーザによる操作ではなく、ユーザ端末2に入力される音声に基づいて各地点の確定が行われてもよい。例えば、ユーザがボールをショットするとき、打撃音が発生する。打撃音は、主としてクラブとボールとが衝突することで生じる音声である。ユーザ端末2は、打撃音が入力されたか否かを判定してもよい。打撃音が入力されたと判定した場合、ユーザ端末2は、前のショットの到達地点、今回のショットのショット地点及び目標地点を確定してもよい。また、ユーザ端末2は、ユーザが使用する各クラブについて、そのクラブの打撃音を示す音声データを記憶してもよい。ユーザが使用する各クラブと、クラブの種類及び番手が関連付けられる。例えば、ユーザは、予め各クラブの打撃音をユーザ端末2に録音させてもよい。或いは、ユーザは、ユーザ端末2を操作して、各クラブのメーカー及びモデルを選択可能であってもよい。ユーザ端末2は、ユーザにより選択されたメーカー及びモデルのクラブの打撃音の音声データをセーバ1からダウンロードしてもよい。ユーザ端末2は、入力された打撃音を、各クラブの打撃音と比較することで、何れのクラブが使用されたかを判定することができる。打撃音を用いたクラブの識別方法については、特開2019-103611号公報に開示されている。
記憶部14には、更にオペレーティングシステム、DBMS(Database Management System)、サーバプログラム等の各種プログラムが記憶されている。サーバプログラムは、ゴルフのプレーを支援するための処理をシステム制御部11に実行させるプログラムである。サーバプログラムは、例えば、他の装置からネットワークNWを介して取得されるようにしてもよいし、磁気テープ、光ディスク、メモリカード等の記録媒体に記録されてドライブ装置を介して読み込まれるようにしてもよい。
通信部15は、例えばネットワークインタフェースカード等により構成されている。通信部15は、ネットワークNWを介してユーザ端末2等と接続し、接続された装置との通信状態を制御する。
[1-2-2.ユーザ端末]
次に、ユーザ端末2の構成について、図4を参照して説明する。図4は、本実施形態に係るユーザ端末2の概要構成の一例を示すブロック図である。図4に示すように、ユーザ端末2は、システム制御部21と、システムバス22と、入出力インタフェース23と、記憶部24と、通信部25と、操作入力部26と、表示部27と、撮像部28と、音声入力部29と、音声出力部30と、物理センサ部31と、GNSSセンサ部32と、を備えている。システム制御部21と入出力インタフェース23とは、システムバス22を介して接続されている。
システム制御部21は、CPU21a、ROM21b、RAM21c等により構成されている。
入出力インタフェース23は、記憶部24、通信部25、操作入力部26、表示部27、撮像部28、音声入力部29、音声出力部30、物理センサ部31、及びGNSSセンサ部32と、システム制御部21との間のインタフェース処理を行う。
記憶部24は、例えばソリッドステートドライブ等の不揮発性メモリにより構成されている。この記憶部24には、例えばオペレーティングシステム、ゴルフプレー管理システムS用のアプリケーションが記憶されてもよい。このアプリケーションは、例えば、所定のサーバ装置からネットワークNWを介して取得されるようにしてもよいし、磁気テープ、光ディスク、メモリカード等の記録媒体に記録されてドライブ装置を介して読み込まれるようにしてもよい。
通信部25は、例えばネットワークインタフェースカード等により構成されている。通信部25は、ネットワークNWを介してサーバ1等と接続し、接続された装置との通信状態を制御する。
操作入力部26は、例えばタッチパネル、ボタン等により構成されている。操作入力部26は、ユーザによる操作を受け付けて、その操作内容を示す信号をシステム制御部21へ出力する。
表示部27は、例えば液晶パネル又は有機パネルやビデオRAM等に構成されている。表示部27は、システム制御部21による制御に基づいて、文字や画像等の情報を表示する。
撮像部28は、CCD(Charge-Coupled Device)又はCMOS(Complementary Metal-Oxide-Semiconductor)等のイメージセンサやレンズ等により構成されている。撮像部28は、静止画や動画等の画像を撮像して、その画像の信号を、システム制御部21又は表示部27へ出力する。
音声入力部29は、例えばマイクロフォン等により構成されている。音声入力部29は、入力された音声を音声信号に変換して、その音声信号をシステム制御部21へ出力する。
音声出力部30は、例えばスピーカ等により構成されている。音声出力部30は、システム制御部21から送信されてきた音声信号を音声に変換して、その音声を出力する。
物理センサ部31は、例えば磁気センサ、加速度センサ、及びジャイロセンサのうち少なくとも一つにより構成されている。物理センサ部31は、センサにより検出された情報の信号をシステム制御部21へ出力する。磁気センサは、地場の大きさや方向を検出する。加速度センサは、ユーザ端末2に与えられる加速度を検出する。ジャイロセンサは、ユーザ端末2に与えられる角速度又は角加速度を検出する。各センサは、ユーザ端末2の座標系においてX軸、Y軸、及びZ軸それぞれの方向での情報の検出が可能であってもよい。ユーザ端末2は、少なくとも6個の面を有すると仮定する。表示部27の画面がある面を表面とする。表面の反対側の面を裏面とする。裏面には、通常撮像部28のレンズが備えられている。更に上端面、下端面、右端面、及び左端面がある。ユーザ端末2の中心の位置を、原点とする。X軸は、原点を通り、左端面から右端面に向かう軸である。Y軸は、原点を通り、下端面から上端面に向かう軸である。Z軸は、原点を通り、裏面から表面へ向かう軸である。システム制御部21は、物理センサ部31からの信号に基づいて、ユーザ端末2の座標系のXY平面、YZ平面、及びZX平面それぞれにおける北方向の角度を計算してもよい。
GNSSセンサ部32は、GPS(Global Positioning System)等の衛星測位システムの人工衛星から送信されてくる航法信号を受信して、その航法信号をシステム制御部21へ出力する。システム制御部21は、GNSSセンサ部32からの航法信号に基づいて、ユーザ端末2の現在位置の座標を計算してもよい。
[1-3.システム制御部の機能概要]
[1-3-1.サーバ]
次に、図5及び図6を参照して、サーバ1におけるシステム制御部11の機能概要について説明する。図5は、本実施形態に係るサーバ1におけるシステム制御部11の機能ブロックの一例を示す図である。システム制御部11は、CPU11aが、サーバプログラムに含まれる各種プログラムコードを読み出し実行することにより、図5に示すように、ショット履歴取得部1101、ショット傾向情報生成部1102、及びショット傾向情報送信部1103等として機能してもよい。
ショット履歴取得部1101は、ショット履歴DB14bから、特定のユーザのショット履歴を取得する。例えば、ショット履歴取得部1101は、そのユーザのユーザIDを含む1又は複数のショットログを、ショット履歴として取得してもよい。ショット履歴は、ショット地点座標、目標地点座標、及び到達地点座標を含む。
ショット傾向情報生成部1102は、ショット履歴取得部1101により取得されたショット履歴に基づいて、その特定のユーザのショットの傾向を示すショット傾向情報を生成する。ショット傾向情報により示されるショットの傾向は、ショット地点からのショット方向に対する、そのショット地点からのボールの到達地点への方向のずれ角度の傾向を含んでもよい。ショット方向は、例えばボールを飛ばす方向としてユーザが意図した方向であってもよい。ユーザは、ショット方向にボールが飛ぶように、クラブを構えてスイングする。ユーザが意図した方向にボールが飛んでいかないことが、ユーザの悩みの一つとなる。そのため、ショット方向は、実際にボールが飛ぶ方向とは異なってもよい。また、ボールがフック又はスライスする場合、ボールがショットされた直後にボールが飛ぶ方向はショット方向と一致するかもしれない。しかしながら、ボールが曲がることによって、最終的にはユーザが意図した方向とは異なる方向にボールが飛ぶことがある。ショット地点からの目標地点への方向を、目標方向という。ショット地点からの到達地点への方向を、到達方向という。ずれ角度は、ショット方向と到達方向との間の角度である。ずれ角度が正の角度である場合、到達方向は、ショット方向に対して反時計回りに(左に)ずれている。ずれ角度が負の角度である場合、到達方向は、ショット方向に対して時計回りに(右に)ずれている。更にショット傾向情報により示されるショットの傾向は、ショットされたボールの飛距離の傾向を示してもよい。
例えば、ショット傾向情報生成部1102は、取得されたショット履歴に含まれるショットログごとに、ずれ角度及び飛距離を計算してもよい。ずれ角度は、ショット地点座標、目標地点座標、及び到達地点座標から計算可能であってもよい。飛距離は、ショット地点座標及び到達地点座標から計算可能である。図6(a)乃至(c)は、或るクラブを使用したときのずれ角度及び飛距離の例を示す図である。図6(a)に示すように、そのクラブを使用した1回目のショットの際のずれ角度はθであり、飛距離はLである。一般的に、ユーザは目標方向に向かってボールをショットする。そのため、ショット傾向情報生成部1102は、ショット方向は目標方向に一致すると判定してもよい。到達方向は目標地点に対して時計回りにずれている。飛距離Lは、目標地点までの距離よりも短い。図6(b)に示すように、そのクラブを使用した2回目のショットの際のずれ角度はXであり、飛距離はLである。到達方向は目標地点に対して時計回りにずれている。飛距離Lは、目標地点までの距離よりもわずかに長い。図6(c)に示すように、そのクラブを使用したn回目のショットの際のずれ角度はXであり、飛距離はL3である。nは、3以上の整数である。到達方向は目標地点に対して時計回りにずれている。飛距離Lは、目標地点までの距離よりも相当程度短い。
ショット傾向情報生成部1102は、ずれ角度の傾向として、ずれ角度の平均値を計算してもよい。更にショット傾向情報生成部1102は、ずれ角度のばらつきの大きさを計算してもよい。また、ショット傾向情報生成部1102は、飛距離の傾向として、飛距離の平均値を計算してもよい。更にショット傾向情報生成部1102は、飛距離のばらつきの程度を計算してもよい。ばらつきの程度は、例えば標準誤差で示されてもよい。
ところで、ユーザが目標方向に向かってボールをショットしたのであれば、前述したように、ショット方向は目標方向に一致すると考えられる。しかしながら、後述するようにショット方向がガイドされると、ショット方向と目標方向とが一致しない場合がある。ユーザは、目標方向にではなく、ガイドされたショット方向に向かってボールをショットすると考えられる。ショット方向のガイドには、ショット傾向情報、例えば平均ずれ角度が必要となる。例えば、図6(a)に示す最初のショットの時点においては、ショット傾向情報がないため、ショット方向のガイドがない。そのため、ユーザは、1回目のショットにおいては、目標地点に向かってボールをショットすると考えられる。従って、ショット方向は目標方向に一致する。そのため、ショット方向と到達方向との間の角度はθでよい。2回目以降のショットにおいては、過去のショットログに基づいてショット傾向情報が既に生成されている場合がある。この場合、ショット方向のガイドが可能となる。ガイドされるショット方向は、目標方向から、これまでのショットの平均ずれ角度ずれた方向であって、且つ、到達方向がずれた方向とは逆方向である。例えば、図6(b)に示すように、2回目のショット前の時点の平均ずれ角度はθであるので、ショット方向は、目標方向から反時計回りにθだけ移動している。従って、2回目のショットにおいて、ガイドされた方向に向かってユーザがボールをショットした場合、ショット方向と目標方向は一致しない。そのため、実際のショット方向又は実際のずれ角度を推定する必要がある。ショット傾向情報生成部1102は、θにXを加算することにより、推定ずれ角度θを計算してもよい。n回目のショットの場合、図6(c)に示すように、ショット方向は、目標方向からずれ角度θ~θn-1の平均値だけ反時計回りにずれている。そのため、ショット傾向情報生成部1102は、その平均値にXnを加算することにより、推定ずれ角度θを計算してもよい。何個以上のショットログがショット履歴DB14bに記憶されたら、ショット傾向情報生成部1102がショット傾向情報を生成するかが予め定められてもよい。図6(a)乃至(c)の例では、1個以上のショットログが記憶されたらショット傾向情報が生成される。しかしながら、所定の個数であって複数個以上のショットログが記憶されたらショット傾向情報が生成されてもよい。ショット傾向情報の生成と関連して、何回目のショットから、ショット方向のガイドが行われるかが予め定められていてもよい。ショット履歴DB14bに記憶される角度調整フラグは、前述したようなずれ角度の調整が必要であるか否かを示す。例えば、図6(a)に示す1回目のショットでは、ずれ角度の調整は不要である。図6(b)に示す2回目のショットでは、ずれ角度の調整が必要である。ショット履歴DB14bに記憶される調整角度は、ショットログにより示されるショットより前のショットのショットログから算出された平均ずれ角度に相当する。
ショット傾向情報生成部1102は、ショットに使用されたクラブごとに、ショット傾向情報を生成してもよい。ショットログに含まれるクラブ情報は、ショットに使用されたクラブの種類及び番手を示す。そこで、ショット傾向情報生成部1102は、使用されたクラブの種類と番手との組み合わせごとに、クラブ情報を含むショット傾向情報を生成してもよい。
ショット傾向情報送信部1103は、ショット傾向情報生成部1102により生成されたショット傾向情報を、その特定のユーザのユーザ端末2へ送信する。
システム制御部11は、例えばユーザ端末2がコースマップ画像を表示する際に、そのユーザ端末2のユーザについてショット傾向情報を生成して、そのショット傾向情報を、そのユーザのユーザ端末2へ送信してもよい。或いは、システム制御部11は、各ユーザについてショット傾向情報を予め生成して記憶部14に記憶させてもよい。そして、システム制御部11は、ユーザ端末2からの要求に応じて、記憶部14に記憶させておいたショット傾向情報を送信してもよい。
サーバ1ではなく、ユーザ端末2がショット傾向情報を生成してもよい。例えば、サーバ1は、ユーザ端末2からの要求に応じて、そのユーザ端末2のユーザのショット履歴を送信してもよい。ユーザ端末2は、ショット履歴に基づいてショット傾向情報を生成してもよい。
[1-3-2.ユーザ端末]
次に、図7乃至図11を参照して、ユーザ端末2におけるシステム制御部21の機能概要について説明する。図7は、本実施形態に係るユーザ端末2におけるシステム制御部21の機能ブロックの一例を示す図である。システム制御部21は、CPU21aが、ゴルフプレー管理システムS用のアプリケーションに含まれる各種プログラムコードを読み出し実行することにより、図7に示すように、ショット傾向情報取得部2101、現在位置取得部2102、端末方向取得部2103、クラブ選択部2104、予想到達方向決定部2105、及びコース画面表示制御部2106等として機能してもよい。
ショット傾向情報取得部2101は、そのユーザ端末2を利用するユーザのショットの傾向を示すショット傾向情報を取得する。例えば、ユーザ端末2は、サーバ1へショット傾向情報要求を送信してもよい。ショット傾向情報要求は、ユーザ端末2を利用するユーザのユーザIDを含んでもよい。ショット傾向情報取得部2101は、ショット傾向情報要求に応じてサーバ1から送信されてくるショット傾向情報を受信してもよい。
現在位置取得部2102は、ユーザ端末2の現在位置を、ユーザが現在ゴルフをプレーするホールにおいてユーザがボールをショットするショット地点の位置として示す位置情報を取得する。例えば、現在位置取得部2102は、GNSSセンサにより受信された航法信号に基づいて、位置情報として、現在位置の座標を計算してもよい。
端末方向取得部2103は、ユーザ端末2の所定部位が向く方向を、端末方向として示す端末方向情報を取得する。本実施形態において、所定部位は、ユーザ端末2の上端面であってもよい。従って、端末方向は、ユーザ端末2の下端面から上端面へ向かう方向であってもよい。端末方向は、例えば東西南北の方向を基準として定められた方位であってもよい。従って、端末方向取得部2103は、例えばユーザ端末2の上端部が、たとえ斜め上方向又は斜め下方向に向いていても、上方向又は下方向への傾きは無視してもよい。本実施形態においては、地平面に対してユーザ端末2の画面が略平行となるように、ユーザがユーザ端末2を持つことが想定されている。端末方向取得部2103は、例えば物理センサ部31から出力された信号に基づいて、端末方向情報として、端末方向の角度を計算してもよい。例えば、端末方向の角度は、北方向と端末方向との間の角度であってもよい。端末方向取得部2103は、北方向から反時計回りにずれた方向の角度を正の角度として計算し、北方向から時計回りにずれた方向の角度を負の角度として計算してもよい。すなわち、端末方向の角度は、端末方向が北方向から何れの方向にずれているかを示してもよい。
クラブ選択部2104は、ユーザ端末2のユーザの過去のショットに用いられた複数のクラブから、少なくとも一のクラブを選択する。換言すると、クラブ選択部2104は、ボールをショットする方向がガイドされるクラブを決定する。過去のショットに用いられた複数のクラブは、ショット傾向情報取得部2101により取得されたショット傾向情報に含まれるクラブ情報から特定することができる。クラブ選択部2104は、例えば操作入力部26を操作することでユーザにより選択された1又は複数のクラブを、選択してもよい。
或いは、クラブ選択部2104は、ショット傾向情報により示される各クラブの飛距離の傾向に基づいて、クラブを選択してもよい。例えば、ユーザが、コースマップ画面を表示させるゴルフ場及びホールを選択する。選択されたホールにおいて、ユーザが目標地点を指定する。クラブ選択部2104は、ショット地点と目標地点との間の距離を計算する。この距離を、目標距離という。クラブ選択部2104は、過去に用いられたクラブのうち、平均飛距離が目標距離に近い順に、所定数のクラブを選択してもよい。選択されるクラブの本数は、1本であってもよいし、2本以上であってもよい。本実施形態においては、3本のクラブが選択される。
予想到達方向決定部2105は、ユーザが現在ゴルフをプレーするホールにおけるショット地点からのボールの予想到達地点への予想到達方向を決定する。ショット地点は、ユーザ端末2の現在位置である。予想到達地点は、そのユーザがショットしたボールが到達すると予想される地点である。予想到達方向は、ショット地点から予想到達地点への方向である。予想到達方向決定部2105は、端末方向取得部2103により検出された端末方向から、ショット傾向情報取得部2101により取得されたショット傾向情報により示される傾向に応じたずれ角度でずれた方向に決定する。例えば、予想到達方向決定部2105は、端末方向の角度にずれ角度を加算することにより、予想到達方向の角度を計算してもよい。クラブ選択部2104によりクラブが選択された場合、予想到達方向決定部2105は、選択された各クラブのショット傾向情報に基づいて、予想到達方向を決定してもよい。
コース画面表示制御部2106は、ユーザがゴルフをプレーするゴルフ場のホールの画像を、表示部27の画面に表示させる。本実施形態において、その画像はコースマップ画像である。例えば、コース画面表示制御部2106は、サーバ1からコースマップ画像を取得してもよい。サーバ1は、コースマップ画像を予め記憶しておいてもよいし、所定の地図サービスを提供するサーバ装置から、コースマップ画像の基となる地図の画像を取得してもよい。コースマップ画像は、例えば複数の矩形画像に予め分割されていてもよい。ユーザ端末2は、例えばユーザにより選択されたゴルフ場及びホールそれぞれのゴルフ場ID及びホール番号、並びにユーザ端末2の現在位置の座標をサーバ1へ送信してもよい。サーバ1は、選択されたゴルフ場のホールの矩形画像のうち、ユーザ端末2の現在位置に対応する複数の矩形画像をユーザ端末2へ送信してもよい。ユーザ端末2は、受信した矩形画像をタイル状に並べて表示してもよい。このとき、コース画面表示制御部2106は、ティーグラウンドからカップへの方向が画面の略上方向となるように、コースマップ画像を回転させてもよい。コースマップ画像の表示の際にそのコースマップ画像が回転した角度を、表示角度という。
コース画面表示制御部2106は、ホール内に設定された目標地点を示す目標地点画像を含むコースマップ画像を表示させてもよい。例えば、サーバ1から送信されてくる各矩形画像は、その矩形画像が表す場所の座標と関連付けられている。コース画面表示制御部2106は、目標地点の座標と、各矩形画像に関連付けられた画像及び縮尺に基づいて、画面内における目標地点の位置を特定してもよい。そして、コース画面表示制御部2106は、特定した位置に目標地点画像を表示してもよい。
コース画面表示制御部2106は、コースマップ画像上におけるショット地点に対応する位置から、予想到達方向決定部2105により決定された予想到達方向上の位置に、予想到達地点を示す予想到達地点画像を更に表示させる。実際のショット地点の位置は、ユーザ端末2の現在位置である。コース画面表示制御部2106は、目標地点の場合と同様の方法で、画面内における予想到達地点の位置を特定してもよい。コースマップ画像内における本来の北方向は、その画像の上方向である。しかしながら、前述したようにコースマップ画像は回転している場合がある。そのため、コース画面表示制御部2106は、例えばコースマップ画像の表示角度に予想到達方向の角度を加算して、画面内における予想到達方向の角度を計算してもよい。そして、コース画面表示制御部2106は、画面内におけるショット地点から予想到達方向上の位置に、予想到達地点画像を表示させてもよい。クラブ選択部2104によりクラブが選択された場合、コース画面表示制御部2106は、選択された各クラブについて予想到達地点画像を表示させてもよい。
コース画面表示制御部2106は、ショット傾向情報により示される飛距離の傾向に応じて、コースマップ画像におけるショット地点から離して予想到達地点画像を表示させてもよい。例えば、コース画面表示制御部2106は、平均飛距離にコースマップ画像の縮尺を乗算することにより、画面内における距離を計算してもよい。クラブ選択部2104によりクラブが選択された場合、そのクラブの平均距離が計算に用いられてもよい。そして、コース画面表示制御部2106は、画面内におけるショット地点から、計算した距離離れた位置に、予想到達地点画像を表示させてもよい。
コース画面表示制御部2106は、予想到達地点画像として楕円(または円)を表示させてもよい。例えば、コース画面表示制御部2106は、長軸及び短軸のうち、予想到達方向に垂直な軸が、ショット傾向情報により示されるずれ角度のばらつきの程度に応じた長さを有し、長軸及び短軸のうち、予想到達方向に平行な軸が、ショット傾向情報により示される飛距離のばらつきの程度に応じた長さを有する楕円を表示させてもよい。ばらつきが大きいほど、軸の長さが長くなる。ばらつきの程度を標準誤差で示すとする。半長軸及び半短軸の長さを、それぞれ標準誤差の1倍に対応させた場合、68%の確率で、その楕円に囲まれた領域内にボールが到達する可能性があることが示される。コース画面表示制御部2106は、予想到達地点画像として、所定色で塗りつぶされた楕円状のヒートマップを表示させてもよい。例えば、コース画面表示制御部2106は、ずれ角度又は飛距離を確率変数とする正規分布において、確率密度が高いほど、透明度を低くした所定色で、ヒートマップ内の各画素を表示させてもよい。
コース画面表示制御部2106は、コースマップ画像におけるショット地点を中心として、予想到達地点画像を通る円弧を表示させてもよい。目標地点画像と予想到達地点画像とが離れている場合、表示された円弧により、平均飛距離が目標距離に近いか遠いかが視覚的に分かりやすくなる。コース画面表示制御部2106は、ショット地点と目標地点画像とを結ぶ直線と円弧が交差するように、円弧を表示させてもよい。
また、コース画面表示制御部2106は、コースマップ画像においてショット地点に対応する位置に、ショット地点を示すショット地点画像を表示させてもよい。また、コース画面表示制御部2106は、コースマップ画像においてショット地点から端末方向上に、端末方向をショット方向として示すショット方向画像を表示させてもよい。ショット方向画像は、矢印の画像であってもよい。
図8は、コースマップ画面100の表示例を示す。図8に示すように、コースマップ画面100には、コースマップ画像110が表示される。コースマップ画像110は、ユーザによる操作に応じて、スライドしたり回転したりしてもよい。
また、コースマップ画面100には、ショット地点画像120、目標地点画像130、目標方向線140、及びカップ方向線150、目標距離160が表示されてもよい。目標方向線140は、ショット地点画像120と目標地点画像130とを結ぶ直線である。カップ方向線150は、目標地点画像130とカップがある地点とを結ぶ直線である。図8の例において、カップは画面外に位置している。目標距離160は、140ヤードを示している。目標地点画像130の初期位置は、例えばシステム制御部21が予め決定してもよい。ユーザは、目標地点画像130の位置を変更する操作を行うことで、目標地点を変更することができる。
更に、コースマップ画面100には、ショット方向画像200が表示されてもよい。ショット方向画像200は、矢印の画像である。この矢印は、ショット地点画像120から予想到達方向に向いている。ショット方向画像200及び目標地点画像130の位置から、ショット方向としての現在の端末方向が、目標方向よりも左に向いていること推測される。
また更に、コースマップ画面100には、予想到達地点画像300-1~300-nと、クラブ・飛距離情報310-1~310-nと、円弧320-1~320-nと、予想到達方向線330-1~330-nが表示されてもよい。nは、1以上の整数である。iを、1以上且つn以下の整数とした場合、予想到達地点画像300-iと、クラブ・飛距離情報310-iと、円弧320-1~320-iと、予想到達方向線330-iは、互いに同一のクラブに対応する画像である。図8の例では、コースマップ画面100には、予想到達地点画像300-1、300-2、及び300-3と、クラブ・飛距離情報310-1、310-2、及び310-3と、円弧320-1、320-2、及び320-3と、予想到達方向線330-1、330-2、及び330-3が表示される。
予想到達地点画像300-1、300-2、及び300-3は、それぞれ6番アイアン、7番アイアン、及び8番アイアンを用いた場合の予想到達地点画像である。何れの予想到達地点画像が何れのクラブに対応するかは、クラブ・飛距離情報により示される。クラブ・飛距離情報は、クラブの種類及び番手と、平均飛距離を示す。クラブ・飛距離情報310-1は、クラブが6番アイアンで平均飛距離が160ヤードであることを示す。クラブ・飛距離情報310-2は、クラブが7番アイアンで平均飛距離が135ヤードであることを示す。クラブ・飛距離情報310-3は、クラブが8番アイアンで平均飛距離が120ヤードであることを示す。ショット方向画像200と、予想到達地点画像300-1、300-2、及び300-3それぞれの位置とから、ユーザがショットした方向に対してボールは時計回りにずれる傾向があること推測される。この傾向は、クラブの平均飛距離が長いほど強くなると推測される。目標地点画像130、予想到達地点画像300-1、300-2、及び300-3それぞれの位置から、6番アイアン及び7番アイアンの予想到達方向は、目標到達方向から時計回りにずれていると推測される。また、8番アイアンの予想到達方向は、目標到達方向から反時計回りにずれていると推測される。更に、6~8番アイアンのうち、7番アイアンの平均飛距離が目標距離に最も近いことが推測される。予想到達方向のずれは、目標方向線140、予想到達方向線330-1、330-2、及び330-3から認識可能である。飛距離の近さは、目標距離160、クラブ・飛距離情報310-1、310-2、及び310-3からも認識可能であり、円弧320-1、320-2、及び320-3からも認識可能である。
図9は、実際の端末方向の一例を示す図である。図9は、図8に示すコースマップ画面100に対応する端末方向を示す。図9に示すように、或るユーザ3は、ユーザ端末2を持っている。端末方向430は、そのユーザ端末2の上端面が向く方向である。端末方向430は、ユーザ端末2の現在位置から目標地点410への方向よりも、左に向いている。予想到達地点領域420は、7番アイアンを用いた場合の予想到達地点の領域である。この領域420は、予想到達地点画像300-1に対応する楕円の領域である。予想到達地点領域420は、ユーザ3から見て、目標地点410から右にずれている。すなわち、7番アイアンを用いた場合の予想到達方向は、目標方向から時計回りにずれている。ユーザ3は、目標地点410に向かってボールをショットしたとしても、ショットされたボールは目標地点410から右にずれる可能性が高い。また、この状態で、ユーザ3が端末方向430に向かってボールをショットした場合、領域420内又はその領域420の付近にボールが到達する可能性が高い。
システム制御部21は、ショット方向を変更するためのユーザの動作を検出してもよい。このユーザの動作は、端末方向を変更する動作であってもよい。端末方向取得部2103は、端末方向が変化した場合、その変化後の端末方向を示す端末方向情報を取得する。例えば、端末方向取得部2103は、所定時間が経過するごとに、物理センサ部31から出力される最新の信号に基づいて、端末方向の角度を更新してもよい。
予想到達方向決定部2105は、予想到達方向を、端末方向取得部2103により取得された端末方向情報により示される変化後の端末方向に対して、ショット傾向情報により示される傾向に応じたずれ角度でずれた方向に決定する。変化後の端末方向を用いることを除き、予想到達方向の決定方法は、前述した方法と同一であってもよい。
コース画面表示制御部2106は、コースマップ画像において、端末方向取得部2103により検出された変化後の端末方向に基づいて予想到達方向決定部2105により決定された予想到達方向上の位置に予想到達地点画像が表示されるように、表示部27の画面における目標地点画像と予想到達地点画像との間の距離を変化させる。この距離の変化により、予想到達方向が目標方向に近付いたか否かが分かる。本実施形態においては、目標地点と予想到達地点との間の距離が短くなったか又は長くなったかが分かる。
コース画面表示制御部2106は、端末方向が変化することに応じて、表示された予想到達地点画像の表示位置を、表示部27の画面におけるショット地点の表示位置を中心として回転させてもよい。コース画面表示制御部2106は、コースマップ画像の表示角度を固定したままにしてもよい。従って、コース画面表示制御部2106は、画面における目標地点画像の位置を固定したままにしてもよい。更に、コース画面表示制御部2106は、ショット地点画像の位置を固定したままにしてもよい。一方、コース画面表示制御部2106は、ショット方向画像、円弧、及び予想到達方向線を、ショット地点の位置を中心として回転させてもよい。
図10は、端末方向の変化後におけるコースマップ画面100の表示例を示す。図8に示すコースマップ画面100が表示されている状態で、ユーザは、例えば、予想到達地点画像300-2の中心が目標地点画像130に近付くように、端末方向を変化させる。例えば、ユーザは、ユーザ端末2の上端面が向く方向を反時計回りに15度回転させる。この回転に応じて、図10に示すコースマップ画面100が表示される。図10に示すように、ショット方向画像200と、予想到達地点画像300-1、300-2、及び300-3と、円弧320-1、320-2、及び320-3と、予想到達方向線330-1、330-2、及び330-3とは、それぞれ反時計回りに15度回転している。この状況において、目標地点画像130は、予想到達地点画像300-2に含まれている。また、目標地点画像130と予想到達地点画像300-2の中心との間の距離は、最も短くなっている。
図11は、端末方向の変化後における実際の端末方向の一例を示す図である。図11は、図10に示すコースマップ画面100に対応する端末方向を示す。図10に示すように、ユーザ3は、予想到達地点画像300-2が目標地点画像130を含むようにユーザ端末2の上端面が向く方向を変化させる。従って、図11に示すように、端末方向430は変化し、予想到達地点領域420は目標地点410を含むこととなる。ここで、ユーザ3が、実際にユーザ端末2の姿勢を見て、端末方向430をショット方向として確認する。そして、ユーザ3は、端末方向430に向かってボールをショットする。ショットされたボール440は、目標地点410の付近に到達する可能性が高い。
[1-4.ゴルフプレー管理システムの動作]
次に、ゴルフプレー管理システムSの動作について、図12乃至図14を参照して説明する。サーバ1のシステム制御部11は、サーバプログラムに含まれる各種プログラムコードに従って、図12に示す処理を実行する。ユーザ端末2のシステム制御部21は、ゴルフプレー管理システム用のアプリケーションに含まれる各種プログラムコードに従って、図13及び図14に示す処理を実行する。
図12は、本実施形態に係るサーバ1のシステム制御部11によるショット傾向情報提供処理の一例を示すフローチャートである。例えば、システム制御部11は、ユーザ端末2からショット傾向情報要求を受信したことに応じて、ショット傾向情報提供処理を実行してもよい。ショット傾向情報要求を送信してきたユーザ端末2を利用するユーザを、要求ユーザという。ショット傾向情報要求は、要求ユーザのユーザIDを含んでもよい。
図12に示すように、ショット履歴取得部1101は、ショット履歴DB14bから、要求ユーザのユーザIDを含むショットログを検索する(ステップS101)。次いで、ショット傾向情報生成部1102は、検索された各ショットログに含まれるショット地点座標、目標地点座標、及び到達地点座標に基づいて、要求ユーザの過去のショットの飛距離及びずれ角度を計算する(ステップS102)。このとき、ショット履歴取得部1101は、ずれ角度調整フラグがFALSEに設定されているショットログについて、目標方向と到達方向との間の角度を、ずれ角度として計算してもよい。ショット履歴取得部1101は、ずれ角度調整フラグがTRUEに設定されているショットログについて、目標方向と到達方向との間の角度に、調整角度を加算することにより、ずれ角度を計算してもよい。次いで、ショット傾向情報生成部1102は、クラブごとに、ずれ角度の平均値及び標準誤差と、飛距離の平均値及び標準誤差と、を計算する(ステップS103)。例えば、ショット傾向情報生成部1102は、ショットログに含まれるクラブ情報に基づいて、検索されたショットログを、クラブの種類と番手との組み合わせごとにグループ化してもよい。ショット傾向情報生成部1102は、グループごとに、そのグループに含まれるショットログについて計算されたずれ角度に基づいて、ずれ角度の平均値及び標準誤差を計算するとともに、それらのショットログについて計算されたずれ飛距離に基づいて、飛距離の平均値及び標準誤差を計算してもよい。そして、ショット傾向情報生成部1102は、グループごとに、クラブ情報と、ずれ角度の平均値及び標準誤差と、飛距離の平均値及び標準誤差と、を含むショット傾向情報を生成してもよい。ショット傾向情報生成部1102は、ショットログが所定数以下であるクラブについては、ショット傾向情報を生成しなくてもよい。次いで、ショット傾向情報送信部1103は、生成されたショット傾向情報をユーザ端末2へ送信して(ステップS104)、ショット傾向情報提供処理は終了する。
図13は、本実施形態に係るユーザ端末2のシステム制御部21によるコースマップ選択処理の一例を示すフローチャートである。図13に示す例は、第1ホールから第18ホールまで順番に、コースマップ画像が表示される場合の処理例を示す。
例えば、ゴルフプレー管理システム用のアプリケーションが起動した後、ユーザは、コースマップの表示を選択する。システム制御部21は、この選択に応じて、コースマップ選択処理を実行してもよい。
図13に示すように、コース画面表示制御部2106は、操作入力部26を介して、コースマップ画像を表示させるゴルフ場の選択操作を検出する(ステップS201)。例えば、コース画面表示制御部2106は、ゴルフ場の一覧を画面に表示させてもよい。例えば、ユーザ端末2の現在位置から近い順にゴルフ場が表示されてもよい。ユーザは、操作入力部26を操作して、一覧から何れかのゴルフ場を選択する。コース画面表示制御部2106は、選択されたゴルフ場のゴルフIDを取得してもよい。
次いで、ショット傾向情報取得部2101は、ユーザ端末2のユーザIDを含むショット傾向情報要求をサーバ1へ送信する(ステップS202)。次いで、ショット傾向情報取得部2101は、サーバ1からショット傾向情報を受信する(ステップS203)。
次いで、ショット傾向情報取得部2101は、ショット傾向情報により示されるずれ角度及び飛距離それぞれの標準誤差に基づいて、予想到達地点画像として楕円状のヒートマップの画像を生成する(ステップS204)。例えば、ヒートマップの画像のテンプレートとして、円状のヒートマップの画像のデータが記憶部14に予め記憶されていてもよい。ショット傾向情報取得部2101は、ヒートマップの横軸の長さを、ずれ角度の標準誤差に対応する長さに決定してもよい。また、ショット傾向情報取得部2101は、ヒートマップの縦軸の長さを、飛距離の標準誤差に対応する長さに決定してもよい。ショット傾向情報取得部2101は、円状のヒートマップの画像を、決定された横軸の長さに応じて横方向に伸ばすか又は縮めるとともに、決定された縦軸の長さに応じて縦方向に伸ばすか又は縮めて、予想到達地点画像を生成してもよい。
次いで、コース画面表示制御部2106は、ホール番号Mを1に設定する(ステップS205)。次いで、コース画面表示制御部2106は、コースマップ画面表示処理を実行する(ステップS206)。コースマップ画面表示処理において、選択されたゴルフ場における第Mホールのコースマップ画像が表示される。次いで、コース画面表示制御部2106は、ホール番号Mが18未満であるか否かを判定する(ステップS207)。ホール番号Mが18未満である場合(ステップS207:YES)、コース画面表示制御部2106は、ホール番号Mを1増加させて、処理はステップS206に進む。ホール番号Mが18以上である場合(ステップS207:NO)、コースマップ選択処理は終了する。
図14は、本実施形態に係るユーザ端末2のシステム制御部21によるコースマップ画面表示処理の一例を示すフローチャートである。図14に示すように、コース画面表示制御部2106は、ショット番号Nを1に設定する(ステップS301)。次いで、現在位置取得部2102は、GNSSセンサ部32からの信号に基づいて、ユーザ端末2の現在位置の座標を計算する。また、端末方向取得部2103は、物理センサ31からの信号に基づいて、端末方向として、ユーザ端末2の上端面が向く方向の角度を計算する(ステップS302)。
次いで、コース画面表示制御部2106は、選択されたゴルフ場における第Mホールのコースマップ画像を画面に表示させる(ステップS303)。例えば、コース画面表示制御部2106は、選択されたゴルフ場のゴルフ場ID、ホール番号M等を、サーバ1へ送信してもよい。サーバ1は、選択されたゴルフ場の第Mホールのコースマップ画像を構成する各矩形画像のデータ及び座標、ティーグラウンドの座標、並びにカップの場所の座標をユーザ端末2へ送信してもよい。コース画面表示制御部2106は、ユーザ端末2の現在位置の座標に基づいて、コースマップ画像におけるショット地点の位置を計算してもよい。コース画面表示制御部2106は、ティーグラウンドの座標及びカップの場所の座標に基づいて、コースマップ画像の表示角度を計算してもよい。コース画面表示制御部2106は、ショット地点が画面内に位置するように、画面内におけるショット地点の位置を決定してもよい。コース画面表示制御部2106は、矩形画像をタイル状に並べて、コースマップ画像を生成してもよい。コース画面表示制御部2106は、ショット地点の位置を中心として、計算された表示角度分、コースマップ画像を回転させて表示させてもよい。
次いで、コース画面表示制御部2106は、画面内において、ユーザ端末2の現在位置に対応する位置に、ショット地点画像を表示させる(ステップS304)。
次いで、コース画面表示制御部2106は、ユーザ端末2の現在位置の座標、目標地点の座標、及びコースマップ画像の表示角度に基づいて、画面内における目標方向の角度、及び目標距離を計算する(ステップS305)。例えば、コース画面表示制御部2106は、現在位置の座標及び目標地点の座標に基づいて、実際の目標方向の角度及び目標距離を計算してもよい。コース画面表示制御部2106は、実際の目標方向の角度にコースマップ画像の表示角度を加算して、画面内における目標方向の角度を計算してもよい。また、コース画面表示制御部2106は、実際の目標距離にコースマップ画像の縮尺を乗算して、画面内における目標距離を計算してもよい。次いで、コース画面表示制御部2106は、目標地点画像及び目標方向線を画面に表示させる(ステップS306)。例えば、コース画面表示制御部2106は、ショット地点画像から、目標方向へ目標距離離れた位置に、目標地点画像を表示させてもよい。また、コース画面表示制御部2106は、ショット地点画像と目標地点画像とを結ぶ目標方向線を表示させてもよい。
次いで、クラブ選択部2104は、ショット傾向情報に基づいて、平均距離が目標距離に近い順に、3本のクラブを選択する(ステップS307)。例えば、クラブ選択部2104は、各ショット傾向情報に含まれる平均距離と目標距離との差を計算してもよい。クラブ選択部2104は、距離の差が短い順に、ショット傾向情報を並べてもよい。クラブ選択部2104は、並べられたショット傾向情報のうち、1番目から3番目までに位置するショット傾向情報を選択してもよい。
次いで、予想到達方向決定部2105は、画面内におけるユーザ端末2の上端面が向く方向の角度を計算する(ステップS308)。画面内におけるユーザ端末2の上端面が向く方向を、画面内端末方向という。例えば、予想到達方向決定部2105は、ユーザ端末2の上端面が実際に向く方向の角度に、コースマップ画像の表示角度を加算して、画面内端末方向の角度を計算してもよい。次いで、コース画面表示制御部2106は、画面内において、ショット地点画像から画面内端末方向上に、ショット方向画像を表示させる(ステップS309)。このとき、コース画面表示制御部2106は、ショット方向画像を、そのショット方向画像の中心を基準として、画面内端末方向の角度分回転させてもよい。これにより、コース画面表示制御部2106は、ショット方向画像が表す矢印が画面内端末方向に向くようにしてもよい。
次いで、予想到達方向決定部2105は、選択された各クラブのショット傾向情報により示される平均ずれ角度に、画面内端末方向を加算して、画面何における予想到達方向の角度を計算する(ステップS310)。次いで、コース画面表示制御部2106は、選択された各クラブのショット傾向情報により示される平均飛距離、予想到達方向の角度、及びショット地点画像の位置の座標に基づいて、予想到達地点画像の位置の座標を計算する(ステップS311)。例えば、コース画面表示制御部2106は、平均飛距離にコースマップ画像の縮尺を乗算して、画面内の飛距離を計算してもよい。コース画面表示制御部2106は、ショット地点画像の位置から、予想到達方向へ、計算された飛距離離れた位置の座標を計算してもよい。次いで、コース画面表示制御部2106は、決定された位置に、各クラブの予想到達地点画像を表示させる。また、コース画面表示制御部2106は、各クラブについて、クラブ・飛距離情報、予想到達方向線、及び円弧を表示させる(ステップS312)。このとき、コース画面表示制御部2106は、各予想到達地点画像を、その予想到達地点画像の中心を基準として、予想到達方向の角度分回転させてもよい。
次いで、現在位置取得部2102は、GNSSセンサ部32からの信号に基づいて、ユーザ端末2の現在位置の座標を計算する(ステップS313)。次いで、現在位置取得部2102は、計算された現在位置の座標が、前回計算された座標から変化したか否かを判定する(ステップS314)。現在位置の座標が変化した場合(ステップS314:YES)、処理はステップS303に進む。
現在位置の座標が変化していない場合(ステップS314:NO)、コース画面表示制御部2106は、操作入力部26を介して、目標地点を移動させる操作を検出したか否かを判定する(ステップS315)。目標地点の移動操作が検出された場合(ステップS315:YES)、処理はステップS305に進む。ステップS305において、移動した目標地点の座標に基づいて、目標方向及び目標距離が計算される。
目標地点の移動操作が検出されなかった場合(ステップS315:NO)、端末方向取得部2103は、物理センサ31からの信号に基づいて、端末方向として、ユーザ端末2の上端面が向く方向を計算する(ステップS316)。次いで、端末方向取得部2103は、端末方向の角度が、前回計算された角度から変化したか否かを判定する(ステップS317)。端末方向の角度が変化した場合(ステップS317:YES)、処理はステップS308に進む。
端末方向の角度が変化していない場合(ステップS317:NO)、コース画面表示制御部2106は、操作入力部26を介して、ショット地点及び目標地点を確定させる操作が検出されたか否かを判定する(ステップS318)。ショット地点及び目標地点を確定させる操作が検出された場合(ステップS318:YES)、コース画面表示制御部2106は、ショット地点及び目標地点それぞれの座標と、ユーザ端末2を利用するユーザのユーザIDと、選択されたゴルフ場のゴルフ場IDと、ホール番号Mと、ショット番号Nと、をサーバ1へ送信する(ステップS319)。サーバ1は、ユーザ端末2から送信されてきた情報を、ショットログとしてショット履歴DB14bに記憶させる。このとき、サーバ1は、ショット日時として、現在日時をショット履歴DB14bに記憶させてもよい。
ショット地点及び目標地点を確定させる操作が検出されなかった場合(ステップS318:NO)、またはステップS319の後、コース画面表示制御部2106は、操作入力部26を介して、到達地点を確定させる操作が検出されたか否かを判定する(ステップS320)。到達地点を確定させる操作が検出された場合(ステップS320:YES)、コース画面表示制御部2106は、到達地点の座標と、ユーザ端末2を利用するユーザのユーザIDと、選択されたゴルフ場のゴルフ場IDと、ホール番号Mと、ショット番号Nと、第Nショットに用いられたクラブとしてユーザにより選択されたクラブのクラブ情報と、をサーバ1へ送信する(ステップS321)。サーバ1は、ショット履歴DB14bから、ユーザ端末2から送信されてきたユーザIDとゴルフ場IDとホール番号Mとショット番号Nとの組み合わせと一致する組み合わせを含むショットログのうち、ショット日時が最も新しいショットログを検索してもよい。サーバ1は、検索されたショットログに、到達地点座標及びクラブ情報を追加してもよい。また、ショット傾向情報生成部1102は、クラブ情報により示されるクラブについて、ショット傾向情報提供処理においてショット傾向情報を生成していたか否かを判定してもよい。ショット傾向情報を生成しなかった場合、ショット傾向情報生成部1102は、FALSEに設定されたずれ角度調整フラグをそのショットログに追加してもよい。ショット傾向情報を生成していた場合、ショット傾向情報生成部1102は、TRUEに設定されたずれ角度調整フラグをそのショットログに追加するとともに、そのクラブの平均ずれ角度を、調整角度としてそのショットログに追加してもよい。ショット傾向情報が生成されていないクラブについては、予想到達地現画像は表示されない。そのため、ユーザは、その選択したクラブを用いて目標方向にボールをショットした可能性が高いと考えられる。そのため、ずれ角度の調整は不要である。一方、ショット傾向情報が生成されていたクラブについては、そのショット傾向情報に基づいて、予想到達地現画像の表示が可能である。そのため、ユーザは、その選択したクラブに対応する予想到達地現画像を、目標画像と近付けて又は目標画像と重ね合わせるように端末方向を変更した状態の端末方向に向かって、そのクラブでボールをショットした可能性が高い。そのため、ずれ角度の調整が必要となる。次いで、ショット傾向情報生成部1102は、ユーザが選択したクラブについて、新しくショット傾向情報を生成してもよい。ショット傾向情報が生成されるクラブが限定されることを除き、ショット傾向情報の生成方法は、図12に示すショット傾向情報提供処理における方法と同様であってもよい。ショット傾向情報送信部1103は、生成されたショット傾向情報を、ユーザ端末2へ送信してもよい。
ユーザ端末2のショット傾向情報取得部2101は、サーバ1から送信されてきたショット傾向情報を受信する(ステップS322)。ショット傾向情報取得部2101は、ユーザにより選択されたクラブのショット傾向情報を、受信されたショット傾向情報で更新してもよい。次いで、ショット傾向情報取得部2101は、選択されたクラブのショット傾向情報により示されるずれ角度及び飛距離それぞれの標準誤差に基づいて、予想到達地点画像として楕円状のヒートマップの画像を生成する(ステップS323)。ヒートマップが生成されるクラブが限定されることを除き、ステップS323は、図13に示すステップS204と同一であってもよい。なお、選択されたクラブについてショット履歴DB14bに記憶されているショットログの数が所定数未満である場合、ショット傾向情報生成部1102は、ショット傾向情報を生成しなくてもよい。この場合、ステップS322及びS323はスキップされてもよい。次いで、コース画面表示制御部2106は、ショット番号Nを1増加させる(ステップS324)。
到達地点を確定させる操作が検出されなかった場合(ステップS320:NO)、またはステップS324の後、コース画面表示制御部2106は、操作入力部26を介して、コースマップ画像を表示させるホールを、次ホールに進める操作が検出されたか否かを判定する(ステップS325)。ホールを次ホールに進める操作が検出されなかった場合(ステップS325:NO)、処理はステップS313に進む。ホールを次ホールに進める操作が検出された場合(ステップS325:YES)、コースマップ画面表示処理は終了する。
以上説明したように、本実施形態によれば、ユーザ端末2が、ショット傾向情報を取得してもよい。また、ユーザ端末2が、そのユーザ端末2の現在位置を、現在のショット地点の位置として示す位置情報を取得してもよい。また、ユーザ端末2が、ユーザ端末2の所定部位が向く端末方向を示す端末方向情報を取得してもよい。また、ユーザ端末2が、ショット地点からボールの予想到達地点への予想到達方向を、端末方向からショット傾向情報により示される傾向に応じたずれ角度でずれた方向に決定してもよい。また、ユーザ端末2が、目標地点画像を含むコースマップ画像を画面に表示させてもよい。また、ユーザ端末2が、コースマップ画像において、ショット地点に対応する位置から予想到達方向上の位置に予想到達地点画像を表示させてもよい。また、ユーザ端末2が、端末方向が変化した場合、変化後の端末方向を示す端末方向情報を取得してもよい。また、ユーザ端末2が、予想到達方向を、変化後の端末方向に対して、ショット傾向情報により示される傾向に応じたずれ角度でずれた方向に決定してもよい。また、ユーザ端末2が、コースマップ画像において、変化後の端末方向に基づいて決定された予想到達方向上の位置に予想到達地点画像が表示されるように、画面における目標地点画像と予想到達地点画像との間の距離を変化させてもよい。従って、目標の方向へボールを飛ばすためにユーザがボールをショットする方向を提示することができる。
ここで、ユーザ端末2が、ショット傾向情報により示される飛距離の傾向に応じて、表示されたコースマップ画像におけるショット地点に対応する位置から離して予想到達地点画像を表示させてもよい。この場合、ユーザは、予想到達地点画像の位置と目標地点画像の位置とから、ショットされるボールが目標地点の付近に到達する可能性を判断しやすくなる。
また、ユーザ端末2が、上から見えるコースのコースマップ画像を表示させてもよい。この場合、目標地点と予想到達地点画像との間の位置関係の把握が容易となる。
ここで、ユーザ端末2が、端末方向が変化することに応じて、表示された予想到達地点画像の表示位置を、画面におけるショット地点に対応する位置を中心として回転させてもよい。この場合、端末方向が変化することに応じて、予想到達地点画像の表示位置が変化する。従って、コースマップ画像の表示角度を固定させることができる。
ここで、ユーザ端末2が、表示されたコースマップ画像におけるショット地点に対応する位置を中心として、予想到達地点画像を通る円弧を更に画面に表示させてもよい。この場合画面内において目標地点と予想到達地点画像とが比較的に遠くに離れている状況において、ショットされるボールが目標地点の付近に到達する可能性を判断しやすくなる。
また、ユーザ端末2が、コースマップ画像においてショット地点に対応する位置にショット地点画像を更に表示させてもよい。この場合、コースマップ画像にショット地点画像が表示されることで、ショット地点の位置を把握しやすくなる。
また、ユーザ端末2が、過去のショットに用いられた複数のクラブそれぞれについてショット傾向情報を取得してもよい。また、ユーザ端末2が、それら複数のクラブのうち少なくとも一のクラブのそれぞれについて予想到達方向を決定して、予想到達地点画像を表示させてもよい。この場合、特定のクラブを用いた場合にボールが到達する可能性がある場所をユーザが把握することができる。
ここで、ユーザ端末2が、それら複数のクラブから、ショット傾向情報により示される傾向としての飛距離が、ショット地点と目標地点との間の距離に近い順に、所定数のクラブを選択してもよい。また、ユーザ端末2が、選択された所定数のクラブそれぞれについて予想到達方向を決定して、予想到達地点画像を表示させてもよい。この場合、ボールが目標地点の方向に飛んだ場合、そのボールが目標地点付近に到達しやすいクラブについて、予想到達地点画像が表示される。従って、ユーザは、ショットに使用するクラブを選択しやすくなる。
また、ユーザ端末2が、予想到達地点画像として、長軸及び短軸のうち、予想到達方向に垂直な軸が、ずれ角度のばらつきの程度に応じた長さを有し、且つ、長軸及び短軸のうち、予想到達方向に平行な軸が、飛距離のばらつきの程度に応じた長さを有する楕円を表示させてもよい。この場合、この楕円に囲まれた領域は、そのときの端末方向に向かってユーザがボールをショットしたときに、所定値以上の確率で、そのボールが到達する領域を示す。従って、その楕円の領域が目標地点画像を含むように、またはその楕円が目標地点画像に近付くように、端末方向を変化させることで、目標地点にボールが到達する可能性がある端末方向を決定することができる。
また、サーバ1が、ショット履歴DB14bから、ショット履歴を取得してもよい。また、サーバ1が、ショット履歴に基づいてショット傾向情報を生成してもよい。また、サーバ1が、生成されたショット傾向情報をユーザ端末2へ送信してもよい。この場合、ユーザ端末2は、ショット傾向情報を生成する必要がない。従って、ユーザ端末2の処理負荷を削減することができる。
また、サーバ1が、コースマップ画像においてショット地点に対応する位置から端末方向上に、端末方向を示すショット方向画像を更に画面に表示させてもよい。この場合、ユーザは、表示されたショット方向画像から、ユーザがボールをショットする方向を把握することができる。
[2.第2実施形態]
次に、図15乃至図17を参照して、第2実施形態について説明する。第1実施形態においては、端末方向の変化に応じて、ショット地点を中心として予想到達地点画像の位置が回転した。本実施形態においては、コースマップ画像と、目標到達地点画像の位置とが回転する。この点を除き、本実施形態は第2実施形態と同一であってもよい。
コース画面表示制御部2106は、端末方向が変化することに応じて、目標地点画像を含むコースマップ画像を、前記画面において前記ショット地点に対応する位置を中心として回転させて表示させる。このとき、コース画面表示制御部2106は、画面における予想到達地点画像の表示位置及び角度を固定してもよい。また、コース画面表示制御部2106は、ショット方向画像の表示位置及び角度を固定してもよい。更にコース画面表示制御部2106は、ショット地点画像の表示位置を固定してもよい。また更に、コース画面表示制御部2106は、円弧、及び予想到達方向線の表示位置及び角度を固定してもよい。
画面内における端末方向、すなわちショット方向は、所定方向に固定されていてもよい。例えば、画面内における端末方向は、ユーザ端末2の座標軸において、実際の端末方向に一致してもよい。すなわち、画面内における端末方向は、画面の下端部から上端部に向かう方向と一致してもよい。実際の端末方向と画面内の端末方向とが一致していると、実際にショットする方向をユーザが把握しやすい。
図15は、コースマップ画面100の表示例を示す。図8に示されるコースマップ画面100に表示される要素と同一の要素が、図15に示されるコースマップ画面100に表示されてもよい。実際のショット地点、目標地点、及びユーザのショットの傾向は、図8と図15とで一致する。図15に示すように、ショット方向画像200により表される矢印は、画面の上端部へ向いている。コースマップ画像110の表示角度は、ショット方向画像200により示される端末方向に応じて、回転して表示されている。この回転に応じて、画面内における目標地点画像130の位置も変わる。予想到達地点画像300-1、300-2、及び300-3は、画面の下端部から上端部への方向からの平均ずれ角度に応じた位置に表示される。円弧320-1、320-2、及び330-3と、予想到達方向線330-1、330-2、及び330-3は、予想到達地点画像の位置に応じた位置及び角度で表示される。
図16は、端末方向の変化後におけるコースマップ画面100の表示例を示す。図15に示すコースマップ画面100が表示されている状態で、ユーザは、例えばユーザ端末2の上端面が向く方向を反時計回りに15度回転させる。この回転に応じて、図16に示すコースマップ画面100が表示される。図16に示すように、コースマップ画像110が、ショット地点画像120の位置を中心として、時計回りに15度回転するとともに、目標地点画像130の位置も、ショット地点画像120の位置を中心として、時計回りに15度回転する。その結果、目標地点画像130が予想到達地点300-2に含まれる。また、目標方向線140及びカップ方向線150の表示も変化する。その他の要素は移動も回転もしない。ここで、ユーザが、実際の端末方向に向かってボールをショットすることで、ボールが目標地点の付近に到達する可能性が高い。
図17は、本実施形態に係るユーザ端末2のシステム制御部21によるコースマップ画面表示処理の一例を示すフローチャートである。図17において、図14と同一の処理については同一の符号が付されている。
図17に示すように、先ずステップS301及びS302が、第1実施形態と同様に実行される。次いで、コース画面表示制御部2106は、ユーザ端末2の現在位置及び端末方向に応じて、選択されたゴルフ場における第Mホールのコースマップ画像を回転させて表示させる(ステップS401)。例えば、コース画面表示制御部2106は、第1実施形態と同様に、コースマップ画像を構成する各矩形画像のデータをサーバ1から取得してもよい。コース画面表示制御部2106は、ショット地点の座標に基づいて、コースマップ画像におけるショット地点の位置を計算してもよい。また、コース画面表示制御部2106は、画面内におけるショット地点の位置を決定してもよい。コース画面表示制御部2106は、矩形画像をタイル状に並べて、コースマップ画像を生成してもよい。コース画面表示制御部2106は、端末方向の角度に-1を乗算して、コースマップ画像の表示角度を計算してもよい。コース画面表示制御部2106は、ショット地点の位置を中心として、計算された表示角度分、コースマップ画像を回転させて表示させてもよい。
次いで、コース画面表示制御部2106は、ショット方向画像を画面に表示させる(ステップS402)。例えば、コース画面表示制御部2106は、画面におけるショット地点から画面の上端部への方向上に、ショット方向画像を表示させてもよい。このとき、コース画面表示制御部2106は、コース画面表示制御部2106により表される矢印を、画面の上端部へ向けてもよい。
次いで、コース画面表示制御部2106は、第1実施形態と同様に、ステップS305~ステップS307が実行される。ここで、コースマップ画像の表示角度の計算方法が第1実施形態とは異なるので、ステップS305で計算される目標方向の角度も第1実施形態とは異なる。
次いで、予想到達方向決定部2105は、選択された各クラブのショット傾向情報により示される平均ずれ角度を、画面内における予想到達方向の角度として決定する(ステップS405)。次いで、コース画面表示制御部2106は、第1実施形態と同様に、各クラブの予想到達地点画像を表示させ、クラブ・飛距離情報、予想到達方向線、及び円弧を表示させる(ステップS311、312)。予想到達方向の角度の決定方法が第1実施形態とは異なるので、予想到達地点画像の表示位置も第1実施形態とは異なる。
次いで、第1実施形態と同様に、ステップS313~ステップS325が実行される。現在位置の座標が変化した場合(ステップS314:YES)、または端末方向の角度が変化した場合(ステップS317:YES)、処置はステップS401に進む。
以上説明したように、本実施形態によれば、端末方向が変化することに応じて、表示されたコースマップ画像が回転し、その回転に応じて、目標地点画像の表示位置が変化する。従って、予想到達地点画像の表示位置を固定させることができる。
[3.第3実施形態]
次に、図18乃至図22を参照して、第3実施形態について説明する。第1実施形態においては、上から見えるホールの画像がコースマップ画像として表示された。本実施形態においては、ショット地点から見えるホールの画像が表示される。この画像をコース画像という。この点を除き、本実施形態は、第1実施形態及び第2実施形態のうち少なくとも一つと同一であってもよい。
端末方向取得部2103は、端末方向として、ユーザ端末2の裏面が向く方向又は撮像部28による撮像方向を示す端末方向情報を取得してもよい。通常、撮像部28による撮像方向は、ユーザ端末2の裏面が向く方向と一致する。本実施形態においては、地平面に対して撮像方向が略平行となるように、ユーザがユーザ端末2を持つことが想定されている。
コース画面表示制御部2106は、ショット地点から見えるホールのコース画像を画面に表示させる。例えば、コース画面表示制御部2106は、三次元グラフィックスを用いてコース画像を表示させてもよい。或いは、コース画面表示制御部2106は、撮像部28により撮像された画像を、コース画像として表示させてもよい。ショット地点の位置は、ユーザ端末2の現在位置であってもよい。コース画面表示制御部2106は、拡張現実を用いて、コース画像上に情報を表示させてもよい。
コース画面表示制御部2106は、画面に表示させるコース画像に、目標地点画像を含ませてもよい。例えば、コース画面表示制御部2106は、撮像部28の焦点距離、撮像方向の角度、及びコース画像のアスペクト比に基づいて、ショット地点からコース画像の左端への方向の角度と、ショット地点からコース画像の右端への方向の角度と、を計算してもよい。コース画面表示制御部2106は、目標地点方向の角度が、コース画像の左端への方向の角度と右端への方向の角度との間にあるとき、目標地点画像を表示させてもよい。コース画面表示制御部2106は、地平線とユーザ端末2の上端面が向く方向との間の角度、及び、地平線とユーザ端末2の左端面が向く方向との間の角度に基づいて、画面内における地平線の高さ及び傾きを計算してもよい。或いは、コース画面表示制御部2106は、画像認識を用いて、コース画像から地平線の高さ及び傾きを推定してもよい。コース画面表示制御部2106は、画面内における地平線に垂直であり且つコース画像の中心を通る垂直線を計算してもよい。コース画面表示制御部2106は、画面内における地平線と計算された垂直線との交点を、撮像方向又はショット方向に対応する位置として決定してもよい。コース画面表示制御部2106は、撮像部28の焦点距離、地平線の傾き、及び、実際の撮像方向と目標方向との間の角度に基づいて、画面内における目標地点画像の位置を決定してもよい。そして、コース画面表示制御部2106は、決定された位置に目標地点画像を表示させてもよい。撮像方向と目標方向との間の角度が大きいほど、目標地点画像は、撮像方向に対応する位置から離れてもよい。
コース画面表示制御部2106は、目標地点画像の位置の決定に、目標距離を考慮してもよいし考慮しなくてもよい。目標距離を考慮する場合、コース画面表示制御部2106は、その目標距離、撮像部28の焦点距離、画面内における地平線の高さ及び傾きに基づいて、画面内における目標地点画像の位置の高さを計算してもよい。目標距離が短いほどより低い位置に目標地点画像が表示され、目標距離が長いほど、より地平線に近い位置に目標地点画像が表示されてもよい。
コース画面表示制御部2106は、コースマップ画像において、ショット地点から、予想到達方向決定部2105により決定された予想到達方向上の位置に、予想到達地点画像を更に表示させる。目標方向及び目標距離に変えて、平均ずれ角度から計算された予想到達方向、及び平均飛距離を用いることを除き、予想到達地点画像の表示位置の決定方法は、目標地点画像の表示位置の決定方法と同一であってもよい。本実施形態の場合、ショット地点は、画面外に位置してもよい。例えば、ショット地点は、ユーザ端末2を持っているユーザの足元の位置であってもよい。従って、コースマップ画像から判断すると、ショット地点は、画面よりも下に位置していることになる。コース画面表示制御部2106は、予想到達地点画像として、ヒートマップ等、或る程度の面積を有する画像を表示させる場合、その予想到達地点画像を縦方向に縮めてもよい。また、コース画面表示制御部2106は、選択されたクラブの平均飛距離に応じて、画面上の予想到達地点画像の大きさを変更してもよい。例えば、コース画面表示制御部2106は、平均飛距離及び撮像部28の焦点距離に基づいて、予想到達地点画像の大きさを決定してもよい。平均飛距離が長いほど、予想到達地点画像のサイズは小さくなる。
コース画面表示制御部2106は、コース画像において、ショット地点から撮像方向上に、撮像方向をショット方向として示すショット方向画像を表示させてもよい。例えば、コース画面表示制御部2106は、前述したように計算された垂直線上にショット方向画像を表示させてもよい。ショット方向画像により表される矢印は、撮像方向に対応する位置に向いていてもよい。
図18は、ARコース画面500の表示例を示す。例えば図8又は図10に示すようなコースマップ画面100が表示されている状態でユーザがAR(Augmented Reality)モードを選択すると、コース画面表示制御部2106はARコース画面500を表示させてもよい。図18は、ユーザ端末2の右端面が上に向いている場合のARコース画面500の表示例を示す。この場合、ユーザ端末2の左端面から右端面への方向が、画面の下端から上端への方向となる。ユーザ端末2の左端面が上に向いている場合、ユーザ端末2の右端面から左端面への方向が、画面の下端から上端への方向となる。
図18に示すように、ARコース画面500には、撮像されたコース画像510が表示される。ARコース画面500における地平線と、ARコース画面500の横の辺とは略平行である。また、ARコース画面500には、目標地点画像520及び目標距離530が表示される。目標地点の変更操作は、コースマップ画面100が表示されているときにのみ可能であってもよい。目標距離530は、140ヤードを示す。更に、ARコース画面500には、ショット方向画像540が表示される。ショット方向画像540は、コースマップ画像の中心を通る垂直線上に位置するとともに、コースマップ画像の下部分に表示される。ショット方向画像540により表される矢印は、画面の上方向を示す。
更にARコース画面500には、予想到達地点画像550-1、550-2、及び550-3が表示される。予想到達地点画像550-1、550-2、及び550-3は、それぞれ6番アイアン、7番アイアン、及び8番アイアンを用いた場合の予想到達地点画像である。また更に、ARコース画面500には、クラブ・飛距離情報560-1、560-2、及び560-3が表示される。クラブ・飛距離情報560-1は、クラブが6番アイアンで平均飛距離が160ヤードであることを示す。クラブ・飛距離情報560-2は、クラブが7番アイアンで平均飛距離が135ヤードであることを示す。クラブ・飛距離情報560-3は、クラブが8番アイアンで平均飛距離が120ヤードであることを示す。
図19は、実際の撮像方向の一例を示す図である。図19は、図18に示すARコース画面500に対応する撮像方向を示す。図19に示すように、ユーザ3はユーザ端末2を持っている。このユーザ端末2の撮像部28のレンズは、撮像方向450へ向いている。撮像方向450は、ユーザ端末2の現在位置から目標地点410への方向よりも、左に向いている。目標地点410と予想到達地点領域420との位置関係は、図8に示す位置関係と同一である。
端末方向取得部2103は、撮像方向が変化した場合、その変化後の撮像方向を示す端末方向情報を取得する。予想到達方向決定部2105は、予想到達方向を、端末方向取得部2103により取得された端末方向情報により示される変化後の撮像方向に対して、ショット傾向情報により示される傾向に応じたずれ角度でずれた方向に決定する。端末方向が撮像方向であることを除き、端末方向取得部2103及び予想到達方向決定部2105の動作は、第1実施形態又は第2実施形態と同一であってもよい。
コース画面表示制御部2106は、撮像方向が変化することに応じて、表示された目標地点画像の表示位置を移動させる。例えば、コース画面表示制御部2106は、画面における地平線の傾きの方向と平行に、表示位置を移動させてもよい。撮像方向が変われば、撮像部28により撮像されて画面に表示されるコース画像も変化する。その一方で、コース画面表示制御部2106は、コース画面表示制御部2106は、ショット方向画像及び予想到達地点画像の表示位置を固定したままにしてもよい。なお、ユーザ端末2が上下左右の何れかに傾いた場合は、画面内における地平線の高さ及び傾きのうち少なくとも何れか一方が変わる。コース画面表示制御部2106は、地平線の高さ又は傾きが変わることに応じて、ョット方向画像及び予想到達地点画像の表示位置を変化させてもよい。
図20は、撮像方向の変化後におけるARコース画面500の表示例を示す。図18に示すARコース画面500が表示されている状態で、ユーザは、例えば、予想到達地点画像550-2の中心が目標地点画像520に近付くように、撮像方向を変化させる。例えば、ユーザは、撮像方向を反時計回りに15度回転させる。この回転に応じて、図20に示すARコース画面500が表示される。図20に示すように、コース画像510が右にスライドしているとともに、目標地点画像520が右に移動している。この状況において、目標地点画像520は、予想到達地点画像550-2に含まれている。
図21は、撮像方向の変化後における実際の撮像方向の一例を示す図である。図21は、図20に示すARコース画面500に対応する撮像方向を示す。図21に示すように、ユーザ3は、撮像方向450を変化させる。その結果、予想到達地点領域420は目標地点410を含むこととなる。ここで、ユーザ3が、実際に撮像方向450をショット方向として確認する。そして、ユーザ3は、撮像方向450に向かってボールをショットする。ショットされたボール460は、目標地点410の付近に到達する可能性が高い。
図22は、本実施形態に係るユーザ端末2のシステム制御部21によるARコース画面表示処理の一例を示すフローチャートである。例えば、図14又は図17に示すコースマップ画面表示処理が実行されているときに、ユーザがARモードを選択する操作を行う。システム制御部21は、この操作に応じてARコース画面表示処理を実行してもおい。
図22に示すように、先ずコース画面表示制御部2106は、コース画像の撮像を開始させるとともに、撮像されたコース画像の表示を開始させる(ステップS501)。撮像部28は、例えば所定のフレームレートに対応する時間間隔で、コース画像としてフレーム画像を撮影してもよい。コース画面表示制御部2106は、撮像されたフレーム画像のデータを順次表示部27に送信してもよい。表示部27は、送信されてくるデータに従って、フレーム画像を順次画面に表示してもよい。
次いで、現在位置取得部2102は、GNSSセンサ部32からの信号に基づいて、ユーザ端末2の現在位置の座標を計算する。また、端末方向取得部2103は、物理センサ31からの信号に基づいて、端末方向として、撮像方向の角度を計算する(ステップS502)。
次いで、コース画面表示制御部2106は、ショット方向画像を画面に表示させる(ステップS503)。例えば、コース画面表示制御部2106は、画面内における地平線の高さ及び傾きを計算してもよい。コース画面表示制御部2106は、コース画像の中心を通り、画面内の地平線に垂直な線上に、ショット方向画像を表示させてもよい。
次いで、コース画面表示制御部2106は、ユーザ端末2の現在位置の座標、及び目標地点の座標に基づいて、目標方向の角度及び目標距離を計算する(ステップS504)
次いで、コース画面表示制御部2106は、撮像方向、目標方向、目標距離、撮像部28の焦点距離、画面内の地平線の高さ及び傾き、並びにコース画像のアスペクト比に基づいて、目標地点画像の表示位置を計算する(ステップS505)。次いで、コース画面表示制御部2106は、計算された位置で、目標地点画像を画面に表示させる(ステップS506)。
次いで、クラブ選択部2104は、ショット傾向情報に基づいて、平均距離が目標距離に近い順に、3本のクラブを選択する(ステップS507)。次いで、予想到達方向決定部2105は、選択された各クラブのショット傾向情報により示される平均ずれ角度に、撮像方向の角度を加算して、予想到達方向の角度を計算する(ステップS508)。
次いで、コース画面表示制御部2106は、撮像方向、選択された各クラブの予想到達方向の角度及び平均飛距離、撮像部28の焦点距離、画面内の地平線の高さ及び傾き、並びにコース画像のアスペクト比に基づいて、予想到達地点画像の表示位置の座標を計算する(ステップS509)。次いで、コース画面表示制御部2106は、決定された位置で、選択された各クラブの予想到達地点画像を画面に表示させる(ステップS510)。このとき、コース画面表示制御部2106は、各倶楽部の平均飛距離に応じて、予想到達地点画像の大きさを変更してもよい。また、コース画面表示制御部2106は、各クラブのクラブ・飛距離情報を画面に表示させてもよい。
次いで、現在位置取得部2102は、GNSSセンサ部32からの信号に基づいて、ユーザ端末2の現在位置の座標を計算する(ステップS511)。次いで、現在位置取得部2102は、計算された現在位置の座標が、前回計算された座標から変化したか否かを判定する(ステップS512)。現在位置の座標が変化した場合(ステップS512:YES)、処理はステップS503に進む。
現在位置の座標が変化していない場合(ステップS512:NO)、端末方向取得部2103は、物理センサ31からの信号に基づいて、撮像方向の角度を計算する(ステップS513)。次いで、端末方向取得部2103は、撮像方向の角度が、前回計算された角度から変化したか否かを判定する(ステップS514)。撮像方向の角度が変化した場合(ステップS514:YES)、処理はステップS503に進む。
撮像方向の角度が変化していない場合(ステップS514:NO)、コース画面表示制御部2106は、操作入力部26を介して、ARモードを終了させる操作が検出されたか否かを判定する(ステップS515)。ARモードを終了させる操作が検出されなかった場合(ステップS515:NO)、処理はステップS511に進む。ARモードを終了させる操作が検出された場合(ステップS515:YES)、コース画面表示制御部2106は、コース画像の撮像及び表示を停止させて(ステップS516)、ARコース画面表示処理は終了する。
以上説明したように、本実施形態によれば、ショット地点から見えるホールのコース画像上に、目標地点画像と予想到達地点画像とが表示される。従って、ユーザは、実際のボールをショットする際に見える景色と同様の景色を見ながら、目標地点画像と予想到達地点画像との間の位置関係を把握することができる。
また、撮像部28により撮像されたホールの画像が表示されてもよい。この場合、ユーザが、撮像方向を変化させる動作を行うと、画面内のホールの画像が必然的にスライドする。また、画面内の目標地点画像の位置も変化する。従って、ユーザは、実際のホールの景色を画面で見ながら、ボールをショットする方向を定めることができる。
[4.第4実施形態]
次に、図23及び図24を参照して、第4実施形態について説明する。本実施形態においては、端末方向を如何様に変化させるかを示す情報が出力される。この点を除き、本実施形態は、第1実施形態~第3実施形態のうち少なくとも一つと同一であってもよい。
図23は、本実施形態に係るユーザ端末2におけるシステム制御部21の機能ブロックの一例を示す図である。図23において、図7と同一の要素については同一の符号が付されている。図23に示すように、システム制御部21は、ショット傾向情報取得部2101、現在位置取得部2102、端末方向取得部2103、クラブ選択部2104、予想到達方向決定部2105、コース画面表示制御部2106、及び指示言語情報出力制御部2107等として機能してもよい。
指示言語情報出力制御部2107は、目標方向に予想到達方向を近付けるための端末方向の変化方向を表す言葉を示す指示言語情報を、表示部27及び音声出力部30のうち少なくとも何れか一方により出力させる。目標方向に予想到達方向を近付けるための端末方向の変化方向とは、予想到達方向が目標方向からずれている方向と逆方向である。表示部27は、指示言語情報として、端末方向の変化方向を表すテキストを、コースマップ画面100又はARコース画面500に表示してもよい。音声出力部30は、指示言語情報として、端末方向の変化方向を表す音声を出力してもよい。例えば、音声出力部30は、所定秒数が経過するごとに指示言語情報を出力してもよい。指示言語情報出力制御部2107は、図14若しくは図17に示すコースマップ画面表示処理、または図22に示すARコース画面表示処理において、指示言語情報を出力させてもよい。
予想到達方向が反時計回りにずれている場合、変化方向を表す言葉の例として、「右」、「時計回り」、及び、端末方向から時計回りに垂直な方向を表す言葉が挙げられる。例えば、端末方向が南西である場合、端末方向から時計回りに垂直な方向を表す言葉は、「北西」であってもよい。予想到達方向が時計回りにずれている場合、変化方向を表す言葉の例として、「左」、「反時計回り」、及び、端末方向から反時計回りに垂直な方向を表す言葉が挙げられる。
指示言語情報は、目標方向に予想到達方向を近付けるための端末方向の変化量を表す言葉を更に示してもよい。目標方向と予想到達方向との間の角度を、地点方向間角度という。地点方向間角度が大きいほど、端末方向の変化量が大きくなってもよい。端末方向の変化量を表す言葉の例として、地点方向間角度の絶対値を表す言葉(例えば「10度」等)、画面内における目標地点画像と予想到達地点との間の距離(例えば、「5mm」等)、及び、変更量を示唆する言葉等が挙げられる。変更量を示唆する言葉の例として、「少し」、「大きく」等が挙げられる。例えば「少し右」は、単なる「右」よりも変化量が小さくてもよい。また例えば「大きく右」は、単なる「右」よりも変化量が大きくてもよい。また端末方向が目標方向に近付くように或る程度変化した後の変更量を示唆する言葉の例として、「もう少し」、「もっと」等が挙げられる。例えば「もっと左」は、「もう少し左」よりも変化量が大きい。
指示言語情報出力制御部2107は、目標方向と予想到達方向とが略一致する場合、または地点方向間角度の絶対値が所定値未満(例えば、2度未満等)である場合、指示言語情報を出力させなくてもよい。或いは、指示言語情報出力制御部2107は、目標方向と予想到達方向とが略一致することを表す言葉を示す指示言語情報を出力させてもよい。
クラブ選択部2104により複数のクラブが選択された場合、予想到達方向が複数決定される。この場合、指示言語情報出力制御部2107は、例えば平均距離が目標距離に最も近いクラブについて、指示言語情報を出力させてもよい。或いは、指示言語情報出力制御部2107は、画面内における目標地点画像と予想到達地点との間の距離が最も近いクラブについて、指示言語情報を出力させてもよい。或いは、クラブ選択部2104は、ユーザにより選択されたクラブについて、指示言語情報を出力させてもよい。
図24は、コースマップ画面100の表示例を示す。図24に示すように、コースマップ画面100には、指示言語情報600が表示される。具体的に、指示言語情報600として、「もう少し左へ」が表示されている。その他の点において、図24に示すコースマップ画面100は、図8に示すコースマップ画面100と同一である。6~8番アイアンのうち、7番アイアンの平均飛距離が目標距離に最も近い。そのため、指示言語情報600は、ユーザが7番アイアンを使用することを前提とした端末方向の変化方向及び変化量を示す。
以上説明したように、本実施形態によれば、出力された指示言語情報から、ユーザは、目標方向に予想到達方向を近付けるために、端末方向を時計回り及び反時計回りの何れに変化させればよいかを把握することができる。
[5.第5実施形態]
次に、図25乃至図27を参照して、第5実施形態について説明する。本実施形態においては、ショット傾向情報の生成に用いられるショットログが限定される。この点を除き、本実施形態は、第1実施形態~第4実施形態のうち少なくとも一つと同一であってもよい。
図25は、本実施形態に係るサーバ1の概要構成の一例を示すブロック図である。図25が図2と異なる点は、記憶部14には、ゴルフ場DB14a及びショット履歴得DB14bに加えて、気象情報DB14cが記憶されている点である。
図26は、ショット履歴DB14b及び気象情報DB14cに記憶される情報の例を示す図である。ゴルフ場DB14aに記憶される情報は、図3により示される情報と同一であってもよい。
図26に示すように、ショット履歴DB14bには、ショットログとして、ユーザID、ゴルフ場ID、ホール番号、ショット番号、ショット日時、クラブ情報、クラブモデル情報、ショット地点座標、目標地点座標、到達地点座標、ずれ角度調整フラグ、及び調整角度等が、互いに関連付けて記憶されてもよい。クラブモデル情報は、ショットに用いられたクラブのモデル又は型式を示す。例えば、クラブのメーカー名及び型番で、クラブのモデルが示されてもよい。例えば、ユーザがゴルフをプレーする際に用意したクラブのそれぞれについて、ユーザはモデルの選択が可能であってもよい。例えば、ユーザ端末2は、サーバ1からクラブのモデルの一覧を受信して画面に表示してもよい。ユーザは、一覧の中から何れかのモデルを選択する。ユーザ端末2は、選択されたモデルを示すクラブモデル情報と、選択されたモデルのクラブの種類及び番手を示すクラブ情報と、を互いに関連付けて記憶部24に記憶させてもよい。例えば、コースマップ画面又はARコース画面が表示されているとき、ユーザが到達地点を確定して、ショットに用いたクラブを選択する。このとき、ユーザ端末2は、到達地点の座標とともに、選択されたクラブのクラブ情報及びクラブモデル情報をサーバ1へ送信してもよい。サーバ1は、送信されてきたクラブ情報及びクラブモデル情報を、そのショットに対応するショットログに追加してもよい。
ゴルフ場気象情報DB14cには、或る日時におけるゴルフ場の気象に関するゴルフ場気象情報が、ゴルフ場と日時との組み合わせごとに記憶される。例えば、ゴルフ場気象情報DB14cには、ゴルフ場気象情報として、ゴルフ場ID、観測日時、天気情報、風速、及び気温等が、互いに関連付け適応されてもよい。ゴルフ場IDは、気象が示されるゴルフ場を示す。観測日時は、その気象が観測された日時を示す。天気情報は、天気を示す。天気の例として、晴れ、曇り、雨、雪等が挙げられる。天気情報、風速、及び気温は、それぞれ観測された気象状況を示す気象情報である。サーバ1は、例えば気象に関する情報を提供する所定の気象情報提供サーバから、気象情報を取得してもよい。サーバ1は、例えば所定時間間隔(例えば10分間隔、1時間間隔等)で、気象情報提供サーバから情報を取得してもよい。サーバ1は、例えばゴルフ場の住所を気象情報提供サーバへ送信してもよい。気象情報提供サーバは、受信した住所を含む領域の最新の気象情報を、その気象の観測日時を含めてサーバ1へ送信してもよい。サーバ1は、受信された気象情報、観測日時、及びそのゴルフ場のゴルフ場IDを、気象情報DB14cに記憶させてもよい。サーバ1は、各ゴルフ場についてこうした処理を実行してもよい。
記憶部14は、ユーザによる過去のショットのショット履歴を、その過去のショットの際にそのユーザが置かれた状況を示す状況情報に関連付けて記憶してもよい。状況情報の例として、ショット履歴DB14bに記憶されたショット日時及びクラブモデル情報、気象情報DB14cに記憶される気象情報が挙げられる。ショット日時及びクラブモデル情報は、ショットログ自体に含まれるので、それらの情報はショット履歴に関連付けられている。ショット履歴と気象情報は、ショットログに含まれるゴルフ場IDとショット日時との組み合わせ、及び、ゴルフ場気象情報に含まれるゴルフ場IDと気象日時との組み合わせを介して、関連付けられる。
ショット履歴取得部1101は、ショット履歴DB14bから、現在のユーザの状況に対応する状況を示す状況情報に関連付けられたショット履歴を取得する。現在のユーザの状況に対応する状況とは、例えば、現在のユーザの状況と一致する状況であってもよいし、現在のユーザの状況に類似する状況であってもよい。
状況情報がショット日時を含む場合、ショット履歴取得部1101は、今日から所定の時間的長さ前の日以降に含まれるプレー日を示すショット日時に関連付けられたショット履歴を取得してもよい。この場合、比較的に新しいショットの傾向を考慮して、予想到達方向を決定することができる。プレー日は、ユーザがゴルフをプレーした日付を示す。ショット日時のうちの日付が、プレー日に相当する。時間的長さは、例えば日、週、月又は年を単位とした時間の長さであってもよい。所定の時間的長さは、1日以上であってもよい。所定の時間的長さの例として、所定日数、所定週数、所定月数、所定年数等が挙げられる。
ショット履歴取得部1101は、ユーザにより指定された期間内のプレー日を示すショット日時に関連付けられたショット履歴を取得してもよい。これにより、ユーザの調子が悪い日等、ユーザの普段のショットの傾向から離れたようなショットを行ったプレー日のショットログを、ショット傾向情報の生成に用いられるショットログから除外することができる。また例えば、ユーザが、ショット方向のガイドを利用しなかった期間を指定することができる。この期間内は、ショット方向のガイドが表示されていてもよいし、表示されていなくてもよい。この場合、ショット傾向情報生成部1102は、ずれ角度の計算の際に、ずれ角度を調整しなくてもよい。すなわち、ショット傾向情報生成部1102は、目標方向をショット方向であると見做してもよい。ユーザによって、期間の指定とともに、ずれ角度の調整を行うか否かの選択が更に可能であってもよい。
ショット履歴取得部1101は、ショット方向のガイドが表示されなかったクラブでのショットを示すショット履歴を取得してもよい。例えば、ショット履歴取得部1101は、ずれ角度調整フラグがFALSEに設定されているショットログを取得してもよい。この場合においても、ショット傾向情報生成部1102は、ずれ角度の計算の際、ずれ角度を調整する必要がない。
状況情報がクラブモデル情報を含む場合、ショット履歴取得部1101は、今日のゴルフのプレーのためにユーザが用意したクラブとして、ユーザが指定したモデルと同一のモデルのクラブを示すクラブモデル情報に関連付けられたショット履歴を取得してもよい。この場合、ユーザが今日用いる可能性があるクラブのモデルを考慮して、予想到達方向を決定することができる。ユーザは、クラブの種類と番手との組み合わせごとに、モデルを指定可能である。従って、ショット履歴取得部1101は、指定されたモデルのうち何れかのモデルと同一のモデルのクラブを示すクラブモデル情報に関連付けられたショット履歴を取得してもよい。ユーザは、或るクラブについては、モデルを指定しない場合がある。その場合、ショット履歴取得部1101は、モデルが指定されなかったクラブの種類と番手との組み合わせについては、特段のモデルに限定されることなく、その種類と番手との組み合わせを示すクラブ情報を含むショット履歴を取得してもよい。
状況情報が気象情報を含む場合、ショット履歴取得部1101は、最新の気象状況に対応する気象状況を示す気象情報に関連付けられたショット履歴を取得してもよい。この場合、気象状況がゴルフのプレーに与える影響を考慮して、予想到達方向を決定することができる。気象情報が天気情報を含む場合、ショット履歴取得部1101は、例えば最新の天気と一致する天気を示す天気情報に関連付けられたショット履歴を取得してもよい。天気によって、コースのコンディションが変化する。気象情報が風速を含む場合、ショット履歴取得部1101は、例えば最新の風速から所定値以内の風速に関連付けられたショット履歴を取得してもよい。風は、ユーザによるショットの動作に影響を与える可能性がある。また、風が強いと、ショットされたボールは風に流される。気象情報が気温を含む場合、ショット履歴取得部1101は、例えば最新の気温から所定値以内の気温に関連付けられたショット履歴を取得してもよい。気温は、ユーザの体調に影響する可能性がある。
ショット履歴取得部1101は、ショット日時、クラブモデル情報、天気情報、風速、及び気温のうち、何れか1つの情報のみを用いてショット履歴を取得してもよいし、2以上の情報を用いてショット履歴を取得してもよい。
図27は、本実施形態に係るサーバ1のシステム制御部11によるショット傾向情報提供処理の一例を示すフローチャートである。図27において、図12と同一の処理については同一の符号が付されている。図27に示す例は、ショット日時、クラブモデル情報、天気情報、気温、及び風速の全てを用いてショット履歴が取得される場合の処理例である。ユーザ端末2からサーバ1へ送信されてくるショット傾向情報要求は、例えば、要求ユーザのユーザID、要求ユーザが選択したゴルフ場のゴルフ場ID、及び、要求ユーザがモデルを指定したクラブのクラブモデル情報を含んでもよい。
図27に示すように、ショット履歴取得部1101は、指定された各クラブについて、ショット履歴DB14bから、今日から所定の時間的長さ前以降に含まれるショット日時を含むショットログのうち、そのクラブのクラブモデル情報と一致するクラブモデル情報を含むショットログを検索する(ステップS601)。
次いで、ショット履歴取得部1101は、気象情報DB14cから、選択されたゴルフ場のゴルフ場IDを含むゴルフ場気象情報のうち、観測日時が最新のゴルフ場気象情報を検索する(ステップS602)。次いで、ショット履歴取得部1101は、検索された各ショットログについて、気象情報DB14cから、選択されたゴルフ場のゴルフ場IDを含むゴルフ場気象情報のうち、そのショットログに含まれるショット日時に対応する観測日時を含むゴルフ場気象情報を検索する(ステップS603)。ショット日時に対応する観測日時とは、例えばショット日時により示される時点において、最新であった観測日時であってもよい。
次いで、ショット履歴取得部1101は、ステップS602及びS603で検索されたゴルフ場気象情報に基づいて、検索されたショットログから、最新の天気と同一の天気と、最新の風速から所定範囲内にある気温と、最新の気温から所定範囲内にある気温と、をゴルフ場気象情報が示すショットログを抽出する。
次いで、第1実施形態と同様に、ステップS102~S104が実行される。ステップS102及びS103においては、ステップS604で抽出されたショットログを用いてショット傾向情報が生成される。
以上説明したように、本実施形態によれば、ユーザの現在の状況に適した予想到達方向を決定することができる。
(付記1)携帯可能な端末装置を利用するユーザが過去にボールをショットした過去ショット地点からのショット方向に対する、前記過去ショット地点から前記ボールの到達地点への方向のずれ角度の傾向を示す傾向情報を取得する傾向情報取得手段と、前記端末装置の現在位置を、前記ユーザが現在ゴルフをプレーするホールにおいて前記ユーザが前記ボールをショットするショット地点の位置として示す位置情報を取得する位置情報取得手段と、前記端末装置の所定部位が向く端末方向を示す端末方向情報を取得する端末方向情報取得手段と、前記取得された位置情報により示される前記ショット地点から前記ボールの予想到達地点への予想到達方向を、前記取得された端末方向情報により示される前記端末方向から、前記取得された傾向情報により示される前記傾向に応じた前記ずれ角度でずれた方向に決定する決定手段と、前記ユーザがゴルフをプレーするゴルフ場のホールのホール画像であって、前記ホール内に設定された目標地点を示す目標地点画像を含むホール画像を前記端末装置の画面に表示させ、且つ、前記ホール画像において、前記取得された位置情報により示される前記ショット地点に対応する位置から前記決定された予想到達方向上の位置に、前記予想到達地点を示す予想到達地点画像を表示させる表示制御手段と、を備え、前記端末方向情報取得手段は、前記端末方向が変化した場合、該変化後の前記端末方向を示す前記端末方向情報を取得し、前記決定手段は、前記予想到達方向を、前記変化後の端末方向に対して、前記取得された傾向情報により示される前記傾向に応じた前記ずれ角度でずれた方向に決定し、前記表示制御手段は、前記ホール画像において、前記変化後の端末方向に基づいて前記決定手段により決定された前記予想到達方向上の位置に前記予想到達地点画像が表示されるように、前記画面における前記目標地点画像と前記予想到達地点画像との間の距離を変化させることを特徴とするゴルフ支援システム。
(付記2)前記取得される傾向情報は、前記過去にショットされた前記ボールの飛距離の傾向を更に示し、前記表示制御手段は、前記取得された傾向情報により示される前記飛距離の傾向に応じて、前記表示されたホール画像における前記ショット地点に対応する位置から離して予想到達地点画像を表示させることを特徴とする付記1に記載のゴルフ支援システム。
(付記3)前記表示されるホール画像は、上から見える前記ホールの画像であることを特徴とする付記2又は3に記載のゴルフ支援システム。
(付記4)前記表示制御手段は、前記端末方向が変化することに応じて、前記表示された予想到達地点画像の表示位置を、前記画面における前記ショット地点に対応する位置を中心として回転させることを特徴とする付記3に記載のゴルフ支援システム。
(付記5)前記表示制御手段は、前記端末方向が変化することに応じて、前記表示されたホール画像と、前記目標地点画像の表示位置とを、前記画面における前記ショット地点に対応する位置を中心として回転させることを特徴とする付記3に記載のゴルフ支援システム。
(付記6)前記表示制御手段は、前記表示されたホール画像における前記ショット地点に対応する位置を中心として、前記予想到達地点画像を通る円弧を更に前記画面に表示させることを特徴とする付記3乃至5の何れか一に記載のゴルフ支援システム。
(付記7)前記表示制御手段は、前記ホール画像において前記ショット地点に対応する位置に、該ショット地点を示すショット地点画像を更に表示させることを特徴とする付記1乃至5の何れか一に記載のゴルフ支援システム。
(付記8)前記表示されるホール画像は、前記ショット地点から見える前記ホールの画像であることを特徴とする付記1又は2に記載のゴルフ支援システム。
(付記9)前記端末装置は、前記ホール画像を撮像可能な撮像手段を備え、前記表示されるホール画像は、前記撮像されたホール画像であり、前記取得される端末方向情報により示される前記端末方向は、前記撮像手段による撮像方向であり、前記表示制御手段は、前記撮像方向が変化することに応じて、前記表示された目標地点画像の表示位置を移動させることを特徴とする付記8に記載のゴルフ支援システム。
(付記10)前記傾向情報取得手段は、前記過去のショットに用いられた複数のクラブそれぞれについて、該クラブが前記ショットに使用されたときの前記傾向を示す前記傾向情報を取得し、前記決定手段は、前記複数のクラブのうち少なくとも一のクラブのそれぞれについて前記予想到達方向を決定し、前記表示制御手段は、前記少なくとも一のクラブのそれぞれについて前記予想到達地点画像を表示させることを特徴とする付記1乃至9のうち何れか一に記載のゴルフ支援システム。
(付記11)前記複数のクラブから、前記取得された傾向情報により示される前記傾向としての飛距離が、前記ショット地点と前記目標地点との間の距離に近い順に、所定数のクラブを選択する選択手段を更に備え、前記決定手段は、前記選択された所定数のクラブそれぞれについて前記予想到達方向を決定し、前記表示制御手段は、前記選択された所定数のクラブそれぞれについて前記予想到達地点画像を表示させることを特徴とする付記10に記載のゴルフ支援システム。
(付記12)前記取得される傾向情報は、前記ずれ角度のばらつきの程度及び前記飛距離のばらつきの程度を更に示し、前記表示制御手段は、前記予想到達地点画像として、長軸及び短軸のうち、前記予想到達方向に垂直な軸が、前記ずれ角度のばらつきの程度に応じた長さを有し、且つ、前記長軸及び前記短軸のうち、前記予想到達方向に平行な軸が、前記飛距離のばらつきの程度に応じた長さを有する楕円を表示させることを特徴とする付記2に記載のゴルフ支援システム。
(付記13)前記ショット地点からの前記目標地点への方向に前記決定された予想到達方向を近付けるための前記端末方向の変化方向を表す言葉を示す言語情報を出力手段により出力させる出力制御手段を更に備えることを特徴とする付記1乃至12の何れか一に記載のゴルフ支援システム。
(付記14)前記ユーザによる過去の前記ショットの履歴であって、前記過去ショット地点、前記過去目標地点、及び前記到達地点それぞれの座標を示す履歴を、前記過去のショットの際に前記ユーザが置かれた状況を示す状況情報に関連付けて記憶する記憶手段から、現在のユーザの状況に対応する状況を示す前記状況情報に関連付けられた前記履歴を取得する履歴取得手段と、前記取得された履歴に基づいて、前記傾向情報を生成する生成手段と、を更に備え、前記傾向情報取得手段は、前記生成された傾向情報を取得することを特徴とする付記1乃至13の何れか一に記載のゴルフ支援システム。
(付記15)前記状況情報により示される前記状況は、前記ユーザがゴルフをプレーしたプレー日を示し、前記履歴取得手段は、今日から所定の時間的長さ前の日以降に含まれる前記プレー日を示す前記状況情報に関連付けられた前記履歴を取得することを特徴とする付記14に記載のゴルフ支援システム。
(付記16)前記状況情報により示される前記状況は、前記ショットの際における気象状況を示し、前記履歴取得手段は、最新の気象状況に対応する前記気象状況を示す前記状況情報に関連付けられた前記履歴を取得することを特徴とする付記14に記載のゴルフ支援システム。
(付記17)前記状況情報により示される前記気象状況は、天気を含むことを特徴とする付記16に記載のゴルフ支援システム。
(付記18)前記状況情報により示される前記気象状況は、風速を含むことを特徴とする付記16又は17に記載のゴルフ支援システム。
(付記19)前記状況情報により示される前記気象状況は、気温を含むことを特徴とする付記16乃至18の何れか一に記載のゴルフ支援システム。
(付記20)前記状況情報により示される前記状況は、前記ショットに用いられたクラブのモデルを示し、前記履歴取得手段は、今日のゴルフのプレーのためにユーザが用意したクラブとして、ユーザが指定したクラブのモデルと同一の前記モデルのクラブを示す前記状況情報に関連付けられた前記履歴を取得することを特徴とする付記14乃至19の何れか一に記載のゴルフ支援システム。
(付記21)前記ゴルフ支援システムは、前記端末装置、及び前記端末装置と通信可能なサーバ装置を含み、前記サーバ装置は、前記ユーザによる過去の前記ショットの履歴であって、前記過去ショット地点、前記過去目標地点、及び前記到達地点それぞれの座標を示す履歴を記憶する記憶手段から、前記履歴を取得する履歴取得手段と、前記取得された履歴に基づいて、前記傾向情報を生成する生成手段と、前記生成された前記傾向情報を、前記端末装置へ送信する送信手段と、を備え、前記端末装置は、前記傾向情報取得手段、前記端末方向情報取得手段、前記決定手段、及び前記表示制御手段を備え、前記傾向情報取得手段は、前記サーバ装置から前記傾向情報を受信することを特徴とする付記1乃至20の何れか一に記載のゴルフ支援システム。
(付記22)前記表示制御手段は、前記ホール画像において前記ショット地点に対応する位置から前記端末方向上に、前記端末方向を示す方向画像を更に前記画面に表示させることを特徴とする付記1乃至21の何れか一に記載のゴルフ支援システム。
(付記23)携帯可能な端末装置において、前記端末装置を利用するユーザが過去にボールをショットした過去ショット地点からのショット方向に対する、前記過去ショット地点から前記ボールの到達地点への方向のずれ角度の傾向を示す傾向情報を取得する傾向情報取得手段と、前記端末装置の現在位置を、前記ユーザが現在ゴルフをプレーするホールにおいて前記ユーザが前記ボールをショットするショット地点の位置として示す位置情報を取得する位置情報取得手段と、前記端末装置の所定部位が向く端末方向を示す端末方向情報を取得する端末方向情報取得手段と、前記取得された位置情報により示される前記ショット地点から前記ボールの予想到達地点への予想到達方向を、前記取得された端末方向情報により示される前記端末方向から、前記取得された傾向情報により示される前記傾向に応じた前記ずれ角度でずれた方向に決定する決定手段と、前記ユーザがゴルフをプレーするゴルフ場のホールのホール画像であって、前記ホール内に設定された目標地点を示す目標地点画像を含むホール画像を画面に表示させ、且つ、前記ホール画像において、前記取得された位置情報により示される前記ショット地点に対応する位置から前記決定された予想到達方向上の位置に、前記予想到達地点を示す予想到達地点画像を表示させる表示制御手段と、を備え、前記端末方向情報取得手段は、前記端末方向が変化した場合、該変化後の前記端末方向を示す前記端末方向情報を取得し、前記決定手段は、前記予想到達方向を、前記変化後の端末方向に対して、前記取得された傾向情報により示される前記傾向に応じた前記ずれ角度でずれた方向に決定し、前記表示制御手段は、前記ホール画像において、前記変化後の端末方向に基づいて前記決定手段により決定された前記予想到達方向上の位置に前記予想到達地点画像が表示されるように、前記画面における前記目標地点画像と前記予想到達地点画像との間の距離を変化させることを特徴とする端末装置。
(付記24)コンピュータにより実行されるゴルフ支援方法において、携帯可能な端末装置を利用するユーザが過去にボールをショットした過去ショット地点からのショット方向に対する、前記過去ショット地点から前記ボールの到達地点への方向のずれ角度の傾向を示す傾向情報を取得する傾向情報取得ステップと、前記端末装置の現在位置を、前記ユーザが現在ゴルフをプレーするホールにおいて前記ユーザが前記ボールをショットするショット地点の位置として示す位置情報を取得する位置情報取得ステップと、前記端末装置の所定部位が向く端末方向を示す端末方向情報を取得する端末方向情報取得ステップと、前記取得された位置情報により示される前記ショット地点から前記ボールの予想到達地点への予想到達方向を、前記取得された端末方向情報により示される前記端末方向から、前記取得された傾向情報により示される前記傾向に応じた前記ずれ角度でずれた方向に決定する決定ステップと、前記ユーザがゴルフをプレーするゴルフ場のホールのホール画像であって、前記ホール内に設定された目標地点を示す目標地点画像を含むホール画像を前記端末装置の画面に表示させ、且つ、前記ホール画像において、前記取得された位置情報により示される前記ショット地点に対応する位置から前記決定された予想到達方向上の位置に、前記予想到達地点を示す予想到達地点画像を表示させる表示制御ステップと、を含み、前記端末方向情報取得ステップは、前記端末方向が変化した場合、該変化後の前記端末方向を示す前記端末方向情報を取得し、前記決定ステップは、前記予想到達方向を、前記変化後の端末方向に対して、前記取得された傾向情報により示される前記傾向に応じた前記ずれ角度でずれた方向に決定し、前記表示制御ステップは、前記ホール画像において、前記変化後の端末方向に基づいて前記決定ステップにより決定された前記予想到達方向上の位置に前記予想到達地点画像が表示されるように、前記画面における前記目標地点画像と前記予想到達地点画像との間の距離を変化させることを特徴とするゴルフ支援方法。
(付記25)コンピュータを、携帯可能な端末装置を利用するユーザが過去にボールをショットした過去ショット地点からのショット方向に対する、前記過去ショット地点から前記ボールの到達地点への方向のずれ角度の傾向を示す傾向情報を取得する傾向情報取得手段と、前記端末装置の現在位置を、前記ユーザが現在ゴルフをプレーするホールにおいて前記ユーザが前記ボールをショットするショット地点の位置として示す位置情報を取得する位置情報取得手段と、前記端末装置の所定部位が向く端末方向を示す端末方向情報を取得する端末方向情報取得手段と、前記取得された位置情報により示される前記ショット地点から前記ボールの予想到達地点への予想到達方向を、前記取得された端末方向情報により示される前記端末方向から、前記取得された傾向情報により示される前記傾向に応じた前記ずれ角度でずれた方向に決定する決定手段と、前記ユーザがゴルフをプレーするゴルフ場のホールのホール画像であって、前記ホール内に設定された目標地点を示す目標地点画像を含むホール画像を前記端末装置の画面に表示させ、且つ、前記ホール画像において、前記取得された位置情報により示される前記ショット地点に対応する位置から前記決定された予想到達方向上の位置に、前記予想到達地点を示す予想到達地点画像を表示させる表示制御手段、として機能させ、前記端末方向情報取得手段は、前記端末方向が変化した場合、該変化後の前記端末方向を示す前記端末方向情報を取得し、前記決定手段は、前記予想到達方向を、前記変化後の端末方向に対して、前記取得された傾向情報により示される前記傾向に応じた前記ずれ角度でずれた方向に決定し、前記表示制御手段は、前記ホール画像において、前記変化後の端末方向に基づいて前記決定手段により決定された前記予想到達方向上の位置に前記予想到達地点画像が表示されるように、前記画面における前記目標地点画像と前記予想到達地点画像との間の距離を変化させることを特徴とするゴルフ支援プログラム。
1 サーバ
2 ユーザ端末
11 システム制御部
12 システムバス
13 入出力インタフェース
14 記憶部
14a ゴルフ場DB
14b ショット履歴DB
14c 気象情報DB
15 通信部
21 システム制御部
22 システムバス
23 入出力インタフェース
24 記憶部
25 通信部
26 操作入力部
27 表示部
28 撮像部
29 音声入力部
30 音声出力部
31 物理センサ部
32 GNSSセンサ部
1101 ショット履歴取得部
1102 ショット傾向情報生成部
1103 ショット傾向情報送信部
2101 ショット傾向情報取得部
2102 現在位置取得部
2103 端末方向取得部
2104 クラブ選択部
2105 予想到達方向決定部
2106 コース画面表示制御部
2107 指示言語情報出力制御部
NW ネットワーク

Claims (25)

  1. 携帯可能な端末装置を利用するユーザが過去にボールをショットした過去ショット地点からのショット方向に対する、前記過去ショット地点から前記ボールの到達地点への方向のずれ角度の傾向を示す傾向情報を取得する傾向情報取得手段と、
    前記端末装置の現在位置を、前記ユーザが現在ゴルフをプレーするホールにおいて前記ユーザが前記ボールをショットするショット地点の位置として示す位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    前記端末装置の所定部位が向く端末方向を示す端末方向情報を取得する端末方向情報取得手段と、
    前記取得された位置情報により示される前記ショット地点から前記ボールの予想到達地点への予想到達方向を、前記取得された端末方向情報により示される前記端末方向から、前記取得された傾向情報により示される前記傾向に応じた前記ずれ角度でずれた方向に決定する決定手段と、
    前記ユーザがゴルフをプレーするゴルフ場のホールのホール画像であって、前記ホール内に設定された目標地点を示す目標地点画像を含むホール画像を前記端末装置の画面に表示させ、且つ、前記ホール画像において、前記取得された位置情報により示される前記ショット地点に対応する位置から前記決定された予想到達方向上の位置に、前記予想到達地点を示す予想到達地点画像を表示させる表示制御手段と、
    を備え、
    前記端末方向情報取得手段は、前記端末方向が変化した場合、該変化後の前記端末方向を示す前記端末方向情報を取得し、
    前記決定手段は、前記予想到達方向を、前記変化後の端末方向に対して、前記取得された傾向情報により示される前記傾向に応じた前記ずれ角度でずれた方向に決定し、
    前記表示制御手段は、前記ホール画像において、前記変化後の端末方向に基づいて前記決定手段により決定された前記予想到達方向上の位置に前記予想到達地点画像が表示されるように、前記画面における前記目標地点画像と前記予想到達地点画像との間の距離を変化させることを特徴とするゴルフ支援システム。
  2. 前記取得される傾向情報は、前記過去にショットされた前記ボールの飛距離の傾向を更に示し、
    前記表示制御手段は、前記取得された傾向情報により示される前記飛距離の傾向に応じて、前記表示されたホール画像における前記ショット地点に対応する位置から離して予想到達地点画像を表示させることを特徴とする請求項1に記載のゴルフ支援システム。
  3. 前記表示されるホール画像は、上から見える前記ホールの画像であることを特徴とする請求項2に記載のゴルフ支援システム。
  4. 前記表示制御手段は、前記端末方向が変化することに応じて、前記表示された予想到達地点画像の表示位置を、前記画面における前記ショット地点に対応する位置を中心として回転させることを特徴とする請求項3に記載のゴルフ支援システム。
  5. 前記表示制御手段は、前記端末方向が変化することに応じて、前記表示されたホール画像と、前記目標地点画像の表示位置とを、前記画面における前記ショット地点に対応する位置を中心として回転させることを特徴とする請求項3に記載のゴルフ支援システム。
  6. 前記表示制御手段は、前記表示されたホール画像における前記ショット地点に対応する位置を中心として、前記予想到達地点画像を通る円弧を更に前記画面に表示させることを特徴とする請求項3乃至5の何れか一項に記載のゴルフ支援システム。
  7. 前記表示制御手段は、前記ホール画像において前記ショット地点に対応する位置に、該ショット地点を示すショット地点画像を更に表示させることを特徴とする請求項3乃至5の何れか一項に記載のゴルフ支援システム。
  8. 前記表示されるホール画像は、前記ショット地点から見える前記ホールの画像であることを特徴とする請求項1に記載のゴルフ支援システム。
  9. 前記端末装置は、前記ホール画像を撮像可能な撮像手段を備え、
    前記表示されるホール画像は、前記撮像されたホール画像であり、
    前記取得される端末方向情報により示される前記端末方向は、前記撮像手段による撮像方向であり、
    前記表示制御手段は、前記撮像方向が変化することに応じて、前記表示された目標地点画像の表示位置を移動させることを特徴とする請求項8に記載のゴルフ支援システム。
  10. 前記傾向情報取得手段は、前記過去のショットに用いられた複数のクラブそれぞれについて、該クラブが前記ショットに使用されたときの前記傾向を示す前記傾向情報を取得し、
    前記決定手段は、前記複数のクラブのうち少なくとも一のクラブのそれぞれについて前記予想到達方向を決定し、
    前記表示制御手段は、前記少なくとも一のクラブのそれぞれについて前記予想到達地点画像を表示させることを特徴とする請求項1乃至5、及び8のうち何れか一項に記載のゴルフ支援システム。
  11. 前記複数のクラブから、前記取得された傾向情報により示される前記傾向としての飛距離が、前記ショット地点と前記目標地点との間の距離に近い順に、所定数のクラブを選択する選択手段を更に備え、
    前記決定手段は、前記選択された所定数のクラブそれぞれについて前記予想到達方向を決定し、
    前記表示制御手段は、前記選択された所定数のクラブそれぞれについて前記予想到達地点画像を表示させることを特徴とする請求項10に記載のゴルフ支援システム。
  12. 前記取得される傾向情報は、前記ずれ角度のばらつきの程度及び前記飛距離のばらつきの程度を更に示し、
    前記表示制御手段は、前記予想到達地点画像として、長軸及び短軸のうち、前記予想到達方向に垂直な軸が、前記ずれ角度のばらつきの程度に応じた長さを有し、且つ、前記長軸及び前記短軸のうち、前記予想到達方向に平行な軸が、前記飛距離のばらつきの程度に応じた長さを有する楕円を表示させることを特徴とする請求項2に記載のゴルフ支援システム。
  13. 前記ショット地点からの前記目標地点への方向に前記決定された予想到達方向を近付けるための前記端末方向の変化方向を表す言葉を示す言語情報を出力手段により出力させる出力制御手段を更に備えることを特徴とする請求項1乃至5、及び8の何れか一項に記載のゴルフ支援システム。
  14. 前記ユーザによる過去の前記ショットの履歴であって、前記過去ショット地点、前記過去ショット地点からの前記ユーザのショットの際に設定された過去目標地点、及び前記到達地点それぞれの座標を示す履歴を、前記過去のショットの際に前記ユーザが置かれた状況を示す状況情報に関連付けて記憶する記憶手段から、現在のユーザの状況に対応する状況を示す前記状況情報に関連付けられた前記履歴を取得する履歴取得手段と、
    前記取得された履歴に基づいて、前記傾向情報を生成する生成手段と、
    を更に備え、
    前記傾向情報取得手段は、前記生成された傾向情報を取得することを特徴とする請求項1乃至5、及び8の何れか一項に記載のゴルフ支援システム。
  15. 前記状況情報により示される前記状況は、前記ユーザがゴルフをプレーしたプレー日を示し、
    前記履歴取得手段は、今日から所定の時間的長さ前の日以降に含まれる前記プレー日を示す前記状況情報に関連付けられた前記履歴を取得することを特徴とする請求項14に記載のゴルフ支援システム。
  16. 前記状況情報により示される前記状況は、前記ショットの際における気象状況を示し、
    前記履歴取得手段は、最新の気象状況に対応する前記気象状況を示す前記状況情報に関連付けられた前記履歴を取得することを特徴とする請求項14に記載のゴルフ支援システム。
  17. 前記状況情報により示される前記気象状況は、天気を含むことを特徴とする請求項16に記載のゴルフ支援システム。
  18. 前記状況情報により示される前記気象状況は、風速を含むことを特徴とする請求項16に記載のゴルフ支援システム。
  19. 前記状況情報により示される前記気象状況は、気温を含むことを特徴とする請求項16に記載のゴルフ支援システム。
  20. 前記状況情報により示される前記状況は、前記ショットに用いられたクラブのモデルを示し、
    前記履歴取得手段は、今日のゴルフのプレーのためにユーザが用意したクラブとして、ユーザが指定したクラブのモデルと同一の前記モデルのクラブを示す前記状況情報に関連付けられた前記履歴を取得することを特徴とする請求項14に記載のゴルフ支援システム。
  21. 前記ゴルフ支援システムは、
    前記端末装置、及び前記端末装置と通信可能なサーバ装置を含み、
    前記サーバ装置は、
    前記ユーザによる過去の前記ショットの履歴であって、前記過去ショット地点、前記過去ショット地点からの前記ユーザのショットの際に設定された過去目標地点、及び前記到達地点それぞれの座標を示す履歴を記憶する記憶手段から、前記履歴を取得する履歴取得手段と、
    前記取得された履歴に基づいて、前記傾向情報を生成する生成手段と、
    前記生成された前記傾向情報を、前記端末装置へ送信する送信手段と、
    を備え、
    前記端末装置は、前記傾向情報取得手段、前記端末方向情報取得手段、前記決定手段、及び前記表示制御手段を備え、
    前記傾向情報取得手段は、前記サーバ装置から前記傾向情報を受信することを特徴とする請求項1乃至5、及び8の何れか一項に記載のゴルフ支援システム。
  22. 前記表示制御手段は、前記ホール画像において前記ショット地点に対応する位置から前記端末方向上に、前記端末方向を示す方向画像を更に前記画面に表示させることを特徴とする請求項1乃至5、及び8の何れか一項に記載のゴルフ支援システム。
  23. 携帯可能な端末装置において、
    前記端末装置を利用するユーザが過去にボールをショットした過去ショット地点からのショット方向に対する、前記過去ショット地点から前記ボールの到達地点への方向のずれ角度の傾向を示す傾向情報を取得する傾向情報取得手段と、
    前記端末装置の現在位置を、前記ユーザが現在ゴルフをプレーするホールにおいて前記ユーザが前記ボールをショットするショット地点の位置として示す位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    前記端末装置の所定部位が向く端末方向を示す端末方向情報を取得する端末方向情報取得手段と、
    前記取得された位置情報により示される前記ショット地点から前記ボールの予想到達地点への予想到達方向を、前記取得された端末方向情報により示される前記端末方向から、前記取得された傾向情報により示される前記傾向に応じた前記ずれ角度でずれた方向に決定する決定手段と、
    前記ユーザがゴルフをプレーするゴルフ場のホールのホール画像であって、前記ホール内に設定された目標地点を示す目標地点画像を含むホール画像を画面に表示させ、且つ、前記ホール画像において、前記取得された位置情報により示される前記ショット地点に対応する位置から前記決定された予想到達方向上の位置に、前記予想到達地点を示す予想到達地点画像を表示させる表示制御手段と、
    を備え、
    前記端末方向情報取得手段は、前記端末方向が変化した場合、該変化後の前記端末方向を示す前記端末方向情報を取得し、
    前記決定手段は、前記予想到達方向を、前記変化後の端末方向に対して、前記取得された傾向情報により示される前記傾向に応じた前記ずれ角度でずれた方向に決定し、
    前記表示制御手段は、前記ホール画像において、前記変化後の端末方向に基づいて前記決定手段により決定された前記予想到達方向上の位置に前記予想到達地点画像が表示されるように、前記画面における前記目標地点画像と前記予想到達地点画像との間の距離を変化させることを特徴とする端末装置。
  24. コンピュータにより実行されるゴルフ支援方法において、
    携帯可能な端末装置を利用するユーザが過去にボールをショットした過去ショット地点からのショット方向に対する、前記過去ショット地点から前記ボールの到達地点への方向のずれ角度の傾向を示す傾向情報を取得する傾向情報取得ステップと、
    前記端末装置の現在位置を、前記ユーザが現在ゴルフをプレーするホールにおいて前記ユーザが前記ボールをショットするショット地点の位置として示す位置情報を取得する位置情報取得ステップと、
    前記端末装置の所定部位が向く端末方向を示す端末方向情報を取得する端末方向情報取得ステップと、
    前記取得された位置情報により示される前記ショット地点から前記ボールの予想到達地点への予想到達方向を、前記取得された端末方向情報により示される前記端末方向から、前記取得された傾向情報により示される前記傾向に応じた前記ずれ角度でずれた方向に決定する決定ステップと、
    前記ユーザがゴルフをプレーするゴルフ場のホールのホール画像であって、前記ホール内に設定された目標地点を示す目標地点画像を含むホール画像を前記端末装置の画面に表示させ、且つ、前記ホール画像において、前記取得された位置情報により示される前記ショット地点に対応する位置から前記決定された予想到達方向上の位置に、前記予想到達地点を示す予想到達地点画像を表示させる表示制御ステップと、
    を含み、
    前記端末方向情報取得ステップは、前記端末方向が変化した場合、該変化後の前記端末方向を示す前記端末方向情報を取得し、
    前記決定ステップは、前記予想到達方向を、前記変化後の端末方向に対して、前記取得された傾向情報により示される前記傾向に応じた前記ずれ角度でずれた方向に決定し、
    前記表示制御ステップは、前記ホール画像において、前記変化後の端末方向に基づいて前記決定ステップにより決定された前記予想到達方向上の位置に前記予想到達地点画像が表示されるように、前記画面における前記目標地点画像と前記予想到達地点画像との間の距離を変化させることを特徴とするゴルフ支援方法。
  25. コンピュータを、
    携帯可能な端末装置を利用するユーザが過去にボールをショットした過去ショット地点からのショット方向に対する、前記過去ショット地点から前記ボールの到達地点への方向のずれ角度の傾向を示す傾向情報を取得する傾向情報取得手段と、
    前記端末装置の現在位置を、前記ユーザが現在ゴルフをプレーするホールにおいて前記ユーザが前記ボールをショットするショット地点の位置として示す位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    前記端末装置の所定部位が向く端末方向を示す端末方向情報を取得する端末方向情報取得手段と、
    前記取得された位置情報により示される前記ショット地点から前記ボールの予想到達地点への予想到達方向を、前記取得された端末方向情報により示される前記端末方向から、前記取得された傾向情報により示される前記傾向に応じた前記ずれ角度でずれた方向に決定する決定手段と、
    前記ユーザがゴルフをプレーするゴルフ場のホールのホール画像であって、前記ホール内に設定された目標地点を示す目標地点画像を含むホール画像を前記端末装置の画面に表示させ、且つ、前記ホール画像において、前記取得された位置情報により示される前記ショット地点に対応する位置から前記決定された予想到達方向上の位置に、前記予想到達地点を示す予想到達地点画像を表示させる表示制御手段、
    として機能させ、
    前記端末方向情報取得手段は、前記端末方向が変化した場合、該変化後の前記端末方向を示す前記端末方向情報を取得し、
    前記決定手段は、前記予想到達方向を、前記変化後の端末方向に対して、前記取得された傾向情報により示される前記傾向に応じた前記ずれ角度でずれた方向に決定し、
    前記表示制御手段は、前記ホール画像において、前記変化後の端末方向に基づいて前記決定手段により決定された前記予想到達方向上の位置に前記予想到達地点画像が表示されるように、前記画面における前記目標地点画像と前記予想到達地点画像との間の距離を変化させることを特徴とするゴルフ支援プログラム。
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