JP7360627B2 - 車両のボンネット構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両のボンネット構造に関し、特に、アウタパネル前部とインナパネル前部との間に配置されインナパネルに支持された補強部材を備えた車両のボンネット構造に関する。
従来より、エンジンルームを開閉可能に覆うボンネットの外板を構成するボンネットアウタパネル(以下、アウタパネルと略す。)と、このアウタパネルに対して下側に配置され且つアウタパネルと協働して車幅方向中央部に空間部を構成するボンネットインナパネル(以下、インナパネルと略す。)と、インナパネルに支持されたロック機構とを備えたボンネット構造が知られている。ボンネットの車幅方向中央前端部分には、ロック機構のストライカを装着するための空間部が形成されているため、アウタパネルの張り剛性が低くなり、車両の商品性の観点から、アウタパネルの車幅方向中央前端部分にスティフナ又はデントレインフォースメントと呼ばれる補強部材を設けて耐デント性を確保している。尚、耐デント性とは、パネルの凹み等に係る変形特性の評価基準である。
特許文献1の自動車のボンネット構造は、アウタパネルとインナパネルを有するボンネットの後部が車体にヒンジを介して軸支され、その前部に車体側に係合可能なストライカが設けられ、インナパネルに、前後方向に延びる左右1対の縦ビードとこれら1対の縦ビードの間において左右方向に延びる横ビードと外周縁部に沿った略環状の環状溝ビードとを備えたスティフナが架設されている。
ところで、車両のデザイン性を高める等の目的のため、アウタパネルの車幅方向中央部分に前後方向に延びて突出した凸状段部或いは凹入した凹状段部を形成することがある。
特許文献2の車体構造は、エンジンを搭載する車体後部のエンジンルームと、このエンジンルーム上部の開口部を開閉するボンネットとを備え、ボンネットのアウタパネルに、後方から前方に向かって徐々に迫り上がる左右1対の凸条フードと、これら1対の凸条フード間に配設され且つ底面が略水平方向に延在する凹フードとが形成されている。
特開2016-060398号公報 特開2016-060424号公報
特許文献2の車体構造は、段部に相当する1対の凸条フードの車幅方向内側端部、所謂凸条フードと凹フードの境界領域に前後方向に延びる左右1対の稜線を形成している。
これら稜線は、通常、キャラクターラインと呼ばれ、稜線の仕様によってボディデザインの印象に多大な影響を与えることが可能である。
しかし、特許文献2の技術では、車両のデザイン性を高めることができるものの、耐デント性が低下する虞がある。
外板部品、特に、ボンネットアウタパネルは、投影面積が大きく、薄肉化による軽量化効果が期待できる一方、手や体が接する機会が多いため、耐デント性の要求水準が高い。
例えば、段部の車体前後方向中央側部分に形成された稜線に下向き荷重を作用させたとき、段部自身には角部が形成されているため、荷重入力地点は高強度化効果により座屈し難い。そして、この下向き荷重は、稜線上を車体前後方向先端側に向かって伝播され、段部(稜線)が消滅する先端領域、換言すれば、高強度化効果を期待できない稜線を延長した延長線の周辺領域に集中的に開放される。それ故、段部を備えたアウタパネルを薄肉化した場合、アウタパネルには、稜線が小さくなる領域及び延長線近傍の稜線がなくなる領域に車幅方向に延びる座屈を生じる虞がある。
即ち、ボンネットを軽量化しつつデザイン性と耐デント性を両立することは容易ではない。
本発明の目的は、軽量化しつつデザイン性と耐デント性を両立可能な車両のボンネット構造等を提供することである。
請求項1の車両のボンネット構造は、車室に対し車体前後方向の少なくとも一方側に形成されるルームを上方から覆うように設けられ、外観意匠を構成するアウタパネルと、このアウタパネルの裏面に取り付けられるインナパネルと、前記アウタパネルの車体前後方向先端寄り部とインナパネルの車体前後方向先端寄り部との間に配置され前記インナパネルに支持された補強部材とを備えた車両のボンネット構造において、前記アウタパネルの車幅方向内側領域に車体正面視にて段部が形成され、前記段部は車体前後方向に延び且つ車体前後方向先端側に向かう程段差が小さくなる、或いは前記先端で段差がなくなるように設けられ、前記補強部材、前記段部及び前記段部の先端側への延長線に沿って前記アウタパネルに当接してアウタパネルの下方変位を抑制するために、複数の第1マスチックシーラによって設けられた荷重受け部と、前記複数の第1マスチックシーラの近傍位置に車体前後方向に延びる第1ビード部を有し、前記複数の第1マスチックシーラと前記第1ビード部との車幅方向距離は、車体前後方向先端側程小さくなるように設定されたことを特徴としている。
この車両のボンネット構造では、前記アウタパネルの車幅方向内側領域に車体正面視にて段部が形成され、前記段部は車体前後方向に延び且つ車体前後方向先端側に向かう程段差が小さくなる、或いは前記先端で段差がなくなるように設けられるため、アウタパネルにキャラクターラインを形成して車両のデザイン性を高めることができる。
前記補強部材に、前記段部及び前記段部の先端側への延長線に沿って前記アウタパネルに当接してアウタパネルの下方変位を抑制する荷重受け部を設けたため、段部の稜線上を伝播すると共に前記段部の稜線を先端側に延長した延長線近傍領域に集中的に開放される荷重を荷重受け部と補強部材とを介してインナパネルにより支持することができ、前記延長線近傍領域に生じる車幅方向に延びるアウタパネルの座屈を抑制することができる。
また、荷重受け部は複数の第1マスチックシーラであるため、熱硬化性合成樹脂接着剤であるマスチックシーラを用いて段部の延長線近傍領域の支持剛性を確保することができる。その上、補強部材は、複数の第1マスチックシーラの近傍位置に車体前後方向に延びる第1ビード部を有するので、複数の第1マスチックシーラを介して作用する荷重を第1ビード部のビード効果を用いて強固に支持することができる。しかも、複数の第1マスチックシーラと第1ビード部との車幅方向距離は、車体前後方向先端側程小さくなるように設定されたので、複数の第1マスチックシーラと第1ビード部との車幅方向距離を用いて複数の第1マスチックシーラの支持剛性を調節することができ、複数の第1マスチックシーラが受ける荷重を均等化することができる。
請求項2の車両のボンネット構造は、車室に対し車体前後方向の少なくとも一方側に形成されるルームを上方から覆うように設けられ、外観意匠を構成するアウタパネルと、このアウタパネルの裏面に取り付けられるインナパネルと、前記アウタパネルの車体前後方向先端寄り部とインナパネルの車体前後方向先端寄り部との間に配置され前記インナパネルに支持された補強部材とを備えた車両のボンネット構造において、前記アウタパネルの車幅方向内側領域に車体正面視にて段部が形成され、前記段部は車体前後方向に延び且つ車体前後方向先端側に向かう程段差が小さくなる、或いは前記先端で段差がなくなるように設けられ、前記補強部材は、前記段差部及び前記段部の先端側への延長線に沿って前記アウタパネルに当接してアウタパネルの下方変位を抑制するために、複数の第1マスチックシーラによって設けられた荷重受け部と、前記複数の第1マスチックシーラの近傍位置に車体前後方向に延びる第1ビード部と、第3マスチックシーラを有し、前記第3マスチックシーラは、前記第1ビード部に対して前記複数の第1マスチックシーラのうち最も車体前後方向先端側に配置された第1マスチックシーラと略対称位置に配置されたことを特徴としている。
この構成によれば、前記アウタパネルの車幅方向内側領域に車体正面視にて段部が形成され、前記段部は車体前後方向に延び且つ車体前後方向先端側に向かう程段差が小さくなる、或いは前記先端で段差がなくなるように設けられるため、アウタパネルにキャラクターラインを形成して車両のデザイン性を高めることができる。
前記補強部材に、前記段部及び前記段部の先端側への延長線に沿って前記アウタパネルに当接してアウタパネルの下方変位を抑制する荷重受け部を設けたため、段部の稜線上を伝播すると共に前記段部の稜線を先端側に延長した延長線近傍領域に集中的に開放される荷重を荷重受け部と補強部材とを介してインナパネルにより支持することができ、前記延長線近傍領域に生じる車幅方向に延びるアウタパネルの座屈を抑制することができる。
また、荷重受け部は複数の第1マスチックシーラであるため、熱硬化性合成樹脂接着剤であるマスチックシーラを用いて段部の延長線近傍領域の支持剛性を確保することができる。その上、補強部材は、複数の第1マスチックシーラの近傍位置に車体前後方向に延びる第1ビード部を有するので、複数の第1マスチックシーラを介して作用する荷重を第1ビード部のビード効果を用いて強固に支持することができる。しかも、第3マスチックシーラが、第1ビード部に対して最も車体前後方向先端側に配置された第1マスチックシーラと略対称位置に配置されたので、段部から前後方向に最も離隔した剛性が低い部分を車幅方向に広い範囲で支持することができ、耐デント性を向上することができる。
請求項3の車両のボンネット構造は、車室に対し車体前後方向の少なくとも一方側に形成されるルームを上方から覆うように設けられ、外観意匠を構成するアウタパネルと、このアウタパネルの裏面に取り付けられるインナパネルと、前記アウタパネルの車体前後方向先端寄り部とインナパネルの車体前後方向先端寄り部との間に配置され前記インナパネルに支持された補強部材とを備えた車両のボンネット構造において、前記アウタパネルの車幅方向内側領域に車体正面視にて段部が形成され、前記段部は車体前後方向に延び且つ車体前後方向先端側に向かう程段差が小さくなる、或いは前記先端で段差がなくなるように設けられ、前記補強部材は、前記段差部及び前記段部の先端側への延長線に沿って前記アウタパネルに当接してアウタパネルの下方変位を抑制するために、複数の第1マスチックシーラによって設けられた荷重受け部と、前記複数の第1マスチックシーラの近傍位置に車体前後方向に延びる第1ビード部を有し、前記補強部材の外周縁部に連続した枠状の第2ビード部が形成され、前記第2ビード部の車体前後方向先端側部分に前記第1ビード部を迂回するように車体前後方向中央側に湾曲した湾曲部が形成されたことを特徴としている。
この構成によれば、前記アウタパネルの車幅方向内側領域に車体正面視にて段部が形成され、前記段部は車体前後方向に延び且つ車体前後方向先端側に向かう程段差が小さくなる、或いは前記先端で段差がなくなるように設けられるため、アウタパネルにキャラクターラインを形成して車両のデザイン性を高めることができる。
前記補強部材に、前記段部及び前記段部の先端側への延長線に沿って前記アウタパネルに当接してアウタパネルの下方変位を抑制する荷重受け部を設けたため、段部の稜線上を伝播すると共に前記段部の稜線を先端側に延長した延長線近傍領域に集中的に開放される荷重を荷重受け部と補強部材とを介してインナパネルにより支持することができ、前記延長線近傍領域に生じる車幅方向に延びるアウタパネルの座屈を抑制することができる。
また、前記荷重受け部は複数の第1マスチックシーラであるため、熱硬化性合成樹脂接着剤であるマスチックシーラを用いて段部の延長線近傍領域の支持剛性を確保することができる。その上、前記補強部材は、前記複数の第1マスチックシーラの近傍位置に車体前後方向に延びる第1ビード部を有するので、複数の第1マスチックシーラを介して作用する荷重を第1ビード部のビード効果を用いて強固に支持することができる。しかも、補強部材の外周縁部に形成された連続した枠状の第2ビード部には、その車体前後方向先端側部分に、第1ビード部を迂回するように車体前後方向中央側に湾曲した湾曲部が形成されているので、第1マスチックシーラの支持剛性を維持しつつ補強部材の剛性を確保することができる。
請求項4の発明は、請求項1~3の何れか1項の発明において、前記補強部材が前記アウタパネルに当接する複数の第2マスチックシーラを備え、前記第1マスチックシーラは、前記第2マスチックシーラよりも小さいことを特徴としている。
この構成によれば、第2マスチックシーラよりも変位量が小さい第1マスチックシーラで段部の延長線近傍領域を支持することができ、段部境界部分の延長線近傍領域の支持剛性を一層高くすることができる。
本発明の車両のボンネット構造によれば、アウタパネルに形成された段部の稜線を延長した延長線の近傍領域をインナパネルで支持することにより、軽量化しつつデザイン性と耐デント性を両立することができる。
実施例1に係るボンネット構造を備えた車両の前側斜視図である。 ボンネットの平面図である。 図2のIII-III線断面図である。 図2のIV-IV線断面図である。 図2のV-V線断面図である。 アウタパネルを省略したボンネットの平面図である。 アウタパネルを省略したボンネットの要部斜視図である。 スティフナの平面図である。 アウタパネルを省略したボンネットの要部平面図である。 アウタパネルを一部切欠いたボンネットの平面図である。
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
以下、本発明の実施例1について図1~図10に基づいて説明する。
図1に示すように、本実施例1に係る車両Vは、乗員が乗り込む車室Cの前方に形成されたエンジンルームRの上方を開閉自在に覆うボンネット1を備えている。エンジンルームRは、車体前端部に配置されたフロントバンパ2と、このフロントバンパ2の左右両端部から後方に夫々延びる左右1対のフロントフェンダ3と、フロントガラス4の下端を支持すると共に車室の前壁を構成するダッシュパネル(図示略)とで区切られた空間によって構成されている。以下、図において、矢印F方向は前方、矢印L方向は左方、矢印U方向は上方を夫々示すものとして説明する。
ボンネット1は、左右後端部に設けられた1対のボンネットヒンジ6を介して車体に軸支され、エンジンルームRの上部開口を開閉可能に構成されている。
図2,図3に示すように、ボンネット1は、車両Vの外観意匠を構成するボンネットアウタパネル(以下、アウタパネルと略す)10と、このアウタパネル10の下方に配置されたボンネットインナパネル(以下、インナパネルと略す)20と、アウタパネル10とインナパネル20の間に配置されたスティフナ30(補強部材)を主な構成要素としている。
アウタパネル10について説明する。
アウタパネル10は、例えば、0.65mm程度のスチール製板材をプレス加工して成形される。このアウタパネル10は、インナパネル20に対して対向配置され、その外周縁部がインナパネル20の外周縁部を挟み込むようにヘミング加工を用いてインナパネル20に接合されている。アウタパネル10は、このアウタパネル10の基準面を構成する平坦状の基部11と、この基部11の左右方向中央部分に形成された第1段部12(段部)と、基部11の左右両側部分に形成された左右1対の第2段部13とを備えている。
1対の第1段部12は、基部11から上方に向かって立設され、前後に延びるように形成されている。図4に示すように、第1段部12は、側壁部と上壁部との境界に前後に延びる上側稜線12aと、側壁部と基部11との境界に前後に延びる下側稜線12bとが形成されている。第1段部12の前半部の上下寸法は、基部11に対して前方程小さく設定され、後半部の上下寸法は、基部11に対して後方程小さく設定されている。
それ故、図2,図5に示すように、第1段部12は、アウタパネル10の前端部分及び後端部分において消滅している。換言すれば、上側稜線12a及び下側稜線12bは、アウタパネル10の前端部分において消滅し、上側稜線12a及び下側稜線12bを前側に延長した延長線近傍領域Aは、基部11と高さ寸法的に同様の高さ(一体化)である。
1対の第2段部13は、基部11から下方に向かって凹入され、前後に延びるように形成されている。第2段部13は、側壁部と下壁部との境界に前後に延びる下側稜線と、側壁部と基部11との境界に前後に延びる上側稜線とがアウタパネル10の前端部から後端部に亙って一様に形成されている。第1段部11の稜線12a,12b及び第2段部12の稜線は、何れも後方程車幅方向外側に移行するように構成されている。
次に、インナパネル20について説明する。
インナパネル20は、例えば、0.50mm程度のスチール製板材をプレス加工して成形される。図6に示すように、インナパネル20は、アウタパネル10の前端部に対応して左右に延びる前骨格部21と、アウタパネル10の後端部に対応して左右に延びる後骨格部22と、前骨格部21と後骨格部22の左右両端部を夫々連結して前後に延びる左右1対の横骨格部23と、前骨格部21と後骨格部22を連結して前後に延びる7本の内骨格部24等を一体的に備えている。前骨格部21、後骨格部22、及び1対の横骨格部23は、アウタパネル10と協働して環状に連なる部分的に開放された部分閉断面を形成している。
図3に示すように、前骨格部21は、下方に膨出するように形成されている。
前骨格部21は、アウタパネル10とヘミング加工される前端部21aと、この前端部21aの後端から後側下方に屈曲して延びる前壁部21bと、この前壁部21bの後端から略水平方向後方に延びる底壁部21cと、この底壁部21cの後端から後側上方に屈曲して延びる後壁部21d等を備えている。底壁部21cの車幅方向中央部には、車体側に設けたラッチ(図示略)に係合可能なストライカ(図示略)が下方に突出した状態で設けられている。
図7に示すように、アウタパネル10とインナパネル20との間には、複数の第1~第4シーラ41~44が配設されている。略円柱形状の第1~第4シーラ41~44は、熱硬化性エポキシ系合成樹脂接着剤、例えば、マスチックシーラである。
第1~第3シーラ41~43は、アウタパネル10とスティフナ30との合わせ面に密着状に充填され、第4シーラ44は、アウタパネル10とインナパネル20との合わせ面に密着状に充填されている。ボンネット1を含む車両Vは、電着塗装後、焼付工程が行われる。このとき、充填された第1~第3シーラ41~43は、加熱保持されるため、表面側から内部に向かって指向性硬化する。
後骨格部22は、左右方向に配列された複数(例えば11個)の第4シーラ44を介してアウタパネル10の後側下面を支持している。第4シーラ44は、第1~第3シーラ41~43の上下寸法よりも大きい上下寸法を有している。
図4,図6,図7に示すように、各内骨格部24は、断面略ハット状に形成され、左右両端に位置する内骨格部24は、隣り合う内骨格部24に前後方向途中部が夫々連結されている。図3,図4,図6,図7に示すように、内骨格部24は、上壁部に配置された複数(例えば7個)の第4シーラ44を介してアウタパネル10の中央領域下面を支持している。
次に、スティフナ30について説明する。
スティフナ30は、例えば、0.50mm程度の略矩形状スチール製板材をプレス加工して成形される。図8に示すように、スティフナ30は、複数(例えば、6個)の前脚部30aと、複数(例えば、4個)の後脚部30bと、車幅方向中央部分に形成された左右1対の内側開口部30cと、1対の内側開口部30cを挟んで左右両端部に形成された左右1対の外側開口部30d等を備えている。このスティフナ30は、左右対称に構成されているため、以下、左半部について主に説明する。
図3,図9に示すように、前脚部30aは、スティフナ30の前端部から前側下方に延びた後、前側上方に湾曲形成され、その先端部が前端部21aにスポット溶接にて夫々接合されている。後脚部30bは、スティフナ30の後端部から後側下方に延びた後、後側上方に湾曲形成され、その先端部が後壁部21dにスポット溶接にて夫々接合されている。
図7~図9に示すように、スティフナ30には、下方に凹入して前後に延びる左右1対の第1ビード部31と、下方に凹入してスティフナ30の外周縁部に形成された環状の第2ビード部32と、スティフナ30の後部において下方に凹入して左右に延びる第3ビード部33等が設けられている。
図6~図10に示すように、1対の第1ビード部31は、第1段部の境界部分(上側稜線12a、下側稜線12b)を前側に延長した延長線に対応した領域、つまり、延長線近傍領域Aの下方に配設され、後方程車幅方向外側に移行するように形成されている。
第1ビード部31の前端部は、片側3つの前脚部30aのうち中央側前脚部30aの基部に対応して形成されている。
第2ビード部32は、1対の内側開口部30cと1対の外側開口部30dとを囲繞するように形成されている。図8,図9に示すように、第2ビード部32の前側部分には、第1ビード部31の後半部を迂回するように後方に湾曲した湾曲部32aが設けられている。第2ビード部32の後側部分は、左右方向に略直線状に延設されている。
第3ビード部33は、第2ビード部32の後側部分に近接すると共に略平行状に形成されている。
図7~図9に示すように、スティフナ30の上面には、第1~第3シーラ41~43が配設されている。第1,第3シーラ41,43は、第2シーラ42の1/2以下の径に設定されている。これにより、第1段部12の上側稜線12aに下向き荷重を受けたとき、第1シーラ41による下方変位を抑制しつつ荷重をスティフナ30に伝達している。
尚、第1~第3シーラ41~43の上下寸法は、略同じ上下寸法に設定されている。
スティフナ30上に設置された複数の第2シーラ42は、主にアウタパネル10の前端部分に張り剛性を与えるために設けられている。これらの第2シーラ42は、スティフナ30の外周縁部、内側開口部30c及び外側開口部30dの外周縁部、第2,第3ビード部32,33の近傍部に配設されている。
スティフナ30上の4個の第1シーラ41は、主に、第1段部12の上側稜線12aに下向き荷重を受けたとき、延長線近傍領域Aに発生する左右方向に延びる座屈を抑制している。4個の第1シーラ41は、第1ビード部31の車幅方向内側近傍領域に前後方向に整列するように配置されている。換言すれば、第1シーラ41は、第1段部の境界部分(上側稜線12a、下側稜線12b)を前側に延長した延長線に対応した近傍領域に配設されている。後側の第1シーラ41程隣り合う第1ビード部31との車幅方向距離を大きくすることにより、第1ビード部31のビード効果を用いて前側の第1シーラ41程支持剛性を高くして、第1段部12の上側稜線12aに下向き荷重を受けたとき、4個の第1シーラ41が受ける荷重を略均等化している。
図7~図9に示すように、第3シーラ43は、第1ビード部31に対して前後方向に整列した4個の第1シーラ41のうち最も前方側に配置された第1シーラ41と略線対称位置に配置されている。これにより、第1段部12の境界部分から前方に最も離隔した、所謂剛性が低いアウタパネル10の前端部分である延長線近傍領域Aを車幅方向に広い範囲で支持している。
次に、車両Vのボンネット構造の作用、効果について説明する。
このボンネット構造によれば、アウタパネル10の車幅方向内側領域に車体正面視にて第1段部12が形成され、第1段部12は車体前後方向に延び且つ車体前端側に向かう程段差が小さくなると共に先端で段差がなくなるように設けられるため、アウタパネル10にキャラクターラインを形成して車両Vのデザイン性を高めることができる。
スティフナ30に、第1段部12の境界部分である上側稜線12a及び下側稜線12bの延長線に沿ってアウタパネル10に当接してアウタパネル10の下方変位を抑制する荷重受け部(第1シーラ41)を設けたため、第1段部12の上側稜線12a上を伝播すると共に第1段部12の上側稜線12aを先端側に延長した延長線近傍領域Aに集中的に開放される荷重を荷重受け部とスティフナ30とを介してインナパネル20により支持することができ、延長線近傍領域Aに生じる車幅方向に延びるアウタパネル10の座屈を抑制することができる。
荷重受け部は複数の第1シーラ41であるため、熱硬化性合成樹脂接着剤であるマスチックシーラを用いて第1段部12の延長線近傍領域Aの支持剛性を確保することができる。
スティフナ30がアウタパネル10に当接する複数の第2シーラ42を備え、第1シーラ41は、第2シーラ42よりも小さいため、第2シーラ42よりも変位量が小さい第1シーラ41で第1段部12の延長線近傍領域Aを支持することができ、延長線近傍領域Aの支持剛性を一層高くすることができる。
スティフナ30は、複数の第1シーラ41の近傍位置に前後方向に延びる第1ビード部31を有するため、複数の第1シーラ41を介して作用する荷重を第1ビード部31のビード効果を用いて強固に支持することができる。
複数の第1シーラ41と第1ビード部31との車幅方向距離は、前側の第1シーラ41程小さくなるように設定されたため、複数の第1シーラ41と第1ビード部31との車幅方向距離を用いて複数の第1シーラ41の支持剛性を調節することができ、複数の第1シーラ41が受ける荷重を均等化することができる。
スティフナ30は第3シーラ43を有し、第3シーラ43は、第1ビード部31に対して複数の第1シーラ41のうち最も前側に配置された第1シーラ41と略対称位置に配置されたため、第1段部12から前後方向に最も離隔した剛性が低いアウタパネル10の前端部分を車幅方向に広い範囲で支持することができ、耐デント性を向上することができる。
スティフナ30の外周縁部に連続した枠状の第2ビード部32を形成し、第2ビード部32の前側部分に第1ビード部31を迂回するように後側に湾曲した湾曲部32aを形成したため、第1シーラ41の支持剛性を維持しつつスティフナ30の剛性を確保することができる。
次に、前記実施形態を部分的に変更した変形例について説明する。
1〕前記実施形態においては、車室Cの前側の車体前部にエンジンルームRが形成され、第1段部12の上下寸法が前側程小さくされた例を説明したが、車室Cの後側の車体後部にエンジンルームRが形成された車両Vに適用しても良い。この場合、第1段部の上下寸法が後側程小さくされ、ボンネットの後端部に延長線近傍領域が形成される。
2〕前記実施形態においては、4個の円柱状第1シーラ41の例を説明したが、3個以下でも良く、5個以上であっても良い。また、本実施形態では、焼付工程前の構成にて説明したものであり、焼付工程後、複数の第1シーラ41が部分的に繋がっても本件の効果を奏することが可能である。また、焼付工程前の構成にて略線状の第1シーラを配設しても良い。
3〕前記実施形態においては、荷重受け部をマスチックシーラで構成した例を説明したが、荷重受け部は、少なくとも、第1段部12の上側稜線12aに下向き荷重を受けたとき、アウタパネル10とスティフナ30の間に介在して荷重をスティフナ30に伝達できれば良く、マスチックシーラ以外の接着剤であっても良い。また、接着剤に代えて介装備部材を配置しても良い。
4〕その他、当業者であれば、本発明の趣旨を逸脱することなく、前記実施形態に種々の変更を付加した形態や各実施形態を組み合わせた形態で実施可能であり、本発明はそのような変更形態も包含するものである。
1 ボンネット
10 アウタパネル
12 第1段部
20 インナパネル
30 スティフナ
31 第1ビード部
32 第2ビード部
41 第1シーラ
42 第2シーラ
43 第3シーラ
A 延長線近傍領域
V 車両

Claims (4)

  1. 車室に対し車体前後方向の少なくとも一方側に形成されるルームを上方から覆うように設けられ、外観意匠を構成するアウタパネルと、このアウタパネルの裏面に取り付けられるインナパネルと、前記アウタパネルの車体前後方向先端寄り部とインナパネルの車体前後方向先端寄り部との間に配置され前記インナパネルに支持された補強部材とを備えた車両のボンネット構造において、
    前記アウタパネルの車幅方向内側領域に車体正面視にて段部が形成され、前記段部は車体前後方向に延び且つ車体前後方向先端側に向かう程段差が小さくなる、或いは前記先端で段差がなくなるように設けられ、
    前記補強部材、前記段差部及び前記段部の先端側への延長線に沿って前記アウタパネルに当接してアウタパネルの下方変位を抑制するために、複数の第1マスチックシーラによって設けられた荷重受け部と、前記複数の第1マスチックシーラの近傍位置に車体前後方向に延びる第1ビード部を有し、
    前記複数の第1マスチックシーラと前記第1ビード部との車幅方向距離は、車体前後方向先端側程小さくなるように設定されたことを特徴とする車両のボンネット構造。
  2. 車室に対し車体前後方向の少なくとも一方側に形成されるルームを上方から覆うように設けられ、外観意匠を構成するアウタパネルと、このアウタパネルの裏面に取り付けられるインナパネルと、前記アウタパネルの車体前後方向先端寄り部とインナパネルの車体前後方向先端寄り部との間に配置され前記インナパネルに支持された補強部材とを備えた車両のボンネット構造において、
    前記アウタパネルの車幅方向内側領域に車体正面視にて段部が形成され、前記段部は車体前後方向に延び且つ車体前後方向先端側に向かう程段差が小さくなる、或いは前記先端で段差がなくなるように設けられ、
    前記補強部材は、前記段差部及び前記段部の先端側への延長線に沿って前記アウタパネルに当接してアウタパネルの下方変位を抑制するために、複数の第1マスチックシーラによって設けられた荷重受け部と、前記複数の第1マスチックシーラの近傍位置に車体前後方向に延びる第1ビード部と、第3マスチックシーラを有し、
    前記第3マスチックシーラは、前記第1ビード部に対して前記複数の第1マスチックシーラのうち最も車体前後方向先端側に配置された第1マスチックシーラと略対称位置に配置されたことを特徴とする車両のボンネット構造。
  3. 車室に対し車体前後方向の少なくとも一方側に形成されるルームを上方から覆うように設けられ、外観意匠を構成するアウタパネルと、このアウタパネルの裏面に取り付けられるインナパネルと、前記アウタパネルの車体前後方向先端寄り部とインナパネルの車体前後方向先端寄り部との間に配置され前記インナパネルに支持された補強部材とを備えた車両のボンネット構造において、
    前記アウタパネルの車幅方向内側領域に車体正面視にて段部が形成され、前記段部は車体前後方向に延び且つ車体前後方向先端側に向かう程段差が小さくなる、或いは前記先端で段差がなくなるように設けられ、
    前記補強部材は、前記段差部及び前記段部の先端側への延長線に沿って前記アウタパネルに当接してアウタパネルの下方変位を抑制するために、複数の第1マスチックシーラによって設けられた荷重受け部と、前記複数の第1マスチックシーラの近傍位置に車体前後方向に延びる第1ビード部を有し、
    前記補強部材の外周縁部に連続した枠状の第2ビード部が形成され、
    前記第2ビード部の車体前後方向先端側部分に前記第1ビード部を迂回するように車体前後方向中央側に湾曲した湾曲部が形成されたことを特徴とする車両のボンネット構造。
  4. 前記補強部材が前記アウタパネルに当接する複数の第2マスチックシーラを備え、
    前記第1マスチックシーラは、前記第2マスチックシーラよりも小さいことを特徴とする請求項1~3の何れか1項に記載の車両のボンネット構造。
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