JP7360343B2 - 光源ユニットおよび車両用灯具 - Google Patents

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Description

本願発明は、発光素子が金属板に支持された光源ユニットおよび上記光源ユニットを備えた車両用灯具に関するものである。
従来より、車両用灯具等の光源ユニットとして、導電パターンが形成された基板に対して発光素子とコネクタとが実装された構成とした上で、そのコネクタが電源側コネクタと電気的に接続されるように構成されたものが知られている。
一方、例えば「特許文献1」に記載されているように、光源ユニットの構成として、発光素子に電力を供給するための給電アタッチメントを備えており、そのコネクタ部において電源側コネクタと電気的に接続されるように構成されたものも知られている。
特開2018-92847号公報
上記従来の光源ユニットのように、導電パターンが形成された基板に対して発光素子とコネクタとが実装された構成とした場合には、その実装のためのハンダ付けおよびリフローの工程が必要となるので製造コストがかかってしまい、光源ユニットのコスト低減を図ることができない。
一方、光源ユニットとして上記「特許文献1」に記載されているような構成を採用した場合においても、給電アタッチメントの製造コストがかかってしまうので、光源ユニットのコスト低減を図ることができない。
本願発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、発光素子が金属板に支持された光源ユニットにおいて、そのコスト低減を図ることができる光源ユニットおよび上記光源ユニットを備えた車両用灯具を提供することを目的とするものである。
本願発明は、光源ユニットの電気的接続構造に工夫を施すことにより、上記目的達成を図るようにしたものである。
すなわち、本願発明に係る光源ユニットは、
発光素子と上記発光素子を支持する金属板とを備えた光源ユニットにおいて、
上記発光素子は、上記金属板の第1板面に固定されており、
上記金属板の第1板面に、所要方向に延びる導電層を有するフレキシブルプリント配線板が貼付されており、
上記導電層は、上記発光素子に隣接する第1給電部と上記金属板の端面近傍に位置する第2給電部とを備えており、
上記発光素子は、上記導電層の第1給電部と金属線を介して電気的に接続されており、
上記フレキシブルプリント配線板は、上記導電層の第2給電部において上記光源ユニットに電力を供給するための電源側コネクタと電気的に接続されるように構成されており、
上記金属板は、上記第1板面を有する本体部と、上記本体部の端面位置から上記第1板面側へ折れ曲がるように形成された立壁部とを備えており、
上記本体部と上記立壁部との接続部分に、上記電源側コネクタを上記第2給電部と電気的に接続するための開口部が形成されている、ことを特徴とするものである。
上記「金属板」の具体的な形状は特に限定されるものではなく、例えば、単に平板状に形成されたものとしてもよいし、発光素子および給電アタッチメントが支持されている領域以外の領域に折り曲げ加工や切り起こし加工等が施されたものとしてもよい。
上記「金属板」の材質は特に限定されるものではなく、例えばアルミニウム板や銅板等が採用可能である。
上記「金属板」が配置される向きは特に限定されるものではない。
上記「発光素子」を金属板の第1板面に固定するための具体的な方法は特に限定されるものではなく、例えば接着やネジ締め等が採用可能である。
上記「フレキシブルプリント配線板」は、所要方向に延びる導電層を有しており、かつ、金属板の第1板面に貼付されていれば、その具体的な外形形状等は特に限定されるものではない。
上記「導電層」は、発光素子に隣接する第1給電部と金属板の端面近傍に位置する第2給電部とを備えていれば、その具体的な構成は特に限定されるものではない。
一方、本願発明に係る車両用灯具は、上記光源ユニットを備えた車両用灯具であって、
上記光源ユニットの発光素子からの出射光を灯具前方へ向けて反射させるリフレクタを備えており、
上記光源ユニットは、上記金属板においてリフレクタに支持されており、
上記電源側コネクタは、上記金属板に対して灯具後方側から装着されている、ことを特徴とするものである。
本願発明に係る光源ユニットは、金属板の第1板面に対して発光素子が固定されるとともにフレキシブルプリント配線板が貼付されており、その際、フレキシブルプリント配線板は所要方向に延びる導電層を有しており、この導電層は発光素子に隣接する第1給電部と金属板の端面近傍に位置する第2給電部とを備えており、その上で、発光素子は導電層の第1給電部と金属線を介して電気的に接続されており、また、フレキシブルプリント配線板は導電層の第2給電部において電源側コネクタと電気的に接続されるように構成されているので、次のような作用効果を得ることができる。
すなわち本願発明においては、従来のようにハンダ付けを用いたり給電アタッチメントを用いたりすることなく光源ユニットを構成することができるので、その製造コスト低減を図ることができ、これにより光源ユニットのコスト低減を図ることができる。
また本願発明においては、光源ユニットに電力を供給するための電源側コネクタとして、金属板の端部において金属板と共にフレキシブルプリント配線板を挟み込むように構成されたカードエッジコネクタを用いることができるので、光源ユニット自体としては従来のようにコネクタを備えた構成とする必要がなくなり、この点においても光源ユニットのコスト低減を図ることができる。
このように本願発明によれば、発光素子が金属板に支持された光源ユニットにおいて、そのコスト低減を図ることができる。
しかも本願発明においては、ハンダ付けを用いることなく光源ユニットを構成することができるので、熱衝撃等の環境要因による劣化を効果的に抑制することができる。
上記構成において、さらに、フレキシブルプリント配線板として、絶縁フィルムの表面に導電層が形成された構成とした上で、導電層における第1および第2給電部を除く領域が絶縁性材料で被覆された構成とすれば、不用意に短絡が発生してしまうおそれをなくすことができる。
上記構成において、さらに、フレキシブルプリント配線板の構成として、第2給電部側の端部が金属板の端面からはみ出すように形成されたものとすれば、次のような作用効果を得ることができる。
すなわち、電源側コネクタとしてカードエッジコネクタを用いるようにした場合には、電源側コネクタが金属板に装着される際、金属板と共にフレキシブルプリント配線板が第2給電部側の端部において挟み込まれることとなるが、このとき金属板の端面の角部に電源側コネクタの端子が接触してその表面が削り取られてしまうことが考えられる。そして、このようにして端子の表面が削り取られてしまうと、電源側コネクタとフレキシブルプリント配線板との電気的接続が円滑に行われなくなってしまうおそれがある。
これに対し、フレキシブルプリント配線板が金属板の端面からはみ出すように形成された構成とすれば、このフレキシブルプリント配線板の介在によって電源側コネクタの端子が金属板の端面の角部に接触しないようにすることができ、これにより電源側コネクタの端子の表面が削り取られてしまうのを未然に防止することができる。したがって、電源側コネクタとフレキシブルプリント配線板との電気的接続が円滑に行われるようにすることができる。
特に、電源側コネクタの構成として、その端子の表面にメッキが施されているような場合には、このメッキが剥がれることによって電気伝導率が大幅に低下してしまうおそれもあるので、フレキシブルプリント配線板が金属板の端面からはみ出すように形成された構成とすることが一層効果的である。
その際、さらに、フレキシブルプリント配線板の構成として、第2給電部側の端部が金属板の第2板面まで回り込むように延長形成されたものとすれば、電源側コネクタとフレキシブルプリント配線板との電気的接続が、金属板の第1板面側および第2板面側の2箇所において行われるようにすることができ、これにより電気的接続がより確実に行われるようにすることができる。
上記構成において、さらに、金属板として、第1板面を有する本体部と、この本体部の端面位置から第1板面側へ折れ曲がるように形成された立壁部とを備えた構成とした上で、本体部と立壁部との接続部分に、電源側コネクタを第2給電部と電気的に接続するための開口部が形成された構成とすれば、次のような作用効果を得ることができる。
すなわち、金属板として、本体部の端面位置から第1板面側へ折れ曲がるように形成された立壁部を備えた構成とすることにより、金属板の熱容量を大きくすることができ、これにより光源ユニットの放熱機能を高めることができる。
その際、本体部と立壁部との接続部分には開口部が形成されているので、立壁部が形成されているにもかかわらず電源側コネクタを本体部に装着することができる。
一方、本願発明に係る車両用灯具は、このような光源ユニットを備えた車両用灯具として、光源ユニットの発光素子からの出射光を灯具前方へ向けて反射させるリフレクタを備えた構成となっているが、光源ユニットはその金属板においてリフレクタに支持されており、また、電源側コネクタは金属板に対して灯具後方側から装着されているので、電源側コネクタの装着作業を容易に行うことができる。
上記構成において、さらに、リフレクタとして、金属板を載置するための載置部と、この載置部を囲む位置に形成された複数の係合片とを備えた構成とした上で、金属板が複数の係合片と係合した状態で載置部に載置される構成とすれば、次のような作用効果を得ることができる。
すなわち、複数の係合片を弾性変形させながら金属板を載置部に押し当てることによって、光源ユニットを位置決めした状態でリフレクタに支持されるようにすることができるので、接着工程や熱カシメ工程等が不要となり、これにより作業工程を簡略化することができる。
上記構成において、さらに、複数組の光源ユニットおよびリフレクタが車幅方向に並んだ状態で配置された構成とすれば、各組の光源ユニットの発光出力を小さくしても、車両用灯具からの照射光として必要な明るさを容易に確保することができる。したがって、各組の光源ユニットとして必要とされる放熱機能をその金属板によって容易に確保することができる。しかも、複数組の光源ユニットおよびリフレクタが車幅方向に並んだ状態で配置されているにもかかわらず、各組において電源側コネクタを金属板に装着する作業を灯具後方側から容易に行うことができる。
本願発明の一実施形態に係る光源ユニットを備えた車両用灯具を示す平断面図 図1のII-II線断面図 上記光源ユニットを電源側コネクタと共に示す側断面図 図3のIV方向矢視図 上記実施形態の第1変形例を示す、図4と同様の図 上記実施形態の第2変形例を示す、図3と同様の図 上記実施形態の第3変形例を示す、図3と同様の図 上記実施形態の第4変形例に係る車両用灯具を示す、図2と同様の図 上記車両用灯具における灯具ユニットの要部を示す側断面図 上記灯具ユニットの要部を示す平面図 上記灯具ユニットの要部を示す斜視図 上記第4変形例の作用を説明するために上記灯具ユニットの要部を示す正面図 上記実施形態の第5変形例を示す、図11と同様の図
以下、図面を用いて、本願発明の実施の形態について説明する。
図1は、本願発明の一実施形態に係る車両用灯具10を示す平断面図であり、図2は、図1のII-II線断面図である。
図1、2において、Xで示す方向が「灯具前方」であり、Yで示す方向が「灯具前方」と直交する「左方向」(灯具正面視では「右方向」)であり、Zで示す方向が「上方向」である。図1、2以外の図においても同様である。
図1、2に示すように、本実施形態に係る車両用灯具10は、車両の右前端部に設けられるヘッドランプであって、ランプボディ12とこのランプボディ12の前端開口部に取り付けられた素通し状の透光カバー14とで形成される灯室内に、3つの灯具ユニット20A、20B、20Cが車幅方向に並んだ状態で組み込まれた構成となっている。
各灯具ユニット20A~20Cは、光源ユニット30とリフレクタ50とを備えた構成となっている。
光源ユニット30は、発光素子32とこの発光素子32を支持する金属板34とを備えており、発光素子32の発光面32aを下向きにした状態で配置されている。
リフレクタ50は、複数の反射素子50sが形成された反射面50aを備えており、各反射素子50sにおいて発光素子32からの出射光を灯具前方へ向けて反射させるようになっている。
リフレクタ50の上端部には、光源ユニット30を位置決めした状態で支持する光源支持部52が形成されている。そして、この光源支持部52に支持された光源ユニット30に対して灯具後方側から電源側コネクタ60が装着されることにより、光源ユニット30に電力が供給されるようになっている。
3つの灯具ユニット20A~20Cは、リフレクタ50の反射面50aを構成する各反射素子50sの表面形状が互いに異なっているが、それ以外の構成に関してはいずれも同様である。3つの灯具ユニット20A~20Cのリフレクタ50は、樹脂製部材で構成されており、互いに一体的に形成されている。
そして、本実施形態に係る車両用灯具10は、3つの灯具ユニット20A~20Cからの照射光によって所要の配光パターン(例えばロービーム用配光パターン)を形成するように構成されている。
図3は、光源ユニット30を電源側コネクタ60と共に示す側断面図であり、図4は、図3のIV方向矢視図である。
なお、光源ユニット30の構成を分かりやすく説明するため、図3においては光源ユニット30および電源側コネクタ60を図2に示す状態から上下反転させた状態で示している。
図3、4に示すように、光源ユニット30は、発光素子32が金属板34の第1板面34aに固定された構成となっている。この固定は、熱伝導性を有する接着剤を用いて発光素子32を第1板面34aの前端縁寄りの領域において接着することにより行われている。なお、図3、4においては、金属板34の上面が第1板面34aを構成している。
発光素子32は白色発光ダイオードであって、その発光面32aは横長矩形状に形成されている。この発光素子32は、その発光面32aの灯具後方側に左右1対の平板状の端子部32bが形成された構成となっている。
金属板34は、板厚一定のアルミニウム板で構成されており、平面視において灯具前後方向に長い矩形状の外形形状を有している。
金属板34の第1板面34aには、灯具前後方向に延びるフレキシブルプリント配線板40が貼付されている。
フレキシブルプリント配線板40は、灯具前後方向に長い矩形状の外形形状を有する絶縁フィルム42と、この絶縁フィルム42の表面に形成された左右1対の導電層44とを備えた構成となっている。
絶縁フィルム42は、ポリイミド製のフィルムで構成されている。
各導電層44は、発光素子32の灯具後方側に隣接する位置から金属板34の後端面34c近傍の位置まで灯具前後方向に帯状に延びている。そして、各導電層44は、その前端部が第1給電部44aを構成しており、その後端部が第2給電部44bを構成している。
各導電層44は、絶縁フィルム42の表面に施された銅箔の上面にニッケルメッキ層および金メッキ層が順次積層された構成となっている。その際、各導電層44は、第1給電部44aが位置する部分に関しては金メッキ層が除去されてニッケルメッキ層が露出しており、それ以外の部分に関しては金メッキ層が積層された状態に維持されている。
発光素子32は、各導電層44の第1給電部44aと金属線36を介して電気的に接続されている。
各金属線36は、アルミニウム製リボンで構成されており、アーチ状に湾曲して延びるように形成されている。そして、各金属線36は、その前端部36aにおいて発光素子32の各端子部32bに対して超音波溶着によって固定されており、また、その後端部36bにおいて各導電層44の第1給電部44aに対して超音波溶着によって固定されている。
フレキシブルプリント配線板40は、左右1対の導電層44の第2給電部44bにおいて電源側コネクタ60と電気的に接続されるように構成されている。
電源側コネクタ60はカードエッジコネクタであって、金属板34に対して灯具後方側から装着されるように構成されている。
すなわち、電源側コネクタ60は、筐体62の内部空間に左右1対の金属端子64が収容された構成となっている。各金属端子64は、筐体62の内部空間の上部において灯具前方へ向けて延びる弾性片64aを備えている。この弾性片64aは、上下方向に弾性変形し得るように構成されており、その先端部は灯具前方へ向けて斜め上向きに延びるように形成されている。各金属端子64は、銅板の表面に金メッキが施された構成となっている。
電源側コネクタ60が金属板34に装着される際、各金属端子64の弾性片64aは、金属板34の後端面34aに当接した後、上向きに弾性変形しながら金属板34の上面と係合し、さらにフレキシブルプリント配線板40の上面と係合し、これにより金属板34と共にフレキシブルプリント配線板40を上下両側から挟み込むようになっている。そして、電源側コネクタ60の装着が完了した状態では、各金属端子64の弾性片64aがフレキシブルプリント配線板40の各導電層44の第2給電部44bと係合するようになっている。
本実施形態に係る光源ユニット30の製造工程は以下のとおりである。
すなわち、まず、金属板34の第1板面34aにフレキシブルプリント配線板40を貼付する。次に、金属板34の第1板面34aに接着剤を塗布し、その塗布領域に発光素子32を載置した後、恒温槽に投入して接着剤を熱硬化させる。最後に、各金属線36を、発光素子32の各端子部32bおよびフレキシブルプリント配線板40の各導電層44の第1給電部44aに対して超音波溶着によって固定する。
次に、本実施形態の作用効果について説明する。
本実施形態に係る車両用灯具10は、3つの灯具ユニット20A、20B、20Cを備えているが、各灯具ユニット20A~20Cの光源ユニット30は、金属板34の第1板面34aに対して発光素子32が固定されるとともにフレキシブルプリント配線板40が貼付されており、その際、フレキシブルプリント配線板40は灯具前後方向(所要方向)に延びる左右1対の導電層44を有しており、各導電層44は発光素子32の灯具後方側に隣接する第1給電部44aと金属板34の後端面34c近傍に位置する第2給電部44bとを備えており、その上で、発光素子32は各導電層44の第1給電部44aとそれぞれ金属線36を介して電気的に接続されており、また、フレキシブルプリント配線板40は各導電層44の第2給電部44bにおいて電源側コネクタ60と電気的に接続されるように構成されているので、次のような作用効果を得ることができる。
すなわち本実施形態においては、従来のようにハンダ付けを用いたり給電アタッチメントを用いたりすることなく光源ユニット30を構成することができるので、その製造コスト低減を図ることができ、これにより光源ユニット30のコスト低減を図ることができる。
また本実施形態においては、光源ユニット30に電力を供給するための電源側コネクタ60として、金属板34の後端部において金属板34と共にフレキシブルプリント配線板40を挟み込むように構成されたカードエッジコネクタを用いることができるので、光源ユニット30自体としては従来のようにコネクタを備えた構成とする必要がなくなり、この点においても光源ユニット30のコスト低減を図ることができる。
このように本実施形態によれば、発光素子32が金属板34に支持された光源ユニット30において、そのコスト低減を図ることができる。
しかも本実施形態においては、ハンダ付けを用いることなく光源ユニット30を構成することができるので、熱衝撃等の環境要因による劣化を効果的に抑制することができる。
一方、本実施形態に係る車両用灯具10は、3つの灯具ユニット20A、20B、20Cを備えており、各灯具ユニット20A~20Cは光源ユニット30の発光素子32からの出射光を灯具前方へ向けて反射させるリフレクタ50を備えているが、光源ユニット30はその金属板34においてリフレクタ50に支持されており、また、電源側コネクタ60は金属板34に対して灯具後方側から装着されているので、電源側コネクタ60の装着作業を容易に行うことができる。
また、本実施形態に係る車両用灯具10は、3つの灯具ユニット20A~20Cが車幅方向に並んだ状態で配置されているので、各灯具ユニット20A~20Cの光源ユニット30の発光出力を小さくしても、車両用灯具10からの照射光として必要な明るさを容易に確保することができる。したがって、各灯具ユニット20A~20Cとして必要とされる放熱機能をその金属板34によって容易に確保することができる。
しかも、本実施形態に係る車両用灯具10においては、3つの灯具ユニット20A~20Cが車幅方向に並んだ状態で配置されているにもかかわらず、各灯具ユニット20A~20Cにおいて電源側コネクタ60を金属板34に装着する作業を灯具後方側から容易に行うことができる。
上記実施形態においては、絶縁フィルム42が、ポリイミド製のフィルムで構成されているものとして説明したが、その材質は特に限定されるものではなく、これ以外にも例えばPETのようなポリエステル製のフィルム等で構成されたものとすることが可能である。
上記実施形態においては、車両用灯具10が3つの灯具ユニット20A~20Cを備えているものとして説明したが、2つ以下あるいは4つ以上の灯具ユニットを備えた構成とすることも可能である。
上記実施形態においては、光源ユニット30として、その金属板34に対して電源側コネクタ60が灯具後方側から装着されるように構成されているものとして説明したが、灯具前方側あるいは左右いずれかの方向から装着される構成とすることも可能である。
次に、上記実施形態の変形例について説明する。
まず、上記実施形態の第1変形例について説明する。
図5は、本変形例に係る光源ユニット130を示す、図4と同様の図である。
図5に示すように、本変形例の基本的な構成は上記実施形態の場合と同様であるが、フレキシブルプリント配線板140の構成が上記実施形態の場合と一部異なっている。
すなわち、本変形例のフレキシブルプリント配線板140も、灯具前後方向に長い矩形状の外形形状を有する絶縁フィルム42と、この絶縁フィルム42の表面に形成された左右1対の導電層44とを備えた構成となっているが、各導電層44は第1および第2給電部44a、44bを除く領域が絶縁性材料146で被覆された構成(例えばポリイミド製のフィルムが貼付された構成)となっている。
本変形例の構成を採用した場合においても、上記実施形態の場合と同様の作用効果を得ることができる。
また、本変形例に係る光源ユニット130においては、各導電層44において電気的接続に寄与しない領域が絶縁性材料146で被覆されているので、不用意に短絡が発生してしまうおそれをなくすことができる。
次に、上記実施形態の第2変形例について説明する。
図6(a)は、本変形例に係る光源ユニット230を示す、図3と同様の図である。
図6(a)に示すように、本変形例の基本的な構成は上記実施形態の場合と同様であるが、フレキシブルプリント配線板240の構成が上記実施形態の場合と一部異なっている。
すなわち、本変形例のフレキシブルプリント配線板240も、灯具前後方向に長い矩形状の外形形状を有する絶縁フィルム242と、この絶縁フィルム242の表面に形成された導電層244とを備えた構成となっているが、その後端部(すなわち第2給電部244b側の端部)240aが金属板34の後端面34cから灯具後方側にはみ出すように形成されている。
図6(b)、(c)は、本変形例に係る光源ユニット230に対して電源側コネクタ60が装着される際の様子を示す図である。
図6(b)に示すように、光源ユニット230に対して灯具後方側から電源側コネクタ60を装着する際、電源側コネクタ60の金属端子64は、その弾性片64aの先端部が金属板34の後端面34cに当接せずにフレキシブルプリント配線板240の後端部240aに当接する。その際、弾性片64aは、その先端部が灯具前方へ向けて斜め上向きに延びているので、その下面がフレキシブルプリント配線板240の後端部240aの後端縁に当接する。
これにより、図6(c)に示すように、弾性片64aは、その先端部がフレキシブルプリント配線板240の後端部240aに乗り上げるようにして上向きに弾性変形し、また、フレキシブルプリント配線板240の後端部240aも弾性変形して灯具後方へ向けて斜め下向きに延びた状態となる。
そして、図6(c)に示す位置から電源側コネクタ60をさらに灯具前方へ移動させると、弾性片64aはより大きく弾性変形し、電源側コネクタ60の装着が完了した状態では、図6(a)に示すように、弾性片64aがフレキシブルプリント配線板420の導電層244の第2給電部244bと係合する。このとき、フレキシブルプリント配線板240の後端部240aは、弾性変形が解除されているので水平方向に延びた状態となる。
本変形例の構成を採用した場合においても、上記実施形態の場合と同様の作用効果を得ることができる。
しかも、本変形例に係る光源ユニット230においては、フレキシブルプリント配線板240の後端部240aが金属板34の後端面34cから灯具後方側にはみ出すように形成されているので、弾性片64aの先端部が金属板34の後端面34cと第1板面34aとの角部に接触しないようにすることができ、これにより弾性片64aの表面に施された金メッキが剥がれてしまうのを未然に防止することができる。
したがって、金メッキが剥がれて地金の銅が露出した弾性片64aと金メッキ層が形成されたフレキシブルプリント配線板240の導電層244の第2給電部244bとが接触するような事態が発生してしまうのを未然に防止することができ、これにより電源側コネクタ60とフレキシブルプリント配線板240との電気的接続が円滑に行われるようにすることができる。
次に、上記実施形態の第3変形例について説明する。
図7は、本変形例に係る光源ユニット330を示す、図3と同様の図である。
図7に示すように、本変形例の基本的な構成は上記実施形態の場合と同様であるが、フレキシブルプリント配線板340の構成が上記実施形態の場合と一部異なっている。
すなわち、本変形例のフレキシブルプリント配線板340も、灯具前後方向に長い矩形状の外形形状を有する絶縁フィルム342と、この絶縁フィルム342の表面に形成された導電層344とを備えた構成となっているが、その後端部(すなわち第2給電部344b側の端部)340aが金属板34の後端面34cを経由して金属板34の第2板面34bまで回り込むように延長形成されている。その際、フレキシブルプリント配線板340の後端部340aは、絶縁フィルム342と共に導電層344も金属板34の第2板面34bまで回り込むように配置された状態で金属板34に貼付されている。
本変形例に係る光源ユニット330も、その金属板34に対して電源側コネクタ360が灯具後方側から装着される構成となっているが、この電源側コネクタ360の構成が上記実施形態の場合と一部異なっている。
すなわち、本変形例において用いられる電源側コネクタ360も、カードエッジコネクタであって、筐体362の内部空間に左右1対の金属端子364が収容された構成となっている。各金属端子364は、上下方向に弾性変形し得るように構成された上下1対の弾性片364a、364bを備えている。その際、上側の弾性片364aは、その先端部が灯具前方へ向けて斜め上向きに延びるように形成されており、下側の弾性片364bは、その先端部が灯具前方へ向けて斜め下向きに延びるように形成されている。各金属端子364は、銅板の表面に金メッキが施された構成となっている。
電源側コネクタ360が金属板34に装着される際、各金属端子364は上下1対の弾性片364a、364bが弾性変形しながら金属板34の後端部と係合し、これにより金属板34と共にフレキシブルプリント配線板340を上下両側から挟み込むようになっている。そして、電源側コネクタ360の装着が完了した状態では、各金属端子364は、上側の弾性片364aが金属板34の第1板面34a側においてフレキシブルプリント配線板340の各導電層344の第2給電部344bと係合するとともに、下側の弾性片364bが金属板34の第2板面34b側においてフレキシブルプリント配線板340の各導電層344の第2給電部344bと係合するようになっている。
本変形例の構成を採用した場合においても、上記実施形態の場合と同様の作用効果を得ることができる。
しかも、本変形例に係る光源ユニット330においては、フレキシブルプリント配線板340の後端部340aが金属板34の第2板面34bまで回り込むように延長形成されているので、電源側コネクタ360とフレキシブルプリント配線板340との電気的接続が金属板34の第1板面34a側および第2板面34b側の2箇所において行われるようにすることができ、これにより電気的接続がより確実に行われるようにすることができる。
本変形例に係る光源ユニット330においても、電源側コネクタ360の代わりに上記実施形態の電源側コネクタ60(図3参照)が金属板34に装着される構成とすることも可能である。
次に、上記実施形態の第4変形例について説明する。
図8は、本変形例に係る車両用灯具410を示す、図2と同様の図である。
図8に示す車両用灯具410も、上記実施形態の場合と同様、ランプボディ12と透光カバー14とで形成される灯室内に灯具ユニット420Aが図示しない他の2つの灯具ユニットと共に組み込まれた構成となっているが、灯具ユニット420A(および図示しない他の2つの灯具ユニット)の構成が上記実施形態の場合と一部異なっている。
本変形例の灯具ユニット420Aも、光源ユニット430とリフレクタ450とを備えた構成となっている。
光源ユニット430は、上記実施形態の場合と同様、発光素子32とこの発光素子32を支持する金属板434とを備えており、発光素子32の発光面32aを下向きにした状態で配置されているが、金属板434の構成が上記実施形態の場合と一部異なっている。
リフレクタ450は、上記実施形態の場合と同様、複数の反射素子450sが形成された反射面450aを備えており、その上端部には光源支持部452が形成されているが、この光源支持部452の構成が上記実施形態の場合と一部異なっている。
図9~11は、灯具ユニット420Aの要部を示す図であって、図9は側断面図、図10は平面図、図11は斜視図である。
図9~11に示すように、光源ユニット430の金属板434は、水平面に沿って延びるように形成された本体部434Aと、この本体部434Aの後端位置からL字形に折れ曲がった状態で鉛直下方へ向けて延びるように形成された立壁部434Bとを備えた構成となっている。この金属板434は、板厚一定のアルミニウム板をL字形にプレス成形することによって形成されている。
光源ユニット430は、金属板434の本体部434Aの下面である第1板面434Aaに発光素子32が固定された構成となっている。発光素子32の構成およびその固定構造は上記実施形態の場合と同様である。
本変形例においても、金属板434の本体部434Aの第1板面434Aaにはフレキシブルプリント配線板40が貼付されている。フレキシブルプリント配線板40および左右1対の金属線36の構成は上記実施形態の場合と同様である。
本変形例の金属板434には、本体部434Aと立壁部434Bとの接続部分に、電源側コネクタ60をフレキシブルプリント配線板40と電気的に接続するための開口部434aが形成されている。この開口部434aは、立壁部434Bの上端部に位置する部分が横長矩形状に形成されており、本体部434Aに位置する部分が左右2箇所においてスリット状に形成されている。
金属板434の本体部434Aは、平面視において灯具前後方向にやや長い矩形形状を有しており、その後端部が開口部434aの左右両側において立壁部434Bに接続されている。一方、本体部434Aの後端部において左右方向の中央に位置する部分は、灯具後方へ向けて水平方向に延びる水平突出部434Acとして形成されている。この水平突出部434Acの後端面は、立壁部434Bの後面よりも僅かに灯具後方側に位置している。そして、この水平突出部434Acに対して電源側コネクタ60が灯具後方側から装着されることにより、フレキシブルプリント配線板40の第2給電部44bと電源側コネクタ60の金属端子64とが電気的に接続されるようになっている。
リフレクタ450の光源支持部452は、金属板434を載置するための載置部452Aと、この載置部452Aを囲む位置に形成された4つの係合片452Bと、左右1対の位置決めピン452Cとを備えている。
光源支持部452は、平面視において金属板434の本体部434Aよりもひと回り大きい矩形形状を有しており、その後半部における左右方向の中央部には、発光素子32およびフレキシブルプリント配線板40を囲むようにして灯具前後方向に細長く延びる矩形状の開口部452aが形成されている。
載置部452Aは、水平面に沿って平板状に延びるように形成されている。
4つの係合片452Bは、載置部452Aに対して灯具前方側の左右2箇所と左右両側の2箇所に形成されている。各係合片452Bは、光源支持部452の外周面と面一で延びるように形成されている。
各係合片452Bは、鉛直方向上方へ向けて延びる軸部452B1と、この452B1の上端部から載置部452A側へ向けて楔状に突出する突起部452B2とからなっている。各突起部452B2は、載置部452A側へ向けて45~75°程度下向きに傾斜した上部傾斜面と5~30°程度上向きに傾斜した下部傾斜面とが滑らかに接続された表面形状を有している。
各係合片452Bは、軸部452B1の下端位置から軸部452B1と突起部452B2との接続位置までの長さが、金属板434の板厚と略同じ値に設定されている。そして、各係合片452Bは、光源支持部452の載置部452Aの上面に載置された金属434の本体部434Aに対して、その上面である第2板面434Abの外周端縁と突起部452B2の下部傾斜面が係合するようになっている。
左右1対の位置決めピン452Cは、4つの係合片452Bよりも灯具後方側において鉛直方向上方へ向けて円柱状に延びるように形成されている。各位置決めピン452Cは、各係合片452Bよりも短いが金属板434の板厚よりも長く形成されており、その先端部には全周にわたって面取りが施されている。
一方、金属板434の本体部434Aには、左右1対の位置決めピン452Cに対応する位置に、これらを挿通させるための挿通孔434Adが形成されている。各挿通孔434Adは、各位置決めピン452Cよりも僅かに大きい前後幅で左右方向に延びる長円形の開口形状を有している。
図12は、灯具ユニット420Aの製造工程において、光源ユニット430をリフレクタ450の光源支持部452に組み付ける際の様子を示す正面図である。
まず、図12(a)に示すように、光源ユニット430を、その金属板434の本体部434Aがリフレクタ450の光源支持部452の真上に位置するように配置した状態で、光源ユニット430を降下させる。
そして、図12(b)に示すように、リフレクタ450の光源支持部452に形成された左右1対の位置決めピン452Cを、金属板434に形成された左右1対の挿通孔434Adに挿通させるようにしながら、金属板434の本体部434Aをリフレクタ450の光源支持部452に形成された4つの係合片452Bの突起部452B2に当接させる。この当接により、各係合片452Bは、図中矢印で示すように載置部452Aの外周側へ向けて撓むように弾性変形し、その突起部452B2が金属板434の本体部434Aの外周面と係合する。
この状態から、光源ユニット430をさらに降下させると、図12(c)に示すように、金属板434の本体部434Aがリフレクタ450の光源支持部452の上面に当接するとともに、4つの係合片452Bの突起部452B2が金属板434の本体部434Aの外周面から外れて、図中矢印で示すように元の位置に復帰し、その突起部452B2が本体部434Aの第2板面434Abの外周端縁と係合する。
これにより光源ユニット430は、金属板434の本体部434Aがリフレクタ450の光源支持部452の載置部452Aに載置された状態で、上下方向ならびに灯具前方および左右方向の位置決めがなされる。また、光源ユニット430は、左右1対の挿通孔434Adと左右1対の位置決めピン452Cとの係合によっても、灯具前後方向の位置決めがなされる。
本変形例の構成を採用した場合においても、上記実施形態の場合と同様の作用効果を得ることができる。
その上で、本変形例に係る光源ユニット430は、その金属板434が、第1板面434Aaを有する本体部434Aと、この本体部434Aの端面位置から第1板面434Aa側へ折れ曲がるように形成された立壁部434Bとを備えているので、金属板434の熱容量を大きくすることができ、これにより光源ユニット430の放熱機能を高めることができる。
その際、金属板434には、本体部434Aと立壁部434Bとの接続部分に、電源側コネクタ60を第2給電部44bと電気的に接続するための開口部434aが形成されているので、立壁部434Bが形成されているにもかかわらず電源側コネクタ60を本体部434Aに装着することができる。
また本変形例においては、リフレクタ450として、その光源支持部452が、金属板434を載置するための載置部452Aと、この載置部452Aを囲む位置に形成された4つの係合片452Bとを備えた構成となっており、その上で、金属板434は4つの係合片452Bと係合した状態で載置部452Aに載置されているので、次のような作用効果を得ることができる。
すなわち、4つの係合片452Bを弾性変形させながら金属板434を載置部452Aに押し当てることによって、光源ユニット430を位置決めした状態でリフレクタ450に支持されるようにすることができる。したがって、接着工程や熱カシメ工程等が不要となり、これにより作業工程を簡略化することができる。
さらに、本変形例に係る光源ユニット430は、上記実施形態の場合と同様、電源側コネクタ60としてカードエッジコネクタを用いることが可能な構成となっているので、電源側コネクタ60を装着するために金属板434に形成される開口部434aの上下幅を狭くすることができ、これにより金属板434の熱容量を十分に確保することができる。
上記第4変形例においては、各係合片452Bが光源支持部452の外周面と面一で延びるように形成されているものとして説明したが、各係合片452Bが光源支持部452の外周面よりも内周側に形成された構成とすることも可能である。
上記第4変形例においては、載置部452Aに対して灯具前方側の左右2箇所と左右両側の2箇所に係合片452Bがそれぞれ形成されているものとして説明したが、これ以外の配置で形成された構成とすることも可能であり、また、3箇所以下あるいは5箇所以上に係合片452Bが形成された構成とすることも可能である。
上記第4変形例においても、フレキシブルプリント配線板40の代わりに上記第2変形例のフレキシブルプリント配線板240や上記第3変形例のフレキシブルプリント配線板340を採用することが可能である。
次に、上記実施形態の第5変形例について説明する。
図13は、本変形例に係る灯具ユニット520Aの要部を示す、図11と同様の図である。
図13に示すように、本変形例の基本的な構成は上記第4変形例の場合と同様であるが、光源ユニット530の金属板534およびリフレクタ550の光源支持部552の構成が上記第4変形例の場合と一部異なっている。
本変形例の金属板534は、水平面に沿って延びるように形成された板厚一定のアルミニウム板で構成されており、その後端部において左右方向の中央に位置する部分には、灯具後方へ向けて延びる水平突出部534cが形成されている。
本変形例の光源支持部552は、平面視において金属板534よりもひと回り大きい矩形形状を有しており、金属板534を載置するための載置部552Aと、この載置部552Aを囲む位置に形成された5つの係合片552Bとを備えている。
5つの係合片552Bは、載置部552Aに対して灯具前方側の左右方向中心位置の1箇所と左右両側の2箇所と灯具後方側の左右2箇所とに形成されている。各係合片552Bは、光源支持部552の外周面と面一で延びるように形成されている。
各係合片552Bは、鉛直方向上方へ向けて延びる軸部552B1と、この552B1の上端部から載置部552A側へ向けて楔状に突出する突起部552B2とからなっている。各係合片552Bの具体的な形状は上記第4変形例の場合と同様である。
そして、各係合片552Bは、光源支持部552の上面に第1板面534aを当接させるようにして載置された金属板534に対して、その第2板面534bの外周端縁に突起部552B2の下部傾斜面が係合するようになっている。
これにより光源ユニット530は、金属板534がリフレクタ550の光源支持部552の載置部552Aに載置された状態で、上下方向ならびに灯具前後方向および左右方向の位置決めがなされている。
なお本変形例においては、上記第4変形例における左右1対の位置決めピン452Cおよび左右1対の挿通孔434Adに相当する構成は設けられていない。
本変形例の構成を採用した場合においても、上記実施形態の場合と同様の作用効果を得ることができる。
また本変形例においては、5つの係合片552Bと金属板534との係合によって上下方向ならびに灯具前後方向および左右方向の位置決めがなされるので、上記第4変形例の場合と同様、接着工程や熱カシメ工程等が不要となり、これにより作業工程を簡略化することができる。
しかもこのように本変形例においては、5つの係合片552Bと金属板534との係合によって灯具前後方向の位置決めもなされるので、上記第4変形例のような左右1対の位置決めピン452Cおよび左右1対の挿通孔434Adが不要となり、これにより灯具ユニット520Aの構成簡素化を図ることができる。
なお、上記実施形態およびその変形例において諸元として示した数値は一例にすぎず、これらを適宜異なる値に設定してもよいことはもちろんである。
また本願発明は、上記実施形態およびその変形例に記載された構成に限定されるものではなく、これ以外の種々の変更を加えた構成が採用可能である。
10 車両用灯具
12 ランプボディ
14 透光カバー
20A、20B、20C 灯具ユニット
30、130、230、330 光源ユニット
32 発光素子
32a 発光面
32b 端子部
34 金属板
34a 第1板面
34b 第2板面
34c 後端面
36 金属線
36a 前端部
36b 後端部
40、140、240、340 フレキシブルプリント配線板
42、242、342 絶縁フィルム
44、244、344 導電層
44a 第1給電部
44b、244b、344b 第2給電部
50 リフレクタ
50a 反射面
50s 反射素子
52 光源支持部
60、360 電源側コネクタ
62、362 筐体
64、364 金属端子
64a、364a、364b 弾性片
146 絶縁性材料
240a、340a 後端部(第2給電部側の端部)
410 車両用灯具
420A、520A 灯具ユニット
430、530 光源ユニット
434、534 金属板
434A 本体部
434Aa、534a 第1板面
434Ab、534b 第2板面
434Ac、534c 水平突出部
434Ad 挿通孔
434B 立壁部
434a 開口部
450、550 リフレクタ
450a 反射面
450s 反射素子
452、552 光源支持部
452A、552A 載置部
452B、552B 係合片
452B1、552B1 軸部
452B2、552B2 突起部
452C 位置決めピン
452a 開口部

Claims (8)

  1. 発光素子と上記発光素子を支持する金属板とを備えた光源ユニットにおいて、
    上記発光素子は、上記金属板の第1板面に固定されており、
    上記金属板の第1板面に、所要方向に延びる導電層を有するフレキシブルプリント配線板が貼付されており、
    上記導電層は、上記発光素子に隣接する第1給電部と上記金属板の端面近傍に位置する第2給電部とを備えており、
    上記発光素子は、上記導電層の第1給電部と金属線を介して電気的に接続されており、
    上記フレキシブルプリント配線板は、上記導電層の第2給電部において上記光源ユニットに電力を供給するための電源側コネクタと電気的に接続されるように構成されており、
    上記金属板は、上記第1板面を有する本体部と、上記本体部の端面位置から上記第1板面側へ折れ曲がるように形成された立壁部とを備えており、
    上記本体部と上記立壁部との接続部分に、上記電源側コネクタを上記第2給電部と電気的に接続するための開口部が形成されている、ことを特徴とする光源ユニット。
  2. 上記フレキシブルプリント配線板は、絶縁フィルムの表面に上記導電層が形成された構成となっており、
    上記導電層は、上記第1および第2給電部を除く領域が絶縁性材料で被覆されている、ことを特徴とする請求項1記載の光源ユニット。
  3. 上記フレキシブルプリント配線板は、上記第2給電部側の端部が上記金属板の端面からはみ出すように形成されている、ことを特徴とする請求項1または2記載の光源ユニット。
  4. 上記フレキシブルプリント配線板は、上記第2給電部側の端部が上記金属板の第2板面まで回り込むように延長形成されている、ことを特徴とする請求項3記載の光源ユニット。
  5. 請求項1~4いずれか記載の光源ユニットを備えた車両用灯具であって、
    上記光源ユニットの発光素子からの出射光を灯具前方へ向けて反射させるリフレクタを備えており、
    上記光源ユニットは、上記金属板において上記リフレクタに支持されており、
    上記電源側コネクタは、上記金属板に対して灯具後方側から装着されている、ことを特徴とする車両用灯具。
  6. 上記リフレクタは、上記金属板を載置するための載置部と、上記載置部を囲む位置に形成された複数の係合片とを備えており、
    上記金属板は、上記複数の係合片と係合した状態で上記載置部に載置されている、ことを特徴とする請求項5記載の車両用灯具。
  7. 発光素子と上記発光素子を支持する金属板とを備えた光源ユニットと、上記発光素子からの出射光を灯具前方へ向けて反射させるリフレクタと、を備えた車両用灯具であって、
    上記発光素子は、上記金属板の第1板面に固定されており、
    上記金属板の第1板面に、所要方向に延びる導電層を有するフレキシブルプリント配線板が貼付されており、
    上記導電層は、上記発光素子に隣接する第1給電部と上記金属板の端面近傍に位置する第2給電部とを備えており、
    上記発光素子は、上記導電層の第1給電部と金属線を介して電気的に接続されており、
    上記フレキシブルプリント配線板は、上記導電層の第2給電部において上記光源ユニットに電力を供給するための電源側コネクタと電気的に接続されるように構成されており、
    上記光源ユニットは、上記金属板において上記リフレクタに支持されており、
    上記電源側コネクタは、上記金属板に対して灯具後方側から装着されており、
    上記リフレクタは、上記金属板を載置するための載置部と、上記載置部を囲む位置に形成された複数の係合片とを備えており、
    上記金属板は、上記複数の係合片と係合した状態で上記載置部に載置されている、ことを特徴とする車両用灯具。
  8. 複数組の上記光源ユニットおよび上記リフレクタが車幅方向に並んだ状態で配置されている、ことを特徴とする請求項5~7いずれか記載の車両用灯具。
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