JP7360273B2 - 撮像装置、制御方法、およびプログラム - Google Patents

撮像装置、制御方法、およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、撮像装置、制御方法、およびプログラムに関する。
近年、Bluetooth(登録商標)のような近距離無線通信機能を搭載したデジタルカメラが登場してきている。このデジタルカメラは、例えばスマートフォンとBluetoothによって接続することができる。Bluetooth通信は、低消費電力で通信できることが特徴であり、また、デジタルカメラとスマートフォンとの間でペアリングを行うことにより、暗号化通信が可能となる。
二つの装置の間でペアリングを行うとき、ユーザにペアリングする装置の確認をさせることで、誤った装置とペアリングをすることを防止する策がとられている。特許文献1では、ユーザがスマートフォン上でペアリングする装置を選択すると、スマートフォンが確認コードを生成して、ユーザが選択した装置に確認コードを送信し、送信先の装置上に確認コードを表示する技術が開示されている。確認コードを目視することで、ユーザは誤った装置とペアリングすることを防止できる。
特開2017-097410号公報
しかし、デジタルカメラには小型化、耐久性向上を狙って液晶画面等の表示部を備えていないものもある。そのような表示部がないデジタルカメラの場合、従来技術では、デジタルカメラ側で確認コードを表示することができないため、ユーザはペアリングの確認ができず、意図しない装置とペアリングしてしまう可能性がある。
本発明は、例えば、ペアリングにおけるセキュリティ確保の点で有利な撮像装置を提供する。
本発明の一側面によれば、撮像手段と、前記撮像手段を用いて撮像する指示をユーザから受け付けるためのレリーズスイッチと、ダイヤルと、前記ダイヤルの状態に応じて、通信モードと撮影モードとを含む複数のモードのうちのいずれかのモードで動作するよう制御する制御手段と、外部装置と通信する通信手段と、を有し、前記ダイヤルが前記通信モードに対応する状態になった場合、前記制御手段は、アドバタイズ信号を発信するよう前記通信手段を制御し、前記外部装置とペアリング済みでない状態で前記アドバタイズ信号を受信した外部装置から暗号化通信の要求を受信した場合、前記制御手段は、前記レリーズスイッチへの所定の操作を受け付けたことに応じて前記暗号化通信の要求を許可し、前記外部装置とペアリング済みである状態で前記アドバタイズ信号を受信した外部装置から暗号化通信の要求を受信した場合、前記制御手段は、前記レリーズスイッチへの所定の操作を受け付けることなく前記暗号化通信の要求を許可し、前記ダイヤルが前記通信モードに対応する状態であり、かつ前記外部装置とペアリング済みである場合、前記制御手段は、前記レリーズスイッチへの所定の操作とは異なる操作に基づき、前記外部装置とのペアリングを解除するよう制御することを特徴とする撮像装置が提供される。
本発明によれば、例えば、ペアリングにおけるセキュリティ確保の点で有利な撮像装置を提供することができる。
スマートフォンの構成を示す図。 デジタルカメラの構成を示す図。 デジタルカメラの外観構成を示す図。 デジタルカメラのカラビナ部の構成を説明する図。 ペアリング処理の概要を説明する図。 スマートフォンにおける表示画面の例を示す図。 スマートフォンによるペアリング処理を示すフローチャート。 デジタルカメラによるペアリング処理を示すフローチャート。 デジタルカメラによるペアリング処理を示すフローチャート。 デジタルカメラのカラビナ部の開閉状態を検知する構造を例示する図。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
[第1実施形態]
<スマートフォン100の内部構成>
図1は、本実施形態の情報処理装置の一例であるスマートフォン100の構成例を示すハードウェア構成図である。なお、ここでは情報処理装置の一例としてスマートフォンについて述べるが、情報処理装置はこれに限られない。例えば情報処理装置は、無線機能付きのデジタルカメラ、タブレットデバイス、パーソナルコンピュータ等でありうる。
制御部101は、後述のプログラムを実行してスマートフォン100の各部を制御する。なお、制御部101が装置全体を制御する代わりに、複数のハードウェアが処理を分担することで、装置全体を制御してもよい。
撮像部102は、光学系および撮像素子を含み、静止画や動画の撮影を行う。スマートフォン100は、マイクロホン114およびスピーカ115も含む。
不揮発性メモリ103は、電気的に消去・記録可能な不揮発性のメモリである。不揮発性メモリ103には、制御部101によって実行される1つ以上のプログラムやデータが格納される。1つ以上のプログラムは、基本的なソフトウェアであるOS(オペレーティングシステム)、および、OSと協働して応用的な機能を実現するアプリケーションを含む。1つ以上のプログラムは、更に、後述するデジタルカメラ200と通信するためのアプリケーションを含む。作業用メモリ104は、表示部106の画像表示用メモリや、制御部101の作業領域等として使用される。
操作部105は、ユーザからのスマートフォン100に対する指示を受け付けるために用いられる。操作部105は例えば、ユーザがスマートフォン100の電源のON/OFFを指示するための電源ボタン、RTC107を設定する操作部材、表示部106に形成されるタッチパネル等の操作部材を含みうる。
表示部106は、画像データの表示、対話的な操作のための文字表示などを行う。なお、表示部106は必ずしもスマートフォン100が備える必要はない。表示部106がスマートフォン100の外部装置である場合、スマートフォン100は、表示部106と接続することができ、表示部106の表示を制御する表示制御機能を少なくとも有していればよい。
RTC107は、時計管理を行う。RTC107において、時計設定は、操作部105を介してユーザによって指定された時刻情報に基づいて行われうる。時計設定は、通信部111、通信部112、または公衆網接続部113を介して取得された時刻情報、または、電波時計によって捕捉された時刻情報に基づいて行われてもよい。あるいは、時計設定は、アナログ時計のようなメカニカル機構から検出された時刻情報に基づいて行われてもよい。
記録媒体110には、通信部111を介して転送された画像データが記録されうる。記録媒体110は、スマートフォン100に着脱可能なよう構成されていてもよいし、スマートフォン100に内蔵されていてもよい。
通信部111は、外部装置と接続するためのインタフェースである。スマートフォン100は、通信部111を介して外部装置とデータのやりとりを行うことができる。実施形態において、通信部111はアンテナを含み、制御部101は、アンテナを介してデジタルカメラ200と接続することができる。また、実施形態において、通信部111は、例えばIEEE802.11規格に従う無線LANによって外部装置と通信するためのインタフェースを含む。制御部101は、通信部111を制御することで外部装置との無線通信を実現する。なお、通信方式は無線LANに限定されるものではなく、例えば赤外通信方式も含みうる。
通信部112は、外部装置と例えば近距離無線通信を行うためのインタフェースである。スマートフォン100は、通信部112を介して外部装置とデータのやりとりを行うことができる。スマートフォン100は、例えば、デジタルカメラ200で生成された画像データを、通信部112を介して受信することができる。実施形態において、通信部112は、例えばIEEE802.15.1規格に従うBluetooth(登録商標)によって外部装置と通信するためのインタフェースを含みうる。制御部101は、通信部112を制御することで外部装置との無線通信を実現する。なお、通信方式はBluetoothに限定されるものではなく、例えば、IEEE802.11規格に従う無線LAN、または、赤外通信方式も含みうる。
通信部112は、Bluetoothのペリフェラルモードおよびセントラルモードをサポートしており、ペリフェラルモードおよびセントラルモードのいずれかを選択的に使用することができる。通信部112をセントラルモードで動作させることにより、スマートフォン100は、Bluetoothにおけるサーバー機器として動作することが可能である。スマートフォン100がサーバー機器として動作する場合、ペリフェラルモードで動作している外部機器に接続することで、スマートフォン100はその外部機器と通信することが可能である。なお、接続する外部機器との認証については、事前にペアリングを行うことで、接続する外部機器の固有情報が不揮発性メモリ103に記憶される。
<デジタルカメラ200の構成>
図2は、本実施形態の撮像装置の一例であるデジタルカメラ200の構成例を示すハードウェア構成図である。なお、ここでは撮像装置の一例としてデジタルカメラについて述べるが、撮像装置はこれに限られない。例えば撮像装置は、撮像機能付きの、携帯型のメディアプレーヤ、タブレットデバイス、パーソナルコンピュータ等でありうる。
制御部201は、後述のプログラムを実行してデジタルカメラ200の各部を制御する。本実施形態においてはとりわけ、制御部201は、モード切替ダイヤル7の状態に応じて、通信モードと撮影モードとを含む複数のモードのうちのいずれかのモードで動作するよう制御する制御手段として機能しうる。また、制御部201は、後述するペアリング処理を実行する処理手段、および、操作部材に対する所定の操作を検知する検知手段として機能しうる。なお、制御部201が装置全体を制御する代わりに、複数のハードウェアが処理を分担することで、装置全体を制御してもよい。
撮像部202は、例えば、光学レンズユニット、絞り、ズーム、フォーカス等を制御する光学系と、光学レンズユニットを経て入射した光を電気的な映像信号に変換するための撮像素子等を含みうる。撮像素子としては、一般的には、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)や、CCD(Charge Coupled Device)が利用される。撮像部202は、制御部201による制御の下、撮像部202に含まれるレンズで結像された被写体光を、撮像素子により電気信号に変換し、ノイズ低減処理等を行い、デジタルデータを画像データとして出力する。実施形態において、画像データは、DCF(Design Rule for Camera File System)規格に従って、記録媒体210に記録される。
不揮発性メモリ203は、電気的に消去・記録可能な不揮発性のメモリである。不揮発性メモリ203には、制御部201によって実行される後述のプログラム等が格納される。作業用メモリ204は、撮像部202で撮像された画像データを一時的に保持するバッファメモリや、制御部201の作業領域等として使用される。
操作部205は、ユーザからのデジタルカメラ200に対する指示を受け付けるために用いられる。操作部205は例えば、ユーザがデジタルカメラ200の電源のON/OFFを指示するための電源スイッチ、撮影モードを切り替えるためのモード切替ダイヤル、撮影を指示するためのレリーズ釦(レリーズスイッチ)を含みうる。
RTC207は、時計管理を行う。RTC207において、時計設定は、通信部211を介して取得された時刻情報、または、電波時計によって捕捉された時刻情報に基づいて行われうる。
記録媒体210には、撮像部202から出力された画像データが記録されうる。記録媒体210は、デジタルカメラ200に着脱可能なよう構成されていてもよいし、デジタルカメラ200に内蔵されていてもよい。
通信部211は、外部装置と接続するためのインタフェースである。デジタルカメラ200は、通信部211を介して外部装置とデータのやりとりを行うことができる。例えば、撮像部202で生成された画像データは、通信部211を介して外部装置に送信されうる。実施形態において、通信部211は、例えばIEEE802.11規格に従う無線LANによって外部装置と通信するためのインタフェースを含む。制御部201は、通信部211を制御することで外部装置との無線通信を実現する。なお、通信方式は無線LANに限定されるものではなく、例えば赤外通信方式も含みうる。
通信部212は、外部装置と例えば近距離無線通信を行うためのインタフェースである。デジタルカメラ200は、通信部212を介して外部装置とデータのやりとりを行うことができる。デジタルカメラ200は、例えば、撮像部202で生成した画像データを、通信部212を介して外部装置に送信することができる。実施形態において、通信部212は、例えばIEEE802.15.1規格に従うBluetoothによって外部装置と通信するためのインタフェースを含みうる。制御部201は、通信部212を制御することで外部装置との無線通信を実現する。なお、通信方式はBluetoothに限定されるものではなく、例えば、IEEE802.11規格に従う無線LAN、または、赤外通信方式も含みうる。
通信部212は、Bluetoothのペリフェラルモードおよびセントラルモードをサポートしており、ペリフェラルモードおよびセントラルモードのいずれかを選択的に使用することができる。通信部212をペリフェラルモードで動作させることにより、デジタルカメラ200は、Bluetoothにおけるクライアント機器として動作することが可能である。デジタルカメラ200がクライアント機器として動作する場合、セントラルモードで動作している外部機器に接続することで、デジタルカメラ200はその外部機器と通信することが可能である。なお、接続する外部機器との認証については、事前にペアリングを行うことで、接続する外部機器の固有情報が不揮発性メモリ203に記憶される。
デジタルカメラ200は更に、マイクロホン213、スピーカ214、およびLED215を含む。
次に、デジタルカメラ200の外観について説明する。図3(a)は、実施形態における撮像装置の一例であるデジタルカメラ200を正面側(被写体側)から見た外観斜視図である。図3(b)は、デジタルカメラ200を被写体側とは反対の背面側から見た外観斜視図である。図3に示すデジタルカメラ200は、筐体となる前部カバー1a、後部カバー1b、レンズ部2を有する。デジタルカメラ200は、カラビナ様のクリップ部を有し、これをカラビナ部3と呼ぶ。このカラビナ部3については後述する。
着せ替えパネル4は、着脱可能な化粧パネルである。マイク穴5は、マイクロホン213に通じる開口部である。デジタルカメラ200のマイクロホンは、特に動画撮影時に用いられる。上面部には押圧式のレリーズ釦6が設けられており、撮影者はレリーズ釦6を押し込む操作を行うことにより、撮影指示を入力することが可能である。
後部カバー1b側には、モード切替ダイヤル7、背面グリップ部8、スピーカ穴9、LED窓10、リセット釦11が設けられている。スピーカ穴9は、スピーカ214に通じる開口部であり、LED窓10は、LED215の発光が見えるようにされた開口部または透明部である。カメラ底面部には、三脚穴12が設けられている。モード切替ダイヤル7は、通信モードと撮影モードとを含む複数のモードのうちのいずかのモードへの切り替えや、電源OFF等の操作を行うための操作部材である。背面グリップ部8は、撮影時に右手指を置きグリップ性を高めるための指置きとして用いられる形状とされ、表面に凹凸を有する。ねじ13は、前部カバー1aと後部カバー1bとを固定する締結部材であり、締結された前部カバー1aと後部カバー1bが、デジタルカメラ200の外装となる。また、外装を一部切欠き、ねじ13のねじ軸部13aの一部を外装から外部に出すことで、ストラップの紐掛け部が形成されている。
次に、カラビナ部3の構成について説明する。図4(a)は、カラビナ部3の閉状態を示す図であり、図4(b)は、カラビナ部3の開状態を示す図である。
カラビナ部3は、本体部材3aと揺動するゲート部材3bとで枠体(リング)が構成され、この枠体によって開口部3dが形成されている。ゲート部材3bの一端は、回動軸3cによって回動可能に軸支される。これによってゲート部材3bは、回動軸3cを中心に回動(揺動)可能であり、所定の角度まで回動することで開状態となることができる。回動軸3cは、ねじ13を兼ねており前部カバー1aと後部カバー1bを固定する締結部材でもある。
ゲート部材3bは、カラビナ部3が形成するリングの開閉のための部材であり、常に矢印Aの方向すなわち閉状態となる向きの付勢力を不図示のバネ部材から受け、ゲート部材3bは本体部材3aに当接することで位置が規制されている。ゲート部材3bを閉状態から開状態にするには、前述のバネ部材から受ける付勢力よりも大きな力でゲート部材3bを押し上げればよい。
このような開閉可能な機構を有することにより、カラビナ部3は、デジタルカメラ200をユーザの衣類や装身具等に係止するためのクリップとして機能しうる。なお、便宜上、カラビナ部3を独立した部位のように説明しているが、本実施形態ではカラビナ部3の本体部材3aはデジタルカメラ200の前部カバー1aと後部カバー1bの一部であり、カラビナ部3はデジタルカメラ200の外装の一部をなしている。つまり、デジタルカメラ200そのものがカラビナとしての構造を有するともいえる。もちろん、カラビナ部3とデジタルカメラ200は必ずしも一体形成されている必要はなく、デジタルカメラの筐体とねじなどで結合した形態であってもよい。
<ペアリングの概要>
図5は、デジタルカメラ200とスマートフォン100との間にBluetoothのペアリングが確立されるまでの機能構成を示す図である。以下に、ユーザ501がデジタルカメラ200でペアリングの開始を指示してから、スマートフォン100とのペアリングを確立するまでの流れを示す。ペアリングは、2つの機器間での近距離無線通信による暗号化通信を確立するために、2つの機器間で暗号キーの交換を行う処理である。
図5(a)は、ユーザ501がデジタルカメラ200を操作して、ペアリングが開始される。ペアリングが開始されると、デジタルカメラ200は、アドバタイズ信号502をブロードキャストする。
図5(b)は、デジタルカメラ200とスマートフォン100がBluetooth接続し、暗号化通信のための暗号キーを交換した様子を示す。スマートフォン100は、通信部112によりデジタルカメラ200からのアドバタイズ信号を受信し、アドバタイズ信号データからデジタルカメラ200のペアリング要求に基づいて、デジタルカメラ検出の表示を表示部106へ行う。スマートフォン100は、ユーザ501によるデジタルカメラ200とのペアリングを開始する操作を受ける。スマートフォン100はこの操作に応じてデジタルカメラ200に対してBluetooth接続要求を送信する。これによりデジタルカメラ200とスマートフォン100との間にBluetooth接続が確立される。スマートフォン100は、デジタルカメラ200にペアリング要求を発行し、これが許可された場合に通信データの暗号化のための暗号キーを交換することにより、スマートフォン100とデジタルカメラ200とは暗号化通信が可能な状態になる。スマートフォン100の暗号キー514は、デジタルカメラ200の制御部201にて動作するソフトウェアモジュール構成516の通信制御モジュール512に保存される。デジタルカメラ200の暗号キー513は、スマートフォン100の制御部101にて動作するソフトウェアモジュール構成515のOS511に保存される。OS511に暗号キー514が保存されると、OS511はデジタルカメラ200と暗号化通信が可能な状態となる。
図5(c)は、デジタルカメラ200とスマートフォン100がBluetooth接続され暗号化通信が可能な状態となった後、スマートフォン100のスマートフォンID521を暗号化通信にてデジタルカメラ200に渡した状態の図である。スマートフォンID521がデジタルカメラ200に渡ると、スマートフォンID521はカメラ制御モジュール522によって記憶される。スマートフォンID521が記憶されていることによって、スマートフォン100とペアリング済みの状態であると判断される。
この後、Bluetooth通信を利用して、スマートフォン100からデジタルカメラ200の撮影パラメータやカメラ設定を変更することが可能となる。本実施形態のデジタルカメラ200は液晶画面のような表示部をもたない構成であるため、従来のカメラのように表示部を確認しながら、撮影パラメータやカメラ設定を変更することができない。スマートフォン100とデジタルカメラ200を通信させ、スマートフォン100からデジタルカメラ200を制御可能にしておくことで、ユーザは、表示部をもつカメラと同じように使用することができる。また、スマートフォン100は、操作部105を介してユーザによりWi-Fi通信が必要な画像転送、リモート撮影機能を実行するよう指示されうる。スマートフォン100は、そのような指示を受け付けたことに応答して、Bluetooth通信を介してデジタルカメラ200にWi-Fi通信の接続要求を発行する。この要求を受信したデジタルカメラ200は、予め定められたSSIDとパスワードのネットワークを形成する。すなわち、デジタルカメラは、Wi-Fiのアクセスポイントとしての動作を開始し、所定のSSIDを含むビーコンの発信を開始する。一方、スマートフォン100は、Bluetooth通信を介してデジタルカメラ200にWi-Fi通信の接続要求を発行した後、アプリケーションに従ってWi-Fi接続の要求をデジタルカメラ200に送信する。なお、このデジタルカメラ200のネットワークに向けて要求を出すために、上記の予め定められたSSIDとパスワードがアプリケーションにコーディングされていてもよい。あるいは、上記の予め定められたSSIDとパスワードをBluetooth通信を介してデジタルカメラ200から受信してもよい。Wi-Fi接続の要求を受信したデジタルカメラ200が、その要求を許可することで、デジタルカメラ200とスマートフォン100とのWi-Fi接続が確立される。なお、ここでパスワードは接続の度にランダムに生成されてもよい。この場合は、生成されるパスワードをBluetooth通信を介してデジタルカメラ200から受信し、Wi-Fiの接続に用いる。
以上の手順により、スマートフォン100とデジタルカメラ200はBluetooth通信からWi-Fi通信へ切り替えて、ユーザにより指示された機能を実行することが可能となる。
また、Wi-Fi通信を確立するための手順は、上記の手順に加えてBluetoothを用いずにデジタルカメラ200の操作でWi-Fiを起動する機能を備えていてもよい。例えば、モード切替ダイヤル7を通信モードのポジションにした状態でレリーズ釦6を所定時間(例えば10秒)押下することで、Bluetoothのアドバタイズ信号の発信を停止し、所定のSSIDを含むWi-Fiビーコンの発信を開始する。このようにすることで、Bluetoothの機能を持たないスマートフォン100ともWi-Fi接続を確立することができる。なお、上述のようにBluetoothを用いる手順ではWi-Fiのパスワードをランダムに生成してもよいと述べた。一方、このレリーズ釦6の押下によってWi-Fiを起動する場合、デジタルカメラ200からスマートフォン100にパスワードを渡す機会がない。そのため、レリーズ釦6の押下によってWi-Fiを起動する場合は、Bluetoothを用いる手順とは異なり、予め定められたSSIDとパスワードを用いる。
なお、デジタルカメラ200は、このレリーズ釦6の押下によってWi-Fiを起動したという情報を記憶しておく。モード切替ダイヤル7が他のモードポジションにされた後、再度、通信モードのポジションにされた場合、デジタルカメラ200は、Bluetoothのアドバタイズ信号を発信するのではなく、Wi-Fiを起動するようにしてもよい。このようにすることで、Bluetoothの機能を持たないスマートフォン100との接続のために毎回レリーズ釦6を押下する手間を省くことができる。モード切替ダイヤル7を通信モードポジションにされたことでBluetoothのアドバタイズ信号を発信することなくWi-Fiを起動した状態にされる。この状態で再度、レリーズ釦6が所定時間(例えば10秒)押下されると、デジタルカメラ200はBluetoothのアドバタイズ信号を発信する状態に戻るようにしてもよい。
このように、スマートフォン100とデジタルカメラ200を通信させることで、スマートフォン100はデジタルカメラ200を制御可能なシステム構成となっている。
このような構成においては、デジタルカメラ200が、ユーザが意図しない他人のスマートフォンとペアリングされてしまうと、他人のスマートフォンからカメラを制御されてしまうおそれがある。そのため、スマートフォン100とデジタルカメラ200のペアリング処理では、互いにペアリングする相手を確認する行為が非常に重要となる。
<ペアリング処理におけるスマートフォンのフロー>
スマートフォン100がデジタルカメラ200とBluetooth通信のペアリングを完了するまでの、スマートフォン100の動作フローを説明する。スマートフォン100は、不揮発性メモリ103に格納されているアプリケーションが起動している最中、ユーザがデジタルカメラ200を操作して行うペアリング処理や接続処理を受け付けることができる。図6(a)は、スマートフォン100でアプリケーションを起動した場合の表示例である。この時点では、スマートフォン100は、デジタルカメラ200とは未接続状態であり、表示部106にはカメラの操作方法を示すメッセージ601が表示されている。
図7は、スマートフォン100によるペアリング処理のフローチャートである。S700において、スマートフォン100の制御部101は、アドバタイズ信号を受信するまで待機する。制御部101がアドバタイズ信号を検出すると、処理はS701に進む。
S701で、制御部101は、デジタルカメラ200がペアリング済みかどうかを判断する。ペアリング済みかどうかは、S700で受信したアドバタイズ信号に含まれているスマートフォンIDを調べることで判断される。制御部101は、アドバタイズ信号からスマートフォン100自身のスマートフォンIDを検出した場合はペアリング処理済みと判定し、S714に進んでデジタルカメラ200とBluetooth通信を確立して処理を終了する。制御部101は、アドバタイズ信号からスマートフォン100自身のスマートフォンIDを検出できなかった場合は、ペアリング済みではないと判断し、処理はS702へ進む。
S702において、制御部101は、S700で受信したアドバタイズ信号の送信元であるデジタルカメラをリスト表示する。複数のアドバタイズ信号が受信されている場合には、制御部101は、それぞれの送信元のカメラについてリスト表示する。図6(b)は、スマートフォン100の表示部106に未ペアリングのカメラをリスト表示しているアプリケーションの表示例である。ここで、リスト表示602には、アドバタイズ信号に含まれるデジタルカメラの機種名や機器固有のIDなどカメラの識別情報が表示される。カメラの識別情報は、ユーザが任意につけるニックネームや、カメラ本体の色情報を含む構成とし、未ペアリングのカメラを複数台表示した場合に、より個体を特定しやすくしてもよい。
次に、S703で、制御部101は、リスト表示602に表示されたデジタルカメラのうちのいずれかが、ユーザによって操作部105を介して選択されるまで待機する。制御部101がいずれかのデジタルカメラが選択されたことを検出したら、処理はS704に進む。
ここでは、S703でデジタルカメラ200が選択されたとする。S704で、制御部101は、通信部112を介して、S703で選択されたデジタルカメラ200に、アドバタイズ信号への応答としてBluetoothの接続要求を送信する。
S705で、制御部101は、図6(c)に示されるような確認ダイアログ603を表示する。本実施形態のデジタルカメラ200は、ペアリングしようとする外部の装置の情報を表示する表示部を持たない構成のため、代わりにスマートフォン100の表示部106に、このような確認ダイアログ603が表示される。ユーザは、確認ダイアログ603を見て、S703で選択されたデジタルカメラ200とペアリングするかを確認する。確認ダイアログ603は、OKボタン604およびキャンセルボタン605を含みうる。本実施形態では、ダイアログの表示時間が設定されており、確認ダイアログ603が表示されてから所定時間内にユーザ操作がない場合はタイムアウトとなり、キャンセル扱いとなる。S706で、キャンセルボタン605の押下が検出された場合、処理はS709に進み、キャンセルボタン605の押下が検出されなかった場合、処理はS707に進む。S707で、OKボタン604の押下が検出された場合、処理はS710に進み、OKボタン604の押下が検出されなかった場合、処理はS708に進む。S708で、制御部101は、タイムアウトしたかを判定する。タイムアウトしていない場合、処理はS706に戻り、ユーザ操作を待つ。タイムアウトした場合、処理はS709に進む。S709では、制御部101は、図6(f)に示すようなエラーダイアログ607を表示して、処理は最初(S700)に戻る。
S710で、制御部101は、デジタルカメラ200でペアリング確認に応答するための操作手順ダイアログを表示する。図6(d)に、操作手順ダイアログ606の表示例を示す。操作手順ダイアログ606は、S705でのペアリングするデジタルカメラ200の確認するための操作と同様、デジタルカメラ200でペアリングの確認をするための操作のために表示されるものである。本実施形態のデジタルカメラ200は表示部を持たない構成のため、代わりにスマートフォン100の表示部106に、このような操作手順ダイアログ606が表示される。本実施形態では、デジタルカメラ200のLED215が点灯中にレリーズ釦6を押下(オン操作)することを、ペアリングの確認に応答するデジタルカメラ200側の操作としており、その説明が操作手順ダイアログ606に表示されている。
S711で、制御部101は、暗号化通信を実現するための暗号キーを生成して、通信部112を介してデジタルカメラ200に送信することで暗号化通信をデジタルカメラ200に要求する。S712で、制御部101は、デジタルカメラ200から暗号キーを受信するまで待機する。本実施形態では、所定時間内に暗号キーを受信できなかった場合、処理はS709に進み、所定時間内に暗号キーが受信された場合、処理はS713に進む。S713で、制御部101は、受信した暗号キーを不揮発性メモリ103に格納する。これにより、スマートフォン100はデジタルカメラ200と暗号化通信が可能な状態となる。その後、処理はS714に進む。S714において、制御部101は、デジタルカメラ200にスマートフォンIDを送信する。
以上の処理を経て、ペアリングが完了する。制御部101は、図6(e)に示すように、接続先のカメラの情報を表示部106に表示する。こうして、スマートフォン100とデジタルカメラ200との間にBluetooth通信の接続が確立され、ユーザは、スマートフォン100上のアプリケーションを介して、デジタルカメラ200を操作することが可能となる。
<ペアリング処理におけるデジタルカメラのフロー>
デジタルカメラ200がスマートフォン100とBluetooth通信のペアリングを完了するまでの、デジタルカメラ200の動作フローを説明する。図8は、スマートフォン100とペアリング済みのデジタルカメラ200の動作を示すフローチャートである。
S800で、デジタルカメラ200の制御部201は、ユーザがモード切替ダイヤル7を通信モードポジションに合わせたことに応じて、アドバタイズ信号をブロードキャストする。このアドバタイズ信号には、送信元であるデジタルカメラ200の機種名や機器固有のIDが含まれている。スマートフォン100は、アドバタイズ信号から、信号を発信している機器が対応機器かどうかを判断することができる。デジタルカメラ200がいずれかのスマートフォンとペアリング済みの場合、制御部201は、アドバタイズ信号にペアリング済みのスマートフォンのスマートフォンIDを含んで発信する。ペアリング済みのスマートフォンがない場合は、制御部201は、アドバタイズ信号のスマートフォンのIDを空(NULL値)にして発信する。これにより、図7のS701で、スマートフォン100は、アドバタイズ信号を発信しているデジタルカメラ200がペアリング済みか否かを判断することが可能となる。なお、デジタルカメラ200がいずれかのスマートフォンと既にペアリング済みであるが、ユーザがそれとは別のスマートフォンとのペアリングを望む場合、ユーザは次のような操作を行うことができる。すなわち、ユーザは、デジタルカメラ200のモード切替ダイヤル7を通信モードポジションに合わせ、その後、レリーズ釦6を一定時間(例えば2秒)押下する。こうすることで、制御部201は、ペアリングを解除し、モード切替ダイヤル7を通信モードポジションに合わせたことで発信されているアドバタイズ信号のスマートフォンのIDを空(NULL値)にした状態で改めてアドバタイズ信号を発信する。このように、レリーズ釦6が操作された状態が所定時間以上継続した場合、制御部201は、外部装置とのペアリングを解除するとともに、外部装置に関する情報が含まれないアドバタイズ信号の発信を開始するよう制御する。なお、この操作には、リセット釦11を押し込む、レリーズ釦6を短く二回以上押下する、などの操作を割り当ててもよい。なお、ここでレリーズ釦6を押下した場合には、それに応じた撮像処理は実行されない。また、本実施形態のデジタルカメラ100は、同時に一台のスマートフォンとしかペアリングできないものとする。
なお、モード切替ダイヤル7を通信モードポジションに合わせた状態でレリーズ釦6を所定時間(例えば10秒)押下することでWi-Fiを起動する機能を備えてもよいと述べた。この機能を備えている場合、ペアリング解除のために押下することと区別する必要がある。そこで、モード切替ダイヤル7を通信モードポジションに合わせた状態でレリーズ釦6が押下され、その後指が離されて解放された場合、押下されてから解放されるまでの時間を計測する。そして、計測した時間が例えば2秒以上10秒未満である場合にペアリングを解除し、10秒以上である場合にはペアリングを解除することなくWi-Fiを起動するようにすればよい。すなわち、レリーズ釦6が操作された状態が所定時間以上継続した後にレリーズ釦6が操作されていない状態になった場合、制御部201は、外部装置とのペアリングを解除する。その後、制御部201は、外部装置に関する情報が含まれないアドバタイズ信号の発信を開始する。一方、レリーズ釦6が操作された状態が所定時間よりも長い時間継続した後にレリーズ釦6が操作されていない状態になった場合、制御部201は、外部装置とのペアリングは解除しない。このとき制御部201は、ペアリングを解除することなく、通信部212よりも通信速度が速い第2の通信手段である通信部211を有効にする(Wi-Fiを起動する)。
S801で、制御部201は、スマートフォン100から送信された、アドバタイズ信号への応答である接続要求を受信するまで待機する。この接続要求は、図7のS704でスマートフォン100から送信されるものに対応する。制御部201が接続要求を受信したら、処理はS802に進む。S802で、制御部201は、スマートフォン100に接続要求への応答を送信し、近距離無線通信であるBluetooth通信の接続を確立する。
続いて、制御部201は、スマートフォン100との暗号化通信を実現するための処理を行う。S803で、制御部201は、スマートフォン100の暗号キーを受信したかを判定する。この暗号キーは、図7のS711でスマートフォン100から暗号化通信の要求として送信されるものに相当する。制御部201が暗号キーを受信したと判定した場合、すなわち暗号化通信の要求を受信した場合、処理はS805に進み、暗号キーを受信しなかったと判定した場合、処理はS804に進む。
S804以降の工程で、スマートフォン100の暗号キーを受信してから所定時間が経過するまでの間に操作部材に対する所定の操作が行われたことが検知された場合に、スマートフォン100に対してデジタルカメラ200の暗号キーを送信する。以下、具体的に説明する。
S804で、制御部201は、タイムアウトしたかを判定する。タイムアウトしていない場合は、処理はS803に戻り、スマートフォン100からの暗号キーの受信を待つ。制御部201は、所定時間内にスマートフォン00から暗号キーを受信せずにタイムアウトした場合は、最初(S800)に戻る。
S805で、制御部201は、LED215を点滅させる。LED215を点滅させる代わりに、ブザーを発する構成としてもよい。また、LED215の点滅は、早い点滅、遅い点滅、また、色を変更するなど複数の点灯パターンを有してもよいし、ブザー音と組み合わせる構成としてもよい。このようにして、制御部201は、所定時間が経過するまでの間、デジタルカメラ200の暗号キーの送信前の確認操作としてのレリーズ釦の操作が有効であることを、光および音の発生の少なくともいずれかによりユーザに報知する。
S806で、制御部201は、LED215の点滅中にユーザによりレリーズ釦6が押下されたかを判断する。制御部201は、レリーズ釦6が押下されたと判定した場合、S803で受信した暗号キーの送信元のスマートフォンとペアリングすることがユーザにより確認されたと判断し、処理はS809に進む。S806でレリーズ釦6は押下されなかったと制御部201が判定した場合、処理はS807に進む。S806で判定される、「レリーズ釦6が押下された」というペアリングの確認操作は、図7のS710において、スマートフォン100が表示部106に表示した操作手順ダイアログ606(図6(d))の内容に従って操作されたものである。つまり、ユーザがスマートフォン100Aとペアリングを所望している場合、スマートフォン100Aの表示画面に表示される操作指示に基づきデジタルカメラ200を操作することで、スマートフォン100Aからのペアリング要求に応答する。これが意図しないスマートフォン100Bからのペアリング要求であれば、操作手順ダイアログ606は、スマートフォン100Bの表示部に表示されるため、スマートフォン100Aのユーザは操作手順ダイアログ606を見ることはできない。したがって、スマートフォン100Aのユーザはデジタルカメラ200でペアリング要求への応答をすることはできない。これにより、デジタルカメラ200が意図しないスマートフォンとペアリングすることが防止される。
なお、ペアリングの確認操作は、レリーズ釦6を押下する代わりに、モード切替ダイヤル7の切替操作によって行われてもよい。ペアリングの確認のための操作部材の操作方法を複数設けておき、スマートフォン100に操作方法を指定するようにしてもよい。例えば、デジタルカメラ200は、アドバタイズ信号にレリーズ釦への所定の操作に関する情報を含めることにより、スマートフォンに操作方法を指示する。この場合、スマートフォン100は、指示された操作方法を表示する。また、複数の操作の組み合わせが指定されてもよい。例えば、レリーズ釦6の押下と、カラビナ部の開操作を同時に行うことを示す情報を含めてアドバタイズ信号を発信し、スマートフォンでそれらの操作を把握可能な態様で表示する。これを確認したユーザは、デジタルカメラ200のレリーズ釦6の押下とカラビナ部の開操作を同時に行うことで、ペアリング要求に応答する。
なお、上記説明では、S800で、デジタルカメラ200のモード切替ダイヤル7を通信モードポジションに合わせることでアドバタイズ信号をブロードキャストする構成とした。これに代えて、モード切替ダイヤル7を通信モードポジションに合わせた後、さらにレリーズ釦6を押下することでアドバタイズ信号をブロードキャストする構成としてもよい。この場合、S800のペアリングの開始と、S806のペアリングの確認操作が同一となり、ユーザにとってわかりやすく、より直感的な操作方法を提供することが可能となる。
S807で、制御部201は、タイムアウトしたかを判定する。タイムアウトしていない場合、処理はS806に戻り、制御部201は、ユーザによりレリーズ釦6が押下されるのを待つ。所定時間内にユーザによりレリーズ釦6が押下されずにタイムアウトした場合、処理はS808に進み、制御部201はLED215を消灯し、処理は最初(S800)に戻る。
S809で、制御部201は、デジタルカメラ200の暗号キーを生成して、通信部212を介してスマートフォン100に送信する。デジタルカメラ200とスマートフォン100は、互いに暗号キーを記憶し、今後の暗号化通信で使用する。制御部201は、S803で受信したスマートフォン100の暗号キーを不揮発性メモリ203に格納する。
S810で、制御部201は、スマートフォンIDを不揮発性メモリ203に格納して、LED215を消灯する。以上で、デジタルカメラ200は、スマートフォン100とのBluetooth通信のペアリングを完了する。
以上説明したデジタルカメラ200側の処理によれば、制御部201は、ペアリング処理の実行中に操作部材に対する所定の操作(確認操作)が行われたことを検知する(S806のレリーズ釦押下)。そして制御部201は、これに応じて、スマートフォン100に対して、デジタルカメラ200の暗号キーを送信する。言い換えると、ペアリング処理中、ユーザが確認操作を行わないと、暗号キーの送信は行われず、ペアリングは正常に完了しない。これにより、ペアリングにおけるセキュリティが確保される。
なお、上述の例では、BluetoothやWi-Fiなど、いわゆる無線通信を介してデジタルカメラ200とスマートフォン100とが接続する例について述べた。これに加えて、デジタルカメラ200は有線でスマートフォンやPCと接続する機能を有していてもよい。この場合、有線で接続するほうが明確に接続の意図があると判断し、BluetoothやWi-Fiなどの無線機能が有効な状態で有線接続が確立された場合には、有線接続を優先し、無線機能を無効にする。
上述の実施形態によれば、外部装置とペアリング済みでない状態でアドバタイズ信号を受信した外部装置から暗号化通信の要求を受信した場合、制御部201は、レリーズ釦6への所定の操作を受け付けたことに応じて暗号化通信の要求を許可する。一方、外部装置とペアリング済みである状態でアドバタイズ信号を受信した外部装置から暗号化通信の要求を受信した場合、制御部201は、レリーズ釦6への所定の操作を受け付けることなく暗号化通信の要求を許可しうる。また、モード切替ダイヤル7が通信モードに対応する状態であり、かつ外部装置とペアリング済みである場合、制御部201は、レリーズ釦6への所定の操作とは異なる操作に基づき、外部装置とのペアリングを解除するよう制御する。
[第2実施形態]
上述の第1実施形態では、スマートフォン100からのペアリング要求に対して、デジタルカメラ200では、レリーズ釦6を押下することで確認応答が行われる構成を説明した。これに対し本実施形態では、カラビナ部3のゲート部材3bの開閉操作が行われたことを検知する機構を設け、ゲート部材3bを開閉させることで確認応答が行われる構成とする。したがって本実施形態においては、カラビナ部3のゲート部材3bは、ユーザによって操作される操作部材の1つとして使用される。なお、以下では、「ゲート部材3bのリングの開閉操作」は、「カラビナ部3の開閉」とも表現されうる。また、本実施形態は第1実施形態と共通する部分が多いため、共通部分の説明は省略し、本実施形態に特有の部分を中心に説明する。
<デジタルカメラのカラビナ部の説明>
図10は、本実施形態におけるデジタルカメラ200のカラビナ部3の開閉状態を検知する構造を例示する図である。図10(a)はカラビナ部3が閉じている状態、図10(b)はカラビナ部3が開いている状態を示す。
前述の通り、ゲート部材3bの一端は回動軸3cによって回動可能に軸支され、矢印Aの方向すなわち閉状態となる向きの付勢力を開閉バネ16から受け、ゲート部材3bは前部カバー1aに当接している。また、ゲート部材3bには、開閉を検知するための磁石17が内蔵されている。磁石17は、ゲート部材3bの回動軸3cを中心にした回動に伴って位置が移動するように配置される。磁石17には、例えば、小型で比較的強い磁力を得られるネオジウム鉄ボロン系磁石が用いられうる。
デジタルカメラ200の内部には、磁石17が移動することによって生じる磁場の変化を検知する磁気センサ18が内蔵されている。磁気センサ18は、垂直方向の磁場の変化を検知するホールIC等で構成され、図10(b)に示すようなカラビナ部3の開状態で磁石17と正対する位置に配置される。磁気センサ18は、例えばフレキシブルプリント基板19に実装されており、磁気センサ18からの信号は、フレキシブルプリント基板19の配線を通じて制御部201へ出力される(図2参照)。フレキシブルプリント基板19は、非磁性のシャーシ20に高精度で位置決め固定されている。磁気センサ18は、磁場が近づくとHIGH信号を出力し、磁場が遠ざかるとLOW信号を出力する。すなわち、磁石17の磁場の磁束密度が所定の閾値より大きければHIGH信号を出力し、閾値以下であればLOW信号を出力する。このように本実施形態では、磁気センサ18と制御部201とによって検知手段が構成される。制御部201は、磁気センサ18の出力信号に基づき、カラビナ部3の開閉状態を判断することができる。これにより、制御部201は、ゲート部材3bの開閉操作が行われたことを検知することができる。
なお、磁気センサ18はホールICに限定されず、GMRセンサ等の磁気センサであってもよい。また、デジタルカメラ200の防水性を考慮しなければ、磁気センサおよび磁石を使用するかわりに、機械的接触を検知する接点式の検出スイッチを用いてもよい。
<ペアリング処理におけるスマートフォンのフロー>
スマートフォン100のフローは、上述の第1実施形態(図7)と同様であるため、説明は省略する。
<ペアリング処理におけるデジタルカメラのフロー>
図9は、本実施形態におけるデジタルカメラ200のペアリング処理のフローチャートである。S800~S805は、第1実施形態に係る図8と同様であるため、説明は省略する。
S906で、デジタルカメラ200の制御部201は、LED215の点滅中にユーザによりカラビナ部3が開閉されたかどうかを判定する。制御部201は、カラビナ部3の開閉を検知した場合、S803で受信した暗号キーの送信元のスマートフォンとペアリングすることがユーザにより確認されたと判断し、処理はS809に進む。S906でカラビナ部3の開閉がされなかったと制御部201が判定した場合、処理はS807に進む。S906で判定される、「カラビナ部3が開閉された」というペアリングの確認操作は、図7のS710において、スマートフォン100が表示部106に表示した内容に従って操作されたものである。図6(g)に、このときスマートフォン100の表示部106に表示される操作手順ダイアログ608の例を示す。つまり、ユーザがスマートフォン100Aとペアリングを所望している場合、スマートフォン100Aの表示画面に表示される操作指示に基づきデジタルカメラ200を操作することで、スマートフォン100Aからのペアリング要求に応答する。これが意図しないスマートフォン100Bからのペアリング要求であれば、操作手順ダイアログ608は、スマートフォン100Bの表示部に表示されるため、スマートフォン100Aのユーザは操作手順ダイアログ608を見ることはできない。したがって、スマートフォン100Aのユーザはデジタルカメラ200でペアリング要求への応答をすることはできない。これにより、デジタルカメラ200が意図しないスマートフォンとペアリングすることが防止される。
なお、上述の例では、ペアリングの確認操作は、ゲート部材3の開閉操作であるものとして説明した。しかし、ペアリングの確認操作は、ゲート部材3の単なる開操作あるいは閉操作としてもよい。とりわけ本実施形態では、ゲート部材3は閉状態となる向きの付勢力を受けているので、開閉操作、開操作、閉操作はいずれも実質的に同じである。また、ペアリングの確認操作は、カラビナ部3を一回開閉するのではなく、二回連続して開閉する、カラビナ部3の開閉とレリーズ釦6の押下を組み合わせる等によって行われてもよい。このように応答の操作を複数パターン設ける場合は、アドバタイズ信号に操作内容を含めることで、スマートフォンに操作内容を通知し、スマートフォン100は通知された操作方法を表示する構成としてもよい。
以上のように本実施形態によれば、外部装置とペアリング済みでない状態でアドバタイズ信号を受信した外部装置から暗号化通信の要求を受信した場合、制御部201は、カラビナ部3を開閉する操作を受け付けたことに応じて暗号化通信の要求を許可する。なお、外部装置とペアリング済みである状態でアドバタイズ信号を受信した外部装置から暗号化通信の要求を受信した場合は、制御部201は、カラビナ部3を開閉する操作を受け付けることなく暗号化通信の要求を許可する。
(他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読み出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
発明は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、発明の範囲を公にするために請求項を添付する。
200:デジタルカメラ、201:制御部、202:撮像部、203:不揮発性メモリ、205:操作部、210:記録媒体

Claims (13)

  1. 撮像手段と、
    前記撮像手段を用いて撮像する指示をユーザから受け付けるためのレリーズスイッチと、
    ダイヤルと、
    前記ダイヤルの状態に応じて、通信モードと撮影モードとを含む複数のモードのうちのいずれかのモードで動作するよう制御する制御手段と、
    外部装置と通信する通信手段と、を有し、
    前記ダイヤルが前記通信モードに対応する状態になった場合、前記制御手段は、アドバタイズ信号を発信するよう前記通信手段を制御し、
    前記外部装置とペアリング済みでない状態で前記アドバタイズ信号を受信した外部装置から暗号化通信の要求を受信した場合、前記制御手段は、前記レリーズスイッチへの所定の操作を受け付けたことに応じて前記暗号化通信の要求を許可し、
    前記外部装置とペアリング済みである状態で前記アドバタイズ信号を受信した外部装置から暗号化通信の要求を受信した場合、前記制御手段は、前記レリーズスイッチへの所定の操作を受け付けることなく前記暗号化通信の要求を許可し、
    前記ダイヤルが前記通信モードに対応する状態であり、かつ前記外部装置とペアリング済みである場合、前記制御手段は、前記レリーズスイッチへの所定の操作とは異なる操作に基づき、前記外部装置とのペアリングを解除するよう制御する
    ことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記外部装置とペアリング済みである状態で前記アドバタイズ信号を発信する場合、前記アドバタイズ信号には、前記外部装置に関する情報が含まれ、
    前記外部装置とペアリング済みでない状態で前記アドバタイズ信号を発信する場合、前記アドバタイズ信号には、前記外部装置に関する情報が含まれない
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記ダイヤルが前記通信モードに対応する状態であり、かつ前記外部装置とペアリング済みである状態で、前記レリーズスイッチが操作された状態が所定時間以上継続した場合、前記制御手段は、前記外部装置とのペアリングを解除するとともに、前記外部装置に関する情報が含まれないアドバタイズ信号の発信を開始するよう制御することを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 前記ダイヤルが前記通信モードに対応する状態であり、かつ前記外部装置とペアリング済みである状態で、前記レリーズスイッチが操作された状態が所定時間以上継続した場合、前記制御手段は、前記外部装置とのペアリングを解除するとともに、前記外部装置に関する情報が含まれないアドバタイズ信号の発信を開始するよう制御することを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  5. 前記通信手段よりも通信速度が速い第2の通信手段をさらに有し、
    前記ダイヤルが前記通信モードに対応する状態であり、かつ前記外部装置とペアリング済みである状態で、前記レリーズスイッチが操作された状態が所定時間以上継続した後、かつ前記所定時間よりも長い第2の所定時間が経過する前に前記レリーズスイッチが操作されていない状態になった場合、前記制御手段は、前記外部装置とのペアリングを解除するとともに、前記外部装置に関する情報が含まれないアドバタイズ信号の発信を開始するよう制御し、
    前記ダイヤルが前記通信モードに対応する状態であり、かつ前記外部装置とペアリング済みである状態で、前記レリーズスイッチが操作された状態が前記第2の所定時間以上継続した後に前記レリーズスイッチが操作されていない状態になった場合、前記外部装置とのペアリングを解除することなく前記第2の通信手段を有効にすることを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  6. 前記外部装置とペアリング済みでない状態で前記アドバタイズ信号を受信した外部装置から前記外部装置の暗号キーを受信した場合、前記制御手段は、前記外部装置の暗号キーを受信してから所定時間が経過するまでの間に前記レリーズスイッチの操作が行われたことが検知された場合に前記暗号化通信の要求を許可し、前記外部装置に対して前記撮像装置の暗号キーを送信することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記所定時間が経過するまでの間、前記撮像装置の暗号キーの送信前の確認操作として前記レリーズスイッチの操作が有効であることを、光および音の発生の少なくともいずれかによりユーザに報知する報知手段を有することを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。
  8. 前記アドバタイズ信号は、前記レリーズスイッチへの所定の操作に関する情報を含むことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の撮像装置。
  9. ペアリングしようとする外部装置の情報を表示する表示手段を有しないことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の撮像装置。
  10. リングを形成し、該リングを開閉するゲート部材を有するカラビナ部を有し、
    前記外部装置とペアリング済みでない状態で前記アドバタイズ信号を受信した外部装置から暗号化通信の要求を受信した場合、前記制御手段は、前記リングを開閉する操作を受け付けたことに応じて前記暗号化通信の要求を許可し、
    前記外部装置とペアリング済みである状態で前記アドバタイズ信号を受信した外部装置から暗号化通信の要求を受信した場合、前記制御手段は、前記リングを開閉する操作を受け付けることなく前記暗号化通信の要求を許可する
    ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の撮像装置。
  11. 前記カラビナ部は、前記ゲート部材の一端を回動可能に軸支する回動軸と、前記ゲート部材の前記回動軸を中心にした回動に伴って位置が変化するように前記ゲート部材に配置された磁石とを含み、
    前記撮像装置は、前記磁石が移動することによって生じる磁場の変化を検知する磁気センサを更に有し、
    前記制御手段は、前記磁気センサの出力信号に基づいて前記リングを開閉する操作が行われたことを検知する、
    ことを特徴とする請求項10に記載の撮像装置。
  12. 撮像手段と、前記撮像手段を用いて撮像する指示をユーザから受け付けるためのレリーズスイッチと、ダイヤルと、前記ダイヤルの状態に応じて、通信モードと撮影モードとを含む複数のモードのうちいずれかのモードで動作するよう制御する制御手段と、外部装置と通信する通信手段とを有する撮像装置の制御方法であって、
    前記ダイヤルが前記通信モードに対応する状態になった場合、アドバタイズ信号を発信するよう前記通信手段を制御するステップと、
    前記外部装置とペアリング済みでない状態で前記アドバタイズ信号を受信した外部装置から暗号化通信の要求を受信した場合、前記レリーズスイッチへの所定の操作を受け付けたことに応じて前記暗号化通信の要求を許可するステップと、
    前記外部装置とペアリング済みである状態で前記アドバタイズ信号を受信した外部装置から暗号化通信の要求を受信した場合、前記レリーズスイッチへの所定の操作を受け付けることなく前記暗号化通信の要求を許可するステップと、
    前記ダイヤルが前記通信モードに対応する状態であり、かつ前記外部装置とペアリング済みである状態で、前記レリーズスイッチへの所定の操作とは異なる操作を受け付けた場合、前記外部装置とのペアリングを解除するよう制御するステップと、
    を有することを特徴とする制御方法。
  13. コンピュータを、請求項1乃至11のいずれか1項に記載の撮像装置の各手段として機能させるための、コンピュータが読み取り可能なプログラム。
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