JP7359708B2 - 射出成形機搭載用アクチュエータ、アクチュエータ冷却装置、射出成形機及び、アクチュエータ冷却装置の使用方法 - Google Patents

射出成形機搭載用アクチュエータ、アクチュエータ冷却装置、射出成形機及び、アクチュエータ冷却装置の使用方法 Download PDF

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この発明は、射出成形機に搭載されるアクチュエータの冷却技術に関するものである。
射出成形機は、樹脂材料等の成形材料を溶融しつつ金型内に注入して成形品を得るまでの一連の工程を、比較的短いサイクルで繰返し行うハイサイクル成形で使用されることがある。特に、このような使用状況下では、射出成形機に搭載される計量モータ、射出モータ、型締モータ等の電気モータその他のアクチュエータは、発熱量が多くなって温度が大きく上昇し得る。
これに対し、上述した射出成形機のアクチュエータでは一般に、周辺に配置されたファン等のよる空冷や、その外装のアクチュエータケースの近傍に流す水等の冷却液による液冷により、使用時に発生する熱の放散を図っている。
このうち、アクチュエータの液冷に関連する技術としては、たとえば特許文献1~4に記載されたものがある。
特許文献1には、「電動機を駆動源として各工程を動かす電動射出成形機(1)において、射出モータ(2)と可塑化モータ(3)と型開閉モータ(4)とエジェクトモータ(5)の各サーボモータを、冷却水配管(6)の冷却水によりモータ発熱をおさえる水冷式サーボモータとしたことを特徴とするクリーンルーム成形用電動射出成形機」が開示されている。ここでは、「冷却水配管6よりの冷却水を、射出モータ2と可塑化モータ3と型開閉モータ4とエジェクトモータ5の各水冷式サーボモータの外周に配したジャケットに流すことにより、モータ内部より発生する熱を取り除いている。」とされている。
特許文献2には、「(a)駆動部と、(b)該駆動部を駆動することによって作動させられる負荷装置と、(c)前記駆動部を冷却する冷却部とを有するとともに、(d)該冷却部は、前記駆動部における負荷装置と連結される負荷側に冷却媒体供給口を、前記負荷装置と連結されない非負荷側に冷却媒体排出口を備えることを特徴とする駆動部の冷却装置」が記載されている。この「冷却装置」について、より詳細には、特許文献2の図1に示されているように、「モータ71を駆動するのに伴って発生させられた熱を放熱して、モータ71を冷却するために、前記駆動部ケース72の外周に冷却部としてのジャケット51が取り付けられる。」とされている。
特許文献3では、「(a)駆動部と、(b)該駆動部を冷却する冷却部と、(c)冷却媒体を収容する第1の槽と、(d)該第1の槽と連通させられ、冷却媒体を収容する第2の槽と、(e)前記第1の槽内の冷却媒体を吸引して前記冷却部に供給するポンプと、(f)前記冷却部から排出された冷却媒体を冷却し、前記第2の槽に戻す熱交換器とを有することを特徴とする駆動部の冷却装置」が記載されている。この特許文献3には、「モータ11を駆動するのに伴って発生させられた熱を放熱して、モータ11を冷却するために、前記駆動部ケース24の外周に冷却部としてのジャケット51が取り付けられる。」と記載されている。
特許文献4には、「(a)ACサーボモータを駆動源とする射出装置と、(b)該射出装置の周囲を包囲するカバーを有し、(c)該カバーには冷却流体を流す管を配設するとともに、(d)外方に放熱フィンを設けることを特徴とする電動射出成形機」が記載されている。
なお、射出成形機のアクチュエータに関するものでないが、特許文献5~7には、モータ等の液冷に関する技術が記載されている。
特許文献5は、「モータフレーム外周に設けた水冷ジャケットに通水してモータを冷却する構造の水冷キャンドモータ」が記載されている。特許文献6は、「組立てが容易であって、外径がコンパクトであり、また水漏れの心配がなく、冷却性能のよい水冷電動機等の回転電機を提供する。」とし、「アルミ製の鋳物であるフレーム1の内部に、螺旋状に形成された銅製又はステンレス製のパイプ2を鋳込み、該パイプ2に冷却媒体を流通させたもの」が記載されている。特許文献7に記載された「水冷モータ構造」では、「モータケース1は鋳物で構成されていると共に、その壁1a内には、螺旋状に巻回された1本の冷却パイプ2が埋設されている。」とする。
実公平6-1392号公報 特開2004-23816号公報 特開2004-32867号公報 実開平3-59820号公報 特開平10-52002号公報 実開平6-44378号公報 実開平3-91053号公報
射出成形機に搭載されるアクチュエータでは、そのアクチュエータケースを構成する周壁の内部に、曲がり穴加工その他の加工で穴状の冷却液の流路を形成し、又は、冷却液を流す流路になるパイプ状部材の鋳包みによって該パイプ状部材を埋設して配置することがある。
しかるに、この場合、アクチュエータケースの周壁の内部に流路が形成されることから、流路の詰まりや腐食等が発生した際には、当該流路のみではなくアクチュエータごと交換することが必要になる。加えて、アクチュエータケースの周壁の内部への加工による場合は、全長が比較的長いアクチュエータのアクチュエータケースに、連続した穴状の流路を形成することが困難である。
また、特許文献1~3に記載されているような、アクチュエータケースの外周側に配置される液冷ジャケットは、その液冷ジャケットが使用されるアクチュエータに応じたものを準備する必要があり、当該液冷ジャケットの製造に工数がかかる。
特許文献4は、ACサーボモータの周囲に、該ACサーボモータから所定の間隔をおいて配置される射出装置カバーに冷却流体を流す管を設けることを教示するものである。射出装置カバーの液冷では、それとACサーボモータとの間の空気層の存在により、熱抵抗が大きくなり、ACサーボモータの冷却が不十分になる可能性が否めない。
この発明は、このような問題を解決することを課題とするものであり、その目的は、メンテナンス性に優れるとともに、冷却液の流路を容易に設けることができる射出成形機搭載用アクチュエータ、アクチュエータ冷却装置、射出成形機及び、アクチュエータ冷却装置の使用方法を提供することにある。
上記の課題を解決することができる一の射出成形機搭載用アクチュエータは、射出成形機に搭載されるものであって、当該アクチュエータの外装を構成し、複数の外表面を有するアクチュエータケースを備え、前記アクチュエータケースが、前記複数の外表面のうち、第1の外表面上で該外表面の一部として設けられた第1の流路用凹部及び/又は凸部と、第2の外表面上で該外表面の一部として設けられた第1の流路用凹部及び/又は凸部とを有し、前記第1の流路用凹部及び/又は凸部には、冷却液を流す第1の流路部材が設けられ、前記第2の流路用凹部及び/又は凸部には、冷却液を流す第2の流路部材が設けられ、前記第1及び第2の流路部材がそれぞれ個別に、前記第1及び第2の流路用凹部及び/又は凸部と係合して、前記第1及び第2の流路用凹部及び/又は凸部に脱着可能であるというものである。
上述した射出成形機搭載用アクチュエータによれば、アクチュエータケースの外表面上に該外表面の一部として流路用凹部及び/又は凸部を設けることにより、メンテナンス性に優れ、また、冷却液の流路を容易に設けることができる。
この発明の一の実施形態のアクチュエータを、アクチュエータケースの外表面に取り付けることのできる管状流路部材とともに示す斜視図である。 図1のII-II線に沿う概略縦断面図である。 図1のアクチュエータを、アクチュエータケースの外表面に管状流路部材を取り付けた状態で示す斜視図である。 図3に示すアクチュエータの側面図である。 図1のアクチュエータを、アクチュエータケースの外表面に取り付けることのできる管状流路部材及びカバープレートとともに示す斜視図である。 他の実施形態のアクチュエータを、管状流路部材の取付け前後の状態で示す斜視図である。 さらに他の実施形態のアクチュエータを、管状流路部材の取付け前後の状態で示す斜視図である。 さらに他の実施形態のアクチュエータを、アクチュエータケースの外表面に取り付けることのできる蓋状流路部材とともに示す斜視図である。 さらに他の実施形態のアクチュエータを示す斜視図である。 図9のアクチュエータを、外表面のカバープレート及びカバー部材を取り外した状態で示す斜視図である。 図10のアクチュエータの正面図である。 図10のアクチュエータの側面図である。 この発明の一の実施形態の冷却装置を示す模式図である。 図13の冷却装置を用いて行うことができる冷却液温度の制御の一例を示すグラフである。 アクチュエータが搭載され得る射出成形機の射出装置の一例を示す断面図である。 図9のアクチュエータを備える射出装置の一例を示す略線断面図である。
以下に図面を参照しながら、この発明の実施の形態について詳細に説明する。
(アクチュエータ)
図1に示すところにおいて、図中1は、射出成形機に搭載されるアクチュエータを示し、また図中2は、当該アクチュエータ1の外装を構成するアクチュエータケースを示す。
図示のアクチュエータ1は一例として、図2に回転軸線方向に沿う縦断面図で示すように、出力軸3aと、出力軸3aの周囲に設けられた回転子としてのロータ3と、ロータ3の外周側に配置されたコイルを含む固定子としてのステータ4と、内表面Siにステータ4が取り付けられて設けられたステータフレーム5とを備えるACサーボモータその他の電気モータとしている。
アクチュエータケース2は、横断面の内外輪郭形状が矩形その他の多角形状もしくは円形状等をなす筒状のステータフレーム5、及び、ステータフレーム5の回転軸線方向の各端部の開口を塞ぐフランジ6等を含む筐体である。ここでは、アクチュエータケース2の外表面Seは、ステータフレーム5の外周側を向く外表面に相当する。図示の例では、ステータフレーム5は、全体として実質的に、横断面がほぼ正方形の角筒状をなすものであり、その周方向の四つの角部が切り取られて、そこに四角柱状の窪み部分5aが設けられている。それに合わせて、一方のフランジ6の四隅にも、窪み部分5aに対応する形状の凹所6cが形成されている。他方のフランジ6は、そのような凹所が形成されていないが、四隅に貫通穴6dが設けられている。なお、図2に示すように、各フランジ6の中央に設けた孔部6aは、出力軸3aが貫通して配置されており、出力軸3aは、孔部6a内に取り付けたベアリング6bで保持されている。
但し、図示は省略するが、この発明は、その他にも油圧シリンダ等の各種のアクチュエータに適用することも可能であり、特に、使用時に大きく発熱し得るものに対して有効である。なお、アクチュエータ1が電気モータである場合、アクチュエータ1は、シリンダ内で樹脂材料等の成形材料を溶融しながらシリンダ先端部に送るスクリュの回転動作を駆動する計量モータ、金型装置内への成形材料の充填時等のスクリュの進退動作を駆動する射出モータ、金型装置の型締・型開動作を駆動する型締モータ、又は、金型装置の型締力の変更ないし調整をするための型厚調整モータ等の、射出成形機に搭載される種々のモータとすることができる。
ところで、このようなアクチュエータは、射出成形機で射出成形の一連の工程を短いサイクルで繰返し行うハイサイクル成形等の使用態様によっては、大きく発熱することがある。
使用時の発熱による温度上昇を抑制するべくアクチュエータを冷却するため、一般にアクチュエータケースには、水もしくは油等の冷却液を流す流路が設けられる。
ここで従来は、アクチュエータケースを構成する周壁を加工して、その周壁の内部に穴状の流路を形成したり、又は、アクチュエータケースを鋳造する際に、流路にするパイプ状部材の鋳包みを行って、アクチュエータケースの周壁にパイプ状部材を埋設したりすること等により、アクチュエータケースに流路を設けていた。
このようにしてアクチュエータケースの周壁に流路を埋設した場合、冷却液として用いられ得る工業用水中の不純物や、腐食による錆等で当該流路が詰まる等といったような流路の不具合が生じた際に、アクチュエータ全体を交換することが必要になる。
これに対し、図1に示す実施形態では、アクチュエータケース2の外表面Se上に、その外表面Seの一部であって外表面Seから窪む流路用凹部7を設けている。この流路用凹部7には、図3、4に示すように、流路になる管状流路部材51が取り付けられる。なお、図示の例では、アクチュエータケース2の主要な四つの外表面Seのそれぞれに、ほぼ同じ構成の流路用凹部7及び管状流路部材51を設けている。
このことによれば、管状流路部材51の流路に詰まり等の不具合が発生した場合には、その管状流路部材51を、アクチュエータケース2の外表面Seから取り外すことにより、当該管状流路部材51の不具合の解消または、新しい管状流路部材51への交換を容易に行うことができる。したがって、この実施形態のアクチュエータ1は、アクチュエータケースの周壁内部に流路を設けた従来のものに比して、メンテナンス性に優れたものである。
また、金属製又は樹脂製等の管状流路部材51は、アクチュエータケース2の外表面Seに設けようとする流路の形態に応じて、直管に対する加工又は、複数の管部材の溶接もしくは溶着等によって容易に形成可能である。それ故に、管状流路部材51は、先述した液冷ジャケットを製造するよりも少ない工数で簡易に作製することができる。
そしてまた、アクチュエータケース2の外表面Seに流路用凹部7を、加工により形成する場合、外側に露出する当該外表面Seは加工が容易である。ロータ3の回転軸線方向(図4の左右方向)の全長が長いアクチュエータ1であっても、そのような外表面Seへの加工は難なく行うことができる。それに応じて、適切な管状流路部材51を用意すればよい。
ここで、図1~4に示すところでは、アクチュエータケース2の外表面Se上に設ける流路用凹部7は、該流路用凹部7の内側に管状流路部材51を配置可能であって、外表面Se上で延びる溝形状をなすものとしている。
溝形状の流路用凹部7内への管状流路部材51の取付けについては、たとえば、溝形状の流路用凹部7の横断面寸法(長手方向に直交する方向の断面の寸法)よりも若干小さい外径を有する管状流路部材51を作製する。そして、その小径の管状流路部材51を、溝形状の流路用凹部7内に嵌め合わせた後に内圧の作用により拡径させて、流路用凹部7内に係合させる。これにより、管状流路部材51を流路用凹部7内に取り付けることができる。
または、管状流路部材51を、溝形状の流路用凹部7内に嵌め合わせた後に加熱し、管状流路部材51の表面を塑性流動させて、流路用凹部7の内面に接合させてもよい。
あるいは、管状流路部材51を、溝形状の流路用凹部7内に嵌め合わせた後に、図5に示すように、その上から流路用凹部7をカバープレート8で覆って、流路用凹部7とカバープレート8との間で管状流路部材51を挟み込んで固定することもできる。カバープレート8は、図示の例では、外表面Seのほぼ全体を覆う矩形プレート状のものとしているが、溝形状の流路用凹部7内の管状流路部材51の少なくとも一部を覆うものであればよい。なお、カバープレート8は、ねじ等の固定手段により、外表面Se等に取付け可能である。
流路用凹部7と管状流路部材51との間には、必要に応じて充填剤や伝熱剤を挟み込むことが可能である。
アクチュエータケース2の外表面Se上での管状流路部材51及び溝形状の流路用凹部7の延びる形状は、外表面Se上の流路による所期する冷却効果その他の条件に応じて適宜決定することができる。但し、十分な冷却効果を得るとの観点からは、管状流路部材51は外表面Se上をくまなく延びることが望ましい。
図示の実施形態では、外表面Seを正面から視て、管状流路部材51の流路は、ロータ3の周方向(図4では上下方向)における外表面Seの一方の側部PS1側で、ロータ3の回転軸線方向(図4の左右方向)の一端部PE1側において、回転軸線方向に対して傾斜もしくは直交する方向から回転軸方向に平行な方向に向かって湾曲し、回転軸方向に平行な方向に沿って外表面Se上に進入する。そして、当該流路は、一方の側部PS1から他方の側部PS2に至るまで、回転軸線方向の一端部PE1側及び他端部PE2側のそれぞれで湾曲ないし屈曲して進行方向を反転しながら、回転軸線方向に延びる。つまり、当該流路は、一方の側部PS1から他方の側部PS2に向けて蛇行して延びる。他方の側部PS2側では、ロータ3の回転軸線方向(図4の左右方向)の一端部PE1側において、当該流路は、回転軸線方向に平行な方向に沿って外表面Seから外側に抜けて、回転軸線方向に平行な方向から回転軸線方向に対して傾斜もしくは直交する方向に向かって湾曲している。
このように流路が、一方の側部PS1側及び他方の側部PS2側のそれぞれにて、外表面Seの外側でロータ3の回転軸線方向に対して傾斜もしくは直交する方向に延びることにより、アクチュエータケース2の前記回転軸線方向に隣接して設けられ得る部品との干渉なしに、当該流路を設けることができる。言い換えれば、外表面Seから抜ける流路部分が、ロータ3の回転軸線方向と平行に延びる場合、回転軸線方向に隣接する部品との干渉のおそれがある。流路は、好ましくは、図示の例のように、回転軸線方向に対して直交する向きで外表面Seから抜けるものとする。
また、仮にアクチュエータ1が回転軸線方向の他端部PE2側で、後述のモータ支持プレート等に取り付けられる場合、そのアクチュエータ1が取り付けられる側とは反対側である回転軸線方向の一端部PE1側に、流路入口Fi及び流路出口Fоが位置するように、管状流路部材51を配置することが好ましい。これにより、特にアクチュエータ1が片持ち状に固定支持される場合等において、配管接続のためのスペースが確保しやすくなるので、メンテナンス性に優れたものになる。なお、管状流路部材51内で液体を流す方向を逆方向にして、管状流路部材51の流路入口Fiとする端部と流路出口Fоとする端部を相互に置き換えることもできる。
後述する流路用凹部37の流路入口Fi及び流路出口Fоの位置についても同様のことが言える。
なおここでは、管状流路部材51の流路は、アクチュエータケース2の一つ以上の外表面Seにて、ロータ3の周方向の略中央域で回転軸線方向のやや一端部寄りに設けられ得るモータ配線用の孔部9を避けるべく、ロータ3の周方向の中央部分の蛇行間隔を他の部分に比して大きく取っている。
そして、この実施形態では、流路用凹部7は、その内側に管状流路部材51の回転軸線方向に延びる直線部分が配置されるように、該直線部分に対応して回転軸線方向に延びる四本の直線の溝形状としている。なお、一端部PE1側及び他端部PE2側における管状流路部材51の湾曲部分は、溝形状の流路用凹部7から外れて回転軸線方向に突出して位置している。このような直線の溝形状からなる流路用凹部7は、外表面Seへの加工が容易である点で好ましい。
図示は省略するが、流路用凹部を、たとえば、その内側に管状流路部材51の直線部分及び湾曲部分の両方が配置されるように、湾曲ないし屈曲を含む溝形状とすることも可能である。
流路用凹部は、その内側に管状流路部材51の少なくとも一部を配置可能な形状であれば、上述した溝形状のものに限らない。
また流路用凹部は、溝形状以外の凹状のものとすることもできる。
図6に示す実施形態の流路用凹部17は、図6(a)から解かるように、外表面Seの正面視で矩形その他の形状を有する窪み状のものとしている。外表面Seの回転軸線方向の一端部PE1から他端部PE2まで至り、周方向でも比較的大きな領域を占めるこの窪み状の流路用凹部17は、その内側に、図6(b)に示すように、管状流路部材51の、一方の側部PS1側の直線部分から他方の側部PS2側の直線部分までの全体が入り込んで、管状流路部材51が配置される。なお、図6に示すアクチュエータ1は、アクチュエータケース2の一つの外表面Seに設ける上記の流路用凹部17の形状を除いて、図1に示すものとほぼ同様の構成を有する。
また、外表面Seには、上述したような流路用凹部ではなく、外表面Seから突出する流路用凸部を設けることもできる。
図7に例示する実施形態では、外表面Seの回転軸線方向のほぼ中央域に、外表面Seから突出して回転軸線方向に延びる複数個の角柱等の柱状の流路用凸部27を、周方向に互いに間隔をおいて設けている。かかる流路用凸部27は、図7(b)に示すように、周方向に隣接するものどうしの間に、管状流路部材51の直線部分等を挟み込んで保持することができる。流路用凸部27は、外表面Seの一部であって外表面Seと一体をなす。流路用凸部は、管状流路部材51を保持可能な形状であれば様々な形状とすることができる。
図7のアクチュエータ1は、当該流路用凸部27を設けた一つの外表面Seを除いて、図1に示すものと実質的に同様のものである。
図8に、アクチュエータ1のさらに他の実施形態を示す。
図8のアクチュエータ1は、一つの外表面Seに設けられて当該外表面Seから窪んで延びる溝形状の流路用凹部37が、流路の一部をなすことを除いて、図1に示すものと実質的に同様の構成を有するものである。
外表面Seには、上記の流路用凹部37を覆う蓋状流路部材52が取り付けられる。これにより、溝形状の流路用凹部37と、それを覆蓋する蓋状流路部材52との間に、流路が区画形成される。蓋状流路部材52は、流路用凹部37を覆うことができるものであればよいが、図示の例では、外表面Seのほぼ全体を覆う矩形プレート状のものとしている。蓋状流路部材52は、たとえば外表面Seに固定可能に構成され、また必要に応じて、外表面Seとの間に介在させる液漏れ防止の図示しないシール部材が設けられ得る。
この流路用凹部37は、より詳細には、一方の側部PS1側で一端部PE1から外表面Se内に入り、回転軸線方向に延びる直線部分と、一端部PE1側及び他端部PE2側のそれぞれで反転する湾曲部分とを含んで、他方の側部PS2側で一端部PE1から外表面Seを抜ける形状を有する。但し、所期する流路の形状等に応じて、当該流路の一部になる流路用凹部の形状は適宜変更することができる。図示は省略するが、流路になるこのような流路用凹部でも、ロータの回転軸線方向に対して傾斜もしくは直交する向きで、外表面から外側に抜けるように設けることが好ましい場合がある。
流路の一部として用いられる上述した流路用凹部37も、ここでいう流路用凹部及び/又は凸部に含まれる。流路用凹部及び/又は凸部の「流路用」とは、当該凹部及び/又は凸部が、外表面Seへの流路の配設ないし形成に直接用いられることを意味する。具体的には、上述した実施形態について説明したように、管状流路部材の流路をその外側から保持する凹部及び/又は凸部や、流路の一部を構成する凹部等は、流路用凹部及び/又は凸部になる。
以上に述べた流路用凹部及び/又は凸部を、アクチュエータケース2の外表面Seの一部として外表面Seに設けるには、押出成形又は鋳造により、当該流路用凹部及び/又は凸部付きの外表面Se有するアクチュエータケース2を形成することができる。あるいは、アクチュエータケース2の平面状等の表面に切削加工等の加工を施して、流路用凹部及び/又は凸部を有する外表面Saに形成することもできる。
図9~12に、他の実施形態のアクチュエータ11を示す。このアクチュエータ11の内部構造については、先に述べたアクチュエータ1と実質的に同じものとすることができるので、ここでの再度の説明は省略する。アクチュエータ11のアクチュエータケース12は、図10に示すように、横断面が多角形状のステータフレーム15と、ステータフレーム15の各端部に設けられたフランジ16とを含むものである。このステータフレーム15は、全体として実質的に、横断面がほぼ正方形の角筒状をなすものであり、その周方向の四つの角部が切り取られて、そこに四角柱状の窪み部分15aが設けられている。ここでは、ステータフレーム15の窪み部分15aを除く外表面Seを、アクチュエータケース12の主要な四つの外表面Seという。なお、図10の手前側に位置する一方のフランジ16は略円板状である。図10の奥側に位置する他方のフランジ16は、正面視で多角形状をなす平板状であり、その周方向の四か所に、外周側に突出する孔状の連結部16aと、その連結部16aに挿入されたボルト16bが設けられている。他方のフランジ16の側面の少なくとも一箇所には、ねじ等の連結穴16cを設けることができる。他方のフランジ16とステータフレーム15との間には、全周にわたってステータフレーム15の外表面Seよりも窪んだ段差部15bが設けられている。
図10及び11に示すように、アクチュエータ11のアクチュエータケース12の主要な四つの外表面Seにはそれぞれ、図1、3~5に示すアクチュエータ1と同様に、流路になる管状流路部材71が取り付けられる溝形状の流路用凹部47を設けている。流路用凹部47はそれぞれ、各外表面Se上で回転軸線方向(図11の左右方向)に沿って直線状に、回転軸線方向の一端部PE1から他端部PE2に貫通して形成されている。そして、各外表面Seでは、当該外表面Se上に形成された四本の流路用凹部47に、蛇行して延びる管状流路部材71が嵌め合わされている。たとえば、流路用凹部47と管状流路部材71との間にペーストを介在させることで、管状流路部材71を流路用凹部47に固定することができる。
各外表面Se上の管状流路部材71で形成される流路は、図11から解かるように、周方向(図11の上下方向)における外表面Seの一方の側部PS1側にて、外表面Seの回転軸線方向の一端部PE1上に、回転軸線方向に沿う向きで進入する。このようにして外表面Se上に進入した当該流路は、一方の側部PS1から他方の側部PS2に至るまで、回転軸線方向の一端部PE1側及び他端部PE2側のそれぞれで湾曲して進行方向を反転しながら蛇行して、回転軸線方向に延びる。一端部PE1及び他端部PE2のそれぞれでは、管状流路部材71の湾曲部分が流路用凹部47内から抜け出て、外表面Seの一端部PE1又は他端部PE2から回転軸線方向の外側に突出している。そして、他方の側部PS2では、当該流路は、回転軸線方向に沿う向きで、外表面Seから外側に抜ける。管状流路部材71の湾曲部分は、他方のフランジ16とステータフレーム15との間の先述した段差部15b内に収納されて配置される。
四つの外表面Seの周方向に隣り合うものどうしでは、それらの外表面Se上の流路用凹部47に取り付けられた管状流路部材71が相互に、たとえば樹脂製の可撓性チューブ72a及び金属製のコネクタ72b等で構成される流路接続部72で接続されている。より詳細には、流路接続部72は、隣り合う管状流路部材71のそれぞれの端部に接続される屈曲管状のコネクタ72bと、それらのコネクタ72bどうしをつなぐ直管状の可撓性チューブ72aを含む。流路接続部72が可撓性チューブ72aを含む場合、管状流路部材71の製造時の厚みないし外径のムラもしくは不均一さや、ペーストを用いて管状流路部材71を流路用凹部47内に固定する際の加熱等による管状流路部材71の収縮ないし膨張を、その可撓性チューブ72aで吸収することができる。
流路接続部72は、流路を構成する各部分のなかでも、外表面Seの一端部PE1から回転軸線方向の外側に大きく突出して位置する場合がある。但し、流路接続部72の突出端は、アクチュエータ11で回転軸線方向の一端部PE1側の端部に設けられるエンコーダ19の端面よりも、回転軸線方向の内側(図11では右側)に位置させることが好ましい。これにより、流路接続部72の、他の部品との干渉を抑えることができる。
ここでは、各外表面Seでの管状流路部材71の流入側端部及び流出側端部をすべて、外表面Seの一端部PE1側に位置させ、その一端部PE1側で、図12に示すように、隣り合う外表面Seの管状流路部材71どうしの三箇所を、流路接続部72で接続している。そして、流路の最も一方側の端に位置する管状流路部材71の流入側端部を、液供給チューブ73に接続するとともに、流路の最も他方側の端に位置する管状流路部材71の流出側端部を、液排出チューブ74に接続する。液供給チューブ73に接続される管状流路部材71の流入側端部と、液排出チューブ74に接続される管状流路部材71の流出側端部は、周方向で互いに隣り合って位置する。これにより、液供給チューブ73から供給された冷却液は、流路としての四つの外表面Seにおける各管状流路部材71を順次に通って、そこを冷却した後、液排出チューブ74から排出される。液供給チューブ73及び液排出チューブ74のそれぞれの端部は、ステータフレーム15等に連結されたプレート部材75に、該プレート部材75に設けた孔部にそれぞれ挿入されて保持されている。液供給チューブ73及び液排出チューブ74は、エンコーダ19の端面よりも回転軸線方向の内側に位置させることが好ましい。この例では、図11から解かるように、プレート部材75もエンコーダ19の端面よりも回転軸線方向の内側に位置し、エンコーダ19側でアクチュエータ11の最も回転軸線方向の端に位置するのは、エンコーダ19の端面である。
液排出チューブ74に接続される管状流路部材71の流出側端部の近傍は、アクチュエータ11の流路を通過して温度が上昇した冷却液が通ることから冷却されにくい傾向がある。これに対し、上述したように、当該流出側端部と、液供給チューブ73に接続される管状流路部材71の流入側端部とが隣り合うように近接して配置されていると、流入側端部を流れる流路通過前の比較的低温の冷却液で流出側端部の近傍が冷却されて、流出側端部近傍の温度上昇を効果的に抑制することができる。それにより、アクチュエータ11の全体をバランスよく冷却することができる。
またこの場合は、流入側端部から流路に供給する冷却液をそれほど低い温度にすることを要しない。これを言い換えれば、流出側端部が流入側端部から離れて配置されていると、それによって温度が上昇し得る流出側端部まで十分に冷却するため、上述したように流出側端部と流入側端部とが近接して配置されている場合よりも低温の冷却液を流入側端部に供給する必要がある。
なお、このアクチュエータ11では、図9に示すように、流路用凹部47内に管状流路部材71を取り付けた四つの外表面Seをそれぞれ覆う四枚のカバープレート18a、並びに、カバープレート18aよりも回転軸線方向の外側でアクチュエータ11の各端部の全体又は一部を覆うカバー部材18b及び18cを設けている。カバー部材18bは、一方のフランジ16及び流路接続部72等を取り囲んで覆う横断面が八角形状の筒状部分18dと、筒状部分18dの端部を密閉する板状部分18eとを含む。カバー部材18bは、筒状部分18dの周方向の複数箇所に設けたねじ等の連結部18fで、アクチュエータケース12に取り付けられる。そのカバー部材18bとは回転軸線方向の反対側の端部に位置するカバー部材18cは、周方向で二つに分割された二個の略C字状の部材を含んで構成されており、主として、他方のフランジ16とステータフレーム15との間の先述した段差部15b及び、管状流路部材71の湾曲部分を覆うものである。カバー部材18cも、周方向の複数箇所に設けたねじ等の連結部18gで、アクチュエータケース12に取り付けることができる。各カバープレート18aの中央には、孔18hが形成されている。
(アクチュエータ冷却装置)
アクチュエータ冷却装置は、サーボモータ等のモータ、ボールねじその他のアクチュエータの冷却に用いられるものである。ここでは一例として、先に述べたアクチュエータ11の冷却に用いることのできるアクチュエータ冷却装置について説明する。但し、アクチュエータ冷却装置は、先述のアクチュエータ1に用いることもできる他、それらのアクチュエータ1、11以外のアクチュエータに用いることも可能である。アクチュエータ冷却装置を用いるアクチュエータの流路も、先述したアクチュエータ1、11の流路に限らず、流路の形状及び構造は適宜変更することができる。
図13に例示するアクチュエータ冷却装置81は、出力軸13aを有するアクチュエータ11の先述のアクチュエータケース12に設けた流路を通過した冷却液CLを、その流路に戻す循環通路82と、循環通路82の途中に設けられた熱交換器83とを備える。熱交換器83は、冷却液CLの熱を、工業用水等の冷水CWその他の冷媒へ移動させ、冷却液CLを冷却するものである。熱交換器83で冷却された冷却液CLは、アクチュエータケース12の流路に再度送られて、アクチュエータ11の冷却に用いられる。
ところで、アクチュエータ11を冷却する際の冷却液CLの温度が低くなり過ぎると、アクチュエータ11に結露が発生することがある。このような結露の発生は、アクチュエータ11の内部でのショート等を発生させる可能性がある。これを防止するため、アクチュエータ冷却装置81は、アクチュエータ11での結露の発生を抑制する結露抑制機構を備えるものである。
より詳細には、アクチュエータ冷却装置81の循環通路82は、冷却液CLを熱交換器83に通して流す冷却経路82aと、熱交換器83を迂回して延びて冷却液CLを熱交換器83に通さずに流すバイパス経路82bと、熱交換器83よりも上流側で冷却経路82aとバイパス経路82bとの分岐点に設けられた方向切替バルブ84とを有する。結露抑制機構は、バイパス経路82b及び方向切替バルブ84を含んで構成される。方向切替バルブ84は、冷却経路82aとバイパス経路82bとの間での経路の切替えができるものであれば様々な構成とすることができる。具体的には、方向切替バルブ84は、たとえば、電磁切替弁又は、リリーフ弁と開閉弁との組合せ等とすることができる。
かかるアクチュエータ冷却装置81では、冷却液CLが、冷却経路82aを通って熱交換器83で冷却されながら循環通路82及び、アクチュエータ11の流路を循環する場合において、冷却液CLの温度が低くなり過ぎたときに、方向切替バルブ84で冷却液CLを流す経路を、冷却経路82aからバイパス経路82bに切り替えることができる。そして、バイパス経路82bを通る冷却液CLは、熱交換器83で冷却されないことから、次第に温度が上昇する。これにより、冷却液CLの過度の温度低下を防止できて、アクチュエータ11での結露の発生を有効に抑制することができる。なお、バイパス経路82bを通る冷却液CLの温度がある程度上昇した後は、冷却液CLを流す経路を方向切替バルブ84でバイパス経路82bから冷却経路82aに切り替えて、冷却液CLを冷却経路82aに通して後述のリザーブタンク85側に流すことで、当該冷却液CLを熱交換器83で冷却することができる。この場合、熱交換器83側では冷水CWの流れを停止ないし変化させることを要しないので、熱交換器83側の配管の詰まりも生じにくく、アクチュエータ11の冷却を安定して行うことができる。
冷却液CLは、アクチュエータ11及びアクチュエータ冷却装置81の作動時に、アクチュエータケース12の流路及び、循環通路82を常に流れるようにしておくことができ、その際は流量を変化させずに一定とする場合がある。
このアクチュエータ冷却装置81では、循環通路82はさらに、循環通路82の途中で熱交換器83よりも下流側、より詳細には、冷却経路82aとバイパス経路82bとの合流点MPよりも下流側に設けたリザーブタンク85と、リザーブタンク85よりも下流側で冷却液CLをアクチュエータケース12の流路に送り出す冷却液供給ポンプ86とをさらに有する。
また、アクチュエータ冷却装置81は、アクチュエータ冷却装置81及びアクチュエータ11が設置されている環境下における周囲温度を測定する周囲温度センサ87、及び、アクチュエータケース12の流路に供給しようとする冷却液CLの温度を測定する液温センサ88を備えることが好適である。周囲温度センサ87及び液温センサ88は、たとえば熱電対等とすることができる。この実施形態では、周囲温度センサ87及び液温センサ88は、リザーブタンク85の内部ないし周囲に設けられている。
このようなアクチュエータ冷却装置81によると、液温センサ88で冷却液CLの温度を監視し、その温度の変化に応じて方向切替バルブ84を作動させることにより、アクチュエータ11での結露の発生を抑制することができる。ここでは、たとえば、液温センサ88による冷却液CLの温度の測定値と、周囲温度センサ87による周囲温度の測定値とを比較する。次いで、その比較結果に応じて、アクチュエータケース12の流路を通過した冷却液CLを、バイパス経路82b又は冷却経路82aのいずれに流すかについて決定する。そして、その決定に従って方向切替バルブ84を制御する。
図14に示す冷却液温度の制御の一例では、はじめに、アクチュエータ冷却装置81の循環通路82でバイパス経路82bを流れる冷却液CLを、アクチュエータケース12の流路に向けて送り出す。そうすると、冷却液温度は、アクチュエータ11の作動時の発熱により次第に上昇していく。冷却液温度が、予め定められた設定上限値に到達したとき、方向切替バルブ84で冷却液CLの経路を切り替えて、冷却液CLを冷却経路82aに流す。その後、冷却経路82aを流れる冷却液CLは熱交換器83で冷やされて、その温度が徐々に低下していく。冷却液温度が、周囲温度センサ87による周囲温度の測定値まで低下したとき、方向切替バルブ84で、冷却液CLがバイパス経路82bを流れるように経路を切り替える。
つまり、ここでは、アクチュエータケース12の流路に供給する冷却液CLの温度が周囲温度以下である場合、冷却液CLをバイパス経路に流し、また、冷却液CLの温度が設定上限値以上である場合、冷却液CLを冷却経路82aに流すように制御することができる。これにより、周囲温度より低い冷却液をアクチュエータ11に送り出すことが抑制されるので、結露の発生が有効に抑えられる。
なお、図13に示すアクチュエータ冷却装置81の循環通路82は、より具体的には、アクチュエータケース12の流路と方向切替バルブ84とをつなぐ流入側の通路部分89aと、冷却経路82aにおける熱交換器83内の通路部分89bと、冷却経路82aで通路部分89bを通った冷却液CLを合流点MPまで案内する通路部分89cと、合流点MPとリザーブタンク85とをつなぐ通路部分89dと、リザーブタンク85と冷却液供給ポンプ86とをつなぐ通路部分89eと、冷却液供給ポンプ86とアクチュエータケース12の流路とをつなぐ流出側の通路部分89fとをさらに有するものである。また、冷水CWを流す通路は、少なくとも熱交換器83内を通る通路部分90を有する。
他の実施形態の結露抑制機構は、たとえば、冷水CWを流す通路の途中に設けられて冷水CWの流量を変更することができる図示しない流量制御弁等の冷水制御部で構成することができる。このような冷水制御部では、たとえば、冷却液CLの温度と周囲温度との差に応じて、冷水CWの流量を制御することにより、冷却液CLの温度を調整することができる。その結果、アクチュエータ11の過剰な冷却が抑えられて、結露の発生を抑制することができる。このような冷水制御部の結露抑制機構は、先述したバイパス経路82b及び方向切替バルブ84を含む結露抑制機構に加えてさらに追加でアクチュエータ冷却装置81に設けることができる他、バイパス経路82b及び方向切替バルブ84を含む結露抑制機構を無くして、冷水制御部単独でアクチュエータ冷却装置81に設けることもできる。したがって、冷水制御部の結露抑制機構を設けた場合は、バイパス経路82b及び方向切替バルブ84を含む結露抑制機構を設けないこともある。
(射出装置)
なお、上述したようなアクチュエータ1、11は、射出成形機の、たとえば図15に示すような射出装置61に搭載される計量モータ62又は射出モータ63等として用いることができる。
図15に例示する射出装置61は、計量モータ62及び射出モータ63と、計量モータ62及び射出モータ63のそれぞれが固定されて、たとえば移動装置のスライドベース101上に立てた姿勢で互いに間隔をおいて配置される二個のモータ支持プレート64、65と、前方側(図15では左側)のモータ支持プレート64よりもさらに前方側に位置し、計量モータ62により回転駆動されるとともに、射出モータ63により進退駆動されるスクリュ66と、前方側のモータ支持プレート64の前面から前方側に延びて、スクリュ66の周囲を取り囲んで配置されたシリンダ67とを備えるものである。計量モータ62及び射出モータ63はそれぞれ、二個の各モータ支持プレート64、65の後方側(図15では右側)の背面に取り付けられて支持されている。二個の各モータ支持プレート64、65は、計量モータ62の周囲の複数箇所、たとえば四箇所でロッド64aにより互いに連結されている。
シリンダ67の周囲には、シリンダ67の内部でスクリュ66により可塑化される成形材料を加熱するヒータ67aが配置されている。シリンダ67は軸線方向の先端側に内外径が小さくなる先端部67bを有し、その先端部67bの周囲にもヒータ67aが配置される。また、シリンダ67は軸線方向の後端側に、シリンダ67の内部に成形材料を供給するための供給口67cを有し、その供給口67cの周囲には冷却器67dが配置されている。
計量モータ62は、主として、ロータ62aと、ロータ62aの周囲に配置されたステータ62bと、ロータ62a及びステータ62bの周囲を取り囲み、内表面にステータ62bが設けられたステータフレーム62cとを含んで構成されている。ロータ63aはその回転軸線方向の各端部で、ステータフレーム63cの内側に軸受62fにより支持されている。また、ロータ62aは、計量スプライン軸62dにスプライン結合されており、この計量スプライン軸62dは、スクリュ66が取り付けられたスクリュ取付部62eに連結されている。なお、計量スプライン軸62dの外周面の軸線方向の少なくとも一部には、ロータ62aの内周面に設けられたキー溝に対応する一個以上のキー62gが形成されている。これにより、計量モータ62からスクリュ66に回転駆動力が伝達されて、スクリュ66を回転させることができる。
また、射出モータ63は、上記の計量モータ62の後方側に位置するモータ支持プレート65のさらに後方側に配置されている。射出モータ63もまた、主に、ロータ63aと、ロータ63aの周囲に配置されたステータ63bと、ロータ63a及びステータ63bの周囲を取り囲んで設けられて、内表面にステータ63bが設けられたステータフレーム63cとを有するものである。ロータ63aはその回転軸線方向の各端部で、ステータフレーム63cの内側に軸受63dにより支持されている。射出モータ63は、ロータ63aが、軸受を介してスクリュ66に連結されたねじナットを含む駆動軸に接続されている。この駆動軸は、より詳細には、円筒状のロータ63aの内周側に設けた溝部63eにスプライン結合される射出スプライン軸68aと、射出スプライン軸68aに連結されたねじナット68bと、ねじナット68bに螺合するねじ軸68cと、計量スプライン軸62dの内側に軸受68dを介して回転自在に取り付けられた回転軸68eとを有する。この構造により、射出モータ63による回転駆動力が、スクリュ66が前後進する方向(図15では左右方向)の直線駆動力に変換されて、スクリュ66に伝達される。
なお、射出モータ63のステータフレーム63cとモータ支持プレート65との間には、圧力検出器69aを配置している。この圧力検出器69aはモータ支持プレート65及びねじナット68bのそれぞれに取り付けられて、射出モータ63からスクリュ66への駆動力の伝達経路で当該圧力検出器69aに作用する荷重を検出する。圧力検出器69aとステータフレーム63cとの間には、筒状部分69bを介在させて設けている。
また、回転軸線方向で上記の駆動軸とは反対側に位置する射出モータ63のステータフレーム63cの後端面には、ロータ63aと軸部69dで連結されてロータ63aの回転を検出するエンコーダ69cが設けられている。
図16に、他の射出装置91であって、先述したアクチュエータ11を射出モータ11a、11bとして備えるものを示す。この射出装置91は、一対の射出モータ11a、11bと、各アクチュエータ11の回転運動を軸線方向(図16の左右方向)の直線運動に変換する一対のボールねじ92a、92bと、一対のボールねじ92a、92bに取り付けられてボールねじ92a、92bにより進退駆動されるプレート部材95と、一対の射出モータ11a、11b間及び一対のボールねじ92a、92b間で、プレート部材95の幅方向(図16の上下方向)の中央に配置されたスクリュ96とを備えるものである。スクリュ96は、その周囲を取り囲むシリンダ97内に配置されている。
また、スクリュ96の後端側には、図示しないベルトにより当該スクリュ96を回転駆動するプーリ98aと、プーリ98aに連結されたシャフト98bと、シャフト98bの軸線方向の先端側に設けられてスクリュ96が取り付けられるスクリュ取付部98cとが設けられている。プレート部材95の幅方向の中央には貫通孔95aが形成されており、この貫通孔95a内に上記のシャフト98bが、ベアリング95bで支持されて配置されている。
各ボールねじ92a、92bは、ねじ軸93a、93b及びナット94a、94bを含む。ねじ軸93a、93bは、射出モータ11a、11bの出力軸に接続されている。ナット94a、94bは、プレート部材95に設けられた軸挿入孔95c、95dと同軸になるように、プレート部材95に取り付けられている。図示の例では、ねじ軸93a、93bが、ナット94a、94b及び軸挿入孔95c、95dを貫通して配置されている。
射出モータ11a、11bでねじ軸93a、93bが回転駆動されることにより、ナット94a、94bが軸線方向に前進する。そしてそれに伴い、ナット94a、94bに取り付けられたプレート部材95は、スクリュ96を軸線方向に前進させる。これにより、シリンダ97内に溜められた樹脂材料等の成形材料を金型装置に向けて射出するための、スクリュ96を前進させる射出動作が可能になる。
なお、各射出モータ11a及び11bは、その周囲が先述したカバープレート18a並びにカバー部材18b及び18cに覆われている。各射出モータ11a及び11bと各ねじ軸93a及び93bとの接続部分の周囲には、内側にそれらの接続部分がそれぞれ配置される空洞部99aを有する一個のハウジング99が設けられている。ハウジング99の幅方向で空洞部99aの間には、上側が切り欠かれてその内側にシリンダ97が挿入されたU字状部分99bが形成されている。
このような射出装置91では、特にハイサイクル成形での作動時に射出モータ11a、11bが大きく発熱することがある。ここで仮に、たとえばファン等による空冷で射出モータ11a、11bを冷却しようとすると、幅方向で射出モータ11a、11bの間に隣接して位置し、内部で成形材料を溶融させるシリンダ97及びスクリュ96まで、意図せずに冷却されるおそれがある。また、隣接するシリンダ97及びスクリュ96の熱により、当該空冷による射出モータ11a、11bの冷却効率が低下する。そしてまた、ファンを設置すれば射出装置91の幅が大きく増大し得る。
それ故に、かかる射出装置91の射出モータ11a、11bの冷却に対しては、先に説明した冷却液による液冷を適用することが特に有効である。
1、11 アクチュエータ
11a、11b 射出モータ
2、12 アクチュエータケース
3 ロータ
3a、13a 出力軸
4 ステータ
5、15 ステータフレーム
5a、15a 窪み部分
15b 段差部
6、16 フランジ
16a 連結部
16b ボルト
16c 連結穴
6a 孔部
6b ベアリング
6c 凹所
6d 貫通穴
7、17、37、47 流路用凹部
27 流路用凸部
8、18a カバープレート
9 孔部
18b、18c カバー部材
18d 筒状部分
18e 板状部分
18f、18g 連結部
18h 孔
19 エンコーダ
51、71 管状流路部材
52 蓋状流路部材
61 射出装置
62 計量モータ
62a ロータ
62b ステータ
62c ステータフレーム
62d 計量スプライン軸
62e スクリュ取付部
62f 軸受
62g キー
63 射出モータ
63a ロータ
63b ステータ
63c ステータフレーム
63d 軸受
63e 溝部
64、65 モータ支持プレート
64a ロッド
66 スクリュ
67 シリンダ
68a 射出スプライン軸
68b ねじナット
68c ねじ軸
68d 軸受
68e 回転軸
69a 圧力検出器
69b 筒状部分
69c エンコーダ
69d 軸部
72 流路接続部
72a 可撓性チューブ
72b コネクタ
73 液供給チューブ
74 液排出チューブ
75 プレート部材
81 アクチュエータ冷却装置
82 循環通路
82a 冷却経路
82b バイパス経路
83 熱交換器
84 方向切替バルブ
85 リザーブタンク
86 冷却液供給ポンプ
87 周囲温度センサ
88 液温センサ
89a~89f、90 通路部分
91 射出装置
92a、92b ボールねじ
93a、93b ねじ軸
94a、94b ナット
95 プレート部材
95a 貫通孔
95b ベアリング
95c、95d 軸挿入孔
96 スクリュ
97 シリンダ
98a プーリ
98b シャフト
98c スクリュ取付部
99 ハウジング
99a 空洞部
99b U字状部分
101 スライドベース
Se 外表面
Si 内表面
PE1 一端部
PE2 他端部
PS1 一方の側部
PS2 他方の側部
Fi 流路入口
Fо 流路出口
CL 冷却液
CW 冷水
MP 合流点

Claims (16)

  1. 射出成形機に搭載されるアクチュエータであって、
    当該アクチュエータの外装を構成し、複数の外表面を有するアクチュエータケースを備え、
    前記アクチュエータケースが、前記複数の外表面のうち、第1の外表面上で該外表面の一部として設けられた第1の流路用凹部及び/又は凸部と、第2の外表面上で該外表面の一部として設けられた第2の流路用凹部及び/又は凸部とを有し、
    前記第1の流路用凹部及び/又は凸部には、冷却液を流す第1の流路部材が設けられ、前記第2の流路用凹部及び/又は凸部には、冷却液を流す第2の流路部材が設けられ、
    第1及び第2の流路部材がそれぞれ個別に、前記第1及び第2の流路用凹部及び/又は凸部と係合して、前記第1及び第2の流路用凹部及び/又は凸部に脱着可能である射出成形機搭載用アクチュエータ。
  2. 前記第1及び第2の流路部材が、異なる方向に取外し可能である請求項1に記載の射出成形機搭載用アクチュエータ。
  3. 前記第1及び第2の流路部材の相互を接続する流路接続部をさらに備え、前記流路接続部の接続を外して前記第1及び第2流路部材の取外しが可能である請求項1又は2に記載の射出成形機搭載用アクチュエータ。
  4. 前記第1又は第2の流路用凹部及び/又は凸部が、前記第1又は第2の外表面から窪む第1又は第2の流路用凹部を含む請求項1~3のいずれか一項に記載の射出成形機搭載用アクチュエータ。
  5. 前記第1又は第2の流路用凹部が、前記第1又は第2の外表面上で延びる溝形状をなす請求項4に記載の射出成形機搭載用アクチュエータ。
  6. 前記第1又は第2の流路用凹部が、その内側に、前記第1又は第2の外表面に設けられた前記第1又は第2の流路部材を配置可能な形状を有する請求項4又は5に記載の射出成形機搭載用アクチュエータ。
  7. 前記第1又は第2の流路用凹部及び/又は凸部が、前記第1又は第2の外表面から突出する第1又は第2の流路用凸部を含み、
    前記第1又は第2の流路用凸部が、前記第1又は第2の外表面に設けられた前記第1又は第2の流路部材を保持可能な形状を有する請求項1~6のいずれか一項に記載の射出成形機搭載用アクチュエータ。
  8. 当該アクチュエータが、ロータと、前記ロータの外周側に配置されたステータと、前記ロータ及びステータの周囲を取り囲み、内表面に前記ステータが設けられたステータフレームとを備える電気モータであり、
    前記アクチュエータケースが、前記ステータフレームを有する請求項1~のいずれか一項に記載の射出成形機搭載用アクチュエータ。
  9. 前記第1又は第2の外表面の正面視で、前記第1又は第2の流路部材が、前記ロータの回転軸線方向に対して傾斜もしくは直交する向きで、前記第1又は第2の外表面から外側に抜けて延びてなる請求項に記載の射出成形機搭載用アクチュエータ。
  10. 請求項1~のいずれか一項に記載の射出成形機搭載用アクチュエータに用いられ、前記アクチュエータケースの前記第1及び第2の流路部材に冷却液を供給するアクチュエータ冷却装置であって、
    当該アクチュエータでの結露の発生を抑制する結露抑制機構を備えるアクチュエータ冷却装置。
  11. 前記アクチュエータケースの前記第1及び第2の流路部材を通過した前記冷却液を、当該第1及び第2の流路部材に戻す循環通路と、
    前記循環通路の途中に設けられ、前記冷却液を冷却する熱交換器と
    を備え、
    前記循環通路は、前記冷却液を前記熱交換器に通して流す冷却経路と、前記冷却液を前記熱交換器に通さずに流すバイパス経路と、前記熱交換器よりも上流側で前記冷却経路と前記バイパス経路との分岐点に設けられた方向切替バルブとを有する請求項10に記載のアクチュエータ冷却装置。
  12. 前記循環通路が、該循環通路の途中にて、前記熱交換器よりも下流側に設けられたリザーブタンクと、前記リザーブタンクよりも下流側で前記冷却液を前記アクチュエータケースの前記第1及び第2の流路部材に送り出す冷却液供給ポンプとをさらに有する請求項11に記載のアクチュエータ冷却装置。
  13. 周囲温度を測定する周囲温度センサ、及び、前記アクチュエータケースの前記第1及び第2の流路部材に供給する冷却液の温度を測定する液温センサをさらに備える請求項11又は12に記載のアクチュエータ冷却装置。
  14. 前記液温センサによる前記冷却液の温度の測定値と、前記周囲温度センサによる周囲温度の測定値とを比較し、その比較結果に応じて、前記アクチュエータケースの前記第1及び第2の流路部材を通過した前記冷却液を、前記冷却経路又は前記バイパス経路のいずれに流すかについて決定し、前記方向切替バルブを制御する請求項13に記載のアクチュエータ冷却装置。
  15. 請求項1~のいずれか一項に記載の射出成形機搭載用アクチュエータを備える射出成形機。
  16. 請求項11~14のいずれか一項に記載のアクチュエータ冷却装置を使用する方法であって、
    前記アクチュエータケースの前記第1及び第2流路部材に供給する前記冷却液の温度と、周囲温度とを比較し、その比較結果に応じて、前記アクチュエータケースの前記第1及び第2の流路部材を通過した前記冷却液を、前記バイパス経路又は前記冷却経路のいずれに流すかについて決定し、前記方向切替バルブを制御する、アクチュエータ冷却装置の使用方法。
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