JP7359692B2 - 植物誘引用テープロール体 - Google Patents

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Description

本発明は、植物誘引用テープロール体、例えば、植物誘引用の自着性粘着テープロール体に関する。
植物誘引用テープロール体には、(1)自着性粘着テープと、(2)ステープル固定型テープと、が存在する。
ここで、自着性粘着テープは、通常の粘着テープと同様に粘着剤層と基材層とを有する粘着テープであり、例えば、生野菜類、生花類、書類、新聞、雑誌等の各種物品を結束することに特化した粘着テープである(例えば、特許文献1等)。これらの内、植物誘引用の自着性粘着テープは、植物の構成部位(例えば、茎、蔓、枝、新梢等)を固定部材(例えば、支柱等)に結束する用途にて使用されるものである。具体的には、自着性粘着テープの使用方法は、通常、以下の通りである。自着性粘着テープの自着面(粘着剤層面)が結束する被結束物(植物の構成部位)を向くように自着性粘着テープで被結束物の外周を覆い、その後、被結束物と固定部材とを取り囲んだ状態にて、粘着テープの自着面同士を合掌貼りすることで、固定部材への被結束物の固定を行う。また、自着性粘着テープは、通常、長尺の自着性粘着テープを巻き取り形成された自着性粘着テープロール体として販売されている。更に、このような自着性粘着テープロール体の使用を補助するための専用の器具も検討されている(例えば、特許文献2等)。
また、ステープル固定型テープも、自着性粘着テープ同様、植物の構成部位(例えば、茎、蔓、枝、新梢等)を固定部材(例えば、支柱等)に結束する用途にて使用されるものである。但し、自着性粘着テープが該テープの粘着面同士を合掌貼りすることでテープ同士を固定する(これにより、植物の構成部位が固定部材に固定)のに対し、ステープル固定型テープはステープルによりテープ同士を固定する(これにより、植物の構成部位が固定部材に固定)点で異なる。
特許第4669194号 特許第6226880号
ここで、自着性粘着テープ及びステープル固定型テープのいずれも、該テープにて固定されている植物の構成部位を固定部材から分離する際、該テープを鋏等で切断する必要がある。しかしながら、鋏等の用具の使用は面倒であり、且つ、切断時の不注意により怪我をする懸念もある(更に、ステープル固定型テープにおいては、使用済みのステープルが土壌に落下することに起因した問題もある)。したがって、本発明は、鋏等の用具を用いなくても、手により容易に切断可能な植物誘引用テープの提供を第一の課題とする。
更に、植物誘引用テープロール体の内、自着性粘着テープは、被結束物への糊残り等の影響を小さくし、且つ、十分な結束性を達成するために、粘着剤面同士の粘着力(自着力)が高く、タック性が低い、という粘着特性を有することが求められる。また、特許文献2等で開示された器具を使用する場合、器具にセットされた自着性粘着テープの粘着面が器具と接触した状態となるため、テープの繰り出しを阻害しないために、タック性をより低くすることが求められる。更に、この器具を操作する作業者に対する、一回結束する毎の負担を軽くするために、自着性粘着テープロール体における自着性テープの巻戻し性(解きほぐし性)を低く(軽く)する必要があった。そこで、本発明は、高い自着結束性、低いタック、低い巻戻し性、の全てを兼ね備える自着性粘着テープロール体を提供することを第二の課題とする。
本発明(1)は、テープ基材をロール状に巻回した植物誘引用テープロール体であって、前記テープ基材が、酸化促進剤を含有することを特徴とする植物誘引用テープロール体である。
本発明(2)は、前記植物誘引用テープロール体が、前記テープ基材の片面に直接又は他の層を介して粘着剤層が設けられている粘着テープ部材をロール状に巻回した自着性植物誘引用テープロール体であり、
前記粘着剤層は、スチレン系エラストマーと、粘着付与樹脂と、を含有し、
前記粘着付与樹脂は、脂環族飽和炭化水素系樹脂を含有する、前記発明(1)の植物誘引用テープロール体である。
本発明(3)は、前記酸化促進剤が、不飽和脂肪酸、脂肪族モノカルボン酸及びこれらの塩からなる少なくとも1種である、前記(1)又は(2)の植物誘引用テープロール体である。
本発明(4)は、前記酸化促進剤が、前記テープ基材の全質量を基準として、0.03質量%以上である、前記(1)~(3)のいずれか一つの植物誘引用テープロール体である。
本発明(5)は、前記粘着剤層が設けられた面の反対側の面に、JIS B 0601-2013に基づく表面粗さが、算術平均粗さ(Ra)で0.5~5.0μmであると共に、十点平均粗さ(Rz)で10~50μmである微細凹凸構造を有する、前記発明(2)~(4)のいずれか一つの植物誘引用テープロール体である。
本発明(6)は、前記微細凹凸構造は、JIS B 0601-2013に基づく表面粗さが、算術平均粗さ(Ra)で1.0~4.0μmであると共に、十点平均粗さ(Rz)で20~40μmである、前記発明(5)の植物誘引用テープロール体である。
本発明(7)は、前記粘着剤層は、スチレン含有量が20質量%超である高スチレン含有エラストマーと、スチレン含有量が20質量%以下である低スチレン含有エラストマーと、を含有する、前記発明(2)~(6)のいずれか一つの植物誘引用テープロール体である。
本発明(8)は、前記粘着剤層中の、スチレン含有量が20質量%以下である低スチレン含有エラストマーの質量(El)とスチレン含有量が20質量%超である高スチレン含有エラストマーの質量(Eh)との比(El/Eh)が、2.0以下である、前記発明(2)~(7)のいずれか一つの植物誘引用テープロール体である。
本発明(9)は、前記粘着剤層中の粘着付与樹脂全体に対して、脂環族飽和炭化水素系樹脂の占める割合が50~95質量%である、前記発明(2)~(8)のいずれか一つの植物誘引用テープロール体である。
本発明(10)は、前記粘着テープ部材が、前記テープ基材と、インク層と、プライマー層と、前記粘着剤層と、がこの順番で積層された積層体である、前記発明(2)~(9)のいずれか一つの植物誘引用テープロール体である。
本発明(1)~(10)によれば、鋏等の用具を用いなくても、手により容易に切断可能な植物誘引用テープを提供することができる。また、本発明(5)~(10)によれば、前記効果に加え、高い自着結束性、低いタック、低い巻戻し性、の全てを兼ね備える自着性粘着テープロール体を提供することができる。
図1は、本実施形態に係る自着性粘着テープロール体100の概念側面図を示す。 図2は、本実施形態に係る粘着テープ部材110の概念側面図を示す。 図3は、本実施例に係る自着保持力の試験方法の概念図を示す。 図4は、本実施形態に係る粘着テープ部材110の使用例を示す。
本発明は、テープ基材をロール状に巻回した植物誘引用テープロール体であって、前記テープ基材が、酸化促進剤を含有することを特徴とする植物誘引用テープロール体である。ここで、当該植物誘引用テープロール体としては、(1)自着性粘着テープと、(2)ステープル固定型テープと、が存在する。これらの内、(1)について具体的に説明する。尚、(2)については、例えば、特許第4120596号を参照されたい。まず、図1~図2を参照しつつ、自着性粘着テープ型である植物誘引用テープロール体を具体的に説明する。
<<<<自着性粘着テープロール体100>>>>
自着性粘着テープロール体100は、粘着テープ部材110を、軸芯120を芯としてロール状に巻回して形成されている(図1)。
自着性粘着テープロール体100において、ロール径や粘着テープ部材110の巻き数等は適宜変更可能である。
軸芯120の材料及び形状は、特に限定されず、自着性粘着テープロール体100の用途等に応じて適宜変更可能である。更には、自着性粘着テープロール体100は、軸芯120を有さないロール体(いわゆる芯無しタイプ)であってもよい。
以下、粘着テープ部材110について詳述する。
<<<粘着テープ部材110>>>
粘着テープ部材110は、テープ基材111と、テープ基材111の片面に設けられた粘着剤層114と、を有する積層体である。
更に、図2に示されるように、テープ基材111と粘着剤層114との間には、別の層が介在されていてもよい。この別の層として、インク層112及びプライマー層113であることが好ましい。より詳細には、粘着テープ部材110は、図2に示されるように、テープ基材111と、インク層112と、プライマー層113と、粘着剤層114とがこの順番で積層された積層体であることが好ましい。
<<テープ基材111>>
テープ基材111の、粘着剤層114が設けられている面の反対側の面(図2におけるテープ基材表面111a)には、微細凹凸構造が設けられていることが好ましい。当該好適例を以下にて説明する。
自着性粘着テープロール体100においては、テープ基材表面111aと、粘着剤層114の表面(粘着剤層表面114a)と、が接触するように巻回されている。その結果、テープ基材表面111aに設けられた微細凹凸構造が粘着剤層表面114aに転写される。即ち、自着性粘着テープロール体100から引き出された粘着テープ部材110も、同様の微細凹凸構造を有することとなる。粘着剤層表面114aに所定の微細凹凸構造を転写させることによって、所定の成分を有する着剤層114の被着体への接触面積が低減され、低タック性が実現されるとともに、粘着剤層114同士が圧着された際には凹凸構造が潰れるため、粘着剤層114を形成する粘着剤由来の強い粘着力(自着性)が発揮される。
より詳細には、テープ基材表面111aには、JIS B 0601-2013に基づく表面粗さが、算術平均粗さ(Ra)で0.5~5.0μm(又は0.5超5.0μm未満)の微細凹凸構造が設けられている。微細凹凸構造の粗さをこの範囲とすることにより、本発明の効果を実現することが可能である。本発明の効果をより高めるためには、JIS B 0601-2013に基づく表面粗さが、算術平均粗さ(Ra)で1.0~4.0μm(又は1.0超4.0μm未満)であることが好ましい。更には、JIS B 0601-2013に基づく表面粗さが、十点平均粗さ(Rz)で10~50μmであることが好ましく、十点平均粗さ(Rz)で20~40μmであることがより好ましい。この表面粗さは、より具体的には、以下の方法によって測定できる。
小坂研究所製のSurfcoder ET4000Aを用いて、以下の条件で片方の面を測定する。
測定力:30μN
Xピッチ:4.00μm
Yピッチ:4μm
Z測定倍率:10000
X送り速さ:0.5mm/sec
低域カット:0.8mm
高域カット:R+W
レベリング:最小二乗法
微細凹凸構造は、公知の加工方法、例えば、梨地加工、サンドブラスト加工及びヘアーライン加工等によって形成することが可能であるが、緻密な凹凸構造を形成可能という点で、微細凹凸構造を梨地加工によって形成することが好ましい。
テープ基材111の材料としては、特に限定されないが、例えば、ポリオレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、塩化ビニル系樹脂、ポリイミド系樹脂等で形成したプラスチックフイルム、クレープ紙、和紙、不織布等が挙げられる。これらは、1種単独で使用されてもよいし、2種以上を併用されてもよい。また、テープ基材111は、複数の層からなる積層体であってもよい(例えば、酸化促進剤を添加したプラスチックフィルムに紙類を積層した複合基材)。更に、テープ基材111が複数の層からなる積層体である場合、粘着剤や接着剤からなる層が介在されていてもよい。
テープ基材111の材料としては、プラスチックフィルムであることが好ましい。
テープ基材111は、酸化促進剤を含有する。ここで、酸化促進剤としては、不飽和脂肪酸、脂肪族モノカルボン酸及びそれら塩から選択される少なくとも1種を挙げることができる。ここで、酸化促進剤は、テープ基材の全質量を基準として、0.03質量%以上であることが好適である。上限値は、特に限定されないが、例えば、1質量%、2質量%、3質量%、4質量%、5質量%である。ここで、当該含有量は、植物の生育期間と対応したものとすることが好適である。具体的には、(1)植物を支柱等にテープ固定した後、植物を収穫するまでの期間、植物/支柱の固定状態を維持するのに十分な強度を維持する一方、(2)収穫のタイミングにおいては手でテープ基材が切断できる強度まで低下する、という性質をテープ基材に付与する量の酸化促進剤を添加することが好適である。例えば、トマトの場合、成育期間が約6か月である。したがって、約6か月の間、トマトの茎が支柱に固定されており、且つ、約6か月後にはテープ基材が切断できる強度まで低下するような酸化促進剤の量であることが好適である。
テープ基材111の厚みは、特に限定されないが、例えば、50~100μm、好ましくは60~80μmとすればよい。
また、テープ基材111は、テープ基材111の背面(テープ基材表面111a)側に、背面処理剤が適用されたものであってもよい。このような背面処理剤としては、公知慣例のものを使用可能であり、例えば、長鎖アルキル系の背面処理剤等が挙げられる。
<<インク層112>>
インク層112は、通常、テープ基材111表面(テープ基材111の粘着剤層114側の表面)に直接着色(印字等を含む。)されることで形成された層であるが、所定の着色剤によって着色されたフィルム等で形成されていてもよい。
<<プライマー層113>>
プライマー層113は、例えば、国際公開第2014/126158号に記載されたものとすることができる。
<<粘着剤層114>>
粘着剤層114は、スチレン系エラストマーと、粘着付与樹脂と、を含有する粘着剤組成物によって形成される。また、粘着剤層114は、必要に応じてその他の成分を含んでいてもよい。
<スチレン系エラストマー>
スチレン系エラストマーとしては、特に限定されず、例えば、スチレン-イソプレン-スチレンブロック共重合体(SIS)、スチレン-ブタジエン-スチレンブロック共重合体(SBS)、スチレン-エチレンブチレン-スチレンブロック共重合体(SEBS)、スチレン-エチレンプロピレン-スチレンブロック共重合体(SEPS)、スチレン-エチレンエチレンプロピレン-スチレンブロック共重合体(SEEPS)、スチレン-ブタジエン-ブテン-スチレンブロック共重合体(SBBS)等が挙げられる。また、これらは一部が変性されていてもよい。これらは、1種単独で使用されてもよいし、2種以上を併用されてもよい。
スチレン系エラストマーとしては、スチレン含有量が20質量%超である高スチレン含有エラストマーのみを含む形態、スチレン含有量が20質量%以下である低スチレン含有エラストマーのみを含む形態、高スチレン含有エラストマー及び低スチレン含有エラストマーを含む形態、のいずれであってもよいが、高スチレン含有エラストマー及び低スチレン含有エラストマーを含む形態であることが好ましい。
高スチレン含有エラストマーのスチレン含有量は、20質量%超40質量%以下であることが好ましく、25質量%~35質量%であることがより好ましい。
低スチレン含有エラストマーのスチレン含有量は、14質量%~20質量%であることが好ましく、16質量%~18質量%であることがより好ましい。
粘着剤層中の、低スチレン含有エラストマーの含有量(El)と高スチレン含有エラストマーの含有量(Eh)との比(El/Eh)が、2.0以下であることが好ましく、1.5以下であることがより好ましく、1.0以下であることが特に好ましい。
粘着剤層114中のスチレン系エラストマーの含有量は、55.5~62.5質量%であることが好ましく、60.0~62.5質量%であることがより好ましい。
<粘着付与樹脂>
粘着付与樹脂としては、特に限定されず、例えば、ロジン系樹脂、テルペン系樹脂、脂肪族系石油樹脂、脂環族飽和炭化水素樹脂、芳香族系石油樹脂、クマロンインデン樹脂、スチレン系樹脂、フェノール系樹脂、キシレン樹脂等を挙げることができる。これらは、1種単独で使用されてもよいし、2種以上を併用されてもよい。本発明の効果を高めるために、粘着付与樹脂として脂環族飽和炭化水素系樹脂を使用することが好ましい。
粘着付与樹脂は、脂環族飽和炭化水素系樹脂とテルペン系樹脂又はスチレン系樹脂のいずれか一種以上とを含むことが好ましく、これらを全て含むことが好ましい。
脂環族飽和炭化水素系樹脂は、軟化点が、90~140℃であることが好ましく、120~140℃であることがより好ましい。
テルペン系樹脂は、軟化点が、80~130℃であることが好ましく、110~120℃であることがより好ましい。
スチレン系樹脂は、軟化点が、100~140℃であることが好ましく、110~130℃であることがより好ましい。
粘着付与樹脂全体に対する脂環族飽和炭化水素系樹脂の含有量が、50質量%以上であることが好ましく、50~95質量%(具体的には、50~93.9質量%)であることがより好ましく、60~80質量%であることが特に好ましい。
粘着付与樹脂全体に対するテルペン系樹脂の含有量が、15~50質量%であることが好ましく、25~40質量%であることがより好ましい。
粘着付与樹脂全体に対するスチレン系樹脂の含有量が、1.0~12.0質量%であることが好ましく、5.0~8.0質量%であることがより好ましい。
粘着剤層114中の粘着付与樹脂の含有量は、37.5~44.5質量%であることが好ましく、37.5~40.0質量%であることがより好ましい。
<その他の成分>
その他の成分としては、公知の添加剤、例えば、充填剤、酸化防止剤、着色剤、軟化剤、可塑剤、紫外線吸収剤、老化防止剤等が挙げられる。また、その他の成分として、スチレン系エラストマー以外の粘着成分(例えば、スチレン系エラストマー以外のゴム系粘着剤、アクリル系粘着剤、シリコーン系粘着剤等)を含んでいてもよい。
(充填剤)
充填剤としては、例えば、炭酸カルシウム、亜鉛華(酸化亜鉛)、けい酸アルミニウム、シリカ、タルク、けい藻土、けい砂、軽石粉、スレート粉、雲母粉、アルミニウムゾル、アルミナホワイト、硫酸アルミニウム、硫酸バリウム、リトポン、硫酸カルシウム、二硫化モリブデン、グラファイト、ガラス繊維、ガラス球、単結晶チタン酸カリ、カーボン繊維、活性亜鉛華、炭酸亜鉛、酸化マグネシウム、塩基性炭酸マグネシウム、リサージ、鉛丹、鉛白、水酸化カルシウム、活性化水酸化カルシウム、酸化チタン等が挙げられる。これらは、1種単独で使用されてもよいし、2種以上を併用されてもよい。
自着性粘着テープにおいては、通常、充填剤を高配合とすることで、低タック性や高自着性を達成している。しかしながら、本発明においては、充填剤を低配合量としても、低タック性や高自着性を達成できる。
具体的には、粘着剤層114中、充填剤の配合量を、20質量%以下、10質量%以下、5質量%以下、1質量%以下、0.1質量%以下、0質量%等とすることができる。また、充填剤を配合することで自着性粘着テープの性能を向上させることが可能であるが、その場合、粘着剤層114中、充填剤の配合量を、0.1質量%以上、1質量%以上、5質量%以上等とすればよい。
(酸化防止剤)
酸化防止剤としては、例えば、ジブチルヒドロキシトルエン(BHT)、ブチルヒドロキシアニソール(BHA)、ビタミンC(アスコルビン酸)、ビタミンE(トコフェロール)、エリソルビン酸ナトリウム、没食子酸プロピル、亜硫酸ナトリウム、二酸化硫黄等が挙げられる。これらは、1種単独で使用されてもよいし、2種以上を併用されてもよい。
(着色剤)
着色剤としては、無機系、有機系何れでもよく、これらは、目的とする発色となるように添加されればよい。これらは、1種単独で使用されてもよいし、2種以上を併用されてもよい。
(軟化剤)
軟化剤としては、石油系軟化剤、植物系軟化剤、液状ゴム、液状粘着付与樹脂、合成可塑剤等が挙げられる。これらは、1種単独で使用されてもよいし、2種以上を併用されてもよい。
(紫外線吸収剤)
紫外線吸収剤としては、サリチル酸誘導体、ベンゾフェノン系化合物、ベンゾトリアゾール系化合物、シアノアクリレート系化合物等がある。これらは、1種単独で使用されてもよいし、2種以上を併用されてもよい。
(老化防止剤)
老化防止剤としては、ナフチルアミン系化合物、ジフェニルアミン系化合物、p-フェニレンジアミン系化合物、その他のアミン系化合物、アミン化合物混合物、キノリン系化合物、ヒドロキノン誘導体、モノフェノール系化合物、ビスフェノール系化合物、トリスフェノール系化合物、ポリフェノール系化合物、チオビスフェノール系化合物等が挙げられる。これらは、1種単独で使用されてもよいし、2種以上を併用されてもよい。
粘着剤層114の厚みは、特に限定されないが、例えば、10~40μm、好ましくは20~30μmとすればよい。
<<<自着性粘着テープロール体の製造方法>>>
自着性粘着テープロール体100の製造方法としては特に限定されず、公知の手法により製造可能である。自着性粘着テープロール体100の製造方法の一例を以下に述べる。
先ず、粘着剤層114を構成する原料に、必要に応じて有機溶媒等を加えて調製された粘着液と、少なくとも片面に微細凹凸構造が設けられたテープ基材111と、を準備する。
次に、テープ基材111の微細凹凸構造が設けられた面とは反対の面に、印刷処理、プライマー処理を順次行い、インク層112及びプライマー層113を形成する。
次に、プライマー層113の上に、アプリケーター等を用いて粘着液を塗布する。その後、例えば100℃で3分間の乾燥を行って、プライマー層113上に粘着剤層114が設けられた粘着テープ部材110を得る。
最後に、この粘着テープ部材110を、軸芯120の外周に沿って巻回させていき、自着性粘着テープロール体100を製造することができる。
<<<自着性粘着テープロール体100の用途>>>
自着性粘着テープロール体100は、低いタック性、高い自着結束性、低い巻戻し性を有するため、種々の用途に使用することができる。例えば、生野菜類、生花類、書類、新聞、雑誌等の各種物品を結束するための粘着テープとして用いることができる。また、該粘着剤を布等を基材として含浸塗布、或いは両面にスプレー塗布等して乾燥、巻き取り、裁断してテープロール状にし、粘着包帯、スポーツ用固定テープ、スポーツ用滑り止めテープ等としても用いることができる。
自着性粘着テープロール体100は、低いタック性を有するため野菜の成長を阻害しないため野菜の誘引用として好ましく使用することができる。更には、自着性粘着テープロール体100は、高い自着結束性を有するため、高荷重が求められる結束用として好ましく使用することができる。例えば、野菜の誘引用とした中でも、トマト等の誘引用とすることが好ましい。キュウリやブドウ等の誘引を行う場合、自着性粘着テープの耐荷重として最大500g程度を想定すれば十分であり、従来の自着性粘着テープでも対応可能であった。しかしながら、トマト等の誘引においては、自着性粘着テープの耐荷重として最大1000g程度の高荷重を想定しなければならない場合があった。本形態に係る自着性粘着テープロール体100は、低いタック性と、高い自着結束性を有するため、このような高荷重となる野菜の誘引にも十分に対応可能である。ここで、図4は、本形態に係る自着性粘着テープの使用例である。左図は、自着制粘着テープを合掌貼りすることで、トマトの茎が支柱に固定されている状態を示したものである。右図は、トマトを収穫後、手により自着性粘着テープが切断された状態を示したものである。
また、自着性粘着テープロール体100は、低タック性、低い巻戻し性を有するため、特許第6226880号等に開示された自着性粘着テープ専用の器具にセットする自着性粘着テープロール体として好ましく使用することができる。
≪実施例1≫
<製造>
〔実施例1~4及び比較例1:表1~表2〕
実施例1~4及び比較例1におけるゴム系粘着剤を、表1に示す組成にて、「低スチレンSIS(スチレン含有量:16質量%、日本ゼオン社製クインタック3433N)」、「高スチレンSIS(スチレン含有量:25質量%、旭化成社製アサプレンATN521)」、粘着付与樹脂「テルペン樹脂(ヤスハラケミカル社製:YSレジンPX1150N)」、「脂環族飽和炭化水素樹脂(荒川化学工業社製:アルコンP140)」等を配合して得た。
片面に微細凹凸構造(算術平均粗さ(Ra)2.9μm、十点平均粗さ(Rz)29.7μm、梨地加工面)を有する厚さ70μmのCPPフィルムを準備した。ここで、表2に示すように、実施例1~4についてはCPPフィルムに所定量の酸化促進剤を添加し、他方、比較例1については酸化促進剤を添加しなかった。次に、CPPフィルムの微細凹凸構造を有する面の反対側面に、インク層(着色層)、プライマー層を順次形成した。プライマー層の上に粘着剤層の厚みが30μmになるように塗布して、幅11mmの粘着テープを作成した。粘着剤層にフイルムの梨地加工面が触れるように巻取り、幅11mmの粘着テープロール体を作成した。
Figure 0007359692000001
Figure 0007359692000002
<評価1>
実施例及び比較例に係る、初期における自着性粘着テープの各種性能試験を実施した。試験方法及び試験結果を以下に記載する。
〔プローブタック試験〕
23℃・50%RHの条件下、実施例のテープ(幅11mm)を試験片とし、ASTM D2979に準じて、プローブタック試験を行った。具体的には、試験片をウエイトリングにたるみの無いようにはり付け、直径5mmの円柱プローブを試験片の粘着面に0.98±0.001N/cmの荷重を接触速さ10±0.1mm/秒で、1.0±0.01秒間接触させた後、接触速さと同じ速度でプローブを粘着面から垂直方向に引き剥がすのに要する力(N/5mmφ)を測定した。結果を表1に示す(尚、すべての実施例及び比較例は同一粘着剤であるため、一の実施例についてのみ試験)。
〔自着保持力試験(23℃、50%RH)〕
以下の方法に従って、自着保持力試験を行った。採取した試験片(幅11mmの粘着テープ)を粘着剤面を内側として、試験片が伸びたり、気泡が入らないように粘着剤面同士を貼り合わせる。貼り合わせ長さは100mm以上とする。次に試験片の上から、2kg圧着ローラーを用い、圧着速度毎分約300mmで一往復圧着し、20~40分間放置する。その後、図3に示すように、試験片の一端を固定し、他方の一端に分銅を掛ける。分銅を掛ける前には、貼り合わせ部分を約5mm引き剥がし、境界部分をマジック等で印を付ける。規定時間後に分銅を掛けた状態で、ズレ距離(マジック等の印間)をノギスにより読み取る。結果を表1に示す(尚、すべての実施例及び比較例は同一粘着剤であるため、一の実施例についてのみ試験)。
〔低速巻戻し力試験(23℃、50%RH)〕
23℃・50%RHの条件下、JIS Z 0237―2009に準じて、低速巻戻し力の試験を行った。最適な低速巻戻し力は0.05~0.70N/11mmである。低速巻戻し力が上限値を超えると、テープ引出しに負荷が掛かり、作業し難くなる。より具体的には、特許第6226880号等に開示された自着性粘着テープ専用の結束機を使用した場合に不具合が生じ易い。一方、低速巻戻し力が下限値を割ると、テープを引出す際に、不用意に引出されてテープ本体が解けてしまうことがある。尚、本試験は、すべての実施例及び比較例で「合格」であった。
<評価2>
実施例及び比較例について、キセノン照射試験(照度:60W/m 槽内温度:30℃ BP温度:55℃ 1サイクル:降雨+照射18分 照射102分)を実施した。尚、キセノン100時間照射は、実環境における1.5カ月に相当する。ここで、キセノン照射時間が所定時間に達する毎に、引張強度試験、引張伸度試験及び切断性評価試験を実施した。以下、各試験方法を記載する。また、表3に試験結果を示す。表3から、テープ基材に酸化促進剤を添加することにより、添加量に応じて、手による切断可能タイミングを自在に変更できることが分かる。
〔引張強度試験(23℃、50%RH)〕
23℃・50%RHの条件下、JIS Z 0237―2009に準じて、引張強度の試験を行った。試験片が切断するまでの最大荷重をその試験片の測定値とする。
〔引張伸度試験(23℃、50%RH)〕
23℃・50%RHの条件下、JIS Z 0237―2009に準じて、引張伸度の試験を行った。試験片の切断時における引張方向の変形量を読み取る。
〔切断性評価試験〕
○:容易に手で切断
△:手で切断可能
×:手で切断困難
NG:手で切断前に既に切断
Figure 0007359692000003
100 自着性粘着テープロール体
110 粘着テープ部材
111 テープ基材
111a テープ基材表面
112 インク層(着色層)
113 プライマー層
114 粘着剤層
114a 粘着剤層表面
120 軸芯

Claims (8)

  1. テープ基材をロール状に巻回した植物誘引用テープロール体であって、前記テープ基材が、酸化促進剤を含有する物誘引用テープロール体であって、
    前記植物誘引用テープロール体が、前記テープ基材の片面に直接又は他の層を介して粘着剤層が設けられている粘着テープ部材をロール状に巻回した自着性植物誘引用テープロール体であり、
    前記粘着剤層は、スチレン系エラストマーと、粘着付与樹脂と、を含有し、
    前記粘着付与樹脂は、脂環族飽和炭化水素系樹脂を含有し、
    前記テープ基材の、前記粘着剤層が設けられた面の反対側の面に、JIS B 0601-2013に基づく表面粗さが、算術平均粗さ(Ra)で0.5~5.0μmであると共に、十点平均粗さ(Rz)で10~50μmである微細凹凸構造が設けられている、植物誘引用テープロール体
  2. 前記酸化促進剤が、不飽和脂肪酸、脂肪族モノカルボン酸及びこれらの塩からなる少なくとも1種を含む、請求項1載の植物誘引用テープロール体。
  3. 前記酸化促進剤が、前記テープ基材の全質量を基準として、0.03質量%以上である、請求項1~のいずれか一項記載の植物誘引用テープロール体。
  4. 前記微細凹凸構造は、JIS B 0601-2013に基づく表面粗さが、算術平均粗さ(Ra)で1.0~4.0μmであると共に、十点平均粗さ(Rz)で20~40μmである、請求項1~3のいずれか一項記載の植物誘引用テープロール体。
  5. 前記粘着剤層は、スチレン含有量が20質量%超である高スチレン含有エラストマーと、スチレン含有量が20質量%以下である低スチレン含有エラストマーと、を含有する、請求項1~4のいずれか一項記載の植物誘引用テープロール体。
  6. 前記粘着剤層中の、スチレン含有量が20質量%以下である低スチレン含有エラストマーの質量(El)とスチレン含有量が20質量%超である高スチレン含有エラストマーの質量(Eh)との比(El/Eh)が、2.0以下である、請求項1~5のいずれか一項記載の植物誘引用テープロール体。
  7. 前記粘着剤層中の粘着付与樹脂全体に対して、脂環族飽和炭化水素系樹脂の占める割合が50~95質量%である、請求項1~6のいずれか一項記載の植物誘引用テープロール体。
  8. 前記粘着テープ部材が、前記テープ基材と、インク層と、プライマー層と、前記粘着剤層と、がこの順番で積層された積層体である、請求項1~7のいずれか一項記載の植物誘引用テープロール体。
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