JP7359491B2 - 電池及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、電池及びその製造方法に関する。
近年、太陽光又は風力等の自然エネルギーを電気エネルギーに変換する技術が注目されている。これに伴い、多くの電気エネルギーを蓄えることができ、かつ安全性が高い蓄電デバイスとして、様々な電池が開発されている。
その中でも、正極及び負極の間を金属イオンが移動することで充放電を行う2次電池は、高電圧及び高エネルギー密度を示すことが知られており、典型的には、リチウムイオン2次電池が知られている。典型的なリチウムイオン2次電池としては、正極及び負極にリチウムを保持することのできる活物質を導入し、正極活物質及び負極活物質の間でのリチウムイオンの授受によって充放電をおこなうものが挙げられる。また、負極に活物質を用いない2次電池として、負極表面上にリチウム金属を析出させることでリチウムを保持するリチウム金属2次電池が開発されている。
例えば、特許文献1には、室温で少なくとも1Cのレートでの放電時に、1000Wh/Lを越える体積エネルギー密度及び/又は350Wh/kgを越える質量エネルギー密度を有する、高エネルギー密度、高出力リチウム金属アノード2次電池が開示されている。特許文献1は、そのようなリチウム金属アノード2次電池を実現するため、極薄リチウム金属アノードを用いることを開示している。
また、特許文献2には、正極、負極、これらの間に介在された分離膜及び電解質を含むリチウム2次電池において、前記負極は、負極集電体上に金属粒子が形成され、充電によって前記正極から移動され、負極内の負極集電体上にリチウム金属を形成する、リチウム2次電池が開示されている。特許文献2は、そのようなリチウム2次電池は、リチウム金属の反応性による問題と、組み立ての過程で発生する問題点を解決し、性能及び寿命が向上されたリチウム二次電池を提供することができることを開示している。
特表2019-517722号公報 特表2019-537226号公報
しかしながら、本発明者らが、上記特許文献に記載のものを始めとする従来の電池を詳細に検討したところ、エネルギー密度及びサイクル特性の少なくともいずれかが十分でないことがわかった。
例えば、正極活物質及び負極活物質の間での金属イオンの授受によって充放電をおこなう典型的な2次電池は、エネルギー密度が十分でない。また、上記特許文献に記載されているような、負極表面上にリチウム金属を析出させることでリチウムを保持するリチウム金属2次電池は、充放電を繰り返すことにより負極表面上にデンドライトが形成されやすく、負極からの電位が印可されない不活性化したリチウムが堆積し、容量低下が生じやすい。その結果、サイクル特性が十分でない。
また、リチウム金属2次電池において、リチウム金属析出時の離散的な成長を抑制するために、電池に大きな物理的圧力をかけて負極とセパレータとの界面を高圧に保つ方法も開発されている。しかしながら、そのような高圧の印加には大きな機械的機構が必要であるため、電池全体としては、重量及び体積が大きくなり、エネルギー密度が低下する。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、サイクル初期のエネルギー密度及びサイクル特性に優れる電池を提供することを目的とする。
本発明の一実施形態に係る電池は、正極と、負極活物質を有しない負極と、前記正極と前記負極との間に配置されたセパレータと、前記セパレータと前記負極との間に配置された導電性薄膜と、を備え、前記導電性薄膜の膜厚が、1μm以下である。
本発明の一実施形態に係る電池によれば、負極表面に析出した析出金属層に対して負極及び導電性薄膜を通じて電位が印加されることから、析出金属層の均一な形成及び溶解が可能となる。このため負極表面上へのデンドライトの形成が抑制され、サイクル特性の向上に寄与する。
また、本発明では、導電性薄膜の膜厚が1μm以下であることにより、導電性薄膜の存在による電池の体積の増加が抑制され、エネルギー密度を低下させることもない。
例えば、前記導電性薄膜は、前記セパレータ上に形成されている。これにより、負極表面に析出した析出金属層は、導電性薄膜と負極の間の領域に形成される。このため、負極及び導電性薄膜を通じて析出金属層の両面から電位を均一にでき、デンドライトの形成が抑制される。
好ましくは、前記導電性薄膜は、炭素からなる薄膜、金属又は合金からなる薄膜、又はその積層膜である。導電性薄膜として上記の材料を使用することにより析出金属層を構成する金属が導電性薄膜内に不可逆に取り込まれることが抑制され、エネルギー密度を低下させることもない。またこれらの材料であれば、膜厚が1μm以下であっても、均一な膜厚かつ均一な導電性の薄膜を形成できることから、デンドライトを抑制するのに有効な導電性薄膜が形成できる。
好ましくは、前記セパレータ及び前記導電性薄膜を浸漬させる電解液をさらに有していていよい。この電解液は、電荷キャリアとなる金属イオンの導電経路として作用することから、電池の内部抵抗が低下し、エネルギー密度及びサイクル特性の向上に寄与する。
前記電池は、リチウム金属が前記負極の表面に析出し、及び、その析出したリチウムが溶解することによって充放電が行われるリチウム2次電池であることが好ましい。本発明は、特にそのようなリチウム2次電池において、サイクル初期のエネルギー密度及びサイクル特性の向上効果を発揮する。
本発明の一実施形態に係る電池の製造方法は、セパレータ上に1μm以下の導電性薄膜を形成する工程と、前記導電性薄膜が負極に対向するように、前記負極、前記セパレータ、及び正極を重ねて積層体を形成する工程と、を備える。本発明によれば、セパレータ上に1μm以下で均一な膜厚の導電性薄膜を形成することにより、このため負極表面上へのデンドライトの形成が抑制され、サイクル特性の向上に寄与する電池を製造できる。また、導電性薄膜の膜厚が1μm以下であるため、電池の体積をほとんど増加させることもないことから、エネルギー密度を低下させることもない。この結果、サイクル初期のエネルギー密度及びサイクル特性に優れる電池を製造できる。
前記導電性薄膜を形成する工程において、炭素からなる薄膜、金属又は合金からなる薄膜、又はその積層膜を形成する。導電性薄膜として上記の材料を使用することにより析出金属層を構成する金属が導電性薄膜内に不可逆に取り込まれることが抑制され、エネルギー密度を低下させることもない。
前記積層体を形成する工程の後に、前記積層体に電解液を注入する工程をさらに有してもよい。この電解液は、電荷キャリアとなる金属イオンの導電経路として作用することから、電池の内部抵抗が低下し、エネルギー密度及びサイクル特性に優れた電池が製造される。
本発明によれば、サイクル初期のエネルギー密度及びサイクル特性に優れる電池を提供することができる。
本実施形態に係る電池の概略図である。 本実施形態に係る電池の充放電サイクルの一時点における概略図である。 本実施形態に係る電池の製造工程を示すフローチャートである。 本実施形態に係る電池の製造工程における工程断面図である。 本実施形態に係る電池の製造工程における工程断面図である。 本実施形態に係る電池の製造工程における工程断面図である。
以下、必要に応じて図面を参照しつつ、本発明の実施の形態(以下、「本実施形態」という。)について詳細に説明する。なお、図面中、同一要素には同一符号を付すこととし、重複する説明は省略する。また、上下左右等の位置関係は、特に断らない限り、図面に示す位置関係に基づくものとする。さらに、図面の寸法比率は図示の比率に限られるものではない。
図1は、本実施形態に係る電池の概略図である。図1に示すように、本実施形態に係る電池1は、正極10と、負極活物質を有しない負極30と、正極10と負極30との間に配置されたセパレータ20と、セパレータ20と負極30との間に配置された導電性薄膜41と、を備える。
(正極)
正極10は、正極集電体11と、正極集電体11上に形成された正極活物質層12とを有する。
正極集電体11は、電池において電荷キャリアとなる金属イオンと反応しない導電体であれば特に限定されない。電荷キャリアとなる金属がリチウムの場合には、正極集電体として、例えば、アルミニウムが用いられる。
正極活物質層12は、金属イオンを正極に保持するための物質であり、金属イオンのホスト物質となる。正極活物質層12は、電池1の安定性及び出力電圧を高める観点から設けられている。
正極活物質層12は、正極活物質を含み、正極活物質の材料としては、特に限定されないが、例えば、金属酸化物及び金属リン酸塩が挙げられる。上記金属酸化物としては、特に限定されないが、例えば、酸化コバルト系化合物、酸化マンガン系化合物、及び酸化ニッケル系化合物等が挙げられる。上記金属リン酸塩としては、特に限定されないが、例えば、リン酸鉄系化合物、及びリン酸コバルト系化合物が挙げられる。金属イオンがリチウムイオンである場合、正極活物質としては、例えば、リチウムニッケルコバルトアルミニウム酸化物(NCA,LiNiCoAlO)、リチウムニッケルコバルトマグネシウム酸化物(LiNiCoMnO2、NCMと称される。なお、元素比の違いによりNCM622、NCM523、NCM811等と表記されることもある。)、コバルト酸リチウム(LCO,LiCoO)、リン酸鉄リチウム(LFP,LiFePO)が挙げられる。上記のような正極活物質は、1種を単独で又は2種以上を併用して用いられる。
正極活物質層12は、バインダを含んでいてもよい。バインダとしては、例えば、フッ素系バインダ、水系バインダ、イミド系バインダが用いられる。このようなバインダとしては、例えば、ポリビニリデンフロライド(PvDF)、スチレンブタジエンゴムとカルボキシメチルセルロースの合材(SBR-CMC)、ポリアクリル酸(PAA)、ポリアクリル酸リチウム(Li-PAA)、ポリイミド(PI)、ポリアミドイミド(PAI)、アラミドなどが用いられる。
正極活物質層12は、導電助剤を含んでいてもよい。導電助剤としては、例えば、カーボンブラック、カーボンナノファイバー(VGCF)、単層カーボンナノチューブ(SWCNT)、多層カーボンナノチューブ(MWCNT)が挙げられる。
正極活物質層12の単位面積当たりの重量は、例えば、10-40mg/cmである。正極活物質層12の厚さは、例えば、30~150μmである。正極活物質層12の密度は、例えば、2.5~4.5g/mlである。正極活物質層12の面積容量は、例えば、1.0~10.0mAh/cmである。
(負極)
負極30は、負極活物質を有せず、負極集電体により構成される。負極活物質を有する負極を備える電池は、その負極活物質の存在に起因して、エネルギー密度を高めることが困難である。一方、本実施形態の電池1は負極活物質を有しない負極30を備えるため、そのような問題が生じない。すなわち、本実施形態の電池1は、金属が負極30の表面に析出し、及び、その析出した金属が溶解することによって充放電が行われるため、エネルギー密度が高い。
「負極活物質」とは、電池において電荷キャリアとなる金属イオンに対応する金属(以下、「キャリア金属」という。)を負極に保持するための物質を意味し、キャリア金属のホスト物質と換言してもよい。そのような保持の機構としては、特に限定されないが、例えば、インターカレーション、合金化、及び金属クラスターの吸蔵等が挙げられる。「負極活物質」の層の容量は、通常、正極の容量と同じ容量となるように設定される。
負極活物質としては、上記保持機構を備える限りにおいて特に限定されないが、例えば、炭素系物質、金属酸化物、及び金属又は合金等が挙げられる。上記炭素系物質としては、特に限定されないが、例えば、グラフェン、グラファイト、ハードカーボン、メソポーラスカーボン、カーボンナノチューブ、及びカーボンナノホーン等が挙げられる。上記金属酸化物としては、特に限定されないが、例えば、酸化チタン系化合物、酸化スズ系化合物、及び酸化コバルト系化合物等が挙げられる。上記金属又は合金としては、キャリア金属と合金化可能なものであれば特に限定されないが、例えば、ケイ素、ゲルマニウム、スズ、鉛、アルミニウム、ガリウム、及びこれらを含む合金が挙げられる。
負極30としては、負極活物質を有さず、集電体として用いることができるものであれば特に限定されないが、例えば、Cu、Ni、Ti、Fe、及び、その他Liと反応しない金属、及び、これらの合金、並びに、ステンレス鋼(SUS)からなる群より選択される少なくとも1種からなるものが挙げられる。なお、負極12にSUSを用いる場合、SUSの種類としては従来公知の種々のものを用いることができる。上記のような負極材料は、1種を単独で又は2種以上を併用して用いられる。なお、「Liと反応しない金属」とは、電池1の動作条件においてリチウムイオン又はリチウム金属と反応して合金化することがない金属を意味する。
負極30は、好ましくはリチウムを含有しない電極である。そのような態様によれば、製造の際に可燃性の高いリチウム金属を用いなくてよいため、電池1は、一層安全性及び生産性に優れるものとなる。同様の観点及び負極30の安定性向上の観点から、その中でも、負極30は、より好ましくは、Cu、Ni、及び、これらの合金、並びに、ステンレス鋼(SUS)からなる群より選択される少なくとも1種からなるものである。同様の観点から、負極30は、更に好ましくは、Cu、Ni、又はこれらからなる合金からなるものであり、特に好ましくはCu、又はNiからなるものである。
(セパレータ)
セパレータ20は、正極10と負極30を隔離して短絡を防ぎつつ、正極10と負極30との間の電荷キャリアとなる金属イオンのイオン伝導性を確保する部材であり、金属イオンと反応しない部材により構成される。また、電解液を用いる場合には、セパレータ20は当該電解液を保持する役割も担う。セパレータ20を構成するセパレータ基材21は、上記役割を担う限りにおいて限定はないが、多孔質材料、例えば、多孔質のポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、又はこれらの積層構造により構成される。
セパレータ20は、セパレータ基材21と、セパレータ基材21の表面を被覆するセパレータ被覆層22とを有することが好ましい。本実施形態では、セパレータ被覆層22は、セパレータ基材21の両面を被覆しているが、片面のみを被覆していてもよい。セパレータ被覆層22は、電荷キャリアとなる金属イオンと反応せずにイオン伝導性を確保しつつ、セパレータ基材21を上下に隣接する層(図1では、導電性薄膜41及び正極活物質層12)に強固に接着させるものである。セパレータ被覆層22は、上記バインダにシリカ、アルミナ、チタニア、ジルコニア、酸化マグネシウム、水酸化マグネシウム等の無機粒子を添加させてもよい。
(導電性薄膜)
導電性薄膜41は、負極表面上の析出金属層に電位を印加してデンドライトの形成を抑制するために設けられる。導電性薄膜41は、負極30及びセパレータ20の間に介在している。本実施形態では、導電性薄膜41は、セパレータ20上に形成されている。
導電性薄膜41は、好ましくは、金属又は合金からなる薄膜、炭素からなる薄膜、又はその積層膜により構成される。導電性薄膜41として上記の材料を使用することにより析出金属層を構成する金属が導電性薄膜41内に不可逆に取り込まれることが抑制され、エネルギー密度を低下させることもない。
導電性薄膜を形成する金属、合金元素は限定されない。リチウムと合金を形成する元素を用いる場合はセパレータ側に一旦、リチウムと合金を形成しない金属あるいは合金、あるいは前述の炭素薄膜で下地となる薄膜を作成し、その上にリチウムと合金を形成する金属あるいは合金で薄膜を形成するのが好ましい。リチウムと合金を形成しない金属、合金として、Cu,Ni,Fe,Mn,Ti,Cr,ステンレスが挙げられる。リチウムと合金を形成する金属、合金として、Si,Sn,Al,In,Zn,Ag,Bi,Pb, Sb、それら元素を含む合金等が挙げられる。
炭素からなる薄膜は、Sp炭素からなることが特徴で、例示するならダイアモンドライクカーボン(DLC)薄膜である。炭素からなる薄膜は金属あるいは合金からなる薄膜とセパレータ上で積層されてもよく、さらには面内でパターニングされていてもよい。
導電性薄膜の合計膜厚は、1μm以下であることが好ましい。導電性薄膜の膜厚が1μm以下であることにより、導電性薄膜の存在による電池の体積の増加が抑制され、エネルギー密度を低下させることもない。導電性薄膜の合計膜厚は、例えば、0.9μm、0.8μm、0.7μm、0.6μm、0.5μm、0.4μm、0.3μm、0.2μm、0.1μm(100nm)、90nm、80nm、70nm、60nm、50nm、40nm、30nm、20nm、10nm、5nm、又はこれらの間の膜厚に設定される。
導電性薄膜41は、薄膜を作成する手法は限定されないが、CVD法、PVD法、真空蒸着法、スパッタ、無電解メッキ、電解メッキなどが用いられる。
セパレータ表面に導電性を持たせるためにセパレータ上に炭素質粒子とバインダ成分からなる塗膜を形成する方法もあるが、バインダ成分が導電性を妨げる作用をすること、析出金属層を構成する金属の一部がこのような塗膜内に不可逆に取り込まれてしまうこと、また塗膜を1μm以下でセパレータ面上に均一に形成することが難しいことから好ましい方法ではない。本実施形態では、導電性薄膜41が炭素からなる薄膜を用いる場合に、このようなバインダ成分を含まず炭素のみからなる点において、炭素質粒子とバインダ成分からなる塗膜とは明確に区別される。炭素からなる薄膜は、バインダ成分中に炭素質粒子が分散した塗膜(カーボンコート層)と比べて、膜厚を薄くしつつ、低抵抗化及び均一な膜厚を実現できる。
(電解液)
電池1は、電解液を有していてもよい。電解液は、セパレータ20及び導電性薄膜41に浸漬させる。この電解液は、電解質を溶媒に溶解させて作った、イオン伝導性を有する溶液であり、リチウムイオンの導電経路として作用する。このため、電解液を有することにより、電池1の内部抵抗が低下し、エネルギー密度及びサイクル特性を向上できる。
電解質としては、好ましくはリチウム塩が用いられる。リチウム塩としては、特に限定されないが、LiPF、LiBF、リチウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド(LiTFSI)、リチウムビス(フルオロスルホニル)イミド(LiFSI)、LiClO、リチウムビスオキサラートボラート(LiBOB)、リチウムビス(ペンタフルオロエタンスルホニル)イミド(LiBETI)が挙げられる。電池1のサイクル特性が一層優れるようになる観点から、リチウム塩としては、LiFSIが好ましい。なお、上記のリチウム塩は、1種を単独で又は2種以上を併用して用いられる。
溶媒としては、特に限定されないが、例えば、エチレンカーボネート(EC)、プロピレンカーボネート(PC)、ジメチルカーボネート(DMC)、1,2-ジメトキシエタン(DME)、ジエチルカーボネート(DEC)、γ-ブチロラクトン(GBL)、1,3-ジオキソラン(DOL)、フルオロエチレンカーボネート(FEC)が挙げられる。
本明細書において、「負極の表面にデンドライトが形成されることを抑制する」とは、電池の充放電又はその繰り返しにより負極の表面に形成されるキャリア金属の析出物が、デンドライト状になることを抑制することを意味する。換言すれば、電池の充放電又はその繰り返しにより負極の表面に形成されるキャリア金属の析出物が、非デンドライト状に成長することを誘導することを意味する。ここで、「非デンドライト状」とは、特に限定されないが、典型的にはプレート状、谷状、又は丘状である。
(電池の使用)
図2は、本実施形態に係る電池の充放電サイクルの一時点における概略図である。本実施形態に係る電池では、充電中に負極30上にリチウム金属が析出して析出金属層50が形成され、放電中に負極30上から析出金属層50が溶解していく。本実施形態に係る電池では、導電性薄膜41はセパレータ20に強固に接着していることから、析出金属層50は、負極30とセパレータ41との間に形成される。
本実施形態では、負極30及び導電性薄膜41を通じて負極30の表面に析出形成された析出金属層50の両側から均一な電位を印加することができることから、均一な析出金属層50の析出及び効率的な溶解が可能となる。このため、本実施形態では、デンドライト状に析出金属層50が成長することを抑制でき、かつ、溶解されない不活性な析出金属層50が残存することを抑制することができることから、サイクル特性を向上させることができる。
また、本実施形態では、導電性薄膜41の膜厚が1μm以下であることにより、導電性薄膜41の存在による電池の体積の増加が抑制され、エネルギー密度を低下させることもない。
さらに、析出金属層を構成する金属が導電性薄膜41内に不可逆に取り込まれることが抑制され、エネルギー密度を低下させることもない。
(電池の製造方法)
次に、図3~図6に示す工程断面図を参照して、本実施形態に係る電池の製造方法について説明する。
まず正極10を準備する。正極10は例えば以下のようにして製造する。上述した正極活物質、バインダ、及び必要に応じて導電助剤を混合し、正極混合物を得る。バインダと正極活物質の配合比は、例えば、20:80~1:99である。正極混合物に導電助剤を含める場合、その含有量は、混合物全体の重量を基準として、例えば、0.1~5質量%である。得られる正極混合物を、例えば5μm以上1mm以下の金属箔(例えば、Al箔)からなる正極集電体11の片面に塗布し、プレス成型して正極活物質層12を形成する。得られる成型体を、打ち抜き加工により、所定のサイズに打ち抜き、正極10を得る(図3)。
また、負極30を準備する。当該工程では、例えば1μm以上1mm以下の金属箔(例えば、電解Cu箔)を、スルファミン酸を含む溶剤で洗浄した後に所定の大きさに打ち抜き、更に、エタノールで超音波洗浄した後、乾燥させることにより負極30を得る。
本実施形態では、正極10、負極30との積層前に導電性薄膜41を備えるセパレータ20を形成する。まず、図4に示すように、セパレータ20を準備する。当該工程では、セパレータ基材21の一方面に上述したバインダ溶液を塗布し、乾燥して一方面上にセパレータ被覆層22を形成した後に、セパレータ基材21の他方面上にバインダ溶液をさらに塗布し、乾燥して他方面上にセパレータ被覆層22を形成する。これら被覆層は同時に形成してもよい。
次に、図5に示すように、セパレータ20上に1μm以下の導電性薄膜41を形成する。導電性薄膜41として、金属又は合金からなる薄膜、炭素からなる薄膜、又はその積層膜をする。薄膜を作成する手法は限定されないが、CVD法、PVD法、真空蒸着法、スパッタ、無電解メッキ、電解メッキなどが用いられる。これらの手法を用いることにより、セパレータ20上に1μm以下で均一な膜厚の導電性薄膜41が形成される。
次に、図6に示すように、以上のようにして得られた正極10、セパレータ20、及び負極30を、この順に、導電性薄膜41が負極30に対向するように積層する。
次に、正極10及び負極30に、それぞれ金属端子(例えば、Al、Ni等)を接合した後、ラミネートの外装体に挿入する。接合方法としては、従来公知の方法を用いればよく、例えば超音波溶接を用いてもよい。次いで、上記の外装体に電解液を注入し、外装体を封止することにより、電池が製造される(図1)。
本実施形態に係る電池の製造方法によれば、セパレータ20上に1μm以下で均一な膜厚の導電性薄膜41を形成できる。このため、析出金属層50に均一な電位を印加することができることから、デンドライト状に析出金属層50が成長することを抑制でき、かつ、溶解されない不活性な析出金属層50が残存することを抑制することができることから、サイクル特性を向上させることができる。
また、本実施形態では、膜厚が1μm以下の導電性薄膜41を容易に形成でき、導電性薄膜41の存在による電池の体積の増加が抑制され、エネルギー密度を低下させることもない。
さらに、析出金属層を構成する金属が導電性薄膜41内に不可逆に取り込まれることが抑制され、エネルギー密度を低下させることもない。
この結果、サイクル初期のエネルギー密度及びサイクル特性に優れる電池を製造できる。
上記本実施形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明をその本実施形態のみに限定する趣旨ではなく、本発明は、その要旨を逸脱しない限り、様々な変形が可能である。
以下、本発明を実施例及び比較例を用いてより具体的に説明する。本発明は、以下の実施例によって何ら限定されるものではない。
[実施例1]
(正極)
正極活物質としてNCM622(LiNi0.6Co0.2Mn0.2)、バインダとしてPVdF、導電助剤、溶剤としてN-メチル-ピロリドン(NMP)を混合、スラリーを作成して、正極集電体11であるアルミ箔上に塗布、乾燥、プレスした。
(セパレータ)
基材として合計約12μmのポリプロピレン(PP)/ポリエチレン(PE)/ポリプロピレン(PP)の積層構造からなる、リチウムイオン電池グレードのセパレータ(Sep)を用い、その表面に膜厚20nmの炭素からなる薄膜(C)をスパッタリングにより形成した。
(負極及び電解液)
負極として、銅箔を用いた。また、電解液として、DME(ジメトキシエタン)に4M LiFSIを溶解させた電解液を用いた。
正極、セパレータ、負極各1枚からなるアルミラミネートを外装材とするセルを作成し、電解液を注液後、封止しサイクル評価に用いた。セパレータは導電性薄膜を負極側に対向させて積層しセルを作成した。
以上のように、実施例1では、本実施形態に対応する構造の電池を作製した。
[実施例2~8]
実施例2~5では、負極の種類、セパレータ(Sep)上の導電性薄膜の種類及び膜厚を実施例1と異ならせた以外は、実施例1と同様にして電池を製造した。実施例2~8において、薄膜の形成にはスパッタリングを用いた。実施例3では、負極として、表面に平均100nm厚みの金属ビスマス層を形成した銅箔を用いた。
[比較例1]
比較例1では、導電性薄膜を形成しなかった点を除いて、実施例1と同様に電池を製造した。
[サイクル特性の評価]
以下のようにして、各実施例及び比較例で作製した電池のサイクル特性を評価した。
具体的には、扁平なセルを両面から金属板でクリップで挟み込み、充放電サイクルを行った。充電は、電流0.1C相当の電流で4.2VCC充電し、放電は、電流0.1C相当の電流で3.0VCC放電することにより、温度25℃の環境で充放電のサイクル試験を実施した。30サイクル後の電池の容量維持率を表1に示す。
Figure 0007359491000001
表1に示すように、実施例1-8によれば、比較例1に比べて優れた容量維持率が得られ、具体的には、30サイクルの容量維持率を80%以上を実現することができる。また、実施例1-8では、導電性薄膜の膜厚が100nmであり、導電性薄膜の存在による電池の体積の増加はほとんどなく、高いエネルギー密度を実現できている。
本発明の電池は、エネルギー密度が高く、サイクル特性に優れるため、様々な用途に用いられる蓄電デバイスとして、産業上の利用可能性を有する。
1,2,3…電池、10…正極、11…正極集電体、12…正極活物質層、20…セパレータ、21…セパレータ基材、22…セパレータ被覆層、30…負極、41…導電性薄膜、50…析出金属層。

Claims (5)

  1. 正極と、
    負極活物質を有しない負極と、
    前記正極と前記負極との間に配置された、多孔質材料を含むセパレータと、
    前記セパレータと前記負極との間に配置された導電性薄膜と、
    電解液と、
    を備え、
    前記導電性薄膜の膜厚が、1μm以下であり、
    前記導電性薄膜は、前記セパレータ上に形成されており、充電中に前記導電性薄膜と前記負極との間に析出金属層が形成される、
    電池。
  2. 前記セパレータは、金属イオンと反応しない部材により構成される、
    請求項1に記載の電池。
  3. 前記導電性薄膜は、炭素からなる薄膜、金属又は合金からなる薄膜、又はその積層膜である、
    請求項1又は2に記載の電池。
  4. 前記セパレータは、多孔質のポリエチレン、又は、ポリプロピレンを含む、請求項1~3のいずれか1項に記載の電池。
  5. 前記電池は、前記析出金属層を構成する金属として、リチウム金属が前記負極の表面に析出し、及び、その析出したリチウムが溶解することによって充放電が行われるリチウム2次電池である、請求項1~4のいずれか1項に記載の電池。
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