JP7359314B2 - アンテナ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、アンテナ装置に関する。
放射素子の片側(リアエッジ)を短絡させ、放射素子の面積を約1/2まで小型化したパッチアンテナ(本明細書において、ハーフパッチアンテナという。)が下記の特許文献1に開示されている。特許文献1に開示されたハーフパッチアンテナにおいては、放射素子のリアエッジとは反対側のフロントエッジと、グランドプレーンの対応するエッジとの横方向の距離を短くすることにより、所望の放射特性を得ている。
米国特許第9865926号
本願の発明者の考察によると、放射素子をグランドプレーンのエッジに近付けた場合に、ビームパターンが乱れてしまう場合があることが判明した。本発明の目的は、放射素子をグランドプレーンのエッジに近付けた構成としても、ビームパターンの乱れを抑制することができるアンテナ装置を提供することである。
本発明の一観点によると、
第1方向に延びる第1エッジを持つグランドプレーンと、
前記グランドプレーンから前記グランドプレーンの厚さ方向に間隔を隔てて配置された放射素子と、
前記放射素子に高周波信号を供給する給電線と、
前記放射素子を前記第1方向に挟む位置に配置され、前記グランドプレーンに接続された一対のスタブと
を備え、
平面視において、前記放射素子から前記第1エッジまでの、前記第1方向と直交する第2方向の距離が、前記放射素子の共振周波数に対応する波長の1/4以下であるアンテナ装置が提供される。
放射素子から第1エッジまでの距離と近付けると、グランドプレーンに、第1エッジに沿って伝搬する高周波電流が発生し、この高周波電流によってビームパターンが乱れることが判明した。一対のスタブが、この高周波電流の伝搬を抑制する。これにより、ビームパターンの乱れが抑制される。
図1は、第1実施例によるアンテナ装置の導体部分の斜視図である。 図2は、第1実施例によるアンテナ装置の導体部分の平面図である。 図3A及び図3Bは、それぞれ図2の一点鎖線3A-3A、及び一点鎖線3B-3Bにおける断面図である。 図4は、図2の一点鎖線4-4における断面図である。 図5A及び図5Bは、それぞれ第1実施例及び比較例によるアンテナ装置のグランドプレーンに流れる高周波電流のある時点における電流分布を示す図である。 図6A及び図6Bは、それぞれ第1実施例(図5A)及び比較例(図5B)によるアンテナ装置の指向性利得の角度依存性を濃淡で示すグラフである。 図7は、距離Dzと、θ=90°、φ=90°の方向におけるアンテナ装置の指向性利得との関係を示すグラフである。 図8は、スタブの長さと、θ=90°、φ=90°の方向におけるアンテナ装置の指向性利得との関係を示すグラフである。 図9は、第1実施例の変形例によるアンテナ装置の導体部分の斜視図である。 図10は、第1実施例の他の変形例によるアンテナ装置の導体部分の斜視図である。 図11は、第2実施例によるアンテナ装置の金属部分の斜視図である。 図12は、第2実施例によるアンテナ装置の指向性利得の角度依存性を濃淡で示すグラフである。 図13は、第3実施例によるアンテナ装置の金属部分の斜視図である。 図14は、第3実施例によるアンテナ装置の指向性利得の角度依存性を濃淡で示すグラフである。 図15は、第4実施例によるアンテナ装置の平面図である。 図16は、第5実施例によるアンテナ装置の金属部分の斜視図である。 図17は、第6実施例によるアンテナ装置の導体部分の平面図である。 図18は、第7実施例によるアンテナ装置の平面図である。 図19は、第7実施例の変形例によるアンテナ装置の平面図である。
[第1実施例]
図1から図8までの図面を参照して、第1実施例によるアンテナ装置について説明する。
図1及び図2は、それぞれ第1実施例によるアンテナ装置の導体部分の斜視図及び平面図である。第1実施例によるアンテナ装置は、誘電体基板に設けられた1層目、2層目、3層目のグランドプレーン41、42、43、及び放射素子20を含む。3層目のグランドプレーン43から1層目のグランドプレーン41に向かう方向を上方向と定義する。
1層目のグランドプレーン41から上方向に間隔を隔てて放射素子20が配置されている。放射素子20は、グランドプレーン41と平行に配置された金属板で構成され、平面視における形状が長方形である。長方形の1つの長辺に対応する放射素子20のエッジをフロントエッジ20Fということとする。フロントエッジ20Fの反対側のエッジをリアエッジ20Rということとする。
グランドプレーン41は、直線状の第1エッジ41Aと、第1エッジ41Aとは反対側の第2エッジ41B(図2)とを有している。2層目のグランドプレーン42及び3層目のグランドプレーン43も、それぞれ、平面視において第1エッジ41Aに一致する第1エッジ42A、43Aを有している。平面視において放射素子20は、グランドプレーン41の第1エッジ41Aと第2エッジ41Bとの間に配置されている。放射素子20のフロントエッジ20Fは、平面視においてグランドプレーン41の第1エッジ41Aの一部分と重なっている。
第1エッジ41Aに平行な方向をz方向とし、第1エッジ41Aに直交し、グランドプレーン41に平行な方向をy方向とし、グランドプレーン41の法線方向をx方向とする直交座標系を定義する。第1エッジ41Aから第2エッジ41Bに向かう方向をy軸の正方向と定義する。グランドプレーン41から放射素子20に向かう方向をx軸の正方向と定義する。放射素子20からの方向を、z軸の正方向を基準とした極角θ、xy面内におけるx軸の正方向を基準とした方位角φで表すこととする。
放射素子20の給電点21に給電線30が接続されている。給電点21は、フロントエッジ20Fの中点と放射素子20の幾何中心との間に配置されている。給電線30を通して放射素子20に高周波信号が供給される。給電線30の構成については、後に図3Aを参照して詳細に説明する。
放射素子20のリアエッジ20Rに沿って複数の短絡ビア24が配置されている。複数の短絡ビア24は、放射素子20のリアエッジ20Rをグランドプレーン41に短絡させる。放射素子20とグランドプレーン41とにより、ハーフパッチアンテナが構成される。
放射素子20をz方向に挟む位置に、それぞれグランドプレーン41に接続されたスタブ50が配置されている。スタブ50は、グランドプレーン41から上方向(x軸の正方向)に延びる第1部分50Aと、第1部分50Aの先端からy軸の正方向に延びる第2部分50Bとを含む。グランドプレーン41へのスタブ50の接続箇所の中心から放射素子20までのz方向の距離をDzと表記する。一方のスタブ50から放射素子20までの距離Dzと、他方のスタブ50から放射素子20までの距離Dzとは等しい。
グランドプレーン41へのスタブ50の接続箇所の中心からグランドプレーン41の第1エッジ41Aまでの距離をDyと表記する。スタブ50の第2部分50Bは、第1部分50Aと第2部分50Bとの接続箇所に、製造プロセスにおける位置合わせ精度に応じた大きさの円形のパッド領域を含む。このパッド領域は、平面視において第1部分50Aより大きく、第1部分50Aを包含している。第2部分50Bに含まれるパッド領域は、平面視において第1エッジ41Aに接するように配置される。この場合、第2部分50Bのパッド領域の外周線と第1部分50Aの外周線との間隔と、第1部分50Aの半径との合計値が、距離Dyに等しい。
図3A及び図3Bは、それぞれ図2の一点鎖線3A-3A、及び一点鎖線3B-3Bにおける断面図である。誘電体基板60の上面に放射素子20及びスタブ50の第2部分50Bが配置されており、下面に3層目のグランドプレーン43が配置されている。誘電体基板60の内層に1層目のグランドプレーン41が配置されている。1層目のグランドプレーン41と3層目のグランドプレーン43との間に、2層目のグランドプレーン42及び給電線30が配置されている。給電線30は、2層目のグランドプレーン42と同一の層内に配置されている。給電線30、及びその上下のグランドプレーン41、43により、トリプレート構造のストリップラインが形成される。
給電線30は、誘電体基板60の厚さ方向に延びる導体部材31を介して放射素子20の給電点21に接続されている。導体部材31は、例えば、グランドプレーン41と同一の層内に配置され、グランドプレーン41から分離された内層パッド31B、内層パッド31Bと給電線30とを接続するビア31A、及び内層パッド31Bと放射素子20とを接続するビア31Cを含む。平面視において、内層パッド31Bは、ビア31A、31Cよりもやや大きい。この大きさの差は、製造プロセスにおける位置合わせ精度に応じて設定される。
放射素子20のリアエッジ20Rが、短絡ビア24により1層目のグランドプレーン41に短絡されている。なお、放射素子20への短絡ビア24の接続箇所と、リアエッジ20Rとの間には、製造プロセスにおける位置合わせ精度に依存するマージンが確保されている。放射素子20のフロントエッジ20Fと、グランドプレーン41の第1エッジ41Aとは、y方向に関して同一の位置に配置されている。なお、2層目のグランドプレーン42及び3層目のグランドプレーン43の第1エッジ42A、43Aも、y方向に関してフロントエッジ20Fと同じ位置に配置されている。
スタブ50の第2部分50Bとグランドプレーン41とが、第1部分50Aにより接続されている。第1部分50Aは、グランドプレーン41の第1エッジ41Aよりやや内側に配置されている。
図4は、図2の一点鎖線4-4における断面図である。誘電体基板60の上面に放射素子20が配置され、下面にグランドプレーン43が配置されている。放射素子20が複数の短絡ビア24により内層のグランドプレーン41に短絡されている。グランドプレーン41と43との間に、グランドプレーン42及び給電線30が配置されている。
次に、図5Aから図6Bまでの図面を参照して、第1実施例の優れた効果について説明する。
放射素子20の共振周波数に相当する周波数で放射素子20を励振したときに、グランドプレーン41に流れる高周波電流の分布をシミュレーションにより求めた。放射素子20の共振周波数は60GHzである。この時、誘電体基板60の誘電率による波長短縮効果を考慮した実効的な波長(以下、実効波長という場合がある。)は約3.40mmである。また、特に断らない限り、「共振周波数に対応する波長」は、「共振周波数に対応する実効波長」を意味する。なお、放射素子20の共振周波数は、放射素子20のy方向の寸法、放射素子20とグランドプレーン41の第1エッジ41Aとの位置関係、放射素子20とスタブ50との位置関係等によって決定される。
図5A及び図5Bは、それぞれ第1実施例及び比較例によるアンテナ装置のグランドプレーン41に流れる高周波電流のある瞬間における電流分布を示す図である。比較例によるアンテナ装置は、第1実施例によるアンテナ装置からスタブ50を取り除いたものと同一である。図5A及び図5Bにおいて、表面電流密度が相対的に大きな領域を相対的に淡い色で示している。
比較例によるアンテナ装置(図5B)においては、第1エッジ41Aの位置に、表面電流密度が相対的に大きな領域がz方向に周期的に現れている。図5Bに示した時点から時間を経過させると、表面電流密度が相対的に大きな領域が放射素子20から遠ざかる方向に移動する。すなわち、第1エッジ41Aに沿って伝搬する高周波電流が発生していることがわかった。
これに対して第1実施例によるアンテナ装置(図5A)においては、スタブ50の取り付け箇所の近傍に電流が集中していることがわかる。放射素子20の直下のグランドプレーン41で発生し、第1エッジ41Aに沿って伝搬する高周波電流が、スタブ50で反射されることにより、第1エッジ41Aに沿う高周波電流の伝搬が抑制される。
次に、図6A及び図6Bを参照して、第1実施例(図5A)及び比較例(図5B)によるアンテナ装置のビームパターンについて説明する。
図6A及び図6Bは、それぞれ第1実施例(図5A)及び比較例(図5B)によるアンテナ装置の指向性利得の角度依存性を濃淡で示すグラフである。横軸は方位角φを単位「°」で表し、縦軸は極角θを単位「°」で表す。指向性利得が相対的に高い領域を相対的に淡い色で示している。
第1実施例によるアンテナ装置では、図6Aに示すように、方位角φが約45°±10°、極角θが約90°±10°の範囲で指向性利得が大きくなっている。すなわち、方位角φが約45°、極角θが約90°の方向にメインビームが形成される。
これに対して比較例では、図6Bに示すように、指向性利得が相対的に高い範囲が複数個所に分散して現れている。すなわち、ビームパターンが乱れている。また、極角θを90°に固定して(すなわちxy面内で)方位角φを変化させた場合、明確なビームが現れていない。このビームパターンの乱れは、グランドプレーン41の第1エッジ41Aに沿って伝搬する高周波電流が新たな波源となることに起因する。
第1実施例では、グランドプレーン41の第1エッジ41Aに沿って伝搬する高周波電流を波源とする副次的な放射を抑制することができる。その結果、ビームパターンの乱れを抑制することができるという優れた効果が得られる。
次に、図7を参照して、スタブ50から放射素子20までのz方向の距離Dz(図2)の好ましい範囲について説明する。グランドプレーン41へのスタブ50の取り付け箇所を放射素子20から遠ざけすぎると、放射素子20からスタブ50までの間の高周波電流が伝搬し得る距離が長くなるため、スタブ50を設ける効果が低減される。また、スタブ50を放射素子20に近付けすぎると、放射素子20から見てスタブ50より遠い領域のグランドプレーン41が放射素子20に結合して高周波電流が発生する。この高周波電流が放射素子20から遠ざかる方向に伝搬する経路にはスタブ50が配置されていないため、高周波電流が第1エッジ41Aに沿って伝搬してしまう。したがって、距離Dzには、好ましい範囲が存在すると考えられる。
図7は、距離Dzと、θ=90°、φ=90°の方向(すなわちy軸の正方向)におけるアンテナ装置の指向性利得と距離Dzとの関係を示すグラフである。横軸は距離Dzを単位「μm」で表し、縦軸は指向性利得を単位「dBi」で表す。放射素子20の共振周波数に相当する実効波長は約3.40mmである。図7に示したグラフから、距離Dzを実効波長の1/15以上1/4以下とすることにより、高い指向性利得が得られていることがわかる。
次に、図8を参照して、スタブ50の長さの好ましい範囲について説明する。ここで、スタブ50の長さは、第1部分50Aのx方向の寸法と、第2部分50Bのy方向の寸法との合計の長さに相当する。
図8は、スタブ50の長さと、θ=90°、φ=90°の方向(すなわちy軸の正方向)におけるアンテナ装置の指向性利得とスタブ50の長さとの関係を示すグラフである。横軸はスタブ50の長さを単位「μm」で表し、縦軸は指向性利得を単位「dBi」で表す。スタブ50の長さを実効波長の21%以上25%以下の範囲に設定することにより、高い指向性利得が得られることがわかる。
次に、グランドプレーン41へのスタブ50の接続箇所から第1エッジ41Aまでの距離Dy(図2)の好ましい範囲について説明する。第1エッジ41Aに沿う高周波電流の伝搬を阻止するためには、スタブ50の接続箇所を第1エッジ41Aに近付けることが好ましい。図5Bを参照すると、第1エッジ41Aに沿って放射素子20から遠ざかった領域において、第1エッジ41Aからグランドプレーン41の内側に向かって、放射素子20の共振周波数に対応する実効波長の1/4だけ入り込んだ位置においても、十分大きな表面電流が流れていることがわかる。したがって、グランドプレーン41へのスタブ50の接続箇所から第1エッジ41Aまでの距離Dyが、放射素子20の共振周波数に対応する実効波長の1/4以下であれば、第1エッジ41Aに沿う高周波電流の伝搬を阻止する十分な効果が得られると考えられる。
次に、図9を参照して第1実施例の変形例について説明する。
図9は、第1実施例の変形例によるアンテナ装置の導体部分の斜視図である。第1実施例(図1)では、複数の短絡ビア24が放射素子20のリアエッジ20Rに沿って配置されている。これに対して本変形例では、放射素子20のリアエッジ20Rの両端にそれぞれ短絡ビア24が配置されている。リアエッジ20Rの両端以外の箇所には、短絡ビア24が配置されていない。本変形例においても、放射素子20とグランドプレーン41とがハーフパッチアンテナとして動作する。このように、放射素子20とグランドプレーン41とがハーフパッチアンテナとして動作する条件の下で、短絡ビア24の本数及び配置を決定すればよい。
次に、図10を参照して第1実施例の他の変形例について説明する。
図10は、第1実施例の他の変形例によるアンテナ装置の導体部分の斜視図である。第1実施例(図1)では、平面視において放射素子20が1層目のグランドプレーン41に包含されている。これに対して本変形例によるアンテナ装置の1層目のグランドプレーン41は、第1実施例によるアンテナ装置の1層目のグランドプレーン41(図1)のうち放射素子20と重なる部分が除去された形状を有する。
このため、平面視においてグランドプレーン41の第1エッジ41Aは放射素子20のフロントエッジ20Fに重ならない。ただし、第1エッジ41Aの延長線とフロントエッジ20Fとが、平面視において重なる。
また、第1実施例(図4)では、給電線30が2層目のグランドプレーン42と同一の層に配置されている。これに対して本変形例では、給電線30が1層目のグランドプレーン41と同一の層に配置されており、給電線30とグランドプレーン41との間に、金属膜を除去した間隙部が確保されている。
2層目のグランドプレーン42が、平面視において放射素子20を包含している。グランドプレーン42の第1エッジ42Aの一部分が、平面視において放射素子20のフロントエッジ20Fと一致している。放射素子20は、リアエッジ20Rの両端に設けられた短絡ビア24により2層目のグランドプレーン42に短絡されている。
本変形例では、2層目のグランドプレーン42が誘電体基板の下面に設けられており、3層目のグランドプレーンは設けられていない。
本変形例においては、1層目のグランドプレーン41の第1エッジ41Aの、放射素子20に近接する端部の近傍が放射素子20と結合し、第1エッジ41Aに沿って伝搬する高周波電流が発生する。スタブ50が、第1エッジ41Aに沿う高周波電流の伝搬を抑制する。また、2層目のグランドプレーン42の第1エッジ42Aに沿う高周波電流も発生する。スタブ50は、1層目のグランドプレーン41との接続箇所と同じ箇所で2層目のグランドプレーン42にも接続されている。このため、スタブ50は、2層目のグランドプレーン42の第1エッジ42Aに沿う高周波電流の伝搬も抑制する。これにより、ビームパターンの乱れを抑制することができる。
図10に示した変形例のように、1層目のグランドプレーン41が平面視において放射素子25と重ならない構成としてもよい。
次に、第1実施例のさらに他の変形例について説明する。
第1実施例では、放射素子20とグランドプレーン41とでハーフパッチアンテナを構成しているが、通常のパッチアンテナを構成してもよい。第1実施例によるアンテナ装置から短絡ビア24を取り除き、放射素子20のy方向の寸法をハーフパッチアンテナの放射素子20の寸法の2倍に広げることにより、通常のパッチアンテナが構成される。
第1実施例では、放射素子20の平面視における形状が長方形であるが、パッチアンテナまたはハーフパッチアンテナとして動作可能なその他の形状としてもよい。例えば、長方形の四隅を正方形状または長方形状に切り落した形状にしてもよい。
[第2実施例]
次に、図11及び図12を参照して第2実施例によるアンテナ装置について説明する。以下、第1実施例によるアンテナ装置(図1から図4までの図面)と共通の構成については説明を省略する。
図11は、第2実施例によるアンテナ装置の金属部分の斜視図である。第1実施例では、スタブ50の第2部分50Bが第1部分50Aの先端からy軸の正方向に延びている。これに対して第2実施例では、スタブ50の第2部分50Bが第1部分50Aの先端から第1エッジ41Aに平行に、かつ放射素子20から遠ざかる向きに延びている。
図12は、第2実施例によるアンテナ装置の指向性利得の角度依存性を濃淡で示すグラフである。横軸は方位角φを単位「°」で表し、縦軸は極角θを単位「°」で表す。指向性利得が相対的に高い領域を相対的に淡い色で示している。第2実施例においても第1実施例によるアンテナ装置(図6A)と同様に、極角θ=90°、すなわちxy面内において、方位角φが約45°±10°の範囲で指向性利得が大きくなっている。また、図6Bに示した比較例によるアンテナ装置のビームパターンと比べて、ビームパターンの乱れが低減されていることがわかる。
[第3実施例]
次に、図13及び図14を参照して第3実施例によるアンテナ装置について説明する。以下、第1実施例によるアンテナ装置(図1から図4までの図面)と共通の構成については説明を省略する。
図13は、第3実施例によるアンテナ装置の金属部分の斜視図である。第1実施例では、スタブ50の第2部分50Bが第1部分50Aの先端からy軸の正方向に延びている。これに対して第2実施例では、スタブ50の第2部分50Bが第1部分50Aの先端からy軸の負方向に延びている。
図14は、第3実施例によるアンテナ装置の指向性利得の角度依存性を濃淡で示すグラフである。横軸は方位角φを単位「°」で表し、縦軸は極角θを単位「°」で表す。指向性利得が相対的に高い領域を相対的に淡い色で示している。第2実施例においても第1実施例によるアンテナ装置(図6A)と同様に、極角θ=90°、すなわちxy面内において、方位角φが約45°±10°の範囲で指向性利得が大きくなっている。また、図6Bに示した比較例によるアンテナ装置のビームパターンと比べて、ビームパターンの乱れが低減されていることがわかる。
上述の第1実施例から第3実施例で説明したように、スタブ50の第2部分50B(図1、図11、図13)の延びる方向は特に限定されない。なお、第2実施例では、図12に示したように、極角θが約10°及び約170°で、方位角φが-70°以上30°以下の範囲に、メインビームと同程度の指向性利得の領域が発生している。第3実施例では、図14に示したように、メインビームと同程度の指向性利得の領域が4箇所発生している。指向性を高めるためには、第1実施例のように、スタブ50の第2部分50Bを、第1部分50Aの先端からy軸の正方向に延ばすことが好ましい。
また、スタブ50の第2部分50Bの延びる方向を変化させると、アンテナ装置の入力インピーダンスが変化する。第2部分50Bの延びる方向を適切に設計することにより、アンテナ装置のインピーダンス整合を図ることが可能になる。
[第4実施例]
次に、図15を参照して第4実施例によるアンテナ装置について説明する。以下、第1実施例によるアンテナ装置(図1から図4までの図面)と共通の構成については説明を省略する。
図15は、第4実施例によるアンテナ装置の平面図である。第1実施例(図2)では、平面視において放射素子20のフロントエッジ20Fをグランドプレーン41の第1エッジ41Aの一部分に一致させている。これに対して第4実施例では、放射素子20のフロントエッジ20Fが、平面視において第1エッジ41Aから第2エッジ41Bに向かって後退した位置に配置されている。第1エッジ41Aとフロントエッジ20Fとの間のy方向の距離をGyと表記する。距離Gyは、第1エッジ41Aから放射素子20までのy方向の距離と定義することもできる。放射素子20のリアエッジ20Rからグランドプレーン41の第2エッジ41Bまでのy方向の距離は、距離Gyより長い。すなわち、平面視において、放射素子20はグランドプレーン41に対して第1エッジ41A側に偏った位置に配置されている。
放射素子20のフロントエッジ20Fが、平面視においてグランドプレーン41の第1エッジ41Aから後退した位置に配置されていても、グランドプレーン41が放射素子20に結合して、第1エッジ41Aに沿って伝搬する高周波電流が発生する。
距離Gyが長くなると、第1エッジ41Aに沿って伝搬する高周波電流が小さくなり、アンテナ装置のビームパターンの乱れがほとんど生じなくなる。この場合には、スタブ50を設ける必要はない。距離Gyが、放射素子20の共振周波数に対応する実効波長の1/4以下である場合に、第1エッジ41Aに沿って伝搬する高周波電流によるビームパターンの乱れが無視できなくなる。したがって、距離Gyが、放射素子20の共振周波数に対応する実効波長の1/4以下である場合に、スタブ50を設けることの有意な効果が得られる。
[第5実施例]
次に、図16を参照して第5実施例によるアンテナ装置について説明する。以下、第1実施例によるアンテナ装置(図1から図4までの図面)と共通の構成については説明を省略する。
図16は、第5実施例によるアンテナ装置の金属部分の斜視図である。第1実施例では、放射素子20とグランドプレーン41(図1)とがハーフパッチアンテナを構成している。これに対して第5実施例では、放射素子20が、第1エッジ41Aと平行に配置された2本の直線状導体20A、20Bを含み、ダイポールアンテナとして動作する。
一方の直線状導体20Aは、ビア25Aを介して給電線30に接続されている。他方の直線状導体20Bは、ビア25Bを介してグランドプレーン41に接続されるとともに、さらに、ビア25Bの直下に配置されたビア25Cを介して2層目のグランドプレーン42に接続されている。ビア25A、25Bは、例えば、複数の内層パッドと、上下の内層パッドを相互に接続する複数のビアとで構成される。
放射素子20をz方向に挟む位置に、それぞれスタブ50が配置されている。スタブ50の構成は、第1実施例によるアンテナ装置のスタブ50(図1、図3B)の構成と同一である。平面視において、2本の直線状導体20A、20Bの各々から、グランドプレーン41の第1エッジ41Aまでのy方向の距離は、ダイポールアンテナとして動作する放射素子20の共振周波数に対応する実効波長の1/4以下である。
次に、第5実施例の優れた効果について説明する。
第5実施例においても、グランドプレーン41が、ダイポールアンテナとして動作する放射素子20に結合し、第1エッジ41Aに沿って伝搬する高周波電流が発生する。スタブ50が第1エッジ41Aに沿う高周波電流の伝搬を抑制することにより、ビームパターンの乱れを抑制することができる。
[第6実施例]
次に、図17を参照して第6実施例によるアンテナ装置について説明する。以下、図1から図8までの図面を参照して説明した第1実施例によるアンテナ装置と共通の構成については説明を省略する。
図17は、第6実施例によるアンテナ装置の導体部分の平面図である。第1実施例によるアンテナ装置は、1個の放射素子20を有している。これに対して第6実施例によるアンテナ装置は、第1実施例による放射素子20と同一構造の放射素子20がz方向に複数個並んで配置されている。放射素子20のそれぞれに給電線30が接続されている。複数の放射素子20に対して共通のグランドプレーン41が配置されている。複数の放射素子20及びグランドプレーン41によって、アレイアンテナが構成される。複数の放射素子20の各々とグランドプレーン41の第1エッジ41Aとの位置関係は、第1実施例によるアンテナ装置の放射素子20とグランドプレーン41の第1エッジ41Aとの位置関係と同一である。
複数の放射素子20の各々のz方向の両側に、それぞれスタブ50が配置されている。なお、z方向に隣り合う2つの放射素子20の間には、1つのスタブ50が配置されており、1つのスタブ50が両側の放射素子20で共用される。複数の放射素子20の各々と、その両側のスタブ50との位置関係は、第1実施例によるアンテナ装置の放射素子20と、その両側のスタブ50との位置関係と同一である。また、スタブ50の各々とグランドプレーン41の第1エッジ41Aとの位置関係は、第1実施例によるアンテナ装置のスタブ50とグランドプレーン41の第1エッジ41Aとの位置関係と同一である。
次に、第6実施例の優れた効果について説明する。
第6実施例においても第1実施例と同様に、放射素子20の各々のビームパターンの乱れを抑制することができる。このため、複数の放射素子20を含むアレイアンテナにおいても、ビームパターンの乱れを抑制することができる。
また、z方向に隣り合う2つの放射素子20の間に1つのスタブ50を配置し、2つの放射素子20で1つのスタブ50を共用することにより、放射素子20に対して個別にスタブ50を配置する構成と比べて、放射素子20を相互に近付けて配置することができる。このため、放射素子20の間隔設定の自由度が高まる。
[第7実施例]
次に、図18を参照して第7実施例によるアンテナ装置について説明する。以下、第4実施例によるアンテナ装置(図15)と共通の構成については説明を省略する。
図18は、第7実施例によるアンテナ装置の平面図である。第4実施例(図15)では、平面視において放射素子20が長方形である。これに対して第7実施例では、放射素子20が三角形、例えば二等辺三角形である。二等辺三角形の底辺が、平面視においてグランドプレーン41の第1エッジ41Aと平行であり、放射素子20のリアエッジ20Rに相当する。
給電点21は、頂点20Cからリアエッジ20Rに下した垂線上に配置されている。放射素子20の3つの頂点のうち、2つの等辺で共有される頂点20Cが、給電点21に最も近い。二等辺三角形の2つの等辺が共有する頂点20Cが、平面視において第1エッジ41Aの方を向く。放射素子20から第1エッジ41Aまでのy方向の距離Gyが、第1エッジ41Aから頂点20Cまでのy方向の距離と等しい。
グランドプレーン41へのスタブ50の接続箇所の中心から放射素子20までのz方向の距離Dzは、二等辺三角形の底辺の両端の頂点20Dと、グランドプレーン41へのスタブ50の接続箇所の中心との間のz方向の間隔で定義される。
第7実施例のように、放射素子20の平面形状を二等辺三角形としても、放射素子20がハーフパッチアンテナとして動作する。このとき、放射素子20の共振周波数は、放射素子20のy方向の寸法、放射素子20とグランドプレーン41の第1エッジ41Aとの位置関係、放射素子20とスタブ50との位置関係等によって決定される。
次に、第7実施例の優れた効果について説明する。
第7実施例においても第4実施例と同様に、距離Gyが、放射素子20の共振周波数に対応する実効波長の1/4以下である場合に、スタブ50を設けることの有意な効果が得られる。
次に、図19を参照して、第7実施例の変形例によるアンテナ装置について説明する。
図19は、第7実施例の変形例によるアンテナ装置の平面図である。第7実施例では、放射素子20の平面視における形状が二等辺三角形であるが、本変形例では、放射素子20の平面視における形状が半円形である。半円形の直径に対応する縁が、リアエッジ20Rに相当する。
放射素子20から第1エッジ41Aまでのy方向の距離Gyが、リアエッジ20Rの垂直二等分線と円周との交点20Eから、第1エッジ41Aまでのy方向の距離と等しい。給電点21は、交点20Eを通過する半径上に位置する。
本変形例のように、放射素子20の平面視における形状を半円形にしてもよい。その他に、放射素子20の平面視における形状を、楕円を長径または短径で半分に分割した形状にしてもよい。
上述の各実施例は例示であり、異なる実施例で示した構成の部分的な置換または組み合わせが可能であることは言うまでもない。複数の実施例の同様の構成による同様の作用効果については実施例ごとには逐次言及しない。さらに、本発明は上述の実施例に制限されるものではない。例えば、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に自明であろう。
20 放射素子
20A、20B 直線状導体
20C 二等辺三角形の放射素子の2つの等辺が共有する頂点
20D 二等辺三角形の放射素子の底辺の両端の頂点
20E 半円形の放射素子のリアエッジの垂直二等分線と円周との交点
20F フロントエッジ
20R リアエッジ
21 給電点
24 短絡ビア
25A、25B、25C ビア
30 給電線
31 導体部材
31A ビア
31B 内層パッド
31C ビア
41 グランドプレーン
41A 第1エッジ
41B 第2エッジ
42 グランドプレーン
42A 第1エッジ
43 グランドプレーン
43A 第1エッジ
50 スタブ
50A スタブの第1部分
50B スタブの第2部分
60 誘電体基板

Claims (8)

  1. 第1方向に延びる第1エッジを持つグランドプレーンと、
    前記グランドプレーンから前記グランドプレーンの厚さ方向に間隔を隔てて配置された少なくとも1つの放射素子と、
    前記放射素子に高周波信号を供給する給電線と、
    前記放射素子を前記第1方向に挟む位置に配置され、前記グランドプレーンに接続された少なくとも2つのスタブと
    を備え、
    平面視において、前記放射素子から前記第1エッジまでの、前記第1方向と直交する第2方向の距離が、前記放射素子の共振周波数に対応する波長の1/4以下であるアンテナ装置。
  2. 前記スタブが前記グランドプレーンに接続されている箇所から前記第1エッジまでの前記第2方向の距離は、前記放射素子の共振周波数に対応する波長の1/4以下である請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 前記放射素子は、前記グランドプレーンとともにパッチアンテナを構成する金属板を含み、
    前記金属板は、平面視において前記第1エッジの側に位置するフロントエッジと、前記フロントエッジの反対側に位置するリアエッジとを有しており、
    前記リアエッジから前記グランドプレーンの、前記第1エッジとは反対側の第2エッジまでの前記第2方向の距離が、前記フロントエッジから前記グランドプレーンの前記第1エッジまでの前記第2方向の距離より長い請求項1または2に記載のアンテナ装置。
  4. 前記スタブが前記グランドプレーンに接続されている箇所から前記放射素子までの前記第1方向の距離が、前記放射素子の共振周波数に対応する波長の1/15以上1/4以下である請求項3に記載のアンテナ装置。
  5. 前記スタブの各々は、前記グランドプレーンから前記グランドプレーンの厚さ方向に延びる第1部分と、前記第1部分の先端から前記グランドプレーンに対して平行な方向に延びる第2部分とを含む請求項3または4に記載のアンテナ装置。
  6. 前記スタブの各々の長さが、前記放射素子の共振周波数に対応する波長の21%以上25%以下である請求項3乃至5のいずれか1項に記載のアンテナ装置。
  7. 前記放射素子は、前記第1方向に沿って複数個配置されており、
    前記スタブは、前記放射素子の各々を前記第1方向に挟む位置に配置されており、前記第1方向に隣り合う2つの前記放射素子の間には1つの前記スタブが配置されており、1つの前記スタブが両側の前記放射素子で共用されている請求項1乃至5のいずれか1項に記載のアンテナ装置。
  8. 前記放射素子は、ダイポールアンテナを構成する2本の直線状導体を含み、前記2本の直線状導体のうち一方は前記給電線に接続されており、他方は前記グランドプレーンに接続されている請求項1または2に記載のアンテナ装置。
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