JP6189732B2 - アンテナ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、パッチアンテナを有するアンテナ装置に関する。
誘電体基板上に形成されたパッチアンテナは、例えば車両や航空機などの移動体においてその周囲を監視するレーダなどに用いられている。パッチアンテナは、誘電体基板上にパッチ放射素子(パッチ形状の導体)が形成されてなる構成が一般的である。また、誘電体基板におけるパッチ放射素子が形成される面(以下「基板表面」という)とは反対側の面(以下「基板裏面」という)には、一般に、地板として機能する導体部が形成される。更に、基板表面にもパッチ放射素子とは別に基板端部まで導体部が広く形成されることもある。
このような構成のパッチアンテナにおいては、パッチアンテナが動作すると、パッチ放射素子と地板との間に形成される電界に起因して地板表面に電流(表面電流)が流れ、その表面電流が基板端部まで伝わって基板端部で回折し、その回折波の影響で基板端部からの放射(輻射)が生じる。基板表面に導体部が形成される場合には、その導体部にも表面電流が流れて基板端部からの放射を引き起こす。この表面電流による基板端部からの放射は、パッチアンテナの性能に影響を及ぼす不要な放射となる。すなわち、この端部からの放射によって、パッチアンテナの指向性が乱れてしまう。
これに対し、特許文献1には、地板に流れる表面電流を抑える技術が開示されている。具体的には、誘電体基板の基板表面における、パッチ放射素子の周囲に、複数の導電性パッチを形成する。各導電性パッチはそれぞれ、円柱状の導電性接続体(以下「導通ビア」という)によって基板裏面の地板と導通させる。この導電性パッチ及び導通ビアからなる構造は、特定の周波数で地板の表面電流の伝搬を阻止するバンドギャップ(Electromagnetic Band Gap)を有する。以下、この導電性パッチ及び導通ビアからなる構造を「EBG」と称する。
このようにパッチ放射素子の周囲にEBGを多数形成することで、基板端部への表面電流の伝搬を抑制でき、これによりパッチアンテナの指向性の乱れを抑制することが可能となる。
特表2002−510886号公報
EBGを構成する導通ビアの外径(以下「ビア径」という)には、所定の幅の公差が設定されている。そのため、導通ビアのビア径には、公差の範囲内でのばらつきが生じる。ビア径にばらつきが生じると、EBGの動作周波数帯域(表面電流の伝搬を抑制できる帯域)が設計上の動作周波数帯域から変動するため、これによりパッチアンテナの指向性に乱れ(リップル)が生じるおそれがある。
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、基板上にパッチアンテナ及び導電性構造体(導体パターン及びこの導体パターンを基板裏面の地板に接続するための接続導体を有する構造体)が形成されたアンテナ装置において、接続導体の公差に起因する導電性構造体の動作周波数の変動を抑制することにより、接続導体の寸法にばらつきがあっても、導電性構造体による、パッチアンテナの指向性の乱れを抑制する効果を維持できるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するためになされた本発明のアンテナ装置は、誘電体基板と、パッチアンテナとを備える。誘電体基板は、一方の板面に地板が形成されている。パッチアンテナは、誘電体基板における地板が形成された板面とは反対側の板面に形成された少なくとも1つの給電用のパッチ放射素子を有し、誘電体基板の板面における所定方向を主偏波方向とする。更に、本発明のアンテナ装置は、導電性構造体を複数備える。導電性構造体は、誘電体基板におけるパッチ放射素子が形成された板面である基板表面に形成されたパッチ形状の導体パターン、及びその導体パターンと地板とを電気的に接続するためにこれら両者間の間に誘電体基板を貫通するように形成された複数の接続導体を有する。
このように構成された本発明のアンテナ装置によれば、パッチ放射素子の周囲に導電性構造体が複数形成されることで、パッチ放射素子から基板端部への表面電流の伝搬が抑制される。しかも、導電性構造体の各々は、接続導体を複数有し、その複数の接続導体によって導体パターンと地板とが接続される構成となっている。
このように導電性構造体が接続導体を複数有していることで、接続導体の一つ一つに公差の範囲内での寸法ばらつきが生じていても、導電性構造体の動作周波数(表面電流の伝搬を抑制できる周波数)の変動が抑制される。そのため、接続導体の寸法にばらつきがあっても、導電性構造体による、パッチアンテナの指向性の乱れを抑制する効果を維持することができる。
なお、特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段等との対応関係を示す一例であり、本発明は上記括弧内の符号に示された具体的手段等に限定されるものではない。
第1実施形態のアンテナ装置の概略構成を表す斜視図である。 第1実施形態のアンテナ装置の部分拡大図(斜視図)である。 第1実施形態のアンテナ装置の断面図である。 第1実施形態のEBGの等価回路を説明するための説明図である。 ビア径のばらつきとEBGの通過特性のばらつきとの関係を説明するための説明図である。 アンテナ装置の指向性を示す説明図である。 第2実施形態のアンテナ装置の概略構成を表す斜視図である。 EBGを構成する複数の導通ビアの配列形態と、ビア径ばらつきに起因するEBG動作周波数のばらつきの大きさとの関係を示す説明図である。 アンテナ装置を構成するEBGの他の例を示す説明図である。
以下に、本発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明する。なお、本発明は、下記の実施形態に示された具体的手段や構造等に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の形態を採り得る。例えば、下記の実施形態の構成の一部を、同様の機能を有する公知の構成に置き換えたり、他の実施形態の構成に対して付加、置換等したり、課題を解決できる限りにおいて省略したりしてもよい。また、下記の複数の実施形態を適宜組み合わせて構成してもよい。
[第1実施形態]
図1に示すように、本実施形態のアンテナ装置1は、長方形状の誘電体基板2の一方の面(基板表面)にパッチアンテナ7、導体板6、及び複数のEBG4が形成され、他方の面(基板裏面)に導体からなる地板3が形成されてなるものである。本実施形態では、図1に示すように、パッチアンテナ7の中心部(後述するパッチ放射素子5の中心部)を原点として、その原点を通り且つ誘電体基板2の短辺に平行な軸をx軸、原点を通り且つ誘電体基板2の長辺に平行な軸をy軸、原点を通り且つ誘電体基板2の板面に垂直な軸をz軸とする、xyz三次元座標軸を適宜用いて説明する。
なお、図2には、アンテナ装置1における、y軸方向の端部およびその近傍の詳細(拡大)図を図示している。また、図3(a)にはアンテナ装置1におけるA−A断面図(図1参照)を図示しており、図3(b)にはアンテナ装置1のB−B断面図(図2参照)を図示しており、図3(c)にはアンテナ装置1のC−C断面図(図2参照)を図示している。
パッチアンテナ7は、正方形状のパッチ放射素子5を有し、このパッチ放射素子5が基板表面の中央部に形成されている。基板裏面の地板3は、このパッチ放射素子5に対して地板として機能する。正方形状のパッチ放射素子5は、対向する一組の辺がx軸方向に平行となるよう、且つ対向するもう一組の辺がy軸方向に平行となるように配置されている。
図1や図3(a)から明らかなように、パッチ放射素子5の周囲には導体板6が形成されている。ただし、パッチ放射素子5の全周に渡って導体板6との間に溝が形成されており、パッチ放射素子5はこの溝により導体板6と物理的に離間した状態となっている。
また、パッチ放射素子5は、一辺の長さが約λg/2である。なお、λgは、パッチアンテナ7の動作周波数に対応した波長(ただし誘電体内波長)であり、自由空間波長をλ0、誘電体基板2の比誘電率をεrとすると、λg=λ0/√εrで表される。ただし、この約λg/2という長さは一例であり、例えば地板3の形状やサイズ等の種々の要因によって最適な長さは変化する。
パッチアンテナ7への給電はパッチ放射素子5に対して行われるが、パッチ放射素子5への給電構造については図示を省略している。パッチ形状の放射素子へ給電を行う方法は種々考えられて実用化もされているため、詳細説明は省略するが、本実施形態では、給電用のマイクロストリップラインから電磁結合型給電方式にて給電を行う構造となっている。
パッチアンテナ7は、y軸方向を主偏波方向として動作する。すなわち、パッチアンテナ7は、yz面を偏波面(E面)として動作し、このyz面の偏波を良好に送受信可能なアンテナとして構成されている。
アンテナ装置1は、例えば車両の前方において、パッチアンテナ7が形成された基板表面側が車両前方を向くように、且つ長方形状の誘電体基板2の長辺(y軸方向の辺)が地面に対して水平となるように配置され、車両の周辺監視用のミリ波レーダとして用いられる。つまり、パッチアンテナ7のE面は、車両に搭載されて使用される際、地面に対して平行となる。よって、パッチアンテナ7は、水平偏波を良好に送受信なアンテナとして用いられる。なお、以下の説明では、パッチアンテナ7のE面(yz面)を水平面ともいう。
本明細書では、パッチアンテナ7の水平面(E面)上の方位角(検知角度)を、図1に示すように、z軸方向を基準(0°)として、パッチアンテナ7から車両前方を見て左側を正の角度、右側を負の角度として扱っている。
EBG4は、図2や図3(b),(c)からも明らかなように、誘電体基板2の基板表面に形成されたパッチ形状の金属パターン(以下「パッチ形状パターン」という)4aと、このパッチ形状パターン4aと地板3とを電気的に接続する4つの導通ビア4bとを有している。パッチ形状パターン4a及び4つの導通ビア4bはいずれも導体である。本実施形態のパッチ形状パターン4aの具体的形状(基板板面に平行な面の形状)は、正方形状である。
4つの導通ビア4bは、いずれも、外径(ビア径)がφの円柱形状の導体である。各導通ビア4bは、それぞれ、図3(b),(c)に詳しく図示されているように、厚さwdの誘電体基板2をその板面に垂直な方向(z軸方向)に貫通するように設けられており、一端側がパッチ形状パターン4aに接続され、他端側が地板3に接続されている。
EBG4は、アンテナ装置1において複数設けられている。具体的には、基板表面における、EBG非存在領域8(図1参照)以外の領域全体に、パッチ形状パターン4aが所定のパターン間隔wg隔てて複数配列されている。パターン間隔wgは、アンテナ装置1の使用周波数に対応した波長よりも十分に短い長さである。各パッチ形状パターン4aは、いずれも、対向する一組の辺がx軸方向に平行となるよう、且つ対向するもう一組の辺がy軸方向に平行となるように配置されている。
本実施形態では、基板表面における、EBG非存在領域8以外の領域全体に、複数のパッチ形状パターン4aがパターン間隔wg隔てて配置されている。図1に示すように、パッチ放射素子5からみて誘電体基板2のy軸方向の一端側には、パッチ形状パターン4aが、x軸方向に3列、y軸方向に9列配置されている。パッチ放射素子5からみて誘電体基板2のy軸方向の他端側にも、一端側と同じように、パッチ形状パターン4aが、x軸方向に3列、y軸方向に9列配置されている。
各EBG4が有する4つの導通ビア4bの一端は、パッチ形状パターン4aにおける中央領域に接続されている。具体的には、パッチ形状パターン4aにおける各導通ビア4bの接続部位がx軸方向に2列、y軸方向に2列となるように接続されている。換言すれば、E面と垂直なx軸方向に所定の接続間隔wvで一列に配列された2つの導通ビア4bを1つの集合体として、この集合体が、y軸方向に接続間隔wv隔てて2つ並んで配列されている。4つの導通ビア4bの接続部位を結ぶとその軌跡は正方形となり、その正方形の中心は、本実施形態では、パッチ形状パターン4aの中心と一致している。
EBG非存在領域8は、その中心部にパッチ放射素子5が存在し、且つパッチ形状パターン4aが存在しない領域である。EBG非存在領域8は、全体として正方形状となっている。本実施形態では、EBG非存在領域8において、その中心にパッチ放射素子5が配置され、パッチ放射素子5を除く領域ほぼ全域に導体板6が形成されている。なお、導体板6は、基板裏面の地板3と直接導通していないが、基板裏面の地板3とともにパッチアンテナ7のグランドとして機能する。ただし、導体板6は、アンテナ装置1として必須のものではなく、導体板6はなくてもよい。
各EBG4は、隣接する他のEBG4と容量的に結合すると共に、基板裏面の地板3と誘導的及び容量的に結合する。これにより、各EBG4は、全体として、並列共振回路の二次元回路網として機能し、パッチアンテナ7の動作(放射)により発生する基板両端(主偏波方向の両端)への表面電流の伝搬を抑制する。
本実施形態のEBG4の等価回路は、図4(b)に示す通りである。なお、図4(a)には、比較用として、導通ビアを1つだけ有するEBG(比較用EBG)100について、その等価回路を示している。
図4(a)に示すように、比較用EBG100は、パッチ形状パターン100aと導通ビア100bを有する。比較用EBG100においては、パターン間隔wg隔てて隣接する他の比較用EBG100と容量結合することにより容量成分(キャパシタンス)CL1が存在し、パッチ形状パターン100aにより誘導成分(インダクタンス)LR1が存在し、導通ビア100bによりパッチ形状パターン100aと地板3との間に誘導成分Lが存在し、さらにこの誘導成分Lと並列に、パッチ形状パターン100aと地板3との間に容量成分CR1が存在する。そのため、比較用EBG100の等価回路は、図4(a)に示すような回路となる。
これに対し、本実施形態のEBG4は、比較用EBG100の導通ビア100bと同じ寸法形状の導通ビア4bを4つ有している。そのため、図4(b)の等価回路に示すように、パッチ形状パターン4aと地板3との間に、各導通ビア4bによる各誘導成分LL1,LL2,LL3,LL4が並列に存在する。そのため、パッチ形状パターン4aと地板3との間の誘導成分は、これら4つの誘導成分LL1,LL2,LL3,LL4の並列合成値となる。
なお、4つの誘導成分LL1,LL2,LL3,LL4の値(インダクタンス値)は同じである。また、これら4つのインダクタンス値はいずれも、比較用EBG100の導通ビア100bのインダクタンス値Lと同じ値である。そのため、これら4つの並列合成インダクタンスは、個々のインダクタンス値よりも小さい値となる。
パッチアンテナ7の動作周波数fcの表面電流(表面波)の伝搬を比較用EBG100及び本実施形態のEBG4で抑制できるようにするためには、パッチ形状パターンと地板3との間に形成されるLC並列回路の共振周波数をパッチアンテナ7の動作周波数fcに設定するのが望ましい。
つまり、比較用EBG100においては、LC並列回路を構成する容量成分CR1及び誘導成分Lが、下記式(1)を満たすことが望ましい。
Figure 0006189732
一方、本実施形態のEBG4においては、LC並列回路を構成する容量成分CR2及び4つの誘導成分LL1〜LL4が、下記式(2)を満たすことが望ましい。
Figure 0006189732
なお、4つの誘導成分LL1,LL2,LL3,LL4の並列合成値は、基本的には、周知の通り下記式(3)のように表せる。
Figure 0006189732
しかし、本実施形態のパッチアンテナ7の動作周波数fcはGHz帯の高周波帯域であり、4つの導通ビア4bの相互間で高周波的な結合が生じる。この結合により、4つの誘導成分LL1,LL2,LL3,LL4の実際の並列合成値LLPは、上記式(3)で表される基本的な演算式により得られる値よりも大きな値となる。
本実施形態のEBG4は、既述の通り、パッチ形状パターン4aと地板3との間に形成されるLC並列回路の並列合成インダクタンス値LLPが、1つの導通ビア4bにより生じるインダクタンス値Lの約1/4(1/4より若干大きい)値である。そのため、容量成分CR2の値は、比較用EBG100の容量成分CR1の値よりも大きい値となる。具体的には、容量成分CR2の値は、比較用EBG100の容量成分CR1の値の4倍よりも若干小さい値となる。
そのため、本実施形態のEBG4は、パッチ形状パターン4aの面積が、比較用EBG100のパッチ形状パターン100aの面積の4倍よりも若干小さくなるように形成されている。
つまり、本実施形態のEBG4は、パッチ形状パターン4aと地板3との間に形成されるLC並列回路の並列合成インダクタンス値LLPが比較用EBG100におけるLC並列回路のインダクタンス値Lよりも小さい値(約1/4)となるため、パッチ形状パターン4aの面積を比較用EBG100よりも大きくすることで、容量成分CR2が大きな値となるようにしている。これにより、パッチ形状パターン4aと地板3との間に形成されるLC並列回路路全体として、その共振周波数がパッチアンテナ7の動作周波数fcに一致するように設計されている。
本実施形態のEBG4の設計条件をまとめると、上記式(2)、及び下記式(4)で表すことができる。なお、下記式(4)において、βは位相定数である。
Figure 0006189732
本実施形態のアンテナ装置1においては、上記式(2),(4)や、誘電体基板2の厚さwd、比誘電率などを考慮して、EBG4の各部の寸法等、即ち、パッチ形状パターン4aの形状や寸法、導通ビア4bのビア径φや4つの導通ビア4b相互間の接続間隔wv、隣接するパッチ形状パターン4aとのパターン間隔wgなどが設計される。上記式(2),(4)を満たすようにEBG4が設計されることで、EBGの動作周波数(表面電流遮断周波数)をパッチアンテナ7の動作周波数fcに一致させることができ、これにより表面電流が基板端部に伝搬するのを良好に抑制できる。
ところで、EBG4を構成する導通ビア4bのビア径φには、所定の幅の公差が設定されている。そのため、導通ビア4bのビア径φには、公差の範囲内でのばらつきが生じる。ビア径にばらつきが生じると、EBG4の動作周波数帯域が設計上の動作周波数帯域(パッチアンテナ7の動作周波数fcを略中心とする所定の帯域)から変動し、EBG4の性能が低下してしまうおそれがある。特に、EBG4は、その構成上、Q値が高く、遮断帯域が狭い。そのため、ビア径φの設計値とのずれがあまり大きくなくても(たとえ公差の範囲内であっても)、EBG4の性能に比較的大きな影響を及ぼすおそれがある。
そこで、本実施形態では、EBG4において、その動作周波数を決定付ける主要因である導通ビア4bを、1つのパッチ形状パターン4aに対して複数(本実施形態では4つ)設けるようにしている。このように1つのパッチ形状パターン4aに対して複数の導通ビア4bを設けることで、式(2)における合成の誘導成分(LLP)が式(1)における誘導成分(L)よりも小さくなり、容量成分(CR2)が支配的となる。そのため、導通ビアにずれが生じても、式(1)に比べて、影響が小さい(動作周波数fcへの影響が小さい)。ただし、式(2)において、容量成分を形成するパッチ形状の面積は、式(1)よりも大きくなる。
図5(a)には、比較用EBG100について、導通ビア100bのビア径φoが設計上の基準値(例:150μm)である場合、ビア径φoが基準値より短い場合(例:130μm)、及びビア径φoが基準値より長い場合(例:170μm)の3パターンそれぞれの、通過特性を例示している。なお、これら3パターンのビア径φoはいずれも公差の範囲内にある。
一方、図5(b)には、本実施形態のEBG4について、4つの導通ビア4bのビア径φがいずれも設計上の基準値(例:150μm)である場合、ビア径φがいずれも基準値より短い場合(例:130μm)、及びビア径φがいずれも基準値より長い場合(例:170μm)の3パターンそれぞれの、通過特性を例示している。
比較用EBG100は、図5(a)に示すように、導通ビア100bのビア径φoが基準値±20μmの範囲内でばらつくと、動作周波数(遮断周波数)が全体として約1.5GHzの範囲でばらつく。これに対し、本実施形態のEBG4は、図5(b)に示すように、導通ビア4bのビア径φが基準値±20μmの範囲内でばらつくと、動作周波数(遮断周波数)のばらつきは全体として約0.3GHzの範囲内となり、比較用EBG100の動作周波数のばらつきよりも大幅に抑制されている。
EBGの有無、及びEBGを構成する導通ビアの数の違いによる、アンテナ装置の指向性の相違を、図6を用いて説明する。図6(a)は、EBGが全く形成されていないアンテナ装置(比較例1)の指向性を例示している。この比較例1のアンテナ装置は、誘電体基板2の中央部にパッチ放射素子5が形成されていることは本実施形態と同様だが、パッチ放射素子5の周囲には、ほぼ全面に渡って導体板が形成されている。
図6(b)は、導通ビアを1つ有するEBGが複数形成されているアンテナ装置(比較例2)の指向性を例示している。この比較例2のアンテナ装置は、本実施形態のアンテナ装置1においてEBG4が形成されている領域全体に、比較用EBG100(図4(a)参照)が形成された構成である。
図6(c)は、導通ビアを4つ有するEBG4が複数形成されている本実施形態のアンテナ装置1の指向性を例示している。
EBGのない比較例1のアンテナ装置の場合、基板端部まで表面電流が伝搬して基板端部からの輻射が発生する。そのため、この比較例1のアンテナの指向性は、図6(a)に示すように、特定の方向(例えば±45°方向付近)において、利得低下(リップル)が発生する。
一方、比較用EBG100が形成された比較例2のアンテナ装置の場合、その比較用EBG100による表面電流の抑制効果が得られる。そのため、この比較例2のアンテナの指向性は、図6(b)に示すように、比較例1と比べて、特定の方向の利得低下が抑えられている。
ただし、図6(b)から明らかなように、比較用EBG100の導通ビア100bのビア径φoが、設計上の基準値からばらつくと、基準値の場合と比べて指向性の乱れが生じる。導通ビア100bが、製造上許容されている公差の範囲内でばらつくと、図5(a)を用いて説明したように、比較用EBG100の動作周波数も大きくばらつく。その動作周波数の大きなばらつきが、図6(b)に示すような、指向性の乱れを引き起こす。
これに対し、本実施形態のアンテナ装置1の場合、EBG4が、1つのパッチ形状パターン4aに対して複数(4つ)の導通ビア4bが接続された構成となっている。このような構成のEBG4は、図5(b)を用いて説明したように、ビア径φがばらついても、比較用EBG100と比べて動作周波数のばらつきは小さく抑えられる。そのため、図6(c)に示すように、アンテナ装置1の指向性は、ビア径φにばらつきが生じても大きく乱れず、リップルの抑制効果が十分に得られる。
以上説明した本実施形態のアンテナ装置1によれば、パッチ放射素子5の周囲にEBG4が複数形成されることで、パッチ放射素子5から基板端部への表面電流の伝搬が抑制される。しかも、EBG4の各々は、導通ビア4bを複数有し、その複数の導通ビア4bによって1つのパッチ形状パターン4aと地板3とが接続される構成となっている。
このようにEBG4が導通ビア4bを複数有していることで、導通ビア4bの一つ一つに公差の範囲内でのビア径φのばらつきが生じていても、EBG4の動作周波数の変動が抑制される。そのため、導通ビア4bのビア径φにばらつきがあっても、EBG4による、パッチアンテナ7の指向性の乱れを抑制する効果を維持することができる。
なお、EBG4を構成する4つの導通ビア4bは、パッチ形状パターン4aにおける中央領域に近接して配置されている。高周波の特性上、導通ビア4bのインピーダンス特性は配置場所によって変化する(配置場所は波長に依存する)。そのため、複数の導通ビア4bを密集させることで、各導通ビア4bのインピーダンス特性を揃えることができる。そのため、EBGを構成する複数の導通ビアは、相互に離間して配置されるよりも密集して配置される方が、ビア径φのバラツキに対するEBG動作周波数のばらつき抑制(ひいてはパッチアンテナの指向性のリップル抑制)に有効である。
また、アンテナ装置1は、基板表面において、パッチ放射素子5の周囲全体にEBG4が配置されてはおらず、パッチ放射素子5を含むEBG非存在領域8の外部にEBG4が配置されている。このように、パッチ放射素子5の周囲にEBG4が存在しない領域を確保することで、表面電流の過度な遮断が抑制され、パッチアンテナ7の指向性のビーム幅が狭くなるのが抑制される。
[第2実施形態]
本実施形態では、図7に示すように、2つのアンテナ装置30,50について説明する。図7に示す2つのアンテナ装置30,50は、図1に示した第1実施形態のアンテナ装置1と比較して、EBGにおける複数の導通ビアの配列構造が異なり、それ以外の構成は第1実施形態のアンテナ装置1と同じである。
まず、図7(a)に示すアンテナ装置30について説明する。図7(a)に示すアンテナ装置30において、複数のEBG31は、それぞれ、1つのパッチ形状パターン31aと、4つの導通ビア31bを備えている。パッチ形状パターン31aの形状、寸法は、第1実施形態のEBG4のパッチ形状パターン4aと同じである。4つの導通ビア31bは、個々の形状、寸法は第1実施形態のEBG4の導通ビア4bと同じだが、こられ4つの配列形態が第1実施形態のEBG4とは異なっている。本実施形態では、4つの導通ビア31bが、一列に配列されている。また、その配列方向は、パッチアンテナ7の偏波面(E面)に垂直な方向(つまりx軸方向)である。
次に、図7(b)に示すアンテナ装置50について説明する。図7(b)に示すアンテナ装置50において、複数のEBG51は、それぞれ、1つのパッチ形状パターン51aと、4つの導通ビア51bを備えている。パッチ形状パターン51aの形状、寸法は、第1実施形態のEBG4のパッチ形状パターン4aと同じである。4つの導通ビア51bは、個々の形状、寸法は第1実施形態のEBG4の導通ビア4bと同じだが、こられ4つの配列形態が、第1実施形態のEBG4及び図7(a)のEBG31とは異なっている。図7(b)のアンテナ装置50では、4つの導通ビア51bが、パッチアンテナ7の偏波面(え面)一列に配列されている。また、その配列方向は、パッチアンテナ7の偏波面(E面)に平行な方向(y軸方向)である。
このように構成された図7(a)、(b)の各アンテナ装置30,50は、いずれも、EBGが複数の導通ビアを有している。そのため、第1実施形態のアンテナ装置1と同様、導通ビアのビア径にばらつきがあっても、導通ビアが1つのEBGを有するアンテナ装置と比較して、EBGの動作周波数のばらつきが抑えられる。
一方、第1実施形態のアンテナ装置1と、図7に示した2つのアンテナ装置30,50の三者間で相対的に比較すると、ビア径ばらつきに対するEBG動作周波数のばらつき抑制の効果は、三者間で異なる。
図8に、第1実施形態のアンテナ装置1、第2実施形態の2つのアンテナ装置30,50のそれぞれにおける、EBGの通過特性の一例を示す。第1実施形態のアンテナ装置1は、各EBG4において、4つの導通ビア4bが、パッチ形状パターン4aの中央領域に配置されている。具体的には、既述の通り、x軸方向に接続間隔wvで一列に配列された2つの導通ビア4bからなる集合体が、y軸方向に接続間隔wv隔てて2つ並んで配列されている。
このように構成されたアンテナ装置1のEBG4の通過特性は、EBG4を構成する4つの導通ビア4bのビア径φのバラツキによって変化する。図8には、4つの導通ビア4bのビア径φがいずれも設計上の基準値(例:150μm)である場合、ビア径φが基準値より短い場合(例:130μm)、及びビア径φが基準値より長い場合(例:170μm)の3パターンそれぞれの、EBG4の通過特性を例示している。なお、これら3パターンのビア径φはいずれも公差の範囲内にある。
第1実施形態のアンテナ装置1のEBG4は、図8に示すように、導通ビア4bのビア径φが基準値±20μmの範囲内でばらつくと、動作周波数(遮断周波数)が全体として約0.3GHzの範囲でばらつく。
一方、図7(a)に示したアンテナ装置30は、各EBG31において、4つの導通ビア31bが、偏波面に対して垂直に配列されている。
このように構成されたアンテナ装置30のEBG31の通過特性も、EBG31を構成する4つの導通ビア31bのビア径φのバラツキによって変化する。図8には、EBG31についても、第1実施形態のEBG4と同様、異なる3パターンのビア径φそれぞれにおける、EBG31の通過特性が例示されている。
図7(a)に示すアンテナ装置30のEBG31は、図8に示すように、導通ビア31bのビア径φが基準値±20μmの範囲内でばらつくと、動作周波数(遮断周波数)が全体として約0.1GHzの範囲でばらつく。このばらつきは、第1実施形態のEBG4のばらつきよりも小さい。
また、図7(b)に示したアンテナ装置50は、各EBG51において、4つの導通ビア51bが、偏波面に対して平行に配列されている。
このように構成されたアンテナ装置50のEBG51の通過特性も、EBG51を構成する4つの導通ビア51bのビア径φのバラツキによって変化する。図8には、EBG51についても、第1実施形態のEBG4と同様、異なる3パターンのビア径φそれぞれにおける、EBG51の通過特性が例示されている。
図7(b)に示すアンテナ装置50のEBG51は、図8に示すように、導通ビア51bのビア径φが基準値±20μmの範囲内でばらつくと、動作周波数(遮断周波数)が全体として約0.4GHzの範囲でばらつく。このばらつきは、第1実施形態のEBG4のばらつきよりも若干大きい。
図8の通過特性は、EBGを構成する複数の導通ビアの配列方向について、偏波面と平行に配列するよりも偏波面とは異なる方向に配列した方がEBGの動作周波数のばらつき抑制効果が高くなることを示している。そして、EBGの動作周波数のばらつき抑制効果をより高くするためには、複数の導通ビアを偏波面に対して垂直な方向に配列することが好ましい。
[他の実施形態]
(1)基板表面におけるEBGの配置領域は、適宜決めることができる。
(2)1つのEBGを構成する複数の導通ビアの数は、適宜決めることができる。また、複数の導通ビアの具体的形状(例えば断面形状)についても、適宜決めることができる。更に、パッチ形状パターンに対して複数の導通ビアをそれぞれどこに接続するか、また、複数の導通ビアの一部又は全てを一列に配列させる場合にどの方向に配列させるか、などについても、適宜決めることができる。
ただし、導通ビアのビア径ばらつきに対するEBGの動作周波数のばらつき抑制効果を高めるためには、複数の導通ビアを互いに近接させて配置(密集配置)させるのが好ましい。
図9(a),(b)に、EBGの他の例を示す。図9(a)に示すアンテナ装置60は、図1に示した第1実施形態のアンテナ装置1と比較して、EBGを構成する4つの導通ビアの配列形態が異なる。具体的には、図9(a)に示すように、複数のEBG61はそれぞれ、4つの導通ビア61bを有し、この4つの導通ビア61bが1つのパッチ形状パターン61aに接続されている。そして、4つの導通ビア61bの配列方向は、x軸と平行ではなく且つy軸とも平行ではない。
図9(b)に示すアンテナ装置70は、図1に示した第1実施形態のアンテナ装置1と比較して、EBGを構成する導通ビアの数及び配列形態が異なる。具体的には、図9(b)に示すように、複数のEBG71はそれぞれ、6つの導通ビア71bを有し、この6つの導通ビア71bが1つのパッチ形状パターン71aに接続されている。そして、6つの導通ビア71bは、3つずつ2列に配置されている。即ち、x軸方向に一列に配列された3つの導通ビア71bを1つの集合体として、この集合体がy軸方向に2列配置されている。
図9(a),(b)に示した各EBG61,71の形態はあくまでも一例であり、これら以外にも多種多様のEBGの形態を採用することができる。
(3)EBGを構成するパッチ形状パターンの具体的形状についても、上記実施形態で示した正方形状はあくまでも一例であり、他の形状であってもよい。例えば、図9(c)に示すアンテナ装置80のように、6角形状のパッチ形状パターン81aを有するEBG81を誘電体基板上に複数形成するようにしてもよい。
(4)パッチアンテナ7を構成するパッチ放射素子5の形状や数についても、適宜決めることができる。例えば、パッチ放射素子5をx軸方向に複数配列してアレーアンテナを構成してもよい。
1,30,50,60,70,80…アンテナ装置、2…誘電体基板、3…地板、4,31,51,61,71,81…EBG、4a,31a,51a,61a,71a,81a…パッチ形状パターン、4b,31b,51b,61b,71b,81b…導通ビア、5…パッチ放射素子、6…導体板、7…パッチアンテナ、8…EBG非存在領域。

Claims (4)

  1. 一方の板面に地板(3)が形成された誘電体基板(2)と、
    前記誘電体基板における前記地板が形成された板面とは反対側の板面に形成された少なくとも1つの給電用のパッチ放射素子(5)を有し、前記誘電体基板の板面における所定方向を主偏波方向とするパッチアンテナ(7)と、
    を備え、
    更に、前記誘電体基板における前記パッチ放射素子が形成された板面である基板表面に形成されたパッチ形状の導体パターン(4a,31a,51a,61a,71a,81a)、及び前記導体パターンと前記地板とを電気的に接続するためにこれら両者間の間に前記誘電体基板を貫通するように形成された複数の接続導体(4b,31b,51b,61b,71b,81b)を有する導電性構造体(4,31,51,61,71,81)を、複数備える
    ことを特徴とするアンテナ装置(1,30,50,60,70,80)。
  2. 請求項1に記載のアンテナ装置であって、
    前記導電性構造体は、複数の前記接続導体が一列に配列されてなる集合体を少なくとも1つ有し、
    前記集合体を構成する前記複数の接続導体の配列方向は、前記パッチアンテナの前記主偏波方向とは異なる方向である
    ことを特徴とするアンテナ装置(1,30,60,70,80)。
  3. 請求項2に記載のアンテナ装置であって、
    前記集合体を構成する前記複数の接続導体の配列方向は、前記パッチアンテナの前記主偏波方向に対して垂直な方向である
    ことを特徴とするアンテナ装置(1,30,70,80)。
  4. 請求項1〜請求項3の何れか1項に記載のアンテナ装置であって、
    前記基板表面における、前記パッチアンテナを構成する前記パッチ放射素子の周囲には、前記パッチ放射素子を含み且つ前記導体パターンが存在しない領域である導体パターン非存在領域(8)が形成されており、
    前記導体パターンは、前記基板表面における前記導体パターン非存在領域の外部に形成されている
    ことを特徴とするアンテナ装置。
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